JP2003066676A - 位相合わせ方法および画像形成装置 - Google Patents

位相合わせ方法および画像形成装置

Info

Publication number
JP2003066676A
JP2003066676A JP2001252324A JP2001252324A JP2003066676A JP 2003066676 A JP2003066676 A JP 2003066676A JP 2001252324 A JP2001252324 A JP 2001252324A JP 2001252324 A JP2001252324 A JP 2001252324A JP 2003066676 A JP2003066676 A JP 2003066676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoconductor
phase
photoconductors
image
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001252324A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4729826B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kusuda
宏 楠田
Yukitaka Mutou
幸貴 武藤
Tomokazu Maki
知一 真木
Junya Yamauchi
淳也 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001252324A priority Critical patent/JP4729826B2/ja
Publication of JP2003066676A publication Critical patent/JP2003066676A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4729826B2 publication Critical patent/JP4729826B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ドラム相互間の位相合わせを短時間で
行える位相合わせ方法および画像形成装置を得る。 【解決手段】 各色トナー像に対応した静電潜像がそれ
ぞれ形成される複数の感光体ドラムA,B相互間におけ
る位相合わせ方法であり、感光体ドラムA,Bの回転に
より得られたパルスの位相差を求め、この位相差に基づ
いて、感光体ドラムA,B相互の位相が合うまで、位相
の進んだ感光体ドラムAの回転速度を下降させるととも
に位相の遅れた感光体ドラムBの回転速度を上昇させ、
双方の感光体ドラムA,Bの位相合わせが終了した後
に、感光体ドラムA,Bを定速で回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無端の中間転写体
を有する電子写真方式の画像形成装置に関し、特にカラ
ー画像形成装置における色ずれの防止に適用して有効な
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を採用した画像形成
装置においては、像担持体である感光体を帯電器により
帯電し、帯電された感光体に画像情報に応じた光照射を
行って潜像を形成し、この潜像を現像器によって現像
し、現像されたトナー像を記録媒体に転写して画像を形
成することが行われている。
【0003】一方、画像のカラー化に伴って、上述の各
画像形成プロセスが実行される画像形成ステーションを
複数備え、シアン像、マゼンタ像、イエロー像、好まし
くはブラック像の各色トナー像をそれぞれの感光体に形
成し、各感光体の転写位置において無端状の中間転写体
にこれらのトナー像を重ね合わせて転写することにより
フルカラー画像を形成するタンデム方式のカラー画像形
成装置も提案されている。
【0004】このようなタンデム方式のカラー画像形成
装置は各色ごとにそれぞれの画像形成部を有するため、
高速化に有利である。
【0005】図8は従来の画像形成装置における駆動ロ
ーラ、感光体および感光体ピッチの関係を示す説明図で
ある。中間転写体を周回動させる駆動ローラは偏心しな
がら回転するので、必然的に中間転写体には速度むらが
発生する。
【0006】そこで、図8において、駆動ローラの外径
1と感光体のピッチLとにL=πD1との関係を、感光
体の外径D2と感光体のピッチLとにL=πD2との関係
を持たせることにより、中間転写体の速度変動パターン
における各色感光体から中間転写体へのトナー像の転写
タイミングを一致させる位相合わせを行い、各色感光体
から中間転写体に重ね転写される各色トナー像間の色ず
れを最小限に抑制していた。
【0007】これによれば、装置の小型化を図るために
感光体のピッチを狭くすると感光体の外径D2も応じて
小さくなるが、たいていはL=πD2の関係がこわれ、
L<πD2となってしまう。すると、前述した各色感光
体間の位相が合わなくなり、色ずれが発生することとな
る。
【0008】そこで、感光体の狭ピッチ化を図りつつ位
相を合わせて色ずれを防止するために、センサを用いて
色ずれ量を測定し、各色感光体を回転駆動させる駆動モ
ータを制御して個別に位相補正を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな技術では位相合わせに時間がかかるため、印字開始
までの待機時間が長くなり、快適な操作性が阻害され
る。
【0010】そこで、本発明は、各色感光体の位相合わ
せを短時間で行うことのできる位相合わせ方法および画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の位相合わせ方法は、各色トナー像に対応し
た静電潜像がそれぞれ形成される複数の感光体相互間に
おける位相合わせ方法であって、それぞれの感光体の回
転により得られたパルスの位相差を求め、位相差に基づ
いて、感光体相互の位相が合うまで、位相の進んだ感光
体の回転速度を下降させるとともに位相の遅れた感光体
の回転速度を上昇させ、双方の感光体の位相合わせが終
了した後に、これらの感光体を定速で回転させるもので
ある。
【0012】また、この課題を解決するために、本発明
の画像形成装置は、回転中心軸が相互に平行になるよう
に一列に配置されて周方向に回転し、各色トナー像に対
応した静電潜像がそれぞれ形成される複数の感光体と、
感光体に当接可能に設けられるとともに複数のローラに
調帯支持されて周回動し、感光体上に現像された各色ト
ナー像が相互に重ね合わせ転写されてカラートナー像が
形成される無端状の中間転写体と、感光体の回転軸上に
それぞれ取り付けられ、駆動モータの回転力が伝達され
て感光体を回転させる感光体駆動ギアと、感光体の回転
軸上にそれぞれ取り付けられ、感光体および感光体駆動
ギアとともに回転するカムと、それぞれのカムに対応し
て設けられ、カムの回転により周期的に変位する従節部
と、それぞれの従節部に対応して設けられ、従節部の変
位位置を検出するセンサとを有し、位相合わせを行う複
数の感光体に対応した従節部の変位を検出したセンサを
介して生成されたそれぞれのパルスから得られた位相差
から、位相の進んだ感光体を駆動する駆動モータを減速
させるとともに位相の遅れた感光体を駆動する駆動モー
タを加速させて感光体相互間の位相合わせを行うもので
ある。
【0013】このように、位相の進んだ感光体と位相の
遅れた感光体の双方の感光体の回転が位相の合う方向に
加減速されるので、各色感光体の位相合わせを短時間で
行うことが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の方法
は、各色トナー像に対応した静電潜像がそれぞれ形成さ
れる複数の感光体相互間における位相合わせ方法であっ
て、それぞれの感光体の回転により得られたパルスの位
相差を求め、位相差に基づいて、感光体相互の位相が合
うまで、位相の進んだ感光体の回転速度を下降させると
ともに位相の遅れた感光体の回転速度を上昇させ、双方
の感光体の位相合わせが終了した後に、これらの感光体
を定速で回転させる位相合わせ方法であり、位相の進ん
だ感光体と位相の遅れた感光体の双方の感光体の回転が
位相の合う方向に加減速されるので、各色感光体の位相
合わせを短時間で行うことが可能になるという作用を有
する。
【0015】本発明の請求項2に記載の発明は、回転中
心軸が相互に平行になるように一列に配置されて周方向
に回転し、各色トナー像に対応した静電潜像がそれぞれ
形成される複数の感光体と、感光体に当接可能に設けら
れるとともに複数のローラに調帯支持されて周回動し、
感光体上に現像された各色トナー像が相互に重ね合わせ
転写されてカラートナー像が形成される無端状の中間転
写体と、感光体の回転軸上にそれぞれ取り付けられ、駆
動モータの回転力が伝達されて感光体を回転させる感光
体駆動ギアと、感光体の回転軸上にそれぞれ取り付けら
れ、感光体および感光体駆動ギアとともに回転するカム
と、それぞれのカムに対応して設けられ、カムの回転に
より周期的に変位する従節部と、それぞれの従節部に対
応して設けられ、従節部の変位位置を検出するセンサと
を有し、位相合わせを行う複数の感光体に対応した従節
部の変位を検出したセンサを介して生成されたそれぞれ
のパルスから得られた位相差から、位相の進んだ感光体
を駆動する駆動モータを減速させるとともに位相の遅れ
た感光体を駆動する駆動モータを加速させて感光体相互
間の位相合わせを行う画像形成装置であり、位相の進ん
だ感光体と位相の遅れた感光体の双方の感光体の回転が
位相の合う方向に加減速されるので、各色感光体の位相
合わせを短時間で行うことが可能になるという作用を有
する。
【0016】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2記載の発明において、イエロー、マゼンタおよびシア
ンのトナー像が形成される感光体が第1の駆動モータ
で、ブラックのトナー像が形成される感光体が第2の駆
動モータでそれぞれ回転駆動され、イエロー、マゼンタ
またはシアンのトナー像が形成される感光体とブラック
のトナー像が形成される感光体相互間の位相合わせを行
う画像形成装置であり、位相の進んだ感光体と位相の遅
れた感光体の双方の感光体の回転が位相の合う方向に加
減速されるので、各色感光体の位相合わせを短時間で行
うことが可能になるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
2記載の発明において、イエロー、マゼンタ、シアンお
よびブラックのトナー像が形成される感光体が相互に異
なる駆動モータで回転駆動され、イエロー、マゼンタ、
シアンおよびブラックのトナー像が形成される感光体相
互間の位相合わせを行う画像形成装置であり、位相の進
んだ感光体と位相の遅れた感光体の双方の感光体の回転
が位相の合う方向に加減速されるので、各色感光体の位
相合わせを短時間で行うことが可能になるという作用を
有する。
【0018】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図7を用いて説明する。なお、これらの図面において
同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複し
た説明は省略されている。
【0019】図1は本発明の一実施の形態による画像形
成装置の構成を示す説明図、図2は図1の画像形成装置
における要部を示す説明図、図3は図1の画像形成装置
による位相合わせのためのパルスの一例を示す波形図、
図4は図3のパルスにおける位相合わせでの駆動モータ
の回転速度を示すグラフ、図5は図1の画像形成装置に
よる位相合わせのためのパルスの他の一例を示す波形
図、図6は比較例である画像形成装置による位相合わせ
のためのパルスの一例を示す波形図、図7は比較例であ
る画像形成装置による位相合わせのためのパルスの他の
一例を示す波形図である。
【0020】図1に示すように、本実施の形態の画像形
成装置は、4つの画像形成ステーションPa,Pb,P
c,Pdが配置されており、各画像形成ステーションP
a,Pb,Pc,Pdは、周方向に回転する感光体ドラ
ム(感光体)1a,1b,1c,1dを像担持体として
有している。この感光体ドラム1a,1b,1c,1d
は、その回転中心軸が相互に平行になるように一列に配
置されている。
【0021】感光体ドラム1a,1b,1c,1dの周
囲には、各感光体ドラム1a,1b,1c,1dの表面
を一様に所定の電位に帯電させる帯電手段3a,3b,
3c,3d、帯電された感光体ドラム1a,1b,1
c,1d上に特定色の画像データに対応した露光光線4
K,4C,4M,4Yを照射して静電潜像を形成する露
光手段4、感光体ドラム1a,1b,1c,1d上に形
成された静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現像
手段5a,5b,5c,5d、駆動ローラ9aおよび従
動ローラ9bに調帯支持されて感光体ドラム1a,1
b,1c,1d上に顕像化された各色トナー像が相互に
重ね合わせ転写されてカラートナー像が形成される無端
状の中間転写ベルト(中間転写体)8、この中間転写ベ
ルト8にトナー像を転写する転写手段6a,6b,6
c,6d、感光体ドラム1a,1b,1c,1dから中
間転写ベルト8にトナー像を転写した後に感光体ドラム
1a,1b,1c,1dに残っている残留トナーを除去
するクリーニング手段7a,7b,7c,7dがそれぞ
れ配置されている。
【0022】ここで、感光体ドラム1a,1b,1c,
1dに当接可能に設けられた中間転写ベルト8は、図示
する場合においては、駆動ローラ9aにより矢印A方向
へ回動する。なお、画像形成ステーションPa,Pb,
Pc,Pdでは、それぞれブラック画像、シアン画像、
マゼンタ画像、イエロー画像が形成される。そして、感
光体ドラム1a,1b,1c,1dに形成された各色の
単色画像が中間転写ベルト8上に順次重ね転写されてフ
ルカラー画像が形成される。ここで、画像はイエロー画
像、マゼンタ画像、シアン画像、ブラック画像の順に形
成され、したがって、中間転写ベルト8上には最初にイ
エロー画像が転写され、このイエロー画像に対してマゼ
ンタ画像、シアン画像、ブラック画像が順次重ね転写さ
れる。
【0023】装置の下部には、印字用紙などのシート材
11が収納された給紙カセット12が設けられている。
そして、シート材11は、給紙ローラ10により給紙カ
セット12から1枚ずつ用紙搬送路に送り出される。
【0024】用紙搬送路上には、中間転写ベルト8の外
周面と所定量にわたって接触し、この中間転写ベルト8
上に形成されたカラー画像をシート材11に転写するシ
ート材転写ローラ13、シート材11上に転写されたカ
ラー画像をローラの狭持回転に伴う圧力と熱とによって
シート材11に定着する定着器14が配置されている。
【0025】このような構成の画像形成装置において、
先ず画像形成ステーションPdの帯電手段3dおよび露
光手段4により感光体ドラム1d上に画像情報のイエロ
ー成分色の潜像が形成される。この潜像はイエロートナ
ーを有する現像手段5dによりイエロートナー像として
可視像化され、転写手段6dにより中間転写ベルト8上
にイエロートナー像として転写される。
【0026】一方、イエロートナー像が中間転写ベルト
8に転写されている間に、画像形成ステーションPcで
はマゼンタ成分色の潜像が形成され、続いて現像手段5
cでマゼンタトナーによるマゼンタトナー像が顕像化さ
れる。そして、先の画像形成ステーションPdでイエロ
ートナー像の転写が終了した中間転写ベルト8にマゼン
タトナー像が画像形成ステーションPcの転写手段6c
にて転写され、イエロートナー像と重ね合わされる。
【0027】以下、シアントナー像、ブラックトナー像
についても同様にして画像形成が行われ、中間転写ベル
ト8に4色のトナー像の重ね合わせが終了すると、給紙
ローラ10により給紙カセット12から給紙されたシー
ト材11上にシート材転写ローラ13によって4色のト
ナー像が一括転写される。そして、転写されたトナー像
は定着器14でシート材11に加熱定着され、このシー
ト材11上にフルカラー画像が形成される。
【0028】なお、転写が終了したそれぞれの感光体ド
ラム1a,1b,1c,1dはクリーニング手段7a,
7b,7c,7dで残留トナーが除去され、引き続き行
われる次の像形成に備えられる。
【0029】このような画像形成装置において、イエロ
ー、マゼンタおよびシアンのトナー像が形成される感光
体ドラム1b,1c,1dは組立段階で既に位相合わせ
が行われた上で相互にギア結合されて共通の第1の駆動
モータ(図示せず)で回転駆動されるようになってい
る。また、ブラックのトナー像が形成される感光体ドラ
ム1aは第2の駆動モータ(図示せず)で回転駆動され
るようになっている。
【0030】なお、位相合わせは、色ずれを補正するこ
とによって、感光体ドラム1b,1c,1dの振れ成分
の位相を合わせることによって、あるいは後述する感光
体駆動ギアの振れ成分の位相を合わせることによって、
行うことができる。但し、これらを適宜併用して行うこ
ともでき、さらにこれら以外の方法によって行うことも
できる。
【0031】そして、感光体ドラム1b,1c,1dに
は、第1の駆動モータの回転力が伝達されて感光体ドラ
ム1b,1c,1dを回転させる感光体駆動ギアが感光
体ドラム1b,1c,1dの回転軸上に取り付けられて
いる。また、感光体ドラム1aには、第2の駆動モータ
の回転力が伝達されて感光体ドラム1aを回転させる感
光体駆動ギアが感光体ドラム1aの回転軸上に取り付け
られている。
【0032】したがって、イエロー、マゼンタおよびシ
アンのトナー像が形成される感光体ドラム1b,1c,
1d相互間では位相ずれが生じることはないが、これら
の感光体ドラム1b,1c,1dとブラックのトナー像
が形成される感光体ドラム1aとの間では、相互に別々
の駆動モータで駆動されるために、あるはブラックだけ
の印字を行うために感光体ドラム1aのみが回転駆動さ
れるために、位相ずれが発生する。
【0033】ここで、図2に示すように、シアンおよび
ブラックのトナー像が形成される感光体ドラム1a,1
bに取り付けられた感光体駆動ギア2a,2bには、感
光体ドラム1a,1bおよび感光体駆動ギア2a,2b
とともに回転するカム15が感光体ドラム1a,1bの
回転軸上にそれぞれ取り付けられている。
【0034】したがって、感光体ドラム1b,1c,1
dと感光体ドラム1aとの位相ずれは、感光体ドラム1
bと感光体ドラム1aとの位相を合わせることによって
補正される。
【0035】なお、位相合わせは、イエローのトナー像
が形成される感光体ドラム1dとブラックのトナー像が
形成される感光体ドラム1aとの位相を合わせることに
より、またはマゼンタのトナー像が形成される感光体ド
ラム1cとブラックのトナー像が形成される感光体ドラ
ム1aとの位相を合わせることにより行ってもよい。
【0036】また、イエロー、マゼンタ、シアンおよび
ブラックのトナー像が形成される感光体ドラム1a,1
b,1c,1dが相互に異なる駆動モータで独立に回転
駆動されるような画像形成装置とすることもできるが、
この場合には、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラ
ックのトナー像が形成される感光体ドラム1a,1b,
1c,1d相互間の位相合わせを行うようにする。
【0037】さて、図2において、シアンおよびブラッ
クのトナー像が形成される感光体ドラム1a,1bに取
り付けられた感光体駆動ギア2a,2bには、感光体ド
ラム1a,1bおよび感光体駆動ギア2a,2bととも
に回転するカム15が感光体ドラム1a,1bの回転軸
上にそれぞれ取り付けられている。なお、イエローおよ
びマゼンタのトナー像が形成される感光体ドラム1c,
1dも同様な構成になっているが、ここでの図示は省略
されている。カム15にはカム山15aが形成されてい
る。
【0038】また、図示するように、カム15の回転に
より周期的に変位する従節部17と、この従節部17の
変位位置を検出するフォトセンサ(センサ)18とが設
けられている。なお、従節部17の変位位置を検出でき
るならば、フォトセンサ以外のセンサを用いることがで
きる。
【0039】このような構成において、本実施の形態で
は、従節部17を介してフォトセンサ18により検出さ
れたカム15でそれぞれ生成された相互に幅の異なるパ
ルスを用いて位相合わせを行っている。
【0040】ここで、比較例としての位相合わせについ
て説明する。
【0041】なお、本実施の形態においては、位相合わ
せを行う感光体ドラム相互間におけるパルスの時間差が
なくなったときに位相が合うものとして説明している
が、立ち上がりが所定時間ずれたときに位相が合うよう
にしてもよい。
【0042】また、感光体ドラムAおよび感光体ドラム
Bにおける位相合わせを行うことから、これらが図1お
よび図2における感光体ドラム1aと感光体ドラム1b
にそれぞれ対応している。但し、他の感光体ドラム相互
間における位置合わせが行われるときには、それらが感
光体ドラムAおよび感光体ドラムBに対応することか
ら、感光体ドラムAおよび感光体ドラムBは図1および
図2における特定の感光体ドラムに対応するものではな
い。
【0043】感光体ドラムAと感光体ドラムBが回転す
ることによって生成されたパルスをそれぞれa,bとす
ると、位相を合わせるには、図6に示すように、位相の
進んだ感光体ドラムAを減速させてパルスaをパルスb
に合わせるか、図7に示すように、位相の遅れた感光体
ドラムBを加速させてパルスbをパルスaに合わせるか
の方法がある。
【0044】この着想を基板として、本発明者はさらに
効率的な位相合わせについて検討を重ね、次のような位
相合わせの技術を得た。
【0045】ここで、感光体ドラムAと感光体ドラムB
が回転することによって生成されたパルスa,bが図3
に示す状態にあり、感光体ドラムBの位相の方が感光体
ドラムAの位相より遅れていた場合について説明する。
【0046】この場合には、感光体ドラムA,Bの回転
により得られたパルスの位相差からに基づいて、図4に
示すように、位相の進んでいる感光体ドラムAを駆動す
る駆動モータを減速させて感光体ドラムAの回転速度を
下降させ、位相の遅れている感光体ドラムBを駆動する
駆動モータを加速させて感光体ドラムBの回転速度を上
昇させる。これを感光体ドラムA,B相互の位相が合う
までの時間にわたって行う。
【0047】そして、双方の感光体ドラムA,Bの位相
合わせが終了したならば、これらの感光体ドラムA,B
を定速で回転させる。
【0048】次に、感光体ドラムAと感光体ドラムBが
回転することによって生成されたパルスa,bが図5に
示す状態にあり、感光体ドラムAの位相の方が感光体ド
ラムBの位相より遅れていた場合について説明する。
【0049】この場合には、感光体ドラムA,Bの回転
により得られたパルスの位相差からに基づいて、位相の
遅れている感光体ドラムAを駆動する駆動モータを加速
させて感光体ドラムAの回転速度を上昇させ、位相の進
んでいる感光体ドラムBを駆動する駆動モータを減速さ
せて感光体ドラムBの回転速度を下降させる。これを感
光体ドラムA,B相互の位相が合うまでの時間にわたっ
て行い、位相合わせが終了したならば定速で回転させ
る。
【0050】このように、本実施の形態によれば、位相
の進んだ感光体ドラムと位相の遅れた感光体ドラムの双
方の感光体ドラムの回転が位相の合う方向に加減速され
るので、各色感光体ドラムの位相合わせを短時間で行う
ことが可能になる。
【0051】また、位相合わせによる感光体ドラムの回
転量が最小になるので、消耗品である感光体ドラムの長
寿命化を図ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、位相の
進んだ感光体と位相の遅れた感光体の双方の感光体の回
転が位相の合う方向に加減速されるので、各色感光体の
位相合わせを短時間で行うことが可能になるという有効
な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による画像形成装置の構
成を示す説明図
【図2】図1の画像形成装置における要部を示す説明図
【図3】図1の画像形成装置による位相合わせのための
パルスの一例を示す波形図
【図4】図3のパルスにおける位相合わせでの駆動モー
タの回転速度を示すグラフ
【図5】図1の画像形成装置による位相合わせのための
パルスの他の一例を示す波形図
【図6】比較例である画像形成装置による位相合わせの
ためのパルスの一例を示す波形図
【図7】比較例である画像形成装置による位相合わせの
ためのパルスの他の一例を示す波形図
【図8】従来の画像形成装置における駆動ローラ、感光
体および感光体ピッチの関係を示す説明図
【符号の説明】
1b,1c,1d 感光体ドラム(感光体) 2b 感光体駆動ギア 8 中間転写ベルト(中間転写体) 15 カム 17 従節部 18 センサ A 感光体ドラム B 感光体ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真木 知一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山内 淳也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H030 AA01 AB02 AD16 BB02 BB42 BB53 BB63 2H035 CA07 CB01 CG01 2H071 CA02 CA05 DA15 DA27 DA31 2H200 FA04 GA12 GA23 GA29 GA30 GA34 GA47 GA49 GB12 GB22 GB25 HA02 HA28 HB12 JA02 JC03 JC12 LA27 LA29 PA11 PB14 PB15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各色トナー像に対応した静電潜像がそれぞ
    れ形成される複数の感光体相互間における位相合わせ方
    法であって、 それぞれの前記感光体の回転により得られたパルスの位
    相差を求め、 前記位相差に基づいて、前記感光体相互の位相が合うま
    で、位相の進んだ前記感光体の回転速度を下降させると
    ともに位相の遅れた前記感光体の回転速度を上昇させ、 双方の前記感光体の位相合わせが終了した後に、これら
    の感光体を定速で回転させることを特徴とする位相合わ
    せ方法。
  2. 【請求項2】回転中心軸が相互に平行になるように一列
    に配置されて周方向に回転し、各色トナー像に対応した
    静電潜像がそれぞれ形成される複数の感光体と、 前記感光体に当接可能に設けられるとともに複数のロー
    ラに調帯支持されて周回動し、前記感光体上に現像され
    た各色トナー像が相互に重ね合わせ転写されてカラート
    ナー像が形成される無端状の中間転写体と、 前記感光体の回転軸上にそれぞれ取り付けられ、駆動モ
    ータの回転力が伝達されて前記感光体を回転させる感光
    体駆動ギアと、 前記感光体の回転軸上にそれぞれ取り付けられ、前記感
    光体および前記感光体駆動ギアとともに回転するカム
    と、 それぞれの前記カムに対応して設けられ、前記カムの回
    転により周期的に変位する従節部と、 それぞれの前記従節部に対応して設けられ、前記従節部
    の変位位置を検出するセンサとを有し、 位相合わせを行う複数の前記感光体に対応した前記従節
    部の変位を検出した前記センサを介して生成されたそれ
    ぞれのパルスから得られた位相差から、位相の進んだ前
    記感光体を駆動する前記駆動モータを減速させるととも
    に位相の遅れた前記感光体を駆動する前記駆動モータを
    加速させて前記感光体相互間の位相合わせを行うことを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】イエロー、マゼンタおよびシアンのトナー
    像が形成される前記感光体が第1の駆動モータで、ブラ
    ックのトナー像が形成される前記感光体が第2の駆動モ
    ータでそれぞれ回転駆動され、 イエロー、マゼンタまたはシアンのトナー像が形成され
    る前記感光体とブラックのトナー像が形成される前記感
    光体相互間の位相合わせを行うことを特徴とする請求項
    2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラッ
    クのトナー像が形成される前記感光体が相互に異なる駆
    動モータで回転駆動され、 イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックのトナー像
    が形成される前記感光体相互間の位相合わせを行うこと
    を特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
JP2001252324A 2001-08-23 2001-08-23 位相合わせ方法および画像形成装置 Expired - Fee Related JP4729826B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001252324A JP4729826B2 (ja) 2001-08-23 2001-08-23 位相合わせ方法および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001252324A JP4729826B2 (ja) 2001-08-23 2001-08-23 位相合わせ方法および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003066676A true JP2003066676A (ja) 2003-03-05
JP4729826B2 JP4729826B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=19080824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001252324A Expired - Fee Related JP4729826B2 (ja) 2001-08-23 2001-08-23 位相合わせ方法および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4729826B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005104344A1 (en) * 2004-04-26 2005-11-03 Ricoh Company, Ltd. Rotor driving control device and image forming apparatus
JP2007057551A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Ricoh Co Ltd 像担持体駆動装置、画像形成装置
JP7486049B2 (ja) 2020-05-18 2024-05-17 株式会社リコー 画像形成装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53123931A (en) * 1977-04-05 1978-10-28 Ricoh Co Ltd Registration correcting method for variable magnification copier
JP2000250285A (ja) * 1999-03-02 2000-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd カラー画像形成装置
JP2001134039A (ja) * 1999-11-08 2001-05-18 Canon Inc 多色画像形成装置および多色画像形成装置の制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53123931A (en) * 1977-04-05 1978-10-28 Ricoh Co Ltd Registration correcting method for variable magnification copier
JP2000250285A (ja) * 1999-03-02 2000-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd カラー画像形成装置
JP2001134039A (ja) * 1999-11-08 2001-05-18 Canon Inc 多色画像形成装置および多色画像形成装置の制御方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005104344A1 (en) * 2004-04-26 2005-11-03 Ricoh Company, Ltd. Rotor driving control device and image forming apparatus
JP2005312262A (ja) * 2004-04-26 2005-11-04 Ricoh Co Ltd 回転体駆動制御装置および画像形成装置
JP4541024B2 (ja) * 2004-04-26 2010-09-08 株式会社リコー 回転体駆動制御装置および画像形成装置
US7923959B2 (en) 2004-04-26 2011-04-12 Ricoh Company, Ltd. Rotor driving control device and image forming apparatus
JP2007057551A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Ricoh Co Ltd 像担持体駆動装置、画像形成装置
JP7486049B2 (ja) 2020-05-18 2024-05-17 株式会社リコー 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4729826B2 (ja) 2011-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5445328B2 (ja) 画像形成装置
JP4928744B2 (ja) 画像形成装置及び画像転写方法
JP2004117386A (ja) カラー画像形成装置
JP2007017856A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2000089640A (ja) 画像形成装置
JP2006201270A (ja) 画像形成装置
JP4729826B2 (ja) 位相合わせ方法および画像形成装置
JP4830236B2 (ja) 画像形成装置
JP2001109353A (ja) 画像形成装置
JP2003194181A (ja) 駆動装置および画像形成装置
JP2000352898A (ja) 画像形成装置
JPH11231754A (ja) 画像形成装置
JP2003208011A (ja) 電子写真方式プリンタの現像装置
JPH09160324A (ja) カラー画像形成装置
JP2003043780A (ja) 画像形成装置
JP2006201254A (ja) 画像形成装置
JP2003066679A (ja) 画像形成装置
JP2003035983A (ja) 画像形成装置
JP2002014511A (ja) カラー画像形成装置
JP2002311672A (ja) 画像形成装置
JP3293371B2 (ja) 画像形成装置
JP2000162891A (ja) 多重画像形成装置
JP2003035984A (ja) 画像形成装置
JP2006337876A (ja) 画像形成装置
JP2000321881A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080630

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080714

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110404

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4729826

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees