JPH07289971A - 感光材料の乾燥方法及び装置 - Google Patents

感光材料の乾燥方法及び装置

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JPH07289971A
JPH07289971A JP9079694A JP9079694A JPH07289971A JP H07289971 A JPH07289971 A JP H07289971A JP 9079694 A JP9079694 A JP 9079694A JP 9079694 A JP9079694 A JP 9079694A JP H07289971 A JPH07289971 A JP H07289971A
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heating
light
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Kunio Ito
邦夫 伊藤
Ruisu Kumano
ルイス 熊野
Nobuyuki Furushiro
信行 古代
Taketo Hirabayashi
丈人 平林
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 初期乾燥条件から定常乾燥条件への移行時に
おける送風空気の急激な露点(DP)上昇を抑え得る感
光材料の乾燥方法及びその装置を提供することを目的と
する。 【構成】 除湿装置(9)と空調機(AC)とによって
所定条件に調整されてからドライヤゾーン(DZ)に送
り込まれる空気によって未乾塗布層を送風乾燥する感光
材料の乾燥方法および該方法を実施するための装置であ
って、ドライヤゾーンでの初期乾燥プロセスにおいて感
光材料先頭部の未乾塗布層から蒸発する水分量に相当す
る水分量(Δx)を空調機(AC)の加湿部に設けられ
た先頭対策スプレー装置(11)によって予め前記調整
空気に付加するか、あるいは感光材料先頭部がドライヤ
ゾーンでの初期乾燥プロセスに入る前に、除湿装置
(9)において加熱蒸気によってドライヤゾーンからの
回収空気を所定時間加熱するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は感光材料の製造過程に
おいて、感光材料の未乾塗布層を乾燥させる際に初期乾
燥部分における該感光材料の性能や物理的特性等が定常
乾燥部分のそれらと異ならないように乾燥させることが
できる乾燥方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、感光材料の乾燥工程において
は、支持体(ベース)上に未乾塗布層を有する感光材料
(ウェブ)が乾燥工程の挿入部に設置された案内ロール
を介して乾燥工程内に挿入される。そして、ベース上の
未乾塗布層を乾燥させるための乾燥工程における作業と
しては、未乾塗布層から水分を蒸発させること(送風乾
燥作業)と、蒸発した水分を取り除くこと(除湿作業)
の2つに大別される。
【0003】送風乾燥作業を効果的に行うには、未乾塗
布層を有するウェブを所定温度および所定湿度の環境下
に置く必要がある。その際、乾燥工程への挿入初期から
ウェブを定常乾燥条件(例えば、温度が40℃で露点が
0℃の空気を送風する。)に置くと、加熱されたロール
表面の凹凸が感光材料表面のゼラチンの物性を損傷し、
それに伴うマークを感光材料に付着させる等のロールむ
らを発生させる虞がある。
【0004】この不具合に対して、初期乾燥条件を定常
乾燥条件より低く設定し、一定時間経過後に定常乾燥条
件に達するように調整する方法が従来行われていたが、
この方法ではウェブの先頭部分は定常乾燥条件と異なる
条件下で乾燥されることになり、乾燥遅れによる未乾部
分が生じ、該未乾部分がウェブ巻取部のアキュムレータ
などに転写すると云う問題を引き起こしていたばかり
か、該未乾部分自体が感光材料としての価値を失ってい
る場合が多く、製品のロスとなっていた。
【0005】本発明者らは、まず上記不具合の発生メカ
ニズムを解明した。すなわち、表面に未乾塗布層を有す
るウェブが複数回の乾燥プロセスからなるドライヤゾー
ンに突入する際に、各乾燥プロセスにおいて蒸発させる
水分量(△x)に見合った乾燥条件の空気が空調装置の
送風機を介して各ドライヤゾーンに予め供給されている
が、特に初期乾燥プロセスにおいてはウェブの先頭部分
にいきなり負荷が掛かるので、先頭部分の水分は一気に
蒸発し、初期ドライヤゾーン内の空気は潜熱を奪われて
温度が急激に低下し、一方、露点(DP)は水分の蒸発
によって急激に上昇する。このため、設定した乾燥条件
の中でドライバルブ(DB)による熱供給制御とウェッ
トバルブ(WB)による露点(DP)制御とがこの急激
な負荷変動に追従することができず、初期ドライヤゾー
ンにおける乾燥条件が安定復帰するまでに数十分を要す
る。この間に、先頭部分の感光材料にメルティングや光
沢不良(図4参照)などの塗布不良を招くと云うことが
分かったのである。
【0006】そこで、本発明者らは上記不具合発生のメ
カニズムに対する具体的対応策をもまた開発している
(特開昭62−124558公報参照)。この対応策に
よれば、送風乾燥のための熱源となる熱媒体(例えば、
温水)は、ドライヤゾーンから再び熱媒体供給手段へ戻
る熱媒体の循環経路内に設けられた予備加温手段で予め
加熱され、ドライバルブによる熱供給制御の応援がなさ
れるので、初期乾燥条件から定常乾燥条件へ移行する際
の急激な負荷変動に対して熱供給制御の追従が可能にな
る。言い換えれば、初期乾燥条件の温度から定常乾燥条
件の温度への立ち上がり時間を著しく短くすることがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記対応策で
は初期乾燥プロセスのドライヤゾーンにおける露点(D
P)の急上昇と云う問題が未解決のまま残されることに
なる。ドライヤゾーンの露点が急上昇すると、先頭部分
の感光材料表面にメルティングが起こり、感光材料に光
沢不良など種々の弊害が生じ、先頭部分のロスが避けら
れない。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、初期乾燥条件から
定常乾燥条件への移行時における送風空気の急激な露点
(DP)上昇を抑えることができる感光材料の乾燥方法
及びその装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1態様によれば、支持体上に未乾塗布層
を有する感光材料をドライヤゾーンに挿入し、除湿、冷
却、加熱ならびに加湿の各プロセスからなる空調プロセ
スを通して所定条件に調整された後に前記ドライヤゾー
ンに送り込まれる空気によって前記未乾塗布層を送風乾
燥する感光材料の乾燥方法であって、前記ドライヤゾー
ンでの初期乾燥プロセスにおいて、感光材料先頭部分の
未乾塗布層から蒸発する水分量に相当する水分量を予め
前記ドライヤゾーンの空気に付加することを特徴とする
感光材料の乾燥方法が提供される。
【0010】本発明の第2態様によれば、上記第1態様
に記載の前記水分量の予めの付加が前記空調プロセスの
加湿プロセスにおいてなされることを特徴とする感光材
料の乾燥方法が提供される。
【0011】本発明の第3態様によれば、支持体上に未
乾塗布層を有する感光材料をドライヤゾーンに挿入し、
除湿、冷却、加熱ならびに加湿の各プロセスからなる空
調プロセスによって所定条件に調整された後に前記ドラ
イヤゾーンに送り込まれる空気によって前記未乾塗布層
を送風乾燥する感光材料の乾燥方法であって、前記ドラ
イヤゾーンから回収された空気の露点を低下させるため
に、前記感光材料の先頭部分が前記ドライヤゾーンでの
初期乾燥プロセスに入る前に、前記除湿プロセスにおい
て前記回収空気を所定時間加熱することを特徴とする感
光材料の乾燥方法が提供される。
【0012】本発明の第4態様によれば、上記第3態様
に記載の回収空気の加熱が、除湿プロセス中の加熱に用
いられる加熱蒸気を供給するための加熱蒸気制御弁を開
放することによってなされることを特徴とする感光材料
の乾燥方法が提供される。
【0013】本発明の第5態様によれば、上記第4態様
に記載の加熱蒸気制御弁の開放が、感光材料の前記先頭
部分が前記初期乾燥プロセスに入る前の60〜120秒
の間なされることを特徴とする感光材料の乾燥方法が提
供される。
【0014】本発明の第6態様によれば、上記第4乃至
第5態様に記載の加熱蒸気制御弁の開放が、50〜10
0%の弁開度でなされることを特徴とする感光材料の乾
燥方法が提供される。
【0015】本発明の第7態様によれば、支持体上に未
乾塗布層を有する感光材料が挿入されるドライヤゾーン
と、冷却、加熱ならびに加湿の各手段を備える空調装置
と、前記ドライヤゾーンから回収された空気中の水分を
取り除くための除湿装置とを有し、該除湿装置と前記空
調装置とによって所定条件に調整された後に前記ドライ
ヤゾーンに送り込まれる空気によって前記未乾塗布層が
送風乾燥を受ける感光材料の乾燥装置であって、前記ド
ライヤゾーンでの初期乾燥プロセスにおいて、感光材料
先頭部分の未乾塗布層から蒸発する水分量に相当する水
分量を予め前記空気に付加する手段を含むことを特徴と
する感光材料の乾燥装置が提供される。
【0016】本発明の第8態様によれば、上記第7態様
に記載の前記水分量を予め付加する手段が前記空調装置
の加湿部に設置された先頭対策加湿スプレー装置である
ことを特徴とする感光材料の乾燥装置が提供される。
【0017】本発明の第9態様によれば、支持体上に未
乾塗布層を有する感光材料が挿入されるドライヤゾーン
と、冷却、加熱ならびに加湿の各手段を備える空調装置
と、前記ドライヤゾーンから回収された空気中の水分を
取り除くための除湿装置とを有し、該除湿装置と前記空
調装置とによって所定条件に調整された後に前記ドライ
ヤゾーンに送り込まれる空気によって前記未乾塗布層が
送風乾燥を受ける感光材料の乾燥装置であって、前記ド
ライヤゾーンから回収された空気の露点を低下させるた
めに、前記感光材料の先頭部分が前記ドライヤゾーンの
初期乾燥部に突入する前において、前記回収空気を加熱
する加熱手段が前記除湿装置に設けられていることを特
徴とする感光材料の乾燥装置が提供される。
【0018】本発明の第10態様によれば、上記第9態
様に記載の加熱手段が加熱蒸気によって加熱される加熱
部と、前記加熱蒸気の供給を制御するための加熱蒸気制
御弁とを含むことを特徴とする感光材料の乾燥装置が提
供される。
【0019】
【作用】ウェブの先頭部分が、所定量の水分(Δxkg
/kg)蒸発を行うための条件を整えたドライヤゾーン
にいきなり突入すると、蒸発水分Δxによって該ドライ
ヤゾーンにおける露点(DP)が急上昇し、急激な負荷
変動がウェブの先頭部分に作用することになる。この急
激な負荷変動がウェブの先頭部に悪影響を及ぼすことは
先に述べたとうりであるが、ドライヤゾーンにおけるこ
の急激な負荷変動を抑えるために、ウェブの先頭部分が
突入する前に、蒸発水分量(Δx)に見合った水分量だ
けドライヤゾーンを予め加湿しておく。
【0020】また、ドライヤゾーンから回収された空気
中に含まれている水分を取り除くために、除湿装置にお
いて該回収空気を加熱して空気の露点を所定値まで下げ
るようにし、空調機における送風空気の露点制御を応援
する。この加熱には加熱蒸気が用いられる。
【0021】
【実施例】以下、添付の図面に示した幾つかの好ましい
実施例に関連して本発明をさらに詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の第1実施例を示すブロック
図であり、ドライヤゾーンDZにおける所定の乾燥雰囲
気を作る空気の循環経路を示している。一つ前のサイク
ルに用いられた空気は除湿装置9に通されて水分が取り
除かれた後、供給管路1aを介して送風機2へ供給され
る。続いて、送風機2から送風管路1bを介して送られ
てくる空気は所定の乾燥条件が与えられるように冷却部
3、加熱部4、加湿部5を備える空調機ACに通され、
出口管路1cを介してドライヤゾーンDZ内の1つの乾
燥室(初期乾燥室)6へ送り込まれる。なお、ドライヤ
ゾーン内の符号7および8はそれぞれ別の乾燥室を示し
ており、これらの乾燥室にも除湿器および空調装置を備
えた空気循環系路(図示せず)がそれぞれ設けられてい
ることは言うまでもない。従って、未乾塗布層を有する
ウェブWはドライヤゾーンDZ内の乾燥室6乃至8に順
次送り込まれて所定の乾燥プロセスを受ける。また符号
1dはドライヤゾーンDZと除湿装置9との間に接続さ
れた空気回収管路である。
【0023】図1に示されるように、本発明の第1実施
例は、加湿部5に設けられた通常の加湿スプレー装置1
0のほかに先頭対策スプレー装置11が新たに設けられ
たことを特徴としている。この先頭対策スプレー装置1
1は、加湿スプレー装置10と同様に、図示しない蒸気
発生源から供給される蒸気をスプレーユニット11aを
介して加湿部5の内部に噴霧するように構成されてい
る。符号11bは蒸気の噴霧を制御する制御弁である。
【0024】続いて、第1実施例の作用を説明する。
【0025】表面に未乾塗布層を有するウェブWの先頭
部分が、空調機ACによって所定の乾燥プロセスを行う
(所定量の水分Δx(kg/kg)を蒸発させる)ため
の条件を整えさせられた空気で満たされたドライヤゾー
ンDZの初期乾燥室6にいきなり突入すると、露点(D
P)が急上昇して急激な負荷変動がウェブWの先頭部分
に作用することになる。
【0026】そこで、ウェブWの切替時などの乾燥プロ
セス実施前に、制御弁11aを操作して先頭対策スプレ
ー装置11を介して加湿部5内に蒸気を噴霧し、初期乾
燥室6内に送り込まれる空気に初期乾燥室6内での蒸発
水分量Δxに見合う余分の水分量を予め付加しておく。
【0027】これによって、ウェブWの先頭部分が初期
乾燥室6内に突入した時、予め付加された水分量Δxの
存在によって露点の急上昇が抑えられるので、ウェブW
上の未乾塗布層に急激な負荷変動が作用しなくなる。従
って、定常の乾燥条件にスムーズに移行することがで
き、ウェブWの先頭部分にメルティングなどの支障が全
く起こり得ない。
【0028】ところで、感光材料にはフィルムを支持体
とした写真感光材料のほかに紙の表面に写真乳剤を塗布
したものがある。このような紙製感光材料の乾燥に際し
ては、フィルム以上に蒸発水分量が多量になるので、送
風空気における露点(DP)変化も大きくなる。例え
ば、通常ドライヤゾーンDZに送り込まれる空調機出口
の空気の露点(DP)は−5℃以下であるが、紙製感光
材料の乾燥に用いられた後、回収管路を介して除湿装置
に入る空気の露点は約17〜22℃になっている。一
方、乾燥プロセスにおける送風空気の1サイクルは1時
間当たり30回前後であり、ターボ冷凍機と除湿器とを
組み合わせた通常の除湿装置では回収空気中の水分を取
り除くことができない。ましてや、上記短時間サイクル
では、このように湿り気の多い空気を空調機ACにおい
て所定の乾燥条件に調整することは不可能であり、空調
機ACの出口における空気の露点(DP)は設定条件を
大きく逸脱したものとなる。
【0029】この問題を解消するために発明された乾燥
方法とそれを実施する装置とが図2に示される第2実施
例である。図2において、図1に示された第1実施例と
同一機能を有する各要素は同じ符号で示されており、重
複を避けるためにそれらの詳細な説明は省略する。
【0030】この第2実施例においては、除湿装置9に
加熱部9aが設けられている。これによって、ウェブの
先頭部分が初期乾燥室6に入る前に、加熱蒸気制御弁9
bを所定時間(約60〜120秒)50〜100%開
き、回収された空気中の水分を熱によって取り除くよう
にしたものである。
【0031】図3には本発明の実施例によって得られた
感光材料の先頭部分における光沢の割合が示されてお
り、従来ではメルティングなどで品質低下を生じていた
350〜1400mの範囲における部分の光沢が他の部
分と全く変わらない数値になっており、感光材料になん
らの不良部分が発生してないことがわかる。
【0032】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、未乾塗布層が施されたウェブの先頭部分が突入
するドライヤゾーンの初期乾燥室における露点(DP)
の急上昇による急激な負荷変動が抑制されると共に、空
調機の働きだけでは追従し得ない送風空気中の露点(D
P)の制御を除湿装置においても応援するようにしたの
で、ウェブの先頭部分における感光材料になんらの不良
部分を発生させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック線図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例を示すブロック線図であ
る。
【図3】本発明の実施例によるウェブ先頭部分の光沢を
示すグラフである。
【図4】従来例によるウェブ先頭部分の光沢を示すグラ
フ打ある。
【符号の説明】
1a 供給管路 1b 送風管路 1c 出口管路 1d 回収管路 2 送風機 3 冷却部 4 加熱部 5 加湿部 6 初期乾燥室 7,8 乾燥室 9 除湿装置 9a 加熱部 9b 加熱蒸気制御弁 10 加湿スプレー装置 11 先頭対策スプレー装置 11a 制御弁 11b スプレーユニット AC 空調機 DZ ドライヤゾーン W ウェブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平林 丈人 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に未乾塗布層を有する感光材料
    をドライヤゾーンに挿入し、除湿、冷却、加熱ならびに
    加湿の各プロセスからなる空調プロセスによって所定条
    件に調整された後に前記ドライヤゾーンに送り込まれる
    空気によって前記未乾塗布層を送風乾燥する感光材料の
    乾燥方法であって、前記ドライヤゾーンでの初期乾燥プ
    ロセスにおいて、感光材料先頭部分の未乾塗布層から蒸
    発する水分量に相当する水分量を予め前記ドライヤゾー
    ンの空気に付加することを特徴とする感光材料の乾燥方
    法。
  2. 【請求項2】 前記水分量の予めの付加が前記空調プロ
    セスの加湿プロセスにおいてなされることを特徴とする
    請求項1に記載の感光材料の乾燥方法。
  3. 【請求項3】 支持体上に未乾塗布層を有する感光材料
    をドライヤゾーンに挿入し、除湿、冷却、加熱ならびに
    加湿の各プロセスからなる空調プロセスによって所定条
    件に調整された後に前記ドライヤゾーンに送り込まれる
    空気によって前記未乾塗布層を送風乾燥する感光材料の
    乾燥方法であって、前記ドライヤゾーンから回収された
    空気の露点を低下させるために、感光材料の先頭部分が
    前記ドライヤゾーンでの初期乾燥プロセスに入る前に、
    前記除湿プロセスにおいて前記回収空気を所定時間加熱
    することを特徴とする感光材料の乾燥方法。
  4. 【請求項4】 前記回収空気の加熱が、除湿プロセス中
    の加熱に用いられる加熱蒸気を供給するための加熱蒸気
    制御弁を開放することによってなされることを特徴とす
    る請求項3に記載の感光材料の乾燥方法。
  5. 【請求項5】 前記加熱蒸気制御弁の開放が、感光材料
    の前記先頭部分が前記初期乾燥プロセスに入る前の60
    〜120秒の間なされることを特徴とする請求項4に記
    載の感光材料の乾燥方法。
  6. 【請求項6】 前記加熱蒸気制御弁の開放が、50〜1
    00%の弁開度でなされることを特徴とする請求項4乃
    至5項のいずれかに記載の感光材料の乾燥方法。
  7. 【請求項7】 支持体上に未乾塗布層を有する感光材料
    が挿入されるドライヤゾーンと、冷却、加熱ならびに加
    湿の各手段を備える空調装置と、前記ドライヤゾーンか
    ら回収された空気中の水分を取り除くための除湿装置と
    を有し、該除湿装置と前記空調装置とによって所定条件
    に調整された後に前記ドライヤゾーンに送り込まれる空
    気によって前記未乾塗布層が送風乾燥を受ける感光材料
    の乾燥装置であって、前記ドライヤゾーンでの初期乾燥
    プロセスにおいて、感光材料先頭部分の未乾塗布層から
    蒸発する水分量に相当する水分量を予め前記空気に付加
    する手段を含むことを特徴とする感光材料の乾燥装置。
  8. 【請求項8】 前記水分量を予め付加する手段が前記空
    調装置の加湿部に設置された先頭対策加湿スプレー装置
    であることを特徴とする請求項7に記載の感光材料の乾
    燥装置。
  9. 【請求項9】 支持体上に未乾塗布層を有する感光材料
    が挿入されるドライヤゾーンと、冷却、加熱ならびに加
    湿の各手段を備える空調装置と、前記ドライヤゾーンか
    ら回収された空気中の水分を取り除くための除湿装置と
    を有し、該除湿装置と前記空調装置とによって所定条件
    に調整された後に前記ドライヤゾーンに送り込まれる空
    気によって前記未乾塗布層が送風乾燥を受ける感光材料
    の乾燥装置であって、前記ドライヤゾーンから回収され
    た空気の露点を低下させるために、感光材料の先頭部分
    が前記ドライヤゾーンの初期乾燥部に突入する前におい
    て、前記回収空気を加熱する加熱手段が前記除湿装置に
    設けられていることを特徴とする感光材料の乾燥装置。
  10. 【請求項10】 前記加熱手段が加熱蒸気によって加熱
    される加熱部と、前記加熱蒸気の供給を制御するための
    加熱蒸気制御弁とを含むことを特徴とする請求項9に記
    載の感光材料の乾燥装置。
JP9079694A 1994-04-28 1994-04-28 感光材料の乾燥方法及び装置 Withdrawn JPH07289971A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6332279B1 (en) 1999-11-22 2001-12-25 Fuji Photo Film Co., Ltd. Drying device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6332279B1 (en) 1999-11-22 2001-12-25 Fuji Photo Film Co., Ltd. Drying device

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