JPH06213503A - 食品食肉等低温工場の空調装置 - Google Patents

食品食肉等低温工場の空調装置

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JPH06213503A
JPH06213503A JP433093A JP433093A JPH06213503A JP H06213503 A JPH06213503 A JP H06213503A JP 433093 A JP433093 A JP 433093A JP 433093 A JP433093 A JP 433093A JP H06213503 A JPH06213503 A JP H06213503A
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JP
Japan
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air
low temperature
ceiling
meat
food
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Withdrawn
Application number
JP433093A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yamada
耕二 山田
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Taikisha Ltd
Original Assignee
Taikisha Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Taikisha Ltd filed Critical Taikisha Ltd
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Publication of JPH06213503A publication Critical patent/JPH06213503A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/02Ducting arrangements
    • F24F13/06Outlets for directing or distributing air into rooms or spaces, e.g. ceiling air diffuser
    • F24F2013/0608Perforated ducts

Landscapes

  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吹出口部材から吹き出された冷気を、作業者
が感じることのない速度で室内全体に均一に行きわたら
せる。 【構成】 天井15近くに布製筒状吹出口部材14を配置す
る。天井15近くに、吸込口17を設ける。吹出口部材14と
吸込口17が水平方向に隔てさせる。吹出口部材14より上
方レベルに吸込口17を位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、食品食肉等低温工場
において、生産ラインに雑菌等が混入しない低温(10
〜18℃)の空調域を形成するとともに、作業者の体感
温度が下がらないようにするために冷気を、周囲空気と
の比重差による下降気流速度で均一拡散させるのに適し
た空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては、例えば、特開平
3−110343号公報に開示されているように、天井
近くに、一端を吹出口に接続した布製他端閉鎖筒状吹出
口部材が配置されており、吹出口部材からは、0.05
〜0.1m/s程度の極低速の冷気が吹き出されるよう
になされているものが知られている。
【0003】上記装置において、吹出口と吸込口の配置
関係については開示されていないが、室内空気を循環さ
せるために吸込口は床またはこれに近い側壁に設けられ
ることが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記装置では、吹出口
部材から吹き出された冷気は、吹出風速と室内空気との
比重差による加速によって下降気流を形成するが、吹出
口と位置および吸込風速によって作業域付近の気流は影
響を受ける。例えば、吸込口による下向き気流分速が吹
出気流に加わると、冷気の速度が加速させられるため、
これが、作業者によって感じられる程度まで大きくなる
恐れがある。
【0005】この発明の目的は、吹出口部材から吹き出
された冷気を、作業者が感じることのない速度で室内全
体に均一に行きわたらせることができる食品食肉等低温
工場の空調装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による食品食肉
等低温工場の空調装置は、天井近くに布製筒状吹出口部
材14が配置されている食品食肉等低温工場の空調装置に
おいて、天井近くに、所要数の吸込口が設けられている
ことを特徴とするものである。
【0007】さらに、吹出口部材の下方に、これにそっ
て床上に並べられた作業台等よりなる作業ラインが形成
されるとともに、作業ラインの両側に非作業ラインが形
成され、吸込口の数が2以上であり、非作業ラインの上
方に吸込口がすくなくとも1つずつ位置させられていて
もよい。
【0008】また、吹出口部材より上方レベルに吸込口
が位置させられていてもよい。
【0009】
【作用】この発明による食品食肉等低温工場の空調装置
では、天井近くに、所要数の吸込口が設けられているか
ら、上記したように、吹出口部材から吹き出されて下降
する空気に対し、吸込口に吸い込まれる空気は自然対流
をともなって上向きに流れて、吸込気流が上昇気流とな
るため、下降する空気が吸込気流によって加速されるこ
とがなく、気流が温度成層を形成して拡散されることに
なる。
【0010】さらに、吹出口部材の下方に、これにそっ
て床上に並べられた作業台等よりなる作業ラインが形成
されるとともに、作業ラインの両側に非作業ラインが形
成され、吸込口の数が2以上であり、非作業ラインの上
方に吸込口がすくなくとも1つずつ位置させられている
と、下降する空気が作業ラインに向かって流れ、作業ラ
インで熱をうばって上昇する空気が吸込口に向かって流
れるため、清浄度、温度条件等の比較的重要度の高い作
業ラインから比較的重要度の低い非作業ラインに向かっ
て流れる空気の流れが形成される。
【0011】また、吹出口部材より上方レベルに吸込口
が位置させられていると、熱をうばって上昇した空気が
吹出口部材より上方レベルに滞留させられる。
【0012】
【実施例】この発明の実施例を、図面を参照してつぎに
説明する。
【0013】図1を参照すると、室11内の床12上には、
複数の作業台13が左右方向に所定間隔をおいて並列状に
並べられている。各作業台13の真上をこれと平行にのび
るように水平筒状吹出口部材14が配されている。そし
て、天井15における隣り合う吹出部材14の中間上方に
は、吸込ダクト16が埋設され、吸込ダクト16の長さ方向
適所には、下向きに開口して室内11と連通させられた吸
込口17が設けられている。吸込ダクト16は、図示しない
送風機に接続されている。
【0014】図2を参照すると、図示しない空調機本体
から冷気が送られてくる送風ダクト18が示されている。
送風ダクト18には、吹出部材14と対応して吹出口19が作
業ライン毎に設けられ、これらに、吹出部材14の一端が
それぞれ接続されている。吹出部材14の他端は閉鎖され
ている。
【0015】吹出部材14は、その上半分と下半分を通気
抵抗の異なる別々の布21,22で形成したものである。吹
出部材14の上半分の布21の通気抵抗は、布表面に大きく
結露が起きない程度に極わずかだけ冷気が吹き出される
ように大きく設定されている。下半分の布22の通気抵抗
は、10〜20mmAqであり、吹出速度が0.05〜0.
1m/s となるように設定されている。
【0016】吹出口部材14から吹き出される冷気の温度
は、3.2℃であり、室11内の平均温度は、10.2℃
であるとすると、吹出口部材14から吹き出された冷気
は、室内空気との比重差によって下降する。一方、作業
者や作業台13上の食品等によって室内空気が温められる
と、温められた空気は上昇する。温められた空気が吹出
部材14の配置レベルまで上昇すると、これより上方には
冷気の下降気流が存在しないため、天井15近くに積極的
に溜められ、これにより、吹出口部材14の配置レベルを
境界として、それより上方の天井15までの空間が高温域
Hを形成し、それより下方の床12まで空間が低温域Lを
形成する。天井15近くに積極的に溜められた暖かい空気
は、吸込口17を通じて室外に排出される。
【0017】ここで、室内温度分布を実測したので、そ
の測定結果を図3に示す。吹出口部材からの吹出温度は
3.2℃、吹出速度は0.06m/s である。吹出口部材
の配置高さは2400mmである。図3からあきらかなよ
うに、室内の作業ライン上には温度成層が形成され、室
内の高さ方向の最大温度差△t=11.0−10.5=
0.5℃である。また、この場合、湿度が60%である
とすると、床上1000mm付近の体感温度は、9.9℃
となる。
【0018】冒頭で説明した従来例について、同じ条件
で測定を行ったところ、室内の高さ方向の最大温度差△
t´=11.4−10.4=1.0℃であり、室内には
温度成層が形成されないため位置による気流速度差がお
おきくて、体感温度の測定はできなかった。
【0019】上記実施例では、吹出口部材14は別々の布
21,22で形成されていたが、図4に示すように、吹出口
部材14の全体を通気抵抗の一様な布31形成してもよい。
また、図5に示すように、吹出部材14の長さ方向に交互
に通気抵抗の異なる布41,42で形成するようにしてもよ
い。さらに、図示しないが、吹出部材14の一部のみを、
他と通気抵抗の異なる布で形成するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、吹出口部材か
ら吹き出されて下降する空気に対し、吸込口に吸い込ま
れる空気は自然対流をともなって上向きに流れて、吸込
気流が上昇気流となるため、下降する空気が吸込気流に
よって加速されることがなく、気流が温度成層を形成し
て拡散されることになるから、吹出口部材から吹き出さ
れた冷気を、作業者が感じることのない速度で室内全体
に均一に行きわたらせることができる。
【0021】さらに、請求項2の発明によれば、下降す
る空気が作業ラインに向かって流れ、作業ラインで熱を
うばって上昇する空気が吸込口に向かって流れるため、
清浄度、温度条件等の比較的重要度の高い作業ラインか
ら比較的重要度の低い非作業ラインに向かって流れる空
気の流れが形成されるから、作業ラインを効率よく空調
することができる。
【0022】また、請求項3の発明によれば、熱をうば
って上昇した空気が吹出口部材より上方レベルに滞留さ
せられるから、吸込口から熱をうばった空気を効率よく
吸い込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による空調装置の正面図である。
【図2】同装置の斜視図である。
【図3】同装置によって冷却された室内の温度分布を示
すグラフである。
【図4】他の実施例を示す図2相当の斜視図である。
【図5】さらに他の実施例を示す図2相当の斜視図であ
る。
【符号の説明】
14 吹出口部材 15 天井 17 吸込口 19 吹出口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井15近くに布製筒状吹出口部材14が配
    置されている、食品食肉等低温工場の空調装置におい
    て、 天井15近くに、所要数の吸込口17が設けられていること
    を特徴とする、食品食肉等低温工場の空調装置。
  2. 【請求項2】 吹出口部材14の下方に、これにそって床
    12上に並べられた作業台13等よりなる作業ラインが形成
    されるとともに、作業ラインの両側に非作業ラインが形
    成され、 吸込口17の数が2以上であり、非作業ラインの上方に吸
    込口17がすくなくとも1つずつ位置させられていること
    を特徴とする、請求項1記載の食品食肉等低温工場の空
    調装置。
  3. 【請求項3】 吹出口部材14より上方レベルに吸込口17
    が位置させられている、請求項1および請求項2のいず
    れかに記載の食品食肉等低温工場の空調装置。
JP433093A 1993-01-13 1993-01-13 食品食肉等低温工場の空調装置 Withdrawn JPH06213503A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002538408A (ja) * 1999-03-03 2002-11-12 バールコール− エール・アクチエンゲゼルシヤフト 空冷要素、空冷作用方法及び空冷装置
JP2006349271A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Takasago Thermal Eng Co Ltd 空調システム
JP2013504030A (ja) * 2009-09-03 2013-02-04 クリスプ・ベスローテン・フェンノートシャップ 冷却するための少なくとも1つの場所に冷却空気流を供給する装置及び方法
JP6262313B1 (ja) * 2016-10-31 2018-01-17 新菱冷熱工業株式会社 大空間用空調システム

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Effective date: 20000404