JPH10293480A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10293480A
JPH10293480A JP10029747A JP2974798A JPH10293480A JP H10293480 A JPH10293480 A JP H10293480A JP 10029747 A JP10029747 A JP 10029747A JP 2974798 A JP2974798 A JP 2974798A JP H10293480 A JPH10293480 A JP H10293480A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写体を用いた画像形成装置において、
繰り返し良好な中間転写体のクリーニングを行えるよう
にする。 【解決手段】 中間転写体7とICLローラ12の表面
粗さRzの和が1μm以上50μm以下となるように、
中間転写体7とICLローラ12を形成し、転写ベルト
8で中間転写体7上のトナー像を転写材Pへ2次転写し
た後の中間転写体7上に残留している転写残トナーをI
CLローラ12によって帯電し、1次転写位置で感光体
1に戻すことにより、繰り返し良好な中間転写体7のク
リーニングを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を利用した画像形成装置に関し、特に像担持体上に形成
したトナー画像を、一旦中間転写体上に1次転写させ、
該中間転写体に転写されたトナー画像を転写材へ接触転
写部材により2次転写して画像形成を行う複写機、レー
ザービームプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】像担持体としてのドラム型の電子写真感
光体(以下、感光体という)上に形成したトナー画像
を、一旦中間転写体上に1次転写させ、該中間転写体に
転写されたトナー画像を転写材へ接触転写部材により2
次転写して画像形成を行う画像形成装置は、カラー画像
情報や多色画像情報の複数の成分色画像を順次積層転写
してカラー画像や多色画像を合成再現した画像形成物を
出力するカラー画像形成装置や多色画像形成装置、また
はカラー画像形成機能や多色画像形成機能を備えた画像
形成装置として有効であり、各成分色画像の重ね合わせ
ズレ(色ズレ)のない画像を得ることが可能である。
【0003】ところで、上記した画像形成装置において
は、中間転写体から紙などの転写材への2次転写後に中
間転写体上に残留する転写残トナーを除去(クリーニン
グ)することが、良好な画像を得る上で重要である。
【0004】このため、従来のこの種の画像形成装置で
は、例えば、以下の(a)〜(d)のような中間転写体
上に残留する転写残トナーの除去方法が提案さてれい
る。
【0005】(a)中間転写体に弾性ブレードを当接離
間させて、中間転写体上の転写残トナーを掻き取る(例
えば、特開昭56−153357号公報、特開平5−3
03310号公報等)。
【0006】(b)中間転写体に当接離間するファーブ
ラシを設け、中間転写体上の転写残トナーと逆極性のバ
イアスを印加して転写残トナーを回収し、一旦金属ロー
ラ等のバイアスローラに付着させてからブレードで掻き
取る。
【0007】(c)上記したブレードクリーニングの負
担を軽減させるために、中間転写体上の転写残トナーを
感光体上に電界で戻す(例えば、特開平4−34056
4号公報、特開平5−297739号公報等)。
【0008】(d)中間転写体、感光体の双方に同じよ
うなクリーニング装置を設ける無駄を排除してクリーニ
ング装置構成を簡略化するために、中間転写体上の転写
残トナーを感光体の帯電電位と逆極性に帯電させる帯電
装置を設け、帯電装置の作用のみで中間転写体上の転写
残トナーを感光体に戻す(例えば、特開平1−1059
80号公報等)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した
(a)、(b)の弾性ブレードやブラシ等を用いて転写
残トナーを機械的な力のみでクリーニングする除去方法
では、転写残トナーがすり抜けやすく、クリーニング不
良を引き起こしやすいという問題があり、さらに、繰り
返しクリーニングを行うとクリーニング部材が摩耗し、
ますますクリーニング不良が発生しやすくなってしまう
という問題もある。
【0010】また、上記(c)の機械的な力と静電的な
力を併用するクリーニング方式は、上記のように機械的
な手段とは異なるので有効であるが、画像形成を行う通
常のプリントステップとは別に中間転写体上の転写残ト
ナーをクリーニングするクリーニングステップが必要と
なり、異なるパターンの画像を連続してプリントするこ
とができず、画像形成のスループットを著しく低下させ
るという問題がある。
【0011】また、上記した(d)では、中間転写体上
の転写残トナーを感光体の帯電電位と逆極性に帯電させ
る帯電装置を設け、帯電装置だけで中間転写体上の転写
残トナーを感光体に戻す構成は非常にシンプルで、有効
な手段と思われる。しかしながら、(c)と同様に、画
像形成を行う通常のプリントステップとは別に、中間転
写体上の転写残トナーをクリーニングするクリーニング
ステップが設けられている。
【0012】従って、この場合においても、画像形成の
スループットの低下が問題となる。
【0013】また、中間転写体上の転写残トナーを均一
に帯電することができないと、中間転写体上の転写残ト
ナーは感光体へ静電的に戻すことができず、中間転写体
上にそのまま残ってしまうクリーニング不良が発生し
た。
【0014】更に、画像形成のスループットを向上させ
るために、中間転写体上の転写残トナーを感光体へ静電
的に戻すのと同時に、感光体上の次のトナー像を中間転
写体へ転写する構成の装置では、上述のクリーニング不
良は、次の画像に影響を及ぼすので、大きな問題であっ
た。
【0015】そこで、本発明は、中間転写体上の転写残
トナーをくり返し良好にクリーニングを行うことができ
る画像形成装置を提供することを目的とする。
【0016】さらに、本発明は、中間転写体上の転写残
トナーのクリーニングを良好に行いつつ、画像形成のス
ループットを向上することができる画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明により
達成される。本発明は、トナー像を担持する像担持体
と、前記像担持体上のトナー像が1次転写位置で静電的
に1次転写される中間転写体と、前記中間転写体上のト
ナー像が転写材に2次転写された後、前記中間転写体上
に残留する残留トナーを帯電する帯電部材と、を有し、
前記帯電部材により帯電された前記残留トナーは前記1
次転写位置で前記像担持体に転写される画像形成装置に
おいて、前記中間転写体と前記帯電部材との表面粗さR
zの和は1μm以上50μm以下であることを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本実施の形態に係る画像
形成装置(本実施の形態では、カラー画像形成可能なレ
ーザービームプリンター)を示す概略構成図である。
【0019】この画像形成装置は、像担持体としての感
光体1、帯電ローラ2、露光装置3、現像装置4、転写
装置5、定着装置6などを備えている。
【0020】感光体1は、本実施の形態では負帯電の有
機感光体でアルミニウム製のドラム基体上に光導電層を
有しており、所定のプロセススピードで矢印a方向に回
転駆動される。
【0021】帯電ローラ2は、感光体1表面に対して所
定の押圧力で圧接され、感光体1の回転駆動に伴い従動
回転し、電源(不図示)から帯電ローラ2に対して所定
のバイアス電圧(本実施例では、負極性の直流電圧に交
流電圧を重畳した電圧)を印加して、感光体1を所定の
極性(本実施例では負極性)の電位に帯電処理する。
【0022】現像装置4は、正規のトナーの極性が負極
性のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックトナーをそ
れぞれ収納する、Y(イエロー)現像器4a,M(マゼ
ンタ)現像器4b,C(シアン)現像器4c,BK(ブ
ラック)現像器4dを備えており、回転駆動装置(不図
示)によって矢印b方向に回転し、各Y現像器4a,M
現像器4b,C現像器4c,BK現像器4dが現像過程
で感光体1と対向するように配設されている。
【0023】転写装置5は感光体1上のトナー像が1次
転写されるローラ状の多層構成の中間転写体7と、中間
転写体7上のトナー像を転写材に2次転写する転写ベル
ト8とを有しており、中間転写体7は、1次転写位置で
感光体1表面に当接し、さらに2次転写位置で転写ベル
ト8表面に当接しており、矢印c方向に感光体1とほぼ
同じ周速度で回転駆動される。中間転写体7には1次転
写手段としての電源9が接続されており、中間転写体7
に所定の1次転写バイアス(直流電圧)を印加する。中
間転写体7は、パイプ状の導電性支持体(芯金)7a
と、その外周面に形成された弾性層7bと、さらにその
上に形成された被覆層7cからなる。
【0024】転写ベルト8は、2次転写手段としての転
写ローラ10aと駆動ローラ10bによって伸張懸架さ
れており、駆動ローラ10bの回転駆動によってベルト
上面が矢印d方向に移動する。転写ベルト8は駆動手段
(不図示)により、中間転写体7に対して当接離間自在
に設置されている。また、転写ローラ10aには電源1
1が接続されており、転写ローラ10aに所定の2次転
写バイアス(直流電圧)を印加する。
【0025】また、中間転写体7の外周面には、2次転
写後、中間転写体7上に残留する転写残トナーに電荷を
付与する帯電部材としての、多層構成のローラ12(以
下、ICLローラと略す)が当接離間自在に設置されて
おり、中間転写体7には、電源15から所定のバイアス
電圧(本実施例では、現像装置4内の正規のトナーの極
性とは逆極性(正極性)の直流電圧に交流電圧を重畳し
た電圧)が印加される。ICLローラ12は、導電性支
持体(芯金)12aと、その外周面に形成された弾性層
12bと、さらにその上に形成された被覆層12cから
なる。
【0026】次に、上記した画像形成装置の動作につい
て説明する。
【0027】画像形成時には、感光体1は駆動手段(不
図示)により所定のプロセススピードで回転駆動され、
所定の帯電バイアス(本実施例では、負極性の直流電圧
に交流電圧を重畳した電圧)が印加された帯電ローラ2
により所定の極性(負極性)、電位に帯電処理される。
【0028】そして、帯電された感光体1上に露光装置
3によりレーザービームによる画像露光Lが与えられ
て、目的のカラー画像の第1の色成分像(例えば、イエ
ロー成分像)に対応した静電潜像が形成される。次い
で、その静電潜像がY(イエロー)現像器4aにより第
1色であるイエロートナーにより現像される。
【0029】感光体1上に形成担時された前記第1色の
イエロートナー画像は、感光体1と中間転写体7との間
のニップ部を通過する過程で、このニップ部での圧力と
電源9より中間転写体7に印加される1次転写バイアス
により形成される電界とによって、中間転写体7の外周
面に1次転写されていく。以下、同様にしてM(マゼン
タ)現像器4b,C(シアン)現像器4c,BK(ブラ
ック)現像器4dにより感光体1上にそれぞれ形成担時
された第2色のマゼンタトナー画像、第3色のシアンナ
ー画像、第4色のブラックトナー画像が順次中間転写体
7上に重畳転写され、目的のカラー画像に対応した合成
カラートナー画像が形成される。この工程を1次転写と
いう。
【0030】この際、感光体1から中間転写体7への第
1〜第4色のトナー画像の順次重畳転写のための電源9
から印加される1次転写バイアスは、トナーと逆極性
(正)である。なお、感光体1から中間転写体7への第
1〜第4色のトナー画像の順次重畳転写工程において、
転写ベルト8及びICLローラ12は中間転写体7から
離間している。
【0031】そして、給紙カセット(不図示)から紙な
どの転写材Pがレジストローラ14a,14b、転写前
ガイド15を通して中間転写体7と転写ベルト8との間
の転写ニップ部(転写ローラ10a近傍)に給送され
る。この際、電源11より転写ローラ10aへ2次転写
バイアス(直流電圧)が印加され、中間転写体7から転
写材P上に合成カラートナー画像が転写される。この工
程を2次転写という。
【0032】そして、合成カラートナー画像が転写され
た転写材Pは、転写ベルト8によっって定着装置6に搬
送され、加熱溶着された後に排出される。
【0033】また、中間転写体7上に2次転写されずに
残った2次転写残トナーは、電源13から所定のバイア
ス(本実施例では、現像装置4内の正規のトナーの極性
とは逆極性(正極性)の直流電圧に交流電圧を重畳した
電圧)が印加されたICLローラ12によって正極性に
転換されて、1次転写位置で中間転写体7に電源9より
所定の電圧(正極性)が印加されることにより感光体1
へ静電的に転写され、中間転写体7上は清掃化される。
このとき、ICLローラ12は中間転写体7に当接して
いる。感光体1上に吸着した2次転写残トナーはその
後、クリーニング装置16によって回収される。このと
き、感光体1上のトナー像を中間転写体7へ転写するの
と同時に、中間転写体7上の転写残トナーを感光体1へ
転写する場合は、中間転写体7に所定の1次転写バイア
ス(正極性)が印加される。本実施例では、ICLロー
ラ12により転写残トナーを正極性に帯電しているが、
負極性に帯電してもよい。その際、電源9から中間転写
体7に所定の負極性の電圧が印加されることにより、転
写残トナーは感光体1へ転写される。
【0034】本発明者らの実験により、2次転写後、中
間転写体7上に残留する転写残トナーに電荷を付与する
ために、正極性の直流電圧に交流電圧を重畳させた電圧
を印加したICLローラ12を用い、このICLローラ
12と中間転写体7との表面粗さRzの和を1μm以上
50μm以下に調整することにより、長期に安定した転
写性及びクリーニング性が得られることを見出した。
【0035】一方、ICLローラ12に正極性の直流電
圧だけを印加して中間転写体7上の転写残トナーの帯電
を行った場合には、帯電を受けるのは転写残トナーの最
表層だけになってしまう。つまり、トナー層の表層は高
い電荷を持った正のトナーとなり、内層部には帯電を比
較的受けていないトナーが残ってしまう。このような状
態のトナー層をクリーニングしようとすると、以下に述
べるようなクリーニング不良とゴーストの2つの問題が
発生する。
【0036】(クリーニング不良)ICLローラ12を
通過して比較的帯電を受けていない内層部のトナーは、
次画像にクリーニング不良を発生させてしまう。即ち、
クリーニングは、正に帯電された転写残トナーを感光体
1と中間転写体7との間の電界で感光体1へ回収するこ
とによって行われるため、弱い正もしくは負の電荷を持
ったトナーは回収されず、次画像のベタ白部にクリーニ
ング不良のポジゴーストとして現れ、大きな画像欠陥と
なる。
【0037】(ネガゴースト)ICLローラ12を通過
した後のトナーの最表層は強く帯電を受けており、その
電荷は+50μc/g以上にも達する。このようなトナ
ーは、感光体1と中間転写体7との間の1次転写ニップ
(1次転写位置)でクリーニングと同時に、1次転写が
行われる次画像のトナーの電荷は、ブラックトナーとし
て磁性トナーを用いた場合には−10μc/g程度に過
ぎない。
【0038】従って、このようなトナーは、クリーニン
グされる強い正の電荷を持ったトナーに静電的に吸着さ
れてしまい、中間転写体7に1次転写されることなく感
光体1に戻ってしまう。このため、ベタ黒画像を形成し
ようとしても、前の画像に対応する部分のトナーが感光
体1に戻ってしまうため、濃度差を生じ、ネガゴースト
として観察されることになる。具体的には、+50μc
/gのICLローラ12通過後の2次転写残トナー1個
が、−10μc/gの感光体1から中間転写体7上に1
次転写されるべきトナーを5個引き連れてネガゴースト
を引き起こすことになるため、2次転写残トナー量が少
なくても画像に及ぼす影響は大きくなる。
【0039】このような現象を防止するためには、IC
Lローラ12に流す電流を少なくして、2次転写残トナ
ーの最表層に与える電荷を小さくすることが有効である
が、このような対処をすると、2次転写残トナーの内層
部のトナーは帯電されないため、クリーニング不良が悪
化してしまう。
【0040】このように、クリーニング不良とネガゴー
ストとは背反するものであり、ICLローラ12に流す
電流を大きくすると、ネガゴーストが激しくなり、小さ
くすると逆にクリーニング不良が激しくなるため、両者
を満足する領域が見出せない。このような現象は、現像
されるトナーの電荷が低くなる高湿環境や、もともとの
電荷が低い磁性トナー、本実施例ではブラックトナーで
顕著になる。高湿環境下では、中抵抗である中間転写体
7やICLローラ12が吸湿することで抵抗が低下し、
同じ電流を流してもそのほとんどが直接注入電流となっ
てしまうため、放電が発生しにくくなり、トナーを正極
性に帯電できないことからクリーニング不良が発生しや
すくなる。
【0041】また、同時に高湿環境下では、現像装置内
において、トナーが吸湿し抵抗値が低下することから、
特に磁性トナーは、帯電電荷が低下し、ICLローラ1
2により正極性に帯電された中間転写体7上の2次転写
残トナーと1次転写位置で吸着して感光体1に戻ってし
まうトナーの数が増えることからネガゴーストも悪化す
る。
【0042】この2つの問題を解決するためには、IC
Lローラ12通過後の2次転写残トナーの電荷を均一化
することが必要である。ICLローラ12通過後の2次
転写残トナーの最表層の強い正の電荷を持ったトナーが
ネガゴーストを引き起こし、内層部の弱い電荷のトナー
がクリーニング不良を引き起こしているため、2次転写
残トナー全体を均一に正に帯電すればこのような問題点
を解決することができる。これを実現するために、本実
施例では、ICLローラ12に印加する帯電バイアスと
して正極性の直流電圧に交流電圧を重畳し、ICLロー
ラ12と中間転写体7との表面粗さRzの和が1μm以
上50μm以下となるようにした。
【0043】つまり、交流電圧を印加することによりI
CLローラ12からの放電だけでなく、中間転写体7か
らの逆放電も励起することができ、2次転写残トナーの
内層部まで電界を及ぼすことが可能となる。また、さら
に高い交流電圧を印加した場合には、ICLローラ12
と中間転写体7との間でトナーが飛翔し始めるため、2
次転写残トナーの中でトナーの入れ替わりが発生し、さ
らに均一に帯電することが可能になると同時に、飛翔に
よる2次転写残トナーの散らし効果もあり、さらなるネ
ガゴーストの防止になる。ここで、交流電圧の波形とし
ては、サイン波とは異なり、ピークの時間を長く維持す
ることができることにより、低いピーク間電圧で効率的
な2次転写残トナーの帯電や飛翔を起こすことができる
矩形波が好ましい。本実施例では、ICLローラ12は
中間転写体7に当接して転写残トナーを帯電している
が、上述したような、トナーの飛翔が起こる程度に、離
間していても良い。しかし、離間している場合、ICL
ローラ12に印加する電圧を、当接する場合と比べて大
きくする必要があるという欠点がある。
【0044】しかしながら、ICLローラ12と中間転
写体7の表面が粗れていると局所的な放電が発生し、2
次転写残トナーの均一な帯電ができなくなってしまい、
安定したクリーニングが不可能であった。即ち、ICL
ローラ12、中間転写体7の表面の凹凸部分のうち、主
に、ICLローラ12の凸部と中間転写体7の凸部との
間で放電が行われてしまい、中間転写体7の凹部に存在
する転写残トナーは帯電不良となってしまった。具体的
には、モノカラー画像のクリーニングのように、比較的
2次転写残トナー量が少ない場合はクリーニングを良好
に行うことが可能であるが、フルカラーモード等での比
較的2次転写残トナー量が多い場合には、クリーニング
が良好にできない場合があった。
【0045】このようなことを防止するためには、IC
Lローラ12と中間転写体7との表面粗さRzの和が5
0μm以下である必要があった。特に、中間転写体7表
面の粗れは、2次転写効率の低下や得られる画像にがさ
つき等の欠陥を招く恐れがあると同時に、2次転写効率
の低下による2次転写残トナー量の増加により、完全に
クリーニングできなかった転写残トナーが中間転写体7
上に蓄積してしまい、大量に連続してプリントしたとき
等にクリーニング不良として画像に現れたり、中間転写
体7表面でトナーのフィルミングが発生する等の不具合
が生じやすい。
【0046】このようなことを防止するためには、中間
転写体7の表面粗さRzが30μm以下である必要があ
った。また、ICLローラ12と中間転写体7の表面粗
さRzの和が1μm以下の場合、中間転写体7に対する
トナーの離型性が悪くなり、2次転写効率が低下すると
いう問題が生じた。さらに、ICLローラ12が中間転
写体7の回転と共に回転する従動ローラである場合、上
記Rzの和が1μm以下では、ICLローラ12と中間
転写体7がスリップしてしまい、均一な2次転写残トナ
ーの帯電ができず、安定したクリーニングが不可能であ
った。ここで、表面粗さRzは十点平均粗さRzのこと
であり、ICLローラ12及び中間転写体7の表面粗さ
Rzの測定は、JISのB0601に準拠して測定した
値である。
【0047】次に、上記した中間転写体7及びICLロ
ーラ12の構成について詳細に説明する。
【0048】中間転写体7は、円筒状のステンレス等か
らなる導電性支持体7a上に弾性層7bを有し、さらに
その上に被覆層7cを有している。弾性層7bの厚み
は、転写ニップの形成、回転による色ズレ、材料コスト
等を考慮して0.5mm以上、好ましくは1〜5mm程
度が望ましく、また、被覆層7cの膜厚は、下層の弾性
層7bの柔軟性を感光体1表面に伝えるために、500
μm以下、好ましくは5〜100μm程度が望ましい。
【0049】ICLローラ12も同様に、円筒状のステ
ンレス等からなる導電性支持体12a上に弾性層12b
を有し、さらにその上に被覆層12cを有している。弾
性層12bの厚みは、0.5mm以上、好ましくは1〜
5mm程度が望ましく、また、被覆層12cの膜厚は、
下層の弾性層12bの柔軟性を損なわないために、50
0μm以下、好ましくは5〜100μm程度が望まし
い。
【0050】また、上述したように、本発明では中間転
写体7の表面粗さRzが30μm以下に形成され、ま
た、中間転写体7とICLローラ12との表面粗さRz
の和が1μm以上50μm以下に形成されている(これ
らの作製については後述する)。
【0051】中間転写体7及びICLローラ12の各弾
性層7b、12b及び被覆層7b、12cにはゴム、エ
ラストマー、樹脂を用いることができる。
【0052】具体的には、ゴム、エラストマーとして
は、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエン
ゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、
エチレン−プロピレンゴム、クロロプレンゴム、クロロ
スルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、アクリ
ロニトリルブタジエンゴム、ウレタンゴム、シンジオタ
クチック1,2−ポリブタジエン、エピクロルヒドリン
ゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、多
硫化ゴム、ポリノルボルネンゴム、水素化ニトリルゴ
ム、熱可塑性エラストマー(例えば、ポリスチレン系、
ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン
系、ポリアミド系、ポリエステル系、フッ素樹脂系)を
用いることができる。
【0053】また、樹脂としては、ポリスチレン、クロ
ロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン
−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合
体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−マレイ
ン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体
(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−ア
クリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル
共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、及
びスチレン−アクリル酸フェニル共重合体等)、スチレ
ン−メタクリル酸エステル共重合体(スチレン−メタク
リル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル
共重合体、スチレン−メタクリル酸フェニル共重合体
等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共重合
体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル
共重合体等のスチレン樹脂(スチレンまたはスチレン置
換体を含む単重合体または共重合体)、メタクリル酸メ
チル樹脂、メタクリル酸ブチル樹脂、アクリル酸エチル
樹脂、アクリル酸ブチル樹脂、変形アクリル樹脂(シリ
コーン変形アクリル樹脂、塩化ビニル変性アクリル樹
脂、フッ素変性アクリル樹脂、アクリル・ウレタン樹脂
等)、塩化ビニル樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ロジン変性マレ
イン酸樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニリデン、アイオ
ノマー樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ケトン樹
脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシレン
樹脂及びポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、
変性ポリフェニレンオキサイド樹脂等が挙げられるが、
これらに限定されるものではない。また、これらは単独
又は共重合ポリマーとして1種又は2種以上混合しても
よい。
【0054】また、中間転写体7及びICLローラ12
の各弾性層7b、12b及び被覆層7b、12cには、
電気抵抗を調整するために、カーボンブラック、グラフ
ァイト、カーボン繊維、金属粉、導電性金属酸化物、有
機金属酸化物、有機金属塩、導電性高分子等の導電材を
混合分散してもよい。また、トナーの付着防止のため
に、樹脂粉体や無機粉体を混合分散してもよい。
【0055】また、中間転写体7及びICLローラ12
の導電性支持体7a、12aには、アルミニウム、鉄、
ステンレス等の金属、カーボンや金属粉等を分散するこ
とにより、導電性を持たせた樹脂等を用いることができ
る。
【0056】また、中間転写体7の電気抵抗は103
1010Ω(実抵抗)であることが好ましく、好適には1
4 〜109 Ω(実抵抗)が好ましい。さらに、中間転
写体7の表面抵抗は、ICLローラ12と接して放電す
るために十分な表面抵抗を有している必要があり、その
値としては、106 〜1015Ω/□(測定条件:常温・
常湿、250V印加時)が有効である。中間転写体7の
実抵抗及び表面抵抗の測定法は後述する。
【0057】また、ICLローラ12の電気抵抗は10
3 〜1012Ω(実抵抗)であることが好ましく、好適に
は105 〜1010Ω(実抵抗)が好ましい。さらに、I
CLローラ12の表面抵抗は、中間転写体7と接して放
電するために十分な表面抵抗を有している必要があり、
その値としては、106 〜1015Ω/□(測定条件:常
温・常湿、250V印加時)が有効である。また、中間
転写体7及びICLローラ12の表面粗さRzを小さく
する方法としては、中間転写体7及びICLローラ12
の表面部分を研磨するか、中間転写体7及びICLロー
ラ12の被覆層7b、12cを塗装するときに使用する
溶剤の組成を工夫する、被覆層7b、12cの乾燥条件
を工夫する、塗装方法を工夫する等の方法がある。IC
Lローラ12の実抵抗及び表面抵抗の測定法は後述す
る。
【0058】中間転写体7及びICLローラ12の表面
を研磨する方法としては、研削盤を用いる方法、ベルト
研剤加工方法、バレル加工法等がある。また、中間転写
体7及びICLローラ12の被覆層7b、12cを塗装
するときの溶剤の工夫としては、中間転写体7及びIC
Lローラ12の表面が比較的小さなピッチで粗れている
場合は、揮発性の低い溶剤を使用すると粗れは改善され
る傾向にある。
【0059】また、中間転写体7及びICLローラ12
の被覆層7b、12cを塗装する方法としては、ディッ
ピング法、スプレーコーティング法、スピンナーコーテ
ィング法、ビードコーティング法、ブレードコーティン
グ法、ビームコーティング法、ロールコーティング法等
がある。
【0060】また、上記したICLローラ12は、導電
性支持体(芯金)12a上に弾性層12b、被覆層12
cを有していたが、これ以外にも、例えば図2に示すよ
うに、導電性支持体(芯金)12a上に弾性層12bだ
けを有する単層構成のICLローラ12や、図3に示す
ように、導電性支持体(芯金)12a上の弾性層12b
上に、2層(あるいは2層以上)の被覆層12c,12
dを有する多層構成のICLローラ12でもよい。
【0061】また、上記した中間転写体7は、導電性支
持体(芯金)7a上に弾性層7b、被覆層7cを有して
いたが、これ以外にも、例えば図4に示すように、導電
性支持体(芯金)7a上に弾性層7bだけを有する単層
構成の中間転写体7や、図5に示すように、導電性支持
体(芯金)7a上の弾性層7b上に、2層(あるいは2
層以上)の被覆層7c,7dを有する多層構成の中間転
写体7でもよい。
【0062】更には、図6に示す画像形成装置(カラー
画像形成可能なレーザービームプリンター)のように、
上記した弾性層上に被覆層を有するベルト状に形成され
た中間転写体17でもよい。なお、ベルト状の中間転写
体17は4個のローラ18a,18b,18c,18d
によって伸張懸架されており、電源9が接続されている
ローラ18aには所定の1次転写バイアス(直流電圧)
が印加される。19は転写ローラであり、他の構成は図
1に示した画像形成装置と同様である。
【0063】また、中間転写体7上のフルカラー画像を
転写材に2次転写した後、中間転写体7上の転写残トナ
ーをICLローラ12により負極性に帯電し、電源9か
ら中間転写体7に所定の1次転写バイアス(正極性)を
印加することで、中間転写体7上の転写残トナーを感光
体1へ転写するのと同時に、感光体1上の次画像の1色
目のトナー像を中間転写体7へ1次転写することにより
(1次転写同時クリーニング)、連続的に画像を形成す
る際の画像形成のスループットを向上することも可能で
ある。その際、感光体1上へ転写された前記転写残トナ
ーはクリーニング装置16にて回収される。この1次転
写同時クリーニングを行うには、転写残トナーを負極
性、即ち、感光体1上(現像装置4内)の正規のトナー
の極性とは逆極性にICLローラ12により帯電する必
要がある。
【0064】このような構成にすれば、クリーニング不
良、ネガゴーストの発生を防止すると共に、画像形成の
スループットの向上も図ることができる。更には、中間
転写体用の廃トナー容器も不要になるので、装置を小型
化することもできる。
【0065】次に、上記したICLローラ12と中間転
写体7、17の作製について詳細に説明する。
【0066】(実施例1) ICLローラの作製 直径14mm、長さ340mmのステンレス製芯金上
に、下記配合のコンパウンドを金型を用いてトランスフ
ァー成形することにより、厚さ3mmの弾性層を有する
ローラを得た。
【0067】 ゴム配合 NBRゴム 100重量部 加硫剤(硫黄) 0.5重量部 加硫助剤(亜鉛華) 3重量部 加硫促進剤(チウラム系) 2重量部 導電剤(カーボンブラック) 25重量部 分散助剤(ステアリン酸) 1.5重量部 加塑剤(ナフテン系プロセスオイル) 30重量部
【0068】次に、このローラ上に被覆層を得るための
被覆層用塗料を下記処方により作製した。
【0069】 塗料配合 1液性ポリウレタン 100重量部 ポリエチレン樹脂粒子 50重量部 導電性酸化錫 20重量部 キシレン 500重量部
【0070】上記塗料を前記ローラにディッピングによ
りコーティングし、60℃で30分乾燥後、130℃で
2時間乾燥することにより残存溶剤を除去し、厚み50
μmの被覆層を有するICLローラを得た。得られたI
CLローラの表面粗さRzは10μmであった。また、
実抵抗値は2×108 Ω、表面抵抗は3×1012Ω/□
であった。ここで、ICLローラの表面粗さRzの測定
は、JISのB0601に準拠して測定した値である。
【0071】ICLローラの実抵抗値は、図7に示す測
定装置で測定した。この測定装置は、ICLローラ12
に当接する金属ロール(外径50mm)21、直流電源
22、抵抗器23、電位差計24を備えている。測定は
常温常湿時に行った。
【0072】ICLローラの実抵抗値測定時には、駆動
手段(不図示)によって金属ロール21を回転させ、当
接するICLローラ12を従動させる。このときの当接
圧は、実際の画像形成時の使用状態と同様に1kgf程
度とする。そして、直流電源22から100Vの直流定
電圧を金属ロール21に印加し、ICLローラ12の下
流側に挿入した、抵抗測定すべきICLローラ12より
も十分に低い既知の抵抗値を有する抵抗器23の両端に
おける電位差を電位差計24にて読む。抵抗器23の両
端に得られた電位差から流れる電流Iを求め、この電流
値Iを印加電圧100Vで除した値をICLローラ12
の実抵抗値とする。
【0073】なお、ICLローラ12の表面抵抗の測定
は、三菱油化製ハイレスタ及びHAプローブを用い、印
加電圧250Vで測定した値である。測定は常温常湿時
に行った。
【0074】中間転写体の作製 直径182mm、長さ320mm、厚み5mmのアルミ
ニウム製円筒状ローラ表面に、下記配合のコンパウンド
を金型を用いてトランスファー成形することにより、厚
さ5mmの弾性層を有するローラを得た。
【0075】 ゴム配合 EPDM 100重量部 加硫剤(硫黄) 1重量部 加硫助剤(亜鉛華) 3重量部 加硫促進剤(チウラム系) 1.5重量部 導電剤(カーボンブラック) 10重量部 分散助剤(ステアリン酸) 1重量部 加塑剤(ナフテン系プロセスオイル) 20重量部
【0076】次に、このローラ上に被覆層を得るための
被覆層用塗料を下記処方により作製した。
【0077】 塗料配合 メトキシメチル化ナイロン 100重量部 四フッ化エチレン樹脂粒子 50重量部 導電性酸化チタン 10重量部 エタノール 260重量部 キシエン 140重量部 クエン酸 2重量部
【0078】上記塗料を前記ローラにディッピングによ
りコーティングし、60℃で30分乾燥後、130℃で
2時間加熱乾燥、硬化することにより、厚み50μmの
被覆層を有する中間転写体を得た。得られた中間転写体
の表面粗さRzは13μmであった。また、実抵抗値は
1×107 Ω、表面抵抗は5×1012Ω/□であった。
ここで、中間転写体の表面粗さRzの測定は、JISの
B0601に準拠して測定した値である。
【0079】中間転写体の実抵抗値は、図8に示す測定
装置で測定した。この測定装置は、中間転写体7に当接
する金属ロール(外径40mm)21a、直流電源22
a、抵抗器23a、電位差計24aを備えている。測定
は常温常湿時に行った。
【0080】中間転写体7の実抵抗値測定時には、駆動
手段(不図示)によって金属ロール21aを回転させ、
当接する中間転写体7を周速が100mm/secにな
るように従動させる。このときの当接圧は、実際の画像
形成時の使用状態と同様に2kgf程度とする。そし
て、直流電源22から1KVの直流定電圧を金属ロール
21aに印加し、中間転写体7の下流側に挿入した、測
定すべき中間転写体7よりも十分に低い既知の抵抗値を
有する抵抗器23aの両端における電位差を電位差計2
4aにて読む。抵抗器23aの両端に得られた電位差か
ら流れる電流Iを求め、この電流値Iを印加電圧1KV
で除した値を中間転写体7の実抵抗値とする。
【0081】なお、中間転写体7の表面抵抗の測定は、
三菱油化製ハイレスタ及びHAプローブを用い、印加電
圧250Vで測定した値である。測定は常温常湿時に行
った。
【0082】そして、作製されたICLローラ12と中
間転写体7を図1に示す画像形成装置に用い、80g/
2 紙に2次色(ブルー)の文字画像→ベタ黒→2次色
(ブルー)の文字画像→ベタ白の4枚連続プリントを行
い、2枚目のベタ黒でネガゴーストを、4枚目のベタ白
でクリーニング不良を評価した。クリーニング性の評価
方法は以下のようにして行った。
【0083】(クリーニング性評価方法)ICLローラ
12に印加する交流電圧は、中間転写体7からICLロ
ーラ12に逆放電が発生し始めるようなピーク間電圧が
必要であり、中間転写体7とICLローラ12の放電開
始電圧(パッシェンの法則にほぼ従う電圧)の2倍以上
のピーク間電圧を有することが望ましく、さらにトナー
の飛翔を起こさせる場合にはさらに高い電圧を印加する
必要がある。
【0084】しかしながら、中間転写体7とICLロー
ラ12との間の放電開始電圧を定義することは難しい
が、両者の間に直流電圧を印加し、両者の間を流れる電
流を測定することで電流電圧特性を表す図9に示すグラ
フを得た。電流電圧特性の傾きが急に変化し始める電圧
を放電開始電圧(パッシェンの法則にほぼ従う)とし、
その放電開始電圧の3倍のピーク間電圧を印加した。ま
た、交流電圧の周波数は画像形成装置のプロセススピー
ドから決定され、ピッチ(プロセススピード/周波数)
が1mm以下であることが好ましく、今回はピッチが1
00μmとなるような周波数とした。また、交流電圧の
波形としては、サイン波とは異なり、ピークの時間を長
く維持することができることにより、低いピーク間電圧
で効率的な2次転写残トナーの帯電や飛翔を起こすこと
のできる矩形波とした。
【0085】そして、本実施例では、中間転写体7とI
CLローラ12との間での放電開始電圧が約600Vで
あったので、ICLローラ12に印加するピーク間電圧
を約1800Vとし、プロセススピードが100mm/
secであるため、周波数1000Hzとしてクリーニ
ング性の評価、及びフルカラー画像にて5000枚の連
続プリント試験を行って連続プリントのクリーニング性
の評価を行った。下記に示す表1は、この評価結果を示
したものである。
【0086】
【表1】
【0087】この評価結果から明らかなように、クリー
ニング性、及び連続プリントのクリーニング性とも問題
なく良好であった。なお、この表において、上記した条
件の交流電圧に、ICLローラ12に印加する直流電圧
を0〜3000Vの範囲で200V刻みで変化させた電
圧を重畳させ、ネガゴーストとクリーニングが両立する
組み合わせが存在する場合を○、組み合わせが存在しな
い場合を×とした。
【0088】このときの図1に示した画像形成装置にお
ける画像形成条件は、以下の通りである。
【0089】感光体1:OPC感光ドラム(負極性) 表面電位:暗電位(非画像部電位)=−580V 明電位(画像部電位)=−200V 現像剤:磁性一成分トナー(ブラック)(正規極性:負
極性) 非磁性一成分トナー(イエロー、マゼンタ、シアン)
(正規極性:負極性) 1次転写電圧:100V 2次転写電流:15μA プロセススピード:100mm/sec 現像バイアス:直流電圧=−400V 交流電圧=ピーク間電圧1600V 周波数=1800Hz 中間転写体7と感光体1との当接圧:2kgf 中間転写体7と転写ベルト8との当接圧:5kgf 中間転写体7とICLローラ12との当接圧:1kgf
【0090】(実施例2)ICLローラの作製は実施例
1と同様である。
【0091】中間転写体の作製 実施例1に示したゴム配合で得られた弾性層を有するロ
ーラ上に、被覆層を得るための被覆層用塗料を実施例1
と同様に配合して、この被覆層用塗料をスプレーコーテ
ィングし、60℃で30分、120℃で2時間加熱乾
燥、硬化させることにより、約30μmの被覆層を有す
る中間転写体を得た。
【0092】得られた中間転写体の実抵抗値、表面抵
抗、表面粗さRzは、上記した表1に示すように、それ
ぞれ3×107 Ω、1×1013Ω/□、33μmであっ
た。これらの測定は実施例1と同様にして行った。
【0093】次に、実施例1と同様のICLローラと、
得られた中間転写体を図1に示した画像形成装置に用
い、実施例1と同様のクリーニング性の評価を行った。
なお、本実施例では、中間転写体とICLローラとの間
での放電開始電圧が約600Vであったので、ICLロ
ーラに印加するピーク間電圧を約1800Vとし、プロ
セススピードが100mm/secであるため、周波数
1000Hzとしてクリーニング性の評価、及びフルカ
ラー画像にて5000枚の連続プリント試験を行って連
続プリントのクリーニング性の評価を行った。このとき
の評価結果は、上記した表1の通りである。
【0094】この評価結果から明らかなように、クリー
ニング性、及び連続プリントのクリーニング性とも問題
なく良好であった。なお、本実施例では、連続プリント
後に中間転写体表面に若干のフィルミングが確認された
が、実用上全く問題のないレベルであった。
【0095】(実施例3)中間転写体の作製は実施例1
と同様である。
【0096】ICLローラの作製 実施例1に示したゴム配合で得られた弾性層を有するロ
ーラ上に、被覆層を得るための被覆層用塗料を実施例1
と同様に配合して、この被覆層用塗料をスプレーコーテ
ィングし、50℃で30分、100℃で1時間加熱乾
燥、硬化させることにより、約50μmの被覆層を有す
るICLローラを得た。
【0097】得られた中間転写体の実抵抗値、表面抵
抗、表面粗さRzは、上記した表1に示すように、それ
ぞれ4×108 Ω、7×1012Ω/□、24μmであっ
た。これらの測定は実施例1と同様にして行った。
【0098】次に、実施例1と同様の中間転写体と、得
られたICLローラを図1に示した画像形成装置に用
い、実施例1と同様のクリーニング性の評価を行った。
なお、本実施例では、中間転写体とICLローラとの間
での放電開始電圧が約600Vであったので、ICLロ
ーラに印加するピーク間電圧を約1800Vとし、プロ
セススピードが100mm/secであるため、周波数
1000Hzとしてクリーニング性の評価、及びフルカ
ラー画像にて5000枚の連続プリント試験を行って連
続プリントのクリーニング性の評価を行った。このとき
の評価結果は、上記した表1の通りである。
【0099】この評価結果から明らかなように、クリー
ニング性、及び連続プリントのクリーニング性とも問題
なく良好であった。
【0100】(実施例4)ICLローラの作製は実施例
1と同様である。
【0101】中間転写体の作製実施例1に示したゴム配
合にて、押し出し成形、蒸気加流及び研磨を行い、外径
150mm、幅320mm、厚み1mmのゴムベルトを
得た。そして、このゴムベルトを外径148mmのアル
ミシリンダーにはめ込み、実施例1の被覆層用塗料を実
施例1と同様の方法にて約50μmの被覆層を形成した
後、アルミシリンダーから抜き取って図6に示したよう
なベルト状の中間転写体17を得た。
【0102】得られたベルト状の中間転写体の実抵抗
値、表面抵抗、表面粗さRzは、上記した表1に示すよ
うに、それぞれ4×106 Ω、2×1012Ω/□、17
μmであった。これらの測定は実施例1と同様にして行
った。
【0103】次に、実施例1と同様のICLローラと得
られた中間転写体を図1に示した画像形成装置に用い、
実施例1と同様のクリーニング性の評価を行った。な
お、本実施例では、中間転写体とICLローラとの間で
の放電開始電圧が約600Vであったので、ICLロー
ラに印加するピーク間電圧を約1800Vとし、プロセ
ススピードが100mm/secであるため、周波数1
000Hzとしてクリーニング性の評価、及びフルカラ
ー画像にて5000枚の連続プリント試験を行って連続
プリントのクリーニング性の評価を行った。このときの
評価結果は、上記した表1の通りである。
【0104】この評価結果から明らかなように、クリー
ニング性、及び連続プリントのクリーニング性とも問題
なく良好であった。なお、本実施例では、連続プリント
後の画像に若干の色ズレが確認されたが、実用上全く問
題のないレベルであった。
【0105】(比較例1)実施例1と同様のICLロー
ラと中間転写体を図1に示した画像形成装置に用いた。
この比較例では、ICLローラには正極性の直流電圧の
みを印加して実施例1と同様の条件でクリーニング性の
評価を行った。このときの評価結果は、上記した表1の
通りである。
【0106】この評価結果から明らかなように、ICL
ローラに直流電圧のみを印加した場合では、クリーニン
グとネガゴーストを両立する条件は見出せず、また、初
期からクリーニング性が悪く、連続プリントのクリーニ
ング性試験は行わなかった。
【0107】(比較例2)ICLローラは実施例1と同
様であり、中間転写体は、実施例2で中間転写体被覆層
用の塗料配合中のキシレンをトルエンに、エタノールを
メタノールに変更した以外は実施例2と同様の条件にし
て作製した。
【0108】得られた中間転写体の実抵抗値、表面抵
抗、表面粗さRzは上記した表1に示すように、それぞ
れ4×107 Ω、2×1013Ω/□、44μmであっ
た。これらの測定は実施例1と同様にして行った。
【0109】次に、実施例1と同様のICLローラと得
られた中間転写体を図1に示した画像形成装置に用い、
実施例1と同様にクリーニング性の評価を行った。な
お、この比較例では、中間転写体とICLローラ間での
放電開始電圧は約600Vであったので、ICLローラ
に印加するピーク間電圧を約1800Vとし、プロセス
スピードが100mm/secであるため、周波数は1
000Hzとしてクリーニング性の評価を行った。この
ときの評価結果は、上記した表1の通りである。
【0110】この評価結果から明らかなように、中間転
写体の被覆層用の塗料配合を変えた場合では、クリーニ
ングとネガゴーストを両立する条件は見出せず、また、
初期からクリーニング性が悪く、連続プリントのクリー
ニング性試験は行わなかった。
【0111】(比較例3)ICLローラは、実施例1で
得られたICLローラの表面を研磨したものを用いた。
得られたICLローラの実抵抗値、表面抵抗、表面粗さ
Rzは上記した表1に示すように、それぞれ5×107
Ω、6×1011Ω/□、0.4μmであった。これらの
測定は実施例1と同様にして行った。
【0112】中間転写体は、実施例1で得られた中間転
写体の表面を研磨したものを用いた。得られた中間転写
体の実抵抗値、表面抵抗、表面粗さRzは上記した表1
に示すように、それぞれ6×106 Ω、8×1011Ω/
□、0.4μmであった。これらの測定は実施例1と同
様にして行った。
【0113】次に、これらのICLローラと中間転写体
を図1に示した画像形成装置に用い、実施例1と同様に
クリーニング性の評価を行った。なお、この比較例で
は、中間転写体とICLローラ間での放電開始電圧は約
600Vであったので、ICLローラに印加するピーク
間電圧を約1800Vとし、プロセススピードが100
mm/secであるため、周波数は1000Hzとして
クリーニング性の評価を行った。このときの評価結果
は、上記した表1の通りである。
【0114】この評価結果から明らかなように、ICL
ローラと中間転写体の表面を十分に研磨した場合では、
クリーニングとネガゴーストを両立する条件は見出せ
ず、また、初期からクリーニング性が悪く、連続プリン
トのクリーニング性試験は行わなかった。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中間転写体と帯電部材の表面粗さRzの和を1μm以上
50μm以下としたことにより、繰り返し良好な中間転
写体のクリーニングが可能となり、長期にわたって良好
な画像形成を行うことができる。
【0116】更に、像担持体から中間転写体へトナー像
を1次転写するのと同時に、中間転写体から像担持体へ
転写残トナーを転写することで、画像形成のスループッ
トの向上も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す
概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置のIC
Lローラの一例を示す断面図。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像形成装置のIC
Lローラの一例を示す断面図。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の中間
転写体の一例を示す断面図。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の中間
転写体の一例を示す断面図。
【図6】ベルト状に形成された中間転写体を備えた本発
明の実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図。
【図7】ICLローラの抵抗を測定する測定装置を示す
概略図。
【図8】中間転写体の抵抗を測定する測定装置を示す概
略図。
【図9】中間転写体とICLローラとの間の電流−電圧
特性を示す図。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電ローラ 4 現像装置 5 転写装置 6 定着装置 7 中間転写体 7a 導電性支持体 7b 弾性層 7c 被覆層 8、17 転写ベルト 12 ICLローラ 12a 導電性支持体 12b 弾性層 12c 被覆層 13 クリーニングバイアス電源(電源)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を担持する像担持体と、前記像
    担持体上のトナー像が1次転写位置で静電的に1次転写
    される中間転写体と、前記中間転写体上のトナー像が転
    写材に2次転写された後、前記中間転写体上に残留する
    残留トナーを帯電する帯電部材と、を有し、前記帯電部
    材により帯電された前記残留トナーは前記1次転写位置
    で前記像担持体に転写される画像形成装置において、 前記中間転写体と前記帯電部材との表面粗さRzの和は
    1μm以上50μm以下であることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記中間転写体の表面粗さRzは30μ
    m以下であることを特徴とする請求項1の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記帯電部材は、前記像担持体上におけ
    る正規のトナーの極性とは逆極性の直流電圧に交流電圧
    が重畳された電圧が印加され、前記中間転写体上の前記
    残留トナーを帯電することを特徴とする請求項1又は2
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記1次転写位置において、前記残留ト
    ナーが前記像担持体に転写されるのと同時に、前記像担
    持体上の次のトナー像は前記中間転写体に1次転写され
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記帯電部材は、前記中間転写体に対し
    て接離可能であり、前記残留トナーを帯電するときは、
    前記帯電部材は前記中間転写体に当接することを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれかの画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記帯電部材は回転可能なローラである
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかの画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記装置は、前記像担持体上のトナー像
    を前記中間転写体に1次転写位置で静電的に1次転写す
    る1次転写手段を備え、前記1次転写手段は、前記中間
    転写体上の前記残留トナーを前記1次転写位置で前記像
    担持体に転写することを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれかの画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記装置は、1次転写後、前記像担持体
    上のトナーを回収するクリーニング手段を備え、前記中
    間転写体から前記像担持体に転写された前記残留トナー
    は前記クリーニング手段により回収されることを特徴と
    する請求項1乃至7のいずれかの画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記像担持体は複数色のトナー像を担持
    可能であり、前記像担持体上の複数色のトナー像は前記
    1次転写位置で前記中間転写体へ順次重ねて1次転写さ
    れ、前記中間転写体上の順次重ねて1次転写されたトナ
    ー像は前記2次転写位置で転写材に2次転写されること
    を特徴とする請求項1乃至8のいずれかの画像形成装
    置。
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