JP5862110B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents
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Description
円筒状凹面38の内周面は、円筒状凸面34の外周面に略当接可能な曲率半径を有するものになっている。
また、ブラケット71は、支持梁部16aの外周側凹溝75に対応する位置に設けられており、固定部71aは、鋼球36が外輪28aの外側面側に抜けるのを防止している。
したがって、組立時に仮止めしておき、取り付け後に仮止めを外すような構成とすることもできる。
なお、本発明の特徴は、トラニオンの円筒状凸面と、外輪の円筒状凹面との間に配置される複数の鋼球を保持器で保持するとともに、保持器の揺動範囲を規制した構造にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と同様であるため、以下においては、本発明の特徴部分についてのみ言及し、それ以外の部分については、図10から図14と同一の符号を付して簡潔に説明するに留める。
図1に示すように、第1実施形態のトロイダル型無段変速機においては、従来と同様にトラニオン15aの支持梁部16aに円筒状凸面34が形成されている。なお、第1実施形態においては、従来と異なり支持梁部16aが略円柱状に形成され、この円柱状の支持梁部16aの外周面の前側の略半分が円筒状凸面34になっている。
また、従来と略同様に、円筒状凸面34の中心軸が、枢軸14の中心軸と平行でかつ当該枢軸14の中心軸より入力側ディスク2および出力側ディスク3の中心軸(入力軸1)から離れた位置に配置されている。
これら鋼球36は、それぞれ保持器37に保持されている。保持器37は、凹溝59の底面および凹溝75の底面に沿った円弧状に形成されている。また、保持器37には、鋼球36を保持するとともに開口を有するポケットが保持器37の円弧に沿った長手方向に沿って等間隔に並んで設けられている。
したがって、トラニオン15aと、外輪28aとの間に配置すべき鋼球36の全ては、保持器37に保持されており、保持器37をトラニオン15aと外輪28aとの間に設置することによって、鋼球36をセットできるようになっている。
また、トロイダル型無段変速機の組立時に、支持梁部16aの円筒状凸面34と外輪28aの円筒状凹面38との間に鋼球36が保持された保持器37をセットする際に凹溝59に保持器37を入れることと、凹部40に凸部39を入れることによって、保持器37の位置合わせが可能であり、鋼球36の組み付けがさらに容易になる。
図2に示すように、第2実施形態においては、保持器37の凸部39aが保持器37の内周面側ではなく、外周面側に突出している。また、凸部39aの左右位置は、第1実施形態と同様に保持器37の左右の中央部になっている。
図3に示すように、第3実施形態においては、第1実施形態において、凹部40bが円筒状凸面34の正面側(内側面側)の左右の中央部にあったのをオフセットして中央部からずらしている。同様に凸部39bを保持器37の中央から凹部40bと同様にオフセットしてずらし、凹部40bに凸部39bを挿入するようになっている。
図4に示すように、第4実施形態においては、第2実施形態と同様に凸部39cを保持器37の外周面側に形成し、凹部40cを外輪28aの円筒状凹面38側に形成し、さらに、第3実施形態のように凹部40cおよび凸部39cを中央部からオフセットして配置したものである。
図5に示すように、第5実施形態においては、第3実施形態と同様に凸部39dおよび凹部40dをそれぞれ円筒状凸面34および保持器37の左右の中央からオフセットして配置するとともに、中央に対して左右にそれぞれ凸部39dおよび凹部40dを配置している。すなわち、凸部39dおよび凹部40dをそれぞれ一対(複数)設け、各凹部40dに各凸部39dをそれぞれ挿入している。
図6に示すように、第6実施形態においては、第5実施形態と同様に凸部39eおよび凹部40eを左右にそれぞれ設けたものであるが、凸部39eが保持器37の両端部に設けられるとともに、この凸部39eの位置に対応して凹部40eが設けられている。この場合に、凸部39eが支持梁部16aを左右から挟みこむ状態で左右の凹部40eに挿入されている。また、凸部39eの凹部40eへの挿入に際しては、保持器37を弾性変形する必要がある。
したがって、トロイダル無段変速機の組み立て時に、トラニオン15aにパワーローラ11をスラスト玉軸受24を介して取り付けた状態で、トラニオン15aとパワーローラ11を組み付ける際に、鋼球36を保持した保持器37がトラニオン15aに取り付けられた状態で脱落することがないので、作業性をさらに容易にすることができる。
図7に示すように、第7実施形態においては、第6実施形態と同様に凸部39fおよび凹部40fを左右にそれぞれ設け、凸部39fが保持器37の両端部に設けられるとともに、保持器37の外周側に突出するようになっている。この凸部39fの位置に対応して凹部40fが外輪28aの円筒状凹面38に設けられている。
この場合は、第6実施形態において、保持器37が支持梁部16aに取り付けられた状態になったのに対して、保持器37が外輪28aに取り付けられた状態になる。この場合も、第6実施形態と同様に、組み込み時に保持器37が外輪28aに取り付けられて脱落することがないので、作業性の向上を図ることができる。
3 出力側ディスク
11 パワーローラ(内輪)
14 枢軸
15a トラニオン
24 スラスト玉軸受(スラスト軸受)
26 玉(転動体)
28a 外輪
34 円筒状凸面
36 鋼球(球体)
37 保持器
38 円筒状凹面
39 凸部
39a〜f 凸部
40 凹部
40a〜f 凹部
59 凹溝(溝)
75 凹溝(溝)
Claims (1)
- 互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、
これらの両ディスク間に挟持される複数のパワーローラと、
前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設けられた一対の枢軸を中心に傾転するとともに、前記各パワーローラをスラスト軸受を介して回転自在に支持する複数のトラニオンとを備え、
前記スラスト軸受は、前記パワーローラによって形成される内輪と、外輪と、これらの内輪と外輪との間で転動する転動体を備え、
前記トラニオンは、前記パワーローラ側を向く面に円筒状凸面が形成され、
前記円筒状凸面の中心軸が、前記枢軸の中心軸と平行でかつ当該枢軸の中心軸より前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸から離れた位置に配置され、
前記外輪には、前記トラニオンの円筒状凸面が挿入されて当該円筒状凸面に対向する円筒状凹面が設けられ、
前記円筒状凸面と前記円筒状凹面とのうちの少なくとも一方の円筒状の面には、当該円筒状の面の周方向に沿って溝が形成され、
前記溝には、前記円筒状凸面と前記円筒状凹面との間に挟まれた状態に、当該溝に沿って並んで複数の球体が転動自在に設けられ、
前記パワーローラが前記外輪とともに前記球体を介して前記トラニオンの前記円筒状凸面の中心軸周りに回転可能とされているトロイダル型無段変速装置において、
前記複数の球体をそれぞれ転動自在に保持する保持器を備え、
複数の前記球体を保持する前記保持器の前記円筒状凸面の周方向に沿う揺動範囲を規制する揺動範囲規制手段を備え、
前記揺動範囲規制手段は、前記円筒状凹面に設けられた円筒面側凹部と、前記保持器に設けられるとともに、前記円筒面側凹部に対して前記保持器の前記揺動範囲の移動を可能に係合している保持器側凸部とを備え、
前記円筒面側凹部は、前記円筒状凹面に設けられた油路の開口部により形成されている、
ことを特徴とするトロイダル型無段変速機。
Priority Applications (1)
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JP2011181539A JP5862110B2 (ja) | 2011-08-23 | 2011-08-23 | トロイダル型無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011181539A JP5862110B2 (ja) | 2011-08-23 | 2011-08-23 | トロイダル型無段変速機 |
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Family
ID=48008434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011181539A Active JP5862110B2 (ja) | 2011-08-23 | 2011-08-23 | トロイダル型無段変速機 |
Country Status (1)
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Family Cites Families (4)
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-
2011
- 2011-08-23 JP JP2011181539A patent/JP5862110B2/ja active Active
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