JP2010025549A - 送風ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】空調空気や清浄空気を室内全域に満遍なく行き渡らせ、さらに廉価かつ短期間に設置可能で、室内のレイアウトの変更に応じて据付位置を容易に変えられる送風ユニットを提供する。
【解決手段】送風ユニット14Aは、空気の風速を空気吹出口26の下方から上方に向かって次第に速くする風速調節機構を有し、この風速調節機構が、空気流路27に配置された2つの仕切板28,29によって上方から下方に向かって区分された第1〜第3流路30,31,32を備え、これら各流路にはダンパ35,36,37が設置されている。各ダンパの羽根39,40,41の開度は、第3流路32から第1流路30に向かって流れる空気流量を順次大きくするように設定されている。
【選択図】図3
【解決手段】送風ユニット14Aは、空気の風速を空気吹出口26の下方から上方に向かって次第に速くする風速調節機構を有し、この風速調節機構が、空気流路27に配置された2つの仕切板28,29によって上方から下方に向かって区分された第1〜第3流路30,31,32を備え、これら各流路にはダンパ35,36,37が設置されている。各ダンパの羽根39,40,41の開度は、第3流路32から第1流路30に向かって流れる空気流量を順次大きくするように設定されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、空調空気や清浄空気を室内に送風する送風ユニットに関する。
室内の冷暖房や除湿、加湿、空気清浄を行う空調装置の一例として、空調機が収容された機器収容ボックスと、ボックスの頂部に設置された送風ユニットとから形成された直吹床置き型空調装置がある。直吹床置き型空調装置では、空調機から供給された空調空気や清浄空気が送風ユニットの吹出口から室内に向かって略水平に放出される。室内の空気は、空調装置の下部に形成された吸入口から装置内に流入し、空調機によって空調空気となって送風ユニットから再び室内に放出される。このような直吹床置き型空調装置では、送風ユニットの吹出口から放出された空調空気や清浄空気が室内に設置された製造設備や事務設備にぶつかり、空気の室内における流動がそれら設備によって阻止される。そのため空気を室内全域に満遍なく行き渡らせることができず、室内の任意の箇所に空気のよどみが発生する場合がある。
空調空気や清浄空気を室内全域に満遍なく行き渡らせる空調装置として、室の天井に設置された吹出口及び床面近傍に位置する吸入口と、ダクトを介して吹出口と吸入口とにつながる空調機とから形成された垂直流型空調システムがある(特許文献1参照)。空調機から供給される空調空気や清浄空気は、吹出口から床に向かって放出される。室内を下降する空気は、床面近傍に位置する吸入口から吸引されて再び空調機へ流入する。この垂直流型空調システムは、空調空気や清浄空気が天井から床に向かって放出されるから、空気の室内における流動が製造設備や事務設備によって阻止されることはない。
しかし、前記垂直流型空調システムは、天井内ダクト工事や天井仕上げ工事、保温工事等が必要であり、設置コストが高く、装置を廉価に設置することができない。また、垂直流型空調システムは、その設置に多数の工事を必要とするので、設置工期の短縮が困難である。さらに、吹出口と吸入口とを簡単に移設することができず、室内のレイアウトの変更に応じて吹出口の配置を容易に変えることができないから、室内のレイアウト変更の自由度が少ない。
本発明の目的は、空調空気や清浄空気を室内全域に満遍なく行き渡らせることができる送風ユニットを提供することにある。本発明の他の目的は、装置を廉価かつ短期間に設置することができ、室内のレイアウトの変更に応じて配置を容易に変えることができる送風ユニットを提供することにある。
本発明は、空気流入口と、室内に面して該室内の上方に配置された空気吹出口と、空気流入口から空気吹出口に向かって延びる空気流路とを備え、空調空気や清浄空気を空気吹出口から室内に放出する送風ユニットであり、その特徴とするところは、空調空気や清浄空気の風速を空気吹出口の下方から上方に向かって次第に速くする風速調節機構を有し、この風速調整機構が、空気流路に配置された少なくとも1つの仕切板と、この仕切板により空気流路を上方から下方に向かって区分して形成された第1〜第n流路と、これらの第1〜第n流路のそれぞれに設置されたダンパとから構成され、該各ダンパの羽根の開度が、第n流路を流れる空気流量を最小として、第n流路から第1流路に向かって順次大きくなるように設定されている。
本発明の他の一例としては、風速調節機構が、空気流路に配置された少なくとも1つの仕切板と、この仕切板により空気流路を上方から下方に向かって区分して形成された第1〜第n流路と、第1〜第n流路に個別に設置され、複数の空気流通孔を有して空気の通過流量を調節可能な複数の調節プレートとから形成され、第n流路に設置された調節プレートの空気流通孔の開口面積がもっとも小さく、第1流路に設置された調節プレートの空気流通孔の開口面積がもっとも大きくなるように、それら調節プレートに形成された空気流通孔の開口面積が第n流路から第1流路に向かって順に大きくなっている。
本発明の他の一例として、空気流路には、エアフィルタと熱交換器と送風機とのうちの少なくとも1つが設置されている。
本発明の送風ユニットによれば、空気流路に設置された少なくとも1つの仕切板により区分された第1〜第n流路のそれぞれに設置されたダンパの羽根の開度が、第1〜第n流路を通過する空調空気や清浄空気の流量を第n流路から第1流路に向かって順次大きくなるように設定されているので、上方の空気吹出口から風速の最も速い空気が室内に放出されて遠方に送られ、下方の空気吹出口から風速のもっとも遅い空気が室内に放出されて送風ユニットの近辺に送られ、上下方向中央に位置する空気吹出口から中間程度の風速の空気が室内に放出されて遠方位置と近辺の位置との間の中間位置に送られる。
これにより、この送風ユニットから放出される風速のもっとも速い空調空気や清浄空気が、高さ寸法の高い製造設備や事務設備の上方を越えて設備の裏側に達し、中間程度の風速の空調空気や清浄空気が、高さ寸法の低い製造設備や事務設備の上方を越えて設備の裏側に達するから、それら設備によって室内における空気の流動が阻止されることはなく、空気を室内全域に満遍なく行き渡らせることができ、室内における空気のよどみの発生を防ぐことができる。この送風ユニットは、それの設置に天井内ダクト工事や天井仕上げ工事、保温工事等を行う必要がなく、ユニットを廉価に設置することができ、さらに、それを自由に移設することができるから、室内のレイアウト変更に応じて配置を容易に変えることができる。
さらに、本発明の送風ユニットによれば、風速調整機構が、空気流路を仕切板により区分された各流路に、それぞれ羽根の開度を変えたダンパを設置することで構成されているので、送風ユニットを非常に容易にかつ廉価に製造することができる。すなわち、かかる送風ユニットによれば、これを単体の装置として製造するとき、その筐体も、また空気流路を区分する仕切板の取付け位置も全く同一にして製造し、使用場所に応じて羽根の開度を設定したダンパを区分された各流路に取り付けるだけである。従って、ダンパを除けば、すべて共通部品であるので、送風ユニットの据付け場所に応じてダンパだけを選択して取り付ければよいので、その製造が非常に容易となると共に、廉価となる。
また、本発明の送風ユニットによれば、風速調節機構が、仕切板によって区分された複数の流路にそれぞれ設置された複数の調節プレートを備え、これら各調節プレートにおける空気流通孔の開口面積が、最下方に位置する流路に設置された調節プレートの空気流通孔から最上方に位置する流路に設置された調節プレートの空気流通孔に向かって順次大きくされているので、上方の空気吹出口から風速の最も速い空調空気や清浄空気が室内に放出されて遠方に送られ、下方の空気吹出口から風速のもっとも遅い空調空気や清浄空気が室内に放出されて送風ユニットの近辺に送られ、上下方向中央に位置する空気吹出口から中間程度の風速の空調空気や清浄空気が室内に放出されて遠方位置と近辺の位置との間の中間位置に送られる。
これにより、風速の最も速い空調空気や清浄空気が高さ寸法の高い製造設備や事務設備の上方を越えて設備の裏側に達し、中間程度の風速の空調空気や清浄空気が高さ寸法の低い製造設備や事務設備の上方を越えて設備の裏側に達するから、それら設備によって室内における空気の流動が阻止されることはなく、空気を室内全域に満遍なく行き渡らせることができ、室内における空気のよどみの発生を防ぐことができる。
さらに、空気流路にエアフィルタと熱交換器と送風機とのうちの少なくとも1つを設置することで、空調機や空気清浄機、送風機を別途設置する必要がなく、この送風ユニットだけで温風や冷風を作り、かつ空気清浄をも行え、更に送風も行うことができる。
添付の図面を参照し、本発明に係る送風ユニットの詳細を説明すると、以下のとおりである。図1,2は、一例として示す送風ユニット14Aが設置された直吹床置き型空調装置10の正面図、及び直吹床置き型空調装置10が配置された室11の側面図である。図3,4は、送風ユニット14Aの内部構造を示す構成説明図、及び空調装置10が配置された室11の上面図である。図1〜3では、上下方向を矢印A、横方向を矢印B(図1のみ)で示し、前後方向を矢印C(図2,3のみ)で示す。図3では、空調空気や清浄空気の流れを矢印で示している。図4では、空気が送風ユニット14Aから室11に連続的に供給されているときの室11の温度分布を等温線Xによって模式的に示している。
この直吹床置き型空調装置10は、室11の冷房や暖房、除湿、加湿、空気清浄に使用される。この空調装置10を使用する室11については、特に限定はなく、事務室や機械室、工場、クリーンルーム等のあらゆる室を挙げることができる。空調装置10は、機器収容ボックスの内部に空調機機構(図示せず)を収容した空調機本体12と、空調機本体12の頂部13に設置された送風ユニット14Aとから形成されている。空調機本体12と送風ユニット14Aとは、ダクト15を介して連結されている。空調装置10は、図2に示されるように2台のそれらが一方の壁16と他方の壁17とに沿って設置されている。それら空調装置10は、前後方向に互いに対向するように床に置かれている。なお、空調装置10の台数について、特に限定はなく、室11の容積や室11の種類によって適宜決定することができる。室11における空調装置10の間には、2つの製造設備19又は事務設備19が設置されている。それら設備19は、上下方向へ長い直方体であり、一方のそれの高さ寸法が他方のそれの高さ寸法よりも大きい。
空調機構を構成する構成要素、即ち各機器の一例としては、圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器、電気ヒータ、除湿器、加湿器、加熱冷却コイル(熱交換器)、送風機、エアフィルタ、送風機用電動機、制御装置(いずれも図示せず)等がある。空調機本体12は、上下方向へ長い直方体であり、その前面20が室内21の中央に向かい、その後面22が壁16,17に向かっている。空調機本体12の前面20の下部には、室内21の中央に面して室内21の空気を吸引する吸入口23が形成されている。
送風ユニット14Aは、横方向へ長い直方体であり、室11の上部(天井24の近傍)に位置している。送風ユニット14Aは、空調機本体12からの空調空気や清浄空気(以下、単に空気という)が流入する空気流入口25と、空気を室内21に放出する空気吹出口26と、空気流入口25と空気吹出口26との間に延びる空気流路27とを有する。空気流入口25は、壁16,17の側に位置してダクト15につながり、空気吹出口26は、室内21に面している。空気流路27には、風速調節機構が設置され、この風速調節機構は、上下方向へ並ぶ2枚の第1及び第2仕切板28,29と、これら仕切板18,19により空気流路17を区分して形成された第1流路30,第2流路31,及び第3流路32とから構成されている。各仕切板28,29は、それぞれほぼ並行に空気流入口25から空気吹出口26に向かって前後方向へ延びている。
上下方向に並ぶ2枚の第1及び第2仕切板28,29により区分された第1〜第3流路30、31,32のそれぞれには、モータダンパ35,36,37が設置され、これらモータダンパ35,36,37も風速調節機構を構成している。第1流路30は、空気流路27を上下方向に区分した3つの流路のうち上方に位置する流路であり、第2流路31は3つの流路のうち中央に位置する流路であり、第3流路32は3つの流路のうち下方に位置する流路である。第1〜第3流路30,31,32における空気の入口部33の面積および出口部34の面積は同一である。ダンパ35は第1流路30の略中央に位置し、ダンパ36は第2流路31の略中央に位置し、ダンパ37は第3流路32の略中央に位置している。
各ダンパ35,36,37は、モジュトロールモータ38と、モータ38の駆動力により旋回する旋回羽根39とから形成され、これらダンパ35,36,37の旋回羽根39は、コントローラ(図示せず)からの制御信号により回転するモータ38に接続され、これにより所定角度に調節される。羽根39の開度は、第1〜第3流路30,31,32を流れる空気の流量を調節する。すべてのダンパ35,36,37の羽根39が流路30,31,32に水平の場合、それら流路30,31,32を流れる空気の流量は同一である。なお、モータダンパ35,36,37には、平行翼ダンパ又は対向翼ダンパを使用することができる。
この送風ユニット14Aでは、第1〜第3流路30,31,32を流れる空気の流量が第3流路32から第1流路30に向かって順次大きくなるようにモータダンパ35,36,37の羽根39の開度が調節されている。空調機本体12から送風された空気は、ダクト15を通って送風ユニット14Aの空気流入口25から空気流路27に流入し、そこで第1流路30と第2流路31と第3流路32とに分流する。それらダンパ35,36,37の羽根の旋回角度は、ダンパ37の羽根39のそれが最も大きく、ダンパ35の羽根39のそれが最も小さく、ダンパ36の羽根39のそれがダンパ35とダンパ37との羽根39のそれの中間である。従って、ダンパ35の羽根39により規制される第1流路30を流れる空気の流量が最も多く、ダンパ37の羽根39により規制される第3流路32を流れる空気の流量が最も少ない。また、第2流路31を流れる空気の流量は、第1流路30を流れる空気の流量よりも少なく、第3流路32を流れる空気の流量よりも多い。
このように、送風ユニット14Aは、第1〜第3流路30,31,32を流れる空気の流量が第3流路32から第1流路30に向かって順次大きいので、空気吹出口26の上方から風速の最も速い空気が室内21に放出され、空気吹出口26の下方から風速の最も遅い空気が室内21に放出され、更には空気吹出口26の上下方向中央から中間程度の風速の空気が室内21に放出される。ここで、第3流路32から室内21に放出される空気の風速を1とすると、第2流路31から室内21に放出される空気の風速が第3流路32から室内21に放出される空気の風速の2〜3倍、第1流路30から室内21に放出される空気の風速が第3流路32から室内21に放出される空気の風速の3〜5倍であることが好ましい。
なお、第3流路32から室内21に放出される空気の風速は、0.5m/sec〜2.0m/secが好ましく、より好ましくは、0.9m/sec〜1.1m/secである。この送風ユニット14Aは、空気吹出口26の上方から室内21の遠方に空気を送ることができ、空気吹出口26の下方からユニット14Aの近辺における室内21に空気を送ることができると共に、空気吹出口26の上下方向中央から室内21の遠方とユニット14Bの近辺との間の室内21中央に空気を送ることができる。
送風ユニット14Aは、図2に示されるように風速の最も速い空気が高さ寸法の高い製造設備19や事務設備19の上方を越えて設備19の裏側に達し(図2の矢印L1)、中間程度の風速の空気が高さ寸法の低い製造設備19や事務設備19の上方を越えて設備19の裏側に達する(図2の矢印L2)ので、それら設備19によって室内21における空気の流動が阻止されることはない。送風ユニット14Aは、空気を室内21全域に満遍なく行き渡らせることができ、室内21における空気のよどみの発生を防ぐことができる。送風ユニット14Aは、それを使用することで、図4に示されるように温度分布のムラのない快適な空調を構築することができる。この送風ユニット14Aは、それの設置に天井内ダクト工事や天井仕上げ工事、保温工事等を行う必要がなく、ユニット14Bを廉価に設置することができ、さらに、それを自由に移設することができるので、室内21のレイアウト変更に応じて配置を容易に変えることができる。
図5は、他の実施例に係る送風ユニット14Bの内部構造を概略的に示す斜視図である。図5では、ダクト15の図示を省略し、上下方向を矢印A、横方向を矢印B示し、前後方向を矢印Cで示す。空調装置10の空調機本体12は図1に示される実施例のものと同一であり、室21における設備19の配置は図2,4のそれと同一であるので、図1,2,4を援用することで、それらの説明を省略する。以下、この送風ユニット14Bが図3の送風ユニット14Aと異なる点のみを説明する。
送風ユニット14Bの空気流路27には、上下方向へ並びかつ空気流入口25から空気吹出口26に向かって前後方向へ水平に延びる2枚の第1及び第2仕切板28,29と、3つの調節プレート40,41,42とが設置されている。空気流路27は、仕切板28,29によって上下方向に並ぶ第1流路〜第3流路30,31,32(第n流路)に区分されている。第1流路30は、空気流路27を区分した3つの流路のうち上方に位置する流路であり、第2流路31は、3つの流路のうち中央に位置する流路であり、第3流路32は、3つの流路のうち下方に位置している流路である。第1〜第3流路30,31,32における空気の入口部33の面積および出口部34の面積は同一であり、空気流路30,31,32を通って調節プレート40,41,42に達する空気の流量は同一である。調節プレート40,41,42は、空気流入口25の側に配置されて各流路30,31,32に個別に固定されている。それら調節プレート40,41,42には、それを通過する空調空気の流量を調節するための複数の空気流通孔43,44,45が形成されている。
空気流通孔43,44,45の開口面積は、第3流路32に設置された調節プレートから第1流路30に設置された調節プレートに向かって順次大きくなっている。すなわち、第1流路30に配置された調節プレート40の空気流通孔43の開口面積が最も大きく、第3流路32に配置された調節プレート42のそれが最も小さく、第2流路31に配置された調節プレート41のそれが第1及び第3流路30,32のそれらの中間の大きさである。従って、第3流路32に配置された調節プレート42の空気抵抗が最も大きく、第1流路30に配置された調節プレート40の空気抵抗が最も小さい。そして、第2流路31に配置された調節プレート41の空気抵抗は、第1流路30に配置された調節プレート40のそれよりも大きく、第3流路32に配置された調節プレート42のそれよりも小さい。
空調機本体12から送風された空気は、ダクト15を通って送風ユニット14Bの空気流入口25から空気流路27に流入し、そこから第1流路30と第2流路31と第3流路32とに分流する。この送風ユニット14Bでは、第1流路30に設置された調節プレート40の空気抵抗が最も小さく、第3流路32に設置された調節プレート42の空気抵抗が最も大きく、第2流路に設置された調節プレート41の空気抵抗がそれらの中間であるので、各流路30,31,32を流れる空調空気の風速は第1流路30のそれが最も速く、第3流路32のそれが最も遅くなり、第2流路31のそれが第1および第3流路30,32のそれらの中間の速さとなる。第3流路32を流れる空気の風速を1とすると、第2流路31を流れる空気の風速が第3流路32を流れる空気のそれの2〜3倍、第1流路30を流れる空気の風速が第3流路32を流れる空気のそれの3〜5倍であることが好ましい。なお、第3流路32を流れる空気の風速の好ましい範囲は、図1の送風ユニット14Aのそれと同一である。
この送風ユニット14Bは、第1〜第3流路30,31,32を流れる空気の風速が第3流路32から第1流路30に向かって順次大きいので、空気吹出口26の上方から風速の最も速い空気が室内21に放出される結果、室内21の遠方に空気を送ることができ、空気吹出口26の下方から風速の最も遅い空気が室内21に放出される結果、送風ユニット14Bの近辺における室内21に空気を送ることができ、更には、空気吹出口26の上下方向中央から中間程度の風速の空気が室内21に放出される結果、室内21の遠方と送風ユニット14Bの近辺との間の室内21中央に空気を送ることができる。
送風ユニット14Bは、図2に示されるように風速の最も速い空気が高さ寸法の高い製造設備19や事務設備19の上方を越えて設備19の裏側に達し(図2の矢印L1)、中間程度の風速の空気が高さ寸法の低い製造設備19や事務設備19の上方を越えて設備19の裏側に達する(図2の矢印L2)ので、それら設備19によって室内21における空気の流動が阻止されることはない。送風ユニット14Bは、空気を室内21全域に満遍なく行き渡らせることができ、室内21における空気のよどみの発生を防ぐことができる。送風ユニット14Bは、それを使用することで、図4に示されるように温度分布のムラのない快適な空調を構築することができる。この送風ユニット14Bは、それの設置に天井内ダクト工事や天井仕上げ工事、保温工事等を行う必要がなく、送風ユニット14Bを廉価に設置することができ、さらに、それを自由に移設することができるので、室内21のレイアウト変更に応じて配置を容易に変えることができる。
図6は、他の実施例に係る送風ユニット14Cの内部構造を概略的に示す構成説明図である。図6では、上下方向を矢印Aで示し、前後方向を矢印Cで示す。空調装置10の空調機本体12は図1に示されるものと同一であり、室21における設備19の配置は図2,4のそれと同一であるので、図1,2,4を援用することで、それらの説明を省略する。ただし、空調機本体12の構成要素からは、エアフィルタが除かれている。以下、この送風ユニット14Cが図3のユニット14Aと異なる点のみを説明する。
送風ユニット14Cの空気流路27には、上下方向へ並ぶ2枚の第1及び第2仕切板28,29と、3つのモータダンパ35,36,37と、エアフィルタ48とが設置されている。それら仕切板28,29は、空気流入口25から空気吹出口26に向かって前後方向へ水平に延びている。空気流路27は、仕切板28,29によって上下方向に並ぶ第1流路〜第3流路30,31,32(第n流路)に区分されている。第1流路30は、空気流路27を上下方向に区分した3つの流路のうち上方に位置する流路であり、第2流路31は、3つの流路のうち中央に位置する流路であり、第3流路32は、3つの流路のうち下方に位置する流路である。第1〜第3流路30,31,32における空気の入口部33の面積および出口部34の面積は同一である。
ダンパ35は第1流路30の略中央に位置し、ダンパ36は第2流路31の略中央に位置し、ダンパ37は第3流路32の略中央に位置している。それらダンパ35,36,37は、図3のそれらと同一であり、コントローラに接続されたモジュトロールモータ38と、モータ38の駆動力を介して旋回する旋回羽根39とから構成されている。羽根39の開度を調節することで、第1〜第3流路30,31,32を流れる空気の流量を調節することができる。すべてのダンパ35,36,37の羽根39が流路30,31,32に水平の場合、それら流路30,31,32を流れる空気の流量は同一である。エアフィルタ48は、空気流路27の空気流入口25近傍に設置されている。
この送風ユニット14Cでは、第1〜第3流路30,31,32を流れる空気の流量が第3流路32から第1流路30に向かって順次大きくなるようにモータダンパ35,36,37の羽根39の開度が調節されている。空調機本体12から送風された空気は、ダクト15を通って送風ユニット14Cの空気流入口25からエアフィルタ48を通過して清浄された後、第1流路30と第2流路31と第3流路32とに分流する。それらダンパ35,36,37の羽根の角度は、ダンパ37の羽根39が最も大きく、ダンパ35の羽根39が最も小さく、ダンパ36の羽根39がダンパ35とダンパ37との各羽根の角度の中間である。
従って、ダンパ35の羽根39により規制される第1流路30を流れる空気の流量が最も多く、ダンパ37の羽根39により規制される第3流路32を流れる空気の流量が最も少ない。そして、第2流路31における空気の流量は、第1流路30を流れる空気の流量よりも少なく、第3流路32を流れる空気の流量よりも多い。
このユニット14Cでは、第1流路30を流れる空気の流量が最も多いにもかかわらず、第1〜第3流路30,31,32における空気の出口部34の面積が同一であるので、それら流路30,31,32から室内21に放出される空気の風速は、第1流路30から放出される空気の風速が最も速く、第3流路32から放出される空気の風速が最も遅く、更に第2流路31から放出される空気の風速が第1及び第3流路30,32から放出される空気の各風速の中間の速さとなる。第3流路32から放出される空気の風速を1とすると、第2流路31から放出される空気の風速が第3流路32から放出される空気の風速の2〜3倍、第1流路30から放出される空気の風速が第3流路32から放出される空気の風速の3〜5倍であることが好ましい。なお、第3流路32を流れる空気の風速の好ましい範囲は、図3の送風ユニット14Aのそれと同一である。
この送風ユニット14Cは、第1〜第3流路30,31,32を流れる空気の流量が第3流路32から第1流路30に向かって順次大きいので、空気吹出口26の上方から風速の最も速い空気が室内21に放出される結果、室内21の遠方に空気を送ることができ、空気吹出口26の下方から風速の最も遅い空気が室内21に放出される結果、送風ユニット14Cの近辺における室内21に空気を送ることができ、更には、空気吹出口26の上下方向中央から中間程度の風速の空気が室内21に放出される結果、室内21の遠方と送風ユニット14Cの近辺との間の室内21中央に空気を送ることができる。
送風ユニット14Cは、図2に示されるように風速の最も速い空気が高さ寸法の高い製造設備19や事務設備19の上方を越えて設備19の裏側に達し(図2の矢印L1)、中間程度の風速の空気が高さ寸法の低い製造設備19や事務設備19の上方を越えて設備19の裏側に達する(図2の矢印L2)ので、それら設備19によって室内21における空気の流動が阻止されることはない。送風ユニット14Cは、空気を室内21全域に満遍なく行き渡らせることができ、室内21における空気のよどみの発生を防ぐことができる。送風ユニット14Cは、それを使用することで、図4に示されるように温度分布のムラのない快適な空調を構築することができる。この送風ユニット14Cは、それの設置に天井内ダクト工事や天井仕上げ工事、保温工事等を行う必要がなく、送風ユニット14Cを廉価に設置することができ、さらに、それを自由に移設することができるので、室内21のレイアウト変更に応じて配置を容易に変えることができる。この送風ユニット14Cは、それにエアフィルタ48が設置されているので、送風ユニット14Cにおいて空気清浄を行うことができる。
図7は、他の実施例に係る送風ユニット14Dの内部構造を概略的に示す構成説明図である。図7では、ダクト15の図示を省略し、上下方向を矢印Aで示し、前後方向を矢印Cで示す。空調装置10の空調機本体12は図1に示される実施例のものと同一であり、室21における設備19の配置は図2,4のそれと同一であるので、図1,2,4を援用することで、それらの説明を省略する。ただし、空調機本体12の構成要素からは、熱交換器とエアフィルタとが除かれている。以下、この送風ユニット14Dが図3のユニット14Aと異なる点のみを説明する。
送風ユニット14Dの空気流路27には、上下方向へ並ぶ2枚の第1および第2仕切板28,29と、3つのモータダンパ35,36,37と、熱交換器49と、エアフィルタ48とが設置されている。ダンパ35,36,37とエアフィルタ48と熱交換器49とは、空気流入口25から空気吹出口26に向かって、熱交換器49、エアフィルタ48、ダンパ35,36,37の順に並んでいる。熱交換器49の下方には、ドレンパン50が設置されている。
それら仕切板28,29は、空気流入口25から空気吹出口26に向かって前後方向へ水平に延びている。空気流路27は、仕切板28,29によって上下方向に並ぶ第1流路〜第3流路30,31,32(第n流路)に区分されている。第1流路30は3つに区分された流路30,31,32のうち上方に位置する流路であり、第2流路31は3つに区分された流路30,31,32のうち中央に位置する流路であり、第3流路32は3つに区分された流路30,31,32のうち下方に位置する流路である。第1〜第3流路30,31,32における空気の入口部33の面積および出口部34の面積は同一である。ダンパ35は第1流路30の略中央に位置し、ダンパ36は第2流路31の略中央に位置し、ダンパ37は第3流路32の略中央に位置している。
それらダンパ35,36,37は、図3のそれらと同一であり、コントローラに接続されたモジュトロールモータ38と、モータ38の駆動力を介して旋回する旋回羽根39とから形成されている。羽根39の開度を調整することで、第1〜第3流路30,31,32を通過する空気の流量を調節することができる。すべてのダンパ35,36,37の羽根39が流路30,31,32に対して水平の場合、それら流路30,31,32を流れる空気の流量は同一である。
この送風ユニット14Dでは、第1〜第3流路30,31,32を流れる空気の流量が第3流路32から第1流路30に向かって順次大きくなるようにモータダンパ35,36,37の羽根39の開度が調節されている。空調機本体12から送風された空気は、ダクト15を通って送風ユニット14Dの空気流入口25から熱交換器49に流入して温風または冷風となった後、エアフィルタ48を通過して清浄され、その後、第1流路30と第2流路31と第3流路32とに分流する。それらダンパ35,36,37の羽根の旋回角度は、ダンパ37の羽根39のそれが最も大きく、ダンパ35の羽根39のそれが最も小さく、ダンパ36の羽根39のそれがダンパ35とダンパ37との羽根のそれの中間である。
その結果、ダンパ35の羽根39により第1流路30を流れる空気の流量が最も多く、ダンパ37の羽根39により規制される第3流路32を流れる空気の流量が最も少ない。そして、第2流路31を流れる空気の流量は、第1流路30を流れる空気の流量よりも少なく、第3流路32を流れる空気の流量よりも多い。
このユニット14Dでは、第1流路30を流れる空気の流量が最も多いにもかかわらず、第1〜第3流路30,31,32における空気の出口部34の面積が同一であるので、それら流路30,31,32から室内21に放出される空気の風速は第1流路30のそれが最も速く、第3流路32のそれが最も遅く、更に第2流路31のそれが第1及び第3流路30,32のそれらの中間の速さとなる。第3流路32を流れる空気の風速を1とすると、第2流路31を流れる空気の風速が第3流路32を流れる空気のそれの2〜3倍、第1流路30を流れる空気の風速が第3流路32を流れる空気のそれの3〜5倍であることが好ましい。なお、第3流路32を流れる空気の風速の好ましい範囲は、図3の送風ユニット14Aのそれと同一である。
この送風ユニット14Dは、第1〜第3流路30,31,32を通過する空気の流量が第3流路32から第1流路30に向かって順次大きいので、空気吹出口26の上方から風速の最も速い空気が室内21に放出される結果、室内21の遠方に空気を送ることができ、空気吹出口26の下方から風速の最も遅い空気が室内21に放出される結果、送風ユニット14Dの近辺における室内21に空気を送ることができ、更には、空気吹出口26の上下方向中央から中間程度の風速の空気が室内21に放出される結果、室内21の遠方とユニット14Fの近辺との間の室内21中央に空気を送ることができる。
送風ユニット14Dは、図2に示されるように風速の最も速い空気が高さ寸法の高い製造設備19や事務設備19の上方を越えて設備19の裏側に達し(図2の矢印L1)、中間程度の風速の空気が高さ寸法の低い製造設備19や事務設備19の上方を越えて設備19の裏側に達するから(図2の矢印L2)、それら設備19によって室内21における空気の流動が阻止されることはない。送風ユニット14Fは、空気を室内21全域に満遍なく行き渡らせることができ、室内21における空気のよどみの発生を防ぐことができる。送風ユニット14Fは、それを使用することで、図4に示されるように温度分布のムラのない快適な空調を構築することができる。
この送風ユニット14Dは、それの設置に天井内ダクト工事や天井仕上げ工事、保温工事等を行う必要がなく、送風ユニット14Dを廉価に設置することができ、さらに、それを自由に移設することができるので、室内21のレイアウト変更に応じて配置を容易に変えることができる。この送風ユニット14Dは、それにエアフィルタ48や熱交換器49が設置されているので、送風ユニット14Dにおいて温風や冷風を作ることができ、送風ユニット14Dにおいて空気清浄を行うことができる。
図8は、送風ユニット14Eの内部構造の他の一例を示す構成説明図である。図8では、ダクト15の図示を省略し、上下方向を矢印Aで示し、前後方向を矢印Cで示す。空調装置10の機器収容ボックス12や空調機を形成する各機器は図1のそれらと同一であり、室21における設備19の配置は図2,4のそれと同一であるので、図1,2,4を援用することで、それらの説明を省略する。ただし、空調機本体12の構成要素からは、熱交換器とエアフィルタと送風機とが除かれている。以下、この送風ユニット14Eが図3のユニット14Aと異なる点のみを説明する。
送風ユニット14Eの空気流路27には、上下方向へ並ぶ2枚の第1及び第2仕切板28,29と、3つのモータダンパ35,36,37と、熱交換器49と、送風機51と、エアフィルタ48とが設置されている。ダンパ35,36,37とエアフィルタ48と熱交換器49と送風機51とは、空気流入口25から空気吹出口26に向かって、熱交換器49、送風機51、エアフィルタ48、ダンパ35,36,37の順に並んでいる。熱交換器49の下方には、ドレンパン50が設置されている。
それら仕切板28,29は、空気流入口25から空気吹出口26に向かって前後方向へ水平に延びている。空気流路27は、仕切板28,29によって上下方向に並ぶ第1流路〜第3流路30,31,32(第n流路)に区分されている。第1流路30は空気流路27の上方に形成され、第2流路31は空気流路27の中央に形成され、第3流路32は空気流路27の下方に形成されている。第1〜第3流路30,31,32における空気の入口部33の面積および出口部34の面積は同一である。ダンパ35は第1流路30の略中央に位置し、ダンパ36は第2流路31の略中央に位置し、ダンパ37は第3流路32の略中央に位置している。
これらのダンパ35,36,37は、図3のそれらと同一であり、コントローラに接続されたモジュトロールモータ38と、モータ38の駆動力を介して旋回する旋回羽根39とから形成されている。羽根39の開度を調整することで、第1〜第3流路30,31,32を通過する空気の流量を調節することができる。すべてのダンパ35,36,37の羽根39が流路30,31,32に対して水平の場合、それら流路30,31,32を通過する空気の流量は同一である。
この送風ユニット14Eでは、第1〜第3流路30,31,32を流れる空気の流量が第3流路32から第1流路30に向かって順次大きくなるようにモータダンパ35,36,37の羽根39の開度が調節されている。空調機本体12から送風された空気は、ダクト15を通って送風ユニット14Eの空気流入口25から熱交換器49に流入して温風又は冷風となった後、送風機51によってエアフィルタ48に送られ、エアフィルタ48で清浄されて第1流路30と第2流路31と第3流路32とに分流する。それらダンパ35,36,37の羽根の旋回角度は、ダンパ37の羽根39のそれが最も大きく、ダンパ35の羽根39のそれが最も小さく、ダンパ36の羽根39のそれがダンパ35とダンパ37との羽根のそれの中間である。
その結果、ダンパ35の羽根39により規制される第1流路30を流れる空気の流量が最も多く、ダンパ37の羽根39により規制される第3流路32を流れる空気の流量が最も少ない。そして、第2流路31を流れる空気の流量は、第1流路30を流れる空気の流量よりも少なく、第3流路32を流れる空気の流量よりも多い。
このユニット14Eでは、第1流路30を流れる空気の流量が最も多いにもかかわらず、第1〜第3流路30,31,32における空気の出口部34の面積が同一であるので、それら流路30,31,32から室内21に放出される空気の風速は第1流路30のそれが最も速く、第3流路32のそれが最も遅く、更に第2流路31のそれが第1及び第3流路30,32のそれらの中間の速さとなる。第3流路32を流れる空気の風速を1とすると、第2流路31を流れる空気の風速が第3流路32を流れる空気のそれの2〜3倍、第1流路30を流れる空気の風速が第3流路32を流れる空気のそれの3〜5倍であることが好ましい。なお、第3流路32を流れる空気の風速の好ましい範囲は、図3の送風ユニット14Aのそれと同一である。
この送風ユニット14Eは、第1〜第3流路30,31,32を流れる空気の流量が第3流路32から第1流路30に向かって順次大きいので、空気吹出口26の上方から風速の最も速い空気が室内21に放出される結果、室内21の遠方に空気を送ることができ、空気吹出口26の下方から風速の最も遅い空気が室内21に放出される結果、送風ユニット14Eの近辺における室内21に空気を送ることができ、更に、空気吹出口26の上下方向中央から中間程度の風速の空気が室内21に放出される結果、室内21の遠方と送風ユニット14Eの近辺との間の室内21中央に空気を送ることができる。
これにより、送風ユニット14Eでは、図2に示されるように風速の最も速い空気が高さ寸法の高い製造設備19や事務設備19の上方を越えて設備19の裏側に達し(図2の矢印L1)、中間程度の風速の空気が高さ寸法の低い製造設備19や事務設備19の上方を越えて設備19の裏側に達するから(図2の矢印L2)、それら設備19によって室内21における空気の流動が阻止されることはない。送風ユニット14Eは、空気を室内21全域に満遍なく行き渡らせることができ、室内21における空気のよどみの発生を防ぐことができる。送風ユニット14Fは、それを使用することで、図4に示されるように温度分布のムラのない快適な空調を構築することができる。
この送風ユニット14Eは、それの設置に天井内ダクト工事や天井仕上げ工事、保温工事等を行う必要がなく、送風ユニット14Eを廉価に設置することができ、さらに、それを自由に移設することができるので、室内21のレイアウト変更に応じて配置を容易に変えることができる。この送風ユニット14Eは、それにエアフィルタ48や熱交換器49、送風機51が設置されているので、ユニット14Fにおいて温風や冷風を作り、温風や冷風を送風することができ、ユニット14Fにおいて空気清浄を行うことができる。
前述した各実施形態の送風ユニット14A,14Bは、それが空調機本体12の頂部13に取り付けられているが、送風ユニット14A,14Bのみが室内21に設置され、空調機本体12が室外に施設されていてもよい。この場合は、送風ユニット14A,14Bが室11の壁16,17に上部に固定され、空調機本体12から延びるダクトに送風ユニット14A,14Bが連結される。また、図3、及び図5〜図8に示される送風ユニット14A〜14Eは、空気流路27が仕切板28,29によって第1〜第3流路30,31,32に区分されているが、空気流路27が1枚の仕切板によって第1〜第2流路に区分されていてもよく、空気流路27が3枚以上の仕切板によって複数に区分されていてもよい。
10 空調装置
11 室
14A〜14E 送風ユニット
21 室内
25 空気流入口
26 空気吹出口
27 空気流路
28 仕切板
29 仕切板
30 第1流路
31 第2流路
32 第3流路
33 入口部
34 出口部
35 モータダンパ(ダンパ)
36 モータダンパ(ダンパ)
37 モータダンパ(ダンパ)
39 旋回羽根
40 調節プレート
41 調節プレート
42 調節プレート
43 空気流通孔
44 空気流通孔
45 空気流通孔
48 エアフィルタ
49 熱交換器
51 送風機
11 室
14A〜14E 送風ユニット
21 室内
25 空気流入口
26 空気吹出口
27 空気流路
28 仕切板
29 仕切板
30 第1流路
31 第2流路
32 第3流路
33 入口部
34 出口部
35 モータダンパ(ダンパ)
36 モータダンパ(ダンパ)
37 モータダンパ(ダンパ)
39 旋回羽根
40 調節プレート
41 調節プレート
42 調節プレート
43 空気流通孔
44 空気流通孔
45 空気流通孔
48 エアフィルタ
49 熱交換器
51 送風機
Claims (3)
- 空気流入口と、室内に面して該室内の上方に配置された空気吹出口と、前記空気流入口から前記空気吹出口に向かって延びる空気流路とを備え、空調空気や清浄空気を前記空気吹出口から前記室内に放出する送風ユニットにおいて、
前記送風ユニットが、前記空気の風速を前記空気吹出口の下方から上方に向かって次第に速くする風速調節機構を有し、
前記風速調節機構が、前記空気流路に配置された少なくとも1つの仕切板と、前記仕切板によって前記空気流路の上方から下方に向かって区分された第1〜第n流路と、前記第1〜第n流路に設置されたダンパとから構成され、前記ダンパの羽根の開度が、前記第n流路から前記第1流路に向かって流れる空気流量を順に大きくすべく設定されていることを特徴とする送風ユニット。 - 空気流入口と、室内に面して該室内の上方に配置された空気吹出口と、前記空気流入口から前記空気吹出口に向かって延びる空気流路とを備え、空調空気や清浄空気を前記吹出口から前記室内に放出する送風ユニットにおいて、
前記送風ユニットが、前記空気の風速を前記空気吹出口の下方から上方に向かって次第に速くする風速調節機構を有し、
前記風速調節機構が、前記空気流路に配置された少なくとも1つの仕切板と、前記仕切板によって前記空気流路の上方から下方に向かって区分された第1〜第n流路と、前記第1〜第n流路に個別に設置され、複数の空気流通孔を有して前記空気の通過流量を調節可能な複数の調節プレートとから形成され、前記第n流路に設置された前記調節プレートの空気流通孔の開口面積がもっとも小さく、前記第1流路に設置された前記調節プレートの空気流通孔の開口面積がもっとも大きくなるように、それら調節プレートに形成された空気流通孔の開口面積が第n流路から第1流路に向かって順に大きくなっていることを特徴とする送風ユニット。 - 前記空気流路には、エアフィルタと熱交換器と送風機とのうちの少なくとも1つが設置されている請求項1又は2に記載の送風ユニット。
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110705 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111101 |