JP2001134039A - 多色画像形成装置および多色画像形成装置の制御方法 - Google Patents

多色画像形成装置および多色画像形成装置の制御方法

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JP2001134039A
JP2001134039A JP31622899A JP31622899A JP2001134039A JP 2001134039 A JP2001134039 A JP 2001134039A JP 31622899 A JP31622899 A JP 31622899A JP 31622899 A JP31622899 A JP 31622899A JP 2001134039 A JP2001134039 A JP 2001134039A
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rotation speed
phase difference
photosensitive drum
image forming
phase
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Fumiya Yamazaki
史哉 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体と各色の感光体ドラムとの離間機構
を設けることなく、各色の感光体ドラムの位相を合わせ
て、色ずれを確実に補正することである。 【解決手段】 各色の感光体ドラム102〜105およ
び中間転写ベルト101を全て回転させながら、各色感
光体ドラム102〜105および中間転写ベルト101
の回転速度差による摩擦によって感光体ドラム102〜
105および中間転写ベルト101の寿命を著しく短く
したりしない程度に異なる回転速度で各色感光体ドラム
102〜105を回転させて各色の感光体ドラム102
〜105の位相差を補正する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色画像形成装置
に関し、特に複数の色トナーに対応した感光体ドラムが
中間転写ベルトなどの像担持体に当接して配置され、各
色毎の感光体ドラムの駆動軸の偏芯などに起因する周期
的な色ずれを補正する多色画像形成装置および多色画像
形成装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、特にイエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックの4色のトナーを使用し、それぞれの色
トナーにつきレーザビーム走査系とレーザビームによっ
て露光された感光体ドラムに色トナーを現像する現像器
を有する多色画像形成装置が提案されている。
【0003】以下、主に感光体ドラムの偏芯に起因する
色ずれとその補正方法について図9を参照して説明す
る。
【0004】図9は、従来の多色画像形成装置における
感光体ドラムのドラム軸の偏芯などが原因となって現れ
る主走査幅の倍率のずれを示した図である。
【0005】図10は、従来の多色画像形成装置におけ
る感光体ドラムのドラム軸の偏芯などが原因となって現
れる副走査方向の位置ずれを示した図である。
【0006】図11は、従来の多色画像形成装置におけ
る周期的に発生する絶対的な位置ずれが色ずれに及ぼす
影響について説明する図である。
【0007】なお、図9の(a)、図10の(a)は理
想的な感光体ドラムが回転したときに位置ずれなく形成
される画像を示している。ところが、実際には図9の
(b)、図10の(b)に示したように、ドラム軸の偏
芯などが原因となって理想的な位置から少し外れた位置
に画像形成される。その位置ずれの様子を図9の
(c)、図10の(c)に表す。
【0008】次に、上記のようにして発生する絶対的な
位置ずれが色ずれに及ぼす影響について説明する。
【0009】例えば、ドラム軸の偏芯などが原因となっ
て主走査幅の倍率や副走査方向の位置ずれがドラム1周
の周期を以って発生する。これを表したのが図11の
(a)である。このような絶対位置からの位置ずれは各
色のトナー像が中間転写ベルト上に重ねて転写されたと
きには、その絶対的な位置ずれの差分が色ずれとなっ
て、ドラム一周の周期を以って周期的に現れる。これを
表したのが図11の(b)である。
【0010】次に、各色の感光体ドラムの駆動軸の偏芯
などに起因して現れる周期的な色ずれを補正する方法に
ついて述べる。
【0011】図12は、従来の画像形成装置において各
感光体ドラムの回転位相を検出・補正する制御の動作を
説明する図である。
【0012】図13は、従来の画像形成装置において各
色の位相基準検出用センサによって各色の位相基準検出
用マークを検出した信号を示す図である。
【0013】図14は、従来の画像形成装置において色
ずれ補正制御を実行した後の色ずれの様子を示した図で
ある。
【0014】図12において、1101は中間転写ベル
ト、1102はイエローの感光体ドラム、1103はマ
ゼンタの感光体ドラム、1104はシアンの感光体ドラ
ム、1105はブラックの感光体ドラム、1106はイ
エローの位相基準検出用マーク、1107はマゼンタの
位相基準検出用マーク、1108はシアンの位相基準検
出用マーク、1109はブラックの位相基準検出用マー
ク、1110はイエローの位相基準検出用センサ、11
11はマゼンタの位相基準検出用センサ、1112はシ
アンの位相基準検出用センサ、1113はブラックの位
相基準検出用センサ、1114は中間転写ベルト110
1と感光体ドラム1102〜1105を離間させるため
の離間機構である。
【0015】まず、各感光体ドラムの回転位相差検出の
ため、離間機構1114のレバーを下げて中間転写ベル
ト1101を支持している軸を下ろし、中間転写ベルト
1101と各色の感光体ドラム1102〜1105を離
間させ、全色の感光体ドラムを回転開始する。
【0016】次に、各色の位相基準検出用センサ111
0〜1113によって各色の位相基準検出用マークが検
出される時間差を計測する。そして、図13のように検
出された時間差から、例えばイエローの感光体ドラム1
102からイエロー以外の各色感光体ドラム1103〜
1105までの位相差を求める。ここで、位相基準検出
用マーク1106〜1109は、製造時に図14の
(a)に示すように色ずれが最小になるように各感光体
ドラムの位相を合わせた後に、感光体ドラム回転中は位
相基準検出用センサ1110〜1113によって同時に
検出されるような位置にマークされている。よって、イ
エローの位相基準検出用センサ1110で位相基準検出
用マーク1106を検出するのと同時に、例えばマゼン
タの位相基準検出用マーク1107をマゼンタの位相基
準検出用センサ1111で検出するように、図13にお
ける1203の時間に感光体ドラムが回転する角度だけ
位相をずらすことによって、イエローとマゼンタの色ず
れ量を最小に抑えられると判断できる。
【0017】そして、一旦全ての感光体ドラムを停止さ
せた後、マゼンタの感光体ドラムについて、上記のよう
にして検出された位相差である、図13における120
3の時間に感光体ドラムが回転する角度だけ回転させ
て、イエローとマゼンタの感光体ドラムの位相を合わせ
る。同様にして、イエローとシアン、イエローとブラッ
クの感光体ドラムの位相を合わせ、全ての感光体ドラム
の位相を合わせる。
【0018】最後に、離間機構1114のレバーを上げ
て中間転写ベルト1101を支持している軸を上げ、中
間転写ベルト1101と各色の感光体ドラム1102〜
1105を当接させて、色ずれ検出・補正制御を終了す
る。
【0019】以上のようにして、各色の感光体ドラムに
ついて、位相差を補正すると、各色の感光体ドラムの絶
対的な位置ずれ量が補正前の図11の位置ずれ量から全
く変化していなくても(図14の(b)に示すように、
色ずれ量を抑えることができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
多色画像形成装置においては、上述のように感光体ドラ
ムの駆動軸の偏芯などに起因する色ずれを補正するため
には感光体ドラムと中間転写ベルトなどの像担持体を一
旦離間させるために離間機構を設ける必要があり、それ
が本体のコストアップにつながり、多色画像形成装置の
商品価値を下げてしまうという問題があった。
【0021】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、各色の感光体ドラムおよび像担持体を
全て回転させながら、像担持体と各色の感光体ドラムの
回転速度差による摩擦によって像担持体や感光体ドラム
の寿命を著しく短くしたりしない程度に異なる回転速度
で感光体ドラムを回転させて各色の感光体ドラムの位相
差を補正することにより、像担持体と各色の感光体ドラ
ムとの離間機構を設けることなく、各色の感光体ドラム
の位相を合わせて、色ずれを確実に補正することがで
き、小型で安価な多色画像形成装置を提供できる多色画
像形成装置および多色画像形成装置の制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、前記像担持体に当接する複数の感光体ドラム(図1
に示す感光体ドラム102〜105)と、複数の感光体
ドラムの間の位相差を検出する位相差検出手段(図1に
示す位相基準検出用センサ110〜113)と、前記複
数の感光体ドラムの全てと像担持体とを回転させ、前記
位相差検出手段によって検出された検出結果に基づいて
各感光体ドラムの回転速度を変更することにより前記各
感光体ドラムの位相を調整する制御を行う制御手段(図
1に示すコントローラ150)とを有するものである。
【0023】本発明に係る第2の発明は、前記制御手段
は、各感光体ドラムの回転速度を変更してから前記位相
差検出手段によって位相差が所定の位相差になったのを
確認するまで変更後の回転速度を維持し続け、その後通
常の回転速度に戻すことにより各感光体ドラムの位相を
調整する制御を行うものである。
【0024】本発明に係る第3の発明は、前記制御手段
は、各感光体ドラムの回転速度を変更してから、前記位
相差検出手段によって位相差がその後通常の回転速度に
戻るまでに変化する位相差と同じだけの位相差になった
のを確認するまで変更後の回転速度を維持し続け、その
後通常の回転速度に戻すことにより前記感光体ドラムの
位相を調整する制御を行うものである。
【0025】本発明に係る第4の発明は、前記位相差検
出手段によって検出された位相差より、第1の回転速
度、第2の回転速度、および第1の回転速度と第2の回
転速度とを切り替えるタイミング情報を記憶する記憶手
段を有し、前記制御手段は、前記記憶手段から取り出さ
れたタイミング情報にしたがって第1の回転速度と第2
の回転速度を切り替えることにより前記感光体ドラムの
位相を合わせるものである。
【0026】本発明に係る第5の発明は、前記制御手段
は、第1の回転速度と第2の回転速度とを切り替える時
間を変更することにより前記各感光体ドラムの位相を調
整する制御を行うものである。
【0027】本発明に係る第6の発明は、前記位相差検
出手段によって検出された位相差より、第1の回転速度
と第2の回転速度とを切り替えるタイミングを算出する
算出手段を有し、前記制御手段は、前記算出手段により
算出されたタイミングに基づいて第1の回転速度と第2
の回転速度を切り替えることにより前記感光体ドラムの
位相を合わせるものである。
【0028】本発明に係る第7の発明は、前記制御手段
は、連続して記録媒体に画像形成しているときに記録媒
体間で前記各感光体ドラムの位相を調整する制御を実行
するものである。
【0029】本発明に係る第8の発明は、前記像担持体
は、中間転写体である。
【0030】本発明に係る第9の発明は、前記像担持体
は、中間転写ベルトである。
【0031】本発明に係る第10の発明は、前記像担持
体は、記録媒体搬送ベルトである。
【0032】本発明に係る第11の発明は、像担持体
と、前記像担持体に当接する複数の感光体ドラムとを備
えて各感光体ドラム上に形成される各色画像を重ねて多
色画像を形成する多色画像形成装置の制御方法であっ
て、複数の感光体ドラムの間の位相差を検出する位相差
検出工程(図3に示すステップ(2))と、前記複数の
感光体ドラムの全てと像担持体とを回転させ、前記位相
差検出手段によって検出された検出結果に基づいて各感
光体ドラムの回転速度を変更することにより前記各感光
体ドラムの位相を調整する制御を行う制御工程(図3に
示すステップ(3)〜(8),図6に示すステップ(2
3)〜(25),図7に示すステップ(34)〜(3
6))とを有するものである。
【0033】本発明に係る第12の発明は、前記制御工
程は、各感光体ドラムの回転速度を変更してから前記位
相差検出工程によって位相差が所定の位相差になったの
を確認するまで変更後の回転速度を維持し続け、その後
通常の回転速度に戻すことにより各感光体ドラムの位相
を調整する制御を行うものである。
【0034】本発明に係る第13の発明は、前記制御工
程は、各感光体ドラムの回転速度を変更してから、前記
位相差検出工程によって位相差がその後通常の回転速度
に戻るまでに変化する位相差と同じだけの位相差になっ
たのを確認するまで変更後の回転速度を維持し続け、そ
の後通常の回転速度に戻すことにより前記感光体ドラム
の位相を調整する制御を行うものである。
【0035】本発明に係る第14の発明は、前記位相差
検出工程によって検出された位相差より、第1の回転速
度、第2の回転速度、および第1の回転速度と第2の回
転速度とを切り替えるタイミング情報を記憶装置に記憶
する記憶工程を有し、前記制御工程は、前記記憶手段か
ら取り出されたタイミング情報にしたがって第1の回転
速度と第2の回転速度を切り替えることにより前記感光
体ドラムの位相を合わせるものである。
【0036】本発明に係る第15の発明は、前記制御工
程は、第1の回転速度と第2の回転速度とを切り替える
時間を変更することにより前記各感光体ドラムの位相を
調整する制御を行うものである。
【0037】本発明に係る第16の発明は、前記位相差
検出工程によって検出された位相差より、第1の回転速
度と第2の回転速度とを切り替えるタイミングを算出す
る算出工程を有し、前記制御工程は、前記算出工程によ
り算出されたタイミングに基づいて第1の回転速度と第
2の回転速度を切り替えることにより前記感光体ドラム
の位相を合わせるものである。
【0038】本発明に係る第17の発明は、前記制御工
程は、連続して記録媒体に画像形成しているときに記録
媒体間で前記各感光体ドラムの位相を調整する制御を実
行するものである。
【0039】本発明に係る第18の発明は、前記像担持
体は、中間転写体である。
【0040】本発明に係る第19の発明は、前記像担持
体は、中間転写ベルトである。
【0041】本発明に係る第20の発明は、前記像担持
体は、記録媒体搬送ベルトである。
【0042】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本発明の第1実
施形態を以下に示す。本実施形態の説明では、特に中間
転写ベルトとY,M,C,Kの各色に対応する感光体ド
ラムとを有し、各色の感光体ドラム間の位相差を最小に
するように各感光体ドラムの位相を変える制御を行うた
めの制御方法について説明する。
【0043】図1は、本発明の第1実施形態を示す多色
画像形成装置の構成を説明する要部斜視図であり、以
下、各感光体ドラムの回転位相を検出・補正する制御機
構およびその制御動作について説明する。
【0044】図1において、101は中間転写ベルト、
102はイエローの感光体ドラム、103はマゼンタの
感光体ドラム、104はシアンの感光体ドラム、105
はブラックの感光体ドラム、106はイエローの位相基
準検出用マーク、107はマゼンタの位相基準検出用マ
ーク、108はシアンの位相基準検出用マーク、109
はブラックの位相基準検出用マーク、110はイエロー
の位相基準検出用センサ、111はマゼンタの位相基準
検出用センサ、112はシアンの位相基準検出用セン
サ、113はブラックの位相基準検出用センサである。
150はコントローラで、CPU,ROM,RAM,A
SIC,タイマ回路等から構成されていている。
【0045】図2は、本発明の第1実施形態による多色
画像形成装置のドラム位相差補正のために感光体ドラム
の回転速度を変更するタイミングを説明するタイミング
チャートである。
【0046】図3は、本発明に係る多色画像形成装置に
おける第1の補正処理手順の一例を説明するフローチャ
ートであり、ドラム位相差検出・補正処理手順に対応す
る。なお、(1)〜(9)は各ステップを示す。
【0047】まず、エンジン制御部としてのコントロー
ラ150が感光体ドラムの位相差検出・補正の制御開始
命令を受けると、感光体ドラムの位相差検出・補正の制
御を開始する。
【0048】まず、ステップ(1)で、各色の感光体ド
ラム102〜105、および中間転写ベルト101を同
時に回転開始し、例えば通常の印字実行中の回転速度ま
で加速する。ここで、各色の感光体ドラム102〜10
5は同一のギヤ構成であり、同一の加速パターンで加速
されるので、加速中、および加速後の回転速度は同じで
ある。
【0049】次に、ステップ(2)で、イエローの感光
体ドラム102の回転によりイエローの位相基準用マー
ク106がイエローの位相基準検出用センサ110を通
過する時点から、マゼンタの感光体ドラム103の回転
によりマゼンタの位相基準用マーク107がマゼンタの
位相基準検出用センサ111を通過するまでの時間をタ
イマにより計測する。
【0050】ここで、タイマにより計測した時間差よ
り、通常の回転速度をv、計測された時間差をt、感光
体ドラム一周の周長をLとすると、イエローの感光体ド
ラム102に対するマゼンタの感光体ドラム103の位
相差は、(位相差(角度))=v×t/L×360と算
出できる。
【0051】次に、ステップ(3)で、計測した時間が
「0」よりも大きく、イエローの感光体ドラム102と
マゼンタの感光体ドラム103との位相差を補正する必
要があるかどうかをコントローラ150が判断し、YE
Sならばステップ(4)で、イエローの感光体ドラム1
02とマゼンタの感光体ドラム103の位相差を補正す
る処理を実行して、ステップ(5)以降へ進む。
【0052】一方、イエローの感光体ドラム102とマ
ゼンタの感光体ドラム103との位相差を補正する必要
がないと判定した場合は、ステップ(5)で、イエロー
の感光体ドラム102とシアンの感光体ドラム104と
の位相差を補正する必要があるかどうかをコントローラ
150が判断し、YESならばステップ(6)で、イエ
ローの感光体ドラム102とシアンの感光体ドラム10
4の位相差を補正する処理を実行して、ステップ(7)
以降へ進む。
【0053】一方、イエローの感光体ドラム102とシ
アンの感光体ドラム104との位相差を補正する必要が
ないと判定した場合は、ステップ(7)で、イエローの
感光体ドラム102とブラックの感光体ドラム105と
の位相差を補正する必要があるかどうかをコントローラ
150が判断し、YESならばステップ(8)で、イエ
ローの感光体ドラム102とブラックの感光体ドラム1
05の位相差を補正する処理を実行して、ステップ
(9)以降へ進む。
【0054】そして、ステップ(9)で、各色の感光体
ドラム102〜105、および中間転写ベルト101の
回転を同時に停止して、処理を終了する。
【0055】図4は、本発明に係る多色画像形成装置に
おける第2の補正処理手順の一例を説明するフローチャ
ートであり、イエローの感光体ドラム102とマゼンタ
の感光体ドラム103の位相差を合わせる制御手順に対
応する。なお、(11)〜(13)は各ステップを示
す。また、制御が開始されたときには、既にイエローの
感光体ドラム102およびマゼンタの感光体ドラム10
3は通常の印字実行中と同じ回転速度で回転しているも
のとする。
【0056】先ず、ステップ(11)で、制御が開始さ
れると、図2の(a)で示すように、マゼンタの感光体
ドラム103の回転速度を通常の印字実行中の回転速度
よりも少し速い回転速度まで加速する。
【0057】ここで、加速前の回転速度と加速後の回転
速度の回転速度差は、中間転写ベルト101とマゼンタ
の感光体ドラム103の回転速度差による摩擦によって
中間転写ベルト又は感光体ドラムの寿命を著しく短くし
たりしない程度の回転速度差であって、徐々にイエロー
の感光体ドラム102とマゼンタの感光体ドラム103
の位相差が変化するようにする。
【0058】次に、ステップ(12)で、イエローの感
光体ドラム102とマゼンタの感光体ドラム103の回
転速度が異なるために、徐々にイエローの感光体ドラム
102とマゼンタの感光体ドラム103の回転位相差が
変化してくるので、回転位相差を逐次、イエローの位相
基準検出用センサ110およびマゼンタの位相基準検出
用センサ111によって検出し、回転位相差が所定の位
相差になるのを待つ。ここで、所定の位相差とは、マゼ
ンタの感光体ドラム103を通常の回転速度まで減速す
る間に変化するであろうと考えられる、イエローの感光
体ドラム102とマゼンタの感光体ドラム103の位相
差と同じ位相差である。
【0059】具体的には、例えば減速中の加速度が一定
であれば、減速の加速度をα、通常の回転速度をv1、
加速後の回転速度をv2、ドラム1周の距離をLとする
と、(位相差(角度))=(((v1−v2)/α)×
((v1+v2)/2))/L×360で表される。
【0060】次に、所定の位相差になったのがイエロー
の位相基準検出用センサ110およびマゼンタの位相基
準検出用センサ111によって検出されたならば、ステ
ップ(13)で、マゼンタの感光体ドラム103の回転
速度を通常の回転速度まで減速する。以上の制御によ
り、イエローの感光体ドラム102とマゼンタの感光体
ドラム103の位相差を無くすことができる。
【0061】同様にして、イエローの感光体ドラム10
2とシアンの感光体ドラム104の位相差、およびイエ
ローの感光体ドラム102とブラックの感光体ドラム1
05の位相差を補正する必要があれば、それぞれ位相差
を補正する処理を実行する。
【0062】以上の制御により、各色の感光体ドラム1
02〜105および中間転写ベルト101を全て同時に
回転開始させ、各色の感光体ドラムの位相差を補正する
ために中間転写ベルト101と各色の感光体ドラム10
2〜105の回転速度差による摩擦によって中間転写ベ
ルト又は感光体ドラムの寿命を著しく短くしたりしない
程度に異なる回転速度で回転させ、補正後は各色の感光
体ドラム102〜105および中間転写ベルト101を
同時に回転停止させるので、離間機構を設けない安価な
構成であっても、各感光体ドラムや中間転写体の摩耗を
抑えて各感光体ドラム間の位相を制御することができ
る。
【0063】なお、上述の実施形態ではイエローの感光
体ドラムに対する他の色の感光体ドラムの位相差をなく
すようにしているが、これは他の色を基準にしても構わ
ない。
【0064】また、位相差を合わせるために基準の感光
体ドラムよりも速い回転速度で感光体ドラムを回転させ
ることにより位相を合わせているが、これは基準の感光
体ドラムよりも遅い回転速度で感光体ドラムを回転させ
ることにより位相を合わせても構わない。
【0065】また、減速中の加速度が一定であるとして
いるが、これは必ずしも一定である必要はないなど、本
発明の趣旨に基づいて種々変形することが可能であり、
これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0066】〔第2実施形態〕第1実施形態では、中間
転写ベルトと中間転写べルトに当接する感光体ドラムを
全て同時に回転させ、位相を合わせたい感光体ドラムの
回転速度を変更した後、感光体ドラムの位相差が所定の
位相差になったときに通常の回転速度まで減速を開始す
ることにより、感光体ドラムの位相差を補正する制御を
行う場合について説明したが、中間転写ドラムと中間転
写ドラムに当接する感光体ドラムを全て同時に回転さ
せ、基準となる感光体ドラムと位相を合わせたい感光体
ドラムの位相差を計測した後、エンジン制御部に内蔵さ
れる記憶領域から、位相差から補正のための回転速度と
補正のために回転速度を変更しておく時間を参照し、参
照して得られた回転速度にて、参照して得られた時間だ
け回転速度を変更することにより、感光体ドラムの位相
差を補正する制御を行うように構成してもよい。以下、
その実施形態について説明する。
【0067】図5は、本発明の第2実施形態を示す多色
画像形成装置の構成を説明する要部斜視図である。
【0068】図5において、501は中間転写ドラム、
502はイエローの感光体ドラム、503はマゼンタの
感光体ドラム、504はシアンの感光体ドラム、505
はブラックの感光体ドラム、506はイエローの位相基
準検出用マーク、507はマゼンタの位相基準検出用マ
ーク、508はシアンの位相基準検出用マーク、509
はブラックの位相基準検出用マーク、510はイエロー
の位相基準検出用センサ、511はマゼンタの位相基準
検出用センサ、512はシアンの位相基準検出用セン
サ、513はブラックの位相基準検出用センサである。
550はコントローラで、CPU,ROM,RAM,A
SIC,タイマ回路等から構成されていている。
【0069】なお、図5に示したエンジン制御部として
のコントローラ550が感光体ドラムの位相差検出・補
正の制御開始命令を受けると、感光体ドラムの位相差検
出・補正の本制御を開始する。
【0070】まず、各色の感光体ドラム502〜50
5、および中間転写ドラム501を同時に回転開始し、
例えば通常の印字実行中の回転速度まで加速する。ここ
で、各色の感光体ドラム502〜505は同一のギヤ構
成であり、同一の加速パターンで加速されるので、加速
中、および加速後の回転速度は同じである。
【0071】次に、イエローの感光体ドラム502の回
転によりイエローの位相基準検出用マーク506がイエ
ローの位相基準検出用センサ510を通過する時点か
ら、マゼンタの感光体ドラム503の回転によりマゼン
タの位相基準検出用マーク507がマゼンタの位相基準
検出用センサ511を通過するまでの時間を計測する。
ここで、計測した時間差より、通常の回転速度をv、計
測された時間差をt、感光体ドラム一周の周長をLとす
ると、イエローの感光体ドラム502に対するマゼンタ
の感光体ドラム503の位相差は、(位相差(角度))
=v×t/L×360と算出できる。
【0072】次に、計測した時間が0よりも大きく、イ
エローの感光体ドラム502とマゼンタの感光体ドラム
503との位相差を補正する必要があるならば、イエロ
ーの感光体ドラム502とマゼンタの感光体ドラム50
3の位相差を補正する処理を実行する。
【0073】図6は、本発明に係る多色画像形成装置に
おける第3の補正処理手順の一例を説明するフローチャ
ートであり、図5に示した多色画像形成装置におけるイ
エローの感光体ドラム502とマゼンタの感光体ドラム
503の位相差を合わせる制御手順に対応する。なお、
(21)〜(25)は各ステップを示す。
【0074】また、制御が開始されたときには、既にイ
エローの感光体ドラム502およびマゼンタの感光体ド
ラム503は通常の印字実行中と同じ回転速度で回転し
ているものとする。
【0075】先ず、ステップ(21)で、本制御が開始
されると、エンジン制御部としてのコントローラ550
に内蔵されるRAMの記憶領域から、イエローの感光体
ドラム502とマゼンタの感光体ドラム503の位相差
によって、位相差を補正するためにマゼンタの感光体ド
ラム503の回転速度を変更する回転速度と、変更後の
回転速度で回転させる時間の情報を参照する。
【0076】次に、ステップ(22)で、エンジン制御
部内蔵のタイマ回路をリセットする。次に、ステップ
(23)で、マゼンタの感光体ドラム503の回転速度
を、前述のようにエンジン制御部内蔵の記憶領域から参
照された回転速度まで加速する。ここで、加速前の回転
速度と加速後の回転速度の回転速度差は、中間転写ドラ
ム501とマゼンタの感光体ドラム503の回転速度差
による摩擦によって中間転写ベルト又は感光体ドラムの
寿命を著しく短くしたりしない程度の回転速度差であっ
て、徐々にイエローの感光体ドラム502とマゼンタの
感光体ドラム503の位相差が変化するような回転速度
差である。
【0077】次に、エンジン制御部としてのコントロー
ラ550に内蔵のタイマ回路によって、ステップ(2
4)で、加速された回転速度で回転させる時間だけ経過
するのを待つ。次に、ステップ(25)で、加速された
回転速度から通常の回転速度まで減速する。ここで、記
憶領域から参照される加速後の回転速度、および時間
は、最初に計測されたイエローの感光体ドラム502と
マゼンタの感光体ドラム503の位相差が制御終了後に
0になるような回転速度と時間である。
【0078】同様にして、イエローの感光体ドラム50
2とシアンの感光体ドラム504の位相差、およびイエ
ローの感光体ドラム502とブラックの感光体ドラム5
05の位相差を補正する必要があれば、それぞれ位相差
を補正する処理を実行する。
【0079】最後に、各色の感光体ドラム502〜50
5および中間転写ドラム501の回転を同時に回転停止
して、処理を終了する。
【0080】以上の制御により、各色の感光体ドラム5
02〜505および中間転写ドラム501を全て同時に
回転開始させ、各色の感光体ドラムの位相差を補正する
ために中間転写ドラム501と各色の感光体ドラム50
2〜505の回転速度差による摩擦によって中間転写ベ
ルト又は感光体ドラムの寿命を著しく短くしたりしない
程度に異なる回転速度で回転させ、補正後は各色の感光
体ドラム502〜505および中間転写ドラム501を
同時に回転停止させるので、離間機構を設けない安価な
構成であっても、各感光体ドラムや中間転写体の摩耗を
抑えて各感光体ドラム間の位相を制御することができ
る。
【0081】なお、上述の実施形態ではイエローの感光
体ドラムに対する他の色の感光体ドラムの位相差をなく
すようにしているが、これは他の色を基準にしても構わ
ない。また、位相差を合わせるために基準の感光体ドラ
ムよりも速い回転速度で感光体ドラムを回転させること
により位相を合わせているが、これは基準の感光体ドラ
ムよりも遅い回転速度で感光体ドラムを回転させること
により位相を合わせても構わないなど、本発明の趣旨に
基づいて種々変形することが可能であり、これらを本発
明の範囲から排除するものではない。
【0082】〔第3実施形態〕上記第1の実施形態で
は、位相を合わせたい感光体ドラムの回転速度を変更し
た後、感光体ドラムの位相差が所定の位相差になったと
きに通常の回転速度まで減速を開始することにより、感
光体ドラムの位相差を補正する制御を行い、第2の実施
形態では、基準となる感光体ドラムと位相を合わせたい
感光体ドラムの位相差を計測した後、エンジン制御部に
内蔵される記憶領域から、位相差から補正のための回転
速度と補正のために回転速度を変更しておく時間を参照
し、参照して得られた回転速度にて、参照して得られた
時間だけ回転速度を変更することにより、感光体ドラム
の位相差を補正する制御を行う場合について説明した
が、基準となる感光体ドラムと位相を合わせたい感光体
ドラムの位相差を計測した後、エンジン制御部にて回転
速度を変更しておく時間を算出して、所定の回転速度に
て、参照して得られた時間だけ回転速度を変更すること
により、感光体ドラムの位相差を補正する制御を行うよ
うに構成してもよい。以下、その実施形態について説明
する。以下、図1に示した多色画像形成装置を参照し
て、第3実施形態を説明する。
【0083】図1において、各色の感光体ドラム102
〜105および中間転写ベルト101を全て同時に回転
開始させ、基準となる感光体ドラムとその他各色の感光
体ドラムとの位相差を計測し、補正する必要があれば、
それぞれ位相差を補正する処理を実行し、補正後は各色
の感光体ドラム102〜105および中間転写ベルト1
01を同時に回転停止させる制御は第1実施形態と同じ
である。以下では、特に基準となる感光体ドラム、例え
ばイエローの感光体ドラム102と、その他各色の感光
体ドラム、例えばマゼンタの感光体ドラム103との位
相差を無くすための制御について説明する。
【0084】図7は、本発明に係る多色画像形成装置に
おける第4の補正処理手順の一例を説明するフローチャ
ートであり、イエローの感光体ドラム102とマゼンタ
の感光体ドラム103の位相差を合わせる制御手順に対
応する。なお、(31)〜(36)は各ステップを示
す。また、本制御が開始されたときには、既にイエロー
の感光体ドラム102およびマゼンタの感光体ドラム1
03は通常の印字実行中と同じ回転速度で回転してい
る。制御が開始されると、ステップ(31)で、各色の
感光体ドラム102〜105および中間転写ベルト10
1を全て同時に回転開始させ、基準となる感光体ドラム
とその他各色の感光体ドラムとの位相差を計測する。次
に、ステップ(32)で、イエローの感光体ドラム10
2とマゼンタの感光体ドラム103の位相差によって、
位相差を補正するために通常の回転速度と異なる所定の
回転速度で回転させる時間の情報を算出する。ここで、
エンジン制御部にて算出される時間は、最初に計測され
たイエローの感光体ドラム102とマゼンタの感光体ド
ラム103の位相差が制御終了後に0になるような時間
である。
【0085】次に、ステップ(33)で、エンジン制御
部としてのコントローラ150に内蔵のタイマ回路をリ
セットする。次に、ステップ(34)で、マゼンタの感
光体ドラム103の回転速度を、所定の回転速度まで加
速する。ここで、加速前の回転速度と加速後の回転速度
の回転速度差は、中間転写ベルト101とマゼンタの感
光体ドラム103の回転速度差による摩擦によって中間
転写ベルト又は感光体ドラムの寿命を著しく短くしたり
しない程度の回転速度差であって、徐々にイエローの感
光体ドラム102とマゼンタの感光体ドラム103の位
相差が変化するような回転速度差である。
【0086】次に、ステップ(35)で、エンジン制御
部としてのコントローラ150に内蔵のタイマ回路によ
って、加速された回転速度で回転させる時間だけ経過す
るのを待つ。次に、ステップ(36)で、加速された回
転速度から通常の回転速度まで減速して、処理を終了す
る。
【0087】以上の制御により、離間機構1114を設
けることなく、イエローの感光体ドラム102とマゼン
タの感光体ドラム103の位相差を無くす補正制御を行
うことができる。
【0088】以下、図8に示すメモリマップを参照して
本発明に係る多色画像形成装置のコントローラで読み出
し可能なデータ処理プログラムの構成について説明す
る。
【0089】図8は、本発明に係る多色画像形成装置の
コントローラで読み出し可能な各種データ処理プログラ
ムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であ
る。
【0090】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0091】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0092】本実施形態における図3,図4,図6,図
7に示す機能が外部からインストールされるプログラム
によって、ホストコンピュータにより遂行されていても
よい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメ
モリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワーク
を介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群
を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるも
のである。
【0093】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0094】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0095】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0096】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0097】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜第20の発明によれば、各色の感光体ドラムおよび像
担持体を全て回転させながら、像担持体と各色の感光体
ドラムの回転速度差による摩擦によって像担持体や感光
体ドラムの寿命を著しく短くしたりしない程度に異なる
回転速度で感光体ドラムを回転させて各色の感光体ドラ
ムの位相差を補正するので、像担持体と各色の感光体ド
ラムとの離間機構を設けることなく、各色の感光体ドラ
ムの位相を合わせて、色ずれを確実に補正することがで
き、小型で安価な多色画像形成装置を提供できるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す多色画像形成装置
の構成を説明する要部斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による多色画像形成装
置のドラム位相差補正のために感光体ドラムの回転速度
を変更するタイミングを説明するタイミングチャートで
ある。
【図3】本発明に係る多色画像形成装置における第1の
補正処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図4】本発明に係る多色画像形成装置における第2の
補正処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態を示す多色画像形成装置
の構成を説明する要部斜視図である。
【図6】本発明に係る多色画像形成装置における第3の
補正処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図7】本発明に係る多色画像形成装置における第4の
補正処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図8】本発明に係る多色画像形成装置のコントローラ
で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する
記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【図9】従来の多色画像形成装置における感光体ドラム
のドラム軸の偏芯などが原因となって現れる主走査幅の
倍率のずれを示した図である。
【図10】従来の多色画像形成装置における感光体ドラ
ムのドラム軸の偏芯などが原因となって現れる副走査方
向の位置ずれを示した図である。
【図11】従来の多色画像形成装置における周期的に発
生する絶対的な位置ずれが色ずれに及ぼす影響について
説明する図である。
【図12】従来の多色画像形成装置において各感光体ド
ラムの回転位相を検出・補正する制御の動作を説明する
図である。
【図13】従来の多色画像形成装置において各色の位相
基準検出用センサによって各色の位相基準検出用マーク
を検出した信号を示す図である。
【図14】従来の多色画像形成装置において色ずれ補正
制御を実行した後の色ずれの様子を示した図である。
【符号の説明】
101 中間転写ベルト 102 イエローの感光体ドラム 103 マゼンタの感光体ドラム 104 シアンの感光体ドラム 105 ブラックの感光体ドラム 106 イエローの位相基準検出用マーク 107 マゼンタの位相基準検出用マーク 108 シアンの位相基準検出用マーク 109 ブラックの位相基準検出用マーク 110 イエローの位相基準検出用センサ 111 マゼンタの位相基準検出用センサ 112 シアンの位相基準検出用センサ 113 ブラックの位相基準検出用センサ 150 コントローラ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、 前記像担持体に当接する複数の感光体ドラムと、 複数の感光体ドラムの間の位相差を検出する位相差検出
    手段と、 前記複数の感光体ドラムの全てと像担持体とを回転さ
    せ、前記位相差検出手段によって検出された検出結果に
    基づいて各感光体ドラムの回転速度を変更することによ
    り前記各感光体ドラムの位相を調整する制御を行う制御
    手段と、を有することを特徴とする多色画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、各感光体ドラムの回転
    速度を変更してから前記位相差検出手段によって位相差
    が所定の位相差になったのを確認するまで変更後の回転
    速度を維持し続け、その後通常の回転速度に戻すことに
    より各感光体ドラムの位相を調整する制御を行うことを
    特徴とする請求項1記載の多色画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、各感光体ドラムの回転
    速度を変更してから、前記位相差検出手段によって位相
    差がその後通常の回転速度に戻るまでに変化する位相差
    と同じだけの位相差になったのを確認するまで変更後の
    回転速度を維持し続け、その後通常の回転速度に戻すこ
    とにより前記感光体ドラムの位相を調整する制御を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の多色画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記位相差検出手段によって検出された
    位相差より、第1の回転速度、第2の回転速度、および
    第1の回転速度と第2の回転速度とを切り替えるタイミ
    ング情報を記憶する記憶手段を有し、 前記制御手段は、前記記憶手段から取り出されたタイミ
    ング情報にしたがって第1の回転速度と第2の回転速度
    を切り替えることにより前記感光体ドラムの位相を合わ
    せることを特徴とする請求項1記載の多色画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、第1の回転速度と第2
    の回転速度とを切り替える時間を変更することにより前
    記各感光体ドラムの位相を調整する制御を行うことを特
    徴とする請求項4記載の多色画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記位相差検出手段によって検出された
    位相差より、第1の回転速度と第2の回転速度とを切り
    替えるタイミングを算出する算出手段を有し、 前記制御手段は、前記算出手段により算出されたタイミ
    ングに基づいて第1の回転速度と第2の回転速度を切り
    替えることにより前記感光体ドラムの位相を合わせるこ
    とを特徴とする請求項1記載の多色画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、連続して記録媒体に画
    像形成しているときに記録媒体間で前記各感光体ドラム
    の位相を調整する制御を実行することを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかに記載の多色画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記像担持体は、中間転写体であること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の多色画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】 前記像担持体は、中間転写ベルトである
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の多色
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記像担持体は、記録媒体搬送ベルト
    であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載
    の多色画像形成装置。
  11. 【請求項11】 像担持体と、前記像担持体に当接する
    複数の感光体ドラムとを備えて各感光体ドラム上に形成
    される各色画像を重ねて多色画像を形成する多色画像形
    成装置の制御方法であって、 複数の感光体ドラムの間の位相差を検出する位相差検出
    工程と、 前記複数の感光体ドラムの全てと像担持体とを回転さ
    せ、前記位相差検出手段によって検出された検出結果に
    基づいて各感光体ドラムの回転速度を変更することによ
    り前記各感光体ドラムの位相を調整する制御を行う制御
    工程と、を有することを特徴とする多色画像形成装置の
    制御方法。
  12. 【請求項12】 前記制御工程は、各感光体ドラムの回
    転速度を変更してから前記位相差検出工程によって位相
    差が所定の位相差になったのを確認するまで変更後の回
    転速度を維持し続け、その後通常の回転速度に戻すこと
    により各感光体ドラムの位相を調整する制御を行うこと
    を特徴とする請求項11記載の多色画像形成装置の制御
    方法。
  13. 【請求項13】 前記制御工程は、各感光体ドラムの回
    転速度を変更してから、前記位相差検出工程によって位
    相差がその後通常の回転速度に戻るまでに変化する位相
    差と同じだけの位相差になったのを確認するまで変更後
    の回転速度を維持し続け、その後通常の回転速度に戻す
    ことにより前記感光体ドラムの位相を調整する制御を行
    うことを特徴とする請求項12記載の多色画像形成装置
    の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記位相差検出工程によって検出され
    た位相差より、第1の回転速度、第2の回転速度、およ
    び第1の回転速度と第2の回転速度とを切り替えるタイ
    ミング情報を記憶装置に記憶する記憶工程を有し、 前記制御工程は、前記記憶手段から取り出されたタイミ
    ング情報にしたがって第1の回転速度と第2の回転速度
    を切り替えることにより前記感光体ドラムの位相を合わ
    せることを特徴とする請求項11記載の多色画像形成装
    置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記制御工程は、第1の回転速度と第
    2の回転速度とを切り替える時間を変更することにより
    前記各感光体ドラムの位相を調整する制御を行うことを
    特徴とする請求項14記載の多色画像形成装置の制御方
    法。
  16. 【請求項16】 前記位相差検出工程によって検出され
    た位相差より、第1の回転速度と第2の回転速度とを切
    り替えるタイミングを算出する算出工程を有し、 前記制御工程は、前記算出工程により算出されたタイミ
    ングに基づいて第1の回転速度と第2の回転速度を切り
    替えることにより前記感光体ドラムの位相を合わせるこ
    とを特徴とする請求項11記載の多色画像形成装置の制
    御方法。
  17. 【請求項17】 前記制御工程は、連続して記録媒体に
    画像形成しているときに記録媒体間で前記各感光体ドラ
    ムの位相を調整する制御を実行することを特徴とする請
    求項11〜16のいずれかに記載の多色画像形成装置の
    制御方法。
  18. 【請求項18】 前記像担持体は、中間転写体であるこ
    とを特徴とする請求項11〜17のいずれかに記載の多
    色画像形成装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記像担持体は、中間転写ベルトであ
    ることを特徴とする請求項11〜17のいずれかに記載
    の多色画像形成装置の制御方法。
  20. 【請求項20】 前記像担持体は、記録媒体搬送ベルト
    であることを特徴とする請求項11〜17のいずれかに
    記載の多色画像形成装置の制御方法。
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