JP2001146884A - 閉鎖体のガイドレールの構造 - Google Patents

閉鎖体のガイドレールの構造

Info

Publication number
JP2001146884A
JP2001146884A JP33241699A JP33241699A JP2001146884A JP 2001146884 A JP2001146884 A JP 2001146884A JP 33241699 A JP33241699 A JP 33241699A JP 33241699 A JP33241699 A JP 33241699A JP 2001146884 A JP2001146884 A JP 2001146884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide rail
closing body
insertion portion
reinforcing
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33241699A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Shimamura
悦典 嶋村
Hiroaki Esashi
広昭 江刺
Takashi Shimizu
隆 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP33241699A priority Critical patent/JP2001146884A/ja
Publication of JP2001146884A publication Critical patent/JP2001146884A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉鎖体のガイドレールの強度を向上させるこ
とができ、防火や防煙等の防災上の機能や防犯上の機能
の向上を図ることができる閉鎖体のガイドレールの構造
を提供すること。 【解決手段】 シャッターカーテン等の閉鎖体20の端
縁部分20Aを挿入部60に挿入してこの閉鎖体20の
移動を案内する閉鎖体20のガイドレール50を構成す
るにあたって、補強材53を設けることにより、挿入部
60を形成するガイドレール本体52を補強し、ガイド
レール50の変形の防止または抑制を図った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空間を仕切る閉鎖
体の端縁部分を挿入部に挿入してこの閉鎖体の移動を案
内する閉鎖体のガイドレールの構造に係り、窓用シャッ
ター装置や出入口用シャッター装置等の各種シャッター
装置を構成するシャッターカーテンの移動を案内するガ
イドレール、さらには、雨戸のレール、障子や引戸の上
下に配置される鴨居や敷居、工場の出入口等に吊り下げ
た状態で設けられるハンガードアのガイドレール、移動
間仕切壁のガイドレールなどに利用できる。
【0002】
【背景技術】一般に、窓用シャッター装置や出入口用シ
ャッター装置等の各種シャッター装置は、空間を仕切る
シャッターカーテンを構成要素として備え、このシャッ
ターカーテンは、左右両側の端縁部分をガイドレールの
挿入部に挿入されることにより、左右のガイドレールに
案内されて上下動するようになっている。そして、従来
より、このようなガイドレールとしては、アルミ合金等
による押出成形品がそのままの状態で用いられることが
多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように単にアルミ合金等による押出成形品をそのままの
状態でガイドレールとして用いたのでは、次のような問
題点が生じるおそれがある。
【0004】すなわち、シャッター装置が防火や防煙等
を行うための防災用シャッター装置である場合には、仮
に、アルミ合金等が火災発生時に過度の熱を受けて溶け
てしまったとすると、防災用シャッター装置の本来の機
能を十分に発揮できないおそれがある。従って、ガイド
レールの防火性能や耐火性能あるいは気密性能をより一
層向上させておくことが望まれる。
【0005】また、シャッターカーテンは、火災発生時
等において大きな風圧を受けることがあり、あるいは、
自動車等の物体がシャッターカーテンに衝突したり、倒
壊物等が接触し、シャッターカーテンに大きな衝撃が加
えられることもある。このようにシャッターカーテンが
過大な風圧や衝突等による衝撃を受けた場合には、ガイ
ドレールが変形し、シャッターカーテンがガイドレール
から外れてしまうおそれもある。従って、ガイドレール
の強度をより一層向上させておくことが望まれる。
【0006】さらに、シャッター装置は、防犯目的で設
けられることも多く、そのためシャッター装置には、各
種の構造の鍵が取り付けられている(特開平11−21
0362号公報等参照)。そして、鍵をかけてシャッタ
ーカーテンを固定した状態において、仮に、ガイドレー
ルのうち鍵の近傍部分をバール等を用いて変形させるこ
とができたとすると、ラッチと称される鍵の構成部品で
ある係合用の突起を手で操作したり、バール等を用いて
変形させることにより、鍵の機能を損なわせることが可
能となり、シャッター装置が防犯という本来の機能を果
たせなくなるおそれも生じる。従って、このような防犯
上の観点からも、ガイドレールの強度をより一層向上さ
せておくことが望まれる。
【0007】本発明の目的は、閉鎖体のガイドレールの
強度を向上させることができ、防火や防煙等の防災上の
機能や防犯上の機能の向上を図ることができる閉鎖体の
ガイドレールの構造を提供するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、空間を仕切る
閉鎖体の端縁部分を挿入部に挿入してこの閉鎖体の移動
を案内する閉鎖体のガイドレールの構造において、挿入
部を形成するガイドレール本体と、このガイドレール本
体を補強する補強材とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0009】ここで、補強材は、ガイドレール本体の長
手方向の全長に渡って連続的に設けられていてもよく、
あるいは断続的に設けられていてもよく、さらには、例
えば鍵の近傍等の必要箇所のみに部分的に設けられてい
てもよい。また、長手方向の全長に渡って連続的に設け
る場合には、一つの長尺な部材としてもよく、あるいは
それよりも短尺なものを並べて配設するようにしてもよ
い。
【0010】さらに、ガイドレール本体の材質は、アル
ミ合金、合成樹脂、ステンレス、鋼板等、任意であり、
補強材の材質は、鋼板、セラミック、アルミ合金、合成
樹脂、ステンレス、フェノールFRP(ファイバー・リ
インフォースト・プラスチック)等の繊維強化プラスチ
ック、繊維強化セラミックス、繊維強化金属等、任意で
ある。そして、補強材の材質は、ガイドレール本体の材
質と同等若しくはそれ以上の強度を有するものであるこ
とが好ましい。
【0011】また、挿入部の横断面形状(長手方向を法
線方向とする空間断面の形状)は、略長方形や略正方形
が主であるが、これに限定されるものではなく、略半円
形状、略舌状、略台形状、略三角形状等であってもよ
く、要するに、閉鎖体の端縁部分を挿入して摺動させる
ことができる形状であればよい。そして、挿入部の横断
面形状は、ガイドレール本体の外見上の形状(外部から
見た場合の、みかけ上の横断面形状)と一致していても
よく、一致していなくてもよい。従って、ガイドレール
本体が板状(例えば、略コの字断面形状)に形成されて
いる場合には、挿入部の横断面形状(例えば、略長方
形)とガイドレール本体の外見上の形状(例えば、略長
方形)とは略一致することとなるが、これに限定される
ものではなく、例えば、ガイドレール本体の外見上の形
状を略円形状とし、挿入部の横断面形状を略長方形とす
る等、ガイドレール本体の横断面上における各部肉厚が
一定とならないようにしてもよい。
【0012】さらに、閉鎖体には、開動作および閉動作
の双方を行うもののみならず、閉動作のみを行うものも
含まれる。そして、閉鎖体の移動方向は、上下方向、左
右方向、斜め方向、水平方向等、任意である。但し、本
発明を防災用シャッター装置に適用する場合には、自重
降下可能な方向としておくことが好ましい。
【0013】そして、「閉鎖体の端縁部分を挿入部に挿
入」とは、閉鎖体の端縁部分にローラ等の移動補助部材
が設けられている場合には、この移動補助部材のみが挿
入部に挿入される場合をも含むものである。
【0014】このような本発明においては、補強材を設
けてガイドレール本体を補強するので、ガイドレールの
強度が全体として向上する。このため、防火や防煙等の
防災上の機能や防犯上の機能の向上を図ることが可能と
なる。
【0015】例えば、防災用シャッター装置において、
耐火性や防火性に優れた材質の補強材を用いてガイドレ
ール本体を補強した場合には、ガイドレールが火災発生
時に過度の熱を受けて溶けてしまい、本来の機能を十分
に発揮できなくなるという不都合を未然に防止すること
が可能となる。
【0016】また、自動車等の物体がシャッターカーテ
ンに衝突したり、倒壊物等が接触し、シャッターカーテ
ンに大きな衝撃が加えられても、従来に比べ、ガイドレ
ールの変形を抑えることができるようになり、シャッタ
ーカーテンがガイドレールから外れてしまうという不都
合を未然に防止することが可能となる。
【0017】さらに、補強材による補強により、従来に
比べ、バール等を用いてガイドレールを無理に変形させ
ることは困難となるので、鍵の機能を十分に発揮させる
ことができるようになり、防犯上の観点からも、好まし
いガイドレールの構造が実現され、これらにより前記目
的が達成される。
【0018】また、前述した閉鎖体のガイドレールの構
造のより具体的な例として、ガイドレール本体が、板状
の略コの字断面形状部分を有し、補強材が、略コの字断
面形状部分の外面側の少なくとも一部に略コの字断面形
状部分の外面に沿って配置されている構成のものが挙げ
られる(例えば、後述する図2の場合等)。
【0019】そして、このように補強材を略コの字断面
形状部分の外面側に配置した場合において、補強材の外
面側に、補強材の外面に沿って化粧材を配置するように
してもよい(例えば、後述する図2の場合等)。このよ
うに化粧材を配置した場合には、ガイドレールの外観の
向上が図られる。
【0020】さらに、前述した閉鎖体のガイドレールの
構造の別の具体的な例として、ガイドレール本体が、板
状の略コの字断面形状部分を有し、補強材が、略コの字
断面形状部分の内面側の少なくとも一部に略コの字断面
形状部分の内面に沿って配置されている構成のものが挙
げられる(例えば、後述する図5、図6、図7、図1
0、図11、図12の場合等)。このように補強材を略
コの字断面形状部分の内面側に配置した場合には、ガイ
ドレールの外観の向上が図られる。
【0021】また、閉鎖体の端縁部分に、閉鎖体が挿入
部から抜けることを防止する抜け止め部材が設けられて
いる場合には、ガイドレール本体に、挿入部内に突出す
る突出部が設けられ、挿入部が、この突出部により閉鎖
体の端縁部分を挿入する第一区画部と、抜け止め部材を
挿入する第二区画部とに分割され、補強材が、少なくと
も第二区画部内に配置されている構成を採ることができ
る(例えば、後述する図7の場合等)。
【0022】さらに、閉鎖体の端縁部分に、閉鎖体が挿
入部から抜けることを防止する抜け止め部材が設けられ
ている場合には、補強材が、挿入部内に配置され、か
つ、内側に向かって突出する突出部を形成し、挿入部
が、この突出部により閉鎖体の端縁部分を挿入する第一
区画部と、抜け止め部材を挿入する第二区画部とに分割
されている構成を採ることもできる(例えば、後述する
図6、図10、図11、図12の場合等)。このように
補強材により突出部を形成するようにした場合には、挿
入部内の構成が簡易化されるので、閉鎖体の移動が円滑
になるうえ、コスト低減を図ることができるようにな
る。
【0023】また、本発明は、空間を仕切る閉鎖体の端
縁部分を挿入部に挿入してこの閉鎖体の移動を案内する
閉鎖体のガイドレールの構造において、挿入部を形成す
るガイドレール本体を備え、このガイドレール本体に
は、中空部が形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0024】ここで、中空部は、ガイドレール本体の長
手方向の全長に渡って連続的に設けられていてもよく、
部分的に一箇所または複数箇所設けられていてもよい。
また、長手方向の全長に渡って連続的に設ける場合に
は、長手方向の各位置における中空部の横断面形状は、
全て同じであってもよく、あるいは各位置により異なっ
ていてもよい。しかし、押出成形等を用いることができ
るという製造上の観点からは、各位置における中空部の
横断面形状は、全て同じであることが好ましい。
【0025】また、ガイドレール本体の材質、挿入部の
横断面形状、閉鎖体の移動方向は、前述した発明と同様
である。
【0026】このように中空部を形成した場合には、ガ
イドレール本体の強度が増し、上述したような防火や防
煙等の防災上の機能や防犯上の機能の向上が図られ、前
記目的が達成される。
【0027】さらに、中空部を形成した場合において、
中空部の内部には、ガイドレール本体を補強する補強材
を設けておくことが好ましい(例えば、後述する図9の
場合等)。ここで、補強材の材質は、前述した発明と同
様である。また、補強材は、中空部の全部を埋めるよう
に設けられていてもよく、中空部の一部を埋めるように
設けられていてもよい。
【0028】このように中空部の内部に、さらに補強材
を挿入設置した場合には、ガイドレール本体の強度の向
上がより一層図られる。
【0029】以上に述べた閉鎖体のガイドレールの構造
において、ガイドレール本体は、他の閉鎖体を収めるた
めの枠体を構成するサッシ枠と一体に形成されていても
よい。ここで、「他の閉鎖体を収めるための枠体を構成
するサッシ枠」とは、例えば、窓用シャッター装置に併
設される窓サッシの枠部分、出入口用シャッター装置に
併設されるドアサッシの枠部分等のことであり、引き戸
形式のサッシであるか開き戸形式のサッシであるかを問
わず、サッシ一般の枠部分を意味し、本願の主体となる
閉鎖体に併設される他の閉鎖体を収めるための枠体を構
成するサッシ枠(引き戸形式のサッシの場合には、他の
閉鎖体の移動を案内するサッシ枠となる。)をいう。
【0030】このようにガイドレール本体とサッシ枠と
を一体に形成した場合には、閉鎖体の周囲の構成の簡易
化が図られ、製造や施工の容易化、コスト低減、外観の
向上を図ることが可能となる。
【0031】また、本発明は、空間を仕切る閉鎖体の端
縁部分を挿入部に挿入してこの閉鎖体の移動を案内する
閉鎖体のガイドレールの構造において、挿入部を囲んで
形成する部分のうち少なくとも一部が、金属製の板材を
複数枚重ね合わせることにより形成されていることを特
徴とするものである。
【0032】ここで、複数枚重ね合わされた金属製の板
材は、一枚の板材を折り曲げることにより形成したもの
であってもよく、別々の板材を集合させて形成したもの
であってもよい。
【0033】また、「少なくとも一部」であるから、挿
入部を囲んで形成する部分の全体が金属製の板材を複数
枚重ね合わせることにより形成されている必要はなく、
一部のみが金属製の板材を複数枚重ね合わせることによ
り形成されていてもよい。例えば、屋外側に配置される
部分のみを重ね合わせにより形成してもよく、あるいは
熱を受けることが予想される部分のみを重ね合わせによ
り形成してもよい。そして、ガイドレールに他の構成部
分(挿入部を囲んで形成する部分以外の部分)がある場
合には、その部分は、金属製の板材を重ね合わせた状態
になっていてもよく、なっていなくてもよい。
【0034】さらに、板材の材質は、金属製であれば、
鋼板、ステンレス板、アルミ板等、任意である。そし
て、挿入部の横断面形状、閉鎖体の移動方向は、前述し
た発明と同様である。
【0035】このように金属製の板材の重ね合わせによ
り挿入部を形成した場合には、強度的に好ましいガイド
レールが実現され、上述したような防火や防煙等の防災
上の機能や防犯上の機能の向上が図られ、前記目的が達
成される。
【0036】以上において、閉鎖体としては、シャッタ
ー装置を構成するシャッターカーテンが主なものとして
挙げられるが、その他に、雨戸、窓建具、障子、引戸、
工場の出入口等に吊り下げた状態で設けられるハンガー
ドア、移動間仕切壁等が含まれる。また、ガイドレール
としては、シャッター装置を構成するシャッターカーテ
ンの移動を案内するガイドレールが主なものとして挙げ
られるが、その他に、上記の各種の閉鎖体に応じて、雨
戸のレール、窓枠、障子や引戸の上下に配置される鴨居
や敷居、ハンガードアのガイドレール、移動間仕切壁の
ガイドレール等が含まれる。
【0037】そして、本発明がシャッター装置に適用さ
れる場合、すなわち閉鎖体がシャッターカーテンであ
り、ガイドレールがシャッターカーテンの移動を案内す
るガイドレールである場合において、そのシャッター装
置の設置目的、設置場所、構造としては、次のように各
種の態様が考えられる。
【0038】先ず、シャッター装置の設置目的は任意で
あり、例えば、防火や防煙等を目的とする防災用シャッ
ター装置、日射遮蔽目的のシャッター装置、防犯目的の
シャッター装置、暗室、クリーンルーム、保冷庫、保温
室等の特殊空間を形成するためのシャッター装置等であ
ってもよい。
【0039】また、シャッター装置の設置場所は任意で
あり、例えば、通常の一般家屋、ビル、車庫、工場、倉
庫、保冷庫等の各種出入口用シャッター装置、窓用シャ
ッター装置、建物内の通路途中や通路とホールとの境界
位置に設けられるシャッター装置等のように、各種建築
物に設けられるシャッター装置としてもよく、あるい
は、例えば、地下街、駅の構内、トンネル内、船舶内等
の各種構造物に設けられるシャッター装置としてもよ
い。
【0040】さらに、シャッター装置の構造は、シャッ
ターカーテンがガイドレールに案内されて移動する構成
のものであれば任意である。従って、本発明は、次のよ
うな各種タイプのシャッター装置に適用することができ
る。例えば、シャッターカーテンがシート状部材を用い
て形成され、このシャッターカーテンが巻取軸に巻き取
られ、または折り畳まれて収納部に収納されるタイプの
シャッター装置でもよく、シャッターカーテンが多数の
スラットを連設することにより形成され、このシャッタ
ーカーテンが収納部の巻取軸に巻き取られて収納される
タイプのシャッター装置でもよい。また、シャッターカ
ーテンが複数のパネルを連設することにより形成され、
このシャッターカーテンの個々のパネルが分離されかつ
重ねられて収納部に収納され、または個々のパネルが連
結状態のまま折り畳まれて収納され、更には巻き取られ
て収納されるタイプのシャッター装置でもよい。さら
に、シャッターカーテンがリンク部材で互いに連結され
た複数のパイプ部材で形成されているシャッター装置で
もよく、あるいは送り込み収納のオーバーヘッドタイプ
のシャッター装置でもよい。そして、シャッターカーテ
ンがネット状部材で形成されているシャッター装置でも
よい。また、例えば、一部がスラットで形成され、残り
の部分がシート状部材で形成されたシャッターカーテン
等のように、各種のシャッターカーテンを複合して形成
されたシャッターカーテンを備えたタイプのシャッター
装置でもよい。なお、以上に述べた各種のシャッターカ
ーテンの構成部品や構成部材の材質は任意であり、シー
ト状部材であれば、例えば、布製のスクリーン、あるい
は塩化ビニールやウレタン等の軟性樹脂シート、さらに
はゴムまたはゴム状物質により形成されたシート等を用
いることができ、スラット、パネル、リンク部材、パイ
プ部材等であれば、例えば、金属、合成樹脂、セラミッ
クス、木材等を用いることができ、ネット状部材であれ
ば、例えば、ステンレス製線材等の金属線材等を用いる
ことができる。
【0041】また、以上において、閉鎖体は、複数併設
してもよく、その際には、同じ種類の閉鎖体を複数併設
してもよく、あるいは、例えば、シート状部材で形成さ
れたシャッターカーテンと、多数のスラットを連設する
ことにより形成されたシャッターカーテンとを併設する
等、異なる種類の閉鎖体を複数併設してもよい。このよ
うに複数の閉鎖体を併設する場合には、これらの複数の
閉鎖体の端縁部分を挿入する各挿入部は、一つのガイド
レールを構成するものとして一体的に形成してもよく、
別々のガイドレールを構成するものとして個別に形成し
てもよい。そして、各挿入部を一体的に形成する場合に
は、必ずしも全ての挿入部の廻りを補強(上述した補強
材による補強、中空部の形成による補強、金属製の板材
の複数枚重ね合わせによる補強のいずれも含む。)する
必要はなく、一つの挿入部の廻りのみを補強してもよ
く、要するに、補強が必要な箇所(少なくとも一箇所)
のみ補強を行えばよい。例えば、最も屋外側に配置され
る閉鎖体の端縁部分を挿入する挿入部の廻りだけを補強
するようにしてもよい。また、各挿入部を別々のガイド
レールを構成するものとして個別に形成する場合も同様
であり、必ずしも全てのガイドレールを補強する必要は
なく、補強が必要なガイドレールのみ補強を行えばよ
い。但し、各挿入部を別々のガイドレールを構成するも
のとして個別に形成した場合において、補強を行わなか
ったガイドレールは、本発明が適用されたガイドレール
には該当せず、本発明が適用されたガイドレールに単に
併設されているに過ぎないものである。
【0042】なお、以上に述べた各種の補強(上述した
補強材による補強、中空部の形成による補強、金属製の
板材の複数枚重ね合わせによる補強のいずれも含む。)
を行った各種パターンのガイドレールの構造は、単独で
採用するのみならず、複数パターンを組み合わせて採用
してもよい。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に本発明の各実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0044】[第一実施形態]図1には、本発明の閉鎖
体のガイドレールの構造が適用された第一実施形態の窓
用シャッター装置10の全体構成が示されている。ま
た、図2および図3には、窓用シャッター装置10の要
部の断面図が示されている。
【0045】図1において、窓用シャッター装置10
は、建物の窓1に併設され、窓1の室外側(紙面手前
側)に形成された開口部2を閉鎖、開放する装置であ
る。窓用シャッター装置10は、上下動することにより
開口部2を境界として室内側(紙面奥側)の空間と室外
側の空間とを仕切る閉鎖体であるシャッターカーテン2
0と、このシャッターカーテン20を巻き取る巻取軸や
コイルバネ等で構成された巻取部30と、開口部2の上
側に配置されて巻取部30に巻き取られた状態のシャッ
ターカーテン20を収納するシャッターボックス40
と、シャッターカーテン20の図1中における左右両側
端縁部分20Aが挿入されてシャッターカーテン20の
上下動を案内する左右の案内手段であるガイドレール5
0,51とを備えて構成されている。
【0046】シャッターカーテン20は、多数のスラッ
ト21を上下に連設して形成されている。これらの上下
に並んだスラット21のうち、一定個数毎のスラット2
1Aの左右両側端縁部分には、シャッターカーテン20
がガイドレール50,51から抜けることを防止する抜
け止め部材22が設けられている。
【0047】また、最下端のスラット21Bには、下面
に座板部23が一体的に形成されているとともに、施錠
装置24が設けられている。施錠装置24は、スラット
21Bの左右両側端縁部分に設けられた係合用の突起で
あるラッチ25と、スラット21Bの略中央の室内側に
設けられてラッチ25を左右方向に進退させる操作用レ
バー26とを備えて構成されている。これらのラッチ2
5および操作用レバー26は、リンク機構を構成して連
動するようになっている。
【0048】図2および図3は、ガイドレール50の水
平断面図であり、図2には、ガイドレール50に対する
抜け止め部材22の収まりが示され、図3には、ガイド
レール50に対するラッチ25の収まりが示されてい
る。なお、ガイドレール51は、ガイドレール50と左
右対称な構成であるため、図示は省略し、細部の符号は
ガイドレール50と共通のものとする。
【0049】図2において、ガイドレール50,51
は、主として板状の略コの字断面形状部分により形成さ
れたガイドレール本体52と、ガイドレール本体52を
補強する補強材53と、補強材53を覆い隠すように配
置された化粧材54とを備えている。ガイドレール本体
52は、ブラケット70を介して建物躯体71に固定さ
れている。
【0050】補強材53は、略L字断面形状を有し、ガ
イドレール本体52の略コの字断面形状部分の外面側
に、略コの字断面形状部分の外面に沿って配置されてい
る。化粧材54は、略L字断面形状を有し、補強材53
の外面側に、補強材53の外面に沿って配置されてい
る。これらの補強材53および化粧材54は、両端をガ
イドレール本体52に設けられた鉤状部52A,52B
に引っ掛けられてガイドレール本体52に固定されてい
る。また、補強材53および化粧材54のいずれもガイ
ドレール50,51の長手方向(図2の紙面直交方向)
の略全長に渡って設けられている。
【0051】ガイドレール本体52は、アルミ合金等に
よる押出成形品である。補強材53は、例えば、鋼板、
フェノールFRP、セラミック等で形成されている。化
粧材54は、例えば、アルミ板等で形成されている。
【0052】ガイドレール本体52の略コの字断面形状
部分により三方を囲まれて形成された空間は、シャッタ
ーカーテン20の端縁部分20Aを挿入する挿入部60
となっている。ガイドレール本体52には、挿入部60
内に突出する二つの突出部55が互いに対向する位置に
設けられている。そして、挿入部60は、これらの突出
部55により、シャッターカーテン20の端縁部分20
A(つまり、各スラット21の端縁部分)を挿入する第
一区画部61と、抜け止め部材22を挿入する第二区画
部62とに分割されている。
【0053】抜け止め部材22は、略T字断面形状を有
し、リベット22Aによりスラット21Aの端縁部分に
固定されている。そして、抜け止め部材22は、シャッ
ターカーテン20が左右方向に移動した際に、突出部5
5に当接することにより抜け止め機能を果たすようにな
っている。
【0054】図3において、第二区画部62内には、ラ
ッチ25と係合する鍵受け80がガイドレール本体52
に固設されている。この鍵受け80は、ガイドレール5
0,51の下方部に配置されている(図1参照)。ラッ
チ25が図中二点鎖線の如く右方に前進した状態では、
ラッチ25と鍵受け80とが係合して鍵が掛かり、一
方、ラッチ25が図中実線の如く左方に後退した状態で
は、ラッチ25と鍵受け80とは係合せず、鍵が掛から
ないようになっている。
【0055】このような第一実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。すなわち、補強材53により、ガイド
レール本体52が補強されているので、ガイドレール5
0,51の強度を全体として向上させることができる。
このため、防火や防煙等の防災上の機能や防犯上の機能
の向上を図ることができる。
【0056】例えば、倒壊物や飛来物等が接触し、シャ
ッターカーテン20に大きな衝撃が加えられても、従来
に比べ、ガイドレール50,51の変形を抑えることが
できるので、シャッターカーテン20がガイドレール5
0,51から外れてしまうという不都合を未然に防止す
ることができる。
【0057】また、補強材53による補強により、従来
に比べ、ガイドレール50,51を変形させることは困
難となるので、バール等を用いて無理にガイドレール5
0,51を変形させてこじ開け、ラッチ25を動かして
施錠装置24を解除状態にする等の行為は殆ど不可能に
なり、施錠装置24の機能を十分に発揮させることがで
きる。このため、防犯上の観点からも、好ましいガイド
レールの構造を実現することができる。
【0058】さらに、補強材53の外面は、化粧材54
により覆われているので、補強材53による補強を行っ
たことに起因して外観が低下するという事態を回避する
ことができる。このため、見栄えの良いガイドレールを
実現できる。
【0059】そして、ガイドレール本体52への補強材
53および化粧材54の固定は、リベット等の締結具を
用いるのではなく、ガイドレール本体52と一体に形成
された鉤状部52A,52Bを用いて行うので、リベッ
ト等の締結具と、スラット21あるいは抜け止め部材2
2とが干渉してシャッターカーテン20の動作に悪影響
を及ぼすという事態を回避することができる。
【0060】[第二実施形態]図4には、本発明の閉鎖
体のガイドレールの構造が適用された第二実施形態のシ
ャッター装置200の全体構成が示されている。また、
図5には、シャッター装置200の要部の断面図が示さ
れている。
【0061】図4において、シャッター装置200は、
建物や車庫等の出入口に形成された開口部202を閉
鎖、開放する、いわゆる軽量シャッターである。シャッ
ター装置200は、上下動することにより開口部202
を境界として内部(紙面奥側)の空間と外部(紙面手前
側)の空間とを仕切る閉鎖体であるシャッターカーテン
220と、このシャッターカーテン220を巻き取る巻
取軸やコイルバネ等で構成された巻取部230と、開口
部202の上側に配置されて巻取部230に巻き取られ
た状態のシャッターカーテン220を収納するシャッタ
ーボックス240と、シャッターカーテン220の図4
中における左右両側端縁部分220Aが挿入されてシャ
ッターカーテン220の上下動を案内する左右の案内手
段であるガイドレール250,251とを備えて構成さ
れている。
【0062】シャッターカーテン220は、多数のスラ
ット221を上下に連設して形成されている。これらの
上下に並んだスラット221のうち、中間位置に配置さ
れた一つのスラット221Aには、施錠装置224が設
けられている。施錠装置224は、スラット221Aの
左右両側端縁部分に突出して設けられた係合用の爪部で
あるラッチ225と、スラット221Aの中央に設けら
れてラッチ225を左右方向に進退させるシリンダ錠2
26とを備えて構成されている。これらのラッチ225
およびシリンダ錠226は連動する構成となっており、
シリンダ錠226にキーを差し込んで回すとラッチ22
5が動くようになっている。
【0063】図5は、ガイドレール250の水平断面図
であり、ガイドレール250に対するラッチ225の収
まりが示されている。なお、ガイドレール251は、ガ
イドレール250と左右対称な構成であるため、図示は
省略し、細部の符号はガイドレール250と共通のもの
とする。
【0064】図5において、ガイドレール250,25
1は、主として板状の略コの字断面形状部分により形成
されたガイドレール本体252と、ガイドレール本体2
52を補強する補強材253とを備えている。
【0065】補強材253は、略コの字断面形状を有
し、ガイドレール本体252の略コの字断面形状部分の
内面側に、略コの字断面形状部分の内面に沿って配置さ
れている。補強材253は、例えば、図中二点鎖線で示
すようなリベット等の締結具254によりガイドレール
本体252に固定されている。また、補強材253は、
ガイドレール250,251の長手方向(図5の紙面直
交方向)の略全長に渡って設けられている。
【0066】ガイドレール本体252は、鋼板のロール
フォーミング成形品である。補強材253は、前記第一
実施形態の補強材53と同様に、例えば、鋼板、フェノ
ールFRP、セラミック等で形成されている。
【0067】ガイドレール本体252により囲まれて形
成された空間は、シャッターカーテン220の端縁部分
220Aを挿入する挿入部260となっている。この挿
入部260内には、ラッチ225と係合する鍵受け28
0が補強材253を挟んでガイドレール本体252に固
設されている。この鍵受け280は、ガイドレール25
0,251の中間位置に配置されている(図4参照)。
ラッチ225が図5中二点鎖線の如く右方に前進した状
態では、ラッチ225と鍵受け280とが係合して鍵が
掛かり、一方、ラッチ225が図5中実線の如く左方に
後退した状態では、ラッチ225と鍵受け280とは係
合せず、鍵が掛からないようになっている。このような
施錠装置224および鍵受け280としては、本願出願
人により既に提案されているもの等を採用することがで
きる(特開平11−210362号公報参照)。
【0068】このような第二実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。すなわち、補強材253により、ガイ
ドレール本体252が補強されているので、ガイドレー
ル250,251の強度を全体として向上させることが
できる。このため、前記第一実施形態の場合と同様に、
防火や防煙等の防災上の機能や防犯上の機能の向上を図
ることができる。
【0069】また、補強材253は、ガイドレール本体
252の内面側に配置されているので、補強材253に
よる補強を行ったことに起因して外観が低下するという
事態を回避することができる。このため、見栄えの良い
ガイドレールを実現できる。
【0070】[他の実施形態]なお、本発明は前記実施
形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成で
きる範囲内での変形等は本発明に含まれるものである。
【0071】すなわち、前記第一実施形態では、図2に
示すように、挿入部60を第一区画部61と第二区画部
62とに分割する突出部55は、ガイドレール本体52
と一体に形成されていたが、図6に示すガイドレール3
00のように、ガイドレール本体301の内面側に補強
材302を設け、この補強材302と一体に形成された
突出部303としてもよい。このような補強材302
は、例えば、鋼板をフォーミングして形成することがで
きる。この場合、前記第一実施形態の場合と同様に、挿
入部304は、シャッターカーテン307の端縁部分3
07A(つまり、各スラット308の端縁部分)を挿入
する第一区画部305と、抜け止め部材309を挿入す
る第二区画部306とに分割されている。このようにし
た場合には、補強材302による補強効果に加え、補強
材302がガイドレール本体301の内面側に設けられ
ていることによる外観の良好なガイドレールの実現とい
う効果、構造の簡易化による製造の容易化およびコスト
低減という効果、補強材302をガイドレール本体30
1に固定するためのリベット等の締結具の省略または個
数減少によるシャッターカーテン307の動きの阻害要
因の除去または減少という効果が得られる。
【0072】また、前記第一実施形態では、図2に示す
ように、補強材53の外面側に化粧材54が設けられて
いたが、化粧材54の設置を省略してもよい。但し、ガ
イドレール50,51の外観向上という観点からは、化
粧材54を設けておくことが好ましい。
【0073】さらに、前記第一実施形態では、図2に示
すように、補強材53および化粧材54は、ガイドレー
ル本体52と一体に形成された鉤状部52A,52Bに
よりガイドレール本体52に固定されていたが、必ずし
もこのような鉤状部52A,52Bにより固定する必要
はなく、リベット、ビス、ねじ等の締結具により固定し
てもよい。但し、シャッターカーテン20の動きの円滑
化および外観向上という観点からは、鉤状部52A,5
2Bにより固定することが好ましい。
【0074】そして、前記第二実施形態では、図5に示
すように、補強材253は、ガイドレール本体252の
略コの字断面形状部分の内面の略全面に沿って配置され
ていたが、略全面ではなく、一部の面に配置されていて
もよい。例えば、図7に示すガイドレール320のよう
に、ガイドレール本体321と一体に形成された突出部
322により第一区画部323と第二区画部324とに
分割された挿入部325のうち、第二区画部324内の
みに補強材326を設けるようにしてもよい。この場
合、補強材326のガイドレール本体321への固定
は、リベット等の締結具327により行うことができ
る。
【0075】また、前記第一、第二実施形態では、図
2、図5に示すように、補強材53,253によりガイ
ドレール本体52,252の補強が行われていたが、図
8に示すガイドレール400のように、突出部401に
より第一区画部402と第二区画部403とに分割され
た挿入部404を形成するガイドレール本体405に、
中空部406を形成することにより補強を行ってもよ
い。図8では、中空部406の断面形状は、L字状とな
っているが、これに限定されるものではなく、また、中
空部の個数も一つに限らず、複数としてもよい。
【0076】さらに、図9に示すガイドレール420の
ように、図8の中空部406に相当する部分である中空
部421の中に、さらに補強材422を挿入設置し、よ
り一層の補強を行うようにしてもよい。なお、図9で
は、補強材422は、中空部421の全部を埋めるよう
に設けられているが、一部のみを埋めるような補強材と
してもよく、また、一つの中空部の中に複数の補強材を
挿入設置するようにしてもよい。
【0077】また、前記第一実施形態では、図2に示す
ように、ガイドレール本体52は、ブラケット70を介
して建物躯体71に固定されていたが、図10に示すよ
うに、アルミニウム製等のガイドレール取付枠513を
介して窓サッシ500にガイドレール510を固定する
ようにしてもよい。図10において、ガイドレール51
0は、ガイドレール本体511と、補強材512とを備
えて構成されている。また、窓サッシ500は、窓の可
動部分である図示されない障子と、この障子を案内する
ためのレール501を有するアルミニウム製等のサッシ
枠502とを備えて構成されている。サッシ枠502
は、建物躯体504に固定され、ガイドレール取付枠5
13は、ねじ514によりサッシ枠502に固定され、
ガイドレール本体511は、ねじ515によりガイドレ
ール取付枠513に固定されている。
【0078】さらに、図11に示すように、窓サッシ5
20を構成するサッシ枠521に、ガイドレール530
を直接に取り付けて固定してもよい。図11において、
ガイドレール530は、ガイドレール本体531と、補
強材532とを備えて構成されている。
【0079】そして、図12に示すように、アルミ合金
等を用いた押出成形により窓サッシを構成するサッシ枠
と一体に形成されたガイドレール本体541と、補強材
542とを備えて構成されるガイドレール540として
もよい。このようにガイドレール本体541を窓サッシ
を構成するサッシ枠と一体に形成した場合には、構成の
簡易化、製造や施工の容易化、コスト低減、外観の向上
を図ることができる。
【0080】また、前記第一、第二実施形態では、図
2、図5に示すように、補強材53,253によりガイ
ドレール本体52,252の補強が行われていたが、補
強材を設けてガイドレール全体の強度の向上を図るので
はなく、図13に示すガイドレール600のように、例
えば鋼板等の金属製の板材601を折り曲げて複数枚重
ね合わせることにより挿入部602を形成するようにし
てもよい。この際、挿入部602を第一区画部603と
第二区画部604とに分割する突出部605も、金属製
の板材601を折り曲げて複数枚重ね合わせることによ
り形成してもよい。このように金属製の板材601の重
ね合わせにより挿入部602を形成した場合には、強度
的に好ましいガイドレール600を実現することがで
き、防火や防煙等の防災上の機能や防犯上の機能の向上
を図ることができる。
【0081】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、補
強材を設けてガイドレール本体を補強し、またはガイド
レール本体に中空部を形成し、あるいは金属製の板材を
複数枚重ね合わせることにより挿入部を形成するので、
ガイドレールの強度を向上させることができ、防火や防
煙等の防災上の機能や防犯上の機能の向上を図ることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の窓用シャッター装置の
全体構成図。
【図2】第一実施形態の窓用シャッター装置の要部の断
面図。
【図3】第一実施形態の窓用シャッター装置の別の要部
の断面図。
【図4】本発明の第二実施形態のシャッター装置の全体
構成図。
【図5】第二実施形態のシャッター装置の要部の断面
図。
【図6】本発明の他の実施形態の第一の例を示すガイド
レールの水平断面図。
【図7】本発明の他の実施形態の第二の例を示すガイド
レールの水平断面図。
【図8】本発明の他の実施形態の第三の例を示すガイド
レールの水平断面図。
【図9】本発明の他の実施形態の第四の例を示すガイド
レールの水平断面図。
【図10】本発明の他の実施形態の第五の例を示すガイ
ドレールの水平断面図。
【図11】本発明の他の実施形態の第六の例を示すガイ
ドレールの水平断面図。
【図12】本発明の他の実施形態の第七の例を示すガイ
ドレールの水平断面図。
【図13】本発明の他の実施形態の第八の例を示すガイ
ドレールの水平断面図。
【符号の説明】
20,220,307 閉鎖体であるシャッターカーテ
ン 20A,220A,307A 閉鎖体であるシャッター
カーテンの端縁部分 22,309 抜け止め部材 50,51,250,251 ガイドレール 52,252,301,321,405,511,53
1 ガイドレール本体 53,253,302,326,422,512,53
2,542 補強材 54 化粧材 55,303,322,401,605 突出部 60,260,304,325,404,602 挿入
部 61,305,323,402,603 第一区画部 62,306,324,403,604 第二区画部 406,421 中空部 541 窓サッシを構成するサッシ枠と一体に形成され
ているガイドレール本体 601 金属製の板材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 隆 東京都板橋区志村3丁目26番4号 文化シ ヤッター株式会社内 Fターム(参考) 2E042 AA01 CB01 DA01 DB11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間を仕切る閉鎖体の端縁部分を挿入部
    に挿入してこの閉鎖体の移動を案内する閉鎖体のガイド
    レールの構造において、前記挿入部を形成するガイドレ
    ール本体と、このガイドレール本体を補強する補強材と
    を備えたことを特徴とする閉鎖体のガイドレールの構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の閉鎖体のガイドレール
    の構造において、前記ガイドレール本体は、板状の略コ
    の字断面形状部分を有し、前記補強材は、前記略コの字
    断面形状部分の外面側の少なくとも一部に前記略コの字
    断面形状部分の外面に沿って配置されていることを特徴
    とする閉鎖体のガイドレールの構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の閉鎖体のガイドレール
    の構造において、前記補強材の外面側には、前記補強材
    の外面に沿って化粧材が配置されていることを特徴とす
    る閉鎖体のガイドレールの構造。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の閉鎖体のガイドレール
    の構造において、前記ガイドレール本体は、板状の略コ
    の字断面形状部分を有し、前記補強材は、前記略コの字
    断面形状部分の内面側の少なくとも一部に前記略コの字
    断面形状部分の内面に沿って配置されていることを特徴
    とする閉鎖体のガイドレールの構造。
  5. 【請求項5】 請求項1または4に記載の閉鎖体のガイ
    ドレールの構造において、前記閉鎖体の端縁部分には、
    前記閉鎖体が前記挿入部から抜けることを防止する抜け
    止め部材が設けられ、 前記ガイドレール本体には、前記挿入部内に突出する突
    出部が設けられ、前記挿入部は、前記突出部により前記
    閉鎖体の端縁部分を挿入する第一区画部と、前記抜け止
    め部材を挿入する第二区画部とに分割され、前記補強材
    は、少なくとも前記第二区画部内に配置されていること
    を特徴とする閉鎖体のガイドレールの構造。
  6. 【請求項6】 請求項1または4に記載の閉鎖体のガイ
    ドレールの構造において、前記閉鎖体の端縁部分には、
    前記閉鎖体が前記挿入部から抜けることを防止する抜け
    止め部材が設けられ、 前記補強材は、前記挿入部内に配置され、かつ、内側に
    向かって突出する突出部を形成し、 前記挿入部は、前記突出部により前記閉鎖体の端縁部分
    を挿入する第一区画部と、前記抜け止め部材を挿入する
    第二区画部とに分割されていることを特徴とする閉鎖体
    のガイドレールの構造。
  7. 【請求項7】 空間を仕切る閉鎖体の端縁部分を挿入部
    に挿入してこの閉鎖体の移動を案内する閉鎖体のガイド
    レールの構造において、前記挿入部を形成するガイドレ
    ール本体を備え、このガイドレール本体には、中空部が
    形成されていることを特徴とする閉鎖体のガイドレール
    の構造。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の閉鎖体のガイドレール
    の構造において、前記中空部の内部には、前記ガイドレ
    ール本体を補強する補強材が設けられていることを特徴
    とする閉鎖体のガイドレールの構造。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8に記載の閉鎖体のガイドレ
    ールの構造において、前記ガイドレール本体は、他の閉
    鎖体を収めるための枠体を構成するサッシ枠と一体に形
    成されていることを特徴とする閉鎖体のガイドレールの
    構造。
  10. 【請求項10】 空間を仕切る閉鎖体の端縁部分を挿入
    部に挿入してこの閉鎖体の移動を案内する閉鎖体のガイ
    ドレールの構造において、前記挿入部を囲んで形成する
    部分のうち少なくとも一部は、金属製の板材を複数枚重
    ね合わせることにより形成されていることを特徴とする
    閉鎖体のガイドレールの構造。
JP33241699A 1999-11-24 1999-11-24 閉鎖体のガイドレールの構造 Pending JP2001146884A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33241699A JP2001146884A (ja) 1999-11-24 1999-11-24 閉鎖体のガイドレールの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33241699A JP2001146884A (ja) 1999-11-24 1999-11-24 閉鎖体のガイドレールの構造

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005257637A Division JP2005351082A (ja) 2005-09-06 2005-09-06 閉鎖体のガイドレールの構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001146884A true JP2001146884A (ja) 2001-05-29

Family

ID=18254735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33241699A Pending JP2001146884A (ja) 1999-11-24 1999-11-24 閉鎖体のガイドレールの構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001146884A (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001220971A (ja) * 2000-02-07 2001-08-17 Tostem Corp シャッター
WO2006027837A1 (ja) * 2004-09-09 2006-03-16 Sanwa Shutter Corporation 建築用シャッターの防犯構造
JP2006255157A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ機
JP2006316426A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Bunka Shutter Co Ltd シャッター装置
JP2007120282A (ja) * 2005-09-29 2007-05-17 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体装置
JP2007120280A (ja) * 2005-09-29 2007-05-17 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体装置
JP2008031739A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体装置
JP2009024390A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Aisin Seiki Co Ltd シャッタ装置
GB2466132A (en) * 2008-12-11 2010-06-16 Vipco Systems N V Intrusion resistant grate with a reinforced frame
JP2013053421A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Sanwa Shutter Corp 窓シャッター装置
JP2013053418A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Bunka Shutter Co Ltd シャッター用ガイドレールの防火構造
JP2013068059A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Sankyotateyama Inc 開口部建材
KR200476849Y1 (ko) * 2014-06-23 2015-04-08 주식회사 선우인더스트리 내풍압 셔터용 가이드레일
JP2015108291A (ja) * 2015-03-10 2015-06-11 三協立山株式会社 開口部建材
JP2015227610A (ja) * 2015-08-11 2015-12-17 三協立山株式会社 防火対応の開口部建材
JP2016194203A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 株式会社Lixil 開口部用スクリーン装置
JP2020029681A (ja) * 2018-08-22 2020-02-27 文化シヤッター株式会社 シャッター用ガイドレール構造
JP2020112026A (ja) * 2015-09-16 2020-07-27 三協立山株式会社 シャッター建具

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001220971A (ja) * 2000-02-07 2001-08-17 Tostem Corp シャッター
WO2006027837A1 (ja) * 2004-09-09 2006-03-16 Sanwa Shutter Corporation 建築用シャッターの防犯構造
JP4506523B2 (ja) * 2005-03-17 2010-07-21 パナソニック電工株式会社 マッサージ機
JP2006255157A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ機
JP2006316426A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Bunka Shutter Co Ltd シャッター装置
JP4685505B2 (ja) * 2005-05-10 2011-05-18 文化シヤッター株式会社 シャッター装置
JP2007120280A (ja) * 2005-09-29 2007-05-17 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体装置
JP2007120282A (ja) * 2005-09-29 2007-05-17 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体装置
JP2008031739A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体装置
JP2009024390A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Aisin Seiki Co Ltd シャッタ装置
GB2466132B (en) * 2008-12-11 2013-07-10 Duco Projects N V Intrusion-resistant grate
GB2466132A (en) * 2008-12-11 2010-06-16 Vipco Systems N V Intrusion resistant grate with a reinforced frame
JP2013053421A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Sanwa Shutter Corp 窓シャッター装置
JP2013053418A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Bunka Shutter Co Ltd シャッター用ガイドレールの防火構造
JP2013068059A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Sankyotateyama Inc 開口部建材
KR200476849Y1 (ko) * 2014-06-23 2015-04-08 주식회사 선우인더스트리 내풍압 셔터용 가이드레일
JP2015108291A (ja) * 2015-03-10 2015-06-11 三協立山株式会社 開口部建材
JP2016194203A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 株式会社Lixil 開口部用スクリーン装置
JP2015227610A (ja) * 2015-08-11 2015-12-17 三協立山株式会社 防火対応の開口部建材
JP2020112026A (ja) * 2015-09-16 2020-07-27 三協立山株式会社 シャッター建具
JP7008742B2 (ja) 2015-09-16 2022-01-25 三協立山株式会社 シャッター建具
JP2020029681A (ja) * 2018-08-22 2020-02-27 文化シヤッター株式会社 シャッター用ガイドレール構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005351082A (ja) 閉鎖体のガイドレールの構造
JP2001146884A (ja) 閉鎖体のガイドレールの構造
US9316045B2 (en) Window and door system having easily changeable structure
US5474118A (en) Reinforced roll-type shuttters
US20030041978A1 (en) Rolling shutter assembly
KR101230032B1 (ko) 커튼월형 창호
US20070266653A1 (en) Combination window, screen, storm shutter and fire escape
KR100784982B1 (ko) 고층용 창호
US20040103587A1 (en) Access door
JP4058485B2 (ja) 外壁パネル、その外壁パネルを備えたユニット式建物および外壁パネルへのシャッターケース取り付け方法
JP4056873B2 (ja) 窓シャッター装置
KR101244871B1 (ko) 연동 미닫이문
JP6262465B2 (ja) シャッター装置
JP5236167B2 (ja) 開閉体装置
JP4053468B2 (ja) 断熱サッシの上枠構造及び上記上枠の組立方法
JP7091224B2 (ja) シャッター装置のガイドレール構造及びその製造方法
JP2024053438A (ja) 開閉体装置
JP3419336B2 (ja) 開閉体の構造
EP4227481A1 (en) Double door installation assembly and associated locking method
JP6954518B1 (ja) 後付サッシ
JP6710631B2 (ja) 建具
JP3418123B2 (ja) 開閉装置
JP7211911B2 (ja) 建具
JP4155518B2 (ja) シャッタカーテンのパネル構造
JP4267137B2 (ja) シャッター装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050906

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051220