JP2001142840A - Dmaコントローラ回路およびメモリ制御方法 - Google Patents

Dmaコントローラ回路およびメモリ制御方法

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JP2001142840A
JP2001142840A JP32365899A JP32365899A JP2001142840A JP 2001142840 A JP2001142840 A JP 2001142840A JP 32365899 A JP32365899 A JP 32365899A JP 32365899 A JP32365899 A JP 32365899A JP 2001142840 A JP2001142840 A JP 2001142840A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリに対する無駄なコマンドの発生を防
ぎ、高速化を図る。 【解決手段】 CPUとDMAアクセスを行うDMAコ
ントローラ回路1がメモリを共通にリード/ライトする
という構成に対し、CPU制御回路2とDMA制御回路
3とバス調停回路4とメモリ制御回路5を設けている。
CPU8のメモリへのアクセス中にDMA制御回路3か
らバスリクエストが発生した場合、バス調停回路4は、
リクエスト検出信号を有効にし、それを受けたメモリ制
御回路5は、CPU制御回路2とDMA制御回路3から
のアドレスを比較し、アドレスが一致しない場合に、メ
モリ9に対するプリチャージコマンドの発行をスタート
フラグの前に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メモリに対して
データのリード、ライトを行うDMAコントローラ回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】DMA(ダイレクトメモリアクセス)コ
ントローラ回路は、IOデバイスからのデータを高速に
メモリに書き込むために用いられている。従来のDMA
コントローラ回路について、図1の回路ブロック図およ
び図8のタイミング図を参照して説明する。図8は、C
PUのメモリライト発生後にIO to メモリのDMA
が発生し、再びCPUのメモリライトが発生する場合
で、CPUのアクセスとDMAのアクセスのロウアドレ
スが一致しない場合の動作を説明するタイミング図であ
る。
【0003】まず、CPUのメモリへのライト要求が発
生後、CPU制御回路は、CPUアクセススタートフラ
グを有効にする。また、同時にCPUへのレディ信号を
無効にする(T51)。
【0004】メモリ制御回路は、スタート信号を確認
し、この場合初回のアクセスであるのでアクティブコマ
ンドを発行する(T52)。同時にDMAリクエストが
発生し、DMA制御回路は、バスリクエストを有効に
し、バス調停回路は、CPUへのホールドリクエストを
有効にする(T53)。
【0005】ライトコマンド発行後、メモリ制御回路
は、メモリアクセス終了フラグ1を有効にする(T5
4)。それを確認したCPU制御回路は、レディ信号を
有効にする(T55)。CPUからのホールドアクノリ
ッジが有効になったことを確認後、バス調停回路は、D
MA制御回路へのバスアクノリッジを有効にする(T5
6)。それを認識したDMA制御回路は、DMAアクセ
ススタートフラグを有効にする(T57)。
【0006】メモリ制御回路は、ここでロウアドレスが
一致していないことを認識し、プリチャージコマンドを
発行する。(T58)。ライトコマンド発行後、メモリ
制御回路は、メモリアクセス終了フラグ2を有効にし
(T59)、それを認識したバス調停回路は、CPUへ
のバスリクエストを無効にする(T5a)。
【0007】その直後、再びCPUのメモリライト要求
が発生し、CPU制御回路は、CPUアクセススタート
フラグを有効にする(T5b)。ここでメモリ制御回路
は、ロウアドレスが一致していないことを確認し、プリ
チャージコマンドを発行する(T5c)。ライトコマン
ド発行後、メモリ制御回路は、メモリアクセス終了フラ
グ1を有効にする(T5d)。
【0008】従来の動作では、DMAを行う際にCPU
をホールドするというデメリットがある。
【0009】また、アドレスの比較を各スタートフラグ
が発生してから行うので、プリチャージコマンドの発行
がスタートフラグの後になってしまい、冗長的な動作を
してしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のDMAコントローラ回路には、DMA中はCPUがホ
ールドされるため、CPUの処理が止められ、調停にも
時間がかかるという問題があった。
【0011】また、CPUのメモリアクセスのアドレス
とDMAアクセスのアドレスを比較する手段がなかった
ため、無駄なプリチャージコマンドの発行やコマンド発
行の遅れがあり、メモリのアクセス動作に冗長な部分が
あった。
【0012】さらに、ローカルバスとメモリバスの調停
を一括で行っていたために、CPUのアクセスとDMA
アクセスの処理は、並列には行われず排他的なものであ
った。
【0013】この発明の目的は、以上のような問題点を
解決する、DMAコントローラ回路を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、DMAコン
トローラ回路内のメモリ制御回路における制御コマンド
発生手段の部分に、アドレス比較回路を設けることによ
りメモリアクセスを高速化し、バスの使用効率を高める
ことを特徴としている。
【0015】CPUとダイレクトメモリアクセス(DM
A)を行うDMAコントローラ回路がメモリを共通にリ
ード/ライトするという構成に対し、CPU制御回路と
DMA制御回路とバス調停回路とメモリ制御回路を設け
ている。
【0016】バス調停回路は、CPU制御回路とDMA
制御回路を介して、CPUとローカルバス上の動きを監
視し、DMA中でもCPUをホールドすることなくバス
の調停を行う。
【0017】CPUのメモリへのアクセス中にDMA制
御回路からバスリクエストが発生した場合、バス調停回
路は、リクエスト検出信号を有効にし、それを受けたメ
モリ制御回路は、CPU制御回路とDMA制御回路から
のアドレスを比較し、メモリに対する無駄なコマンドの
発生を防ぎ、効率的な動作を実行する。
【0018】従って、バスの使用効率を向上させ、さら
に、メモリのアクセス時間を短縮させるという効果が得
られる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0020】図1は、この発明のDMAコントローラ回
路の実施の形態を示す回路ブロック図である。図1を参
照すると、DMAコントローラ回路1は、CPU8とメ
モリ9に接続されている。CPU8は、DMAコントロ
ーラ回路1内のCPU制御回路2を介してメモリ9への
アクセスを行い、DMA制御回路3は、自らバスマスタ
となり、メモリ9へのアクセスを行う。メモリ9は、こ
こでは、シンクロナスDRAM(SDRAM)で構成さ
れている。
【0021】SDRAMには、ロウアドレスを設定する
コマンド(アクティブコマンド),カラムアドレスを設
定すると同時にリードであるかライトであるかを設定す
るコマンド(リードコマンドおよびライトコマンド)、
ロウアドレスをリセットするコマンド(プリチャージコ
マンド)があり、それらのコマンドを使用して、データ
のリード/ライトを行う。コマンドの識別は、RAS,
CAS,WENの信号で行う。
【0022】次に、DMAコントローラ回路1の内部の
構成についての説明をする。
【0023】CPU制御回路2は、他のブロックとの制
御信号によってCPU8のアクセスのタイミングを決定
し、CPU8とメモリ9間のデータの授受を行う。CP
U8からアクセス要求が発生した場合、CPU制御回路
2は、CPU8からのアドレス、およびライトアクセス
の場合はライトデータを保持する。
【0024】同時に、バス調停回路4からのウエイト要
求信号の状態を確認し、ウエイト要求信号の状態が無効
であれば直ちにCPUアクセススタートフラグを有効に
し、データの転送を行う。ウエイト要求信号の状態が有
効であれば、無効になるまでCPUアクセススタートフ
ラグを有効にしないで、CPU8に対してはウエイトを
挿入したようにする。
【0025】メモリアクセスの終了は、メモリ制御回路
5からのメモリアクセス終了フラグ1をもって確認し、
CPU8からの次の要求を受け付けられる状態に戻る
(レディ信号を有効にする)。
【0026】DMA制御回路3は、ローカルバス上のデ
バイスからの要求と他のブロックとの制御信号によっ
て、ローカルバスとメモリ9間のデータの授受を行う。
DMA制御回路3には、メモリ9へのアクセスのための
アドレスと転送回数、転送方向を設定できるレジスタを
備えている。
【0027】DMA制御回路3は、ローカルバス上のデ
バイスからのDMAリクエストを受けて、バス調停回路
4に対してバスリクエストを有効にする。バス調停回路
4からのバスアクノリッジが有効であることを確認した
後、ローカルバス上のデバイスへのDMAアクノリッジ
信号を有効にする。その後、DMAアクセススタートフ
ラグを有効にし、データの転送を行う。転送の終了はメ
モリ制御回路5からのメモリアクセス終了フラグ2で確
認する。
【0028】バス調停回路4は、CPU制御回路2とD
MA制御回路3メモリ制御回路5のスタートフラグや終
了フラグによってバスの使用状況を監視し、DMA中に
CPU8からのアクセス要求が発生した場合には、CP
U8のアクセスに対してウエイトを挿入するようにCP
U制御回路2にウエイト要求する。
【0029】また、CPU8のアクセス中にDMAが発
生した場合は、メモリ制御回路5に対して、DMAのバ
スリクエストが発生していることをリクエスト検出信号
によって通知する。
【0030】メモリ制御回路5は、CPU制御回路2と
DMA制御回路3からスタートフラグを受け、メモリ9
へのアクセスを開始し、終了フラグによって、アクセス
が終了したことを通知する。
【0031】メモリ9へのアクセス方法としては、初回
はアクティブコマンド、リードあるいはライトコマンド
の発行で終了し、次回からはロウアドレスが前回のアク
セスと一致すれば、ロウアドレスを設定するアクティブ
コマンドは不要なので、リードあるいはライトコマンド
の発行のみとなる。
【0032】前回とロウアドレスが異なった場合には、
プリチャージコマンド、アクティブコマンド、リードあ
るいはライトコマンドの発行という順番で、コマンドの
発行を行う。ロウアドレスが変化しない場合が多いと考
えられるため、それぞれのアクセス毎にプリチャージコ
マンドを発行しないというアクセス方法が一般的に用い
られている。
【0033】しかし、CPUアクセスとDMAのアクセ
スは、ロウアドレスが一致しない場合が多いと考えら
れ、CPUアクセスとDMAアクセスが交互に発生した
場合には、無駄なプリチャージコマンドの発行がそれぞ
れのアクセスの先頭に発行されてしまい、性能の劣化に
繋がってしまう。
【0034】この発明のメモリ制御回路5は、性能の劣
化を防ぐために、それぞれのアクセスのアドレスを比較
することによって、メモリ9へのCPUアクセスとDM
Aアクセスの切り替わりでの冗長なコマンドの発行を防
ぐことができる。アドレスの比較は、CPUアクセス中
は、バス調停回路4からのリクエスト検出信号が有効の
時のみ行う。DMAアクセス中は常に行う。
【0035】図2は、CPU制御回路2の回路ブロック
図である。図2を参照すると、CPU制御回路2は、C
PU8からのライトデータを保持するためのCPUデー
タ保持手段21と、アドレスを保持するためのCPUア
ドレス保持手段22と、システムバスへの出力データの
選択や、タイミング制御を行うシステムデータ制御回路
23と、CPU8のアクセスのスタートフラグを出力
し、終了フラグを受け取ることにより、CPU8へのレ
ディ信号をレディ状態にするCPUアクセス制御手段2
4で構成される。
【0036】CPUアドレス保持手段22から出力され
るアドレスは、メモリ制御回路5で行われるアドレスの
比較に使用され、次のCPU要求が発生するまでは更新
されない。CPUアクセス制御手段24は、CPU8か
らのアクセス要求で通常は直ちにCPUアクセススター
トフラグを有効にするが、バス調停回路4からのウエイ
ト要求信号が有効である場合は、無効になるまでフラグ
を有効にしない。このようにして、前述した処理を実行
する。
【0037】図3は、メモリ制御回路5の回路ブロック
図である。図3を参照すると、メモリ制御回路5は、C
PUアドレスとDMAアドレスの比較を行うアドレス比
較手段51と、スタートフラグによりメモリアクセスを
スタートさせ、メモリのアクセスタイミングに合わせ
て、コマンドやアドレスの切替タイミングを生成するタ
イミング制御手段52と、アクティブコマンド等のコマ
ンドを制御するコマンド生成手段53と、メモリアドレ
スの選択やロウ/カラムの切り替えを行うメモリアドレ
ス制御手段54と、メモリ9へのライトデータの選択等
を行うメモリデータ制御手段55で構成される。
【0038】アドレス比較手段は51は、CPUアドレ
スとDMAアドレスの比較を行い、さらに、バス調停回
路4からのリクエスト検出信号を確認し、各ブロックに
冗長なコマンドの発行を無くすように情報を提供する。
コマンド生成回路53は、その情報を元に、RAS,C
AS,WENの信号を制御し、メモリ9へコマンドを発
行する。
【0039】次に、この実施の形態の動作について説明
する。
【0040】図1に示すこの発明の実施の形態では、従
来のDMAコントローラ回路のデメリットを回避するた
めに、次のような動作を実行する。
【0041】まず、従来の動作を説明したときと同様
に、CPU8のアクセスとDMAのアクセスのロウアド
レスが一致しない場合の動作の説明を図4のタイミング
図を用いて説明する。
【0042】CPU8のメモリ9へのライト要求が発生
後、CPU制御回路2は、バス調停回路4からのウエイ
ト要求信号が無効であることを確認後、CPUアクセス
スタートフラグを有効にする。また、同時にCPU8へ
のレディ信号を無効にする(T11)。
【0043】メモリ制御回路5は、スタート信号を確認
し、この場合、初回のアクセスであるのでアクティブコ
マンドを発行する(T12)。同時にDMAリクエスト
が発生したものとし、DMA制御回路3は、バスリクエ
ストを有効にし(T13)、バス調停回路4は、ウエイ
ト要求信号と、CPUアクセス中にバスリクエストが発
生したことを示すリクエスト検出信号を有効にする(T
14)。
【0044】メモリ制御回路5は、リクエスト検出信号
の有効であることを確認し、現在のCPUアクセスと、
バスアクノリッジを待っているDMAアクセスのアドレ
スの比較を開始する。ライトコマンド発行後、メモリ制
御回路5は、メモリアクセス終了フラグ1を有効にする
(T15)。
【0045】終了フラグを確認したCPU制御回路2
は、CPU8へのレディ信号を有効にし、次のCPUの
要求を受け付けられるようにする。
【0046】バス調停回路4は、DMA制御回路3への
バスアクノリッジを有効にする。また、アドレスの比較
の結果、ロウアドレスが一致しないことがわかっている
ので、メモリ制御回路5は、プリチャージコマンドを発
行する(T16)。
【0047】バスアクノリッジを受けたDMA制御回路
3は、DMAアクセススタートフラグを有効にし(T1
7)、それを認識したメモリ制御回路5は、すでにプリ
チャージが実行されているので、アクティブコマンドを
発行し、リクエスト検出信号を無効にする(T18)。
【0048】ここで、CPU8からのメモリライト要求
が再び発生したものとする。CPU8の要求を受けて、
CPU制御回路2は、レディ信号は無効にするが、ウエ
イト要求信号がアクティブなので、CPUアクセススタ
ートフラグは有効にしない。CPU8からのアドレスお
よびデータはラッチしておく(T19)。
【0049】ライトコマンド発行後、メモリ制御回路5
は、メモリアクセス終了フラグ2を有効にし(T1
a)、それを受けたバス調停回路4は、ウエイト要求信
号とバスアクノリッジを無効にする。この時、現在のD
MAアクセスのアドレスと、次のCPUアクセスのアド
レスが一致していないことがわかっているので、メモリ
制御回路5は、プリチャージコマンドを発行する(T1
b)。
【0050】ウエイト要求信号の無効を確認すると、C
PU制御回路2は、CPUアクセススタートフラグを有
効にする(T1c)。それを認識したメモリ制御回路5
は、すでにプリチャージが実行されているので、アクテ
ィブコマンドを発行する(T1d)。以降は、従来と同
様な動作を実行し、終了する。
【0051】次に、CPU8のアクセスとDMAのアク
セスのロウアドレスが一致している場合の動作の説明を
図5のタイミング図を用いて説明する。
【0052】T21からT25までは、図4のT11か
らT15と同様の動作を行う。T26では、アドレスの
比較の結果、ロウアドレスが一致することがわかってい
るので、メモリ制御回路5は、プリチャージコマンドを
発行しない。それ以外はT16と同様の動作を行う。
【0053】T28ではプリチャージコマンドが発行さ
れていないので、アクティブコマンドを発行する必要も
なく、直ちにライトコマンドの発行を行う。また、T2
aについてもロウアドレスが一致することがわかってい
るので、メモリ制御回路5は、プリチャージコマンドを
発行しない。T2cではプリチャージコマンドが発行さ
れていないので、アクティブコマンドを発行する必要も
なく、直ちにライトコマンドの発行を行う。
【0054】次に、この発明の他の実施の形態について
説明する。
【0055】図6は、この発明の他の実施の形態を示す
回路ブロック図である。その基本的構成は図1に示す実
施の形態と同様であるが、ローカルバスとメモリバスの
調停方法についてさらに工夫している。
【0056】図6を参照すると、DMA制御回路3とバ
ス調停回路4の間のバスリクエストとアクノリッジがロ
ーカルバス用のローカルバスリクエストとローカルバス
アクノリッジ,メモリバス用のメモリバスリクエストと
メモリバスアクノリッジに分けられている。
【0057】また、CPU制御回路2とバス調停回路4
の間のウエイト要求信号がメモリアクセス用のメモリウ
エイト要求信号とローカルアクセス用のローカルウエイ
ト要求信号に分けられている。
【0058】更に、CPU制御回路2から出力されるア
クセススタートフラグがメモリアクセス用のCPUメモ
リアクセススタートフラグとCPU IOスタートフラ
グに分けられている。つまり、メモリバスとローカルバ
スを別々に調停する。
【0059】次に、図6に示す他の実施の形態の動作を
図7のタイミング図を用いて説明する。CPU8のメモ
リライト要求と同時にDMAリクエストによるローカル
バスリクエストが発生し、その後CPU8のローカルバ
スへのIOアクセスがあった場合を示す。ここでDMA
はIO to メモリとする。
【0060】まず、CPU8のメモリアクセス要求とD
MAリクエストによるローカルバスリクエストが同時に
発生する。CPU制御回路2は、メモリウエイト要求信
号が無効であることを確認し、CPUメモリアクセスス
タートフラグを有効にする。また、バス調停回路4は、
ローカルウエイト要求信号を有効にする(T41)。
【0061】CPUメモリアクセススタートフラグを受
けて、メモリ制御回路5は、アクティブコマンドを発行
する。同時にバス調停回路4は、CPUIOアクセスス
タートフラグとIOアクセス終了フラグの状態からCP
U8のIOアクセスが発生していないことを確認し、ロ
ーカルバスアクノリッジを有効にする(T42)。
【0062】IO制御回路7は、ローカルバスより転送
データを受け取り保持する(T43)。その後、DMA
制御回路3は、ローカルバスリクエストを無効にする
(T44)。メモリ制御回路5は、ライトコマンド発行
後、メモリアクセス終了フラグ1を有効にする。その時
DMA制御回路3は、メモリバスリクエストを有効にす
る(T45)。
【0063】それを受けてバス調停回路4は、メモリウ
エイト要求信号を有効にする(T46)。そして、CP
Uメモリスタートフラグと終了フラグの状態からCPU
8のメモリアクセスが発生していないことを確認し、メ
モリバスアクノリッジを有効にする(T47)。それを
受けてDMA制御回路3は、DMAアクセススタートフ
ラグを有効にする。
【0064】ここで、CPU8のローカルバスへのIO
アクセス要求が発生したとする(T48)。DMAアク
セススタートフラグを受けてメモリ制御回路5は、ライ
トコマンドを発行する。同時に、CPU制御回路は、ロ
ーカルウエイト要求信号が無効であることを確認し、C
PUIOアクセススタートフラグを有効にし、IOアク
セスを開始する(T49)。その後、DMAのメモリア
クセスとCPU8のIOアクセスは、それぞれ終了す
る。
【0065】従って、DMAをローカルバスとメモリバ
スで別に調停することにより、CPU8のアクセスと並
列に処理することが可能になる。よって、DMAによる
CPUアクセスの停止期間が最小限にできるという相乗
的(格別)な効果を奏することができる。
【0066】なお、特開平11−16339号公報に
は、SDRAMのオートプリチャージ機能を使用して、
メモリアクセスの高速化を図るメモリ制御回路が記載さ
れている。特開平11−16339号公報に記載の発明
は、この発明と異なり、メモリに対すロウアドレスの記
憶手段がないため、複数のメモリアクセス源からのメモ
リアクセスリクエストが重ならないとロウアドレスの比
較ができない。また、オートプリチャージ付きリードコ
マンドを使用するため、リードライトコマンドを発行す
るよりも以前に、後続のメモリリクエストが発生し、ア
ドレスの比較が終了していなければならない。
【0067】これに対し、この発明は、通常のプリチャ
ージコマンドを使用するので、リードライトコマンド発
行後にメモリリクエストが発生しても、プリチャージが
実行可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、CP
Uアクセス時のアドレスと、DMAアクセス時のアドレ
スを予め比較しているため、メモリに対する無駄なコマ
ンドの発行を省き、システムの高速化を図ることができ
る。
【0069】また、この発明は、CPUをホールドする
ことなく、バスの調停を行うことができるため、CPU
アクセスとDMAの切り替え(調停)を高速化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のDMAコントローラ回路の実施の形
態を示す回路ブロック図である。
【図2】CPU制御回路の回路ブロック図である。
【図3】メモリ制御回路の回路ブロック図である。
【図4】CPUのアクセスとDMAのアクセスのロウア
ドレスが一致していない場合の動作を説明するタイミン
グ図である。
【図5】CPUのアクセスとDMAのアクセスのロウア
ドレスが一致している場合の動作を説明するタイミング
図である。
【図6】この発明の他の実施の形態を示す回路ブロック
図である。
【図7】図6に示す他の実施の形態の動作を説明するタ
イミング図である。
【図8】従来の動作を説明するタイミング図である。
【符号の説明】
1 DMAコントローラ回路 2 CPU制御回路 3 DMA制御回路 4 バス調停回路 5 メモリ制御回路 6 デコーダ 7 IO制御回路 8 CPU 9 メモリ 21 CPUデータ保持手段 22 CPUアドレス保持手段 23 システムデータ制御回路 24 CPUアクセス制御手段 51 アドレス比較手段 52 タイミング制御手段 53 コマンド生成手段 54 メモリアドレス制御手段 55 メモリデータ制御手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CPUとメモリに接続され、ローカルバス
    上のデバイスから前記メモリに対してダイレクトメモリ
    アクセス(DMA)を行うDMAコントローラ回路にお
    いて、 前記CPUのメモリアクセスとDMAのアクセスのアド
    レスを比較する比較手段を備え、前記CPUのメモリア
    クセスとDMAのアクセスのアドレスが一致しない場合
    に、前記メモリに対するプリチャージコマンドの発行を
    スタートフラグの前に行うことを特徴とするDMAコン
    トローラ回路。
  2. 【請求項2】前記アドレスの比較を、前記DMAのバス
    リクエストが発生していることを示すリクエスト検出信
    号が有効である時に行うことを特徴とする請求項1に記
    載のDMAコントローラ回路。
  3. 【請求項3】前記CPUからのメモリアクセスのアドレ
    スを保持する手段を備え、前記アドレスの比較を、CP
    Uからのアクセス中は前記リクエスト検出信号が有効で
    ある時のみ行い、DMAのアクセス中は常に行うことを
    特徴とする請求項1に記載のDMAコントローラ回路。
  4. 【請求項4】前記CPUをDMAのアクセス中にホール
    ドすることなく、CPUからのアクセスを受け付けてお
    いて、ウエイトさせることを特徴とする請求項3に記載
    のDMAコントローラ回路。
  5. 【請求項5】前記ローカルバスとメモリバスの調停を別
    々に行うことにより、CPUとDMAの処理を並列に行
    うことを特徴とする請求項1〜4に記載のDMAコント
    ローラ回路。
  6. 【請求項6】CPUとメモリに接続され、ローカルバス
    上のデバイスから前記メモリに対してDMAのアクセス
    を行うDMAコントローラ回路のメモリ制御方法におい
    て、前記CPUのメモリアクセスとDMAのアクセスの
    アドレスを比較し、前記CPUのメモリアクセスとDM
    Aのアクセスのアドレスが一致しない場合には、前記メ
    モリに対するプリチャージコマンドの発行をスタートフ
    ラグの前に行うことを特徴とするメモリ制御方法。
  7. 【請求項7】前記アドレスの比較を、前記DMAのバス
    リクエストが発生していることを示すリクエスト検出信
    号が有効である時に行うことを特徴とする請求項6に記
    載のメモリ制御方法。
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