JPH04303869A - 中間転写無端ベルト - Google Patents

中間転写無端ベルト

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JPH04303869A
JPH04303869A JP9305291A JP9305291A JPH04303869A JP H04303869 A JPH04303869 A JP H04303869A JP 9305291 A JP9305291 A JP 9305291A JP 9305291 A JP9305291 A JP 9305291A JP H04303869 A JPH04303869 A JP H04303869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
endless belt
toner particles
belt
toner
Prior art date
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Pending
Application number
JP9305291A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Yasui
安井 栄治
Kenichi Ito
研一 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP9305291A priority Critical patent/JPH04303869A/ja
Publication of JPH04303869A publication Critical patent/JPH04303869A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真複写機等に
おいて、感光体上に形成されたトナー像を、それ自体の
外表面に転写し、これを複写紙に再転写する中間転写無
端ベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】感光体上に形成されたフルカラーのトナ
ー像を、一旦熱可塑性樹脂製の無端ベルトからなる中間
転写無端ベルトの外周面上に転写し、これを複写紙に再
転写するようになつているフルカラー電子写真複写機は
、通常、図4に示すように構成されている。すなわち、
この電子写真複写機は、原稿1の反射光を導く光学装置
2と、この原稿反射光を赤,緑,青の三原色に分解する
フイルタ3と、光導電性を有するベルト状の感光体4と
、現像装置5と、感光体4上に形成されたトナー像を複
写紙6に複写する前にそれ自体の外周面に一旦転写する
中間転写無端ベルト7と、定着装置8とを備えている。 より詳しく述べると、光導電性を有するベルト状の感光
体4の始端側部分近傍には帯電チヤージヤー9が設けら
れており、感光体4の中間部分には3個の現像部5a〜
5cが設けられている。上記ベルト状の感光体4は、帯
電チヤージヤー9により帯電されたのち、光学装置2か
ら投射される原稿反射光によつて露光され、静電潜像が
その上に形成される。この場合、原稿反射光を感光体4
に投射する光学装置2の投射路には、前記のように、原
稿反射光を赤,緑,青の三原色に分解するフイルタ3が
設けられ、分解された原色光は、そのうちの例えば赤が
最初で、ついで緑というように順番にベルト状の感光体
4上に導かれそれぞれの静電潜像を形成する。現像装置
5は、上記3種類の原色に対応するよう、3個の現像部
5a,5b,5cを備えており、それぞれ上記分解され
た三原色に対応する3種類の色のトナーを収納している
。そして、上記色分解された光により形成された潜像は
、その色に対応するトナーで着色現像される。すなわち
、上記3種類の色のトナーにより、一色毎に着色トナー
像が形成され、これが一次転写ローラ10の作用により
、順次中間転写無端ベルト7の外表面に転写され、中間
転写無端ベルト7上でフルカラーのトナー像を形成する
。このように、上記複写機は、一色毎に形成された着色
トナー像を複写紙6に順次転写し、複写紙6上で着色ト
ナー像を形成するのではなく、湿度等で伸縮等をするこ
とのない中間転写無端ベルト7上に、一旦着色トナー像
を形成する。そして、上記トナー像を、用紙カセツト1
1から供給される複写紙6に、二次転写ローラ12の作
用で再転写する。再転写されたフルカラーのトナー像は
、複写紙6の搬送に伴い定着装置8に送られて定着され
、トナー像の定着のなされた複写紙6は複写機から矢印
のように送出される。13は搬送ベルトである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構造の電子
写真複写機では、中間転写無端ベルト7の外周面に形成
されたフルカラーのトナー像は、複写紙6に再転写され
るのであるが、その残留トナーは中間転写無端ベルト7
上に残存する。この残存トナーは、クリーニング装置1
4(図5参照)に設けられたクリーニングブレード15
のかき落とし作用によりかき落とされ除去される。これ
によつて中間転写無端ベルト7の外周面では、残存トナ
ーが完全に除去され、次のトナー像の転写を待つように
なる。このように、中間転写無端ベルト7は、その外表
面にフルカラーのトナー像が形成されることから、外表
面は平滑で鏡面状に仕上がつていることが望ましいとさ
れ、通常、上記中間転写無端ベルト7の外周面は鏡面状
に仕上げられている。しかしながら、このような中間転
写無端ベルト7を備えた複写機では、経時的に中間転写
無端ベルト7と駆動ローラとの滑りや緩み等を生じ、そ
れによつて感光体から転写されるフルカラーのトナー像
に歪みや位置ずれ(その結果、フルカラーのトナー像を
構成する各着色像にずれを生じる)等を生じており、こ
の解決が重要な問題となつている。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、感光体から転写されるトナー像に歪みを生じ
させたり、位置ずれを生じさせることのない中間転写無
端ベルトの提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の中間転写無端ベルトは、それ自体の外表
面に転写された感光体のトナー像を複写紙に再転写し、
残存トナー粒子はクリーニングブレードで除去される中
間転写無端ベルトであつて、その外表面が、トナー粒子
の平均粒径の1/2以下の深さを有する無数の凹部の分
布形成により粗面に形成されているという構成をとる。
【0006】
【作用】本発明者らは、大きな問題となつているトナー
像の歪みや位置ずれ等の解決について一連の研究を重ね
た結果、上記の悪現象は、中間転写無端ベルトと、それ
に接するクリーニングブレードとの接触摩擦に起因する
ことを突き止めた。そこで、これを中心にさらに研究を
重ねた結果、中間転写無端ベルト表面の摩擦係数を小さ
くすると、上記悪現象の発生が防止されるのであり、そ
のため中間転写無端ベルトの外表面を、無数の凹凸の分
布形成により粗面に加工した。しかし、これの粗面度を
余り過度にすると、感光体から転写されるトナー像の品
質(粒度が粗くなる等)が低下する。そこで、本発明者
らは、このトナー像の品質と、摩擦係数の軽減とを調整
し、最も良好な成績を収めうる粗面度を突き止め本発明
に到達した。これにより、本発明の中間転写無端ベルト
は、感光体から転写されるトナー像に歪みや位置ずれを
生じさせず、しかも画像の品質の劣化も生じさせること
がない。
【0007】つぎに、実施例について説明する。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の一実施例の中間転写無端
ベルト7aを示している。この中間転写無端ベルト7a
は、図4に示すフルカラーの電子写真複写機に装着され
る。
【0009】上記中間転写無端ベルト7aは、ポリカー
ボネートやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂から構成さ
れており、その外表面が、トナー粒子の平均粒径の1/
2以下の深さを有する無数の凹部7bの分布形成により
粗面に形成されている。この中間転写無端ベルト7aに
トナー粒子が付着した状態を図2に示す。Bはトナー粒
子である。
【0010】上記トナー粒子Bの平均粒径は、通常8μ
m程度に設定されており、したがつて、中間転写無端ベ
ルト7aの外表面に分布形成された凹部7bの深さは4
μm以下に設定される。この凹部7bの深さは、トナー
粒子Bの直径の1/2以下に設定されるのであり、その
範囲内において好適なのは、特にトナー粒子Bの直径の
1/2〜1/3の範囲内に設定することである。このよ
うな粗面をJIS  B0601にもとづく粗面で表す
と、Rz4以下となる。なかでも0.5〜2の粗度に設
定することが好適である。このように設定することによ
り、中間転写無端ベルト7aの外表面とクリーニングブ
レードとの接触摩擦が適正になつて中間転写無端ベルト
に回転むらや部分的なたるみ等が生じなくなり、感光体
から転写されるフルカラーのトナー像に歪みや位置ずれ
が生じなくなる。また、クリーニングブレードによるク
リーニング性は、上記のようにトナー粒子Bが中間転写
無端ベルト7aの外表面から突出した状態となつている
ことから、極めて良好である。
【0011】上記のような粗面を有する中間転写無端ベ
ルト7aは、例えば図3に示す装置を用いてつくられる
。すなわち、熱可塑性樹脂成形材料を用い、円筒状に押
出成形された中間転写無端ベルト7aを、内周面が粗面
に形成された鋼管20内に略同軸的に収容し、それにヒ
ートロール21を接触させ、その状態で駆動ロール22
を回転駆動させ、それに鋼管20,ベルト7a,ヒート
ロール21をつれ回らせることにより、中間転写無端ベ
ルトの外周面を若干熱溶融させ鋼管20の粗面を転写す
ることにより、上記ベルト7aの外周面を粗面に形成す
ることが行われる。また、ヒートロール21に代えて通
常のロールを用い、熱風吹き付けにより中間転写無端ベ
ルトを加熱し、上記と同様にして粗面化することも可能
である。
【0012】つぎに、上記実施例の中間転写無端ベルト
(図1)と、比較例の中間転写無端ベルトとを図4に示
す装置に組み込んで複写した場合における複写画像の状
態を対比して表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】上記の表から、実施例は比較例よりも優れ
た良好な画像が得られることがわかる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明の中間転写無端
ベルトは、外表面がトナー粒子の粒径の1/2以下の深
さを有する無数の凹部の分布により粗面に形成されてい
るため、長期間使用しても中間転写無端ベルトの表面と
クリーニングブレードとの接触摩擦にもとづく中間転写
無端ベルトの緩みや回転むら等が生じず、したがつて、
感光体から転写されるトナー像に歪みや位置ずれが生じ
ない。しかも、クリーニングブレードによる残存トナー
の除去も完全に行われ、残存トナーにもとづく複写画像
の画質低下が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の斜視図である。
【図2】その表面にトナー粒子が付着した状態の説明図
である。
【図3】図1の中間転写無端ベルトの製造説明図である
【図4】この発明の中間転写無端ベルトを組み込んだ複
写機の構成図である。
【図5】図4の丸で囲んだ部分Aの拡大断面図である。
【符号の説明】
7a  中間転写無端ベルト 7b  凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  それ自体の外表面に転写された感光体
    のトナー像を複写紙に再転写し、残存トナー粒子はクリ
    ーニングブレードで除去される中間転写無端ベルトであ
    つて、その外表面が、トナー粒子の平均粒径の1/2以
    下の深さを有する無数の凹部の分布形成により粗面に形
    成されていることを特徴とする中間転写無端ベルト。
JP9305291A 1991-03-30 1991-03-30 中間転写無端ベルト Pending JPH04303869A (ja)

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