JP2016020733A - 無段変速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シングルキャビティ式トロイダル型無段変速機と遊星歯車式変速機とが同軸にかつ直列に配置されている無段変速装置において、軸方向寸法を小さくすることができる無段変速装置を提供する。【解決手段】一対の入力側ディスク32および出力側ディスク33とパワーローラ34と入力側ディスクおよび出力側ディスクの各軸方向力をそれぞれ支持する入力側軸受36および出力側軸受37を有するシングルキャビティ式トロイダル型無段変速機A1と、遊星歯車式変速機B1とを備え、シングルキャビティ式トロイダル型無段変速機と遊星歯車式変速機とは、ケーシングC内に設けられるとともに、同軸にかつ直列に配置されている無段変速装置において、入力側軸受36および出力側軸受37は、両面に軌道輪を有する中間レース39を介在して直列に配置され、中間レース39は、遊星歯車式変速機を構成するキャリア44とともに、ケーシングCに固定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車や各種産業機械の変速機などに利用可能な無段変速装置であって、シングルキャビティ式トロイダル型無段変速機と遊星歯車式変速機とを備えた無段変速装置に関する。
このような無段変速装置は一例として、特許文献1に記載のものが知られている。
図14に示すように、この無段変速装置は、シングルキャビティ式のトロイダル型無段変速機Aと遊星歯車式変速機Bとが同軸にかつ直列に配置されて構成されている。
シングルキャビティ式トロイダル型無段変速機Aは、互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された一対の入力側ディスク2および出力側ディスク3と、これらの両ディスク2、3間に挟持される複数のパワーローラ4とを備えている。入力側ディスク2は、ローディングカム式の押圧装置14を介してエンジン等の原動機(図示せず)と連結されており、押圧装置14が発生するエンジントルクに応じた軸方向推力によって、パワーローラ4の挟持、押圧が行われ、パワーローラ4の傾転に応じた変速比によって、出力側ディスク3が駆動される。
また、シングルキャビティ式トロイダル型無段変速機Aには、第1シャフト5における入力側ディスク2の背面側に設けられ、入力側ディスク2から加わるスラスト荷重を支承する入力側軸受20と、第2シャフト6における出力側ディスク3の背面側に設けられ出力側ディスク3から加わるスラスト荷重を支承する出力側軸受22が設けられている。入力側軸受20および出力側軸受22は、アンギュラ軸受等で構成されている。
他方、遊星歯車式変速機Bは、第1遊星歯車機構7がシングルピニオンで構成される一方、第2遊星歯車機構8がダブルピニオンで構成されている。
前記入力側ディスク2は、内周側で第1シャフト5に結合する一方、出力側ディスク3は、内周側で第1遊星歯車機構7のサンギア7sを備えた第2シャフト6に結合し、これら第1および第2シャフト5、6は同軸的に配設されて、第2シャフト6は、第1シャフトの外周で相対回転自在に支持される。
駆動軸側と連結した出力軸12と出力側ディスク3との間には、図中左側から順に、ケーシング13に一端を結合した固定軸(固定部材)15、直結クラッチ9(第2締結手段)、第2遊星歯車機構8、第1遊星歯車機構7、後退ブレーキ11および動力循環クラッチ10(第1締結手段)が配設されており、これら遊星歯車機構やクラッチは、出力側ディスクに面した出力軸12の端部内径を増大させた大径部12a内に収装される。
固定軸15は、出力側ディスク3側の一端をケーシング13へ固定されるとともに、他端には中間軸17の内周と選択的に締結可能な後退ブレーキ11が設けられ、これら両端の間では第1および第2シャフト5、6と平行に形成されて、シングルピニオンで形成された第1遊星歯車機構7のキャリア7cの軸を備えている。
このキャリア7cは、第2シャフト6の端部に配設されたサンギア7sと、中間軸16の一端に形成されたリングギア7rにそれぞれ歯合している。
一端にリングギア7rを備えた中間軸16は、大径部12aの内周で、第1シャフト5、第2シャフト6および固定軸15に対して相対回転自在に支持されており、出力側ディスク3側の他端には、大径部12aの内周と選択的に締結可能な直結クラッチ9が設けられている。
そして、この中間軸16の途中には、第2遊星歯車機構8を構成するダブルピニオンのキャリア8cを軸支する軸部が形成されている。
中間軸16と大径部12aの間には、各軸に対して相対回転可能な中間軸17が配設され、この中間軸17の出力側ディスク3側の端部には第2遊星歯車機構8のリングギア8rが形成される一方、他端には第1シャフト5の端部と選択的に締結可能な動力循環クラッチ10が配設され、これら両端の途中では、上記固定軸15に設けた後退ブレーキ11と選択的に締結する。
特開2000−213621号公報
ところで、このような無段変速装置において、シングルキャビティ式トロイダル型無段変速機Aでは、入力側ディスク2と出力側ディスク3の軸方向力が異なるため、それぞれの軸力(スラスト荷重)を支持するためのサポート軸受(入力側軸受20および出力側軸受22)が必要である。このため、これら入力側軸受20および出力側軸受22をそれぞれ配置するための設置空間が必要となり、軸方向の寸法が長くなるという問題がある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、シングルキャビティ式トロイダル型無段変速機と遊星歯車式変速機とが同軸にかつ直列に配置されている無段変速装置において、軸方向寸法を小さくすることができる無段変速装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の無段変速装置は、互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された一対の入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの両ディスク間に挟持される複数のパワーローラと、入力側ディスクおよび出力側ディスクの各軸方向力をそれぞれ支持する入力側軸受および出力側軸受を有するシングルキャビティ式トロイダル型無段変速機と、遊星歯車式変速機とを備え、
シングルキャビティ式トロイダル型無段変速機と遊星歯車式変速機とは、ケーシング内に設けられるとともに、同軸にかつ直列に配置されている無段変速装置において、
前記入力側軸受および前記出力側軸受は、両面に軌道輪を有する中間レースを介在して直列に配置され、
前記中間レースは、遊星歯車式変速機を構成するサンギア、キャリアおよびリングギア、または、サンギアおよびキャリア、または、リングギアおよびキャリアのうちのいずれか1つとともに、前記ケーシングに固定されている
ことを特徴とする。
本発明によれば、入力側軸受および出力側軸受が両面に軌道輪を有する中間レースを介在して直列に配置され、この中間レースが遊星歯車式変速機を構成するサンギア、キャリアおよびリングギア、または、サンギアおよびキャリア、または、リングギアおよびキャリアのうちのいずれか1つとともに、ケーシングに固定されているので、入力側軸受および出力側軸受に作用する入力側ディスクと出力側ディスクの軸力差を、遊星歯車式変速機のサンギア、キャリア、リングギアのうちのいずれか1つの要素を介してケーシングで支持することができる。したがって、シングルキャビティ式トロイダル型無段変速機と遊星歯車式変速機とが同軸にかつ直列に配置されている無段変速装置において、軸方向寸法を小さくすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る無段変速装置を示す図であって、概略構成図である。 同、断面図である。 同、出力側ディスクとリングギアとの結合構造の一例を示す分解斜視図である。 同、出力側ディスクとリングギアとの結合構造の一例を示す他の方向から見た分解斜視図である。 同、出力側ディスクとリングギアとの結合構造の一例を示す側断面図である。 同、出力側ディスクとリングギアとを結合した状態の一例を示す斜視図であり、(a)は出力側ディスク側から見た斜視図、(b)はリングギア側から見た斜視図である。 同、止め輪が出力側ディスクに設けられている出力側ディスクとリングギアとの結合構造の一例を示す側断面図である。 同、出力側ディスクとリングギアとの結合構造の他の例を示す分解斜視図である。 同、中間レース部の分解斜視図である。 同、中間レース部の斜視図である。 同、中間レースを示す図であって、(a)は出力側軸受側から見た斜視図であり、(b)は入力側軸受側から見た斜視図である。 中間レースの変形例を示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る無段変速装置を示す概略構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る無段変速装置を示す概略構成図である。 本発明の第4の実施形態に係る無段変速装置を示す概略構成図である。 本発明の第5の実施形態に係る無段変速装置を示す概略構成図である。 本発明の第6の実施形態に係る無段変速装置を示す概略構成図である。 本発明の第7の実施形態に係る無段変速装置を示す概略構成図である。 本発明の第8の実施形態に係る無段変速装置を示す概略構成図である。 従来の無段変速機の例を示す概略構成図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
図1および図2は、本発明の第1の実施形態に係る無段変速装置を示す図であって、図1は概略構成図、図2は断面図である。
図1に示すように、本実施の形態の無段変速装置は、シングルキャビティ式トロイダル型無段変速機(以下、単にトロイダル型無段変速機という。)A1と遊星歯車式変速機B1とが同軸にかつ直列に配置されて構成されている。トロイダル型無段変速機A1と遊星歯車式変速機B1とは、ケーシングC内に収容されている。
トロイダル型無段変速機A1は、エンジン等を含む駆動源Eによって回転駆動されるトルク入力軸としての入力軸(軸)30と、入力軸30に回転自在にかつ軸方向に移動可能に取り付けられている入力側ディスク32と、入力軸30に回転自在にかつ入力側ディスク32から離れる方向への移動が制限されるように入力側ディスク32と対向して取り付けられている出力側ディスク33と、これら一対の入力側ディスク32および出力側ディスク33の互いに対向する内側面間に挟持される回転自在な複数個のパワーローラ34とを備えている。
入力側ディスク32の背面側には、ローディングカム式の押圧装置35が設けられており、この押圧装置35により、入力側ディスク32が出力側ディスク33側に向けて押圧される。
一方、出力側ディスク33の背面側には、入力側軸受36および出力側軸受37が設けられている。入力側軸受36および出力側軸受37は、両面に軌道輪を有する中間レース39を介在して一体的に構成されている。
遊星歯車式変速機B1は、サンギア(太陽歯車)42とピニオンギア(遊星歯車)43を回転自在に支持するキャリア44とリングギア45とを備えている。リングギア45は、出力側ディスク33に連結され、出力側ディスク33と一体的に回転するようになっている。キャリア44は、中間レース39に連結され、中間レース39とともにケーシングCに固定されている。サンギア42には、出力軸46が固定されている。
この遊星歯車式変速機B1では、リングギア45から入力されて、サンギア42から出力される。
次に、本実施の形態の構成について、さらに詳細に説明する。
図2に示すように、入力側ディスク32の背面側に配置された押圧装置35は、次のように構成されている。
すなわち、押圧装置35は、入力軸30にこの入力軸30と一体的に回転可能に取り付けられた円板状のカム板35aを備えている。このカム板35aは、入力軸30のフランジ部30aに当接することで、入力軸30の軸方向右方(入力側ディスク32から離れる方向)への移動が規制されている。カム板35aと入力側ディスク32との間には、予圧を付与する皿ばね(図示せず)が設けられており、この皿ばねによって入力側ディスク32は出力側ディスク33側に向けて押圧されている。また、入力側ディスク32とカム板35aとの間には複数個のローラ35bが設けられている。そして、入力軸30が回転されると、その回転に伴ってカム板35aが回転し、このカム板35aに形成されたカム面によってローラ35bが、入力側ディスク32に設けられたカム面に押圧され、これにより入力側ディスク32が出力側ディスク33側に向けて押圧されるようになっている。
また、出力側ディスク33の背面側に配置された入力側軸受36および出力側軸受37は、次のように構成されている。
すなわち、出力側ディスク33の背面には、近い順に、出力側軸受37および入力側軸受36が配置されている。さらに具体的に説明すると、出力側ディスク33の背面には、円環状の凹所が形成されており、この凹所に出力側軸受37を構成する一方の軌道輪52が嵌め込まれている。この軌道輪52に対向してかつ同軸に中間レース39が配置され、さらにこの中間レース39に対向して入力側軸受36を構成する一方の軌道輪53が配置されている。軌道輪52、中間レース39および軌道輪53は、入力軸30の外側に挿入されている。軌道輪52は軌道輪53より大径に形成されている。中間レース39の両面にはそれぞれ、軌道輪52および軌道輪53のそれぞれの軌道溝に対応する軌道溝が形成されており(図5も参照)、中間レース39は、軌道輪52および軌道輪53の他方の軌道輪として機能する。軌道輪52と中間レース39との間および中間レース39と軌道輪53との間にはそれぞれ、転動体としての玉55および56が周方向に所定間隔で複数設けられ、当該玉55、56が各軌道輪の各軌道溝を転動するようになっている。
出力側軸受37および入力側軸受36においては、出力側軸受37より入力側軸受36のPCD(ピッチ円直径)が小さくなっている。すなわち、出力側軸受37を構成する軌道溝のピッチ円直径より、入力側軸受36を構成する軌道溝のピッチ円直径が小さくなっている。また、入力側軸受36より出力側軸受37の玉径が小さくなっている。すなわち、入力側軸受36を構成する玉56の直径より、出力側軸受37を構成する玉55の直径が小さくなっている。
入力軸30には、入力側軸受36の背面側(出力側ディスク33と反対側)に、コッタ(固定部材)57が嵌合されて固定されている。このコッタ57に入力側軸受36の軌道輪53が当接されることにより、出力側軸受37および入力側軸受36が出力側ディスク33から離れる方向に移動するのを規制されている。
出力側軸受37および入力側軸受36はそれぞれ、スラスト軸受を構成している。
すなわち、出力側軸受37は、出力側ディスク33から加わるスラスト荷重を支承している。さらに詳しく説明すると、押圧装置35によって入力側ディスク32が出力側ディスク33側に向けて押圧されると、この押圧力がパワーローラ34を介して出力側ディスク33に加わり、さらにこの出力側ディスク33から出力側軸受37にスラスト荷重として加わるので、当該荷重を出力側軸受37が支承する。
一方、入力側軸受36は、入力側ディスク32から入力軸30を介して加わるスラスト荷重を支承している。さらに詳しく説明すると、押圧装置35によって入力側ディスク32が出力側ディスク33側に向けて押圧されると、その反力がカム板35aを介して入力軸30に加わって当該入力軸30を右方に引っ張るので、当該入力軸30に固定されたコッタ57から入力側軸受36にスラスト荷重として加わるので、当該荷重を入力側軸受36が支承する。
前記中間レース39は、次のようにして、ケーシングCにキャリア44とともに固定されている。
すなわち、図2に示すように、ケーシングCは、ケーシング本体62とケーシングカバー63とを備えている。ケーシングカバー63は、ケーシング本体62の端部に嵌合されるとともに、そのフランジ部63aをケーシング本体62の端面にボルト66により固定されている。
このケーシングカバー63の円筒部63bに、中間レース39およびキャリア44が固定されている。さらに詳細に説明すると、図2から図4に示すように、ボルト67が中間レース39の外周部の貫通孔39a、キャリア44の外周部の貫通孔44dおよび円筒部63bの貫通孔63cを貫通し、このボルト67の先端部の雄ネジとナット68を締め付けることにより、中間レース39、キャリア44およびケーシングカバー63が直列に配置されて一体化されている。
図2に示すように、ケーシングカバー63の中心部には、出力軸46が挿入されて、回転自在に支持されている。出力軸46の一端部の大径部にはサンギア42が形成されているとともに、他方の端部はケーシングカバー63から突出している。出力軸46の大径部46aには、入力軸30の端部が挿入され、軸受により相対回転自在に支持されている。出力軸46の大径部46aと中間レース39との間でかつキャリア44の内側に、コッタ57と入力側軸受36を構成する軌道輪53、玉56が配置されている。
次に、出力側ディスク33とリングギア45との結合構造を説明する。
図2Aに示すように、出力側ディスク33の外径面には、スプライン、セレーションまたはギアなどで構成される歯形形状部33aが形成されている。また、出力側ディスク33の外径側には歯形形状部33aとトラクション面33bとの間にストレート部33cが形成されている。このストレート部33cは嵌め合いに用いるもので、出力側ディスク33と同軸の円筒面で構成されている。この円筒面で構成されたストレート部33cの直径は、歯形形状部33aの歯元円直径より僅かに小さくなっている。
また、図2Cおよび図2Dに示すように、リングギア45は円筒状に形成されており、大径筒部45aと、この大径筒部45aより小径でかつ当該大径筒部45aと同軸の小径筒部45bとで構成され、大径筒部45aと小径筒部45bとは一体的に形成されている。大径筒部45aの内径は小径筒部45bの内径より大きくなっている。
大径筒部45aの内径面には前記ピニオンギア43に噛合する内周ギア45cが形成されている。
また、小径筒部45bの内径面には、スプライン、セレーションまたはギアなどで構成される歯形形状部45dが形成され、この歯形形状部45dは前記歯形形状部33aに噛合している。
また、小径筒部45bの開口縁部には内側に突出する突出部が形成されており、この突出部の内周面には、ストレート部45eが形成されている。このストレート部45eは嵌め合いに用いるもので、小径筒部45bと同軸の円筒面で構成されている。このストレート部45eと出力側ディスク33のストレート部33cとがすきまばめ、中間ばめ、しまりばめ(圧入)等の嵌め合いによって結合されている。
また、図2(C)に示すように、小径筒部45bの開口部の内径側には、小径筒部45bの内径面とストレート部45eとの間に段差面45fが形成されている。この段差面45fはリングギア45の軸方向と直交する円環状の平面である。
一方、出力側ディスク33の外径面とストレート部33cとの間には段差面37dが形成されている。この段差面37dは出力側ディスク33の軸方向と直交する円環状の平面である。この段差面37dがリングギア45の段差面45fに当接されることによって、出力側ディスク33のリングギア45に対する図2Cにおける右側への移動が阻止されている。
また、リングギア45の歯形形状部45dには、図2Aおよび図2Bに示すように、止め輪溝47が周方向に沿って形成されている。この止め輪溝47は歯形形状部45dのリングギア45の軸方向に沿う所定の部位つまり、出力側ディスク33の歯形形状部33aが噛み合う部分より図2Bにおいて左側の部位を周方向に沿って溝状に切り欠くことによって形成されている。
この止め輪溝47には、止め輪48が嵌め込まれている。止め輪48は開環リング状に形成されおり、この開環している部分の位置する端部48a,48aどうしを弾性的に近付けることで止め輪48を若干縮径した状態で、当該止め輪48をリングギア45の内側に挿入して止め輪溝47に嵌め込み、この状態で弾性復帰させて元の状態に戻すことによって、止め輪溝47に嵌合固定されている。なお、止め輪48の端部48a,48aには穴48b,48bが形成されており、当該穴48b,48bに工具の先端部を挿入して、端部48a,48aを近付けるように操作できるようになっている。
図2Cに示すように、止め輪溝47に止め輪48を嵌合固定した状態において、止め輪48は出力側ディスク33の背面に当接しており、この止め輪48によって出力側ディスク33のリングギア45に対する図2Cにおける左側への移動が阻止されている。
このように、出力側ディスク33はリングギア45の段差面45fと止め輪48とによって左右から挟み付けられることによって、リングギア45の軸方向において当該リングギア45に対して位置決め固定されている。
このような出力側ディスク33の軸方向の位置決め固定は、図2Eに示すような止め輪49によって行ってもよい。
すなわち、図2Eに示すように、出力側ディスク33の段差面37dとトラクション面33bの外径側端部との間の軸方向の長さが、図2Cに示す出力側ディスク33のそれより大きく設定されている。また、段差面37dよりトラクション面33b側の円筒面には、止め輪溝50が周方向に沿って形成され、この止め輪溝50に止め輪49を嵌め込まれている。そして、この止め輪49と段差面37dとでリングギア45の小径筒部45bに形成された突出部を挟み付けることによって、出力側ディスク33のリングギア45に対する軸方向の位置決め固定を行ってもよい。
また、図2および図2Cに示すように、出力側ディスク33の背面には、円環状の凹所が形成されており、この凹所に出力側軸受37を構成する一方の軌道輪52が嵌め込まれている。この軌道輪52と、出力側ディスク33の歯形形状部33aとリングギア45の歯形形状部45dとの噛合部とが、出力側ディスク33の回転軸方向方において互いにオーバーラップしている。
本実施形態の無段変速装置にあっては、中間レース39がキャリア44とともにケーシングカバー63(ケーシングC)に固定されているので、入力側軸受36および出力側軸受37に作用する入力側ディスク32と出力側ディスク33の軸力差を、遊星歯車式変速機B1のキャリア44を介してケーシングCで支持することができる。したがって、無段変速装置の軸方向寸法を小さくすることができる。
さらに、中間レース39、キャリア44およびケーシングカバー63を貫通するボルト67とナット68とにより、中間レース39、キャリア44およびケーシングカバー63が一体化されているので、無段変速装置の径方向の寸法も小さくすることができる。
また、リングギア45のストレート部45eと出力側ディスク33のストレート部33cとがすきまばめ、中間ばめ、しまりばめ(圧入)等の嵌め合いによって結合されているので、リングギア45と出力側ディスク33とのそれぞれの軸芯を確実に一致させることができ、この結果、出力側ディスク33とリングギア45とが、歯形形状部33a,45dの噛合によって結合されていることに起因する不具合を解消できる。
すなわち、歯形形状部33a,45dが噛合していると、両者の間でガタが存在するため、出力側ディスク33とリングギア45とが芯ずれを起こし、振動を引き起こしたり、バリエータ(入力軸30、入力側ディスク32、出力側ディスク33、パワーローラ34、押圧装置35等で構成されるトロイダル型無段変速機本体)に負荷が入ってしまったり、トラクション接触点でのトラクションドライブができなくなってしまうという不具合が発生する虞がある。
しかし、上述のように、リングギア45のストレート部45eと出力側ディスク33のストレート部33cとが嵌め合いによって結合されているので、リングギア45と出力側ディスク33とが芯ずれを起こすことがない。したがって、上述した不具合の発生を防止できる。
また、出力側ディスク33とリングギア45との間のトルク伝達が小さい場合は、歯形形状部33a,45dの噛合がなくても、しまりばめのみで、出力側ディスク33とリングギア45とを結合することで、トルクを伝達することができる。
また、歯形形状部33a,45dの噛合のみの結合では、出力側ディスク33とリングギア45の軸方向の結合が不十分となり、振動等によって両者が相対的に軸方向に移動してしまい、歯形形状部33a,45dの噛合が外れてしまったり、干渉などの問題を引き起こす虞があるが、本実施の形態では、出力側ディスク33が、段差面45fと止め輪48とによって左右から挟み付けられ(図2C参照)、または止め輪49と段差面37dとでリングギア45の小径筒部45bに形成された突出部が挟み付けられることによって(図2E参照)、出力側ディスク33のリングギア45に対する軸方向の位置決め固定が行われているので、歯形形状部33a,45dの噛合が外れてしまったり、干渉などの問題を引き起こすことを防止できる。
また、出力側軸受37の一部である軌道輪52と、出力側ディスク33の歯形形状部33aとリングギア45の歯形形状部45dとの噛合部とが、出力側ディスク33の回転軸方向方において互いにオーバーラップしているので、無段変速装置において、軸方向寸法を小さくすることができる。
図2Fは出力側ディスク33とリングギア45との結合構造の他の例を示す分解斜視図である。
図2Fに示す結合構造が、図2A〜図2Eに示す結合構造と異なるのは、リングギア45の内径面に形成されて、前記ピニオンギア43に噛合する内周ギアと、出力側ディスク33の外径面に形成された歯形形状部が噛合する歯形形状部とが一体的に形成されている点ある。したがって、以下ではこの点について説明し、図2B〜図2Fに示す結合構造と共通部分には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
図2Fに示すように、出力側ディスク33の外径面には歯形形状部33dが形成されている。この歯形形状部33dは前記歯形形状部33aとは異なり、はすば歯車状に形成されている。
一方、リングギア45の大径筒部45aの内径面には前記ピニオンギア43に噛合する内周ギア45gが形成されている。この内周ギア45gは前記内周ギア45cとは異なり、はすば歯車状に形成されている。
また、リングギア45の小径筒部45bの内径面は、大径筒部45aの内径面と同径に形成されており、当該内径面には、歯形形状部33dと嵌合する歯形形状部45hが形成されている。この歯形形状部45hは前記歯形形状部45dと異なり、はすば歯車状に形成されている。そしてこのはすば歯車状の歯形形状部45hと内周ギア45gとは軸方向に対して傾斜する方向において通しで形成されており、歯形状およびピッチが等しくなっている。
出力側ディスク33はリングギア45の内側に大径筒部45a側から挿入されるが、その際、出力側ディスク33は、その歯形形状部33dが内周ギア45gに噛合し、軸回りに回転しながら、歯形形状部45hに向けて軸方向に移動し、当該歯形形状部45hに歯形形状部33dが噛合することで、リングギア45と出力側ディスク33とが結合される。
そして、本実施の形態のトロイダル型無段変速機が、出力側ディスク33の一定回転方向の駆動のみで用いられる場合、リングギア45の歯形形状部45hがはすば歯車状であるので、出力側ディスク33に作用するスラスト方向力は、図2Fにおいて軸方向右方に作用する。したがって、出力側ディスク33の段差面37dがリングギア45の段差面45fに当接されることによって、出力側ディスク33はリングギア45に対して軸方向の位置決めがなされて固定される。したがって、上述したような、止め輪48,49が不要となる。
また、歯形形状部45hと内周ギア45gとは通しで形成されているので、歯形の加工を工具1種類で行うことができ、歯切りも1工程で済むため、加工コストを抑制できる。
このような出力側ディスク33とリングギア45との結合構造でも上述したような不具合の発生を防止できるのは勿論のことである。
なお、本実施形態では、図5に示すように、中間レース39の両側にそれぞれ、軌道輪を一体的に形成したが、図6に示すように、中間レース72とは別の部品として軌道輪73と軌道輪74を設け、これらの軌道輪73、74をそれぞれ中間レース72の両側に配置するようにしてもよい。これらの軌道輪73、74は、中間レース72に形成された凹部に圧入等して固定するようにしてもよいし、あるいは玉55、56により軸方向に固定されるので、敢えて固定しなくてもよい。
また、中間レース39とキャリア44が一体となっているものをケーシングCに固定するようにしてもよい。
また、出力側ディスク33とリングギア45と歯形形状部33a(33d)と歯形形状部45d(45h)による噛合によって結合したが、出力側ディスク33とリングギア45とを一体的に形成してもよい。このようにすれば、歯形形状部33a(33d),45d(45h)、ストレート部33c,45e、段差面37d,45f、止め輪48,49等を削減でき、部品コストと組立てにかかるコストを削減できる。
また、出力側ディスク33とリングギア45との結合は、溶接やロウ付けによって行ってもよい。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る無段変速装置を示す概略構成図である。
本実施形態で、第1の実施形態と同一要素には同一符号を付して、その説明を省略あるいは簡略化する。後述の各実施形態でも同様である。
本実施形態の遊星歯車式変速機B2では、サンギア42が出力側ディスク33に連結され、出力側ディスク33と一体的に回転するようになっている。キャリア44は、中間レース39に連結され、中間レース39とともにケーシングCに固定されている。リングギア45には、出力軸46が固定されている。なお、本例では、ピニオンギア43としてロングピニオンギアを用いている。また、出力側軸受37を構成する一方の軌道輪は、出力側ディスク33ではなく、サンギア42に配置されている。
この遊星歯車式変速機B2では、サンギア42から入力されて、リングギア45から出力される。
本実施形態の変速装置にあっては、中間レース39がキャリア44とともにケーシングCに固定されているので、入力側軸受36および出力側軸受37に作用する入力側ディスク32と出力側ディスク33の軸力差を、遊星歯車式変速機B2のキャリア44を介してケーシングCで支持することができ、したがって無段変速装置の軸方向寸法を小さくすることができる。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る無段変速装置を示す概略構成図である。
本実施形態の遊星歯車式変速機B3では、一方のサンギア42Aが出力側ディスク33に連結され、出力側ディスク33と一体的に回転するようになっている。キャリア44は、中間レース39に連結され、中間レース39とともにケーシングCに固定されている。他方のサンギア42Bには、出力軸46が固定されている。なお、本例では、ピニオンギア43としてロングピニオンギアを用いている。また、リングギアは用いられていない。また、出力側軸受37を構成する一方の軌道輪は、出力側ディスク33ではなく、サンギア42Aに配置されている。
この遊星歯車式変速機B3では、サンギア42Aから入力されて、サンギア42Bから出力される。
本実施形態の無段変速装置にあっては、中間レース39がキャリア44とともにケーシングCに固定されているので、入力側軸受36および出力側軸受37に作用する入力側ディスク32と出力側ディスク33の軸力差を、遊星歯車式変速機B3のキャリア44を介してケーシングCで支持することができ、したがって無段変速装置の軸方向寸法を小さくすることができる。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る無段変速装置を示す概略構成図である。
本実施形態の遊星歯車式変速機B4では、サンギア42が出力側ディスク33に連結され、出力側ディスク33と一体的に回転するようになっている。キャリア44は、中間レース39に連結され、中間レース39とともにケーシングCに固定されている。リングギア45には、出力歯車82が歯合され、この出力歯車82に出力軸46が固定されている。なお、出力側軸受37を構成する一方の軌道輪は、出力側ディスク33ではなく、サンギア42に配置されている。
この遊星歯車式変速機B4では、サンギア42から入力されて、リングギア45から出力される。
本実施形態の無段変速装置にあっては、中間レース39がキャリア44とともにケーシングCに固定されているので、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図10は、本発明の第5の実施形態に係る無段変速装置を示す概略構成図である。
本実施形態の遊星歯車式変速機B5では、リングギア45が出力側ディスク33に連結され、出力側ディスク33と一体的に回転するようになっている。サンギア42は、中間レース39に連結され、中間レース39とともにケーシングCに固定されている。キャリア44に設けられた歯車44aには、出力歯車82が歯合され、この出力歯車82に出力軸46が固定されている。
この遊星歯車式変速機B5では、リングギア45から入力されてキャリア44から出力される。
本実施形態の無段変速装置にあっては、中間レース39がサンギア42とともにケーシングCに固定されているので、入力側軸受36および出力側軸受37に作用する入力側ディスク32と出力側ディスク33の軸力差を、遊星歯車式変速機B5のサンギア42を介してケーシングCで支持することができ、したがって無段変速装置の軸方向寸法を小さくすることができる。
図11は、本発明の第6の実施形態に係る無段変速装置を示す概略構成図である。
本実施形態の遊星歯車式変速機B6では、サンギア42が出力側ディスク33に連結され、出力側ディスク33と一体的に回転するようになっている。リングギア45は、中間レース39に連結され、中間レース39とともにケーシングCに固定されている。キャリア44に設けられた歯車44aには、出力歯車82が歯合され、この出力歯車82に出力軸46が固定されている。なお、出力側軸受37を構成する一方の軌道輪は、出力側ディスク33ではなく、サンギア42に配置されている。
この遊星歯車式変速機B6では、サンギア42から入力されて、キャリア44から出力される。
本実施形態の無段変速装置にあっては、中間レース39がリングギア45とともにケーシングCに固定されているので、入力側軸受36および出力側軸受37に作用する入力側ディスク32と出力側ディスク33の軸力差を、遊星歯車式変速機B6のリングギア45を介してケーシングCで支持することができ、したがって無段変速装置の軸方向寸法を小さくすることができる。
図12は、本発明の第7の実施形態に係る無段変速装置を示す概略構成図である。
本実施形態の遊星歯車式変速機B7では、キャリア44が出力側ディスク33に連結され、出力側ディスク33と一体的に回転するようになっている。サンギア42は、中間レース39に連結され、中間レース39とともにケーシングCに固定されている。リングギア45には、出力歯車82が歯合され、この出力歯車82に出力軸46が固定されている。
この遊星歯車式変速機B7では、キャリア44から入力されて、リングギア45から出力される。
本実施形態の無段変速装置にあっては、中間レース39がサンギア42とともにケーシングCに固定されているので、第5の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
図13は、本発明の第8の実施形態に係る無段変速装置を示す概略構成図である。
本実施形態の遊星歯車式変速機B8では、一方のリングギア45Aが出力側ディスク33に連結され、出力側ディスク33と一体的に回転するようになっている。キャリア44は、中間レース39に連結され、中間レース39とともにケーシングCに固定されている。他方のリングギア45Bには、出力軸46が固定されている。なお、本例では、ピニオンギア43としてロングピニオンギアを用いている。また、サンギアは用いられていない。
この遊星歯車式変速機B8では、リングギア45Aから入力されて、リングギア45Bから出力される。
本実施形態の変速装置にあっては、中間レース39がキャリア44とともにケーシングCに固定されているので、入力側軸受36および出力側軸受37に作用する入力側ディスク32と出力側ディスク33の軸力差を、遊星歯車式変速機B8のキャリア44を介してケーシングCで支持することができ、したがって無段変速装置の軸方向寸法を小さくすることができる。
なお、上述の各実施の形態では、ピニオンギア43がシングルピニオンの場合について説明したが、ダブルピニオンギアでも良い。
また、上述の各実施の形態では、トロイダル型無段変速機に駆動源が連結され、動力がトロイダル型無段変速機から入力される場合について説明したが、トロイダル型無段変速機の方から動力を出力するようにしても良い。すなわち、遊星歯車式変速機の位置はトロイダル型無段変速機の上流側に設置しても下流側に設置しても良い。
また、上述の各実施の形態では、シングルキャビティ式ハーフトロイダル型無段変速機を用いたが、シングルキャビティ式フルトロイダル型無段変速機を用いても良い。
また、上述の各実施の形態では、入力側軸受36および出力側軸受37をスラスト軸受で構成したが、入力側軸受および出力側軸受はスラスト軸受に限ることはなく、アンギュラ軸受等でもよい。要は、入力側ディスクから加わるスラスト荷重を支承する入力側軸受、出力側ディスクから加わるスラスト荷重を支承する出力側軸受であれば、本発明を適用して同様の効果を得ることができる。
また、上述の各実施の形態では、出力側ディスク33とリングギア45を結合したが、入力側ディスク32とリングギア45を結合してもよい。
また、上述の各実施の形態では、押圧装置としてローディングカム式としたが、油圧式等の押圧装置でも良い。
A1 シングルキャビティ式トロイダル型無段変速機
B1〜B7 遊星歯車式変速機
C ケーシング
30 入力軸
32 入力側ディスク
33 出力側ディスク
34 パワーローラ
35 ローディングカム式押圧装置
36 入力側軸受
37 出力側軸受
39、72 中間レース
42、42A、42B サンギア
43 ピニオンギア
44 キャリア
45、45A、45B リングギア
46 出力軸
47,50 止め輪溝
48,49 止め輪
33a,33d,45d,45h 歯形形状部
33b トラクション面
33c,45e ストレート部
37d,45f 段差面
45a 大径筒部
45b 小径筒部
45c,45g 内周ギア
48a 端部
48b穴

Claims (1)

  1. 互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された一対の入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの両ディスク間に挟持される複数のパワーローラと、入力側ディスクおよび出力側ディスクの各軸方向力をそれぞれ支持する入力側軸受および出力側軸受を有するシングルキャビティ式トロイダル型無段変速機と、遊星歯車式変速機とを備え、
    シングルキャビティ式トロイダル型無段変速機と遊星歯車式変速機とは、ケーシング内に設けられるとともに、同軸にかつ直列に配置されている無段変速装置において、
    前記入力側軸受および前記出力側軸受は、両面に軌道輪を有する中間レースを介在して直列に配置され、
    前記中間レースは、遊星歯車式変速機を構成するサンギア、キャリアおよびリングギア、または、サンギアおよびキャリア、または、リングギアおよびキャリアのうちのいずれか1つとともに、前記ケーシングに固定されている
    ことを特徴とする無段変速装置。
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