JPH0739395U - 動物飼育室の棚板兼用給気ダクト装置 - Google Patents

動物飼育室の棚板兼用給気ダクト装置

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JPH0739395U
JPH0739395U JP6942193U JP6942193U JPH0739395U JP H0739395 U JPH0739395 U JP H0739395U JP 6942193 U JP6942193 U JP 6942193U JP 6942193 U JP6942193 U JP 6942193U JP H0739395 U JPH0739395 U JP H0739395U
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cage
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努 黒澤
一也 吉田
景博 杉本
久志 富田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、棚板を兼用した給気ダクトを工具を
必要とせず容易に取り外し取付けが可能であり、且つ空
調空気の漏れを少なくできる動物飼育室の棚板兼用給気
ダクト装置を提供することを目的とする。 【構成】本考案は、動物飼育室21内に設けられたラッ
ク22と、このラック22の棚板を兼用し、下面の一部
に吹出口が設けられた給気ダクト26′と、この給気ダ
クト26′が取り外し自在に気密に取付けられ給気チャ
ンバー23からの空気が給気ダクト26′に供給される
ように設けられた支持部12とより構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば安全性試験等に用いられる実験動物飼育室の空調換気システ ムにおいて、飼育環境を改善した動物飼育室の棚板兼用給気ダクト装置に関する 。
【0002】
【従来の技術】
図2(a),(b)は従来の動物飼育室の断面図と正面図を示し、実験動物飼 育室21内には複数の棚よりなるラック22が設けられる。このラック22は排 気チャンバ−23が背面板を兼用し、この排気チャンバ−23には排気ダクト2 4が連結される。前記排気チャンバ−23はラック22の棚側の一部に吸込口が 設けられる。また、前記ラック22は給気ダクト26が棚板を兼用し、この給気 ダクト26の下面の一部に吹出口が設けられる。各給気ダクト26は給気チャン バ−261を介して給気ダクト262に連結される。前記ラック22の各棚には それぞれ実験動物を入れたケ−ジ28が設置される。
【0003】 このケ−ジ28は図3に示すように、ケ−ジ本体281に密閉カバ−282が 被せられて構成され、この密閉カバ−282の上面には給気口29が設けられる 。この給気口29にはフィルタ30が設けられる。前記給気口29はケ−ジ28 が前記ラック22内に設置されるとき、前記給気ダクト26の吹出口27に連結 されるように設けられる。また、前記密閉カバ−282には前記排気チャンバ− 23側に排気口31が設けられ、この排気口31にはフィルタ32が設けられる 。前記排気口31はケ−ジ28が前記ラック22内に設置されるとき、排気チャ ンバ−23の吸込口25の近傍に間隔をもたせて設置すると共に、吸込口25に 対向しないように位置をずらせて設置する。
【0004】 尚、前記実験動物飼育室21の天井には室内用空調吹出口33が設けられると 共に、空気吸込口34が設けられる。
【0005】 これとは別に、ケージ28の空調空気は給気ダクト26から送られる。空調空 気はケージ28を通った空気が排気チャンバ−23を通って排気される。
【0006】 ケージ28内の換気を説明すると次のようになる。
【0007】 図3に示すように、密閉したケージ28にフィルタ30付きの給気口29とフ ィルタ32付きの排気口31を設置し、ケージ28の給気口29は棚板を兼用し た給気ダクト26の吹出口27の位置に連結して設置する。ケージ28の排気口 31はラック22の背面に設けた吸込口25の近傍に間隔をもたせて設置すると 共に、吸込口25に対向しないように位置をずらせて設置する。
【0008】 ケージ28の給気口29へは給気ダクト26の吹出口27から吹き出されるク リーンな空気を押し込む形で送気し、ケージ28の排気口31からはケージ28 内を陽圧に保つ風量だけが排気される。よって、ケージ28内はクリーンで陽圧 になっているため、ケージ28の外部からの汚染はない。
【0009】 この実施例はケージ28内を陽圧に保つので、外部からの汚染の可能性をなく すことができる。
【0010】 以上のように、給排気口を設けた気密構造のケージを、給気ダクトの構造をし た棚板の下面に清浄な空気を流す吹出口を設け、棚側に吸込口を取り付けた背面 板兼用の排気チャンバーを設けたラックに設置することにより、ケージ単位で清 浄なバリアを構築することができる。
【0011】 又、ケージ単位でバリアを構築し、なおかつケージ内の空調を可能とするため に、かぶせ蓋により密閉したケージの上部にフィルタ付きの給気口と、ケージ背 面側側面部にフィルタ付きの排気口を設け、ケージの給気口の位置が給気ダクト 兼棚板の下面の吹出口の下部に連結する位置に設置し、吹出口から流出するクリ ーンな空気がケージの給気口を介して押し込まれるようにすることにより、ケー ジ内を適切に換気することができる。
【0012】 このような従来の実験動物飼育室では、実験動物に対する微生物統御の観点か ら装置内の汚れをできるだけ少なくするよう配慮がされる必要がある。したがっ て、閉鎖された空間を持つ給気ダクトは、その閉鎖空間をできるだけ清掃しやす い構造にする必要がある。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の実験動物飼育室では棚板を兼用した給気ダク ト26が給気チャンバ−261に溶接により固着されていた為、容易に取り外す ことができず、給気ダクト26を清掃することができなかった。
【0014】 そこで、本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、棚板を兼用した給気ダ クトを工具を必要とせず容易に取り外し取付けが可能であり、且つ空調空気の漏 れを少なくできる動物飼育室の棚板兼用給気ダクト装置を提供することを目的と する。
【0015】
【課題を解決するための手段と作用】
上記目的を達成するために本考案の動物飼育室の棚板兼用給気ダクト装置は、 動物飼育室内に設けられたラックと、このラックの棚板を兼用し、下面の一部に 吹出口が設けられた給気ダクトと、この給気ダクトが取り外し自在に気密に取付 けられ給気チャンバーからの空気が給気ダクトに供給されるように設けられた支 持部とを具備したことを特徴とするものであり、棚板を兼用した給気ダクトを工 具を必要とせず容易に取り外し取付けが可能であり、且つ空調空気の漏れを少な くできる。
【0016】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。
【0017】 図1は本考案の一実施例を示す一部切欠構成図である。図面において矢印は空 気の流れを示す。即ち、動物飼育室内に設けられたラックの棚板を兼用し、下面 の一部に吹出口が設けられた給気ダクト26′の端部下部には開口部11が設け られる。前記給気ダクト26′の端部に対応した給気チャンバ−261には支持 部12が突出して一体に設けられ、この支持部12の上部には開口部13が設け られる。この開口部13周囲の支持部12には例えばパッキング等の気密部材1 4が設けられる。前記支持部12上には気密部材14を介在して棚板兼用給気ダ クト26′の端部が開口部11を開口部13と合わせるようにして載置される。 したがって、前記給気チャンバー261からの空気が開口部11及び開口部13 を通って棚板兼用給気ダクト26′に供給される。この場合、支持部12上に気 密部材14を介在して棚板兼用給気ダクト26′を置くと、棚板兼用給気ダクト 26′の重みで例えばパッキング等の気密部材14の気密度が増加し空気の漏洩 量を軽減できる。
【0018】 以上のように、棚板兼用給気ダクト26′を、工具を必要とせず容易に取り外 し取付けが可能であり、且つ空調空気の漏れを少なくできる。従って、棚板兼用 給気ダクト26′を取り外して、棚板兼用給気ダクト26′内の汚れを容易に清 掃でき、実験動物に対する微生物統御の観点から好ましい棚板兼用給気ダクトを 構築することができる。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、棚板を兼用した給気ダクトを工具を必要と せず容易に取り外し取付けが可能であり、且つ空調空気の漏れを少なくできる動 物飼育室の棚板兼用給気ダクト装置を提供することがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部切欠構成図であ
る。
【図2】従来の実験動物飼育室を示す構成図である。
【図3】図2のケージ部を示す構成図である。
【符号の説明】
11,13…開口部、12…支持部、14…気密部材、
21…動物飼育室、22…ラック、23…排気チャンバ
−、24…排気ダクト、25…吸込口、26,26′…
給気ダクト、27…吹出口、28…ケ−ジ、29…給気
口、30,32…フィルタ、31…排気口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動物飼育室内に設けられたラックと、 このラックの棚板を兼用し、下面の一部に吹出口が設け
    られた給気ダクトと、 この給気ダクトが取り外し自在に気密に取付けられ給気
    チャンバーからの空気が給気ダクトに供給されるように
    設けられた支持部とを具備したことを特徴とする動物飼
    育室の棚板兼用給気ダクト装置。
JP1993069421U 1993-12-27 1993-12-27 動物飼育室の棚板兼用給気ダクト装置 Expired - Lifetime JP2567123Y2 (ja)

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JPH0739395U true JPH0739395U (ja) 1995-07-18
JP2567123Y2 JP2567123Y2 (ja) 1998-03-30

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