JP2001147549A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001147549A
JP2001147549A JP2000256251A JP2000256251A JP2001147549A JP 2001147549 A JP2001147549 A JP 2001147549A JP 2000256251 A JP2000256251 A JP 2000256251A JP 2000256251 A JP2000256251 A JP 2000256251A JP 2001147549 A JP2001147549 A JP 2001147549A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写材担持体あるいは中間転写体に付着する
トナーの除去性能の向上を図った画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 形状係数SF1が100〜140、好ま
しくは100〜120であり、形状係数SF2が100
〜120であり、重量平均粒径が5〜11μm、好まし
くは5〜7μmの実質的球形である非磁性一成分微粒径
重合トナーを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複写機,
プリンタ,FAX等の、電子写真方式を用いた画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置として、電子写真方
式,熱転写方式,インクジェット方式等様々な方式が採
用されている。これらのうち、電子写真方式を用いた画
像形成装置は、他の方式と比較して、高速、高画質、静
粛性の点で優位性を有している。
【0003】また、近年、電子写真方式を用いたカラー
画像形成装置も普及してきている。電子写真方式を用い
たカラー画像形成装置には様々な方式があり、例えば、
従来、多重転写方式,中間転写方式等がよく知られてい
る。
【0004】あるいは、この他にも、電子写真感光体の
表面にカラーのトナーを重ねて形成した後に、これを転
写材上に一括転写して画像形成を行う多重現像方式、あ
るいは複数の異なる色の画像形成部(プロセスステーシ
ョン)を直列に配置し、搬送手段によって搬送される転
写材P上に次々に各色のトナー像を転写するインライン
方式等がある。
【0005】インライン方式によるカラー画像形成装置
は高速化が可能であり、また、トナー像転写の回数が少
ないため画質が良いなど、多くの優位点を有している。
また、インライン方式においては、有用性(ユーザビリ
ティ)の向上、装置の設置面積の低減のために、プロセ
スステーションを鉛直方向に並べ、転写材を垂直に搬送
する構成も提案されている。
【0006】図8は、インライン方式を用いた従来技術
に係るカラー電子写真画像形成装置の一例を示す概略構
成図である。インライン方式の画像形成装置では、転写
材搬送装置としての静電吸着搬送ベルト(「搬送ベル
ト」ともいう。)101が、駆動ローラ107、吸着対
向ローラ106、テンションローラ108及び109の
4本のローラに巻架される。
【0007】この搬送ベルト101の周面に沿って、イ
エロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色の画像形
成部であるプロセスステーション102a,102b,
102c及び102dが直列に配置されており、搬送ベ
ルト101は、図中矢印X’方向に回転することによ
り、転写材P’を各プロセスステーションに順次搬送す
る。
【0008】各プロセスステーション102a〜102
dの内部構成の一例を図9を用いて説明する。
【0009】プロセスステーション102aは、像担持
体として、例えば、矢印W’方向に回転可能なドラム状
の電子写真感光体、即ち、感光ドラム121aを有して
いる。この感光ドラム121aの表面は一次帯電装置1
22aにより一様に帯電された後、例えば、静電潜像形
成装置である、LED,レーザ等の露光装置による露光
光123aが画像情報に従って点滅することにより、感
光ドラム121aの表面に静電潜像が形成される。
【0010】その後、現像装置124aによって、トナ
ーをこの静電潜像に静電的に付着させることにより、感
光ドラム121a上にトナー像が形成される。次いで、
転写材搬送装置にて感光ドラム121aと対向する転写
位置まで搬送されてきた転写材P’上に、感光ドラム1
21a上のトナー像は、転写装置103aの作用により
静電的に転写される。
【0011】感光ドラム121a上に残留する、所謂、
転写残トナーはクリーニングブレード125aによって
掻き落とされて、廃トナー容器126aに収容され、感
光ドラム121aは繰り返し画像形成に供される。
【0012】プロセスステーション102b〜102d
も、上記プロセスステーション102aと同様の内部構
成である。
【0013】この様に、各プロセスステーション内の感
光ドラム121a〜121dに対向する位置には、搬送
ベルト101を介して転写装置である転写ブレード10
3a,103b,103c及び103dがそれぞれ設け
られており、これら転写ブレード103a,103b,
103c及び103dには、それぞれ転写バイアス電源
104a,104b,104c及び104dより、転写
バイアスが印加される。
【0014】従来、上記のような電子写真方式の画像形
成装置において、例えば、感光ドラム121a〜121
dとして、負極性の有機半導体電子写真感光体(OPC
感光体)を用いて、露光により負電荷が減衰した露光部
を現像する場合には、負極性のトナーを用いていた。従
って、転写ブレード103a〜103dには転写バイア
ス電源104a〜104dより正極性の転写バイアスを
印加して、負極性のトナーを転写材P’に転写させてい
た。また、転写ブレード103としては、低抵抗の樹脂
フィルムが一般的に用いられていた。
【0015】転写材P’は、給紙カセット115等から
供給ローラ114によって画像形成装置内に送り出され
ると、まず、画像形成動作と転写材P’の搬送との同期
をとるために、例えばローラ状の同期回転体(即ち、レ
ジストローラ110)及びレジスト対向ローラ113に
一度挟持された後、転写材P’と搬送ベルト101との
吸着が行われる吸着部N’に導かれる。
【0016】吸着部N’では、吸着部材としての吸着ロ
ーラ105が搬送ベルト101を介して吸着対向部材と
しての吸着対向ローラ106と対向し、搬送ベルト10
1及び転写材P’を挟持するように構成される。吸着ロ
ーラ105には高圧電源である吸着バイアス電源112
より正極性の電圧が印加されることによって転写材P’
に電荷が付与され、電荷を付与された転写材P’は、分
極された搬送ベルト101に静電的に吸着される。
【0017】このようにして搬送ベルト101に吸着さ
れた転写材P’は各色のプロセスステーションを順次通
過し、感光ドラム121a〜121d上の各色のトナー
像が次々に転写される。その後、定着装置116にて未
定着トナーのカラー画像は加熱及び加圧されてカラーの
永久画像となる。
【0018】また、バックアップ部材133に支持され
た状態でクリーニングブレード132を搬送ベルト10
1に当接させることで、転写材P’の搬送が終了した搬
送ベルト101の表面に付着したトナー等の汚染物質は
除去される。更に、搬送ベルト101は、除電帯電器1
11にて除電されて、続く画像形成プロセスに備える。
なお、搬送ベルト101の表面から除去された廃トナー
は、廃トナー容器131に収容される。
【0019】ここで、搬送ベルト101は、通常は、表
面にトナー像を直接担持させることはないので、トナー
像により汚染されることは少ないが、ジャム時や非画像
部への地カブリトナー付着、あるいは、搬送ベルト10
1上にレジストマークや濃度検出パターンを直接形成し
てこれを検知する様なシステム使用時等においては、搬
送ベルト101上にトナーが付着することがある。
【0020】このように、クリーニングブレード132
によって、搬送ベルト101の表面に付着したトナー等
を除去するタイプの装置の場合には次のような問題があ
った。
【0021】(1)廃トナー容器131が満タンになっ
た場合、廃トナー容器単体、あるいは搬送ベルト101
全体(廃トナー容器131が搬送ベルトと一体構造の場
合)を交換しなければならず、前者の場合はユーザーの
手が汚れる等、ユーザビリティの問題があり、後者の場
合はコスト高(高価な搬送ベルトユニットの寿命短縮)
の問題が生じる。
【0022】(2)クリーナブレード132が搬送ベル
ト101に対して摺擦による抵抗を与えるため、搬送ベ
ルト101の回転トルク負荷変動や円周方向における搬
送ベルト101の部分的伸縮を生じ、各色間での色ずれ
の原因となる。
【0023】(3)搬送ベルト101の表面がクリーナ
ブレード132により摺擦されることで、削れや汚染物
質によるフィルミングが生じ、搬送ベルト101の寿命
が低下する。
【0024】そこで、このような問題点を解決するため
に、搬送ベルト101上のトナーを感光体121に静電
的に転写して、これを廃トナー容器126に回収する技
術が考えられた。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、搬送ベ
ルト101上のトナーを感光体121に静電的に転写さ
せる技術を用いても、搬送ベルト101上のトナーを効
率良く感光体121に転写できずに、これが原因で転写
材の裏汚れという問題が発生することがあった。
【0026】この現象は、トナーの搬送ベルト101へ
の吸着力が非常に大きくなっているためで、この要因と
して、まず、搬送ベルト101上に直接形成された濃度
検出用パターンとしてのトナー像が複数の転写ステーシ
ョンを通過する間に、搬送ベルト101上に電気的に強
力に吸着されてしまうことが考えられる。
【0027】カラートナーのイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックのうち、上流側のイエロートナーやマゼン
タトナーは3〜4回の転写を受けるため、強固な吸着を
受けることが予想される。
【0028】これは、搬送ベルト101が転写材P’を
表面に吸着させた状態で4つの転写装置を通過出来るよ
うに、その材質として、一般に薄層且つ高抵抗で、静電
容量の大きな部材を用いている事が要因の1つと考えら
れる。即ち、複数回の転写を介して、電荷が静電容量の
大きな搬送ベルト101やトナー自身に蓄積され、結果
的にトナーが搬送ベルト101上に強力に吸着されるも
のと思われる。
【0029】また、他の要因として、複数の転写位置を
通過する度に、転写時の転写ブレードによる圧力により
トナー同士が凝集し、互いの自由な動きを阻害すること
が考えられる。
【0030】なお、上記の例は、故意に搬送ベルト10
1上に濃度検出用のパッチパターンを形成し、これをク
リーニングする場合を想定しているが、これ以外に、例
えば、給紙不良によるジャム等が発生した場合にも、や
はり搬送ベルト101上に直接トナー像が転写されてし
まうことになり、この場合も同様に電界によるトナー清
掃は困難なものとなる。
【0031】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、転写
材担持体あるいは中間転写体に付着するトナーの除去性
能の向上を図った画像形成装置を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、第1の転写位置までトナー像を担
持搬送する第1像担持体と、第2の転写位置までトナー
像を担持搬送する第2像担持体と、前記第1の転写位置
及び第2の転写位置まで順次転写材を担持搬送する転写
材担持体と、を備え、前記第1像担持体及び第2像担持
体によって担持する各トナー像を、前記転写材担持体に
搬送される転写材上に順次静電的に転写させる第1モー
ドと、前記転写材担持体上のトナーを前記第1像担持体
及び第2像担持体に静電的に転写させる第2モードと、
を有する画像形成装置において、球形物質を2次元平面
上に投影してできる楕円状図形の最大長の二乗を図形面
積で割って、100π/4を乗じて得られる値を形状係
数SF1とした場合に、前記トナーの形状係数SF1が
100〜140を満たすことを特徴とする。
【0033】従って、トナーが球形に近く、転写効率に
優れるため、第2モードでの転写材担持体から像担持体
へのトナーの転写効率が向上する。
【0034】前記トナーの形状係数SF1が100〜1
20を満たすとよい。
【0035】物質を2次元平面上に投影してできる図形
の周長の二乗を図形面積で割って、100/4πを乗じ
て得られる値を形状係数SF2とした場合に、前記トナ
ーの形状係数SF2が100〜120を満たすとよい。
【0036】従って、トナーの表面に凹凸が少なく球形
に近いため、トナーは転写効率に優れる。
【0037】JIS B0601で定義される表面粗さ
をRzとした場合に、前記転写材担持体の転写材の担持
する側の表面の粗さRzが0.05〜5μmを満たし、
かつ、前記トナーの平均粒径が5〜11μmを満たすと
よい。
【0038】従って、トナーが転写材担持体の転写材の
担持する側の表面に捉えられることが防止される。
【0039】前記トナーの平均粒径が5〜7μmを満た
すとよい。
【0040】前記第2モードを行う場合に、像担持体と
転写材担持体との位置関係に対して、前記第1の転写位
置と第2の転写位置とでは逆向きの電界を生じさせると
よい。
【0041】従って、トナーがいずれの極性となってい
た場合であっても、いずれかの像担持体側に吸着され
る。
【0042】前記トナーは重合トナーであるとよい。
【0043】前記第2モードによって前記第1像担持体
に転写されたトナーを回収する第1トナー回収手段を設
けるとよい。
【0044】前記第2モードによって前記第2像担持体
に転写されたトナーを回収する第2トナー回収手段を設
けるとよい。
【0045】前記第1モード時に、前記第1像担持体に
担持されたトナー像を前記転写材担持体に搬送される転
写材上に静電的に転写させる第1転写手段を設けるとよ
い。
【0046】前記第1モード時に、前記第2像担持体に
担持されたトナー像を前記転写材担持体に搬送される転
写材上に静電的に転写させる第2転写手段を設けるとよ
い。
【0047】前記第2モード時に、前記第1転写手段に
印加する電圧を第2転写手段に印加する電圧とは逆極性
にするとよい。
【0048】前記第1モード時に、前記第1転写手段及
び第2転写手段に印加する電圧の極性をトナーの帯電極
性とは逆極性にするとよい。
【0049】前記第2モード時に、前記第1転写手段
は、前記転写材担持体上のトナーを前記第1像担持体に
静電的に転写するとよい。
【0050】前記第2モード時に、前記第2転写手段
は、前記転写材担持体上のトナーを前記第2像担持体に
静電的に転写するとよい。
【0051】第3の転写位置までトナー像を担持搬送す
る第3像担持体を備え、前記転写材担持体は、転写材を
第2の転写位置まで搬送した後に更に前記第3の転写位
置まで搬送するとよい。
【0052】前記第2モード時に、前記転写材担持体上
のトナーを前記第3像担持体に静電的に転写させるとよ
い。
【0053】前記転写材担持体はベルト形状であるとよ
い。
【0054】また、第1の転写位置までトナー像を担持
搬送する第1像担持体と、第2の転写位置までトナー像
を担持搬送する第2像担持体と、前記第1像担持体及び
第2像担持体から各転写位置で転写されたトナー像を転
写材まで担持搬送する中間転写体と、を備え、前記第1
像担持体及び第2像担持体によって担持する各トナー像
を、前記中間転写体上に順次静電的に転写させる第1モ
ードと、前記中間転写体上のトナーを前記第1像担持体
及び第2像担持体に静電的に転写させる第2モードと、
を有する画像形成装置において、球形物質を2次元平面
上に投影してできる楕円状図形の最大長の二乗を図形面
積で割って、100π/4を乗じて得られる値を形状係
数SF1とした場合に、前記トナーの形状係数SF1が
100〜140を満たすことを特徴とする。
【0055】従って、トナーが球形に近く、転写効率に
優れるため、第2モードでの中間転写体から像担持体へ
のトナーの転写効率が向上する。
【0056】前記トナーの形状係数SF1が100〜1
20を満たすとよい。
【0057】物質を2次元平面上に投影してできる図形
の周長の二乗を図形面積で割って、100/4πを乗じ
て得られる値を形状係数SF2とした場合に、前記トナ
ーの形状係数SF2が100〜120を満たすとよい。
【0058】従って、トナーの表面に凹凸が少なく球形
に近いため、トナーは転写効率に優れる。
【0059】JIS B0601で定義される表面粗さ
をRzとした場合に、前記中間転写体のトナー像が転写
される側の表面の粗さRzが0.05〜5μmを満た
し、かつ、前記トナーの平均粒径が5〜11μmを満た
すとよい。
【0060】従って、トナーが中間転写体のトナー像が
転写される側の表面に捉えられることが防止される。
【0061】前記トナーの平均粒径が5〜7μmを満た
すとよい。
【0062】前記第2モードを行う場合に、像担持体と
中間転写体との位置関係に対して、前記第1の転写位置
と第2の転写位置とでは逆向きの電界を生じさせるとよ
い。
【0063】従って、トナーがいずれの極性となってい
た場合であっても、いずれかの像担持体側に吸着され
る。
【0064】前記トナーは重合トナーであるとよい。
【0065】前記第2モードによって前記第1像担持体
に転写されたトナーを回収する第1トナー回収手段を設
けるとよい。
【0066】前記第2モードによって前記第2像担持体
に転写されたトナーを回収する第2トナー回収手段を設
けるとよい。
【0067】前記第1モード時に、前記第1像担持体に
担持されたトナー像を前記中間転写体上に静電的に転写
させる第1転写手段を設けるとよい。
【0068】前記第1モード時に、前記第2像担持体に
担持されたトナー像を前記中間転写体上に静電的に転写
させる第2転写手段を設けるとよい。
【0069】前記第2モード時に、前記第1転写手段に
印加する電圧を第2転写手段に印加する電圧とは逆極性
にするとよい。
【0070】前記第1モード時に、前記第1転写手段及
び第2転写手段に印加する電圧の極性をトナーの帯電極
性とは逆極性にするとよい。
【0071】前記第2モード時に、前記第1転写手段
は、前記中間転写体上のトナーを前記第1像担持体に静
電的に転写するとよい。
【0072】前記第2モード時に、前記第2転写手段
は、前記中間転写体上のトナーを前記第2像担持体に静
電的に転写するとよい。
【0073】第3の転写位置までトナー像を担持搬送す
る第3像担持体を備え、前記中間転写体は該第3像担持
体から転写されたトナー像を担持搬送するとよい。
【0074】前記第2モード時に、前記中間転写体上の
トナーを前記第3像担持体に静電的に転写させるとよ
い。
【0075】前記中間転写体はベルト形状であるとよ
い。
【0076】また、表面上に形成されたトナー像を転写
位置まで担持搬送する感光体と、前記転写位置まで転写
材を担持搬送する転写材担持体と、を備え、 前記感光体によって担持するトナー像を、前記転写材担
持体に搬送される転写材上に静電的に転写させる第1モ
ードと、 前記転写材担持体上のトナーを前記感光体表面上に静電
的に転写させる第2モードと、を有する画像形成装置に
おいて、 球形物質を2次元平面上に投影してできる楕円状図形の
最大長の二乗を図形面積で割って、100π/4を乗じ
て得られる値を形状係数SF1とした場合に、 前記トナーの形状係数SF1が100〜140を満たす
ことを特徴とする。
【0077】従って、トナーが球形に近く、転写効率に
優れるため、第2モードでの転写材担持体から像担持体
への転写効率が向上する。
【0078】前記トナーの形状係数SF1が100〜1
20を満たすとよい。
【0079】物質を2次元平面上に投影してできる図形
の周長の二乗を図形面積で割って、100/4πを乗じ
て得られる値を形状係数SF2とした場合に、 前記トナーの形状係数SF2が100〜120を満たす
とよい。
【0080】従って、トナーの表面に凹凸が少なく球形
に近いため、トナーは転写効率に優れる。
【0081】JIS B0601で定義される表面粗さ
をRzとした場合に、 前記転写材担持体の転写材の担持する側の表面の粗さR
zが0.05〜5μmを満たし、 かつ、前記トナーの平均粒径が5〜11μmを満たすと
よい。
【0082】従って、トナーが転写材担持体の転写材の
担持する側の表面に捉えられることが防止される。
【0083】前記トナーの平均粒径が5〜7μmを満た
すとよい。
【0084】前記トナーは重合トナーであるとよい。
【0085】前記第2モードによって前記感光体表面上
に転写されたトナーを回収するトナー回収手段を設ける
とよい。
【0086】前記第1モード時に、前記感光体表面上に
担持されたトナー像を前記転写材担持体に搬送される転
写材上に静電的に転写させる転写手段を設けるとよい。
【0087】前記第1モード時に、前記転写手段に印加
する電圧の極性をトナーの帯電極性とは逆極性にすると
よい。
【0088】前記第2モード時に、前記転写手段に印加
する電圧の極性をトナーの帯電極性と同極性にするとよ
い。
【0089】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0090】(第1の実施の形態)図1〜図6を参照し
て、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置につ
いて説明する。
【0091】まず、転写材搬送装置について説明する。
【0092】本発明の実施の形態に係る画像形成装置に
適用される転写材搬送装置の主要構成部材としては、図
1に示すように、駆動ローラ7、吸着対向ローラ6、テ
ンションローラ8及び9の4本のローラに巻架される転
写材担持体としての静電吸着搬送ベルト(以下、「搬送
ベルト」という)1を挙げることが出来る。
【0093】搬送ベルト1は、体積抵抗率が107Ω・
cm〜1013Ω・cmの無端状ベルトである。
【0094】搬送ベルト1の材質としては、PVdF
(ポリジフロロビニル)、ETFE(エチレン−テトラ
フロロエチレン共重合体)、ポリカーボネート、PET
(ポリエチレンテレフタレート)、またはポリイミド等
の樹脂フィルムが吸着、転写性の点から良好である。
【0095】搬送ベルト1の体積抵抗率としては、10
7〜1013Ω・cmが好ましく、更には108〜1012Ω
・cmであるのが好ましい。ここで、体積抵抗率は、J
IS法K6911に準拠した測定プローブを用い、AD
VANTEST社製高抵抗計R8340にて100Vを
印加して得た測定値を、搬送ベルト1の厚みで正規化し
た値である。
【0096】体積抵抗率を調整するには、一例として、
カーボンブラック、酸化チタン、酸化スズ、金属粉等の
導電物質を樹脂フィルムに分散させることにより実施で
きる。つまり、樹脂フィルムに分散させる導電物質の量
を増やすことにより、体積抵抗率を下げることが出来
る。
【0097】搬送ベルト1の抵抗値に関しては、1013
Ω・cmよりも大きくなると、転写時における電荷蓄積
が電界クリーニングに悪影響を与え始めることがある。
【0098】また、この場合に搬送ベルト1上の電荷蓄
積が、転写材の吸着や転写自体に影響を与えるのを防止
するために、搬送ベルト1を次の画像転写以前に除電手
段により除電する方法が挙げられる。
【0099】しかし、搬送ベルト1上に汚染トナーが付
着した状態で、除電器の部分を通過させることは、除電
器のトナーによる汚染やトナーのチャージアップ(もし
くは電荷消失)、場合によっては搬送ベルト1の放電破
壊等の原因となる等、様々な不都合を生じる危険がある
ことから、好ましくない。
【0100】一方、搬送ベルト1の抵抗値が107Ω・
cmよりも小さくなると、転写材Pの吸着が相対的に不
安定となることがあり、電界クリーニング性能自体も低
下することがある。これは、一部の汚染トナーが、電界
クリーニング時に過剰に逆極性バイアスの影響を受け、
極性反転が生じるなどの不具合が起きているものと推定
される。
【0101】また、搬送ベルト1の厚さとしては、10
0〜200μmであるのが好ましい。
【0102】搬送ベルトの表層(転写材を担持する側の
層)の表面粗さRzとしては、使用するトナーの粒径に
もよるが、5μm以下、より好ましくは3μm以下が良
い。なお、本明細書で用いる表面粗さRzは、JIS
B0601に示されている定義に基づいて測定されるも
のである。
【0103】搬送ベルトの表層の表面粗さRzを上記範
囲としたのは、後に詳述するように、本発明の実施の形
態に係る画像形成装置に用いられる球形状のトナーの直
径が、略5〜11μm、好ましくは5〜7μmに対し、
ばらつきも含めて、常に搬送ベルト1の凹凸面が、物理
的にトナーを埋め込まず、感光ドラム21a〜21dに
対してトナーが接触可能とすることで、電界クリーニン
グを良好に行える様にするためである。
【0104】搬送ベルト1の表面粗さRzが5μmを越
えると、トナーと搬送ベルト表面の密着性が高まり、電
界クリーニングが困難となることがある。
【0105】また、搬送ベルト1の表面粗さRzの下限
値としては0.05μm以上とするのが好ましい。
【0106】すなわち、トナーにはトナーの帯電電荷量
(単位面積当り)を制御するために0.001〜0.0
5μm程度のシリカ、酸化チタン、酸化亜鉛等の無機微
粉末の粒子を外添されている。このようなサブミクロン
粒子は搬送ベルトに対する静電吸着力が強いため、搬送
ベルト表面からの除去は困難である。
【0107】従って、搬送ベルトの表面粗さRzをこれ
らの外添剤の粒径(直径)よりも大きくして、搬送ベル
トにある程度埋め込まれることが望ましい。
【0108】ここで、搬送ベルト1の表面粗さを上記範
囲内にするには、例えば、ベルトを型内で加熱成形する
方法を用い、このときの型表面粗さを上記値よりも十分
小さくする方法、あるいは成形後のベルト表面を研磨等
の後加工により平滑化する方法が挙げられる。
【0109】また、本発明の実施の形態においては、搬
送ベルト上に転写材Pが存在しない領域において、感光
ドラム21a〜21dと転写ブレード3a〜3dとの間
に電界を形成することにより、搬送ベルト1に付着した
トナーを、感光ドラム21a〜21dを介して、クリー
ニング装置の廃トナー容器26a〜26dに回収する清
掃モードを有している。なお、清掃モードについての詳
細は、後述する。
【0110】次に、本発明の実施の形態に係る画像形成
装置で用いるトナーについて説明する。
【0111】本発明の実施の形態に係る画像形成装置に
適用するトナーは、結着樹脂、着色剤、荷電制御剤及び
低軟化物質を含有している非磁性一成分微粒径トナーが
好適に用いられる。
【0112】結着樹脂としては、カラートナー用に通常
用いられているものでよく、例えば、スチレン−ポリエ
ステル、スチレン−ブチルアクリレート等のスチレン系
共重合体;ポリエステル系樹脂;エポキシ樹脂等が挙げ
られる。
【0113】着色剤は、カラートナー用に通常用いられ
ているもので良く、例えば、イエロートナー用として
は、ベンジン系黄色顔料、フォロンイエロー、アセト酢
酸アニリド系不溶性アゾ顔料、モノアゾ染料、アゾメチ
ン系色素等が挙げられる。
【0114】マゼンタトナー用としては、キサンテン系
マゼンタ染料のリンタングステンモリブテン酸レーキ顔
料、2,9−ジメチルキナクリドン、ナフトール系不溶
性アゾ顔料、アントラキノン系染料、キサンテン系染料
と有機カルボン酸とからなる色材、チオインジゴ、ナフ
トール系不溶性アゾ顔料等が挙げられる。シアントナー
用としては、銅フタロシアニン系顔料が挙げられる。
【0115】荷電制御剤としては、カラートナー用に通
常用いられているもので良く、例えば、負電荷制御剤と
しては、アルキルサリチル酸の金属錯体、ジガルボン酸
の金属錯体、多環体サリチル酸金属塩等が挙げられ、正
電荷制御剤としては、4級アンモニウム塩、ベンゾチア
ゾール誘導体、グアナミン誘導体、ジブチルチンオキサ
イド、その他の含窒素化合物等が挙げられる。
【0116】低軟化物質としては、パラフィンワック
ス、ポリオレフィンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、フィッシャートロピッシュワックスの如きポリ
メチレンワックス;アミドワックス;高級脂肪酸;長鎖
アルコール;エステルワックス;及びこれらのグラフト
化合物、ブロック化合物の如き誘導体が挙げられ、トナ
ーに対し、5〜30重量%の含有量が好ましい。
【0117】また、本発明の実施の形態で用いられるト
ナーは、重合性単量体、着色剤、荷電制御剤及び低軟化
点物質を含む重合性単量体組成物を重合することにより
トナー粒子を製造する重合法によって得られる重合トナ
ーであることが好ましく、より好ましくは、重合性単量
体組成物を液媒体中で重合することにより得られる重合
トナーが形状を球形にする点から優れている。
【0118】特に、重合性単量体組成物を水系媒体中で
懸濁重合することによって得られる懸濁重合トナーの場
合には、水系媒体中で重合性単量体組成物中に含まれて
いる材料の極性差を用いることにより、低軟化点物質と
してのワックスをトナー粒子中に内包化できることか
ら、好ましく用いられる。
【0119】また、本発明の実施の形態で用いるトナー
は、形状係数SF1が100〜140、好ましくは10
0〜120であり、形状係数SF2が100〜120で
あり、重量平均粒径が5〜11μm、好ましくは5〜7
μmの実質的球形である非磁性一成分微粒径重合トナー
である。
【0120】ここでいう形状係数SF1とは、図3に示
すように、球形物質の形状の丸さの割合を示す値であ
り、球形物質を2次元平面上に投影して出来る楕円状図
形の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで割っ
て、100π/4を乗じたときの値で表される。
【0121】つまり、形状係数SF1は、次式、 SF1={(MXLNG)2/AREA}×(100π
/4) で定義されるものである。
【0122】このSF1の値が100の場合には、物質
の形状が真球状となり、SF1の値が大きくなるほど、
物質の形状は不定形となる。
【0123】SF1が大きすぎると、球形状に付随する
特性は薄れ、電界クリーニング性能は弱まることがあ
る。
【0124】また、形状係数SF2は、図4に示すよう
に、物質の形状の凹凸の割合を示す数値であり、物質を
2次元平面上に投影してできる図形の周長PERIの二
乗を図形面積AREAで割って、100/4πを乗じた
ときの値で表される。
【0125】つまり、形状係数SF2は、次式、 SF2={(PERI)2/AREA}×(100/4
π)で定義されるものである。
【0126】SF2の値が100の場合には、物質の表
面に凹凸が存在しないことになり、SF2の値が大きく
なるほど、物質の表面の凹凸は顕著となる。
【0127】なお、本発明の実施の形態では、日立製作
所製FE−SEM(S−800)を用い、トナー像を1
00回無作為にサンプリングし、その画像情報は、ニレ
コ社製画像解析装置(LUSEX3)に導入して解析を
行い、上式より算出したものである。
【0128】トナーの形状が球形に限りなく近づくと、
転写効率が高くなることが本発明者の検討により明らか
になった。これは、個々のトナーの表面エネルギーが小
さくなって、流動性が高まり、感光体ドラム等に対する
吸着力(鏡映力)が弱まって、転写電界の影響を受けや
すくなるためと考えられる。
【0129】この特性は、搬送ベルト1上に直接転写さ
れたトナーを電界により感光ドラム21a〜21dに戻
す際に、非常に好適に作用する。即ち、転写電界の影響
を受けやすい、ということは転写時だけでなく、電界ク
リーニング時においても非常に効率が良いことであり、
加えて、個々のトナーの表面エネルギーが小さく、流動
性が高いことにより、複数の転写位置を通過する時にお
いても、トナー同士での凝集が生じにくく、搬送ベルト
1にトナーが固着する力を弱めることができる。
【0130】トナーの粒度分布は、例えば、以下の方法
で測定できる。
【0131】本発明の実施の形態におけるトナーの粒度
分布は、コールターカウンターTA−II型あるいはコ
ールターマルチサイザー(コールター社製)を用いて測
定できる。電解液は、1級塩化ナトリウムを用いて、1
%NaCl水溶液を調製する。例えば、ISOTONR
−II(コールターサイエンティフィックジャパン社
製)を使用できる。
【0132】測定法としては、前記電解水溶液100〜
150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはア
ルキルベンゼンスルフォン酸塩を0.1〜5ml加え、
更に測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電
解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、
測定装置により、アパーチャーとして100μmアパー
チャーを用いて、2μm以上のトナーの体積、個数を測
定して体積分布と個数分布とを算出する。
【0133】それから本発明の実施の形態におけるトナ
ーの体積分布から求めた重量基準(各チャンネルの代表
値をチャンネル毎の代表値とする)の重量平均粒径(D
4)を求めることができる。
【0134】チャンネルとしては、例えば、2.00〜
2.52μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.
17〜4.00μm未満;4.00〜5.04μm未
満、5.04〜6.35μm未満;6.35〜8.00
μm未満;8.00〜10.08μm未満;10.08
〜12.70μm未満;12.70〜16.00μm未
満;16.00〜20.20μm未満;20.20〜2
5.40μm未満;25.40〜32.00μm未満;
32.00〜40.30μm未満の13チャンネルを用
いる。
【0135】本発明の実施の形態に係わる、上記重合ト
ナー粒子の一例の断面図を図5に示す。図5は本発明の
実施の形態に係る重合トナーの断面図である。
【0136】図5に示すように、重合トナー90は球形
である。本発明の実施の形態において、重合トナー90
は、コア/シェル構造を有し、さらに表層を有する断面
形状を有する。コア/シェル構造のコア部の主たる成分
が、低軟化点物質であり、該低軟化点物質は、融点が4
0〜120℃であることが好ましい。
【0137】例えば、コア部93に低軟化点物質である
エステル系ワックスを内包し、シェル部である樹脂層9
2にスチレン−ブチルアクリレート、表層91にスチレ
ン−ポリエステルの如き極性樹脂という構成の重合トナ
ーを用いることが好ましい。
【0138】上記のコア/シェル構造を有し、さらに表
層を有するトナーは、3層構成となっていることから、
コア93にワックスを内包することで、定着工程でのオ
フセット防止効果が得られ、また表層91に樹脂層を設
けることによって帯電効率のアップを図ることが可能で
ある。実際の使用時には、トリボ安定化のためにオイル
処理したシリカを外添することもできる。
【0139】本発明の実施の形態で用いるトナーにおい
ては、実質的な悪影響を与えない範囲内で、更に他の添
加剤、例えばテフロン(登録商標)粉末、ステアリン酸
亜鉛粉末、ポリフッ化ビニリデン粉末の如き滑剤粉末;
酸化セリウム粉末、炭化硅素粉末、チタン酸ストロンチ
ウム粉末の如き研磨剤;例えばシリカ粉末、酸化チタン
粉末、酸化アルミニウム粉末並びにこれらをシランカッ
プリング剤及び/又はシリコーンオイルで処理した粉末
の如き流動性付与剤;ケーキング防止剤;例えば、カー
ボンブラック粉末、酸化亜鉛粉末、酸化スズ粉末の如き
導電性付与剤;逆極性の有機微粒子及び逆極性の無機微
粒子の如き現像性向上剤を用いることもできる。
【0140】また、本発明の実施の形態において、重合
トナーの製造方法としては、以下のような方法が挙げら
れる。
【0141】即ち、重合性単量体中に離型剤、着色剤、
荷電制御剤、重合開始剤及びその他の添加剤を加え、ホ
モジナイザー、超音波分散機の如き混合機によって均一
に溶解又は分散せしめた単量体組成物を、分散安定剤を
含有する水相中で、ホモミキサーの如き分散機により分
散せしめる。単量体組成物からなる液滴が所望のトナー
粒子のサイズが得られた段階で、造粒を停止する。その
後は、分散安定剤の作用により、粒子状態が維持され、
且つ粒子の沈降が防止される程度の攪拌を行えば良い。
【0142】重合温度は40℃以上、一般的には、50
〜90℃の温度に設定して重合を行う。本発明の実施の
形態においては、分子量分布のコントロールの目的で、
重合反応後半に昇温しても良く、更に、未反応の重合性
単量体、副生成物を除去するために反応後半、又は、反
応終了後に一部水系媒体を留去しても良い。
【0143】反応終了後、生成したトナー粒子を洗浄・
ろ過により回収し、乾燥する。懸濁重合法においては、
通常単量体組成物100重量部に対して水300〜30
00重量部を分散媒として使用するのが好ましい。な
お、上記トナーの帯電状態や流動性を安定化させるた
め、0.1〜5.0重量部のシリカ粒子をヘンシェルミ
キサーにより外添して用いた。
【0144】次に、カラー画像形成装置の全体構成等に
ついて詳しく説明する。
【0145】図1は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の主要部構成を示す概略構成図である。
【0146】なお、図1に示す画像形成装置の概略構成
図は一例にすぎず、本発明はこれに限定されない。ま
た、本発明の画像形成装置は、転写材搬送装置および非
磁性一成分トナーに関して特徴を有するものであり、そ
の他の構成等については、公知のカラー画像形成装置に
関する技術を適用できる。
【0147】本発明の実施の形態に係る画像形成装置
は、前述したように転写材搬送装置を構成する主要部材
として、駆動ローラ7、吸着対向ローラ6、テンション
ローラ8及び9の4本のローラに巻架される静電吸着搬
送ベルト(以下、「搬送ベルト」)1を有している。
【0148】この搬送ベルト1の周面に沿って、ブラッ
ク、マゼンタ、シアン、イエローの画像形成部が備えら
れている。
【0149】この画像形成部は、いずれも基本的な構成
は同一であり、ブラックの画像形成部を例に説明する
と、図2に示すように、主として、像担持体である感光
ドラム21aと、一次帯電装置22aと、露光光23a
を発射する静電潜像形成装置としての露光装置と、現像
スリーブ27aを有する現像装置24aと、転写手段と
しての転写ブレード3aと、クリーニングブレード25
aと、廃トナー容器26aを有するクリーニング装置
と、から構成される。
【0150】このように構成される各色の画像形成部
(以下、「プロセスステーション」という)2a〜2d
が直列に配置されている。
【0151】搬送ベルト1は、図1中矢印X方向に回転
することにより、給紙カセット15から供給ローラ14
によって画像形成装置内に供給される転写材Pを各プロ
セスステーションに順次搬送する。
【0152】転写材Pは画像形成装置内に送り出される
と、まず、同期回転体としてのレジストローラ10とレ
ジスト対向ローラ13に挟持され、画像形成動作と同期
するようにして、転写材Pと搬送ベルト1との吸着が行
われる吸着部Nに導かれる。
【0153】吸着部Nでは、ローラ状の吸着部材である
吸着ローラ5と、ローラ状の吸着対向部材である吸着対
向ローラ6とが、搬送ベルト1を介して対向し、搬送ベ
ルト1及び転写材Pを挟持するよう構成される。吸着ロ
ーラ5には吸着バイアス電源12から吸着バイアスが印
加される。
【0154】これによって、転写材Pに電荷が付与さ
れ、電荷を付与された転写材Pは、分極された搬送ベル
ト1に静電的に吸着される。このとき、搬送ベルト1
は、転写材Pを色ずれ等が発生しないように表面に担持
する。
【0155】それぞれのプロセスステーション2a〜2
dにおいて、電子写真方式を用いて第1色〜第4色の各
色の未定着トナーの可視像が転写材P上に形成される。
斯かる画像形成部は、上述の従来の電子写真方式の画像
形成装置と同様のものを使用できる。
【0156】図2は、上述したように、本発明の実施の
形態に係る画像形成装置におけるプロセスステーション
2aの一例を示す概略構成図であるが、他のプロセスス
テーション(2b〜2d)も同様の構造である。
【0157】プロセスステーション2a〜2d内にはそ
れぞれ、像担持体として感光ドラム21a〜21dが回
転可能に支持されており、一次帯電装置22a〜22d
によって、この感光ドラム21a〜21dの表面を一様
に帯電した後、露光装置によって画像情報に従ってフル
点灯、あるいは時間変調や輝度変調にて該表面を露光し
て、明部電位の静電潜像を感光ドラム21a〜21dの
各々の表面に形成する。
【0158】その後、現像装置24a〜24dによっ
て、各プロセスステーション毎に、上述した本実施の形
態に係るトナー(ブラック、マゼンタ、シアンまたはイ
エローのトナー)を静電潜像に反転現像法により静電的
に付着させて可視化することにより、感光ドラム21a
〜21d上にトナー像を形成する。
【0159】現像のためのバイアスは、バイアス電源
(図示せず)により現像スリーブ27a〜27d等に印
加する。
【0160】このようにして、搬送ベルト1に吸着され
た転写材Pは、各色のプロセスステーションを順次通過
することによって、各色のトナー像が次々に転写を受け
る。その後、定着装置16にて未定着トナーのカラー画
像は加熱及び加圧されてカラーの永久画像となる。
【0161】又、転写後に感光ドラム21a〜21d上
に残留する、所謂、転写残トナーはクリーニングブレー
ド25a〜25dによって掻き落とされて、廃トナー容
器26a〜26dに収容され、感光ドラム21a〜21
dは繰り返し画像形成に供される。
【0162】ここで、本発明の実施の形態に係る画像形
成装置においては、搬送ベルト1上の転写材Pが存在し
ない領域において、搬送ベルト1上に付着したトナーを
清掃する清掃モードを有している。
【0163】なお、清掃モードとは、感光ドラム21a
〜21dと転写ブレード3a〜3dとの間に電界を形成
することにより、搬送ベルト1上に付着したトナーを、
感光ドラム21a〜21dを介して廃トナー容器26a
〜26dに回収して清掃する、搬送ベルト1の電界クリ
ーニングのことである。
【0164】現像装置にトナーを補給すべきかどうかを
判断するために、感光ドラム上にテストパターンを形成
してこれを搬送ベルトに転写し、搬送ベルト上のテスト
パターンの濃度を検出するモードがある。
【0165】このように、濃度検出用のパッチパターン
を形成する場合、あるいは給紙不良によるジャム等が発
生した場合等により、搬送ベルト1上に転写されたトナ
ーは、転写時とは逆極性のバイアスが転写ブレード3a
〜3dに印加されることにより感光ドラム21a〜21
d上に移動し、次いで感光ドラム21a〜21d上に移
動した該トナーは、クリーニングブレード25a〜25
dによって掻き落とされて、廃トナー容器26a〜26
dに回収され得る。
【0166】各プロセスステーション内の感光ドラム2
1a〜21dは、搬送ベルト1を介して転写装置である
転写ブレード3a〜3dにそれぞれ当接されており、転
写時において、転写ブレード3a〜3dには、転写バイ
アス電源4a〜4dにより、トナーの正規の帯電極性と
は逆極性の転写バイアスが印加される。
【0167】転写バイアス電源4a〜4dは、転写時に
転写バイアスを印加するとともに、清掃モードによる電
界クリーニング時においては、クリーニングバイアスを
印加するクリーニングバイアス電源の役割も兼ねる。
【0168】転写時においては、図6に示すような、ス
イッチ43aにより正バイアス41a、負バイアス42
a等が切換え使用可能な転写バイアス電源4a〜4dに
より、転写ブレード3a〜3dに対し、定電圧の転写バ
イアスを印加できる。
【0169】なお、清掃モードによる電界クリーニング
時のクリーニングバイアスの印加方法としては、例え
ば、転写ブレード3a〜3dに対し、転写時とは逆極性
のクリーニングバイアスをそれぞれ印加する方法が挙げ
られる。
【0170】これは、汚染トナーの極性が正規の帯電極
性にほぼそろっていれば有効である。しかし、耐久によ
る劣化、その他の要因で、反対極性に反転してしまうト
ナーが生じることがある。
【0171】この様な場合においては、第1と第3の転
写ブレード3a及び3cに対して転写時とは逆極性のク
リーニングバイアスを印加して、第2と第4の転写ブレ
ード3b及び3dに対して転写時の正規極性のクリーニ
ングバイアスを印加する方法、または転写ブレード3a
〜3dに対し、少なくとも搬送ベルト1周にわたって転
写時とは逆極性のクリーニングバイアスをかけて、続い
て少なくとも次の1周にわたって転写時の正規極性のク
リーニングバイアスをそれぞれかける方法等が挙げられ
る。
【0172】また、電界クリーニングのタイミングとし
ては、例えば、100枚プリント毎に1度の割合で濃度
測定用パターンを搬送ベルト上に直接形成しこれを検知
手段としての濃度センサ11で測定した後に電界クリー
ニングを引き続いて行うようにしても良いし、また毎プ
リント毎の回転時やジャム処理後の復帰時に電界クリー
ニングを実行しても良い。
【0173】電界クリーニング時における感光ドラム2
1a〜21dの表面電位は、画像形成時における非露光
部電位と同等に保っても良いし、また、電界クリーニン
グ時に感光ドラムの表面電位を除電してほぼゼロとして
も良い。電界クリーニングに必要な電界の大きさは、本
実施の形態のように自己減衰系の搬送ベルトを用いた場
合には、感光ドラム21a〜21dと、転写装置である
転写ブレード3a〜3dの電位差で決まるため、後者の
ように感光ドラムの表面電位を除電することは、電界ク
リーニング時に、転写ブレードに印加するクリーニング
バイアスを小さくすることが可能となるため、より好適
である。
【0174】感光ドラム21a〜21dの除電方法とし
ては、露光あるいは帯電装置による強制除電(接触帯電
法を含む)等の方法を用いることができる。なお、この
とき、カブリ防止のため、各色の現像剤担持体としての
現像スリーブ(図2の27a)の電位は、現像時の正規
極性(トナーの帯電極性と同極性)のバイアス側に保つ
方が好ましい。
【0175】また、本発明の実施の形態に係る画像形成
装置におけるクリーニング装置は、各色毎に着脱可能な
カートリッジとなっていることが好ましい。これによ
り、廃トナー容器26a〜26dに回収された廃トナー
が満タンになった場合、各色毎に廃トナー容器の交換が
可能である。
【0176】この着脱可能なカートリッジとしては、廃
トナー容器のみでも良いし、クリーニングブレードと廃
トナー容器を含むクリーニング装置、感光体とクリーニ
ング装置、または感光ドラム、現像装置及びクリーニン
グ装置等を含むプロセスステーションでも良い。像担持
体とクリーニング装置が着脱可能となっていると、廃ト
ナー容器からトナーがこぼれ難くなることから、より好
ましい。
【0177】本発明の実施の形態に係る画像形成装置に
おける吸着ローラ5は、体積抵抗率が104〜1010Ω
・cmのEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体)、CR(クロロプレンゴム)、NBR(アクリロ
ニトリル−ブタジエンゴム)、ウレタンゴム等のゴムを
芯金上に成型したものを使用できる。
【0178】また、転写ブレード3a,3b,3c,3
dとしては、体積抵抗率が102〜109Ω・cmのPE
T(ポリエチレンテレフタラート)等の樹脂フィルム、
またはウレタンゴム等のゴムから形成されるブレード
を、電荷付与手段として使用可能である。この他に上記
の抵抗値範囲を有する、スポンジタイプ、あるいはソリ
ッドタイプのゴムローラを用いても良い。
【0179】これらの体積抵抗率は、カーボン、SnO
2、TiO2等を樹脂又はゴム等に加えることより調節で
きる。
【0180】これらの体積抵抗率の測定は、搬送ベルト
の測定と同様方法で実施可能である。
【0181】本発明の実施の形態に係る画像形成装置
は、吸着対向ローラ6が金属であって、その軸受け部分
に絶縁部材を設けて電気的にフロートにし(接地しな
い)、且つ、吸着補助部材として、レジストローラ10
を接地する構成があげられる。
【0182】駆動ローラ7としては、金属ローラの芯金
上にスリップ防止のための絶縁性ゴム層を用いたものが
あげられる。このゴム層の体積抵抗率は、1015Ω・c
m以上のものが好ましいが、低抵抗であっても差し支え
ない。
【0183】テンションローラ8,9としては、金属ロ
ーラを使用できる。
【0184】これらのテンションローラ8,9および駆
動ローラ7に関しては、搬送ベルト1自体が自己減衰系
であり且つ搬送ベルト1を挟んで対峙する部材(電極)
が存在しないので、いずれも接地、フロートのどちらで
も差し支えない。
【0185】なお、本発明の実施の形態では、感光体の
種類やトナー極性が限定されることはないことは言うま
でもない。
【0186】(第2の実施の形態)図7には、本発明の
第2の実施の形態が示されている。上記第1の実施の形
態では、トナーの各色毎にプロセスステーションを有す
るインライン方式についての形態を記載したが、これに
限られるものではなく、例えば、図7に示すような中間
転写方式を用いたカラー画像形成装置にも有効である。
【0187】画像形成方式の差異に基づく構成以外の構
成および作用については第1の実施の形態と同一なの
で、同一の構成部分については同一の符号を付して、そ
の説明は適宜省略する。
【0188】本実施の形態に係る画像形成装置の画像形
成方式に基づく画像形成プロセスを簡単に説明する。
【0189】各感光ドラム21a〜21d上に形成され
た各色トナー像は、中間転写体としての中間転写ベルト
30に転写ブレード3a〜3dにより順次重ねて静電的
に1次転写される。そして、中間転写ベルト30上のフ
ルカラートナー像は転写ローラ31により転写材Pに一
括して静電的に転写される。
【0190】このとき、転写ローラ31には電源32よ
り正極性の電圧(トナーの正規の帯電極性とは逆極性の
電圧)が印加される。その後、フルカラートナー像は定
着装置16により転写材P上に定着され、転写材Pは機
外に排出される。
【0191】この図7に示す画像形成装置においても清
掃モードを有している。即ち、中間転写ベルト30に付
着トナー又は形成されたテストパターントナー像を感光
ドラム21a〜21dに対して、転写ブレード3a〜3
dに印加するバイアスを図6に示すように切換えること
で静電的に転写する。
【0192】その後に、クリーニングブレード25aに
より感光ドラムから回収されたトナーは廃トナー容器2
6aに貯められる。
【0193】
【実施例】以下、上記本発明の実施の形態に基づくより
具体的な実施例について説明する。なお、これは本発明
をなんら限定するものではないことは言うまでもない。
【0194】(実施例1) <1>トナーの製造 以下の方法により、本実施例で用いる非磁性一成分系重
合トナーを製造した。
【0195】 原料: ・モノマー スチレン 170g n−ブチルアクリレート 40g ・着色剤 C.I.ピグメントブルー15:3 15g ・荷電制御剤 サリチル酸金属化合物 3g ・極性レジン 飽和ポリエステル 10g ・低軟化点物質 ワックス 30g 上記原料を60℃に加温し、TK式ホモミキサー(特殊
機化工業製)を用いて、12000rpmにて均一に溶
解、分散した。これに、重合開始剤2,2’−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)10gを溶解し、
重合性単量体組成物を調整した。
【0196】リン酸カルシウムが分散されている水系媒
体中に上記重合性単量体組成物を投入し、60℃、窒素
雰囲気下において、TK式ホモミキサーにて10000
rpmで10分間攪拌し、重合性単量体組成物を造粒し
た。その後、パドル攪拌翼で攪拌しつつ、80℃に昇温
して、10時間反応させた。
【0197】重合反応終了後、反応系を冷却し、さらに
反応系中に塩酸を加えてリン酸カルシウムを溶解させた
後、ろ過、水洗、乾燥して、シアン懸濁粒子(トナー粒
子)を得た。
【0198】得られたトナー粒子98.5重量部に対し
て、疎水性シリカ1.5重量部を外添して、非磁性一成
分系重合シアントナーを得た。
【0199】得られた非磁性一成分系重合シアントナー
は、重合平均粒径が7.5μmであり、トナー形状係数
SF1が110、SF2が108の実質的球形であっ
た。
【0200】このトナーは、図5に示すように、コア部
93に低軟化点物質であるワックスを内包し、シェル部
である樹脂層92にスチレン−ブチルアクリレート、表
層91に飽和ポリエステルという構成の重合トナーであ
った。
【0201】比重は約1.05であった。また、トナー
の単位重量当りの帯電電荷量、即ち、トリボ(Q/M)
は、およそ−20μC/gであった。
【0202】<2>カラー画像形成装置の製造 上述した実施の形態において、図1及び図7で示される
カラー画像形成装置に、上記で得られたトナーを用い
て、実施例1のカラー画像形成装置とした。ここでは代
表して図1に示す画像形成装置に適用した例を示す。
【0203】図7に示す画像形成装置に適用できるのは
言うまでもなく、ここでの説明は省略する。
【0204】本実施例に係わるカラー画像形成装置のよ
り具体的な構成を以下に記載する。
【0205】搬送ベルト1は、PVdF(ポリジフロロ
ビニル)樹脂フィルムに導電物質であるカーボンを分散
させることで体積抵抗率を1011Ω・cm程度とし、周
長略700mm、厚さ120μmの無端状のベルトとし
た。
【0206】感光ドラム21a〜21dとしては、フタ
ロシアニン系化合物よりなる電荷発生層、及びヒドラゾ
ン化合物を分散した、ポリカーボネートよりなる電荷輸
送層で構成された負極性のOPCドラムを使用した。
【0207】吸着ローラ5は、カーボンを分散させるこ
とで体積抵抗率を105Ω・cm以下に調整したEPD
M(エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体)ゴム
を、直径6mmの芯金上に厚さ3mmにて形成すること
により製造した。
【0208】また、転写ブレード3a,3b,3c,3
dは、厚さ100μm、支持体までの自由長が略3mm
であって、カーボンブラックを分散させることで体積抵
抗率を105Ω・cmに調整したPET(ポリエチレン
テレフタラート)フィルムを用い、45°の角度で搬送
ベルト1の進行方向に対し順方向となる様にまた解除時
は感光ドラム方向に略0.5mm復元する強さで当接さ
せて用いた。
【0209】吸着対向ローラ6は金属ローラとし、その
軸受け部分に絶縁部材を設けて電気的にフロートにし
(接地しない)、吸着補助部材としてレジストローラ1
0とレジスト対向ローラ13を接地する構成とした。
【0210】また、駆動ローラ7としては、金属ローラ
の芯金上にスリップ防止のためのゴム層を厚さ略0.5
〜3mmの範囲で設けたものを用いた。このゴム層の抵
抗値は、1015Ω・cm以上の絶縁タイプを用いた。テ
ンションローラ8,9は、金属ローラを用いた。
【0211】各プロセスステーション2a〜2d内の感
光ドラム21a〜21dは、搬送ベルトを介して転写ブ
レード3a〜3dを当接するようにした。転写ブレード
3a〜3dに、図6に示すような、スイッチ43aによ
り正バイアス(41a)、負バイアス(42a)等が切
換え使用可能な転写バイアス電源4a〜4dを接続し
た。
【0212】本実施例では、図2に示すプロセスステー
ション2a(2b〜2dも同様)をカートリッジとして
脱着可能とした。
【0213】<3>電界クリーニング 上記のカラー画像形成装置を用いて、電界クリーニング
を行った。まず、画像形成として、一次帯電装置22a
〜22dによって、この感光ドラム21a〜21dの表
面を略−600V程度に一様に帯電した後、露光手段が
画像情報に従って該表面を露光して、フル点灯時の明部
電位略−150V程度の静電潜像を感光ドラム21a〜
21dの各々の表面に形成した。
【0214】その後、現像装置24a〜24dによっ
て、静電潜像に各プロセスステーション毎にブラック、
マゼンタ、シアン、イエローのトナーを反転現像法によ
り静電的に付着させて可視化し、感光ドラム21a〜2
1d上にトナー像を形成した。なお、現像のためのバイ
アスとしては、約−400V程度のバイアスを現像スリ
ーブ27a〜27dに印加した。
【0215】転写時においては、定電圧の転写バイアス
を転写バイアス電源4a〜4dにより転写ブレード3a
〜3dに対し、順次+1000V、+1250V、+1
500V、+1750Vと印加して、引き続き、次の回
転における清掃モードとしての電界クリーニング時にお
いては、転写ブレード3a〜3dに対し、一律に−20
00Vのクリーニングバイアスを印加した。
【0216】また、電界クリーニング時における感光ド
ラム21a〜21dの表面電位は、画像形成時における
非露光部電位と同等の−600Vに保った。
【0217】この様にして、非通紙状態にて、濃度セン
サ11で測定するためのイエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックのパッチパターン(各色10×10mm程度の
大きさ)を搬送ベルト1上に直接転写させたところ、次
回転における電界クリーニングの工程において、前述の
トナー像を1度の転写でほぼ完全に感光ドラム21a〜
21dに回収することが出来た。
【0218】(実施例2) <1>電界クリーニング トナー及びカラー画像形成装置は、実施例1で用いたも
のを使用して、また、電界クリーニングにおけるクリー
ニングバイアスの印加方法のみを以下のようにし、それ
以外は、実施例1と同様に電界クリーニングを行った。
【0219】電界クリーニング時において、第1と第3
の転写ブレード3aおよび3cに−2000Vを印加し
て、第2と第4の転写ブレード3bおよび3dに+80
0Vを印加したところ、極性反転した汚染トナーの存在
下においても、良好な電界クリーニングを行うことが出
来た。
【0220】ここで、負のクリーニングバイアスに対
し、正のクリーニングバイアスの絶対値が小さいのは、
対向電極となる感光ドラムの電位(−600V)を考慮
したものである。なお、極性反転を生じるトナーは、帯
電特性が不安定となったものが多いが、本実施例で使用
した球形状のトナーは、不定形の粉砕トナーに比べて極
性反転したトナー(この場合正極性トナー)に、同じく
正の電荷を外部から付与すると、容易に安定な正電荷を
帯び易い、という傾向が有る。
【0221】そのため、本実施例では、主に第1の転写
ブレード3aにおいて、負のクリーニングバイアスを印
加した際に、感光ドラム21aからトナーに正の電荷を
転移し、引き続いて第2の転写ブレード3bにおいて正
のクリーニングバイアスを印加した際に、効率良く感光
ドラム21bに搬送ベルト上のトナーの回収を行うこと
が可能となった。勿論、第3、第4転写ブレード3d,
3dにおいて、第1、第2と同様のことを繰り返すこと
により、電界クリーニングがより確実に行えた。
【0222】(実施例3) <1>電界クリーニング トナーおよびカラー画像形成装置は、実施例1で用いた
ものを使用して、また、電界クリーニングにおいて、感
光ドラム21a〜21dの表面電位を除電し、クリーニ
ングバイアス値を以下のようにし、それ以外は、実施例
1と同様に行った。
【0223】電界クリーニング時において、実施例1に
おいては、−600Vに設定して行った感光ドラム21
a〜21dの表面電位を、略0Vに除電し、実施例1に
おいては−2000Vに設定した転写時とは逆極性のク
リーニングバイアスを、−1400V程度にして、電界
クリーニングを実施した。
【0224】このとき、カブリ防止のために各色の現像
スリーブ27a〜27dの電位を0V〜+200Vに保
った。その結果、実施例1と同様に電界クリーニングを
良好に行うことができた。
【0225】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、転写材
担持体あるいは中間転写体に付着するトナーの除去性能
の向上を図ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の主要部構成を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけ
る画像形成部の概略構成図である。
【図3】形状係数SF1の説明図である。
【図4】形状係数SF2の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る重合トナーの断面図
である。
【図6】本発明の実施の形態に係る画像形成装置に用い
られる転写バイアス電源の回路図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
の主要部構成を示す概略構成図である。
【図8】従来技術に係るカラー電子写真画像形成装置の
概略構成図である。
【図9】従来技術に係る画像形成装置における画像形成
部の概略構成図である。
【符号の説明】
1 搬送ベルト 2a プロセスステーション 3a,3b,3c,3d 転写ブレード 4a 転写バイアス電源 5 吸着ローラ 6 吸着対向ローラ 7 駆動ローラ 8,9 テンションローラ 10 レジストローラ 11 濃度センサ 12 吸着バイアス電源 13 レジスト対向ローラ 14 供給ローラ 15 給紙カセット 16 定着装置 21a,21b 感光ドラム 22a 一次帯電装置 23a 露光光 24a 現像装置 25a クリーニングブレード 26a 廃トナー容器 27a 現像スリーブ 30 中間転写ベルト 31 転写ローラ 32 電源 41a 正バイアス 42a 負バイアス 43a スイッチ 90 重合トナー 91 表層 92 樹脂層 93 コア 98 トナー粒子

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の転写位置までトナー像を担持搬送す
    る第1像担持体と、 第2の転写位置までトナー像を担持搬送する第2像担持
    体と、 前記第1の転写位置及び第2の転写位置まで順次転写材
    を担持搬送する転写材担持体と、を備え、 前記第1像担持体及び第2像担持体によって担持する各
    トナー像を、前記転写材担持体に搬送される転写材上に
    順次静電的に転写させる第1モードと、 前記転写材担持体上のトナーを前記第1像担持体及び第
    2像担持体に静電的に転写させる第2モードと、を有す
    る画像形成装置において、 球形物質を2次元平面上に投影してできる楕円状図形の
    最大長の二乗を図形面積で割って、100π/4を乗じ
    て得られる値を形状係数SF1とした場合に、前記トナ
    ーの形状係数SF1が100〜140を満たすことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記トナーの形状係数SF1が100〜1
    20を満たすことを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】物質を2次元平面上に投影してできる図形
    の周長の二乗を図形面積で割って、100/4πを乗じ
    て得られる値を形状係数SF2とした場合に、 前記トナーの形状係数SF2が100〜120を満たす
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】JIS B0601で定義される表面粗さ
    をRzとした場合に、 前記転写材担持体の転写材の担持する側の表面の粗さR
    zが0.05〜5μmを満たし、 かつ、前記トナーの平均粒径が5〜11μmを満たすこ
    とを特徴とする請求項1,2または3に記載の画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】前記トナーの平均粒径が5〜7μmを満た
    すことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記第2モードを行う場合に、 像担持体と転写材担持体との位置関係に対して、前記第
    1の転写位置と第2の転写位置とでは逆向きの電界を生
    じさせることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】前記トナーは重合トナーであることを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記第2モードによって前記第1像担持体
    に転写されたトナーを回収する第1トナー回収手段を設
    けることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記第2モードによって前記第2像担持体
    に転写されたトナーを回収する第2トナー回収手段を設
    けることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記第1モード時に、前記第1像担持体
    に担持されたトナー像を前記転写材担持体に搬送される
    転写材上に静電的に転写させる第1転写手段を設けるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】前記第1モード時に、前記第2像担持体
    に担持されたトナー像を前記転写材担持体に搬送される
    転写材上に静電的に転写させる第2転写手段を設けるこ
    とを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】前記第2モード時に、前記第1転写手段
    に印加する電圧を第2転写手段に印加する電圧とは逆極
    性にすることを特徴とする請求項11に記載の画像形成
    装置。
  13. 【請求項13】前記第1モード時に、前記第1転写手段
    及び第2転写手段に印加する電圧の極性をトナーの帯電
    極性とは逆極性にすることを特徴とする請求項12に記
    載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】前記第2モード時に、前記第1転写手段
    は、前記転写材担持体上のトナーを前記第1像担持体に
    静電的に転写することを特徴とする請求項10に記載の
    画像形成装置。
  15. 【請求項15】前記第2モード時に、前記第2転写手段
    は、前記転写材担持体上のトナーを前記第2像担持体に
    静電的に転写することを特徴とする請求項11に記載の
    画像形成装置。
  16. 【請求項16】第3の転写位置までトナー像を担持搬送
    する第3像担持体を備え、 前記転写材担持体は、転写材を第2の転写位置まで搬送
    した後に更に前記第3の転写位置まで搬送することを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】前記第2モード時に、前記転写材担持体
    上のトナーを前記第3像担持体に静電的に転写させるこ
    とを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】前記転写材担持体はベルト形状であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】第1の転写位置までトナー像を担持搬送
    する第1像担持体と、 第2の転写位置までトナー像を担持搬送する第2像担持
    体と、 前記第1像担持体及び第2像担持体から各転写位置で転
    写されたトナー像を転写材まで担持搬送する中間転写体
    と、を備え、 前記第1像担持体及び第2像担持体によって担持する各
    トナー像を、前記中間転写体上に順次静電的に転写させ
    る第1モードと、 前記中間転写体上のトナーを前記第1像担持体及び第2
    像担持体に静電的に転写させる第2モードと、を有する
    画像形成装置において、 球形物質を2次元平面上に投影してできる楕円状図形の
    最大長の二乗を図形面積で割って、100π/4を乗じ
    て得られる値を形状係数SF1とした場合に、前記トナ
    ーの形状係数SF1が100〜140を満たすことを特
    徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】前記トナーの形状係数SF1が100〜
    120を満たすことを特徴とする請求項19に記載の画
    像形成装置。
  21. 【請求項21】物質を2次元平面上に投影してできる図
    形の周長の二乗を図形面積で割って、100/4πを乗
    じて得られる値を形状係数SF2とした場合に、 前記トナーの形状係数SF2が100〜120を満たす
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】JIS B0601で定義される表面粗
    さをRzとした場合に、 前記中間転写体のトナー像が転写される側の表面の粗さ
    Rzが0.05〜5μmを満たし、 かつ、前記トナーの平均粒径が5〜11μmを満たすこ
    とを特徴とする請求項19,20または21に記載の画
    像形成装置。
  23. 【請求項23】前記トナーの平均粒径が5〜7μmを満
    たすことを特徴とする請求項22に記載の画像形成装
    置。
  24. 【請求項24】前記第2モードを行う場合に、 像担持体と中間転写体との位置関係に対して、前記第1
    の転写位置と第2の転写位置とでは逆向きの電界を生じ
    させることを特徴とする請求項19に記載の画像形成装
    置。
  25. 【請求項25】前記トナーは重合トナーであることを特
    徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  26. 【請求項26】前記第2モードによって前記第1像担持
    体に転写されたトナーを回収する第1トナー回収手段を
    設けることを特徴とする請求項19に記載の画像形成装
    置。
  27. 【請求項27】前記第2モードによって前記第2像担持
    体に転写されたトナーを回収する第2トナー回収手段を
    設けることを特徴とする請求項19に記載の画像形成装
    置。
  28. 【請求項28】前記第1モード時に、前記第1像担持体
    に担持されたトナー像を前記中間転写体上に静電的に転
    写させる第1転写手段を設けることを特徴とする請求項
    19に記載の画像形成装置。
  29. 【請求項29】前記第1モード時に、前記第2像担持体
    に担持されたトナー像を前記中間転写体上に静電的に転
    写させる第2転写手段を設けることを特徴とする請求項
    28に記載の画像形成装置。
  30. 【請求項30】前記第2モード時に、前記第1転写手段
    に印加する電圧を第2転写手段に印加する電圧とは逆極
    性にすることを特徴とする請求項29に記載の画像形成
    装置。
  31. 【請求項31】前記第1モード時に、前記第1転写手段
    及び第2転写手段に印加する電圧の極性をトナーの帯電
    極性とは逆極性にすることを特徴とする請求項30に記
    載の画像形成装置。
  32. 【請求項32】前記第2モード時に、前記第1転写手段
    は、前記中間転写体上のトナーを前記第1像担持体に静
    電的に転写することを特徴とする請求項28に記載の画
    像形成装置。
  33. 【請求項33】前記第2モード時に、前記第2転写手段
    は、前記中間転写体上のトナーを前記第2像担持体に静
    電的に転写することを特徴とする請求項29に記載の画
    像形成装置。
  34. 【請求項34】第3の転写位置までトナー像を担持搬送
    する第3像担持体を備え、 前記中間転写体は該第3像担持体から転写されたトナー
    像を担持搬送することを特徴とする請求項19に記載の
    画像形成装置。
  35. 【請求項35】前記第2モード時に、前記中間転写体上
    のトナーを前記第3像担持体に静電的に転写させること
    を特徴とする請求項34に記載の画像形成装置。
  36. 【請求項36】前記中間転写体はベルト形状であること
    を特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  37. 【請求項37】表面上に形成されたトナー像を転写位置
    まで担持搬送する感光体と、 前記転写位置まで転写材を担持搬送する転写材担持体
    と、を備え、 前記感光体によって担持するトナー像を、前記転写材担
    持体に搬送される転写材上に静電的に転写させる第1モ
    ードと、 前記転写材担持体上のトナーを前記感光体表面上に静電
    的に転写させる第2モードと、を有する画像形成装置に
    おいて、 球形物質を2次元平面上に投影してできる楕円状図形の
    最大長の二乗を図形面積で割って、100π/4を乗じ
    て得られる値を形状係数SF1とした場合に、 前記トナーの形状係数SF1が100〜140を満たす
    ことを特徴とする画像形成装置。
  38. 【請求項38】前記トナーの形状係数SF1が100〜
    120を満たすことを特徴とする請求項37に記載の画
    像形成装置。
  39. 【請求項39】物質を2次元平面上に投影してできる図
    形の周長の二乗を図形面積で割って、100/4πを乗
    じて得られる値を形状係数SF2とした場合に、 前記トナーの形状係数SF2が100〜120を満たす
    ことを特徴とする請求項37に記載の画像形成装置。
  40. 【請求項40】JIS B0601で定義される表面粗
    さをRzとした場合に、 前記転写材担持体の転写材の担持する側の表面の粗さR
    zが0.05〜5μmを満たし、 かつ、前記トナーの平均粒径が5〜11μmを満たすこ
    とを特徴とする請求項37,38または39に記載の画
    像形成装置。
  41. 【請求項41】前記トナーの平均粒径が5〜7μmを満
    たすことを特徴とする請求項40に記載の画像形成装
    置。
  42. 【請求項42】前記トナーは重合トナーであることを特
    徴とする請求項37に記載の画像形成装置。
  43. 【請求項43】前記第2モードによって前記感光体表面
    上に転写されたトナーを回収するトナー回収手段を設け
    ることを特徴とする請求項37に記載の画像形成装置。
  44. 【請求項44】前記第1モード時に、前記感光体表面上
    に担持されたトナー像を前記転写材担持体に搬送される
    転写材上に静電的に転写させる転写手段を設けることを
    特徴とする請求項37に記載の画像形成装置。
  45. 【請求項45】前記第1モード時に、前記転写手段に印
    加する電圧の極性をトナーの帯電極性とは逆極性にする
    ことを特徴とする請求項44に記載の画像形成装置。
  46. 【請求項46】前記第2モード時に、前記転写手段に印
    加する電圧の極性をトナーの帯電極性と同極性にするこ
    とを特徴とする請求項44または45に記載の画像形成
    装置。
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JP2006259779A (ja) * 2006-07-04 2006-09-28 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、プロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JP2012098352A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Canon Inc 画像形成装置

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