JPH0611004U - グラインダ研削ロボットの制御装置 - Google Patents
グラインダ研削ロボットの制御装置Info
- Publication number
- JPH0611004U JPH0611004U JP4846692U JP4846692U JPH0611004U JP H0611004 U JPH0611004 U JP H0611004U JP 4846692 U JP4846692 U JP 4846692U JP 4846692 U JP4846692 U JP 4846692U JP H0611004 U JPH0611004 U JP H0611004U
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- Japan
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- grinder
- machining
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- grinding robot
- control unit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 グラインダを移動させてワークのバリ取り作
業を行うと共に前記グラインダの負荷電流が一定の設定
値を越えた場合に、グラインダの送りを一旦停止して再
起動するグラインダ研削ロボットにおいて、グラインダ
の停止/再起動の回数を可能な限り減少させるため、フ
ァジー推論等を利用して各加工ステップ毎に最適な加工
速度を推論することを目的とする。 【構成】 グラインダ研削ロボットが実行する加工プロ
グラムの各加工ステップの加工状況の推移から、その加
工ステップの加工速度指令をファジー推論等により選択
する機能を備えた制御ユニットと、該制御ユニットから
の加工速度指令に応じて該グラインダ研削ロボットを制
御するロボットコントローラとを備えたので、これによ
り、加工品質の向上、生産スピードの安定化させること
ができる。
業を行うと共に前記グラインダの負荷電流が一定の設定
値を越えた場合に、グラインダの送りを一旦停止して再
起動するグラインダ研削ロボットにおいて、グラインダ
の停止/再起動の回数を可能な限り減少させるため、フ
ァジー推論等を利用して各加工ステップ毎に最適な加工
速度を推論することを目的とする。 【構成】 グラインダ研削ロボットが実行する加工プロ
グラムの各加工ステップの加工状況の推移から、その加
工ステップの加工速度指令をファジー推論等により選択
する機能を備えた制御ユニットと、該制御ユニットから
の加工速度指令に応じて該グラインダ研削ロボットを制
御するロボットコントローラとを備えたので、これによ
り、加工品質の向上、生産スピードの安定化させること
ができる。
Description
【0001】
本考案は、鋳造製品、FRP成形品等のバリ取り作業を自動的に行うグライン ダ研削ロボットの制御装置に関し、特に、効率よく行えるように改良したもので ある。
【0002】
従来、鋳造製品、FRP成形品等のバリは、作業者がグラインダを手に持って 研削していたが、省力化の一環として、近年このバリ取り作業を自動的に行うグ ラインダ研削ロボットが開発され、実用に供されている。 このグラインダ研削ロボットによる鋳物等のバリ取り作業において、過大バリ に対する対策は、グラインダの電流(電圧)を監視し、この値が設定値を越える 場合に、ロボットを一旦停止し、その後、再起動する方法を採っていた。
【0003】 そのような従来のグラインダ研削ロボットの一例を図2に示す。 同図に示すように、ロボット1にはグラインダ2が装着され、このロボット1 はロボットコントローラ3により制御される。ロボットコントローラ3は、予め 与えられた加工プログラムに従ってグラインダ2を移動させて、コンベア(加工 ライン)4上に載置されたワーク5のバリを研削する。
【0004】 グラインダ2に対しては、インバータ7を介して電源6から200Vの三相交 流が供給され、その負荷電流は電流検出センサ8にて検出される。電流検出セン サ8により検出された負荷電流は、電力変換器9を介して制御ユニット10に送 られる。 制御ユニット10は、CPU11、ROM12、RAM13等から構成され、 電流検出センサ8により検出された負荷電流が、一定の設定値を越えた場合に、 ロボットコントローラ3へロボット停止指令、インバータ7へ工具停止指令を出 力する。設定値は、ターミナル14にて入力される。
【0005】 従って、グラインダ2が過大バリに接触し、電流検出センサ8により検出され る負荷電流が次第に増加し、一定の設定値を越えると、制御ユニット10からロ ボットコントローラ3へロボット停止指令、インバータ7へ工具停止指令が出力 され、これにより、グラインダ2の送り及び回転が停止することになる。 その後、制御ユニット10は、工具停止指令、ロボット停止指令を解除し、グ ラインダ2の送り及び回転を再開する。
【0006】
一般に、鋳造製品、FRP成形品のバリは、鋳型の磨滅、焼砂の発生等により 増大し、また、鋳型の違いにより、変化する。 しかし、従来のグラインダ研削ロボットは、過大バリの存否により、グライン ダの送りの停止/再起動を行うだけで、速度を積極的に可変とするものではなか った。この為、次のような問題点があった。
【0007】 鋳型の磨滅が進行してくると、グラインダの研削能力を越えた過大バリが発 生し、これにより、グラインダの送りが停止する頻度が増える。 過大バリによるロボット動作の停止/再起動が増加するため、加工サイクル タイムが増加し、生産スピードが低下する。例えば、停止/再起動には、バリの 大きさにもよるが、約0.5〜2秒程度かかる。 ロボット動作の停止/再起動による加工痕が製品に残り、加工精度が低下す る。
【0008】 本考案は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、ロボットの停止/再起 動の回数を可能な限り減少させるため、ファジー推論等を利用して各加工ステッ プ毎に最適な加工速度を推論し、これにより、加工品質の向上、生産スピードの 安定化させることのできるグラインダ研削ロボットの制御装置を提供することを 目的とする。
【0009】
斯かる目的を達成する本考案の構成はグラインダを移動させてワークのバリ取 り作業を行うと共に前記グラインダの負荷電流が一定の設定値を越えた場合に、 グラインダの送りを一旦停止して再起動するグラインダ研削ロボットにおいて、 該グラインダ研削ロボットが実行する加工プログラムの各加工ステップの加工状 況の推移から、その加工ステップの加工速度指令値をファジー推論等により選択 する機能を備えた制御ユニットと、該制御ユニットからの加工速度指令に応じて 該グラインダ研削ロボットを制御するロボットコントローラとを備えたことを特 徴とする。
【0010】
以下、本考案について、図面に示す実施例を参照して詳細に説明する。 図1に本考案の一実施例を示す。 同図に示すように、ロボット1にはグラインダ2が装着され、このロボット1 はロボットコントローラ3により制御される。ロボットコントローラ3は、予め 与えられた加工プログラムに従ってグラインダ2を移動させて、コンベア(加工 ライン)4上に載置されたワーク5のバリを研削する。
【0011】 グラインダ2に対しては、インバータ7を介して電源6から200Vの三相交 流が供給され、その負荷電流は電流検出センサ8にて検出される。電流検出セン サ8により検出された負荷電流は、電力変換器9を介して制御ユニット10に送 られる。 制御ユニット10は、CPU11、ROM12、RAM13等から構成され、 電流検出センサ8により検出された負荷電流が、一定の設定値を越えた場合に、 ロボットコントローラ3へロボット停止指令、インバータ7へ工具停止指令を出 力するものであるが、この機能については、従来技術の欄において既に述べたの で、ここでは割愛する。
【0012】 更に、本実施例では、制御ユニット10に、次の三つの機能を追加している。 (1)加工ステップ(プログラム実行ステップ)毎の過去数回(10回程度と) の過電流回数をカウントして記憶する機能 (2)加工ステップにおける過電流回数の推移から加工速度指令値(適応制御の 一つ)をファジー推論等により選択する機能 (3)工具使用時間、工具起動回数、加工サイクルタイム、最大過電流値等のモ ニタ機能 ここで、ファジー推論においては、加工ステップにおける過電流回数の他に、 型の使用回数によるバリ増加データ、人為的な判断及び(3)の機能により得ら れた工具使用時間等を加味することができる。
【0013】 このように、制御ユニット10は、上記機能により、加工ステップ毎の加工速 度を加工状況の推移から決定するので、ロボット停止指令によるロボットの停止 /再起動を可能な限り減少させ、システム停止の頻度及び加工サイクルタイムを 減少させ、生産スピードを安定化させることができる。 即ち、加工状況の推移から、過大バリの存在が予想される加工ステップにおい ては、グラインダ2の負荷電流の増大を抑えるため、グラインダ2の送り速度を 比較的低速とし、逆に、加工状況の推移から、過大バリの不存在が予想される加 工ステップにおいては、生産スピードの向上のために、グラインダ2の送り速度 を比較的高速とするものである。 尚、過大バリの発生は、鋳型に依存するので、システムコントローラから鋳型 番号を入力し、これも加味してファジー推論により加工速度を選択してもよい。
【0014】
以上、実施例に基づいて具体的に説明したように、本考案では、ファジー推論 等により、最適な加工速度を各加工ステップ毎に選択するので、過大バリによる ロボットの停止/再起動の回数が減少し、また、生産スピードが一定の範囲で向 上する。更に、停止による加工痕が減少するため、加工品質が向上する利点があ る。また、ファジー推論を使用すれば、経験値を加工速度決定のデータとして使 用することができ便利である。尚、加工ラインに自動的に適合するため、システ ム毎の調整が簡単となる。
【図1】本考案の一実施例に係るグラインダ研削ロボッ
トの制御装置の構成図である。
トの制御装置の構成図である。
【図2】従来のグラインダ研削ロボットの制御装置の構
成図である。
成図である。
1 ロボット 2 グラインダ 3 ロボットコントローラ 4 コンベア 5 ワーク 6 電源 7 インバータ 8 電流検出センサ 9 電力変換器 10 制御ユニット 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 ターミナル
Claims (1)
- 【請求項1】 グラインダを移動させてワークのバリ取
り作業を行うと共に前記グラインダの負荷電流が一定の
設定値を越えた場合に、グラインダの送りを一旦停止し
て再起動するグラインダ研削ロボットにおいて、該グラ
インダ研削ロボットが実行する加工プログラムの各加工
ステップの加工状況の推移から、その加工ステップの加
工速度指令値をファジー推論等により選択する機能を備
えた制御ユニットと、該制御ユニットからの加工速度指
令に応じて該グラインダ研削ロボットを制御するロボッ
トコントローラとを備えたことを特徴とするグラインダ
研削ロボットの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4846692U JPH0611004U (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | グラインダ研削ロボットの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4846692U JPH0611004U (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | グラインダ研削ロボットの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611004U true JPH0611004U (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=12804156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4846692U Pending JPH0611004U (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | グラインダ研削ロボットの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611004U (ja) |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP4846692U patent/JPH0611004U/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980818 |