JP2001147480A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2001147480A
JP2001147480A JP32760699A JP32760699A JP2001147480A JP 2001147480 A JP2001147480 A JP 2001147480A JP 32760699 A JP32760699 A JP 32760699A JP 32760699 A JP32760699 A JP 32760699A JP 2001147480 A JP2001147480 A JP 2001147480A
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camera
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Takayuki Tsuboi
孝之 坪井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの再生エラーを低くしながら、磁気記
録可能な情報量を増やすことを可能にする。 【解決手段】 磁気記録部付フィルムにデータを磁気ヘ
ッドにより磁気記録するカメラにおいて、同一駒へ同じ
データを複数回記録する際に、記録すべきデータ量に応
じて繰り返し記録する回数を変更する(Dc1〜Dc3、D
b1〜Db2、またはDb1〜Db4)記録制御手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムの磁気記
録部へ情報の記録を行う磁気ヘッドを備えたカメラの改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影に関する情報(例えば、撮影
モード,プリント枚数,シャッタスピード,絞り値等)
をフィルムに設けられている磁気記録部に記録すること
のできるカメラが、米国特許第4864332号等で提
案されている。これにより、磁気記録が行われたフィル
ムは、現像機によって磁気記録部から各種の磁気情報が
再生され、これに従って写真のプリントが行われる。
【0003】また、特開平4−3037号では、上記の
ように磁気記録が行われるフィルムの再生時の誤り確率
を減らすために、例えば同一駒に撮影日付情報等の同じ
情報を複数回記録する提案が行われている。さらに、特
開平8−179420号では、同じ情報を複数回磁気記
録する際に、磁気記録可能な情報量を増やす為に、情報
量に応じて記録密度を変更する提案が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平4−3037号では、日付情報等の同じ情報を複数
回記録するために、フィルムの限られた磁気記録部に磁
気記録可能な情報量が少なくなってしまうという問題が
ある。また、その解決策の一つとしての特開平8−17
9420号では、記録密度が高いため、読み取りの誤り
確率が高くなってしまうという問題がある。
【0005】(発明の目的)本発明の第1の目的は、デ
ータの再生エラーを低くしながら、磁気記録可能な情報
量を増やすことのできるカメラを提供しようとするもの
である。
【0006】本発明の第2の目的は、データの再生処理
を容易にすることのできるカメラを提供しようとするも
のである。
【0007】本発明の第3の目的は、データの記録及び
再生のエラーを低減させることのできるカメラを提供し
ようとするものである。
【0008】本発明の第4の目的は、より正しいデータ
を再生することのできるカメラを提供しようとするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、磁気記録部付フィ
ルムにデータを磁気ヘッドにより磁気記録するカメラに
おいて、同一駒へ同じデータを複数回記録する際に、記
録すべきデータ量に応じて繰り返し記録する回数を変更
する記録制御手段を有するカメラとするものである。
【0010】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2に記載の発明は、繰り返し記録の回数情報を記
録させる請求項1に記載のカメラとするものである。
【0011】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項3に記載の発明は、磁気記録部付フィルムにデー
タを磁気ヘッドにより磁気記録するカメラにおいて、同
一駒へ同じデータを複数回記録する際に、記録すべきデ
ータ量に応じて繰り返し記録する回数を変更すると共
に、前記記録回数が少ない際はフィルムへの記録開始位
置を遅らせることを特徴とする記録制御手段を有するカ
メラとするものである。
【0012】上記構成においては、フィルム給送速度が
不安定なフィルム給送開始に近い部分にはデータを書き
込まないようにしている。
【0013】また、上記第4の目的を達成するために、
請求項4〜6に記載の発明は、磁気記録部付フィルムに
情報を磁気ヘッドにより同一駒に同じデータを複数回記
録するカメラにおいて、前記記録データを再生する際
に、読み出した複数回のデータ内容が一致しない時は、
データ毎に書き込みの位置に関する重み付けを行い、同
一内容のデータ毎に評価して最も評価点の高い内容のデ
ータを再生データとする再生手段を有するカメラとする
ものである。
【0014】上記構成においては、フィルム給送速度が
不安定なフィルム給送開始に近い部分のデータを低い重
み付けとして評価するようにしている。具体的には、初
めの第1のデータに対して、それ以降のデータの重み付
けを高く評価したり、記録回数が3回であり、読み出し
た3つのデータ内容が全て一致しない時は、中間の第2
のデータを再生データとしたりする評価を行う。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の実施の各形態に共通のカメ
ラの要部を示す斜視図であり、同図において、1は撮影
レンズ、2は前記撮影レンズ1を駆動するレンズアクチ
ュエータ及びレンズ位置信号を発生するレンズエンコー
ダ、3はレンズシャッタ、4はAEのための測光セン
サ、5は前記測光センサ4の受光角を決めるレンズ、6
は測距センサ6a(図2に示す)及びファインダを含む
ブロック、7はフィルムFのパーフォレーションP1,
P2を検知してフィルムFの1駒割出しのための信号や
情報の記録終了タイミングの信号を発生するフォトリフ
レクタ、8はスプール内に配置されたフィルム給送モー
タ、9は減速及び巻上げ,巻戻しの切換えを行うギヤ
列、10は巻戻しフォークである。
【0017】Cはフィルム先端が露出した状態でフィル
ムFを収納しているフィルムカートリッジ、Fはベース
側に磁気記録部T(又は、磁気トラック)が備わったフ
イルム、P1,P2は撮影画面Aに対応したパーフォレ
ーション、HはフィルムF上の磁気トラックTに情報の
記録を行い又は情報の再生を行う磁気ヘッドである。1
1はフィルムFを磁気ヘッドHに押付けるパッドであ
り、中央部にフィルムFと磁気ヘッドHのヘッドキャッ
プの密着性を高めるための凹部を持つ。12はフィルム
給送時のみパッド11をフィルムFを挟んで磁気ヘッド
Hに対して所定圧力で押付けるパッド進退制御機構、1
6はレリーズボタン、17(SW1)は測光,測距の起
動を行うスイッチ、18(SW2)はシャッタ開放,フ
ィルム給送シーケンスをスタートするスイッチ、22は
フィルムFのパーフォレーションP1,P2を検知し
て、磁気ヘッドHの記録周波数を決定するための信号や
情報の記録終了タイミングの信号を発生するフォトリフ
レクタである。
【0018】図2は、図1に示すカメラの電気的構成の
主要部分を示すブロック図であり、図1と同じ部分は同
一符号を付し、その説明は省略する。
【0019】同図において、19はカメラの各種動作を
制御する制御回路、20は公知の計時回路、21は撮影
時の絞り値やシャッタ秒時等の撮影情報を記憶するRA
M、23はエンコーダ、24はバッファ、25はヘッド
アンプ、26はデコーダ、27はバッフア、28はフィ
ルム給送モータ8を駆動するモータドライバであり、3
4は各種の情報を表示する表示装置である。
【0020】図3は、図1に示すフィルムについて説明
するための図であり、同図において、Aaは既に撮影が
なされている撮影画面、Abはアパーチャ位置にありこ
れから撮影する画面、Acは撮影画面Abに次いで撮影
される撮影画面である。Tは前述のフィルムFの磁気記
録部であり、Saは撮影画面Aaの巻上げの際に撮影情
報が記録された領域であり、Sbはこれから磁気記録す
る領域である。Xはフィルム巻上げの方向を示す矢印で
ある。
【0021】図4は、図3に示すフィルムの給送速度と
時間の関係を示す図であり、この図は図3に示した各距
離L6〜L9に対応付けて示したものであるが、詳細は
動作説明時に併せて説明する。
【0022】図5は、図2に示すカメラの動作のフロー
チャートであり、以下この図を用いてカメラ全体の動作
について説明する。
【0023】動作開始(#101)すると、まず制御回
路19はフィルムカートリッジCがカメラに装填されて
背蓋が閉じられ、背蓋スイッチ(不図示)がONしたか
否かを判別する(#102)。背蓋スイッチがONであ
ればモータドライバ28を介してフィルム給送モータ8
を駆動し、フィルムFの巻上げ(AL)を開始する(#
103)。そして、フォトリフレクタ7の出力より給送
駒数をカウントし、1駒目が所定の位置(アパーチャ位
置)に達したか否かを判別する(#104)。1駒目に
達したら、上記フィルム給送モータ8の駆動を停止して
フィルム巻上げを停止する(#105)。
【0024】次に、スイッチSW1がONしたか否かを
判別し(#106)、ONしていれば測光センサ4及び
測距センサ6aを駆動して測光,測距情報を得る(#1
07)。そして、今度はスイッチSW2がONしたか否
かを判別し(#108)、ONしていれば公知の露光動
作を行う(#109)。
【0025】ここで、露光動作について簡単にふれる
と、制御回路19はレンズアクチュエータ2aを介して
レンズエンコーダ2bよりレンズ位置信号を入力し、ス
テップ#107で得られた測距データに対応する位置ま
で撮影レンズ1を駆動したら、レンズアクチュエータ2
aへ停止命令を行い、フォーカス動作を停止させる。ま
た、これとほぼ同時に上記ステップ#107の測光デー
タより求めたシャッタ秒時でシャッタ3の開閉動作を行
う。この時のシャッタ秒時,絞り値はRAM21内に記
憶される。
【0026】これで、実際には図3に示す第1駒目の撮
影画面Aaへの撮影が行われることになるが、以後の説
明の便宜上、撮影画面Abへの撮影が行われたものとし
て説明を進める。
【0027】次に、フィルムFの給送時にRAM21に
記憶する情報を、予め決められた磁気記録方式によりフ
ィルムFの磁気記録部Tに記録する「磁気記録」サブル
ーチンを実行し、フィルムFを1駒巻上げる(#11
0)。そして、最終駒まで撮影が完了したら(#11
1)、モータドライバ28を介して上記フィルム給送モ
ータ8を駆動し、フィルムFを巻き戻す(#112)。
【0028】図6は、図5に示す「磁気記録」のサブル
ーチンの詳細を示すフローチャートであり、以下これに
従ってこの「磁気記録」サブルーチンについて説明す
る。
【0029】動作を開始(201)すると、まずモータ
ドライバ28を介してフィルム給送モータ8を駆動し、
撮影画面Abの巻上げを開始する。これによりフィルム
Fは図3のX方向へ給送される。この場合、磁気ヘッド
HはフィルムFに圧接されている(#202)。
【0030】撮影画面Abに対応して設けられているパ
ーフォレーションP1,P2のうち、パーフォレーショ
ンP2がフォトリフレクタ22(PR2)の位置に達し
たか否かを判別する(#203)。この場合、フィルム
Fの巻上げが開始されパーフォレーションP2がフォト
リフレクタ22の通過、つまりフィルムFが距離L7
(図3参照)給送される時点においてはフィルム巻上げ
速度は一定となる(図4のα領域に相当)。
【0031】次に、内部タイマをスタートさせ(#20
4)、撮影画面Acに対応して設けられているパーフォ
レーションP1,P2のうち、パーフォレーションP2
がフォトリフレクタ22の位置を通過したか否かを判別
し(#205)、通過していれば上記内部タイマをスト
ップさせる(#206)。そして、内部タイマのカウン
ト内容、つまり撮影画面AbのパーフォレーションP2
がフォトリフレクタ22の位置を通過する時間間隔(図
3の距離L8相当)を測定し、磁気ヘッドHによる情報
の記録周波数(記録密度)を決定する(#207a)。
これは、フィルム給送速度が遅い場合は記録周波数を低
くし、フィルム給送速度が速い場合は記録周波数を高く
して、単位距離当たりの記録ビット数を一定にするため
である。
【0032】さらに、書き込み情報の量により、記録領
域(図3参照)に書き込み可能な繰り返し記録回数を決
定する(#207b)。この後、撮影画面Acに対応し
て設けられたパーフォレーションP1がフォトリフレク
タ22の位置を通過したので、磁気ヘッドHを駆動して
ヘッドアンプ25を介してバッファ24に蓄積している
シャッタ秒時や絞り値等の各種データの記録(領域Sb
に)を開始する(#208)。そして、撮影画面Abに
対応して設けられているパーフォレーションP2がフォ
トリフレクタ7(PR1)の位置を通過したか否かを判
別し(#209)、通過していない間は記録を継続し
(#208)、通過したら、直ちに磁気ヘッドHの駆動
を停止して情報の記録を終了する(#210)。なお、
この記録方式では、記録開始、終了位置には2進数の
“0”を複数個記録するものとする。
【0033】また、同時にモータドライバ28を介して
フィルム給送モータ8への通電状態のデューティ比を変
えたり、電圧を下げたりして停止動作に備えて減速を行
う(図4のγ領域相当)。そして、撮影画面Acのパー
フォレーションP1がフォトリフレクタ7の位置を通過
したか否かを判別し(#211)、通過したらモータド
ライバ28を介してフィルム給送モータ8の駆動を停止
し、フィルムFの巻上げを停止する(#212)。この
時、フィルムFは完全には停止せず、図4のδ領域に示
すように多少フィルムFは送られることになる。この距
離がL9であり、これによってアパーチャ位置に撮影画
面Acがセットされる。そして、フィルムFが停止する
のに十分な時間経過後、磁気ヘッドHをフィルムFより
離す。
【0034】(実施の第1の形態)図7は本発明の実施
の第1の形態に係るカメラの情報磁気記録時のフィルム
の説明図である。
【0035】図7(a)において、フィルムの領域Sb
は各種データの記録可能な領域であり、その長さを10
0%とする。Db1は記録するデータブロックであり、こ
の実施の形態ではその長さは領域Sbの40%である。
データブロックDb1の長さは40%であるから、前記説
明した図6のステップ#207bにおいて、領域Sbに
繰り返し書き込む回数を2回と決定する。
【0036】よって、図7(a)に示す様に、領域Sb
にまず書き込み繰り返し回数2回というデータを領域N
bに書き込み、記録するデータをDb1,Db2に同じ内容
で繰り返し書き込む。
【0037】次の駒では、記録するデータブロックDc1
の長さが、データの記録可能な領域Scの長さの30%
であるから、領域Sbに繰り返し書き込む回数を3回と
決定し、領域Sbにまず書き込み繰り返し回数3回とい
うデータを領域Ncに書き込み、記録するデータをDc
1,Dc2,Dc3に同じ内容で繰り返し書き込む。
【0038】また、図7(b)においては、記録するデ
ータブロックDbの長さが20%であるから、領域Sb
に繰り返し書き込む回数を4回と決定し、領域Sbにま
ず記録するデータをDb1,Db2,Db3,Db4と4回同じ
内容で繰り返し書き込み、最後に書き込み繰り返し回数
のデータを領域Nbに書き込む。
【0039】上記のように、この実施の第1の形態で
は、記録するデータの量に応じて書き込みの繰り返し回
数を変更するため、データ量の多い情報を書き込む事が
可能であり、又データ量の少ない情報は繰り返し回数を
増やすことで、情報の記録・再生エラーを低減できる。
【0040】また、繰り返し回数を領域Ncに記録して
いるため、再生時のデータ読み取り処理が容易になり、
再生エラーを低減できる。
【0041】(実施の第2の形態)図8は本発明の実施
の第2の形態に係わるカメラの情報磁気記録時のフィル
ムの説明図である。
【0042】最初の駒に記録するデータブロックDb1の
長さは45%であるから、繰り返し書き込み回数が2回
に決定される。書き込む総データ長さは「繰り返し回数
のデータNb(5%)+記録するデータDb1(45%)
+Db(45%)=95%」である。
【0043】そこで、フィルム給送速度が不安定なフィ
ルム給送の開始に近い部分である領域Sbの最初5%
は、書き込みを行わない領域Kb1として、その次に繰り
返し回数のデータNb、その次に記録するデータDb1,
Db2を書き込む。
【0044】次の駒においては、その駒に記録するデー
タブロックDc1の長さは25%であるから、繰り返し書
き込み回数を3回に決定する。そして、フィルム給送速
度が不安定である給送開始に近い領域Scの最初の15
%は、書き込みを行わない領域Kc1とし、次に繰り返し
書き込み回数のデータNc(5%)、記録するデータD
c1,Dc2,Dc3を記録し、最後に、フィルム給送速度が
不安定な給送終了に近い部分は、書き込みを行わない領
域Kc2(5%)とする。
【0045】上記のように、この実施の第2の形態で
は、記録領域に対して、繰り返し記録するデータの量と
繰り返し回数のデータの和が短い場合は、フィルム給送
速度が不安定なフィルム給送開始に近い部分や給送が終
了に近い部分にはデータを書き込まない為、データの書
き込み・再生エラーを低減できる。また、フィルム給送
終了に近い部分よりも、より給送速度が不安定なフィル
ム給送開始に近い部分を優先して、データを書き込みを
しないため、いっそうデータの書き込み・再生エラーを
低減できる。
【0046】(実施の第3の形態)図9及び図10は本
発明の実施の第2の形態に係わるカメラの情報磁気記録
のフィルムの説明図である。
【0047】図9は既に磁気記録されたフィルムの図で
あり、1齣目には4回繰り返してデータが記録されてい
る。2駒目には2回繰り返してデータが記録されてい
る。
【0048】今、カメラの磁気ヘッドHで1駒目のデー
タを再生したところ、第1のデータブロックDb1と第3
のデータブロックDb3の内容が一致し(内容Aとす
る)、また、第2のデータブロックDb2と第4のデータ
ブロックDb4の内容が一致した(内容Bとする)。そし
て、内容AとBは、別内容である。この時、同内容デー
タの数で比較すると2対2で、どちらの内容を使用する
か判断できない。
【0049】そこで、図10のデータブロックへの重み
付けの表のデータ記録の繰り返し回数「4」より、Db1
に1点,Db2に3点,Db3に3点,Db4に2点を割り付
け、内容Aと内容Bをこの点数の和で比較すると、4点
対5点となり、内容Bが高得点である。よって、データ
ブロックDb2とDb4の内容Bを正しいデータとして使用
する。
【0050】次に、第2駒目のデータを再生したとこ
ろ、第1のデータブロックDc1と第2のデータブロック
Dc2の内容が一致しなかった。
【0051】そこで、図10の表のデータ記録の繰り返
し回数「2」より、データブロックDc1に1点、Dc2に
2点を割り付けて点数で比較すると、Dc2の方が高得点
である。よって、データブロックDc2のデータを正しい
データとして使用する。
【0052】上記のように、この実施の第3の形態で
は、繰り返し書き込み回数に応じて、繰り返し書き込み
データブロックに確からしさの重み付け(重要度づけ)
を行い、フィルム給送の開始や終了近くの給送速度が不
安定な部分では、データの書き込み・再生エラーが発生
し易いため、その付近のデータブロックに低い重み付け
(データを重要視しない)をしたり、各カメラ個々のエ
ラーが発生し易い記録部分に相当するブロックに低い重
み付けをする事で、データ再生時に、より正しいデータ
を再生・使用できる。
【0053】最後に、上記実施の各形態における効果を
まとめて、以下に列挙する。
【0054】1)記録するデータの量に応じて書き込み
の繰り返し回数を変更するようにしているため、データ
量の多い情報を書き込む事が可能であり、また、データ
量の少ない情報は、繰り返し回数を増やす事で、情報の
記録・再生エラーを低減できる。
【0055】2)また、繰り返し回数を記録するように
しているため、再生時のデータ読み取り処理が容易によ
り、再生エラーを低減できる。
【0056】3)フィルム給送速度が不安定なフィルム
給送開始に近い部分にはデータを書き込まないようにし
ているため、データの書き込み・再生エラーを低減でき
る。
【0057】4)データの書き込み・再生エラーが発生
し易い部分のデータを低い重み付け(データを重要視し
ない)としているので、データ再生時に、より正しいデ
ータを再生・使用できる。
【0058】5)フィルム給送速度が不安定なフィルム
給送開始に近い部分のデータを低い重み付け(データを
重要視しない)としているので、データ再生時に、より
正しいデータを再生・使用できる。
【0059】6)データの書き込み・再生エラーが発生
し易いフィルム給送の開始や終了近くの、給送速度が不
安定な部分のデータを低い重み付け(データを重要視し
ない)としているので、データ再生時に、より正しいデ
ータを再生・使用できる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、データの再生エラーを低くしながら、磁
気記録可能な情報量を増やすことができるカメラを提供
できるものである。
【0061】また、請求項2に記載の発明によれば、デ
ータの再生処理を容易にすることができるカメラを提供
できるものである。
【0062】また、請求項3に記載の発明によれば、デ
ータの記録及び再生のエラーを低減させることができる
カメラを提供できるものである。
【0063】また、請求項4,5又は6に記載の発明に
よれば、より正しいデータを再生することができるカメ
ラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の各形態に係るカメラの要部構成
を示す斜視図である。
【図2】図1に示すカメラの電気的構成を示すブロック
図である。
【図3】図1に示すカメラで用いるフィルムの説明図で
ある。
【図4】図3に示すフィルムのフィルム給送速度と時間
の関係を示す図である。
【図5】図1に示すカメラの動作のフローチャートであ
る。
【図6】図5に示す磁気記録のサブルーチンのフローチ
ャートである。
【図7】本発明の実施の第1の形態において磁気記録時
のフィルムの説明図である。
【図8】本発明の実施の第2の形態において磁気記録時
のフィルムの説明図である。
【図9】本発明の実施の第3の形態において磁気記録時
のフィルムの説明図である。
【図10】本発明の実施の第3の形態において再生時の
データへの重み付けを示す図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 19 制御回路 F フィルム H 磁気ヘッド P1,P2 パーフォレーション Sb,Sc 磁気記録可能な領域 Db1,Dc1 記録する第1のデータブロック Db2,Dc2 記録する第2のデータブロック Db3,Dc3 記録する第3のデータブロック Db4,Dc4 記録する第4のデータブロック Nb,Nc データブロックの繰り返し記録回数を示す
データ領域 Kb1,Kc1 磁気記録可能な領域Sb,Scの先頭のデ
ータを記録しない領域 Kc2 磁気記録可能な領域Scの後部のデータを
記録しない領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録部付フィルムにデータを磁気ヘ
    ッドにより磁気記録するカメラにおいて、同一駒へ同じ
    データを複数回記録する際に、記録すべきデータ量に応
    じて繰り返し記録する回数を変更する記録制御手段を有
    することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記繰り返し記録の回数情報を記録させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 磁気記録部付フィルムにデータを磁気ヘ
    ッドにより磁気記録するカメラにおいて、同一駒へ同じ
    データを複数回記録する際に、記録すべきデータ量に応
    じて繰り返し記録する回数を変更すると共に、前記記録
    回数が少ない際はフィルムへの記録開始位置を遅らせる
    ことを特徴とする記録制御手段を有することを特徴とす
    るカメラ。
  4. 【請求項4】 磁気記録部付フィルムに情報を磁気ヘッ
    ドにより同一駒に同じデータを複数回記録するカメラに
    おいて、前記記録データを再生する際に、読み出した複
    数回のデータ内容が一致しない時は、データ毎に書き込
    みの位置に関する重み付けを行い、同一内容のデータ毎
    に評価して最も評価点の高い内容のデータを再生データ
    とする再生手段を有することを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 前記重み付けは、初めの第1のデータに
    対して、それ以降のデータの重み付けを高くしたことを
    特徴とする請求項4に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記記録回数が3回であり、読み出した
    3つのデータ内容が全て一致しない時は、中間の第2の
    データを再生データとすることを特徴とする請求項4に
    記載のカメラ。
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