JP2001143107A - 発券システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発券システムの端末制御装置の全体的な設置
スペースの縮小化を図る。 【解決手段】 相互に異なるホストコンピュータ１２に
接続された複数の端末制御装置１３に、相互に交信可能
に接続されたプリンタ装置１５に、端末制御装置１３か
らの発券情報３５を一時的に格納するためのバッファ２
５を有するキューイング機能部２６を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、旅行券、航空券の
ような各種チケットを発券するための発券システムに関
する。

【０００２】

【従来の技術】この種の予約券を取り扱う各代理店は、
一般的には、複数の同業会社の予約券を取り扱うことか
ら、各代理店には、例えば各航空会社別にそれぞれの会
社に専用の多数の予約発券端末制御装置が設置されてい
る。予約発券端末制御装置は、例えば専用回線を経て、
航空会社毎の専用のホストコンピュータに接続され、そ
れぞれのホストコンピュータから各社に特有の料金、コ
ース等の情報を読み込んでいる。この端末制御装置は、
これらホストコンピュータからの元データおよび端末操
作の入力データに基づいて、それぞれに組み込まれたプ
リンタ部に発券情報を提供することにより、予約に応じ
た券が印刷され、発行される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うな従来の発券システムでは、それぞれのホストコンピ
ュータに接続された端末制御装置毎に、プリンタ部が組
み込まれていることから、それぞれの端末制御装置が大
型化し、これら端末制御装置群が占める設置場所の拡大
により、端末公害と称されるほどに、大きな問題を引き
起こしていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、次の構成を採用する。 〈構成〉本発明は、それぞれが相互に異なるホストコン
ピュータに接続された端末操作のための複数の端末制御
装置と、該端末制御装置にネットワークを介して交信可
能に接続され、前記端末制御装置からの発券情報に基づ
いて印刷された券を出力するための少なくとも１つのプ
リンタ装置とを含む発券システムであって、前記プリン
タ装置は、１つの前記端末制御装置からの発券情報に基
づく発券処理中に当該端末制御装置と異なる他の前記端
末制御装置からの発券情報を受けたときに該発券情報を
一時的に格納するためのバッファを有するキューイング
部を備え、前記発券処理の終了後に、前記キューイング
部の前記バッファに格納された発券情報に基づく発券処
理を実行することを特徴とする。

【０００５】本発明に係る発券システムでは、少なくと
の１つのプリンタ装置がネットワークを介して各端末制
御装置に交信可能に接続されていることから、各端末制
御装置毎に従来のようなプリンタ部を組み込む必要はな
く、各端末制御装置の操作により、前記プリンタ装置か
らの発券が可能となる。さらに、前記プリンタ装置に
は、前記端末制御装置からの発券情報を一時的に格納す
るためのバッファを有するキューイング部が設けられて
いることから、前記プリンタ装置がある１つの前記端末
制御装置からの発券情報に基づく発券処理中に、他の１
つの前記端末制御装置から発券情報を受けると、当該発
券情報が、前記キューイング部により先の発券処理の終
了まで保留され、先の発券処理の終了後に、プリンタ装
置が後続の発券情報に基づいて、新たな発券処理を行
う。

【０００６】したがって、本発明によれば、プリンタ装
置の発券処理中に該プリンタ装置が端末制御装置からの
新たな発券情報を受けても、複数の端末制御装置からの
発券情報の重複によるプリンタ装置への発券情報の再送
を必要とすることなく、これら複数の端末制御装置から
の発券情報を適正に処理することが可能となる。

【０００７】前記各端末制御装置から前記プリンタ装置
に送出される発券情報は、前記ホストコンピュータから
の元データおよび端末操作により入力された入力データ
を含む発券データと、該発券データに基づいて前記プリ
ンタ装置の動作を制御するための制御データおよび印刷
データを生成するための発券パターンデータ生成プログ
ラムとすることができ、前記プリンタ装置は、前記発券
パターンデータ生成プログラムの実行により生成された
制御データおよび印刷データの処理による印刷処理を行
うことができる。前記プリンタ装置で、発券パターンデ
ータ生成プログラムを実行することにより、前記各端末
制御装置の処理性能の向上を期待することができる。

【０００８】これに代えて、前記各端末制御装置から前
記プリンタ装置に送出される発券情報は、前記ホストコ
ンピュータからの元データおよび端末操作により入力さ
れた入力データを含む発券データに基づく発券パターン
データ生成プログラムの実行により得られた前記プリン
タ装置の動作を制御するための制御データおよび印刷デ
ータとすることができ、この制御データおよび印刷デー
タを含む印刷情報を前記各端末制御装置から前記プリン
タ装置に送出することができる。前記各端末制御装置
で、発券パターンデータ生成プログラムを実行すること
により、前記プリンタ装置の処理性能の向上を期待する
ことができる。

【０００９】前記各端末制御装置に、前記プリンタ装置
のための管理情報を格納するテーブルを設け、各端末制
御装置に前記テーブルに格納された管理情報を表示させ
ることにより、各端末制御装置で前記プリンタ装置の例
えば用紙についての管理が容易となる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について詳細に説明する。 〈具体例〉図１は、本発明に係る発券システムを航空券
の発券システムに適用した例を概略的に示すブロック図
である。本発明に係る発券システム１０は、図１に示さ
れているように、例えば専用回線１１（１１ａおよび１
１ｂ）を介してそれぞれのホストコンピュータ１２（１
２ａおよび１２ｂ）に接続された複数の端末制御装置１
３（１３ａおよび１３ｂ）と、これら複数の端末制御装
置１３にネットワーク１４を介して接続された少なくと
も１つのプリンタ装置１５とを含む。

【００１１】各端末制御装置１３は、例えばディスプレ
イのような表示部およびキーボードのような入力操作部
（いずれも図示せず）と、端末制御装置本体の動作を制
御する制御機能部１６と、それぞれのホストコンピュー
タ１２からの発券のための元データを受信する発券デー
タ受信機能部１７と、該発券データ受信機能部が受信し
たデータを解析する発券データ解析機能部１８とを備え
る。各端末制御装置１３は、さらに、例えばＲＯＭから
なり予め決められた望ましくは異なる複数の発券パター
ンデータ生成プログラムを格納するための発券パターン
データ生成プログラム格納部１９と、前記発券データ解
析機能部１８で得られた発券元データを各発券パターン
データ生成プログラムに対応して格納するための例えば
ＲＡＭからなる発券元データ格納部２０と、ネットワー
ク１４を介してプリンタ装置１５と交信するための通信
機能部２１と、プリンタ装置１５から送信される発券プ
リンタ管理情報を格納するための例えばＲＡＭからなる
プリンタ状態管理テーブル２２とを備える。

【００１２】プリンタ装置１５は、該プリンタ装置自体
の動作を制御する制御機能部２３と、ネットワーク１４
を介して各端末制御装置１３（１３ａおよび１３ｂ）と
交信するための通信機能部２４と、該通信機能部を経て
各端末制御装置１３（１３ａおよび１３ｂ）からの発券
情報を格納するためのバッファ２５を有するキューイン
グ機能部２６と、各端末制御装置１３（１３ａおよび１
３ｂ）の管理情報を格納するための管理情報テーブル２
７とを備える。

【００１３】プリンタ装置１５は、さらに、キューイン
グ機能部２６からの発券情報に基づく発券パターンデー
タ生成プログラムが制御機能部２３で実行され、これに
より発券用印刷処理データが生成されたとき、この印刷
処理データに基づいてプログラム動作する発券機構制御
プログラム実行部２８と、該プログラム実行部により機
構的な制御を受ける発券機構部２９とを備える。

【００１４】各端末制御装置１３（１３ａおよび１３
ｂ）およびプリンタ装置１５を接続するネットワーク１
４は、例えばイーサネット、ＴＣＰ／ＩＰ規格を有する
ＬＡＮで構成することができる。

【００１５】図２は、端末制御装置１３（１３ａおよび
１３ｂ）のプリンタ状態管理テーブル２２およびプリン
タ装置１５の管理情報テーブル２７を示すテーブル説明
図である。各端末制御装置１３（１３ａおよび１３ｂ）
のプリンタ状態管理テーブル２２には、図２に示されて
いる例では、プリンタ装置１５の発券機構部２９に設け
られる用紙収納部である各ホッパ（図示せず）毎の用紙
の種類、各ホッパ毎の用紙収納容量および残存量につい
ての情報が含まれており、このプリンタ状態管理テーブ
ル２２の情報は、各端末制御装置１３（１３ａおよび１
３ｂ）の前記表示部により、表示可能である。プリンタ
装置１５の管理情報テーブル２７には、図２に示される
例では、プリンタ装置１５に接続される各端末制御装置
１３（１３ａおよび１３ｂ）のアドレス情報および該端
末制御装置との接続状態についての情報が格納されてお
り、これらの情報は、プリンタ装置１５で視認可能であ
る。

【００１６】発券操作は、各端末制御装置１３（１３ａ
および１３ｂ）の例えば前記キーボードの操作により行
われる。図３は、前記キーボード操作を受ける端末制御
装置１３（１３ａおよび１３ｂ）での発券情報生成処理
工程を示す。前記キーボードの操作により、対応するホ
ストコンピュータ１２（１２ａおよび１２ｂ）から複数
種類の発券元データ３１が発券元データ格納部２０に読
み込まれる。続いて、顧客の要望に添った入力データ３
２が前記キーボードから入力されると、制御機能部１６
は、入力データ３２に基づき、発券パターンデータ生成
プログラム格納部１９に格納された複数の発券パターン
データ生成プログラム３３から券種に応じた発券パター
ンデータ生成プログラム３３を選択し、かつ該プログラ
ムに対応する発券データ３４を前記入力データ３２およ
び元データ３１から生成する。この発券データの生成
は、前記発券元データ３１からのデータ部抽出、制御コ
ード変換、券面印字部抽出および磁気エンコード部抽出
等により、行われる。

【００１７】この発券データ生成および発券パターンデ
ータ生成プログラム３３の選択により、発券情報３５が
生成される。発券情報３５は、例えば券面印字部および
磁気エンコード部を含む発券データおよび選択された発
券パターンデータ生成プログラム３３に加えて、図３に
示す例では、用紙である発券用媒体の選択情報（利用す
るホッパ情報）３６からなり、この発券情報３５がネッ
トワーク１４を経てプリンタ装置１５に送出される。

【００１８】図４は、プリンタ装置１５に設けられたキ
ューイング機能部の動作を含む発券処理動作を示す説明
図である。プリンタ装置１５がネットワーク１４を経て
端末制御装置１３（１３ａおよび１３ｂ）からの発券情
報３５を受信すると、その受信情報すなわち発券情報３
５は、図４に示すように、キューイング機能部２６のバ
ッファ２５に格納される。バッファ２５を備えるキュー
イング機能部２６は、先入れ先出し方式であるいわゆる
ＦＩＦＯ方式で、発券情報３５を順次処理すべく、制御
機能部２３に発券情報３５を送出する。

【００１９】従って、キューイング機能部２６のバッフ
ァ２５に予め発券情報３５が格納されていない状態で、
新たな発券情報３５がバッファ２５に格納されると、こ
の発券情報３５は、プリンタ装置１５の発券処理のため
に、直ちに制御機能部２３により、処理を受ける。ま
た、バッファ２５内に予め発券情報３５が格納されてい
ると、プリンタ装置１５から対応する端末制御装置１３
（１３ａおよび１３ｂ）にビジー信号が送出され、前記
した先入れ先出し方式に従って、順次、発券情報３５が
処理を受ける。

【００２０】制御機能部２３は、キューイング機能部２
６から抽出された処理すべき発券情報３５に含まれる券
面印字部および磁気エンコード部のような発券データ３
４および発券用媒体情報３６に基づき、発券パターンデ
ータ生成プログラム３３を実行する。この発券パターン
データ生成プログラム３３の実行により、発券機構部２
９の動作を制御するための印刷処理データ３７が生成さ
れる。この印刷処理データ３７は、例えばプリンタ制御
コマンド、印字制御コマンドおよび磁気エンコード制御
コマンドのような制御データと、磁気エンコード用デー
タ、印字用イメージデータおよび印字データのような印
刷データを含む。

【００２１】発券パターンデータ生成プログラム３３の
実行により得られた印刷処理データ３７は、ファームウ
ェアプログラムである発券機構制御プログラム実行部２
８に送られる。発券機構制御プログラム実行部２８は、
そのプログラムの実行により、発券機構部２９の印刷動
作を制御する。この発券機構部２９の印刷動作の制御に
よるプリンタ装置１５の印刷処理により、該プリンタ装
置１５から所望の券が発行される。発券機構部２９を除
く前記した各機能部は、ＣＰＵのような中央処理装置の
プログラムの実行により、実現することができる。

【００２２】図５は、本発明に係る発券システム１０の
動作例を示すシーケンスである。本発明に係る発券シス
テム１０の動作例を図５に沿って説明する。端末制御装
置１３ａに電源が投入されると、該制御装置の初期設定
に従い、該制御装置の制御装置情報が、接続依頼とし
て、ネットワーク１４を経てプリンタ装置１５に送出さ
れる（ステップＳ１）。

【００２３】プリンタ装置１５が端末制御装置１３ａか
ら制御装置情報を受けると、この情報に基づいて、該端
末制御装置のアドレス情報を管理情報テーブル２７にセ
ットし、かつ適正な接続が維持されると管理情報テーブ
ル２７の状態フラッグを「接続中」とする（ステップＳ
２）。

【００２４】接続状態が維持されると、プリンタ装置１
５は、自己のプリンタ情報を端末制御装置１３ａに転送
する（ステップＳ３）。端末制御装置１３ａがプリンタ
装置１５からプリンタ情報を受けると、このプリンタ情
報に基づいて、図２に示したプリンタ状態管理テーブル
２２をセットする（ステップＳ４）。

【００２５】端末制御装置１３ｂについても、端末制御
装置１３ａにおけると同様に、電源が投入されると、制
御装置１３ｂの制御装置情報が、プリンタ装置１５に送
出され（ステップＳ５）、この端末制御装置１３ｂのア
ドレス情報および接続状態を示すフラッグが管理情報テ
ーブル２７にセットされる（ステップＳ６）。また、プ
リンタ装置１５は、端末制御装置１３ｂとの接続が維持
されると、該端末制御装置１３ｂにプリンタ情報を転送
し（ステップＳ７）、このプリンタ情報を受ける端末制
御装置１３ｂは、端末制御装置１３ａにおけると同様
に、図２に示したプリンタ状態管理テーブル２２をセッ
トする（ステップＳ８）。

【００２６】両端末制御装置１３（１３ａおよび１３
ｂ）がプリンタ装置１５にネットワーク１４を介してそ
れぞれ接続された状態では、各端末制御装置１３ａおよ
び１３ｂの前記表示部にプリンタ装置１５の管理情報で
ある管理情報テーブル２７を表示させることができ、こ
の管理情報テーブル２７の各端末制御装置１３での確認
により、プリンタ装置１５の管理が容易に行える。

【００２７】両端末制御装置１３（１３ａおよび１３
ｂ）がプリンタ装置１５に接続された状態で、例えば、
端末制御装置１３ａの前記キーボードが発券のために所
定のキー操作を受けると、ホストコンピュータ１２ａか
ら端末制御装置１３ａの発券元データ格納部２０に所定
の発券元データが読み込まれる（ステップＳ９）。

【００２８】格納部２０に読み込まれた発券元データ３
１は、前記キーボードから入力された入力データ３２と
共に、制御機能部１６で発券データ生成処理を受け（ス
テップＳ１０）、制御機能部１６により、発券パターン
データ生成プログラム格納部１９に格納された複数の発
券パターンデータ生成プログラム３３から適正な発券パ
ターンデータ生成プログラム３３が抽出され（ステップ
Ｓ１１）、これらの組み合わせにより、発券情報３５が
生成されると、この発券情報３５は、ネットワーク１４
を経て、プリンタ装置１５に転送される（ステップＳ１
２）。

【００２９】プリンタ装置１５がそのキューイング機能
部２６のバッファ２５に端末制御装置１３ａからの発券
情報３５を読み込むと、バッファ２５内には、それ以外
の発券情報３５が読み込まれていないことから、実質的
に保留されることなく直ちに、制御機能部２３により、
発券パターンデータ生成プログラム３３が実行され、印
刷処理データ３７が生成される（ステップＳ１３）。引
き続く前記した発券機構制御プログラム実行部２８の制
御下での発券機構部２９の動作により、発券処理が行わ
れ（ステップＳ１４）、この端末制御装置１３ａからの
入力操作によるプリンタ装置１５での発券処理が終わる
と、該プリンタ装置から端末制御装置１３ａに発券完了
通知が転送され、続いて、該端末制御装置からホストコ
ンピュータ１２ａに同様な完了通知が転送される（ステ
ップＳ１５）。

【００３０】端末制御装置１３ｂの前記キーボードが発
券のために所定のキー操作を受けると、端末制御装置１
３ａにおけると同様に、ホストコンピュータ１２ｂから
端末制御装置１３ｂの発券元データ格納部２０に所定の
発券元データが読み込まれ（ステップＳ１６）、その格
納部２０に読み込まれた発券元データ３１が入力データ
３２と共に、制御機能部１６で発券データ生成処理を受
け（ステップＳ１７）、制御機能部１６により、適正な
発券パターンデータ生成プログラム３３が抽出され（ス
テップＳ１８）、これらの組み合わせにより、発券情報
３５が生成されると、この発券情報３５は、端末制御装
置１３ａにおけると同様に、ネットワーク１４を経て、
プリンタ装置１５に転送される（ステップＳ１９）。

【００３１】このプリンタ装置１５が先の端末制御装置
１３ａからの発券情報３５の処理中に端末制御装置１３
ｂからの発券情報３５を受けると、これをキューイング
機能部２６のバッファ２５ａに一時的に格納すると共に
端末制御装置１３ｂに待機中を意味する「ビジー・キュ
ーイング通知」を返す（ステップＳ２０）。

【００３２】このキューイング機能部２６に一時的に保
留された端末制御装置１３ｂからの発券情報３５は、端
末制御装置１３ａからの発券情報３５に基づく発券処理
後、制御機能部２３により、キューイング機能部２６か
ら読み出される（ステップＳ２１）。その後、端末制御
装置１３ａにおけると同様に、発券パターンデータ生成
プログラム３３が実行され、印刷処理データ３７が生成
され（ステップＳ２２）、前記した発券機構制御プログ
ラム実行部２８の制御下での発券機構部２９の動作によ
り、発券処理が行われる（ステップＳ２３）。この端末
制御装置１３ｂからの入力操作によるプリンタ装置１５
での発券処理が終わると、端末制御装置１３ｂに発券完
了通知が転送され、続いて、該端末制御装置からホスト
コンピュータ１２ｂに同様な完了通知が転送される（ス
テップＳ２４）。

【００３３】従って、本発明に係る発券システム１０に
よれば、複数の端末制御装置１３からの発券要求たる発
券情報３５が１つのプリンタ装置１５に重複的に送出さ
れても、順次、印刷処理が実行可能であることから、個
々の端末制御装置１３にプリンタ装置を組み込む必要は
なく、例えば１台のプリンタ装置で適正に複数の端末制
御装置１３からの発券要求に応えることができ、これに
より、端末制御装置等が占める設置スペースの縮小化を
図ることができる。

【００３４】また、各端末制御装置１３でプリンタ装置
１５の管理情報（プリンタ状態管理テーブル２２）を視
認可能とすることにより、各端末制御装置１３でプリン
タ装置１５の管理を行うことができることから、該プリ
ンタ装置１５の管理が容易となる。

【００３５】さらに、前記プリンタ装置１５で、発券パ
ターンデータ生成プログラム３３が実行されることか
ら、前記各端末制御装置１３での作業負担の軽減を図る
ことにより、各端末制御装置１３の処理速度等の性能向
上を図ることが可能となる。

【００３６】また、前記プリンタ装置１５で、発券パタ
ーンデータ生成プログラム３３を実行することに代え
て、各端末制御装置１３で発券パターンデータ生成プロ
グラム３３を実行し、該プログラムの実行によって得ら
れる制御データおよび印刷データを含む印刷処理データ
３７を発券情報としてプリンタ装置１５に送出させるこ
とができ、これにより、プリンタ装置１５の作業負担の
軽減により、該プリンタ装置の性能の向上を図ることが
可能となる。

【００３７】

【発明の効果】本発明によれば、前記したように、各社
毎に異なるホストコンピュータに接続された複数の前記
端末制御装置に、相互に交信可能に接続されたプリンタ
装置には、前記端末制御装置からの発券情報を一時的に
格納するためのバッファを有するキューイング機能部が
設けられており、このキューイング機能部により、プリ
ンタ装置の発券処理中に該プリンタ装置が端末制御装置
からの新たな発券情報を受けても、これら複数の端末制
御装置からの発券情報を適正に処理することが可能とな
ることから、各端末制御装置毎にプリンタ部を設けるこ
となく、適正に各端末制御装置からの発券要求を処理す
ることができ、これにより、プリンタ装置の適正な共用
化を図ることが可能となることから、設置スペースの縮
小化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る発券システムを示す概略図であ
る。

【図２】本発明に係るテーブルの説明図である。

【図３】本発明に係る端末制御装置の発券情報生成処理
を示す説明図である。

【図４】本発明に係るプリンタ装置の発券処理動作を示
す説明図である。

【図５】図１に示した発券システムの動作シーケンスで
ある。

【符号の説明】

１０ 発券システム １２（１２ａおよび１２ｂ） ホストコンピュータ １３（１３ａおよび１３ｂ） 端末制御装置 １４ ネットワーク １５ プリンタ装置 ２２ プリンタ状態管理テーブル ２５ バッファ ２６ キューイング機能部 ３１ 発券元データ ３２ 入力データ ３３ 発券パターンデータ生成プログラム ３４ 発券データ ３５ 発券情報 ３７ 印刷処理データ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 それぞれが相互に異なるホストコンピュ
   ータに接続された端末操作のための複数の端末制御装置
   と、該端末制御装置にネットワークを介して交信可能に
   接続され、前記端末制御装置からの発券情報に基づいて
   印刷された券を出力するための少なくとも１つのプリン
   タ装置とを含む発券システムであって、 前記プリンタ装置は、１つの前記端末制御装置からの発
   券情報に基づく発券処理中に当該端末制御装置と異なる
   他の前記端末制御装置からの発券情報を受けたときに該
   発券情報を一時的に格納するためのバッファを有するキ
   ューイング部を備え、前記発券処理の終了後に、前記キ
   ューイング部の前記バッファに格納された発券情報に基
   づく発券処理を実行することを特徴とする発券システ
   ム。
2. 【請求項２】 前記各端末制御装置は、前記ホストコン
   ピュータからの元データおよび端末操作により入力され
   た入力データを含む発券データと、該発券データに基づ
   いて前記プリンタ装置の動作を制御するための制御デー
   タおよび印刷データを生成するための発券パターンデー
   タ生成プログラムとを前記プリンタ装置に前記発券情報
   として送出し、前記プリンタ装置は、前記発券パターン
   データ生成プログラムの実行により生成された制御デー
   タおよび印刷データの処理による印刷処理を行うことを
   特徴とする請求項１記載の発券システム。
3. 【請求項３】 前記各端末制御装置は、前記ホストコン
   ピュータからの元データおよび端末操作により入力され
   た入力データを含む発券データに基づく発券パターンデ
   ータ生成プログラムの実行により得られた前記プリンタ
   装置の動作を制御するための制御データおよび印刷デー
   タを、発券情報として前記プリンタ装置に送出すること
   を特徴とする請求項１記載の発券システム。
4. 【請求項４】 前記各端末制御装置には、前記プリンタ
   装置のための管理情報を格納するテーブルを備え、各端
   末制御装置には前記テーブルに格納された管理情報が表
   示される請求項１記載の発券システム。