JP2003106766A - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JP2003106766A
JP2003106766A JP2001305320A JP2001305320A JP2003106766A JP 2003106766 A JP2003106766 A JP 2003106766A JP 2001305320 A JP2001305320 A JP 2001305320A JP 2001305320 A JP2001305320 A JP 2001305320A JP 2003106766 A JP2003106766 A JP 2003106766A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内室構成体の風量を容易に略一定にすること
ができると共に、乾燥対象物の乾燥状態に合わせて乾燥
能力を容易に変更することができる乾燥装置を提供す
る。 【解決手段】 略箱体状の本体2の内壁部と内室構成体
3の外壁部との間には、上側通風路5A、左側通風路5
B、及び右側通風路5Cが形成され、内室構成体3の左
右の側面には、左側通風路5B又は右側通風路5Cと連
通する複数の各空気孔3Aが穿設されて、空気循環路R
が構成されている。また、上側通風路5Aの内室構成体
3の天井部に対向する部分は、仕切り部材6によって上
側送風ダクト7と下側送風ダクト8との上下2空間に仕
切られている。また、上側送風ダクト7内には、除湿用
送風機10と該除湿用送風機10の下流側に冷却器11
とが取り付けられ、下側送風ダクト8内には、調整用送
風機12が取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾燥装置内に設け
られる内室構成体に通風する空気循環路中に送風機と空
気を調整する空調手段とが配置される乾燥装置に関し、
特に、通風路の所定箇所を空気の循環方向に沿って複数
の通風路に仕切り、この複数の通風路の一の通風路に第
1送風機と空調手段の冷却装置を配置し、該複数の通風
路の他の通風路に第2送風機を配置して、第1送風機と
第2送風機との送風量を制御することによって、内室構
成体の風量を略一定にすることができる乾燥装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、本体内に設けられる内室構成
体内に通風する空気循環路中に空気を調整する空調手段
と送風機とが配置される乾燥装置について種々提案され
ている。例えば、特開平5−268825号公報に記載
された空調式処理設備では、乾燥又は貯蔵の対象物を貯
留する貯留室に通風する空気の循環路中に、送風ファン
が設けられ、前記循環路中の空気を調整するヒートポン
プ式の空調手段が設けられたものであって、前記送風フ
ァンが通風方向を反転自在に構成され、前記循環路中
に、両端が開口した筒状ケースが前記循環路を横切る姿
勢で配設され、前記空調手段の空気調整用の熱交換器、
及び、それに対して通風するファンが、前記筒状ケース
内に前記循環路を横切る方向に並べて設けられて構成さ
れている。
【0003】これにより、送風ファンによる通風方向を
反転させても、筒状ケース内の通風方向は、筒状ケース
内に設けられたファンの回転方向によって定まる一定方
向である。送風ファンによって循環路を通って貯留室に
通風される空気の一部は、循環路を横切る姿勢で配設さ
れた筒状ケース内を、循環路を横切る一定方向に通風さ
れて熱交換器を通過し、除湿等一定の空調が行われる。
従って、貯留室への通風方向を反転させるための余分な
通風路やダクトは不要である。また、熱交換器を通過し
て空調が行われた空気は、熱交換器を通過しなかった空
気と混ぜ合わされて貯留室に通風されることになる。例
えば、熱交換器が蒸発器であって、空気を冷却、除湿す
る場合、熱交換器の冷却能力が小さいにもかかわらず大
量の空気が熱交換器を通過すると、温度が露点まで下が
らないために除湿されない現象が発生するが、上記構造
によれば、循環空気の一部が筒状ケース内のファンによ
って定まる一定の風速で熱交換器を通過するので、かか
る現象が発生するおそれもない。従って、デッドスペー
スが小さく且つ簡単な構造で、熱交換器を通過する空気
の通風方向を一定に維持しながら貯留室への通風方向を
反転できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平5−268825号公報に記載された空調式処
理設備においては、筒状ケースは循環路を横切る姿勢で
配設され、循環空気の一部が筒状ケース内のファンによ
って定まる一定の風速で熱交換器を通過するため、貯留
室の乾燥対象物の乾燥状態に合わせて送風ファンの送風
量を変える必要があり、貯留室の風量が一定せず、乾燥
能力が変動するという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、通風路の所定箇所を空
気の循環方向に沿って複数の通風路に仕切り、この複数
の通風路の一の通風路に第1送風機と空調手段の冷却装
置を配置し、該複数の通風路の他の通風路に第2送風機
を配置して、第1送風機と第2送風機との送風量を制御
することによって、内室構成体の風量を容易に略一定に
することができると共に、乾燥対象物の乾燥状態に合わ
せて乾燥能力を容易に変更することができる乾燥装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る乾燥装置は、本体内に設けられる内
室構成体と、前記内室構成体の外壁部と本体の内壁部と
の間に形成される通風路と、前記内室構成体の左右側壁
部に形成される空気孔と、前記通風路に配設されて空気
を調整する空調手段と、前記通風路に配置される送風機
とを備え、前記通風路と空気孔とによって空気循環路が
形成される乾燥装置において、前記通風路の所定箇所を
空気の循環方向に沿って複数の送風ダクトに仕切る仕切
り部材を備え、前記送風機は、前記複数の送風ダクトの
うちの少なくとも一の第1送風ダクト内に配置される第
1送風機と、他の送風ダクトのうちの少なくとも一の第
2送風ダクト内に配置される第2送風機とを有し、前記
空調手段は、空気を冷却する冷却手段と、空気を加熱す
る加熱手段とを有し、前記冷却手段は、前記第1送風ダ
クト内に限り配置されると共に、前記加熱手段は、前記
複数の送風ダクトよりも下流側の通風路内に配置される
ことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に係る乾燥装置は、請求項
1に記載の乾燥装置において、前記空気循環路の所定箇
所に設けられて空気の湿度を検知する湿度検知手段と、
前記湿度検知手段によって検知される湿度検出値に基づ
いて前記第1送風機と第2送風機との各々の送風量を制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】更に、請求項3に係る乾燥装置は、請求項
2に記載の乾燥装置において、前記制御手段は、前記内
室構成体内の風量が略一定になるように前記第1送風機
と第2送風機の各々の送風量を制御することを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る乾燥装置につ
いて具体化した一実施形態を図面に基づいて詳細に説明
する。先ず、本実施形態に係る乾燥装置の概略構成につ
いて図1に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る
乾燥装置の概略構成を示す側断面図である。
【0010】図1に示すように、本実施形態に係る乾燥
装置1は、略箱体状の本体2の内側に内室構成体3が設
けられている。この内室構成体3は、乾燥対象物(魚な
ど)を貯留して乾燥する乾燥室に相当し、該乾燥対象物
を載置した棚台車4を収納する。また、この内室構成体
3の外壁部と本体2の内壁部との間には、上側通風路5
A、左側通風路5B、及び右側通風路5Cが形成され、
内室構成体3の左右の側面には、左側通風路5B又は右
側通風路5Cと連通する複数の各空気孔3Aが穿設され
ている。
【0011】また、上側通風路5Aの内室構成体3の天
井部に対向する部分には、高さ方向(図1中、上下方
向)の略中央部の前後方向(図1中、紙面に垂直方向)
の全幅に渡って平板状の仕切り部材6が略水平に配置さ
れている。これによって上側通風路5Aの内室構成体3
の天井部に対向する部分は、高さ方向(図1中、上下方
向)に上下2空間に仕切られて、上側送風ダクト7と下
側送風ダクト8が形成されている。
【0012】また、上側送風ダクト7内には、除湿用送
風機10と、この除湿用送風機10の下流側に冷却器1
1とが取り付けられている。冷却器11は、上流側側面
部に空気吸込口11Aを有し、下流側側面部に空気吹出
口11Bを有して、該冷却器11内を流れる空気を不図
示の冷凍ユニット等を介して冷却して除湿する機能を有
する。一方、下側送風ダクト8内には、調整用送風機1
2が取り付けられている。従って、右側通風路5C、各
送風ダクト7、8、上側通風路5A、左側通風路5Bに
よって、内室構成体3内に通風する空気の循環路R(各
矢印R1、R2、R3、R4、R5)が形成される。
【0013】また、仕切り部材6の下流側端縁部よりも
下流側の上側通風路5A内には、複数の筒状の加熱ヒー
タ13が、前後方向(図1中、紙面に垂直方向)に配置
されている。そして、各送風ダクト7、8から吹き出さ
れた空気は、この各加熱ヒータ13間を通過して所定温
度まで加熱される。また、各加熱ヒータ13よりも下流
側の左側通風路5Bの上流部には、湿度センサ15と温
度センサ16とが本体2の内側側壁部に取り付けられて
いる。この湿度センサ15と温度センサ16とによっ
て、後述のように、内室構成体3内に流れ込む空気の温
・湿度が測定される。
【0014】次に、上記のように構成される乾燥装置1
の制御系の概略構成について図2に基づいて説明する。
図2は本実施形態に係る乾燥装置1の制御系の概略構成
を示すブロック図である。図2に示すように、乾燥装置
1の全体の制御を司る制御装置20は、CPU21、R
OM22、RAM23及び通信用インターフェース(I
/F)24を有するマイクロコンピュータと、そのマイ
クロコンピュータにデータバス等のバスを介して接続さ
れた入力インターフェース(図示略)及び出力インター
フェース(図示略)とから構成されている。この通信用
I/F24にはパーソナルコンピュータ等の外部電子機
器が接続され、外部のパーソナルコンピュータ等と温・
湿度制御データを送受信できるようになっている。
【0015】また、乾燥装置1には、除湿用送風機12
の駆動回路26、調整用送風機12の駆動回路27、及
び各加熱ヒータ13の駆動回路28等が設けられ、制御
装置20に接続されている。また、制御装置20には、
左側通風路5B内の空気の湿度を測定する湿度センサ1
5、左側通風路5B内の空気の温度を測定する温度セン
サ16、時間を計測して時間情報をCPU21に出力す
るタイマ30、及び運転の開始・停止や種々の指令を指
示するための複数のスイッチが設けられると共に、ディ
スプレイ31を備えた操作パネル32が各々接続されて
いる。
【0016】また、ROM22には、湿度センサ15と
温度センサ16からの検出信号に基づいて、除湿用送風
機10、調整用送風機12及び各加熱ヒータ13を駆動
制御する後述の制御プログラム等が格納されている。ま
た、RAM23には、操作パネルから入力された指令デ
ータや各センサ15、16の検出値等が一時記憶され
る。
【0017】次に、上記のように構成される乾燥装置1
の内室構成体3内の風量制御処理について図3に基づい
て説明する。図3は本実施形態に係る乾燥装置1の内室
構成体3内の風量制御処理の一例を示すフローチャート
である。先ず、図3に示されるように、ステップ(以
下、Sと略記する)1において、CPU21は、操作パ
ネル32を介して入力される内室構成体3内の設定温度
と設定湿度との各データをRAM23に記憶する。
【0018】続いて、操作パネル32の運転開始ボタン
が押されると、S2において、CPU21は、除湿用送
風機10と調整用送風機12との送風量がほぼ同じにな
るように(例えば、各送風機10、12の送風量が、夫
々1.0m3/minになるように)、各駆動回路2
6、27を介して各送風機10、12を駆動する。ま
た、各加熱ヒータ13を駆動回路28を介して初期設定
電圧(例えば、交流100ボルト)で加熱駆動する。従
って、内室構成体3内の風量は、除湿用送風機10と調
整用送風機12との送風量の合計送風量となる(例え
ば、各送風機10、12の合計送風量の2.0m3/m
inとなる。)。そして、CPU21は、湿度センサ1
5と温度センサ16との各検出信号に基づいて、左側通
風路5Bを流れる空気の湿度と温度とを検出して、RA
M23に記憶する。
【0019】そして、S3において、CPU21は、R
AM23から設定湿度データと測定湿度データとを読み
出して比較し、設定湿度データが測定湿度データよりも
高い場合は、除湿用送風機10の送風量をROM22に
予め記憶される所定送風量(例えば、0.1m3/mi
n)だけ減少させた送風量に決定し、調整用送風機12
の送風量をROM22に予め記憶される所定送風量(例
えば、0.1m3/min)だけ増加させた送風量に決
定して、各送風機10、12の送風量としてRAM23
に記憶する。(例えば、除湿用送風機10の送風量を
0.9m3/min、調整用送風機12の送風量を1.
1m3/minとしてRAM23に記憶する。)従っ
て、各送風機10、12の合計送風量は一定である(例
えば、合計送風量は2.0m3/minで一定であ
る。)。一方、設定湿度データが測定湿度データよりも
低い場合は、除湿用送風機10の送風量をROM22に
予め記憶される所定送風量(例えば、0.1m3/mi
n)だけ増加させた送風量に決定し、調整用送風機12
の送風量をROM22に予め記憶される所定送風量(例
えば、0.1m3/min)だけ減少させた送風量に決
定して、各送風機10、12の送風量としてRAM23
に記憶する。(例えば、除湿用送風機10の送風量を
1.1m3/min、調整用送風機12の送風量を0.
9m3/minとしてRAM23に記憶する。)従っ
て、各送風機10、12の合計送風量は一定である(例
えば、合計送風量は2.0m3/minで一定であ
る。)。
【0020】次に、S4において、CPU21は、RA
M23から各送風機10、12の決定された送風量を読
み出して、各駆動回路26、27を介して各送風機1
0、12の送風量が該決定された送風量になるように駆
動制御する。
【0021】また、S5において、CPU21は、RA
M23から設定温度データと測定温度データとを読み出
して比較し、設定温度データが測定温度データよりも高
い場合は、駆動回路28を介して各加熱ヒータ13の駆
動電圧をROM22に予め記憶される所定電圧(例え
ば、交流5ボルト)だけ増加させて各加熱ヒータ13の
熱容量を所定量増加させる。一方、RAM23から設定
温度データと測定温度データとを読み出して比較し、設
定温度データが測定温度データよりも低い場合は、駆動
回路28を介して各加熱ヒータ13の駆動電圧をROM
22に予め記憶される所定電圧(例えば、交流5ボル
ト)だけ減少させて各加熱ヒータ13の熱容量を所定量
減少させる。
【0022】続いて、S6において、操作パネル32を
介して、内室構成体3内の設定温度と設定湿度とが変更
された否かを判定する判定処理を実行する。そして、内
室構成体3内の設定温度と設定湿度とが変更された場合
は(S6:YES)、再度S1以降の処理を実行する。
【0023】一方、内室構成体3内の設定温度と設定湿
度とが変更されていない場合は(S6:NO)、S7に
おいて、操作パネル32の運転停止ボタンが押されたか
否かを判定する判定処理を実行する。そして、操作パネ
ル32の運転停止ボタンが押されていない場合には(S
7:NO)、タイマ30からの時間情報に基づいて、所
定時間経過後(例えば、3分経過後)、再度、S2以降
の処理を実行する。
【0024】また、S7において、操作パネル32の運
転停止ボタンが押された場合には(S7:YES)、S
8において、各送風機10、12、各加熱ヒータ13、
及び冷却器11を停止して処理を終了する。
【0025】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
乾燥装置1は、略箱体状の本体2の内壁部と内室構成体
3の外壁部との間には、上側通風路5A、左側通風路5
B、及び右側通風路5Cが形成され、内室構成体3の左
右の側面には、左側通風路5B又は右側通風路5Cと連
通する複数の各空気孔3Aが穿設されて、空気循環路R
が構成されている。また、上側通風路5Aの内室構成体
3の天井部に対向する部分は、仕切り部材6によって上
側送風ダクト7と下側送風ダクト8との上下2空間に仕
切られている。また、上側送風ダクト7内には、除湿用
送風機10と該除湿用送風機10の下流側に冷却器11
とが取り付けられ、下側送風ダクト8内には、調整用送
風機12が取り付けられている。更に、仕切り部材6の
下流側端縁部よりも下流側の上側通風路5A内には、複
数の筒状の加熱ヒータ13が設けられ、該加熱ヒータ1
3よりも下流側の左側通風路5B内には、湿度センサ1
5と温度センサ16とが設けられている。そして、乾燥
装置1の内室構成体3内の風量調整制御は、先ず、操作
パネル32によって内室構成体3の設定温・湿度が入力
され、操作パネル32の運転開始ボタンが押されると、
除湿用送風機10と調整用送風機12との送風量がほぼ
同じになるように駆動されて、湿度センサ15と温度セ
ンサ16とを介して左側通風路5Bを流れる空気の湿度
と温度とが検出される(S1、S2)。続いて、計測さ
れた温・湿度が設定温・湿度と異なる場合は、各送風機
10、12の送風量の合計が一定になるように、各々の
送風量を所定量増減すると共に、各加熱ヒータ13の駆
動電圧を所定電圧だけ増減する(S4、S5)。そし
て、設定温・湿度の変更がなく、且つ、運転停止ボタン
が押されていない場合は(S6:NO、S7:NO)、
再度、S2以降の処理を所定時間毎に繰り返す。一方、
設定温・湿度の変更がある場合は(S6:YES)、再
度、S1以降の処理を実行し、運転停止ボタンが押され
た場合は(S7:YES)、各送風機10、12、各加
熱ヒータ13、及び冷却器11の駆動を停止して処理を
終了する。
【0026】従って、内室構成体3内の乾燥対象物の乾
燥状態に合わせて除湿量を増やす場合は、制御装置20
を介して除湿用送風機10の送風量を所定量多くして調
整用送風機12の送風量を所定量少なくし、一方、除湿
量を減少させる場合は、制御装置20を介して除湿用送
風機10の送風量を所定量少なくして調整用送風機12
の送風量を所定量多くすることすることによって、内室
構成体3内の風量を略一定に保持しつつ、空気の乾燥度
を変更することができるため、内室構成体3内の乾燥対
象物の乾燥状態に合わせて乾燥能力をより容易に変更し
てほぼ一定化することができる。また、温度センサ16
によって空気の温度を検出しつつ、各加熱ヒータ13を
駆動制御するため、除湿用送風機10と調整用送風機1
2との送風量の変化に応じて、内室構成体3内の空気温
度を容易に設定温度に保持することができ、内室構成体
3内の乾燥対象物の乾燥状態に合わせて乾燥能力を更に
容易に変更してほぼ一定化することができる。
【0027】尚、本発明は前記実施形態に限定されるこ
とはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。例えば、前記
実施形態では、上側通風路5Aの内室構成体3の天井部
に対向する部分は、仕切り部材6によって上側送風ダク
ト7と下側送風ダクト8との上下2空間に仕切られてい
るが、内室構成体3の天井部の前後方向(図1中、紙面
に垂直方向)の略中央部分に内室構成体3の天井面から
本体2の内壁面に達する略平板状の仕切り部材を空気の
循環方向に沿って該内室構成体3の天井面に立設するこ
とにより、上側通風路5Aの内室構成体3の天井部に対
向する部分を前後方向2空間(図1中、紙面に垂直方向
2空間)に仕切るようにして、一方の空間に除湿用送風
機10とこの除湿用送風機10の下流側に冷却器11と
を設け、他方の空間に調整用送風機12を設ける構成に
してもよい。これにより、上側通風路5Aの内室構成体
3の天井部に対向する部分をほぼ等しい大きさの2空間
に仕切る仕切り部材の大きさが小さくなるため、仕切り
部材の取り付け作業の効率化を図ることができると共
に、製造コストの削減化を図ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1に係る乾燥装
置では、第1送風ダクト内の第1送風機の送風量を増減
させることによって、通風路内供給される空気の乾燥度
が増減させられる。また、通風路内には、第1送風機と
第2送風機との合計送風量が送出される。また、第1送
風ダクト及び第2送風ダクトの下流側の通風路内の空気
は、加熱手段によって所定温度に加熱されて内室構成体
内に送出される。これにより、内室構成体内の乾燥対象
物の乾燥状態に合わせて除湿量を増やす場合は、第1送
風機の送風量を多くすると共に第2送風機の送風量を減
少させ、一方、除湿量を減少させる場合は、第1送風機
の送風量を少なくすると共に第2送風機の送風量を多く
することによって、内室構成体内の乾燥能力を変更する
ことができるため、内室構成体内の乾燥対象物の乾燥状
態に合わせて、この内室構成体の風量及び乾燥能力を容
易に変更することができる乾燥装置を提供することがで
きる。
【0029】また、請求項2に係る乾燥装置では、請求
項1に記載の乾燥装置において、空気循環路の所定箇所
に設けられる湿度検知手段を介して、内室構成体内に送
出される空気の湿度が検出される。そして、この湿度検
出値に基づいて、内室構成体内の除湿量を増やす場合
は、制御手段を介して第1送風機の送風量を多くすると
共に第2送風機の送風量を減少させ、一方、内室構成体
内の除湿量を減少させる場合は、制御手段を介して第1
送風機の送風量を少なくすると共に第2送風機の送風量
を多くすることができるため、内室構成体内の乾燥対象
物の乾燥状態に合わせて内室構成体の乾燥能力をより容
易に変更することができる乾燥装置を提供することがで
きる。
【0030】更に、請求項3に係る乾燥装置では、請求
項2に記載の乾燥装置において、内室構成体内の乾燥対
象物の乾燥状態に合わせて除湿量を増やす場合は、制御
手段を介して第1送風機の送風量を所定量多くして第2
送風機の送風量を所定量少なくし、一方、除湿量を減少
させる場合は、制御手段を介して第1送風機の送風量を
所定量少なくして第2送風機の送風量を所定量多くする
ことすることによって、内室構成体内の風量が略一定に
保持されるため、内室構成体内の乾燥対象物の乾燥状態
に合わせて乾燥能力をより容易に変更してほぼ一定化す
ることができる乾燥装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る乾燥装置の概略構成を示す側
断面図である。
【図2】本実施形態に係る乾燥装置の制御系の概略構成
を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係る乾燥装置の内室構成体内の風
量制御処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 乾燥装置 2 本体 3 内室構成体 3A 空気孔 5A 上側通風路 5B 左側通風路 5C 右側通風路 6 仕切り部材 7 上側送風ダクト 8 下側送風ダクト 10 除湿用送風機 11 冷却器 12 調整用送風機 13 加熱ヒータ 15 湿度センサ 16 温度センサ 20 制御装置 R 空気循環路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 3/04 F26B 3/04 // A23B 4/03 A23B 4/04 502 Fターム(参考) 3L060 CC01 CC06 EE23 EE26 3L061 BE02 BF01 BF05 3L113 AA01 AB02 AC08 AC21 AC52 AC54 AC55 AC64 AC73 AC74 BA17 CA08 CA09 CB24 DA11 DA24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に設けられる内室構成体と、前記
    内室構成体の外壁部と本体の内壁部との間に形成される
    通風路と、前記内室構成体の左右側壁部に形成される空
    気孔と、前記通風路に配設されて空気を調整する空調手
    段と、前記通風路に配置される送風機とを備え、前記通
    風路と空気孔とによって空気循環路が形成される乾燥装
    置において、 前記通風路の所定箇所を空気の循環方向に沿って複数の
    送風ダクトに仕切る仕切り部材を備え、 前記送風機は、前記複数の送風ダクトのうちの少なくと
    も一の第1送風ダクト内に配置される第1送風機と、 他の送風ダクトのうちの少なくとも一の第2送風ダクト
    内に配置される第2送風機とを有し、 前記空調手段は、空気を冷却する冷却手段と、 空気を加熱する加熱手段とを有し、 前記冷却手段は、前記第1送風ダクト内に限り配置され
    ると共に、前記加熱手段は、前記複数の送風ダクトより
    も下流側の通風路内に配置されることを特徴とする乾燥
    装置。
  2. 【請求項2】 前記空気循環路の所定箇所に設けられて
    空気の湿度を検知する湿度検知手段と、 前記湿度検知手段によって検知される湿度検出値に基づ
    いて前記第1送風機と第2送風機との各々の送風量を制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記内室構成体内の風
    量がほぼ一定になるように前記第1送風機と第2送風機
    の各々の送風量を制御することを特徴とする請求項2に
    記載の乾燥装置。
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