JP2001142638A - タッチパネル - Google Patents

タッチパネル

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JP2001142638A JP2000056424A JP2000056424A JP2001142638A JP 2001142638 A JP2001142638 A JP 2001142638A JP 2000056424 A JP2000056424 A JP 2000056424A JP 2000056424 A JP2000056424 A JP 2000056424A JP 2001142638 A JP2001142638 A JP 2001142638A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外でも視認性がよく、高温下に放置された
後も見栄えや操作性が劣化しないタッチパネルを提供す
る。 【解決手段】 内面側にそれぞれ抵抗膜111、131
が形成された上側面状部材110と下側面状部材130
とをドット状スペーサ160を介して対向配置して構成
されるタッチパネル100において、上側面状部材11
0は、外側から膨らみ防止フィルム101、偏光板10
2、λ/4位相差板103および光等方性フィルム10
4の順に貼り合わせて形成される。膨らみ防止フィルム
101には、その下層の偏光板102等に比べて熱収縮
率が大きな非熱処理のPETフィルムが使用されてお
り、高温下で膨らみ防止フィルム101の方が偏光板1
02より大きく収縮するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防眩性を有するタ
ッチパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】タッチパネルは、例えば、極薄ガラス
(下側面状部材)と可撓性の透明樹脂フィルム(上側面
状部材)の各対向面に抵抗層を形成すると共に、双方の
面状部材をスペーサを介して一定の間隔で対向配置して
構成される。こうしたタッチパネルについては、その用
途の拡大に伴って、今までにない付加価値が要求されて
きている。特に、液晶表示板と組み合わされ、カーナビ
ゲーション装置など屋外で使用する装置に使用される場
合には、外光のタッチパネル表面での反射により液晶表
示板の表示内容の視認性が低下するのを防ぐために、上
側面状部材の表面に偏光板を積層することにより防眩性
を持たせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような偏光板は、通常、樹脂フィルムで形成されてお
り、このように偏光性を有する樹脂フィルムは、その熱
線膨張係数が、下側面状部材であるガラスに比べて8〜
9倍も大きいという物理特性を有している。上下面状部
材の素材の熱線膨張係数に大きな差があると、温度上昇
に伴って、偏光板を含めた上側面状部材が全体的に外側
に浮いてしまい、見栄えが大変悪くなる上に、下側面状
部材との間隔が大きくなるので、タッチパネルを動作さ
せるために必要な押圧力が増大し、操作性が大変悪くな
ってしまう。最近は、液晶表示板の大型化に伴って、タ
ッチパネルも大型化される傾向にあり、このような場合
には、ますます上側面状部材の浮きが大きくなって操作
性の劣化も著しくなる。
【0004】上記問題を解消するため、偏光板の表面に
当該偏光板よりも熱線膨張率の小さな樹脂フィルムを積
層して当該偏光板の膨らみを押さえ込むように構成する
ことが考えられる。このような樹脂フィルムとしてポリ
エチレンテレフタレート(PET)フィルムを偏光板の
上面に積層して実験したところ、通常の温度域において
は好結果が得られたが、特に60°Cを超える高温の雰
囲気下に長時間放置した後、取り出して常温(約25°
C)に戻したところ、膨らみが生じ、見栄えが悪い上に
操作性が劣化するという事実が判明した。
【0005】特に、炎天下の駐車場で駐車させている自
動車内においては、ダッシュボード付近は、容易に80
°C程度まで温度が上昇するので、このような環境下に
タッチパネルを装着したカーナビゲーション装置などを
設置している場合には、上述のように上側面上部材の膨
らみが生じ、それだけで製品価値がなくなってしまう。
これでは、せっかく視認性を向上するために偏光板を設
けて付加価値を高めようとした意味がなくなる。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、屋外などにおける視認性を確保するために
偏光性を有する上側面状部材を使用したタッチパネルで
あって、特に高温の環境下に置かれても見栄えや操作性
が劣化することがないタッチパネルを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、第1の面状部材と第1の面状部材より可
撓性の大きな第2の面状部材がスペーサ部材を介して一
定間隔をおいて対設され、両部材の対向内面にそれぞれ
第1と第2の抵抗膜が形成されると共に、第2の面状部
材の外側表面に第3の面状部材が積層されてなるタッチ
パネルにおいて、前記第2の面状部材は、偏光性を有す
ると共に、前記第3の面状部材は、前記第2の面状部材
と等しいか、もしくはそれよりも大きな熱収縮率を有す
ることを特徴としている。
【0008】また、本発明は、上記第3の面状部材の熱
線膨張係数が、第2の面状部材より小さいことを特徴と
する。さらに、本発明は、上記第2の面状部材と第3の
面状部材が、応力緩和性のある接着剤にて接着されてい
ることを特徴とする。ここで、上記応力緩和性のある接
着剤の粘弾性は、1.0×105dyn/cm2 以上、
1.2×106dyn/cm2 以下であり、好ましく
は、4.0×105dyn/cm2 以上、8.0×10
5dyn/cm2以下であることを特徴とする。
【0009】また、本発明は、上記第1の面状部材の外
側に第1のλ/4位相差板が第1の面状部材にほぼ平行
に配設されると共に、第2の面状部材が、偏光板を含む
複数の層からなり、当該偏光板の内側に第2のλ/4位
相差板が積層されてなることを特徴とする。また、さら
に、本発明は、上記第2の抵抗膜が、第2のλ/4位相
差板の内側の面に直接形成されてなることを特徴とす
る。
【0010】
【実施の形態】以下、本発明のタッチパネルに係る実施
の形態を、図面を参照しながら説明する。 (タッチパネルの全体構成)図1は、本実施の形態に係
るタッチパネルの斜視図である。
【0011】図1に示すようにタッチパネル100は、
上側面状部材110と下側面状部材130をスペーサ1
40を介して積層することにより構成される。上側面状
部材110は、タッチパネル100において操作者から
の指や入力ペンを用いた入力を受け付ける側の透明かつ
可撓性を有する面状部材であり、後述するように複数枚
の樹脂フィルムを積層して構成される。また、120
は、内部の電極と接続されるコネクタ部である。
【0012】図2は、図1のタッチパネル100の分解
図である。同図に示すようにスペーサ140は、コネク
タ部120を装着する部分を除いてフレーム状に形成さ
れており、その素材としては、PETフィルムなどが使
用される。このスペーサ140の両面に接着剤が塗布さ
れ、上側面状部材110と下側面状部材130がその周
縁部において貼着される。
【0013】スペーサ140より内側の上側面状部材1
10と下側面状部材130の隙間には、ドット状スペー
サ160が、所定の間隔をおいて設けられており、上記
フレーム状のスペーサ140と協働して、上下面状部材
110、130の対向面の間隔がほぼ均一に100μm
程度に保たれるようになっている。上側面状部材110
のうち、下側面状部材130に対向する側の主表面に
は、ITO(indium tin oxide:インジウム−すず酸化
物)で形成される抵抗膜111が、スパッタリングによ
り略全面に形成されている。また、抵抗膜111の対向
する2側辺には電極112が設けられている。そして、
前記主表面の残余の領域であってコネクタ部120と対
向する部位には、コネクタ部120側の一対の接続電極
122、122と接続するための一対の電極端部11
4、114が形成され、この電極端部114、114と
前記抵抗膜111の2側辺に設けられた電極112、1
12との間が配線パターン113,113で接続されて
いる。
【0014】下側面状部材130は、極薄ガラスであ
り、上側面状部材110に対向する側の主表面には、同
じくITOからなる抵抗膜131がスパッタリングによ
り略全面に設けられている。抵抗膜131の対向する2
側辺であって、前記上側抵抗膜111に形成された電極
112,112の対向方向と直交する方向の側辺には、
電極132、132が形成されている。そして、前記主
表面の残余の領域には、上側面状部材110と同様、コ
ネクタ部120側の一対の接続電極123、123と接
続する一対の電極端部134、134が形成され、この
電極端部134、134と前記抵抗膜131の2側辺に
設けられた電極132、132とを接続する配線パター
ン133,133が形成されている。
【0015】コネクタ部120は、PETやポリイミド
などからなるフィルム素材に、銀を素材とする4本のフ
レキシブルワイヤ129を挟み込んで成る接続用ケーブ
ル190の一方の端部であり、前記上下面状部材11
0,130の電極端部114、114、134、134
と接続される接続電極122、122、123、123
を上下表面に露出形成し、前記フレキシブルワイヤ12
9の終端をこの接続電極122、122、123、12
3と接続した構成となっている。
【0016】4本のフレキシブルワイヤと4つの接続電
極とを分割せずに1つのコネクタ部に集約するのは、材
料費と工数との両面からコストを抑制するためである。
タッチパネルを組み立てた状態においては、上側接続電
極122、122は上側電極端部114、114と、下
側接続電極123、123は下側電極端部134、13
4と、それぞれ接着されている。この部分の接着は、各
取り出し部の共通の素材である銀にカーボンを混練りし
た導電性ペーストを付着させた上で、両側から熱圧着す
ることにより行われる。
【0017】なお、コネクタ部120の上下接続電極1
22,123の間には、切れ込み121が設けられ、こ
れにより上下面状部材110,130の膨張率の差から
生じる応力を解消するようにしている。すなわち、温度
上昇により面状部材の膨張が起こると、この上下二つの
面状部材に膨張が生じるが、この切れ込み121を設け
ることにより、上側面状部材110と下側面状部材13
0との熱膨張量の差に基づいてコネクタ部120に作用
する応力を吸収することが可能となり、広い温度範囲で
使用してもこの部分で接触不良や断線を起こしにくいと
いう効果が得られる。
【0018】(タッチパネル100の積層構造)図3
は、上記タッチパネル100の積層構造を示す部分拡大
断面図であり、説明の便宜上、このタッチパネル100
が装着される液晶表示板200の積層構造も合わせて示
している。同図に示すように上側面状部材110は、外
側から順に、膨らみ防止フィルム101、偏光板10
2、λ/4位相差板103および光等方性フィルム10
4を図示しない接着剤により貼り合わせて積層すること
により構成されており、最下層の光等方性フィルム10
4に、上記抵抗膜111が形成される。
【0019】なお、本実施の形態では、膨らみ防止フィ
ルム101として、製造後に熱処理を施していないPE
Tフィルム(以下、「非熱処理PETフィルム」とい
う。)が使用されている。この上側面状部材110と下
側面状部材130がドット状スペーサ160を介して対
向配置され、下側面状部材130の対向面にも抵抗膜1
31が形成される。
【0020】次の表1に、本実施の形態における各積層
材料の厚さ、およびその熱線膨張係数の大きさを示す。
【0021】
【表1】 なお、偏光板102は、実際は、ヨウ素や二色性染料な
どの二色性色素を吸着配向させたポリビニルアルコール
(PVA)の延伸フィルムに、保護フィルムとしてのト
リアセチルアセテート(TAC)フィルムを上下から挟
み込むようにして貼り合わせて形成したものを使用して
いる。本実施の形態に使用したものは、PVAフィルム
の厚さが20μm、TACフィルムの2枚分の厚さが1
16μm(=58μm×2)であり、薄いPVAフィル
ムが厚いTACフィルムの膨張に依存して伸びるので、
偏光板102全体の熱線膨張係数も、TACフィルムの
熱線膨張係数(5.4×10-5cm/cm/°C)にほ
ぼ等しくなる。
【0022】また、λ/4位相差板103は、ポリカー
ボネイト(PC)フィルムを素材にして形成される。一
方、光等方性フィルム104は、入射する全ての光に対
して偏光性を有しない樹脂フィルムであり、本実施の形
態では、脂肪族環状構造を有するノルボルネン系の熱可
塑性透明樹脂であって、具体的にはJSR社製のアート
ンフィルム(「アートン」は、同社の登録商標)を使用
している。当該樹脂フィルムは、透明性や表面硬度およ
び耐熱性の点で優れており、タッチパネルに適するもの
である。
【0023】タッチパネル100のすぐ下方には、透過
型の液晶表示板200が配設される。この液晶表示板2
00は、液晶セル201の上面と下面に偏光板202,
203を配してなる公知の構成であり、偏光板202の
上面にはさらにλ/4位相差板204が貼り合わせてあ
る。そして、液晶表示板200の下方には図示しないバ
ックライト用の光源が配されている。
【0024】なお、このλ/4位相差板204は、必ず
しも液晶表示板200の表面に積層する必要はなく、例
えば、タッチパネル100の下側面状部材130の液晶
表示板200側の面に貼り合わせるようにしてもよい。
要するにλ/4位相差板204が、液晶表示板200と
下側面状部材130の間に介在さえすれば、次に述べる
液晶表示板200の表示内容の視認性の向上の効果を得
ることができる。
【0025】以下、上記偏光板102、λ/4位相差板
103、204によってもたらされる効果について説明
する。偏光板102は、液晶表示板200の偏光板20
2と偏光軸が同じになるように配設されており、λ/4
位相差板103は、その光学軸が、偏光板102の偏光
軸と45°の角度をなすように配置されている。
【0026】膨らみ防止フィルム101表面から入射し
た外光は、偏光板102により直線偏光光となり、さら
にλ/4位相差板103により円偏光光となる。この円
偏光光は、下側面状部材(ガラス)130もしくは液晶
表示板200の表面や抵抗膜111、131表面で一部
反射され、再びλ/4位相差板103に入射して直線偏
光光となるが、反射の際に位相がπ/2ずれるため、こ
の直線偏光の偏光面は、入射時の直線偏光に対して90
°回転している。したがって、この直線偏光が偏光板1
02を透過することはない。
【0027】そのため、外光がタッチパネル100内に
入射しても内部での反射光が外部に漏れないので、眩し
くなく、屋外で使用しても液晶表示板200で表示され
た内容をはっきりと視認することができる。また、液晶
表示板200の表面に取着されたλ/4位相差板204
の光学軸は、偏光板202の偏光軸に対して45°の角
度をなすように配設される。但し、これを通過したバッ
クライトの円偏光光の回転方向が、上記λ/4位相差板
103を通過した入射光の回転方向とは逆方向になるよ
うに設置される。
【0028】このようにすることにより、液晶表示板2
00の偏光板202を通過して直線偏光光となったバッ
クライト光は、λ/4位相差板204により円偏光光に
変換され、さらにλ/4位相差板103を通過するとき
に直線偏光光に戻るが、上述のようにλ/4位相差板2
04とλ/4位相差板103とは、互いの遅相軸を直交
させて配置されているので、λ/4位相差板103を通
過して得られた直線偏光光の偏光面の方向が元に戻っ
て、偏光板202を通過した直後の直線偏光光の偏光面
の方向と等しくなっている。一方、偏光板102と偏光
板202は、その偏光軸が等しくなるように配設されて
いるので、λ/4位相差板103を通過して直線偏光光
となったバックライト光の偏光面は、偏光板102の偏
光軸と平行となり、バックライト光はそのまま偏光板1
02を通過することができる。したがって、防眩性を得
るために設けた偏光板102、λ/4位相差板103に
よって、バックライト光の透過が妨げられずに外部に放
射されるので、バックライトの光源の出力を上げなくて
も光量不足となることがなく、視認性を十分確保するこ
とができる。
【0029】さて、表1を見ても分かるように、偏光板
102やλ/4位相差板103、光等方性フィルム10
4の各熱線膨張係数は、下側面状部材であるガラスのそ
れに比較して、ほぼ8〜9倍にもなるため、温度が上昇
するとその膨張量もガラスに比べて非常に大きなものと
なる。上側面状部材110と下側面状部材130は、そ
の周縁部においてスペーサ140を介してしっかりと固
着されているので、そのままでは、上側面状部材110
の熱膨張による伸び量が上方に逃げて浮いてしまうた
め、通常の温度域でも「膨らみ」が生じ、見栄えや操作
性が劣化するのは前述の通りである。
【0030】しかし、本実施の形態によれば、上側面状
部材110の最上面に、熱線膨張係数が偏光板102や
光等方性フィルム104などより小さなPETフィルム
を使用し、その中でも熱収縮率の大きな非熱処理PET
フィルムを膨らみ防止フィルム101として敢えて使用
することにより、通常の温度域のみならず70°C程度
の高温に長時間放置した後であっても、ほとんど「膨ら
み」が発生しない優れたタッチパネルを得ることが可能
となった。
【0031】以下、実験例を示しながら、その作用効果
について説明する。 (実験結果)次に示す表2、表3、表4は、上記膨らみ
防止フィルム101として非熱処理PETフィルムを使
用することにより上側面状部材110の「膨らみ」が、
解消されることを示す比較実験例である。
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】 ここで各実験結果は、雰囲気温度が、−20°C、70
°Cでは、湿度のほとんどないドライ状態で、40°
C、50°C、60°Cでは、湿度を高湿の90%に設
定し、各雰囲気下で300時間放置した場合と、当該雰
囲気から取り出して通常の温湿度に24時間放置した場
合のそれぞれについて、最大膨らみ量を実測して得られ
たデータである。
【0035】実験に用いられたタッチパネルの各部材の
素材と厚さは、表1に示したものとと同様であるが、膨
らみ防止フィルム101として、表2の実験例では、熱
処理PETフィルムを使用し、従来通りの通常の接着剤
で偏光板102と貼り合わせて構成されている。また、
表3の実験例では、熱処理PETフィルムを後述する応
力緩和性接着剤(応力緩和性糊)を使用して偏光板10
2と貼り合わせたものを使用している。表4の実験例で
は、非熱処理PETフィルムを同じく応力緩和性接着剤
を使用して偏光板102と貼り合わせたものを使用して
いる。また、各実験例におけるタッチパネル100のサ
イズは、260mm×205mm(12.1インチ)で
ある。
【0036】各表における膨らみ数値は、通常の温湿度
(約25°C、湿度50%)における上側面状部材11
0の厚さ方向の位置を基準面にして、当該生じた膨らみ
の一番大きな個所における上記基準面からの変位量をm
m単位で示す。また、作動重量の欄は、タッチパネルの
操作性の評価を示すものであって、通常の入力ペン(ポ
リアセタール製、ペン先R0.8mm)の先端をタッチ
パネルの表面に当てて当該作動重量を負荷した場合にお
ける評価を示している。本実験では、それぞれ同じ仕様
の10枚のタッチパネルについて評価実験を繰り返し、
該当する作動重量を負荷しながら入力ペンをタッチパネ
ルに押圧したときに、10枚の全てについてタッチパネ
ルが動作する場合に「○」とし、1枚でも動作しなかっ
た場合に「△」とし、全て動作しなかった場合には
「×」としてそれぞれ評価している。
【0037】小さな作動重量において評価が「○」とな
る程、操作性が優れているのは言うまでもない。実用的
なレベルとしては、各雰囲気から取り出した後におい
て、作動重量が100g〜130g以下で「○」と評価
されることが望ましく。反対に作動重量が200gを超
えても「△」としか評価されないような場合には、操作
性が大変悪く、製品としての価値が低くなる。
【0038】さて、表2の実験例に示すように、熱処理
PETフィルムを偏光板102に通常の接着剤で貼り付
けた場合には、雰囲気から取り出し後の操作性は、40
°Cの雰囲気下にあったものについてのみ作動重量80
gで「○」の評価となったが、それよりも高い温度で
は、50°Cの場合でも作動重量が130gのときによ
うやく「○」と評価され、操作性はあまりよくなかっ
た。因みに、膨らみ防止フィルム101を貼付していな
い従来の製品の場合には、40°C(湿度90%)の雰
囲気中に24時間放置しただけで、膨らみが2.5mm
も生じて、大変見栄えが悪くなると共に、操作性の評価
も作動重量が200g以上でも評価が「×」であったの
で、これに比べると改善されたと言えるが、さらに改善
すべく本願発明者が研究を重ねたところ、偏光板102
と膨らみ防止フィルム101とを貼り合わせる接着剤
を、乾燥しても弾性が残る接着剤(応力緩和性接着剤)
を使用した場合に、表3の実験例に示すように取り出し
後の操作性が、70°Cの高温の雰囲気下に置かれてい
た場合を除き、他の全ての場合において「○」と評価さ
れる良好な結果を得た。
【0039】このような実験結果の差異が生じたのは、
次のような理由によるものと考えられる。すなわち、温
度上昇により生ずる偏光板102の熱膨張を、より熱膨
張の少ない膨らみ防止フィルム101を上面に貼り合わ
せて上から押さえ込むことにより「膨らみ」を防止する
ことができるが、40°C以上の高温にすると、双方の
部材に生じる熱応力の差も増大し、これが長時間継続す
ることにより、膨らみ防止フィルム101と偏光板10
2との接着層で、当該熱応力を緩和する方向に「ずれ」
を生じる。その後、当該雰囲気中から取り出して常温中
に放置すると、その位置ずれが解消されない状態のま
ま、熱線膨張係数の大きな偏光板102の方が膨らみ防
止フィルム101より多く縮むので、今度は、外側の膨
らみ防止フィルム101の方にたわみができて、その分
だけ外側に膨らみを生ずるのである。しかし、実験例
のように従来使用されていた通常のフィルムの接着剤の
代わりにより弾力性の強い応力緩和性接着剤を使用し、
上記両部材間の拮抗する熱応力を当該接着層で吸収させ
て緩和するように構成することにより、高温時に発生し
た膨らみ防止フィルム101と偏光板102間の一時的
な「ずれ」が、常温に戻ったときに接着剤自身の弾性力
により解消されて元の位置関係に戻るので、「膨らみ」
を生じなくすることができるのである。
【0040】このような応力を緩和する特性(応力緩和
性)は、接着剤の粘弾性G’(弾性モジュラスともい
う。)の大きさで表すことができ、実験に使用した接着
剤では乾燥後の粘弾性が5.4×105dyn/cm
2(測定条件:25°C、10Hz)であった。この接
着剤を用いれば、膨らみ防止と操作性の向上の効果が得
られるのが分かる。
【0041】なお、接着剤の粘弾性が必要以上に小さく
なると接着力が低下するので、本実施の形態のようにフ
ィルム接着用の接着剤として機能するためには、一般に
1.0×105 dyn/cm2 以上であることが必要
とされている。一方、表2の実験例における従来から使
用していた接着剤の粘弾性は、1.5×106 dyn/
cm2であったが、実験によれば、粘弾性が1.0×1
6dyn/cm2の接着剤を使用することによりある程
度の膨らみ防止の効果が得られており、両者の中間程度
の1.2×106dyn/cm2以下の粘弾性があれば、
従来よりは膨らみ防止の効果が得られるものと考えられ
る。したがって、接着性を維持しつつ膨らみ防止の効果
を得るためには、1.0×105dyn/cm2以上、
1.2×106 dyn/cm2 以下の範囲の粘弾性を有
する接着剤を使用するのが好ましい。
【0042】一方、接着剤が軟らかいと、高温の雰囲気
下で当該接着剤に含まれる低沸点の成分が気化して接着
層内部に泡が生じ耐熱性や耐熱湿性が劣化してしまう傾
向にあるので、粘弾性は、4.0×105dyn/cm2
以上あることがより望ましい。また、膨らみ防止の効果
をよりよく発揮するという観点から見れば、粘弾性は、
8.0×105dyn/cm2以下であることが望まし
い。
【0043】なお、この膨らみ防止フィルム101の厚
さが余り薄いと、当該膨らみ防止フィルム101自体が
それより下層の部材の熱膨張に抗しきれなくなって伸び
てしまうので、ある程度の厚さは必要であり、一方、必
要以上に厚くなると可撓性が低減して操作性が悪くなっ
てしまう。このような観点から、膨らみ防止フィルム1
01は、50μm〜250μmの厚さのものが望まし
く、より広い温度域にわたってほぼ完全に上側面状部材
110の膨らみを押さえると共に操作性を良好に維持す
るためには、さらに125μm〜188μmの範囲のも
のが望ましい。本実施の形態では、表1に示すように1
88μmの厚さのPETフィルムを使用している。
【0044】しかし、表3の実験例のように応力緩和性
を有する接着剤を使用しても、最高温における70°C
の雰囲気中に長時間放置して取り出した後は、作動重量
が200gのときに初めて「○」と評価され、この点で
は表2の場合に対して改善は見られなかった。偏光板1
02より熱線膨張係数の小さな樹脂フィルムを膨らみ防
止フィルム101として使用し、これと応力緩和性糊の
作用により、理論的には熱膨張による膨らみは防止でき
る筈なので、雰囲気温度が、70°Cの高温に放置後に
場合に膨らみが残る理由は、上述の熱線膨張とは異なる
点にあると考えられる。
【0045】そこで、本願発明者は、樹脂フィルム同士
の熱収縮率の差に着目した。すなわち、樹脂フィルムの
一般的な熱的特徴として、熱線膨張と熱収縮の変化が併
存し得ることが挙げられるが、50°C程度までの常温
状態では、熱線膨張による変化が支配的で、温度上昇と
共に伸長するが、それを超えてガラス転移点に近付くに
連れて、熱収縮率が徐々に大きくなってくる。そのた
め、温度変化の激しい環境下で使用する場合には、高温
になってもあまり収縮せずに寸法の安定性が維持される
ように、生成したPETフィルムを加熱して後処理を加
えることにより低収縮率となった熱処理PETフィルム
を使用するのが、この分野での一般常識になっている。
本願発明者も最初は、この一般常識に従い、表2と表3
の各実験例のように低収縮率の熱処理PETフィルムを
膨らみ防止フィルムとして使用して実験していたため、
上述のように70°Cの雰囲気から取り出した場合の操
作性を改善することができなかったのである。
【0046】70°Cの雰囲気下では、膨らみ防止フィ
ルム101、偏光板102のそれぞれにおいて、熱線膨
張による伸び量が、熱収縮量を上回るので、膨らみ防止
フィルム101の伸び量が、偏光板102の伸び量より
小さく、これにより偏光板102の膨らみを防止するこ
とができるが、熱膨張は可逆変化であるのに対し熱収縮
は不可逆変化であるため、一旦熱収縮が生じると常温に
戻しても熱収縮の状態だけがそのまま残ることになる。
ところが、膨らみ防止フィルム101である熱処理PE
Tフィルムの収縮量が偏光板102の収縮量よりも少な
いため、今まで偏光板の膨らみを押さえるように作用し
ていた膨らみ防止フィルム101が、常温時では、逆に
偏光板102に対してたるんでしまい、これにより膨ら
みが生じて操作性が低下すると考えられる。
【0047】そこで、本願発明者は、膨らみ防止フィル
ム101として、偏光板102よりも熱収縮率が大きい
素材を敢えて選定した。具体的には、上述のように熱に
より後処理を加えていないPETフィルム(非熱処理P
ETフィルム)を膨らみ防止フィルム101として使用
して実験したところ、表4の実験例に示すように、70
°Cの雰囲気下に長時間放置した後に取り出しても膨ら
み数値は「0」であり、最低の作動重量80gでも評価
「○」の良好な結果を得ることができた。
【0048】因みに、非熱処理PETフィルムを80°
Cの雰囲気下で50時間放置した後の熱収縮率は、約1
%であり、同条件における偏光板(主にTACフィル
ム)の熱収縮率は、約0.5%である。また、熱処理P
ETフィルムの場合には、120°Cまで上げて5時間
放置した場合でも熱収縮率が、約0.14%と極めて低
い収縮率を示している。
【0049】以上のように偏光板102よりも熱収縮率
の大きな非熱処理PETフィルムを膨らみ防止フィルム
101として使用することにより、タッチパネル100
が放置され得るほとんどの温度域において良好な操作性
を確保することが可能となった。上述の各実験では、下
側面状部材130として厚さ1100μmのガラス板を
使用したが、さらに薄いガラス板を使用すれば、タッチ
パネル全体を軽量化でき、携帯用機器に使用される場合
にはメリットが大きい。
【0050】次の表5、表6、表7は、下側面状部材1
30として厚さ700μmのガラス板を使用し、他の条
件は、上記各実験例と全く同じにして操作性の実験を行
った結果を示すものである。
【0051】
【表5】
【0052】
【表6】
【0053】
【表7】 各表5、表6、表7は、それぞれ上述の表2、表3、表
4の実験例に対応しており、順に(1)熱処理PET貼
り品、(2)熱処理PET貼り品(応力緩和性糊使
用)、(3)非熱処理PET貼り品(応力緩和性糊使
用)についての操作性の実験結果を示している。
【0054】各実験例とも、−20°Cの雰囲気中にお
いては、膨らみ数値が1.5mmに達し、作動重量が最
大の200gであっても、評価が「×」となっている。
これは、偏光板102の熱線膨張係数が膨らみ防止フィ
ルム101の熱線膨張係数よりも大きいため、極低温で
は、偏光板102の方が膨らみ防止フィルム101より
も縮んで、上側面状部材110に「浮き」を生じさせる
ような曲げ力が働き、下側面状部材130が700μm
と薄いため、その曲げ力により僅かながら外側に撓んで
しまうからであると考えられる。
【0055】その他、各雰囲気から取り出し後の評価
は、1100μmのガラス板を使用したタッチパネルの
実験の場合と全て同様の結果になった。すなわち、熱処
理PET貼り品で応力緩和性糊を使用していないタッチ
パネルについては、40°Cと−20°Cの雰囲気下に
あった場合を除き、操作性が良好とは言えなかったが
(表5)、熱処理PET貼り品で応力緩和性糊を使用し
たものについては、70°Cの高温下にあったものを除
いて良好な操作性を得ることができ(表6)、さらに非
熱処理PET貼り品で応力緩和性糊を使用したものにつ
いては、全ての雰囲気から取り出されたものについて良
好な操作性を得ることができた(表7)。これらの実験
結果から、下側面状部材130として、700μmの極
めて薄いガラス板を使用しても非熱処理PETを偏光板
102の表面に貼り付けることにより操作性が大幅に改
善されることが分かる。
【0056】なお、本実施の形態のようにPETフィル
ムを膨らみ防止フィルム101として使用し、応力緩和
性接着剤を使用する場合には、偏光板102との接着面
に表面処理を施す方が望ましい。すなわち、PETフィ
ルムと応力緩和性を有するような素材を原料とする接着
剤は、一般的に接着性が好ましくなく、温度変化の激し
い環境下(特に高温時)では剥離してしまう場合があ
る。そのため、膨らみ防止フィルム101の少なくとも
接着面側に当該接着剤との接着性がよくなるような表面
処理を施すことが好ましい。
【0057】このような表面処理として、公知のコロナ
処理やオゾン紫外線照射処理などを施してもよいが、こ
れらはその処理工程において加工条件を安定させること
が難しく、信頼性や量産性を重視すると、応力緩和性接
着剤と接合性の強いハードコート層を膨らみ防止フィル
ム101表面に設けることが望ましい。ハードコート層
は、膨らみ防止フィルム101の表面にハードコート剤
をコーティング処理して設けることができる。
【0058】ハードコート剤としては、紫外線硬化性型
の不飽和ポリエステル、不飽和アクリル樹脂、不飽和ポ
リウレタン、ポリアミド等が挙げられる。コーティング
処理は、公知の方法でよく、例えば、所定の有機溶媒に
溶かしたハードコート剤をロールを介してPETフィル
ム表面に塗布するロールコーティング方式により容易に
実行される。
【0059】図4は、ハードコート剤でコーティング処
理を施した非熱処理PETフィルム105を使用した場
合の上側面状部材110の部分拡大断面図である。膨ら
み防止フィルム101の両面は、ハードコート剤が塗布
されそれぞれ厚さ5μmのハードコート層1011,1
012が形成されている。ハードコート層は、応力緩和
性接着剤との密着性がよいばかりでなく、耐久性にも優
れているので、ペン入力に対する耐摩耗性を向上させる
ため膨らみ防止フィルム101の表面にもコーティング
処理している。同図における1021は、応力緩和性接
着剤の層を示している。
【0060】上述の表3、4、6、7の各実験例でも、
膨らみ防止フィルム101の両面にハードコート層を設
けた後、応力緩和性接着剤を介して偏光板102に貼り
合せたものを使用して実験しており、上述のように30
0時間の長時間放置しても一切剥離は生じなかった。 (変形例)なお、本発明の内容は、上記実施の形態に限
定されないのは言うまでもなく、以下のような変形例を
考えることができる。
【0061】(1)図3に示したタッチパネル100の
上側面状部材110は、基材としての光等方性フィルム
104にλ/4位相差板103、偏光板102、膨らみ
防止フィルム101を積層し、光等方性フィルム104
の内側に、抵抗膜111をスパッタリングにより形成し
ているが、図5に示すように光等方性フィルム104を
排して、λ/4位相差板105(厚さ、80μm)を基
材とし、その内側の面に直接抵抗膜111をスパッタリ
ングなどにより形成してもよい。
【0062】この場合、λ/4位相差板105の素材と
して、上記実施の形態と同じポリカーボネイト(PC)
のほか、ポリアリレート、ポリサルフォン、PVA、ノ
ルボルネン系樹脂、オレフィン系樹脂などが挙げられ
る。なお、上記光等方性フィルム104の素材であるア
ートンフィルムを使用し、これを1方向に延伸させて複
屈折性を持たせてλ/4位相差板となるように加工して
用いてもよい。
【0063】アートンフィルムは、透明性や表面硬度お
よび耐熱性の点で優れており、スパッタリングにより、
抵抗膜を容易に形成することができるという利点があ
る。このように上側面状部材110の積層数を一つ減ら
すことにより、コストダウン、軽量化(12.1インチ
サイズのタッチパネルでおよそ5g軽くすることができ
る。)を図ることができるばかりでなく、上側面状部材
110の厚さが薄くなるので、作動重量を小さくするこ
とができ操作性が向上する。
【0064】(2)また、上記実施の形態では、光等方
性フィルム104を基材として、直線偏光光を一旦円偏
光光に変換することにより、防眩性と視認性を確保する
構成にしているが(この構成を、以下「円偏光構成」と
いう。)、このように円偏光構成にしなくても、偏光板
さえ備えておれば、ある程度の防眩性・視認性を確保す
ることが可能である。
【0065】図6は、この場合のタッチパネル100の
構成を示す部分拡大断面図であり、図3同様、液晶表示
板200の積層構造も合わせて示している。上側面状部
材110は、膨らみ防止フィルム101、偏光板10
2、光等方性フィルム104を図示しない接着剤により
貼り合わせて積層することにより構成されており、最下
層の光等方性フィルム104には、抵抗膜111が形成
される。この上側面状部材110とドット状スペーサ1
60を介して下側面状部材130が対向配置され、下側
面状部材130の対向面にも抵抗膜131が形成され
る。これは、図3の円偏光構成において、丁度λ/4位
相差板103を除去した構成となっている。
【0066】また、タッチパネル100のすぐ下方の液
晶表示板200の表面にも、図3におけるλ/4位相差
板204を配設する必要がなくなる。タッチパネル10
0の偏光板102は、液晶表示板200の偏光板202
と偏光軸が同じになるように配設されており、液晶表示
板200の偏光板202を透過したバックライトからの
光は、そのままタッチパネル100の偏光板102を透
過することができるので、光量がほとんど低下すること
なく十分な視認性を確保することができる。
【0067】一方、膨らみ防止フィルム101から内部
に入射した外光は、偏光板102により当該偏光軸に平
行な偏光面を有する光線のみが通過するので、この段階
で外光の入射光量をほぼ1/2に低下させることがで
き、上記実施の形態における円偏光構成を利用した場合
までには及ばないが、ある程度の実用性のある防眩性を
得ることができる。
【0068】(3)さらに、防眩性、視認性を増すため
に、次のような方法を本実施の形態と併せて実施しても
よい。 膨らみ防止フィルム101の表面(耐久性を増すため
膨らみ防止フィルム101の表面にアクリル樹脂でハー
ドコート処理する場合には、その表面)に公知の表面ア
ンチグレア加工(AG加工)を施す。
【0069】上記膨らみ防止フィルム101の表面に
屈折率の異なる多層薄膜を形成して反射防止効果を得る
(AR加工)。なお、この多層薄膜の生成およびその反
射防止効果については、特開平3−173009号公報
に詳しい。 上側面状部材110の最表面にフッ素系有機化合物、
シリコン系有機化合物をコートすることにより、防汚処
理を施す。タッチパネル表面に指の脂などが付着すると
その部分が反射しやすくなって視認性が低下するが、上
記防汚処理を施すことにより、入力の際に指で触れても
指の脂が付きにくくなり、防眩性・視認性に貢献する。
【0070】なお、以上の、、の処理は、2つ以
上組合わせて用いるとさらに有効である。この場合に
は、防汚処理が最表面になされ、また、AG加工の上に
AR加工がなされる。 (4)λ/4位相差板103は、PCなどの樹脂フィル
ムを1方向のみに延伸させて生成しているが、さらにこ
れを厚み方向に延伸加工することにより、厚み方向に配
向された位相差板の構成としてもよい。これにより、λ
/4位相差板103の位相差値の角度依存性が低減さ
れ、タッチパネル100の視野角を広げることができ
る。
【0071】(5)上記実施の形態では、応力緩和性接
着剤を膨らみ防止フィルム101と偏光板102の貼り
合わせに使用しているが、多少なりとも熱線膨張係数が
異なる部材の積層部分(例えば、偏光板とλ/4位相差
板の間)に使用してもよい。 (6)上記実施の形態では、膨らみ防止フィルム101
の熱収縮率が偏光板102のそれよりも大きい場合につ
いて説明したが、少なくとも膨らみ防止フィルム101
の熱収縮率が偏光板102より小さくなければ、常温に
戻しても膨らみ防止フィルム101の方にたわみが生じ
ないので、膨らみ防止フィルム101と偏光板102の
熱収縮率が等しい場合であっても膨らみ防止の効果が得
られるものである。
【0072】(7)上記実施の形態においては、偏光板
102より熱線膨張係数が小さく、かつ、熱収縮率の大
きな樹脂フィルムとして非熱処理PETフィルムを使用
したが、この条件を満たすのであれば、他の素材からな
るフィルムでも構わないのはもちろんである。但し、偏
光板102に使用されているTACフィルムは、吸湿性
があって、この吸湿によって生じる膨張率(吸湿線膨張
係数)が大変大きく、4×10-5 〜7×10-5cm/
cm/%もあるため、温度上昇に湿度上昇が加われば、
膨張率が倍加する傾向にある。PETフィルムは、吸湿
性のほとんどないので、これにより偏光板102の表面
を覆って、外気と接触しないようにすることにより、外
気の湿度変化の影響を受けなくなるという効果も得るこ
とができる。したがって、偏光板102の主素材として
TACフィルムのような吸湿線膨張係数の大きなものを
使用する場合には、吸湿性のないフィルムを使用する方
が望ましい。このような全ての特性を有する樹脂フィル
ムとして、上述の非熱処理PETフィルムの外に、例え
ば、PETと同じポリエステル系の樹脂であるポリエチ
レンナフタレート(PEN)からなるフィルムであっ
て、熱処理を加えていないものなどを使用することがで
きる。
【0073】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、第1の面状部材と第1の面状部材より可撓性の大き
な第2の面状部材がスペーサ部材を介して対設したタッ
チパネルにおいて、第2の面状部材が偏光性を有すると
共に、その上層に当該第2の面状部材と等しいか、また
は大きな熱収縮率を有する第3の面状部材を積層するよ
うにしている。第2の面状部材が偏光性を有するため防
眩性を有し、このタッチパネルを液晶表示板などの表示
パネルの前面に装着した場合には、その表示内容の視認
性を向上させることができる。また、高温の環境下に置
かれたため、第2と第3の面状部材に熱収縮が生じたと
しても、上層の第3の面状部材の熱収縮率が第2の面状
部材と等しいか、それよりも大きいので、常温に戻って
も第3の面状部材が第2の面状部材に対してたわむよう
なことがなく、膨らみは生じない。これによりタッチパ
ネルの見栄えが悪くなることもなく、操作性も良好に維
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るタッチパネルの斜視
図である。
【図2】上記タッチパネルの構造を示す分解図である。
【図3】上記タッチパネルの積層構造を示す部分拡大断
面図である。
【図4】上記タッチパネルにおけるPETフィルムと偏
光板の貼り合わせ部分の拡大断面図である。
【図5】タッチパネルの変形例の積層構造を示す部分拡
大断面図である。
【図6】タッチパネルの別の変形例の積層構造を示す部
分拡大断面図である。
【符合の説明】
100 タッチパネル 101 膨らみ防止フィルム 1011,1012 ハードコート層 102,202,203 偏光板 103,105,204 λ/4位相差板 104 光等方性フィルム 110 上側面状部材 111,131 抵抗膜 120 コネクタ部 130 下側面状部材 140 スペーサ 160 ドット状スペーサ 200 液晶表示板 201 液晶セル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 俊介 京都府亀岡市余部町新堂10番地 グンゼ株 式会社電子部品事業部内 (72)発明者 水口 圭一 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H089 HA18 QA04 QA05 QA06 QA16 TA05 TA14 TA15 2H091 FA08X FA08Z FA11X FA12X FD06 FD14 GA03 GA07 GA08 LA03 LA04 LA16 MA10 5B087 AA09 AC09 CC02 CC12 CC14 CC16 CC18 CC37

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の面状部材と第1の面状部材より可
    撓性の大きな第2の面状部材がスペーサ部材を介して一
    定間隔をおいて対設され、両部材の対向内面にそれぞれ
    第1と第2の抵抗膜が形成されると共に、第2の面状部
    材の外側表面に第3の面状部材が積層されてなるタッチ
    パネルにおいて、 前記第2の面状部材は、偏光性を有すると共に、前記第
    3の面状部材は、前記第2の面状部材と等しいか、もし
    くはそれよりも大きな熱収縮率を有することを特徴とす
    るタッチパネル。
  2. 【請求項2】 前記第3の面状部材は、第2の面状部材
    より熱線膨張係数が小さいことを特徴とする請求項1記
    載のタッチパネル。
  3. 【請求項3】 前記第2の面状部材と第3の面状部材
    は、応力緩和性のある接着剤にて接着されていることを
    特徴とする請求項1または2に記載のタッチパネル。
  4. 【請求項4】 前記応力緩和性のある接着剤は、粘弾性
    が、1.0×105dyn/cm2 以上、1.2×10
    6dyn/cm2 以下の接着剤であることを特徴とする
    請求項3記載のタッチパネル。
  5. 【請求項5】 前記第1の面状部材の外側には、第1の
    λ/4位相差板が第1の面状部材にほぼ平行に配設され
    ると共に、第2の面状部材は、偏光板を含む複数の層か
    らなり、当該偏光板の内側に第2のλ/4位相差板が積
    層されてなることを特徴とする請求項1から4のいずれ
    かに記載のタッチパネル。
  6. 【請求項6】 前記第2の抵抗膜は、前記第2のλ/4
    位相差板の内側の面に直接形成されてなることを特徴と
    する請求項5記載のタッチパネル。
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