JP4734892B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0487Friction gearings

Description

本発明は、自動車や各種産業機械の変速機などに利用可能なトロイダル型無段変速機に関する。
例えば自動車用変速機として用いるダブルキャビティ式トロイダル型無段変速機は、図7および図8に示すように構成されている。図7に示すように、ケーシング50の内側には入力軸(中心軸)1が回転自在に支持されており、この入力軸1の外周には、2つの入力側ディスク2,2と2つの出力側ディスク3,3とが取り付けられている。また、入力軸1の中間部の外周には出力歯車4が回転自在に支持されている。この出力歯車4の中心部に設けられた円筒状のフランジ部4a,4aには、出力側ディスク3,3がスプライン結合によって連結されている。
入力軸1は、図中左側に位置する入力側ディスク2とカム板7との間に設けられたローディングカム式の押圧装置12を介して、駆動軸22により回転駆動されるようになっている。また、出力歯車4は、2つの部材の結合によって構成された仕切壁13にアンギュラ玉軸受4Aを介して支持されており、これにより、入力軸1の軸線Oを中心に回転できる一方で、軸線O方向の変位が阻止されている。
出力側ディスク3,3は、入力軸1との間に介在されたニードル軸受5,5によって、入力軸1の軸線Oを中心に回転自在に支持されている。また、図中左側の入力側ディスク2は、入力軸1にボールスプライン6を介して支持され、図中右側の入力側ディスク2は、入力軸1にスプライン結合されており、これら入力側ディスク2は入力軸1と共に回転するようになっている。また、入力側ディスク2,2の内側面(凹面)2a,2aと出力ディスク3,3の内側面(凹面)3a,3aとの間には、パワーローラ11(図8参照)が回転自在に挟持されている。
図7中右側に位置する入力側ディスク2の内周面2cには、段差部2bが設けられ、この段差部2bに、入力軸1の外周面1aに設けられた段差部1bが突き当てられるとともに、入力側ディスク2の背面(図7の右面)がローディングナット9に突き当てられている。これによって、入力側ディスク2の入力軸1に対する軸線O方向の変位が実質的に阻止されている。また、カム板7と入力軸1の鍔部1bとの間には、皿ばね8が設けられており、この皿ばね8は、各ディスク2,2,3,3の凹面2a,2a,3a,3aとパワーローラ11,11の周面11a,11aとの当接部に押圧力を付与する。
図8は、図7のA−A線に沿う断面図である。図8に示すように、ケーシング50の内側には、入力軸1に対し捻れの位置にある一対の枢軸14,14を中心として揺動する一対のトラニオン15,15が設けられている。なお、図8においては、入力軸1の図示は省略している。各トラニオン15,15は、支持板部16の長手方向(図8の上下方向)の両端部に、この支持板部16の内側面側に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部20,20を有している。そして、この折れ曲がり壁部20,20によって、各トラニオン15,15には、パワーローラ11を収容するための凹状のポケット部Pが形成される。また、各折れ曲がり壁部20,20の外側面には、各枢軸14,14が互いに同心的に設けられている。
支持板部16の中央部には円孔21が形成され、この円孔21には変位軸23の基端部(第1の軸部)23aが支持されている。そして、各枢軸14,14を中心として各トラニオン15,15を揺動させることにより、これら各トラニオン15,15の中央部に支持された変位軸23の傾斜角度を調節できるようになっている。また、各トラニオン15,15の内側面から突出する変位軸23の先端部(第2の軸部)23bの周囲には、各パワーローラ11が回転自在に支持されており、各パワーローラ11,11は、各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の間に挟持されている。なお、各変位軸23,23の基端部23aと先端部23bとは、互いに偏心している。
また、各トラニオン15,15の枢軸14,14はそれぞれ、一対のヨーク23A,23Bに対して揺動自在および軸方向(図8の上下方向)に変位自在に支持されており、各ヨーク23A,23Bにより、トラニオン15,15はその水平方向の移動を規制されている。各ヨーク23A,23Bは鋼等の金属のプレス加工あるいは鍛造加工により矩形状に形成されている。各ヨーク23A,23Bの四隅には円形の支持孔18が4つ設けられており、これら支持孔18にはそれぞれ、トラニオン15の両端部に設けた枢軸14がラジアルニードル軸受30を介して揺動自在に支持されている。また、ヨーク23A,23Bの幅方向(図8の左右方向)の中央部には、円形の係止孔19が設けられており、この係止孔19の内周面は球状凹面として、球面ポスト64,68を内嵌している。すなわち、上側のヨーク23Aは、ケーシング50に固定部材52を介して支持されている球面ポスト64によって揺動自在に支持されており、下側のヨーク23Aは、球面ポスト68およびこれを支持するシリンダ31の上側シリンダボディ61によって揺動自在に支持されている。
なお、各トラニオン15,15に設けられた各変位軸23,23は、入力軸1に対し、互いに180度反対側の位置に設けられている。また、これらの各変位軸23,23の先端部23bが基端部23aに対して偏心している方向は、両ディスク2,2,3,3の回転方向に対して同方向(図8で上下逆方向)となっている。また、偏心方向は、入力軸1の配設方向に対して略直交する方向となっている。したがって、各パワーローラ11,11は、入力軸1の長手方向に若干変位できるように支持される。その結果、押圧装置12が発生するスラスト荷重に基づく各構成部材の弾性変形等に起因して、各パワーローラ11,11が入力軸1の軸方向に変位する傾向となった場合でも、各構成部材に無理な力が加わらず、この変位が吸収される。
また、パワーローラ11の外側面とトラニオン15の支持板部16の内側面との間には、パワーローラ11の外側面の側から順に、スラスト転がり軸受であるスラスト玉軸受24と、スラストニードル軸受25とが設けられている。このうち、スラスト玉軸受24は、各パワーローラ11に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ11の回転を許容するものである。このようなスラスト玉軸受24はそれぞれ、複数個ずつの玉26,26と、これら各玉26,26を転動自在に保持する円環状の保持器27と、円環状の外輪28とから構成されている。また、各スラスト玉軸受24の内輪軌道は各パワーローラ11の外側面(大端面)に、外輪軌道は各外輪28の内側面にそれぞれ形成されている。
また、スラストニードル軸受25は、トラニオン15の支持板部16の内側面と外輪28の外側面との間に挟持されている。このようなスラストニードル軸受25は、パワーローラ11から各外輪28に加わるスラスト荷重を支承しつつ、これらパワーローラ11および外輪28が各変位軸23の基端部23aを中心として揺動することを許容する。
さらに、各トラニオン15,15の一端部(図8の下端部)にはそれぞれ駆動ロッド(トラニオン軸)29,29が設けられており、各駆動ロッド29,29の中間部外周面に駆動ピストン(油圧ピストン)33,33が固設されている。そして、これら各駆動ピストン33,33はそれぞれ、上側シリンダボディ61と下側シリンダボディ62とによって構成された駆動シリンダ31内に油密に嵌装されている。これら各駆動ピストン33,33と駆動シリンダ31とで、各トラニオン15,15を、これらトラニオン15,15の枢軸14,14の軸方向に変位させる駆動装置32を構成している。
このように構成されたトロイダル型無段変速機の場合、入力軸1の回転は、押圧装置12を介して、各入力側ディスク2,2に伝えられる。そして、これら入力側ディスク2,2の回転が、一対のパワーローラ11,11を介して各出力側ディスク3,3に伝えられ、更にこれら各出力側ディスク3,3の回転が、出力歯車4より取り出される。
入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比を変える場合には、一対の駆動ピストン33,33を互いに逆方向に変位させる。これら各駆動ピストン33,33の変位に伴って、一対のトラニオン15,15が互いに逆方向に変位する。例えば、図8の左側のパワーローラ11が同図の下側に、同図の右側のパワーローラ11が同図の上側にそれぞれ変位する。その結果、これら各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の内側面2a,2a,3a,3aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの変化に伴って、各トラニオン15,15が、ヨーク23A,23Bに枢支された枢軸14,14を中心として、互いに逆方向に揺動する。
その結果、各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各内側面2a,3aとの当接位置が変化し、入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比が変化する。また、これら入力軸1と出力歯車4との間で伝達するトルクが変動し、各構成部材の弾性変形量が変化すると、各パワーローラ11,11およびこれら各パワーローラ11,11に付属の外輪28,28が、各変位軸23,23の基端部23a、23aを中心として僅かに回動する。これら各外輪28,28の外側面と各トラニオン15,15を構成する支持板部16の内側面との間には、それぞれスラストニードル軸受25,25が存在するため、前記回動は円滑に行われる。したがって、前述のように各変位軸23,23の傾斜角度を変化させるための力が小さくて済む。
ところで、このようなトロイダル型無段変速機は、前述したように、入出力側ディスク2,3や出力歯車4を支持するための軸受5,6,・・・が入力軸1の周囲に多数存在している。従来、これらの軸受5,6,・・・の潤滑は、入力軸1に油穴を設け、軸受5,6,・・・の近傍に潤滑油を排出することにより行なわれている。
また、一般に、トロイダル型無段変速機は、ディスク2,3とパワーローラ11との押付け合いに基づく接線力の伝達により動力を伝達するため、入力軸1には引張りと捩じれが作用する。従来、この引張りと捩じれとに起因して入力軸1に設けた前記油穴の周辺に発生する応力集中が問題となっており、この問題を解決するために、入力軸1の径を大きく設定したり、あるいは、油穴の周辺に面取りを施すなどの工夫を行なっていた。また、入力軸1に油穴を設けると、入力軸1の内部でバリが発生し、その除去が困難になるという問題もある。そのため、バリエータ部品の小型化が難しいと同時に、製造コストも高くなっていた。
そこで、このような問題を解決するため、特許文献1では、入出力側ディスクを1本の中空軸で支持し、中空軸と入力軸との間の隙間を潤滑油路として使用することにより、入力軸1に油穴を設けないようにしている。
特開2002−147558号公報
しかしながら、潤滑油路を形成するために中空軸を新たに設けることは、部品点数を増やし、製造コストの増大を招くことになる。また、軸全体の外径も大きくなり、バリエータ部品の小型化も難しくなる。
本発明は、前記事情に鑑みて為されたもので、入力軸に油穴を形成することなく、また、部品点数を増やすことなく、入力軸の周囲の軸受への潤滑を行なうことができるトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載のトロイダル型無段変速機は、エンジンからの回転力が入力される入力軸と、この入力軸に対しボールスプラインを介して結合されるとともに入力軸と一体で回転する入力側ディスクと、この入力側ディスクとの間に設けられたパワーローラを介して入力側ディスクの回転力を所定の変速比で受けるとともに入力軸に対し回転可能に支持された出力側ディスクと、前記パワーローラを支持するトラニオンと、トラニオンを変位自在に支持するヨークと、ヨークを揺動自在に支持する支持部材とを備えたトロイダル型無段変速機において、前記入力側ディスクと前記出力側ディスクとの間から、前記支持部材を介して、入力軸と前記支持部材と間の隙間に潤滑油を供給するとともに、この供給した潤滑油を、入力軸と前記入出力側ディスクとの間の隙間に供給し、当該隙間を通じて、入力軸の外周面に沿って入力軸の周囲に設けられた軸受へと流すことを特徴とする。
本発明のトロイダル型無段変速機においては、入力軸の周囲の軸受のための潤滑油を、入力側ディスクと出力側ディスクとの間から、前記支持部材を介して、入力軸と入出力側ディスクとの間の隙間に供給することができるため、入力軸に油穴を形成しないで済み(そのため、加工が容易になる)、したがって、応力集中およびバリの発生に関する問題を解消できるとともに、中空軸等の部品を新たに設ける(部品点数を増やす)必要もなく、その結果、製造コストを低減でき、また、軸全体の外径を抑えてバリエータ部品の小型化を図ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明の特徴は、軸受に対する潤滑油の供給形態にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と同様であるため、以下においては、本発明の特徴部分についてのみ言及し、それ以外の部分については、図7および図8と同一の符号を付して簡潔に説明するに留める。
図1および図2は本発明の第1の実施形態を示している。図示のように、本実施形態では、入力側ディスク2と出力側ディスク3との間から、支持部材としての球面ポスト64(無論、球面ポスト68であっても良い)を介して、入力軸1と入出力側ディスク2,3との間の隙間102に潤滑油を供給できるようになっている。具体的には、球面ポスト64は、ディスク2,3間の口元部B(軸受5およびボールスプライン6が介挿されている入力軸1に近いディスク2,3間の部位)を横切って入力軸1と入出力側ディスク2,3との間の隙間102へと延びる延在部64aを有している。また、球面ポスト64には、その軸方向の全長にわたって油路64cが貫通して形成されている。また、油路64cを通じて隙間102内に供給された潤滑油が隙間102から外部に漏れることを防止するため、延在部64aの端部には、延在部64aと入出力側ディスク2,3との間の隙間100を所定の寸法に調整するフランジ部64bが、入力軸1の軸方向に所定幅で張り出して形成されている。
このような構成では、所定の油源から球面ポスト64に供給される潤滑油は、図2に矢印で示されるように、油路64cを通じて隙間102内に供給されるとともに、この隙間102から殆ど漏れ出すことなく、隙間102を通じて、入力軸1の周囲に設けられたボールスプライン6、ニードル軸受5、アンギュラ玉軸受4Aへと流れ、これらを潤滑する。すなわち、本実施形態では、入力軸と入出力側ディスクとの間の隙間102が潤滑油路として形成されているものである。
以上のように、本実施形態では、入力軸1の周囲の軸受6,5,4Aのための潤滑油を、入力側ディスク2と出力側ディスク3との間から、球面ポスト64を介して、入力軸1と入出力側ディスク2,3との間の隙間102に供給することができるため、入力軸1に油穴を形成しないで済み(そのため、加工が容易になる)、したがって、応力集中およびバリの発生に関する問題を解消できる。また、中空軸等の部品を新たに設ける(部品点数を増やす)必要がないため、製造コストを低減でき、また、軸全体の外径を抑えてバリエータ部品の小型化を図ることができる。
なお、本実施形態においては、隙間102内に供給された潤滑油が隙間102から外部に漏れることを防止するため、延在部64aと入出力側ディスク2,3との間の隙間100をフランジ部64bによって調整しているが、延在部64aと入出力側ディスク2,3との間の隙間100にシール部材を介挿して潤滑油の漏れを完全に防止しても良い。
図3は第1の実施形態の変形例を示している。この変形例では、口元部B付近において入力軸1に螺旋状の止め輪110が取り付けられており、隙間102内に供給された潤滑油を、この螺旋状の止め輪110に沿って仕切壁13へと強制的に供給できるようになっている。これにより、潤滑油を確実に入力軸1の周囲に設けられたボールスプライン6、ニードル軸受5、アンギュラ玉軸受4Aへと供給することができる。
ところで、前述した第1の実施形態の構成によれば、特許文献1に開示されているような中空軸を設けることなく潤滑油を入力軸1の周辺の各軸受に供給することができるが、第1の実施形態の構成は、中空軸を有する構造に対しても適用できることは言うまでもない。そのような一例が図4および図5に示されている。
図4および図5は、前述した構造のトロイダル型無段変速機をギヤード・ニュートラル型の無段変速装置に組み込んだ第2の実施形態を示している。この無段変速装置は、前述した第1の実施形態に係る構造を成すトロイダル型無段変速ユニット147と、第1ないし第3の遊星歯車式変速ユニット148,149,150とを組み合わせて成り、入力軸1と出力軸151とを有している。また、入力軸1と出力軸151との間には、これらの入力軸1、出力軸151と同心で且つこれらの入力軸1、出力軸151に対して回転可能な伝達軸152が設けられている。なお、押圧装置12Aは油圧式になっており、また、リア側の入力側ディスク2、および2つの出力側ディスクが一体になっている出力側ディスク3は、入力軸1が貫通する中空軸153に対して支持されている。リア側の入力側ディスク2は、中空軸153に対して回転可能であり、一方出力側ディスク3は中空軸153と一体的に回転するようになっている。
これらの図から分かるように、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、入力側ディスク2と出力側ディスク3との間から、支持部材としての球面ポスト64(無論、球面ポスト68であっても良い)を介して、入力軸1と入出力側ディスク2,3との間の隙間102に潤滑油を供給できるようになっている。その潤滑油供給機構は第1の実施形態と同一であるが、この実施形態では、フロント側の球面ポスト64からのみ潤滑油を隙間102内に供給し、中空軸153と入力軸1との間の隙間を通じてリア側の軸受130,132に潤滑油を流すようになっている。したがって、このような構成によっても、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図6は、第2の実施形態の変形例を示している。図示のように、この変形例では、口元部B付近において入力軸1に螺旋状の止め輪110が取り付けられており、隙間102内に供給された潤滑油を、この螺旋状の止め輪110に沿ってリア側の軸受へと強制的に供給できるようになっている。
本発明は、シングルキャビティ型やダブルキャビティ型などの様々なトロイダル型無段変速機に適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の要部断面図である。 図1のトロイダル型無段変速機の要部拡大断面図である。 第1の実施形態の変形例に係る要部拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の要部断面図である。 図4のトロイダル型無段変速機の要部拡大断面図である。 第2の実施形態の変形例に係る要部拡大断面図である。 従来から知られているトロイダル型無段変速機の具体的構造の一例を示す断面図である。 図7のA−A線に沿う断面図である。
符号の説明
1 入力軸
2 入力側ディスク
3 出力側ディスク
4A アンギュラ玉軸受
5 ニードル軸受
6 ボールスプライン
11 パワーローラ
15 トラニオン
23A,23B ヨーク
64,68 球面ポスト(支持部材)
64a 油路
102 隙間

Claims (1)

  1. エンジンからの回転力が入力される入力軸と、この入力軸に対しボールスプラインを介して結合されるとともに入力軸と一体で回転する入力側ディスクと、この入力側ディスクとの間に設けられたパワーローラを介して入力側ディスクの回転力を所定の変速比で受けるとともに入力軸に対し回転可能に支持された出力側ディスクと、前記パワーローラを支持するトラニオンと、トラニオンを変位自在に支持するヨークと、ヨークを揺動自在に支持する支持部材とを備えたトロイダル型無段変速機において、
    前記入力側ディスクと前記出力側ディスクとの間から、前記支持部材を介して、入力軸と前記支持部材と間の隙間に潤滑油を供給するとともに、この供給した潤滑油を、前記隙間を通じて、入力軸と前記入出力側ディスクとの間の隙間に供給し、当該隙間を通じて、入力軸の周囲に設けられた軸受へと流すことを特徴とするトロイダル型無段変速機。
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