JP2010152167A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】偏光板、照明装置を備えた液晶表示装置において、材料費、液晶表示装置の厚みを上昇させることなく、また、機械的信頼性を損なうことなく、外部環境による液晶表示部の反りを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】液晶表示部6と、液晶表示部6の表示面と反対面側に配置される背面照明装置10とを備える液晶表示装置であって、液晶表示部6は、偏光板1,2を備え、背面照明装置10はN個(N≧1)の光学部材を備え、前記N個の光学部材について、前記液晶表示部が配置された側から順に光学部材1、光学部材2、・・光学部材Nと整数番号を付けた場合、光学部材1は、液晶表示部6と粘着剤を介して密着され、−10〜10℃、もしくは40〜70℃の何れかにおける光学部材1の単位長さ当たりの歪みは、偏光板1,2の単位長さ当たりの歪みに対して1/5以下である。
【選択図】図4

Description

本発明は液晶表示装置に関し、特に、外部環境により液晶表示部が反り、表示ムラが発生することを抑制できる液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、高い表示性能、低消費電力、薄型、軽量といった特長を有し、現在携帯電話、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ(PC)用モニタ、テレビ(TV)と幅広く活用されている。
一般的な液晶表示装置の構成を図1、2に示す。図1において、液晶表示部6は、光入射側の第一偏光板1、光出射側の第二偏光板2を備え、第一基板3と第二基板4間に液晶層5が配置される。第一基板3、第二基板4の少なくとも一方には電極群が配置され、画素毎に液晶層5へ電圧を印加可能である。また、背面照明装置10は、光源7、背面照明装置フレーム8、光学部材群9を備える。
一般的液晶表示装置では、基板3、4はガラスであり、偏光板1、2と外部環境(温度、湿度)依存の膨張率が大きく異なる。結果、特許文献1にあるように、液晶表示部6は背面照明装置の状態(電源オンオフ、投入電力)や外部環境(天候、地域)により反ってしまう。
図2において、一般的液晶表示装置は背面照明装置10の上に液晶表示部6を載せ、フレーム材8−1により液晶表示部6を固定する。よって、液晶表示部6が大きく反れば、フレーム材8−1、あるいは光学部材群9と接触してしまう。このとき、液晶表示部6は局所的に前面、あるいは背面から押さえられた状態となり、液晶層5の液晶分子配向が乱れ、表示ムラが生じる。
特許文献2にて、背面照明装置のシート状光学部材撓み防止のため、背面照明装置と液晶表示部を接合する方法が開示されているが、この方法では光学部材の撓みや位置ずれを防止することは確かに可能であるが、発明者らの検討によれば、上述の液晶表示部の反りは逆に悪化してしまう。
従来、液晶表示部の反りが問題となる場合には、図2のように、フレーム材8−1および8−2を配置し、液晶表示部6とフレーム材8−1の間、もしくは液晶表示部2と光学部材群9の間に十分な間隔を設けていた。しかし、この間隔が大きすぎると、液晶表示部2が固定されず、位置ずれが起こるといった機械的信頼性の問題が生じてしまう。
また、特許文献3には、光学部材群と液晶表示部を接合した液晶表示装置が、特許文献4には、歪み量の小さい樹脂基板材料やガラス材料が、特許文献5には低屈折率層が、特許文献6には光学部材内の構成により必要な機能を発現する反射偏光子が記載されている。
液晶表示部の反りに伴う上述の問題は、近年の液晶表示装置の大画面化、高画質化に伴い、今後ますます顕在化することが予想される。
特開2003−279748号公報 特開2005−301147号公報 特開2008−243803号公報 特開2007−65644号公報 特開2005−302336号公報 特許第3448626号
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、偏光板、照明装置を備えた液晶表示装置において、材料費、液晶表示装置の厚みを上昇させることなく、また、機械的信頼性を損なうことなく、外部環境による液晶表示部の反りを抑制することを目的とする。
本出願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
(1)液晶表示部と、前記液晶表示部の表示面と反対面側に配置される背面照明装置とを備える液晶表示装置であって、前記液晶表示部は、偏光板を備え、前記背面照明装置はN個(N≧1)の光学部材を備え、前記N個の光学部材について、前記液晶表示部が配置された側から順に光学部材1、光学部材2、・・光学部材Nと整数番号を付けた場合、前記光学部材1は、前記液晶表示部と粘着剤を介して密着され、−10〜10℃、もしくは40〜70℃の何れかにおける前記光学部材1の単位長さ当たりの歪みは、前記偏光板の単位長さ当たりの歪みに対して1/5以下である液晶表示装置。
(2)液晶表示部と、前記液晶表示部の表示面と反対面側に配置される背面照明装置とを備える液晶表示装置であって、前記液晶表示部は、偏光板を備え、前記背面照明装置はN個(N≧2)の光学部材を備え、前記N個の光学部材について、前記液晶表示部が配置された側から順に光学部材1、光学部材2、・・光学部材Nと整数番号を付けた場合、前記光学部材1は、前記液晶表示部と粘着剤を介して密着され、前記光学部材M(1<M≦N)は、前記光学部材M−1と前記粘着剤を介して密着され、−10〜10℃、もしくは40〜70℃の何れかにおける前記N個の光学部材の内、曲げ剛性(縦弾性係数と断面二次モーメントの積)が最大の光学部材の単位長さ当たりの歪みは、前記偏光板の単位長さ当たりの歪みに対して1/5以下である液晶表示装置。
(3)(1)または(2)において、前記N個の光学部材の内、少なくとも一つの光学部材は、凹凸が形成された面を有し、前記凹凸が形成された面において、前記凹凸が形成された光学部材と前記凹凸が形成された光学部材に隣接する光学部材との間、あるいは、前記凹凸が形成された光学部材と前記液晶表示部との間に屈折率が1以上1.4以下の低屈折率層を有する液晶表示装置。
(4)(1)または(2)において、前記N個の光学部材の内、少なくとも一つの光学部材は、前記背面照明装置の光源出射光を面方向に導光する導光板であり、前記導光板の光出射面側において、前記導光板と前記導光板に隣接する光学部材との間、あるいは、前記導光板と前記液晶表示部との間に屈折率が1以上1.4以下の低屈折率層を有する液晶表示装置。
(5)(1)または(2)において、前記N個の光学部材の内、曲げ剛性が最大の光学部材は、ガラスを主材料とする液晶表示装置。
(6)液晶表示部と、前記液晶表示部の表示面と反対面側に配置される背面照明装置とを備える液晶表示装置であって、前記液晶表示部は、光入射側に第一偏光板と光出射側に第二偏光板とを備え、前記第一偏光板の光入射側に透明層が配置され、ε、E、hをそれぞれ、前記液晶表示部の温度が−10〜10℃、もしくは40〜70℃の何れかの環境下における単位長さ当たりの歪み、縦弾性係数、部材の厚さとし、添え字p1、p2、g、tがそれぞれ前記第一偏光板、前記第二偏光板、前記液晶表示部の基板、前記透明層に対応するとした場合、前記透明層の厚さhが、
Figure 2010152167
とした場合、0.5ht0≦h≦1.5ht0である液晶表示装置。
(7)液晶表示部と、前記液晶表示部の表示面と反対面側に配置される背面照明装置とを備える液晶表示装置であって、前記液晶表示部は、光入射側に第一偏光板と光出射側に第二偏光板とを備え、前記第二偏光板の光出射側に透明層が配置され、ε、E、hをそれぞれ、前記液晶表示部の温度が−10〜10℃、もしくは40〜70℃の何れかの環境下における単位長さ当たりの歪み、縦弾性係数、部材の厚さとし、添え字p1、p2、g、tがそれぞれ前記第一偏光板、前記第二偏光板、前記液晶表示部の基板、前記透明層に対応するとした場合、前記透明層の厚さhが、
Figure 2010152167
とした場合、0.5ht0≦h≦1.5ht0である液晶表示装置。
(8)(6)において、前記透明層が前記背面照明装置の光学部材であることを特徴とする液晶表示装置。
(9)(7)において、前記透明層が前記第二偏光板の表面処理層である液晶表示装置。
(10)(6)において、前記透明層が前記第一偏光板の前記背面照明装置側支持基材である液晶表示装置。
(11)(7)において、前記透明層が前記第二偏光板の光出射側支持基材である液晶表示装置。
(12)(1)、(2)、(6)または(7)において、前記液晶表示部端部を光出射面側から押さえることで前記液晶表示部の位置を固定するフレーム材が配置され、前記液晶表示部の光出射側最外面と前記フレーム材の間隙は1.5mm以下である液晶表示装置。
(13)(6)または(7)において、前記背面照明装置は、N個(N≧1)の光学部材を備え、前記液晶表示部と前記背面照明装置間に間隙を設ける構造が無く、前記N個の光学部材上に前記液晶表示部が直接置かれる液晶表示装置。
上記発明の液晶表示装置によれば、材料費、液晶表示装置の厚みを上昇させることなく、また、機械的信頼性を損なうことなく、外部環境による液晶表示部の反りを抑制できる。
まず、液晶表示部の反りについて詳細に述べる。液晶表示部の反り量は辺の長さに比例する成分が支配的であるため、以下、長辺方向のみ考え1次元で解析した。
図3の液晶表示部6について、ある環境下において第一偏光板1の歪み(単位長さあたりの歪み)をεp1、第二偏光板2の歪みをεp2とする。
歪みεは線膨張率をαとすると、一般的にはε=αΔT/Lで表される。ΔTは、偏光板と基板接合時を基準とした温度変化、Lは温度変化0における長さである。金属材料等であれば、歪みは温度変化に対してほぼ線形に変化するが、特に偏光板の場合、温度変化による歪み以外に湿度変化による歪みもあり、歪みは温度変化に対して線形でない。よって、以下展開する本発明の効果に係る議論は、ある環境下において完全に成立しても別環境下では、完全に成立しないことがある。
例えば、偏光板と基板は、通常常温環境下で接合されるので、常温近傍の環境下では、当然液晶表示部の反りは大きな問題とならない。つまり、本発明に依らずとも液晶表示部は反らない。問題となるのは、液晶表示装置が置かれ得る常温以外、−10〜10℃、もしくは40〜70℃といった環境下である。液晶表示装置の用途により、重視される環境は異なる。例えば、赤道直下地域で車載用途の液晶表示装置の場合、70℃前後の高温多湿環境において液晶表示部の反りを抑制することを重視しなければならない。この場合、本発明は70℃における偏光板の歪みを想定して適用されなければならない。これにより、70℃における液晶表示部反りが大幅改善され、常温〜70℃範囲においても本発明適用前に比して改善されることとなる。
つまり、液晶表示装置が置かれ得る常温常湿以外の環境、−10〜10℃、もしくは40〜70℃といった環境の何れかで、本発明の議論が成立すれば十分本発明の目的を達成できる。本明細書においては、例えば、70℃40%RH環境下における偏光板の歪みとは、液晶表示装置を70℃40%RH環境下に1時間放置した際の、基準環境下に対する偏光板の単位長さ当たりの歪みとする。歪み0とする基準環境は、偏光板と基板接合時の環境である。
第一偏光板1、第二偏光板の厚さをそれぞれhp1、hp2とする。液晶表示部6の長辺長さをL、短辺長さを1とする(以下の議論は、短辺長さに依らない)。また、液晶層5の影響を無視し、第一基板3、第二基板4の厚さ総和をhとする。偏光板の歪みに対して、基板の歪みは非常に小さいので無視すると、偏光板と基板は密着されているため、液晶表示部断面には図3に示すような垂直力が生じる。これは、次式にて表される。ここで、基板の弾性率に対し、偏光板の弾性率は非常に小さく、さらに一般的液晶表示装置では、基板の厚さは偏光板の厚さより大きいもしくは同等のため、hp1p1+h+hp2p2≒hとした。
Figure 2010152167
ここで、Ep1、Ep2、Eはそれぞれ、第一偏光板1、第二偏光板2、基板3、4の縦弾性係数である。力のつり合い条件より、垂直力の総和は常に0である。
この垂直力により曲げモーメントMが発生する。これは次式にて表される。液晶表示部を下に凸で反らせるモーメントを正方向とした。
Figure 2010152167
第一偏光板1と第二偏光板2が全く同じもので、hp1=hp2、εp1=εp2であるなら、Pp1=Pp2であり、力のつり合いよりP=−2Pp1となり、M=0となる。つまりこの場合、液晶表示部は反らない。
しかし、高表示性能を要求されるTVやデジタルカメラ、携帯電話等で、現在多く用いられる液晶表示装置では、第一偏光板1と第二偏光板2は、その吸収軸が直交状態で配置される。例えば、IPS(In−Plane−Switching)モード、VA(Vertical−Alignment)モードといった液晶表示モードを適用した液晶表示装置が、これに該当する。
発明者らの検討によれば、偏光板は延伸軸と平行方向、垂直方向によって歪み、弾性係数が大きく異なる。例えば、数3、数4において、εp1=2εp2、hp1=hp2、Ep1=Ep2とすれば、曲げモーメントMは次式で表される。つまり、液晶表示部は下に凸形状で反る。
Figure 2010152167
このとき、液晶表示部端部の反り量は次式で表される。ここで、Lは液晶表示装置の長辺長さ、Ip1、I、Ip2はそれぞれ、第一偏光板、第一基板と第二基板積層板、第二偏光板の断面二次モーメントである。
Figure 2010152167
以下、本発明の好適な実施形態を具体的に説明する。
数6によれば、液晶表示部の反りを軽減するには、構造部材の断面二次モーメントを大きくするか、曲げモーメントMを小さくすればよい。
まず、構造部材の断面二次モーメントを大きくする手段について述べる。断面二次モーメントを向上するには、部材を厚くすればよい。断面二次モーメントは、およそ厚さの3乗に比例して大きくなる。一方、数3〜数5から分かる通り、曲げモーメントMは、およそ厚さの2乗に比例して大きくなる量なので、有効な対策と言える。但し、偏光板のように歪みの大きい部材を厚くすると、歪みの程度によっては曲げモーメントMが非常に大きくなり、逆に液晶表示装置の反りが悪化する可能性もある。最も単純な手段は、歪みの小さい基板を厚くすることである。しかしこれは、部材費、製造工程等を考慮すれば現実性に乏しい。
本発明の好適な実施形態に係る液晶表示装置の構造を図4に示す。
液晶表示部6と背面照明装置10の光学部材群9が、粘着剤を介して密着接合される。一般的な背面照明装置には、厚さ数mmの光学部材が備えられる。例えば、光源を背面照明装置の面内に敷き詰めた光源直下型背面照明装置で用いられる拡散板、光源を背面照明装置端部のみに配置し、光源出射光を面方向に導光させつつ光を前面に取り出す導光板である。ここで、N個の光学部材が存在する場合、液晶表示部6が配置された側から順に光学部材1、光学部材2、・・光学部材Nと整数番号をつけるものとする。
一般的な液晶表示装置では、偏光板の厚さは0.2mm程度、基板の厚さは0.7mm程度である。これに対し、拡散板や導光板の厚さは2〜5mm程度であり、液晶表示装置の曲げ剛性(断面二次モーメントと弾性係数の積)を大幅に向上させることが可能である。また、この手段をとれば、液晶表示装置の厚みを増加させることもなく、部材追加によるコスト上昇もない。
但し、一般的液晶表示装置において用いられる拡散板や導光板は、線膨張率が偏光板と同程度である。これでは、曲げモーメントが非常に大きくなり、高温あるいは低温環境下において、逆に反り量が大きくなってしまう。特許文献2や特許文献3においても図4と同じく、光学部材群と液晶表示部を接合するが、一般的な光学部材を液晶表示部と接合するのみでは、曲げモーメントが大きくなってしまい、逆に液晶表示部の反りは悪化する。液晶表示部と接合する光学部材の特性を選択することが非常に重要である。
発明者らの検討によれば、図4の構成において、少なくとも光学部材群9の中で最も曲げ剛性の高い部材は、その歪み量が偏光板に対して無視できる程に小さくなければならない。特許文献4に記載の樹脂基板材料やガラスであれば、この条件を満たすことができる。
光学部材の歪みを偏光板に対して、相対的に変化させた場合のある環境下における液晶表示部端部反り量を求めた結果を図5に示す。同図中横軸は偏光板の歪みを1とした時の光学部材の相対歪みsを、縦軸は液晶表示部端部反り量wを示す。光学部材の厚さは2mmとした。光学部材の弾性係数Eが1600MPaと小さい場合(樹脂基板材料を考慮)と、70GPaと大きい場合(ガラスを考慮)双方で求めた。光学部材を液晶表示部と接合しない場合、端部反り量は約6.5mmであった。よって、光学部材の歪みが偏光板に対して1/5以下であれば、上記効果を発現できる。
もう一つの問題として、液晶表示装置の光学特性がある。光学部材群の中に、表面形状を有し、液晶表示装置に有意な特性を付与するものが配置されることがある。例えば、プリズムシートは輝度向上フィルムとも呼ばれ、表面にプリズム状の凹凸を有することで、背面照明装置の出射光に指向性を与え、液晶表示装置の正面輝度を向上させる。これらの光学部材は、光の透過、反射、屈折現象を利用するが、そのためには部材の屈折率と空気の屈折率差が前提となる。しかしながら、図4の構成のように液晶表示部6と光学部材群9を密着すると、一般的粘着剤の屈折率は光学部材の屈折率に近いため、光学部材内外で屈折率差が非常に小さくなってしまい、表面形状を有する光学部材は、その機能を発現できない。
そこで、図6のように表面形状を有する光学部材の凹凸側表面に、低屈折率層を配置する。図6において、9−1〜9−3は光学部材群であり、この中に光学部材の中で最も曲げ剛性の高い部材が含まれる。9−2はプリズムシート、9−3は低屈折率層である。光学部材9−1、9−2、9−3、液晶表示部6は全て粘着剤を介して密着される。低屈折率層としては、例えば特許文献5に記載のものが挙げられる。低屈折率層9−3の屈折率は、光学部材の屈折率にも依るが、一般的光学部材の屈折率は概ね1.5であるから、1.4以下であれば光学部材の機能発現可能であり、望ましくは1.2以下である。空気の屈折率との関係を考慮して、低屈折率層9−3の屈折率は1.0以上であることが望ましい。
表面形状を有しない光学部材であっても、導光板のように空気との屈折率差により透過、反射、屈折を起こす部材もある。このような部材においても上述の手段は有効である。一方で、特許文献6に記載の反射偏光子のように、その光学部材内の構成により必要な機能を発現する光学部材については、低屈折率層は不要である。
次に、曲げモーメントMを小さくする手段について述べる。曲げモーメントMを小さくするには、構造部材間の歪み差を小さくする、あるいは歪みの大きい構造部材について弾性係数や厚みを小さくするといった手段が考えられるが、特に偏光板はその光学特性が液晶表示装置の表示性能に大きく関わる部材であり、偏光板の特性を調整することは非常に難しい。
そこで、図7のように第一偏光板1あるいは第二偏光板2に、透明フィルムあるいは透明薄膜11を追加する。数3、数4を用いて述べた通り、液晶表示部の反りを支配するのは、第一偏光板、第二偏光板断面に生じる垂直力の差である。よって、透明薄膜11により、垂直力差を補うことができれば曲げモーメントを小さくできる。また、図7のように、偏光板の外側(液晶表示部6と反対側)に透明薄膜11を配置すれば、液晶表示部6の複屈折性に影響することはなく、液晶表示装置の表示性能に影響を及ぼすこともない。つまり、透明薄膜11の光学特性としては、界面反射抑制の観点から、屈折率1.5程度を満たせば十分である。この条件は、種々の有機材料で容易に満たすことができる。
一方、透明薄膜11の機械物性である歪み、弾性係数について、仕様を定めるのは現実性に乏しい。部材費上昇を抑制するには、機械物性を選択することはできない。つまり、部材費、製造費の観点から望ましい材料が与えられたとして、この膜厚を設計因子とするのがよい。
透明薄膜11の必要膜厚を求めるため、思考実験を行う。図8は、基板4に第二偏光板2を密着接合したものである。図9は、基板3に第一偏光板1、透明薄膜11を密着接合したものである。図8、9の素子をある環境下に置いたとき、その反り形状が全く同じであれば、図7の液晶表示部6は反らない。
例えば、図8の素子が、ある環境下において上に凸形状で10mm反り、透明薄膜11が配置されない状態で、図9の素子が上に凸形状で5mm反った場合を考える。歪みが正値(この環境下で膨張する)の透明薄膜11を図9のように配置し、徐々にその膜厚を大きくすれば、ある膜厚において図8と図9の素子は、全く同じ反り形状となるはずである。この状態で、図8と図9の素子を組み合わせ、液晶表示部を構成すれば、反らない。
この透明薄膜11の最適膜厚を求める。透明薄膜11が基板3、4に対して薄く、弾性係数も小さければ、図8、9の曲げモーメントを等しくすればよい。
まず、図8の曲げモーメントMp2は、数3、数4により次式で表される。
Figure 2010152167
図9の曲げモーメントMp1は、次式で表される。ここで、ε、h、Eは、それぞれ透明薄膜11の歪み、厚さ、縦弾性係数である。前述の通り、ε、Eは既に与えられているものとする。
Figure 2010152167
p2=Mp1とするhは次式で与えられる。ここでh は、十分小さいとして無視した。
Figure 2010152167
上式において、分子>0の場合、ε>0となる薄膜材料を選択する必要があり、分子<0の場合、ε<0となる薄膜材料を選択する必要がある。また、図9では第一偏光板1に透明薄膜11を接合したが、第二偏光板2に接合してもよい。この場合、Mp2=Mp1とするhは次式で与えられる。
Figure 2010152167
図7の液晶表示部6において、第一偏光板1、第二偏光板2、ガラス基板3および4、透明薄膜11の弾性係数をそれぞれ、2GPa、1.8GPa、71GPa、1.6GPaとし、第一偏光板1、第二偏光板2、ガラス基板3および4の厚さをそれぞれ、0.2mm、0.2mm、0.7mmとし、第一偏光板1、第二偏光板2、透明薄膜11の歪みをそれぞれ、0.00953、0.0142、0.003とした場合、数9で与えられる透明薄膜11の最適膜厚は0.24mmである。この最適膜厚を1とした透明薄膜11の相対膜厚と液晶表示部端部反り量の関係を求めると、図10のようになる。同図中、横軸は最適膜厚を1とした時の透明薄膜の相対膜厚tを、縦軸は液晶表示部端部反り量wを示す。確かに、最適膜厚近傍で反り量が最も抑制できること、また、最適膜厚の0.5〜1.5倍とすることで、反り量は半分以下となり、十分な効果が得られることが分かる。
以上述べた手段により、液晶表示部の反りを抑制できれば、図2で述べた液晶表示部6とフレーム材8−1間、および液晶表示部6と光学部材群9間の間隔は不要、あるいは縮小可能となり、機械的信頼性も向上できる。
以下に具体的な実施例を示して、本願発明の内容をさらに詳細に説明する。以下の実施例は本願発明の内容の具体例を示すものであり、本願発明がこれらの実施例に限定されるものではない。
以下の実施例において、液晶表示部の大きさは、対角長さ0.81m、長辺長さ:短辺長さ=16:9である。
[実施例1]
本実施例の構成を図11に示す。同図において背面照明装置10は、光源7を背面照明装置端部に配置し、光源出射光を導光板9−4で面方向に導光させつつ光を前面に取り出すサイドエッジ方式である。光源7として、白色LED(Light−Emitting−Diode)を用いた。12は、光源出射光を反射し導光板へ効率よく光を入射させるためのリフレクタである。導光板はガラスで形成されており、液晶表示装置出射光に指向性を与えるため、プリズムシート9−2が導光板9−4上に配置されている。また、プリズムシート9−2は屈折率1.15の低屈折率層9−3で上下共に表面をコーティングされている。
第一偏光板1および第二偏光板2の厚さは0.2mm、第一偏光板1の吸収軸は液晶表示部短辺に平行、第二偏光板2の吸収軸は液晶表示部長辺に平行である。第一基板3および第二基板4の厚さは0.7mm、プリズムシート9−2の厚さは0.15mm、導光板9−4の厚さは2mmである。
従来技術に則り、液晶表示部6と背面照明装置10を密着せず、液晶表示装置を70℃8%RHの高温環境下に置いたところ、長辺方向の反り形状は図12のようになった。同図中、横軸は液晶表示部の長辺方向位置xを、縦軸は液晶表示部の反り量wを示す。一方、図11のように液晶表示部6と光学部材群9−2、9−3、9−4を粘着剤を介して密着接合し、同じく70℃8%RHの高温環境下に置いたところ、長辺方向の反り形状は図13のようになった。同図中、横軸は液晶表示部の長辺方向位置xを、縦軸は液晶表示部の反り量wを示す。端部反り量が、半分以下と大幅改善したことが理解できる。さらに、液晶表示装置の光学特性については、ほぼ同等であった。
[実施例2]
本実施例の構成を図14に示す。本実施例では、実施例1と異なり、従来通り液晶表示部6と光学部材群9は接合されない。第一偏光板1にPET(Poly−Ethylene−Terephtalate)フィルム13が密着接合される。
用いた第一偏光板1、第二偏光板2、ガラス基板3および4、PETフィルム13の弾性係数は、それぞれ2GPa、1.8GPa、71GPa、1.6GPaであった。第一偏光板1、第二偏光板2、ガラス基板3および4の厚さは、それぞれ0.2mm、0.2mm、0.7mmであった。高温高湿環境下で、第一偏光板1、第二偏光板2、PETフィルム13の単位長さ当たりの歪みは、それぞれ0.00953、0.0142、0.003であった。
PETフィルムを配置しなかった場合、反り形状は図15のようになった。これに対し、厚さ0.24mmのPETフィルムを図14のように配置すると、同環境下の反り形状は図16のようになり、大幅改善した。図15及び16において、横軸は液晶表示部の長辺方向位置xを、縦軸は液晶表示部の反り量wを示す。
[実施例3]
本実施例の構成を図17に示す。9−2はプリズムシートであり、プリズム側表面は屈折率1.15の低屈折率層9−3でコーティングされている。また、プリズムシート9−2、低屈折率層9−3、液晶表示部6は、粘着剤を介して密着接合されている。本実施例では、プリズムシート以外の光学部材群9は、液晶表示部6と接合されない。
第一偏光板1、第二偏光板2、ガラス基板3および4は、実施例2と同じものを用いた。プリズムシート9−2の支持基材はPETフィルムであり、その厚みは0.25mmであった。高温高湿環境下の液晶表示部反り形状を図18に示す。同図中、横軸は液晶表示部の長辺方向位置xを、縦軸は液晶表示部の反り量wを示す。図15と比較して、大幅改善していることが分かる。
[実施例4]
本実施例の構成を図19に示す。液晶表示装置に用いられる一般的な偏光板は偏光層を支持基材で挟んだ形となっている。図19において、1−pは第一偏光板の偏光層、1−s1、1−s2は第一偏光板の支持基材である。
支持基材1−s1は、前述の通り液晶表示装置の表示性能に大きく関わる部材であり、厚み調整等は難しい。そこで、本実施例では支持基材1−s2を実施例2におけるPETフィルムと同様に利用する。
この場合、数9における第一偏光板を図20に示すように、偏光層1−pと支持基材1−s2のみと見なして、歪み、弾性係数、厚さを求め、数9により支持基材1−s1の厚さを決めればよい。
本実施例の形態をとれば、実施例2、3に比してさらに部材費上昇、部材追加による液晶表示部厚み上昇を抑制することが可能である。また、本実施例では第一偏光板の外側(液晶層と反対側)支持基材を調整したが、第二偏光板の外側支持基材を数10に従って調整してもよい。
[実施例5]
本実施例の構成を図21に示す。ここまで述べた方法の何れかにより、液晶表示部の反りが抑制されれば、図2で述べた液晶表示部6とフレーム材8−1、および液晶表示部6と光学部材群9の間隔は不要となる。
本実施例では、実施例3と同様の方法で液晶表示部反りを抑制する。9−2はプリズムシートであり、プリズム側表面は屈折率1.15の低屈折率層9−3でコーティングされている。また、プリズムシート9−2、低屈折率層9−3、液晶表示部6は、粘着剤を介して密着接合されている。本実施例では、プリズムシート以外の光学部材群9−5は、液晶表示部6と接合されない。
本実施例では、図2のように液晶表示部6と光学部材群9の間に間隔を設ける必要がないため、背面照明装置のサイドフレーム材8−2が除去され、フレーム材8−1が背面照明装置サイドフレームと液晶表示装置の前面フレームを兼ねることで、部材削減している。
なお、発明者らの検討によれば、液晶表示部6とフレーム材8−1との間隔は1.5mm以下であれば対角0.65m以上の大画面液晶表示装置においても十分な機械的信頼性を確保できる。
従来技術による液晶表示装置例を示した構成図である。 従来技術による液晶表示装置例を示した構成図である。 液晶表示装置の反り要因を説明した概念図である。 本発明の好適な実施形態による液晶表示装置例を示した構成図である。 本発明の好適な実施形態を説明する特性図である。 本発明の好適な実施形態による液晶表示装置例を示した構成図である。 本発明の好適な実施形態による液晶表示装置例を示した構成図である。 本発明の好適な実施形態を説明する構成図である。 本発明の好適な実施形態を説明する構成図である。 本発明の好適な実施形態を説明する特性図である。 本発明による液晶表示装置の一実施例を示した構成図である。 従来技術による液晶表示装置の反り形状を示した特性図である。 本発明の一実施例による液晶表示装置の反り形状を示した特性図である。 本発明による液晶表示装置の一実施例を示した構成図である。 従来技術による液晶表示装置の反り形状を示した特性図である。 本発明の一実施例による液晶表示装置の反り形状を示した特性図である。 本発明による液晶表示装置の一実施例を示した構成図である。 本発明の一実施例による液晶表示装置の反り形状を示した特性図である。 本発明による液晶表示装置の一実施例を示した構成図である。 本発明の一実施例の偏光板について説明する構成図である。 本発明の一実施例の偏光板について説明する構成図である。
符号の説明
1 第一偏光板、2 第二偏光板、3 第一基板、4 第二基板、5 液晶層、6 液晶表示部、7 光源、8 フレーム材、9 光学部材群、10 背面照明装置、11 透明薄膜、12 リフレクタ、13 PETフィルム。

Claims (13)

  1. 液晶表示部と、
    前記液晶表示部の表示面と反対面側に配置される背面照明装置とを備える液晶表示装置であって、
    前記液晶表示部は、偏光板を備え、
    前記背面照明装置はN個(N≧1)の光学部材を備え、
    前記N個の光学部材について、前記液晶表示部が配置された側から順に光学部材1、光学部材2、・・光学部材Nと整数番号を付けた場合、
    前記光学部材1は、前記液晶表示部と粘着剤を介して密着され、−10〜10℃、もしくは40〜70℃の何れかにおける前記光学部材1の単位長さ当たりの歪みは、前記偏光板の単位長さ当たりの歪みに対して1/5以下である液晶表示装置。
  2. 液晶表示部と、
    前記液晶表示部の表示面と反対面側に配置される背面照明装置とを備える液晶表示装置であって、
    前記液晶表示部は、偏光板を備え、
    前記背面照明装置はN個(N≧2)の光学部材を備え、
    前記N個の光学部材について、前記液晶表示部が配置された側から順に光学部材1、光学部材2、・・光学部材Nと整数番号を付けた場合、
    前記光学部材1は、前記液晶表示部と粘着剤を介して密着され、
    前記光学部材M(1<M≦N)は、前記光学部材M−1と前記粘着剤を介して密着され、−10〜10℃、もしくは40〜70℃の何れかにおける前記N個の光学部材の内、曲げ剛性(縦弾性係数と断面二次モーメントの積)が最大の光学部材の単位長さ当たりの歪みは、前記偏光板の単位長さ当たりの歪みに対して1/5以下である液晶表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の液晶表示装置において、
    前記N個の光学部材の内、少なくとも一つの光学部材は、凹凸が形成された面を有し、
    前記凹凸が形成された面において、前記凹凸が形成された光学部材と前記凹凸が形成された光学部材に隣接する光学部材との間、あるいは、前記凹凸が形成された光学部材と前記液晶表示部との間に屈折率が1以上1.4以下の低屈折率層を有する液晶表示装置。
  4. 請求項1または2に記載の液晶表示装置において、
    前記N個の光学部材の内、少なくとも一つの光学部材は、前記背面照明装置の光源出射光を面方向に導光する導光板であり、
    前記導光板の光出射面側において、前記導光板と前記導光板に隣接する光学部材との間、あるいは、前記導光板と前記液晶表示部との間に屈折率が1以上1.4以下の低屈折率層を有する液晶表示装置。
  5. 請求項1または2に記載の液晶表示装置において、
    前記N個の光学部材の内、曲げ剛性が最大の光学部材は、ガラスを主材料とする液晶表示装置。
  6. 液晶表示部と、
    前記液晶表示部の表示面と反対面側に配置される背面照明装置とを備える液晶表示装置であって、
    前記液晶表示部は、光入射側に第一偏光板と光出射側に第二偏光板とを備え、
    前記第一偏光板の光入射側に透明層が配置され、
    ε、E、hをそれぞれ、前記液晶表示部の温度が−10〜10℃、もしくは40〜70℃の何れかの環境下における単位長さ当たりの歪み、縦弾性係数、部材の厚さとし、添え字p1、p2、g、tがそれぞれ前記第一偏光板、前記第二偏光板、前記液晶表示部の基板、前記透明層に対応するとした場合、前記透明層の厚さhが、
    Figure 2010152167
    とした場合、0.5ht0≦h≦1.5ht0である液晶表示装置。
  7. 液晶表示部と、
    前記液晶表示部の表示面と反対面側に配置される背面照明装置とを備える液晶表示装置であって、
    前記液晶表示部は、光入射側に第一偏光板と光出射側に第二偏光板とを備え、
    前記第二偏光板の光出射側に透明層が配置され、
    ε、E、hをそれぞれ、前記液晶表示部の温度が−10〜10℃、もしくは40〜70℃の何れかの環境下における単位長さ当たりの歪み、縦弾性係数、部材の厚さとし、添え字p1、p2、g、tがそれぞれ前記第一偏光板、前記第二偏光板、前記液晶表示部の基板、前記透明層に対応するとした場合、前記透明層の厚さhが、
    Figure 2010152167
    とした場合、0.5ht0≦h≦1.5ht0である液晶表示装置。
  8. 請求項6に記載の液晶表示装置において、
    前記透明層が前記背面照明装置の光学部材であることを特徴とする液晶表示装置。
  9. 請求項7に記載の液晶表示装置において、
    前記透明層が前記第二偏光板の表面処理層である液晶表示装置。
  10. 請求項6に記載の液晶表示装置において、前記透明層が前記第一偏光板の前記背面照明装置側支持基材である液晶表示装置。
  11. 請求項7に記載の液晶表示装置において、前記透明層が前記第二偏光板の光出射側支持基材である液晶表示装置。
  12. 請求項1、2、6または7に記載の液晶表示装置において、
    前記液晶表示部端部を光出射面側から押さえることで前記液晶表示部の位置を固定するフレーム材が配置され、
    前記液晶表示部の光出射側最外面と前記フレーム材の間隙は1.5mm以下である液晶表示装置。
  13. 請求項6または7に記載の液晶表示装置において、
    前記背面照明装置は、N個(N≧1)の光学部材を備え、
    前記液晶表示部と前記背面照明装置間に間隙を設ける構造が無く、
    前記N個の光学部材上に前記液晶表示部が直接置かれる液晶表示装置。
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