JP6314534B2 - 摩擦ローラ式減速機 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば電気自動車の駆動系に組み込んだ状態で、電動モータから駆動輪にトルクを伝達する、摩擦ローラ式減速機の改良に関する。
[公知の従来技術に就いて]
例えば特許文献1、2には、電気自動車の駆動源となる電動モータの効率を向上させて充電1回当りの走行可能距離を長くすべく、高速回転する小型の電動モータの出力軸の回転を減速してから駆動輪に伝達する為に、摩擦ローラ式減速機を使用する事が記載されている。図11〜16は、前記特許文献2に記載された摩擦ローラ式減速機を示している。
この摩擦ローラ式減速機1は、入力軸2により太陽ローラ3を回転駆動し、この太陽ローラ3の回転を、複数個の中間ローラ4、4を介して環状ローラ5に伝達し、この環状ローラ5の回転を出力軸6から取り出す様にしている。前記各中間ローラ4、4は、それぞれの中心部に設けた自転軸7、7を中心として自転するのみで、前記太陽ローラ3の周囲で公転する事はない。この太陽ローラ3は、互いに同じ形状を有する1対の太陽ローラ素子8、8を互いに同心に組み合わせて成り、これら両太陽ローラ素子8、8を軸方向両側から挟む位置に、1対のローディングカム装置9、9を設置している。これら各部は、軸方向中間部の径が大きく、両端部の径が小さくなった、段付円筒状のハウジング10内に収納している。
前記入力軸2の基半部(図11の右半部)は前記ハウジング10の入力側小径円筒部11の内側に、入力側玉軸受ユニット12により、前記出力軸6は同じく出力側小径円筒部13の内側に出力側玉軸受ユニット14により、それぞれ回転自在に支持している。前記入力軸2と前記出力軸6とは互いに同心に配置しており、このうちの入力軸2の先端部を、この出力軸6の基端面中央部に形成した円形凹部15の内側に、ラジアル転がり軸受16により回転自在に支持している。又、前記出力軸6の基端部は、断面L字形の連結部17により、前記環状ローラ5と連結している。
前記両太陽ローラ素子8、8は、前記入力軸2の先半部の周囲に、この入力軸2と同心に、この入力軸2に対する相対回転を可能に、且つ、互いの先端面(互いに対向する面)同士の間に隙間を介在させた状態で配置している。又、前記両ローディングカム装置9、9を構成する1対のカム板18、18は、前記入力軸2の中間部と先端部との2箇所位置で、前記両太陽ローラ素子8、8を軸方向両側から挟む位置に外嵌固定して、前記入力軸2と同期して回転する様にしている。そして、互いに対向する、前記両太陽ローラ素子8、8の基端面と前記両カム板18、18の片側面との、それぞれ円周方向複数箇所ずつに、被駆動側カム面19、19と駆動側カム面20、20とを設け、これら各カム面19、20同士の間にそれぞれ玉21、21を挟持して、前記両ローディングカム装置9、9を構成している。前記各カム面19、20は、軸方向に関する深さが円周方向に関して漸次変化するもので、円周方向中央部で最も深く、同じく両端部に向かうに従って浅くなる。
前記入力軸2にトルクが入力されると、次の様にして、前記各ローラ3〜5の周面同士の転がり接触部である、各トラクション部の面圧を上昇させる。先ず、前記入力軸2にトルクが入力されていない状態では、図12の(A)に示す様に、前記両ローディングカム装置9、9を構成する前記各玉21、21が、前記各カム面19、20の底部若しくは底部に近い側に存在する。この状態では、前記両ローディングカム装置9、9の軸方向厚さ寸法が小さく、前記両太陽ローラ素子8、8同士の間隔が拡がっている。そして、前記各中間ローラ4、4が、前記太陽ローラ3及び前記環状ローラ5の径方向に関して外方に押される事はないか、仮に予圧ばねの弾力等により押されたとしても、押される力は小さい。
この状態から、前記入力軸2にトルクが入力される(前記摩擦ローラ式減速機1が起動する)と、前記各玉21、21と前記各カム面19、20との係合に基づき、図12の(B)に示す様に、前記両ローディングカム装置9、9の軸方向厚さ寸法が増大する。そして、前記両太陽ローラ素子8、8が、前記摩擦ローラ式減速機1の径方向に関して、前記各中間ローラ4の内側に食い込み、これら各中間ローラ4を、この径方向に関して外方に押す。この結果、前記各トラクション部の面圧が上昇して、これら各トラクション部に過大な滑りを発生させる事なく、前記太陽ローラ3から前記環状ローラ5に動力を伝達できる。尚、前記摩擦ローラ式減速機1に組み込む、前記両ローディングカム装置9、9は、それぞれを構成する太陽ローラ素子8とカム板18との間に、これら両部材8、18を周方向に相対変位させる方向の弾力を付与するばねを設けている。これら両部材8、18がこのばねの弾力に基づいて周方向に相対変位する事で、前記各玉21、21が、前記各カム面19、20の浅い側に乗り上げる傾向になり、前記両ローディングカム装置9、9により前記各トラクション部に予圧を付与できる。
前記摩擦ローラ式減速機1の運転時に前記各中間ローラ4、4は、それぞれの自転軸7、7を中心として回転すると同時に、伝達トルクの変動に伴って前記摩擦ローラ式減速機1の径方向に変位する。この理由は、前記両ローディングカム装置9、9が発生する押圧力が大きくなる程、これら両ローディングカム装置9、9が前記各中間ローラ4、4を、前記環状ローラ5の内周面に向けて押圧する力が大きくなる為である。この様な、前記各中間ローラ4、4の自転及び径方向変位を円滑に行わせる為、前記摩擦ローラ式減速機1では、次の様な構造によりこれら各中間ローラ4、4を、前記環状ローラ5の内周面と前記太陽ローラ3の外周面との間の環状空間22内に設置している。前記各中間ローラ4、4を支持する為に、前記ハウジング10の大径円筒部23の軸方向片側を塞ぐ端板24の内側面に、図13〜14に示す様な支持フレーム25を支持固定している。この支持フレーム25は遊星歯車機構を構成するキャリアの如き構造を有するもので、それぞれが円環状として互いに同心に配置した1対のリム部26a、26bの円周方向等間隔複数箇所同士を、ステー27、27により結合固定して成る。この様な支持フレーム25は、前記リム部26aを前記端板24の内面にねじ止めする事により、前記大径円筒部23の内側に、前記太陽ローラ3と同心に支持固定している。
一方、前記各中間ローラ4、4は、それぞれ揺動フレーム28、28の先端部に、回転自在に支持している。これら各揺動フレーム28、28はそれぞれ、互いに平行な1対の支持板部29、29の基端縁同士を基部30で連結する事により、径方向に見た形状をコ字形としている。前記各中間ローラ4、4の自転軸7、7の端部は、それぞれ前記各揺動フレーム28、28の支持板部29、29の先端部に、玉軸受31、31により、回転自在に支持している。又、前記各揺動フレーム28、28の基端部両側面に互いに同心に突設した揺動軸32、32を、前記両リム部26a、26bの互いに整合する部分に形成した支持孔33、33にがたつきなく挿入している。
前記各揺動軸32、32と前記各自転軸7、7とは、互いに平行で、前記支持フレーム25の円周方向に関する位相が大きくずれている。具体的には、前記各揺動軸32、32と前記各自転軸7、7との円周方向に関するずれを可能な限り大きくすべく、これら各揺動軸32、32とこれら各自転軸7、7とを結ぶ仮想直線の方向を、前記支持フレーム25の中心をその中心とする仮想円弧に関する接線の方向に近くしている。この様な構成により前記各揺動フレーム28、28を前記支持フレーム25に対し、それぞれ揺動軸32、32を中心とする揺動変位を可能にして、前記各中間ローラ4、4を前記支持フレーム25に対し、ほぼこの支持フレーム25の径方向に、円滑に変位できる様に支持している。
前記各中間ローラ4、4の外周面は、軸方向中間部を単なる円筒面とし、軸方向両側部分を、前記両太陽ローラ素子8、8の外周面と同方向に同一角度傾斜した、部分円すい凸面状の傾斜面としている。従って、前記各ローラ3〜5の周面同士は互いに線接触し、前記各トラクション部の接触面積を確保できる。又、前記両ローディングカム装置9、9が発生する押圧力の差等に起因して前記各中間ローラ4、4が軸方向に変位する場合に、この変位が円滑に行われる様にしている。
更に、前記両太陽ローラ素子8、8の基端部外周面に、それぞれ外向フランジ状の鍔部34、34を設けている。即ち、これら両太陽ローラ素子8、8の外周面のうち、前記各中間ローラ4、4の外周面と転がり接触する部分は、先端面に向かうに従って外径が小さくなる方向に傾斜した傾斜面となっており、前記両鍔部34、34は、この傾斜面の基端部から、全周に亙り径方向外方に突出している。そして、これら両鍔部34、34を含む、前記両太陽ローラ素子8、8の基端面に、それぞれ前記各被駆動側カム面19、19を形成している。
上述の様に構成する従来の摩擦ローラ式減速機1は、次の様に作用して、前記入力軸2から前記出力軸6に動力を、減速すると同時にトルクを増大させつつ伝達する。
即ち、電動モータにより前記入力軸2を回転駆動すると、この入力軸2に外嵌固定した前記両カム板18、18が回転し、前記両太陽ローラ素子8、8が、前記各玉21、21と前記各カム面19、20との係合に基づき、互いに近づく方向に押圧されつつ、前記入力軸2と同方向に同じ速度で回転する。そして、前記両太陽ローラ素子8、8により構成される前記太陽ローラ3の回転が、前記各中間ローラ4、4を介して前記環状ローラ5に伝わり、前記出力軸6から取り出される。前記各トラクション部の面圧は、前記両部材8、18同士の間に設けられたばねに基づく、これら両部材8、18を互いに逆方向に相対変位させる弾力に基づいて発生するカム部押圧力により、前記摩擦ローラ式減速機1の起動の瞬間から或る程度確保される。従って、この起動の瞬間から、前記各トラクション部で過大な滑りを発生させる事なく、動力伝達が開始される。
前記入力軸2に加わるトルクが増大すると、前記両ローディングカム装置9、9を構成する前記各玉21、21の、前記各カム面19、20への乗り上げ量が増大し、これら両ローディングカム装置9、9の軸方向厚さがより一層増大する。この結果、前記各トラクション部の面圧がより一層増大し、これら各トラクション部で、過大な滑りを発生する事なく、大きなトルクの伝達が行われる。これら各トラクション部の面圧は、前記入力軸2と前記出力軸6との間で伝達すべきトルクに応じた適正な値、具体的には必要最小限の値に適切な安全率を乗じた値に、自動的に調整される。この結果、前記両軸2、6同士の間で伝達されるトルクの変動に拘らず、前記各トラクション部で過大な滑りが発生したり、逆に、これら各トラクション部の転がり抵抗が徒に大きくなる事を防止できて、前記摩擦ローラ式減速機1の伝達効率を良好にできる。
しかも、前記各揺動フレーム28、28の揺動変位に基づいて前記各中間ローラ4、4が、前記太陽ローラ3及び前記環状ローラ5の径方向外方に、円滑に変位する。従って、前記各トラクション部の面圧が不均一になる事を防止できて、前記各トラクション部の面圧を適正にし、前記摩擦ローラ式減速機1の伝達効率を、より一層良好にできる。
上述の様な摩擦ローラ式減速機1の構造で、大きなトルクを安定して伝達可能にする為には、前記各揺動フレーム28、28を構成する、これら各揺動フレーム28、28毎に1対ずつ設けた支持板部29、29の剛性を向上させる事が好ましい。この理由に就いて、以下に説明する。上述した従来構造の場合、例えば図14〜16を見れば明らかな様に、前記各揺動フレーム28、28を構成する前記両支持板部29、29は、それぞれの基端部を前記基部30に接続固定し、それぞれの中間部乃至先端部を、何れの部分にも固定していない。要するに、前記両支持板部29、29の先端部は、何れの部分にも支持されない、自由端としている。
一方、前記摩擦ローラ減速機1の運転時に前記各中間ローラ4には、軸方向に変位する、アキシアル方向の力が加わる可能性がある。この様な力が発生する原因は、前記各ローラ3〜5の周面の性状(形状精度、表面粗さ等)が不正規である場合等、種々考えられる。又、例えば、前記各中間ローラ4の回転中心軸(自転軸7)と、前記太陽ローラ3又は前記環状ローラ5の中心軸とが傾斜した状態のまま前記各中間ローラ4が回転した(スキューが発生した)場合にも、前記アキシアル方向の力が発生する。何れにしても、このアキシアル方向の力が発生すると、前記各中間ローラ4が前記両支持板部29、29のうちの何れか一方の支持板部29の内側面を押し、当該支持板部29を外方に向け変形させる可能性がある。そして、この変形の結果、当該支持板部29の外側面と、前記支持フレーム25を構成する前記両リム部26a、26bの内側面とが強く擦れ合い、この支持フレーム25に対する前記各揺動フレーム28、28の揺動変位が円滑に行われなくなる可能性がある。
[未公知の先発明構造に就いて]
上述の様な事情に鑑みて、それぞれが中間ローラを回転自在に支持する揺動フレームを構成する1対の支持腕の剛性を向上させる為の構造として、特願2012−027247には、図17〜27に示す様な構造に関する発明が開示されている。本発明は、この先発明の構造を改良したものであるから、次に、この先発明の構造に就いて説明する。
先発明の摩擦ローラ式減速機1aは、前述の図11に示したハウジング10の如き減速機ケース内に収納される。そして、この減速機ケース外に設けた、図示しない電動モータにより、入力軸2aを介して太陽ローラ3aを回転駆動し、この太陽ローラ3aの回転を、複数個の中間ローラ4a、4aを介して環状ローラ5aに伝達し、この環状ローラ5aの回転を、出力軸6aを通じて取り出す様にしている。この出力軸6aを設置する為、前記減速機ケースの一端側壁部に軸受ケース35を、油密に固定する。そして、この軸受ケース35の内径側に前記出力軸6aを、出力側玉軸受ユニット14aと出力側シールユニット36とにより、油密を保持した状態で、回転自在に支持している。前記出力軸6aと前記環状ローラ5aとは、互いに同心に配置した状態で、連結部17aにより結合している。
又、前記入力軸2aは、前記減速機ケースの他端側壁部に設置される、入力側シールユニット37を備えた入力側玉軸受ユニット12aによりこの他端側壁部に、回転自在に支持される。前記太陽ローラ3aは、互いに対称な形状を有する1対の太陽ローラ素子8a、8aから成り、前記入力軸2aの基半部(図17の左半部)の周囲に配置している。又、これら両太陽ローラ素子8a、8aと前記入力軸2aとの間にそれぞれローディングカム装置9a、9aを設け、これら両太陽ローラ素子8a、8aを互いに近付く方向に押圧しつつ、これら両太陽ローラ素子8a、8aを前記入力軸2aにより回転駆動する様にしている。この部分の構造に関しては、前述の図11に示した従来構造と同じであり、先発明及び本発明の要旨とは関係しない。又、別の構造を採用する事もできる。
前記各中間ローラ4a、4aは、前記減速機ケース内に支持固定される支持フレーム25aに対し、これら各中間ローラ4a、4aと同数の揺動フレーム28a、28aにより、回転及び前記支持フレーム25aの径方向に関する若干の変位を自在に支持している。このうちの支持フレーム25aは、円輪状の連結板部38と、この連結板部38の軸方向片側面の円周方向等間隔複数箇所(図示の例では3箇所)から前記各中間ローラ4a、4aの設置側に向けて、前記支持フレーム25aの軸方向に対し平行に突出した、柱部39、39とから成る。これら各柱部39、39の断面形状は、それぞれ前記支持フレーム25aの径方向に長い。又、前記各揺動フレーム28a、28aは、円周方向に隣り合う前記各柱部39、39同士の間部分に設置されていて、前記支持フレーム25aの周方向に関して一端部を、前記連結板部38の軸方向片側面にそれぞれの基端部を結合固定した揺動軸32a、32aを中心とする、揺動変位を自在としている。
前記各揺動フレーム28a、28aは、それぞれ、軸方向に離隔した状態で設けられた1対の支持板部40a、40bの長さ方向両端同士を連結部41a、41bを介して突き合わせ、それぞれボルト42、42により互いに結合固定して成る。これら両連結部41a、41bは、それぞれの基端部を一方(図24、25、27の左側)の支持板部40aに連続させる状態で、この一方の支持板部40aと一体としている。又、前記両連結部41a、41bの内側にねじ孔43、43を、それぞれこれら両連結部41a、41bの先端面に開口する状態で設けている。又、これら両連結部41a、41bのうちの一方(図24〜27の下側)の連結部41aは、他方(図24〜27の上側)の連結部41bよりも太く(断面積を広く)して、前記ねじ孔43よりも更に端部寄りに外れた部分に、断面円形の揺動支持孔44を、前記連結部41aを貫通する状態で形成している。これに対して、他方(図24、25、27の右側)の支持板部40bのうちで、前記両ねじ孔43、43に整合する部分に第一通孔45、45を、前記揺動支持孔44と整合する部分に第二通孔46を、それぞれ形成している。又、前記両支持板部40a、40bの中央部で互いに整合する部分に、それぞれ円形の保持凹部47、47を設けている。
一方、前記各中間ローラ4a、4aは、自転軸7a、7aと一体に、これら各自転軸7a、7aと同心に形成している。これら各自転軸7a、7aの両端部は前記各中間ローラ4a、4aの軸方向両端面よりも軸方向に突出しており、且つ、突出した先端寄り部分を、基端寄り部分よりも小径とし、これら先端寄り部分と基端寄り部分との間に段差部48、48を設けている。この様な各自転軸7a、7aの両端部には、それぞれ単列深溝型の玉軸受31a、31aを構成する内輪49、49を締り嵌めで外嵌し、これら各内輪49、49の軸方向端面を前記各段差部48、48に突き当てている。又、前記各玉軸受31a、31aを構成する外輪50、50は、前記各保持凹部47、47に、径方向にがたつく事は無いが、軸方向の変位を可能に内嵌できるだけの外径を有する。更に、前記各内輪49、49の軸方向端面を前記各段差部48、48に突き当てた状態で、前記各外輪50、50の軸方向外端面(互いに反対側の端面)同士の間隔dは、前記各保持凹部47、47の底面同士の間隔Dよりも十分に小さく(d<D)している。
上述の様な各中間ローラ4a、4aは、前述の様な各揺動フレーム28a、28aに対して、前記各玉軸受31a、31aにより回転自在に、且つ、軸方向に関して若干の変位を可能に支持している。これら各玉軸受31a、31aの回転抵抗(動トルク)は小さいので、前記各中間ローラ4a、4aの回転抵抗を低く抑えて、前記摩擦ローラ式減速機1aの伝達効率を良好にできる。又、前記各外輪50、50の軸方向外端面と前記各保持凹部47、47の底面との間に波板ばね51、51等の弾性部材を設けて、前記各中間ローラ4a、4aを、軸方向中央部に向け、弾性的に付勢している。前記各波板ばね51、51の弾力は、前記各ローディングカム装置9a、9aの作動に伴う、前記各中間ローラ4a、4aの軸方向変位を許容できる程度の、小さな値としている。この構成により前記各中間ローラ4a、4aを前記各揺動フレーム28a、28aの中間部に、がたつきなく、但し、これら各中間ローラ4a、4aの中心軸を傾斜させる方向のモーメントに対する剛性を適度に低くした状態で、回転自在に、且つ、各部の不可避的な製造誤差等に基づく、軸方向の変位を可能に支持している。
上述の様な各中間ローラ4a、4aを、前述の様な各揺動フレーム28a、28aに組み付けるには、図25に示す様に、前記自転軸7aの両端部に前記各玉軸受31a、31aの内輪49を外嵌固定した状態から、前記各支持板部40a、40b同士を近づけ合う。この際、前記各保持凹部47、47内に前記各波板ばね51、51を挿入しておく。次いで、これら各波板ばね51、51を軸方向に圧縮しつつ、前記各支持板部40a、40b同士を近づける。そして、前記各連結部41a、41bの先端面と前記他方の支持板部40bの両端部内側面とを突き合わせてから、前記他方の支持板部40bの第一通孔45、45を挿通した前記各ボルト42、42を、前記各連結部41a、41bに設けた前記各ねじ孔43、43に螺合し更に締め付ける。この結果、前記各揺動フレーム28a、28aに対して前記各中間ローラ4a、4aを回転自在に支持した、中間ローラユニット52、52を得られる。
この様な中間ローラユニット52は、前記支持フレーム25aに対し、前記各揺動軸32a、32aを中心とする揺動変位を自在に組み付ける。この為に、前記各揺動フレーム28a、28aの端部に存在する、前記揺動支持孔44に滑り軸受53、53を内嵌しておく。そして、これら各滑り軸受53、53の内側に前記各揺動軸32a、32aを挿通して、これら各揺動軸32a、32aに対して前記各揺動フレーム28a、28aの基端部を、揺動変位自在に支持する。更に、前記支持フレーム25aは、前記各柱部39、39を挿通したボルト54a、54bと、前記減速機ケース内に設けた図示しない固定壁部等に設けたねじ孔とを螺合し、更に締め付ける事により、この減速機ケース内に支持固定する。この状態で前記各揺動フレーム28a、28aは、前記連結板部38と前記固定壁部等との間に、前記各揺動軸32a、32aを中心とする、若干の揺動変位を可能に支持される。
又、前記各柱部39、39の内側に、潤滑剤であるトラクションオイルの供給路55、55を設けている。これら各供給路55、55の下流端は前記太陽ローラ3a(図17、18参照)の外周面に向け開口させて、トラクションオイルを、前記各ローラ3a、4a、5aの周面同士の転がり接触部(トラクション部)に送り込む様にしている。尚、この様なトラクションオイル供給の為の潤滑構造に就いても、本発明及び先発明の要点とは関係しないし、他の構造も採用できるので、図示のみで、詳しい説明は省略する。
電気自動車用駆動装置の運転時には、図示しない電動モータにより前記入力軸2aを介して、前記太陽ローラ3aを回転駆動する。この太陽ローラ3aの回転は、前記各中間ローラ4a、4aを介して前記環状ローラ5aに伝わる。この太陽ローラ3aを構成する、前記両太陽ローラ素子8a、8aには、これら両太陽ローラ素子8a、8aと1対のカム板18a、18aとを相対回転させる方向の弾力を有するコイルばねを組み込んで成る、前記両ローディングカム装置9a、9aにより、互いに近付く方向の予圧が付与されている。従って、前記各ローラ3a、4a、5aの周面同士の転がり接触部(トラクション部)の面圧は、これら各ローラ3a、4a、5a同士の間でトルクを伝達しない状態でも或る程度確保されている。又、これら各ローラ3a、4a、5a同士の間で伝達するトルクが大きくなると、前記両ローディングカム装置9a、9aが前記両太陽ローラ素子8a、8a同士を互いに近付ける方向に押圧する力(推力)が大きくなり、前記各トラクション部の面圧が更に高くなる。前記各中間ローラ4a、4aを支持した、前記各揺動フレーム28a、28aは、前記各揺動軸32a、32aを介して径方向に揺動する為、前記各中間ローラ4a、4aの外周面と、前記太陽ローラ3aの外周面及び前記環状ローラ5aの内周面との転がり接触部の面圧は、効果的に上昇する。この結果、前記各ローラ3a、4a、5a同士の間で伝達するトルクの変動に拘らず、前記太陽ローラ3aから前記環状ローラ5aへの動力伝達を効率良く行える。
本例の摩擦ローラ式減速機1aを構成する、前記各揺動フレーム28a、28aは、前記各揺動フレーム28a、28a毎に1対ずつ設けた支持板部40a、40bの長さ方向両端同士を、それぞれ前記各連結部41a、41b及び前記各ボルト42、42により結合している。従って、前記各支持板部40a、40bは、それぞれの長さ方向両端部同士を互いに結合した両持ち構造となり、これら各支持板部40a、40bのうちの何れかの支持板部40a(40b)の内側面が前記各中間ローラ4a、4aにより押された場合にも、これら各支持板部40a、40b同士の間隔が拡がる事はない。この為、これら各支持板部40a、40bの外側面と、これら各支持板部40a、40bが隣接する、前記連結板部38と前記固定壁部等とが強く擦れ合う事を防止して、前記各揺動フレーム28a、28aの揺動変位を円滑に行わせ、前記摩擦ローラ式減速機1aの伝達効率が低下する事を防止できる。
但し、上述の先発明の構造でも、摩擦ローラ式減速機の小型・軽量化の面から、未だ改良の余地がある。具体的には、前記各中間ローラ4a、4aを前記各揺動フレーム28a、28aに対し、これら各中間ローラ4a、4a及び各揺動フレーム28a、28aとは独立した内輪49及び外輪50を備えた前記各玉軸受31a、31aにより、回転自在に支持している。しかも、前記各波板ばね51、51によりこれら各玉軸受31a、31aに、予圧を付与している。この為、前記各中間ローラ4a、4aの回転支持部の軸方向寸法が嵩み、摩擦ローラ式減速機の小型・軽量化の面から不利になる。
特開2012−197930号公報 特開2012−207778号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、前述した先発明の構造が有する利点を保持しつつ、各中間ローラの回転支持部の軸方向寸法を短く抑えて、摩擦ローラ式減速機の小型・軽量化を図り易い構造を実現すべく発明したものである。
本発明の摩擦ローラ式減速機は、前述した従来から知られている摩擦ローラ式減速機と同様に、入力軸と、出力軸と、太陽ローラと、環状ローラと、複数個の中間ローラと、ローディングカム装置とを備える。
このうちの太陽ローラは、軸方向に分割された1対の太陽ローラ素子を前記入力軸の周囲に、互いの先端面同士の間に隙間を介在させた状態で互いに同心に配置して成るもので、前記両太陽ローラ素子の外周面は、それぞれの先端面に向かうに従って外径が小さくなる方向に傾斜した傾斜面であって、これら両傾斜面を転がり接触面としている。
又、前記環状ローラは、前記太陽ローラの周囲にこの太陽ローラと同心に配置されたもので、内周面を転がり接触面としている。
又、前記各中間ローラは、前記太陽ローラの外周面と前記環状ローラの内周面との間の環状空間の円周方向複数箇所に、それぞれが前記入力軸と平行に配置された自転軸を中心とする回転自在に支持された状態で、それぞれの外周面を前記太陽ローラの外周面と前記環状ローラの内周面とに転がり接触させている。
又、前記ローディングカム装置は、前記両太陽ローラ素子のうちの少なくとも一方の太陽ローラ素子であり、前記入力軸に対する相対回転を可能とされた可動太陽ローラ素子とこの入力軸との間に設けられて、この入力軸の回転に伴ってこの可動太陽ローラ素子を相手方の太陽ローラ素子に向けて軸方向に押圧しつつ回転させるものである。この為に、前記可動太陽ローラ素子の基端面の円周方向複数箇所に設けられた被駆動側カム面と、前記入力軸の一部に固定されてこの入力軸と共に回転するカム板のうちで前記可動太陽ローラ素子の基端面に対向する片側面の円周方向複数箇所に設けられた駆動側カム面との間に転動体を挟持して成る。これら各駆動側カム面及び前記各被駆動側カム面はそれぞれ、軸方向に関する深さが円周方向に関して漸次変化して端部に向かうに従って浅くなる形状を有する。
更に、前記環状ローラと前記各自転軸を支持した支持フレームとのうちの一方の部材を、前記太陽ローラを中心とする回転を阻止した状態で支持し、同じく他方の部材を前記出力軸に結合して、この他方の部材によりこの出力軸を回転駆動自在としている。
特に、本発明の摩擦ローラ式減速機に於いては、前記各中間ローラを、これら各中間ローラ毎に独立して設けた揺動フレームに、転がり軸受を介して前記各自転軸を中心とする回転を自在に支持している。又、これら各揺動フレームを前記支持フレームに対し、前記各自転軸と平行で、前記太陽ローラの回転方向に関する位相がこれら各自転軸から外れた部分に存在する揺動軸を中心とする揺動変位を可能に支持している。そして、前記各自転軸を、前記太陽ローラ及び前記環状ローラの径方向の変位を可能に支持している。
又、前記各揺動フレームを、それぞれ、軸方向に離隔した状態で設けられた1対の支持板部の長さ方向両端同士を、連結部を介し突き合わせてボルトにより互いに結合固定したものとしている。
又、前記各自転軸を、前記各中間ローラと前記各支持板部とのうちの一方の部材のうちで、同じく他方の部材に対向する側面から突出する状態で、この一方の部材と一体に形成されたものとしている。
更に、前記各転がり軸受を、前記各自転軸に、直接若しくは別体の内輪を介して設けられた内輪軌道と、前記各中間ローラと前記各支持板部とのうちの他方の部材に、直接若しくは別体の外輪を介して設けられた外輪軌道との間に、前記各中間ローラの軸方向両側同士の間で互いに逆向きの接触角を付与された状態で、それぞれ複数個ずつの転動体を配置して成るものとしている。
又、前記各外輪軌道と前記各内輪軌道とのうちの少なくとも一方の軌道を、前記各中間ローラ又は前記各支持板部に直接形成している。
特に本発明の摩擦ローラ式減速機では、前記各自転軸を、前記各支持板部の互いに対向する内側面から突出する状態で、これら各支持板部と一体に、前記各揺動フレーム毎に互いに同心に設けられたものとする。又、前記各内輪軌道を、前記各自転軸の外周面に設けられたものとし、前記各外輪軌道を、前記各中間ローラの軸方向両側面に設けられたものとする。この様な構成により、前記各中間ローラの軸方向両側に設置された前記各転がり軸受を構成する転動体に、背面組み合わせ(DB)型の接触角を付与する。
或いは、本発明の技術的範囲からは外れるが、前記各自転軸を、前記各中間ローラの軸方向両側面から突出する状態で、これら各中間ローラ毎に、これら各中間ローラと一体に、これら各中間ローラ毎に互いに同心に設けられたものとし、前記各内輪軌道を、前記各自転軸の外周面に設けられたものとし、前記各外輪軌道を、前記両支持板部の互いに対向する内側面に設けられたものとする事もできる。この様な構成により、前記各中間ローラの軸方向両側に設置された前記各転がり軸受を構成する転動体に、正面組み合わせ(DF)型の接触角を付与する
又、上述の様な本発明の摩擦ローラ式減速機を実施する場合、具体的には、前記各外輪軌道を、前記各中間ローラの軸方向両側面又は前記各支持板部の内側面の中央部で互いに整合する部分に設けた保持凹部に、前記各中間ローラ及びこれら各支持板部と別体の外輪を内嵌する事により設ける。
或いは、前記各内輪軌道を、前記各自転軸の基端部外周面に、前記各中間ローラ及び前記各支持板部と別体の内輪を外嵌する事により設ける。
又、上述の様な本発明の摩擦ローラ式減速機を実施する場合に好ましくは、前記各転がり軸受を構成する転動体を玉とする。
上述の様に構成する本発明の摩擦ローラ式減速機によれば、前述した先発明の構造が有する利点を保持しつつ、各中間ローラの回転支持部の軸方向寸法を短く抑えて、摩擦ローラ式減速機の小型・軽量化を図れる。
即ち、本発明の摩擦ローラ式減速機によれば、前記先発明の摩擦ローラ式減速機と同様に、それぞれが中間ローラを回転自在に支持する各揺動フレームを構成する1対の支持板部の剛性を向上させられる。
即ち、前記各揺動フレーム毎に1対ずつ設けた支持板部は、それぞれの長さ方向両端部同士を、連結部及びボルトを介して結合固定している。従って、前記各支持板部は、それぞれの長さ方向両端部同士を互いに結合した、所謂両持ち構造となり、これら各支持板部のうちの何れかの支持板部の内側面が中間ローラにより押された場合にも、これら各支持板部同士の間隔が拡がる事はない。
従って、前記各支持板部の外側面と、これら各支持板部が隣接する部材とが強く擦れ合う事を防止して、前記各揺動フレームの揺動変位を円滑に行わせ、摩擦ローラ式減速機の伝達効率が低下する事を防止できる。
更に、本発明の摩擦ローラ式減速機の場合には、前記各揺動フレームに対する前記各中間ローラの回転中心となる各自転軸を、これら各中間ローラ又は前記各支持板部と一体に設け、これら各中間ローラを前記各揺動フレームに回転自在に支持する為の転がり軸受を構成する内輪軌道と外輪軌道とのうちの少なくとも一方の軌道を、前記各中間ローラ又は前記各支持板部に直接設けている為、前記各中間ローラの回転支持部の軸方向寸法を短く抑えて、摩擦ローラ式減速機の小型・軽量化を図り易くなる。
又、本発明の場合、前記各支持板部の内側面に設けた前記各自転軸の外周面に外輪軌道を、前記各中間ローラの軸方向両側面に内輪軌道を、それぞれ設ける事で、前記各転がり軸受を構成する転動体に背面組み合わせ(DB)型の接触角を付与している為、前記各中間ローラの前記各支持板部に対する軸方向の支持剛性をより高くできる。
尚、本発明の技術的範囲から外れるが、前記各中間ローラの軸方向両側面に設けた前記各自転軸の外周面に外輪軌道を、前記各支持板部の内側面に内輪軌道を、それぞれ設ける事で、前記各転がり軸受を構成する各転動体に正面組み合わせ(DF)型の接触角を付与すれば、前記各揺動フレームの形状精度や前記各転がり軸受の組み付け精度を過度に高くする必要がない。従って、前記摩擦ローラ式減速機の製造コストを低減できる
又、前記各内輪軌道と前記各外輪軌道とのうちの何れか一方の軌道を、前記各中間ローラ及び前記各支持板部と別体の軌道輪(内輪又は外輪)を、これら各中間ローラと各支持板部とのうちの何れか一方の部材に嵌合(内嵌又は外嵌)する事で設ければ、これら各中間ローラ若しくは前記各支持板部の加工コストを抑え、前記摩擦ローラ式減速機の製造コストを低減する事ができる。
本発明に関連する参考例の第1例を示す、図15と同様の図。 図1の右方から見た正投影図。 図2のa−a断面図。 本発明に関連する参考例の第2例を示す、図2に相当する図。 図4のb−b断面図。 本発明に関連する参考例の第3例を示す、図5に相当する図。 本発明の実施の形態の第1例を示す、図2に相当する図。 図7のc−c断面図。 本発明の実施の形態の第例を示す、図8に相当する図。 同第例を示す、図8に相当する図。 従来構造の1例を示す断面図。 予圧付与の為の機構を説明する為の模式図。 中間ローラの自転軸を、太陽ローラ及び環状ローラの径方向に変位可能に支持する部分の構造を示す斜視図。 同じく分解斜視図。 揺動フレームと中間ローラとを組み合わせた中間ローラユニットを1個だけ取り出して示す斜視図。 更に前記中間ローラユニットを揺動フレームと中間ローラとに分けた状態で示す分解斜視図。 先発明の実施の形態の1例を示す断面図。 図17のd部拡大図。 図17の右方から見た図。 摩擦ローラ式減速機を取り出し、太陽ローラ及び環状ローラを省略して、図17の右上方から見た状態で示す斜視図。 同じく図17の右方から見た正投影図。 同じく図21の左方から見た正投影図。 図22のeーe断面図。 揺動フレーム及び中間ローラを取り出して、組み立てた状態で示す斜視図。 同じく分解斜視図。 同じく中間ローラの軸方向から見た正投影図。 図26のf−f断面図。
参考例の第1例]
図1〜3は、本発明に関連する参考例の第1例を示している。尚、本参考例を含めて本発明の特徴は、揺動フレーム28bを構成する1対の支持板部40a、40b同士の間に中間ローラ4bを回転自在に支持する部分の構造にある。その他の部分の構造及び作用に就いては、前述の図17〜27に示した、先発明の構造と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明を省略若しくは簡略にし、以下、本参考例の特徴部分を中心に説明する。
前記中間ローラ4bの軸方向両側面の中央部に自転軸7b、7bを、この中間ローラ4bと一体に、互いに同心に突設している。これら各自転軸7b、7bは、基端側の大径部56と先端側の小径部57とを段部により連続させた段付円柱状であり、このうちの段部にアンギュラ型の内輪軌道58、58を、直接形成している。
一方、前記各支持板部40a、40bのほぼ中央部で、前記各自転軸7b、7bが対向する部分に、それぞれ円孔59a、59bを、前記各支持板部40a、40bの両側面同士を貫通する状態で形成している。これら各円孔59a、59bの内径は、前記各自転軸7b、7bの大径部56の外径とほぼ同じとしている。更に、前記各支持板部40a、40bの両側面のうちの互いに対向する内側面のうち、前記各円孔59a、59bを囲む部分に、それぞれアンギュラ型の外輪軌道60、60を、直接形成している。
そして、前記各支持板部40a、40b同士を、ボルト42、42により結合固定し、前記揺動フレーム28bを構成した状態で、前記各内輪軌道58、58と前記各外輪軌道60、60との間に、それぞれ複数個ずつの玉21a、21aを、転動自在に挟持する事で、特許請求の範囲に記載した転がり軸受である、玉軸受65、65を構成している。前記中間ローラ4bの軸方向両側に設けられたこれら各玉軸受65、65を構成する玉21a、21aには、正面組み合わせ(DF)型の接触角を付与している。又、各部の寸法を適正に規制する事により、前記各ボルト42、42を締め付けて前記各支持板部40a、40b同士を結合固定した状態で、前記各玉21a、21aに適切な予圧を付与している。
上述の様にして、前記揺動フレーム28bに対し前記中間ローラ4bを回転自在に支持して成る中間ローラユニット52aは、前記先発明の摩擦ローラ式減速機1aを構成する中間ローラユニット52、52と同様、図17〜22に示す様な支持フレーム25aに揺動変位自在に支持すると共に、図17〜18に示す様に太陽ローラ3a及び環状ローラ5aと組み合わせて、摩擦ローラ式減速機を構成する。
上述の様に構成する本参考例の摩擦ローラ式減速機の場合には、前記揺動フレーム28bに対して前記中間ローラ4bを、長さ方向両端部同士を結合固定した1対の支持板部40a、40bの中間部同士の間に、それぞれがアンギュラ型である1対の玉軸受65、65により回転自在に支持しているので、前記中間ローラ4bの軸方向に関する支持剛性を高くできる。そして、前記揺動フレーム28bの一部と前記支持フレーム25aの一部とが擦れ合ったり、或いはこの揺動フレーム28bの一部と前記中間ローラ4bの一部とが擦れ合う事を防止して、前記摩擦ローラ式減速機の伝達効率を確保できる。
更に、本参考例の摩擦ローラ式減速機の場合には、前記揺動フレーム28bに対して前記中間ローラ4bを回転自在に支持する為の玉軸受を構成する内輪軌道58、58及び外輪軌道60、60を、独立した内輪や外輪を使用せずに、前記揺動フレーム28bや前記中間ローラ4bの一部に直接形成している。この為、この中間ローラ4bの回転支持部の軸方向寸法を短く抑えて、摩擦ローラ式減速機の小型・軽量化を図り易くなる。
又、本参考例の場合、前記各玉軸受65、65を構成する玉21a、21aに正面組み合わせ(DF)型の接触角を付与している為、前記揺動フレーム28bを組み立てる際に発生するミスアライメント等により、前記各玉軸受65、65の内部荷重が増大するのを抑えられる。従って、前記揺動フレーム28bの形状精度やこれら各玉軸受65、65の組み付け精度を徒に高くする必要がなくなって、前記摩擦ローラ式減速機の製造コストの増大を抑える事ができる。
参考例の第2例]
図4〜5は、本発明に関連する参考例の第2例を示している。本参考例の摩擦ローラ式減速機の場合も、上述した参考例の第1例の場合と同様に、中間ローラ4bの軸方向両側面の中央部に突設した自転軸7b、7bの基端側の大径部56と先端側の小径部57とを連続する段部に、アンギュラ型の内輪軌道58、58を直接形成している。又、揺動フレーム28cを構成する1対の支持板部40c、40dのほぼ中央部で、前記各自転軸7b、7bに対向する部分に、それぞれ円孔59a、59bを、前記各支持板部40c、40dの両側面同士を貫通する状態で形成している。そして、これら各支持板部40c、40dの両側面のうちの互いに対向する内側面のうち、前記各円孔59a、59bを囲む部分に、それぞれ保持凹部61、61を形成している。更に、これら各保持凹部61、61に、前記各支持板部40c、40dと別体で、内周面にアンギュラ型の外輪軌道60、60を形成した外輪62、62を締り嵌めで内嵌している。この様な本参考例の摩擦ローラ式減速機によれば、前記参考例の第1例の様に、支持板部40a、40bの内側面に外輪軌道60、60を直接形成した場合と比較して、前記各支持板部40c、40dの製造コスト(加工コスト)を抑えられ、前記摩擦ローラ式減速機の製造コストの増大を抑える事ができる。
その他の部分の構成及び作用は、上述した参考例の第1例と同様である。
参考例の第3例]
図6は、本発明に関連する参考例の第3例を示している。本参考例の摩擦ローラ式減速機の場合、中間ローラ4cの軸方向両側面の中央部に自転軸7c、7cを、この中間ローラ4cと一体に、互いに同心に突設している。これら各自転軸7c、7cは、基端側の大径部56a、56aと先端側の小径部57a、57aとを段部により連続させており、このうちの小径部57aに、前記中間ローラ4cと別体で、外周面にアンギュラ型の内輪軌道58、58を形成した内輪63、63を締り嵌めで外嵌している。一方、揺動フレーム28bを構成する1対の支持板部40a、40bの内側面のうち、円孔59a、59bを囲む部分に、それぞれアンギュラ型の外輪軌道60、60を、直接形成している。この様な本参考例の構造によれば、前述した参考例の第1例の様に、中間ローラ4bに突設した自転軸7b、7bに内輪軌道58、58を直接形成した場合と比較して、前記中間ローラ4cの製造コスト(加工コスト)を抑えられる。
その他の部分の構成及び作用は、前述した参考例の第1例と同様である。
[実施の形態の第例]
図7〜8は、本発明の実施の形態の第例を示している。本例の摩擦ローラ式減速機の場合、中間ローラ4dの軸方向両側面の中央部に、それぞれが円形の凹部64、64を、互いに同心に形成している。そして、これら各凹部64、64の内周面に、それぞれアンギュラ型の外輪軌道60a、60aを、直接形成している。又、揺動フレーム28dを構成する1対の支持板部40e、40fの互いに対向する内側面のうちで、前記各凹部64、64に対向する部分に、自転軸7d、7dをそれぞれ突設している。これら各自転軸7d、7dの先端部外周面に、それぞれアンギュラ型の内輪軌道58a、58aを、直接形成している。そして、前記各支持板部40e、40f同士を、ボルト42、42により結合固定し、前記揺動フレーム28dを構成した状態で、これら各内輪軌道58a、58aと前記各外輪軌道60a、60aとの間に、それぞれ複数個ずつの玉21a、21aを、背面組み合わせ(DB)型の接触角を付与した状態で、転動自在に挟持し、玉軸受65a、65aを構成している。尚、本例の場合も、前述した実施の形態の第1例の場合と同様に、各部の寸法を適正に規制する事により、前記各ボルト42、42を締め付けて前記各支持板部40e、40fを結合固定した状態で、前記各玉21a、21aに適切な予圧を付与している。
この様な本例の摩擦ローラ式減速機の場合、前記各玉21a、21aに背面組み合わせ型の接触角を付与している為、前記各中間ローラ4dの前記各揺動フレーム28dに対する軸方向の支持剛性を、前記実施の形態の第1例の様に、各玉21a、21aに正面組み合わせ型の接触角を付与した場合と比較して、高くする事ができる。従って、前記摩擦ローラ式減速機の伝達効率の低下をより効果的に防止できる。
その他の部分の構成及び作用は、前述した参考例の第1例と同様である。
[実施の形態の第例]
図9は、本発明の実施の形態の第例を示している。本例の摩擦ローラ式減速機の場合、中間ローラ4eの軸方向両側面の中央部に、それぞれが円形の凹部64a、64aを、互いに同心に形成し、これら各凹部64a、64aの開口側端部の内周面に、それぞれアンギュラ型の外輪軌道60a、60aを、直接形成している。又、揺動フレーム28eを構成する1対の支持板部40g、40hの互いに対向する内側面のうちで、前記各凹部64a、64aに対向する部分に、外径が、これら各凹部64a、64aの奥端部の内径よりも小さい自転軸7e、7eを、それぞれ突設している。そして、これら各自転軸7e、7eに、外周面にアンギュラ型の内輪軌道58a、58aを形成した内輪63a、63aを締り嵌めで外嵌している。そして、前記各内輪軌道58a、58aと前記各外輪軌道60a、60aとの間に、玉21a、21aを、背面組み合わせ(DB)型の接触角を付与した状態で挟持している。
この様な本例の構造によれば、上述した実施の形態の第4例の様に、支持板部40e、40fに突設した自転軸7d、7dに、内輪軌道58a、58aを直接形成した場合と比較して、前記各支持板部40g、40hの製造コストを抑えられ、前記摩擦ローラ式減速機の製造コストの増大を抑えられる。
その他の部分の構成及び作用は、前述した参考例の第1例及び上述した実施の形態の第例と同様である。
[実施の形態の第例]
図10は、本発明の実施の形態の第例を示している。本例の摩擦ローラ式減速機の場合、中間ローラ4fの軸方向両側面の中央部に、それぞれが円形の保持凹部61a、61aを、互いに同心に形成している。そして、これら各保持凹部61a、61aに、前記各中間ローラ4fと別体で、内周面にアンギュラ型の外輪軌道60a、60aを形成した外輪62a、62aを締り嵌めで内嵌している。又、揺動フレーム28dを構成する1対の支持板部40e、40fの互いに対向する内側面のうちで、前記各保持凹部61a、61aに対向する部分に、自転軸7d、7dをそれぞれ突設し、これら各自転軸7d、7dの先端部外周面に、それぞれアンギュラ型の内輪軌道58a、58aを、直接形成している。この様な本例の構造によれば、前述した実施の形態の第4例の様に、中間ローラ4dの軸方向両側面に設けた凹部64、64の内周面に外輪軌道60a、60aを直接形成した場合と比較して、前記各中間ローラ4fの製造コストを抑えられる。
その他の部分の構成及び作用は、前述した参考例の第1例及び実施の形態の第1例と同様である。
本発明を実施する場合に、中間ローラを揺動フレームに対し回転自在に支持する為の転がり軸受を構成する転動体は、上述した実施の形態の各例に示した様な玉に限らず、円筒ころや円すいころであっても良い。
又、太陽ローラを構成する1対の太陽ローラ素子のうち、何れか一方の太陽ローラ素素子と入力軸との間のみにローディングカム装置を設けた構造に適用する事もできる。
1、1a 摩擦ローラ式減速機
2、2a 入力軸
3、3a 太陽ローラ
4、4a〜4f 中間ローラ
5、5a 環状ローラ
6、6a 出力軸
7、7a〜7e 自転軸
8、8a 太陽ローラ素子
9、9a ローディングカム装置
10 ハウジング
11 入力側小径円筒部
12、12a 入力側玉軸受ユニット
13 出力側小径円筒部
14、14a 出力側玉軸受ユニット
15 円形凹部
16 ラジアル転がり軸受
17、17a 連結部
18、18a カム板
19 被駆動側カム面
20 駆動側カム面
21、21a 玉
22 環状空間
23 大径円筒部
24 端板
25、25a 支持フレーム
26a、26b リム部
27 ステー
28、28a〜28e 揺動フレーム
29 支持板部
30 基部
31、31a 玉軸受
32、32a 揺動軸
33 支持孔
34 鍔部
35 軸受ケース
36 出力側シールユニット
37 入力側シールユニット
38 連結板部
39 柱部
40a〜40h 支持板部
41a、41b 連結部
42 ボルト
43 ねじ孔
44 揺動支持孔
45 第一通孔
46 第二通孔
47 保持凹部
48 段差部
49 内輪
50 外輪
51 波板ばね
52、52a 中間ローラユニット
53 滑り軸受
54a、54b ボルト
55 供給路
56、56a 大径部
57、57a 小径部
58、58a 内輪軌道
59a、59b 円孔
60、60a 外輪軌道
61、61a 保持凹部
62、62a 外輪
63、63a 内輪
64、64a 凹部
65 玉軸受

Claims (1)

  1. 入力軸と、出力軸と、太陽ローラと、環状ローラと、複数個の中間ローラと、ローディングカム装置とを備え、
    このうちの太陽ローラは、軸方向に分割された1対の太陽ローラ素子を前記入力軸の周囲に、互いの先端面同士の間に隙間を介在させた状態で互いに同心に配置して成るもので、前記両太陽ローラ素子の外周面は、それぞれの先端面に向かうに従って外径が小さくなる方向に傾斜した傾斜面であって、これら両傾斜面を転がり接触面としており、
    前記環状ローラは、前記太陽ローラの周囲にこの太陽ローラと同心に配置されたもので、内周面を転がり接触面としており、
    前記各中間ローラは、前記太陽ローラの外周面と前記環状ローラの内周面との間の環状空間の円周方向複数箇所に、それぞれが前記入力軸と平行に配置された自転軸を中心とする回転自在に支持された状態で、それぞれの外周面を前記太陽ローラの外周面と前記環状ローラの内周面とに転がり接触させており、
    前記ローディングカム装置は、前記両太陽ローラ素子のうちの少なくとも一方の太陽ローラ素子であり、前記入力軸に対する相対回転を可能とされた可動太陽ローラ素子とこの入力軸との間に設けられ、この入力軸の回転に伴ってこの可動太陽ローラ素子を相手方の太陽ローラ素子に向け軸方向に押圧しつつ回転させるものであって、この可動太陽ローラ素子の基端面の円周方向複数箇所に設けられた被駆動側カム面と、前記入力軸の一部に固定されてこの入力軸と共に回転するカム板のうちで前記可動太陽ローラ素子の基端面に対向する片側面の円周方向複数箇所に設けられた駆動側カム面との間に転動体を挟持して成るもので、これら各駆動側カム面及び前記各被駆動側カム面はそれぞれ、軸方向に関する深さが円周方向に関して漸次変化して端部に向かうに従って浅くなる形状を有するものであり、
    前記環状ローラと前記各自転軸を支持した支持フレームとのうちの一方の部材を、前記太陽ローラを中心とする回転を阻止した状態で支持し、同じく他方の部材を前記出力軸に結合して、この他方の部材によりこの出力軸を回転駆動自在とした摩擦ローラ式減速機に於いて、
    前記各中間ローラを、これら各中間ローラ毎に独立して設けた揺動フレームに転がり軸受を介して前記各自転軸を中心とする回転を自在に支持すると共に、これら各揺動フレームを前記支持フレームに対し、前記各自転軸と平行で、前記太陽ローラの回転方向に関する位相がこれら各自転軸から外れた部分に存在する揺動軸を中心とする揺動変位を可能に支持する事で、これら各自転軸を前記太陽ローラ及び前記環状ローラの径方向の変位を可能に支持しており、
    前記各揺動フレームは、それぞれ、軸方向に離隔した状態で設けられた1対の支持板部の長さ方向両端同士を、連結部を介し突き合わせてボルトにより互いに結合固定したものであり、
    前記各自転軸は、前記各支持板部の互いに対向する内側面から突出する状態で、これら各支持板部と一体に、前記各揺動フレーム毎に互いに同心に設けられたものであり、
    前記各転がり軸受は、前記各自転軸に、直接若しくは別体の内輪を介して設けられた内輪軌道と、前記各中間ローラと前記各支持板部とのうちの他方の部材に、直接若しくは別体の外輪を介して設けられた外輪軌道との間に、前記各中間ローラの軸方向両側同士の間で互いに逆向きの接触角を付与された状態で、それぞれ複数個ずつの転動体を配置して成るものであり、
    前記各内輪軌道が、前記各自転軸の外周面に設けられており、
    前記各外輪軌道が、前記各中間ローラの軸方向両側面に設けられている事を特徴とする摩擦ローラ式減速機。
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