JP2001134313A - 操業管理方法及び操業管理装置並びに記録媒体 - Google Patents

操業管理方法及び操業管理装置並びに記録媒体

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JP2001134313A
JP2001134313A JP31718399A JP31718399A JP2001134313A JP 2001134313 A JP2001134313 A JP 2001134313A JP 31718399 A JP31718399 A JP 31718399A JP 31718399 A JP31718399 A JP 31718399A JP 2001134313 A JP2001134313 A JP 2001134313A
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Japan
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time
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computer
objects
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JP31718399A
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English (en)
Inventor
Kenichi Matsuzaki
健一 松▲崎▼
Tetsuya Iwasaki
哲也 岩崎
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の工程に応じて、少ない手間で容易に操
業を管理することができる操業管理方法、及びその実施
に使用する装置、並びにそのプログラムが記録してある
コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。 【解決手段】 操業管理装置1は、操業実績データベー
ス2から操業実績を読み込み、処理開始時刻の座標及び
処理完了時刻の座標を、各製品番号別に算出する。操業
管理装置1は、所定の複数の項目の操業実績に係るバー
をそれぞれ生成し、それらのバーを所定の順にソート
し、ソートした各バーを時間軸に、対応する製品番号の
処理開始時刻の座標から、各バーが積層するようにそれ
ぞれ割り付ける。操業管理装置1は、ガントチャートの
データを表示装置3に与えてガントチャートを表示させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品又は中間品の
加工及び加熱等、被処理物の処理を行う機器が設けてあ
る設備の操業を管理する方法、及びその実施に使用する
装置、並びにそのプログラムが記録してあるコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】1又は
複数の工程が設けてある設備にあっては、複数の製品を
生産に係る操業を管理して、生産性を向上させることが
重要である。従来より操業を管理するには、次のような
ガントチャートを作成して行っていた。
【0003】図21は従来のガントチャートを説明する説
明図であり、図中、横軸は時刻を、また縦軸は工程順を
それぞれ示している。1つの被処理物を処理した後に次
の1つの被処理物を処理する単一処理工程を備える設備
にて、3つの製品a,b,cを経時的に処理した操業実
績をガントチャートで表した。
【0004】図21に示した如く、従来のガントチャート
では、処理開始時刻を起点とし、処理終了時刻を終点と
する3つのバーが各製品a,b,c別に設けてある。こ
れによって、各製品a,b,cの処理開始時刻,処理終
了時刻及び処理時間が一目で把握することができる。
【0005】このようなガントチャートを用いて設備の
操業を管理するには、オペレータが、処理時間、機器の
稼動時間、機器の稼動が停止した時間等が表で記載して
ある操業実績と、図21に示したガントチャートとを突き
合わせて、操業実績を詳細に解析し、得られた解析結果
を用いて当該工程で処理すべき製品の処理順、及び数量
等を定めていた。しかし、このような従来のガントチャ
ートを用いて設備の操業を管理する場合、各製品a,
b,cそれぞれについて表すことができる操業情報量が
少ないため、多くの手間を要するという問題があった。
【0006】ところで、複数の機器によって複数の製品
を、連続的に又は並列的に処理する複数機器複数製品処
理工程を備える設備がある。また、1台の機器によって
複数の製品を処理する一機器複数製品処理工程を備える
設備もある。なお、複数機器複数製品処理工程及び一機
器複数製品処理工程を複数処理工程ともいう。
【0007】図22は複数機器複数製品処理工程を備える
設備を説明する説明図であり、図23は一機器複数製品処
理工程を備える設備を説明する説明図である。複数機器
複数製品処理工程を備える設備は、図22(a)に示した
如く、複数の機器によって複数の製品を連続的に処理す
る工程が配設してある場合と、図22(b)に示した如
く、複数の機器によって複数の製品を並列的に処理する
工程が配設してある場合とがある。前者の工程として
は、例えば、複数の熱処理炉が連続的に設置してあり、
各熱処理炉で連続的に熱処理する熱処理工程、及び、複
数の検査機器が連続的に設置してあり、各検査機器で連
続的に検査する検査工程等を挙げることができる。ま
た、後者の工程としては、例えば、複数の熱処理炉が並
列的に設置してあり、各熱処理炉で並列的に熱処理する
熱処理工程、及び、複数の切断機が並列的に設置してあ
り、各切断機で並列的に切断する切断工程等を挙げるこ
とができる。
【0008】また、図23に示した如く、一機器複数製品
処理工程を備える設備は、順次給送される複数の製品を
1台の機器で連続的に処理する場合と、1台の機器で複
数の製品をバッチ的に処理する場合とがある。一機器複
数製品処理工程としては、例えば、回転床式加熱炉によ
って複数の製品を連続的に加熱する加熱工程、及び、冷
却床によって複数の製品をバッチ的に冷却する冷却工程
等を挙げることができる。
【0009】しかし、ガントチャートはある時刻におい
て、工程と製品とを1対1に対応付けて表現しなければ
ならないため、前述した複数機器複数製品処理工程及び
一機器複数製品処理工程における操業をガントチャート
で表現することができないという問題もあった。一方、
複数機器複数製品処理工程にあっては、該工程に設けて
ある各機器別にガントチャートを作成することが考えら
れるが、この場合、設備全体の操業状態を把握すること
が困難である。
【0010】また、複数の工程で順番に処理して製品を
生産するフローショップ方式にあっては、各工程への負
荷バランスが悪いため、フローショップ生産速度を律速
するネック工程が発生する場合があり、このネック工程
への負荷を低減する生産計画を作成することによって、
生産性を向上させることができる。
【0011】しかし、前述した如き従来のガントチャー
トによってネック工程を検出することは困難であるた
め、特公平 7−90450 号公報には、製品の処理を行う複
数の工程の処理実績を読み込み、各工程別に、その工程
で製品の処理に要したピッチタイムをそれぞれ算出し、
算出したピッチタイムが最大となる工程をネック工程に
決定する方法が提案されている。
【0012】しかし、特公平 7−90450 号公報に開示さ
れた方法では、複数機器複数製品処理工程及び一機器複
数製品処理工程についてピッチタイムを特定することが
できないため、ネック工程を決定することができないと
いう問題があった。
【0013】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは種々の工程に応じ
て、少ない手間で容易に操業を管理することができる操
業管理方法、及びその実施に使用する装置、並びにその
プログラムが記録してあるコンピュータ読み取り可能な
記録媒体を提供することにある。
【0014】また、他の目的とするところは、複数機器
複数製品処理工程及び一機器複数製品処理工程のように
同時的に複数の被処理物を処理する複数処理工程を含む
フローショップ方式の設備であっても、ネック工程を決
定することができる操業管理方法、及びその実施に使用
する装置、並びにそのプログラムが記録してあるコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る操業管理
方法は、1つの被処理物を処理した後に次の1つの被処
理物を処理する工程に、被処理物又は被処理物群を供給
し、該被処理物又は被処理物群を処理する設備の操業を
ガントチャートを用いて管理する方法において、前記被
処理物又は被処理物群に係る処理開始時刻及び処理完了
時刻、並びに処理開始時刻から処理完了時刻までの間に
生じた複数の操業状態の時間を得、前記操業状態から選
定された複数の操業状態の時間に係るバーをそれぞれ生
成し、生成した各バーを前記処理開始時刻及び処理完了
時刻に対応付けてそれぞれ割り付けることによって前記
ガントチャートを生成することを特徴とする。
【0016】第2発明に係る操業管理方法は、複数の被
処理物を同時的に処理する工程に、被処理物群を供給
し、該被処理物群を処理する設備の操業をチャートを用
いて管理する方法において、前記工程で処理されている
被処理物の数を所定の時間間隔で得、得られた各被処理
物の数をそれを得た時刻と共に記憶し、記憶した各被処
理物の数を、記憶した各時刻及び予め設定した前記工程
の最大処理数に対応付けてグラフ化することによって前
記チャートを生成することを特徴とする。
【0017】第3発明に係る操業管理方法は、1つの被
処理物を処理した後に次の1つの被処理物を処理する単
一処理工程、及び複数の被処理物を同時的に処理する複
数処理工程に、被処理物又は被処理物群を供給し、該被
処理物又は被処理物群を処理する設備の操業をチャート
を用いて管理する方法において、前記単一処理工程につ
いて、前記被処理物又は被処理物群に係る処理開始時刻
及び処理完了時刻、並びに処理開始時刻から処理完了時
刻までの間に生じた複数の操業状態の時間を得、前記各
操業状態から選定された複数の操業状態の時間に係るバ
ーをそれぞれ生成し、生成した各バーを前記処理開始時
刻及び処理完了時刻に対応付けてそれぞれ割り付け、前
記複数処理工程について、前記工程で処理されている被
処理物の数を所定の時間間隔で得、得られた各被処理物
の数をそれを得た時刻と共に記憶し、記憶した各被処理
物の数を、記憶した各時刻及び予め設定した前記工程の
最大処理数に対応付けてグラフ化することによって前記
チャートを生成することを特徴とする。
【0018】第4発明に係る操業管理方法は、1つの被
処理物を処理した後に次の1つの被処理物を処理する1
又は複数の単一処理工程、及び複数の被処理物を同時的
に処理する1又は複数の複数処理工程に、被処理物又は
被処理物群を所定の順番で供給し、該被処理物又は被処
理物群を各工程で順次処理する設備の操業をチャートを
用いて管理する方法において、前記順番に従って、前記
単一処理工程について、前記被処理物又は被処理物群に
係る処理開始時刻及び処理完了時刻、並びに処理開始時
刻から処理完了時刻までの間に生じた複数の操業状態の
時間を得、前記各操業状態から選定された複数の操業状
態の時間に係るバーをそれぞれ生成し、生成した各バー
を前記処理開始時刻及び処理完了時刻に対応付けてそれ
ぞれ割り付け、前記複数処理工程について、前記工程で
処理されている被処理物の数を所定の時間間隔で得、得
られた各被処理物の数をそれを得た時刻と共に記憶し、
記憶した各被処理物の数を、記憶した各時刻及び予め設
定した前記工程の最大処理数に対応付けてグラフ化する
ことによって前記チャートを生成することを特徴とす
る。
【0019】第5発明に係る操業管理方法は、第1、第
3又は第4発明において、前記操業状態の時間として、
前記処理開始時刻から処理完了時刻までの処理時間、前
記工程に設けた機器が稼動した稼動時間、前記機器の稼
動を停止した停機時間をそれぞれ得ることを特徴とす
る。
【0020】第6発明に係る操業管理方法は、第5発明
において、前記停機時間として、処理すべき材料の欠乏
によって停機した材欠時間、下工程の処理が完了しない
ために停機した下工程待時間、前記機器の故障によって
停機した故障時間、及び前記機器の段取り替えによって
停機した段取替時間をそれぞれ得、材欠時間、下工程待
時間、故障時間及び段取替時間から1又は複数の時間が
選定された場合、選定された時間を前記処理時間から減
算して差分時間をそれぞれ得、前記操業実績の時間に係
るバーとして、前記差分時間に対応する長さのバーをそ
れぞれ生成し、生成した各バーを割り付ける場合、各バ
ーの先頭を前記処理開始時刻に一致させることを特徴と
する。
【0021】第7発明に係る操業管理方法は、第1、第
3、第4、第5又は第6発明において、各操業状態別に
異なる色及び/又は模様を前記各バーに付与することを
特徴とする。
【0022】第8発明に係る操業管理方法は、第4発明
において、生成したチャートを前記順番に従って上工程
から下工程へ参照する参照ステップと、当該工程が単一
処理工程であるか複数処理工程であるかを判断する判断
ステップと、単一処理工程である場合、複数の操業状態
の時間に基づいて、当該工程はネック工程であるか当該
工程はネック工程ではないかを判定するステップと、複
数処理工程である場合、当該複数処理工程の最大処理数
の被処理物が供給されているか否かを判断するステップ
と、最大処理数の被処理物が供給されていない場合、当
該工程はネック工程ではないと判定する判定ステップ
と、最大処理数の被処理物が供給されている場合、前記
参照ステップへ戻って、1つ下工程を参照し、該工程に
ついて、前記判断ステップから判定ステップまでの各ス
テップを実施し、前記工程がネック工程ではないと判断
された場合、前記工程より1つ上工程がネック工程であ
ると判定することを特徴とする。
【0023】第9発明に係る操業管理方法は、第8発明
において、前記操業状態の時間として、各工程における
処理開始時刻から処理完了時刻までの処理時間、各工程
に設けた機器が稼動した稼動時間、各工程に設けた機器
の段取り替えによって、その機器の稼動を停止した段取
替時間をそれぞれ得、処理時間から段取替時間を減じた
差分時間と稼動時間とが同じであるか否かを判断し、両
者が同じである場合、当該工程はネック工程であると判
定し、両者が同じでない場合、当該工程はネック工程で
はないと判定することを特徴とする。
【0024】第10発明に係る操業管理装置は、1つの
被処理物を処理した後に次の1つの被処理物を処理する
工程に、被処理物又は被処理物群を供給し、該被処理物
又は被処理物群を処理する設備の操業をガントチャート
によって管理する装置において、前記ガントチャートを
生成すべく、前記被処理物又は被処理物群に係る処理開
始時刻及び処理完了時刻、並びに処理開始時刻から処理
完了時刻までの間に生じた複数の操業状態の時間が登録
してあるデータベースからそれらのデータを読み込む手
段と、前記各操業状態から選定された複数の操業状態の
時間に係るバーをそれぞれ生成するバー生成手段と、生
成した各バーを前記処理開始時刻及び処理完了時刻に対
応付けてそれぞれ割り付ける割付手段とを備えることを
特徴とする。
【0025】第11発明に係る操業管理装置は、複数の
被処理物を同時的に処理する工程に、被処理物群を供給
し、該被処理物又は被処理物群を処理する設備の操業を
チャートによって管理する装置において、前記チャート
を生成すべく、前記工程で処理されている被処理物の数
が所定の時間間隔で得られ、得られた各被処理物の数が
それを得た時刻と共に記憶させてあるデータベースから
それらの情報を読み込む手段と、記憶された各被処理物
の数を、記憶された各時刻及び予め設定した前記工程の
最大処理数に対応付けてグラフ化する手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0026】第12発明に係る操業管理装置は、1つの
被処理物を処理した後に次の1つの被処理物を処理する
単一処理工程、及び複数の被処理物を同時的に処理する
複数処理工程に、被処理物又は被処理物群を供給し、該
被処理物又は被処理物群を処理する設備の操業をチャー
トによって管理する装置において、前記チャートを生成
すべく、前記単一処理工程について、前記被処理物又は
被処理物群に係る処理開始時刻及び処理完了時刻、並び
に処理開始時刻から処理完了時刻までの間に生じた複数
の操業状態の時間が登録してあるデータベースからそれ
らのデータを読み込む手段と、前記各操業状態から選定
された複数の操業状態の時間に係るバーをそれぞれ生成
するバー生成手段と、生成した各バーを前記処理開始時
刻及び処理完了時刻に対応付けてそれぞれ割り付ける割
付手段と、前記複数処理工程について、前記工程で処理
されている被処理物の数が所定の時間間隔で得られ、得
られた各被処理物の数がそれを得た時刻と共に記憶させ
てあるデータベースからそれらの情報を読み込む手段
と、記憶された各被処理物の数を、記憶された各時刻及
び予め設定した前記工程の最大処理数に対応付けてグラ
フ化する手段とを備えることを特徴とする。
【0027】第13発明に係る操業管理装置は、1つの
被処理物を処理した後に次の1つの被処理物を処理する
1又は複数の単一処理工程、及び複数の被処理物を同時
的に処理する1又は複数の複数処理工程に、被処理物又
は被処理物群を所定の順番で供給し、該被処理物又は被
処理物群を各工程で順次処理する設備の操業をチャート
によって管理する装置において、前記チャートを生成す
べく、前記順番に従って、前記単一処理工程について、
前記被処理物又は被処理物群に係る処理開始時刻及び処
理完了時刻、並びに処理開始時刻から処理完了時刻まで
の間に生じた複数の操業状態の時間が登録してあるデー
タベースからそれらのデータを読み込む手段と、前記各
操業状態から選定された複数の操業状態の時間に係るバ
ーをそれぞれ生成するバー生成手段と、生成した各バー
を前記処理開始時刻及び処理完了時刻に対応付けてそれ
ぞれ割り付ける割付手段と、前記複数処理工程につい
て、前記工程で処理されている被処理物の数が所定の時
間間隔で得られ、得られた各被処理物の数がそれを得た
時刻と共に記憶させてあるデータベースからそれらの情
報を読み込む手段と、記憶された各被処理物の数を、記
憶された各時刻及び予め設定した前記工程の最大処理数
に対応付けてグラフ化する手段とを備えることを特徴と
する。
【0028】第14発明に係る操業管理装置は、第1
0、第12又は第13発明において、前記データベース
には、操業状態の時間として、前記処理開始時刻から処
理完了時刻までの処理時間、前記工程に設けた機器が稼
動した稼動時間、及び前記機器の稼動を停止した停機時
間が登録してあり、前記データを読み込む手段は、前記
処理時間、稼動時間及び停機時間を読み込むようになし
てあることを特徴とする。
【0029】第15発明に係る操業管理装置は、第14
発明において、前記停機時間として、処理すべき材料の
欠乏によって停機した材欠時間、下工程の処理が完了し
ないために停機した下工程待時間、前記機器の故障によ
って停機した故障時間、及び前記機器の段取り替えによ
って停機した段取替時間が前記データベースに登録して
あり、前記データを読み込む手段は、材欠時間、下工程
待時間、故障時間及び段取替時間を読み込むようになし
てあり、前記バー生成手段は、材欠時間、下工程待時
間、故障時間及び段取替時間から1又は複数の時間が選
定された場合、選定された時間を前記処理時間から減算
して差分時間をそれぞれ得る手段と、前記操業実績の時
間に係るバーとして、前記差分時間に対応する長さのバ
ーをそれぞれ生成する手段とを具備し、前記割付手段
は、生成した各バーを割り付ける場合、各バーの先頭を
前記処理開始時刻に一致させるようになしてあることを
特徴とする。
【0030】第16発明に係る操業管理装置は、第1
0、第12、第13、第14又は第15発明において、
更に、各操業状態別に異なる色及び/又は模様を前記各
バーに付与する手段を備えることを特徴とする。
【0031】第17発明に係る操業管理装置は、第13
発明において、生成したチャートを前記順番に従って上
工程から下工程へ参照する参照手段と、当該工程が単一
処理工程であるか複数処理工程であるかを判断する判断
手段と、単一処理工程である場合、複数の操業状態の時
間に基づいて、当該工程はネック工程であるか当該工程
はネック工程ではないかを判定する手段と、複数処理工
程である場合、当該複数処理工程の最大処理数の被処理
物が供給されているか否かを判断する手段と、最大処理
数の被処理物が供給されていない場合、当該工程はネッ
ク工程ではないと判定する判定手段と、最大処理数の被
処理物が供給されている場合、前記参照手段を動作させ
て、1つ下工程を参照し、該工程について、前記判断手
段から判定手段までの各手段を動作させ、前記工程がネ
ック工程ではないと判断された場合、前記工程より1つ
上工程がネック工程であると判定する手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0032】第18発明に係る操業管理装置は、第17
発明において、前記操業状態の時間を得る手段は、各工
程における処理開始時刻から処理完了時刻までの処理時
間を得る手段と、各工程に設けた機器が稼動した稼動時
間を得る手段と、各工程に設けた機器の段取り替えによ
って、その機器の稼動を停止した段取替時間を得る手段
とを具備し、前記当該工程はネック工程であるか当該工
程はネック工程ではないかを判定する手段は、処理時間
から段取替時間を減じた差分時間と稼動時間とが同じで
あるか否かを判断する手段と、両者が同じである場合、
当該工程はネック工程であると判定する手段と、両者が
同じでない場合、当該工程はネック工程ではないと判定
する手段とを具備することを特徴とする。
【0033】第19発明に係る記録媒体は、1つの被処
理物を処理した後に次の1つの被処理物を処理する工程
に、被処理物又は被処理物群を供給し、該被処理物又は
被処理物群を処理する設備の操業を、コンピュータに、
ガントチャートによって管理させるプログラムが記録し
てあるコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記ガントチャートを生成させるべく、コンピュータ
に、前記被処理物又は被処理物群に係る処理開始時刻及
び処理完了時刻、並びに処理開始時刻から処理完了時刻
までの間に生じた複数の操業状態の時間が登録してある
データベースからそれらのデータを読み込ませるプログ
ラムコード手段と、コンピュータに、前記各操業状態か
ら選定された複数の操業状態の時間に係るバーをそれぞ
れ生成させるバー生成プログラムコード手段と、コンピ
ュータに、生成された各バーを前記処理開始時刻及び処
理完了時刻に対応付けてそれぞれ割り付けさせる割付プ
ログラムコード手段とを含むプログラムが記録してある
ことを特徴とする。
【0034】第20発明に係る記録媒体は、複数の被処
理物を同時的に処理する工程に、被処理物群を供給し、
該被処理物群を処理する設備の操業を、コンピュータ
に、チャートによって管理させるプログラムが記録して
あるコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前
記チャートを生成させるべく、コンピュータに、前記工
程で処理されている被処理物の数が所定の時間間隔で得
られ、得られた各被処理物の数がそれを得た時刻と共に
記憶させてあるデータベースからそれらの情報を読み込
ませるプログラムコード手段と、コンピュータに、記憶
された各被処理物の数を、記憶された各時刻及び予め設
定した前記工程の最大処理数に対応付けてグラフ化させ
るプログラムコード手段とを含むプログラムが記録して
あることを特徴とする。
【0035】第21発明に係る記録媒体は、1つの被処
理物を処理した後に次の1つの被処理物を処理する単一
処理工程、及び複数の被処理物を同時的に処理する複数
処理工程に、被処理物又は被処理物群を供給し、該被処
理物又は被処理物群を処理する設備の操業を、コンピュ
ータに、チャートによって管理させるプログラムが記録
してあるコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
て、前記チャートを生成させるべく、前記単一処理工程
について、コンピュータに、前記被処理物又は被処理物
群に係る処理開始時刻及び処理完了時刻、並びに処理開
始時刻から処理完了時刻までの間に生じた複数の操業状
態の時間が登録してあるデータベースからそれらのデー
タを読み込ませるプログラムコード手段と、コンピュー
タに、前記各操業状態から選定された複数の操業状態の
時間に係るバーをそれぞれ生成させるバー生成プログラ
ムコード手段と、コンピュータに、生成された各バーを
前記処理開始時刻及び処理完了時刻に対応付けてそれぞ
れ割り付けさせる割付プログラムコード手段と、前記複
数処理工程について、コンピュータに、前記工程で処理
されている被処理物の数が所定の時間間隔で得られ、得
られた各被処理物の数がそれを得た時刻と共に記憶させ
てあるデータベースからそれらの情報を読み込ませるプ
ログラムコード手段と、コンピュータに、記憶された各
被処理物の数を、記憶された各時刻及び予め設定した前
記工程の最大処理数に対応付けてグラフ化させるプログ
ラムコード手段とを含むプログラムが記録してあること
を特徴とする。
【0036】第22発明に係る記録媒体は、1つの被処
理物を処理した後に次の1つの被処理物を処理する1又
は複数の単一処理工程、及び複数の被処理物を同時的に
処理する1又は複数の複数処理工程に、被処理物又は被
処理物群を所定の順番で供給し、該被処理物又は被処理
物群を各工程で順次処理する設備の操業を、コンピュー
タに、チャートによって管理させるプログラムが記録し
てあるコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記チャートを生成させるべく、前記順番に従って、前
記単一処理工程について、コンピュータに、前記被処理
物又は被処理物群に係る処理開始時刻及び処理完了時
刻、並びに処理開始時刻から処理完了時刻までの間に生
じた複数の操業状態の時間が登録してあるデータベース
からそれらのデータを読み込ませるプログラムコード手
段と、コンピュータに、前記各操業状態から選定された
複数の操業状態の時間に係るバーをそれぞれ生成させる
バー生成プログラムコード手段と、コンピュータに、生
成された各バーを前記処理開始時刻及び処理完了時刻に
対応付けてそれぞれ割り付けさせる割付プログラムコー
ド手段と、前記複数処理工程について、コンピュータ
に、前記工程で処理されている被処理物の数が所定の時
間間隔で得られ、得られた各被処理物の数がそれを得た
時刻と共に記憶させてあるデータベースからそれらの情
報を読み込ませるプログラムコード手段と、コンピュー
タに、記憶された各被処理物の数を、記憶された各時刻
及び予め設定した前記工程の最大処理数に対応付けてグ
ラフ化させるプログラムコード手段とを含むプログラム
が記録してあることを特徴とする。
【0037】第23発明に係る記録媒体は、第19、第
21又は第22発明において、前記データベースには、
前記操業状態の時間として、前記処理開始時刻から処理
完了時刻までの処理時間、前記工程に設けた機器が稼動
した稼動時間、及び前記機器の稼動を停止した停機時間
が登録してあり、前記データを読み込ませるプログラム
コード手段は、コンピュータに、前記処理時間、稼動時
間及び停機時間を読み込ませるようになしてあるプログ
ラムが記録してあることを特徴とする。
【0038】第24発明に係る記録媒体は、第23発明
において、前記停機時間として、処理すべき材料の欠乏
によって停機した材欠時間、下工程の処理が完了しない
ために停機した下工程待時間、前記機器の故障によって
停機した故障時間、及び前記機器の段取り替えによって
停機した段取替時間が前記データベースに登録してあ
り、前記データを読み込ませるプログラムコード手段
は、コンピュータに、前記材欠時間、下工程待時間、故
障時間及び段取替時間を読み込ませるようになしてあ
り、前記バー生成プログラムコード手段は、コンピュー
タに、材欠時間、下工程待時間、故障時間及び段取替時
間から1又は複数の時間が選定された場合、選定された
時間を前記処理時間から減算して差分時間をそれぞれ得
させるプログラムコード手段と、コンピュータに、前記
操業実績の時間に係るバーとして、前記差分時間に対応
する長さのバーをそれぞれ生成させるプログラムコード
手段とを有し、前記割付プログラムコード手段は、コン
ピュータに、生成した各バーを割り付ける場合、各バー
の先頭を前記処理開始時刻に一致させるようになしてあ
るプログラムが記録してあることを特徴とする。
【0039】第25発明に係る記録媒体は、第19、第
21、第22、第23又は第24発明において、更に、
コンピュータに、各操業状態別に異なる色及び/又は模
様を前記各バーに付与させるプログラムコード手段を含
むプログラムが記録してあることを特徴とする。
【0040】第26発明に係る記録媒体は、第22発明
において、コンピュータに、生成されたチャートを前記
順番に従って上工程から下工程へ参照させる参照プログ
ラムコード手段と、コンピュータに、当該工程が単一処
理工程であるか複数処理工程であるかを判断させる判断
プログラムコード手段と、コンピュータに、単一処理工
程である場合、複数の操業状態の時間に基づいて、当該
工程はネック工程であるか当該工程はネック工程ではな
いかを判定させるプログラムコード手段と、コンピュー
タに、複数処理工程である場合、当該複数処理工程の最
大処理数の被処理物が供給されているか否かを判断させ
るプログラムコード手段と、コンピュータに、最大処理
数の被処理物が供給されていない場合、当該工程はネッ
ク工程ではないと判定させる判定プログラムコード手段
と、最大処理数の被処理物が供給されている場合、前記
参照プログラムコード手段を動作させて、コンピュータ
に、1つ下工程を参照させ、該工程について、前記判断
プログラムコード手段から判定プログラムコード手段ま
での各プログラムコード手段を動作させ、前記工程がネ
ック工程ではないと判断された場合、コンピュータに、
前記工程より1つ上工程がネック工程であると判定させ
るプログラムコード手段とを含むプログラムが記録して
あることを特徴とする。
【0041】第27発明に係る記録媒体は、第26発明
において、前記操業状態の時間を得るプログラムコード
手段は、コンピュータに、各工程における処理開始時刻
から処理完了時刻までの処理時間を得るプログラムコー
ド手段と、コンピュータに、各工程に設けた機器が稼動
した稼動時間を得させるプログラムコード手段と、コン
ピュータに、各工程に設けた機器の段取り替えによっ
て、その機器の稼動を停止した段取替時間を得させるプ
ログラムコード手段とを有し、前記当該工程はネック工
程であるか当該工程はネック工程ではないかを判定する
プログラムコード手段は、コンピュータに、処理時間か
ら段取替時間を減じた差分時間と稼動時間とが同じであ
るか否かを判断させるプログラムコード手段と、コンピ
ュータに、両者が同じである場合、当該工程はネック工
程であると判定させるプログラムコード手段と、コンピ
ュータに、両者が同じでない場合、当該工程はネック工
程ではないと判定させるプログラムコード手段とを有す
るプログラムが記録してあることを特徴とする。
【0042】第1、第10及び第19発明にあっては、
1つの被処理物を処理した後に次の1つの被処理物を処
理する単一処理工程について、被処理物又被処理物群に
係る処理開始時刻及び処理完了時刻、並びに処理開始時
刻から処理完了時刻までの間に生じた複数の操業状態の
時間を得る。
【0043】この操業状態の時間として、第5、第14
及び第23発明のように、処理開始時刻から処理完了時
刻までの処理時間、工程に設けた機器が稼動した稼動時
間、機器の稼動を停止した停機時間をそれぞれ得る。ま
た、停機時間として、第6、第15及び第24発明のよ
うに、処理すべき材料の欠乏によって停機した材欠時
間、下工程の処理が完了しないために停機した下工程待
時間、機器の故障によって停機した故障時間、及び機器
の段取り替えによって停機した段取替時間をそれぞれ得
る。
【0044】そして、処理、稼動、停機等の各操業状態
から選定された複数の操業状態の時間に係るバーをそれ
ぞれ生成し、処理開始時刻及び処理完了時刻に対応付け
て、生成した各バーをそれぞれ割り付けることによって
ガントチャートを生成する。このように生成したガント
チャートを表示装置、又は印刷装置等に出力して可視化
した場合、操業状態に係る複数の情報を一目で把握させ
ることができ、少ない手間で容易に操業を管理すること
ができる。
【0045】このとき、前述した停機時間は、第6、第
15及び第24発明のように、停機時間を処理時間から
減算して差分時間に対応する長さのバーをそれぞれ生成
し、生成した各バーの先頭を処理開始時刻に一致させて
割り付けることによって、停機の操業状態を空欄で表
す。これによって、停機の操業状態を一目で把握させる
ことができる。
【0046】第2、第11及び第20発明にあっては、
複数の被処理物を同時的に処理する複数処理工程につい
て、該複数処理工程で処理された被処理物を、複数処理
工程の最大処理数物に対して経時的にグラフ化すること
によってチャートを生成する。これによって、複数処理
工程を備える設備の操業を、少ない手間で容易に操業を
管理することができる。
【0047】第3、第12及び第21発明にあっては、
前述した単一処理工程について、複数の操業状態の時間
に係るバーをそれぞれ割り付け、複数処理工程につい
て、最大処理数に対する被処理物の処理数を経時的なグ
ラフにする。これによって、単一処理工程及び複数処理
工程を備える、例えばジョブショップ方式の設備の操業
を、一目で把握させることができる。
【0048】第4、第13及び第22発明にあっては、
1又は複数の単一処理工程、及び1又は複数の複数処理
工程を備えるフローショップ方式の設備について、予め
定めた各工程の順番で、その工程に対応して、複数の操
業状態の時間に係るバー又は最大処理数に対する被処理
物の処理数の経時的なグラフを設けたチャートを生成す
る。これによって、各工程の順番で、前記フローショッ
プ方式の設備の操業を、一目で把握させることができ
る。
【0049】第7、第16及び第25発明にあっては、
割り付けた各バーに、各操業状態別に異なる色及び/又
は模様を付与する。これによって、各バーを一目で識別
することができ、操業管理に要する手間を更に省力化す
ることができる。
【0050】第8、第17及び第26発明にあっては、
1又は複数の単一処理工程、及び1又は複数の複数処理
工程を備えるフローショップ方式の設備について、生成
したチャートを参照して、当該工程が単一処理工程であ
る場合、複数の操業状態の時間に基づいて、当該工程
は、フローショップ方式の設備において処理を律速する
ネック工程であるか当該工程はネック工程ではないかを
判定する。
【0051】即ち、第9、第18及び第27発明のよう
に、処理時間から段取替時間を減じた差分時間と稼動時
間とが同じであるか否かを判断し、両者が同じである場
合、当該工程はネック工程であると判定し、両者が同じ
でない場合、当該工程はネック工程ではないと判定す
る。
【0052】また、当該工程が複数処理工程である場
合、当該複数処理工程の最大処理数の被処理物が供給さ
れていない場合、当該工程はネック工程ではないと判定
する。一方、最大処理数の被処理物が供給されている場
合、ネック工程であるか否か不明であるとして、それよ
り1つ下工程について、前同様、ネック工程であるか否
かを判定する。そして、下工程がネック工程ではないと
判断された場合、その工程より1つ上工程、即ちネック
工程であるか否か不明であるとした工程がネック工程で
あると判定する。
【0053】これによって、単一処理工程及び複数処理
工程を備えるフローショップ方式の設備であっても、容
易にネック工程を判定することができる。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。 (実施の形態1)図1は実施の形態1を示すブロック図
であり、図中、2は、管理対象の設備が備える複数の工
程別に操業実績がそれぞれ登録してある操業実績データ
ベースであり、1は操業管理装置である。
【0055】次の表1は図1に示した操業実績データベ
ース2に登録された操業実績の一例を示すものであり、
1つの工程に1つの機器が配設してある設備を操業した
場合を示してある。
【0056】
【表1】
【0057】表1に示した如く、複数の製品に付与され
た製品番号別に、ロットの大きさ、処理開始時刻、処理
完了時刻、処理に要した処理時間、機器を稼動させた稼
動時間、並びに機器の稼動を停止させた停機時間、停機
時間の内訳として、材料の在庫欠乏によって停機した材
欠時間、次工程(下工程)の処理が完了しないために停
機した次工程待時間(下工程待時間)、機器の故障によ
って停機した故障時間、機器の段取替によって停機した
段取替時間等の各項目、及び各項目に係る実績が登録さ
れている。
【0058】図2及び図3は、図1に示した操業管理装
置1によって操業を管理する手順を示すフローチャート
である。操業管理装置1は、ガントチャートの生成指令
が与えられるまで待機し(ステップS1)、それが与え
られた場合、操業実績データベース2からそこに登録し
てある操業実績を読み込み(ステップS2)、読み込ん
だ操業実績に基づいて、所定の時刻軸に対する処理開始
時刻の座標及び処理完了時刻の座標を、各製品番号別に
算出する(ステップS3)。操業管理装置1には、ガン
トチャートとして出力すべき複数の項目が予め設定して
あり、操業管理装置1は、それらの項目の操業実績に係
るバーをそれぞれ生成する(ステップS4)。
【0059】操業管理装置1は、各製品番号に係る各バ
ーを所定の順にソートし(ステップS5)、ソートした
各バーを時間軸に、対応する製品番号の処理開始時刻の
座標から、各バーが積層するようにそれぞれ割り付ける
(ステップS6)。そして、操業管理装置1は、各バー
を時間軸及び該時間軸に割り付けたガントチャートのデ
ータを表示装置3に与えて(ステップS7)、表示装置
3にガントチャートを表示させる。前述したソート順
は、例えば、処理時間に係るバーがガントチャートにお
いて最も下方であり、それより上方へ順に、故障時間に
係るバー、段取替時間に係るバー、稼動時間に係るバー
が積み重ねられるように定めてある。
【0060】図4は、本発明に係るガントチャートの一
例を説明する説明図であり、項目として処理時間及び稼
動時間が予め登録してある場合を示している。なお、図
中、横軸は時刻を示している。図4に示した如く、本例
のガントチャートには、各製品番号別に、処理時間に係
るバー11,12,13が処理開始時刻の座標と処理完了時刻
の座標との間に割り付けられており、それらの上に、稼
動時間に係るバー21,22,23が、各バー21,22,23の先
頭を対応する製品番号の処理開始時刻に揃えて、それぞ
れ積み重ねてある。
【0061】これによって、オペレータは、各製品に係
る処理時間及び各製品に係る処理機器の稼動時間を時系
列的に一目で把握することができるため、操業管理に要
する手間が低減される。
【0062】操業管理装置1は、終了指令が与えられた
か否かを判断し(ステップS8)、それが与えられてい
ない場合、ガントチャートに表示する項目の更新指令が
入力されたか否かを判断する(ステップS10)。操業管
理装置1は、項目の更新指令が入力されたと判断した場
合、操業実績データベース2から読み込んだ操業実績か
らそこに登録してある各項目を抽出し(ステップS1
1)、それを表示装置3に与えてそこに表示させる(ス
テップS12)。操業管理装置1は、何れかの項目が選択
されるまで待機し(ステップS13)、項目が選択された
場合、その項目を記憶する(ステップS14)。操業管理
装置1はステップS15で選択終了が入力されたと判断す
るまでステップS13〜ステップS15の操作を繰り返し、
選択終了が入力された場合、ステップS4へ戻って、記
憶した各項目の操業実績に係るバーをそれぞれ生成す
る。
【0063】操業管理装置1は、前同様、各製品番号に
係る各バーについて、所定の順にソートし、ソートした
各バーを時間軸に、対応する製品番号の処理開始時刻の
座標から、短いバーが長いバーの上に積層するようにそ
れぞれ割り付ける。そして、操業管理装置1は、各バー
を時間軸及び該時間軸に割り付けたガントチャートのデ
ータを表示装置3に与えて、表示装置3にガントチャー
トを表示させる。
【0064】図5及び図6は、本発明に係る他のガント
チャートの例を説明する説明図であり、図5は、項目と
して処理時間及び段取替時間が選択された場合を、ま
た、図6は、項目として処理時間、故障時間、段取替時
間、及び稼動時間が選択された場合をそれぞれ示してい
る。図5に示した如く、段取替時間は、その間、処理機
器が作動していないとして空白で表すこととし、段取替
時間に係るバー31,32,33として、(処理時間−段取替
時間)の長さのバーが生成されている。同様に、図6に
示した如く、故障時間も空白で表すこととし、故障時間
に係るバー41,42,43として、(処理時間−故障時間)
の長さのバーが生成されている。そして、生成された各
バー11,21,…が、対応する製品番号の処理開始時刻の
座標から、処理時間が最も下段になるように積み重ねて
ある。
【0065】このとき、項目別に色及び/又は模様を予
め定めておき、各項目に係るバーに対応する色及び/又
は模様を表示すると共に、表示画面の適宜部分に、各項
目と色及び/又は模様とを対応付けて表示するようにす
る。例えば、図7に示した如く、処理時間バー、故障時
間バー、段取替時間バー及び稼動時間バーに対応してそ
れぞれ模様を定めておき、各バーに対応する模様を付与
する。これによって、操業管理に要する手間を更に低減
することができる。
【0066】(実施の形態2)図8は実施の形態2を示
すブロック図であり、図中、1は、操業管理装置、4
は、後述する工程管理装置である。図9は、図8に示し
た工程管理装置4による工程管理手順を示すフローチャ
ートである。本実施の形態では、1つの工程で複数の製
品を同時的に処理する複数処理工程を備える設備の操業
を管理するようになしてある。工程管理装置4にはタイ
マ41及び時計42が設けてあり、工程管理装置4は、タイ
マ41をリセットし(ステップS21)、タイマ41が所定時
間に達したか否かを判断する(ステップS22)。工程管
理装置4は、所定時間に達したと判断した場合、時計42
から時刻を取り込む(ステップS23)と共に、当該工程
で処理されている製品の数量を取り込む(ステップS2
4)。
【0067】工程管理装置4には、当該工程で同時的に
処理し得る最大数量が予め与えられており、工程管理装
置4は、取り込んだ製品の数量の最大数量に対する百分
率(ステップS25)を計算し、得られた値を充填率とし
て、取り込んだ時刻に対応付けて操業実績データベース
2に登録する(ステップS26)。
【0068】次の表2は、操業実績データベース2に登
録された操業実績を示すものである。
【0069】
【表2】
【0070】表2に示した如く、操業実績データベース
2には、例えば10分づつ異なる時刻帯別に、処理中の
製品の個数及び充填率が登録されている。
【0071】図10は、図8に示した操業管理装置1によ
る操業管理手順を示すフローチャートである。操業管理
装置1は、チャートの生成指令が与えられるまで待機し
(ステップS30)、それが与えられた場合、操業実績デ
ータベース2からそこに登録してある操業実績を読み込
む(ステップS31)。操業管理装置1には時刻軸が予め
設定してあり、該時刻軸に対応して、各時刻帯の充填率
をグラフ化し(ステップS32)、グラフ化したデータを
表示装置3に与え(ステップS33)、そこに推移チャー
トとして表示させる。
【0072】図11は前述した推移チャートの一例を説明
する説明図であり、図中、横軸は時刻を示している。図
11に示した如く、推移チャートは、時刻軸に対応して、
各時刻帯の充填率が階段状の折れ線グラフで表示されて
いる。
【0073】これによって、1つの工程で複数の製品を
同時的に処理する設備の操業実績を一目で把握すること
ができ、前記設備の操業管理に要する手間を低減するこ
とができる。
【0074】なお、本実施の形態では、充填率を用いた
推移チャートを表示するようになしてあるが、本発明は
これに限らず、製品の数量及び最大数量によって表現し
た推移チャートを表示するようになしてもよいことはい
うまでもない。
【0075】(実施の形態3)本実施の形態では、複数
の中間品を同時的に処理する工程を備えるフローショッ
プ方式の設備を管理するようになしてある。なお、本実
施の形態に係る装置の構成は実質的に図8に示した装置
の構成と同じであるため、該装置を用いて本実施の形態
を説明する。
【0076】図12は、管理対象とするフローショップ方
式の設備の一例を説明する説明図であり、第1工程〜第
5工程が設けてある。第1工程には1台の機器が配設し
てあり、該機器は被処理物を単一的に処理する。つまり
第1工程は単一処理工程である。第1工程には複数の被
処理物が順次給送されるようになっており、第1工程で
処理された被処理物は順次、第2工程に搬送される。
【0077】第2工程には1台の機器が配設してあり、
該機器は最大4つの被処理物を同時的に処理する。つま
り第2工程は複数処理工程である。第2工程に搬送され
た被処理物は、該第2工程で同時的に処理され、第3工
程に搬送される。複数処理工程である第3工程には、最
大2つの被処理物を同時的に処理する1台の機器が配設
してあり、第3工程に搬送された被処理物は、該第3工
程で同時的に処理され、第4工程に搬送される。単一処
理工程である第4工程及び第5工程には、被処理物を単
一的に処理する1台の機器がそれぞれ配設してあり、第
4工程及び第5工程は、上流の工程から被処理物が搬送
される都度、その被処理物を単一的に処理する。
【0078】第1工程〜第5工程までの各工程の操業を
管理する工程管理装置4には、第1工程〜第5工程の識
別情報、被処理物を単一的に処理する単一処理工程であ
るか否かの別、単一処理工程から操業実績を取得する手
順、及びそれ以外の工程から操業実績を取得する手順が
予め定めてある。
【0079】図13及び図14は、工程管理装置4が単一処
理工程から操業実績を取得する手順を示すフローチャー
トである。工程管理装置4は、何れかの単一処理工程で
処理が開始されるまで待機し(ステップS40)、処理が
開始された場合、その処理工程の識別情報、被処理物の
番号等を特定する(ステップS41)と共に、時計から時
刻を読み込み(ステップS42)、処理開始時刻として記
憶する(ステップS43)。工程管理装置4は、当該工程
に配置した機器が停機しているか否かを判断し(ステッ
プS44)、停機していると判断した場合、処理完了か否
かを判断する(ステップS47)。
【0080】工程管理装置4は、処理完了でない場合、
停機は、材欠によるものであるか否か(ステップS5
0)、次工程待ちによるものであるか否か(ステップS5
2)、故障によるものであるか否か(ステップS54)を
それぞれ判断し、何れかに該当する場合、工程管理装置
4に予め設けてある材欠時間計時用タイマ,次工程待時
間計時用タイマ,及び故障時間計時用タイマの内の対応
するタイマを始動させて停機時間を計時する(ステップ
S51,S53,S55)。また、工程管理装置4は、何れに
も該当しない場合、段取替であると判断して、段取替時
間計時用タイマを始動させて停機時間(段取替時間)を
計時する(ステップS56)。また、工程管理装置4は、
ステップS44で停機していないと判断した場合、全ての
タイマを停止し(ステップS45)、ステップS44へ戻
る。
【0081】工程管理装置4は、ステップS47で処理完
了であると判断した場合、全てのタイマを停止する(ス
テップS60)と共に、時計から時刻を読み込み(ステッ
プS61)、処理完了時刻として記憶する(ステップS6
2)。そして、工程管理装置4は、処理完了時刻から処
理開始時刻を減算して処理時間を得(ステップS63)、
また、各タイマの累計時間を算出して停機時間を得(ス
テップS64)、処理時間から停機時間を減算して稼動時
間を得る(ステップS65)。そして、工程管理装置4
は、処理開始時刻、処理完了時刻、処理時間、稼動時
間、停機時間、材欠時間、次工程待時間、故障時間、及
び段取替時間を処理工程の識別情報及び被処理物の番号
等と共に、操業実績データベース2に登録する(ステッ
プS66)。
【0082】また、工程管理装置4は、単一処理工程以
外の工程である複数処理工程から操業実績を、前述した
ステップS21〜ステップS26と同様にして取得しそれ
を、処理工程の識別情報と対応付けて操業実績データベ
ース2に登録する(ステップS151 〜S156 )。
【0083】表3は、操業実績データベース2に登録さ
れた単一処理工程の操業実績の一例を示すものであり、
図12に示した第1工程、第4工程及び第5工程の操業実
績を示してある。また、表4は、操業実績データベース
2に登録された単一処理工程以外の工程の操業実績の一
例を示すものであり、図12に示した第2工程及び第3工
程の操業実績を示してある。
【0084】
【表3】
【0085】
【表4】
【0086】表3に示した如く、単一処理工程の操業実
績として、処理工程及び被処理物別に、処理開始時刻、
処理完了時刻、処理時間、稼動時間、停機時間、材欠時
間、次工程待時間、故障時間、及び段取替時間が登録し
てある。また、表4に示した如く、単一処理工程以外の
工程、即ち、1つの工程で複数の被処理物を処理する工
程の操業実績として、処理工程及び被処理物別に、異な
る時刻毎に、処理中の被処理物の個数及び充填率が登録
してある。
【0087】図15は、操業管理装置1による操業管理手
順を示すフローチャートである。操業管理装置1は、チ
ャートの生成指令が与えられるまで待機し(ステップS
70)、それが与えられた場合、操業実績データベース2
からより若い工程番号の工程に係る操業実績を読み込み
(ステップS71)、該工程が単一処理工程であるか否か
を判断する(ステップS72)。操業管理装置1は、単一
処理工程であると判断した場合、前述したステップS3
〜ステップS7までの操作と同様の操作を実行して、ガ
ントチャートのデータを生成し、既に生成したチャート
がある場合は、その下方に、生成したガントチャートを
結合する(ステップS73〜S77)。
【0088】一方、ステップS72で単一処理工程でない
と判断した場合、前述したステップS31〜ステップS33
と同様の操作を行って、推移チャートを生成し、既に生
成したチャートがある場合は、その下方に、生成した推
移チャートを結合する(ステップS80〜S82)。操業管
理装置1は、操業実績データベース2から読み込んでい
ない工程の操業実績が存在するか否かを判断し(ステッ
プS90)、それが存在しないと判断するまで、ステップ
S71〜ステップS90までの操作を繰り返す。そして、操
業管理装置1は、結合した全てのチャート情報を表示装
置3に与えて(ステップS91)、そこに管理チャートと
して表示させる。
【0089】図16は前述した管理チャートの表示例を説
明する説明図であり、横軸は時刻を、縦軸は工程順をそ
れぞれ示している。図16に示した如く、左端に複数の工
程に係る名称が縦に順番に表示されており、その右側に
各工程の操業実績が、複数の情報を出力するガントチャ
ート又は推移チャートによって表示されている。これに
よって、単一処理工程及びそれ以外の工程が混在する設
備であっても、該設備の操業を一目で把握することがで
き、操業管理に要する手間が少ない。
【0090】(実施の形態4)本実施の形態では、図16
に示した管理チャートを用いてネック工程を定める手順
について説明する。図17〜図19は、ネック工程を定める
手順を示したフローチャートである。操業管理装置1
は、前述したステップS70〜ステップS91と同様の操作
を行って管理チャートを生成する(ステップS100 )。
操業管理装置1は、カウンタiに1を、またフラグjに
零をそれぞれ代入し(ステップS101 )、第i工程を参
照して(ステップS102 )、該第i工程は単一処理工程
であるか否かを判断する(ステップS103 )。
【0091】操業管理装置1は、第i工程が単一処理工
程であると判断した場合、管理チャートを構成するガン
トチャートから、稼動時間のバー、処理時間のバー及び
段取替時間のバーを読み込み(ステップS104 )、処理
時間のバーと段取替時間のバーとの差分である差分バー
を生成し(ステップS105 )、得られた差分バーの長さ
が稼動時間のバーの長さと同じであるか否かを判断する
(ステップS106 )。操業管理装置1は、両者が同じ長
さである場合、第i工程がネック工程であると判定し
(ステップS107 )、両者が異なる長さである場合、第
i工程はネック工程でないと判定する(ステップS108
)。
【0092】操業管理装置1は、フラグjが零であるか
否かを判断し(ステップS110 )、フラグjが零である
場合、第i工程が最終工程であるか否かを判断し(ステ
ップS112 )、最終工程でない場合、カウンタiを1つ
だけ大きくして(ステップS113 )、ステップS102 へ
戻る。
【0093】操業管理装置1は、ステップS103 で第i
工程が単一処理工程でないと判断した場合、充填率が1
00%であるか否かを判断し(ステップS120 )、そう
でない場合、第i工程はネック工程でないと判定する
(ステップS121 )。一方、操業管理装置1は、ステッ
プS120 で充填率が100%であると判断した場合、第
i工程がネック工程であるか否かは不明であるとして、
フラグjにiを代入して(ステップS122 )ステップS
112 へ移る。
【0094】操業管理装置1は、次工程について前同様
の操作を行い、ステップS108 又はステップS121 で、
次工程がネック工程ではないと判定した場合、ステップ
S110 へ移ってフラグjが零であるか否かを判断し、フ
ラグjが零でない場合(このときフラグjには前工程を
示すカウンタ値が代入されている)、フラグjに対応す
る工程、即ち前工程がネック工程であると判定する(ス
テップS130 )。一方、ステップS120 で、次工程がネ
ック工程であるか否かが不明であると判定した場合、ス
テップS122 に移って、前工程を示すカウンタ値に代え
て、当該工程を示すカウンタ値をフラグjに代入した
後、ステップS112 へ移る。
【0095】これによって、単一処理工程及び複数処理
工程が混在する設備に係るネック工程の決定を容易に行
うことができる。また、単一処理工程のみから構成され
る設備、複数処理工程のみから構成される設備に係るネ
ック工程の決定にも適用することができる。
【0096】なお、上述した操業を管理するためのプロ
グラムは、図1又は図8に示したような構成の操業管理
装置のROMに書き込んでおく以外に、図20に示すよう
に、コンパクトディスク又はフレキシブルディスク等の
記録媒体RMに記録しておき、この記録媒体RMをコンピュ
ータのディスクドライブに装填してロードし、操業管理
を実行させる構成であってもよい。
【0097】なお、上述した各実施の形態に示した実績
データには、操業を実施して得られた実実績データ、及
びシミュレーションによって得られた予測実績データが
含まれる。
【0098】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1、第5、第1
0、第14、第19、及び第23発明にあっては、処
理、稼動、停機等の各操業状態から選定された複数の操
業状態の時間に係るバーをそれぞれ割り付けたガントチ
ャートを生成するため、操業状態に係る複数の情報を一
目で把握することができ、少ない手間で容易に操業を管
理することができる。
【0099】第2、第11及び第20発明にあっては、
複数の被処理物を同時的に処理する複数処理工程につい
て、該複数処理工程で処理された被処理物を、複数処理
工程の最大処理数物に対して経時的にグラフ化すること
によってチャートを生成するため、複数処理工程を備え
る設備の操業を、少ない手間で容易に操業を管理するこ
とができる。
【0100】第3、第12及び第21発明にあっては、
単一処理工程及び複数処理工程を備える設備の操業を、
一目で把握することができる。
【0101】第4、第13及び第22発明にあっては、
1又は複数の単一処理工程、及び1又は複数の複数処理
工程を備えるフローショップ方式の設備の操業を、一目
で把握することができる。
【0102】第6、第15及び第24発明にあっては、
停機時間を処理時間から減算して差分時間に対応する長
さのバーをそれぞれ生成し、生成した各バーの先頭を処
理開始時刻に一致させて割り付けることによって、停機
の操業状態を空欄で表すため、停機の操業状態を一目で
把握することができる。
【0103】第7、第16及び第25発明にあっては、
割り付けた各バーに、各操業状態別に異なる色及び/又
は模様を付与するため、各バーを一目で識別することが
でき、操業管理に要する手間を更に省力化することがで
きる。
【0104】第8、第9、第17、第18、第26、及
び第27発明にあっては、1又は複数の単一処理工程、
及び1又は複数の複数処理工程を備えるフローショップ
方式の設備であっても、容易にネック工程を判定するこ
とができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1を示すブロック図である。
【図2】図1に示した操業管理装置によって操業を管理
する手順を示すフローチャートである。
【図3】図1に示した操業管理装置によって操業を管理
する手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係るガントチャートの一例を説明する
説明図である。
【図5】本発明に係る他のガントチャートの例を説明す
る説明図である。
【図6】本発明に係る他のガントチャートの例を説明す
る説明図である。
【図7】本発明に係る更に他のガントチャートの例を説
明する説明図である。
【図8】実施の形態2を示すブロック図である。
【図9】図8に示した工程管理装置による工程管理手順
を示すフローチャートである。
【図10】図8に示した操業管理装置による操業管理手
順を示すフローチャートである。
【図11】推移チャートの一例を説明する説明図であ
る。
【図12】管理対象とするフローショップ方式の設備の
一例を説明する説明図である。
【図13】工程管理装置が単一処理工程から操業実績を
取得する手順を示すフローチャートである。
【図14】工程管理装置が単一処理工程から操業実績を
取得する手順を示すフローチャートである。
【図15】操業管理装置による操業管理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図16】管理チャートの表示例を説明する説明図であ
る。
【図17】ネック工程を定める手順を示したフローチャ
ートである。
【図18】ネック工程を定める手順を示したフローチャ
ートである。
【図19】ネック工程を定める手順を示したフローチャ
ートである。
【図20】他の実施の形態を示す模式図である。
【図21】従来のガントチャートを説明する説明図であ
る。
【図22】複数機器複数製品処理工程を備える設備を説
明する説明図である。
【図23】一機器複数製品処理工程を備える設備を説明
する説明図である。
【符号の説明】
1 操業管理装置 2 操業実績データベース 3 表示装置 4 工程管理装置 41 タイマ 42 時計

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの被処理物を処理した後に次の1つ
    の被処理物を処理する工程に、被処理物又は被処理物群
    を供給し、該被処理物又は被処理物群を処理する設備の
    操業をガントチャートを用いて管理する方法において、 前記被処理物又は被処理物群に係る処理開始時刻及び処
    理完了時刻、並びに処理開始時刻から処理完了時刻まで
    の間に生じた複数の操業状態の時間を得、前記操業状態
    から選定された複数の操業状態の時間に係るバーをそれ
    ぞれ生成し、生成した各バーを前記処理開始時刻及び処
    理完了時刻に対応付けてそれぞれ割り付けることによっ
    て前記ガントチャートを生成することを特徴とする操業
    管理方法。
  2. 【請求項2】 複数の被処理物を同時的に処理する工程
    に、被処理物群を供給し、該被処理物群を処理する設備
    の操業をチャートを用いて管理する方法において、 前記工程で処理されている被処理物の数を所定の時間間
    隔で得、得られた各被処理物の数をそれを得た時刻と共
    に記憶し、記憶した各被処理物の数を、記憶した各時刻
    及び予め設定した前記工程の最大処理数に対応付けてグ
    ラフ化することによって前記チャートを生成することを
    特徴とする操業管理方法。
  3. 【請求項3】 1つの被処理物を処理した後に次の1つ
    の被処理物を処理する単一処理工程、及び複数の被処理
    物を同時的に処理する複数処理工程に、被処理物又は被
    処理物群を供給し、該被処理物又は被処理物群を処理す
    る設備の操業をチャートを用いて管理する方法におい
    て、 前記単一処理工程について、前記被処理物又は被処理物
    群に係る処理開始時刻及び処理完了時刻、並びに処理開
    始時刻から処理完了時刻までの間に生じた複数の操業状
    態の時間を得、前記各操業状態から選定された複数の操
    業状態の時間に係るバーをそれぞれ生成し、生成した各
    バーを前記処理開始時刻及び処理完了時刻に対応付けて
    それぞれ割り付け、 前記複数処理工程について、前記工程で処理されている
    被処理物の数を所定の時間間隔で得、得られた各被処理
    物の数をそれを得た時刻と共に記憶し、記憶した各被処
    理物の数を、記憶した各時刻及び予め設定した前記工程
    の最大処理数に対応付けてグラフ化することによって前
    記チャートを生成することを特徴とする操業管理方法。
  4. 【請求項4】 1つの被処理物を処理した後に次の1つ
    の被処理物を処理する1又は複数の単一処理工程、及び
    複数の被処理物を同時的に処理する1又は複数の複数処
    理工程に、被処理物又は被処理物群を所定の順番で供給
    し、該被処理物又は被処理物群を各工程で順次処理する
    設備の操業をチャートを用いて管理する方法において、 前記順番に従って、 前記単一処理工程について、前記被処理物又は被処理物
    群に係る処理開始時刻及び処理完了時刻、並びに処理開
    始時刻から処理完了時刻までの間に生じた複数の操業状
    態の時間を得、前記各操業状態から選定された複数の操
    業状態の時間に係るバーをそれぞれ生成し、生成した各
    バーを前記処理開始時刻及び処理完了時刻に対応付けて
    それぞれ割り付け、 前記複数処理工程について、前記工程で処理されている
    被処理物の数を所定の時間間隔で得、得られた各被処理
    物の数をそれを得た時刻と共に記憶し、記憶した各被処
    理物の数を、記憶した各時刻及び予め設定した前記工程
    の最大処理数に対応付けてグラフ化することによって前
    記チャートを生成することを特徴とする操業管理方法。
  5. 【請求項5】 前記操業状態の時間として、前記処理開
    始時刻から処理完了時刻までの処理時間、前記工程に設
    けた機器が稼動した稼動時間、前記機器の稼動を停止し
    た停機時間をそれぞれ得る請求項1、3又は4記載の操
    業管理方法。
  6. 【請求項6】 前記停機時間として、処理すべき材料の
    欠乏によって停機した材欠時間、下工程の処理が完了し
    ないために停機した下工程待時間、前記機器の故障によ
    って停機した故障時間、及び前記機器の段取り替えによ
    って停機した段取替時間をそれぞれ得、材欠時間、下工
    程待時間、故障時間及び段取替時間から1又は複数の時
    間が選定された場合、選定された時間を前記処理時間か
    ら減算して差分時間をそれぞれ得、前記操業実績の時間
    に係るバーとして、前記差分時間に対応する長さのバー
    をそれぞれ生成し、生成した各バーを割り付ける場合、
    各バーの先頭を前記処理開始時刻に一致させる請求項5
    記載の操業管理方法。
  7. 【請求項7】 各操業状態別に異なる色及び/又は模様
    を前記各バーに付与する請求項1、3、4、5又は6記
    載の操業管理方法。
  8. 【請求項8】 生成したチャートを前記順番に従って上
    工程から下工程へ参照する参照ステップと、当該工程が
    単一処理工程であるか複数処理工程であるかを判断する
    判断ステップと、単一処理工程である場合、複数の操業
    状態の時間に基づいて、当該工程はネック工程であるか
    当該工程はネック工程ではないかを判定するステップ
    と、複数処理工程である場合、当該複数処理工程の最大
    処理数の被処理物が供給されているか否かを判断するス
    テップと、最大処理数の被処理物が供給されていない場
    合、当該工程はネック工程ではないと判定する判定ステ
    ップと、最大処理数の被処理物が供給されている場合、
    前記参照ステップへ戻って、1つ下工程を参照し、該工
    程について、前記判断ステップから判定ステップまでの
    各ステップを実施し、前記工程がネック工程ではないと
    判断された場合、前記工程より1つ上工程がネック工程
    であると判定する請求項4記載の操業管理方法。
  9. 【請求項9】 前記操業状態の時間として、各工程にお
    ける処理開始時刻から処理完了時刻までの処理時間、各
    工程に設けた機器が稼動した稼動時間、各工程に設けた
    機器の段取り替えによって、その機器の稼動を停止した
    段取替時間をそれぞれ得、処理時間から段取替時間を減
    じた差分時間と稼動時間とが同じであるか否かを判断
    し、両者が同じである場合、当該工程はネック工程であ
    ると判定し、両者が同じでない場合、当該工程はネック
    工程ではないと判定する請求項8記載の操業管理方法。
  10. 【請求項10】 1つの被処理物を処理した後に次の1
    つの被処理物を処理する工程に、被処理物又は被処理物
    群を供給し、該被処理物又は被処理物群を処理する設備
    の操業をガントチャートによって管理する装置におい
    て、 前記ガントチャートを生成すべく、前記被処理物又は被
    処理物群に係る処理開始時刻及び処理完了時刻、並びに
    処理開始時刻から処理完了時刻までの間に生じた複数の
    操業状態の時間が登録してあるデータベースからそれら
    のデータを読み込む手段と、前記各操業状態から選定さ
    れた複数の操業状態の時間に係るバーをそれぞれ生成す
    るバー生成手段と、生成した各バーを前記処理開始時刻
    及び処理完了時刻に対応付けてそれぞれ割り付ける割付
    手段とを備えることを特徴とする操業管理装置。
  11. 【請求項11】 複数の被処理物を同時的に処理する工
    程に、被処理物群を供給し、該被処理物又は被処理物群
    を処理する設備の操業をチャートによって管理する装置
    において、 前記チャートを生成すべく、前記工程で処理されている
    被処理物の数が所定の時間間隔で得られ、得られた各被
    処理物の数がそれを得た時刻と共に記憶させてあるデー
    タベースからそれらの情報を読み込む手段と、記憶され
    た各被処理物の数を、記憶された各時刻及び予め設定し
    た前記工程の最大処理数に対応付けてグラフ化する手段
    とを備えることを特徴とする操業管理装置。
  12. 【請求項12】 1つの被処理物を処理した後に次の1
    つの被処理物を処理する単一処理工程、及び複数の被処
    理物を同時的に処理する複数処理工程に、被処理物又は
    被処理物群を供給し、該被処理物又は被処理物群を処理
    する設備の操業をチャートによって管理する装置におい
    て、 前記チャートを生成すべく、 前記単一処理工程について、前記被処理物又は被処理物
    群に係る処理開始時刻及び処理完了時刻、並びに処理開
    始時刻から処理完了時刻までの間に生じた複数の操業状
    態の時間が登録してあるデータベースからそれらのデー
    タを読み込む手段と、前記各操業状態から選定された複
    数の操業状態の時間に係るバーをそれぞれ生成するバー
    生成手段と、生成した各バーを前記処理開始時刻及び処
    理完了時刻に対応付けてそれぞれ割り付ける割付手段
    と、 前記複数処理工程について、前記工程で処理されている
    被処理物の数が所定の時間間隔で得られ、得られた各被
    処理物の数がそれを得た時刻と共に記憶させてあるデー
    タベースからそれらの情報を読み込む手段と、記憶され
    た各被処理物の数を、記憶された各時刻及び予め設定し
    た前記工程の最大処理数に対応付けてグラフ化する手段
    とを備えることを特徴とする操業管理装置。
  13. 【請求項13】 1つの被処理物を処理した後に次の1
    つの被処理物を処理する1又は複数の単一処理工程、及
    び複数の被処理物を同時的に処理する1又は複数の複数
    処理工程に、被処理物又は被処理物群を所定の順番で供
    給し、該被処理物又は被処理物群を各工程で順次処理す
    る設備の操業をチャートによって管理する装置におい
    て、 前記チャートを生成すべく、 前記順番に従って、 前記単一処理工程について、前記被処理物又は被処理物
    群に係る処理開始時刻及び処理完了時刻、並びに処理開
    始時刻から処理完了時刻までの間に生じた複数の操業状
    態の時間が登録してあるデータベースからそれらのデー
    タを読み込む手段と、前記各操業状態から選定された複
    数の操業状態の時間に係るバーをそれぞれ生成するバー
    生成手段と、生成した各バーを前記処理開始時刻及び処
    理完了時刻に対応付けてそれぞれ割り付ける割付手段
    と、 前記複数処理工程について、前記工程で処理されている
    被処理物の数が所定の時間間隔で得られ、得られた各被
    処理物の数がそれを得た時刻と共に記憶させてあるデー
    タベースからそれらの情報を読み込む手段と、記憶され
    た各被処理物の数を、記憶された各時刻及び予め設定し
    た前記工程の最大処理数に対応付けてグラフ化する手段
    とを備えることを特徴とする操業管理装置。
  14. 【請求項14】 前記データベースには、操業状態の時
    間として、前記処理開始時刻から処理完了時刻までの処
    理時間、前記工程に設けた機器が稼動した稼動時間、及
    び前記機器の稼動を停止した停機時間が登録してあり、
    前記データを読み込む手段は、前記処理時間、稼動時間
    及び停機時間を読み込むようになしてある請求項10、
    12又は13記載の操業管理装置。
  15. 【請求項15】 前記停機時間として、処理すべき材料
    の欠乏によって停機した材欠時間、下工程の処理が完了
    しないために停機した下工程待時間、前記機器の故障に
    よって停機した故障時間、及び前記機器の段取り替えに
    よって停機した段取替時間が前記データベースに登録し
    てあり、 前記データを読み込む手段は、材欠時間、下工程待時
    間、故障時間及び段取替時間を読み込むようになしてあ
    り、 前記バー生成手段は、材欠時間、下工程待時間、故障時
    間及び段取替時間から1又は複数の時間が選定された場
    合、選定された時間を前記処理時間から減算して差分時
    間をそれぞれ得る手段と、前記操業実績の時間に係るバ
    ーとして、前記差分時間に対応する長さのバーをそれぞ
    れ生成する手段とを具備し、 前記割付手段は、生成した各バーを割り付ける場合、各
    バーの先頭を前記処理開始時刻に一致させるようになし
    てある請求項14記載の操業管理装置。
  16. 【請求項16】 更に、各操業状態別に異なる色及び/
    又は模様を前記各バーに付与する手段を備える請求項1
    0、12、13、14又は15記載の操業管理装置。
  17. 【請求項17】 生成したチャートを前記順番に従って
    上工程から下工程へ参照する参照手段と、当該工程が単
    一処理工程であるか複数処理工程であるかを判断する判
    断手段と、単一処理工程である場合、複数の操業状態の
    時間に基づいて、当該工程はネック工程であるか当該工
    程はネック工程ではないかを判定する手段と、複数処理
    工程である場合、当該複数処理工程の最大処理数の被処
    理物が供給されているか否かを判断する手段と、最大処
    理数の被処理物が供給されていない場合、当該工程はネ
    ック工程ではないと判定する判定手段と、最大処理数の
    被処理物が供給されている場合、前記参照手段を動作さ
    せて、1つ下工程を参照し、該工程について、前記判断
    手段から判定手段までの各手段を動作させ、前記工程が
    ネック工程ではないと判断された場合、前記工程より1
    つ上工程がネック工程であると判定する手段とを備える
    請求項13記載の操業管理装置。
  18. 【請求項18】 前記操業状態の時間を得る手段は、各
    工程における処理開始時刻から処理完了時刻までの処理
    時間を得る手段と、各工程に設けた機器が稼動した稼動
    時間を得る手段と、各工程に設けた機器の段取り替えに
    よって、その機器の稼動を停止した段取替時間を得る手
    段とを具備し、 前記当該工程はネック工程であるか当該工程はネック工
    程ではないかを判定する手段は、処理時間から段取替時
    間を減じた差分時間と稼動時間とが同じであるか否かを
    判断する手段と、両者が同じである場合、当該工程はネ
    ック工程であると判定する手段と、両者が同じでない場
    合、当該工程はネック工程ではないと判定する手段とを
    具備する請求項17記載の操業管理装置。
  19. 【請求項19】 1つの被処理物を処理した後に次の1
    つの被処理物を処理する工程に、被処理物又は被処理物
    群を供給し、該被処理物又は被処理物群を処理する設備
    の操業を、コンピュータに、ガントチャートによって管
    理させるプログラムが記録してあるコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体において、 前記ガントチャートを生成させるべく、コンピュータ
    に、前記被処理物又は被処理物群に係る処理開始時刻及
    び処理完了時刻、並びに処理開始時刻から処理完了時刻
    までの間に生じた複数の操業状態の時間が登録してある
    データベースからそれらのデータを読み込ませるプログ
    ラムコード手段と、コンピュータに、前記各操業状態か
    ら選定された複数の操業状態の時間に係るバーをそれぞ
    れ生成させるバー生成プログラムコード手段と、コンピ
    ュータに、生成された各バーを前記処理開始時刻及び処
    理完了時刻に対応付けてそれぞれ割り付けさせる割付プ
    ログラムコード手段とを含むプログラムが記録してある
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  20. 【請求項20】 複数の被処理物を同時的に処理する工
    程に、被処理物群を供給し、該被処理物群を処理する設
    備の操業を、コンピュータに、チャートによって管理さ
    せるプログラムが記録してあるコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体において、 前記チャートを生成させるべく、コンピュータに、前記
    工程で処理されている被処理物の数が所定の時間間隔で
    得られ、得られた各被処理物の数がそれを得た時刻と共
    に記憶させてあるデータベースからそれらの情報を読み
    込ませるプログラムコード手段と、コンピュータに、記
    憶された各被処理物の数を、記憶された各時刻及び予め
    設定した前記工程の最大処理数に対応付けてグラフ化さ
    せるプログラムコード手段とを含むプログラムが記録し
    てあることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  21. 【請求項21】 1つの被処理物を処理した後に次の1
    つの被処理物を処理する単一処理工程、及び複数の被処
    理物を同時的に処理する複数処理工程に、被処理物又は
    被処理物群を供給し、該被処理物又は被処理物群を処理
    する設備の操業を、コンピュータに、チャートによって
    管理させるプログラムが記録してあるコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体において、 前記チャートを生成させるべく、前記単一処理工程につ
    いて、コンピュータに、前記被処理物又は被処理物群に
    係る処理開始時刻及び処理完了時刻、並びに処理開始時
    刻から処理完了時刻までの間に生じた複数の操業状態の
    時間が登録してあるデータベースからそれらのデータを
    読み込ませるプログラムコード手段と、コンピュータ
    に、前記各操業状態から選定された複数の操業状態の時
    間に係るバーをそれぞれ生成させるバー生成プログラム
    コード手段と、コンピュータに、生成された各バーを前
    記処理開始時刻及び処理完了時刻に対応付けてそれぞれ
    割り付けさせる割付プログラムコード手段と、 前記複数処理工程について、コンピュータに、前記工程
    で処理されている被処理物の数が所定の時間間隔で得ら
    れ、得られた各被処理物の数がそれを得た時刻と共に記
    憶させてあるデータベースからそれらの情報を読み込ま
    せるプログラムコード手段と、コンピュータに、記憶さ
    れた各被処理物の数を、記憶された各時刻及び予め設定
    した前記工程の最大処理数に対応付けてグラフ化させる
    プログラムコード手段とを含むプログラムが記録してあ
    ることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  22. 【請求項22】 1つの被処理物を処理した後に次の1
    つの被処理物を処理する1又は複数の単一処理工程、及
    び複数の被処理物を同時的に処理する1又は複数の複数
    処理工程に、被処理物又は被処理物群を所定の順番で供
    給し、該被処理物又は被処理物群を各工程で順次処理す
    る設備の操業を、コンピュータに、チャートによって管
    理させるプログラムが記録してあるコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体において、 前記チャートを生成させるべく、 前記順番に従って、 前記単一処理工程について、コンピュータに、前記被処
    理物又は被処理物群に係る処理開始時刻及び処理完了時
    刻、並びに処理開始時刻から処理完了時刻までの間に生
    じた複数の操業状態の時間が登録してあるデータベース
    からそれらのデータを読み込ませるプログラムコード手
    段と、コンピュータに、前記各操業状態から選定された
    複数の操業状態の時間に係るバーをそれぞれ生成させる
    バー生成プログラムコード手段と、コンピュータに、生
    成された各バーを前記処理開始時刻及び処理完了時刻に
    対応付けてそれぞれ割り付けさせる割付プログラムコー
    ド手段と、 前記複数処理工程について、コンピュータに、前記工程
    で処理されている被処理物の数が所定の時間間隔で得ら
    れ、得られた各被処理物の数がそれを得た時刻と共に記
    憶させてあるデータベースからそれらの情報を読み込ま
    せるプログラムコード手段と、コンピュータに、記憶さ
    れた各被処理物の数を、記憶された各時刻及び予め設定
    した前記工程の最大処理数に対応付けてグラフ化させる
    プログラムコード手段とを含むプログラムが記録してあ
    ることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  23. 【請求項23】 前記データベースには、前記操業状態
    の時間として、前記処理開始時刻から処理完了時刻まで
    の処理時間、前記工程に設けた機器が稼動した稼動時
    間、及び前記機器の稼動を停止した停機時間が登録して
    あり、前記データを読み込ませるプログラムコード手段
    は、コンピュータに、前記処理時間、稼動時間及び停機
    時間を読み込ませるようになしてあるプログラムが記録
    してある請求項19、21又は22記載のコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
  24. 【請求項24】 前記停機時間として、処理すべき材料
    の欠乏によって停機した材欠時間、下工程の処理が完了
    しないために停機した下工程待時間、前記機器の故障に
    よって停機した故障時間、及び前記機器の段取り替えに
    よって停機した段取替時間が前記データベースに登録し
    てあり、前記データを読み込ませるプログラムコード手
    段は、コンピュータに、前記材欠時間、下工程待時間、
    故障時間及び段取替時間を読み込ませるようになしてあ
    り、 前記バー生成プログラムコード手段は、コンピュータ
    に、材欠時間、下工程待時間、故障時間及び段取替時間
    から1又は複数の時間が選定された場合、選定された時
    間を前記処理時間から減算して差分時間をそれぞれ得さ
    せるプログラムコード手段と、コンピュータに、前記操
    業実績の時間に係るバーとして、前記差分時間に対応す
    る長さのバーをそれぞれ生成させるプログラムコード手
    段とを有し、 前記割付プログラムコード手段は、コンピュータに、生
    成した各バーを割り付ける場合、各バーの先頭を前記処
    理開始時刻に一致させるようになしてあるプログラムが
    記録してある請求項23記載のコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  25. 【請求項25】 更に、コンピュータに、各操業状態別
    に異なる色及び/又は模様を前記各バーに付与させるプ
    ログラムコード手段を含むプログラムが記録してある請
    求項19、21、22、23又は24記載のコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  26. 【請求項26】 コンピュータに、生成されたチャート
    を前記順番に従って上工程から下工程へ参照させる参照
    プログラムコード手段と、コンピュータに、当該工程が
    単一処理工程であるか複数処理工程であるかを判断させ
    る判断プログラムコード手段と、コンピュータに、単一
    処理工程である場合、複数の操業状態の時間に基づい
    て、当該工程はネック工程であるか当該工程はネック工
    程ではないかを判定させるプログラムコード手段と、コ
    ンピュータに、複数処理工程である場合、当該複数処理
    工程の最大処理数の被処理物が供給されているか否かを
    判断させるプログラムコード手段と、コンピュータに、
    最大処理数の被処理物が供給されていない場合、当該工
    程はネック工程ではないと判定させる判定プログラムコ
    ード手段と、最大処理数の被処理物が供給されている場
    合、前記参照プログラムコード手段を動作させて、コン
    ピュータに、1つ下工程を参照させ、該工程について、
    前記判断プログラムコード手段から判定プログラムコー
    ド手段までの各プログラムコード手段を動作させ、前記
    工程がネック工程ではないと判断された場合、コンピュ
    ータに、前記工程より1つ上工程がネック工程であると
    判定させるプログラムコード手段とを含むプログラムが
    記録してある請求項22記載のコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  27. 【請求項27】 前記操業状態の時間を得るプログラム
    コード手段は、コンピュータに、各工程における処理開
    始時刻から処理完了時刻までの処理時間を得るプログラ
    ムコード手段と、コンピュータに、各工程に設けた機器
    が稼動した稼動時間を得させるプログラムコード手段
    と、コンピュータに、各工程に設けた機器の段取り替え
    によって、その機器の稼動を停止した段取替時間を得さ
    せるプログラムコード手段とを有し、 前記当該工程はネック工程であるか当該工程はネック工
    程ではないかを判定するプログラムコード手段は、コン
    ピュータに、処理時間から段取替時間を減じた差分時間
    と稼動時間とが同じであるか否かを判断させるプログラ
    ムコード手段と、コンピュータに、両者が同じである場
    合、当該工程はネック工程であると判定させるプログラ
    ムコード手段と、コンピュータに、両者が同じでない場
    合、当該工程はネック工程ではないと判定させるプログ
    ラムコード手段とを有するプログラムが記録してある請
    求項26記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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