JP2001148602A - ショートスタブ及びその線路長微調整方法 - Google Patents

ショートスタブ及びその線路長微調整方法

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JP2001148602A
JP2001148602A JP32965399A JP32965399A JP2001148602A JP 2001148602 A JP2001148602 A JP 2001148602A JP 32965399 A JP32965399 A JP 32965399A JP 32965399 A JP32965399 A JP 32965399A JP 2001148602 A JP2001148602 A JP 2001148602A
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政弘 舟橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショートスタブの線路長を微調整する。 【解決手段】 マイクロストリップ線路で構成されるシ
ョートスタブにおいて、スタブを構成する電路2に適当
な間隔をおいて、適当な数の調整用パターン71〜7n
平行に配置し、ショートスタブの入力端子側に配置され
た調整用パターン71を短絡させ、その短絡されている
調整用パターン71側から、金属片8で調整用パターン
1〜7n間を接続するにより、ショートスタブ電路2の
線路長を見かけ上微調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロストリッ
プ線路で構成されるショートスタブ及びその線路長微調
整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロストリップ線路で構成されるシ
ョートスタブは、増幅器のインピーダンス整合回路,発
振器の発振周波数を決定するための素子等のように様々
なものに利用されている。
【0003】このような回路においては、増幅器,発振
器を構成する能動素子(例えばバイポーラトランジス
タ、FET等)の性能ばらつきによって、インピーダン
ス整合の周波数や、発振周波数がばらつくため、ショー
トスタブの線路長を変化させて、ばらつきを吸収させる
必要がある。
【0004】従来、マイクロストリップ線路で構成され
るショートスタブの線路長を変更するには図9に示すよ
うに、主線路1から分岐したショートスタブをなす線路
2の脇に設けたバイアホール31〜3nとショートスタブ
の線路2を直接ボンディングワイヤー41〜4nで接続し
て、ショート端までの線路長を直接変更している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図9に示
す方法に基づいてショートスタブの線路長を変更する場
合には、そのショートスタブの線路長を調整する範囲を
広げることができるが、その反面、その線路長を調整す
る基礎をなすものはバイアホール31〜3nの接続個数で
あるから、そのバイアホール31〜3nの接続個数に基い
てショートスタブの線路長を微調整することが困難であ
るという問題がある。
【0006】本発明の目的は、ショートスタブの線路長
を微調整することが可能なショートスタブ及びその線路
長微調整方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための課題】前記目的を達成するた
め、本発明に係るショートスタブは、マイクロストリッ
プ線路で構成され、その線路長の変化に応じて、インピ
ーダンス整合の周波数或いは発振周波数のばらつき等を
吸収するショートスタブであって、ショートスタブをな
す電路の一端を短絡し、前記ショートスタブをなす電路
の長さ方向に沿って、個別に独立した調整用パターンの
列を設け、前記ショートスタブ電路の線路長を変更する
ために必要な個数の前記調整用パターンを金属片で接続
して電路を形成するものであり、前記調整用パターンに
よる電路は、前記ショートスタブ電路の短絡端と反対側
が短絡され、前記ショートスタブ電路に電磁界的に結合
する位置に設けられるものである。
【0008】また本発明に係るショートスタブは、マイ
クロストリップ線路で構成され、その線路長の変化に応
じて、インピーダンス整合の周波数或いは発振周波数の
ばらつき等を吸収するショートスタブであって、ショー
トスタブをなす電路の一端を短絡し、前記ショートスタ
ブをなす電路の長さ方向に沿って、相互間を導体のエア
ブリッジで接続した調整用パターンの列を設け、前記シ
ョートスタブ電路の線路長を変更するために必要な個数
の前記調整用パターンを残して前記エアブリッジを除去
して電路を形成するものであり、前記調整用パターンに
よる電路は、前記ショートスタブ電路の短絡端と反対側
が短絡され、前記ショートスタブ電路に電磁界的に結合
する位置に設けられるものである。
【0009】また前記調整用パターンによる電路は、前
記ショートスタブ電路に対して平行に配置されたもので
ある。
【0010】また本発明に係るショートスタブの線路長
微調整方法は、マイクロストリップ線路で構成され、そ
の線路長の変化に応じて、インピーダンス整合の周波数
或いは発振周波数のばらつき等を吸収するショートスタ
ブの線路長微調整方法であって、ショートスタブをなす
電路の一端を短絡し、前記ショートスタブをなす電路の
長さ方向に沿って、複数の調整用パターンによる電路を
配置し、前記調整用パターンによる電路は、前記ショー
トスタブ電路の短絡端と反対側を短絡し、前記ショート
スタブ電路に電磁界的に結合する位置に設け、複数の調
整用パターンによる電路の線路長を変化させ、該調整用
パターンによる電路が前記ショートスタブをなす電路に
及ぼす相互インダクタンス量を調整して、前記ショート
スタブをなす電路の見かけ上の線路長を変更するもので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
【0012】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るショートスタブの線路長微調整パターンを示す
構成図である。
【0013】図1に示す本発明の実施形態1に係るショ
ートスタブは、マイクロストリップ線路で構成されてお
り、主電路1から分岐されたショートスタブをなす電路
2は、その先端がバイアホール5でショートされた構造
に構成されている。
【0014】図1に示す本発明の実施形態1は、ショー
トスタブをなす電路2の主電路1側にバイアホール6を
設け、そのバイアホール6の位置から先端側のバイアホ
ール5側に向けて個別に分離した調整用パターン(電極
パターン)71〜7nの列をショートスタブをなす電路2
に平行して設ける。
【0015】ショートスタブを構成する電路2に平行し
て適当な数の調整用パターン7を設けるにあたって、シ
ョートスタブを構成する電路2と調整用パターン7の間
隔は、十分な電磁界的な結合が生じるように狭く設定す
る。
【0016】さらに調整用パターン71〜7nの内、ショ
ートスタブ電路2の主線路1からの分岐した入力端子側
に位置する調整用パターン71は、バイアホール6でシ
ョートする。
【0017】図1に示す本発明の実施形態1において、
ショートスタブの線路長を変更するには、バイアホール
6でショートされている調整用パターン71の方から順
番に、隣接する調整用パターン71〜7nの相互間を金属
片8で接続し、かつ、その都度ショートスタブの電気的
特性を測定し、ショートスタブの電気的特性が所望の特
性になった時点で、金属片8による調整用パターン72
〜7n相互間の接続を中止する。
【0018】次に図1に示す本発明の実施形態1におい
て、ショートスタブ電路2の線路長を微調整して変更す
ることが可能なことを具体的に説明する。
【0019】図1に示すように、ショートスタブを構成
する電路(以下、ショートスタブ電路という)2と平行
に配置された調整用パターン71〜7nを、バイアホール
6でショートされた調整用パターン71〜7nの方から順
に金属片8で接続していくと、金属片8で電気的に接続
された調整用パターン71,72・・・からなる電路7a
は、ショートスタブ電路2と平行し、かつ、その電路7
aは、その一端がバイアホール6でショートされ、他端
がオープンされた線路として形成されることとなる。
【0020】このような電路7aがショートスタブ電路
2に対して電磁界的に結合している場合、マイクロスト
リップ構成のショートスタブ電路2を伝送される信号に
より、ショートスタブ電路2に隣接する電路7aに電磁
界が励振される。このときの様子を模式的に示すと、図
2のようになる。
【0021】すなわち主線路1からショートスタブ電路
2に入力した信号は、バイアホール5で短絡されたショ
ートスタブ電路2のショート端でいわゆる”節”とな
り、電圧振幅は”0”となる。ショートスタブ電路2の
入力側(主電路1側)に近づくに従い、その電圧振幅が
大きくなり、そのショートスタブ電路2の入力端(主電
路1との分岐位置)で最大となる定在波が生じる。
【0022】これに対して調整用パターン7で構成され
る電路7aに励起された信号は、入力端(主電路1側)
がバイアホール6で短絡されたショート端であり、他方
がオープンとなっているため、入力端(主電路1側)側
の電圧振幅は”0”で、オープン側の電圧振幅は最大と
なる定在波が生じる。
【0023】この関係は、ショートスタブ電路2に入力
された信号の位相と、調整用パターン7による電路7a
に励起された信号の位相とは、逆相の関係になっている
ことを示している。
【0024】これを図3に示す等価回路で説明する。一
般にマイクロストリップ線路の等価回路は、伝搬する信
号が平面波で扱える周波数帯ならば、図3に示すよう
に、インダクタ”L”と容量”C”を用いた分布定数回
路で表すことができる。ただし図3においては、線路の
導体損,基板の誘電体損による抵抗,コンダクタンスを
省略している。
【0025】図3に示す等価回路を用いて、図1の回路
をインダクタと容量で表すと、図4のように表すことが
できる。
【0026】図4において、”L1”,”C1”はショ
ートスタブ電路2の有するインダクタ,容量である。ま
た、”L2”,”C2”は、一端をバイアホール6でシ
ョートされ相互間を金属片8で接続してなる電路7aを
有するインダクタ,容量である。また、”L12”,”
C12”は、ショートスタブ電路2と電路7aとの間の
結合により生じた相互インダクタンス,線間容量であ
る。
【0027】この場合、ショートスタブ電路2の入力端
側は、主電路1に接続されているため、インダクタンス
L1は、ショートされることなく、入力端子(主線路
1)に結合されているが、その他端ではバイアホール5
でショートされるため、容量C1分を持たないで接地さ
れた状態となる。
【0028】他方、電路7aの入力端側は、バイアホー
ル5でショートされるため、インダクタンスL1は、容
量C1分を持たないで接地された状態となる。また電路
7aの他端では、バイホールでショートされることがな
く、マイクロストリップ構成の特性上、インダクタンス
L1は、容量C1分を持つ状態で接地される。
【0029】図4において、ショートスタブ電路2の入
力端に信号が印加されると、ショートスタブ電路2に隣
接する調整用パターン7からなる電路7aには、逆位相
の信号が励起されるため、調整用パターン7からなる電
路7aと隣接して電磁界的に結合している区間のショー
トスタブ電路2のインダクタ”L1”には、ショートス
タブ電路2と隣接している調整用パターン7からなる電
路7aとの間に生じた相互インダクタ”L12”が附加
されたこととなって、そのインダクタンスが大きくな
る。すなわち、それぞれのインダクタンスを”L
1”、”L12”とすれば、”L1”→”L1+L1
2”となる。
【0030】これにより、ショートスタブ電路2の入力
端子から見たマイクロストリップ線路の位相遅延が大き
くなる。マイクロストリップ線路の位相遅延は、電路を
構成する基板(材質、厚み等)、電路幅が同じならは、
その線路長に比例する。
【0031】したがって、ショートスタブ電路2を構成
するマイクロストリップ線路の位相遅延が大きくなるこ
とは、入力端子から見たショートスタブ電路2の線路長
が等価的に長くなることを意味する。
【0032】この効果は、ショートスタブだけでなく、
通常の伝送電路でも得られるが、ショートスタブの場
合、入力端子から短絡された先端側に向かう進行波と、
ショート端側から反射して入力端子に戻る反射波との両
方に効果があるため、伝送電路の2倍効果があることに
なる。
【0033】この効果を利用して本発明では、、ショー
トスタブ電路2の線路長を変更するには、調整用パター
ン7と金属片8で構成する片側ショートで、かつ片側オ
ープンの調整用パターン7からなる電路7aの線路長を
変更して、ショートスタブを構成する電路2と結合する
範囲の長さを変更すればよいこととなり、調整用パター
ン7間を金属片8で順次接続することにより、調整用パ
ターン7のショート端(バイアホール5による短絡側)
からオープンされた端部までの線路長を変更することに
より達成することができる。
【0034】結合された調整用パターン7による電路7
aの線路長変化に基くショートスタブ電路2の等価的な
線路長の変化量は、結合による相互インダクタンス”L
12”により決定される。この相互インダクタンスはあ
まり大きな値ではなく、ショートスタブを構成するマイ
クロストリップ線路を分布定数回路で表現したときのイ
ンダクタンス”L1”を10%〜20%程度変化させ
る。
【0035】したがって本発明においてショートスタブ
の線路長を等価的に変化可能な範囲は、+10%〜+2
0%程度となり、図9に示す従来の方法でショートスタ
ブの長さを直接変更する方法に比べれば、微調整が可能
となる。
【0036】図5,図6,図7は、本発明によるショー
トスタブ電路2の線路長変化の様子を示す図である。図
5は、図1の構成をもとに、電磁界シミュレータを用い
て解析するために作成した図である。
【0037】ショートスタブ電路2を構成するマイクロ
ストリップ線路の線路長は400μm、その電路幅は2
0μm、マイクロストリップ線路を構成する基板の材料
はGaAs、その基板厚は80μmである。
【0038】他方、長さ25μm,幅50μmの調整用
パターン71〜7nをショートスタブ電路2から10μm
離し、かつ隣接する調整用パターン71〜7nを25μm
の間隔で配置し、ショートスタブ電路2の入力側に配置
された調整用パターン71は、バイアホール5でショー
トする。
【0039】図5に示すように、調整用パターン71
nを金属片(金属片8に相当するもの)をA,B,
C,・・・の順に接続した場合に、ショートスタブ電路
2の入力端子側からショート端側を見た反射位相を、電
磁界シミュレータにより計算した結果を図6に示す。
【0040】図6に示すように、金属片を順にA,B,
C・・・と接続していくに従い、ショートスタブ電路2
の入力端子側からショート端側を見た反射位相の位相遅
れが大きくなっていることが分かる。
【0041】これを線路長の短縮比で比べるために、位
相遅れが最大となるとき(金属片をFまで接続したと
き)の反射位相と等しい反射位相が得られるときの調整
用パターン7による電路7aが存在しないときのショー
トスタブ電路2の線路長を求めた。
【0042】その結果、図7に示すように例えば周波数
40GHzにおいて、金属片がFまで接続された調整用
パターン7による電路7aを有するショートスタブ電路
2と同じ反射位相をもつ調整用パターンなしのショート
スタブ電路2の線路長は、480μmとなり、これに対
して本発明のように金属片がFの位置まで接続された調
整用パターン7による電路7aを有するショートスタブ
電路2の線路長は400μmであるから、ショートスタ
ブ電路2の線路長を+20%(80μm)程度見かけ上
短く調整することが可能であることを示している。
【0043】上述したようにショートスタブは、増幅器
のインピーダンス整合回路,発振器の発振周波数を決定
するための素子等,様々なところに利用されており、こ
のような回路においては、増幅器や発振器を構成する能
動素子(例えばバイポーラトランジスタ、FET等)の
性能ばらつきによって、インピーダンス整合の周波数
や、発振周波数がばらつくため、ショートスタブ電路2
の線路長を変化させて、ばらつきを吸収させる必要があ
るが、能動素子の性能ばらつきに対して10%〜20%
程度を吸収できればよいが、ショートスタブ電路2の線
路長の可変範囲も10%〜20%あれば十分である。
【0044】上述したように本発明によれば、ショート
スタブ電路2の線路長の可変範囲を10%〜20%の範
囲とすることができるため、ショートスタブ電路2の線
路長の変更に用いて充分に目的を達成することができ、
さらに従来の方法による線路長変更に比べて微調整を行
うことができるものである。
【0045】(実施形態2)図8は、本発明の実施形態
2に係るショートスタブの線路長微調整パターンを示す
構成図である。
【0046】図1に示す本発明の実施形態1では、隣接
する調整用パターン7の相互間を金属片8でそれぞれ接
続することにしたが、図8に示す本発明の実施形態2
は、隣接する調整用パターン7の相互間を予め導体から
なるエアーブリッジ9にて接続しておき、バイアホール
5で短絡されたショート側とは反対のオープン側(図
中、右端側)からエアーブリッジ9を除去することによ
り、そのオープン側(図中、右端側)から隣接する調整
用パターン7の相互間を電気的にオープンにして、調整
用パターン7からなる電路7aの線路長を変化させ、そ
の結果としてショートスタブ電路2の線路長の微調整を
可能としている。
【0047】図8に示す本発明の実施形態2でも、図1
に示す本発明の実施形態1と同様な効果を奏するもので
ある。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
イクロストリップ線路で構成されるショートスタブ電路
に隣接させて複数の調整用パターン列を配置し、調整用
パターンを接続して形成される電路の長さを変化させる
ことにより、ショートスタブ電路の線路長を見かけ上、
微調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図8は、本発明の実施形態2に係るショートス
タブの線路長微調整パターンを示す構成図である。
【図2】調整用パターンによる線路がショートスタブ電
路に対して電磁界的に結合している場合、マイクロスト
リップ構成のショートスタブ線路を伝送される信号によ
り、ショートスタブ線路に隣接する線路に電磁界が励振
されるときの様子を模式的に示す図である。
【図3】図1の構成を等価回路で示す図である。
【図4】図3に示す等価回路を用いて、図1の回路をイ
ンダクタと容量で表した場合を示す図である。
【図5】図1の構成をもとに、電磁界シミュレータを用
いて解析するために作成した図である。
【図6】本発明によるショートスタブ電路の線路長変化
の様子を示す図である。
【図7】本発明によるショートスタブ電路の線路長変化
の様子を示す図である。
【図8】本発明の実施形態2に係るショートスタブの線
路長微調整パターンを示す構成図である。
【図9】従来例に係るショートスタブの線路長微調整パ
ターンを示す構成図である。
【符号の説明】
1 主線路 2 ショートスタブ電路 5,6 バイアホール 71〜7n,7 調整用パターン 7a 調整用パターンによる電路 8 金属片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロストリップ線路で構成され、そ
    の線路長の変化に応じて、インピーダンス整合の周波数
    或いは発振周波数のばらつき等を吸収するショートスタ
    ブであって、 ショートスタブをなす電路の一端を短絡し、前記ショー
    トスタブをなす電路の長さ方向に沿って、個別に独立し
    た調整用パターンの列を設け、 前記ショートスタブ電路の線路長を変更するために必要
    な個数の前記調整用パターンを金属片で接続して電路を
    形成するものであり、 前記調整用パターンによる電路は、前記ショートスタブ
    電路の短絡端と反対側が短絡され、前記ショートスタブ
    電路に電磁界的に結合する位置に設けられるものである
    ことを特徴とするショートスタブ。
  2. 【請求項2】 マイクロストリップ線路で構成され、そ
    の線路長の変化に応じて、インピーダンス整合の周波数
    或いは発振周波数のばらつき等を吸収するショートスタ
    ブであって、 ショートスタブをなす電路の一端を短絡し、前記ショー
    トスタブをなす電路の長さ方向に沿って、相互間を導体
    のエアブリッジで接続した調整用パターンの列を設け、 前記ショートスタブ電路の線路長を変更するために必要
    な個数の前記調整用パターンを残して前記エアブリッジ
    を除去して電路を形成するものであり、 前記調整用パターンによる電路は、前記ショートスタブ
    電路の短絡端と反対側が短絡され、前記ショートスタブ
    電路に電磁界的に結合する位置に設けられるものである
    ことを特徴とするショートスタブ。
  3. 【請求項3】 前記調整用パターンによる電路は、前記
    ショートスタブ電路に対して平行に配置されたものであ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のショートス
    タブ。
  4. 【請求項4】 マイクロストリップ線路で構成され、そ
    の線路長の変化に応じて、インピーダンス整合の周波数
    或いは発振周波数のばらつき等を吸収するショートスタ
    ブの線路長微調整方法であって、 ショートスタブをなす電路の一端を短絡し、前記ショー
    トスタブをなす電路の長さ方向に沿って、複数の調整用
    パターンによる電路を配置し、前記調整用パターンによ
    る電路は、前記ショートスタブ電路の短絡端と反対側を
    短絡し、前記ショートスタブ電路に電磁界的に結合する
    位置に設け、 複数の調整用パターンによる電路の線路長を変化させ、
    該調整用パターンによる電路が前記ショートスタブをな
    す電路に及ぼす相互インダクタンス量を調整して、前記
    ショートスタブをなす電路の見かけ上の線路長を変更す
    ることを特徴とするショートスタブの線路長微調整方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9647656B2 (en) 2014-01-15 2017-05-09 Fujitsu Limited Integrated circuit and transmission and reception apparatus
CN117452189A (zh) * 2023-12-22 2024-01-26 深圳市瀚强科技股份有限公司 射频功率检测方法及相关装置

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