JP4388678B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、複写機,プリンタ,FAX等の、電子写真方式を用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置として、電子写真方式,熱転写方式,インクジェット方式等様々な方式が採用されている。これらのうち、電子写真方式を用いた画像形成装置は、他の方式と比較して、高速、高画質、静粛性の点で優位性を有している。
【0003】
また、近年、電子写真方式を用いたカラー画像形成装置も普及してきている。電子写真方式を用いたカラー画像形成装置には様々な方式があり、例えば、従来、多重転写方式,中間転写方式等がよく知られている。
【0004】
あるいは、この他にも、電子写真感光体の表面にカラーのトナーを重ねて形成した後に、これを転写材上に一括転写して画像形成を行う多重現像方式、あるいは複数の異なる色の画像形成部(プロセスステーション)を直列に配置し、搬送手段によって搬送される転写材P上に次々に各色のトナー像を転写するインライン方式等がある。
【0005】
インライン方式によるカラー画像形成装置は高速化が可能であり、また、トナー像転写の回数が少ないため画質が良いなど、多くの優位点を有している。また、インライン方式においては、有用性(ユーザビリティ)の向上、装置の設置面積の低減のために、プロセスステーションを鉛直方向に並べ、転写材を垂直に搬送する構成も提案されている。
【0006】
図8は、インライン方式を用いた従来技術に係るカラー電子写真画像形成装置の一例を示す概略構成図である。インライン方式の画像形成装置では、転写材搬送装置としての静電吸着搬送ベルト(「搬送ベルト」ともいう。)101が、駆動ローラ107、吸着対向ローラ106、テンションローラ108及び109の4本のローラに巻架される。
【0007】
この搬送ベルト101の周面に沿って、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色の画像形成部であるプロセスステーション102a,102b,102c及び102dが直列に配置されており、搬送ベルト101は、図中矢印X’方向に回転することにより、転写材P’を各プロセスステーションに順次搬送する。
【0008】
各プロセスステーション102a〜102dの内部構成の一例を図9を用いて説明する。
【0009】
プロセスステーション102aは、像担持体として、例えば、矢印W’方向に回転可能なドラム状の電子写真感光体、即ち、感光ドラム121aを有している。この感光ドラム121aの表面は一次帯電装置122aにより一様に帯電された後、例えば、静電潜像形成装置である、LED,レーザ等の露光装置による露光光123aが画像情報に従って点滅することにより、感光ドラム121aの表面に静電潜像が形成される。
【0010】
その後、現像装置124aによって、トナーをこの静電潜像に静電的に付着させることにより、感光ドラム121a上にトナー像が形成される。次いで、転写材搬送装置にて感光ドラム121aと対向する転写位置まで搬送されてきた転写材P’上に、感光ドラム121a上のトナー像は、転写装置103aの作用により静電的に転写される。
【0011】
感光ドラム121a上に残留する、所謂、転写残トナーはクリーニングブレード125aによって掻き落とされて、廃トナー容器126aに収容され、感光ドラム121aは繰り返し画像形成に供される。
【0012】
プロセスステーション102b〜102dも、上記プロセスステーション102aと同様の内部構成である。
【0013】
この様に、各プロセスステーション内の感光ドラム121a〜121dに対向する位置には、搬送ベルト101を介して転写装置である転写ブレード103a,103b,103c及び103dがそれぞれ設けられており、これら転写ブレード103a,103b,103c及び103dには、それぞれ転写バイアス電源104a,104b,104c及び104dより、転写バイアスが印加される。
【0014】
従来、上記のような電子写真方式の画像形成装置において、例えば、感光ドラム121a〜121dとして、負極性の有機半導体電子写真感光体(OPC感光体)を用いて、露光により負電荷が減衰した露光部を現像する場合には、負極性のトナーを用いていた。従って、転写ブレード103a〜103dには転写バイアス電源104a〜104dより正極性の転写バイアスを印加して、負極性のトナーを転写材P’に転写させていた。また、転写ブレード103としては、低抵抗の樹脂フィルムが一般的に用いられていた。
【0015】
転写材P’は、給紙カセット115等から供給ローラ114によって画像形成装置内に送り出されると、まず、画像形成動作と転写材P’の搬送との同期をとるために、例えばローラ状の同期回転体(即ち、レジストローラ110)及びレジスト対向ローラ113に一度挟持された後、転写材P’と搬送ベルト101との吸着が行われる吸着部N’に導かれる。
【0016】
吸着部N’では、吸着部材としての吸着ローラ105が搬送ベルト101を介して吸着対向部材としての吸着対向ローラ106と対向し、搬送ベルト101及び転写材P’を挟持するように構成される。吸着ローラ105には高圧電源である吸着バイアス電源112より正極性の電圧が印加されることによって転写材P’に電荷が付与され、電荷を付与された転写材P’は、分極された搬送ベルト101に静電的に吸着される。
【0017】
このようにして搬送ベルト101に吸着された転写材P’は各色のプロセスステーションを順次通過し、感光ドラム121a〜121d上の各色のトナー像が次々に転写される。その後、定着装置116にて未定着トナーのカラー画像は加熱及び加圧されてカラーの永久画像となる。
【0018】
また、バックアップ部材133に支持された状態でクリーニングブレード132を搬送ベルト101に当接させることで、転写材P’の搬送が終了した搬送ベルト101の表面に付着したトナー等の汚染物質は除去される。更に、搬送ベルト101は、除電帯電器111にて除電されて、続く画像形成プロセスに備える。なお、搬送ベルト101の表面から除去された廃トナーは、廃トナー容器131に収容される。
【0019】
ここで、搬送ベルト101は、通常は、表面にトナー像を直接担持させることはないので、トナー像により汚染されることは少ないが、ジャム時や非画像部への地カブリトナー付着、あるいは、搬送ベルト101上にレジストマークや濃度検出パターンを直接形成してこれを検知する様なシステム使用時等においては、搬送ベルト101上にトナーが付着することがある。
【0020】
このように、クリーニングブレード132によって、搬送ベルト101の表面に付着したトナー等を除去するタイプの装置の場合には次のような問題があった。
【0021】
(1)廃トナー容器131が満タンになった場合、廃トナー容器単体、あるいは搬送ベルト101全体(廃トナー容器131が搬送ベルトと一体構造の場合)を交換しなければならず、前者の場合はユーザーの手が汚れる等、ユーザビリティの問題があり、後者の場合はコスト高(高価な搬送ベルトユニットの寿命短縮)の問題が生じる。
【0022】
(2)クリーナブレード132が搬送ベルト101に対して摺擦による抵抗を与えるため、搬送ベルト101の回転トルク負荷変動や円周方向における搬送ベルト101の部分的伸縮を生じ、各色間での色ずれの原因となる。
【0023】
(3)搬送ベルト101の表面がクリーナブレード132により摺擦されることで、削れや汚染物質によるフィルミングが生じ、搬送ベルト101の寿命が低下する。
【0024】
そこで、このような問題点を解決するために、搬送ベルト101上のトナーを感光体121に静電的に転写して、これを廃トナー容器126に回収する技術が考えられた。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、搬送ベルト101上のトナーを感光体121に静電的に転写させる技術を用いても、搬送ベルト101上のトナーを効率良く感光体121に転写できずに、これが原因で転写材の裏汚れという問題が発生することがあった。
【0026】
この現象は、トナーの搬送ベルト101への吸着力が非常に大きくなっているためで、この要因として、まず、搬送ベルト101上に直接形成された濃度検出用パターンとしてのトナー像が複数の転写ステーションを通過する間に、搬送ベルト101上に電気的に強力に吸着されてしまうことが考えられる。
【0027】
カラートナーのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのうち、上流側のイエロートナーやマゼンタトナーは3〜4回の転写を受けるため、強固な吸着を受けることが予想される。
【0028】
これは、搬送ベルト101が転写材P’を表面に吸着させた状態で4つの転写装置を通過出来るように、その材質として、一般に薄層且つ高抵抗で、静電容量の大きな部材を用いている事が要因の1つと考えられる。即ち、複数回の転写を介して、電荷が静電容量の大きな搬送ベルト101やトナー自身に蓄積され、結果的にトナーが搬送ベルト101上に強力に吸着されるものと思われる。
【0029】
また、他の要因として、複数の転写位置を通過する度に、転写時の転写ブレードによる圧力によりトナー同士が凝集し、互いの自由な動きを阻害することが考えられる。
【0030】
なお、上記の例は、故意に搬送ベルト101上に濃度検出用のパッチパターンを形成し、これをクリーニングする場合を想定しているが、これ以外に、例えば、給紙不良によるジャム等が発生した場合にも、やはり搬送ベルト101上に直接トナー像が転写されてしまうことになり、この場合も同様に電界によるトナー清掃は困難なものとなる。
【0031】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、転写材担持体あるいは中間転写体に付着するトナーの除去性能の向上を図った画像形成装置を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、第1の転写位置トナー像を担持搬送する第1像担持体と、第2の転写位置トナー像を担持搬送する第2像担持体と、前記第1の転写位置及び前記第2の転写位置順次転写材を担持搬送する転写材担持体と、を有し、前記第1像担持体及び前記第2像担持体によって担持されるトナー像を前記転写材担持体によって搬送される転写材上に順次静電的に転写する画像形成装置において、前記転写材担持体に付着したトナーを前記第1像担持体及び前記第2像担持体に静電的に転写して前記転写材担持体からトナーを清掃する清掃モードを有し、球形物質を2次元平面上に投影してできる楕円状図形の最大長の二乗を図形面積で割って、100π/4を乗じて得られる値を形状係数SF1とした場合に、前記トナーの形状係数SF1が100〜140を満たし、前記清掃モードを行う場合に、前記第1の転写位置と前記第2の転写位置とでは逆向きの電界を生じさせることを特徴とする。
【0033】
また、第1の転写位置トナー像を担持搬送する第1像担持体と、第2の転写位置トナー像を担持搬送する第2像担持体と、前記第1像担持体及び前記第2像担持体から各転写位置でトナー像が転写される中間転写体と、を有し前記中間転写体に転写されたトナー像を転写材上に静電的に転写する画像形成装置において、前記中間転写体に付着したトナーを前記第1像担持体及び前記第2像担持体に静電的に転写して前記中間転写体からトナーを清掃する清掃モードを有し、球形物質を2次元平面上に投影してできる楕円状図形の最大長の二乗を図形面積で割って、100π/4を乗じて得られる値を形状係数SF1とした場合に、前記トナーの形状係数SF1が100〜140を満たし、前記清掃モードを行う場合に、前記第1の転写位置と前記第2の転写位置とでは逆向きの電界を生じさせることを特徴とする。
【0089】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0090】
(第1の実施の形態)
図1〜図6を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
【0091】
まず、転写材搬送装置について説明する。
【0092】
本発明の実施の形態に係る画像形成装置に適用される転写材搬送装置の主要構成部材としては、図1に示すように、駆動ローラ7、吸着対向ローラ6、テンションローラ8及び9の4本のローラに巻架される転写材担持体としての静電吸着搬送ベルト(以下、「搬送ベルト」という)1を挙げることが出来る。
【0093】
搬送ベルト1は、体積抵抗率が107Ω・cm〜1013Ω・cmの無端状ベルトである。
【0094】
搬送ベルト1の材質としては、PVdF(ポリジフロロビニル)、ETFE(エチレン−テトラフロロエチレン共重合体)、ポリカーボネート、PET(ポリエチレンテレフタレート)、またはポリイミド等の樹脂フィルムが吸着、転写性の点から良好である。
【0095】
搬送ベルト1の体積抵抗率としては、107〜1013Ω・cmが好ましく、更には108〜1012Ω・cmであるのが好ましい。ここで、体積抵抗率は、JIS法K6911に準拠した測定プローブを用い、ADVANTEST社製高抵抗計R8340にて100Vを印加して得た測定値を、搬送ベルト1の厚みで正規化した値である。
【0096】
体積抵抗率を調整するには、一例として、カーボンブラック、酸化チタン、酸化スズ、金属粉等の導電物質を樹脂フィルムに分散させることにより実施できる。つまり、樹脂フィルムに分散させる導電物質の量を増やすことにより、体積抵抗率を下げることが出来る。
【0097】
搬送ベルト1の抵抗値に関しては、1013Ω・cmよりも大きくなると、転写時における電荷蓄積が電界クリーニングに悪影響を与え始めることがある。
【0098】
また、この場合に搬送ベルト1上の電荷蓄積が、転写材の吸着や転写自体に影響を与えるのを防止するために、搬送ベルト1を次の画像転写以前に除電手段により除電する方法が挙げられる。
【0099】
しかし、搬送ベルト1上に汚染トナーが付着した状態で、除電器の部分を通過させることは、除電器のトナーによる汚染やトナーのチャージアップ(もしくは電荷消失)、場合によっては搬送ベルト1の放電破壊等の原因となる等、様々な不都合を生じる危険があることから、好ましくない。
【0100】
一方、搬送ベルト1の抵抗値が107Ω・cmよりも小さくなると、転写材Pの吸着が相対的に不安定となることがあり、電界クリーニング性能自体も低下することがある。これは、一部の汚染トナーが、電界クリーニング時に過剰に逆極性バイアスの影響を受け、極性反転が生じるなどの不具合が起きているものと推定される。
【0101】
また、搬送ベルト1の厚さとしては、100〜200μmであるのが好ましい。
【0102】
搬送ベルトの表層(転写材を担持する側の層)の表面粗さRzとしては、使用するトナーの粒径にもよるが、5μm以下、より好ましくは3μm以下が良い。なお、本明細書で用いる表面粗さRzは、JIS B0601に示されている定義に基づいて測定されるものである。
【0103】
搬送ベルトの表層の表面粗さRzを上記範囲としたのは、後に詳述するように、本発明の実施の形態に係る画像形成装置に用いられる球形状のトナーの直径が、略5〜11μm、好ましくは5〜7μmに対し、ばらつきも含めて、常に搬送ベルト1の凹凸面が、物理的にトナーを埋め込まず、感光ドラム21a〜21dに対してトナーが接触可能とすることで、電界クリーニングを良好に行える様にするためである。
【0104】
搬送ベルト1の表面粗さRzが5μmを越えると、トナーと搬送ベルト表面の密着性が高まり、電界クリーニングが困難となることがある。
【0105】
また、搬送ベルト1の表面粗さRzの下限値としては0.05μm以上とするのが好ましい。
【0106】
すなわち、トナーにはトナーの帯電電荷量(単位面積当り)を制御するために0.001〜0.05μm程度のシリカ、酸化チタン、酸化亜鉛等の無機微粉末の粒子を外添されている。このようなサブミクロン粒子は搬送ベルトに対する静電吸着力が強いため、搬送ベルト表面からの除去は困難である。
【0107】
従って、搬送ベルトの表面粗さRzをこれらの外添剤の粒径(直径)よりも大きくして、搬送ベルトにある程度埋め込まれることが望ましい。
【0108】
ここで、搬送ベルト1の表面粗さを上記範囲内にするには、例えば、ベルトを型内で加熱成形する方法を用い、このときの型表面粗さを上記値よりも十分小さくする方法、あるいは成形後のベルト表面を研磨等の後加工により平滑化する方法が挙げられる。
【0109】
また、本発明の実施の形態においては、搬送ベルト上に転写材Pが存在しない領域において、感光ドラム21a〜21dと転写ブレード3a〜3dとの間に電界を形成することにより、搬送ベルト1に付着したトナーを、感光ドラム21a〜21dを介して、クリーニング装置の廃トナー容器26a〜26dに回収する清掃モードを有している。なお、清掃モードについての詳細は、後述する。
【0110】
次に、本発明の実施の形態に係る画像形成装置で用いるトナーについて説明する。
【0111】
本発明の実施の形態に係る画像形成装置に適用するトナーは、結着樹脂、着色剤、荷電制御剤及び低軟化物質を含有している非磁性一成分微粒径トナーが好適に用いられる。
【0112】
結着樹脂としては、カラートナー用に通常用いられているものでよく、例えば、スチレン−ポリエステル、スチレン−ブチルアクリレート等のスチレン系共重合体;ポリエステル系樹脂;エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0113】
着色剤は、カラートナー用に通常用いられているもので良く、例えば、イエロートナー用としては、ベンジン系黄色顔料、フォロンイエロー、アセト酢酸アニリド系不溶性アゾ顔料、モノアゾ染料、アゾメチン系色素等が挙げられる。
【0114】
マゼンタトナー用としては、キサンテン系マゼンタ染料のリンタングステンモリブテン酸レーキ顔料、2,9−ジメチルキナクリドン、ナフトール系不溶性アゾ顔料、アントラキノン系染料、キサンテン系染料と有機カルボン酸とからなる色材、チオインジゴ、ナフトール系不溶性アゾ顔料等が挙げられる。シアントナー用としては、銅フタロシアニン系顔料が挙げられる。
【0115】
荷電制御剤としては、カラートナー用に通常用いられているもので良く、例えば、負電荷制御剤としては、アルキルサリチル酸の金属錯体、ジガルボン酸の金属錯体、多環体サリチル酸金属塩等が挙げられ、正電荷制御剤としては、4級アンモニウム塩、ベンゾチアゾール誘導体、グアナミン誘導体、ジブチルチンオキサイド、その他の含窒素化合物等が挙げられる。
【0116】
低軟化物質としては、パラフィンワックス、ポリオレフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロピッシュワックスの如きポリメチレンワックス;アミドワックス;高級脂肪酸;長鎖アルコール;エステルワックス;及びこれらのグラフト化合物、ブロック化合物の如き誘導体が挙げられ、トナーに対し、5〜30重量%の含有量が好ましい。
【0117】
また、本発明の実施の形態で用いられるトナーは、重合性単量体、着色剤、荷電制御剤及び低軟化点物質を含む重合性単量体組成物を重合することによりトナー粒子を製造する重合法によって得られる重合トナーであることが好ましく、より好ましくは、重合性単量体組成物を液媒体中で重合することにより得られる重合トナーが形状を球形にする点から優れている。
【0118】
特に、重合性単量体組成物を水系媒体中で懸濁重合することによって得られる懸濁重合トナーの場合には、水系媒体中で重合性単量体組成物中に含まれている材料の極性差を用いることにより、低軟化点物質としてのワックスをトナー粒子中に内包化できることから、好ましく用いられる。
【0119】
また、本発明の実施の形態で用いるトナーは、形状係数SF1が100〜140、好ましくは100〜120であり、形状係数SF2が100〜120であり、重量平均粒径が5〜11μm、好ましくは5〜7μmの実質的球形である非磁性一成分微粒径重合トナーである。
【0120】
ここでいう形状係数SF1とは、図3に示すように、球形物質の形状の丸さの割合を示す値であり、球形物質を2次元平面上に投影して出来る楕円状図形の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで割って、100π/4を乗じたときの値で表される。
【0121】
つまり、形状係数SF1は、次式、
SF1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4)
で定義されるものである。
【0122】
このSF1の値が100の場合には、物質の形状が真球状となり、SF1の値が大きくなるほど、物質の形状は不定形となる。
【0123】
SF1が大きすぎると、球形状に付随する特性は薄れ、電界クリーニング性能は弱まることがある。
【0124】
また、形状係数SF2は、図4に示すように、物質の形状の凹凸の割合を示す数値であり、物質を2次元平面上に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで割って、100/4πを乗じたときの値で表される。
【0125】
つまり、形状係数SF2は、次式、
SF2={(PERI)2/AREA}×(100/4π)
で定義されるものである。
【0126】
SF2の値が100の場合には、物質の表面に凹凸が存在しないことになり、SF2の値が大きくなるほど、物質の表面の凹凸は顕著となる。
【0127】
なお、本発明の実施の形態では、日立製作所製FE−SEM(S−800)を用い、トナー像を100回無作為にサンプリングし、その画像情報は、ニレコ社製画像解析装置(LUSEX3)に導入して解析を行い、上式より算出したものである。
【0128】
トナーの形状が球形に限りなく近づくと、転写効率が高くなることが本発明者の検討により明らかになった。これは、個々のトナーの表面エネルギーが小さくなって、流動性が高まり、感光体ドラム等に対する吸着力(鏡映力)が弱まって、転写電界の影響を受けやすくなるためと考えられる。
【0129】
この特性は、搬送ベルト1上に直接転写されたトナーを電界により感光ドラム21a〜21dに戻す際に、非常に好適に作用する。即ち、転写電界の影響を受けやすい、ということは転写時だけでなく、電界クリーニング時においても非常に効率が良いことであり、加えて、個々のトナーの表面エネルギーが小さく、流動性が高いことにより、複数の転写位置を通過する時においても、トナー同士での凝集が生じにくく、搬送ベルト1にトナーが固着する力を弱めることができる。
【0130】
トナーの粒度分布は、例えば、以下の方法で測定できる。
【0131】
本発明の実施の形態におけるトナーの粒度分布は、コールターカウンターTA−II型あるいはコールターマルチサイザー(コールター社製)を用いて測定できる。電解液は、1級塩化ナトリウムを用いて、1%NaCl水溶液を調製する。例えば、ISOTONR−II(コールターサイエンティフィックジャパン社製)を使用できる。
【0132】
測定法としては、前記電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩を0.1〜5ml加え、更に測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、2μm以上のトナーの体積、個数を測定して体積分布と個数分布とを算出する。
【0133】
それから本発明の実施の形態におけるトナーの体積分布から求めた重量基準(各チャンネルの代表値をチャンネル毎の代表値とする)の重量平均粒径(D4)を求めることができる。
【0134】
チャンネルとしては、例えば、2.00〜2.52μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.17〜4.00μm未満;4.00〜5.04μm未満、5.04〜6.35μm未満;6.35〜8.00μm未満;8.00〜10.08μm未満;10.08〜12.70μm未満;12.70〜16.00μm未満;16.00〜20.20μm未満;20.20〜25.40μm未満;25.40〜32.00μm未満;32.00〜40.30μm未満の13チャンネルを用いる。
【0135】
本発明の実施の形態に係わる、上記重合トナー粒子の一例の断面図を図5に示す。図5は本発明の実施の形態に係る重合トナーの断面図である。
【0136】
図5に示すように、重合トナー90は球形である。本発明の実施の形態において、重合トナー90は、コア/シェル構造を有し、さらに表層を有する断面形状を有する。コア/シェル構造のコア部の主たる成分が、低軟化点物質であり、該低軟化点物質は、融点が40〜120℃であることが好ましい。
【0137】
例えば、コア部93に低軟化点物質であるエステル系ワックスを内包し、シェル部である樹脂層92にスチレン−ブチルアクリレート、表層91にスチレン−ポリエステルの如き極性樹脂という構成の重合トナーを用いることが好ましい。
【0138】
上記のコア/シェル構造を有し、さらに表層を有するトナーは、3層構成となっていることから、コア93にワックスを内包することで、定着工程でのオフセット防止効果が得られ、また表層91に樹脂層を設けることによって帯電効率のアップを図ることが可能である。実際の使用時には、トリボ安定化のためにオイル処理したシリカを外添することもできる。
【0139】
本発明の実施の形態で用いるトナーにおいては、実質的な悪影響を与えない範囲内で、更に他の添加剤、例えばテフロン粉末、ステアリン酸亜鉛粉末、ポリフッ化ビニリデン粉末の如き滑剤粉末;酸化セリウム粉末、炭化硅素粉末、チタン酸ストロンチウム粉末の如き研磨剤;例えばシリカ粉末、酸化チタン粉末、酸化アルミニウム粉末並びにこれらをシランカップリング剤及び/又はシリコーンオイルで処理した粉末の如き流動性付与剤;ケーキング防止剤;例えば、カーボンブラック粉末、酸化亜鉛粉末、酸化スズ粉末の如き導電性付与剤;逆極性の有機微粒子及び逆極性の無機微粒子の如き現像性向上剤を用いることもできる。
【0140】
また、本発明の実施の形態において、重合トナーの製造方法としては、以下のような方法が挙げられる。
【0141】
即ち、重合性単量体中に離型剤、着色剤、荷電制御剤、重合開始剤及びその他の添加剤を加え、ホモジナイザー、超音波分散機の如き混合機によって均一に溶解又は分散せしめた単量体組成物を、分散安定剤を含有する水相中で、ホモミキサーの如き分散機により分散せしめる。単量体組成物からなる液滴が所望のトナー粒子のサイズが得られた段階で、造粒を停止する。その後は、分散安定剤の作用により、粒子状態が維持され、且つ粒子の沈降が防止される程度の攪拌を行えば良い。
【0142】
重合温度は40℃以上、一般的には、50〜90℃の温度に設定して重合を行う。本発明の実施の形態においては、分子量分布のコントロールの目的で、重合反応後半に昇温しても良く、更に、未反応の重合性単量体、副生成物を除去するために反応後半、又は、反応終了後に一部水系媒体を留去しても良い。
【0143】
反応終了後、生成したトナー粒子を洗浄・ろ過により回収し、乾燥する。懸濁重合法においては、通常単量体組成物100重量部に対して水300〜3000重量部を分散媒として使用するのが好ましい。なお、上記トナーの帯電状態や流動性を安定化させるため、0.1〜5.0重量部のシリカ粒子をヘンシェルミキサーにより外添して用いた。
【0144】
次に、カラー画像形成装置の全体構成等について詳しく説明する。
【0145】
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の主要部構成を示す概略構成図である。
【0146】
なお、図1に示す画像形成装置の概略構成図は一例にすぎず、本発明はこれに限定されない。また、本発明の画像形成装置は、転写材搬送装置および非磁性一成分トナーに関して特徴を有するものであり、その他の構成等については、公知のカラー画像形成装置に関する技術を適用できる。
【0147】
本発明の実施の形態に係る画像形成装置は、前述したように転写材搬送装置を構成する主要部材として、駆動ローラ7、吸着対向ローラ6、テンションローラ8及び9の4本のローラに巻架される静電吸着搬送ベルト(以下、「搬送ベルト」)1を有している。
【0148】
この搬送ベルト1の周面に沿って、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの画像形成部が備えられている。
【0149】
この画像形成部は、いずれも基本的な構成は同一であり、ブラックの画像形成部を例に説明すると、図2に示すように、主として、像担持体である感光ドラム21aと、一次帯電装置22aと、露光光23aを発射する静電潜像形成装置としての露光装置と、現像スリーブ27aを有する現像装置24aと、転写手段としての転写ブレード3aと、クリーニングブレード25aと、廃トナー容器26aを有するクリーニング装置と、から構成される。
【0150】
このように構成される各色の画像形成部(以下、「プロセスステーション」という)2a〜2dが直列に配置されている。
【0151】
搬送ベルト1は、図1中矢印X方向に回転することにより、給紙カセット15から供給ローラ14によって画像形成装置内に供給される転写材Pを各プロセスステーションに順次搬送する。
【0152】
転写材Pは画像形成装置内に送り出されると、まず、同期回転体としてのレジストローラ10とレジスト対向ローラ13に挟持され、画像形成動作と同期するようにして、転写材Pと搬送ベルト1との吸着が行われる吸着部Nに導かれる。
【0153】
吸着部Nでは、ローラ状の吸着部材である吸着ローラ5と、ローラ状の吸着対向部材である吸着対向ローラ6とが、搬送ベルト1を介して対向し、搬送ベルト1及び転写材Pを挟持するよう構成される。吸着ローラ5には吸着バイアス電源12から吸着バイアスが印加される。
【0154】
これによって、転写材Pに電荷が付与され、電荷を付与された転写材Pは、分極された搬送ベルト1に静電的に吸着される。このとき、搬送ベルト1は、転写材Pを色ずれ等が発生しないように表面に担持する。
【0155】
それぞれのプロセスステーション2a〜2dにおいて、電子写真方式を用いて第1色〜第4色の各色の未定着トナーの可視像が転写材P上に形成される。斯かる画像形成部は、上述の従来の電子写真方式の画像形成装置と同様のものを使用できる。
【0156】
図2は、上述したように、本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけるプロセスステーション2aの一例を示す概略構成図であるが、他のプロセスステーション(2b〜2d)も同様の構造である。
【0157】
プロセスステーション2a〜2d内にはそれぞれ、像担持体として感光ドラム21a〜21dが回転可能に支持されており、一次帯電装置22a〜22dによって、この感光ドラム21a〜21dの表面を一様に帯電した後、露光装置によって画像情報に従ってフル点灯、あるいは時間変調や輝度変調にて該表面を露光して、明部電位の静電潜像を感光ドラム21a〜21dの各々の表面に形成する。
【0158】
その後、現像装置24a〜24dによって、各プロセスステーション毎に、上述した本実施の形態に係るトナー(ブラック、マゼンタ、シアンまたはイエローのトナー)を静電潜像に反転現像法により静電的に付着させて可視化することにより、感光ドラム21a〜21d上にトナー像を形成する。
【0159】
現像のためのバイアスは、バイアス電源(図示せず)により現像スリーブ27a〜27d等に印加する。
【0160】
このようにして、搬送ベルト1に吸着された転写材Pは、各色のプロセスステーションを順次通過することによって、各色のトナー像が次々に転写を受ける。その後、定着装置16にて未定着トナーのカラー画像は加熱及び加圧されてカラーの永久画像となる。
【0161】
又、転写後に感光ドラム21a〜21d上に残留する、所謂、転写残トナーはクリーニングブレード25a〜25dによって掻き落とされて、廃トナー容器26a〜26dに収容され、感光ドラム21a〜21dは繰り返し画像形成に供される。
【0162】
ここで、本発明の実施の形態に係る画像形成装置においては、搬送ベルト1上の転写材Pが存在しない領域において、搬送ベルト1上に付着したトナーを清掃する清掃モードを有している。
【0163】
なお、清掃モードとは、感光ドラム21a〜21dと転写ブレード3a〜3dとの間に電界を形成することにより、搬送ベルト1上に付着したトナーを、感光ドラム21a〜21dを介して廃トナー容器26a〜26dに回収して清掃する、搬送ベルト1の電界クリーニングのことである。
【0164】
現像装置にトナーを補給すべきかどうかを判断するために、感光ドラム上にテストパターンを形成してこれを搬送ベルトに転写し、搬送ベルト上のテストパターンの濃度を検出するモードがある。
【0165】
このように、濃度検出用のパッチパターンを形成する場合、あるいは給紙不良によるジャム等が発生した場合等により、搬送ベルト1上に転写されたトナーは、転写時とは逆極性のバイアスが転写ブレード3a〜3dに印加されることにより感光ドラム21a〜21d上に移動し、次いで感光ドラム21a〜21d上に移動した該トナーは、クリーニングブレード25a〜25dによって掻き落とされて、廃トナー容器26a〜26dに回収され得る。
【0166】
各プロセスステーション内の感光ドラム21a〜21dは、搬送ベルト1を介して転写装置である転写ブレード3a〜3dにそれぞれ当接されており、転写時において、転写ブレード3a〜3dには、転写バイアス電源4a〜4dにより、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の転写バイアスが印加される。
【0167】
転写バイアス電源4a〜4dは、転写時に転写バイアスを印加するとともに、清掃モードによる電界クリーニング時においては、クリーニングバイアスを印加するクリーニングバイアス電源の役割も兼ねる。
【0168】
転写時においては、図6に示すような、スイッチ43aにより正バイアス41a、負バイアス42a等が切換え使用可能な転写バイアス電源4a〜4dにより、転写ブレード3a〜3dに対し、定電圧の転写バイアスを印加できる。
【0169】
なお、清掃モードによる電界クリーニング時のクリーニングバイアスの印加方法としては、例えば、転写ブレード3a〜3dに対し、転写時とは逆極性のクリーニングバイアスをそれぞれ印加する方法が挙げられる。
【0170】
これは、汚染トナーの極性が正規の帯電極性にほぼそろっていれば有効である。しかし、耐久による劣化、その他の要因で、反対極性に反転してしまうトナーが生じることがある。
【0171】
この様な場合においては、第1と第3の転写ブレード3a及び3cに対して転写時とは逆極性のクリーニングバイアスを印加して、第2と第4の転写ブレード3b及び3dに対して転写時の正規極性のクリーニングバイアスを印加する方法、または転写ブレード3a〜3dに対し、少なくとも搬送ベルト1周にわたって転写時とは逆極性のクリーニングバイアスをかけて、続いて少なくとも次の1周にわたって転写時の正規極性のクリーニングバイアスをそれぞれかける方法等が挙げられる。
【0172】
また、電界クリーニングのタイミングとしては、例えば、100枚プリント毎に1度の割合で濃度測定用パターンを搬送ベルト上に直接形成しこれを検知手段としての濃度センサ11で測定した後に電界クリーニングを引き続いて行うようにしても良いし、また毎プリント毎の回転時やジャム処理後の復帰時に電界クリーニングを実行しても良い。
【0173】
電界クリーニング時における感光ドラム21a〜21dの表面電位は、画像形成時における非露光部電位と同等に保っても良いし、また、電界クリーニング時に感光ドラムの表面電位を除電してほぼゼロとしても良い。電界クリーニングに必要な電界の大きさは、本実施の形態のように自己減衰系の搬送ベルトを用いた場合には、感光ドラム21a〜21dと、転写装置である転写ブレード3a〜3dの電位差で決まるため、後者のように感光ドラムの表面電位を除電することは、電界クリーニング時に、転写ブレードに印加するクリーニングバイアスを小さくすることが可能となるため、より好適である。
【0174】
感光ドラム21a〜21dの除電方法としては、露光あるいは帯電装置による強制除電(接触帯電法を含む)等の方法を用いることができる。なお、このとき、カブリ防止のため、各色の現像剤担持体としての現像スリーブ(図2の27a)の電位は、現像時の正規極性(トナーの帯電極性と同極性)のバイアス側に保つ方が好ましい。
【0175】
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけるクリーニング装置は、各色毎に着脱可能なカートリッジとなっていることが好ましい。これにより、廃トナー容器26a〜26dに回収された廃トナーが満タンになった場合、各色毎に廃トナー容器の交換が可能である。
【0176】
この着脱可能なカートリッジとしては、廃トナー容器のみでも良いし、クリーニングブレードと廃トナー容器を含むクリーニング装置、感光体とクリーニング装置、または感光ドラム、現像装置及びクリーニング装置等を含むプロセスステーションでも良い。像担持体とクリーニング装置が着脱可能となっていると、廃トナー容器からトナーがこぼれ難くなることから、より好ましい。
【0177】
本発明の実施の形態に係る画像形成装置における吸着ローラ5は、体積抵抗率が104〜1010Ω・cmのEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合体)、CR(クロロプレンゴム)、NBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)、ウレタンゴム等のゴムを芯金上に成型したものを使用できる。
【0178】
また、転写ブレード3a,3b,3c,3dとしては、体積抵抗率が102〜109Ω・cmのPET(ポリエチレンテレフタラート)等の樹脂フィルム、またはウレタンゴム等のゴムから形成されるブレードを、電荷付与手段として使用可能である。この他に上記の抵抗値範囲を有する、スポンジタイプ、あるいはソリッドタイプのゴムローラを用いても良い。
【0179】
これらの体積抵抗率は、カーボン、SnO2、TiO2等を樹脂又はゴム等に加えることより調節できる。
【0180】
これらの体積抵抗率の測定は、搬送ベルトの測定と同様方法で実施可能である。
【0181】
本発明の実施の形態に係る画像形成装置は、吸着対向ローラ6が金属であって、その軸受け部分に絶縁部材を設けて電気的にフロートにし(接地しない)、且つ、吸着補助部材として、レジストローラ10を接地する構成があげられる。
【0182】
駆動ローラ7としては、金属ローラの芯金上にスリップ防止のための絶縁性ゴム層を用いたものがあげられる。このゴム層の体積抵抗率は、1015Ω・cm以上のものが好ましいが、低抵抗であっても差し支えない。
【0183】
テンションローラ8,9としては、金属ローラを使用できる。
【0184】
これらのテンションローラ8,9および駆動ローラ7に関しては、搬送ベルト1自体が自己減衰系であり且つ搬送ベルト1を挟んで対峙する部材(電極)が存在しないので、いずれも接地、フロートのどちらでも差し支えない。
【0185】
なお、本発明の実施の形態では、感光体の種類やトナー極性が限定されることはないことは言うまでもない。
【0186】
(第2の実施の形態)
図7には、本発明の第2の実施の形態が示されている。上記第1の実施の形態では、トナーの各色毎にプロセスステーションを有するインライン方式についての形態を記載したが、これに限られるものではなく、例えば、図7に示すような中間転写方式を用いたカラー画像形成装置にも有効である。
【0187】
画像形成方式の差異に基づく構成以外の構成および作用については第1の実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は適宜省略する。
【0188】
本実施の形態に係る画像形成装置の画像形成方式に基づく画像形成プロセスを簡単に説明する。
【0189】
各感光ドラム21a〜21d上に形成された各色トナー像は、中間転写体としての中間転写ベルト30に転写ブレード3a〜3dにより順次重ねて静電的に1次転写される。そして、中間転写ベルト30上のフルカラートナー像は転写ローラ31により転写材Pに一括して静電的に転写される。
【0190】
このとき、転写ローラ31には電源32より正極性の電圧(トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧)が印加される。その後、フルカラートナー像は定着装置16により転写材P上に定着され、転写材Pは機外に排出される。
【0191】
この図7に示す画像形成装置においても清掃モードを有している。即ち、中間転写ベルト30に付着トナー又は形成されたテストパターントナー像を感光ドラム21a〜21dに対して、転写ブレード3a〜3dに印加するバイアスを図6に示すように切換えることで静電的に転写する。
【0192】
その後に、クリーニングブレード25aにより感光ドラムから回収されたトナーは廃トナー容器26aに貯められる。
【0193】
【実施例】
以下、上記本発明の実施の形態に基づくより具体的な実施例について説明する。なお、これは本発明をなんら限定するものではないことは言うまでもない。
【0194】
(実施例1)
<1>トナーの製造
以下の方法により、本実施例で用いる非磁性一成分系重合トナーを製造した。
【0195】
Figure 0004388678
上記原料を60℃に加温し、TK式ホモミキサー(特殊機化工業製)を用いて、12000rpmにて均一に溶解、分散した。これに、重合開始剤2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)10gを溶解し、重合性単量体組成物を調整した。
【0196】
リン酸カルシウムが分散されている水系媒体中に上記重合性単量体組成物を投入し、60℃、窒素雰囲気下において、TK式ホモミキサーにて10000rpmで10分間攪拌し、重合性単量体組成物を造粒した。その後、パドル攪拌翼で攪拌しつつ、80℃に昇温して、10時間反応させた。
【0197】
重合反応終了後、反応系を冷却し、さらに反応系中に塩酸を加えてリン酸カルシウムを溶解させた後、ろ過、水洗、乾燥して、シアン懸濁粒子(トナー粒子)を得た。
【0198】
得られたトナー粒子98.5重量部に対して、疎水性シリカ1.5重量部を外添して、非磁性一成分系重合シアントナーを得た。
【0199】
得られた非磁性一成分系重合シアントナーは、重合平均粒径が7.5μmであり、トナー形状係数SF1が110、SF2が108の実質的球形であった。
【0200】
このトナーは、図5に示すように、コア部93に低軟化点物質であるワックスを内包し、シェル部である樹脂層92にスチレン−ブチルアクリレート、表層91に飽和ポリエステルという構成の重合トナーであった。
【0201】
比重は約1.05であった。また、トナーの単位重量当りの帯電電荷量、即ち、トリボ(Q/M)は、およそ−20μC/gであった。
【0202】
<2>カラー画像形成装置の製造
上述した実施の形態において、図1及び図7で示されるカラー画像形成装置に、上記で得られたトナーを用いて、実施例1のカラー画像形成装置とした。ここでは代表して図1に示す画像形成装置に適用した例を示す。
【0203】
図7に示す画像形成装置に適用できるのは言うまでもなく、ここでの説明は省略する。
【0204】
本実施例に係わるカラー画像形成装置のより具体的な構成を以下に記載する。
【0205】
搬送ベルト1は、PVdF(ポリジフロロビニル)樹脂フィルムに導電物質であるカーボンを分散させることで体積抵抗率を1011Ω・cm程度とし、周長略700mm、厚さ120μmの無端状のベルトとした。
【0206】
感光ドラム21a〜21dとしては、フタロシアニン系化合物よりなる電荷発生層、及びヒドラゾン化合物を分散した、ポリカーボネートよりなる電荷輸送層で構成された負極性のOPCドラムを使用した。
【0207】
吸着ローラ5は、カーボンを分散させることで体積抵抗率を105Ω・cm以下に調整したEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体)ゴムを、直径6mmの芯金上に厚さ3mmにて形成することにより製造した。
【0208】
また、転写ブレード3a,3b,3c,3dは、厚さ100μm、支持体までの自由長が略3mmであって、カーボンブラックを分散させることで体積抵抗率を105Ω・cmに調整したPET(ポリエチレンテレフタラート)フィルムを用い、45°の角度で搬送ベルト1の進行方向に対し順方向となる様にまた解除時は感光ドラム方向に略0.5mm復元する強さで当接させて用いた。
【0209】
吸着対向ローラ6は金属ローラとし、その軸受け部分に絶縁部材を設けて電気的にフロートにし(接地しない)、吸着補助部材としてレジストローラ10とレジスト対向ローラ13を接地する構成とした。
【0210】
また、駆動ローラ7としては、金属ローラの芯金上にスリップ防止のためのゴム層を厚さ略0.5〜3mmの範囲で設けたものを用いた。このゴム層の抵抗値は、1015Ω・cm以上の絶縁タイプを用いた。テンションローラ8,9は、金属ローラを用いた。
【0211】
各プロセスステーション2a〜2d内の感光ドラム21a〜21dは、搬送ベルトを介して転写ブレード3a〜3dを当接するようにした。転写ブレード3a〜3dに、図6に示すような、スイッチ43aにより正バイアス(41a)、負バイアス(42a)等が切換え使用可能な転写バイアス電源4a〜4dを接続した。
【0212】
本実施例では、図2に示すプロセスステーション2a(2b〜2dも同様)をカートリッジとして脱着可能とした。
【0213】
<3>電界クリーニング
上記のカラー画像形成装置を用いて、電界クリーニングを行った。まず、画像形成として、一次帯電装置22a〜22dによって、この感光ドラム21a〜21dの表面を略−600V程度に一様に帯電した後、露光手段が画像情報に従って該表面を露光して、フル点灯時の明部電位略−150V程度の静電潜像を感光ドラム21a〜21dの各々の表面に形成した。
【0214】
その後、現像装置24a〜24dによって、静電潜像に各プロセスステーション毎にブラック、マゼンタ、シアン、イエローのトナーを反転現像法により静電的に付着させて可視化し、感光ドラム21a〜21d上にトナー像を形成した。なお、現像のためのバイアスとしては、約−400V程度のバイアスを現像スリーブ27a〜27dに印加した。
【0215】
転写時においては、定電圧の転写バイアスを転写バイアス電源4a〜4dにより転写ブレード3a〜3dに対し、順次+1000V、+1250V、+1500V、+1750Vと印加して、引き続き、次の回転における清掃モードとしての電界クリーニング時においては、転写ブレード3a〜3dに対し、一律に−2000Vのクリーニングバイアスを印加した。
【0216】
また、電界クリーニング時における感光ドラム21a〜21dの表面電位は、画像形成時における非露光部電位と同等の−600Vに保った。
【0217】
この様にして、非通紙状態にて、濃度センサ11で測定するためのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのパッチパターン(各色10×10mm程度の大きさ)を搬送ベルト1上に直接転写させたところ、次回転における電界クリーニングの工程において、前述のトナー像を1度の転写でほぼ完全に感光ドラム21a〜21dに回収することが出来た。
【0218】
(実施例2)
<1>電界クリーニング
トナー及びカラー画像形成装置は、実施例1で用いたものを使用して、また、電界クリーニングにおけるクリーニングバイアスの印加方法のみを以下のようにし、それ以外は、実施例1と同様に電界クリーニングを行った。
【0219】
電界クリーニング時において、第1と第3の転写ブレード3aおよび3cに−2000Vを印加して、第2と第4の転写ブレード3bおよび3dに+800Vを印加したところ、極性反転した汚染トナーの存在下においても、良好な電界クリーニングを行うことが出来た。
【0220】
ここで、負のクリーニングバイアスに対し、正のクリーニングバイアスの絶対値が小さいのは、対向電極となる感光ドラムの電位(−600V)を考慮したものである。なお、極性反転を生じるトナーは、帯電特性が不安定となったものが多いが、本実施例で使用した球形状のトナーは、不定形の粉砕トナーに比べて極性反転したトナー(この場合正極性トナー)に、同じく正の電荷を外部から付与すると、容易に安定な正電荷を帯び易い、という傾向が有る。
【0221】
そのため、本実施例では、主に第1の転写ブレード3aにおいて、負のクリーニングバイアスを印加した際に、感光ドラム21aからトナーに正の電荷を転移し、引き続いて第2の転写ブレード3bにおいて正のクリーニングバイアスを印加した際に、効率良く感光ドラム21bに搬送ベルト上のトナーの回収を行うことが可能となった。勿論、第3、第4転写ブレード3d,3dにおいて、第1、第2と同様のことを繰り返すことにより、電界クリーニングがより確実に行えた。
【0222】
(実施例3)
<1>電界クリーニング
トナーおよびカラー画像形成装置は、実施例1で用いたものを使用して、また、電界クリーニングにおいて、感光ドラム21a〜21dの表面電位を除電し、クリーニングバイアス値を以下のようにし、それ以外は、実施例1と同様に行った。
【0223】
電界クリーニング時において、実施例1においては、−600Vに設定して行った感光ドラム21a〜21dの表面電位を、略0Vに除電し、実施例1においては−2000Vに設定した転写時とは逆極性のクリーニングバイアスを、−1400V程度にして、電界クリーニングを実施した。
【0224】
このとき、カブリ防止のために各色の現像スリーブ27a〜27dの電位を0V〜+200Vに保った。その結果、実施例1と同様に電界クリーニングを良好に行うことができた。
【0225】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、転写材担持体あるいは中間転写体に付着するトナーの除去性能の向上を図ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の主要部構成を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置における画像形成部の概略構成図である。
【図3】形状係数SF1の説明図である。
【図4】形状係数SF2の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る重合トナーの断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る画像形成装置に用いられる転写バイアス電源の回路図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の主要部構成を示す概略構成図である。
【図8】従来技術に係るカラー電子写真画像形成装置の概略構成図である。
【図9】従来技術に係る画像形成装置における画像形成部の概略構成図である。
【符号の説明】
1 搬送ベルト
2a プロセスステーション
3a,3b,3c,3d 転写ブレード
4a 転写バイアス電源
5 吸着ローラ
6 吸着対向ローラ
7 駆動ローラ
8,9 テンションローラ
10 レジストローラ
11 濃度センサ
12 吸着バイアス電源
13 レジスト対向ローラ
14 供給ローラ
15 給紙カセット
16 定着装置
21a,21b 感光ドラム
22a 一次帯電装置
23a 露光光
24a 現像装置
25a クリーニングブレード
26a 廃トナー容器
27a 現像スリーブ
30 中間転写ベルト
31 転写ローラ
32 電源
41a 正バイアス
42a 負バイアス
43a スイッチ
90 重合トナー
91 表層
92 樹脂層
93 コア
98 トナー粒子

Claims (12)

  1. 第1の転写位置トナー像を担持搬送する第1像担持体と、
    第2の転写位置トナー像を担持搬送する第2像担持体と、
    前記第1の転写位置及び前記第2の転写位置順次転写材を担持搬送する転写材担持体と、を有し、
    前記第1像担持体及び前記第2像担持体によって担持されるトナー像を前記転写材担持体によって搬送される転写材上に順次静電的に転写する画像形成装置において、
    前記転写材担持体に付着したトナーを前記第1像担持体及び前記第2像担持体に静電的に転写して前記転写材担持体からトナーを清掃する清掃モードを有し、
    球形物質を2次元平面上に投影してできる楕円状図形の最大長の二乗を図形面積で割って、100π/4を乗じて得られる値を形状係数SF1とした場合に、前記トナーの形状係数SF1が100〜140を満たし、前記清掃モードを行う場合に、前記第1の転写位置と前記第2の転写位置とでは逆向きの電界を生じさせることを特徴とする画像形成装置。
  2. JIS B0601で定義される表面粗さをRzとした場合に、
    前記転写材担持体の転写材の担持する側の表面の粗さRzが0.05μm〜5μmを満たし、
    かつ、前記トナーの平均粒径が5μm〜11μmを満たすことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記清掃モードで前記転写材担持体から前記第1像担持体に転写されたトナーを回収する第1トナー回収手段と、前記清掃モードで前記転写材担持体から前記第2像担持体に転写されたトナーを回収する第2トナー回収手段と、有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の転写位置で前記第1像担持体から前記転写材担持体によって搬送される転写材にトナー像を静電的に転写する第1転写手段と、前記第2の転写位置で前記第2像担持体から前記転写材担持体によって搬送される転写材にトナー像を静電的に転写する第2転写手段と、を有する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1像担持体から前記転写材担持体によって搬送される転写材にトナー像を静電的に転写する際に前記第1転写手段に印加される電圧は、トナーの正規の帯電極性と逆極性であり、前記第2像担持体から前記転写材担持体によって搬送される転写材にトナー像を静電的に転写する際に前記第2転写手段に印加される電圧は、トナーの正規の帯電極性と逆極性であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記転写材担持体はベルト形状であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 第1の転写位置トナー像を担持搬送する第1像担持体と、
    第2の転写位置トナー像を担持搬送する第2像担持体と、
    前記第1像担持体及び前記第2像担持体から各転写位置でトナー像が転写される中間転写体と、を有し
    前記中間転写体に転写されたトナー像を転写材上に静電的に転写する画像形成装置において、
    前記中間転写体に付着したトナーを前記第1像担持体及び前記第2像担持体に静電的に転写して前記中間転写体からトナーを清掃する清掃モードを有し、
    球形物質を2次元平面上に投影してできる楕円状図形の最大長の二乗を図形面積で割って、100π/4を乗じて得られる値を形状係数SF1とした場合に、前記トナーの形状係数SF1が100〜140を満たし、前記清掃モードを行う場合に、前記第1の転写位置と前記第2の転写位置とでは逆向きの電界を生じさせることを特徴とする画像形成装置。
  8. JIS B0601で定義される表面粗さをRzとした場合に、
    前記中間転写体のトナー像が転写される側の表面の粗さRzが0.05μm〜5μmを満たし、
    かつ、前記トナーの平均粒径が5μm〜11μmを満たすことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記清掃モードで前記中間転写体から前記第1像担持体に転写されたトナーを回収する第1トナー回収手段と、前記清掃モードで前記中間転写体から前記第2像担持体に転写されたトナーを回収する第2トナー回収手段と、を有することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1の転写位置で前記第1像担持体から前記中間転写体にトナー像を静電的に転写する第1転写手段と、前記第2の転写位置で前記第2像担持体から前記中間転写体にトナー像を静電的に転写する第2転写手段と、を有する請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1像担持体から前記中間転写体にトナー像を静電的に転写する際に前記第1転写手段に印加される電圧はトナーの正規の帯電極性と逆極性であり、前記第2像担持体から前記中間転写体にトナー像を静電的に転写する際に前記第2転写手段に印加される電圧はトナーの正規の帯電極性と逆極性であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記中間転写体はベルト形状であることを特徴とする請求項7から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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