JP2001149358A - X線画像撮影システム - Google Patents

X線画像撮影システム

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JP2001149358A
JP2001149358A JP37599299A JP37599299A JP2001149358A JP 2001149358 A JP2001149358 A JP 2001149358A JP 37599299 A JP37599299 A JP 37599299A JP 37599299 A JP37599299 A JP 37599299A JP 2001149358 A JP2001149358 A JP 2001149358A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異なるタイプ、異なる検出手段のX線撮影装置
が混在する中で、使用者にとって、作業効率が良く、作
業し易環境を得ることが可能である。また、装置の設置
面積を削減するとともに、導入コストが安価で、拡張性
があり、また、使いやすく信頼性のあり、また、異なる
検出手段を使用した場合間でも一定した仕上がりの画像
を得ることが可能である。 【解決手段】X線管4から照射されたX線15を検出手
段で検出した後、デジタル化された画像データとして出
力する複数のX線画像出力装置1と、この複数のX線画
像出力装置を制御する制御装置2と、患者情報を入力す
る患者情報入力手段と、X線画像出力装置1より出力さ
れる画像データと前記患者情報入力手段より入力された
患者情報を記憶する記憶手段によって構成されるX線画
像撮影システムであって、患者情報入力手段より入力さ
れた患者情報が、複数のX線画像出力装置1の内のいず
れのX線画像出力装置1から出力される画像データに対
しても対応付けされて記憶手段に記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、X線画像撮影システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、病院で発生する患者のX線画像情
報をデジタル化して保存・電送することにより、診断の
効率化・迅速化を図ろうとする気運が高まりつつある。
このため、直接撮影の分野においても、このまでのスク
リーン/フィルム系に代わり、デジタルデータを出力す
るX線画像撮影装置が多く用いられるようになってき
た。
【0003】デジタルデータを出力するX線画像撮影装
置は、X線の検出手段の種別により、固体平面検出器を
利用したX線画像撮影装置と、輝尽性蛍光体を利用した
X線画像撮影装置に分類することができる。
【0004】固体平面検出器を利用したX線画像撮影装
置は、通称フラットパネルディテクタ(FPD)と呼ば
れる固体撮像素子を2次元的に配置した固体平面検出器
が代表的である。FPDには、検出手段に、a−Seの
ようなX線エネルギーによって電子と正孔の電荷が発生
する光導電物質を用いることで、X線エネルギーを直接
電荷に変換し、この電荷を微細な面積単位で2次元的に
配置されたTFT等の読み出し素子(読み出し手段)に
よって電気信号として読み出す直接方式FPDがある。
【0005】また、X線エネルギーをシンチレータ等で
光に変換し、この変換された光を微細な面積単位で2次
元的に配置されたa−Siのような光電変換素子で電荷
に変換し、この電荷を光電変換素子と同じ微細面積単位
で2次元的に配置されたTFT等の読み出し素子(読み
出し手段)によって電気信号として読み出す間接方式F
PDも良く知られている。
【0006】また、本発明では、X線エネルギーをシン
チレータ等で光に変換し、この変換された光をレンズや
光ファイバー等の集光体を介して、同一平面上に格子状
に多数配されたCCDやCMOSセンサーで受光し、C
CDやCMOSセンサーの内部で、光電変換、電子・電
圧変換を経由して、電気信号として読み出す画像分割型
FPDも固体平面検出器の一つとして定義する。
【0007】一方、輝尽性蛍光体を利用したX線画像撮
影装置は、通称コンピューテッドラジオグラフィー(C
R)と呼ばれる。この装置では、被写体を透過したX線
エネルギーの一部が輝尽性蛍光体と呼ばれるシート状の
検出手段で検出されると同時に、輝尽性蛍光体の内部
に、検出されたエネルギーを一旦蓄積する。輝尽性蛍光
体中に蓄積されたエネルギーは、所定の波長のレーザ光
で励起することにより輝尽光として取り出すことができ
る。この輝尽光をフォトマルチプライヤー等の光電変換
素子を用いて電気信号として取り出すことができる。
【0008】一般に、デジタルX線画像撮影装置は、図
1、図2、図3に示すように、X線画像出力装置1と、
制御装置2と、X線発生制御装置3と、X線管4を主要
コンポーネントとするX線画像撮影システムを形成す
る。
【0009】このようなX線画像撮影システムは、大き
く分けて、専用タイプのX線画像撮影システムとカセッ
テ対応タイプのX線画像撮影システムに分類される。
【0010】専用タイプのX線画像撮影システムでは、
X線を検出する検出手段(ディテクタ部)が撮影装置の
内部に固定もしくは内蔵されているため、検出手段を使
用者が簡単に持ち運ぶことができない。検出手段として
固体平面検出器、輝尽性蛍光体の何れも使用することが
可能である。
【0011】一方、カセッテ対応タイプのX線画像撮影
システムでは、X線検出手段が、カセッテと呼ばれる持
ち運び可能な薄型箱状の筐体内に納められており、使用
者がX線検出手段を、カセッテと共に容易に持ち運ぶこ
とができる。検出手段として固体平面検出器、輝尽性蛍
光体の何れも使用することが可能である。
【0012】専用タイプのX線画像撮影システムは、さ
らに、図1に示すような立位型のX線画像撮影システム
と、図2に示すような臥位型のX線画像撮影システムに
分類される。
【0013】立位型のX線画像撮影システムは、図1に
示すように、昇降台60とX線画像出力装置1によって
特徴づけられ、被写体50が直立状態で撮影を行うシス
テムである。X線画像出力装置1は、昇降台60にそっ
て上下できるように構成されているため、被写体50の
身長に応じて、X線画像出力装置1の位置を上下方向に
調整できるようになっている。本発明では、このような
立位型のX線画像撮影システムで使用されるX線画像出
力装置1の種類を、立位型のX線型画像出力装置を定義
する。
【0014】一方、臥位型のX線画像撮影システムは、
図2に示すように、板状部材70、ベッド80、X線画
像出力装置1によって特徴づけられ、被写体50が、板
状部材70上に横たわった状態で撮影を行うシステムで
ある。本発明では、このような臥位型のX線画像撮影シ
ステムで使用されるX線画像出力装置1の種類を臥位型
のX線画像出力装置と定義する。
【0015】図3はX線検出手段に輝尽性蛍光体を使用
したカセッテ対応タイプのX線画像撮影システムを示し
た図である。輝尽性蛍光体を使用したカセッテ対応タイ
プのX線画像撮影システムは、X線5を検出する検出手
段100すなわち輝尽性蛍光体プレートを内蔵した持ち
運び可能なカセッテ6と、輝尽性蛍光体内に蓄積された
X線画像情報を読み取るX線画像出力装置1によって特
徴づけられる。本発明では、このようなカセッテ対応タ
イプのX線画像撮影システムで使用されるX線画像出力
装置1の種類をカセッテ対応型(カセッテ対応タイプ)
のX線画像出力装置と定義する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、非常に多
くのタイプのX線撮影システムが混在している。しかし
ながら、それぞれの検出手段を使用した異なるタイプの
撮影システムが個別動作する状況で使用されているた
め、使用者にとって、作業効率が悪く、作業がしずらい
環境となっている。
【0017】また、それぞれの装置が個別のシステムを
形成しているため、装置の設置面積や装置の導入コスト
が増大するという不具合も発生している。
【0018】また、それぞれのシステムの操作性は、ま
だ多くの問題点を抱えており、使いやすく信頼性のある
システムを使用者に提供できているとは言い難い。ま
た、異なる検出手段を使用したシステム間で撮影した画
像の仕上がりが異なるという不具合も発生している。
【0019】本発明は、かかる実状に鑑みてなされたも
ので、異なるタイプ、異なる検出手段のX線画像撮影シ
ステムが混在する中で、使用者にとって、作業効率が良
く、作業し易環境を得ることが可能なX線画像撮影シス
テムを提供することを目的とする。
【0020】また、装置の設置面積を削減するととも
に、導入コストの安価な、拡張性のあるX線画像撮影シ
ステムを提供することを目的とする。
【0021】また、使いやすく信頼性のあるX線画像撮
影システムを提供することを目的とする。
【0022】また、異なる検出手段を使用した場合間で
も一定した仕上がりの画像を得ることが可能なX線画像
撮影システムを提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0024】請求項1に記載の発明は、『X線管から照
射されたX線を検出手段で検出した後、デジタル化され
た画像データとして出力する複数のX線画像出力装置
と、この複数のX線画像出力装置を制御する制御装置
と、患者情報を入力する患者情報入力手段と、前記X線
画像出力装置より出力される画像データ及び前記患者情
報入力手段より入力された患者情報を記憶する記憶手段
によって構成されるX線画像撮影システムであって、前
記患者情報入力手段より入力された患者情報が、前記複
数のX線画像出力装置の内の何れのX線画像出力装置か
ら出力される画像データに対しても対応付けされて前記
記憶手段に記憶されることを特徴とするX線画像撮影シ
ステム。』である。
【0025】この請求項1に記載の発明によれば、複数
のX線画像出力装置から出力される画像データに対し
て、同一の患者情報を対応付けて記憶できるようにした
ので、同じ患者を異なるX線画像出力装置で撮影した場
合や、同じ患者の画像データを異なるX線画像出力装置
で読み出した場合でも、1回の患者情報入力で済み、撮
影に使用するX線画像出力装置毎に同じ患者情報を入力
する手間を省くことができる。
【0026】また、複数のX線画像出力装置を1つの制
御装置で制御できるので、システムを低コストで容易に
構築または拡張することができる。また複数のX線画像
出力装置に対して制御装置が1台で済むので、制御装置
の設置面積を最小限に抑えることができる。
【0027】請求項2に記載の発明は、『X線管から照
射されたX線を検出手段で検出した後、デジタル化され
た画像データとして出力する複数のX線画像出力装置
と、この複数のX線画像出力装置をそれぞれ制御する複
数の制御装置と、患者情報を入力する前記複数の制御装
置の少なくとも1つに接続された患者情報入力手段と、
前記複数のX線画像出力装置より出力される画像データ
及び前記患者情報入力手段より入力された患者情報を記
憶する記憶手段によって構成されるX線画像撮影システ
ムであって、前記患者入力手段より入力された患者情報
が、前記複数のX線画像出力装置の内の何れのX線画像
出力装置から出力される画像データに対しても対応付け
されて前記記憶手段に記憶されることを特徴とするX線
画像撮影システム。』である。
【0028】この請求項2に記載の発明によれば、複数
のX線画像出力装置を複数の制御装置で制御する場合に
おいても、複数の制御装置間で患者情報を共有化し、異
なるX線画像出力装置から出力される画像データに対し
て同一の患者情報を対応付けて記憶できるようにしたの
で、同じ患者を異なるX線画像出力装置で撮影した場合
や、同じ患者の画像データを異なるX線画像出力装置で
読み出した場合でも、1回の患者情報入力で済み、撮影
に使用するX線画像出力装置毎に同じ患者情報を入力す
る手間を省くことができる。
【0029】請求項3に記載の発明は、『X線管から照
射されたX線を検出手段で検出した後、デジタル化され
た画像データとして出力する複数のX線画像出力装置
と、この複数のX線画像出力装置を制御する制御装置
と、前記複数のX線画像出力装置と前記制御装置とを接
続する通信ケーブルによって構成されるX線画像撮影シ
ステムであって、前記通信ケーブル上に、前記複数のX
線画像出力装置が順次接続されており、前記通信ケーブ
ルを介して、前記複数のX線画像出力装置の各々が、前
記制御装置により個別に制御されることを特徴とするX
線画像撮影システム。』である。
【0030】この請求項3に記載の発明によれば、通信
ケーブル上に複数のX線画像出力装置を順次接続接続す
るように構成したので、通信ケーブルのトータルのケー
ブル長を短くでき、システムコストを低減することがで
きる。また、制御装置側のインターフェイス基板を1枚
で構成することができ、システムコストを更に低減する
ことができる。また、1系統のインターフェイスを制御
すれば良いため、制御装置の制御プログラムが簡略化
し、開発コストと開発負荷を軽減することができる。ま
た、複数のX線画像出力装置を1つの制御装置で制御で
きるので、システムを低コストで容易に構築または拡張
することができる。また複数のX線画像出力装置に対し
て制御装置が1台で済むので、制御装置の設置面積を最
小限に抑えることができる。
【0031】請求項4に記載の発明は、『X線管から照
射されたX線を検出手段で検出した後、デジタル化され
た画像データとして出力する複数のX線画像出力装置
と、この複数のX線画像出力装置を制御する制御装置
と、前記複数のX線画像出力装置と前記制御装置とを接
続する複数の通信ケーブルによって構成されるX線画像
撮影システムであって、前記複数の通信ケーブルの各々
の一端が、前記複数のX線画像出力装置の各々に対して
個別に接続され、前記複数の通信ケーブルの他端の全て
が、前記制御装置に接続された構成を有し、前記複数の
通信ケーブルを介して、前記複数のX線画像出力装置の
各々が、前記制御装置により個別に制御されることを特
徴とするX線画像撮影システム。』である。
【0032】この請求項4に記載の発明によれば、1つ
のX線画像出力装置に対して1つの通信ケーブルが割当
てられるように構成したため、制御装置とX線画像出力
装置間の通信速度が高速になる。また、X線画像出力装
置の通信仕様や接続される通信ケーブル等の仕様を接続
される全てのX線画像出力装置間で共通にする必要がな
いため、それぞれのX線画像出力装置に最適に設計する
ことができる。また、複数のX線画像出力装置を1つの
制御装置で制御できるので、システムを低コストで容易
に構築または拡張することができる。また複数のX線画
像出力装置に対して制御装置が1台で済むので、制御装
置の設置面積を最小限に抑えることができる。
【0033】請求項5に記載の発明は、『複数のX線管
と、この複数のX線管を制御するX線発生制御装置と、
前記複数のX線管のそれぞれから照射されたX線を検出
手段で検出した後、デジタル化された画像データとして
出力する複数のX線画像出力装置と、前記複数のX線画
像出力装置を制御する制御装置によって構成されるX線
画像撮影システムであって、前記複数のX線管と前記複
数のX線画像出力装置のそれぞれが、予め定められたX
線管とX線画像出力装置の対応付けに基づいて、前記X
線発生制御装置と前記制御装置によって制御されること
を特徴とするX線画像撮影システム。』である。
【0034】この請求項5に記載の発明によれば、X線
管とX線画像出力装置を対応付けて制御できるようにし
たので、使用者がX線管とX線画像出力装置の対応付け
を誤る危険性を解消することができる。また、X線管と
X線画像出力装置の双方を選択する手間を無くすことが
できる。また、複数のX線画像出力装置を1つの制御装
置で制御できるので、システムを低コストで容易に構築
または拡張することができる。また、複数のX線画像出
力装置に対して制御装置が1台で済むので、制御装置の
設置面積を最小限に抑えることができる。
【0035】請求項6に記載の発明は、『複数のX線管
と、この複数のX線管を制御するX線発生制御装置と、
前記複数のX線管のそれぞれから照射されたX線を検出
手段で検出した後、デジタル化された画像データとして
出力する複数のX線画像出力装置と、前記複数のX線画
像出力装置を制御する制御装置によって構成されるX線
画像撮影システムであって、前記制御装置により前記複
数のX線画像出力装置の中の1つが選択されると、予め
定められた対応付けに基づいて、前記選択されたX線画
像出力装置に対応した前記複数のX線管の中の1つが前
記X線発生制御装置により選択されるとともに、前記選
択されたX線管からのX線照射後の所定のタイミング
で、前記制御装置が、前記選択されたX線画像出力装置
から画像データを読み出すように前記選択されたX線画
像出力装置を制御することを特徴とするX線画像撮影シ
ステム。』である。
【0036】この請求項6に記載の発明によれば、複数
のX線画像出力装置の中の1つを選択すると、予め定め
られた対応付けに基づいて、使用すべきX線管が自動的
に選択されるようにしたため、撮影の際にX線画像出力
装置とX線管の双方を選択する手間を無くすことができ
る。また、使用者がX線画像出力装置とX線管の対応付
けを誤る危険性を解消することができる。また、選択さ
れたX線画像出力装置から自動的に画像データを取得で
きるようにしたので、使用者が誤ったX線画像出力装置
から画像データを転送してしまう危険性を無くすことが
できる。また、複数のX線画像出力装置を1つの制御装
置で制御できるので、システムを低コストで容易に構築
または拡張することができる。また、複数のX線画像出
力装置に対して制御装置が1台で済むので、制御装置の
設置面積を最小限に抑えることができる。
【0037】請求項7に記載の発明は、『複数のX線管
と、この複数のX線管を制御するX線発生制御装置と、
前記複数のX線管のそれぞれから照射されたX線を検出
手段で検出した後、デジタル化された画像データとして
出力する複数のX線画像出力装置と、この複数のX線画
像出力装置を制御する制御装置によって構成されるX線
画像撮影システムであって、前記X線発生制御装置によ
り前記複数のX線管の中の1つが選択されると、予め定
められた対応付けに基づいて、前記選択されたX線管に
対応した前記複数のX線画像出力装置の中の1つが前記
制御装置により選択されるとともに、前記選択されたX
線管からのX線照射後の所定のタイミングで、前記制御
装置が、前記選択されたX線画像出力装置から画像デー
タを読み出すように前記選択されたX線画像出力装置を
制御することを特徴とするX線画像撮影システム。』で
ある。
【0038】この請求項7に記載の発明によれば、複数
のX線管の中の1つを選択すると、予め定められた対応
付けに基づいて、使用べきX線画像出力装置が自動的に
選択されるようにしたため、撮影の際にX線画像出力装
置とX線管の双方を選択する手間を無くすことができ
る。また、使用者がX線画像出力装置とX線管の対応付
けを誤る危険性を解消することができる。また、自動的
に選択されたX線画像出力装置から自動的に画像データ
を取得できるようにしたので、使用者が誤ったX線画像
出力装置から画像データを転送してしまう危険性を無く
すことができる。また、複数のX線画像出力装置を1つ
の制御装置で制御できるので、システムを低コストで容
易に構築または拡張することができる。また複数のX線
画像出力装置に対して制御装置が1台で済むので、制御
装置の設置面積を最小限に抑えることができる。
【0039】請求項8に記載の発明は、『X線管から照
射されたX線を検出手段で検出した後、デジタル化され
た画像データとして出力する複数のX線画像出力装置
と、この複数のX線画像出力装置を制御する制御装置
と、前記複数のX線画像出力装置のいずれか1つを選択
できる条件入力手段によって構成されるX線画像撮影シ
ステムであって、前記条件入力手段を介して、前記複数
のX線画像出力装置の何れか1つが選択されると、所定
のタイミングで、前記制御装置が、前記選択されたX線
画像出力装置から画像データを読み出すように前記選択
されたX線画像出力装置を制御することを特徴とするX
線画像撮影システム。』である。
【0040】この請求項8に記載の発明によれば、条件
入力手段により、複数のX線画像出力装置の中から1つ
のX線画像出力装置を選択できるようにしたので、X線
画像出力装置毎に条件入力手段や制御装置を用意する必
要が無くなり、システムを低コストで容易に構築または
拡張することができる。また、複数のX線画像出力装置
に対して条件入力手段や制御装置がそれぞれ1台で済む
ので、設置面積を最小限に抑えることができる。また、
選択したX線画像出力装置から自動的に画像データを取
得できるようにしたので、使用者が誤ったX線画像出力
装置から画像データを転送してしまう危険性が無くな
る。
【0041】請求項9に記載の発明は、『X線管から照
射されたX線を検出手段で検出した後、デジタル化され
た画像データとして出力する複数のX線画像出力装置
と、この複数のX線画像出力装置を制御する制御装置
と、撮影に関わる情報を表示する表示手段によって構成
されるX線画像撮影システムであって、前記複数のX線
画像出力装置のいずれか1つが選択されると、前記選択
されたX線画像出力装置を特定できる情報、もしくは前
記選択されたX線画像出力装置の種類を特定できる情報
が、前記表示手段に表示されるとともに、所定のタイミ
ングで、前記制御装置が、前記選択されたX線画像出力
装置から画像データを読み出すように前記選択されたX
線画像出力装置を制御することを特徴とするX線画像撮
影システム。』である。
【0042】この請求項9に記載の発明によれば、複数
のX線画像出力装置の中から1つのX線画像出力装置が
選択されると、選択されたX線画像出力装置を特定でき
る情報もしくは選択されたX線画像出力装置の種類が表
示手段に表示されるようにしたので、選択されたX線画
像出力装置を表示画面上で再確認することができる。こ
れにより、使用者が誤ったX線画像出力装置で撮影する
危険性を無くすことができる。また、複数のX線画像出
力装置を1つの制御装置で制御できるので、システムを
低コストで容易に構築または拡張することができる。ま
た、複数のX線画像出力装置に対して制御装置が1台で
済むので、制御装置の設置面積を最小限に抑えることが
できる。
【0043】請求項10に記載の発明は、『X線管から
照射されたX線を検出手段で検出した後、デジタル化さ
れた画像データとして出力する複数のX線画像出力装置
と、この複数のX線画像出力装置を制御する制御装置
と、撮影部位の選択枝を表示する表示手段によって構成
されるX線画像撮影システムであって、前記表示手段に
表示される前記撮影部位の選択枝が、X線画像出力装置
の種類に応じて決定されることを特徴とするX線画像撮
影システム。』である。
【0044】この請求項10に記載の発明によれば、X
線画像出力装置の種類に応じて表示する撮影部位の選択
枝を決定するので、使用者が撮影部位を選択する際にX
線画像出力装置の種類を意識することなく、短時間に目
的とする撮影部位を選択することができる。また、複数
のX線画像出力装置を1つの制御装置で制御できるの
で、システムを低コストで容易に構築または拡張するこ
とができる。また複数のX線画像出力装置に対して制御
装置が1台で済むので、制御装置の設置面積を最小限に
抑えることができる。
【0045】請求項11に記載の発明は、『X線管から
照射されたX線を所定の検出手段で検出した後、デジタ
ル化された画像データとして出力する複数のX線画像出
力装置と、前記複数のX線画像出力装置を制御する制御
装置と、撮影方向の選択枝を表示する表示手段によって
構成されるX線画像撮影システムであって、前記表示手
段に表示される前記撮影方向の選択枝が、X線画像出力
装置の種類と撮影部位の組合せに応じて決定されること
を特徴とするX線画像撮影システム。』である。
【0046】この請求項11に記載の発明によれば、X
線画像出力装置の種類と撮影部位の組合せに応じて表示
する撮影方向の選択枝を決定するので、使用者が撮影方
向を選択する際にX線画像出力装置の種類と撮影部位の
組合せを意識することなく、短時間に目的とする撮影方
向を選択することができる。また、複数のX線画像出力
装置を1つの制御装置で制御できるので、システムを低
コストで容易に構築または拡張することができる。また
複数のX線画像出力装置に対して制御装置が1台で済む
ので、制御装置の設置面積を最小限に抑えることができ
る。
【0047】請求項12に記載の発明は、『X線管から
照射されたX線を所定の検出手段で検出した後、デジタ
ル化された画像データとして出力する複数のX線画像出
力装置と、この複数のX線画像出力装置を制御する制御
装置と、前記前記X線画像出力装置より出力される画像
データに対して所定の画像処理を施す画像処理手段と、
撮影方向の選択枝を表示する表示手段によって構成され
るX線画像撮影システムであって、前記画像処理手段で
施される前記所定の画像処理の内容が、撮影部位と撮影
方向の組合せ、もしくは、検出手段の種類と撮影部位と
撮影方向の組み合わせ、もしくは、X線画像出力装置の
種類と撮影部位と撮影方向の組合せのいずれかに応じて
決定されることを特徴とするX線画像撮影システム。』
である。
【0048】この請求項12に記載の発明によれば、撮
影部位と撮影方向の組合せ、もしくは検出手段の種類と
撮影部位と撮影方向の組み合わせ、もしくはX線画像出
力装置の種類と撮影部位と撮影方向の組合せに応じて画
像処理条件を決定するようにしたので、X線画像処理装
置や検出手段の種類、撮影部位、撮影方向などの組合わ
せに対して最適な画像処理条件を自動的に決定すること
ができ常に安定した画質の画像データを提供することが
できる。また、複数のX線画像出力装置を1つの制御装
置で制御できるので、システムを低コストで容易に構築
または拡張することができる。また複数のX線画像出力
装置に対して制御装置が1台で済むので、制御装置の設
置面積を最小限に抑えることができる。
【0049】請求項13に記載の発明は、『前記複数の
X線画像出力装置の内、画像データを出力したX線画像
出力装置が特定できる情報、もしくは画像データを出力
したX線画像出力装置の種類が特定できる情報を、画像
データと対応付けて記憶することを特徴とする請求項1
乃至請求項12のいずれか1項に記載のX線画像撮影シ
ステム。』である。
【0050】この請求項13に記載の発明によれば、撮
影に使用したX線画像出力装置もしくはその種類を特定
できる情報を画像データと対応付けて記憶するようにし
たので、撮影からかなり時間が経過した後でも、撮影し
たX線画像出力装置を直ちに特定することができる。特
に、使用者以外の人間が画像データを参照した時に、画
像データに何らかの不具合を発見した場合、それがどの
X線画像出力装置で撮影されたかを速やかに特定するこ
とができるというメリットがある。
【0051】請求項14に記載の発明は、『前記複数の
X線画像出力装置の内の少なくとも1つが、固体平面検
出器もしくは輝尽性蛍光体を検出手段とする立位型のX
線画像出力装置であり、前記複数のX線画像出力装置の
内の少なくとも1つが固体平面検出器もしくは輝尽性蛍
光体を検出手段とする臥位型のX線画像出力装置である
ことを特徴とする請求項1乃至請求項12項に記載のX
線画像撮影システム。』である。
【0052】この請求項14に記載の発明によれば、検
出手段やシステムのタイプに依存すること無く、複数の
X線画像出力装置を1つの制御装置で制御できるように
したので、使用者は、システムを低コストで容易に構築
または拡張することができる。
【0053】請求項15に記載の発明は、『前記検出手
段が、可搬型のカセッテに内蔵された輝尽性蛍光体プレ
ートであり、前記複数のX線画像出力装置が、前記可搬
型のカセッテに内蔵された前記輝尽性蛍光体プレートか
らX線画像情報を読み取る読み取り手段を有するカセッ
テ対応型のX線画像出力装置であることを特徴とする請
求項1乃至請求項4項及び請求項7乃至請求項12項の
いずれか1項に記載のX線画像撮影システム。』であ
る。
【0054】この請求項15に記載の発明によれば、輝
尽性蛍光体プレートを使用したカセッテ対応型のX線画
像出力装置を複数台使用する場合でも、1つの制御装置
で制御できるようにしたので、施設の撮影頻度に応じて
X線画像出力装置だけを増減することができる。このた
め、システムを低コストで容易に構築または拡張するこ
とができる。
【0055】請求項16に記載の発明は、『前記複数の
X線画像出力装置の内の少なくとも1つが、固体平面検
出器もしくは輝尽性蛍光体を検出手段とする立位型もし
くは臥位型のX線画像出力装置であり、前記複数のX線
画像出力装置の内の少なくとも1つが、前記可搬型のカ
セッテに内蔵された前記輝尽性蛍光体プレートからX線
画像情報を読み取る読み取り手段を有するカセッテ対応
型のX線画像出力装置であることを特徴とする請求項1
乃至請求項12項のいずれか1項に記載のX線画像撮影
システム。』である。
【0056】この請求項16に記載の発明によれば、専
用タイプ(立位型もしくは臥位型)とカセッテ対応型の
X線画像出力装置を1つの制御装置で制御できるので、
使用者は、検出手段やシステムの型に制限されることな
く、システムを低コストで容易に構築または拡張するこ
とができる。
【0057】請求項17に記載の発明は、『X線管から
照射されたX線を検出手段で検出した後、デジタル化さ
れた画像データとして出力するX線画像出力装置と、前
記X線画像出力装置を制御する制御装置と、撮影方向の
選択枝を表示する表示手段と、この表示手段に表示され
た前記撮影方向の選択枝の中から特定の撮影方向を選択
または/かつ確定することができる条件入力手段によっ
て構成されるX線画像撮影システムであって、前記表示
手段に表示された前記撮影方向の選択枝の中に、複数の
撮影方向を一度に選択する選択枝が含まれており、前記
複数の撮影方向を一度に選択する選択枝を前記条件入力
手段によって選択したのち確定すると、前記選択し確定
された選択枝に対応した複数の撮影方向が、前記制御装
置に登録されることを特徴とするX線画像撮影システ
ム。』である。
【0058】この請求項17に記載の発明によれば、撮
影方向を選択する選択枝の中に、一度に複数の撮影方向
を選択できる選択枝を設けたので、複数の撮影方向を個
別に選択する手間を省くことができ、短時間に撮影方向
の選択を終了することができる。
【0059】請求項18に記載の発明は、『X線管から
照射されたX線を検出手段で検出した後、デジタル化さ
れた画像データとして出力するX線画像出力装置と、こ
のX線画像出力装置を制御する制御装置と、撮影部位や
撮影方向の選択枝を表示する表示手段と、この表示手段
に表示された前記撮影部位や撮影方向の選択枝の中から
特定の撮影部位や撮影方向を選択することができる条件
入力手段によって構成されるX線画像撮影システムであ
って、前記表示手段に表示された前記撮影部位や撮影方
向の選択枝の中から、前記条件入力手段を介して複数の
撮影部位や撮影方向を選択すると、この選択された複数
の撮影部位や撮影方向の内容が、前記表示手段上に順次
表示されることを特徴とするX線画像撮影システム。』
である。
【0060】この請求項18に記載の発明によれば、選
択された複数の撮影部位や撮影方向の内容を、表示画上
に順次表示するようにしたので、使用者は選択した内容
を常に確認しながら作業を進めることができ、使用者の
操作ミスを防止することができる。
【0061】請求項19に記載の発明は、『前記表示手
段上に順次表示された前記撮影部位や撮影方向の内容
を、消去する機能を有することを特徴とする請求項18
項に記載のX線画像撮影システム。』である。
【0062】この請求項19に記載の発明によれば、選
択された複数の撮影部位や撮影方向の内容を、表示画上
に順次表示すると共に、表示した内容を消去できるよう
にしたので、使用者が選択を誤った場合でも、簡単に入
力を取り消すことができる。これにより、作業性の効率
を向上させることができる。
【0063】請求項20に記載の発明は、『前記表示手
段上に順次表示された前記撮影部位や撮影方向の内容
を、修正する機能を有することを特徴とする請求項18
に記載のX線画像撮影システム。』である。
【0064】この請求項20に記載の発明によれば、選
択された複数の撮影部位や撮影方向の内容を、表示画上
に順次表示すると共に、表示した内容を修正できるよう
にしたので、使用者が選択を誤った場合でも、簡単に入
力を修正することができる。これにより、作業性の効率
を向上させることができる。
【0065】請求項21に記載の発明は、『前記表示手
段上に順次表示された前記撮影部位や撮影方向の内容
を、確定する機能を有することを特徴とする請求項18
項に記載のX線画像撮影システム。』である。
【0066】この請求項21に記載の発明によれば、選
択された複数の撮影部位や撮影方向の内容を表示画上に
順次表示した上で、表示内容を確定する機能を付加した
ので、使用者が選択内容を再確認した上で、選択内容を
確定することができる。これにより、操作の信頼性と撮
影の安全性を向上させることができる。
【0067】請求項22に記載の発明は、『X線管から
照射されたX線を検出手段で検出した後、デジタル化さ
れた画像データとして出力するX線画像出力装置と、こ
のX線画像出力装置を制御する制御装置と、前記X線画
像出力装置より出力された画像データに対して所定の画
像処理を施す画像処理手段よって構成されるX線画像撮
影システムであって、前記X線画像出力装置から出力さ
れる画像データの画素値がX線強度に略線形な画像デー
タな場合は、前記画像処理手段が、前記画像データに対
して対数変換を施した後に、所定の画像処理を施し、前
記X線画像出力装置から出力される画像データの画素値
がX線強度の対数に略線形な画像データな場合は、前記
画像処理手段が、前記画像データに対して対数変換を施
さずに、所定の画像処理を施しすことを特徴とするX線
画像撮影システム。』である。
【0068】この請求項22に記載の発明によれば、制
御装置に、X線強度に略線形な画像データを出力するX
線画像出力装置と、X線強度の対数に略線形な画像デー
タを出力するX線画像出力装置の何れが接続されても同
一の画像処理手段で処理できるので、画像データのデー
タ形式に左右されない汎用性のあるシステムを構築でき
る。
【0069】請求項23に記載の発明は、『X線管から
照射されたX線を検出手段で検出した後、デジタル化さ
れた画像データとして出力するX線画像出力装置と、前
記X線画像出力装置を制御する制御装置と、前記X線画
像出力装置より出力された画像データに対して所定の画
像処理を施す画像処理手段よって構成されるX線画像撮
影システムであって、前記検出手段の種類に応じて異な
る補正処理を施した後に、前記画像処理手段で所定の画
像処理を施すことを特徴とするX線画像撮影システ
ム。』である。
【0070】この請求項23に記載の発明によれば、検
出手段の種類に応じて、異なる補正処理を施した後に、
所定の画像処理を施すようにしたので、検出手段の種類
に左右されない汎用性のあるシステムを構築できる。
【0071】請求項24に記載の発明は、『前記画像処
理手段によって施される所定の画像処理の少なくとも1
つが階調変換処理であることを特徴とする請求項22乃
至請求項23項のいずれか1項に記載のX線画像撮影シ
ステム。』である。
【0072】この請求項24に記載の発明によれば、検
出手段の種類の違いや、画像データのデータ形式の違い
を補正してから、階調変換処理を施すので、検出手段の
種類の違いや画像データのデータ形式の違いに左右され
ない、安定した階調特性の画像データを提供することが
できる。
【0073】請求項25に記載の発明は、『前記画像処
理手段によって施される所定の画像処理の内容が、検出
手段の種類によらず一定であることを特徴とする請求項
22乃至請求項23項のいずれか1項に記載のX線画像
撮影システム。』である。
【0074】この請求項25に記載の発明によれば、検
出手段の種類によらず、画像処理手段によって一定の画
像処理を施すことができるので、画像処理の処理プログ
ラムが容易になり、処理プログラムの開発コストを低減
することができると共に、処理プログラムや処理パラメ
ータを格納するのに要する記憶容量を削減することがで
きる。
【0075】請求項26に記載の発明は、『前記画像処
理手段によって施される所定の画像処理の内容の一部
が、検出手段の種類によって異なることを特徴とする請
求項22乃至請求項23項のいずれか1項に記載のX線
画像撮影システム。』である。
【0076】この請求項26に記載の発明によれば、検
出手段の種類によって、画像処理手段によって施される
所定の画像処理の内容の一部を変更したので、検出手段
の種類の差を最小限に止める画像処理を、検出手段の種
類に応じて実施することができる。
【0077】請求項27に記載の発明は、『前記画像処
理手段によって施される所定の画像処理が、階調変換処
理、周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理の少なく
とも1つであることを特徴とする請求項12項または請
求項25乃至請求項26項のいずれか1項に記載のX線
画像撮影システム。』である。
【0078】この請求項27に記載の発明によれば、請
求項12に対しては、検出手段の種類、X線画像出力装
置の種類、撮影部位、撮影方向の組み合わせに応じて階
調変換処理、周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理
の処理内容を最適化できるので、常に最高の画質の画像
データを安定して供給することができる。また、請求項
25乃至請求項26項に対しては画像処理手段によって
施される画像処理が階調変換処理、周波数処理、ダイナ
ミックレンジ圧縮処理の少なくとも1つとしたので、使
用者の要求に応じて、最適な画像処理を選択することが
できる。
【0079】請求項28に記載の発明は、『前記補正処
理の内容が、検出手段が固体平面検出器の場合は、ゲイ
ン補正とオフセット補正の少なくとも1つを含み、検出
手段が輝尽性蛍光体の場合は、レーザー走査手段で使用
するポリゴンの面倒れ補正、輝尽光を集光する集光手段
で発生するムラの補正、輝尽性蛍光体固有の感度ムラの
補正、搬送手段で生ずる副走査ムラの補正の少なくとも
1つを含むことを特徴とする請求項23項に記載のX線
画像撮影システム。』である。
【0080】この請求項28に記載の発明によれば、検
出手段の種類に応じた補正処理を実施してから画像処理
を行えるので、画像処理の仕上がりが向上し、使用者に
好ましい画質の画像データを提供することができる。ま
た、補正処理を固体平面検出器と輝尽性蛍光体の双方の
検出手段に対応できる様に構成したので、検出手段を選
ばない柔軟なシステムを構築できる。
【0081】請求項29に記載の発明は、『前記補正処
理の内容が、画像データの解像度の補正、画像データの
濃度分解能の補正、画像データの1画素当たりのビット
数の補正の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求
項23項に記載のX線画像撮影システム。』である。
【0082】この請求項29に記載の発明によれば、検
出手段の種類に依存した画像データの属性を補正してか
ら画像処理を行えるので、検出手段の種類の違いに依存
しない安定した画質を提供できる。
【0083】請求項30に記載の発明は、『前記補正処
理の内容が、画像データに対応付けられて記憶されてい
ることを特徴とする請求項23項、または請求項28
項、または請求項29に記載のX線画像撮影システ
ム。』である。
【0084】この請求項30に記載の発明によれば、補
正処理の内容を画像データと対応付けて記憶するので、
使用者が画像データに施された補正処理の内容を後から
確認することができ、問題が見つかれば速やかに対応す
ることができる。
【0085】請求項31に記載の発明は、『X線管から
照射されたX線を検出手段で検出した後、デジタル化さ
れた画像データとして出力するX線画像出力装置と、こ
のX線画像出力装置を制御する制御装置と、前記X線画
像出力装置より出力された画像データに対して所定の画
像処理を施す画像処理手段よって構成されるX線画像撮
影システムであって、前記検出手段の違いや、前記X線
画像出力装置の動作の違いによって生ずる前記画像デー
タの特性の違いをパラメータとし、前記画像処理手段が
前記パラメータに従って、前記所定の画像処理を施すこ
とを特徴とするX線画像撮影システム。』である。
【0086】この請求項31に記載の発明によれば、検
出手段の違いによって生ずる画像データの特性の違い
を、画像処理のパラメータで吸収するようにしたので、
検出手段の違いや、X線画像出力装置の動作の違いに関
わらず、同一の画像処理プログラムを用いて画像処理を
施すことができる。これにより、検出手段やX線画像出
力装置の動作の違いによらず、常に安定した画質の画像
データを提供することが可能となり、検出手段の違い
や、X線画像出力装置の動作の違いに左右されない汎用
性のあるシステムを構築できる。
【0087】請求項32に記載の発明は、『前記パラメ
ータが、画像データの解像度に関わるパラメータ、画像
データの濃度分解能に関わるパラメータ、画像データの
1画素当たりのビット数に関わるパラメータの少なくと
も1つであることを特徴とする請求項31項に記載のX
線画像撮影システム。』である。
【0088】この請求項32に記載の発明によれば、画
像データの解像度、濃度分解能、1画素当たりのビット
数などが異なっても、統一した画像処理が行えるので、
検出手段の違いや、X線画像出力装置の動作の違いに依
存しない安定した画質を提供できる。
【0089】請求項33に記載の発明は、『前記パラメ
ータの内容が、前記画像データに対応付けられて記憶さ
れていることを特徴とする請求項31項、または請求項
32に記載のX線画像撮影システム。』である。
【0090】この請求項33に記載の発明によれば、パ
ラメータの内容を画像データと対応付けて記憶するの
で、使用者が画像処理がどのような条件で施されたかを
後から確認することができ、問題が見つかれば速やかに
対応することができる。
【0091】請求項34に記載の発明は、『前記画像処
理手段によって施される所定の画像処理が、階調変換処
理、周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理の少なく
とも1つであることを特徴とする請求項31項に記載の
X線画像撮影システム。』である。
【0092】この請求項34に記載の発明によれば、画
像処理手段によって施される画像処理が階調変換処理、
周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理の少なくとも
1つとしたので、使用者の要求に応じて、最適な画像処
理を選択することができる。
【0093】請求項35に記載の発明は、『前記検出手
段が固体平面検出器もしくは輝尽性蛍光体であることを
特徴とする請求項22項、または請求項23項、または
請求項31に記載のX線画像撮影システム。』である。
【0094】この請求項35に記載の発明によれば、固
体平面検出器もしくは輝尽性蛍光体の検出手段に対応し
たので、固体平面検出器を使用したX線画像出力装置
や、輝尽性蛍光体を使用したX線画像出力装置に対し
て、安定した画質を提供することができる請求項36に
記載の発明は、『X線管から照射されX線を検出手段で
検出した後、デジタル化された画像データとして出力す
るX線画像出力装置と、前記X線画像出力装置を制御す
る制御装置と、前記画像データの映像情報を表示する表
示手段によって構成されるX線画像撮影システムであっ
て、前記X線画像出力装置から最後に出力された画像デ
ータを表示する第1の表示画面と、この第1の表示画面
に表示された前記画像データに対応する患者氏名、患者
ID番号、撮影部位、撮影方向の少なくとも1つを表示
する第2の表示画面と、前記第1の表示画面に表示され
た前記画像データよりも以前に前記X線画像出力装置か
ら出力された複数の画像データを縮小表示する第3の表
示画面を有することを特徴とするX線画像撮影システ
ム。』である。
【0095】この請求項36に記載の発明によれば、使
用者は、過去の撮影を映像化して参照、確認できるの
で、過去の撮影に対する参照・確認作業の信頼性と作業
効率を向上することができる。
【0096】請求項37に記載の発明は、『前記第3の
表示画面に表示された前記複数の縮小画像データが、 1)X線撮影システムが撮影の予約登録を受けた時刻か
それに準ずる時刻、 2)X線が被写体に照射された時刻かそれに準ずる時
刻、 3)前記X線画像出力装置内で画像データが生成された
時刻かそれに準ずる時刻、 4)前記制御装置が画像データを受信した時刻かそれに
準ずる時刻の少なくともいずれか1つの時刻に対して時
系列に表示されることを特徴とする請求項36に記載の
X線画像撮影システム。』である。
【0097】この請求項37に記載の発明によれば、使
用者は撮影時刻などの時系列順序に従って過去の撮影を
映像化して参照、確認できるので、過去の撮影に対する
参照・確認作業の信頼性と作業効率を、より向上するこ
とができる。
【0098】請求項38に記載の発明は、『前記第3の
表示画面に表示された前記複数の縮小画像データが、同
一患者の画像データであることを特徴とする請求項36
または請求項37に記載のX線画像撮影システム。』で
ある。
【0099】この請求項38に記載の発明によれば、同
一患者の画像のみを映像化して参照・確認するようにし
たので、他の患者の画像と混同する危険性が無くなり、
参照・確認作業の信頼性と安全性を向上することができ
る。
【0100】請求項39に記載の発明は、『前記第3の
表示画面に表示された前記複数の縮小画像データの内の
任意の縮小画像データを選択できる機能を有し、前記任
意の縮小画像データを選択できる機能によって、前記複
数の縮小画像データの内の任意の縮小画像データを選択
すると、この選択された縮小画像データが拡大表示され
ることを特徴とする請求項36乃至請求項38のいずれ
か1項に記載のX線画像撮影システム。』である。
【0101】この請求項39に記載の発明によれば、過
去に撮影した患者の画像を拡大表示できるようにしたの
で、より精細な画像情報を用いて過去の画像の参照、確
認作業が行え、参照・確認作業の信頼性と作業効率を、
より向上することができる。
【0102】請求項40に記載の発明は、『前記検出手
段が固体平面検出器もしくは輝尽性蛍光体であることを
特徴とする請求項22または請求項36に記載のX線画
像撮影システム。』である。
【0103】この請求項40に記載の発明によれば、固
体平面検出器もしくは輝尽性蛍光体の検出手段に対応し
たので、固体平面検出器を使用したX線画像出力装置
や、輝尽性蛍光体を使用したX線画像出力装置に対し
て、信頼性が高く効率の良い参照・確認作業を実施する
ことができる。
【0104】
【発明の実施の形態】以下、本発明のX線画像撮影シス
テムの実施の形態を説明する。まず、本発明であるX線
画像撮影システムの最小単位を成す個別システムの動作
について、図1、図2、図3を用いて説明する。
【0105】まず、専用タイプのX線画像撮影システム
について、図1、図2を用いて説明する。図1に示す立
位型のX線画像撮影システムも、図2に示す臥位型のX
線画像撮影システムも、同様の動作となるため、一度に
説明を行う。
【0106】X線発生制御装置3を操作して、X線管4
からX線5が被写体50に向けて照射されると、被写体
50を透過したX線が、検出手段100によって検出さ
れる。照射されたX線5の一部は被写体50によって吸
収されるため、検出手段100で検出されるX線は、被
写体50のX吸収分布を反映したX線画像情報と見なす
ことができる。
【0107】検出手段100によって検出されたX線画
像情報は、制御装置2の指示を受けて、読み出し手段1
10によって電気信号として読み出され、AD変換手段
120によって、デジタル化される。以後、デジタル化
されたX線画像情報を画像データと呼ぶことにする。A
D変換手段120によって生成された画像データは、通
信手段130と通信ケーブル10を介して制御装置2に
転送される。
【0108】このようなX線画像出力装置1の一連の主
要動作は、通信ケーブル10を介して制御装置2によっ
て制御される。制御装置2は、X線5の発生を制御する
X線発生制御装置3と通信ケーブル30を介して接続さ
れている。
【0109】X線5の発生タイミングは、通信ケーブル
30を介してX線発生制御装置3から制御装置2へ通知
される。制御装置2は、通知されたX線発生タイミング
に同期してX線画像出力装置1へ画像データの読み出し
を指示する。
【0110】次に、カセッテ対応タイプのX線画像撮影
システムについて図3を用いて説明する。この例の場
合、検出手段100は輝尽性蛍光体プレートである。
【0111】カセッテ6を被写体50の関心部分(X線
撮影を行いたい部分)にあてがい、X線発生制御装置3
を操作してX線管4よりX線5を照射する。被写体50
を透過したX線エネルギーは、カセッテ6に内蔵してあ
る検出手段100で検出された後、検出手段100であ
る輝尽性蛍光体プレートの内部に一端蓄積・保持され
る。
【0112】X線撮影終了後、カセッテ6を、読み出し
手段110を有するX線画像出力装置1に挿入すると、
X線画像出力装置1がカセッテ6より検出手段100を
引き出し、搬送手段90で検出手段100すなわち輝尽
性蛍光体プレートをAの方向に副走査搬送しながら、検
出手段100に蓄積・保持されたX線画像情報を読み出
し手段110により読み出す。
【0113】読み出し手段110は、レーザー走査手段
111、集光手段112、光電変換手段113によって
構成されている。検出手段100が搬送手段90によっ
て副走査搬送されている間、レーザー走査手段111
が、副走査方向と直行する方向(主走査方向)にレーザ
ー光114を走査する。
【0114】検出手段100である輝尽性蛍光体プレー
トにレーザー光が作用すると、蛍光体内部に蓄積されて
いたエネルギーが輝尽光115として発生する。輝尽光
として放出されるエネルギーは、検出手段100で検出
されたX線エネルギー量に比例したエネルギー量を有し
ている。この輝尽光115を集光手段112で集光し、
集光した輝尽光115をフォトマルチプライアー等の光
線変換手段113によって電気信号として取り出す。
【0115】読み出し手段110によって電気信号とし
て読み出された輝尽光115は、AD変換手段120に
よってデジタル化され、画像データを生成する。AD変
換手段120によって生成された画像データは、通信手
段130によって、通信ケーブル10を介して制御装置
2に転送される。
【0116】このようなX線画像出力装置1の一連の主
要動作は、通信ケーブル10を介して制御装置2によっ
て制御される。
【0117】カセッテ対応タイプのX線画像撮影システ
ムでは、X線管4から被写体50へ向けてのX線5の照
射時期や、検出手段100によるX線画像情報の検出時
期が、読み出し手段110によるX線画像情報の読み出
し時期と同期している必要はない。
【0118】図4は、本発明の一部である制御装置2を
さらに詳しく説明する図である。制御装置2は、患者情
報入力手段210、表示手段220、条件入力手段22
1、制御ユニット230によって構成されている。
【0119】制御ユニット230は、通信ケーブル10
を介してX線画像出力装置1から画像データを取得した
りX線画像出力装置1へ制御信号を送信するための手段
である通信手段231と、患者情報入力手段210を制
御する患者情報入力制御手段232と、表示手段220
を制御する表示制御手段233と、条件入力手段221
を制御する条件入力制御手段234と、画像データや画
像データに付随する情報を通信ケーブル20を介して外
部へ出力する通信手段235と、制御装置2内部の各手
段やX線画像出力装置1を制御する制御手段236と、
X線画像出力装置1より受信した画像データを処理する
画像処理手段237と、画像データや画像データに付随
する情報、患者情報などを記憶する記憶手段238と、
X線発生制御装置1と通信ケーブル30を介して通信す
るための手段である通信手段239によって構成されて
いる。
【0120】患者情報入力手段210は、撮影を行う患
者の患者情報を入力する手段で、たとえば、患者情報入
力手段210が病院情報システム(HIS)や放射線情
報システム(RIS)と接続されている場合は、これら
HISやRISからオンラインで患者情報を受信するこ
とができる。この場合、撮影部位や撮影方向など、撮影
に関する情報も患者情報入力手段210を介して制御装
置2内に取り込むことができる。
【0121】また、患者情報入力手段210は、バーコ
ードリーダーであっても良い。この場合、患者情報はバ
ーコードによって表現されており、患者情報入力手段2
10であるバーコードリーダーによってバーコード化さ
れた患者情報を読み取る。
【0122】また、患者情報入力手段210は、磁気カ
ードリーダーやICカードリーダーであっても良い。こ
の場合、患者情報は磁気カードやICカード中に記憶さ
れており、患者情報入力手段210である磁気カードリ
ーダーやICカードリーダーによって磁気カードやIC
カード中に記憶されている患者情報を読み取る。
【0123】また、患者情報入力手段210は、キーボ
ードであっても良い。この場合、使用者がキーボードを
用いて患者情報を入力する。
【0124】また、患者情報入力手段210は、音声入
力するための装置であっても良い。この場合、使用者が
音声で患者情報を入力する。 患者情報とは、たとえ
ば、患者の氏名、生年月日、性別、住所、ID番号、撮
影日などである。患者情報入力手段210より入力され
た患者情報は、記憶手段238に一時的に保存される。
【0125】表示手段220は、例えばCRTディスプ
レイや、液晶ディスプレイなど、文字情報や画像情報を
表示できる手段であって、患者情報、撮影感度情報、撮
影装置の種類、撮影部位、撮影方向、X線発生制御装置
3から取得したX線撮影条件、画像データを取得したX
線画像出力装置を特定する情報、画像データの解像度も
しくはサンプリングピッチ、画像データの画素数、画像
データの1画素当たりのビット数、画像処理の種類、画
像処理パラメータ、補正処理の内容等の情報(以後、こ
れらの情報をまとめて画像データ付属情報と呼ぶ)、及
び撮影された画像データの映像などを表示する。表示内
容は、表示制御手段233により制御されている。使用
者は、表示手段220に表示された情報によって、患者
氏名や撮影部位などを撮影前に確認することができる。
また、撮影後に表示手段220に表示される画像データ
の映像を見ることによって、撮影の善し悪しを確認する
ことができる。
【0126】条件入力手段221は、図4の場合、タッ
チパネルを想定しているが、その他の手段、たとえばキ
ーボードや、マウス、トラックボール、音声入力装置等
であっても良い。 表示手段220上に表示された画像
データ付属情報の中から、使用者が必要とする条件・情
報を条件入力手段221を介して選択すると、選択され
た条件・情報が入力制御手段234を介して制御ユニッ
ト230内部に取り込まれ、登録される。また、既に入
力された条件・情報を、条件入力手段221を操作して
変更したり削除したりすることが可能である。
【0127】たとえば、撮影部位のリストを表示手段2
20上に複数のアイコンとして表示させておき、使用者
が、アイコンの中の1つを指でタッチ(選択)すると、
タッチ(選択)されたアイコンに対応する撮影部位が、
記憶手段237内に、画像データ付属情報として記憶
(登録)される。
【0128】通信手段231は、通信ケーブル10を介
して、X線画像出力装置1との通信を司る手段である。
通信内容は、X線画像出力装置1の制御情報、X線画像
出力装置を特定する情報、X線画像出力装置1が出力す
る画像データ、画像データを補正するために使用される
補正データなどである。通信手段231が受信した画像
データや補正データは、記憶手段238に記憶される。
通信手段231は、接続のあるX線画像出力装置1の数
や接続方法によって増設することができる。
【0129】画像処理手段237は、通信手段231に
よって受信された画像データに対して、所定の画像処理
を施す手段である。画像処理の種類としては、画像デー
タの持つ階調を変換する階調変換処理や、画像データの
周波数特性を変換する周波数処理や、画像データのダイ
ナミックレンジを圧縮するダイナミックレンジ圧縮処理
などがある。
【0130】特に階調変換処理では、スクリーン/フィ
ルム系で撮影した時のような階調特性を得る目的で、X
線強度の対数に線形な画像データの階調特性を、X線強
度の対数に非線形な階調特性に変換する処理が最も多く
使用される。階調変換処理、周波数処理、ダイナミック
レンジ圧縮処理などの画像処理は、X線強度の対数に線
形な画像データに対して行うことが望ましいため、本発
明では、X線画像出力装置1から出力される画像データ
が、X線強度に略線形なデータの場合は、画像処理を行
なう前に対数変換を施す処理が自動的に実施される。
【0131】例えば、X線画像出力装置1が固定平面検
出器を用いた装置の場合は、一般的にX線強度に対して
略線形な画像データが出力されることが多いため、この
ような場合は、画像データに対して自動的に対数変換処
理が施される様に制御される。
【0132】一方、X線画像出力装置1が輝尽性蛍光体
を用いた装置の場合は、一般的にX線強度の対数に対し
て略線形な画像データが出力されるために、この様な場
合は、画像データに対して対数変換処理が施されない様
に制御する。
【0133】このように、本発明ではX線強度に略線形
な画像データには、自動的に対数変換処理が施される仕
組みになっているため、X線強度に略線形な画像データ
を出力するX線画像出力装置と、X線強度の対数に略線
形な画像データを出力するX線画像出力装置の何れが使
用されても、同一の画像処理手段237で画像処理を施
すことができる。
【0134】画像処理手段237で処理する画像処理の
種類や内容(処理の度合いなど)を、固定平面検出器を
用いた装置の場合と、輝尽性蛍光体を用いた装置の場合
とで同じくすれば、処理プログラムが簡単になり、開発
コストを低減することができる。また、処理プログラム
や処理パラメータを格納するのに要する記憶容量を削減
することができる。
【0135】また、画像処理手段237で処理する画像
処理の種類や内容(処理の度合いなど)は、固定平面検
出器を用いた装置の場合と、輝尽性蛍光体を用いた装置
の場合とで異なる様にしても良い。なぜなら、固定平面
検出器と輝尽性蛍光体では検出手段が異なるため、画像
データの持つ周波数や、階調特性が微妙に異なっている
ためである。従って、検出手段の違いによって、画像処
理の種類を変えたり、同じ画像処理でも処理の内容・度
合いを変えることで、異なる検出手段の差が目立たない
ように画像データに仕上げることができる。
【0136】画像処理手段237で実施した画像処理の
結果が好ましくあるためには、画像処理を施す前に、検
出手段100や読み出し手段110に特有のムラを補正
する補正処理が実施されていることが好ましい。補正処
理は、画像処理手段237で実施しても良いし、X線画
像出力装置1の内部で実施されても良い。
【0137】検出手段100が固体平面検出器の場合の
補正処理として、ゲイン補正とオフセット補正がある。
オフセット補正処理とは、固体平面検出器の暗示出力電
圧のバラツキや読み出しアンプノイズのバラツキなどを
補正するための処理である。一方、ゲイン補正とは、固
体平面検出器の感度ムラや読み出しアンプのゲインムラ
を補正するための処理である。
【0138】xをデータの画素位置とし、補正前の画像
データをf(x)、補正後の画像データをF(x)、ゲ
イン補正用データをp(x)、オフセット補正用データ
をq(x)で表すと、ゲイン補正とオフセット補正後の
画像データは、 F(x)={f(x)−q(x)}*p(x)‥‥‥‥‥(1) で表される。また、オフセット補正だけを行えば良い場
合は、 F(x)=f(x)−q(x)‥‥‥‥‥(2) で表される。また、ゲイン補正だけを行えば良い場合
は、 F(x)=f(x)*p(x)‥‥‥‥‥(3) で表される。ここで、補正前の画像データf(x)、補
正後の画像データF(x)、ゲイン補正用データp
(x)、オフセット補正用データq(x)は何れもX線
強度に線形なデータである。
【0139】一方、検出手段100が輝尽性蛍光体の場
合の補正処理は、レーザー走査手段111で使用するポ
リゴンの面倒れ補正処理や、輝尽光を集光する集光手段
112で発生するムラの補正処理、輝尽性蛍光体固有の
感度ムラの補正処理、搬送手段90で生ずる副走査ムラ
の補正処理などである。
【0140】xをデータの画素位置とし、補正前の画像
データをg(x)、補正後の画像データG(x)、補正
データをh(x)、で表すと、補正後の画像データは、 G(x)=g(x)±h(x)‥‥‥‥‥(4) で表される。ここで、補正前の画像データg(x)、補
正後の画像データG(x)、補正データh(x)は何れ
もX線強度の対数に線形なデータである。
【0141】本発明では、上述の様な検出手段100の
種類に応じた補正処理を実施してから画像処理を行うの
で、画像処理の仕上がりが向上し、良好な画質の画像デ
ータを得ることができる。
【0142】使用する検出手段100の違いやX線画像
出力装置1の動作の違いによって、画像データの属性で
ある解像度、濃度分解能、1画素当たりのビット数など
が異なることが知られている。一般に、X線画像を処理
する装置では、特定の検出手段を前提に画像処理が設計
されるため、画像データの属性にバラツキが生じた場合
には正常な画像処理を実施することができない。
【0143】たとえば、画像データに一定の周波数処理
を施そうとした場合、画像データの解像度が異なると、
強調もしくは減弱される周波数成分や周波数帯域が異な
ってしまうため、画像の仕上がりが異なってしまうとい
う不具合が生じる。
【0144】本発明では、このような問題点を解決する
ために、以下に示す2つの方法を提供している。
【0145】まず、第1の方法は、画像データの属性の
基準値を決めておき、取得した画像データの属性が基準
値と異なる場合は、画像データそのものを変形して(画
像データそのものに補正処理を施して)、画像データの
属性を基準値に合わせ込む方法である。 例えば、1画
素当たりのビット数の基準値が12ビットの時、取得し
た画像データの1画素当たりのビット数が14ビットで
あったならば、取得した画像データの下位2ビットを捨
てて、強制的に12ビットデータとする処理を行う。
【0146】このように、取得した画像データそのもの
を変形し、強制的に画像の属性を基準値に合わせ込んだ
上で、画像処理手段237によって画像処理を施す。画
像データの属性を基準値に合わせ込んであるため、問題
を起こすことなく画像処理を実施することができる。
第2の方法は、画像データの基準値への合わせ込みは行
わず、画像処理のプログラムで検出手段100の違いや
X線画像出力装置1の動作の違いによって生ずる画像デ
ータの属性のバラツキを吸収する方法である。すなわ
ち、画像データの属性のバラツキを許容する画像処理プ
ログラムを設計し、画像処理を実施する前に、画像デー
タの属性をパラメータとして画像処理プログラムに受け
渡す様にする。
【0147】例えば、画像データの1画素当たりのビッ
ト数が14ビットであったならば、1画素当たりのビッ
ト数が14ビットであることを示すパラメータを画像処
理プログラムへ受け渡す。画像処理プログラムは、例え
ば入力される画像データへの最大値が10進数で163
83であることを認識したうえで、画像データに対し
て、所定の画像処理プログラムを実行する。
【0148】このようにして画像処理を実施すれば、画
像データの属性のバラツキを画像処理プログラムの内部
で吸収できるため、問題を起こすことなく画像処理を実
施することができる。
【0149】本発明では、これまで説明した様々な補正
処理の内容、画像処理の種類、画像処理処理パラメータ
などを、画像データ付属情報として画像データに対応付
けて記憶手段238に記憶するため、使用者が画像デー
タに施された補正処理や画像処理の内容を後から確認す
ることができる。
【0150】記憶手段238は、画像データ、補正デー
タ、画像データ付属情報などを一時的もしくは長期的に
記憶する手段である。画像データは、画像処理前の画像
データと画像処理後の画像データの双方を記憶しておく
ことが好ましい。
【0151】通信手段239は、通信ケーブル30を介
して、X線発生制御装置1と通信する手段である。通信
内容は、X線照射のタイミングに関わる情報や、X線撮
影条件である。X線撮影条件とは、X線照射時間、X線
管を流れる電流値、X線管の管電圧などの情報や、複数
のX線管が存在する場合には、どのX線管が選択された
かを示す情報である。
【0152】X線照射のタイミングに関わる情報は、専
用タイプのX線画像撮影システムの場合や、平面検出器
を用いたカセッテ対応タイプのX線画像撮影システムの
場合、重要である。
【0153】このようなX線照射タイミングが重要なX
線画像撮影システムでは、X線画像出力装置1の中の読
み取り手段110が、検出手段100から画像データを
読み出すタイミングは、X線発生制御装置1より受信す
るX線の照射のタイミングを元に制御手段236内で作
成される。
【0154】通信手段235は、通信ケーブル20によ
り、病院内部のネットワークに接続されて様々な装置、
例えば画像データをCRT等に表示させて診断を行うビ
ューイングステーションや、画像データを長期的に保存
する画像データアーカイバ、画像データをフィルム出力
するドライイメージャーやインクジェットプリンタなど
へ画像データやその他の情報を出力する。
【0155】次に、図5を用いて、本発明であるX線画
像撮影システムの一実施の形態、すなわち、専用タイプ
のX線画像撮影システムの一実施の形態について説明す
る。本例では3つのX線画像出力装置1a、1b、1c
が、通信ケーブル10上に順次接続されている。
【0156】X線撮影室では、使用者がX線を被爆しな
いように、X線画像出力装置1a、1b、1cの設置場
所と制御装置2の設置場所をできるだけ離すようにして
いる。すなわち、制御装置2とX線画像出力装置1a間
の通信ケーブル長は、X線画像出力装置1aとX線画像
出力装置1b間の通信ケーブル長や、X線画像出力装置
1bとX線画像出力装置1c間の通信ケーブル長に比べ
て長くなる場合が多い。
【0157】このため、X線画像出力装置1a、1b、
1cが、通信ケーブル10上に順次接続接続されるよう
に構成することで、通信ケーブルのトータルのケーブル
長を短くでき、装置コストを低減することができる。ま
た、制御装置2側の通信手段231を構成するインター
フェイス基板を1枚で構成することができ、装置コスト
を更に低減することができる。また、1系統のインター
フェイスを制御すれば良いため、制御手段236の通信
制御プログラムが簡略化し、開発コストと開発負荷を軽
減することができる。X線画像出力装置1a、1b、1
cは、通信ケーブル10を介して、1つの制御装置2に
よって制御される。制御装置2は、3つのX線画像出力
装置1a、1b、1cを、例えばID番号等によって管
理している。
【0158】本例では、1つの制御装置2が3つのX線
画像出力装置1a、1b、1cを制御する例であるが、
本発明は、制御装置2が制御するX線画像出力装置の個
数を限定するものではない。3つのX線画像出力装置1
a、1b、1cのそれぞれは、本例では専用タイプのX
線画像出力装置であって、立位型、臥位型の何れであっ
ても良い。
【0159】3つのX線画像出力装置1a、1b、1c
のそれぞれの検出手段100は、固定平面検出器であっ
ても良いし、輝尽性蛍光体であっても良いし、その他の
X線検出手段であっても良い。
【0160】通信ケーブル30によって制御装置2と接
続されているX線発生制御装置3には、ケーブル40を
介して3つのX線管4a、4b、4cが接続されてお
り、X線管4a、4b、4cは、それぞれX線画像出力
装置1a、1b、1cに対応付けがなされている。すな
わち、X線画像出力装置1aで撮影が行われる場合に
は、X線管4aが、X線画像出力装置1bで撮影が行わ
れる場合には、X線管4bが、X線画像出力装置1cで
撮影が行われる場合には、X線管4cが使用されるよう
に制御される。
【0161】本例では、X線管とX線画像出力装置が1
対1に対応付けされた例であるが、たとえば、X線管4
cが存在せず、X線管4bが、X線画像出力装置1b、
1cに対応付けされていても良い。すなわち、1つのX
線管が2つ以上のX線画像出力装置に対応づけられる様
に構成しても良い。
【0162】この場合、X線画像出力装1aでの撮影が
指示されると、X線管4aが使用されるように制御さ
れ、X線画像出力装1bもしくはX線画像出力装1cで
の撮影が指示されると、X線管4bが使用される様に制
御される。
【0163】X線発生制御装置3によって3つのX線管
4a、4b、4cの内の1つが選択されると、選択され
たX線管を特定する情報が、通信ケーブル30を介して
制御装置2へ報告される。制御装置2は、報告されたX
線管に対応するX線画像出力装置を、予め定められた対
応付けに従って自動的に選択する。使用者は、X線管さ
え選択すれば良いため(X線画像出力装置を選択する必
要がない)、作業の効率化が図れると同時に、X線管と
X線画像出力装置の対応付けを誤って選択する危険性が
無くなる。
【0164】この時、制御装置2の表示手段220に、
自動的に選択されたX線画像出力装置が特定できる情報
を表示するようにすると、使用者は、どのX線画像出力
装置を使用すべきかの確認を撮影前に瞬時に行うことが
できる。
【0165】また、制御装置2で3つのX線画像出力装
置1a、1b、1cの内の1つを選択すると、選択され
たX線画像出力装置に対応するX線管を指定する情報
が、通信ケーブル30を介してX線発生制御装置3へ報
告される様に構成しても良い。この場合、X線発生制御
装置3は、制御装置2から指示されたX線管を自動的に
選択する。
【0166】この場合、使用者は、X線画像出力装置さ
え選択すれば良いため(X線管を選択する必要がな
い)、作業の効率化が図れると同時に、X線管とX線画
像出力装置の対応付けを誤って選択する危険性が無くな
る。
【0167】この時、制御装置2の表示手段220に、
自動的に選択されたX線管が特定できる情報を表示する
ようにすると、使用者は、どのX線管を使用すべきかの
確認を撮影前に瞬時に行うことができる。
【0168】図5では、X線管4bを用いてX線の撮影
を行う場合の例を示している。本例は、使用者がX線管
を選択する方法(X線画像出力装置は自動的に選択され
る)の例であるが、使用者がX線画像出力装置を選択す
る方法(X線管は自動的に選択される)であっても良い
ことは言うまでもない。
【0169】まず、使用者は、被写体50すなわち撮影
を受ける患者をX線画像出力装置1bに対して撮影可能
な位置にセットする。
【0170】次に、X線発生制御装置3でX線管4bを
選択する。X線発生制御装置3でX線管4bが選択され
ると、通信ケーブル30を介して、選択されたX線管を
特定する情報、例えばX線管4bのID番号が、制御装
置2に報告される。
【0171】使用者は、患者情報入力手段210を通じ
て入力された患者情報や、その他の画像データ付属情報
を、表示手段220を通じて確認する。また、必要に応
じて、条件入力手段221から、撮影部位、撮影方向な
どの条件を新規に入力したり変更したりする。患者情報
等の入力は、撮影前に入力する場合と撮影後に入力する
場合の何れを採用しても良い。
【0172】各種条件が確定すると、使用者は、X線発
生制御装置3を操作し、X線管4bに対してX線の発生
を指示する。使用者によりX線の発生が指示されると、
X線発生制御装置3は、ケーブル40を介して、すでに
選択済みのX線管4bからX線を発生させる。すなわ
ち、X線管4bからX線5が被写体50に向けて照射さ
れる。このとき、X線が発生するタイミングは、通信ケ
ーブル30を介して制御装置2へも通知される。
【0173】制御装置2は、X線画像出力装置1bの中
の検出手段100が検出したX線画像情報を直ちに読み
出せるように、X線の発生タイミングにほぼ同期して、
X線画像出力装置1bに対してX線画像読み出し指令を
発行する。
【0174】制御装置2よりX線画像読み出し指令を受
けたX線画像出力装置1bは、検出手段100によって
検出されたX線画像情報を、図1及び図2で説明した要
領に従って、画像データに変換する。
【0175】生成された画像データは、通信手段13
0、通信ケーブル10、通信手段231を介して、制御
装置2へ転送され、記憶手段238内に画像データ付属
情報と対応づけられて一時的に記憶されると同時に、表
示手段220に映像として表示される。使用者は表示手
段220表示された画像データの映像を見ることによ
り、正常な撮影が行えたか否かの確認を行う。
【0176】記憶手段238内に一時的に記憶された画
像データは、画像処理手段237によって読み出され、
所定の補正処理や画像処理が施された後、再度、記憶手
段238内に画像データ付属情報と対応づけられて記憶
される。
【0177】画像処理後の画像データは、表示手段22
0に再び表示され、使用者が正常な画像処理が行えたか
否かの確認を行えるようにする。 画像データ付属情報
として、撮影に使用したX線画像出力装置、もしくはX
線画像出力装置の種類を特定できる情報を画像データと
対応付けて記憶しておけば、撮影からかなり時間が経過
した後でも、撮影したX線画像出力装置を直ちに特定す
ることができるため、大変便利である。特に、使用者以
外の人間が画像データを参照した時に、画像データに何
らかの不具合を発見した場合、それがどのX線画像出力
装置で撮影されたかを速やかに特定することができると
いうメリットがある。
【0178】また、X線発生前後の適当な時期に、X線
発生制御装置3で設定されたX線撮影条件、すなわちX
線照射時間、X線管を流れる電流値、X線管の管電圧な
どの情報を、X線発生制御装置3から制御装置2へ通知
するようにしておき、制御装置2内の記憶手段238に
画像データ付属情報として画像データと対応付けて記憶
しておけば、取得した画像がどの様な条件で撮影したか
を後から判別可能になるため、非常に便利である。
【0179】また、X線撮影条件を表示手段220に表
示すれば、使用者がX線撮影条件を再確認できるので、
より好ましい。制御装置2内の記憶手段238内に記憶
された画像データと画像データ付属情報は、必要に応じ
て、通信手段235により、通信ケーブル20に出力さ
れる。
【0180】図6のX線画像撮影システムは、図5のX
線画像撮影システムの制御装置2とX線画像出力装置1
a、1b、1c間の接続方法を変更した例である。
【0181】図5では、X線画像出力装置1a、1b、
1cが、通信ケーブル10上に順次接続される構成であ
ったが、図6では、3本の通信ケーブル10a、10
b、10cによってX線画像出力装置1a、1b、1c
が制御装置2に別々に接続されている。
【0182】本接続方法は、1つのX線画像出力装置に
対して1つの通信ケーブルが割当てられているため、制
御装置2とX線画像出力装置1a、1b、1cの通信速
度が高速になる。また、X線画像出力装置1a、1b、
1cに内蔵されている通信手段130の仕様や通信手段
130に接続される通信ケーブルの仕様、通信プロトコ
ルの種類などが、接続される全てのX線画像出力装置間
で共通にする必要がないため、それぞれのX線画像出力
装置に最適に設計できる。このように、本発明では、1
つの制御装置が異なる通信仕様を持つ複数台のX線画像
出力装置を問題なく制御することができる。その他の動
作については図5のX線画像撮影システムと同様である
ので説明を省略する。
【0183】図5、図6で示した本発明のX線画像撮影
システムでは、接続するX線画像出力装置1の数に関わ
らず制御装置2は1台で済むので、接続するX線画像出
力装置1の数が2台以上の場合に低価格なシステムを供
給することができる。また2台以上のX線画像出力装置
1に対して制御装置2が1台で済むので、2台以上のX
線画像出力装置1を使用した場合に、制御装置2の設置
面積を1台分で済ませることができる。
【0184】また、本発明では、複数のX線画像出力装
置1を1台の制御装置2で制御するため、患者情報入力
手段210から入力する患者情報や、条件入力手段22
1から入力する画像処理条件、撮影装置の種類、撮影部
位、撮影方向等の画像データ付属情報の入力を制御装置
2に対して1回だけ行っておけば、どのX線画像出力装
置1で読み取られた画像データに対しても、これらの情
報を対応付けらるため、X線画像出力装置毎にこれらの
情報を入力する必要が無くなる。
【0185】また、本発明では、使用するX線管4と制
御装置2で制御するX線画像出力装置1とを対応付けて
制御できるようにしたので、使用者がX線画像出力装置
1とX線管4の対応付けを誤る危険性を無くした。ま
た、X線画像出力装置1とX線管4の双方を選択する手
間を無くし、何れか一方を選択するだけで撮影が行える
様にした。
【0186】次に、図7を用いて、本発明であるX線画
像撮影システムの別の実施の形態、すなわちカセッテ対
応タイプのX線画像撮影システムの実施の形態について
説明する。本例では、3つのX線画像出力装置1d、1
e、1fが、通信ケーブル10上に順次接続されてい
る。順次接続の効果に関しては、図5で説明した内容と
同様なので、ここでの説明は省略する。
【0187】X線画像出力装置1d、1e、1fが、通
信ケーブル10を介して、1つの制御装置2によって制
御される。制御装置2は、3つのX線画像出力装置1
d、1e、1fを、例えばID番号等によって管理して
いる。
【0188】本例では、1つの制御装置2が3つのX線
画像出力装置1d、1e、1fを制御する例であるが、
本発明は、制御装置2が制御するX線画像出力装置の個
数を限定するものではない。
【0189】また、本例では、輝尽性蛍光体を使用した
カセッテ対応タイプのX線画像撮影システムについて説
明するが、固体平面検出器を用いたカセッテ対応タイプ
のX線画像撮影システムも、X線画像出力装置と制御装
置間の接続を同様な形態で構築できることは言うまでも
ない。
【0190】まず、使用者は、X線管4のX線照射範囲
内の最適な位置に、被写体50とカセッテ6をセットす
る。
【0191】使用者は、患者情報入力手段210を通じ
て入力された患者情報や、その他の画像データ付属情報
を、表示手段220を通じて確認する。また、必要に応
じて、条件入力手段221から、撮影部位、撮影方向な
どの条件を新規に入力したり変更したりする。患者情報
等の入力は、撮影前に入力する場合と撮影後に入力する
場合の何れを採用しても良い。
【0192】各種条件が確定すると、使用者は、X線発
生制御装置3を操作し、X線管4に対してX線の発生を
指示する。使用者によりX線の発生が指示されると、X
線発生制御装置3は、ケーブル40を介して、X線管4
からX線を発生させる。すなわち、X線管4からX線5
が被写体50に向けて照射される。
【0193】X線の照射が終了すると、使用者は、カセ
ッテ6をX線画像出力装置1d、1e、1fの何れかの
装置に挿入する。本発明では、X線画像出力装置のカセ
ッテ挿入口の数をは限定しない。
【0194】使用者は被写体50に対して複数枚のカセ
ッテを使用して複数回の撮影を連続的に行うことができ
る。この場合、撮影が終了した複数枚のカセッテをX線
画像出力装置1d、1e、1fのそれぞれ(もしくは一
部)に同時期に挿入するようにしても良い。
【0195】X線画像出力装置1d、1e、1fのいず
れかににカセッテが挿入されると、カセッテの挿入がト
リガとなって検出手段100である輝尽性蛍光体プレー
トが引き出され、図3で説明した要領に従って、画像デ
ータが生成される。制御装置2が1d、1e、1fのい
ずれのX線画像出力装置を制御すべきかは、X線画像出
力装置にカセッテが挿入されたか否かの情報を参照する
ことにより決定される。
【0196】生成された画像データは、通信手段13
0、通信ケーブル10、通信手段231を介して、制御
装置2へ転送され、記憶手段238内に画像データ付属
情報と対応づけられて一時的に記憶されると同時に、表
示手段220に映像として表示される。使用者は表示手
段220表示された画像データの映像を見ることによ
り、正常な撮影が行えたか否かの確認を行う。 記憶手
段238内に一時的に記憶された画像データは、画像処
理手段237によって読み出され、所定の補正処理や画
像処理が施された後、再度、記憶手段238内に画像デ
ータ付属情報と対応づけられて記憶される。 画像処理
後の画像データは、表示手段220に再び表示され、使
用者が正常な画像処理が行えたか否かの確認を行えるよ
うにする。
【0197】また、図7には図示していないが、図5、
図6と同様に、制御装置2とX線発生制御装置3との間
に通信ケーブル30を配し、制御装置2とX線発生制御
装置3が通信できるようにしておいても良い。こうして
おけば、制御装置2が、線発生制御装置3から、X線照
射時間、X線管を流れる電流値、X線管の管電圧などの
X線撮影条件を取得することができ、制御装置2内の記
憶手段238に、取得したX線撮影条件を画像データ付
属情報の一部として画像データと対応付けて記憶してお
くことができる。
【0198】制御装置2内の記憶手段238内に記憶さ
れた画像データと画像データ付属情報は、必要に応じ
て、通信手段235により、通信ケーブル20に出力さ
れる。
【0199】本発明では、制御装置2がX線画像出力装
置1とは個別の筐体を持つ装置であっても良いし、X線
画像出力装置1d、1e、1fの何れか1つの装置中に
内蔵されていても良い。
【0200】図8のX線画像撮影システムは、図7のX
線画像撮影システムの制御装置2とX線画像出力装置1
d、1e、1f間の接続方法を変更した例である。
【0201】図7では、X線画像出力装置1d、1e、
1fが、通信ケーブル10上に順次接続される構成であ
ったが、図8では、3本の通信ケーブル10d、10
e、10fによってX線画像出力装置1d、1e、1f
が制御装置2に別々に接続されている。
【0202】このような、接続方法のX線画像撮影シス
テムは、図6で説明したX線画像撮影システムと同様の
効果を有するので、ここでの説明は省略する。
【0203】その他の動作については図7のX線画像撮
影システムと同様であるので説明を省略する。
【0204】図7や図8で説明したX線画像撮影システ
ムのX線画像出力装置1は、施設の規模やX線の撮影頻
度に応じて、制御装置2に接続するX線画像出力装置1
の数を変更することができる。
【0205】たとえば、撮影頻度が少ない施設や、1患
者について一度に多くの撮影を行わない施設では、1台
の制御装置2に対して1台のX線出力装置1を接続して
おけば十分である。
【0206】X線の撮影頻度が多い施設や、1患者につ
いて一度に多くの撮影を行う病院では、1台の制御装置
2に対して複数台のX線出力装置1を接続する様にすれ
ば、X線画像撮影システムの処理能力を向上させること
が可能である。
【0207】このように、本発明のX線画像撮影システ
ムでは、接続するX線画像出力装置1の数に関わらず制
御装置2は1台で済むので、接続するX線画像出力装置
1の数が2台以上の場合に低価格なシステムを供給する
ことができる。
【0208】また制御装置2が、X線画像出力装置1と
は別の筐体で構成される場合には、2台以上のX線画像
出力装置1に対して制御装置2が1台で済むので、2台
以上のX線画像出力装置1を使用した場合に、制御装置
2の設置面積を1台分で済ませることができる。
【0209】また、n枚のスロットのカセッテ挿入口を
有するX線画像出力装置1をm台接続すれば、最大nx
m枚のカセッテを連続して挿入できるため、一度に多く
の枚数のカセッテを処理したい場合、カセッテの抜き差
しに煩わされることがなく、撮影サイクル時間を短縮す
ることができる。
【0210】また、制御装置2にm台のX線画像出力装
置1が接続されている場合は、m台のX線出力装置1が
同時期に画像データの読み取りを行うことができるた
め、多数のカセッテを同時期に読み取る場合の読み取り
時間が1/mに短縮される。これは、1台でnxmスロ
ットのカセッテ挿入口を持つ1台のX線画像出力装置1
に比較して、スループットがm倍の装置と見なすことが
できる。また、複数のX線画像出力装置1を1台の制御
装置2で制御するため、患者情報入力手段210から入
力する患者情報や、条件入力手段221から入力する画
像処理条件、撮影装置の種類、撮影部位、撮影方向等の
画像データ付属情報入力を制御装置2に対して1回だけ
行っておけば、どのX線画像出力装置で読み取られた画
像データに対しても対応付けらるため、X線画像出力装
置毎にこれらの情報を入力する必要が無くなる。
【0211】図9のX線画像撮影システムは、図7、図
8のX線画像撮影システムの変形例である。図7、図8
では、複数のX線画像出力装置1d、1e、1fを1台
の制御装置2で制御していたが、図9では、複数のX線
画像出力装置1d、1e、1fに対して、制御装置2
d、2e、2fが、通信ケーブル10d、10e、10
fによって一対一に接続されている。 制御装置2d、
2e、2fは、通信ケーブル11によって互いに通信で
きるように構成されており、患者情報、画像処理条件、
撮影部位、撮影方向等の画像データ付属情報や、画像デ
ータなどを、それぞれの制御装置2d、2e、2f間で
共有できるようになっている。
【0212】制御装置2d、2e、2fは、それぞれが
患者情報入力手段210を有しても良い。この場合、使
用者は、どの制御装置からでも患者情報を入力できると
いうメリットがある。
【0213】また、制御装置2d、2e、2fの何れか
1つが患者情報入力手段210を有する様に構成しても
良い。この場合、使用者は、患者情報入力手段210が
接続されている制御装置からしか患者情報を入力できな
いが、X線画像撮影システムのコストを低減することが
できるというメリットがある。
【0214】また、制御装置2d、2e、2fは、それ
ぞれが表示手段220を有しても良い。この場合、使用
者は、どの制御装置からでも画像データや画像データ付
属情報を確認することができ、作業が効率化できるメリ
ットがある。特に、複数のX線画像出力装置でほぼ同時
期に複数のカセッテの読み取りを行う場合、複数の表示
手段で画像を表示できるので、画像データの確認作業が
迅速化できるというメリットがある。 また、制御装置
2d、2e、2fの何れか1つが、表示手段220を有
する様に構成しても良い。この場合、使用者は、表示手
段220が接続されている制御装置からしか画像データ
付属情報や画像データを確認することができないが、X
線画像撮影システムのコストを低減することができると
いうメリットがある。
【0215】同様に、条件入力手段221についても、
制御装置2d、2e、2fのそれぞれに装備しても良い
し、制御装置2d、2e、2fの何れか1つに装備して
も良い。
【0216】図9のX線画像撮影システムでは、同時期
に複数枚のカセッテが処理される場合、読み取り動作と
画像処理動作が複数のX線画像出力装置と制御装置で並
列で動作するため、X線画像撮影システムの処理速度が
著しく向上するというメリットがある。またそれぞれの
制御装置間で、画像データや患者情報等の画像データ付
属情報を共有化しているので、あたかも1台の装置とし
て扱うことができ、並列動作させても操作性の低下を招
かないというメリットがある。
【0217】図9を用いて、複数のX線画像出力装置1
を複数の制御装置2に一対一に接続したX線画像撮影シ
ステムの実施例と効果を説明したが、図5、図6で説明
した専用タイプのシステムに対しても、同様なシステム
を構築できることは明白である。その際に、図9で説明
したのと同様の効果を得ることができる。
【0218】図10のX線画像撮影システムは、図5、
図6、図9で示した専用タイプのX線画像撮影システム
と図7、図8、図9で示したカセッテ対応タイプのX線
画像撮影システムの複合システムの一実施例である。
【0219】本例では、図6の専用タイプX線画像撮影
システムと図7のカセッテ対応タイプX線画像撮影シス
テムの制御装置2を共通化させて1台で制御するように
構成した例であるが、本発明は、本例の組合せ方にだけ
に限定するものではない。例えば図5で示した専用タイ
プのX線画像撮影システムと、図8で示したカセッテ対
応タイプのX線画像撮影システムの組み合わせでも良い
し、その他の組み合わせでも良い。
【0220】本例は、それぞれのX線画像撮影システム
で説明した効果を合わせた効果を有しており、最も効率
的なシステムを構築できる。
【0221】本例の動作は、図6の専用タイプX線画像
撮影システムと図7のカセッテ対応タイプX線画像撮影
システムの動作に準ずるので説明は省略する。
【0222】次に、図11、図12を用いて、本発明で
あるX線画像撮影システムの別の一実施の形態ついて説
明する。 図11は、制御装置2の表示手段220に表
示される制御画面1の一例である。表示手段220には
条件入力手段221であるタッチパネルが装着されてい
るので、表示された画面をタッチすることで、条件等を
入力したり指定したり選択したりすることができるよう
になっている。
【0223】なお、本例では、条件入力手段221にタ
ッチパネルを使用した例で説明を行うが、本発明は、条
件入力手段221をタッチパネルに限定するものではな
い。その他の手段、たとえばキーボードや、マウス、ト
ラックボール、音声入力装置等であっても良い。
【0224】画面Aは、制御装置2に接続されているX
線画像出力装置1を選択したり、選択されたX線画像出
力装置1を表示するための画面である。アイコン(a
1)〜(a4)には、制御装置2に接続されている複数
のX線画像出力装置1の名称もしくは略画が表示されて
おり、何れか1つのアイコンをタッチすることにより、
使用するX線画像出力装置1を選択することができる。
【0225】また、X線画像出力装置1がX線発生制御
装置3より指定される場合、すなわち、使用者が使用す
るX線管4をX線発生制御装置3で指定し、指定された
X線管4に基づいて制御装置2が自動的に複数のX線画
像出力装置1から1つを選択する場合は、自動的に選択
されたX線画像出力装置1に対応するアイコンが点滅し
たり、濃度が反転したり、色が変わったりして、使用者
に自動的に選択されたX線画像出力装置1がどれである
かを通知するようにする。
【0226】画面Bの(b1)〜(b7)には、撮影の
予約情報、例えば患者のID情報や氏名や撮影部位、撮
影方向等が表示されるので、使用者は、撮影する患者の
順番を確認できるだけでなく、今後、どの様な撮影を行
うべきかを予め知ることができる。
【0227】画面Cの(c)は、X線画像出力装置1で
読み取られた画像データの映像を表示する画面である。
X線画像出力装置1が出力した画像データが制御装置2
で受信されると、画面(c)に、受信された画像データ
の映像が表示される。
【0228】また、受信された画像データに対して、画
像処理手段237で画像処理が実施されると、画面
(c)に表示される映像が、画像処理前の画像データの
映像から、画像処理後の画像データの映像へと変化する
ようになっている。
【0229】また、過去に撮影した画像データを呼び出
して、画面(c)に表示することもできる。
【0230】画面Cの(cc)は、画面(c)に表示さ
れている画像データの画像データ付属情報の一部が表示
される。たとえば、患者氏名、患者のID番号、撮影部
位、撮影方向等が表示される。このため、使用者は、画
面(c)に表示されている画像データの付属情報を再確
認することができる。
【0231】画面Dの(d1)〜(d4)には、これま
でに撮影された画像データの縮小画像の映像が表示され
ている。また、画面(dd1)〜(dd4)には、縮小
画像(d1)〜(d4)のそれぞれに対応する画像デー
タ付属情報の一部、例えば患者氏名や患者のID番号が
表示されている。
【0232】画面(d1)〜(d4)と画面(dd1)
〜(dd4)に表示される、縮小画像の映像とその画像
データ付帯情報は、「時刻」の新しい画像順に画面(d
1)から画面(d4)へ向けて配置される。ここで言う
「時刻」とは、X線撮影システムが撮影の予約登録を受
け付けた時刻かそれに準ずる時刻、X線が被写体50に
照射された時刻かそれに準ずる時刻、X線画像出力装置
1内で画像データが生成された時刻かそれに準ずる時
刻、制御装置2が画像データを受信した時刻かそれに準
ずる時刻、などのいずれか1つであれば良い。
【0233】使用者は、撮影時刻などの時系列順序に従
って過去の撮影を映像化して参照、確認できるので、参
照、確認作業を非常に効率化することができる。
【0234】制御装置2が新たな画像データを受信し、
画面(c)に受信された新たな画像データの映像が表示
されると、それまで画面(c)に表示されていた画像デ
ータの映像は、縮小されて(d1)の位置に新規に表示
される。このとき、それまで(d1)〜(d3)に表示
されていた縮小画像は、それぞれ(d4)の方向へ1づ
つ移動して(d2)〜(d4)に表示され、それまで
(d4)に表示されていた縮小画像は、画面に表示され
なくなる。
【0235】画面(c)に受信された新たな画像データ
の映像が縮小されて(d1)の位置に新規に表示される
タイミングは、画面(c)の撮影を承認したタイミング
でも良い。すなわち、制御画面1の中に、画面(c)に
表示された画像データの映像を承認する「OK」ボタン
と、再撮影(撮影のやり直し)を要求する「再撮影」ボ
タンを表示しておき、「OK」ボタンが選択されると、
画面(c)に受信された新たな画像データの映像が縮小
されて、(d1)の位置に新規に表示されるようにして
おく。「再撮影」ボタンが選択されると、画面(c)に
表示された画図データの映像は消去され、次の再撮影に
備える。
【0236】画面(d1)〜(d4)に表示される画像
データの映像は、画面(c)に表示されている画像デー
タの映像と同一患者(被写体)のものだけに限定しても
良い。すなわち、同一患者で複数枚のX線画像が撮影さ
れる場合、最も最後に制御装置2が受信した画像データ
を画面(c)に表示し、それより以前に制御装置2が受
信した画像データは、画面(d1)〜(d4)に表示す
る。次に、異なる患者の撮影が行われると、それまで画
面(d1)〜(d4)に表示されていた画像データの映
像が画面上から消去される。この動作に伴い、画面(c
c)と画面(dd1)〜(dd4)についても同様の関
係で動作することは言うまでもない。
【0237】画面Eに示された右向きまたは左向きの矢
印のアイコンをタッチすると、画面Dの(d1)〜(d
4)に表示された縮小画像の映像と、画面(dd1)〜
(dd4)に表示された画像データ付属情報が、矢印の
方向にスクロールして再表示される。すなわち、画面E
の操作により、撮影された縮小画像の映像とその画像デ
ータ付属情報が、時系列な順序に従って順次画面(d
1)〜(d4)及び(dd1)〜(dd4)にスクロー
ル表示される様に構成したため、過去の任意の時間にさ
かのぼって画像を参照、確認できるようになっている。
【0238】また、縮小画像の映像の何れかをタッチす
ると、タッチされた縮小画像の映像が拡大されて、画面
(c)に表示されるように構成されている。この際、画
面(cc)には、画面(c)に新たに表示された画像デ
ータ映像に対応する画像データ付属情報が表示される。
【0239】また、縮小画像の映像の何れかをタッチす
ると、タッチされた縮小画像の映像が拡大されて、新た
に生成される画面(c)以外の画面に表示される様にし
ても良い。
【0240】図12は、制御装置2の表示手段220に
表示される制御画面2の一例である。
【0241】画面Fのアイコン(f1)〜(f9)に
は、撮影部位の大分類が表示されている。大分類とは、
例えば、「頭部」、「胸部」、「腹部」、「上肢」、
「下肢」、「脊椎」、「骨盤」というような人体の主要
構成部分に基づいたおおまかな分類である。使用者は、
撮影を行う部位をアイコン(f1)〜(f9)の中から
選択してタッチすることで、撮影を行いたい部位の大分
類を制御装置2に通知する。
【0242】本発明では、画面Aに登録されているX線
画像撮影装置に応じて、画面Fに表示される大分類の部
位名が制御される様になっている。
【0243】例えば、画面Aに、立位型、臥位型、カセ
ッテ対応型の3つのX線画像撮影装置が登録されていた
場合、すなわち、制御装置2に立位型、臥位型、カセッ
テ対応型の3つのX線画像撮影装置が接続されていた場
合、立位型に対応する画面Fの大分類には、例えば「胸
部」「腹部」「腰椎」「上肢」、「下肢」の5項目が登
録されている。また、臥位型に対応する画面Fの大分類
には、例えば「頭部」、「胸部」、「腹部」、「脊
椎」、「骨盤」、「上肢」、「下肢」、「軟部他」の8
項目が登録されている。また、カセッテ対応型に対応す
る画面Fの大分類には、例えば「頭部」、「胸部」、
「腹部」、「脊椎」、「骨盤」、「上肢」、「下肢」、
「軟部他」、「新生児」の9項目が登録されている。
【0244】使用者が画面Aで立位型のアイコンを選択
すると、画面Fには、上記「胸部」「腹部」「腰椎」
「上肢」、「下肢」の5項目が、画面Aで臥位型のアイ
コンを選択すると、画面Fには、「頭部」、「胸部」、
「腹部」、「脊椎」、「骨盤」、「上肢」、「下肢」、
「軟部他」の8項目が、画面Aでカセッテ対応型のアイ
コンを選択すると、画面Fには、「頭部」、「胸部」、
「腹部」、「脊椎」、「骨盤」、「上肢」、「下肢」、
「軟部他」、「新生児」の9項目が、画面Fの(f1)
〜(fg)の内の何れかに選択枝として表示される。
【0245】このように、本発明では、選択されたX線
画像撮影装置に対して、予め登録されている大分類が表
示され、余分な大分類(選択されたX線画像撮影装置で
は使用しない大分類)が表示されないように制御されて
いるため、使用者が大分類を選択する際に、混乱するこ
となく、短時間に目的とする大分類を選択することがで
きるようになっている。
【0246】X線画像撮影装置と大分類が決定すると、
画面Gの(g1)〜(g4)には、決定されたX線画像
撮影装置と大分類に対応した撮影部位の小分類が選択枝
として表示される。撮影部位の小分類とは、大分類で示
された部位をさらに細かな部位に分類したもので、例え
ば大分類が「上肢」の場合は、「肩関節」、「肩甲
骨」、「肩鎖間接」、「上腕骨」、「肘関節」、「前腕
骨」、「手関節」、「手根骨」、「手指骨」などが小分
類に当たる。画面Hの(h11)〜(h14)には、小
分類(g1)に対応した撮影方向が、(h21)〜(h
24)には、小分類(g2)に対応した撮影方向が、
(h31)〜(h34)には、小分類(g3)に対応し
た撮影方向が、(h41)〜(h44)には、小分類
(g4)に対応した撮影方向が選択枝として表示され
る。
【0247】撮影方向の代表的なものを紹介すると、
「後前方向撮影(PA:Posteroanterio
r Projection)」、「前後方向撮影(A
P:Anteroposterrior Projec
tion)」、「測方向撮影(LAT:Lateral
rediograpyh)」、「斜位撮影(Obli
que Radiography)」などである。
【0248】本発明では、小分類と撮影方向が、X線画
像撮影装置と大分類の組合せに毎に登録されている。選
択されたX線画像撮影装置と大分類の組合せに対して、
予め登録されている小分類と撮影方向が選択枝として表
示され、余分な小分類と撮影方向(選択されたX線画像
撮影装置と大分類の組合せでは使用しない小分類と撮影
方向)が選択枝として表示されないように制御されてい
るため、使用者が小分類や撮影方向を選択する際に、混
乱することなく、短時間に目的とする小分類と撮影方向
を選択することができるようになっている。
【0249】画面Iの(i1)〜(i4)には、小分類
(g1)〜(g4)に対応したセット撮影メニューが選
択枝として表示されている。セット撮影とは、よく使わ
れる幾つかの撮影方向をセットにしたもので、2方向撮
影のセットや3方向撮影のセットなどがある。例えば、
後前方向撮影と、前後方向撮影と測方向撮影の3方向の
撮影が登録されているセット撮影メニューが選択される
と、後前方向撮影と、前後方向撮影と測方向撮影の3つ
の撮影方向が一度に選択される。このため、使用者は、
3つの撮影方向を個別に選択する手間を省くことができ
る。
【0250】以上に説明した、大分類、小分類、撮影方
向、セット撮影メニューの内容や表示の有無、表示の順
序などは、使用する病院や使用者の好みに応じてカスタ
マイズできるようにしておくと好ましい。例えば、ある
撮影室では使用しない大分類、小分類、撮影方向、セッ
ト撮影メニューなどが存在した場合は、表示手段220
に表示させないように対応できると、より便利である。
【0251】画面Jに示された上向きと下向きの矢印の
アイコンをタッチすると、画面G、画面h、画面Iが同
期して矢印の方向へスクロールする。小分類が沢山あ
り、表示画面に表示しきれない場合には、このアイコン
で、画面をスクロールして、画面に表示されていなかっ
た小分類を探すことができる。
【0252】選択された小分類と撮影方向は、順次、画
面Kの(k1)〜(k8)に表示される。例えば、 1)大分類=「胸部」、小分類=「肋骨上部」、撮影方
向=「後前方向撮影(PA:Posteroanter
ior Projection)」、 2)大分類=「脊椎」、小分類=「胸椎」、撮影方向=
「前後方向撮影(AP:Anteroposterri
or Projection)」、 3)大分類=「上肢」、小分類=「上腕骨」、撮影方向
=「測方向撮影(LAT:Lateral redio
grapyh)」の順に登録が行われたとすると、(k
1)画面には、「肋骨上部PA」、(k2)画面には
「胸椎AP」、(k3)画面には「上腕骨LAT」と表
示される。小分類が表示されれば、大分類はあえて表示
しなくとも分かるので、本発明では、小分類と撮影方向
だけを表示するようにしたが、その他の情報を表示して
も一向にさしつかえない。
【0253】このように、本発明では、選択された撮影
部位や撮影方向の情報を画面Kに順次表示するようにし
たので、何を選択したかを常に確認しながら作業を進め
ることができ、使用者の操作ミスを防止することができ
る。上記の例では、撮影部位や撮影方向の情報のみが画
面Kに表示されたが、その他の情報、例えば、X線画像
出力装置の種類などを合わせて表示するようにしてもよ
い。
【0254】画面Lのアイコン(11)は、画面Kに表
示された情報の確定を指示するアイコンである。このア
イコンをタッチすると、画面Kに表示された小分類、撮
影方向などの情報が、確定された情報として、制御装置
2内の記憶手段237に患者情報と対応付けられて登録
される。
【0255】画面Lのアイコン(12)は、画面Kに表
示された情報の取り消しを指示するアイコンである。こ
のアイコンをタッチすると、画面Kに表示された小分
類、撮影方向などの情報が画面上から消去される。
【0256】画面Lのアイコン(13)は、画面Kに表
示された情報の一部削除を指示するアイコンである。削
除したい(k1)〜(k8)のアイコンを指定(タッ
チ)した後、アイコン(13)タッチすると、指定され
たアイコンに対応する小分類、撮影方向などの情報が画
面上から削除される。
【0257】また、画面Lのアイコン(13)は、画面
Kに表示された情報の一部修正を指示するアイコンであ
っても良い。修正したい(k1)〜(k8)のアイコン
を指定(タッチ)した後、アイコン(13)タッチする
と、指定されたアイコンに対応する大分類や小分類、撮
影方向などの情報が修正可能になる。ここで、新たに、
大分類や小分類、撮影方向などの情報を選択し直すと、
新たに選択された情報が、指定されたアイコン部分に新
たに表示される。
【0258】このように、本発明では、選択された撮影
部位の大分類や小分類、撮影方向などに対して、確定、
取り消し、一部削除、一部修正ができるように構成した
ので、使用者が選択を誤った場合でも最小限の操作によ
り、最短時間で誤りを修正することができる。
【0259】本発明では、画像データに対して、この様
にして決定された撮影部位や撮影方向に従って、画像処
理手段237が最適な画像処理を施すため、撮影部位や
撮影方向が変化しても、常に最適な画像の仕上がりを維
持することができる。 特に、階調変換処理は、撮影部
位や撮影方向に従って、処理のパラメータや処理の種
類、処理の度合いなどを最適化することが好ましいの
で、本発明のように、撮影部位や撮影方向の違いに応じ
て、処理のパラメータや処理の種類、処理の度合いなど
を決めておけば、常に最適な画像の仕上がりを維持する
ことができる。本例では、制御画面として使用可能な大
分類、小分類、撮影方向だけを表示するようにしたが、
例えば、予め全ての大分類、小分類、撮影方向を表示し
ておき、使用できない大分類、小分類、撮影方向の表示
の色を変えたりすることで、使用者に選択可能な項目を
知らせるようにしても良い。このとき、使用できない項
目が選択されても、エラー情報を表示したりして、選択
しようとした大分類を受け付けないようにするのが良
い。
【0260】
【発明の効果】以上、説明したように、異なる検出手段
や異なるタイプの装置を許容し、複数のX線画像出力装
置や複数のX線管に対して統合的に制御するX線画像撮
影システムを構築できるので、操作の手間が最小限に抑
えられた作業効率の良い環境を提供することができる。
【0261】また、検出手段や装置のタイプに制限され
ることなく、複数のX線画像出力袈置に対して1つの制
御装置で制御できるX線画像撮影システムを構築できる
ので、設置面積を最小限に抑えることができ、病院の規
模や撮影頻度に応じてシステムを低コストで容易に構築
または拡張することができる。
【0262】また、撮影部位や撮影方向等の選択や過去
画像の参照に関わる煩雑な操作を解消すると共に、使用
者の操作ミスを防止、回復可能なX線画像撮影システム
を構築できるので、作業効率が良く、信頼性の高いシス
テムを提供することができる。
【0263】また、X線画像撮影システムに、検出手段
や補正内容の違いに自動的に対応できる画像処理手段を
搭載したので、異なる検出手段や異なるタイプの装置を
接続した場合でも、常に一定の仕上がりで、良好な画質
の画像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】立位型のX線画像撮影システムの構成例を示す
図である。
【図2】臥位型のX線画像撮影システムの構成例を示す
図である。
【図3】カセッテ対応タイプのX線画像撮影システムの
構成例を示す図である。
【図4】制御装置の構成例を示す図である。
【図5】複数の専用タイプのX線画像出力装置を有する
X線画像撮影システムの構成例を示す図である。
【図6】複数の専用タイプのX線画像出力装置を有する
X線画像撮影システムの別の構成例を示す図である。
【図7】複数のカセッテ対応型のX線画像出力装置を有
するX線画像撮影システムの構成例を示す図である。
【図8】複数のカセッテ対応型のX線画像出力装置を有
するX線画像撮影システムの別の構成例を示す図であ
る。
【図9】複数のカセッテ対応型のX線画像出力装置を有
するX線画像撮影システムのさらに別の構成例を示す図
である。
【図10】複数の専用タイプのX線画像出力装置とカセ
ッテ対応型のX線画像出力装置を有するX線画像撮影シ
ステムの一構成例を示す図である。
【図11】制御画面の一例を示す図である。
【図12】別の制御画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 X線画像出力装置 2 制御装置 3 X線発生制御装置 4 X線管 5 X線 6 カセッテ

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線管から照射されたX線を検出手段で検
    出した後、デジタル化された画像データとして出力する
    複数のX線画像出力装置と、この複数のX線画像出力装
    置を制御する制御装置と、患者情報を入力する患者情報
    入力手段と、前記X線画像出力装置より出力される画像
    データ及び前記患者情報入力手段より入力された患者情
    報を記憶する記憶手段によって構成されるX線画像撮影
    システムであって、 前記患者情報入力手段より入力された患者情報が、前記
    複数のX線画像出力装置の内の何れのX線画像出力装置
    から出力される画像データに対しても対応付けされて前
    記記憶手段に記憶されることを特徴とするX線画像撮影
    システム。
  2. 【請求項2】X線管から照射されたX線を検出手段で検
    出した後、デジタル化された画像データとして出力する
    複数のX線画像出力装置と、この複数のX線画像出力装
    置をそれぞれ制御する複数の制御装置と、患者情報を入
    力する前記複数の制御装置の少なくとも1つに接続され
    た患者情報入力手段と、前記複数のX線画像出力装置よ
    り出力される画像データ及び前記患者情報入力手段より
    入力された患者情報を記憶する記憶手段によって構成さ
    れるX線画像撮影システムであって、 前記患者入力手段より入力された患者情報が、前記複数
    のX線画像出力装置の内の何れのX線画像出力装置から
    出力される画像データに対しても対応付けされて前記記
    憶手段に記憶されることを特徴とするX線画像撮影シス
    テム。
  3. 【請求項3】X線管から照射されたX線を検出手段で検
    出した後、デジタル化された画像データとして出力する
    複数のX線画像出力装置と、この複数のX線画像出力装
    置を制御する制御装置と、前記複数のX線画像出力装置
    と前記制御装置とを接続する通信ケーブルによって構成
    されるX線画像撮影システムであって、 前記通信ケーブル上に、前記複数のX線画像出力装置が
    順次接続されており、前記通信ケーブルを介して、前記
    複数のX線画像出力装置の各々が、前記制御装置により
    個別に制御されることを特徴とするX線画像撮影システ
    ム。
  4. 【請求項4】X線管から照射されたX線を検出手段で検
    出した後、デジタル化された画像データとして出力する
    複数のX線画像出力装置と、この複数のX線画像出力装
    置を制御する制御装置と、前記複数のX線画像出力装置
    と前記制御装置とを接続する複数の通信ケーブルによっ
    て構成されるX線画像撮影システムであって、 前記複数の通信ケーブルの各々の一端が、前記複数のX
    線画像出力装置の各々に対して個別に接続され、前記複
    数の通信ケーブルの他端の全てが、前記制御装置に接続
    された構成を有し、前記複数の通信ケーブルを介して、
    前記複数のX線画像出力装置の各々が、前記制御装置に
    より個別に制御されることを特徴とするX線画像撮影シ
    ステム。
  5. 【請求項5】複数のX線管と、この複数のX線管を制御
    するX線発生制御装置と、前記複数のX線管のそれぞれ
    から照射されたX線を検出手段で検出した後、デジタル
    化された画像データとして出力する複数のX線画像出力
    装置と、前記複数のX線画像出力装置を制御する制御装
    置によって構成されるX線画像撮影システムであって、 前記複数のX線管と前記複数のX線画像出力装置のそれ
    ぞれが、予め定められたX線管とX線画像出力装置の対
    応付けに基づいて、前記X線発生制御装置と前記制御装
    置によって制御されることを特徴とするX線画像撮影シ
    ステム。
  6. 【請求項6】複数のX線管と、この複数のX線管を制御
    するX線発生制御装置と、前記複数のX線管のそれぞれ
    から照射されたX線を検出手段で検出した後、デジタル
    化された画像データとして出力する複数のX線画像出力
    装置と、前記複数のX線画像出力装置を制御する制御装
    置によって構成されるX線画像撮影システムであって、 前記制御装置により前記複数のX線画像出力装置の中の
    1つが選択されると、予め定められた対応付けに基づい
    て、前記選択されたX線画像出力装置に対応した前記複
    数のX線管の中の1つが前記X線発生制御装置により選
    択されるとともに、前記選択されたX線管からのX線照
    射後の所定のタイミングで、前記制御装置が、前記選択
    されたX線画像出力装置から画像データを読み出すよう
    に前記選択されたX線画像出力装置を制御することを特
    徴とするX線画像撮影システム。
  7. 【請求項7】複数のX線管と、この複数のX線管を制御
    するX線発生制御装置と、前記複数のX線管のそれぞれ
    から照射されたX線を検出手段で検出した後、デジタル
    化された画像データとして出力する複数のX線画像出力
    装置と、この複数のX線画像出力装置を制御する制御装
    置によって構成されるX線画像撮影システムであって、 前記X線発生制御装置により前記複数のX線管の中の1
    つが選択されると、予め定められた対応付けに基づい
    て、前記選択されたX線管に対応した前記複数のX線画
    像出力装置の中の1つが前記制御装置により選択される
    とともに、前記選択されたX線管からのX線照射後の所
    定のタイミングで、前記制御装置が、前記選択されたX
    線画像出力装置から画像データを読み出すように前記選
    択されたX線画像出力装置を制御することを特徴とする
    X線画像撮影システム。
  8. 【請求項8】X線管から照射されたX線を検出手段で検
    出した後、デジタル化された画像データとして出力する
    複数のX線画像出力装置と、この複数のX線画像出力装
    置を制御する制御装置と、前記複数のX線画像出力装置
    のいずれか1つを選択できる条件入力手段によって構成
    されるX線画像撮影システムであって、 前記条件入力手段を介して、前記複数のX線画像出力装
    置の何れか1つが選択されると、所定のタイミングで、
    前記制御装置が、前記選択されたX線画像出力装置から
    画像データを読み出すように前記選択されたX線画像出
    力装置を制御することを特徴とするX線画像撮影システ
    ム。
  9. 【請求項9】X線管から照射されたX線を検出手段で検
    出した後、デジタル化された画像データとして出力する
    複数のX線画像出力装置と、この複数のX線画像出力装
    置を制御する制御装置と、撮影条件等に関わる情報を表
    示する表示手段によって構成されるX線画像撮影システ
    ムであって、 前記複数のX線画像出力装置のいずれか1つが選択され
    ると、前記選択されたX線画像出力装置を特定できる情
    報、もしくは前記選択されたX線画像出力装置の種類を
    特定できる情報が、前記表示手段に表示されるととも
    に、所定のタイミングで、前記制御装置が、前記選択さ
    れたX線画像出力装置から画像データを読み出すように
    前記選択されたX線画像出力装置を制御することを特徴
    とするX線画像撮影システム。
  10. 【請求項10】X線管から照射されたX線を検出手段で
    検出した後、デジタル化された画像データとして出力す
    る複数のX線画像出力装置と、この複数のX線画像出力
    装置を制御する制御装置と、撮影部位の選択枝を表示す
    る表示手段によって構成されるX線画像撮影システムで
    あって、 前記表示手段に表示される前記撮影部位の選択枝が、X
    線画像出力装置の種類に応じて決定されることを特徴と
    するX線画像撮影システム。
  11. 【請求項11】X線管から照射されたX線を所定の検出
    手段で検出した後、デジタル化された画像データとして
    出力する複数のX線画像出力装置と、前記複数のX線画
    像出力装置を制御する制御装置と、撮影方向の選択枝を
    表示する表示手段によって構成されるX線画像撮影シス
    テムであって、 前記表示手段に表示される前記撮影方向の選択枝が、X
    線画像出力装置の種類と撮影部位の組合せに応じて決定
    されることを特徴とするX線画像撮影システム。
  12. 【請求項12】X線管から照射されたX線を所定の検出
    手段で検出した後、デジタル化された画像データとして
    出力する複数のX線画像出力装置と、この複数のX線画
    像出力装置を制御する制御装置と、前記前記X線画像出
    力装置より出力される画像データに対して所定の画像処
    理を施す画像処理手段と、撮影方向の選択枝を表示する
    表示手段によって構成されるX線画像撮影システムであ
    って、 前記画像処理手段で施される前記所定の画像処理の内容
    が、撮影部位と撮影方向の組合せ、もしくは、検出手段
    の種類と撮影部位と撮影方向の組み合わせ、もしくは、
    X線画像出力装置の種類と撮影部位と撮影方向の組合せ
    のいずれかに応じて決定されることを特徴とするX線画
    像撮影システム。
  13. 【請求項13】前記複数のX線画像出力装置の内、画像
    データを出力したX線画像出力装置が特定できる情報、
    もしくは画像データを出力したX線画像出力装置の種類
    が特定できる情報を、画像データと対応付けて記憶する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1
    項に記載のX線画像撮影システム。
  14. 【請求項14】前記複数のX線画像出力装置の内の少な
    くとも1つが、固体平面検出器もしくは輝尽性蛍光体を
    検出手段とする立位型のX線画像出力装置であり、前記
    複数のX線画像出力装置の内の少なくとも1つが固体平
    面検出器もしくは輝尽性蛍光体を検出手段とする臥位型
    のX線画像出力装置であることを特徴とする請求項1乃
    至請求項12項に記載のX線画像撮影システム。
  15. 【請求項15】前記検出手段が、可搬型のカセッテに内
    蔵された輝尽性蛍光体プレートであり、前記複数のX線
    画像出力装置が、前記可搬型のカセッテに内蔵された前
    記輝尽性蛍光体プレートからX線画像情報を読み取る読
    み取り手段を有するカセッテ対応型のX線画像出力装置
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項4項及び請
    求項7乃至請求項12項のいずれか1項に記載のX線画
    像撮影システム。
  16. 【請求項16】前記複数のX線画像出力装置の内の少な
    くとも1つが、固体平面検出器もしくは輝尽性蛍光体を
    検出手段とする立位型もしくは臥位型のX線画像出力装
    置であり、前記複数のX線画像出力装置の内の少なくと
    も1つが、前記可搬型のカセッテに内蔵された前記輝尽
    性蛍光体プレートからX線画像情報を読み取る読み取り
    手段を有するカセッテ対応型のX線画像出力装置である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項12項のいずれか
    1つに記載のX線画像撮影システム。
  17. 【請求項17】X線管から照射されたX線を検出手段で
    検出した後、デジタル化された画像データとして出力す
    るX線画像出力装置と、前記X線画像出力装置を制御す
    る制御装置と、撮影方向の選択枝を表示する表示手段
    と、この表示手段に表示された前記撮影方向の選択枝の
    中から特定の撮影方向を選択または/かつ確定すること
    ができる条件入力手段によって構成されるX線画像撮影
    システムであって、 前記表示手段に表示された前記撮影方向の選択枝の中
    に、複数の撮影方向を一度に選択する選択枝が含まれて
    おり、前記複数の撮影方向を一度に選択する選択枝を前
    記条件入力手段によって選択したのち確定すると、前記
    選択し確定された選択枝に対応した複数の撮影方向が、
    前記制御装置に登録されることを特徴とするX線画像撮
    影システム。
  18. 【請求項18】X線管から照射されたX線を検出手段で
    検出した後、デジタル化された画像データとして出力す
    るX線画像出力装置と、このX線画像出力装置を制御す
    る制御装置と、撮影部位や撮影方向の選択枝を表示する
    表示手段と、この表示手段に表示された前記撮影部位や
    撮影方向の選択枝の中から特定の撮影部位や撮影方向を
    選択することができる条件入力手段によって構成される
    X線画像撮影システムであって、 前記表示手段に表示された前記撮影部位や撮影方向の選
    択枝の中から、前記条件入力手段を介して複数の撮影部
    位や撮影方向を選択すると、この選択された複数の撮影
    部位や撮影方向の内容が、前記表示手段上に順次表示さ
    れることを特徴とするX線画像撮影システム。
  19. 【請求項19】 前記表示手段上に順次表示された撮影
    部位や撮影方向の内容を、消去する機能を有することを
    特徴とする請求項18項に記載のX線画像撮影システ
    ム。
  20. 【請求項20】 前記表示手段上に順次表示された前記
    撮影部位や撮影方向の内容を、修正する機能を有するこ
    とを特徴とする請求項18に記載のX線画像撮影システ
    ム。
  21. 【請求項21】 前記表示手段上に順次表示された前記
    撮影部位や撮影方向の内容を、確定する機能を有するこ
    とを特徴とする請求項18項に記載のX線画像撮影シス
    テム。
  22. 【請求項22】X線管から照射されたX線を検出手段で
    検出した後、デジタル化された画像データとして出力す
    るX線画像出力装置と、このX線画像出力装置を制御す
    る制御装置と、前記X線画像出力装置より出力された画
    像データに対して所定の画像処理を施す画像処理手段よ
    って構成されるX線画像撮影システムであって、 前記X線画像出力装置から出力される画像データの画素
    値がX線強度に略線形な画像データな場合は、前記画像
    処理手段が、前記画像データに対して対数変換を施した
    後に、所定の画像処理を施し、前記X線画像出力装置か
    ら出力される画像データの画素値がX線強度の対数に略
    線形な画像データな場合は、前記画像処理手段が、前記
    画像データに対して対数変換を施さずに、所定の画像処
    理を施しすことを特徴とするX線画像撮影システム。
  23. 【請求項23】X線管から照射されたX線を検出手段で
    検出した後、デジタル化された画像データとして出力す
    るX線画像出力装置と、前記X線画像出力装置を制御す
    る制御装置と、前記X線画像出力装置より出力された画
    像データに対して所定の画像処理を施す画像処理手段よ
    って構成されるX線画像撮影システムであって、 前記検出手段の種類に応じて異なる補正処理を施した後
    に、前記画像処理手段で所定の画像処理を施すことを特
    徴とするX線画像撮影システム。
  24. 【請求項24】前記画像処理手段によって施される所定
    の画像処理の少なくとも1つが階調変換処理であること
    を特徴とする請求項22乃至請求項23項のいずれか1
    項に記載のX線画像撮影システム。
  25. 【請求項25】前記画像処理手段によって施される所定
    の画像処理の内容が、検出手段の種類によらず一定であ
    ることを特徴とする請求項22乃至請求項23項のいず
    れか1項に記載のX線画像撮影システム。
  26. 【請求項26】前記画像処理手段によって施される所定
    の画像処理の内容の一部が、検出手段の種類によって異
    なることを特徴とする請求項22乃至請求項23項のい
    ずれか1項に記載のX線画像撮影システム。
  27. 【請求項27】前記画像処理手段によって施される所定
    の画像処理が、階調変換処理、周波数処理、ダイナミッ
    クレンジ圧縮処理の少なくとも1つであることを特徴と
    する請求項12項または請求項25乃至請求項26項の
    いずれか1項に記載のX線画像撮影システム。
  28. 【請求項28】前記補正処理の内容が、検出手段が固体
    平面検出器の場合は、ゲイン補正とオフセット補正の少
    なくとも1つを含み、検出手段が輝尽性蛍光体の場合
    は、レーザー走査手段で使用するポリゴンの面倒れ補
    正、輝尽光を集光する集光手段で発生するムラの補正、
    輝尽性蛍光体固有の感度ムラの補正、搬送手段で生ずる
    副走査ムラの補正の少なくとも1つを含むことを特徴と
    する請求項23項に記載のX線画像撮影システム。
  29. 【請求項29】前記補正処理の内容が、画像データの解
    像度の補正、画像データの濃度分解能の補正、画像デー
    タの1画素当たりのビット数の補正の少なくとも1つを
    含むことを特徴とする請求項23項に記載のX線画像撮
    影システム。
  30. 【請求項30】前記補正処理の内容が、画像データに対
    応付けられて記憶されていることを特徴とする請求項2
    3項、または請求項28項、または請求項29に記載の
    X線画像撮影システム。
  31. 【請求項31】X線管から照射されたX線を検出手段で
    検出した後、デジタル化された画像データとして出力す
    るX線画像出力装置と、このX線画像出力装置を制御す
    る制御装置と、前記X線画像出力装置より出力された画
    像データに対して所定の画像処理を施す画像処理手段よ
    って構成されるX線画像撮影システムであって、 前記検出手段の違いや、前記X線画像出力装置の動作の
    違いによって生ずる前記画像データの特性の違いをパラ
    メータとし、前記画像処理手段が前記パラメータに従っ
    て、前記所定の画像処理を施すことを特徴とするX線画
    像撮影システム。
  32. 【請求項32】前記パラメータが、画像データの解像度
    に関わるパラメータ、画像データの濃度分解能に関わる
    パラメータ、画像データの1画素当たりのビット数に関
    わるパラメータの少なくとも1つであることを特徴とす
    る請求項31項に記載のX線画像撮影システム。
  33. 【請求項33】前記パラメータの内容が、前記画像デー
    タに対応付けられて記憶されていることを特徴とする請
    求項31項、または請求項32に記載のX線画像撮影シ
    ステム。
  34. 【請求項34】前記画像処理手段によって施される所定
    の画像処理が、階調変換処理、周波数処理、ダイナミッ
    クレンジ圧縮処理の少なくとも1つであることを特徴と
    する請求項31項に記載のX線画像撮影システム。
  35. 【請求項35】前記検出手段が固体平面検出器もしくは
    輝尽性蛍光体であることを特徴とする請求項22項、ま
    たは請求項23項、または請求項31に記載のX線画像
    撮影システム。
  36. 【請求項36】X線管から照射されX線を検出手段で検
    出した後、デジタル化された画像データとして出力する
    X線画像出力装置と、前記X線画像出力装置を制御する
    制御装置と、前記画像データの映像情報を表示する表示
    手段によって構成されるX線画像撮影システムであっ
    て、前記X線画像出力装置から最後に出力された画像デ
    ータを表示する第1の表示画面と、この第1の表示画面
    に表示された前記画像データに対応する患者氏名、患者
    ID番号、撮影部位、撮影方向の少なくとも1つを表示
    する第2の表示画面と、前記第1の表示画面に表示され
    た前記画像データよりも以前に前記X線画像出力装置か
    ら出力された複数の画像データを縮小表示する第3の表
    示画面を有することを特徴とするX線画像撮影システ
    ム。
  37. 【請求項37】前記第3の表示画面に表示された前記複
    数の縮小画像データが、 1)X線撮影システムが撮影の予約登録を受けた時刻か
    それに準ずる時刻、 2)X線が被写体に照射された時刻かそれに準ずる時
    刻、 3)前記X線画像出力装置内で画像データが生成された
    時刻かそれに準ずる時刻、 4)前記制御装置が画像データを受信した時刻かそれに
    準ずる時刻の少なくともいずれか1つの時刻に対して時
    系列に表示されることを特徴とする請求項36に記載の
    X線画像撮影システム。
  38. 【請求項38】前記第3の表示画面に表示された前記複
    数の縮小画像データが、同一患者の画像データであるこ
    とを特徴とする請求項36または請求項37に記載のX
    線画像撮影システム。
  39. 【請求項39】前記第3の表示画面に表示された前記複
    数の縮小画像データの内の任意の縮小画像データを選択
    できる機能を有し、前記任意の縮小画像データを選択で
    きる機能によって、前記複数の縮小画像データの内の任
    意の縮小画像データを選択すると、この選択された縮小
    画像データが拡大表示されることを特徴とする請求項3
    6乃至請求項38のいずれか1項に記載のX線画像撮影
    システム。
  40. 【請求項40】前記検出手段が固体平面検出器もしくは
    輝尽性蛍光体であることを特徴とする請求項22または
    請求項36に記載のX線画像撮影システム。
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