JP5673022B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents
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Description
この問題に対処するため、ヨーク23A,23Bのトラニオン15,15と接触する部分に突起を設け、接触面積を減らし傾転時の摩擦を低減することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、トラニオン15,15とヨーク23A、23Bとの接触部において、どちらかに枢軸14,14の中心軸を中心とする円弧状の溝を設け、当該溝に複数個のボールを配置することによって、トラニオン15,15とヨーク23A,23Bとを転がり接触させ、摩擦と摩耗の両方を低減することが提案されている(例えば、特許文献4参照)。
また、特許文献2の発明では、焼入れすることによって、トラニオンの摩耗を抑制できるが、摩擦を低減できるとは限らない。また、トラニオンに仕上げ加工が必要になりコストの増加を避けられない。
また、特許文献4の発明では、摩擦および摩耗の両方を低減できるが、例えば、トラニオンに円弧状の溝を形成するとともに、当該溝がボールの転送面になることから溝の表面加工が必要になり、加工コストが増加する。また、組み立て時にボールが落ちたり、位置ずれしたりしないようにする必要があり、作業性が悪いといった問題がある。
前記トラニオンの前記ヨークと対向する少なくとも一方の端面には、潤滑油用の油路になる油穴の閉塞すべき開口部が設けられ、
当該開口部に前記ヨークに接触する接触部材が取り付けられて、前記開口部を閉塞し、
前記接触部材は、前記トラニオンの端面から突出する突出部分が当該トラニオンの端面に面接触する鍔状となっていることを特徴とする。
請求項2に記載のトロイダル型無段変速機は、請求項1に記載のトロイダル型無段変速機において、前記接触部材は、突出部分の突出長さの異なる複数種の接触部材から選択されたものであることを特徴とする。
これにより、接触部材のためだけにトラニオンに取付孔を設ける必要がなく、接触部材が油穴のプラグ兼ね、接触部材を油穴の開口部に取り付けることによってプラグの取り付けも行われることから、組み立て作業効率の向上と、コストの低減を図ることができる。
また、第4の油穴74および第5の油穴75にも穴あけ加工のために開口部がそれぞれ形成される。第4の油穴74および第5の油穴75の開口部は、第3の油穴73および第7の油穴77の開口部と同様に潤滑油を流すために閉塞される必要がある。
第4の油穴74および第5の油穴75はそれぞれ、パワーローラ11の背面側に配置されるトラニオン15の支持板部16に、枢軸14の軸方向と平行に形成されている。また、第4の油穴74および第5の油穴75は、対向する一対のパワーローラ11,11の配置において、枢軸14より外側に配置されている。また、第4の油穴74と、第5の油穴75とは、それらの中心軸が一直線上に配置されている。
また、上下の接触部材83,83は、ヨーク23A、23Bと略接触した状態に維持されるようになっている。
また、接触部材83,83がプラグを兼ねることから、専用のプラグを必要とせずコストの低減を図ることができる。さらに、接触部材83,83を取り付けることによって、第4および第5の油穴74,75の開口部が閉塞されることから、作業効率の向上を図ることができる。
また、上述の接触部材83,83がヨーク23A,23Bと略接触した状態に保持された場合に、接触部材83,83無しでトラニオン15,15とヨーク23A,23Bとの間に隙間がある場合よりも、ヨーク23A,23Bに支持される複数のトラニオン15、例えば、4つのトラニオン15は、ヨーク23A,23Bの揺動により正確に同期して上下に移動することになり、トラニオン15同士をヨーク23A,23Bを用いてより確実に同期させることが可能になる。
2 入力側ディスク
3 出力側ディスク
11 パワーローラ(内輪)
14 枢軸
15 トラニオン
23A ヨーク
23B ヨーク
32 駆動装置
74 第4の油穴(油穴)
75 第5の油穴(油穴)
83 接触部材
Claims (2)
- 互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの両ディスク間に挟持される複数のパワーローラと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設けられた一対の枢軸を中心に傾転するとともに、前記各パワーローラを回転自在に支持する複数のトラニオンと、前記トラニオンを前記枢軸の軸方向に変位させる駆動装置と、前記トラニオンの前記一対の枢軸をそれぞれ揺動自在かつ軸方向に変位自在に支持するとともに、前記トラニオンの変位により揺動する一対のヨークとを備えているトロイダル型無段変速装置において、
前記トラニオンの前記ヨークと対向する少なくとも一方の端面には、潤滑油用の油路になる油穴の閉塞すべき開口部が設けられ、
当該開口部に前記ヨークに接触する接触部材が取り付けられて、前記開口部を閉塞し、
前記接触部材は、前記トラニオンの端面から突出する突出部分が当該トラニオンの端面に面接触する鍔状となっていることを特徴とするトロイダル型無段変速機。 - 前記接触部材は、突出部分の突出長さの異なる複数種の接触部材から選択されたものであることを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機。
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JP2010263255A JP5673022B2 (ja) | 2010-11-26 | 2010-11-26 | トロイダル型無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010263255A JP5673022B2 (ja) | 2010-11-26 | 2010-11-26 | トロイダル型無段変速機 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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- 2010-11-26 JP JP2010263255A patent/JP5673022B2/ja active Active
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