JP2001141014A - トロイダル型無段変速機用パワーローラユニットの測定装置 - Google Patents

トロイダル型無段変速機用パワーローラユニットの測定装置

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JP2001141014A
JP2001141014A JP32064199A JP32064199A JP2001141014A JP 2001141014 A JP2001141014 A JP 2001141014A JP 32064199 A JP32064199 A JP 32064199A JP 32064199 A JP32064199 A JP 32064199A JP 2001141014 A JP2001141014 A JP 2001141014A
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    • G01B5/14Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring distance or clearance between spaced objects or spaced apertures
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トロイダル型無段変速機用パワーローラユニ
ット41の各部が正しく動くか否かを、自動的に測定可
能にする。 【解決手段】 1対の受台42、42に上記ユニット4
1の両端部を載置し、パワーローラ抑えアクチュエータ
56によりパワーローラ8を抑え付けた状態で、変位軸
7を軸方向変位させて、その変位量を測定する。又、パ
ワーローラ8を支持軸部25を中心に往復揺動させて、
その揺動量を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係るトロイダル型
無段変速機用パワーローラユニットの測定装置は、例え
ば自動車用の変速機の変速ユニットとして、或は各種産
業機械用の変速機として、それぞれ利用するトロイダル
型無段変速機の組立作業を容易にすると共に、精度向上
に基づく性能向上を図るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用変速機として、図3〜4に略示
する様なトロイダル型無段変速機を使用する事が研究さ
れている。このトロイダル型無段変速機は、例えば実開
昭62−71465号公報に開示されている様に、入力
軸1と同心に入力側ディスク2を支持し、この入力軸1
と同心に配置した出力軸3の端部に出力側ディスク4を
固定している。トロイダル型無段変速機を納めたケーシ
ングの内側には、上記入力軸1並びに出力軸3に対して
捻れの位置にある枢軸5、5を中心として揺動するトラ
ニオン6、6を設けている。
【0003】即ち、これら各トラニオン6、6は、それ
ぞれの両端部外面に上記枢軸5、5を、互いに同心に設
けている。又、これら各トラニオン6、6の中間部には
変位軸7、7の基端部を支持し、上記枢軸5、5を中心
として上記各トラニオン6、6を揺動させる事により、
上記各変位軸7、7の傾斜角度の調節を自在としてい
る。上記各トラニオン6、6に支持した変位軸7、7の
周囲には、それぞれパワーローラ8、8を回転自在に支
持している。そして、これら各パワーローラ8、8を、
上記入力側、出力側両ディスク2、4の、互いに対向す
る内側面2a、4a同士の間に挟持している。これら各
内側面2a、4aは、それぞれ断面が、上記枢軸5を中
心とする円弧を回転させて得られる凹面をなしている。
そして、球状凸面に形成した上記各パワーローラ8、8
の周面8a、8aを、上記内側面2a、4aに当接させ
ている。
【0004】上記入力軸1と入力側ディスク2との間に
は、ローディングカム式の押圧装置9を設け、この押圧
装置9によって、上記入力側ディスク2を出力側ディス
ク4に向け、弾性的に押圧自在としている。この押圧装
置9は、入力軸1と共に回転するカム板10と、保持器
11により転動自在に保持した複数個(例えば4個)の
ローラ12、12とから構成している。上記カム板10
の片側面(図3〜4の左側面)には、円周方向に亙る凹
凸面である駆動側カム面13を形成し、上記入力側ディ
スク2の外側面(図3〜4の右側面)にも、同様の形状
を有する被駆動側カム面14を形成している。そして、
上記複数個のローラ12、12を、上記入力軸1の中心
に関し放射方向の軸を中心とする回転自在に支持してい
る。
【0005】上述の様に構成するトロイダル型無段変速
機の使用時、入力軸1の回転に伴ってカム板10が回転
すると、駆動側カム面13が複数個のローラ12、12
を、入力側ディスク2の外側面に形成した被駆動側カム
面14に押圧する。この結果、上記入力側ディスク2
が、上記複数のパワーローラ8、8に押圧されると同時
に、上記駆動側、被駆動側両カム面13、14と複数個
のローラ12、12との押し付け合いに基づいて、上記
入力側ディスク2が回転する。そして、この入力側ディ
スク2の回転が、前記複数のパワーローラ8、8を介し
て出力側ディスク4に伝達され、この出力側ディスク4
に固定の出力軸3が回転する。
【0006】入力軸1と出力軸3との回転速度比(変速
比)を変える場合で、先ず入力軸1と出力軸3との間で
減速を行なう場合には、前記各枢軸5、5を中心として
前記各トラニオン6、6を所定方向に揺動させる。そし
て、上記各パワーローラ8、8の周面8a、8aが図3
に示す様に、入力側ディスク2の内側面2aの中心寄り
部分と出力側ディスク4の内側面4aの外周寄り部分と
にそれぞれ当接する様に、前記各変位軸7、7を傾斜さ
せる。反対に、増速を行なう場合には、上記枢軸5、5
を中心として上記各トラニオン6、6を反対方向に揺動
させる。そして、上記各パワーローラ8、8の周面8
a、8aが図4に示す様に、入力側ディスク2の内側面
2aの外周寄り部分と出力側ディスク4の内側面4aの
中心寄り部分とに、それぞれ当接する様に、上記これら
各変位軸7、7を傾斜させる。各変位軸7、7の傾斜角
度を図3と図4との中間にすれば、入力軸1と出力軸3
との間で、中間の変速比を得られる。
【0007】又、図5〜6は、実願昭63−69293
号(実開平1−173552号)のマイクロフィルムに
記載された、より具体化されたトロイダル型無段変速機
の1例を示している。入力側ディスク2と出力側ディス
ク4とは円管状の入力軸15の周囲に、それぞれニード
ル軸受16、16を介して回転自在に支持している。
又、カム板10は上記入力軸15の一端部(図5の左端
部)外周面にスプライン係合させ、鍔部17により上記
入力側ディスク2から離れる方向への移動を阻止してい
る。そして、このカム板10とローラ12、12とによ
り、上記入力軸15の回転に基づいて上記入力側ディス
ク2を、上記出力側ディスク4に向け押圧しつつ回転さ
せる、ローディングカム式の押圧装置9を構成してい
る。上記出力側ディスク4には出力歯車18を、キー1
9、19により結合し、これら出力側ディスク4と出力
歯車18とが同期して回転する様にしている。
【0008】1対のトラニオン6、6の両端部は1対の
支持板20、20に、揺動並びに軸方向(図5の表裏方
向、図6の左右方向)の変位自在に支持している。即
ち、上記各トラニオン6、6の両端部に固設した枢軸
5、5の外周面と上記各支持板20、20の両端部に形
成した円孔21、21の内周面との間に、第一のラジア
ル軸受であるラジアルニードル軸受22、22を設けて
いる。これら各ラジアルニードル軸受22、22を構成
する外輪23、23の外周面は球状凸面として、上記各
円孔21、21に、揺動並びに軸方向に亙る変位自在に
内嵌している。
【0009】この様にして、上記1対の支持板20、2
0同士の間に、揺動並びに軸方向に亙る変位自在に支持
した、上記各トラニオン6、6の中間部に形成した円孔
24、24部分に、変位軸7、7を支持している。これ
ら各変位軸7、7は、互いに平行で且つ偏心した支持軸
部25、25と枢支軸部26、26とを、それぞれ有す
る。このうちの各支持軸部25、25を上記各円孔2
4、24の内側に、第二のラジアル軸受であるラジアル
ニードル軸受27、27を介して、回転自在に支持して
いる。又、上記各枢支軸部26、26の周囲にパワーロ
ーラ8、8を、第三のラジアル軸受であるラジアルニー
ドル軸受28、28を介して、回転自在に支持してい
る。
【0010】尚、上記1対の変位軸7、7は、上記入力
軸15に対して180度反対側位置に設けている。又、
これら各変位軸7、7の各枢支軸部26、26が各支持
軸部25、25に対し偏心している方向は、上記入力
側、出力側両ディスク2、4の回転方向に関し同方向
(図6で左右逆方向)としている。又、偏心方向は、上
記入力軸15の配設方向に対しほぼ直交する方向として
いる。従って、上記各パワーローラ8、8は、上記入力
軸15の配設方向に亙る若干の変位自在に支持される。
この結果、回転力の伝達状態で構成各部材に加わる大き
な荷重に基づく、これら構成各部材の弾性変形に起因し
て、上記各パワーローラ8、8が上記入力軸15の軸方
向(図5の左右方向、図6の表裏方向)に変位する傾向
となった場合でも、各部に無理な力を加える事なく、こ
の変位を吸収できる。
【0011】又、上記各パワーローラ8、8の外側面と
上記各トラニオン6、6の中間部内側面との間には、パ
ワーローラ8、8の外側面の側から順に、第一のスラス
ト軸受であるスラスト玉軸受29、29と、第二のスラ
スト軸受であるスラストニードル軸受30、30とを、
スラスト荷重の作用方向(図5、6の上下方向)に関し
て互いに直列に設けている。このうちのスラスト玉軸受
29、29は、上記各パワーローラ8、8に加わるスラ
スト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ
8、8の回転を許容するものである。この様なスラスト
玉軸受29、29はそれぞれ、複数個ずつの玉31、3
1と、これら各玉31、31を転動自在に保持する円環
状の保持器32と、円環状の外輪33とから構成してい
る。これら各スラスト玉軸受29、29の内輪軌道は上
記各パワーローラ8の外側面に、外輪軌道は上記各外輪
33の内側面に、それぞれ形成している。
【0012】又、上記各スラストニードル軸受30、3
0は、レース34と保持器35とニードル36、36と
から構成している。このうちのレース34と保持器35
とは、回転方向に関して若干の変位自在に組み合わせて
いる。この様なスラストニードル軸受30、30は、上
記各レース34、34を上記各トラニオン6、6の内側
面に当接させた状態で、この内側面と上記外輪33、3
3の外側面との間に挟持している。この様なスラストニ
ードル軸受30、30は、上記各パワーローラ8、8か
ら上記各外輪33、33に加わるスラスト荷重を支承し
つつ、前記各枢支軸部26、26及び上記外輪33、3
3が、前記支持軸部25、25を中心に揺動する事を許
容する。
【0013】更に、上記各トラニオン6、6の一端部
(図6の左端部)にはそれぞれ駆動ロッド37、37を
結合し、これら各駆動ロッド37、37の中間部外周面
に駆動ピストン38、38を固設している。そして、こ
れら各駆動ピストン38、38を、それぞれ駆動シリン
ダ39、39内に油密に嵌装している。
【0014】上述の様に構成されるトロイダル型無段変
速機の場合には、入力軸15の回転は、押圧装置9を介
して入力側ディスク2に伝わる。そして、この入力側デ
ィスク2の回転が、1対のパワーローラ8、8を介して
出力側ディスク4に伝わり、更にこの出力側ディスク4
の回転が、出力歯車18より取り出される。入力軸15
と出力歯車18との間の回転速度比を変える場合には、
上記1対の駆動ピストン38、38を互いに逆方向に変
位させる。これら各駆動ピストン38、38の変位に伴
って上記1対のトラニオン6、6が、それぞれ逆方向に
変位し、例えば図6の下側のパワーローラ8が同図の右
側に、同図の上側のパワーローラ8が同図の左側に、そ
れぞれ変位する。この結果、これら各パワーローラ8、
8の周面8a、8aと上記入力側ディスク2及び出力側
ディスク4の内側面2a、4aとの当接部に作用する、
接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向き
の変化に伴って上記各トラニオン6、6が、前記支持板
20、20に枢支された枢軸5、5を中心として、互い
に逆方向に揺動する。この結果、前述の図3〜4に示し
た様に、上記各パワーローラ8、8の周面8a、8aと
上記各内側面2a、4aとの当接位置が変化し、上記入
力軸15と出力歯車18との間の回転速度比が変化す
る。
【0015】尚、これら入力軸15と出力歯車18との
間の回転速度比を所望値に調節するのは、上記各駆動ピ
ストン38、38の移動量を規制する事により行なう。
そして、これら各駆動ピストン38、38の移動量を規
制するのは、前記各駆動ロッド37、37の端部若しく
は中間部に固定した、図示しないプリセスカムと、やは
り図示しないスプール弁のスプール若しくはスリーブと
の係合により行なう。又、上述の様に上記入力軸15と
出力歯車18との間で回転力の伝達を行なう際には、構
成各部材の弾性変形に基づいて上記各パワーローラ8、
8が、上記入力軸15の軸方向に変位し、これら各パワ
ーローラ8、8を枢支している前記各変位軸7、7が前
記各支持軸部25、25を中心として僅かに回動する。
この回動の結果、前記各スラスト玉軸受29、29の外
輪33、33の外側面と上記各トラニオン6、6の内側
面とが相対変位する。これら外側面と内側面との間に
は、前記各スラストニードル軸受30、30が存在する
為、この相対変位に要する力は小さい。従って、上述の
様に各変位軸7、7の傾斜角度を変化させる為の力が小
さくて済む。
【0016】上述の様に構成され作用するトロイダル型
無段変速機を組み立てる場合に従来は、このトロイダル
型無段変速機の本体を収納するハウジング40(図6)
の内側に構成各部品を、順番に組み付ける様にしてい
た。従って、構成各部品の寸法誤差の積算に基づく各部
の位置関係のずれ、延ては構成各部品が正しく機能する
か否かは、これら構成各部品を上記ハウジング40内に
総て組み付けた後でしか確認できなかった。これに対し
て、トロイダル型無段変速機の効率並びに耐久性を確保
する為には、構成各部品同士の位置関係を高精度に維持
しなければならない。この為、上記構成各部品の寸法誤
差の積算に基づいて各部の位置関係のずれが大きくなっ
た場合には、他の部品との組み合わせによりこのずれを
小さくすべく、上記ハウジング40内で組み立てたトロ
イダル型無段変速機の分解及び再組立を行なわなければ
ならない。この様にしてトロイダル型無段変速機の組立
作業を行なうと、トロイダル型無段変速機の製造作業が
面倒で、コストの低廉化を図れない。
【0017】この様な事情に鑑みて、特開平11−15
3203号公報には、図7〜8に示す様なトロイダル型
無段変速機用パワーローラユニット41が記載されてい
る。このトロイダル型無段変速機用パワーローラユニッ
ト41は、トラニオン6の両端面に互いに同心に固設し
た枢軸5、5の周囲に、それぞれが第一のラジアル軸受
であるラジアルニードル軸受22、22を設けている。
又、上記トラニオン6の中間部に、上記各枢軸5、5の
軸方向に対し直角方向に形成した円孔24に、互いに平
行で互いに偏心した支持軸部25及び枢支軸部26から
成る変位軸7のうちの支持軸部25を、第二のラジアル
軸受であるラジアルニードル軸受27を介して、回転自
在に支持している。
【0018】又、上記枢支軸部26の周囲にパワーロー
ラ8を、第三のラジアル軸受であるラジアルニードル軸
受28を介して、回転自在に支持している。又、上記パ
ワーローラ8の外側面と上記トラニオン6の中間部内側
面との間に、第一、第二のスラスト軸受である、スラス
ト玉軸受29とスラストニードル軸受30とを、スラス
ト荷重の作用方向に関して互いに直列に設けている。そ
して、これら互いに別体の部品である、上記トラニオン
6と、上記各ラジアルニードル軸受22、27、28
と、上記変位軸7と、上記パワーローラ8と、上記スラ
スト玉軸受29及びスラストニードル軸受30とを、ト
ロイダル型無段変速機への組み付け以前に、このトロイ
ダル型無段変速機の組立完了後の位置関係に予め組み立
てている。
【0019】上述の様に構成するトロイダル型無段変速
機用パワーローラユニット41の場合には、構成各部品
の寸法誤差の積算に基づく各部の位置関係のずれ、延て
は構成各部品が正しく機能するか否かを、これら構成各
部品をハウジング内に組み付ける以前に確認できる。従
って、トロイダル型無段変速機全体を分解、再組立する
等の面倒な作業を要する事なく、トロイダル型無段変速
機の効率並びに耐久性を確保すべく、構成各部品同士の
位置関係を高精度に維持できる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述した様に特開平1
1−153203号公報には、高性能のトロイダル型無
段変速機の組み立てを能率良く行なえるトロイダル型無
段変速機用パワーローラユニットが記載されているが、
このトロイダル型無段変速機用パワーローラユニットの
構成各部品が正しく機能するか否かを能率良く測定でき
る手段に就いては記載されていない。本発明は、この様
な事情に鑑みて、上記トロイダル型無段変速機用パワー
ローラユニットの構成各部品が正しく機能するか否かを
能率良く測定できる測定装置を実現すべく発明したもの
である。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のトロイダル型無
段変速機用パワーローラユニットの測定装置は何れも、
トロイダル型無段変速機用パワーローラユニットの動き
を、上記トロイダル型無段変速機への組み付け以前に測
定する為のものである。又、測定の対象となる、上記ト
ロイダル型無段変速機用パワーローラユニットは、両端
面に互いに同心の枢軸を固設したトラニオンと、これら
両枢軸の周囲に設けた1対の第一のラジアル軸受と、上
記トラニオンの中間部に、上記各枢軸の軸方向に対し直
角方向に形成した円孔と、互いに平行で互いに偏心した
支持軸部及び枢支軸部から成り、このうちの支持軸部を
上記円孔の内側に第二のラジアル軸受を介して回転自在
に支持した変位軸と、上記枢支軸部の周囲に、第三のラ
ジアル軸受を介して回転自在に支持したパワーローラ
と、このパワーローラの外側面と上記トラニオンの中間
部内側面との間に、スラスト荷重の作用方向に関して互
いに直列に設けた第一、第二のスラスト軸受とを備え
る。そして、これら互いに別体の部品であるトラニオン
と第一、第二、第三のラジアル軸受と変位軸とパワーロ
ーラと第一、第二のスラスト軸受とを、トロイダル型無
段変速機への組み付け以前に、このトロイダル型無段変
速機の組立完了後の位置関係に予め組み立てたものであ
る。
【0022】特に、請求項1に記載したトロイダル型無
段変速機用パワーローラユニットの測定装置は、1対の
受台と、枢軸用抑え手段と、パワーロータ用抑え手段
と、揺動駆動手段と、揺動変位測定手段とを備える。こ
のうちの各受台は、上記トラニオンの両端部に設けた上
記各枢軸をその上面に、上記パワーローラをこのトラニ
オンの上方に位置させた状態で、上記1対の第一のラジ
アル軸受を介して支持するものである。又、上記枢軸用
抑え手段は、これら各第一のラジアル軸受を上記各受台
の上面に向け抑え付けるものである。又、上記パワーロ
ーラ用抑え手段は、上記パワーローラを上記トラニオン
に向け抑え付けるものである。又、上記揺動駆動手段
は、上記トラニオンの幅方向に関して上記パワーローラ
の直径方向反対側2個所位置を押圧して、このパワーロ
ーラを上記支持軸部を中心として揺動変位させるもので
ある。又、上記揺動変位測定手段は、上記揺動駆動手段
による上記パワーローラの変位量を測定するものであ
る。
【0023】又、請求項2に記載したトロイダル型無段
変速機用パワーローラユニットの測定装置は、上記請求
項1に記載した測定装置と同様の1対の受台、枢軸用抑
え手段、パワーローラ用抑え手段の他、軸方向駆動手段
と、軸方向変位測定手段とを備える。このうちの上記軸
方向駆動手段は、上記変位軸の軸方向両端面を押圧して
この変位軸を軸方向に変位させるものである。更に、上
記軸方向変位測定手段は、上記軸方向駆動手段による上
記変位軸の軸方向に関する変位量を測定するものであ
る。
【0024】
【作用】上述の様に構成する本発明のトロイダル型無段
変速機用パワーローラユニットの測定装置によれば、ト
ロイダル型無段変速機用パワーローラユニットの構成各
部品が正しく機能するか否かを判定する為の変位量を、
能率良く測定できる。先ず、請求項1に記載したトロイ
ダル型無段変速機用パワーローラユニットの測定装置に
よれば、その枢支軸部の周囲にパワーローラを、第三の
ラジアル軸受を介して回転自在に支持した変位軸が、円
孔の内側に設けた第二のラジアル軸受によりトラニオン
に対して支持された支持軸部を中心として、正しく揺動
変位するか否かを判定する為の揺動変位量を、能率良く
測定できる。又、請求項2に記載したトロイダル型無段
変速機用パワーローラユニットの測定装置によれば、ト
ラニオンに対してパワーローラを、回転及び揺動変位自
在に支持している上記変位軸が、所望の軸方向隙間を持
った状態で、上記トラニオン及びパワーローラに対し組
み付けられているか否かを判定する為の軸方向変位量
を、能率良く測定できる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1〜2は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。尚、図示の例は、請求項1に記
載した、パワーローラ8の揺動変位量を測定する装置
と、請求項2に記載した、変位軸7の軸方向変位量を測
定する装置との両方を組み込んだ測定装置を示してい
る。実際の測定装置を構成する場合には、図示の例の様
に、上記揺動変位量と上記軸方向変位量とを、1台の測
定装置により測定可能にする事が、測定作業の能率化を
図る上で有利である。尚、上記揺動変位量を測定する構
成部分は図1に、上記軸方向変位量を測定する構成部分
は図2に、それぞれ表われている。
【0026】先ず、主として図1を参照する事により、
パワーローラ8の揺動変位量を測定する構成部分に就い
て説明する。このパワーローラ8の揺動変位量を測定す
る構成部分は、それぞれがVブロックの如き1対の受台
42、42(図1〜2参照)を備える。これら各受台4
2、42は、前述の図7〜8の様なトロイダル型無段変
速機用パワーローラユニット41を構成するトラニオン
6の両端部に互いに同心に設けた1対の枢軸5、5をそ
の上面に、上記パワーローラ8を上記トラニオン6の上
方に位置させた状態で、それぞれラジアルニードル軸受
22、22を介して支持するものである。
【0027】この様な各受台42、42の上方には、そ
れぞれが枢軸用抑え手段である、ラジアルニードル軸受
抑えアクチュエータ43、43(図2参照)を、これら
各アクチュエータ43、43のシリンダ部44、44を
図示しないフレーム等の固定部分に支持する事により、
竪方向(鉛直方向)に配置している。そして、これら両
ラジアルニードル軸受抑えアクチュエータ43、43を
伸長させ、各出力ロッド45、45の先端部(下端部)
に設けた抑えパッド46、46で上記各ラジアルニード
ル軸受22、22を構成する外輪23、23を上記受台
42、42に抑え付ける事により、上記各枢軸5、5を
これら各受台42、42の上面に、所定の位置関係で支
持できる様にしている。
【0028】又、上記各受台42、42に掛け渡される
様に支持された上記トラニオン6を幅方向両側から挟む
状態で、それぞれが揺動駆動手段を構成する、左右1対
の揺動アクチュエータ47a、47bを、これら各揺動
アクチュエータ47a、47bのシリンダ部48、48
を図示しないフレーム等の固定部分に支持する事によ
り、横方向(水平方向)に配置している。そして、上記
各揺動アクチュエータ47a、47bを伸長させ、各出
力ロッド49、49の先端部に設けた押圧パッド50、
50により前記パワーローラ8の外周縁の直径方向反対
側2個所位置を、それぞれこのパワーローラ8の直径方
向内方に押圧自在としている。
【0029】上述の様な1対の揺動アクチュエータ47
a、47bにより構成する上記揺動駆動手段は、これら
両揺動アクチュエータ47a、47bに送り込む作動流
体の圧力を変え、これら両揺動アクチュエータ47a、
47bが上記パワーローラ8を押圧する力を変える事に
より、このパワーローラ8を、変位軸7(図2参照)を
構成する支持軸部25を中心として揺動変位させるもの
である。即ち、図1で右側の揺動アクチュエータ47a
に供給する作動流体の圧力を高く、左側の揺動アクチュ
エータ47bに供給する作動流体の圧力を低くすれば、
上記パワーローラ8は、図1の左方に揺動変位する。逆
に、図1で左側の揺動アクチュエータ47bに供給する
作動流体の圧力を高く、右側の揺動アクチュエータ47
aに供給する作動流体の圧力を低くすれば、上記パワー
ローラ8は、図1の右方に揺動変位する。尚、この様に
パワーローラ8を揺動変位させる際に、このパワーロー
ラ8を前記トラニオン6とが干渉する位置まで変位させ
る事も可能であるが、上記両揺動アクチュエータ47
a、47bのストロークを調整する事により、上記パワ
ーローラ8とトラニオン6とを干渉させない事もでき
る。
【0030】上述の様な揺動駆動手段による、上記支持
軸部25を中心とする上記パワーローラ8の揺動変位量
は、揺動変位測定手段を構成する、リニアスケール等の
測長器51により測定する。この測長器51は、その本
体部分を図示しないフレーム等の固定部分に支持した状
態で、その測定子52の先端を、何れかの押圧パッド5
0に固定した受板53に突き当てている。従って上記測
長器51は、上記パワーローラ8の揺動変位量を、上記
押圧パッド50の変位量として検出する。
【0031】次に、主として図2を参照する事により、
変位軸7の軸方向変位量を測定する構成部分に就いて説
明する。尚、この変位軸7の軸方向変位量は、この変位
軸7が、その支持軸部25を中心として前記トラニオン
6に対し円滑に揺動変位し得るか、上記各パワーローラ
8が上記変位軸7の枢支軸部26を中心として円滑に回
転し得るか、この変位軸7の取付部に過剰ながたつきが
存在しないか否かを判定する為に重要である。即ち、上
記トラニオン6と変位軸7とパワーローラ8とは、図2
に示す様に、この変位軸7を構成する支持軸部25及び
枢支軸部26の端部に、それぞれ止め輪54、54によ
りワッシャ55、55を支持する事で、互いに不離に結
合している。従って、これら両ワッシャ55、55と相
手面との間隔が短過ぎると、上記変位軸7の揺動変位並
びにパワーローラ8の回転が円滑に行なわれなくなる。
反対に、上記両ワッシャ55、55と相手面との間隔が
長過ぎると、上記変位軸7の取付部に過剰ながたつきを
生じる。又、上記変位軸7の中間部に設けた鍔部68と
外輪33との嵌合部に存在する隙間も、同様の問題を発
生する原因となる可能性がある。即ち、上記支持軸部2
5の端部に外嵌したワッシャ55とトラニオン6の外側
面との間、上記枢支軸部26の端部に外嵌したワッシャ
55とパワーローラ8の内端面との間、上記変位軸7の
中間部に設けた鍔部68と外輪33との嵌合部には、そ
れぞれこの変位軸7の軸方向に関して、微小量の規制さ
れた大きさの隙間が存在する。そして、これら各部の隙
間の存在に基づいて、トロイダル型無段変速機用パワー
ローラユニットに組み込んだ上記変位軸7が、軸方向に
変位する。そこで、上記軸方向変位量を測定する事によ
り、上記両ワッシャ55、55と相手面との間並びに上
記鍔部68と外輪33との嵌合部に存在する隙間が適正
か否かを判定する。
【0032】この様な目的で上記軸方向変位量を測定す
る為に、パワーローラ用抑え手段であるパワーローラ抑
えアクチュエータ56を、このパワーローラ抑えアクチ
ュエータ56のシリンダ部57を図示しないフレーム等
の固定部分に支持する事により、竪方向(鉛直方向)に
配置している。そして、上記パワーローラ抑えアクチュ
エータ56を伸長させ、出力ロッド58、58の先端部
(下端部)に設けた抑えパッド59で上記パワーローラ
8をトラニオン6に向けて抑え付ける事により、上記軸
方向変位量を測定する作業の間中、上記パワーローラ8
が浮き上がるのを防止できる様にしている。尚、上記抑
えパッド59は、前述した揺動駆動手段により上記パワ
ーローラ8を揺動変位させる際にも、このパワーローラ
8を抑え続ける。従って、上記抑えパッド59は、MC
ナイロンの如きポリアミド樹脂等の摩擦係数が低い材料
により造り、揺動変位量の測定作業に伴って、上記パワ
ーローラ8の内端面(図1〜2の上端面)が損傷を受け
ない様にする。
【0033】又、上記変位軸7を軸方向両側から挟む状
態で、それぞれが軸方向駆動手段を構成する、上下1対
の軸駆動アクチュエータ61a、61bを、これら各軸
駆動アクチュエータ61a、61bのシリンダ部62、
62を図示しないフレーム等の固定部分に支持する事に
より、竪方向(鉛直方向)に配置している。そして、上
記各軸駆動アクチュエータ61a、61bを伸長させ、
各出力ロッド63、63の先端部に設けた押圧パッド6
4、64により上記変位軸7の軸方向両端面を、それぞ
れこの変位軸7の軸方向中央側に押圧自在としている。
【0034】上述の様な1対の軸駆動アクチュエータ6
1a、61bにより構成する上記軸方向駆動手段は、こ
れら両軸駆動アクチュエータ61a、61bに送り込む
作動流体の圧力を変え、これら両軸駆動アクチュエータ
61a、61bが上記変位軸7を押圧する力を変える事
により、この変位軸7を軸方向に変位させるものであ
る。即ち、図2で下側の軸駆動アクチュエータ61aに
供給する作動流体の圧力を高く、上側の軸駆動アクチュ
エータ61bに供給する作動流体の圧力を低くすれば、
上記変位軸7は、図2の上方に変位する。逆に、図2で
上側の軸駆動アクチュエータ61bに供給する作動流体
の圧力を高く、下側の軸駆動アクチュエータ61aに供
給する作動流体の圧力を低くすれば、上記変位軸7は、
図2の下方に変位する。
【0035】上述の様な軸方向駆動手段による、上記変
位軸7の軸方向変位量は、軸方向変位測定手段を構成す
る、リニアスケール等の測長器65により測定する。こ
の測長器65は、その本体部分を図示しないフレーム等
の固定部分に支持した状態で、その測定子66の先端
を、何れかの押圧パッド64に固定した受板67に突き
当てている。従って上記測長器65は、上記変位軸7の
軸方向変位量を、上記押圧パッド64の変位量として検
出する。
【0036】上述の様に構成する本発明のトロイダル型
無段変速機用パワーローラユニットの測定装置によれ
ば、トロイダル型無段変速機用パワーローラユニットの
構成各部品が正しく機能するか否かを能率良く測定でき
る。先ず、主として図1に示した、前記パワーローラ8
の揺動変位量を測定する構成部分により、変位軸7の枢
支軸部26の周囲に回転自在に支持したパワーローラ8
が正しく揺動変位するか否か、言い換えれば、このパワ
ーローラ8を、ラジアルニードル軸受28を介して回転
自在に支持した上記変位軸7が、前記トラニオン6の円
孔24の内側に設けたラジアルニードル軸受27により
このトラニオン6に対して支持された支持軸部25を中
心として、正しく揺動変位するか否かを判定する為の揺
動変位量を、能率良く測定できる。
【0037】又、主として図2に示した、上記変位軸7
の軸方向変位量を測定する構成部分により、この変位軸
7が、所望の軸方向隙間を持った状態で、上記トラニオ
ン6及びパワーローラ8に対し組み付けられているか否
かを判定する為の軸方向変位量を、能率良く測定でき
る。尚、これら一連の測定作業は自動的に行なえる為、
トロイダル型無段変速機用パワーローラユニット41の
全数検査を実施する事で、トロイダル型無段変速機の性
能の安定化並びに信頼性の向上を図れる。
【0038】
【発明の効果】本発明のトロイダル型無段変速機用パワ
ーローラユニットの測定装置は、以上に述べた通り構成
され作用する為、トロイダル型無段変速機の組立作業並
びに検査作業の能率化により、トロイダル型無段変速機
の価格低減を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を、一部を省略して
示す端面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】従来から知られているトロイダル型無段変速機
の基本的構成を、最大減速時の状態で示す側面図。
【図4】同じく最大増速時の状態で示す側面図。
【図5】従来の具体的構造の第1例を示す断面図。
【図6】図5のB−B断面図。
【図7】従来から知られているトロイダル型無段変速機
用パワーローラユニットの断面図。
【図8】図7の右方から見た図。
【符号の説明】
1 入力軸 2 入力側ディスク 2a 内側面 3 出力軸 4 出力側ディスク 4a 内側面 5 枢軸 6 トラニオン 7 変位軸 8 パワーローラ 8a 周面 9 押圧装置 10 カム板 11 保持器 12 ローラ 13 駆動側カム面 14 被駆動側カム面 15 入力軸 16 ニードル軸受 17 鍔部 18 出力歯車 19 キー 20 支持板 21 円孔 22 ラジアルニードル軸受 23 外輪 24 円孔 25 支持軸部 26 枢支軸部 27 ラジアルニードル軸受 28 ラジアルニードル軸受 29 スラスト玉軸受 30 スラストニードル軸受 31 玉 32 保持器 33 外輪 34 レース 35 保持器 36 ニードル 37 駆動ロッド 38 駆動ピストン 39 駆動シリンダ 40 ハウジング 41 トロイダル型無段変速機用パワーローラユニッ
ト 42 受台 43 ラジアルニードル軸受抑えアクチュエータ 44 シリンダ部 45 出力ロッド 46 抑えパッド 47a、47b 揺動アクチュエータ 48 シリンダ部 49 出力ロッド 50 押圧パッド 51 測長器 52 測定子 53 受板 54 止め輪 55 ワッシャ 56 パワーローラ抑えアクチュエータ 57 シリンダ部 58 出力ロッド 59 抑えパッド 61a、61b 軸駆動アクチュエータ 62 シリンダ部 63 出力ロッド 64 押圧パッド 65 測長器 66 測定子 67 受板 68 鍔部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端面に互いに同心の枢軸を固設したト
    ラニオンと、これら両枢軸の周囲に設けた1対の第一の
    ラジアル軸受と、上記トラニオンの中間部に、上記各枢
    軸の軸方向に対し直角方向に形成した円孔と、互いに平
    行で互いに偏心した支持軸部及び枢支軸部から成り、こ
    のうちの支持軸部を上記円孔の内側に第二のラジアル軸
    受を介して回転自在に支持した変位軸と、上記枢支軸部
    の周囲に、第三のラジアル軸受を介して回転自在に支持
    したパワーローラと、このパワーローラの外側面と上記
    トラニオンの中間部内側面との間に、スラスト荷重の作
    用方向に関して互いに直列に設けた第一、第二のスラス
    ト軸受とを備え、これら互いに別体の部品であるトラニ
    オンと第一、第二、第三のラジアル軸受と変位軸とパワ
    ーローラと第一、第二のスラスト軸受とを、トロイダル
    型無段変速機への組み付け以前に、このトロイダル型無
    段変速機の組立完了後の位置関係に予め組み立てたトロ
    イダル型無段変速機用パワーローラユニットの動きを、
    上記トロイダル型無段変速機への組み付け以前に測定す
    る為のトロイダル型無段変速機用パワーローラユニット
    の測定装置であって、上記トラニオンの両端部に設けた
    上記各枢軸をその上面に、上記パワーローラをこのトラ
    ニオンの上方に位置させた状態で、上記1対の第一のラ
    ジアル軸受を介して支持する1対の受台と、これら各第
    一のラジアル軸受をこれら各受台の上面に向け抑え付け
    る枢軸用抑え手段と、上記パワーローラを上記トラニオ
    ンに向け抑え付けるパワーローラ用抑え手段と、上記ト
    ラニオンの幅方向に関して上記パワーローラの直径方向
    反対側2個所位置を押圧して、このパワーローラを上記
    支持軸部を中心として揺動変位させる揺動駆動手段と、
    この揺動駆動手段による上記パワーローラの変位量を測
    定する揺動変位測定手段とを備えたトロイダル型無段変
    速機用パワーローラユニットの測定装置。
  2. 【請求項2】 両端面に互いに同心の枢軸を固設したト
    ラニオンと、これら両枢軸の周囲に設けた1対の第一の
    ラジアル軸受と、上記トラニオンの中間部に、上記各枢
    軸の軸方向に対し直角方向に形成した円孔と、互いに平
    行で互いに偏心した支持軸部及び枢支軸部から成り、こ
    のうちの支持軸部を上記円孔の内側に第二のラジアル軸
    受を介して回転自在に支持した変位軸と、上記枢支軸部
    の周囲に、第三のラジアル軸受を介して回転自在に支持
    したパワーローラと、このパワーローラの外側面と上記
    トラニオンの中間部内側面との間に、スラスト荷重の作
    用方向に関して互いに直列に設けた第一、第二のスラス
    ト軸受とを備え、これら互いに別体の部品であるトラニ
    オンと第一、第二、第三のラジアル軸受と変位軸とパワ
    ーローラと第一、第二のスラスト軸受とを、トロイダル
    型無段変速機への組み付け以前に、このトロイダル型無
    段変速機の組立完了後の位置関係に予め組み立てたトロ
    イダル型無段変速機用パワーローラユニットの動きを、
    上記トロイダル型無段変速機への組み付け以前に測定す
    る為のトロイダル型無段変速機用パワーローラユニット
    の測定装置であって、上記トラニオンの両端部に設けた
    上記各枢軸をその上面に、上記パワーローラをこのトラ
    ニオンの上方に位置させた状態で、上記1対の第一のラ
    ジアル軸受を介して支持する1対の受台と、これら各第
    一のラジアル軸受をこれら各受台の上面に向け抑え付け
    る枢軸用抑え手段と、上記パワーローラを上記トラニオ
    ンに向け抑え付けるパワーローラ用抑え手段と、上記変
    位軸の軸方向両端面を押圧してこの変位軸を軸方向に変
    位させる軸方向駆動手段と、この軸方向駆動手段による
    この変位軸の軸方向に関する変位量を測定する軸方向変
    位測定手段とを備えたトロイダル型無段変速機用パワー
    ローラユニットの測定装置。
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