JP2001147365A - 自動焦点カメラ - Google Patents

自動焦点カメラ

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JP2001147365A
JP2001147365A JP32760399A JP32760399A JP2001147365A JP 2001147365 A JP2001147365 A JP 2001147365A JP 32760399 A JP32760399 A JP 32760399A JP 32760399 A JP32760399 A JP 32760399A JP 2001147365 A JP2001147365 A JP 2001147365A
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals

Abstract

(57)【要約】 【課題】 焦点状態を検出する領域を不用意に変更して
しまうといった誤動作を防止すると共に、上記領域の変
更の操作性を向上させる。 【解決手段】 撮影画面内の複数の領域における各焦点
検出結果の中から任意の焦点検出結果を自動的に選択す
る自動選択モード時には自動選択された焦点検出結果に
基づいて焦点調節を行い、前記複数の領域における任意
の領域を撮影者の意志により選択する任意選択モード時
には選択された焦点検出結果に基づいて焦点調節を行う
焦点調節手段と、前記自動選択モード、または、前記任
意選択モード時に選択された領域を変更するため、2次
元方向の方向指示が可能な操作部材を有した測距点変更
手段と、前記自動選択モードと前記任意選択モードと
で、前記測距点変更手段の機能を有効、無効とする条件
を異ならせる制御手段(#116〜#117、#130
〜#134)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真用カメラ、ビ
デオカメラ等の自動焦点カメラの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮影画面内に複数の焦点調節
の対象となる領域(以下、AF点という)を有し、これ
より任意のAF点を選択して焦点検出を行うようにした
複数焦点検出方式の自動焦点調整装置が既に提案されて
いる。例えば、被写体の自然光を利用する受動方式(パ
ッシブ方式)の自動焦点調整装置を用いたカメラでは、
複数のAF点で焦点検出を行い、この複数点それぞれの
焦点検出結果から撮影者の意志する1つのAF点を推定
して選択している。そして、その焦点検出情報に基づい
て撮影レンズのピント状態を制御している。
【0003】この種の機能によると、被写体の位置が撮
影画面内のどこにあっても自動焦点調整されるので、撮
影者は作画、構図に専念できるという利点がある。しか
し、一眼レフカメラ等では、撮影者が高度の撮影技法に
より意志通りの作画を追求する使われ方も多い。このよ
うな場合には、AF点の選択をカメラにより自動的に行
わせるよりも、撮影者自身が何らかの意志入力手段を介
して直接に制御するのが好ましい。例えば、カメラを三
脚に固定して操作する場合には、AFロックの技法は使
えないので撮影者の意志によるAF点制御は極めて有効
である。また、主被写体より近くに障害物があるような
構図でも、自動的に両者の判別をすることは難しいの
で、撮影者の意志の入力による選択が好ましい。
【0004】複数個のAF点それぞれの焦点検出結果か
ら実際に撮影レンズの制御に用いる1個の(もしくは少
数個の)AF点を選択する方法には、上述した様に2通
りの方法がある。一つは自動選択法であり、他の一つは
撮影者の意志入力に基づく任意選択法である。一台のカ
メラに上記2通りの選択方法に基づく二つの選択手段を
併設し、撮影者が任意に切り換えることができる様にし
たカメラも既に提案されている。この場合の構成は、例
えば次のようになる。
【0005】カメラを放置状態にした時(この時の外部
表示の表示状態の一例を、図18に示す)、カメラに備
え付けられている自動選択法と任意選択法を設定するた
めの釦を押すと、カメラはAF点設定モードに入る。こ
の時の外部表示の表示状態の一例を示したのが、図19
である。この図19に示す表示状態は自動選択状態を表
し、現在カメラは自動選択状態であることを示す。
【0006】図19の状態で、カメラのダイヤルを右側
に1クリック回転させると、カメラは意志選択法による
左外のAF点を選択する状態になる。この時の外部表示
状態を示したのが、図20である。引き続きダイヤルを
右側に1クリックづつ回転させていくと、左中側AF点
→上側AF点→中央AF点→下側AF点→右中側AF点
→右外側AF点→自動選択というように切り換わってい
く。また、ダイヤルを左側に1クリックづつ回転させて
いくと、自動選択→右外側AF点→右中側AF点→下側
AF点→中央AF点→上側AF点→左中側AF点→左外
側AF点→自動選択というように切り換わっていく。
【0007】上記の様にしてAF点を選択して、他の操
作釦を押すと、この時のAF点が設定されることにな
る。このような場合、AF点の数が多くなればなる程、
AF点を選択するのに多くの操作が必要になる。特に、
2次元方向にAF点の数が多くなった場合はなおさらで
ある。
【0008】この様に、2次元にAF点が配置されたカ
メラにおいて、AF点を選択するための操作部材とし
て、トラックボールを用いたものや、2次元方向の方向
指示が可能な操作部材を用いたカメラも提案されてい
る。これらの操作部材を用いると、AF点を上下方向、
または、左右方向に簡単に変更できるので操作性が格段
に向上する。そして、これらの操作部材は、操作性をよ
り良くするために、撮影者がカメラをホールディングし
ながらでも操作しやすい位置、例えば、カメラの背面に
配置されることが多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の操作部材は操作しやすい配置となっているため、操作
しやすい利点の反面、例えば、カメラを持とうとした時
や、カメラをストラップで首から下げている時等、誤っ
て操作部材に触れてしまい、勝手に(撮影者が意図して
いない時に)AF点が変わってしまうという問題が起き
る恐れがあった。
【0010】(発明の目的)本発明の第1の目的は、焦
点状態を検出する領域を不用意に変更してしまうといっ
た誤動作を防止することができ、しかも上記領域の変更
の操作性を向上させることのできる自動焦点カメラを提
供しようとするものである。
【0011】本発明の第2の目的は、焦点状態を検出す
る領域を不用意に変更してしまうといった誤動作を防止
することのできる自動焦点カメラを提供しようとするも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜5に記載の発明は、撮影画面内の
複数の領域の焦点状態を検出する焦点検出手段と、前記
複数の領域における各焦点検出結果の中から任意の焦点
検出結果を自動的に選択する自動選択モードと前記複数
の領域における任意の領域を撮影者の意志により選択す
る任意選択モードを設定するモード設定手段と、自動選
択モード時には自動選択された焦点検出結果に基づいて
焦点調節を行い、任意選択モード時には選択された焦点
検出結果に基づいて焦点調節を行う焦点調節手段とを有
する自動焦点カメラにおいて、前記自動選択モード、ま
たは、前記任意選択モード時に選択された領域を変更す
るため、2次元方向の方向指示が可能な操作部材を有し
た測距点変更手段と、前記自動選択モードと前記任意選
択モードとで、前記測距点変更手段の機能を有効、無効
とする条件を異ならせる制御手段とを有する自動焦点カ
メラとするものである。
【0013】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項6に記載の発明は、撮影画面内の複数の領域の焦
点状態を検出する焦点検出手段と、前記複数の領域にお
ける各焦点検出結果の中から任意の焦点検出結果を自動
的に選択する自動選択モードと前記複数の領域における
任意の領域を撮影者の意志により選択する任意選択モー
ドを設定するモード設定手段と、自動選択モード時には
自動選択された焦点検出結果に基づいて焦点調節を行
い、任意選択モード時には選択された焦点検出結果に基
づいて焦点調節を行う焦点調節手段とを有する自動焦点
カメラにおいて、前記自動選択モード、または、前記任
意選択モード時に選択された領域を変更するため、2次
元方向の方向指示が可能な操作部材を有した測距点変更
手段と、前記測距点変更手段の1回目の操作だけでは前
記選択された領域の変更を受け付けない領域変更制御手
段とを有する自動焦点カメラとするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0015】図1〜図3は本発明の実施の一形態に係る
図であり、詳しくは、図1は一眼レフカメラの要部概略
図、図2(A),(B)は図1の一眼レフカメラの上面
及び背面を示す図、図3は図1に示すファインダ視野内
の説明図である。
【0016】各図において、1は撮影レンズであり、便
宜上2枚のレンズで示したが、実際は更に多くのレンズ
から構成されている。2は主ミラーであり、ファインダ
系による被写体の観察状態と被写体像の撮影状態に応じ
て撮影光路へ斜設され、あるいは、退去される。3はサ
ブミラーであり、主ミラー2を透過した光束をカメラボ
ディの下方の後述する焦点検出装置6へ向けて反射され
る。4はシャッタ、5はフィルムである。6は焦点検出
装置であり、結像面近傍に配置されたフィールドレンズ
6a、反射ミラー6bおよび6c、2次結像レンズ6
d、絞り6e、センサ6f等から構成されている。本実
施の形態における焦点検出装置6は、周知の位相差方式
を用いており、図3に示すように、観察画面内(ファイ
ンダ視野内)の複数の領域(7個所)をAF点として、
該AF点が焦点検出可能となるように構成されている。
【0017】7は撮影レンズ1の予定結像面に配置され
たピント板、8はファインダ光路変更用のペンタプリズ
ム、9,10は各々観察画面内の被写体輝度を測定する
ための結像レンズと測光センサである。前記結像レンズ
9はペンタプリズム8内の反射光路を介してピント板7
と測光センサ10と共役に関係つけている。11はペン
タプリズム8の射出面後方に配置された接眼レンズであ
り、撮影者眼15によるピント板7の観察に使用され
る。
【0018】図3に示すAF点マーク201,202,
203,204,205,206,207は、前記ピン
ト板7に刻印されていて、撮影者が、撮影画面内の焦点
検出領域(AF点)の位置を把握できる様にしたもので
ある。
【0019】23はファインダ視野領域を形成する視野
マスク、24はファインダ視野外に撮影情報を表示する
ためのファインダ内LCDであり、照明用LED(F−
LED)25によって照明されている。前記LCD24
を透過した光は、三角プリズム26によってファインダ
視野内に導かれ、図3の220で示したようにファイン
ダ視野外に表示され、撮影者は撮影情報を知る事ができ
る。
【0020】31は撮影レンズ1内に設けられた絞り、
32は後述する絞り駆動回路111を含む絞り駆動装
置、33はレンズ駆動用モータ、34は駆動ギヤ等から
なるレンズ駆動部材である。35はフォトカプラであ
り、レンズ駆動部材34に連動するパルス板36の回転
を検知してレンズ焦点調節回路115に伝えている。焦
点調節回路115は、この情報とカメラ側からのレンズ
駆動量の情報に基づいてレンズ駆動用モータを所定量駆
動させ、撮影レンズ1を合焦位置に移動させるようにな
っている。37は公知のカメラとレンズとのインターフ
ェースとなるマウント接点である。
【0021】図2において、41はレリーズ釦、42は
外部モニタ表示装置としてのモニタ用LCDであり、予
め決められたパターンを表示する固定セグメント表示部
42aと、可変数値表示用の7セグメント表示部42b
とからなっている。50はモードダイヤルであり、撮影
モード等の設定を行うためのものである。55は背蓋で
ある。46はAF点選択モードレバーであり、自動選択
モードと任意選択モードとが切り換えられるようになっ
ている。47はAF点セレクトキーであり、AF点の変
更操作を行うための部材である。該AF点セレクトキー
47は、2次元方向の方向指示が可能な操作部材であ
り、上下方向と左右方向に方向指示が可能な様に、AF
点を下方向に変更させるための下釦47a,AF点を上
方向に変更させるための上釦47b,AF点を右方向に
変更させるための右釦47c,AF点を左方向に変更さ
せるための左釦47dの4つの押し釦から構成されてい
る。
【0022】その他の操作部材については本発明の理解
において、特に必要がないので省略する。
【0023】図4は、図2に示したモードダイヤル50
の詳細図を示すものであり、カメラに印字された指標5
1 に表示を合わせることによって、その表示内容で撮影
モードが設定できる。
【0024】図4において、50aはカメラを不作動と
するロックポジション、50bは撮影者が撮影内容を設
定できるクリエーティブゾーンで、プログラムAE,T
V優先AE,AV優先AE,マニュアル露出の各撮影モ
ードを持っている。50cはカメラ任せの全自動撮影が
できる全自動モードポジションである。50dはカメラ
まかせの状況別全自動撮影ができるイメージゾーンで、
ポートレート撮影に適したポートレートモード,風景撮
影に適した風景モード,クローズアップ撮影に適したク
ローズアップモード,運動会等動きのある被写体の撮影
に適したスポーツモードの各撮影モードを持っている。
【0025】図5は、上記構成の一眼レフカメラに内蔵
された電気的構成を示すブロック図であり、図1等と同
じものは同一番号を付している。
【0026】カメラ本体に内蔵されたマイクロコンピュ
ータの中の中央処理装置(以下、CPU)100には、
測光回路102,自動焦点検出回路103,信号入力回
路104,LCD駆動回路105,LED駆動回路10
6,シャッタ制御回路107,モータ制御回路108、
及び、フィルム検出回路109が接続されている。ま
た、撮影レンズ1内に配置された焦点調節回路115及
び絞り駆動回路116とは、図1で示したマウント接点
37を介して信号の伝達が行われる。
【0027】前記測光回路102は、測光センサ10か
らの出力を増幅後、対数圧縮,A/D変換し、各センサ
の輝度情報としてCPU100に伝える。前記測光セン
サ10は、図3に示した、ファインダ視野内の左外側A
F点201を含む領域S1を測光するSPC−S1,フ
ァインダ視野内の左中側AF点202を含む領域S2を
測光するSPC−S2,ファインダ視野内の上側AF点
203を含む領域S3を測光するSPC−S3,ファイ
ンダ視野内の中央側AF点204を含む領域S4を測光
するSPC−S4,ファインダ視野内の下側AF点20
5を含む領域S5を測光するSPC−S5,ファインダ
視野内の右中側AF点206を含む領域S6を測光する
SPC−S6,ファインダ視野内の右外側AF点207
を含む領域S7を測光するSPC−S7,周辺領域S8
を測光するSPC−S8の8つのフォトダイオードから
構成されている。
【0028】図5のラインセンサ6fは、前述の図3に
示すように画面内の7つのAF点201〜207に対応
した、7組のラインセンサCCD−LL,CCD−L
C,CCD−C,CCD−RC,CCD−RR,CCD
−U,CCD−Dから構成される公知のCCDラインセ
ンサである。自動焦点検出回路103は、これらライン
センサ6fから得た電圧をA/D変換し、CPU100
に送る。
【0029】前記信号入力回路104はカメラの操作部
材等の状態を入力するための回路であり、これに接続さ
れているスイッチについて説明する。
【0030】SW1は、レリーズ釦41の第1ストロー
クでオンし、測光・焦点検出等の撮影準備動作を開始さ
せるスイッチ、SW2はレリーズ釦41の第2ストロー
クでオンして撮影動作を開始させるレリーズスイッチで
ある。SWDIAL1とスイッチSWDIAL2は、電
子ダイヤル45内に設けたダイヤルスイッチであり、そ
の状態信号は信号入力回路104のアップダウンカウン
タに入力され、電子ダイヤル45の回転クリック量とし
てカウントされる。具体的には、電子ダイヤル45を右
方向に回転させると、アップダウンカウンタはアップカ
ウントし、左方向に回転させるとダウンカウントする。
このスイッチSWDIAL1とスイッチDIAL2は、
シャッタ秒時の設定等に使用するものである。
【0031】SWMODE1〜SWMODE4はモード
ダイヤル50に連動したスイッチであり、指標51に合
わせたポジションによって該スイッチSWMODE1〜
SWMODE4のオンオフ状態が異なるように構成され
ている。このスイッチSWMODE1〜SWMODE4
の状態と撮影モードとの対応表を示したのが、図7であ
る。
【0032】SWBPは背蓋55の開閉操作に連動して
オンオフするスイッチであり、背蓋55を開けるとオン
し、閉じるとオフするようになっている。SWPTはフ
ィルム格納室にフィルムが有るか否かを検知するスイッ
チであり、フィルムが有るとオフし、フィルムが無いと
オンするようになっている。SWAFSELはAF点選
択モードレバー46のスライド操作に連動してオンオフ
するスイッチであり、このAF点選択モードレバー46
をM側、すなわち、任意選択モード側にスライドさせる
とスイッチSWAFSELがオンし、A側、すなわち、
自動選択モード側にスライドさせるとスイッチSWAF
SELがオフするようになっている。
【0033】SWFP_Dは前記AF点セレクトキー4
7の下釦47aの操作に連動してオンオフするスイッチ
であり、このAF点セレクトキー47の下釦47aが押
されているとスイッチSWFP_Dはオンし、下釦47
aが押されていないとスイッチSWFP_Dはオフする
ようになっている。また、SWFP_Uは前記AF点セ
レクトキー47の上釦47bの操作に連動してオンオフ
するスイッチであり、AF点セレクトキー47の上釦4
7bが押されているとスイッチSWFP_Uはオンし、
上釦47bが押されていないとスイッチSWFP_Uは
オフするようになっている。また、SWFP_Rは前記
AF点セレクトキー47の右釦47cの操作に連動して
オンオフするスイッチであり、このAF点セレクトキー
47の右釦47cが押されているとスイッチSWFP_
Rはオンし、右釦47cが押されていないとスイッチS
WFP_Rはオフするようになっている。また、SWF
P_Lは前記AF点セレクトキー47の左釦47dの操
作に連動してオンオフするスイッチであり、このAF点
セレクトキー47の左釦47dが押されているとスイッ
チSWFP_Lはオンし、左釦47dが押されていない
とスイッチSWFP_Lはオフするようになっている。
【0034】これらのスイッチの信号が信号入力回路1
04に入力され、データバスによってCPU100に送
信される。
【0035】LCD駆動回路105は液晶表示素子LC
Dを表示駆動するための公知の回路であり、CPU10
0からの信号に従い、絞り値,シャッタ秒時,各種設定
した状態の表示をモニタ用LCD42とファインダ内L
CD24の両方に同時に表示させることができる。ま
た、該LCD駆動回路105は、不図示の発音体を駆動
する回路を含み、CPU100からの信号に従い合焦時
の合焦音等を鳴らすことができる。
【0036】前記LED駆動回路106は照明用LED
(F−LED)25を点灯,点滅制御する。前記シャッ
タ制御回路107は、通電すると先幕を走行させるマグ
ネットMG1と、後幕を走行させるマグネットMG2を
制御し、フィルム5に所定光量を露光させる。前記モー
タ制御回路108は、フィルム5の巻き上げ、巻き戻し
を行うモータM1と、主ミラー2およびシャッタ4のチ
ャージを行うモータM2を制御するためのものである。
前記フィルム検出回路109は、フォトセンサ110か
らの信号によりフィルム5の給送速度やフィルム給送中
のフィルムの位置を検出するためのものである。フィル
ム給送中にフォトセンサ110から所定の信号が出力さ
れると、1駒分の給送が終了したことを検知できるよう
になっている。
【0037】上記シャッタ制御回路107,モータ制御
回路108及びフィルム制御回路109等によって、一
連のレリーズシーケンスが動作する。
【0038】図6(a),(b)は、モニタ用LCD4
2とファインダ内LCD24の全表示セグメントの内容
を示したものである。
【0039】図6(a)において、固定表示セグメント
部42aには公知の撮影モード表示等を設けている。こ
の固定表示セグメント部42aには、AF点に関する情
報を表示するAF点表示部、フィルムの有無を示すフィ
ルムマーク等が含まれている。可変数値表示用の7セグ
メント部42bは、シャッタ秒時を表示する4桁の7セ
グメント62、絞り値を表示する2桁の7セグメント6
3と小数点64、フィルム枚数を表示する2桁の7セグ
メント65で構成されている。
【0040】図6(b)において、73,74,75は
前記のシャッタ秒時表示と絞り値表示と同一の表示セグ
メント、76は前記のAF点に関する情報を表示するA
F点表示部と同一の表示セグメント、77はストロボ充
完マーク、79は撮影レンズの合焦状態を示す合焦マー
クである。
【0041】次に、上記構成のカメラの主要部分の動作
について、図8〜図9のフローチャートに従って説明す
る。なお、撮影モードはプログラムAEが設定されてい
るものとする。
【0042】カメラに電池を投入すると、カメラの電源
がオンされ(#100)、CPU100はステップ#1
01より動作を開始する。まず、ステップ#101にお
いては、カメラに電池が投入された時の初期化を行う。
例えば、CPU100内の焦点検出やカメラの制御に用
いられる変数等の初期化を行う。また、前記AF点任意
選択モードにおけるAF点の初期化のため、AF点を中
央AF点に設定するべく、変数F_POINTを「3」
にする。この変数F_POINTはAF点を表し、
「1」の時は左外側AF点、「2」の時は左中側AF
点、「3」の時は中央AF点、「4」の時は右中側AF
点、「5」の時は右外側AF点、「6」の時は上側AF
点、「7」の時は下側AF点であることを表す。また、
AF点自動選択モードの主被写体AF点を示す変数AU
TO_FPをクリアする。この変数AUTO_FPの値
とAF点との対応は、変数F_POINTと同じであ
る。
【0043】次のステップ#102においては、背蓋5
5の開閉状態を検知する。背蓋55が開いていてスイッ
チSWBPがオンであればステップ#104へ進み、変
数FRAMERをクリアする。この変数FRAMERは
撮影枚数を表す。撮影枚数を示す変数FRAMERはフ
ィルムが無い場合は0であり、フィルムの空送り後に1
になり、1駒撮影する毎に1づつ増加され、また、フィ
ルムの巻き戻し時は、1駒分巻き戻す度に1づつ減算さ
れる。その後はステップ#107へ進む。
【0044】また、上記ステップ#102にて背蓋55
が閉じていてスイッチSWBPがオフであることを判定
するとステップ#103へ進み、ここではパトローネ格
納室にフィルムが存在するか否かを検知する。パトロー
ネ格納室にフィルムが有り、スイッチSWPTがオフし
ていればステップ#105へ進み、パトローネ室格納に
フィルムが無くスイッチSWPTがオンしていれば前述
したステップ#104へ進む。
【0045】ステップ#105においては、撮影枚数を
示す変数FRAMERが0か否かを判定し、0であれば
フィルムの空送りを行わせるべくステップ#106へ進
み、サブルーチン「空送り」をコールし、フィルムの空
送りを実行する。このサブルーチン「空送り」の詳細は
後で説明する。このサブルーチン「空送り」からリター
ンすると、ステップ#102に戻る。
【0046】また、上記ステップ#105にて撮影枚数
を示す変数FRAMERが0でなければステップ#10
7へ進み、ここではレリーズ釦41の第1ストロークま
で押され、スイッチSW1がオンしているかの判定を行
う。該スイッチSW1がオンしていれば図9のステップ
#110へ進み、オフしていれば、AF点自動選択モー
ドの主被写体AF点を示す変数AUTO_FPをクリア
して、ステップ#108へ進む。
【0047】ステップ#108においては、AF点セレ
クトキー47の下釦47a,上釦47b,右釦47c,
左釦47dの何れかが操作されているか否かを判定す
る。前記AF点セレクトキー47の下釦47a,上釦4
7b,右釦47c,左釦47dの何れかが押され、スイ
ッチSWFP_D,スイッチSWFP_U,スイッチS
WFP_R,スイッチSWFP_Lの何れかがオンして
いればステップ#109へ進み、そうでなければステッ
プ#102に戻る。
【0048】このステップ#108により、AF点セレ
クトキー47の1回目の操作だけでは、AF点変更受け
付けないように機能し、AF点変更動作状態に切り換え
るだけにしている。
【0049】ステップ#109へ進むと、ここではサブ
ルーチン「AF点変更判定1」をコールし、AF点の変
更操作の受け付けの判定及び変更操作を実行する。この
サブルーチン「AF点変更判定1」の詳細は後で説明す
る。サブルーチン「AF点変更判定1」からリターンす
ると、ステップ#102に戻る。
【0050】上記ステップ#107にてスイッチSW1
がオンしていれば、前述した様に図9のステップ#11
0へ進み、ここでは測光動作を行う。具体的には、ま
ず、撮影範囲内の複数の領域の輝度から測光値BVを求
める。そして、測光値BV、フィルム感度等からシャッ
タ秒時と絞り値を求める。次のステップ#111におい
ては、サブルーチン「焦点検出」をコールし、すべての
AF点において焦点状態を検出する。このサブルーチン
「焦点検出」の詳細は後で説明する。そして、ステップ
#112において、すべてのAF点それぞれの焦点検出
結果から1つの焦点検出結果を選択する。ここで、 1)任意選択モードの場合は、指定されたAF点、すな
わち、AF点を示す変数F_POINTのAF点を選択
する。
【0051】2)自動選択モードの場合は、各々の焦点
検出結果(デフォーカス量)から、主被写体を推測し、
主被写体と推測したAF点を選択する。
【0052】この実施の形態では、最も至近側に位置す
るAF点を主被写体と推測している。また、主被写体と
推測したAF点を、自動選択モードの主被写体AF点を
示す変数AUTO_FPに格納する。また、合焦状態に
なった時点で、変数AUTO_FPの内容を、AF点を
示す変数F_POINTに格納する。これは、後述する
ステップ#117で実行されるサブルーチン「AF点変
更判定2」において、AF点の変更を可能にする為であ
る。
【0053】次のステップ#113においては、上記ス
テップ#112にて選択された焦点検出結果により、現
在の焦点状態が合焦状態か否かを判定する。合焦状態で
あればステップ#114へ進み、撮影者に合焦したこと
を知らせるための処理を行う。つまり、CPU100は
LCD駆動回路105に信号を送り、合焦音を鳴らすよ
うにする。その後はステップ#116へ進む。また、合
焦でなければステップ#113からステップ#115へ
進み、現在の焦点状態が合焦状態でないために撮影レン
ズ1を駆動するための処理を行う。つまり、CPU10
0はレンズ焦点調整回路110に信号を送り、所定量撮
影レンズ1を駆動する。具体的には、上記ステップ#1
10で選択されたAF点の焦点検出結果に基づいた所定
量だけレンズを駆動する。その後はステップ#116へ
進む。
【0054】ステップ#116においては、レリーズ釦
41の第1ストロークまで押され、スイッチSW1がオ
ンしているかを判定し、オンしていればステップ#11
7へ進み、そうでなければ、自動選択モードの主被写体
AF点を示す変数AUTO_FPをクリアして、ステッ
プ#130へ進む。
【0055】ステップ#117へ進むと、サブルーチン
「AF点変更判定2」をコールし、AF点の変更操作の
受け付けの判定及び変更操作を実行する。このサブルー
チン「AF点変更判定2」の詳細は後で説明する。サブ
ルーチン「AF点変更判定2」からリターンすると、ス
テップ#118へ進み、上記ステップ#112にて選択
された焦点検出結果により、現在の焦点状態が合焦状態
か否かを判定する。合焦状態であればステップ#119
へ進み、そうでなければステップ#110に戻る。ステ
ップ#119においては、レリーズ釦41の第2ストロ
ークまで押され、スイッチSW2がオンしているかを判
定し、オンしていればステップ#120へ進み、レリー
ズ動作を行うべく、レリーズ制御にジャンプする。レリ
ーズ動作の詳細は後で説明する。また、スイッチSW2
がオンしていなければステップ#110に戻る。
【0056】上記ステップ#116にてスイッチSW1
がオンしていない場合は、前述した様にとステップ#1
30へ進み、測光継続タイマ(4秒)を起動する。ここ
で、測光継続タイマについて説明する。
【0057】通常、レリーズ釦41の第1ストロークま
で押され、スイッチSW1がオンされていると、ステッ
プ#110〜#115に示す通り、測光,焦点検出が行
われる。その後、レリーズ釦41から指が離されると、
所定時間の間、測光を繰り返し行うようにしている。上
記所定の時間を計時するタイマを測光継続タイマとい
う。この測光継続タイマの目的の一つは、前述したプロ
グラムAEにおいて、カメラが決めたシャッタ秒時と絞
り値との組み合わせを変更する、いわゆるプログラムシ
フトシフトを行う場合の操作性の向上がある。具体的に
は、レリーズ釦41を押して合焦した後、一度、レリー
ズ釦41から指を離した後にも、前述した電子ダイヤル
を操作することによって、プログラムシフト(シャッタ
秒時と絞り値の組み合わせを変更)を行うことができる
様にしている。
【0058】次のステップ#131においては、上記ス
テップ#110と同様に、測光動作を行う。具体的に
は、まず、撮影範囲内の複数の領域の輝度から測光値B
Vを求める。そして、測光値BV,フィルム感度等から
シャッタ秒時と絞り値を求める。その後はステップ#1
32へ進み、サブルーチン「AF点変更判定3」をコー
ルし、AF点の変更操作の受け付けの判定及び変更操作
を実行する。このサブルーチン「AF点変更判定3」の
詳細は後で説明する。サブルーチン「AF点変更判定
3」からリターンすると、ステップ#133へ進み、レ
リーズ釦41の第1ストロークまで押され、スイッチS
W1がオンしているかを判定し、オンしていればステッ
プ#110に戻り、そうでなければステップ#134へ
進む。そして、ステップ#134において、上記測光継
続タイマがタイムアップしていなければステップ#13
0に戻り、測光継続タイマがタイムアップしていればス
テップ#102に戻る。
【0059】次に、上記のサブルーチン「焦点検出」に
ついて、図10のフローチャートを用いて以下に説明す
る。このサブルーチン「焦点検出」は、すべてのAF点
での焦点状態を検出する処理を行うものである。
【0060】まず、ステップ#151において、CPU
100は焦点検出回路103に信号を送り、すべてのA
F点に対応する7組のラインセンサの蓄積動作を開始す
る。そして、次のステップ#152において、蓄積中の
7組のラインセンサの中で蓄積動作が終了したラインセ
ンサが有るまで待機する。続くステップ#153におい
ては、上記ステップ#152にて蓄積動作が終了したと
判定したAF点に対応するラインセンサの信号を読み出
す。そして、ステップ#154において、上記ステップ
#153にて読み出ししたラインセンサの信号を基に焦
点検出演算を行い、その結果をデフォーカス量として、
AF点毎にメモリに格納する。このように、蓄積終了し
たラインセンサ毎にセンサの信号を読み出し、焦点検出
演算を行っていく。
【0061】次のステップ#155においては、すべて
のAF点に対応する焦点検出演算が終了したか否かを判
定し、終了していなければステップ#152に戻り、す
べての焦点検出演算が終了していればステップ#156
へ進む。そして、このステップ#156にてサブルーチ
ン「焦点検出」を終了してリターンする。
【0062】次に、サブルーチン「空送り」について、
図11のフローチャートを用いて以下に説明する。
【0063】まず、ステップ#161において、空送り
中であることを知らせるための表示を行う。このため、
CPU100はLCD駆動回路105に信号を送り、モ
ニタ用LCD42のフィルムマークを点灯させる。ま
た、フィルム枚数表示部を消灯させる。そして、次のス
テップ#162において、フィルムの空送りを開始する
ため、CPU100はモータ駆動回路108に信号を送
り、モータM1を正転方向に駆動する。また、フィルム
検出回路109に信号を送り、フォトセンサ110から
の信号で、フィルム給送中のフィルム位置が検出可能な
状態にする。続くステップ#163においては、フォト
センサ110からの信号をモニタし続け、1駒目までフ
ィルムを送り終わるまで待機する。
【0064】次のステップ#164においては、フィル
ムを1駒目まで送り終わったため、CPU100はモー
タ制御回路108に信号を送り、モータM1を停止させ
る。そして、ステップ#165において、撮影枚数を示
す変数FRAMERを1にする。次のステップ#166
においては、空送り中である事を知らせる表示を解除す
るため、CPU100はLCD駆動回路105に信号を
送り、モニタ用LCD42のフィルムマークを点灯させ
る。また、フィルム枚数表示部に撮影枚数を示す変数F
RAMERの内容を表示させる。そして、ステップ#1
67にてサブルーチン「空送り」を終了し、リターンす
る。
【0065】次に、レリーズ動作について、図12のフ
ローチャートを用いて以下に説明する。
【0066】ステップ#170より動作を開始し、まず
ステップ#171において、フィルム5に感光させるた
めの準備として、まず、主ミラー2をアップさせる。こ
のために、CPU100はモータ制御回路108に信号
を送り、モータM2を正転方向に駆動し始める。その
後、不図示の位相基板の位相信号CMSP1,CMSP
2をモニタし続け、位相信号がミラーアップ位置になる
とモータ制御回路108に信号を送り、モータM2の駆
動を停止する。また、絞り駆動回路11を含む絞り駆動
装置32に信号を送り、絞り31を所定量だけ絞り込ま
せる。
【0067】次のステップ#172においては、フィル
ム5の感光を行う。具体的には、まず、シャッタ制御回
路107に信号を送り、マグネットMG1に通電し、シ
ャッタ4の先幕を開放する。絞り31の絞り値、およ
び、シャッタ4のシャッタ秒時は、上記ステップ#11
0の測光にて決定される。所定のシャッタ秒時の経過後
に、シャッタ制御回路107に信号を送り、マグネット
MG2に通電し、シャッタ4の後幕を閉じる。これで、
フィルム5の露光が終了する。
【0068】ステップ#173においては、フィルム5
の露光が終わると、主ミラー2のダウンおよびシャッタ
チャージを行う。このために、CPU100はモータ制
御回路108に信号を送り、モータM2を正転方向に駆
動し始める。その後、不図示の位相基板の位相信号CM
SP1,CMSP2をモニタし続け、位相信号がミラー
ダウン位置になるとモータ制御回路108に信号を送
り、モータM2の駆動を停止する。また、絞り駆動回路
11を含む絞り駆動装置32に信号を送り、絞り31を
開放状態に戻す。次のステップ#174においては、フ
ィルム5の巻き上げを行うために、モータ制御回路10
8に信号を送り、モータM1を正転方向に駆動を開始す
る。また、フィルム検出回路109に信号を送り、フォ
トセンサ110からの信号で、フィルム給送中のフィル
ム位置が検出可能な状態にする。
【0069】次のステップ#175においては、1駒分
の巻き上げが終了するまで待機する。そして、次のステ
ップ#176において、1駒分の巻き上げが終了したの
で、CPU100はモータ制御回路108に信号を送
り、モータM1の駆動を停止する。続くステップ#17
7においては、1駒巻き上げが終了したので、撮影枚数
FRAMERに1を加算し、次のステップ#178にお
いて、フィルムの最終駒の撮影終了後であればステップ
#179へ進み、そうでなければステップ#102に戻
る。
【0070】ステップ#179へ進むとサブルーチン
「巻き戻し」をコールする。このサブルーチン「巻き戻
し」の詳細は以下に説明する。サブルーチン「巻き戻
し」からリターンするとステップ#102に戻る。
【0071】次に、サブルーチン「巻き戻し」につい
て、図13のフローチャートを用いて以下に説明する。
【0072】まず、ステップ#201において、巻き戻
し中であることを知らせるための表示を行う。このた
め、CPU100はLCD駆動回路105に信号を送
り、モニタ用LCD42のフィルムマークを点灯させ
る。また、フィルム枚数表示部に撮影枚数FRAMER
の内容を表示する。そして、次のステップ#202にお
いて、フィルムの巻き戻しを開始するため、CPU10
0はモータ駆動回路108に信号を送り、モータM1を
逆転方向に駆動する。また、フィルム検出回路109に
信号を送り、フォトセンサ110からの信号で、フィル
ム給送中のフィルム位置が検出可能な状態にする。
【0073】次のステップ#203においては、フォト
センサ110からの信号をモニタし続け、1駒分巻き戻
すまで待機する。そして、次のステップ#204におい
て、1駒分巻き戻したので、撮影枚数を示す変数FRA
MERを1だけ減算する。続くステップ#205におい
ては、巻き戻し中はフィルムを1駒分巻き戻す度にモニ
タ用LCD42のフィルム枚数表示を1づつ減算させ
る。このため、CPU100はLCD駆動回路105に
信号を送り、モニタ用LCD42のフィルム枚数表示部
に撮影枚数を示す変数FRAMERの内容を表示させ
る。
【0074】ステップ#206においては、巻き戻し完
了か否かの判定を行う。巻き戻し完了か否かの判定は、
撮影枚数を示す変数FRAMERが0か否かで行う。撮
影枚数を示す変数FRAMERが0の時、すなわち、巻
き戻し完了である場合はステップ#207に進み、そう
でなければステップ#203に戻る。ステップ#207
においては、フィルム5の巻き戻しが終了したので、C
PU100はモータ制御回路108に信号を送り、モー
タM1を停止させ、次のステップ#208において、巻
き戻しが終了した事を知らせるための表示を行う。この
ため、CPU100はLCD駆動回路105に信号を送
り、モニタ用LCD42のフィルムマークを点滅させ
る。また、フィルム枚数表示部を消灯させる。
【0075】次のステップ#209においては、フィル
ムが取り出されたか否かを判定する。フィルムを取り出
すため、背蓋55が開けられスイッチSWBPがオンす
るまで待機する。次のステップ#210において、巻き
戻しが終了した事を知らせるための表示を解除する。そ
して、ステップ#211において、サブルーチン「巻き
戻し」を終了し、リターンする。
【0076】次に、サブルーチン「AF点変更判定1」
について、図14のフローチャートを用いて以下に説明
する。
【0077】まず、ステップ#301において、AF点
選択モードレバー46がA側にセットされ、スイッチS
WAFSELがオンしていれば、すなわち、AF点自動
選択モードであればステップ#315へ進み、そうでな
ければステップ#302へ進む。このステップ#301
にて、AF点任意選択モードの場合に、AF点変更操作
を受け付けるようにしている。
【0078】次のステップ#302においては、ステッ
プ#302〜#315は実際のAF点変更操作に応答し
た動作を行う部分である。
【0079】まず、1回目のAF点変更部材(AF点セ
レクトキー47)の操作でAF点変更動作状態に入り
(ステップ#108〜#109)、AF点変更動作状態
中にAF点変更部材が操作されるとAF点の変更ができ
る様にしている。また、AF点変更動作状態に入ると、
6秒の設定タイマが働き、AF点変更部材が操作される
度に設定タイマを更新して、設定タイマがタイプアップ
すると、AF点変更動作状態を終了するようになってい
る。
【0080】ステップ#302では、AF点変更動作状
態に入った時点のAF点の設定状態を表示させている。
このため、CPU100はLCD駆動回路105に信号
を送り、モニタ用LCD42のAF点表示部に表示させ
る。次のステップ#303においては、前述した、6秒
の設定タイマを開始する。そして、次のステップ#30
4において、AF点セレクトキー47の下釦47aが押
され、スイッチSWFP_Dがオンしていれば、ステッ
プ#305へ進み、オンしていなければステップ#30
6へ進む。
【0081】ステップ#305においては、図17
(a)のAF点変更表に従って、AF点を下側へ変更す
る。具体的には、現在、AF点を示す変数F_POIN
Tが「1」、すなわち、左外側AF点であれば、下側A
F点に変更するべく、AF点を示す変数F_POINT
を「7」にする。現在、AF点を示す変数F_POIN
Tが「2」、すなわち、左中側AF点であれば、下側A
F点に変更するべく、AF点を示す変数F_POINT
を「7」にする。現在、AF点を示す変数F_POIN
Tが「3」、すなわち、中央AF点であれば、下側AF
点に変更するべく、AF点を示す変数F_POINTを
「7」にする。現在、AF点を示す変数F_POINT
が「4」、すなわち、右中側AF点であれば、下側AF
点に変更するべく、AF点を示す変数F_POINTを
「7」にする。現在、AF点を示す変数F_POINT
が「5」、すなわち、右外側AF点であれば、下側AF
点に変更するべく、AF点を示す変数F_POINTを
「7」にする。現在、AF点を示す変数F_POINT
が「6」、すなわち、上側AF点であれば、中央AF点
に変更するべく、AF点を示す変数F_POINTを
「3」にする。現在、AF点を示す変数F_POINT
が「7」、すなわち、下側AF点であれば、下側AF点
に変更するべく、AF点を示す変数F_POINTを
「7」にする。
【0082】次のステップ#306において、AF点セ
レクトキー47の上釦47bが押され、スイッチSWF
P_Uがオンしていれば、ステップ#307へ進み、そ
うでなければステップ#308へ進む。
【0083】ステップ#307へ進んだ場合、図17
(b)のAF点変更表に従って、AF点を上側へ変更す
る。具体的には、現在、AF点を示す変数F_POIN
Tが「1」、すなわち、左外側AF点であれば、上側A
F点に変更するべく、AF点を示す変数F_POINT
を「6」にする。現在、AF点を示す変数F_POIN
Tが「2」、すなわち、左中側AF点であれば、上側A
F点に変更するべく、AF点を示す変数F_POINT
を「6」にする。現在、AF点を示す変数F_POIN
Tが「3」、すなわち、中央AF点であれば、上側AF
点に変更するべく、AF点を示す変数F_POINTを
「6」にする。現在、AF点を示す変数F_POINT
が「4」、すなわち、右中側AF点であれば、上側AF
点に変更するべく、AF点を示す変数F_POINTを
「6」にする。現在、AF点を示す変数F_POINT
が「5」、すなわち、右外側AF点であれば、上側AF
点に変更するべく、AF点を示す変数F_POINTを
「6」にする。現在、AF点を示す変数F_POINT
が「6」、すなわち、上側AF点であれば、上側AF点
に変更するべく、AF点を示す変数F_POINTを
「6」にする。現在、AF点を示す変数F_POINT
が「7」、すなわち、下側AF点であれば、中央AF点
に変更するべく、AF点を示す変数F_POINTを
「3」にする。
【0084】次のステップ#308において、AF点セ
レクトキー47の右釦47cが押され、スイッチSWF
P_Rがオンしていれば、ステップ#309へ進み、そ
うでなければステップ#310へ進む。
【0085】ステップ#309へ進んだ場合、図17
(c)のAF点変更表に従って、AF点を右側へ変更す
る。具体的には、現在、AF点を示す変数F_POIN
Tが「1」、すなわち、左外側AF点であれば、左中側
AF点に変更するべく、AF点を示す変数F_POIN
Tを「2」にする。現在、AF点を示す変数F_POI
NTが「2」、すなわち、左中側AF点であれば、中央
AF点に変更するべく、AF点を示す変数F_POIN
Tを「3」にする。現在、AF点を示す変数F_POI
NTが「3」、すなわち、中央AF点であれば、右中側
AF点に変更するべく、AF点を示す変数F_POIN
Tを「4」にする。現在、AF点を示す変数F_POI
NTが「4」、すなわち、右中側AF点であれば、右外
側AF点に変更するべく、AF点を示す変数F_POI
NTを「5」にする。現在、AF点を示す変数F_PO
INTが「5」、すなわち、右外側AF点であれば、右
外側AF点に変更するべく、AF点を示す変数F_PO
INTを「5」にする。現在、AF点を示す変数F_P
OINTが「6」、すなわち、上側AF点であれば、右
外側AF点に変更するべく、AF点を示す変数F_PO
INTを「5」にする。現在、AF点を示す変数F_P
OINTが「7」、すなわち、下側AF点であれば、右
外側AF点に変更するべく、AF点を示す変数F_PO
INTを「5」にする。
【0086】次のステップ#310においては、AF点
セレクトキー47の左釦47dが押され、スイッチSW
FP_Lがオンしていれば、ステップ#311へ進み、
そうでなければステップ#313へ進む。
【0087】ステップ#311へ進んだ場合、図17
(d)のAF点変更表に従って、AF点を左側へ変更す
る。具体的には、現在、AF点を示す変数F_POIN
Tが「1」、すなわち、左外側AF点であれば、左外側
AF点に変更するべく、AF点を示す変数F_POIN
Tを「1」にする。現在、AF点を示す変数F_POI
NTが「2」、すなわち、左中側AF点であれば、左外
側AF点に変更するべく、AF点を示す変数F_POI
NTを「1」にする。現在、AF点を示す変数F_PO
INTが「3」、すなわち、中央AF点であれば、左中
側AF点に変更するべく、AF点を示す変数F_POI
NTを「2」にする。現在、AF点を示す変数F_PO
INTが「4」、すなわち、右中側AF点であれば、中
央AF点に変更するべく、AF点を示す変数F_POI
NTを「3」にする。現在、AF点を示す変数F_PO
INTが「5」、すなわち、右外側AF点であれば、右
中側AF点に変更するべく、AF点を示す変数F_PO
INTを「4」にする。現在、AF点を示す変数F_P
OINTが「6」、すなわち、上側AF点であれば、左
外側AF点に変更するべく、AF点を示す変数F_PO
INTを「1」にする。現在、AF点を示す変数F_P
OINTが「7」、すなわち、下側AF点であれば、左
外側AF点に変更するべく、AF点を示す変数F_PO
INTを「1」にする。その後はステップ#312へ進
む。
【0088】ステップ#312においては、6秒の設定
タイマを更新し、ステップ#313へ進み、変更後のA
F点の設定状態を表示させる。このため、CPU100
はLCD駆動回路105に信号を送り、モニタ用LCD
42のAF点表示部に表示させる。その後はステップ#
314へ進み、設定タイマがタイムアップしていればス
テップ#315へ進み、サブルーチン「AF点変更判定
1」を終了し、リターンする。また、設定タイマがタイ
ムアップしていなければステップ#304に戻る次に、
サブルーチン「AF点変更判定2」について、図15の
フローチャートを用いて以下に説明する。
【0089】まず、ステップ#351において、AF点
選択モードレバー46がA側にセットされ、スイッチS
WAFSELがオンしているか否かを判定し、オンして
いれば、すなわち、AF点自動選択モードであればステ
ップ#352へ進み、そうでなければ直ちにステップ#
353へ進む。ステップ#352へ進むと、合焦状態で
あればステップ#353へ進み、そうでなければステッ
プ#362へ進む。
【0090】上記ステップ#351〜#352にて、任
意選択モードであればAF点変更操作を受け付けるよう
にしている。また、自動選択モードであれば、合焦状態
になった後にだけ受け付ける様にしている。
【0091】次のステップ#353においては、AF点
セレクトキー47の下釦47aが押され、スイッチSW
FP_Dがオンしていれば、ステップ#354へ進み、
そうでなければステップ#355へ進む。ステップ#3
54へ進んだ場合、図17(a)のAF点変更表に従っ
て、AF点を下側へ変更する。変更内容は、上記ステッ
プ#305と同じである。
【0092】次のステップ#355においては、AF点
セレクトキー47の上釦47bが押され、スイッチSW
FP_Uがオンしていれば、ステップ#356へ進み、
そうでなければステップ#357へ進む。ステップ#3
56へ進んだ場合、図17(b)のAF点変更表に従っ
て、AF点を上側へ変更する。変更内容は、上記ステッ
プ#307と同じである。
【0093】次のステップ#357においては、AF点
セレクトキー47の右釦47cが押され、スイッチSW
FP_Rがオンしていれば、ステップ#358へ進み、
そうでなければステップ#359へ進む。ステップ#3
58へ進んだ場合、図17(c)のAF点変更表に従っ
て、AF点を右側へ変更する。変更内容は、ステップ#
309と同じである。
【0094】次のステップ#359においては、AF点
セレクトキー47の左釦47dが押され、スイッチSW
FP_Lがオンしていれば、ステップ#360へ進み、
そうでなければステップ#362へ進む。ステップ#3
60へ進んだ場合、図17(d)のAF点変更表に従っ
て、AF点を左側へ変更する。変更内容は、ステップ#
311と同じである。その後はステップ#361へ進
み、AF点変更の設定状態を表示させている。このた
め、CPU100はLCD駆動回路105に信号を送
り、モニタ用LCD42のAF点表示部に表示させる。
【0095】そして、ステップ#362にてサブルーチ
ン「AF点変更判定2」を終了し、リターンする。
【0096】次に、サブルーチン「AF点変更判定3」
について、図16のフローチャートを用いて以下に説明
する。
【0097】まず、ステップ#401において、AF点
選択モードレバー46がA側にセットされ、スイッチS
WAFSELがオンしていれば、すなわち、AF点自動
選択モードであればステップ#411へ進み、そうでな
ければステップ#402へ進む。このステップにて、A
F点任意選択モードであれば、AF点変更操作を受け付
けるようにしている。
【0098】次のステップ#402においては、AF点
セレクトキー47の下釦47aが押され、スイッチSW
FP_Dがオンしていれば、ステップ#403へ進み、
そうでなければステップ#404へ進む。ステップ#4
03へ進んだ場合、図17(a)のAF点変更表に従っ
て、AF点を下側へ変更する。変更内容は、ステップ#
305と同じである。
【0099】次のステップ#404においては、AF点
セレクトキー47の上釦47bが押され、スイッチSW
FP_Uがオンしていれば、ステップ#405へ進み、
そうでなければステップ#406へ進む。ステップ#4
05へ進んだ場合、図17(b)のAF点変更表に従っ
て、AF点を上側へ変更する。変更内容は、ステップ#
307と同じである。
【0100】次のステップ#406においては、AF点
セレクトキー47の右釦47cが押され、スイッチSW
FP_Rがオンしていれば、ステップ#407へ進み、
そうでなければステップ#408へ進む。ステップ#4
07へ進んだ場合、図17(c)のAF点変更表に従っ
て、AF点を右側へ変更する。変更内容は、ステップ#
309と同じである。
【0101】次のステップ#408においては、AF点
セレクトキー47の左釦47dが押され、スイッチSW
FP_Lがオンしていれば、ステップ#409へ進み、
そうでなければステップ#411へ進む。ステップ#4
09へ進んだ場合、図17(d)のAF点変更表に従っ
て、AF点を左側へ変更する。変更内容は、ステップ#
311と同じである。その後はステップ#410へ進
み、変更後のAF点の設定状態を表示させている。この
ため、CPU100はLCD駆動回路105に信号を送
り、モニタ用LCD42のAF点表示部に表示させる。
【0102】そして、ステップ#411にてサブルーチ
ン「AF点変更判定3」を終了し、リターンする。
【0103】以上、説明してきた通り、 1)カメラが測光も焦点検出も実行していない、いわゆ
る、スタンバイ状態では、AF点セレクトキー47の下
釦47a,上釦47b,右釦47c,左釦47dの何れ
かが押されると、サブルーチン「AF点変更判定1」が
コールされ、AF点変更動作状態に入る(図8のステッ
プ#108〜#109)。この後、更にAF点セレクト
キー47の下釦47aが押されると、AF点を下側に変
更する(ステップ#304〜#305)。また、AF点
セレクトキー47の上釦47bが押されると、AF点を
上側に変更する(図14のステップ#306〜#30
7)。また、AF点セレクトキー47の右釦47cが押
されると、AF点を右側に変更する(ステップ#308
〜#309)。また、AF点セレクトキー47の左釦4
7dが押されると、AF点を左側に変更する(ステップ
#310〜#311)。
【0104】2)レリーズ釦41の第1ストロークが押
され、スイッチSW1がオンしている状態では、ステッ
プ#117にてサブルーチン「AF点変更判定2」がコ
ールされ、AF点選択モードレバー46がA側、すなわ
ち、AF点自動選択に設定されている場合は、合焦状態
の時だけAF点変更を受け付けるように機能させ、AF
点選択モードレバー46がM側、すなわち、AF点任意
選択に設定されている場合は、条件なくAF点変更を受
け付けるように機能させる(図15のステップ#351
〜#352)。この時、AF点セレクトキー47の下釦
47aが押されると、AF点を下側に変更する(ステッ
プ#353〜ステップ#354)。また、AF点セレク
トキー47の上釦47bが押されると、AF点を上側に
変更する(ステップ#355〜#356)。また、AF
点セレクトキー47の右釦47cが押されると、AF点
を右側に変更する(ステップ#357〜#358)。ま
た、AF点セレクトキー47の左釦47dが押される
と、AF点を左側に変更する(ステップ#359〜#3
60)。
【0105】3)測光継続タイマ中の状態では、ステッ
プ#132にてサブルーチン「AF点変更判定3」がコ
ールされ、AF点選択モードレバー46がA側、すなわ
ち、AF点自動選択に設定されていればAF点変更を受
け付けないように機能し(図16のステップ#40
1)、AF点選択モードレバー46がM側、すなわち、
AF点任意選択に設定されている時に、AF点変更を受
け付ける(ステップ#402〜#411)。この時、A
F点セレクトキー47の下釦47aが押されると、AF
点を下側に変更する(ステップ#402〜#403)。
また、AF点セレクトキー47の上釦47bが押される
と、AF点を上側に変更する(ステップ#404〜#4
05)。また、AF点セレクトキー47の右釦47cが
押されると、AF点を右側に変更する(ステップ#40
6〜#407)。また、AF点セレクトキー47の左釦
47dが押されると、AF点を左側に変更する(ステッ
プ#408〜#409)。
【0106】上記の動作において、 1)カメラが測光もAFも実行していない、いわゆる、
スタンバイ状態では、1回めのAF点セレクトキー47
の下釦47a,上釦47b,右釦47c,左釦47dの
操作ではAF点変更動作状態に入るだけでAF点変更は
行わず、AF点変更動作状態に入った後のAF点セレク
トキー47の下釦47a,上釦47b,右釦47c,左
釦47dの操作で、AF点変更が行われるので、誤っ
て、AF点セレクトキー47に触れたことによる、AF
点変更が行われる問題を防止できる。
【0107】2)レリーズ釦41の第1ストロークが押
されている状態では、AF点選択モードレバー46がA
側、すなわち、AF点自動選択に設定されている場合
は、合焦状態の時だけAF点変更を受け付けるように機
能させることで、カメラが主被写体と判定したAF点が
不適切であった場合等、AF点の変更が必要な場合にも
瞬時にAF点の変更が可能になるため、AF点の変更操
作の操作性を向上させることができる。
【0108】また、AF点選択モードレバー46がM
側、すなわち、AF点任意選択に設定されている場合
は、条件なくAF点変更を受け付けるように機能させる
ことで、瞬時にAF点の変更が可能になるため、AF点
の変更操作の操作性を向上させることができる。
【0109】3)測光継続タイマ中の状態では、AF点
選択モードレバー46がA側、すなわち、AF点自動選
択に設定されていればAF点変更を受け付けないように
機能することで、誤って、AF点セレクトキー47に触
れたことによる、AF点変更が行われる問題を防止でき
る。
【0110】また、AF点選択モードレバー46がM
側、すなわち、AF点任意選択に設定されている時に、
条件なくAF点変更を受け付けることで、瞬時にAF点
の変更が可能になるため、AF点の変更操作の操作性を
向上させることができる。
【0111】これらの様に、誤動作の防止と操作性の向
上の両立を実現できるものである。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜5の何
れかに記載の発明によれば、焦点状態を検出する領域を
不用意に変更してしまうといった誤動作を防止すること
ができ、しかも上記領域の変更の操作性を向上させるこ
とができる自動焦点カメラを提供できるものである。
【0113】また、請求項6に記載の発明によれば、焦
点状態を検出する領域を不用意に変更してしまうといっ
た誤動作を防止することができる自動焦点カメラを提供
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る一眼レフカメラを
示す要部概略図である。
【図2】図1のカメラの上面及び背面を示す図である。
【図3】図1のカメラのファインダ視野内の説明する為
の図である。
【図4】図1のカメラに具備されたモードダイヤル50
の詳細を示す図である。
【図5】図1のカメラの電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図6】図1のカメラに具備されたモニタ用LCDとフ
ァインダ内LCDの説明する為の図である。
【図7】図1のカメラに具備されたスイッチSWMOD
E1〜SWMODE4の状態と撮影モードの対応関係を
示す図である。
【図8】本発明の実施の一形態に係るカメラの動作の一
部を示すフローチャートである。
【図9】図8の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明の実施の一形態に係るカメラのサブル
ーチン「焦点検出」を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の一形態に係るカメラのサブル
ーチン「空送り」を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の一形態に係るカメラにおける
レリーズ動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の一形態に係るカメラのサブル
ーチン「巻き戻し」を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の一形態に係るカメラのサブル
ーチン「AF点変更判定1」を示すフローチャートであ
る。
【図15】本発明の実施の一形態に係るカメラのサブル
ーチン「AF点変更判定2」を示すフローチャートであ
る。
【図16】本発明の実施の一形態に係るカメラのサブル
ーチン「AF点変更判定3」を示すフローチャートであ
る。
【図17】本発明の実施の一形態に係るカメラに具備さ
れたAF点セレクトキーの下釦、上釦、右釦もしくは左
釦が押された場合のそれぞれ「AF点変更表」を示す図
である。
【図18】従来の複数のAF点を有するカメラの外部表
示例を示す図である。
【図19】図18のカメラにおいてAF点設定モードと
して自動選択法が設定された場合の外部例を示す図であ
る。
【図20】図18のカメラにおいてAF点設定モードと
して任意選択法が設定された場合の外部例を示す図であ
る。
【符号の説明】
6 焦点検出装置 10 測光センサ 24 ファインダ内LCD 41 レリーズ釦 42 モニタ用LCD 46 AF点選択モードレバー 47 AF点セレクトキー 47a AF点セレクトキーの下釦 47b AF点セレクトキーの上釦 47c AF点セレクトキーの右釦 47d AF点セレクトキーの左釦 50 モードダイヤル 100 CPU 102 測光回路 103 焦点検出回路 104 信号入力回路 105 LCD駆動回路 106 LED駆動回路 201〜207 AF点マーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画面内の複数の領域の焦点状態を検
    出する焦点検出手段と、前記複数の領域における各焦点
    検出結果の中から任意の焦点検出結果を自動的に選択す
    る自動選択モードと前記複数の領域における任意の領域
    を撮影者の意志により選択する任意選択モードを設定す
    るモード設定手段と、自動選択モード時には自動選択さ
    れた焦点検出結果に基づいて焦点調節を行い、任意選択
    モード時には選択された焦点検出結果に基づいて焦点調
    節を行う焦点調節手段とを有する自動焦点カメラにおい
    て、 前記自動選択モード、または、前記任意選択モード時に
    選択された領域を変更するため、2次元方向の方向指示
    が可能な操作部材を有した測距点変更手段と、前記自動
    選択モードと前記任意選択モードとで、前記測距点変更
    手段の機能を有効、無効とする条件を異ならせる制御手
    段とを有することを特徴とする自動焦点カメラ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、撮影準備動作が開始さ
    れており、かつ、前記自動選択モード時には、前記焦点
    調節がなされて合焦状態になっている場合のみ、前記測
    距点変更手段の機能を有効にすることを特徴とする請求
    項1に記載の自動焦点カメラ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、撮影準備動作が開始さ
    れており、かつ、前記任意選択モード時には、焦点状態
    によらず、前記測距点変更手段の機能を有効にすること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の自動焦点カメラ。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、撮影準備動作の開始が
    指示され、撮影動作の開始指示がなされるのを待機して
    いる状態であり、かつ、前記自動選択モード時には、前
    記測距点変更手段の機能を無効にすることを特徴とする
    請求項1〜3の何れかに記載の自動焦点カメラ。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、撮影準備動作の開始が
    指示され、撮影動作の開始指示がなされるのを待機して
    いる状態であり、かつ、前記任意選択モード時には、焦
    点状態によらず、前記測距点変更手段の機能を有効にす
    ることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の自動
    焦点カメラ。
  6. 【請求項6】 撮影画面内の複数の領域の焦点状態を検
    出する焦点検出手段と、前記複数の領域における各焦点
    検出結果の中から任意の焦点検出結果を自動的に選択す
    る自動選択モードと前記複数の領域における任意の領域
    を撮影者の意志により選択する任意選択モードを設定す
    るモード設定手段と、自動選択モード時には自動選択さ
    れた焦点検出結果に基づいて焦点調節を行い、任意選択
    モード時には選択された焦点検出結果に基づいて焦点調
    節を行う焦点調節手段とを有する自動焦点カメラにおい
    て、 前記自動選択モード、または、前記任意選択モード時に
    選択された領域を変更するため、2次元方向の方向指示
    が可能な操作部材を有した測距点変更手段と、前記測距
    点変更手段の1回目の操作だけでは前記選択された領域
    の変更を受け付けない領域変更制御手段とを有すること
    を特徴とする自動焦点カメラ。
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