JP2002287659A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2002287659A
JP2002287659A JP2001087432A JP2001087432A JP2002287659A JP 2002287659 A JP2002287659 A JP 2002287659A JP 2001087432 A JP2001087432 A JP 2001087432A JP 2001087432 A JP2001087432 A JP 2001087432A JP 2002287659 A JP2002287659 A JP 2002287659A
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JP2001087432A
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English (en)
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Hiroshi Oshitani
宏史 押谷
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透光性部材が外部から押圧されて撓んでも、
透光性部材や導光板が損傷することなく、さらに表示素
子の表示品位が良好に保たれる表示装置を提供する。 【解決手段】 表示装置2は、板状の表示素子(例えば
液晶表示パネル)8と、表示素子8の前面に設けた導光
板6と、導光板6の前面に設けた板状の透光性部材(例
えばタッチパネル)4とを有し、これらが筐体10によ
り支持されている。透光性部材4、導光板6、表示素子
8が筐体10に支持された状態で、導光板6が透光性部
材4以上に撓み易く、表示素子8が導光板6以上に撓み
易くしてある。したがって、透光性部材4が外部から押
圧されて撓んでも、導光板6さらには表示素子8に局所
的な押圧力がかかりにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示素子(例えば
液晶表示パネル)の前面に、入力装置や保護部材などの
透光性部材、及び導光板を備えた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルを備えた携帯端末として
PDAなど知られており、こうした携帯端末は軽量且つ
低消費電力であることが望ましい。
【0003】低消費電力を満足するために、バックライ
トを必要としない反射型液晶表示パネルを用いることが
考えられる。反射型液晶表示パネルとは、液晶表示パネ
ルの前面(観察側)から光を取り入れ、1)液晶表示パ
ネルの液晶層(反射型液晶を用いる)で光を選択的に反
射させることで表示を行ったり、2)液晶表示パネルの
背面に反射板を設けて、反射板で反射させた光が液晶層
(透過型液晶を用いる)を透過することで表示を行うも
のである。反射型液晶表示パネルは、原理的に外光のみ
で表示を行うことも可能であるが、十分な外光が得られ
ない環境において使用するためにフロントライトを備え
ている。フロントライトは、液晶表示パネルの前面に設
けた導光板と、導光板の側面に設けた白色LEDなどの
光源を備え、光源から導光板に光を入射させ、さらに導
光板から液晶表示パネルの液晶層に光を導くものであ
る。
【0004】また、携帯端末は、導光板の前面に、保護
部材やタッチパネルなど透光性部材を備えることが多
い。
【0005】一方、携帯端末の軽量化を図るためには、
液晶表示パネル、導光板、及び透光性部材を構成する基
板として、樹脂などの軽くて薄い材料を用いる必要があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た材料を用いてタッチパネルを構成する場合、撓みに対
する強度は、ガラスなどを用いたタッチパネルに比べて
低く、タッチパネルをペンや指で接触させる際に、タッ
チパネルの背面にある導光板に接触することがある。ま
た、導光板のタッチパネルとの対向面は、光源からの光
を高効率で反射し液晶表示パネルに導くために、断面が
例えば鋸状などの微細な突起が加工形成されていること
が多い。このため、タッチパネルが導光板に接触するこ
とにより、タッチパネルの導光板との対向面が導光板の
突起とこすれて傷が付いたり突起が欠けたりして、散乱
光が発生し表示品位を損なうことがある。また、タッチ
パネルが導光板に接触することで導光板自体も撓み、導
光板が液晶表示パネルに接触し、液晶に対する圧力によ
り液晶の状態が変化して、表示画面が乱れる可能性があ
る。
【0007】また、保護部材を導光板の前面に設ける形
態であっても、保護部材として樹脂などの軽くて薄い材
料を用いる限り保護部材が外力により撓む場合があり、
保護部材及び/又は導光板の損傷、さらには液晶表示パ
ネルにおける表示の劣化が生じる可能性がある。
【0008】この問題を解決するために、透光性部材が
撓まないように透光性部材自体の厚みを大きくすること
が考えられるが、その分携帯端末が大型化するし、ま
た、透光性部材がタッチパネルの場合、タッチパネルに
触れる位置とユーザが見る位置(表示画面上での視点)
とが、視差のためにずれる。
【0009】そこで、本発明は、これら透光性部材、導
光板、液晶表示パネルなどの表示素子が軽くて薄い材料
から形成される場合でも、透光性部材や導光板が損傷す
ることなく、さらに表示素子の表示品位が良好に保たれ
る表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る表示装置は、板状の表示素子と、該表
示素子の前面に設けられた導光板と、導光板の前面に設
けられた板状の透光性部材と、これら表示素子、導光
板、透光性部材を支持する筐体とを備えた表示装置にお
いて、筐体に支持された状態での透光性部材、導光板、
表示素子の弾性変形量をそれぞれδ、δ、δとし
たときに、δ<δ<δの関係を満たすことを特徴
とする。
【0011】本願において、「弾性変形量」とは、透光
性部材、導光板、表示素子それぞれに関して、透光性部
材、導光板、表示素子が筐体に支持された状態で、透光
性部材の前面の任意の点又は領域に対し力が加えられた
場合の透光性部材の撓み量と、同一の力が、透光性部材
前面の前記任意の点又は領域に対応する導光板前面の点
又は領域に加えられたと仮定した場合の撓み量と、同一
の力が、透光性部材前面の前記任意の点又は領域に対応
する表示素子前面の点に加えられたと仮定した場合の撓
み量とを意味する。したがって、上記の条件は、換言す
れば、透光性部材、導光板、表示素子が筐体に支持され
た状態で、導光板が透光性部材以上に撓み易く、表示素
子が導光板以上に撓み易いことを意味する。
【0012】表示素子、導光板、及び透光性部材のそれ
ぞれ端部を筐体によって支持するようにしてもよい。
【0013】表示素子と導光板との間、導光板と透光性
部材との間の少なくとも一方にクリアランスを設けても
よい。
【0014】透光性部材はタッチパネルや保護板とする
ことができる。
【0015】表示素子、導光板、及び透光性部材のうち
少なくとも一組が互いに異なる曲げ剛性を有するもので
もよい。表示素子、導光板、及び透光性部材をそれぞれ
構成する各基板の材質又は/及び厚みを異ならせること
により、両者の曲げ剛性を異ならせるようにすることが
できる。この場合、筐体による両者の支持方法が同じで
あってもよい。
【0016】表示素子、導光板、及び透光性部材のうち
少なくとも一組は、筐体との接触領域の面積、筐体との
接触領域の形状、筐体による支持位置、及び筐体によっ
て支持されかつ外力を与えない状態での湾曲の度合いの
うち少なくとも一つが互いに異なるものでもよい。この
場合、両者の曲げ剛性は等しくてもよい。
【0017】表示素子、導光板、及び透光性部材をそれ
ぞれ構成する各基板が樹脂材料からなるものでもよい。
【0018】表示素子の背面に表示制御を行う制御部を
設けてもよい。
【0019】表示素子は、一対の可撓性を有する樹脂基
板間に液晶層を挟持してなる液晶表示パネルであっても
よい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る表示装置を説明する。
【0021】(第1の実施形態)図1(a)は、本発明
に係る表示装置の第1の実施形態の外観を表わす斜視
図、図1(b)は、図1(a)のIb−Ib線に沿った
断面図である。これらの図において全体を符号2で表わ
す表示装置は、観察側から順に配置されたタッチパネル
4、導光板6、及び液晶表示パネル8を有し、これら
は、表示装置2に配置される前の単体の状態で平面状の
ものであり、それぞれ平面状に、その周縁部で表示装置
2の筐体10に固定支持されている。また、タッチパネ
ル4と導光板6の間、及び導光板6と液晶表示パネル8
との間には、それぞれクリアランス(空気層:屈折率=
1)が設けてあり、これにより、導光板6と導光板6に
接する層との屈折率との差をできるだけ大きくし、導光
効率を向上させ、したがって視野角特性を向上させるよ
うにしてある。
【0022】液晶表示パネル8の背面(図面下側)に
は、この液晶表示パネル8と所定の間隔をあけて、筐体
10の底部10aが設けてあり、この底部10a上にタ
ッチパネル4及び液晶表示パネル8を制御するための各
種部品(表示制御部)12が実装されている。この間隔
の大きさは、後述するように平面状に配置されたタッチ
パネル4、導光板6及び液晶表示パネル8が外力により
図面下側に撓む際に、液晶表示パネル8が表示制御部1
2に接触しないように設定されている。
【0023】図2(a)に示すように、タッチパネル4
は、観察側に配置された押下検出フィルム14と、プラ
スチックなどの樹脂からなるベース部(形状保持部材)
16とから構成される透光性部材である。タッチパネル
4全体としての曲げ剛性は、主としてタッチパネルの形
状を保持するベース部16自体の曲げ剛性(すなわち、
ベース部16の材質や厚み)で決まる。
【0024】図示は省略するが、導光板6の紙面表裏方
向に関する一側面の近傍には、光源(例えば、LED、
冷陰極管などの光源)が配置され、光源からの光を導光
板6の上記側面を介して導光板6内に導くようにしてあ
る。さらに、図2(b)に示すように、導光板6の上面
6Aは、断面が例えば鋸状などの微細な突起が加工形成
され、これにより、光源からの光を高効率で反射し液晶
表示パネル8に導くようにするのが好ましい。
【0025】液晶表示パネル8は、図2(c)に示すよ
うに、例えば、樹脂製のフィルム基板18、20間に、
これら基板間のギャップを略一定に保つ複数のスペーサ
と透過型液晶とを備えた液晶層22を挟持し、さらに下
側のフィルム基板20の背面に反射板23を配してなる
ものである。液晶表示パネル8全体としての曲げ剛性
は、主としてフィルム基板18、20自体の曲げ剛性
(すなわち、フィルム基板18、20の材質や厚み)で
決まる。
【0026】また、タッチパネル4、導光板6、及び液
晶表示パネル8は、筐体10に支持された状態での弾性
変形量をそれぞれδ11、δ21、δ31としたとき
に、δ 11<δ21<δ31の関係を満たすように設定
されている。これを実現するために、本実施形態では、
タッチパネル4、導光板6、及び液晶表示パネル8全
て、(基板に垂直な方向すなわち厚み方向から見て)同
一の矩形状とし、筐体10への支持方法を四辺支持とし
ている。そして、タッチパネル4、導光板6、及び液晶
表示パネル8の曲げ剛性をこの順に小さくしている。曲
げ剛性がこの順序を満たす一例として、タッチパネル4
のベース部16として厚さが1mmのポリカーボネイ
ト、導光板6として厚さが1mmのアクリル、液晶表示
パネル8のフィルム基板18、20として厚さが0.1
〜0.2mmのポリカーボネイト(液晶表示パネル8の
総厚1mm未満)を使用している。
【0027】本実施形態においては、タッチパネル4の
ベース部16、導光板6、及び液晶表示パネル8のフィ
ルム基板18、20の材質や厚みを異ならせることによ
り、タッチパネル4、導光板6、及び液晶表示パネル8
の曲げ剛性を異ならせているが、厚みや材質は上記のも
のに限らず種々変更可能である。例えば、厚みに関して
言えば、タッチパネル4のベース部16を導光板6より
薄くすることもできるし、表示装置2が大型化したりタ
ッチパネル4に触れる位置とユーザが見る位置との視差
ずれが生じたりしない範囲で、タッチパネル4のベース
部16を導光板6より厚くすることもできる。
【0028】なお、タッチパネル4と導光板6、及び導
光板6と液晶表示パネル8との間にクリアランスを設け
なくても、タッチパネル4、導光板6、及び液晶表示パ
ネル8の弾性変形量δ11、δ21、δ31をδ11
δ21<δ31の関係を満たすようにすれば、本発明の
効果を得ることができる。但し、上述したように、導光
板6の導光効率を高めるという観点からはクリアランス
を設ける方が好ましい。
【0029】また、タッチパネル4、導光板6、及び液
晶表示パネル8は(厚み方向から見て)同一形状である
必要はなく、例えばこれらが全て四辺支持であっても、
基板の表面積が大きければ撓み易いので、タッチパネル
4、導光板6、及び液晶表示パネル8の順に表面積を大
きくするようにしてもかまわない。但し、この場合、導
光板6及び液晶表示パネル8に無駄な領域が生じるの
で、広い表示面積を重視する場合は、タッチパネル4、
導光板6、及び液晶表示パネル8を(厚み方向から見
て)同一形状にする方が好ましい。
【0030】次に、タッチパネル4の構成を更に詳しく
説明する。図3(a)に示すように、押下検出フィルム
14は、互いに所定の間隔をあけて配置された第1及び
第2のフィルム24A、24Bと、これらフィルム24
A、24Bの内側にそれぞれ形成された第1及び第2の
透明導電膜(例えばITO膜)26A、26Bと、これ
ら導電膜26A、26B間のギャップを略一様に保持す
るための複数のスペーサ28とを有し、第2のフィルム
24Bの背面(図面下側)に平面状のベース部16が接
合されることにより、フィルム状のタッチパネル4が平
面状に保持されるようになっている。
【0031】このように構成されたタッチパネル4にお
いて、第1のフィルム24Aに対して外力(図3の矢
印)を作用させ、これにより、図3(b)のように、力
を作用させた部分に対応する第1の導電膜部分を第2の
導電膜部分に接触させる(これと同時に、スペーサ28
が図3(b)のように力の方向につぶれても、つぶれな
くてもどちらでもよい。)。この結果、この導通部分3
0を含む電気回路(図示せず)が形成され、この電気回
路を通じて表示制御部12の位置検出回路(図示せず)
により電気的にタッチパネル上の押圧位置の座標が特定
される。そして、必要に応じて、上記座標に基いて表示
制御部12の駆動回路(図示せず)により、液晶表示パ
ネル8内の所定の液晶部分(例えば導通部分30の下側
にある部分)に対し所定の電圧を印加して該液晶部分の
状態を変化させる。
【0032】さらに図4を用いて、タッチパネル4に作
用する外力の導光板6及び液晶表示パネル8に対する影
響を説明する。タッチパネル4に外力が作用すると、タ
ッチパネル4は撓み、導光板6との間隔が狭まり、さら
にはタッチパネル4の下面と導光板6の上面とが接触す
る[図4(a)]。さらに力が加わり、タッチパネル4
の撓みが増すと、これとともに導光板6も撓む[図4
(b)]。タッチパネル4に比べて導光板6の方が撓み
易いので、タッチパネル4と導光板6との接触部のみに
圧力が集中することが避けられ(すなわち、導光板6の
受ける圧力は平面方向に分散される。)、タッチパネル
下面が摩耗により損傷したり、導光板6の上面に形成さ
れた突起が欠ける問題を回避することができる。
【0033】さらにこれ以上の外力がタッチパネル4に
作用すると、導光板6の下面が液晶表示パネル8の上面
とが接触し、さらに液晶表示パネル8が撓むことになる
[図4(c)]。導光板6に比べて液晶表示パネル8の
方が撓み易いので、導光板6と液晶表示パネル8との接
触部のみに圧力が集中することが避けられ(すなわち、
液晶表示パネル8の受ける圧力は平面方向に分散され
る。)、液晶表示パネル8の表示品位が保たれる。
【0034】(第2の実施形態)本実施形態では、タッ
チパネルの代わりに保護板を設け、保護板、導光板、及
び液晶表示パネルの弾性変形量δ12、δ22、δ32
をδ12<δ22<δ の関係を満たすように、保護
板、導光板、及び液晶表示パネル全て、(厚み方向から
見て)同一の矩形状とし、筐体への支持方法を四辺支持
とし、保護板、導光板、及び液晶表示パネルの曲げ剛性
をこの順に小さくしている。曲げ剛性がこの順序を満た
す一例として、保護板として厚さが1.5mmのアクリ
ル、導光板として厚さが1mmのアクリル、液晶表示パ
ネルの一対のフィルム基板として厚さが0.1〜0.2
mmのポリカーボネイト(液晶表示パネルの総厚1mm
未満)を使用する。
【0035】第1の実施形態と同様に、本実施形態にお
いては、保護板、導光板、及び液晶表示パネルのフィル
ム基板の材質や厚みを異ならせることにより、保護板、
導光板、及び液晶表示パネルの曲げ剛性を異ならせてい
るが、厚みや材質は上記のものに限らず種々変更可能で
ある。例えば、厚みに関して言えば、保護板と導光板を
同じ厚みにしたり、保護板を導光板より薄くすることも
できる。
【0036】このような構成によれば、ユーザが保護板
を指などで触ってしまっても、保護板の撓みによって、
保護板と導光板とが接触してこれらの部材が損傷した
り、さらに導光板が撓んで液晶表示パネルに接触して表
示状態が変化したりすることがない。
【0037】(第3の実施形態)本実施形態では、タッ
チパネル等の透光性部材の基板(タッチパネルであれば
ベース部、保護板であれば保護板そのもの)、導光板、
及び液晶表示パネルの一対のフィルム基板として同一の
材料を用い、これら透光性部材の基板、導光板、及び液
晶表示パネルのフィルム基板の各厚さを適当に設定する
ことで、弾性変形量が上述した条件を満たすようにす
る。具体的には、図5に示すように、例えば、透光性部
材4’、導光板6’、及び液晶表示パネル8’全て、
(厚み方向から見て)同一の矩形状とし、筐体10’へ
の支持方法を四辺支持とし、透光性部材4’の基板、導
光板6’、及び液晶表示パネル8’のフィルム基板を、
厚みがそれぞれ1.5mm、1mm、0.1〜0.2m
mのポリカーボネイトで構成する。
【0038】このように、透光性部材の基板、導光板、
及び液晶表示パネルのフィルム基板をそれぞれ同じ材質
とする(つまり、同じ曲げ剛性を持つ材質とする。)こ
とで、それぞれの厚みを調整することのみで弾性変形量
を変化させることができる。したがって、弾性変形量を
上述した関係に設定することが容易である。
【0039】なお、透光性部材の基板、導光板、及び液
晶表示パネルの一対のフィルム基板として、同程度の曲
げ剛性を有する材料を用いれば、同一の材料でなくて
も、透光性部材の基板、導光板、及び液晶表示パネルの
フィルム基板の厚さのみを調整することで、弾性変形量
が上述した条件を満たすようにすることは可能である。
【0040】(第4の実施形態)本実施形態では、タッ
チパネル等の透光性部材、導光板、及び液晶表示パネル
を、筐体10”によって支持する方法をそれぞれ異なら
せている。具体的には、例えば、筐体10”の部分断面
図である図6〜8に示すように、筐体10”に対し、透
光性部材を4辺、導光板を2辺、液晶表示パネルを4隅
でそれぞれ固定支持するように構成する。図中、符号1
0”b、10”c、10”dは、透光性部材、導光板、
液晶表示パネルをそれぞれ支持するための筐体の支持面
(支持部材がそれぞれ接触する領域)を示す。
【0041】このように支持方法(支持面の面積、支持
面の形状、及び支持部材による支持位置の少なくとも一
つ)を互いに異ならせることで、透光性部材、導光板、
及び液晶表示パネルの曲げ剛性が等しい場合でも、それ
ぞれの弾性変形量を異ならせることができる。したがっ
て、本実施形態は、透光性部材の基板(タッチパネルで
あればベース部、保護板であれば保護板そのもの)、導
光板、及び液晶表示パネルの基板の材料、厚さを選択す
る際の自由度が上がる利点を有する。
【0042】(第5の実施形態)本実施形態では、図9
に示すように、タッチパネル等の透光性部材4'''を筐
体10'''によって観察者側に向かって凸状に湾曲させ
て支持するようにしている。ここで、導光板6'''及び
液晶表示パネル8'''の支持方法は例えば第4の実施形
態と同様に、それぞれ2辺支持、4隅支持である。透光
性部材4'''のみ、表示装置に設置する前の単体の状態
で、筐体10'''の向かい合う両端の支持部間よりも長
いものを用意することで、湾曲させて支持している。
【0043】このように、弾性変形量として、筐体1
0'''との接触領域の面積、筐体10'''との接触領域の
形状、筐体10'''による支持位置以外にも、透光性部
材4'''を凸状に湾曲させて支持することで透光性部材
4'''の弾性変形量をさらに小さくすることができる。
【0044】(その他の実施形態)以上、本発明の具体
的実施形態を説明したが、本発明は種々改変可能であ
る。例えば、タッチパネルとして、第1の実施形態にお
いて説明した感圧式のもの以外に、光学式タッチパネル
あるいは表面弾性波を利用したタッチパネルなどでもよ
い。
【0045】また、前面からの照明を利用して表示を行
う表示素子として、第1の実施形態において説明した透
過型液晶を用い反射板を背面に備えた液晶表示パネル以
外でも、コレステリック液晶やカイラルネマチック液晶
など液晶自身の選択反射を利用した液晶表示パネルを用
いることもできる。もちろん、液晶表示パネルの代わり
に非発光型の表示素子を用いてもよい。
【0046】本発明の表示装置は、PDA以外に、携帯
電話、PHSなどの携帯無線端末や、電子書籍装置など
の携帯端末に適用してもよい。
【0047】また、上記各実施形態を組み合わせてもよ
い。例えば、表示素子、導光板、及び透光性部材のうち
特定の一組については曲げ剛性を異ならせ、他の一組に
ついては支持方法を異ならせることにより、弾性変形量
を異ならせるようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明の表示装置によれば、タッチパネ
ルなどの板状の透光性部材が外部から押圧されて撓んで
も、その背面に配置された導光板、及び導光板の背面に
配置された表示素子に局所的な押圧力がかかりにくい。
したがって、透光性部材と導光板とが接触してもこれら
部材が損傷することはなく、さらには、押圧により表示
が劣化する表示素子を用いた場合に導光板と表示素子と
が接触しても表示が劣化することが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)本発明に係る表示装置の第1の実施形
態の外観を表わす斜視図。(b)図1(a)のIb−I
b線に沿った断面図。
【図2】(a)タッチパネルの構成例を示す概略的な部
分断面図。(b)導光板の上面の部分断面図。(c)液
晶表示パネルの構成例を示す概略的な部分断面図。
【図3】(a)タッチパネルの詳細な部分断面図。
(b)タッチパネルに対し外力が作用したときの状態を
示すタッチパネルの詳細な部分断面図。
【図4】 タッチパネルに対し外力が作用したときの、
タッチパネル、導光板、及び液晶表示パネルが撓む様子
を示す概略断面図。
【図5】 本発明に係る表示装置の第3の実施形態を示
す断面図。
【図6】 (a)タッチパネルを支持する支持面を含む
筐体部分を示す平面図。(b)図6(a)のVIb−V
Ib線に沿った断面図。(c)図6(a)のVIc−V
Ic線に沿った断面図。(d)図6(a)のVId−V
Id線に沿った断面図。
【図7】 (a)導光板を支持する支持面を含む筐体部
分を示す平面図。(b)図7(a)のVIIb−VII
b線に沿った断面図。(c)図7(a)のVIIc−V
IIc線に沿った断面図。(d)図7(a)のVIId
−VIId線に沿った断面図。
【図8】 (a)液晶表示パネルを支持する支持面を含
む筐体部分を示す平面図。(b)図8(a)のVIII
b−VIIIb線に沿った断面図。(c)図8(a)の
VIIIc−VIIIc線に沿った断面図。(d)図8
(a)のVIIId−VIIId線に沿った断面図。
【図9】 本発明に係る表示装置の第5の実施形態を示
す断面図。
【符号の説明】
2:表示装置、4:タッチパネル、6:導光板、8:液
晶表示パネル、10:筐体、16:ベース部、18:フ
ィルム基板、20:フィルム基板、22:液晶層。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1343 G02F 1/1343 5G435 G06F 3/033 350 G06F 3/033 350A H01H 13/02 H01H 13/02 A Fターム(参考) 2H089 HA40 QA02 TA01 TA18 TA20 2H091 FA23Z FA41X FA41Z GA01 LA02 2H092 GA50 GA62 NA25 PA01 PA13 5B087 BC19 5G006 AA01 AZ01 BB07 CB09 CD03 JA01 JB03 JC01 JD01 JF21 5G435 AA08 BB12 BB16 EE22 FF08 GG46

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の表示素子と、該表示素子の前面に
    設けられた導光板と、導光板の前面に設けられた板状の
    透光性部材と、これら表示素子、導光板、透光性部材を
    支持する筐体とを備えた表示装置において、 筐体に支持された状態での透光性部材、導光板、表示素
    子の弾性変形量をそれぞれδ、δ、δとしたとき
    に、δ<δ<δの関係を満たすことを特徴とする
    表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示素子、導光板、及び透光性部材
    はそれぞれ、端部が筐体により支持されることを特徴と
    する請求項1の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示素子と前記導光板との間、及び
    前記導光板と前記透光性部材との間の少なくとも一方に
    クリアランスを設けることを特徴とする請求項1又は2
    の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記透光性部材がタッチパネルであるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記透光性部材が保護板であることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記表示素子、導光板、及び透光性部材
    のうち少なくとも一組が互いに異なる曲げ剛性を有する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の表示
    装置。
  7. 【請求項7】 前記表示素子、導光板、及び透光性部材
    のうち少なくとも一組は、筐体との接触領域の面積、筐
    体との接触領域の形状、筐体による支持位置、及び筐体
    によって支持され且つ外力を与えない状態での湾曲の度
    合いのうち、少なくとも一つが互いに異なることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれかに記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記表示素子、導光板、及び透光性部材
    をそれぞれ構成する各基板が樹脂材料からなることを特
    徴とする請求項1から7のいずれかに記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 上記表示素子の背面に、上記表示素子の
    表示制御を行う表示制御部を設けることを特徴とする請
    求項1〜8のいずれかに記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 上記表示素子は、一対の可撓性を有す
    る樹脂基板間に液晶層を挟持してなる液晶表示パネルで
    あることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の
    表示装置。
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