JP3136831B2 - 多重転写装置 - Google Patents

多重転写装置

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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法を用いる複
写機、ファクシミリ、プリンタ等の多色画像形成装置に
係わり、とくに、転写部において転写像担持体を押圧部
材により押圧する方式の多重転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、カラー電子写真複写機に
おいて、感光体上に順次、イェロー、シアン、マゼン
ダ、ブラックの潜像を形成し、それぞれの潜像をイェロ
ー、シアン、マゼンダ、ブラックの現像器で現像し、現
像されたトナー像を感光体に接して回転する転写ドラム
上の転写材に転写し、転写ドラムを4回回転させて4色
のトナー像を転写材上に重ね合わせて転写し、4色フル
カラーコピーを得る方式がある。
【0003】上記画像形成装置においては、一枚の転写
材に高精度で画像を重ね合わせるために、転写ドラム上
に誘電体フィルムからなる転写像担持体を固定し、この
転写像担持体に転写材を静電的に吸着させ、転写材を感
光体周面に密着させるようにしている。この方式におい
て、従来、転写像担持体を均一にならすとともに転写ニ
ップをかせぎ転写効率を上げて鮮明な画像を得るため
に、転写コロトロンの近傍において転写像担持体を押圧
する押圧部材を設ける方式が特開平3−168784号
公報により提案されている。
【0004】これを図6および図7により説明する。図
6は転写ドラムの斜視図、図7は転写装置の拡大断面図
である。図6において、転写装置を構成する転写ドラム
16は、2つの筒部材16a間に連結固定される連結部
材16bと、誘電体のフィルムからなる転写像担持体1
6dとを備え、転写像担持体16dの側端縁部を接着剤
等により筒部材16aの外周面に沿って固定させ、転写
像担持体16dの前端縁部および後端縁部を連結部材1
6bにネジ16cにより固定させ、内部に中空円筒状の
空間を形成している。図7において、転写ドラム16
は、感光体ドラム11と同期して図示矢印に示す如く回
転しており、感光体ドラム11に形成されたトナー像
は、転写コロトロン17により、転写像担持体16dに
吸着された転写材P上に転写される。転写ドラム16の
内部には、弾性材よりなる押圧部材18が支持部材18
aに取付けられており、押圧部材18は、転写像担持体
16dの回転方向に伸び、押圧部材18の先端は、転写
部Tにおいて転写像担持体16dを感光体ドラム11に
押圧するようにしている。これにより、感光体ドラム1
1と転写材Pとの密着度を高め、転写抜けを防止するよ
うにしている。
【0005】ところで、長期間の使用により押圧部材1
8には、機内飛散トナーが堆積し、押圧部材18の転写
像担持体16dへの押圧力が不均一となり、転写電界が
不均一となって転写むらを発生するという問題を有し、
そのために、この方式においては、押圧部材18として
水に対する接触角が100度以上の物質(パーフルオロ
アルキル化合物)を用い、押圧部材18へのトナーの堆
積、固着を防ぐことにより、押圧力を均一にし転写ムラ
を防ぐようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、押圧部
材18としてPET(ポリエチレンテレフタレート)か
らなる誘電体の弾性シートを用い、転写紙を担持する誘
電体フィルム16dとしてPVdF(ポリフッ化ビニリ
デン)を用いた転写装置で、長期間の使用したところ、
転写ムラ、白点状の抜けを発生する現象が見られた。こ
の現象は、図8に示すように、押圧部材18の先端部に
機内のトナー等の固着が発生し、トナーの帯電極性とは
逆の極性の帯電ムラが発生することにより転写電界のム
ラができてしまうことと、押圧部材18の先端部が連結
部材16bの下を通過する時に押圧部材18の先端部が
摩耗し誘電体フィルム16dとの接触状態がかわり押圧
部材18が振動してしまうことにより転写入口側で放電
が生じる事により発生している。上記特開平3−168
784においては、押圧部材として水に対する接触角が
100度以上の物質を用い、押圧部材へのトナーの堆
積、固着を防ぐようにしているが、押圧部材18の先端
部の帯電ムラに起因する転写ムラ、白点状の抜けにたい
しては、多少の効果はみられるものの、押圧部材18の
先端部の摩耗が発生し、長期間の維持性にたいして十分
でないことや、押圧部材18による押圧力の経時的な低
下がみられることが認められ、押圧部材18に起因する
転写ムラ、白点状の抜けの問題は依然として解決されて
いない。なお、この問題は、ベルト状の中間転写体また
は転写ベルトを用いる場合においても、押圧部材の先端
部がベルトの裏面により摩耗してしまい同様の問題を有
している。
【0007】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、押圧部材先端のトナーの堆積および帯電を防止し、
押圧部材に起因する転写ムラ、白点状の抜けを防止する
ことができる多重転写装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の請求
項1記載の多重転写装置は、トナー像が形成される像担
持体と、前記像担持体上のトナー像を転写するための転
写像担持体と、前記転写像担持体のプロセス方向前端部
と後端部を連結する連結部材と、前記像担持体上のトナ
ー像を前記転写像担持体へ転写するための電荷付与手段
と、前記転写像担持体を前記像担持体へ押圧する可撓性
の押圧部材とを有する画像形成装置において、前記連結
部材の前記押圧部材に接触する面に樹脂層を配設し、前
記押圧部材の硬度は、前記絶縁性樹脂層の硬度よりも大
であることを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項4記載の多重転写装
置は、トナー像が形成される像担持体と、前記像担持体
上のトナー像を転写するための転写像担持体と、前記転
写像担持体のプロセス方向前端部と後端部をつなぐ、つ
なぎ部と、前記像担持体上のトナー像を前記転写像担持
体へ転写するための電荷付与手段と、前記転写像担持体
を前記像担持体へ押圧する可撓性の押圧部材とを有する
画像形成装置において、前記転写像担持体のつなぎ部の
前記押圧部材に接触する面に樹脂層を配設し、前記押圧
部材の硬度は、前記絶縁性樹脂層の硬度よりも大である
ことを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。図3は本発明が適用される多色画像形成装置の例
を示す構成図である。カラー電子写真複写機は、自動原
稿供給装置1、画像入力部2、画像出力部3及び転写材
供給部4からなる。カラー原稿は、自動原稿供給装置1
によりプラテンガラス5上に載置される。画像入力部2
は、イメージングユニット6、該ユニット6を駆動する
ためのワイヤ7、駆動プーリ9等からなり、イメージン
グユニット6内のCCDラインセンサ、カラーフィルタ
を用いて、4色フルカラーの場合には、カラー原稿を光
の原色であるB(青)、G(緑)、R(赤)毎に読みと
り、デジタル画像信号に変換した後、この信号をトナー
の原色であるK(ブラック)、Y(イェロー)、M(マ
ゼンダ)、C(シアン)に変換し、さらに、色、階調、
精細度等の再現性を高めるために、種々のデータ処理を
施してカラーの階調トナー信号をオン/オフの2値化信
号に変換して画像出力部3に出力する。
【0011】画像出力部3は、スキャナ10、有機感光
体からなるドラム状の感光体11を有し、感光体11の
周囲には、感光体11に一様に帯電させるための帯電装
置12、静電潜像をトナー像に現像させるための回転式
現像装置13、トナー像を転写材に転写させるための転
写装置14、転写されなかった残留トナーを回収するた
めのクリーナ15が配置され、感光体11は電動モータ
により図示矢印の如く回転駆動される。
【0012】スキャナ10のレーザ出力部10aにおい
て、前記画像入力部2からの例えばブラックの画像信号
を光信号に変換し、ポリゴンミラー10b、f/θレン
ズ10c及び反射ミラー10dを介して感光体11上に
原稿画像に対応した潜像を形成させる。このブラックの
潜像が現像を経て転写材に転写されれば、感光体11は
クリーナ15により残留トナーが除去された後、再び帯
電器12により帯電され、レーザ出力部10aは、イェ
ローの画像信号を出力する。以下、マゼンダ、シアンの
各画像信号の潜像を順番に形成させる。
【0013】回転式現像装置13は、ブラック用現像器
13K、イェロー用現像器13Y、マゼンダ用現像器1
3M、シアン用現像器13Cを有し、各現像器は回転体
13aの周囲に配設され、回転体13aの回転軸13b
は図示しないモータにより回転可能にされている。そし
て、例えばブラックのトナー像を形成するときは、図の
位置でブラック用現像器13Kにより現像を行い、イェ
ローのトナー像を形成するときは、回転式現像機13を
回転させて、感光体11に接する位置にイェロー用現像
器13Yを配置させる。マゼンダ、シアンの現像も同様
にして動作させる。
【0014】多重転写装置14を構成する転写ドラム1
6の外周には、誘電体のフィルムからなる転写フィルム
が張られており、転写ドラム16は、専用の電動モータ
或いは感光体11と歯車によって連結され、図示矢印の
如く回転駆動される。転写ドラム16の内部および外側
周囲には、転写コロトロン17、押圧部材18、分離用
コロトロン19、剥離爪20、除電コロトロン21、ク
リーナ22、吸着ロール23、吸着コロトロン25が配
置されている。
【0015】そして、転写材供給部4の給紙トレイ4a
〜4dから搬送ローラ26、給紙ガイド27およびレジ
ストローラ28を経て搬送、給紙される転写材は、吸着
ロール23の押し付け作用と吸着コロトロン25のコロ
ナ放電により前記転写フィルムに吸着される。転写ドラ
ム16は、感光体11と同期して回転しており、例え
ば、ブラックで現像されたトナー像が転写コロトロン1
7により転写材に転写されると、転写ドラム16の1回
転後、イェローで現像されたトナー像が転写コロトロン
17により転写材に転写され、以下順次マゼンダ、シア
ンで現像されたトナー像が重ね合わせられて転写され
る。転写ドラム16が4回転し4色の転写が終了する
と、転写材は分離用コロトロン19により除電された
後、転写材は剥離爪20により分離され、搬送路29を
経て定着器30に送られ転写トナー像が溶融定着され、
以下この一連のコピーサイクルが繰り返される。
【0016】図1は、本発明の多重転写装置の1実施例
を示し、転写像担持体を転写ドラムに設けた実施例であ
る。なお、転写ドラムの構成は図6と同様であるので説
明を省略する。
【0017】図1において、転写コロトロン17は、断
面L字形のシールドケース17aとその内部に張架され
るコロトロンワイヤー17bとからなり、シールドケー
ス17aの側部開放側に押圧部材18が配設されてい
る。押圧部材18は、軸18bに回転自在に軸支される
支持部材18aに固定され、また、支持部材18aの一
端はスプリング18cによりベース18dに固定されて
おり、押圧部材18の先端は転写部Tの近傍で転写像担
持体16dの裏面を押圧するように構成されている。連
結部材16bの下面には、例えばパーフルオロアルキル
化合物からなる絶縁性樹脂層31を配設し、かつその硬
度が押圧部材18の硬度よりも小さくなるようにしてい
る。
【0018】押圧部材18の材質は、押圧部材18の転
写像担持体16dに対する帯電が感光体11上のトナー
の帯電極性と逆極とはならないような帯電系列の材料と
する。例えば、転写像担持体16dとしてPET(ポリ
エチレンテレフタレート)のシートを用い、押圧部材1
8として200μmのPTFE(ポリテトラフルオロエ
チレン)からなる誘電体の弾性シートを用い、感光体1
1の帯電極性はマイナス、トナーの帯電極性がマイナス
である7μm径のトナーを用い、長期間コピーをとった
ところ転写ムラは、発生しなかった。ここで、押圧部材
18は転写像担持体16dであるPETフィルムとの摩
擦帯電によりトナーと同極性の帯電となるため、押圧部
材18先端の帯電はトナーを転写しない方向となるため
筋状の転写ムラ、白点状の転写抜けとはならないと考え
られる。なお、押圧部材18の材質として前記PTFE
の他、ポリスチレン、スチレンアクリルコポリマー、ポ
リ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリジオキシジフェニルメタンカ
ーボネード等が挙げられる。
【0019】また、感光体の帯電極性がマイナス、トナ
ーの帯電極性がプラスである場合には、転写像担持体1
6dとして、PVdF(ポリフッ化ビニリデン)のシー
トを用い、また、押圧部材18としては誘導体の弾性シ
ートとして、188μmのPETフィルム上に第4級ア
ンモニウム塩を10重量部とスチレンアクリル樹脂90
重量部で混練した樹脂層をもうけた構成とし、この構成
でコピーを長期間とっても、押圧部材18による転写ム
ラは、発生しなかった。ここでは押圧部材18の転写像
担持体に対する摩擦帯電がトナーの帯電極性となるため
の転写ムラにならなかったと考えられる。なお、押圧部
材18の材質の他例としては、ポリメチルメタアクリレ
ート、ポリ酢酸ビニル、エチルセルロース、セルロース
アセテートブチレート、メラミン樹脂等が挙げられる。
【0020】また、転写像担持体16dの内側で、押圧
部材18の接触する位置に、例えばパーフルオロアルキ
ル化合物からなる絶縁性樹脂層31を配設し、かつその
硬度が押圧部材18よりも小さくなるようにしているの
で、図2に示すように押圧部材18の先端部の摩耗を防
ぐとともに、押圧部材18先端部へのトナー固着を防ぐ
ことができるとともに、押圧部材18先端エッジ部にパ
ーフルオロアルキル化合物の皮膜31′を形成させるこ
とができ、押圧部材18先端エッジ部の帯電を抑止する
事ができ、押圧部に起因する転写ムラ、白点状の抜けを
発生を防止することができる。
【0021】実験結果について説明する。図1に示す構
成の多重転写装置を用い、転写像担持体16dとして、
PVdF(ポリフッ化ビニリデン)を用いた外径168
mmの転写ドラム、また誘電体の弾性シートとして18
8μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)をもち
いて押圧部材18とした。感光体11には外径84mm
の有機感光体を用いた。ここで感光体11の帯電極性は
マイナス、トナーの帯電極性がマイナスで、7μm径の
トナーを用い像を感光体11上に形成させ転写を行っ
た。連結部材16bの下に設ける絶縁性樹脂層31の構
成を188μmのPETフィルムの上に200μmのP
TFE(ポリテトラフルオロエチオレン)を貼り合わせ
たものとした。この構成で、長期維持性テストを行った
ところ、100,000枚のコピーでは押圧部材18に
よる転写ムラ、白抜けは発生しなかった。また、テスト
に使った押圧部材18の先端部のエッジの摩耗の発生は
みられず、トナーの付着はみられたものの固着はみられ
なかった。
【0022】さらに、連結部材16bの下に設ける絶縁
性樹脂層31としてETFE(テトラフルオロエチレン
ーエチレン共重合体)、PFA(テトラフルオロエチレ
ンーパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、
PVdF(ポリフッ化ビニリデン)を用いてもおなじ結
果が得られた。そのなかでも硬度の低いPTFEが長期
間のテストに対して安定した転写が得られた。
【0023】図4は本発明の転写装置の他の実施例を示
し、転写像担持体として中間転写体40を用いる場合の
実施例である。ベルト状の中間転写体40は、ローラ4
1、42、43により三角形状に張架され、中間転写体
40の水平部は感光体11に接触するように配設され、
中間転写体40の内部に第1の転写コロトロン17と押
圧部材18が図1と同様の構成で配設されている。ロー
ラ43に対向して第2の転写コロトロン46が設けら
れ、その間に転写材Pを搬送させるために搬送ローラ4
4、45が配設されている。感光体11に形成された4
色のトナー像は、先ず、第1の転写コロトロン17によ
り、一旦、中間転写体40に多重転写され、多重転写さ
れたトナー像が第2の転写コロトロン46により転写材
Pに転写される。本実施例においては、中間転写体40
の裏面に図1と同様の材質からなる絶縁性樹脂層31が
設けられている。
【0024】図5は、本発明の多重転写装置の他の実施
例を示し、転写像担持体を転写ベルト51とした場合の
実施例である。転写装置14を構成する転写ベルト51
は、無端ベルト状の誘電体シートからなり、駆動ロール
52および従動ロール53に巻回され、矢印方向に回動
される。転写ベルト51に対向して、ブラック用、イェ
ロー用、マゼンタ用、シアン用の4組の画像形成ユニッ
トK、Y、M、Cが配設され、転写ベルト51の1回転
で4色のトナー像が次々に多重転写される。本実施例に
おいては、各転写コロトロン17に近接して図1と同様
の材質からなる押圧部材18が配設されるとともに、転
写ベルト51のプロセス方向前端部と後端部をつなぐ、
つなぎ部の裏面に図1と同様の材質からなる絶縁性樹脂
層31が設けられる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、転写像担持体の内側で、押圧部材の接触する位
置に樹脂層を配設し、押圧部材の硬度が樹脂層の硬度よ
りも大であるようにしているので、押圧部材の先端部の
摩耗を防ぐとともに、押圧部材先端部へのトナー固着を
防ぐことができるとともに、押圧部材先端エッジ部に樹
脂層の皮膜を形成させることができ、押圧部材先端エッ
ジ部の帯電を抑止する事ができ、押圧部材に起因する転
写ムラ、白点状の抜けを発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多重転写装置の1実施例を示し、転写
像担持体を転写ドラムに設けた図である。
【図2】本発明の作用を説明するための図である。
【図3】本発明が適用される多色画像形成装置の例を示
す構成図である。
【図4】本発明の転写装置の他の実施例を示し、転写像
担持体として中間転写体を用いる場合の図である。
【図5】本発明の多重転写装置の他の実施例を示し、転
写像担持体を転写ベルトに設けた図である。
【図6】従来の転写ドラムの斜視図である。
【図7】従来の転写装置の拡大断面図である。
【図8】本発明の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
11…像担持体、T…転写部、16…転写ドラム、16
b…連結部材 16d…転写像担持体、17…転写コロトロン(電荷付
与手段) 18…押圧部材、31…絶縁性樹脂層、31′…被膜、
40…中間転写体 51…転写ベルト

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像が形成される像担持体と、前記像
    担持体上のトナー像を転写するための転写像担持体と、
    前記転写像担持体のプロセス方向前端部と後端部を連結
    する連結部材と、前記像担持体上のトナー像を前記転写
    像担持体へ転写するための電荷付与手段と、前記転写像
    担持体を前記像担持体へ押圧する可撓性の押圧部材とを
    有する画像形成装置において、 前記連結部材の前記押圧部材に接触する面に樹脂層を配
    設し、前記押圧部材の硬度は、前記絶縁性樹脂層の硬度
    よりも大であることを特徴とする多重転写装置。
  2. 【請求項2】前記押圧部材の材質を、押圧部材の転写像
    担持体に対する帯電が像担持体上のトナーの帯電極性と
    逆極性とはならない帯電系列の材料にすることを特徴と
    する請求項1記載の多重転写装置。
  3. 【請求項3】前記樹脂層は、パーフルオロアルキル化合
    物であることを特徴とする請求項1記載の多重転写装
    置。
  4. 【請求項4】トナー像が形成される像担持体と、前記像
    担持体上のトナー像を転写するための転写像担持体と、
    前記転写像担持体のプロセス方向前端部と後端部をつな
    ぐ、つなぎ部と、前記像担持体上のトナー像を前記転写
    像担持体へ転写するための電荷付与手段と、前記転写像
    担持体を前記像担持体へ押圧する可撓性の押圧部材とを
    有する画像形成装置において、 前記転写像担持体のつなぎ部の前記押圧部材に接触する
    面に樹脂層を配設し、前記押圧部材の硬度は、前記絶縁
    性樹脂層の硬度よりも大であることを特徴とする多重転
    写装置。
  5. 【請求項5】前記押圧部材の材質を、押圧部材の転写像
    担持体に対する帯電が像担持体上のトナーの帯電極性と
    逆極性とはならない帯電系列の材料にすることを特徴と
    する請求項4記載の多重転写装置。
  6. 【請求項6】前記樹脂層は、パーフルオロアルキル化合
    物であることを特徴とする請求項4記載の多重転写装
    置。
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