JP2003157149A - 高耐久性を有するタッチパネル - Google Patents

高耐久性を有するタッチパネル

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JP2003157149A
JP2003157149A JP2002260522A JP2002260522A JP2003157149A JP 2003157149 A JP2003157149 A JP 2003157149A JP 2002260522 A JP2002260522 A JP 2002260522A JP 2002260522 A JP2002260522 A JP 2002260522A JP 2003157149 A JP2003157149 A JP 2003157149A
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upper electrode
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Kazuhiko Takahata
和彦 高畑
Takao Hashimoto
孝夫 橋本
Kazuhiro Nishikawa
和宏 西川
Takeshi Asakura
剛 朝倉
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Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温環境下に長時間放置しても外観形状の変
形やリタデーション変化による反射防止特性の劣化が起
こらず、且つ快適な入力操作を行え、しかも組立て時の
作業性の良好な高耐久性を有するタッチパネルを提供す
る。 【解決手段】 上記上部電極板1が、ガラス転移温度が
150℃以上、吸水率が1.3%以下の特性を有する厚
み0.15〜0.8mmの光学等方性の耐熱透明樹脂板
8を有し、上記耐熱透明樹脂板が上記1/4波長板9に
直接的又は間接的に全面で貼り合わせられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、高温環境下に長
時間放置してもリタデーション変化による反射防止特性
の劣化が起こらず、且つ快適な入力操作を行え、しかも
組立て時の作業性の良好な高耐久性を有するタッチパネ
ルに関するものであり、主にカーナビゲーション用等と
して用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】PDA(パーソナル・デジタル・アシス
タント)や携帯電話、パソコン等の製品に広く用いられ
るLCD、有機EL、CRT等のディスプレイについ
て、その前面にタッチパネルを配置することが従来から
行われている。タッチパネルの基本構造は、下面に透明
導電膜より構成される上部電極が設けられた上部電極板
と、上面に透明導電膜より構成される下部電極が設けら
れた下部電極板とを、両電極が空気層を介して対向させ
て表示領域外のみで接着固定した構造となっており、空
気層によって絶縁されていた両電極をパネル表面の一部
を押圧することにより接触させて電気的に導通させ入力
できるようにしたものである。また、上記上部電極板及
び上記下部電極板はそれぞれ、単層で構成されるか或い
は複数の層を全面接着により積層して構成されている。
【0003】そして、屋外で用いる用途に対しては、外
光の反射を防止して視認性を向上させるために、上記上
部電極板1が上記上部電極2側から順に1/4波長板
9、上記1/4波長板9の光軸と吸収軸が45°又は1
35°になす偏光板10を少なくとも積層してなる低反
射タッチパネルを用いることができる(図4参照)。1
/4波長板9と偏光板10とで円偏光タイプの反射防止
フィルターを形成させ、外部から入射した光の透明導電
膜での反射を効率よくカットするのである。なお、ディ
スプレイがLCDの場合には、1/4波長板9の一枚だ
けであるとLCD側から表示用として入射する直線偏光
も円偏光に変えてしまうため、さらに上記上部電極板中
の1/4波長板9と光軸が直交する1/4波長板を下部
電極板3中に配置することによって位相を打ち消させて
いる。つまり、下部電極4側の1/4波長板で円偏光に
された後、上部電極2側の1/4波長板9で再び元の直
線偏光に戻される。
【0004】近年、自動車業界においてカーナビゲーシ
ョンが普及しており、これらはリモコンによる画面操作
を主としているが、操作性をより快適にするためにディ
スプレイ画面上にタッチパネルを用いることが考えられ
ている。その場合、日光などの屋外光反射により視認性
が悪くなることを防ぐため、上記した円偏光タイプの反
射防止フィルターを有するタッチパネルが必須となる。
しかし、夏の直射日光下、窓を閉め切った車内では70
℃を越える高温環境下になることもあり、その場合、長
時間放置すると膨脹を起こすが、上部電極板1中の1/
4波長板9と偏光板10とは軸形成時の延伸方向が異な
るため、直接的又は間接的に全面で貼り合わせられてい
る状態で互いに異なる膨脹方向11を呈し(図5参
照)、タッチパネルの上部電極板1にうねりや歪みが生
ずる恐れがある。また、上記高温環境下では、上部電極
板1中の1/4波長板9の膨脹が、中央部では自由であ
るのに対して周縁部では下部電極板3との部分的な接着
固定の影響を受けて妨げられたり逆に無理な膨脹を強い
られたりするため、1/4波長板9の周縁部にのみスト
レス12がかかり(図6参照)、表示領域の周縁部付近
で1/4波長板9のリタデーション値が変化して反射防
止特性が損なわれる恐れがある。
【0005】そのため、カーナビゲーション用途として
は、上記問題が生じないように、上部電極板1中にガラ
ス板13を配置して1/4波長板9に全面で貼り合わせ
たものがある(図7参照)。上部電極板1においてガラ
ス板を1/4波長板9に全面で貼り合わすことによっ
て、70℃を越える高温環境下でも、1/4波長板9お
よび偏光板10はほとんど熱膨張を起こさないため、う
ねりや歪みがない状態が保持される。また、剛性が高い
ガラス板を1/4波長板9に全面で貼り合わすことによ
って、1/4波長板9にかかるストレスが分散されるた
め、リタデーション変化をほとんど起こさず、反射防止
特性を損なうことが少ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上部電
極板1は指やペンなどに直接触れる部分であり、上部電
極板1中にガラス板を用いた場合、ガラス板の剛性が高
いために、厚みが厚いとペンや指での入力が重くなる。
快適な入力操作を行うためには、ガラス厚みを極めて薄
く設定する必要がある。ところが、このような厚みのガ
ラス板を用いることにより非常に割れやすくなるため、
タッチパネルの組み立て時の取り扱いが非常に困難にな
り、またタッチパネル入力操作中にガラスが破損する可
能性もある。
【0007】したがって、本発明の目的は、上記の問題
を解決することにあって、高温環境下に長時間放置して
も外観形状の変形やリタデーション変化による反射防止
特性の劣化が起こらず、且つ快適な入力操作を行え、し
かも組立て時の作業性の良好な高耐久性を有するタッチ
パネルを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、以下のように構成している。
【0009】本発明の第1態様によれば、下面に透明導
電膜からなる上部電極が設けられた上部電極板と、上面
に透明導電膜からなる下部電極が設けられた下部電極板
とを、両電極が空気層を介して対向させて表示領域外の
みで接着固定したものであって、上記上部電極板が上記
上部電極側から順に1/4波長板、上記1/4波長板の
光軸と吸収軸が45°又は135°になす偏光板を少な
くとも積層してなるタッチパネルにおいて、上記上部電
極板が、ガラス転移温度が150℃以上、吸水率が1.
3%以下の特性を有する厚み0.15〜0.8mmの光
学等方性の耐熱透明樹脂板を有し、上記耐熱透明樹脂板
が上記1/4波長板に直接的又は間接的に全面で貼り合
わせられている高耐久性を有するタッチパネルを提供す
る。
【0010】本発明の第2態様によれば、上記耐熱透明
樹脂板が上記1/4波長板と上記偏光板との間に配置さ
れている第1の態様に記載の高耐久性を有するタッチパ
ネルを提供する。
【0011】本発明の第3態様によれば、上記耐熱透明
樹脂板が上記1/4波長板の下方に配置されている第1
の態様に記載の高耐久性を有するタッチパネルを提供す
る。
【0012】本発明の第4態様によれば、上記耐熱透明
樹脂板が上記偏光板の上方に配置されている第1の態様
に記載の高耐久性を有するタッチパネルを提供する。
【0013】本発明の第5態様によれば、上記耐熱透明
樹脂板のガラス転移温度が170℃以上である第1〜4
のいずれかの態様に記載の高耐久性を有するタッチパネ
ルを提供する。
【0014】本発明の第6態様によれば、上記耐熱透明
樹脂板の厚みが0.2〜0.7mmである第1〜4のい
ずれかの態様に記載の高耐久性を有するタッチパネルを
提供する。
【0015】本発明の第7態様によれば、上記耐熱透明
樹脂板の吸水率が1%以下である第1〜4のいずれか1
つの態様に記載の高耐久性を有するタッチパネルを提供
する。
【0016】本発明の第8態様によれば、上記上部電極
板の最上面となる上記偏光板又は上記耐熱透明樹脂板
に、防湿性PETフィルムを低反射・防汚機能付き梨地
層として配置するようにした第1〜4のいずれか1つの
態様に記載の高耐久性を有するタッチパネルを提供す
る。
【0017】本発明の第9態様によれば、少なくとも上
記上部電極板の側端部周囲と上記下部電極板の側端部付
近とを覆うシール層をさらに備えるようにした第1〜4
のいずれか1つの態様に記載の高耐久性を有するタッチ
パネルを提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら本発明に
ついて詳細に説明する。図1〜図3は本発明の第1〜3
実施形態に係る高耐久性を有する低反射タッチパネルを
示す断面図である。図中、1は上部電極板、2は上部電
極、3は下部電極板、4は下部電極、5は一例として両
面粘着テープなどの粘着層、6は空気層、7はスペーサ
ー、8は耐熱透明樹脂板、9は1/4波長板、10は偏
光板をそれぞれ示す。
【0019】タッチパネルの構造は、下面に透明導電膜
より構成される上部電極2が設けられた上部電極板1
と、上面に透明導電膜より構成される下部電極4が設け
られた下部電極板3とを、両電極1,3が空気層6を介
して対向させて表示領域外のみで接着固定したものが基
本であり、円偏光方式の低反射タッチパネルの場合、上
記上部電極板1として、上記上部電極2側から順に1/
4波長板9、上記1/4波長板9の光軸と吸収軸が45
°又は135°になす偏光板10を少なくとも積層して
なるものが用いられる。また、上記上部電極板1及び上
記下部電極板3はそれぞれ、単層で構成されるか或いは
複数の層を全面接着により積層して構成されている。本
発明の第1〜第3実施形態の特徴は、このような低反射
タッチパネルについて、上記上部電極板1が、ガラス転
移温度が150℃以上の特性を有する厚み0.15〜
0.8mmの光学等方性の耐熱透明樹脂板8を有し、上
記耐熱透明樹脂板8が上記1/4波長板9に直接的又は
間接的に全面で貼り合わせられている(図1〜図3参
照)ことにある。なお、本発明の各実施形態において、
「板」とは、シートやフィルム等の薄手のものも含む。
【0020】上記1/4波長板9は、直線偏光を分解し
た互いに直交する2成分の偏光に時間的な位相のズレ
(位相差)を与えることにより、直線偏光を円偏光ある
いは略円偏光に変える機能を持つものであり、一方の偏
光成分を他方の偏光成分より1/4波長だけ位相を遅ら
せる。この1/4波長とは、可視光領域(約400nm
〜700nm)の中心波長(約550nm)に対するも
のである。1/4波長板9としては、ポリカーボネー
ト、ポリアリレート、ポリエーテルスルホン、ポリスル
ホン、又は、ノルボルネン系樹脂等の透明樹脂板を一軸
延伸し、その延伸方向(光軸方向)であるx方向の屈折
率と、x方向に直交するy方向の屈折率と、厚み方向す
なわちx方向とy方向に直交するz方向の屈折率とを制
御することによって与えたものが用いられる。
【0021】1/4波長板9は、その上面の偏光板10
と組み合わせて、円偏光タイプの反射防止フィルターを
形成している。屋内の蛍光灯や屋外の光等の外部からの
光は偏光板10を通り直線偏光となり、1/4波長板9
を透過することによって円偏光となるが、透明導電膜で
反射しても、円偏光が再び1/4波長板9を通過して偏
光板10の透過軸と垂直な直線偏光になるため、反射光
が抑えられる。なお、1/4波長板9は、ペンや指によ
る入力を容易にするために可撓性を備えているものが用
いられる。
【0022】1/4波長板9の上面に配置される偏光板
10の吸収軸は、1/4波長板9の光軸7と45°また
は135°になるように形成される。偏光板10として
は、一般に、ポリビニルアルコール板にヨウ素、染料な
どの二色性色素を含浸させて延伸し、その両面にセルロ
ース系またはアクリル系の保護膜を被覆したもの等が用
いられる。
【0023】上記1/4波長板9と上記偏光板10と
は、又は/及び、上記1/4波長板9と上記耐熱透明樹
脂板8とは、直接全面で貼り合わせられてもよいし(図
1〜図3参照)、光学等方性の透明樹脂板を介して間接
的に貼り合わせられてもよい。貼り合せに用いる粘着剤
としては、アクリル酸エステル共重合体などのアクリル
系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコン系樹脂、ゴム系樹
脂、水性、又は、UV硬化粘着剤等がある。また、上記
光学等方性の透明樹脂板の材料としては、ポリカーボネ
ート、ポリアリレート、ポリエーテルスルホン、ポリス
ルホン、又は、ノルボルネン系樹脂等の透明性に優れる
ものが望ましい。なお、本発明の上記実施形態において
光学等方性とは、リタデーション値が10nm以下のも
のを指し、好ましくは5nm以下のものをいう。
【0024】上記耐熱透明樹脂板8の材質としては、ポ
リカーボネート樹脂、ノルボルネン系樹脂、エポキシ系
樹脂、シロキサン系樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエ
ーテルスルホン樹脂、ポリスルホン樹脂、又は、紫外線
硬化性アクリル樹脂若しくはエポキシアクリル樹脂など
の耐熱アクリル樹脂等の光学等方性の透明樹脂の中か
ら、ガラス転移温度が150℃以上のものを0.15〜
0.8mmの厚みに成形して用いる。
【0025】本発明の上記実施形態の耐熱透明樹脂板8
は、上部電極板1の一構成層として1/4波長板9及び
偏光板10と全面で貼り合わすことによって、ガラス板
と同様に、夏の直射日光下に窓を閉め切ったときの車内
のように70℃を越える高温環境下において、あるいは
雨の日など湿度が80%を越える高温高湿環境下におい
ても、1/4波長板9および偏光板10の熱膨張をほと
んど抑制し、うねりや歪みが生じない安定な状態を保持
させるものである。したがって、上記高温又は高湿度環
境下でも熱による変形を起こさない材料が必要である。
その指標がガラス転移温度と吸水率であり、ガラス転移
温度が150℃以上、吸水率が1.3%以下の光学等方
性の透明樹脂板であれば、本発明の各実施形態の耐熱透
明樹脂板8として用いることができる。より好ましく
は、ガラス転移温度が170℃以上の耐熱透明樹脂板8
を用いる。ここで、耐熱透明樹脂板8の吸水率を1.3
%以下にする理由としては、耐熱透明樹脂板8の吸水率
が1.3%を超えると、偏光板10を通って侵入した水
分又は側面より侵入した水分により耐熱透明樹脂板8が
変形を起こしてしまう可能性があり、耐熱透明樹脂板8
が変形を起こしてしまうと偏光板10や1/4波長板9
を耐熱透明樹脂板8により保持することが出来ないから
である。また、上記理由により、耐熱透明樹脂板8とと
もに上部電極板も変形を起こしてしまい、上部電極板が
下部電極板と接触して絶縁不良を起こしてしまう可能性
があるためである。これに対して、耐熱透明樹脂板8の
吸水率を1.3%以下にすることにより、若干の変形が
耐熱透明樹脂板8に起こっても上部電極板1が下部電極
板3と接触するほどではないため、タッチパネルの性能
上、問題は起こらない。
【0026】さらに、耐熱透明樹脂板8の吸水率は上記
1.3%以下のうち、1%以下とすることがより好まし
い。その理由は、吸水率を1%以下にすることにより、
偏光板10を通って侵入した水分又は側面より侵入した
水分による耐熱透明樹脂板8の変形がほとんど起こら
ず、偏光板10や1/4波長板9を耐熱透明樹脂板8に
より、より確実に保持することが出来るためである。
【0027】これに対して、従来は、このような耐熱透
明樹脂板が無いため、偏光板が吸水すると、吸水により
偏光板が変形を起こし、1/4波長板がそのストレスに
絶えられず、上部電極板も変形を起こし、その結果、リ
タデーション変化による色ムラが発生する恐れがある。
また、変形した上部電極板が下部電極板と接触すること
により絶縁不良を起こすなど、タッチパネルの性能に支
障をきたすことになっていた。
【0028】これに対して、本実施形態では、上記した
ように、吸水率1.3%以下の耐熱透明樹脂板8を配置
することにより、偏光板10を通って侵入した水分の影
響を耐熱透明樹脂板8があまり受けないため耐熱透明樹
脂板8が変形を起こしにくく、偏光板10の膨張や変形
に対してそのストレスを保持することができ、上部電極
板1が下部電極板3と接触することがないため、タッチ
パネルの性能を損なわないで済む。
【0029】また、1/4波長板9及び偏光板10にう
ねりや歪みが生じない安定な状態を保持させるには、上
記耐熱透明樹脂板8の厚みは0.15mm以上必要であ
る。ガラス転移温度が150℃以上であっても厚みが
0.15mm未満であると、耐熱透明樹脂板8自体は熱
による変形を起こさないが、1/4波長板9及び偏光板
10の変形しようとする力に対して耐えられないからで
ある。より好ましくは、厚みが0.2mm以上の耐熱透
明樹脂板8を用いる。
【0030】また、本発明の各実施形態の耐熱透明樹脂
板8は、厚みを0.8mm以下に設定すれば、ガラス板
と比べて可撓性が高いために、上記上部電極板1の一構
成層として組み込んでも充分にペンや指での入力を軽く
行なえるものである。より好ましくは、厚みが0.7m
m以下の耐熱透明樹脂板8を用いる。しかも、ガラス板
と異なり割れることがないため、タッチパネルの組み立
て時の取り扱いが非常に容易になり、またタッチパネル
入力操作中に破損する可能性もない。また、ロール加工
も可能となり、貼りあわせ時の脱泡処理等が容易にでき
る。
【0031】下記表1は、サイズ130mm×100m
m、ガラス転移温度195℃の上記耐熱透明樹脂板A〜
Cとガラス板について、上面中央部にφ20mmの鋼球
を置き、これを加圧したときの撓み量を示したものであ
る。
【0032】
【表1】
【0033】同厚の耐熱透明樹脂板Aとガラス板とで
は、静圧条件が同一条件で撓み量に3倍の差がある。ま
た、厚さ0.2mmのガラス板は、耐熱透明樹脂板Cの
厚みを上限である0.8mmまで厚くしたものと比べて
も撓み量が小さく、快適な入力操作を行うためには厚さ
を0.2mm未満に設定する必要があり、結果として非
常に割れやすくなる。
【0034】上記耐熱透明樹脂板8は、上部電極板1に
おいて、上記1/4波長板9と上記偏光板10との間に
配置されてもよいし(図3参照)、上記1/4波長板9
の上部電極2側に配置されてもよいし(図1参照)、上
記偏光板10の上部電極2とは反対側に配置されてもよ
い(図2参照)。また、これらの場合に、耐熱透明樹脂
板8と1/4波長板9や偏光板10との間に、光学等方
性の透明樹脂板を介していてもよい。
【0035】以上のような上部電極板1の下面に上部電
極2として設けられる透明導電膜の材料としては、酸化
錫、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化
カドミウム、若しくは、ITO等の金属酸化物や、金、
銀、銅、錫、ニッケル、アルミニウム、若しくは、パラ
ジウム等の金属の薄膜が用いられる。透明導電膜の上記
上部電極板1への形成方法としては、真空蒸着法、スパ
ッタリング法、イオンプレーティング法、又は、CVD
法等が用いられる。下部電極板3の上面に下部電極4と
して設けられる透明導電膜についても同様である。
【0036】次に、下部電極板3について説明する。下
部電極板3は、単層で構成されるか或いは複数の層を全
面接着により積層して構成されている。たとえば、上記
した光学等方性の透明樹脂板の他、ガラス板、又はこれ
らの積層体を用いることができる。また、ディスプレイ
がLCDの場合には、1/4波長板9の一枚だけである
とLCD側から表示用として入射する直線偏光も円偏光
に変えてしまうため、さらに上記上部電極板1中の1/
4波長板9と光軸が直交する1/4波長板を下部電極板
3中に配置することによって位相を打ち消させる。この
場合、1/4波長板単層で下部電極板3を構成してもよ
いし、光学等方性の透明樹脂板やガラス板との積層体で
下部電極板3を構成してもよい。なお、ディスプレイが
LCDの場合でも、そのLCDの表面に二枚目の1/4
波長板を設けるならば、本発明の上記実施形態のタッチ
パネルの下部電極板3中に二枚目の1/4波長板を設け
なくてもよい。
【0037】また、上部電極2が設けられた上記上部電
極板1と下部電極4が設けられた上記下部電極板3と
は、通常、両面粘着テープや透明粘着材などの粘着層5
によって表示領域外のみで接着固定され、表示領域には
空気層6が残される。この場合、上記1/4波長板9が
下部電極板3と直接的又は光学等方性の透明樹脂板を介
して間接的に表示領域外のみで接着固定されることにな
るので、低反射タッチパネルの反射防止特性を維持する
ためには、高温環境下で1/4波長板9の周縁部にのみ
ストレスがかからないようにしなければならない。本発
明の上記実施形態においては、上記上部電極板1が先に
説明した耐熱透明樹脂板8を有し、上記耐熱透明樹脂板
8が上記1/4波長板9に直接的又は間接的に全面で貼
り合わせられているので、1/4波長板9にかかるスト
レスを分散し、リタデーション変化をほとんど起こさせ
ないことができる。すなわち、反射防止特性を損なうこ
とが少ない。
【0038】また、タッチパネルの面積が大きい場合、
上部電極2が設けられた上部電極板1が自重で下部電極
4が設けられた下部電極板3に接触するのを防ぐため、
上部電極2又は下部電極4のいずれかの表面に微細なド
ット状のスペーサー7が形成される。このスペーサー7
としては、透明な光硬化型樹脂をフォトプロセスで微細
なドット状に形成して得ることができる。また、印刷法
により微細なドットを多数形成してスペーサー7とする
こともできる。
【0039】また、上部電極板1の最上面となる偏光板
10又は上記耐熱透明樹脂板8に低反射処理、防汚処
理、梨地処理を施すことができる。あるいは、これらの
処理を施したフィルムを、低反射・防汚機能付き梨地層
20として、偏光板10又は上記耐熱透明樹脂板8上に
粘着剤等を介して貼り合わせてもよい(図1及び図2の
1点鎖線参照)。ここで、低反射処理としては、フッ素
樹脂やシリコン樹脂等を用いた低反射材料を塗布した
り、金属の多層膜を真空蒸着法やスパッタリング法等に
て形成することがあげられる。上記フィルムは防湿性が
あるものが望まれる。例えば、40μm〜80μmの厚
みのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを
用いて、偏光板10又は上記耐熱透明樹脂板8上に防湿
・低反射・防汚機能付き梨地層20を形成するのがよい。
PETフィルムは防湿性に優れているため、偏光板10
の上面に貼付けすることにより、上部電極板1への水分
の進入を防止する事ができる。PETフィルムは事前に
熱処理することで低収縮化したものを用いるのもよい。
防汚処理としては、フッ素樹脂等を用いた防汚材料を塗
布することがあげられる。梨地処理としては、サンドブ
ラスト加工、エンボス加工、マットコーティング加工、
又は、エッチング加工等があげられる。
【0040】図1〜図3の上記第1〜第3実施形態中、
より好ましくは図3の構成であり、偏光板10と1/4
波長板9との間に耐熱透明樹脂板8を配置することによ
りそれぞれの光学板に対し耐熱透明樹脂板8が支持板と
なるため、高温高湿環境下においても偏光板10や1/
4波長板9の膨張が抑えられ、リタデーションの変化や
光学特性の劣化を起こしにくい。また、図1,図2の第
1及び第2実施形態については、偏光板10と1/4波
長板9が直接貼り合わせられているため、図3の構成に
比べてうねりや歪みを起こしやすくなるが、その場合
は、図2の構成に対して耐熱透明樹脂板8の厚みを厚く
することにより適宜対応することが出来る。
【0041】さらに、本発明の他の実施形態として、図
8に示すように、上部電極板1と下部電極板3とが大略
同一形状である場合、上部電極板1と下部電極板3の側
端部周囲を覆うようにシール材を塗布してシール層21
を形成するようにしても良い。また、本発明の他の実施
形態として、図9に示すように、上部電極板1が下部電
極板3よりも小さい場合、上部電極板1の端部周囲と下
部電極板3の縁部周囲を覆うようにシール材を塗布して
シール層22を形成するようにしても良い。シール材の
種類としては、UV硬化樹脂、熱・UV併用硬化樹脂、
アクリル系、エポキシ系、ウレタン系、又は、シリコン
系等の熱硬化樹脂が好ましい。シール方法としてはディ
スペンス法が例示される。このように、シール層21,
22により、上部電極板1などの端部からの水分の侵入
を防ぐことができて、両面粘着テープあるいは透明粘着
材などの粘着層5の劣化を防ぐことができる。高温高湿
環境下でも影響を受けにくく、上部電極板1と下部電極
板3とを接着させている両面粘着テープあるいは透明粘
着材などの粘着層5が剥がれたとしても、さらにシール
層21,22で保持している為、タッチパネル特性を損
なわない。
【0042】上記各実施形態によれば、円偏光タイプの
反射防止フィルターを有するタッチパネルにおいて、上
部電極板1が、ガラス転移温度が150℃以上の特性を
有する厚み0.15〜0.8mmの光学等方性の耐熱透
明樹脂板8を有し、上記耐熱透明樹脂板8が上記1/4
波長板9に直接的又は間接的に全面で貼り合わせられて
いるので、ガラス板同様、夏の直射日光下に窓を閉め切
ったときの車内のように70℃を越える高温環境下にお
いても1/4波長板9及び偏光板10の熱膨張をほとん
ど抑制することができて、うねりや歪みが生じない安定
な状態を保持させることができる。また、上記耐熱透明
樹脂板8が上記1/4波長板9に直接的又は間接的に全
面で貼り合わせられているので、ガラス板同様、上記高
温環境下においても1/4波長板9にかかるストレスを
分散し、リタデーション変化をほとんど起こさせないこ
とができる。すなわち、反射防止特性を損なうことが少
ない。
【0043】よって、高温環境下に長時間放置しても外
観形状の変形やリタデーション変化による反射防止特性
の劣化が起こらず、且つ快適な入力操作を行え、しかも
組立て時の作業性の良好な高耐久性を有する。
【0044】さらに、耐熱透明樹脂板8がガラス板と比
べて可撓性が高いために、ペンや指での入力が軽くな
り、快適な入力操作を行える。
【0045】また、耐熱透明樹脂板8が薄いガラス板と
異なり割れにくいので、タッチパネルの組み立て時の取
り扱いが非常に容易になり、またタッチパネル入力操作
中にガラスが破損する恐れもない。
【0046】さらに、高温環境下に長時間放置しても外
観形状の変形やリタデーション変化による反射防止特性
の劣化が起こらず、且つ快適な入力操作を行え、しかも
組立て時の作業性の良好な高耐久性を有する。
【0047】
【発明の効果】本発明の高耐久性を有するタッチパネル
は、以上のような構成より構成されるので、次のような
効果を奏する。
【0048】すなわち、円偏光タイプの反射防止フィル
ターを有するタッチパネルにおいて、上部電極板が、ガ
ラス転移温度が150℃以上の特性を有する厚み0.1
5〜0.8mmの光学等方性の耐熱透明樹脂板を有し、
上記耐熱透明樹脂板が上記1/4波長板に直接的又は間
接的に全面で貼り合わせられているので、ガラス板同
様、夏の直射日光下に窓を閉め切ったときの車内のよう
に70℃を越える高温環境下においても1/4波長板お
よび偏光板の熱膨張をほとんど抑制し、うねりや歪みが
生じない安定な状態を保持させることができる。また、
上記耐熱透明樹脂板が上記1/4波長板に直接的又は間
接的に全面で貼り合わせられているので、ガラス板同
様、上記高温環境下においても1/4波長板にかかるス
トレスを分散し、リタデーション変化をほとんど起こさ
せないことができる。すなわち、反射防止特性を損なう
ことが少ない。
【0049】しかも、耐熱透明樹脂板がガラス板と比べ
て可撓性が高いために、ペンや指での入力が軽くなり、
快適な入力操作を行える。
【0050】また、吸水率1.3%以下の耐熱透明樹脂
板を有することにより、偏光板を通って侵入した水分の
影響を耐熱透明樹脂板があまり受けないため耐熱透明樹
脂板が変形を起こしにくく、偏光板の膨張や変形に対し
てそのストレスを保持することができ、上部電極板が下
部電極板と接触することがないため、タッチパネルの性
能を損なわないで済む。ここで、耐熱透明樹脂板の吸水
率を1.3%以下にする理由としては、耐熱透明樹脂板
の吸水率が1.3%を超えると、偏光板を通って侵入し
た水分又は側面より侵入した水分により耐熱透明樹脂板
が変形を起こしてしまう可能性があり、耐熱透明樹脂板
が変形を起こしてしまうと偏光板や1/4波長板を耐熱
透明樹脂板により保持することが出来ないからである。
また、上記理由により、耐熱透明樹脂板とともに上部電
極板も変形を起こしてしまい、上部電極板が下部電極板
と接触して絶縁不良を起こしてしまう可能性があるため
である。これに対して、耐熱透明樹脂板の吸水率を1.
3%以下にすることにより、若干の変形が耐熱透明樹脂
板に起こっても上部電極板が下部電極板と接触するほど
ではないため、タッチパネルの性能上、問題は起こらな
い。
【0051】さらに、耐熱透明樹脂板の吸水率は上記
1.3%以下のうち、1%以下とすることがより好まし
い。その理由は、吸水率を1%以下にすることにより、
偏光板を通って侵入した水分又は側面より侵入した水分
による耐熱透明樹脂板の変形がほとんど起こらず、偏光
板や1/4波長板を耐熱透明樹脂板により、より確実に
保持することが出来るためである。
【0052】これに対して、従来は、このような耐熱透
明樹脂板が無いため、偏光板が吸水すると、吸水により
偏光板が変形を起こし、1/4波長板がそのストレスに
絶えられず、上部電極板も変形を起こし、その結果、リ
タデーション変化による色ムラが発生する恐れがある。
また、変形した上部電極板が下部電極板と接触すること
により絶縁不良を起こすなど、タッチパネルの性能に支
障をきたすことになっていた。このような問題は本発明
によれば解消することができる。
【0053】また、耐熱透明樹脂板が薄いガラス板と異
なり割れにくいので、タッチパネルの組み立て時の取り
扱いが非常に容易になり、またタッチパネル入力操作中
にガラスが破損する恐れもない。
【0054】なお、上記様々な実施形態のうちの任意の
実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有
する効果を奏するようにすることができる。本発明は、
添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充
分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっ
ては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や
修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外
れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべ
きである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る高耐久性を有する
低反射タッチパネルを示す断面図であり、
【図2】本発明の第2実施形態に係る高耐久性を有する
低反射タッチパネルを示す断面図であり、
【図3】本発明の第3実施形態に係る高耐久性を有する
低反射タッチパネルを示す断面図であり、
【図4】従来技術に係る低反射タッチパネルを示す断面
図であり、
【図5】図4の低反射タッチパネルの上部電極板につい
て高温環境下における変化を示す分解平面図であり、
【図6】図4の低反射タッチパネルについて高温環境下
で上部電極板にかかるストレスを示す断面図であり、
【図7】従来技術に係る高耐久性を有する低反射タッチ
パネルを示す断面図であり、
【図8】本発明の他の実施形態に係る高耐久性を有する
低反射タッチパネルを示す断面図であり、
【図9】本発明のさらに他の実施形態に係る高耐久性を
有する低反射タッチパネルを示す断面図である。
【符号の説明】
1 上部電極板 2 上部電極 3 下部電極板 4 下部電極 5 一例として両面粘着テープなどの粘着層 6 空気層 7 スペーサー 8 耐熱透明樹脂板 9 1/4波長板 10 偏光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝倉 剛 京都府京都市中京区壬生花井町3番地 日 本写真印刷株式会社内 Fターム(参考) 5B087 AA04 CC14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面に透明導電膜からなる上部電極が設
    けられた上部電極板と、上面に透明導電膜からなる下部
    電極が設けられた下部電極板とを、両電極が空気層を介
    して対向させて表示領域外のみで接着固定したものであ
    って、上記上部電極板が上記上部電極側から順に1/4
    波長板、上記1/4波長板の光軸と吸収軸が45°又は
    135°になす偏光板を少なくとも積層してなるタッチ
    パネルにおいて、 上記上部電極板が、ガラス転移温度が150℃以上、吸
    水率が1.3%以下の特性を有する厚み0.15〜0.
    8mmの光学等方性の耐熱透明樹脂板を有し、上記耐熱
    透明樹脂板が上記1/4波長板に直接的又は間接的に全
    面で貼り合わせられている高耐久性を有するタッチパネ
    ル。
  2. 【請求項2】 上記耐熱透明樹脂板が上記1/4波長板
    と上記偏光板との間に配置されている請求項1に記載の
    高耐久性を有するタッチパネル。
  3. 【請求項3】 上記耐熱透明樹脂板が上記1/4波長板
    の下方に配置されている請求項1に記載の高耐久性を有
    するタッチパネル。
  4. 【請求項4】 記耐熱透明樹脂板が上記偏光板の上方に
    配置されている請求項1に記載の高耐久性を有するタッ
    チパネル。
  5. 【請求項5】 上記耐熱透明樹脂板のガラス転移温度が
    170℃以上である請求項1〜4のいずれかに記載の高
    耐久性を有するタッチパネル。
  6. 【請求項6】 上記耐熱透明樹脂板の厚みが0.2〜
    0.7mmである請求項1〜4のいずれかに記載の高耐
    久性を有するタッチパネル。
  7. 【請求項7】 上記耐熱透明樹脂板の吸水率が1%以下
    である請求項1〜4のいずれか1つに記載の高耐久性を
    有するタッチパネル。
  8. 【請求項8】 上記上部電極板の最上面となる上記偏光
    板又は上記耐熱透明樹脂板に、防湿性PETフィルムを
    低反射・防汚機能付き梨地層として配置するようにした
    請求項1〜4のいずれか1つに記載の高耐久性を有する
    タッチパネル。
  9. 【請求項9】 少なくとも上記上部電極板の側端部周囲
    と上記下部電極板の側端部付近とを覆うシール層をさら
    に備えるようにした請求項1〜4のいずれか1つに記載
    の高耐久性を有するタッチパネル。
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