JP2014098550A - 給気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型空間室に適した置換換気設備などに設置される給気装置を提供する。
【解決手段】
下から順に給気チャンバ21、送風チャンバ22、熱交チャンバ23を重ねた構成の給気装置20であって、熱交チャンバ23の内部には、熱交換器32が設けられ、かつ、人が通ることができる通路35が形成されている給気装置である。通路35に人が入ることにより、熱交換器32や送風機36の点検、メンテナンス、清掃等を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば高さが5mを超えるような大形の装置が設置される大型空間室に適した置換換気設備などに設置される給気装置に関する。
例えば金属加工機械などといった大型機械の精密な組み立てや調整などを高精度で行うために、大型機械が設置される大型空間室内を正確に空調し、熱膨張などの影響の無い均一な温度環境が必要になる。また、超音波測定器などの計測位置が高い位置にあるときには、周囲空気の温度に影響されないように、計測値に温度による誤差を生じさせない処理環境が要求される。更に、上下方向に各処理工程が配置される印刷工場のように、気流の発生を嫌う設備もある。
ここで、工場や屋内駐車場などの大きい床面積の空間の換気システムとして、特開2001−349587号公報や特開2007−192530号公報、特許第3601611号公報などに示されるように、送風機から吹出した気流により換気を行うデリベント換気システム(混合空調)が知られている。
また一方、工場や倉庫などの天井の高い建物において、下方に形成される居住空間を効率よく空調するものとして、例えば特開平6−185780号公報や特開2007−292365号公報、特許第4006196号公報などに示される置換換気システムが知られている。この置換換気システムでは、室温より低温の空気をゆっくりとした給気速度で居住空間に供給し、室内で加熱されて上昇した空気を、居住空間の上方で汚染物質と一緒に排気するものである。
特開2001−349587号公報 特開2007−192530号公報 特許第3601611号公報 特開平6−185780号公報 特開2007−292365号公報 特許第4006196号公報
しかしながら、吹出気流で換気するデリベント換気システムは、ドラフト感を人に与えるといった難点がある。また、床面から7m以上の高さまで空調対象領域が形成されるような大型空間室において、空調対象領域を上下方向に均一な温度環境とするためには、風速を速くして誘引気流による攪拌をしなければならないが、そうすると気流の影響や気流の搬送過程で上下に温度むらを生じ、加工精度等に悪影響を及ぼす。また、高い天井から誘引ファンを低い位置に吊り下げることを避けるため、誘引ファンの設置位置の検討が必要になる。
また、置換換気システムにおいては、空調空間内に低温空気を給気する低温空気の速度をなるべく小さくすることが行われている。しかしながら、低温空気の吹出し速度を小さくすればするほど、所定の給気量を得るためには、大型の給気装置や多大な給気面積を必要とし、設備コストを増大させる要因となり、また、大型の給気装置を設置する場所の確保が困難になる。更に、上下方向に渡って発熱する装置や設備がある場合、その近傍で冷気が早く上昇して消費されてしまう懸念がある。
本発明は、大型空間室に適した置換換気設備などに設置される給気装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、下から順に給気チャンバ、送風チャンバ、熱交チャンバを重ねた構成の給気装置であって、前記熱交チャンバの内部には、熱交換器が設けられ、かつ、人が通ることができる通路が形成されていることを特徴とする、給気装置である。
室内の側方に、この給気装置が複数台設置されており、各熱交チャンバの前面は吸気面であり、同一平面上になっていても良い。
また、前記給気チャンバ、送風チャンバ、熱交チャンバの背部は、大型空間室の側壁面で塞がれ、前記熱交チャンバの底板は鋼板で形成されていても良い。また、前記熱交チャンバの前面に形成された吸気面をパンチングメタルまたはメッシュで構成し、前記熱交チャンバの底面を傾斜させても良い。
また本発明によれば、下から順に給気チャンバ、熱交チャンバ、送風チャンバを連通させて重ねた構成の給気装置であって、前記送風チャンバには両吸込型の送風機が設けられ、前記送風チャンバの底面を人が通ることができる通路に形成したことを特徴とする、給気装置が提供される。
本発明によれば、熱交チャンバの内部に設けられた通路に人が入ることにより、熱交換器や送風機の点検、メンテナンス、清掃等を行うことができる。
なお、給気装置が設置された置換換気設備にあっては、少なくとも空調対象領域の80%の高さまで鉛直方向に連続して形成された給気面から給気を供給することにより、省動力で上下方向の温度むらを小さくして空調対象領域全体をほぼ均一の温度に空調することができ、大型機械の精密な組み立てや調整などに適した温度環境を得ることができる。また、給気面に分布して設けられた複数の各給気口から給気を吹き出すと、空調対象領域内の空気が誘引されて一緒に移動する誘引作用がはたらく。本発明によれば、給気面に分布して設けられた複数の各給気口にフィンが取り付けられているので、各給気口から吹き出された給気に旋回成分が与えられ、給気に誘引される空調対象領域内の空気の誘引量(誘引比)を増加させることができる。そして、このように誘引量が増加することに伴い、運動量保存則に従って給気の速度は低減し、速やかに減速することとなる。その結果、少ない風量で空調対象領域の全域を均一な温度に維持できるようになる。また、誘引量が増加することに伴い、空調対象領域の上下温度差をより小さくすることが可能となる。
本発明の実施の形態にかかる給気装置が設置された置換換気設備を備えた大型空間室の説明図である。 大型空間室の内側面図である。 給気面の説明図である。 整流板の正面図である。 大型空間室の内側から見て反時計回転方向の旋回成分を給気に与えるようにフィンを取り付けた給気口の正面図である。 大型空間室の内側から見て時計回転方向の旋回成分を給気に与えるようにフィンを取り付けた給気口の正面図である。 給気面の下部には、給気の抵抗となる整流布を取り付けた状態を示す、大型空間室の内側面図である。 比較例1のデリベント換気の説明図である。 比較例2の置換換気の説明図である。 実施例の置換換気の説明図である。 比較例1、2および実施例の測定地点を示す大型空間室の平面図である。 各測定地点における上下方向の温度分布を示すグラフである。 各測定地点における上下方向の風速分布を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態にかかる給気装置20が設置された置換換気設備1を、図面を参照にして説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1に示すように、この置換換気設備1によって空調が行われる大型空間室10は、床面11から天井面12までの高さHが例えば16〜17mであり、床面11の面積が例えば4400mもある、大容積を有している。大型空間室10の床面11には、各種産業分野などで使用される大型機械13等が置かれている。大型空間室10の内部では、この大型機械13の精密な組み立てや調整などが行われる。このため、大型空間室10の内部は、床面11から少なくとも大型機械13と同じ高さまでの範囲が、均一な温度環境が必要な空調対象領域15とされる。なお、この実施の形態では、空調対象領域15の高さh1は7.5mに設定されている。大型空間室10の内部において、空調対象領域15よりも上方は、空調非対象領域16である。
大型空間室10内の側方には、大型空間室10内の空気を空調非対象領域16で吸引し、温度調節した後、空調対象領域15に温度調節された空気(給気SA)を循環して供給するための給気装置20が設置されている。大型空間室10内の側方には、給気装置20が複数台設置されており、図2では、大型空間室10内の側方に、2つの給気装置20が横に並べて配置された状態を示している。なお、給気装置20の設置台数は任意である。各給気装置20は、例えば大型空間室10の内部にあるスパン(図示せず)の間に設置される。
給気装置20は、下から順に給気チャンバ21、送風チャンバ22、熱交チャンバ23を重ねた構成である。これら給気チャンバ21の上面と送風チャンバ22の下面、送風チャンバ22の上面と熱交チャンバ23の下面はいずれも一部の面積で連通しており、給気装置20の内部には上下方向に連通する流路19が形成されている。なお、図1に示すように、各チャンバ21〜23の背部(給気装置20の背部)は、大型空間室10の側壁面24で塞がれている。隣接する給気装置20は、大型空間室10の側壁面24に沿って適当な間隔を空けて設置され、各給気装置20の前面(各チャンバ21〜23の前面)は、同一平面上になっている。
熱交チャンバ23の内部には、加熱コイル30と冷却コイル31からなる熱交換器32が設けられている。熱交チャンバ23の前面(大型空間室10の内部から見える側面)は、パンチングメタル、メッシュなどで形成された吸気面34になっている。熱交チャンバ23の内部において、吸気面34の内側には、熱交換器32との間に、人が通ることができる通路35が形成されている。この通路35に人が入ることにより、熱交換器32や後述する送風機36の点検、メンテナンス、清掃等を行うことができる。
送風チャンバ22の内部には、下向きに空気を送風する送風機36が設けられている。この送風機36の稼動により、空調対象領域15よりも上方の空調非対象領域16において大型空間室10の内部の空気が、吸気面34を通じて熱交チャンバ23内に引き込まれて、熱交換器32に接触し、所望の温度に調整される。そして、所望の温度に調整された空気が、熱交チャンバ23から送風チャンバ22内を通過し、更に給気チャンバ21に送風される。
給気チャンバ21の前面には、床面11から少なくとも空調対象領域15の80%の高さまで給気面40が鉛直方向に連続して形成されている。この実施の形態では、給気面40の高さh2は6mに設定されている。即ち、少なくとも空調対象領域15の80%の高さまでは給気SAの供給領域とし、空調空気の供給領域よりも上方は、置換換気の作用で給気SAを浮上させている。大型空間室10内の側方には、上下方向に延びる給気面40が横に並んで複数列形成されており、図2は、2列の給気面40が形成された状態を示している。なお、給気装置20の前面(給気チャンバ21、送風チャンバ22、熱交チャンバ23の前面)は、吸気面34および給気面40を除く部分は、例えばALCなどの通気性の無いパネルなどで塞がれている。これらパネルも、各給気装置20の前面(各チャンバ21〜23の前面)は、同一平面上になっている。なお、各パネルの裏側の空間は、例えば保守スペースとして利用することができる。
図3に示すように、給気面40は、大型空間室10の内部から見える給気チャンバ21の前面(大型空間室10の内部から見える側面)に、パンチングメタル、メッシュなどの通気性板41を配置し、更に、通気性板41の内側(給気チャンバ21の内部となる側)に、通気性板41と適当な隙間を空けて平行に整流板42を配置した構造である。整流板42には、複数の給気口43が分布して設けられており、通気性板41と整流板42は十分な通気性を有している。このため、上述のように送風機36の稼動で熱交チャンバ23、送風チャンバ22、給気チャンバ21の順に送風された空気は、所望の温度に調節された給気SAとして、給気面40(通気性板41と整流板42)を通じて大型空間室10の内部に供給される。
図4に示すように、整流板42に設けられている各給気口43には、複数のフィン45がそれぞれ装着されている。図5、6に示すように、各給気口43の中央に支持部材46が設けてあり、各フィン45は、この支持部材46の周りに適当な等間隔で放射状に取り付けてある。給気口43から大型空間室10の内部に向かって吹き出す給気SAに旋回成分を与えるべく、各フィン45は給気口43の中心軸43’に対してそれぞれ傾斜して配置されており、図5と図6では、フィン45の傾斜方向が逆向きの関係になっている。
このように、各給気口43に傾斜したフィン45を放射状に取り付けたことにより、給気チャンバ21の給気面40から大型空間室10の内部に供給する給気SAを、給気口43を通過する際に、各フィン45に沿わせて強制的に流すことができる。これにより、給気面40からから大型空間室10に向かって吹き出す給気SAに、中心軸43’を中心とする旋回成分が与えられる。
ここで、図5、6では、フィン45の傾斜方向が互いに逆向きであるため、図5に示したフィン45によっては、給気口43を通過する際に、給気面40を大型空間室10の室内側から見た場合において、反時計回転方向の旋回成分が給気SAに与えられる。一方、図6に示したフィン45によっては、給気口43を通過する際に、給気面40を大型空間室10の室内側から見た場合において、時計回転方向の旋回成分が給気SAに与えられる。
図4に示すように、この実施の形態では、整流板42には、複数の給気口43が縦横に並べて配置されている。そして、横に隣り合う給気口43同士から吹き出される給気SAの旋回成分は、互いに同じ回転方向となっている。一方、上下に隣り合う給気口43同士から吹き出される給気SAの旋回成分は、互いに逆の回転方向となっている。
空調非対象領域16には、熱交チャンバ23の吸気面34に対向して外気給気口50が設けられている。外気給気口50は、吸気面34と同じ高さに設けられている。外気給気口50には、外調機51を備える外気ダクト52が接続されている。外調機51には、冷却コイル53、加熱コイル54、加湿ノズル55、送風機56が内蔵されている。送風機56の稼動により、大型空間室10の外部から取り込まれた外気OAが、外調機51で温度調節および湿度調節される。そしてこの外気は、外気ダクト52を経て、熱交チャンバ23の吸気面34と同じ高さに設けられた外気給気口50から熱交チャンバ23の吸気面34に向けて吹出され、大型空間室10の内部に供給される。なお、この外気給気口50は、ノズルであってもよい。
大型空間室10の天井面12において、外気給気口50よりも中央よりの位置に、排気口60が設けられている。排気口60は、吸気面34よりも上方に設けられている。排気口60には、送風機61を備える排気ダクト62が接続されている。送風機61の稼動により、大型空間室10の空気が、空調非対象領域16から排気口60に引き込まれ、大型空間室10の外部に排気EAが排出される。
排気ダクト62に設けられている送風機61の稼動と、外調機51に内蔵されている送風機56の稼動は連動しており、大型空間室10の内部に供給される外気OAの供給量と、大型空間室10の外部に排出される排気EAの排出量が等しくなるように設定されている。
さて、以上のように構成された大型空間室10内の側方に配置された給気装置20では、送風チャンバ22に内蔵された送風機36の稼動により、空調非対象領域16において大型空間室10の内部の空気が、吸気面34を通じて熱交チャンバ23内に引き込まれる。そして、熱交換器32に接触して所望の温度に調整された空気が、熱交チャンバ23、送風チャンバ22、給気チャンバ21の順に送風され、給気SAとして、給気面40を通じて大型空間室10内の空調対象領域15に供給される。この場合、給気面40における給気SAの平均風速(面風速)は例えば0.7m/sにされる。
ここで、給気面40は、大型空間室10の床面11から少なくとも空調対象領域15の80%の高さまで鉛直方向に連続して形成されている。上述したように、大型空間室10内の側方には、上下方向に延びる給気面40が横に並んで複数列形成されており、各給気面40から、鉛直方向に連続した状態で給気SAが吹出され、各給気面40から吹出された給気SAは、互いに平行に層状に吹出される。また、各給気面40同士の間を塞いでいるパネルの前面近傍の空気は、こうして各給気面40から吹出された層状の給気SAに誘引されることになる。このように給気面40から大型空間室10内の空調対象領域15に給気SAを吹出すと、空調対象領域15内の空気が誘引されて一緒に移動する誘引作用がはたらく。この場合、給気面40に分布して設けられた複数の各給気口43にフィン45が取り付けられているので、各給気口43から吹き出された給気SAに旋回成分が与えられ、給気SAに誘引される空調対象領域15内の空気の誘引量(誘引比)が増加する。そして、このように誘引量が増加することに伴い、運動量保存則に従って給気SAの速度は、空調対象領域15に吹出された後、直ちに低減し、速やかに減速することとなる。そして、空調対象領域15内では、給気SAの風速は、0.5m/s以下となる。
こうして、各給気口43から吹き出された給気SAが、大型空間室10の床面11上に置かれている大型機械13に向けて広がりながら低速になって供給され、その結果、大型機械13の周囲全体を包み込むように給気SAが供給されていく。
また、各給気口43から吹き出された給気SAへの誘引量が増加することに伴って上下温度差は更に小さくなり、空調対象領域15の全体がほぼ均一の温度に空調され、大型機械の精密な組み立てや調整などに適した温度環境が実現される。また、誘引量の増加により、空調対象領域15をなるべく少風量で効率よく空調でき、省エネルギに貢献することができる。更に、少風量によりドラフトの発生を抑制でき、レーザ測定における計測誤差や、被処理物の振動などを抑制することができる。
一方、空調対象領域15には、大型機械13の他、発熱体としての人や各種機器などが存在しているので、空調対象領域15に供給された給気SAは、やがて加熱され、緩やかに上昇する。その上昇流により、空調対象領域15内で生じた塵埃やガスなどの汚染物質が大型空間室10内の上方に移動し、空調非対象領域16へ搬送される。
そして、空調非対象領域16では、大型空間室10の上部に溜まった空気(加熱された空気)の一部が、送風機61の稼動により、排気口60と排気ダクト62を通じて大型空間室10の外部に排気EAとして排出される。また、大型空間室10の上部に溜まった空気の残りは、大型空間室10の外部から外調機51および外気ダクト52を経て空調非対象領域16に取り込まれた外気OAと共に、吸気面34から熱交チャンバ23内に取り込まれる。そして、熱交換器32に接触して所望の温度に調整された空気が、熱交チャンバ23、送風チャンバ22、給気チャンバ21の順に送風され、給気SAとして、給気面40を通じて大型空間室10内の空調対象領域15に供給される。
こうして、空調対象領域15に給気SAを供給しつつ、大型空間室10の上部から、加熱空気と共に塵埃やガスなどの汚染物質を排気することにより、大型空間室10内の換気が行われ、空調対象領域15は清浄な給気SAの環境に保たれる。また、空調対象領域15は、大型機械の精密な組み立てや調整などに適した均一な温度環境に維持される。
加えて、この置換換気設備1では、給気装置20の背面(給気チャンバ21、送風チャンバ22、熱交チャンバ23の背面)を大型空間室10の側壁面24を利用して塞いでいるので、設備費の低減効果が得られる。また、大型空間室10内の側方に形成された複数列の給気面40から、誘引作用を利用して給気SAの供給を行うことにより、例えば給気チャンバ21の前面全体を給気面とした場合に比べて給気量を抑制でき、設備費およびランニングコストを低減できる。また、給気面40が大型空間室10内下方の空調対象領域15に配置され、吸気面34が大型空間室10内上方の空調非対象領域16に配置されているので、気流のショートサーキットがない。この場合、給気面40と吸気面34を垂直線上に配置すれば、熱交換器32や送風機36などの装置類が同じ場所に集約されて保守に便利であり、吸気面34を天井面12に設けた場合に比べて、還気ダクト等を節約できる。なお、吸気面34の近傍に外気給気口50を配置すれば、装置が集約されコンパクトとなる。また、外気給気口50から一旦空調非対象領域16に外気OAを供給してから熱交チャンバ23内に取り込んでいるため、室内自由空間(空調非対象領域16)で還気と外気OAが混合され、混気箱を省略できる。なお、給気チャンバ21、送風チャンバ22、熱交チャンバ23の前面が面一となれば意匠上好ましい。また、排気口60が外気給気口50よりも大型空間室10の中央よりに設けられているので、外気給気口50から供給された外気OAは、排気口60から排気されることなく、熱交チャンバ23内に確実に取り込まれる。
また、熱交チャンバ23の内部に形成される点検用の通路35をなるべく広くするために、熱交チャンバ23(ケーシング)の前面(吸気面34)の厚みはなるべく薄く製作することが望ましい。また、熱交チャンバ23の側面には通路35に出入りするための扉や梯子を設けても良い。一方、給気装置20の厚さは例えば900mmとし、給気装置20の前面を塞ぐALCなどのパネルの厚さは例えば100mmとする。なお、ALCパネルの他、断熱材を挟んだ構造のものを採用し熱ロスを防止しても良い。また、点検用の通路35を熱交チャンバ23の外部に設けても良い。その場合、熱交チャンバ23(ケーシング)の厚みをなるべく薄く製作することにより、通路35を広くとることができる。
熱交チャンバ23の底板は送風チャンバ22の天板を兼ね、例えば厚み1.2mmの鋼板で形成する。熱交換器32(加熱コイル30、冷却コイル31)は、熱交チャンバ23の内において大型空間室10の側壁面24の方向に寄せれば、通路35を広くすることができる。熱交チャンバ23の吸気面34は、例えば開口率66%のパンチングメタルを用い、空気の吸込口の機能を保証するとともに、機器類の保守をする作業員等の歩行者の転落防止を図る。更に、熱交チャンバ23の底面を、大型空間室10の側壁面24に向って下がるように傾斜させ、ドレンパンを兼用させることができる。もっとも、大型空間室10内に供給される外気OAは、外調機51により湿度制御されるため、冷却コイル31は冷熱媒の流量制御などで無結露に維持され、このドレンパンは試運転時やコイル交換の際の水抜き時にのみ機能することになる。
なお、熱交換器32(加熱コイル30、冷却コイル31)はそれぞれ流量制御弁を備え、負荷状況に応じて個別制御可能とされる。すなわち、生産装置廻りの複数のセンサの信号を各加熱コイル30、各冷却コイル31の弁のコントローラで共用しているが、低負荷の際には一部のコイルチャンバ(加熱コイル30、冷却コイル31)を低負荷運転できるようにする。また、送風チャンバ22内の送風機36は、インバータ等を備えず定風量で運転される。
図7に示すように、給気チャンバ21の前面に形成される給気面40の下部に、例えば整流布65などの給気の抵抗となる部材が取り付けられていても良い。この場合、床面11から例えば2mの高さまで整流布65を取り付ける。これは、給気面40の下部では、送風機36から吹き降ろされる気流の流出が、給気面40の上部に比べて激しいため、給気面40の上下方向における給気風量・風速の均一化を図るものである。
送風チャンバ22と熱交チャンバ23は、ファンコイルユニットとして一体に構成されてもよく、また、上部に送風チャンバ22、下部に熱交チャンバ23と積層順を逆にしてもよい。通路35を熱交チャンバ23内の室内側に設けたが、例えば送風機36を側部からの両吸込型として送風チャンバ22のケーシングを省略すれば、送風チャンバ22の底面を通路35とすることもできる。通路35へは、給気チャンバ21側部に昇降階段を設けるか、キャットウォークから通路を渡してもよい。
(比較例1)
図8に示すように、比較例1では、大型空間室10の内部上方に設置したノズル70から吹出した気流(給気SA)により換気を行うデリベント換気を行った。大型空間室10内の床面11から高さ14mの位置に27個のノズル70を縦横方向に等間隔で設置した。各ノズル70の設置間隔は1m×1mとした。吹出し総面積は27mである。給気SAの総風量834000m/h、吹出し風速8.6m/sとした。また、床面11から高さ9mの位置に、幅9m×高さ2mの排気口60を10箇所に設けた。総排気量834000m/hとした。
(比較例2)
図9に示すように、比較例2では、大型空間室10の内部側方に給気装置71の前面72から微風速で空調空気(給気SA)を吹出して換気を行う置換換気を行った。給気装置71の前面72は、パンチングメタルで構成した。なお、給気SAに旋回成分を与える手段は備えていない。大型空間室10内の床面11から0.1mの高さに、幅9〜35m×高さ7.5mの給気面を7箇所に設けた。吹出し総面積は810mである。給気SAの総風量834000m/h、吹出し風速0.29m/sとした。また、床面11から高さ9mの位置に、幅9m×高さ2mの排気口60を10箇所に設けた。総排気量834000m/hとした。
(実施例)
図10に示すように、実施例では、給気チャンバ21の前面に設けられた給気面40から旋回成分を与えた給気SAを吹出して換気を行う誘引型置換換気を行った。給気面40は、各給気口に複数のフィンを装着した整流板とパンチングメタルの二重構造である。大型空間室10内の床面11上0.1mから7.5mの高さまで上下方向に連続する給気面40を10箇所に設けた。吹出し総面積は337.5mである。給気SAの総風量834000m/h、吹出し風速0.29m/sとした。また、床面11から高さ9mの位置に、幅9m×高さ2mの排気口60を10箇所に設けた。総排気量834000m/hとした。
比較例1、2および実施例に使用した大型空間室10は、東西に60m、南北に80m、天井高さ16〜17m(一部は天井高さ12mで2階に居室あり)である。この大型空間室10では、数μmの部材長さ精度を確保するための温度精度や静電気防止や錆抑制のための湿度精度に加え、超音波測長器の測定誤差軽減のため、既存室よりも要求仕様の厳しい気流速度が提示され、これらを両立できるかどうかが重要評価項目となった。図11に示すように、大型空間室10の3箇所(地点1〜3)において、上下方向の温度分布と、風速分布を解析した。解析は、CFD(数値流体解析)によって行った。
比較例1、2および実施例の温度分布の解析結果を図12に示す。比較例1、2および実施例の風速分布の解析結果を図13に示す。
比較例1のような、一般的に大空間で用いられるノズル方式のデリベント換気では、室内空気が十分に混合され、温度分布は均一にできる。その反面、空間内風速が速くなり、0.6m/sを超えるため要求仕様を満足できないことがわかった。これは、天井から給気するデリベント換気では、吹出し風速が速いことに加え、冷気の比重差により、下向きの吹出し気流は減衰しにくいためである。
一方、比較例2のパンチング方式の置換換気と、給気に旋回成分を与える実施例の誘引型置換換気方式では、給気面よりも上部では温度成層が形成されるものの、給気面と同じ高さまでは、平面温度は±1℃程度、上下方向の温度分布も1.0℃程度となり要求を満足している。また、風速においても制御対象エリア内は0.6m/s以下となることを確認した。これにより、比較例2のパンチング方式の置換換気と、給気に旋回成分を与える実施例の誘引型置換換気方式は、要求仕様を満足することが判明した。しかし、実施例の誘引型置換換気方式は、比較例2のパンチング方式の置換換気に比べて、吹出し面積が1/3程度となり、建築コストの面や設備の納まりに有利である。また、冬期の低負荷時の暖房運転において、比較例2のパンチング方式の置換換気では、暖かい給気は、室上部へと上昇し、コールドドラフト等によって下に溜まろうとする冷気を取り除くことが困難で、別の機構を設けるなどの対策を考慮する必要性がある。以上を総合し、誘引の増加によって、暖房効果も高めた実施例の誘引型置換換気方式が有利であることが分かった。
本発明は、超音波測定器などといった大型機械の精密な組み立てや調整などを高精度で行うための大型空間室に有用である。
SA 給気
OA 外気
EA 排気
1 置換換気設備
10 大型空間室10
11 床面
12 天井面
13 大型機械
15 空調対象領域
16 空調非対象領域
19 流路
20 給気装置
21 給気チャンバ
22 送風チャンバ
23 熱交チャンバ
24 側壁面
30 加熱コイル
31 冷却コイル
32 熱交換器
34 吸気面
35 通路
36 送風機
40 給気面
41 通気性板
42 整流板
43 給気口
45 フィン
46 支持部材
50 外気給気口
51 外調器
52 外気ダクト
60 排気口
61 送風機
62 排気ダクト

Claims (5)

  1. 下から順に給気チャンバ、送風チャンバ、熱交チャンバを重ねた構成の給気装置であって、
    前記熱交チャンバの内部には、熱交換器が設けられ、かつ、人が通ることができる通路が形成されていることを特徴とする、給気装置。
  2. 室内の側方に、請求項1の給気装置が複数台設置されており、
    各熱交チャンバの前面は吸気面であり、同一平面上になっていることを特徴とする、給気装置。
  3. 前記給気チャンバ、送風チャンバ、熱交チャンバの背部は、大型空間室の側壁面で塞がれ、
    前記熱交チャンバの底板は鋼板で形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の給気装置。
  4. 前記熱交チャンバの前面に形成された吸気面をパンチングメタルまたはメッシュで構成し、
    前記熱交チャンバの底面を傾斜させたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の給気装置。
  5. 下から順に給気チャンバ、熱交チャンバ、送風チャンバを連通させて重ねた構成の給気装置であって、
    前記送風チャンバには両吸込型の送風機が設けられ、
    前記送風チャンバの底面を人が通ることができる通路に形成したことを特徴とする、給気装置。
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