JP2014058988A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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大樹 西井
Yasuo Ito
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Abstract

【課題】肉抜して軽量化した形状の一対の出力側ディスクを別々に製造するものとしても、簡単な作業で一対の出力側ディスクおよび出力歯車を一体化した場合と略同様の構成とすることができるトロイダル型無段変速機を提供する。
【解決手段】一対の入力側ディスク2,2と、一対の出力側ディスク3,3と、これら入力側ディスク2,2と出力側ディスク3,3に挟持される複数のパワーローラ11を備える。一対の入力側ディスク2,2の間に背面を突き合わせた一対の出力側ディスク3,3が配置されている。背面を突き合わせた一対の出力側ディスク3,3が、一対の出力側ディスク3,3の両方に係合される一体化部材としてのリング状の出力歯車4bにより、一体に回転可能とされている。一対の出力側ディスク3,3の外周にリング状の出力歯車4bがスプライン嵌合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車や各種産業機械の変速機などに利用可能なトロイダル型無段変速機に関する。
例えば自動車用変速機として用いるダブルキャビティ式トロイダル型無段変速機は、図9および図10に示すように構成されている。図9に示すように、ケーシング50の内側には入力軸1が回転自在に支持されており、この入力軸1の外周には、2つの入力側ディスク2,2と2つの出力側ディスク3,3とが取り付けられている。また、入力軸1の中間部の外周には出力歯車4が回転自在に支持されている。この出力歯車4の中心部に設けられた円筒状のフランジ部4a,4aには、出力側ディスク3,3がスプライン結合によって連結されている。
入力軸1は、図中左側に位置する入力側ディスク2とカム板7との間に設けられたローディングカム式の押圧装置12を介して、駆動軸22により回転駆動されるようになっている。また、出力歯車4は、2つの部材の結合によって構成された仕切壁13を介してケーシング50内に支持されており、これにより、入力軸1の軸線Oを中心に回転できる一方で、軸線O方向の変位が阻止されている。
出力側ディスク3,3は、入力軸1との間に介在されたニードル軸受5,5によって、入力軸1の軸線Oを中心に回転自在に支持されている。また、図中左側の入力側ディスク2は、入力軸1にボールスプライン6を介して支持され、図中右側の入力側ディスク2は、入力軸1にスプライン結合されており、これら入力側ディスク2は入力軸1と共に回転するようになっている。また、入力側ディスク2,2の内側面(凹面)2a,2aと出力側ディスク3,3の内側面(凹面)3a,3aとの間には、パワーローラ11(図10参照)が回転自在に挟持されている。
図9中右側に位置する入力側ディスク2の内周面2cには、段差部2bが設けられ、この段差部2bに、入力軸1の外周面1aに設けられた段差部1bが突き当てられるとともに、入力側ディスク2の背面(図9の右面)がローディングナット9に突き当てられている。これによって、入力側ディスク2の入力軸1に対する軸線O方向の変位が実質的に阻止されている。また、カム板7と入力軸1の鍔部1dとの間には、皿ばね8が設けられており、この皿ばね8は、各ディスク2,2,3,3の凹面2a,2a,3a,3aとパワーローラ11,11の周面11a,11aとの当接部に押圧力を付与する。
図10は、図9のA−A線に沿う断面図である。図10に示すように、ケーシング50の内側には、入力軸1に対し捻れの位置にある一対の枢軸14,14を中心として揺動する一対のトラニオン15,15が設けられている。なお、図10においては、入力軸1の図示は省略している。各トラニオン15,15は、支持板部16の長手方向(図10の上下方向)の両端部に、この支持板部16の内側面側に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部20,20を有している。そして、この折れ曲がり壁部20,20によって、各トラニオン15,15には、パワーローラ11を収容するための凹状のポケット部Pが形成される。また、各折れ曲がり壁部20,20の外側面には、各枢軸14,14が互いに同心的に設けられている。
支持板部16の中央部には円孔21が形成され、この円孔21には変位軸23の基端部(第1の軸部)23aが支持されている。そして、各枢軸14,14を中心として各トラニオン15,15を揺動させることにより、これら各トラニオン15,15の中央部に支持された変位軸23の傾斜角度を調節できるようになっている。また、各トラニオン15,15の内側面から突出する変位軸23の先端部(第2の軸部)23bの周囲には、各パワーローラ11が回転自在に支持されており、各パワーローラ11,11は、各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の間に挟持されている。なお、各変位軸23,23の基端部23aと先端部23bとは、互いに偏心している。
また、各トラニオン15,15の枢軸14,14はそれぞれ、一対のヨーク23A,23Bに対して揺動自在および軸方向(図10の上下方向)に変位自在に支持されており、各ヨーク23A,23Bにより、トラニオン15,15はその水平方向の移動を規制されている。各ヨーク23A,23Bは鋼等の金属のプレス加工あるいは鍛造加工により矩形状に形成されている。各ヨーク23A,23Bの四隅には円形の支持孔18が4つ設けられており、これら支持孔18にはそれぞれ、トラニオン15の両端部に設けた枢軸14がラジアルニードル軸受30を介して揺動自在に支持されている。また、ヨーク23A,23Bの幅方向(図9の左右方向)の中央部には、円形の係止孔19が設けられており、この係止孔19の内周面は円筒面として、球面ポスト64,68を内嵌している。すなわち、上側のヨーク23Aは、ケーシング50に固定部材52を介して支持されている球面ポスト64によって揺動自在に支持されており、下側のヨーク23Bは、球面ポスト68およびこれを支持する駆動シリンダ31の上側シリンダボディ61によって揺動自在に支持されている。
なお、各トラニオン15,15に設けられた各変位軸23,23は、入力軸1に対し、互いに180度反対側の位置に設けられている。また、これらの各変位軸23,23の先端部23bが基端部23aに対して偏心している方向は、両ディスク2,2,3,3の回転方向に対して同方向(図10で上下逆方向)となっている。また、偏心方向は、入力軸1の配設方向に対して略直交する方向となっている。したがって、各パワーローラ11,11は、入力軸1の長手方向に若干変位できるように支持される。その結果、押圧装置12が発生するスラスト荷重に基づく各構成部材の弾性変形等に起因して、各パワーローラ11,11が入力軸1の軸方向に変位する傾向となった場合でも、各構成部材に無理な力が加わらず、この変位が吸収される。
また、パワーローラ11の外側面とトラニオン15の支持板部16の内側面との間には、パワーローラ11の外側面の側から順に、スラスト転がり軸受であるスラスト玉軸受(スラスト軸受)24と、スラストニードル軸受25とが設けられている。このうち、スラスト玉軸受24は、各パワーローラ11に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ11の回転を許容するものである。このようなスラスト玉軸受24はそれぞれ、複数個ずつの玉(以下、転動体という)26,26と、これら各転動体26,26を転動自在に保持する円環状の保持器27と、円環状の外輪28とから構成されている。また、各スラスト玉軸受24の内輪軌道は各パワーローラ11の外側面(大端面)に、外輪軌道は各外輪28の内側面にそれぞれ形成されている。
また、スラストニードル軸受25は、トラニオン15の支持板部16の内側面と外輪28の外側面との間に挟持されている。このようなスラストニードル軸受25は、パワーローラ11から各外輪28に加わるスラスト荷重を支承しつつ、これらパワーローラ11および外輪28が各変位軸23の基端部23aを中心として揺動することを許容する。
さらに、各トラニオン15,15の一端部(図10の下端部)にはそれぞれ駆動ロッド(トラニオン軸)29,29が設けられており、各駆動ロッド29,29の中間部外周面に駆動ピストン(油圧ピストン)33,33が固設されている。そして、これら各駆動ピストン33,33はそれぞれ、上側シリンダボディ61と下側シリンダボディ62とによって構成された駆動シリンダ31内に油密に嵌装されている。これら各駆動ピストン33,33と駆動シリンダ31とで、各トラニオン15,15を、これらトラニオン15,15の枢軸14,14の軸方向に変位させる駆動装置32を構成している。
このように構成されたトロイダル型無段変速機の場合、入力軸1の回転は、押圧装置12を介して、各入力側ディスク2,2に伝えられる。そして、これら入力側ディスク2,2の回転が、一対のパワーローラ11,11を介して各出力側ディスク3,3に伝えられ、更にこれら各出力側ディスク3,3の回転が、出力歯車4より取り出される。
入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比を変える場合には、一対の駆動ピストン33,33を互いに逆方向に変位させる。これら各駆動ピストン33,33の変位に伴って、一対のトラニオン15,15が互いに逆方向に変位する。例えば、図10の左側のパワーローラ11が同図の下側に、同図の右側のパワーローラ11が同図の上側にそれぞれ変位する。
その結果、これら各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の内側面2a,2a,3a,3aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの変化に伴って、各トラニオン15,15が、ヨーク23A,23Bに枢支された枢軸14,14を中心として、互いに逆方向に揺動する。
その結果、各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各内側面2a,3aとの当接位置が変化し、入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比が変化する。また、これら入力軸1と出力歯車4との間で伝達するトルクが変動し、各構成部材の弾性変形量が変化すると、各パワーローラ11,11およびこれら各パワーローラ11,11に付属の外輪28,28が、各変位軸23,23の基端部23a、23aを中心として僅かに回動する。これら各外輪28,28の外側面と各トラニオン15,15を構成する支持板部16の内側面との間には、それぞれスラストニードル軸受25,25が存在するため、前記回動は円滑に行われる。したがって、前述のように各変位軸23,23の傾斜角度を変化させるための力が小さくて済む。
ところで、上述のようなトロイダル型無段変速機においては、互いに内側面2a同士を対向させた一対の入力側ディスク2,2の間に、それぞれ内側面3aを入力側ディスク2,2に対向させるとともに、背面同士を対向させた一対の出力側ディスク3,3が配置されている。また、この一対の出力側ディスク3,3の間に出力歯車4が配置されている。
それに対して、図9に示すように、このような一対のフロント側およびリア側の出力側ディスク3,3および出力歯車4を一体にした一体型出力側ディスク34が開発されている。
この一体型出力側ディスク34は、基本的に一対の出力側ディスク3,3の背面同士を突き合わせて接合した形状を有し、それぞれ入力軸2の内側面2aに対向する一対の内側面3a、3aが両側面に形成された形状になっている。また、一体型出力側ディスク34の外周面に歯41が形成され出力歯車4として機能するようになっている。
このような一体型出力側ディスク34は、例えば、モジュール化されたトロイダル型無段変速機で用いられている。モジュール化されたトロイダル型無段変速機では、入力側ディスク2,2、出力側ディスク3,3、パワーローラ11、トラニオン15、入力軸1等を含むトロイダル型無段変速機の主要部品を、ケーシング50の外側で試験的に回転動作可能に組み立ててバリエータモジュールとしてから、このバリエータモジュールをケーシング50に収容するようになっている。この一体型出力側ディスク34は、バリエータモジュールの状態で、ケーシング50ではなく、入力軸1に支持されており、バリエータモジュールのケーシング50への取り付け作業が容易になる。
しかし、この一体型出力側ディスク34は、3つの部材を一体化することで重くなるが、肉抜加工等の軽量化が難しい形状となっている。また、両側面にトロイダル面としての一対の内側面3a、3aが設けられているので、一対のトロイダル面同士における同心精度を確保するため、加工工程が煩雑になり、かつ、高度な加工技術が要求される。
それに対して、一対の出力側ディスク3,3を別々に製造した後に、溶接や圧入等により一体にするトロイダル型無段変速機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、一対の出力側ディスク3,3、出力歯車4を別々に製造した後に、一対の出力側ディスク3,3の間に出力歯車4を挟み込んだ状態で、これら出力側ディスク3,3を、これらの間に出力歯車4を介してボルトで締結することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。このような構成によれば、それぞれの出力側ディスク3,3を肉抜加工したのと同様の形状として軽量化するとともに、各出力側ディスク3,3に一つのトロイダル面を形成すればよい。すなわち、軽量化が容易で、かつ、一つのディスクに二つのトロイダル面を設ける必要がないことから加工が容易になる。
特開2002−48206号公報 特開2005−48880号公報
しかしながら、上述のように、一対の出力側ディスク3,3を別々に製造した後にこれらを溶接等により一体化するため、出力側ディスク3,3の製造工程が煩雑になる。また、一対の出力側ディスク3,3、出力歯車4を全て別々に製造した後に、一対の出力側ディスク3,3の間に出力歯車4を挟んで、これらをボルトにより一体に締結する場合も、出力側ディスク3,3および出力歯車4の一体化を含む製造工程が煩雑になる。
本発明は、前記事情に鑑みて為されたもので、軽量化した形状の一対の出力側ディスクを別々に製造するものとしても、簡単な作業で一対の出力側ディスクおよび出力歯車を一体化した場合と略同様の構成とすることができるトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。
前記目的を達成すために、本発明のトロイダル型無段変速機は、互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的にかつ回転自在に支持された一対ずつの入力側および出力側ディスクと、これら入力側および出力側ディスクの間に挟持される複数のパワーローラとを備え、
一対の前記入力側ディスクまたは一対の出力側ディスクのうちの一方の一対のディスクが互いに背面を対向させて配置されているトロイダル型無段変速機において、
前記背面を対向させて配置されている前記一対のディスクが、前記背面の少なくとも一部同士を突き合わされるとともに、前記一対のディスクの両方に係合される一体化部材を備え、当該一体化部材により、前記一対のディスクが一体に回転可能とされていることを特徴とする。
このような構成によれば、一対のディスクを背面同士を付きあわせて一体に回転可能にする際に、溶接や圧入を必要とせず、かつ、一対のディスクの間に歯車を挟んで一体に締結することも必要としない。
一対のディスクを一体に回転可能にするのに、一対のディスクの背面同士を突き合わせ、一体化部材を一対のディスクのそれぞれに係合させることにより、容易に一対のディスクを一体に回転可能にできる。これにより、別々に製造される一対のディスクを一体に回転可能にするための工程が煩雑になるのを防止できる。
すなわち、ディスクを容易に軽量化できるとともにトロイダル面を容易に加工できるように、一対のディスクを一体ではなく、別々に製造しても、これら別々のディスクを容易に一体に回転可能な構造とすることができる。
また、本発明のトロイダル型無段変速機は、互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的にかつ回転自在に支持された一対ずつの入力側および出力側ディスクと、これら入力側および出力側ディスクの間に挟持される複数のパワーローラとを備え、
一対の前記入力側ディスクまたは一対の出力側ディスクのうちの一方の一対のディスクが互いに背面を対向させて配置されているトロイダル型無段変速機において、
前記背面を対向させて配置されている前記一対のディスクが、前記背面の少なくとも一部同士を突き合わされるとともに、前記背面に前記一対のディスク間で係合して、前記一対のディスクを一体に回転可能にする係合手段が設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、別々に製造される一対のディスクを一体に回転にする際に、一対のディスクの背面の係合手段を係合させるように、一対のディスクを背面を突き合わせるだけなので、容易に一対のディスクを一体に回転可能にすることができる。すなわち、ディスクの背面に係合手段を設ける工程が増えるが、容易に一対のディスクを一体に回転可能にすることができ、一対のディスクを一体に回転可能にするための工程が煩雑になるのを防止することができる。
すなわち、ディスクを容易に軽量化できるとともにトロイダル面を容易に加工できるように、一対のディスクを一体ではなく、別々に製造しても、これら別々のディスクを容易に一体に回転可能な構造とすることができる。
本発明の上記構成において、前記背面の少なくとも一部同士が突き合わされている前記一対のディスクは、前記背面の突き合わされる部分が互いに一つの平面になっていることが好ましい。
このような構成によれば、背面の少なくとも一部が突き合わされる一対のディスクの製造を容易にすることができる。また、一対のディスクの背面同士を容易に付き合わせることができる。
また、本発明の上記構成において、前記背面の少なくとも一部同士が突き合わされている前記一対のディスクは、互いに同一形状にされていることが好ましい。
このような構成によれば、一対のディスクが同一形状なので製造される部品の種類が少なくなる。特にトロイダル面を有するディスクの形状の種類が減ることにより、トロイダル型無段変速機の製造を簡便化することができる。
本発明によれば、ディスクを容易に軽量化できるとともにトロイダル面を容易に加工できるように、一対のディスクを一体ではなく、別々に製造しても、これら別々のディスクを容易に一体に回転可能な構造とすることができる。
本発明の第1実施形態に係るトロイダル型無段変速機の出力側ディスクおよび出力歯車を示す要部断面図である。 本発明の第2実施形態に係るトロイダル型無段変速機の出力側ディスクおよび出力歯車を示す要部断面図である。 本発明の第3実施形態に係るトロイダル型無段変速機の出力側ディスクおよび出力歯車を示す要部断面図である。 本発明の第4実施形態に係るトロイダル型無段変速機の出力側ディスクおよび出力歯車を示す要部断面図である。 本発明の第5実施形態に係るトロイダル型無段変速機の出力側ディスクおよび出力歯車を示す要部断面図である。 本発明の第5実施形態に係るトロイダル型無段変速機の出力側ディスクおよび出力歯車を示す要部背面図である。 本発明の第6実施形態に係るトロイダル型無段変速機の出力側ディスクおよび出力歯車を示す要部断面図である。 本発明の第6実施形態に係るトロイダル型無段変速機の出力側ディスクおよび出力歯車を示す要部背面図である。 従来から知られているハーフトロイダル型無段変速機の具体的構造の一例を示す断面図である。 図9のA−A線に沿う断面図である。 従来のトロイダル型無段変速機の一体にされた一対の出力側ディスクと出力歯車を示す要部断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の第1実施形態について説明する。
なお、この実施形態のトロイダル型無段変速機の特徴は、一対の出力側ディスクと出力歯車の構造にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と略同様であるため、以下においては、この実施の形態の特徴部分についてのみ言及し、それ以外の部分については、図9から図11と同一の符号を付して簡潔に説明するに留める。
図1に示すように、第1実施形態のトロダル型無段変速機では、一対の出力側ディスク3c,3cが、それぞれ別々に製造されるとともに、互いの背面の内周部分を除く部分が互いに突き合わされている。また、出力側ディスク3c,3cの背面の内周部分には、出力側ディスク3c,3cの断面の入力軸1が挿通する穴の内周面と、背面とで形成される角を斜めに切断した形状の肉抜部3dが形成され、出力側ディスク3c,3cの軽量化が図られている。
また、各出力側ディスク3c,3cの外周面には、後述の出力側ディスク3c,3cとは、別に製造されるリング状の出力歯車(一体化部材)4bとのスプライン嵌合のためのスプライン溝4eが形成されている。
また、第1実施形態において、リング状の出力歯車4bは、出力側ディスク3c,3cの外径よりクリアランス分だけ大きな内径を有するとともに、出力歯車4bと一対の出力側ディスク3c,3cとがスプライン嵌合により、一体に回転可能に接合されるようになっている。
なお、図1においては、リング状(円環状)の出力歯車4bを、背面同士を突き合わされた一対の出力側ディスク3c,3cから外した状態に図示しているとともに、リング状の出力歯車4bの内周面のスプライン溝4eの図示を1つのスプライン溝4eを除いて省略している。また、背面を突き合わされた一対の出力側ディスク3c,3cには、入力側ディスク2と出力側ディスク3cとの間にパワーローラ11を挟持するための押圧力(軸力)が非作動時も作用している(例えば、皿ばね8の押圧力が作用している(油圧式の押圧装置12も皿ばねを有する))。したがって、トロイダル型無段変速機において、一対の出力側ディスク3c、3cが離れることがない。出力歯車4bが出力側ディスク3c、3cの少なくとも一方から外れないようになっていれば、一対の出力側ディスク3c、3cに固定されている必要はない。
また、出力歯車4bの内周面と、一方の出力側ディスク3cの外周面とのクリアランスが、他方の出力側ディスク3cの外周面とのクリアランスより狭くされており、リング状の出力歯車4bに一方の出力側ディスク3cを押し込むことによって嵌合により、一方の出力側ディスク3cに対して出力歯車4bの軸方向に沿った移動が抑制されるようになっており、出力歯車4bが出力側ディスク3cに対して軸方向に位置ずれするのを防止している。
また、一対の出力側ディスク3c,3cは、互いに同一形状になっている。また、一対の出力側ディスク3c,3cの背面の互いに突き合わされる部分は、それぞれ一つの円環状の平面になっている。
このようなトロイダル型無段変速機においては、一対の出力側ディスク3c,3cがそれぞれ別々に製造されるので、一体に製造された場合のように内側面3a,3aの同心精度を確保する必要がなく、製造が容易になる。また、出力側ディスク3c、3cが一体に製造されたものではないので、出力側ディスク3c,3cの背面側で容易に肉抜部3dを設けて軽量化を図ることができ、かつ、別々に設けた出力側ディスク3c、3cを容易に一体に回転可能な構造にできる。すなわち、軽量化や加工(製造)の簡便化のために一対の出力側ディスク3c、3を別々に製造しても、以下のように、容易に一体に回転可能な構造にすることができる。
すなわち、一対の出力側ディスク3c,3cが背面を突き合わせた状態で、それらの外周を囲むリング状の出力歯車4bに対してスプライン嵌合しているので、一対の出力側ディスク3c、3cのそれぞれが一つのリング状の出力歯車4bと一体に回転することになり、一対の出力側ディスク3c,3c同士も一体に回転することになる。
これら一対の出力側ディスク3c、3cと出力歯車4bを一体に回転させるには、一対の出力側ディスク3c、3cの肉抜部3dを除く背面どうしを突き合わせた後に、一対の出力側ディスク3c,3cの間で、外周面のスプライン溝を位置合わせして、これら出力側ディスク3c、3cの外周面にリング状の出力歯車4bをスプライン嵌合することになる。すなわち、簡単な作業工程で、別々に設けられた一対の出力側ディスク3c、3cと、出力歯車4bとを一体に回転可能にすることができる。
次に本発明の第2実施形態を説明する。
なお、第2実施形態のトロイダル型無段変速機の特徴は、第1実施形態と同様に、一対の出力側ディスクと出力歯車の構造にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と略同様である。
図2に示すように、第2実施形態のトロダル型無段変速機では、一対の出力側ディスク3e,3eが、それぞれ別々に製造されるとともに、上述の肉抜部3dが設けられている。
また、一対の出力側ディスク3e,3eの背面の肉抜部3dを除く部分が突き合わされるとともに、ピン(一体化部材)71が一対の出力側ディスク3e,3eの背面の両方のピン穴に挿入されることで、一対の出力側ディスク3e,3eを一体に回転可能にしている。
また、各出力側ディスク3e,3eの外周部は、出力歯車としての歯を有する出力歯車部4cが一体に形成されている。したがって、一対の出力側ディスク3e,3eを一体に回転可能にすることにより、出力歯車としての出力歯車部4cも一体に回転可能になる。
なお、上述のように一対の出力側ディスク3e,3eには、パワーローラ11を挟持するための押圧力が作用しているので、例えば、ピン71が圧入されるなどして、出力側ディスク3e、3eに固定される必要はなく、出力側ディスク3e,3eを一体に回転させるようになっていればよい。
また、一対の出力側ディスク3e、3eの突き合わされる背面は、ピン孔を有するが突き合わされる部分が一つの平面になっている。また、一対の出力側ディスク3e,3eは、互いに同一の形状に形成されている。
このようなトロイダル型無段変速機にあっては、一対の出力側ディスク3e,3eを互いの背面を突き合わせた状態で、それぞれの出力側ディスク3e,3eに設けられたピン孔に一本のピン71を挿入することにより、一対の出力側ディスク3e、3eおよび出力歯車部4cを一体に回転可能にすることができる。なお、各出力側ディスク3e、3eに複数のピン孔を設け、複数のピン71により一対の出力側ディスク3e,3eを一体に回転可能にしてもよい。
第2実施形態のトロイダル型無段変速機においても、第1実施形態と同様に、一体化部材(ピン)を一対の出力側ディスク3e,3eの両方に係合することにより、容易に一対の出力側ディスク3e,3eと出力歯車部4cを一体に回転させることができ、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に本発明の第3実施形態を説明する。
なお、第3実施形態のトロイダル型無段変速機の特徴は、第1実施形態と同様に、一対の出力側ディスクと出力歯車の構造にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と略同様である。
図3に示すように、第3実施形態のトロダル型無段変速機では、一対の出力側ディスク3f,3fが、それぞれ別々に製造されるとともに、上述の肉抜部3dが設けられている。
また、一対の出力側ディスク3f,3fの背面の肉抜部3dを除く部分が突き合わされるとともに、一対の出力側ディスク3f、3fに少なくとも一つずつボルト孔3g,3gが設けられ、出力側ディスク3f、3fの両方にボルト72が係合した状態となっている。ボルト72は、上述のピンと同様に、一対の出力側ディスク3f、3fを一体に回転可能に、両方の出力側ディスク3f、3fに係合した状態となっていればよく、必ずしも一対に出力側ディスク3f、3fを締結した状態になってなくともよい。また、ボルト孔3g、3gは、後述の出力歯車部4cの内周側の部分に設けられている。
また、各出力側ディスク3f,3fの外周部は、出力歯車としての歯を有する出力歯車部4cが一体に形成されている。したがって、一対の出力側ディスク3f,3fを一体に回転可能にすることにより、出力歯車としての出力歯車部4cも一体に回転可能になる。
なお、上述のように一対の出力側ディスク3f,3fには、パワーローラ11を挟持するための押圧力が作用しているので、上述のように一対の出力側ディスク3f,3fがボルトにより締結されていなくとも、一対の出力側ディスク3f、3fに架け渡された状態になっていれば、出力側ディスク3f,3fを一体に回転させることができる。
また、一対の出力側ディスク3f、3fの突き合わされる背面は、ボルト孔3g、3gを有するが突き合わされる部分が一つの平面になっている。また、一対の出力側ディスク3f,3fは、互いに同一の形状に形成されている。
このようなトロイダル型無段変速機にあっては、一対の出力側ディスク3f,3fを互いの背面を突き合わせた状態で、それぞれの出力側ディスク3f,3fにボルト72を係合した状態とすれば、一対の出力側ディスク3f、3fと出力歯車部4cを一体に回転可能にできる。なお、出力側ディスク3f、3fに複数のボルト孔3g,3gを設け、複数のボルト72により一対の出力側ディスク3f,3fを一体に回転可能にしてもよい。
第3実施形態のトロイダル型無段変速機においても、第1実施形態と同様に、一体化部材(ボルト)を一対の出力側ディスク3f,3fの両方に係合することにより、容易に一対の出力側ディスク3f,3fと出力歯車部4cを一体に回転させることができ、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に本発明の第4実施形態を説明する。
なお、第4実施形態のトロイダル型無段変速機の特徴は、第1実施形態と同様に、一対の出力側ディスクと出力歯車の構造にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と略同様である。
図4に示すように、第4実施形態のトロダル型無段変速機では、一対の出力側ディスク3h,3hが、それぞれ別々に製造されるとともに、上述の肉抜部3dが設けられている。
また、一対の出力側ディスク3h,3hの背面の肉抜部3dを除く部分が突き合わされるとともに、一対の出力側ディスク3h、3hの背面の突き合わされる部分、すなわち、当接する部分の摩擦係数が高くされている。
例えば、一対の出力側ディスク3h,3hの背面の互いに突き合わされる部分の摩擦係数は、例えば、0.15程度にされている。なお、摩擦係数は、互いに押し付け合うように、少なくともパワーローラ11を挟持するための押圧力が付与された状態で、一対の出力側ディスク3h、3h間で滑りが生じないものであればよい。
この高い摩擦係数を有する出力側ディスク3h、3hの背面がこれら背面同士を係合させる係合手段になっている。この係合手段である高摩擦係数の背面が一対の出力側ディスク3h、3hを一体に回転させるようになっている。
また、各出力側ディスク3h,3hの外周部は、出力歯車としての歯を有する出力歯車部4cが一体に形成されている。したがって、一対の出力側ディスク3h,3hを一体に回転可能にすることにより、出力歯車としての出力歯車部4cも一体に回転可能になる。
なお、上述のように一対の出力側ディスク3h,3hには、少なくともパワーローラ11を挟持するための押圧力が作用している。また、動作時にはトルクを入力側および出力側ディスク2,3とパワーローラ11との間で伝達可能とする押圧力が作用しているので、上述のように一対の出力側ディスク3h,3hの背面の摩擦係数が高ければ、出力側ディスク3h,3hを常に一体に回転可能にしておくことができる。
さらに、一対の出力側ディスク3hの外周部にそれぞれ一体に形成された歯車部4cに噛み合う歯車73が、一対の出力側ディスク3h、3hの両方の歯車部4cに噛み合っていれば、一対の出力側ディスク3h、3hの回転がずれるのが防止されることになる。
また、一対の出力側ディスク3h、3hの突き合わされる背面は、一つの平面になっている。また、一対の出力側ディスク3h,3hは、互いに同一の形状に形成されている。
第4実施形態のトロイダル型無段変速機においては、係合手段となる高摩擦係数の高い背面の摩擦力により、一対の出力側ディスク3h、3hと、出力歯車部4cが一体に回転可能になり、これにより、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に本発明の第5実施形態を説明する。
なお、第5実施形態のトロイダル型無段変速機の特徴は、第1実施形態と同様に、一対の出力側ディスクと出力歯車の構造にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と略同様である。
図5および図6に示すように、第5実施形態のトロダル型無段変速機では、一対の出力側ディスク3i,3iが、それぞれ別々に製造されるとともに、上述の肉抜部3dが設けられている。
また、一対の出力側ディスク3i,3iの背面の肉抜部3dを除く部分が突き合わされるとともに、一対の出力側ディスク3i、3iの背面の突き合わされる部分には、凹部3jと、凸部3kが設けられている。凹部3jと、凸部3kとは、円環状の背面を半径方向で分割した扇状の形状を有し、凸部3kより凹部3jの方が少しだけ周方向に広くなっているが、各凹部3jと各凸部3kは、略同じ形状となっている。
したがって、出力側ディスク3iの肉抜部3dを除く背面は、略等間隔で凹部3jと凸部3kが繰り返す形状になっている。また、凹部3jの数と、凸部3kの数とは等しくなっている。
このような一対の出力側ディスク3i、3iの背面を突き合わせた際に、一方の出力側ディスク3iの凹部3jに他方の出力側ディスク3iの凸部3kが挿入され、かつ、他方の出力側ディスク3iの凹部3jに一方の出力側ディスク3iの凸部3kが挿入されて係合した状態になる。したがって、これら出力側ディスク3i、3iの背面の凹部3jおよび凸部3kが、これら出力側ディスク3i,3iの背面を突き合わせた際に互いに係合する係合手段として機能する。
これら凹部3jと凸部3kとを係合させることにより、一対の出力側ディスク3i,3iを一体に回転させることができる。
また、各出力側ディスク3i,3iの外周部は、出力歯車としての歯を有する出力歯車部4cが一体に形成されている。したがって、一対の出力側ディスク3i,3iを一体に回転可能にすることにより、出力歯車としての出力歯車部4cも一体に回転可能になる。
なお、上述のように一対の出力側ディスク3i,3iには、少なくともパワーローラ11を挟持するための押圧力が作用しているので、一対の出力側ディスク3i,3iの間で、常に凹部3jに凸部3kを嵌合しておくことができる。
また、一対の出力側ディスク3i,3iは、互いに同一の形状に形成されている。
第5実施形態のトロイダル型無段変速機においては、係合手段となる一対の出力側ディスク3,3の背面側に配置された係合手段としての凹部3jと凸部3kとを互いに係合しておくことにより、一対の出力側ディスク3i、3iと、出力歯車部4cが一体に回転可能になり、これにより、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に本発明の第6実施形態を説明する。
なお、第6実施形態のトロイダル型無段変速機の特徴は、第1実施形態と同様に、一対の出力側ディスクと出力歯車の構造にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と略同様である。
図7および図8に示すように、第6実施形態のトロダル型無段変速機では、一対の出力側ディスク3m,3mが、それぞれ別々に製造されるとともに、上述の肉抜部3dが設けられている。
また、一対の出力側ディスク3m,3mの背面の肉抜部3dを除く部分が突き合わされるとともに、一対の出力側ディスク3m、3mの背面の突き合わされる部分には、出力側ディスク3mの周方向に沿った円弧形状(略扇状)の凸部mが、出力側ディスク3mの周方向に沿って等間隔に設けられている。
したがって、出力側ディスク3mの肉抜部3dを除く背面は、略扇状の凸部3nが周方向に沿って等間隔で配置された形状になっている。また、凸部3nの周方向幅より、凸部3n間の間隔の周方向幅の方が少しだけ広くなっている。また、凸部3nの数と、これら凸部3n同士の間の数とは等しくなっている。
このような一対の出力側ディスク3m、3mの背面を突き合わせた際に、一方の出力側ディスク3mの凸部3n間の間隔に他方の出力側ディスク3mの凸部3nが挿入され、かつ、他方の出力側ディスク3mの凸部3n間の間隔に一方の出力側ディスク3mの凸部3nが挿入されて係合した状態になる。したがって、これら出力側ディスク3m、3mの背面の凸部3nが、これら出力側ディスク3m,3mの背面を突き合わせた際に互いに係合する係合手段として機能する。
これら凸部3n同士を係合させることにより、一対の出力側ディスク3m,3mを一体に回転させることができる。
また、各出力側ディスク3m,3mの外周部は、出力歯車としての歯を有する出力歯車部4cが一体に形成されている。したがって、一対の出力側ディスク3m,3mを一体に回転可能にすることにより、出力歯車としての出力歯車部4cも一体に回転可能になる。
なお、上述のように一対の出力側ディスク3m,3mには、少なくともパワーローラ11を挟持するための押圧力が作用しているので、一対の出力側ディスク3m,3mの間で、常に凸部3n同士を嵌合しておくことができる。
また、一対の出力側ディスク3m,3mは、互いに同一の形状に形成されている。
第6実施形態のトロイダル型無段変速機においては、一対の出力側ディスク3m,3mの背面側に配置された係合手段としての凸部3n同士を互いに係合しておくことにより、一対の出力側ディスク3m、3mと、出力歯車部4cが一体に回転可能になり、これにより、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、一対の入力側ディスク2,2の間に背面を対向させて一対の出力側ディスク3,3を配置し、一対のディスクとして一対の主力側ディスク3,3を一体に回転可能する構造を説明したが、一対の出力側ディスク3,3の間に、背面を対向させて入力側ディスク2,2を配置するものとしてもよい。この場合に、上述の一体化部材や係合手段により、一対の入力側ディスク2,2が背面の少なくとも一部を突き合わせた状態で一体に回転する構造になる。
本発明は、ダブルキャビティ型の様々なハーフトロイダル型無段変速機やフルトロイダル型無段変速機に適用することができる。
2 入力側ディスク
3a 内側面(トロイダル面)
3c 出力側ディスク
3e 出力側ディスク
3f 出力側ディスク
3h 出力側ディスク
3i 出力側ディスク
3j 凹部(係合手段)
3k 凸部(係合手段)
3m 出力側ディスク
3n 凸部(係合手段)
4b リング状の出力歯車(一体化部材)
4c 歯車部
11 パワーローラ
71 ピン(一体化部材)
72 ボルト(一体化部材)

Claims (4)

  1. 互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的にかつ回転自在に支持された一対ずつの入力側および出力側ディスクと、これら入力側および出力側ディスクの間に挟持される複数のパワーローラとを備え、
    一対の前記入力側ディスクまたは一対の出力側ディスクのうちの一方の一対のディスクが互いに背面を対向させて配置されているトロイダル型無段変速機において、
    前記背面を対向させて配置されている前記一対のディスクが、前記背面の少なくとも一部同士を突き合わされるとともに、前記一対のディスクの両方に係合される一体化部材を備え、当該一体化部材により、前記一対のディスクが一体に回転可能とされていることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的にかつ回転自在に支持された一対ずつの入力側および出力側ディスクと、これら入力側および出力側ディスクの間に挟持される複数のパワーローラとを備え、
    一対の前記入力側ディスクまたは一対の出力側ディスクのうちの一方の一対のディスクが互いに背面を対向させて配置されているトロイダル型無段変速機において、
    前記背面を対向させて配置されている前記一対のディスクが、前記背面の少なくとも一部同士を突き合わされるとともに、前記背面に前記一対のディスク間で係合して、前記一対のディスクを一体に回転可能にする係合手段が設けられていることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  3. 前記背面の少なくとも一部同士が突き合わされている前記一対のディスクは、前記背面の突き合わされる部分が互いに一つの平面になっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトロイダル型無段変速機。
  4. 前記背面の少なくとも一部同士が突き合わされている前記一対のディスクは、互いに同一形状にされていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のトロイダル型無段変速機。
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