JP2001147040A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JP2001147040A
JP2001147040A JP32972699A JP32972699A JP2001147040A JP 2001147040 A JP2001147040 A JP 2001147040A JP 32972699 A JP32972699 A JP 32972699A JP 32972699 A JP32972699 A JP 32972699A JP 2001147040 A JP2001147040 A JP 2001147040A
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JP
Japan
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air
conditioned
air conditioner
conditioning
discharge ports
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JP32972699A
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Hirotada Nakazawa
宏忠 中沢
Kenichiro Machida
健一郎 町田
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Sumitomo Densetsu Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Densetsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細長の作業エリアを効率よく限定して空調で
きる空調装置を提供することである。 【解決手段】 通路6の上方に配管されたダクト4から
分岐する3つの吐出口8a、8b、8cを、細長の作業
エリア7に向けて上下に近接させて配置し、これらの吐
出口8a、8b、8cからそれぞれ異なる風速で空調空
気を水平向きに吐出することにより、高速で吐出する空
調空気ほど作業エリア7の遠方で屋内上方から降下さ
せ、作業エリア7に各吐出口8a、8b、8cからの空
調空気を分配供給して、細長の空調エリア7を効率よく
空調できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、屋内空間の特定
のエリアを部分的に空調する空調装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】工場等の屋内空間が広い建物では、空調
のためのエネルギとコストを節約するために、作業者等
の居る作業エリアのみを部分的に空調する、いわゆるス
ポット空調装置が多く採用されている。これらのスポッ
ト空調装置は、移動式のものと固定式のものとに大別さ
れる。
【0003】移動式の空調装置は、送風機を備えた空調
装置本体に空調空気の吐出口を一体に形成し、空調装置
本体をキャスタ等で床上を移動可能とするものであり、
空調空気の吐出口は人の背の高さ以下の位置で概ね水平
方向に向けて設けられ、比較的狭いエリアを空調するも
のが多い。吐出口が水平面内で回動可能に形成されたも
のもある。
【0004】固定式の空調装置は、空調装置本体からの
空調空気をダクトで導き、このダクトに吐出口を設けた
ものであり、吐出口は屋内の上部に設けられ、この吐出
口から空調空気を下向きに吐出して、縦横長さがあまり
違わないエリアを空調するものが多い。特開平6−50
586号公報に開示されたスポット空調装置のように、
吐出口を斜め下方に向けて回動可能に形成したものもあ
る。
【0005】前記移動式のものは空調エリアが一定しな
い場合に適しているが、空調エリアが多い場合は、多数
の空調装置を必要とするので、設備コストが高くなる。
固定式のものは空調エリアがある程度決まっていること
が前提となるが、一つの空調装置で複数のエリアを空調
できるので、空調エリアが多い場合に適している。
【0006】一方、工場では、空調エリアとしての作業
エリアが製造ラインや検査ライン等に沿って細長である
場合が多い。複数のラインが近接して並列に配置され、
これらのラインの間に細長の作業エリアが設けられる場
合もある。
【0007】このような細長の作業エリアを空調するも
のとして、実公昭60−32515号公報には、ライン
に沿う細長の作業エリアの上方に配管した固定式空調装
置のダクトに沿って、複数の下向きの吐出口を設けた実
施例が開示されている。また、実公昭61−20438
号公報には、細長の作業エリアを空調するものではない
が、移動式空調装置に冷風の風速が異なる吐出口を2つ
設け、空調装置から空調エリアまでの距離に応じてこれ
らの吐出口を使い分けるスポットクーラーが開示されて
いる。
【0008】前者は、ライン数が多い場合やライン長が
長い場合にも容易に対応できる利点を有するが、細長の
作業エリアの直上に多数の吐出口が配されるので、空調
空気の吐出に伴う騒音が大きくなる問題がある。また、
各吐出口から吐出される空調空気は幅方向にも広がるの
で、作業エリアの幅が狭い場合は空調ロスが大きくな
る。ラインの設備によっては、発熱するものや、作業環
境とは異なる適正温度に保持することが必要なものもあ
り、空調空気の流れが幅方向に広がってライン設備に当
たると、設備の熱を作業エリアに拡散したり、設備の適
正保持温度に外乱を与えたりする問題もある。
【0009】後者は、ごく限られた細長の作業エリアに
適用できる可能性はあるが、ライン数が多い場合やライ
ン長が長い場合は、多数の空調装置を必要とし、設備コ
ストが高くなる。また、空調装置本体が床上に配される
ので、ラインに沿う作業エリアでは作業の邪魔となる問
題もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明の課
題は、細長の作業エリアを効率よく限定して空調できる
空調装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、送風機からの空調空気をダクトで導
き、屋内の少なくとも一つの部分的な空調エリアに向け
て、前記ダクトに設けた吐出口から空調空気を吐出し、
前記空調エリアを空調する空調装置において、前記一つ
の空調エリア当たりの空調空気の吐出口を複数に設け、
これらの複数の吐出口を屋内の上部で互いに近接させ
て、前記空調エリアに向けて概ね水平向きに配置し、各
吐出口からそれぞれ異なる風速で空調空気を吐出する構
成を採用したものである。
【0012】すなわち、固定式空調装置のダクトに、複
数の吐出口を屋内の上部で互いに近接させて、空調する
エリアに向けて概ね水平向きに配置し、これらの吐出口
からそれぞれ異なる風速で空調空気を吐出することによ
り、高速で吐出する空調空気ほど空調エリアの遠方で屋
内上方から降下させ、細長の空調エリアを各吐出口に分
担させて空調するようにした。
【0013】前記互いに近接する複数の吐出口を上下に
配置し、上側の吐出口から吐出する空調空気ほど、その
風速を速くすることにより、各吐出口からの空調空気の
流れを互いに干渉させることなく、空調空気を効率よく
細長の空調エリアに分配供給することができる。
【0014】前記吐出口の断面を横長な偏平形状とし、
その先端部に平行部を設けることにより、上下で異なる
風速で吐出される空調空気を層流とし、かつ空調エリア
の幅に応じて空調空気の供給幅を無駄なく調整して、さ
らに効率よく空調空気を空調エリアに分配供給すること
ができる。
【0015】前記互いに近接する複数の吐出口の配置高
さは床上1.8m以上で、3.0m以下、前記複数の吐
出口のうち風速の近い2つの吐出口からの空調空気の風
速差を2m/秒以上で、5m/秒以下とすることが望ま
しい。
【0016】前記吐出口の配置高さを床上1.8m以上
としたのは、吐出口を作業者の平均背丈よりも高くする
ためであり、吐出口を3.0m以下としたのは、あまり
高くすると空調空気が拡散しやすくなるからである。な
お、作業者が全て座位の場合は、上記範囲内で吐出口を
低めにするのがよい。
【0017】本発明者らは、水平方向に吐出される空調
空気の平均到達距離L(m)は、吐出される空調空気の
風速V(m/秒)と概ね一致することを確認した。ま
た、到達距離Lの広がりΔL(m)は、風速Vのレベル
によって異なるが、空調用として実用的な風速Vが20
m/秒以下では、2〜5m程度であったので、前記空調
空気の風速差を2m/秒以上で、5m/秒以下とした。
【0018】前記互いに近接する複数の吐出口を同一ダ
クトから分岐する分岐管に設け、これらの各分岐管の通
気断面を調節する弁を設けて、各吐出口から吐出する空
調空気の風速を変更可能とすることにより、ダクトの配
管本数を少なくすることができる。分岐管の通気断面を
調節する弁としては、回転式のダンパやスライド弁等を
用いることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3に基づき、こ
の発明の実施形態を説明する。この空調装置は、図1に
示すように、送風機を内蔵する空調装置本体1が工場の
天井に取り付けられ、屋外に開口する外気導入口2と配
管3で接続されている。空調装置本体1には2系統の送
風ダクト4が接続され、各ダクト4が複数の並列な製造
ライン5と直交する通路6の上方に導かれている。これ
らのダクト4には、各製造ライン5に沿う細長の作業エ
リア7の方向に向けて空調空気を吐出する吐出口8a、
8b、8cが、各作業エリア7当たり3つずつ設けられ
ている。
【0020】前記3つずつの吐出口8a、8b、8c
は、図2(a)、(b)に示すように、ダクト4から分
岐する3つの分岐管9a、9b、9cの先端にそれぞれ
設けられ、上下に互いに近接して水平方向を向けられて
いる。各吐出口8a、8b、8cは横長偏平な断面形状
とされ、その先端部には吐出される空調空気の上下左右
への広がりを抑制するための平行部10が設けられてい
る。
【0021】前記各分岐管9a、9b、9cの中には、
各吐出口8a、8b、8cから吐出される空調空気の風
速Vを調節する回転式ダンパ11が取り付けられてい
る。ダンパ11は上段側の分岐管9aほど通気断面を狭
めるようにセットされ、上段側の吐出口8aほど空調空
気を速い風速Vで吐出する。
【0022】図3は、各吐出口8a、8b、8cから吐
出される空調空気の流れを示す。ダクト4は床上2.3
mの位置に配管され、各吐出口8a、8b、8cは床上
2mから2.3mの間に設けられている。ダクト4の下
方の通路6の幅は2m、製造ライン5の長さは12mで
あり、ダクト4から2m〜14mの範囲が作業エリア7
となっている。
【0023】前記各吐出口8a、8b、8cから吐出さ
れる空調空気の風速Va、Vb、Vcは、上段側から1
2m/秒、8m/秒、4m/秒となっており、それぞれ
の吐出口8a、8b、8cからの空調空気の平均到達距
離La、Lb、Lcは概ね12m、8m、4m、その製
造ライン5方向の広がりΔLは約4mである。したがっ
て、各吐出口8a、8b、8cから水平方向に吐出され
る空調空気は、それぞれ製造ライン5方向に広がりなが
ら作業エリア7の斜め上方から降下し、作業エリア7を
長手方向に約4mずつ分担して空調する。
【0024】上述した実施形態では、各作業エリアに対
して空調空気の吐出口を3つずつ設けたが、2つまたは
4つ以上とすることもできる。また、各吐出口用の分岐
管を水平方向に延びるダクトから分岐させたが、ダクト
に立ち上がり部を設け、この立ち上がり部に分岐管を設
けてもよい。ダクトそのものを複数本並列に配管し、別
々のダクトに吐出口を一つずつまたは複数個設けること
もできる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明の空調装置は、
固定式空調装置のダクトに、複数の吐出口を屋内の上部
で互いに近接させて、空調するエリアに向けて概ね水平
向きに配置し、これらの吐出口からそれぞれ異なる風速
で空調空気を吐出することにより、高速で吐出する空調
空気ほど空調エリアの遠方で屋内上方から降下させ、細
長の空調エリアを各吐出口に分担させて空調するように
したので、少ない吐出口の数で細長の空調エリアを効率
よく空調することができる。
【0026】また、互いに近接する複数の吐出口を上下
に配置し、上側の吐出口から吐出する空調空気ほど、そ
の風速を速くすることにより、各吐出口からの空調空気
の流れを互いに干渉させることなく、空調空気を効率よ
く細長の空調エリアに分配供給することができる。
【0027】さらに、吐出口の断面を横長な偏平形状と
し、その先端部に平行部を設けることにより、上下で異
なる風速で吐出される空調空気を層流とし、かつ空調エ
リアの幅に応じて空調空気の供給幅を無駄なく調整し
て、一層効率よく空調空気を空調エリアに分配供給する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】工場に装備した空調装置の実施形態を示すレイ
アウト図
【図2】aは図1の吐出口の拡大正面図、bはaの側面
【図3】図1の吐出口からの空調空気の流れを示す縦断
面図
【符号の説明】
1 空調装置本体 2 外気導入口 3 配管 4 ダクト 5 製造ライン 6 通路 7 作業エリア 8a、8b、8c 吐出口 9a、9b、9c 分岐管 10 平行部 11 ダンパ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機からの空調空気をダクトで導き、
    屋内の少なくとも一つの部分的な空調エリアに向けて、
    前記ダクトに設けた吐出口から空調空気を吐出し、前記
    空調エリアを空調する空調装置において、前記一つの空
    調エリア当たりの空調空気の吐出口を複数に設け、これ
    らの複数の吐出口を屋内の上部で互いに近接させて、前
    記空調エリアに向けて概ね水平向きに配置し、各吐出口
    からそれぞれ異なる風速で空調空気を吐出するようにし
    たことを特徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】 前記互いに近接する複数の吐出口を上下
    に配置し、上側の吐出口から吐出する空調空気ほど、そ
    の風速を速くした請求項1に記載の空調装置。
  3. 【請求項3】 前記吐出口の断面を横長な偏平形状と
    し、その先端部に平行部を設けた請求項2に記載の空調
    装置。
  4. 【請求項4】 前記互いに近接する複数の吐出口の配置
    高さを床上1.8m以上で、3.0m以下とし、前記複
    数の吐出口のうち風速の近い2つの吐出口からの空調空
    気の風速差を2m/秒以上で、5m/秒以下とした請求
    項1乃至3のいずれかに記載の空調装置。
  5. 【請求項5】 前記互いに近接する複数の吐出口を同一
    ダクトから分岐する分岐管に設け、これらの各分岐管の
    通気断面を調節する弁を設けて、各吐出口から吐出する
    空調空気の風速を変更可能とした請求項1乃至4のいず
    れかに記載の空調装置。
JP32972699A 1999-11-19 1999-11-19 空調装置 Pending JP2001147040A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010025549A (ja) * 2009-11-05 2010-02-04 Dai-Dan Co Ltd 送風ユニット
JP2014206345A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 トヨタ自動車株式会社 空調システム及び空調方法
JP2016011770A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 ダイダン株式会社 情報処理機器室用空調システム
JP2016048150A (ja) * 2014-08-28 2016-04-07 ダイダン株式会社 情報処理機器室用空調システム
CN106288269A (zh) * 2016-09-12 2017-01-04 珠海格力电器股份有限公司 出风组件及具有其的空调器

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