JP2001147513A - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JP2001147513A JP33090499A JP33090499A JP2001147513A JP 2001147513 A JP2001147513 A JP 2001147513A JP 33090499 A JP33090499 A JP 33090499A JP 33090499 A JP33090499 A JP 33090499A JP 2001147513 A JP2001147513 A JP 2001147513A
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信治 福堀
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    • F26B21/00Arrangements or duct systems, e.g. in combination with pallet boxes, for supplying and controlling air or gases for drying solid materials or objects
    • F26B21/06Controlling, e.g. regulating, parameters of gas supply
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B13/00Machines and apparatus for drying fabrics, fibres, yarns, or other materials in long lengths, with progressive movement
    • F26B13/10Arrangements for feeding, heating or supporting materials; Controlling movement, tension or position of materials
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F26B21/06Controlling, e.g. regulating, parameters of gas supply
    • F26B21/08Humidity

Abstract

(57)【要約】 【課題】筒状の各弦巻型乾燥機に供給される気体流の温
度及び湿度(従って、排出する気体流の温度及び湿度)
を各弦巻型乾燥機毎に各別に制御することができる乾燥
装置を提供する。 【解決手段】供給された乾燥用気体流を外周に配した気
体流噴出面から排出し乾燥対象に供給する筒状の弦巻型
乾燥機6と、前記弦巻型乾燥機の入口側に接続する軸流
送風機5とを少なくとも内蔵するケーシングを有し、前
記軸流送風機は、前記弦巻型乾燥機からケーシング内に
排出された気体流をケーシング内で吸引して前記弦巻型
乾燥機に再び供給し前記気体流を循環させると共に、前
記軸流送風機が吸引する気体流の一部は、前記弦巻型乾
燥機から排出された気体流の一部を分流し前記ケーシン
グ外の除湿設備1で露点を降下させた露点降下気体流で
ある乾燥装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾燥装置に関し、
より詳細には、塗液を塗布された長尺帯状の被乾燥体等
のように、乾燥しようとする被乾燥面を有する被乾燥体
(乾燥対象)に気体流を供給して(特に、多段階に気体
流を供給して)前記被乾燥面を乾燥する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】塗布膜等の被乾燥面を有する長尺帯状の
被乾燥体に乾燥用気体流を供給して前記被乾燥面を乾燥
する装置としては、例えば、特公昭48−44151号
公報、特公昭51−22115号公報、特開平7−28
9971号公報及び特開平9−152274号公報等に
記載のものが知られている。
【0003】従来の乾燥装置では、例えば特開平7−2
89971号公報に記載のように、乾燥用の気体流
(風)は、送風機からダクト(管路)を通して、温度及
び湿度を調整する温湿度調整部に送られ、その後さらに
ダクトを通して乾燥室の乾燥用気体流の吹き出し部(乾
燥機)に供給されていた。
【0004】乾燥室で乾燥対象の塗布面(被乾燥面)に
衝突して乾燥に供された気体流は、前記乾燥室の排気口
より回収され、気体流を所望の温度に加熱する加熱器を
備えたダクトを介して所望の温度に加熱された後に、他
の乾燥室に再び供給されて使用されていた。なお、特開
平9−152274号公報に記載のように、他の乾燥室
に供給される前の気体流は、必要な場合には新鮮な空気
と混合された後、再び使用されることもあった。
【0005】従来の乾燥装置の一例を図面の図5に基づ
いて説明する。図5は、従来の乾燥装置の一例における
各構成要素の配置の概略を示す図である。
【0006】図5の従来の乾燥装置は、送風機41aか
ら送り出された気体流が温湿度調整機42a、弦巻型乾
燥機43a、乾燥室44aの内部空間の順に経て送風機
41bに到達するようにダクト(D2、D3、D4)を
設けて成る一連の配置構成Pを備えている。より詳細に
は次の通りである。
【0007】送風機41aは、除湿設備40で除湿され
ダクトD1を通過した気体流を、ダクトD2を介して温
湿度調整機42aに供給する。温湿度調整機は、気体流
の温度及び湿度を乾燥対象の乾燥用気体流として適した
所定の値に設定することができる。温湿度調整機42a
で温度及び湿度を所定の値に設定された気体流は、ダク
トD3を介して略円筒形状の弦巻型乾燥機43aの管端
からその内部空間に供給される。
【0008】弦巻型乾燥機43aは、乾燥室44aの室
内(内部空間)に設けられている。円筒形状の弦巻型乾
燥機43aの外周面には、気体流放出口(例えば、孔な
いしスリット)が穿たれており、前記気体流放出口から
乾燥用気体流が放出される。乾燥対象は、弦巻型乾燥機
43aの気体流放出口から放出される乾燥用気体流に被
乾燥面が接触するように配置されているので、前記乾燥
対象の被乾燥面は乾燥する。乾燥対象を乾燥させた気体
流は、ダクトD4を通過して乾燥室44aの外部の送風
機41bに到達する。
【0009】図5の従来の乾燥装置は、さらに、送風機
41bから送り出された気体流が温湿度調整機42b、
弦巻型乾燥機43b、乾燥室44bの順に経て送風機4
1cに到達するようにダクト(D5、D6、D7)を設
けて成る一連の配置構成Qを有する。
【0010】図5の従来の乾燥装置は、さらに、送風機
41cから送り出された気体流が温湿度調整機42c、
弦巻型乾燥機43c、乾燥室44cの順に経て送風機4
1dに到達するようにダクト(D8、D9、D10)を
設けて成る一連の配置構成Rを有する。
【0011】図5の従来の乾燥装置は、さらに、送風機
41dから送り出された気体流が温湿度調整機42d、
弦巻型乾燥機43d、乾燥室44dの順に経て除湿設備
40に到達するようにダクト(D11、D12、D1
3)を設けて成る一連の配置構成Sを有する。
【0012】前記配置構成Q、R及びSにおける各送風
機、温湿度調整機、弦巻型乾燥機、乾燥室の各々は、そ
れぞれ前記配置構成Pにおける送風機41a、温湿度調
整機42a、弦巻型乾燥機43a、乾燥室44aと同様
のものであり、それぞれ同様の機能を有する。
【0013】ダクトD13を通過して除湿設備40に戻
った気体流は除湿され、ダクトD1を通過して再び送風
機41aに供給され、上記と同様のことが繰り返され
る。
【0014】図5の従来の乾燥装置により、被乾燥面を
有する長尺帯状の被乾燥体を乾燥させる場合、各乾燥室
は、前記被乾燥体を通過させるスリット及び案内用のロ
ール等を有するので、前記被乾燥体を乾燥室44a、4
4b、44c、44dに順次通過させ各乾燥室の弦巻型
乾燥機から乾燥用気体流を供給することができるから、
前記被乾燥面を乾燥させることができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】各弦巻型乾燥機は気体
流の流れ方向の上流側に温湿度調整機を備えてはいる
が、上記従来の乾燥装置は、除湿設備から送られる除湿
された気体流(風)が、複数の弦巻型乾燥機で直列に順
次使用される方式である。そのため、例えば、除湿され
た空気流を用いて水性の塗膜を有する乾燥対象を乾燥さ
せる場合、前記除湿された空気流は、乾燥室で順次使用
されるうちに乾燥対象から蒸発した水分で空気露点が上
昇する。従って、各弦巻型乾燥機毎に、弦巻型乾燥機に
供給される気体流の露点(従って、排出する気体流の露
点)を各別に制御することが困難である。
【0016】本発明は、上記従来技術の問題点を解消
し、各弦巻型乾燥機に供給される気体流の温度及び湿度
(従って、排出する気体流の温度及び湿度)を各弦巻型
乾燥機毎に各別に制御することができる乾燥装置を提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、供給さ
れた乾燥用気体流を外周に配した気体流噴出面から排出
し乾燥対象に供給する筒状の乾燥筒体と、前記乾燥筒体
の入口側に接続するファンとを少なくとも内蔵するケー
シングを有し、前記ファンは、前記乾燥筒体からケーシ
ング内に排出された気体流をケーシング内で吸引して前
記乾燥筒体に再び供給し前記気体流を循環させると共
に、前記ファンが吸引する気体流の一部は、前記乾燥筒
体から排出された気体流の一部を分流し前記ケーシング
外で露点を降下させた露点降下気体流である乾燥装置に
より上記目的を達成することができる。この乾燥装置
は、次のようにすることができる。
【0018】前記ケーシングを複数有し、前記ケーシン
グの各々は、前記乾燥筒体から前記ケーシング内に排出
され前記乾燥対象に供給された気体流の一部を外部に排
出し露点降下手段に連通する排出ダクトと、前記排出ダ
クトで排出された気体流を前記露点降下手段で露点を降
下させて得られた露点降下気体流を供給する供給ダクト
のそれぞれに接続することができる。
【0019】前記ファンは、入口側に環状の気体流吸引
口を有する軸流送風機にすることができる。前記ファン
に流入する気体流のうちで前記露点降下気体流以外の気
体流である直接再流入気体流の量を前記ファンの外周方
向において制御する、直接再流入気体流の流入制御手段
を設けることができる。前記ファンに流入する前記露点
降下気体流の量を前記ファンの外周方向において制御す
る、露点降下気体流の流入制御手段を設けることができ
る。
【0020】また、本発明によれば、供給された乾燥用
気体流を外周面に分配した開口から排出し乾燥対象に供
給する内部ケーシングと、前記内部ケーシングの入口側
に接続するファンとを少なくとも内蔵する外部ケーシン
グを有し、前記ファンは、前記内部ケーシングから前記
外部ケーシング内に排出された気体流を吸引して前記内
部ケーシングに再び供給し前記気体流を循環させると共
に、前記内部ケーシングから前記外部ケーシング内に排
出された気体流の一部を分流し前記外部ケーシング外で
露点を降下させ前記ファンへ供給する露点降下手段を有
する乾燥装置により上記目的を達成することができる。
この乾燥装置は、次のようにすることができる。
【0021】前記外部ケーシングを複数有し、前記外部
ケーシングの各々は、前記内部ケーシングから外部ケー
シング内に排出され前記乾燥対象に供給された気体流の
一部を外部に排出し露点降下手段に連通する排出ダクト
と、前記排出ダクトで排出された気体流を前記露点降下
手段で露点を降下させて得られた露点降下気体流を供給
する供給ダクトのそれぞれに接続することができる。前
記ファンは、入口側に環状の気体流吸引口を有する軸流
送風機にすることができる。
【0022】前記内部ケーシングの外周面の開口であっ
て前記軸流送風機に最も近い開口と前記軸流送風機の気
体流吸引口との間の開口を有さない領域において、前記
内部ケーシングないし前記軸流送風機の外周方向に環状
の隙間を空けて前記外部ケーシングの内部を仕切る縮流
板と、前記縮流板ないし前記縮流板よりも前記内部ケー
シングの外周面の開口側に開口し前記露点降下手段に連
通するリターン口を有することができる。
【0023】前記軸流送風機は、外周面の外周方向に環
状の気体流吸引口を有する筒状の軸流送風機であり、前
記気体流吸引口を前記軸流送風機の軸方向に2つに仕切
ると共に前記外部ケーシングの内部を2つに仕切り、仕
切られた前記気体流吸引口の一方に連通すると共に露点
降下気体流の流入口を有する露点降下気体流流入室を前
記外部ケーシングの内部に画設する仕切り板と、前記仕
切り板ないし前記仕切り板よりも前記内部ケーシングの
外周面の開口側に開口し前記露点降下手段に連通するリ
ターン口を有することができる。
【0024】供給された乾燥用気体流を外周面に分配し
た開口から排出し乾燥対象に供給する第1内部ケーシン
グを少なくとも内蔵する第1外部ケーシングと、供給さ
れた乾燥用気体流を外周面に分配した開口から排出し乾
燥対象に供給する第2内部ケーシングと、前記第2内部
ケーシングの入口側に接続するファンと、前記ファンが
吸引する気体流を流入させる気体流流入室を少なくとも
内蔵する第2外部ケーシングとをさらに有し、前記第2
外部ケーシングの気体流流入室は、前記第1外部ケーシ
ング内で乾燥対象に供給された気体流が流入すると共
に、前記第1外部ケーシングの気体流流出口は前記第2
外部ケーシングの気体流流入室の気体流流入口を兼ねる
ことができる。前記複数のケーシングの1以上に対し各
別に気体流の任意の露点、温度、湿度等の条件の1以上
を設定制御する手段を、前記排出ダクトと前記供給ダク
トの間に設けることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】[乾燥筒体及び内部ケーシング]
本発明における乾燥筒体及び内部ケーシングは、好まし
くは、一方の端面に開口を有し前記開口を乾燥用気体流
の入口とした略円筒部を有し、乾燥用気体流を放出する
気体流放出口を前記略円筒部の外周面に設けたいわゆる
弦巻型乾燥機である。このような弦巻型乾燥機として
は、例えば、特公昭48−44151号公報等に記載の
もの等がある。
【0026】このような弦巻型乾燥機で長尺帯状の乾燥
対象を乾燥する場合は、例えば、乾燥対象の被乾燥面が
前記弦巻型乾燥機の外周面に向くように、長尺帯状の乾
燥対象を前記弦巻型乾燥機に対してつる巻状(螺旋状)
に巻き付けるようにして走行させて乾燥させることがで
きる。乾燥対象に乾燥用気体流を供給する気体流放出口
の形状は、例えば孔やスリットにすることができる。
【0027】長尺帯状の乾燥対象を複数のケーシング内
を走行させて乾燥させる場合、乾燥筒体を内蔵するケー
シング、あるいは、内部ケーシングを内蔵する外部ケー
シングには、前記乾燥対象を通過させるスリットや、前
記乾燥対象を案内するローラーや、前記乾燥対象の走行
方向を変更させるローラー等を設けることができる。
【0028】乾燥用気体流は、被乾燥体を乾燥させるこ
とができる気体流であればよく、被乾燥体の塗膜の種類
に応じて適宜設定することができる。例えば、乾燥した
空気、乾燥した窒素等にすることができる。乾燥用気体
流を乾燥対象に供給することにより、乾燥対象は乾燥す
る。乾燥対象に供給され乾燥対象を乾燥させた気体流
は、露点が上昇している。
【0029】[ファン]ファンは、好ましくは、入口側
に環状の気体流吸引口を有する軸流送風機である。前記
気体流吸引口は、軸流送風機の外周面に1つの連続口と
して設けたり、複数の開口を外周面の外周方向に均一に
分布するように設けたりすることができる。なお、前記
弦巻型乾燥機に軸流送風機で乾燥用気体流を供給する場
合は、好ましくは、弦巻型乾燥機の長手方向(前記略円
筒部の内部の略柱状の内部空間の長手方向)と軸流送風
機の気体流供給方向が一致するように、弦巻型乾燥機と
軸流送風機を配列する。
【0030】前記弦巻型乾燥機と前記軸流送風機を用い
る場合、軸流送風機の外周方向の吸込み空気に温湿度分
布があると軸流送風機では十分混合出来ずに弦巻型乾燥
機の乾燥用気体流吹出し口から吹き出される気体流に温
湿度分布が生じてしまう。この対策として、次のような
各手段を設けることができる。
【0031】即ち、軸流送風機に流入する直接再流入気
体流の量を軸流送風機の外周方向において均一化する、
直接再流入気体流の均一流入手段を設けることができ
る。このような手段としては、例えば、後述の実施例に
記載のリターン空気流用環状縮流板がある。
【0032】また、軸流送風機に流入する露点降下気体
流の量を軸流送風機の外周方向において均一化する、露
点降下気体流の均一流入手段を設けることができる。こ
のような手段としては、例えば、後述の実施例に記載の
環状吹出し口を有する環状吹出しチャンバーがある。
【0033】また、軸流送風機の外周方向において直接
再流入気体流の湿度を均一化する加湿手段を設けること
ができる。このような手段としては、例えば、後述の実
施例に記載の環状加湿ノズルがある。
【0034】また、軸流送風機に流入する気体流の温度
及び湿度を軸流送風機の外周方向において均一化する、
気体流の温湿度均一化手段を設けることができる。この
ような手段としては、例えば、後述の実施例に記載の仕
切り板がある。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の乾燥装置の一例における各構成
要素の配置の概略を示す図である。
【0036】[実施例1]図1の実施例1の乾燥装置の
概略を説明する。除湿設備1は、弦巻型乾燥機6を内蔵
する乾燥室に連通するダクトd1と連通し、乾燥室から
流出した空気流を流入させて除湿し除湿空気流とする。
除湿空気流は、除湿設備1からダクトd2に流出する。
ダクトd2は、4つの分岐部を有する。最初の分岐部
は、ダクトを介して、エアクーラー2a、エアヒーター
2b、加湿器2cが順に接続して、環状吹出しチャンバ
ー9に連通する。
【0037】従って、前記分岐部で分かれた除湿空気流
は、エアクーラー2aで冷却され、エアヒーター2bで
加熱され、加湿器2cで加湿されて、環状吹出しチャン
バー9に流入する。環状吹出しチャンバー9に流入した
後の空気流は、加湿されてはいるが、乾燥室から除湿設
備1に流入した気体流よりも露点が降下した露点降下空
気流である。第2〜第4の分岐部と、その各々が連通す
る環状吹出しチャンバーとの間の構成も、上述の内容と
同様である。なお、露点降下空気流が環状吹出しチャン
バー9に流入した後のことは、後述する。
【0038】一方、乾燥室4において乾燥対象の乾燥に
用いられ露点が上昇した気体流の一部は、除湿設備への
リターン口7からリターンダクトRに流入する。図1に
示された4つの乾燥室の各々に連通する4本のリターン
ダクトは、合流して1本のダクトd1になり除湿設備1
に連通する。各乾燥室において乾燥対象の乾燥に用いら
れた気体流は、除湿設備1に流入し、除湿されて除湿空
気流とされダクトd2から流出し、上述と同様のことが
繰り返される。
【0039】この乾燥装置は、各弦巻型乾燥機に流入さ
せる除湿気体流ごとに温度及び湿度を設定することがで
きるので、各弦巻型乾燥機が放出する各乾燥用気体流の
温度及び湿度を任意に設定することができる。なお、こ
の乾燥装置で長尺帯状の乾燥対象を乾燥させる場合は、
前記乾燥対象が各乾燥室を通過できるように、乾燥室を
画設する壁にスリット状の通路を設けたり、走行を補助
するロール、走行方向を変更させるロール等を各乾燥室
に設けることができる。
【0040】次に、露点降下空気流が環状吹出しチャン
バー9に流入した後のことを図2により説明する。図2
は、本発明の実施例の乾燥装置における、送風機室3、
乾燥室4及びその近傍についての、弦巻型乾燥機6の長
手方向の断面図である。
【0041】除湿設備1によって除湿された除湿空気流
(新鮮風)は、エアクーラー2a、エアヒーター2b、
加湿器2cにより温度及び湿度を所定の値に調節され、
環状吹出しチャンバー9に流入し、環状吹出し口9aか
ら露点降下空気流として送風機室3に供給される。送風
機室3の内部空間には、軸流送風機5が設けられてい
る。
【0042】一方、乾燥室4で弦巻型乾燥機6の気体流
放出口から放出された空気流(リターン空気流)の一部
は、除湿設備へのリターン口7からリターンダクトRを
経て除湿設備1に流入し除湿される。除湿設備へのリタ
ーン口7は、乾燥室4の内壁面がわに設けられている。
除湿設備1で除湿された除湿空気流は、上述のように、
露点降下空気流として、環状吹出しチャンバー9を経て
送風機室3に供給される。
【0043】乾燥室4で弦巻型乾燥機6の気体流放出口
から放出された空気流(リターン空気流)のうちで除湿
設備へのリターン口7に流入しない部分は、管状の乾燥
室4の内周方向に設けられたリターン空気流用環状縮流
板8と略円筒状の軸流送風機5の間の環状の隙間から送
風機室3に流入する。その際、流入する空気流は、前記
環状の隙間よりも送風機室内側において、略円筒状の軸
流送風機5の外周面から離隔して軸流送風機をその外周
方向に取り囲むように設けられている環状加湿ノズル1
0により加湿される。環状加湿ノズル10で加湿された
空気流は、軸流送風機5の略円筒部の外周面の外周方向
に開口する吸気口5aから軸流送風機6の内部に吸い込
まれる。
【0044】即ち、軸流送風機5は、環状吹出しチャン
バー9の環状吹出し口9aから送風機室3に供給された
露点降下空気流と、乾燥対象に供給され乾燥室4から送
風機室3に流入し加湿された加湿空気流を、軸流送風機
の略円筒部の外周面に開口する吸気口5aから吸引し、
弦巻型乾燥機5の乾燥用気体流の入口に結合させた気体
流供給口から弦巻型乾燥機6に、前記露点降下空気流と
前記加湿空気流の混合気体流を供給する。前記加湿空気
流は、乾燥対象に供給された気体流が除湿設備1を経由
することなく気体流供給機に直接再流入した直接再流入
気体流である。
【0045】弦巻型乾燥機6は、円筒状であり、開口端
の乾燥用気体流の入口から長手方向に連通する略柱状の
内部空間を有し、外周面に気体流放出口を有する。前記
露点降下空気流と前記加湿空気流の混合流は、乾燥用気
体流として、弦巻型乾燥機6の外周面に開口する気体流
放出口から放出され、乾燥対象を乾燥させる。乾燥対象
を乾燥させた空気流は、上述のように、その一部が除湿
設備へのリターン口7から除湿設備1に流入し、それ以
外の部分が送風機室3に流入し、気体流供給機に直接再
流入し直接再流入気体流となる。
【0046】略円筒形状の軸流送風機5においては、そ
の外周方向の吸込み空気の温湿度の不均一を防止する目
的でリターン空気流用環状縮流板8、環状吹出し口9a
を有する環状吹出しチャンバー9、環状加湿ノズル10
を使用する。より詳細には、次のとおりである。
【0047】前記リターン空気流用環状縮流板は、前記
露点降下空気流と混合して軸流送風機に吸込まれる空気
流の温湿度を軸流送風機の外周方向で均一にする目的
で、乾燥室から送風機室に戻るリターン空気流の流量Q
2を軸流送風機の外周方向で均一にする。
【0048】また、前記環状吹出し口を有する環状吹出
しチャンバーは、送風機室に流入したリターン空気流と
混合して軸流送風機に吸込まれる前記露点降下空気流の
温湿度を軸流送風機の外周方向で均一にする目的で、送
風機室に入る前記露点降下空気流の流量を軸流送風機の
周方向で均一にする。なお、送風機室に流入する露点降
下空気流の流量は、好ましくは、乾燥室から除湿設備へ
のリターン口7へ流入する気体流の流量Q1と同じにす
る。
【0049】また、前記環状加湿ノズルは、乾燥室から
送風機室に流入するリターン空気流を加湿して、弦巻型
乾燥装置6が放出する乾燥用気体流の湿度のコントロー
ルを行う。前記環状加湿ノズルは、軸流送風機5の外周
方向で前記リターン空気流の湿度にばらつきが生じない
ように、環状の加湿ノズルとしており、図2に示すよう
にリターン空気流用環状縮流板8の開口部分近くに配置
する事で軸流送風機の外周方向で前記リターン空気流を
均一に加湿する事が可能である。
【0050】[実施例2]上記実施例1の乾燥装置の送
風機室及び乾燥室の内部構造は、図3に示すようにする
ことができる。図3は、本発明の他の実施例の乾燥装置
における、露点降下空気流流入室、乾燥室及びその近傍
についての、弦巻型乾燥機の長手方向の断面図である。
【0051】露点降下空気流は、ダクトを経て露点降下
空気流流入室30に流入する。露点降下空気流流入室3
0は、弦巻型乾燥機34と前記乾燥機の開口端に結合し
て乾燥用気体流を弦巻型乾燥機34に供給する略円筒状
の軸流送風機33を内部空間に内蔵する筒状の部屋を、
その径方向に仕切る仕切り板31により画設されたもの
である。
【0052】より詳細には、前記筒状の部屋の内部空間
を横断する方向に仕切り板31が設けられ、前記内部空
間は露点降下空気流流入室30と乾燥室32に仕切られ
ている。略円筒状の軸流送風機33は、その送風方向が
前記仕切り板31の面方向に対して略垂直方向になるよ
うに設けられており、弦巻型乾燥機34が存在する側が
乾燥室32である。略円筒状の軸流送風機の送風方向に
おいて、前記軸流送風機の外周面の吸込口33aの長さ
は、前記仕切り板の厚さよりも長い。そのため、前記吸
込口33aは、前記仕切り板の両側(即ち、露点降下空
気流流入室と乾燥室)にまたがって開口しており、露点
降下空気流流入室と乾燥室の双方から気体を吸い込むこ
とができる。
【0053】従って、露点降下空気流流入室に流入した
露点降下空気流は、前記軸流送風機に吸い込まれる。一
方、弦巻型乾燥機の外周面の気体流放出口から放出され
た気体流(リターン空気流)の一部は、除湿設備へのリ
ターン口37からリターンダクトR等を経て、除湿設備
へ流入する。これ以外のリターン空気流の部分は、軸流
送風機33の外周面の吸込口33aに吸い込まれ、露点
降下空気流との混合流として弦巻型乾燥機34に供給さ
れ、弦巻型乾燥機の外周面の気体流放出口から放出さ
れ、乾燥対象に供給され乾燥対象を乾燥させる。
【0054】露点降下空気流流入室に流入する露点降下
空気流の流量は、好ましくは、乾燥室から除湿設備への
リターン口37へ流入する気体流の流量Q1と同じにす
る。また、弦巻型乾燥機34に供給される混合気体流の
流量は、好ましくは、露点降下空気流の流量Q1と、弦
巻型乾燥機の外周面の気体流放出口から放出された気体
流(リターン空気流)であるが除湿設備へのリターン口
37から流出しなかった気体流の流量Q2の総和にす
る。
【0055】なお、軸流送風機を使用する場合は、軸流
送風機の外周方向吸込み空気に温湿度のばらつきがある
と、軸流送風機で十分に混合出来ずに弦巻型乾燥装置の
吹出し口で温湿度のばらつきが生じてしまう。図3で仕
切り板31が無いと、リターン空気流と露点降下空気流
は軸流送風機に吸込まれる前に混合を始めるので、混合
の割合を軸流送風機の外周方向で均一にする事が難し
い。仕切り板31を設けることにより、リターン空気流
と露点降下空気流の混合は、それらが軸流送風機に吸込
まれてから行われる。従って、軸流送風機に吸込まれる
空気流の温湿度を周方向で均一にする事が可能となる。
【0056】[実施例3]図1に示された前記実施例1
の乾燥装置は、4つの乾燥機が供給する全ての乾燥用気
体流を、直接再流入空気流と露点降下空気流の混合気体
流にしているが、そのうちの一部の弦巻型乾燥機につい
てだけ、供給する乾燥用気体流を、直接再流入空気流と
露点降下空気流の混合気体流にすることができる。即
ち、乾燥温湿度条件設定により広い自由度を持たせたい
乾燥室の弦巻型乾燥機のみが前記混合気体流を乾燥対象
に供給するようにすることができる。
【0057】このような実施例を図4により説明する。
図4は、本発明の乾燥装置の一例における各構成要素の
配置の概略を示す図である。この乾燥装置は、乾燥ゾー
ンA、B、C及びDを有する。乾燥ゾーンDは、前記実
施例1で説明したものと同様の構成要素から成るもので
あり、主要な構成要素には同じ符号を付している。乾燥
ゾーンCは、乾燥ゾーンDと同様の構成である。
【0058】この乾燥装置の除湿設備41から流出した
乾燥空気流の流れの概略は次のとおりである。除湿設備
41で除湿された除湿空気流は、ダクトd4に流出す
る。ダクトd4は、2つの分岐部を有している。最初の
分岐部は乾燥ゾーンDに連通し、第2の分岐部は乾燥ゾ
ーンCに連通する。除湿空気流は、これらの分岐部で2
つに分かれる。その後は、実施例1と同様である。乾燥
ゾーンC及びDのそれぞれからは、前記実施例1で説明
したように、乾燥対象に供給された空気流の一部がダク
トに流出し、これらの空気流はダクト49で合流する。
【0059】一方、前記第2の分岐部で乾燥ゾーンCの
方向に分流しなかった除湿空気流は、乾燥ゾーンA、乾
燥ゾーンBを経てダクト48に流入する。ダクト48に
は、乾燥ゾーンBで乾燥対象を乾燥させた空気流が流入
する。ダクト48の前記空気流とダクト49の前記空気
流は、ダクトd3を経て除湿設備41に流入し除湿され
る。除湿した空気流は、ダクトd4に流出し、上記と同
様のことが繰り返される。
【0060】前記乾燥ゾーンA及びBの部分について
は、次のとおりである。前記第2の分岐部で乾燥ゾーン
Cの方向に分流しなかった除湿空気流は、さらに、送風
機室44aの吸気口部に設けられた温湿度調整機42a
で温度と湿度を調整されて送風機室44aに流入する。
送風機室44aの内部空間には、軸流送風機43aが設
けられている。この軸流送風機43aの気体流供給口
は、乾燥室46aの内部空間に設けられている円筒状の
弦巻型乾燥機45aの端面の気体流流入口に直接結合
し、乾燥用気体流を弦巻型乾燥機45aに供給する。送
風機室44aの乾燥用気体流は、軸流送風機43aによ
って、円筒状の弦巻型乾燥機45aの略柱状の内部空間
に供給される。円筒状の弦巻型乾燥機45aの外周面に
は、例えば孔ないしスリット状の気体流放出口が開口し
ているので、弦巻型乾燥機45aの内部空間に供給され
た乾燥用気体流は、前記気体流放出口から乾燥対象に供
給され、乾燥対象は乾燥する。
【0061】乾燥対象を乾燥させて湿った気体流は、送
風機が配設された送風機室に隣接するリターン風流路4
7aに入り、リターン風流路47aを経て、乾燥室46
aと送風機室44bを仕切る壁に穿たれた貫通孔の部分
に設けられた温湿度調整機42bにより温度が調整され
た後に送風機室44bに流入する。
【0062】図4の実施例3の乾燥装置は、さらに、軸
流送風機43bを内部空間に内蔵すると共に温湿度調整
機42bを有する送風機室44bと、弦巻型乾燥機45
bを内部空間に内蔵する乾燥室46bを組み合わせた乾
燥ゾーンBを備えている。
【0063】前記乾燥ゾーンBにおける各構成要素は、
前記乾燥ゾーンAにおいてそれぞれ対応する構成要素と
同様のものであり、同様の機能を有する。なお、47b
は、リターン風流路47aと同様のリターン風流路であ
る。
【0064】リターン風流路47bを経て乾燥室46b
から流出した気体流は、ダクト48に流入する。ダクト
48に流入した後の気体流の流れは、上述のとおりであ
る。
【0065】上記各実施例において、乾燥対象に供給さ
れた空気流の大部分は、乾燥室又は送風機室から外に出
ること無く循環しており、温湿度調節に必要な最小限の
空気流のみが除湿設備に戻された後、エアクーラー、エ
アヒーター、加湿器を通って露点降下気体流として気体
流供給機に戻される。
【0066】このため、露点降下気体流を通過させるダ
クトサイズを小さくすることができ、露点降下気体流の
温度及び湿度を設定するためのエアクーラー、エアヒー
ター、加湿器も小型にすることができるから、装置全体
をコンパクトに出来る。また、ダクトを通過させる空気
の量が比較的少ないので、ダクトを通過させるための送
風機の消費エネルギーを少なくする事が出来る。上記実
施例3の乾燥装置の乾燥ゾーンA及びBでは、ダクト、
特に、気体流が直列に順次流入する乾燥室と乾燥室の間
のダクトを完全になくすことが可能となった。
【0067】さらに、上記各実施例の乾燥装置は、各弦
巻型乾燥機に対して気体流を供給する各送風機を一列に
そろえて配設することができ、機械への計装や電装の設
備工事が容易になるとともに、送風機の保全作業も容易
になった。また、装置全体をコンパクトにできるため、
装置を収納する建物の容積が小さくなり建築コストを含
めたコストダウンが可能である。
【0068】
【発明の効果】本発明の乾燥装置は、供給された乾燥用
気体流を外周に配した気体流噴出面から排出し乾燥対象
に供給する筒状の乾燥筒体と、前記乾燥筒体の入口側に
接続するファンとを少なくとも内蔵するケーシングを有
し、前記ファンは、前記乾燥筒体からケーシング内に排
出された気体流をケーシング内で吸引して前記乾燥筒体
に再び供給し前記気体流を循環させると共に、前記ファ
ンが吸引する気体流の一部は、前記乾燥筒体から排出さ
れた気体流の一部を分流し前記ケーシング外で露点を降
下させた露点降下気体流である。
【0069】また、本発明の乾燥装置は、供給された乾
燥用気体流を外周面に分配した開口から排出し乾燥対象
に供給する内部ケーシングと、前記内部ケーシングの入
口側に接続するファンとを少なくとも内蔵する外部ケー
シングを有し、前記ファンは、前記内部ケーシングから
前記外部ケーシング内に排出された気体流を吸引して前
記内部ケーシングに再び供給し前記気体流を循環させる
と共に、前記内部ケーシングから前記外部ケーシング内
に排出された気体流の一部を分流し前記外部ケーシング
外で露点を降下させ前記ファンへ供給する露点降下手段
を有する。
【0070】従って、上記本発明の乾燥装置は、それぞ
れ、各弦巻型乾燥機に供給される気体流の温度及び湿度
(従って、排出する気体流の温度及び湿度)を各弦巻型
乾燥機毎に各別に広範囲で制御することができる。ま
た、ケーシング内部で気体流を循環させて使用するの
で、全ての気体流についてダクトを通過させる必要がな
いから、全ての気体流をダクトに通過させた場合よりも
エネルギーを節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の乾燥装置の一例における各構
成要素の配置の概略を示す図である。
【符号の説明】
1:除湿設備 2a:エアクーラー 2b:エアヒーター 2c:加湿器 3:送風機室 4:乾燥室 5:軸流送風機 6:弦巻型乾燥機 7:除湿設備へのリターン口 8:リターン空気流用環状縮流板 9:環状吹出しチャンバー 10:環状加湿ノズル R:リターンダクト
【図2】図2は、本発明の実施例の乾燥装置における、
送風機室、乾燥室及びその近傍についての、弦巻型乾燥
機の長手方向の断面図である。
【図3】図3は、本発明の他の実施例の乾燥装置におけ
る、露点降下空気流流入室、乾燥室及びその近傍につい
ての、弦巻型乾燥機の長手方向の断面図である。
【図4】図4は、本発明の乾燥装置の一例における各構
成要素の配置の概略を示す図である。
【図5】図5は、従来の乾燥装置の一例における各構成
要素の配置の概略を示す図である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給された乾燥用気体流を外周に配した気
    体流噴出面から排出し乾燥対象に供給する筒状の乾燥筒
    体と、前記乾燥筒体の入口側に接続するファンとを少な
    くとも内蔵するケーシングを有し、 前記ファンは、前記乾燥筒体からケーシング内に排出さ
    れた気体流をケーシング内で吸引して前記乾燥筒体に再
    び供給し前記気体流を循環させると共に、 前記ファンが吸引する気体流の一部は、前記乾燥筒体か
    ら排出された気体流の一部を分流し前記ケーシング外で
    露点を降下させた露点降下気体流であることを特徴とす
    る乾燥装置。
  2. 【請求項2】前記ケーシングを複数有し、前記ケーシン
    グの各々は、前記乾燥筒体から前記ケーシング内に排出
    され前記乾燥対象に供給された気体流の一部を外部に排
    出し露点降下手段に連通する排出ダクトと、前記排出ダ
    クトで排出された気体流を前記露点降下手段で露点を降
    下させて得られた露点降下気体流を供給する供給ダクト
    のそれぞれに接続することを特徴とする請求項1に記載
    の乾燥装置。
  3. 【請求項3】前記ファンは、入口側に環状の気体流吸引
    口を有する軸流送風機であることを特徴とする請求項1
    〜2のいずれか一に記載の乾燥装置。
  4. 【請求項4】前記ファンに流入する気体流のうちで前記
    露点降下気体流以外の気体流である直接再流入気体流の
    量を前記ファンの外周方向において制御する、直接再流
    入気体流の流入制御手段を有することを特徴とする請求
    項3に記載の乾燥装置。
  5. 【請求項5】前記ファンに流入する前記露点降下気体流
    の量を前記ファンの外周方向において制御する、露点降
    下気体流の流入制御手段を有することを特徴とする請求
    項3〜4のいずれか一に記載の乾燥装置。
  6. 【請求項6】供給された乾燥用気体流を外周面に分配し
    た開口から排出し乾燥対象に供給する内部ケーシング
    と、前記内部ケーシングの入口側に接続するファンとを
    少なくとも内蔵する外部ケーシングを有し、 前記ファンは、前記内部ケーシングから前記外部ケーシ
    ング内に排出された気体流を吸引して前記内部ケーシン
    グに再び供給し前記気体流を循環させると共に、 前記内部ケーシングから前記外部ケーシング内に排出さ
    れた気体流の一部を分流し前記外部ケーシング外で露点
    を降下させ前記ファンへ供給する露点降下手段を有する
    ことを特徴とする乾燥装置。
  7. 【請求項7】前記外部ケーシングを複数有し、前記外部
    ケーシングの各々は、前記内部ケーシングから外部ケー
    シング内に排出され前記乾燥対象に供給された気体流の
    一部を外部に排出し露点降下手段に連通する排出ダクト
    と、前記排出ダクトで排出された気体流を前記露点降下
    手段で露点を降下させて得られた露点降下気体流を供給
    する供給ダクトのそれぞれに接続することを特徴とする
    請求項6に記載の乾燥装置。
  8. 【請求項8】前記ファンは、入口側に環状の気体流吸引
    口を有する軸流送風機であることを特徴とする請求項6
    〜7のいずれか一に記載の乾燥装置。
  9. 【請求項9】前記内部ケーシングの外周面の開口であっ
    て前記軸流送風機に最も近い開口と前記軸流送風機の気
    体流吸引口との間の開口を有さない領域において、前記
    内部ケーシングないし前記軸流送風機の外周方向に環状
    の隙間を空けて前記外部ケーシングの内部を仕切る縮流
    板と、 前記縮流板ないし前記縮流板よりも前記内部ケーシング
    の外周面の開口側に開口し前記露点降下手段に連通する
    リターン口を有することを特徴とする請求項8に記載の
    乾燥装置。
  10. 【請求項10】前記軸流送風機は、外周面の外周方向に
    環状の気体流吸引口を有する筒状の軸流送風機であり、 前記気体流吸引口を前記軸流送風機の軸方向に2つに仕
    切ると共に前記外部ケーシングの内部を2つに仕切り、
    仕切られた前記気体流吸引口の一方に連通すると共に露
    点降下気体流の流入口を有する露点降下気体流流入室を
    前記外部ケーシングの内部に画設する仕切り板と、 前記仕切り板ないし前記仕切り板よりも前記内部ケーシ
    ングの外周面の開口側に開口し前記露点降下手段に連通
    するリターン口を有することを特徴とする請求項6〜7
    のいずれか一に記載の乾燥装置。
  11. 【請求項11】供給された乾燥用気体流を外周面に分配
    した開口から排出し乾燥対象に供給する第1内部ケーシ
    ングを少なくとも内蔵する第1外部ケーシングと、 供給された乾燥用気体流を外周面に分配した開口から排
    出し乾燥対象に供給する第2内部ケーシングと、前記第
    2内部ケーシングの入口側に接続するファンと 、前記ファンが吸引する気体流を流入させる気体流流入
    室を少なくとも内蔵する第2外部ケーシングとをさらに
    有し、 前記第2外部ケーシングの気体流流入室は、前記第1外
    部ケーシング内で乾燥対象に供給された気体流が流入す
    ると共に、前記第1外部ケーシングの気体流流出口は前
    記第2外部ケーシングの気体流流入室の気体流流入口を
    兼ねることを特徴とする請求項6〜10のいずれか一に
    記載の乾燥装置。
  12. 【請求項12】前記複数のケーシングの1以上に対し各
    別に気体流の任意の露点、温度、湿度等の条件の1以上
    を設定制御する手段を、前記排出ダクトと前記供給ダク
    トの間に設けたことを特徴とする請求項2〜5及び7〜
    11のいずれか一に記載の乾燥装置。
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