JP2001135400A - カードエッジコネクタ - Google Patents

カードエッジコネクタ

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JP2001135400A
JP2001135400A JP31744399A JP31744399A JP2001135400A JP 2001135400 A JP2001135400 A JP 2001135400A JP 31744399 A JP31744399 A JP 31744399A JP 31744399 A JP31744399 A JP 31744399A JP 2001135400 A JP2001135400 A JP 2001135400A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子金具をハウジングに挿入する前の状態で
弾性接触片を保護し、挿入作業性を高める。 【解決手段】 端子金具20をハウジング10に挿入す
る前の状態では、保護部材30を保護位置に変位させて
おくことで弾性接触片27に対する他部材の干渉を防止
することができる。この端子金具20をハウジング10
に挿入する過程では、スタビライザ36(ストッパ手
段)が当接面15(ストッパ手段)に当接することより
保護部材30の挿入が規制され、端子金具20のみが挿
入を進める。これに伴い、保護部材30が端子金具20
に対して保護位置から解除位置へ相対変位し、弾性接触
片27が回路基板Pに対して接続可能な状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードエッジコネ
クタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】回路基板に接続されるカードエッジコネ
クタの場合、回路基板に対して端子金具がその外面を沿
わせるような位置関係で接続されるため、その端子金具
における回路基板との接続手段である弾性接触片は、端
子金具の外面へ露出させる構造をとらざるを得ない。そ
のため、弾性接触片に異物が干渉しないように保護する
必要がある。
【0003】弾性接触片の保護手段としては、実開平1
−117079号公報に開示されているものがある。こ
れは、端子金具が挿入されるハウジングに弾性接触片を
ハウジング外へ臨ませる開口部を形成するとともに、ハ
ウジングにはこの開口部を開閉するスライド板を取り付
けた構造になり、スライド板が開口部を塞ぐように位置
すると、弾性接触片がそのスライド板で覆われ、もって
弾性接触片への異物の干渉が防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】弾性接触片に対する異
物干渉の防止手段は、端子金具をハウジング内に挿入し
た後の状態に限らず、端子金具をハウジングに挿入する
前の状態でも必要とされるが、上記従来のスライド板に
よる保護手段は、端子金具をハウジングに挿入した状態
でのみ有効であり、ハウジングに挿入する前の端子金具
に対しては保護機能を到底発揮し得ない。尚、ハウジン
グに取り付ける前の端子金具に対する保護手段として
は、端子金具にカバーを取り付けておき、ハウジングの
挿入する直前にカバーを外す方法も考えられる。しか
し、この方法では、カバーを外すという余分な作業を行
わなければならないので、作業性が悪い。
【0005】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、端
子金具をハウジングに挿入する前の状態で弾性接触片を
保護可能であり、且つ端子金具をハウジングに挿入する
際の作業性に優れたカードエッジコネクタを提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、回路
基板に接続される弾性接触片が外面に露出する形態で設
けられている端子金具と、この端子金具が挿入されるハ
ウジングとを備えてなり、前記端子金具には、前記弾性
接触片に対する他部材の干渉を規制可能な保護位置と、
この保護位置よりも挿入方向後方であって前記弾性接触
片と前記回路基板との接触を許容する解除位置との間で
の変位を可能とされた保護部材が設けられ、この保護部
材と前記ハウジングとには、前記保護部材を前記保護位
置にした状態で前記端子金具を前記ハウジングに挿入す
る過程で、互いに当接することにより前記ハウジングに
対する前記保護部材の挿入方向への変位を規制するスト
ッパ手段が設けられている構成とした。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記保護部材には挿入方向と交差する方向へ突出す
るスタビライザが形成され、前記ハウジング内には前記
スタビライザの挿入を可能とする溝が形成され、この溝
の奥端には、前記端子金具の挿入途中で前記スタビライ
ザを当接させることで前記保護部材のそれ以上の挿入を
規制する当接面が形成され、前記スタビライザと前記当
接面とにより前記ストッパ手段が構成されている。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、前記端子金具と前記保護部材の一方に
は弾性係止片が形成されているとともに他方には嵌合部
が形成され、前記保護部材が前記保護位置にある状態で
は前記弾性係止片が前記嵌合部に係合することにより前
記保護部材の前記端子金具に対する遊動が規制され、所
定以上の押圧力の作用により前記弾性係止片が前記嵌合
部から外れる方向へ弾性変形して前記保護部材の遊動規
制が解除される構成とした。
【0009】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]端子金具を
ハウジングに挿入する前の状態では、保護部材を保護位
置に変位させておくことで弾性接触片に対する他部材の
干渉を防止することができる。そして、この端子金具を
ハウジングに挿入する際には、その挿入過程でストッパ
手段により保護部材の挿入方向への移動が規制され、端
子金具のみがハウジングへの挿入を進めることになる。
これに伴い、保護部材が端子金具に対して保護位置から
解除位置へと相対的に変位し、端子金具の挿入が済むと
弾性接触片が回路基板に対して接続可能な状態となる。
端子金具を挿入する際に保護部材を外したり移動させた
りする作業が不要なので、作業性に優れている。
【0010】[請求項2の発明]端子金具が正規の姿勢
で挿入されると、スタビライザが溝に挿入することで端
子金具の挿入動作が許容されるが、端子金具の挿入姿勢
が不正であると、スタビライザがハウジングの外面に干
渉するため端子金具の挿入が規制される。また、正規の
姿勢で挿入されたときには、挿入の途中でスタビライザ
が当接面に当接することで保護部材が保護位置から解除
位置へ変位する。端子金具の不正姿勢での挿入を規制す
るためのスタビライザと溝にストッパ手段としての機能
を兼備させたので、専用のストッパ手段を設けずに済
む。
【0011】[請求項3の発明]保護部材は弾性係止片
と嵌合部との係合によって保護位置に保持しておくこと
ができる。また、端子金具の挿入の際には、遊動規制手
段による規制力を越える力で挿入を行えば遊動規制が解
除されるので、保護部材を保護位置から解除位置へ変位
させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明す
る。
【0013】本実施形態のカードエッジコネクタは、ハ
ウジング10、ハウジング10に挿入される複数の端子
金具20及び各端子金具20に取り付けられる保護部材
30とを備えて構成されている。尚、本実施形態におい
て、上下の方向は図1〜図5及び図7〜図9を基準と
し、左右方向は図7〜図9を基準とし、前後方向につい
ては図1〜図6における左側を前側とする。 [ハウジング10]ハウジング10内には、その前後両
端面に開口する複数のキャビティ11が上下二段に対称
に分かれるとともに各段毎に横一列に並列して形成され
ている。キャビティ11の後端側の開口は、端子金具2
0をキャビティ11に挿入させるための端子挿入口12
となっている。この端子挿入口12は全体として縦長の
方形状に開口され、その開口形状は保護部材30の正面
側から視た縦長形状と同じであり、その開口の縦横寸法
は、保護部材30が寸法公差を考慮したクリアランス分
だけの隙間が空けて挿入されるように設定されている。
【0014】ハウジング10のほぼ前半部分には、その
前端面に横長スリット状に開口するとともに、上段のキ
ャビティ11の下面と下段のキャビティ11の上面に連
通する基板収容部13が形成されている。この基板収容
部13には回路基板Pが差し込まれ、その差込端縁部の
上下両面に設けられている接点部(図示せず)が、キャ
ビティ11に臨むようになっている。この回路基板Pの
各接点部には、夫々、端子金具20の弾性接触片27が
弾性的に当接される。
【0015】[端子金具20]端子金具20は、全体と
して前後方向に細長く、底壁21におけるほぼ後半分領
域においては底壁21の両側縁から立ち上がるバレル状
の電線接続部22が形成され、ここに電線23が圧着に
より接続される。尚、図6では電線23を接続する前の
状態にある電線接続部22が、後述する側壁24よりも
外側へ拡がっているが、電線23を圧着した状態では、
電線接続部22の幅寸法は側壁24の外面間の距離と同
じかそれよりも小さい寸法となる。
【0016】底壁21のほぼ前半領域においては、底壁
21の左右両側縁から平板状をなす一対の側壁24が直
角に立ち上がっている。底壁21から側壁24の立ち上
がり端までの高さはキャビティ11の上下寸法よりも小
さい。側壁24の立ち上がり端における後端部からは左
右一対のガイド片25が突成されている。ガイド片25
は、側壁24と面一状に立ち上がるとともに、その立ち
上がり端から内側へ直角に延出した形状をなし、その延
出端には上向きに小さく突出する前後方向のガイドリブ
26が形成されている。そして、この底壁21からガイ
ドリブ26の上端までの高さが、端子金具20の最大高
さ寸法となっている。また、左右両ガイドリブ26の外
面間の寸法は、後述する保護部材30の逃がし用開口3
4の開口幅と同じ寸法とされている。
【0017】また、底壁21の前端縁からは、弾性接触
片27が一対の側壁の間に位置するように折り返し状に
延出形成されている。弾性接触片27は、側方から視て
底壁21から斜め上後方へほぼ直線状に延出するととも
に、その延出端から下方へ回曲してその下端部が前方へ
回曲されて底壁21に当接している。この弾性接触片2
7の最も高い部分が回路基板Pとの接触部27Aとなっ
ている。この接触部27Aの上面の高さは、上記ガイド
リブ26の上端と同じ高さとされている。また、弾性接
触片27の幅寸法は保護部材30の逃がし用開口34の
開口幅と同じ寸法とされている。かかる弾性接触片27
は、端子金具20における外面(上側のキャビティ11
に挿入される端子金具20において下面、下側のキャビ
ティ11に挿入される端子金具20においては上面)に
露出するとともに、側方から視ると、弾性接触片27の
接触部27Aは側壁24の立ち上がり端から更に上方へ
突出した形態となっている。
【0018】[保護部材30]保護部材30は、金属板
材を曲げ加工してなり、底壁31と、この底壁31の側
縁から直角に立ち上がる左右一対の側壁32と、この側
壁32の立ち上がり端から内側へ直角に突出する一対の
保護リブ33とをからなる。保護部材30の前後方向の
長さ寸法は、端子金具20の前後の長さのほぼ半分の寸
法とされている。側壁32の内面間の幅寸法は、端子金
具20の側壁24の外面間の距離とほぼ同じ寸法であ
り、また、底壁31の上面から保護リブ33の下面まで
の高さ寸法は、端子金具20の底壁21の下面からガイ
ド片25の上面までの距離とほぼ同じ寸法である。ま
た、両保護リブ33の間は弾性接触片27との干渉を回
避するための逃がし用開口34とされている。
【0019】かかる保護部材30は、端子金具20に対
してその周りを囲む外嵌状態に組み付けられ、組付け状
態では、保護部材30の底壁31が端子金具20の底壁
21に接触するとともに、保護リブ33がガイド片25
及びガイドリブ26に嵌合されている。また、組み付け
られた保護部材30は、端子金具20に対して保護位置
(図1及び図3を参照)と解除位置(図2を参照)との
間で、ハウジング10に対する端子金具20の挿入方向
と平行な方向へ相対移動し得るようになっている。保護
位置では、保護部材30が端子金具20のほぼ前半領域
に位置し、保護部材30の側壁32が弾性接触片27に
おける側壁24からの突出部分(接触部27Aを含め
て)を側方から覆うとともに、保護リブ33が弾性接触
片27の接触部27Aに対してこれと同じ高さで、且つ
この接触部27Aを両側から挟むように位置する。ま
た、保護リブ33はその後端部においてガイド片25及
びガイドリブ26に嵌合する。一方、解除位置は、ハウ
ジング10に対する端子金具20の挿入方向において保
護位置よりも後方に位置し、この解除位置においては、
保護部材30が電線接続部22を挟むように位置する。
尚、解除位置では、保護リブ33は、その前端部におい
てガイド片25及びガイドリブ26に嵌合される。
【0020】[遊動規制手段]保護部材30の側壁32
には、方形に開口する嵌合孔35(本発明の構成要件で
ある嵌合部)が形成されている。一方、端子金具20の
側壁24には切り起こしによって弾性係止片28が形成
されている。弾性係止片28は、前端において側壁24
に連なり、上方から視ると斜め後方外側へ片持ち状に突
出している。かかる弾性係止片28は内側(側壁24に
対して面一状となる側)へ弾性的に変形し得るようにな
っている。保護部材30が保護位置にある状態では、弾
性係止片28が嵌合孔35に嵌合し、このとき弾性係止
片28は弾性変形を生じていない。また、弾性係止片2
8の側壁24からの突出寸法は、保護部材30の側壁3
2の板厚よりも小さく設定されているので、弾性係止片
28が保護部材30の側壁31の外面側へ突き出すこと
はない。また、保護部材30が保護位置から解除位置へ
移動する際には、弾性係止片28が嵌合孔35の開口縁
に当接することにより内側へ畳まれるように弾性撓みす
る。そして、保護部材30が解除位置に至る過程では、
保護部材30の側壁32が弾性係止片28を通過し、弾
性係止片28はその弾性復元力により側壁24から突出
する自由状態に復帰する。
【0021】[ストッパ手段]ハウジング10のキャビ
ティ11には、その端子挿入口12から奥方へ所定領域
に亘って縦長幅狭の溝14が形成されている。この溝1
4は、端子金具20の挿入方向と平行であり、その溝1
4の奥端面(端子金具20の挿入方向の先方側の端面)
は、挿入方向と直交する当接面15とされている。一
方、保護部材30には、その底壁31を下方(端子金具
20の挿入方向と直交する方向)へ切り起こした形態の
スタビライザ36が側壁32と面一状に形成されてい
る。このスタビライザ36は、端子金具20のハウジン
グ10への挿入の途中で溝14内に進入し、弾性接触片
27の接触部27Aが基板収容部13に接近する位置ま
で挿入が進むと、スタビライザ36が当接面15に突き
当たるようになっている。尚、スタビライザ36が当接
面15に突き当たってときには、保護部材30の前端は
基板収容部13には達しておらず、その基板収容部13
の後方に留まったままである。
【0022】[実施形態の作用]保護部材30は、端子
金具20に対して前方からスライドさせるようにして組
み付け、端子金具20をハウジング10に挿入する前の
状態では、保護部材30を保護位置に変位させておく。
この状態では、弾性接触片27に対する他部材の干渉を
防止することができる。即ち、保護リブ33が弾性接触
片27の上端と同じ高さで且つその弾性接触片27を両
側から挟むように位置することにより上方からの異物の
干渉が防止されるとともに、弾性接触片27の左右両側
に保護部材30の側壁32が位置することにより側方か
らの異物干渉が防止される。また、保護部材30の側壁
32の前端は、弾性接触片27のうち端子金具20の側
壁24よりも上方へ突出している部分よりも前方に位置
しているので、これによって前方からの異物干渉が防止
されている。さらに、端子金具20自身に弾性接触片2
7よりも後方位置から立ち上がるガイド片25と、保護
部材30の側壁32の後端が、弾性接触片27よりも後
方に位置するので、後方からの異物干渉も防止される。
【0023】また、保護位置では、弾性係止片28が嵌
合孔35に係合しているため、保護部材30が端子金具
20に対して前方へ変位しようとしても、嵌合孔35の
内周面が弾性係止片28の突出端(後端)に突き当たる
ことにより、遊動が阻止される。逆に、保護部材30が
後方(解除位置側)へ遊動しようとした場合には、嵌合
孔35の内側の孔縁が弾性係止片28の外面に当接し、
その弾性係止片28の弾性保持力によって保護部材30
の後方への遊動が規制される。
【0024】ハウジング10に対する端子金具20の挿
入は、保護部材30を保護位置に組み付けた状態のまま
で行う。もし、挿入の際に、端子金具20の姿勢が上下
反転している場合には、挿入の途中でスタビライザ36
が端子挿入口12の口縁に突き当たり、それ以上の挿入
動作が規制され、それによって端子金具20の姿勢の不
良が検知される。さて、端子金具20が正規の姿勢が挿
入されると、スタビライザ36が溝14に挿入されつつ
端子金具20と保護部材30の一体的な挿入動作が支障
なく進む。そして、保護部材30の前端が基板収容部1
3の後端に達する状態(図1を参照)まで挿入が進む
と、スタビライザ36が溝14の奥端の当接面15に突
き当たり、それ以上の保護部材30の挿入が規制され
る。この後は、保護部材30が取り残されて端子金具2
0の挿入だけが進む。このとき、保護部材30を遊動規
制していた弾性係止片28は、その挿入方向に対して傾
斜した外面を嵌合孔35の孔縁で押されることにより内
側へ弾性変形しつつ嵌合孔35から外れることになる。
【0025】そして、端子金具20が正規の挿入位置に
至ると、キャビティ11のランス16により端子金具2
0が抜止め状態にロックされる。この正規挿入状態で
は、保護部材30が端子金具20に対して相対的に後方
へ移動して解除位置に位置するようになるため、弾性接
触片27が保護部材30による保護から解放されて基板
収容部13内に臨み(図2を参照)、回路基板Pとの接
続に備えて待機する。 [実施形態の効果] 端子金具20をハウジング10に挿入する過程では、
保護部材30が、弾性接触片27を異物干渉から保護す
る保護位置から、弾性接触片27の回路基板Pとの接続
を許容する解除位置へと自動的に移動するので、端子金
具20を挿入する際に保護部材30を外したり移動させ
たりする作業が不要であり、作業性に優れている。
【0026】端子金具20の不正姿勢での挿入を規制
するためのスタビライザ36と溝14に、保護部材30
を保護位置から解除位置への移動を開始させるストッパ
手段としての機能を兼備させたので、専用のストッパ手
段を設けずに済む。 弾性係止片28と嵌合孔35の係合によって保護部材
30を保護位置に保持しておくことができるので、弾性
接触片27への異物干渉を防止する機能の信頼性が高
い。
【0027】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では端子金具をハウジングに挿入し
た状態で保護部材がハウジング内に残留するようにした
が、本発明によれば、端子金具の挿入過程で保護部材が
ハウジングの外で端子金具から外れるようにしてもよ
い。
【0028】(2)上記実施形態では保護部材の上面に
弾性接触片との干渉回避のための逃がし用開口を形成し
たが、これは、保護部材の上面と弾性接触片の上端とが
同じ高さであるいう事情によるものであるから、弾性接
触片の上端よりも保護部材の上面が高ければ、保護部材
の上面に逃がし用開口を設けなくてもよい。 (3)上記実施形態では保護部材側のストッパ手段とし
てスタビライザを利用したが、本発明によれば、スタビ
ライザとは別に専用のストッパ手段を形成してもよい。
【0029】(4)上記実施形態では保護部材の遊動規
制手段として端子金具に弾性係止片を形成するとともに
保護部材に係止孔を形成したが、本発明によれば、弾性
係止片を保護部材に形成するとともに嵌合部を端子金具
に形成してもよい。 (5)上記実施形態では弾性係止片と嵌合部による遊動
規制手段によって保護位置にある保護部材が端子金具に
対して遊動することを規制するようにしたが、本発明に
よれば、保護部材と端子金具との間の摩擦力によって遊
動規制を行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1において端子金具をハウジングに挿
入途中の状態を示す断面図
【図2】端子金具のハウジングへの挿入が完了した状態
を示す断面図
【図3】端子金具に保護部材を取り付けた状態を示す断
面図
【図4】保護部材を外した端子金具の断面図
【図5】保護部材の断面図
【図6】端子金具に保護部材を取り付けた状態を示す平
面図
【図7】端子金具に保護部材を取り付けた状態を示す正
面図
【図8】保護部材を外した端子金具の正面図
【図9】保護部材の正面図
【符号の説明】
10…ハウジング 14…溝 15…当接面(ストッパ手段) 20…端子金具 27…弾性接触片 28…弾性係止片 30…保護部材 35…嵌合孔(嵌合部) 36…スタビライザ(ストッパ手段) P…回路基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板に接続される弾性接触片が外面
    に露出する形態で設けられている端子金具と、 この端子金具が挿入されるハウジングとを備えてなり、 前記端子金具には、前記弾性接触片に対する他部材の干
    渉を規制可能な保護位置と、この保護位置よりも挿入方
    向後方であって前記弾性接触片と前記回路基板との接触
    を許容する解除位置との間での変位を可能とされた保護
    部材が設けられ、 この保護部材と前記ハウジングとには、前記保護部材を
    前記保護位置にした状態で前記端子金具を前記ハウジン
    グに挿入する過程で、互いに当接することにより前記ハ
    ウジングに対する前記保護部材の挿入方向への変位を規
    制するストッパ手段が設けられていることを特徴とする
    カードエッジコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記保護部材には挿入方向と交差する方
    向へ突出するスタビライザが形成され、 前記ハウジング内には前記スタビライザの挿入を可能と
    する溝が形成され、 この溝の奥端には、前記端子金具の挿入途中で前記スタ
    ビライザを当接させることで前記保護部材のそれ以上の
    挿入を規制する当接面が形成され、 前記スタビライザと前記当接面とにより前記ストッパ手
    段が構成されていることを特徴とする請求項1記載のカ
    ードエッジコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記端子金具と前記保護部材の一方には
    弾性係止片が形成されているとともに他方には嵌合部が
    形成され、前記保護部材が前記保護位置にある状態では
    前記弾性係止片が前記嵌合部に係合することにより前記
    保護部材の前記端子金具に対する遊動が規制され、所定
    以上の押圧力の作用により前記弾性係止片が前記嵌合部
    から外れる方向へ弾性変形して前記保護部材の遊動規制
    が解除される構成としたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載のカードエッジコネクタ。
JP31744399A 1999-11-08 1999-11-08 カードエッジコネクタ Expired - Fee Related JP3899748B2 (ja)

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