JPH0720490Y2 - 電算室の空調システム - Google Patents

電算室の空調システム

Info

Publication number
JPH0720490Y2
JPH0720490Y2 JP8144990U JP8144990U JPH0720490Y2 JP H0720490 Y2 JPH0720490 Y2 JP H0720490Y2 JP 8144990 U JP8144990 U JP 8144990U JP 8144990 U JP8144990 U JP 8144990U JP H0720490 Y2 JPH0720490 Y2 JP H0720490Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
computer room
blowing
floor
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8144990U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0439618U (ja
Inventor
三男 鈴木
耀 角
孝二 佐柄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sanki Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanki Engineering Co Ltd filed Critical Sanki Engineering Co Ltd
Priority to JP8144990U priority Critical patent/JPH0720490Y2/ja
Publication of JPH0439618U publication Critical patent/JPH0439618U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0720490Y2 publication Critical patent/JPH0720490Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Central Air Conditioning (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電算室の空調システムに関する。
〔従来の技術〕
一般に、電算室内は恒温,恒湿性と高度の空気清浄度が
要求される。
そのため、第3図に示すように従来の電算室1は、複数
の空気吹出口3を配設したフロア5の下部に床チャンバ
7を設けて電算室1の床を二重構造とすると共に、複数
の空気吸込口9を配設した天井11の上部に天井チャンバ
13を形成している。そして、下吹空気調和機15で温度や
湿度,風量を調整した循環空気Aを上記床チャンバ7か
ら空気吹出口3を介して電算室1内に吹き出し、そし
て、空気吸込口9から天井チャンバ13に排気し下吹空気
調和機15に戻してフィルタ17で濾過した後、再度空気吹
出口3から循環空気Aを電算室1に循環させて電算室1
内の恒温,恒湿性と高度の空気清浄度を維持するように
なっている。尚、図中、符号19は下吹空気調和機15の送
風機である。
〔考案が解決しようとする課題〕
而して、一般に電算室1には電算機の他にプリンタ21が
配置されるが、プリンタ21からはコピー用紙が擦れて生
ずる細かい粉塵や印刷用のトナー等の浮遊粉塵Dが発生
する。
そして、上述の如く電算室1内に循環空気Aを循環させ
ると、循環空気Aが浮遊粉塵Dを電算室1内に拡散させ
てしまう虞があり、斯かる浮遊粉塵Dが飛散して電算機
に浸入すると電算機の故障の原因となり、又、作業者の
健康上好ましいものではなかった。
本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、電算室内
の恒温,恒湿性を維持しつつ、浮遊粉塵の拡散を防止し
て高度の空気清浄度を確保できる電算室の空調システム
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる目的を達成するため、本考案は、複数の空気吹出
口を配設した電算室のフロアの下部、及び複数の空気吸
込口を配設した電算室の天井の上部に、夫々、床チャン
バと天井チャンバを設け、当該床チャンバと天井チャン
バとの間に、両チャンバを介して電算室に空気を循環さ
せる下吹空気調和機を設置した電算室の空調システムに
於て、上記電算室の天井の一部に、両側に湾曲部を有す
る多孔状で形成した空気吹出用ダクトを複数列配置し、
当該各空気吹出用ダクトに対応して電算室のフロアに複
数の空気吸込口を設けると共に、上記床チャンバを流れ
る空気の一部を導入する上吹空気調和機を床チャンバと
天井チャンバとの間に設置し、当該上吹空気調和機と上
記空気吹出用ダクトを送気ダクトを介して接続し、フロ
アに設けた上記各空気吸込口と上吹空気調和機とを還気
ダクトを介して接続したものである。
〔作用〕
本考案によれば、下吹空気調和機から床チャンバに送風
される循環空気の一部が上吹空気調和機に導入され、各
空気吹出用ダクトから電算室内へ斜下方及び下方に吹き
出される。そして、空気吹出用ダクトから吹き出された
循環空気は、電算室内に設置されているプリンタ等の周
辺部を通過してプリンタ等から生じた浮遊粉塵を捕集し
乍ら空気吸込口から吸い込まれ、還気ダクトを介して上
吹空気調和機に送られる。そして、循環空気中の浮遊粉
塵が上吹空気調和機内のフィルタ等で濾過された後、再
度循環空気が上吹空気調和機によって空気吹出用ダクト
に送られ、電算室内のプリンタ等の周辺部に吹き出され
て浮遊粉塵を捕集し、浮遊粉塵が電算室内に拡散するの
を防止する。
〔実施例〕 以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。尚、第3図に示す従来例と同一のものには同一符号
を付してそれらの構造説明は省略する。
第1図に於て、符号23は電算室1の天井11の2列に亘っ
て取り付けられた空気吹出用ダクトで、当該各空気吹出
用ダクト23は、第2図に示すように多数の小孔25が穿設
された多孔板27の両側を湾曲し、そして、その両側部に
一枚の天井板29を取り付けると共に、その長手方向の両
端辺に一対の板材31を取り付けて略蒲鉾形状のダクト構
造としたものである。そして、天井11に取り付けられた
当該各空気吹出用ダクト23は、天井チャンバ13内に設置
した2つの匣形チャンバ33と夫々連通した構造となって
いる。
又、図中、符号35は上吹空気調和機で、当該上吹空気調
和機35は、下吹空気調和機15から床チャンバ7に送風さ
れる循環空気Aの一部を導入してその上部の送風機37か
ら、天井チャンバ13内に配設した送気ダクト39を介して
各匣形チャンバ33に循環空気Aを送風するようになって
いる。そして、匣形チャンバ33に送られた循環空気A
は、第1図に示すように各空気吹出用ダクト23の小孔25
から斜下方及び下方に吹き出すようになっている。
一方、上記各空気吹出用ダクト23の下方にはプリンタ21
が設置されている。そして、プリンタ21の周辺のフロア
5には、床チャンバ7内に配設された還気ダクト41を介
して上吹空気調和機35と接続する空気吸込口43が空気吹
出口3に代えて複数設けられており、上記空気吹出用ダ
クト23から吹き出された循環空気Aがプリンタ21を覆
い、プリンタ21からの浮遊粉塵Dの拡散を防止してこれ
を捕集し乍らその周辺部を通過して、各空気吸込口43に
吸い込まれるようになっている。そして、空気吸込口43
に吸い込まれた循環空気Aは、上吹空気調和機35内のプ
レフィルタ45,メインフィルタ47で濾過された後、再度
送風機37によって空気吹出用ダクト23に送られ、電算室
1内のプリンタ21の周辺部に吹き出されるようになって
いる。
本実施例はこのように構成されているから、フロア5や
天井11に従来の空気吹出口3や空気吸込口9が設けられ
ている場所に電算機を設置し、そして、上述の如く空気
吹出用ダクト23の下方にはプリンタ21を設置しておけば
よい。
而して、下吹空気調和機15で温度や湿度,風量が調整さ
れた循環空気Aが、床チャンバ7から空気吹出口3を介
して電算室1内に吹き出し、そして、空気吸込口9から
天井チャンバ13に排気されて下吹空気調和機15に戻り、
フィルタ17で濾過された後、再度電算室1に送られて電
算室1内の恒温,恒湿性を維持することとなる。
又、下吹空気調和機15から床チャンバ7に送風される循
環空気Aの一部が上吹空気調和機35に導入され、送気ダ
クト39,各匣形チャンバ33を経て各空気吹出用ダクト23
から斜下方及び下方へ吹き出される。
そして、空気吹出用ダクト23から吹き出された循環空気
Aは、プリンタ21の周辺部を通過してプリンタ21から生
じた浮遊粉塵Dを捕集し乍ら空気吸込口43から吸い込ま
れ、還気ダクト41を介して上吹空気調和機35に送られ
る。そして、此処で循環空気A中の浮遊粉塵Dがプレフ
ィルタ45及びメインフィルタ47で濾過された後、再度送
風機37によって空気吹出用ダクト23に送られ、電算室1
内のプリンタ21の周辺部に吹き出されてプリンタ21から
の浮遊粉塵Dを捕集し、浮遊粉塵Dが電算室1内に拡散
するのを防止する。
従って、本実施例によれば、下吹空気調和機15による空
調システムによって電算室1内の恒温,恒湿性を維持し
つつ、空気吹出用ダクト23から吹き出す循環空気Aによ
ってプリンタ21から生ずる浮遊粉塵Dの電算室1内への
拡散を防止し、高度の空気清浄度を確保できることとな
った。
又、本実施例は、既存の設備である床チャンバ7や天井
チャンバ13内に還気ダクト41や送気ダクト39を配設する
と共に、天井11やフロア5に空気吹出用ダクト23や空気
吸込口43を設置するだけでよいため、電算室1内のレイ
アウト変更にも容易に対処できる利点を有する。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案は、複数の空気吹出口を配設
した電算室のフロアの下部、及び複数の空気吸込口を配
設した電算室の天井の上部に、夫々、床チャンバと天井
チャンバを設け、当該床チャンバと天井チャンバとの間
に、両チャンバを介して電算室に空気を循環させる下吹
空気調和機を設置した電算室の空調システムに於て、上
記電算室の天井の一部に、両側に湾曲部を有する多孔板
で形成した空気吹出用ダクトを複数列配置し、当該各空
気吹出用ダクトに対応して電算室のフロアに複数の空気
吸込口を設けると共に、上記床チャンバを流れる空気の
一部を導入する上吹空気調和機を床チャンバと天井チャ
ンバとの間に設置し、当該上吹空気調和機と上記空気吹
出用ダクトを送気ダクトを介して接続し、フロアに設け
た上記各空気吸込口と上吹空気調和機とを還気ダクトを
介して接続したものであるから、下吹空気調和機から床
チャンバに送風される循環空気の一部が上吹空気調和機
に導入され、各空気吹出用ダクトから電算室内へ斜下方
及び下方に吹き出される。そして、空気吹出用ダクトか
ら吹き出された循環空気は、電算室内に設置されている
プリンタ等の周辺部を通過してプリンタ等から生じた浮
遊粉塵を捕集し乍ら空気吸込口から吸い込まれ、還気ダ
クトを介して上吹空気調和機に送られる。そして、循環
空気中の浮遊粉塵が上吹空気調和機内のフィルタ等で濾
過された後、再度循環空気が上吹空気調和機によって空
気吹出用ダクトに送られ、電算室内のプリンタ等の周辺
部に吹き出されて浮遊粉塵を捕集し、浮遊粉塵が電算室
内に拡散するのを防止することとなる。
従って、本考案によれば、従来と同様な下吹空気調和機
による空調システムによって電算室内の恒温,恒湿性が
維持されつつ、プリンタ等から生ずる浮遊粉塵の電算室
内への拡散を防止して高度の空気清浄度を確保できるこ
ととなった。
又、本考案によれば、還気ダクトや送気ダクト等の簡易
ダクトを既存の設備に配設すると共に、天井やフロアに
空気吹出用ダクトや空気吸込口を設置するだけでよいた
め、電算室内のレイアウト変更にも容易に対処できる利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る電算室の空調システム
の概略構成図である。 第2図は空気吹出用ダクトの一部切欠き斜視図である。 第3図は従来の電算室の空調システムの概略構成図であ
る。 〔主要な部分の符号の説明〕 1…電算室 5…フロア 7…床チャンバ 11…天井 13…天井チャンバ 23…空気吹出用ダクト 35…上吹空気調和機 39…送気ダクト 41…還気ダクト 43…空気吸込口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の空気吹出口を配設した電算室のフロ
    アの下部、及び複数の空気吸込口を配設した電算室の天
    井の上部に、夫々、床チャンバと天井チャンバを設け、
    当該床チャンバと天井チャンバとの間に、両チャンバを
    介して電算室に空気を循環させる下吹空気調和機を設置
    した電算室の空調システムに於て、上記電算室の天井の
    一部に、両側に湾曲部を有する多孔板で形成した空気吹
    出用ダクトを複数列配置し、当該各空気吹出用ダクトに
    対応して電算室のフロアに複数の空気吸込口を設けると
    共に、上記床チャンバを流れる空気の一部を導入する上
    吹空気調和機を床チャンバと天井チャンバとの間に設置
    し、当該上吹空気調和機と上記空気吹出用ダクトを送気
    ダクトを介して接続し、フロアに設けた上記各空気吸込
    口と上吹空気調和機とを還気ダクトを介して接続したこ
    とを特徴とする電算室の空調システム。
JP8144990U 1990-07-31 1990-07-31 電算室の空調システム Expired - Lifetime JPH0720490Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8144990U JPH0720490Y2 (ja) 1990-07-31 1990-07-31 電算室の空調システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8144990U JPH0720490Y2 (ja) 1990-07-31 1990-07-31 電算室の空調システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0439618U JPH0439618U (ja) 1992-04-03
JPH0720490Y2 true JPH0720490Y2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=31627406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8144990U Expired - Lifetime JPH0720490Y2 (ja) 1990-07-31 1990-07-31 電算室の空調システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0720490Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6052959B2 (ja) * 2012-07-19 2016-12-27 株式会社竹中工務店 空調システム
JP6904752B2 (ja) * 2017-03-30 2021-07-21 株式会社Nttファシリティーズ サーバ室構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0439618U (ja) 1992-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7497771B2 (en) Ventilating system
JP3911904B2 (ja) クリーンルーム構造
JPH0720490Y2 (ja) 電算室の空調システム
HUT55900A (en) Apparatus for producing fresh air zone
JPS631415A (ja) クリ−ンベンチ
JP3177733B2 (ja) 動物飼育装置
JPH0132557Y2 (ja)
JPH0739395U (ja) 動物飼育室の棚板兼用給気ダクト装置
JPH0514105Y2 (ja)
JPH0466034A (ja) 動物飼育装置
JPH07233982A (ja) 室内空気清浄維持システム
JP3159383B1 (ja) 天吊形空調機
JPH029324Y2 (ja)
JPH06109280A (ja) 空調換気装置
JP3521764B2 (ja) クリーンルームの天井構造
JPH042347Y2 (ja)
JPS6143163Y2 (ja)
JPH0438184Y2 (ja)
JPS5829787Y2 (ja) 送風装置
JPH042346Y2 (ja)
JPS6129449Y2 (ja)
JPH01102232A (ja) クリーンルーム
JPH0745945B2 (ja) クリーンルームの床下二層構造
JPH0225065Y2 (ja)
KR20230026836A (ko) 환기 장치 및 이를 포함하는 환기 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term