JP2003301907A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

トロイダル型無段変速機

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trunnion shaft
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    • F16H57/0487Friction gearings
    • F16H57/049Friction gearings of the toroid type

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラニオンとトラニオン軸とを精度良く形成
できるとともに、トラニオン軸における潤滑油路を簡単
に形成でき、トラニオンおよびトラニオン軸の加工工程
を削減して製造コストを低減できるトロイダル型無段変
速機を提供する。 【解決手段】 トラニオン軸29の外周面に切り欠き5
2が設けられ、この切り欠き52は、油圧ピストン30
との間で、軸受24,25に供給される潤滑油のための
油路を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や各種産業
機械の変速機として利用可能なトロイダル型無段変速機
に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車用変速機として、図4および図5
に略示するようなトロイダル型無段変速機を使用するこ
とが一部で実施されている。このトロイダル型無段変速
機は、例えば実開昭62-71465号公報に開示され
ているように、入力軸1と同心に第1のディスクである
入力側ディスク2を支持し、入力軸1と同心に配置され
た出力軸3の端部に、第2のディスクである出力側ディ
スク4を固定している。トロイダル型無段変速機を納め
たケーシングの内側には、入力軸1並びに出力軸3に対
し捻れの位置にある枢軸5,5を中心として揺動するト
ラニオン6,6が設けられている。各トラニオン6,6
には、パワーローラ11が回転自在に支持されており、
各パワーローラ11,11は、入力側および出力側の両
ディスク2,4の間に挟持されている。 【0003】入力側および出力側の両ディスク2,4の
互いに対向する内側面2a,4aの断面はそれぞれ、枢
軸5を中心とする円弧或いはこのような円弧に近い曲線
を回転させて得られる凹面を成している。そして、球状
の凸面に形成された各パワーローラ11,11の周面1
1a,11aが各内側面2a,4aに当接されている。 【0004】入力軸1と入力側ディスク2との間には、
ローディングカム式の押圧装置12が設けられている。
この押圧装置12は、入力側ディスク2を出力側ディス
ク4に向けて弾性的に押圧している。また、押圧装置1
2は、入力軸1と共に回転するカム板13と、保持器1
4により保持された複数個(例えば4個)のローラ15,
15とから構成されている。また、カム板13の片側面
(図4および図5の左側面)には、周方向に亙って凹凸面
であるカム面16が形成され、入力側ディスク2の外側
面(図4および図5の右側面)にも同様のカム面17が形
成されている。そして、複数個のローラ15,15は、
入力軸1に対して放射方向に延びる軸を中心に回転でき
るように、支持されている。 【0005】このような構成のトロイダル型無段変速機
においては、入力軸1を回転させると、その回転に伴っ
てカム板13が回転し、カム面16によって複数個のロ
ーラ15,15が、入力側ディスク2の外側面に設けら
れたカム面17に押圧される。この結果、入力側ディス
ク2が複数のパワーローラ11,11に押圧されると同
時に、1対のカム面16,17と複数個のローラ15,
15の転動面との押し付け合いに基づいて、入力側ディ
スク2が回転する。そして、この入力側ディスク2の回
転が、各パワーローラ11,11を介して、出力側ディ
スク4に伝達され、この出力側ディスク4に固定された
出力軸3が回転する。 【0006】入力軸1と出力軸3との回転速度を変える
場合であって、入力軸1と出力軸3との間で減速を行な
う場合には、枢軸5,5を中心として各トラニオン6,
6を揺動させ、各パワーローラ11,11の周面11
a,11aが、図4に示すように、入力側ディスク2の
内側面2aの中心寄り部分と出力側ディスク4の内側面
4aの外周寄り部分とにそれぞれ当接するように、各変
位軸9,9を傾斜させる。 【0007】反対に、増速を行なう場合には、各トラニ
オン6,6を揺動させ、各パワーローラ11,11の周
面11a,11aが、図5に示すように、入力側ディス
ク2の内側面2aの外周寄り部分と出力側ディスク4の
内側面4aの中心寄り部分とにそれぞれ当接するよう
に、各変位軸9,9を傾斜させる。各変位軸9,9の傾
斜角度を図4と図5との中間にすれば、入力軸1と出力
軸3との間で、中間の変速比が得られる。 【0008】更に、図6および図7は、従来から知られ
ているトロイダル型無段変速機を示している。入力側デ
ィスク2および出力側ディスク4はそれぞれ、円管状の
入力軸18の周囲に、ニードル軸受19,19を介し
て、回転自在および軸方向に変位自在に支持されてい
る。また、ローディングカム式の押圧装置12を構成す
るためのカム板13は、入力軸18の端部(図6の左端
部)の外周面にスプライン係合され、鍔部20によって
入力側ディスク2から離れる方向への移動が阻止されて
いる。また、出力側ディスク4には出力歯車21がキー
22,22により結合されており、これら出力側ディス
ク4と出力歯車21とが同期して回転するようになって
いる。 【0009】図4および図5の構成と同様に、トロイダ
ル型無段変速機を納めたケーシングの内側には、入力軸
18に対し捻れの位置にある枢軸(傾転軸)5,5を中
心として揺動する一対のトラニオン6,6が設けられて
いる。各トラニオン6,6は、図7(図7には一方のト
ラニオンのみが図示されている。したがって、図7で
は、図示しないトラニオンに付随する構成要素も図示さ
れていない)に示されるように、支持板部7の長手方向
(図7の左右方向)の両端部に、この支持板部7の内側面
側(図7の下側)に折れ曲がる状態で形成された一対の折
れ曲がり壁部8,8を有している。そして、この折れ曲
がり壁部8,8によって、トラニオン6には、パワーロ
ーラ11を収容するための凹状のポケット部Pが形成さ
れる。また、各折れ曲がり壁部8,8の外側面(支持板
部7と反対側の面)には、各枢軸5,5が互いに同心的
に設けられている。 【0010】支持板部7の中央部には円孔10が形成さ
れ、この円孔10には変位軸9の基端部9aが支持され
ている。そして、各枢軸5,5を中心として各トラニオ
ン6,6を揺動させることにより、これら各トラニオン
6,6の中央部に支持された変位軸9の傾斜角度を調節
できるようになっている。また、各トラニオン6,6の
内側面から突出する変位軸9の先端部9bの周囲には、
パワーローラ11が回転自在に支持されており、各パワ
ーローラ11,11は、入力側および出力側の両ディス
ク2,4の間に挟持されている。なお、各変位軸9,9
の基端部9aと先端部9bは、互いに偏心している。 【0011】図7に示されるように、一対のトラニオン
6,6の両端部はそれぞれ、一対の支持板23,23に
対して揺動自在および軸方向(図6の表裏方向、図7の
左右方向)に変位自在に支持されている。そして、前述
したように、各トラニオン6,6を構成する支持板部7
の中央部に形成された円孔10には、基端部9aと先端
部9bとが互いに平行で且つ偏心した変位軸9の基端部
9aが、回転自在に支持されている。また、各支持板部
7の内側面から突出する各変位軸9の先端部9bの周囲
には、パワーローラ11が回転自在に支持されている。 【0012】なお、一対のトラニオン6,6毎に設けら
れた一対の変位軸9,9は、入力軸18に対し、互いに
180度反対側の位置に設けられている。また、これら
の各変位軸9,9の先端部9bが基端部9aに対して偏
心している方向は、入力側および出力側の両ディスク
2,4の回転方向に対して同方向(図7で左右逆方向)と
なっている。また、偏心方向は、入力軸18の配設方向
に対して略直交する方向となっている。したがって、各
パワーローラ11,11は、入力軸18の長手方向に若
干変位できるように支持される。その結果、押圧装置1
2が発生するスラスト荷重に基づく各構成部材の弾性変
形等に起因して、各パワーローラ11,11が入力軸1
8の軸方向に変位する傾向となった場合でも、各構成部
材に無理な力が加わらず、この変位が吸収される。 【0013】また、各パワーローラ11,11の外側面
と各トラニオン6,6を構成する支持板部7の内側面と
の間には、パワーローラ11の外側面の側から順に、ス
ラスト転がり軸受であるスラスト玉軸受24と、スラス
トニードル軸受25とが設けられている。このうち、ス
ラスト玉軸受24は、各パワーローラ11に加わるスラ
スト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ1
1の回転を許容するものである。このようなスラスト玉
軸受24はそれぞれ、複数個ずつの玉26,26と、こ
れら各玉26,26を転動自在に保持する円環状の保持
器27と、円環状の外輪28とから構成されている。ま
た、各スラスト玉軸受24の内輪軌道は各パワーローラ
11の外側面に、外輪軌道は各外輪28の内側面にそれ
ぞれ形成されている。 【0014】また、スラストニードル軸受25は、各ト
ラニオン6,6を構成する支持板部7の内側面と外輪2
8の外側面との間に挟持されている。このようなスラス
トニードル軸受25は、各パワーローラ11から各外輪
28に加わるスラスト荷重を支承しつつ、これら各パワ
ーローラ11および外輪28が各変位軸9の基端部9a
を中心として揺動変位することを許容する。 【0015】更に、各トラニオン6,6の一端部(図7
の右端部)にはそれぞれ駆動ロッド29が設けられてお
り、各駆動ロッド29の中間部外周面に駆動ピストン
(油圧ピストン)30が固設されている。そして、これ
ら各駆動ピストン30はそれぞれ、駆動シリンダ31内
に油密に嵌装されている。 【0016】このように構成されたトロイダル型無段変
速機の場合、入力軸18の回転は、押圧装置12を介し
て、入力側ディスク2に伝えられる。そして、この入力
側ディスク2の回転が、一対のパワーローラ11,11
を介して出力側ディスク4に伝えられ、更にこの出力側
ディスク4の回転が、出力歯車21より取り出される。 【0017】入力軸18と出力歯車21との間の回転速
度比を変える場合には、一対の駆動ピストン30,30
を互いに逆方向に変位させる。これら各駆動ピストン3
0,30の変位に伴って、一対のトラニオン6,6が互
いに逆方向に変位する。例えば、図7の図示しない下側
のパワーローラ11が同図の右側に、同図の上側のパワ
ーローラ11が同図の左側にそれぞれ変位する。その結
果、これら各パワーローラ11,11の周面11a,1
1aと入力側ディスク2及び出力側ディスク4の内側面
2a,4aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが
変化する。そして、この力の向きの変化に伴って、各ト
ラニオン6,6が、支持板23,23に枢支された枢軸
5,5を中心として、互いに逆方向に揺動する。 【0018】その結果、前述の図4および図5に示した
ように、各パワーローラ11,11の周面11a,11
aと各内側面2a,4aとの当接位置が変化し、入力軸
18と出力歯車21との間の回転速度比が変化する。ま
た、これら入力軸18と出力歯車21との間で伝達する
トルクが変動し、各構成部材の弾性変形量が変化する
と、各パワーローラ11,11及びこれら各パワーロー
ラ11に付属の外輪28が、各変位軸9の基端部9aを
中心として僅かに回動する。これら各外輪28の外側面
と各トラニオン6を構成する支持板部7の内側面との間
には、各スラストニードル軸受25が存在するため、前
記回動は円滑に行なれる。したがって、前述のように各
変位軸9,9の傾斜角度を変化させるための力が小さく
て済む。 【0019】 【発明が解決しようとする課題】前述したように、トロ
イダル型無段変速機においては、トラニオン6の枢軸5
の一端から延びる駆動ロッド(以下、トラニオン軸とい
う。)29に固設された油圧ピストン30に圧力差を与
えることにより、トラニオン6を傾転軸方向に沿って移
動させることができる。この場合、油圧ピストン30
は、各トラニオン6に設けられているが、ただ1つのト
ラニオン6の傾転角(枢軸5を中心とする揺動の角度)
によって油圧が制御されるのが一般的である(例えば、
特開平2−163567号公報参照)。 【0020】また、油圧ピストン30は、前述したよう
に、これをトラニオン軸29が貫通するようにトラニオ
ン軸29に外嵌される。そのため、トラニオン6および
トラニオン軸29は、互いに別々に加工された後、ピン
で結合される。 【0021】しかしながら、このように、トラニオン6
とトラニオン軸29とを別々に加工してピン結合する
と、加工工程が増加してしまい(したがって、製造コス
トが高くなり)、また、トラニオン6およびトラニオン
軸29の組み付け精度が低下してしまうといった問題が
生じる。そのため、トラニオン6とトラニオン軸29と
を一体で成形することも考えられる。 【0022】ところで、トラニオン6とトラニオン軸2
9とを一体成形する場合には、スラストニードル軸受2
4、スラスト玉軸受25等への潤滑油路をどのように設
けるかが問題となる。特にパワーローラ11を支持する
スラスト玉軸受(軸受)24は、大きな荷重を受けて高
速で回転しているため、発熱量が大きい。したがって、
スラスト玉軸受24には十分に潤滑油を供給する必要が
ある。 【0023】トラニオン6とトラニオン軸29とを一体
成形した場合における一般的な潤滑油路の形成形態は、
図7に示されるように、トラニオン軸29の端部にドリ
ル加工を施して、トラニオン軸29内にその軸方向に沿
って内径の小さい長い油穴40を形成し、更に、トラニ
オン軸29の前記加工端部にプラグ44を圧入して油路
を確保するといった形態が一般的である。この場合、油
穴40から流れる油は、トラニオン6の枢軸(傾転軸)
5に形成された油穴45を通ってトラニオン6の背面側
へと流れ込む。なお、図7中、42は油穴45に圧入さ
れたプラグである。 【0024】しかしながら、このような潤滑油路の形成
形態においては、1つの問題が生じる。すなわち、トラ
ニオン6は、強度確保のため、全体がHC30を超え
る硬さを有しているが、この硬度は、必然的にトラニオ
ン6と一体のトラニオン軸29にも要求される。つま
り、前述した潤滑油路の形成形態では、HC30を超
える硬度のトラニオン軸29に穴径の小さい長いドリル
加工を施す必要があり、結果として、加工低下に繋がっ
てしまう。せっかくトラニオン6とトラニオン軸29と
を一体として加工数を削減できても、ドリル加工の複雑
さによってコスト低下を十分に図れないといった新たな
問題が生じる。 【0025】本発明は、前記事情に着目してなされたも
のであり、トラニオンとトラニオン軸とを精度良く形成
できるとともに、トラニオン軸における潤滑油路を簡単
に形成でき、トラニオンおよびトラニオン軸の加工工程
を削減して製造コストを低減できるトロイダル型無段変
速機を提供することを目的とする。 【0026】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、互いの内側面同士を対向させた状態で互
いに同心的に且つ回転自在に支持された第1および第2
のディスクと、これら第1および第2のディスクの中心
軸に対して捻れの位置にある枢軸を中心に揺動するトラ
ニオンと、このトラニオンを構成する支持板部の中央部
に、この支持板部の内側面から突出する状態で支持され
た変位軸と、この変位軸の周囲に回転自在に支持された
状態で前記第1および第2の両ディスクの間に挟持され
たパワーローラと、このパワーローラの外側面に添設し
て設けられ、このパワーローラに加わるスラスト方向の
荷重を支承しつつ、このパワーローラの回転を許容する
軸受とを備え、前記支持板部の長手方向の両端部には、
前記パワーローラを収容するポケット部を形成するよう
に前記支持板部の内側面側に折れ曲がる一対の折れ曲が
り壁部が形成され、これらの各折れ曲がり壁部の外側面
に前記各枢軸が互いに同心的に設けられ、一方の枢軸に
はトラニオン軸が一体成形され、このトラニオン軸に
は、前記トラニオンを前記枢軸の軸方向に沿って移動さ
せる油圧ピストンが外嵌されて成るトロイダル型無段変
速機において、前記トラニオン軸の外周面には切り欠き
が設けられ、この切り欠きは、前記油圧ピストンとの間
で、前記軸受に供給される潤滑油のための油路を形成す
ることを特徴とする。 【0027】上記構成によれば、軸受に供給される潤滑
油のための油路を油圧ピストンとの間で形成する切り欠
きがトラニオン軸の外周面に設けられている。したがっ
て、トラニオン軸における潤滑油路を簡単に形成でき、
従来のように穴径の小さい長い油路をトラニオン軸にド
リル加工しなくて済む。また、プラグの圧入工程も省略
できる。その結果、製造コストを低減できる。また、ト
ラニオン軸の高い強度を維持しつつ、トラニオン軸の軸
径を細くすることも可能である。トラニオン軸を細くで
きるため、ピストンの外周を広げることなく、受圧面積
を大きくすることができる。そのため、制御圧を小さく
することが可能となり、ポンプの損失を小さくすること
ができる。また、トラニオンとトラニオン軸とを一体成
形しているため、トラニオンとトラニオン軸とを精度良
く形成でき、加工工程を削減できる。 【0028】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態について説明する。なお、本発明の特徴
は、トロイダル型無段変速機のトラニオンおよびトラニ
オン軸の形成形態並びにトラニオン軸における油路の形
成形態にあり、その他の構成および作用は前述した従来
の構成および作用と同様であるため、以下においては、
本発明の特徴部分についてのみ言及し、それ以外の部分
については、図4〜図7と同一の符号を付してその詳細
な説明を省略することにする。 【0029】図1および図2は本発明の一実施形態を示
している。図示のように、本実施形態のトロイダル型無
段変速機を構成するトラニオン6は、前述した従来構造
の場合と同様に、支持板部7の長手方向(図1の左右方
向)の両端部に、支持板部7の内側面側(図1の上側)に折
れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部8,8
を有している。そして、各折れ曲がり壁部8,8の外側
面には、枢軸5,5が互いに同心的に設けられている。 【0030】また、本実施形態においては、トラニオン
6とトラニオン軸29とが一体成形されており、油圧ピ
ストン30が嵌合するトラニオン軸29の外周面部位
に、潤滑油路の一部を形成する平面状の第1の切り欠き
52が形成されている(図2参照)。この場合、第1の
切り欠き52は、一方で、傾転軸受56が装着されるト
ラニオン6の枢軸(傾転軸)5の部位に形成された深い
溝状の第2の切り欠き54を介して、枢軸5に形成され
た油穴45に連通するとともに、他方で、潤滑油が供給
される潤滑油供給路50に連通している。なお、図中、
62はトラニオン6の枢軸5に当接するワイヤプーリ、
60は油圧ピストン30の端部とワイヤプーリ62との
間に配置されたプレートである。 【0031】以上の構成によれば、潤滑油供給路50か
ら第1の切り欠き52に流れ込んだ潤滑油は、第1の切
り欠き52と油圧ピストン30との間の隙間を油路とし
てトラニオン軸29の軸方向に沿って流れ、第2の切り
欠き54を介して枢軸5に形成された油穴45に流れ込
み、トラニオン6の背面側へ達する(その後、スラスト
ニードル軸受24、スラスト玉軸受(軸受)25等へと
達する)。 【0032】なお、本実施形態において、油圧ピストン
30は、ネジにより締め込まれ、プレート60がワイヤ
プーリ62を押し、ワイヤプーリ62がトラニオン6を
押すことができる。この場合、ワイヤプーリ62と傾転
軸受56との間には必ず隙間が存在する。パワーローラ
11へ十分に潤滑するためには、この隙間を小さく抑え
る必要がある。その隙間は1mm以下であることが望ま
しい。 【0033】以上説明したように、本実施形態では、ス
ラスト玉軸受24等に供給される潤滑油のための油路を
油圧ピストン30との間で形成する切り欠き52がトラ
ニオン軸29の外周面に設けられている。したがって、
トラニオン軸29における潤滑油路を簡単に形成でき、
従来のように穴径の小さい長い油路をトラニオン軸29
にドリル加工しなくて済む。また、プラグの圧入工程も
省略できる。その結果、製造コストを低減できる。ま
た、トラニオン軸29の高い強度を維持しつつ、トラニ
オン軸29の軸径を細くすることも可能である。また、
トラニオン6とトラニオン軸29とを一体成形している
ため、トラニオン6とトラニオン軸29とを精度良く形
成でき、加工工程を削減できる。 【0034】なお、本発明は、前述した各実施形態に限
定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施で
きることは言うまでもない。例えば、本発明は、トラニ
オンとトラニオン軸とを一体にしたもの全てに適用する
ことができ、トラニオンの形状等に規制を受けないもの
である。具体的には、図3に示されるように、パワーロ
ーラ11が位置するトラニオン6の内側面側(ポケット
部P側)に、トラニオン6の内側面側が凹面となる方向
に弾性変形することを規制する連結部材70が設けられ
ているものに対して本発明を適用することもできる。 【0035】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のトロイダ
ル型無段変速機によれば、トラニオンとトラニオン軸と
を精度良く形成できるとともに、トラニオン軸における
潤滑油路を簡単に形成でき、トラニオンおよびトラニオ
ン軸の加工工程を削減して製造コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施形態に係るトロイダル型無
段変速機の要部断面図である。 【図2】(a)は、図1のトラニオンおよびトラニオン
軸の下面図、(図1のA方向矢視図)(b)は、図1の
トラニオンおよびトラニオン軸の上面図(図1のB方向
矢視図)である。 【図3】図1の変形例に係るトロイダル型無段変速機の
要部断面図である。 【図4】従来から知られているの基本的構成を最大減速
時の状態で示す側面図である。 【図5】従来から知られているトロイダル型無段変速機
の基本的構成を最大増速時の状態で示す側面図である。 【図6】従来の具体的構造の一例を示す断面図である。 【図7】図6のX−X線に沿う断面図である。 【符号の説明】 1 入力軸 2 入力側ディスク 2a 内側面 3 出力軸 4 出力側ディスク 4a 内側面 5 枢軸 6 トラニオン 7 支持板部 8 折れ曲がり壁部 9 変位軸 9a 基端部 9b 先端部 10 円孔 11 パワーローラ 11a 周面 24 スラスト玉軸受(軸受) 29 トラニオン軸 30 油圧ピストン 52 切り欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J051 AA03 BA03 BB02 BD01 BE09 CA05 CB07 EC03 ED08 FA02 FA10

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 互いの内側面同士を対向させた状態で互
    いに同心的に且つ回転自在に支持された第1および第2
    のディスクと、これら第1および第2のディスクの中心
    軸に対して捻れの位置にある枢軸を中心に揺動するトラ
    ニオンと、このトラニオンを構成する支持板部の中央部
    に、この支持板部の内側面から突出する状態で支持され
    た変位軸と、この変位軸の周囲に回転自在に支持された
    状態で前記第1および第2の両ディスクの間に挟持され
    たパワーローラと、このパワーローラの外側面に添設し
    て設けられ、このパワーローラに加わるスラスト方向の
    荷重を支承しつつ、このパワーローラの回転を許容する
    軸受とを備え、前記支持板部の長手方向の両端部には、
    前記パワーローラを収容するポケット部を形成するよう
    に前記支持板部の内側面側に折れ曲がる一対の折れ曲が
    り壁部が形成され、これらの各折れ曲がり壁部の外側面
    に前記各枢軸が互いに同心的に設けられ、一方の枢軸に
    はトラニオン軸が一体成形され、このトラニオン軸に
    は、前記トラニオンを前記枢軸の軸方向に沿って移動さ
    せる油圧ピストンが外嵌されて成るトロイダル型無段変
    速機において、 前記トラニオン軸の外周面には切り欠きが設けられ、こ
    の切り欠きは、前記油圧ピストンとの間で、前記軸受に
    供給される潤滑油のための油路を形成することを特徴と
    するトロイダル型無段変速機。
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