JPH0464855A - ダクト式空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ダクト式空気調和機に関するものである。

従来の技術 最近、空調方式の一つとして、各室内に室内ユニットを
備える方向から、この室内ユニットを備えることなくダ
クトを各室に配設して空調を行う方法が取入れられ始め
ている。こうしたダクト式空調機（以下ダクト式空調機
と称す）は第２図に示すように、天井裏４０内に、熱交
換器２２と、この熱交換器２２に通風する送風機２３を
内装する空調機本体２４を設置し、各室の内の一つであ
る天井面２８に設けた吸込グリル２５を取り付けた吸込
チャンバー２６と、同室の吹出グリル２７を取り付けた
吹出チャンバー２９を、前記空調機本体２４にそれぞれ
ダクｌ−３０で接続するようにしている。そこで複数の
部屋に設置する場合は、それぞれの部屋の天井面に吸込
グリルを取り付けた吸込チャンバー（図示せず）と、吹
出グリル２７ａを取り付けた吹出チャンバー２９ａを設
置するが、空調機本体２４の吹出側チャンバー３１にダ
クト３０を接続する取付口３２ａ、３２ｂを設けて吹出
空気を分流する方式が用いられる。前記吸込ヂャンバー
２６．吹田チャンバー２９．空調機本体２４等のユニッ
トのそれぞれの外箱には、Ｌ字形の吊金具３５（吹出チ
ャンバー２９の吊金具以外は図示省略）が固着されてい
て、吊ボルト３６゜ナツト３７によって梁（図示せず）
等に吊下げられて設置されている。さらに複数の部屋の
空調負荷が異なる場合のために、前記吹田チャンバー２
９と、ｌチャンバー２９ａのそれぞれのダクト接続口３
３ａ、３３ｂにダンパー３４ａ、３４ｂを設置し、手動
または自動でこのダンパー３４ａ。

３４ｂの開度を調整することで風量を調整し、それぞれ
の空調負荷に見合った運転が出来るようにしていた。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、吸込チャンバー２６゜吹出
チャンバー２９．空調機本体２４等のユニット毎の吊下
げ設置工事と、天井面２８に吸込グリル２５と、吹出グ
リル２７を取り付ける開口工事が必要であって、複数の
部屋に設置する場合は前記吊下げ設置工事等の工事量が
多くなるばかりでな（、ダンパー３４ａ、３４ｂの開度
を調整して風量を絞って行くと、吹出グリル２７（ある
いは、吹出グリル２７ａ）よりの吹出風速が低下し、床
面への吹出空気の到達量が減少して、快適な温度分布が
得られな（なるという課題を有していた。

本発明は、このような課題を解決するもので、ダクト式
空調機のそれぞれのユニットの吊下げ設置工事と、天井
面の開口工事の工事量を低減するとともに、ダンパーの
開度を調整して風量を絞った場合でも吹出グリルよりの
吹出風速を確保し、快適な温度分布が得られる装置を提
供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、チャンパル内に、
空調機本体とダクトで連通しダンパーを介在して送風用
吹出口に至る送風用吹田風路き、室内循環用送風機を有
し、循環用吸込口から循環用吹出口に至る循環用吸込風
路および循環用吹出風路とを形成し、前記送風用吹出風
路と、前記室内循環用送風機との間に仕切板を設けると
ともに、空調機本体とダクトで連通ずる吸込ダクトに対
応して送風用吸込口を備えた送風用吸込風路を備える構
成としたものである。

作　　　用 この構成により、送風用吹田風路と送風用吸込風路は同
一チャンバー内にあって、かつ、送風用吹出口と送風用
吸込口は同一グリルに設けられて、吊下げ設置工事と、
天井面の開口工事の工事が、部屋毎に１カ所で行えるこ
ととなる。次に、ダンパーの開度を調整して空調機本体
よりの風量を絞って送風用吹出口よりの吹出風速が低下
しても、室内循環用送風機の循環用吹出風路に連通した
循環用吹出口からの吹出風速が加算され、グリルよりの
風速は確保されることとなる。

実施例 以下本発明の一実施例を第１図にもとづいて説明する。

すなわち、空調機本体より接続されたチャンバー１の一
側面２に吹出ダクト取付口３が設けてあり、この吹出ダ
クト取付口３は空調機本体（図示せず）の吹田側と接続
している吹出ダクト４と接続されている。また、前記吹
出ダクト取付口３には風量調整用ダンパー５が設けてあ
って、このダンパー５の開度で空調機本体より送風され
てくる風量を調整している。このチャンバー１の内部に
は室内との間で循環する循環用送風機６が設けてあり、
この循環用送風機６の循環用吸込風路７と、循環用吹出
風路８との間に風路を構成するとともに、この風路と、
前記空調機本体と接続している吹出ダクト４に連通して
いる送風用吹出風路９とを区画する上仕切り板１０とを
備えている。前記循環用吸込風路７と循環用吹出風路８
の他方の側面を構成する下仕切り板１１とが設けである
。さらに、チャンバー１の一側面２側には、箱状に形成
した送風用吸込風路１２ｋ、この送風用吸込風路１２に
連通する吸込ダクト取付口１３が設けてあり、空調機本
体（図示せず）の吸込側と接続している吸込ダクト１４
が接続されている。なお、前記送風用吸込風路１２は、
チャンバー１の内部に仕切り板１２ａを設けて循環用吸
込風路７と送風用吸込風路１２とを区画構成し、吸込ダ
クト取付口１３を一側面２に設けているのである。前記
チャンバー１の下面には、グリル１５が取り付けられ、
このグリル１５の循環用吸込風路７との連通部には循環
用吸込口１６が、また循環用吹出風路８との連通部には
循環用吹出口１７が、さらに送風用吹出風路９との連通
部には送風用吹出口１８と、送風用吸込風路９との連通
部には送風用吸込口１９が設けられ、前記循環用吹出口
１７に循環用風向変更板２１、また送風用吹出口１８に
送風用風向変更板２０を設けている。

上記構成において、吹出ダクト４を通して本体空調機よ
り送られて（る空気は、風量調整用ダンパー５によって
風量が調整され送風用吹出風路９を通して送風用風向変
更板２０で風向が決められ送風用吹田口１８より室内へ
吹き出すのである。

一方循環用送風機６により循環用吸込口１６より流入し
た空気が循環用吸込風路７より循環用吹出風路８に流れ
て循環用風向変更板２１で風向が決められ循環用吹出口
１７より吹き出される。さらに、室内の空気が送風用吸
込口１９より流入して送風用吸込風路１２より吸込ダク
ト取付口１３を通して本体空調機へ環気するのである。

以上のような通風により、送風用吹出風路９と送風用吸
込風路１２はともにチャンバー１内にあって、かつ送風
用吹出口１８と、送風用吸込口１９はともにグリル１５
に設けてあり、吊下げ設置工事と、天井面の開口工事の
工事が部屋毎に１カ所で行えることとなる。なお、送風
用吸込風路１２はチャンバ−１の内部に区画構成した一
体型でもよく、また送風用吸込風路１２をチャンバー１
より分離して独立した筐体として、グリル１５に合わせ
てチャンバー１と併設しても構わない。つぎに、ダンパ
ー５の開度を調整して空調機本体より送風されてくる風
量を絞ると送風用吹出口１８よりの吹出風速は低下する
が、循環用送風機６によって循環用吹出口１７よりの吹
出風速が加算され、グリル１５よりの吹出風速は床面ま
で到達するに十分な量が確保されるのである。

発明の効果 前記実施例の説明より明らかなように本発明は、送風用
吹出風路と送風用吸込風路は同一チャンバー内にあって
、かつ、送風用吹出口と送風用吸込口は同一グリルに設
けられたので、吊下げ設置工事と、天井面の開口工事の
工事が、部屋毎に１カ所で行えることとなり工事性が向
上するほか、送風用吹出口と送風用吸込口を同一グリル
にまとめているので、インテリア性が向上する。また、
循環用送風機によってグリルよりの吹出風速を増やすよ
うにしたので、風量調節用ダンパーの開度を調整して空
調機本体よりの風量を絞っても、グリルよりの吹出風速
は床面まで到達するに十分な量が確保されて床面まで吹
出空気が到達し、快適な温度分布が得られる。さらには
、送風用吹出口と送風用吸込口は同一グリルにあって間
隔が短（でもショートサーキットがおこらず、循環用風
向変更板と送風用風向変更板によって設置後の風向調整
が簡単に行えるなど、多大の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のダクト式空気調和機を示す
断面図、第２図は従来のダクト式空気調和機を示す斜視
図である。 １・・・・・・チャンバー、６・・・・・・室内循環用
送風機、７・・・・・・循環用吸込風路、８・・・・・
・循環用吹出風路、９・・・・・・送風用吹出風路、１
５・・・・・・グリル、１６・・・・・・循環用吸込口
、１７・・・・・・循環用吹出口、１８・・・・・・送
風用吹出口、１９・・・・・・送風用吸込口。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　チャンバー内に、空調機本体とダクトで連通しダンパ
   ーを介在して送風用吹出口に至る送風用吹出風路と、室
   内循環用送風機を有し、循環用吸込口から循環用吹出口
   に至る循環用吸込風路および循環用吹出風路とを形成し
   、前記送風用吹出風路と、前記室内循環用送風機との間
   に仕切板を設けるとともに、空調機本体とダクトで連通
   する吸込ダクトに対応して送風用吸込口を備えた送風用
   吸込風路を備えてなるダクト式空気調和機。