JPH0538364Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0538364Y2
JPH0538364Y2 JP1985008088U JP808885U JPH0538364Y2 JP H0538364 Y2 JPH0538364 Y2 JP H0538364Y2 JP 1985008088 U JP1985008088 U JP 1985008088U JP 808885 U JP808885 U JP 808885U JP H0538364 Y2 JPH0538364 Y2 JP H0538364Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive drum
transfer
drum
paper
corotron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985008088U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61126271U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985008088U priority Critical patent/JPH0538364Y2/ja
Publication of JPS61126271U publication Critical patent/JPS61126271U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0538364Y2 publication Critical patent/JPH0538364Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、カラー複写機の感光ドラムに放電す
る転写コロトロンの位置設定に関する。
従来の技術 従来のカラー複写機としては、例えば第1図に
示すような電子写真複写機がある。この装置につ
いて説明すると、透明ガラスなどからなる原稿台
1の上面に図示しない原稿を載置し、カバー2を
セツトして図示しない操作ボタンをONにする
と、図示しないハロゲンランプによる原稿への露
光走査を開始する。
ハロゲンランプから図示しないリフレクタを介
して原稿に照射された光は、原稿に対応した反射
光となつて、ミラー3〜5を経てレンズ系6さら
にはミラー7,8を反射して色分解フイルタ9へ
と送られる。この場合、ミラー3は原稿の両端間
に対応する下方の位置で実線で示す3の位置から
破線で示す3の位置まで図で右方向に移動すると
共に、ミラー4と5はミラー3の移動速度の2分
の1の速度でミラー3と同方向に移動する。これ
により原稿からレンズ系6に至るまでの光路長さ
を一定に保つ。
色分解フルイタ9では、ブルー(B)、グリー
ン(G)およびレツド(R)のフイルタ9a,9
b,9cのうちのまずブルーのフイルター9aに
光を透過して色分解した光像をミラー10に反射
させて感光ドラム13に送る。帯電コロトロン1
2により予め帯電された感光ドラム13は、図で
時計方向に回転しながら上述のように色分解フイ
ルタ9からの光像を結像し、原稿およびフイルタ
9aに対応した静電潜像を感光ドラム表面に描
く。
感光ドラム13上の静電潜像はイエローのトナ
ー粒子を供給する現像機14により可視化され、
この場合に感光ドラム13表面に付着されるトナ
ー粒子は、色分解フイルタ9から感光ドラム13
に光像が照射された後に感光ドラム13上に帯電
する残存電荷量に対応するようになつている。こ
うして、ミラー3〜5が原稿の端から端に対応す
る位置(実線3〜5から破線3〜5の位置)まで
移動する間に感光ドラム13は所定角度だけ回転
すると共に、イエローのトナー粒子を原稿に対応
する所定量だけ感光ドラム13上の所定位置に付
着する。
次に、ミラー3〜5は再び実線3〜5に示す位
置にリセツトされ、かつ色分解フイルタ9をグリ
ーンのフイルタ9bにセツトして前述したと同様
の走査露光を行なう。感光ドラム13上の静電潜
像は、マゼンタのトナー粒子を供給する現像機1
5により可視化され、マゼンタのトナー粒子が感
光ドラム13上に静電気的に付着する。同様にし
て3度目の走査露光の際には、レツドのフイルタ
ー9cに切換つてシアンのトナー粒子を供給する
現像機16が動作するようになつている。
一方、感光ドラム13上のトナー粒子は、まず
イエローから順に感光ドラム13と同期して図で
反時計方向に回転する転写ドラム17上の用紙上
に載せられ、次いでマゼンタ、シアンの順で転写
ドラム17が1回転する毎に各トナー粒子が所定
量だけ転写ドラム17の用紙上に重ね合わせて載
せられる。
このようにして、感光ドラム13が3回転する
間に転写ドラム17はこれらのドラム接触点で同
一速度を保ちながら反時計方向に回転し、この間
にイエロー、マゼンタ、シアンのトナー粒子が所
定量だけ転写ドラム17の用紙上の所定位置に重
ね合わせて載せられる。給紙トレー18または1
9から給紙ロール20を介して転写ドラム17に
送られた用紙は、その先端がグリツパ21に挟み
込まれて感光ドラム13と接触する位置で転写コ
ロトロン25により静電気的にトナー粒子を引き
付け、この接触点で転写ドラム17の1回転毎に
イエロー、マゼンタ、シアンの3色のトナー粒子
を順に所定量だけ所定の位置に載せたあとグリツ
パ21の解放により搬送ベルト22上に送られ
る。搬送ベルト22により図で左方向に移動され
る用紙は、定着部23を経て多重転写像としての
トナー粒子を定着した後排紙トレー24へと運ば
れる。
ところで、従来の転写コロトロン25は、第2
図のように、感光ドラム13の回転中心O1と転
写ドラム17の回転中心O2を結ぶ直線上に放電
ワイヤ26が張架され、かつシールドケース27
の開口部が感光ドラム13の回転中心O1に向く
ように配置されている(特開昭55−110278号な
ど)。
考案が解決しようとする問題点 一般に、転写コロトロンの感光ドラム表面に対
する電流分布は、静的な状態においては、第6図
の如く、感光ドラムの転写コロトロンの最も近接
した位置にピークを有する左右対象を示す。そし
て、通常の単色複写機では、上記静的な状態での
電流(スタツテイツク電流)の分布に基づき、感
光ドラムの転写すべき用紙が吸着されている部分
に対向して転写コロトロンを配置することによ
り、転写効率が高く、画像欠陥の少ない転写を実
現している。
そこで、カラー複写機においても、該静的な電
流分布に基づき、感光ドラムと転写ドラムの各中
心を結ぶ線上に位置するように、転写コロトロン
を配置していたものである。
しかし、現実に第2図のようなカラー複写機に
て転写を実施してみたところ、上記単色複写機に
て実現していたような効率的な転写を実現するこ
とはできず、また、画質のにじみ等の画像欠点が
生じることが判明した。
これは、転写ドラムに用紙を巻き付けて転写コ
ロトロンの放電により感光ドラムからトナーを用
紙上に転写するようにしたカラー複写機において
は、感光ドラムと用紙とが一定の接触幅を有する
通常の単色複写機と異なり、用紙と感光ドラムと
の接触部分にほとんど接触幅を有しないから、用
紙と感光ドラムとの接触点(線)における転写電
流が特に転写特性に大きな影響を与えることにな
り、上記単色複写機における転写コロトロンの位
置設定をそのままカラー複写機に適用することは
できないことを示唆するものである。
本考案の目的は、上記問題点を解決することに
あり、すなわち、カラー複写機の転写効率を高め
るとともに転写時の画像欠陥を減少させることに
ある 問題点を解決するための手段 感光ドラムと転写ドラムとが線接触あるいは略
線接触する位置よりも転写ドラムの中心軸側に転
写コロトロンを設け、転写コロトロンの放電ワイ
ヤから用紙を介して感光ドラムに放電することに
より感光ドラム上のトナー像を転写ドラム上の用
紙に多重転写するようにしたカラー複写機におい
て、放電ワイヤから感光ドラムに放電する際に流
れるダイナミツク電流のピークが感光ドラムと転
写ドラムの接触線上を通過するように転写コロト
ロンの位置を設定して構成する。
作 用 実際の転写コロトロンの上を感光ドラムが通過
する複写動作中においては、転写コロトロンによ
る放電が感光ドラムに達する点から徐々に感光ド
ラムは帯電し電荷が蓄積されていき、感光ドラム
に対する放電開始点よりも放電終了点の蓄積電荷
が大きくなる。このような動的な状態において
は、転写コロトロンから感光ドラム表面の各点に
流れる電流(ダイナミツク電流)は上述の対向す
る感光ドラムの電荷に応じて低下するため、ダイ
ナミツク電流の分布は結果として、第3図に示し
たように用紙の搬送方向の上流側に偏つたものと
なり、ダイナミツク電流のピークはスタテイツク
電流のピークに対して、第3図中でTだけ用紙搬
送方向の上流側にズレることを見出したものであ
る。本考案はこれに基づいて構成したものであ
る。
これにより、感光ドラムと転写ドラムの間に用
紙が挟まれる際に転写コロトロンから対向電極と
しての感光ドラムに流れるダイナミツク電流のピ
ークが、丁度転写ドラムと感光ドラムが用紙を挟
んで線接触する位置で生じる。したがつて、感光
ドラム上のイエロー、マゼンタ、シアンの各トナ
ー粒子は転写ドラムと同期して効率よく用紙上に
転写され、これにより画像欠陥を最小限に抑える
ことができる。
実施例 以下本考案の実施例を図面にもとづいて説明す
るが、本考案を適用するカラー複写機本体の基本
的構成は第1図と同様であるからその説明を省略
し、本考案の特徴部分を詳述する。
第1の実施例では、第4図のように感光ドラム
13の回転中心O1と転写ドラム17の回転中心
O2を結ぶ直線上よりも矢印Aで示す用紙搬送方
向の下流側に約2mmだけズラしてドラム中心軸と
平行に転写コロトロン25の放電ワイヤ26を用
紙搬送方向と直交する方向に張架する。この場合
の2mmのズレは、転写ドラム17の回転数、感光
ドラム13と放電ワイヤ26の距離、転写コロト
ロン25のシールドケース27の型状等が複雑に
からみ合つて決定されるものである。放電ワイヤ
26を包囲するシールドケース27の開口部は感
光ドラム13の略回転中心方向に開口している。
こうすることにより、感光ドラム13と転写ド
ラム17の間に矢印Aの方向から用紙を挟み込む
と、転写コロトロン25の感光ドラム13に向け
ての放電は感光ドラム13と転写ドラム17が線
接触する位置あたりでダイナミツク電流のピーク
をつくることになり、これにより感光ドラム13
上のトナー像を正確かつ鮮明に用紙上に転写す
る。
第2の実施例では、第5図のように、感光ドラ
ム13の回転中心O1と転写ドラムの回転中心O2
を結ぶ直線上近傍に放電ワイヤ26を設けている
が、放電ワイヤ26を包囲するシールドケース2
7についてはその開口部を矢印Aで示す用紙搬送
方向の下流側に所定の角度だけ傾斜して設けてい
る。この場合には、放電ワイヤ26から転写ドラ
ム17の用紙搬送方向の上流側を通つて感光ドラ
ム13に流れるようとするダイナミツク電流はシ
ールドケース27の端部でその一部が遮断される
ので、ドラム13,17間に用紙を挟んだときに
は丁度両ドラム13と17の線接触する付近で放
電電流が最大になり、感光ドラム13上のトナー
像を最適のタイミングで用紙上に転写することが
できる。
考案の効果 以上説明したように本考案によれば、感光ドラ
ムに向けて放電する転写コロトロンの位置を感光
ドラムと転写ドラムとの接触線上にダイナミツク
電流のピークが来るように設定したので、感光ド
ラム上のトナー像を用紙に転写する際の転写効率
を確実に向上せしめると同時に、用紙上のブラー
等の画像欠陥をかなり減少させられるという効果
を生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図はカラー複写機をあらわす一般的な概略
構成図、第2図はその要部をあらわす概略構成
図、第3図は動的な状態における転写コロトロン
から感光ドラムに放電する際に流れるダイナミツ
ク電流の分布を示す図、第4図と第5図は本考案
の実施例をあらわす概略構成図、第6図は静的な
状態における転写コロトロンから感光ドラムに放
電する際にスタテイツク電流の分布を示す図であ
る。 13……感光ドラム、17……転写ドラム、2
5……転写コロトロン、26……放電ワイヤ、2
7……シールドケース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 感光ドラムと転写ドラムとが線接触あるいは略
    線接触する位置よりも転写ドラムの中心軸側に転
    写コロトロンを設け、転写コロトロンの放電ワイ
    ヤから用紙を介して感光ドラムに放電することに
    より感光ドラム上のトナー像を転写ドラム上の用
    紙に多重転写するようにしたカラー複写機におい
    て、 放電ワイヤから感光ドラムに放電する際に流れ
    るダイナミツク電流のピークが感光ドラムと転写
    ドラムの接触線上を通過するように転写コロトロ
    ンの位置を設定したことを特徴とするカラー複写
    機の転写装置。
JP1985008088U 1985-01-25 1985-01-25 Expired - Lifetime JPH0538364Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985008088U JPH0538364Y2 (ja) 1985-01-25 1985-01-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985008088U JPH0538364Y2 (ja) 1985-01-25 1985-01-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61126271U JPS61126271U (ja) 1986-08-08
JPH0538364Y2 true JPH0538364Y2 (ja) 1993-09-28

Family

ID=30487049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985008088U Expired - Lifetime JPH0538364Y2 (ja) 1985-01-25 1985-01-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0538364Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH071410B2 (ja) * 1985-07-13 1995-01-11 株式会社リコー 電子写真複写機における転写方法および装置
JP2728797B2 (ja) * 1991-04-25 1998-03-18 株式会社テック 電子写真装置の転写装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4923787A (ja) * 1972-06-05 1974-03-02
JPS5348529A (en) * 1976-10-14 1978-05-02 Ricoh Co Ltd Corona transfer device of electronic copying machine

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5977156U (ja) * 1982-11-11 1984-05-25 株式会社リコー 静電複写機の転写装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4923787A (ja) * 1972-06-05 1974-03-02
JPS5348529A (en) * 1976-10-14 1978-05-02 Ricoh Co Ltd Corona transfer device of electronic copying machine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61126271U (ja) 1986-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4072412A (en) Image transfer device
EP0401977B1 (en) An image forming apparatus
JPS59214048A (ja) 二色電子写真複写装置
EP0837373B1 (en) An image forming apparatus using an intermediate transfer belt and a method for the same
JP4295442B2 (ja) 画像形成装置
JPH0690562B2 (ja) カラ−複写機
JPH0538364Y2 (ja)
JPS5926956B2 (ja) 多重転写装置
JPH1124355A (ja) 多色画像形成装置
JPS5926954B2 (ja) 多色電子写真装置
JPS6343171A (ja) 多重画像形成装置
JPS6027029B2 (ja) 転写装置
JPS6027028B2 (ja) 転写装置
JP2000293049A (ja) 画像形成装置
JPS6149661B2 (ja)
JP3968200B2 (ja) 画像形成装置
JPS6337376B2 (ja)
JP2602258B2 (ja) カラー画像形成装置
US4990961A (en) Electrophotographic apparatus with variable bias voltage
JP2004100863A (ja) 回転駆動伝達装置・画像形成装置・画像読取装置・タイミングベルト
JPS61151560A (ja) 多色電子写真複写機
JPS61151561A (ja) 多色電子写真複写機
JP3536167B2 (ja) 画像形成装置
JP3643099B2 (ja) 画像形成装置
JPH04303858A (ja) 画像形成装置