JP2002311672A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002311672A
JP2002311672A JP2001121433A JP2001121433A JP2002311672A JP 2002311672 A JP2002311672 A JP 2002311672A JP 2001121433 A JP2001121433 A JP 2001121433A JP 2001121433 A JP2001121433 A JP 2001121433A JP 2002311672 A JP2002311672 A JP 2002311672A
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image carrier
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image forming
rotation
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Masaaki Yamada
山田  正明
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の像担持体上に形成された各色トナー像
が被転写体上に順次重ね合せて転写される際の、転写画
像の色ずれや滲み等を低減することができる画像形成装
置を提供すること。 【解決手段】 エンコーダ31によりドラム軸24の角
変位を計測し、エンコーダ31からの信号に基いて、各
感光体ドラム6a、6b、6c、6dの回転を制御回路
32によりフィードバック制御し、モータドライブ回路
33によって駆動モータ25の回転を制御して、駆動系
の偏心成分をキャンセルする。制御回路32は、各感光
体ドラムの1回転分の周期変動を検知し、それぞれの駆
動系の偏心成分をキャンセルするとともに、各感光体ド
ラムの1回転周期の回転変動の位相を合わせるための制
御信号を、モータドライブ回路33に送り、各駆動モー
タ25を制御して、各感光体ドラムの1回転周期の回転
変動の位相を合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置に関し、詳しくは、複
数の像担持体上に形成した複数色のトナー像を重ね合わ
せてカラー画像を形成する際の色ずれの発生を防止する
ようにした画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いてコピー(複写画
像)を作成する画像形成装置として、像担持体としての
感光体の表面に複写画像の静電潜像を形成し、該静電潜
像を帯電トナーにより現像して該感光体上にトナー像を
形成した後、該トナー像を用紙やOHPシートなどの転
写材に直接もしくは間接的に転写し、該転写材上に転写
されたトナー像を定着装置により定着するものが知られ
ている。この種の画像形成装置においては、画像走査部
により感光体表面に静電潜像を書込みを行う際、及び該
感光体上に形成したトナー像を転写材に転写する際に、
該感光体表面の周速を一定に維持する必要がある。
【0003】つまり、上記感光体表面の周速にムラがあ
ると、該感光体上に形成されるトナー像に歪みが生じて
画質が低下したり、該トナー像を転写材に転写する際
に、トナー像が乱れたりする等の問題が発生する。例え
ば、感光体表面にレーザー光を走査して静電潜像を形成
するデジタル方式の画像形成装置においては、駆動伝達
系の振動や回転ムラに起因する感光体表面の周速の周期
的な変化により、該感光体上に形成される静電潜像の電
位が周期的に変動する。このため、該静電潜像を現像し
て得たトナー像、特に中間調画像領域におけるトナー像
に濃度ムラが生じることがある。
【0004】また、感光体上に形成した各色のトナー像
を、被転写体としての中間転写体や転写材上に順次重ね
合わせてカラー画像を形成する画像形成装置において
は、該感光体の周速にムラがあると、上記中間調画像領
域におけるトナー像の濃度ムラの発生に加え、該感光体
に加わる負荷変動によって各色トナー像の重ね合わせ位
置がずれて、被転写体上に形成されたカラー画像に色ず
れや滲みなどが発生することがある。
【0005】特に、タンデム型の画像形成装置のよう
に、複数の感光体を有する画像形成装置では、各感光体
が独立して構成されているため、上述のようなトナー像
の位置ずれや、各感光体表面の周速の変動も、各感光体
毎で独立した挙動を示す。このため、このような複数の
感光体を有する画像形成装置においては、単一の感光体
を使用する画像形成装置に比べて、そのトナー像の色ず
れや滲み等の問題を解消するための難易度が著しく増大
する。
【0006】従来、このような問題を解消するために、
例えば、特開平5−100508号公報、特開平8−1
94354号公報等に示される画像形成装置において
は、像担持体としての感光体ドラムに、質量の大きな部
材を一体に取り付け、該部材のフライホイール効果によ
り、感光体ドラムの回転を一定に保つようにしている。
また、特開平7−129034号公報には、感光体ドラ
ムの回転軸にエンコーダを取り付け、該エンコーダの出
力が一定になるようにフィードバック制御をして、該感
光体ドラムの回転変動を制御する方法が提案されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この種の画像形成装置
においては、近年、装置本体の小型化の要請に伴って、
像担持体としての感光体周辺に、トナー像を形成するた
めの各種の作像機器が密集して配置されるようになって
きている。このため、この種の画像形成装置では、前述
したような質量の大きなフライホイールを感光体に取り
付けることが難しく、充分なフライホイール効果を得ら
れないという問題があった。
【0008】特に、複数の感光体を有するタンデム型の
画像形成装置においては、構成部品の増加による大型化
を回避するために、各感光体同士をできるだけ近接させ
て配設することが求められている。このように、タンデ
ム型の画像形成装置においては、各感光体の設置スペー
スに制限があるため、充分なフライホイール効果が得ら
れるような質量の大きなフライホイールを各感光体に取
り付けることができないという問題があった。従って、
このようなタンデム型の画像形成装置においては、前述
の特開平7−129034号公報のように、感光体の回
転軸にエンコーダを取り付けてフィードバック制御を行
う方法を用いることが好ましい。
【0009】ところが、上記タンデム型の画像形成装置
の各感光体には、若干の偏心が存在している。このよう
な感光体の偏心は、各感光体の加工精度や組立て精度を
高めることである程度改善できるが完全に取り除くこと
はできない。このため、この種のタンデム型の画像形成
装置においては、各感光体の偏心により、1色目のトナ
ー像を転写するときの位置と、2色目のトナー像を該1
色目のトナー像に重ね合わせて転写するときの位置とに
多少のズレが発生する。このような位置ズレをなくすた
めには、各感光体を安定した速度で回転させるととも
に、各感光体を互いに同期をとって回転させる必要があ
る。
【0010】上記特開平7−129034号公報では、
感光体の回転軸にエンコーダを取り付けて、感光体の回
転を単に一定にするフィードバック制御を行っている。
従って、このようなフィードバック制御では、複数の感
光体を個別に安定した速度で回転させることは可能であ
るが、各感光体を互いに同期をとって回転させることが
できない。このため、上述のようなタンデム型の画像形
成装置においては、各感光体を単にフィードバック制御
しながら回転させるだけでは、各感光体の回転周期にズ
レが生じた場合に、各感光体の偏心による各色トナー像
の転写時の色ずれや滲み等が発生する不具合がある。
【0011】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、複数の像担持体上に
形成された各色トナー像が被転写体上に順次重ね合せて
転写される際の、転写画像の色ずれや滲み等を低減する
ことができる画像形成装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、複数の像担持体と、各像担持体
上に各色のトナー像を個別に形成する作像手段と、各像
担持体毎に形成された各色のトナー像を被転写体上に順
次重ね合わせて転写する転写手段と、各像担持体を個別
に回転駆動する各像担持体毎に独立した複数の駆動手段
と、各駆動手段により駆動回転される各像担持体毎の回
転位置情報を検出する複数の回転位置検出手段と、各回
転位置検出手段により検出した各像担持体毎の回転位置
情報に基づいて各駆動手段をフィードバック制御する駆
動制御手段とを有する画像形成装置において、上記各回
転位置検出手段により検出した少なくとも2つ以上の像
担持体の回転位置情報を互いに比較する比較手段を有
し、該比較手段の比較結果に基いて、各像担持体の回転
位置情報が互いに一致するように、上記駆動制御手段に
より上記各駆動手段をフィードバック制御することを特
徴とするものである。
【0013】この画像形成装置においては、上記比較手
段により、上記各回転位置検出手段により検出した少な
くとも2つ以上の像担持体の回転位置情報が互いに比較
される。そして、該比較手段の比較結果に基いて、各像
担持体の回転位置情報が互いに一致するように、上記駆
動制御手段により上記各駆動手段がフィードバック制御
される。これにより、各像担持体相互の回転周期のズレ
をなくすように各像担持体がフィードバック制御されな
がら駆動回転するようになる。ここで、上記回転位置情
報とは、各像担持体の回転速度、回転加速度、角速度、
角加速度、各像担持体の回転軸に取りつけたエンコーダ
が出力するパルス数などのうちの少なくとも1つをい
う。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、画像形成装置本体の電源投入時、及び各像
担持体の回転が異常により停止した状態から復帰した直
後に、上記比較手段の比較結果に基いて、上記各像担持
体毎の回転位置情報が互いに一致するように、上記駆動
制御手段により上記各駆動手段をフィードバック制御す
ることを特徴とするものである。
【0015】ところで、上述のような各像担持体の回転
周期のズレ、例えば、各像担持体相互の1回転周期変動
による位相のズレは、一度修正すれば、上記フィードバ
ック制御により各像担持体の回転が安定するので、画像
ズレが目立つほど大きくなることはない。また、このよ
うな各像担持体相互の1回転周期変動による位相のズレ
は、該像担持体を交換等のため駆動軸より取り外し、再
び取り付けた場合や、画像形成装置本体の異常時に、メ
ンテナンス等で単独に像担持体を回転させた場合などに
発生する。そこで、本発明の画像形成装置においては、
画像形成装置本体の電源投入時、及び各像担持体の回転
が異常により停止した状態から復帰した直後に、上記比
較手段の比較結果に基いて、上記各像担持体毎の回転位
置情報が互いに一致するように、上記駆動制御手段によ
り上記各駆動手段をフィードバック制御する。これによ
り、各像担持体の回転周期のズレを常時修正する必要が
なくなり、円滑な画像形成を行えるようになる。
【0016】請求項3の発明は、請求項1又は2の画像
形成装置において、上記駆動制御手段は、上記被転写体
上に先に転写するトナー像が形成される像担持体の回転
位置情報に対して、他の像担持体の回転位置情報を一致
させるように、上記各駆動手段をフィードバック制御す
ることを特徴とするものである。
【0017】この画像形成装置においては、上記駆動制
御手段により、上記被転写体上に先に転写するトナー像
が形成される像担持体の回転位置情報に対して、他の像
担持体の回転位置情報が一致するように、上記各駆動手
段がフィードバック制御される。これにより、例えば、
1色目のトナー像が形成される第1の像担持体の回転周
期に対して同期回転するように、2色目のトナー像が形
成される第2の像担持体の回転周期が調整される。従っ
て、被転写体としての中間転写体あるいは転写材上に転
写された1色目のトナー像に対して、上記2色目のトナ
ー像が位置ズレを起すことなく重ね合わされて転写され
るようになる。
【0018】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
画像形成装置において、上記被転写体上に先に転写され
るトナー像が形成される像担持体の回転位置情報に対し
て、該被転写体上に次に転写されるトナー像が形成され
る像担持体の回転位置情報を、少なくとも、該被転写体
上に先に転写されるトナー像に対して次のトナー像の重
ね合わせ転写が開始されるまでの時間内に一致させるよ
うに、上記各駆動手段をフィードバック制御することを
特徴とするものである。
【0019】ところで、請求項3の画像形成装置におい
ては、上記2色目のトナー像が形成される第2の像担持
体の回転周期が調整されるタイミングが遅いと、上記1
色目のトナー像に対して該2色目のトナー像が位置ズレ
を起す虞がある。つまり、該1色目のトナー像に対して
該2色目のトナー像を重ね合わせて転写するタイミング
で、該第2の像担持体の回転周期の調整が完了していな
いと、上記第1の像担持体の回転周期と該第2の像担持
体の回転周期との間にズレが残ってしまう。この画像形
成装置においては、該第1の像担持体上に形成された1
色目のトナー像が上記被転写体としての中間転写体ある
いは転写材上に転写された後、次の第2の像担持体上に
形成された2色目のトナー像が該被転写体に転写される
前に、該第1の像担持体の回転周期に対して同期回転す
るように、該第2の像担持体の回転周期が調整される。
これにより、該1色目のトナー像に対して、該2色目の
トナー像が位置ズレを起すことなく確実に重ね合わされ
て転写されるようになる。
【0020】請求項5の発明は、平面に沿うように並置
された複数の像担持体と、各像担持体上に各色のトナー
像を個別に形成する作像手段と、各像担持体毎に形成さ
れた各色のトナー像を被転写体上に順次重ね合わせて転
写する転写手段と、各像担持体を個別に回転駆動する各
像担持体毎に独立した複数の駆動手段とを有する画像形
成装置において、上記複数の像担持体のうちの特定の像
担持体は、該像担持体の回転位置情報を検出する回転位
置検出手段と、該回転位置検出手段により検出した該像
担持体の回転位置情報に基づいて、該像担持体の駆動手
段をフィードバック制御する駆動制御手段とを有し、上
記特定の像担持体を除く少なくとも1つの像担持体は、
該像担持体の回転を安定させるためのフライホイールを
有していることを特徴とするものである。
【0021】請求項1乃至4の画像形成装置において
は、複数の像担持体の回転を安定させる手段として、各
像担持体の駆動手段をフィードバック制御する駆動制御
手段を使用しているため、コストアップになるというデ
ィメリットがある。そこで、この画像形成装置において
は、上記複数の像担持体のうちの特定の像担持体のみを
フィードバック制御し、該特定の像担持体を除く他の少
なくとも1つの像担持体の回転をフライホイールを用い
て安定させるようにしている。これにより、大幅なコス
トアップを招くことなく、特定の像担持体の回転周期を
フィードバック制御により高度に管理できるようにな
る。
【0022】請求項6の発明は、請求項5の画像形成装
置において、上記駆動制御手段によりフィードバック制
御する像担持体と、上記フライホイールを有する像担持
体とが、交互に隣り合うように並置されていることを特
徴とするものである。
【0023】この画像形成装置においては、上記駆動制
御手段によりフィードバック制御する像担持体が、上記
フライホイールを有する像担持体の間に配置された構成
となる。従って、該フライホイールを有する像担持体同
士の離間距離が大きくなる。これにより、該フライホイ
ールを大径化することができ、該フライホイールを有す
る像担持体の回転がより安定したものになる。
【0024】請求項7の発明は、請求項5の画像形成装
置において、少なくとも3個以上並置された像担持体の
うち、両端部位に配置された各像担持体が、上記フライ
ホイールを有していることを特徴とするものである。
【0025】この画像形成装置においては、離間距離が
最も大きくなる両端部位に配置された各像担持体に、上
記フライホイールが設けられた構成となる。これによ
り、該フライホイールをより大径化することができ、該
フライホイールを有する像担持体の回転がより安定した
ものになる。
【0026】請求項8の発明は、請求項5、6又は7の
画像形成装置において、上記複数の像担持体のうち、特
定の1つだけの像担持体が、上記フライホイールを有し
ていることを特徴とするものである。
【0027】この画像形成装置においては、上記フライ
ホイールが、上記複数の像担持体のうちの特定の1つだ
けの像担持体に設けられた構成になる。従って、該フラ
イホイールをより大径化して該特定の1つの像担持体の
回転がより安定化される。また、フライホイールの数が
減少するので、画像形成装置の重量が軽減され、且つ大
型化することがなくなる。
【0028】請求項9の発明は、平面に沿うように並置
された複数の像担持体と、各像担持体上に各色のトナー
像を個別に形成する作像手段と、各像担持体毎に形成さ
れた各色のトナー像を被転写体上に順次重ね合わせて転
写する転写手段と、各像担持体を個別に回転駆動する各
像担持体毎に独立した複数の駆動手段とを有する画像形
成装置において、上記複数の像担持体のうちの、回転ム
ラの低減が要求される特定の像担持体のみが、該像担持
体の回転位置情報を検出する回転位置検出手段と、該回
転位置検出手段により検出した該像担持体の回転位置情
報に基づいて、該像担持体の駆動手段をフィードバック
制御する駆動制御手段とを有していることを特徴とする
ものである。
【0029】例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの各色のトナー像の中では、ブラックのトナー像
が、他の色のトナー像よりも目立った画像になる。この
ため、これら各色のトナー像を重ね合わせてフルカラー
画像を形成する際に、該ブラックのトナー像が形成され
る像担持体の回転周期にズレがあると、他の像担持体の
回転周期がずれている場合よりも画質が大幅に低下され
てしまう。そこで、この画像形成装置においては、上記
回転ムラの低減が要求される特定の像担持体(例えば、
上記ブラックのトナー像が形成される像担持体)の回転
周期を、上記フィードバック制御により高度に管理でき
るようにする。これにより、複数の全ての像担持体の回
転周期をフィードバック制御することなく、比較的高画
質のフルカラー画像を得ることが可能になる。
【0030】請求項10の発明は、複数の像担持体と、
各像担持体上に各色のトナー像を個別に形成する作像手
段と、各像担持体毎に形成された各色のトナー像を被転
写体上に順次重ね合わせて転写する転写手段と、各像担
持体を個別に回転駆動する各像担持体毎に独立した複数
の駆動手段と、各像担持体のうちの特定の1つの像担持
体のみを回転駆動させる単一駆動モ−ドと、全ての像担
持体を回転駆動させる全駆動モードとを有する画像形成
装置において、上記単一駆動モードで駆動回転される像
担持体の回転位置情報を検出する回転位置検出手段と、
該回転位置検出手段により検出した該像担持体の回転位
置情報に基づいて、該像担持体の駆動手段をフィードバ
ック制御する駆動制御手段と、上記全駆動モード時に、
該単一駆動モードで駆動回転される像担持体の駆動手段
を駆動源として、他の少なくとも1つの像担持体を連動
回転させる連動回転伝達手段とを有していることを特徴
とするものである。
【0031】この画像形成装置においては、上記単一駆
動モード時には、各像担持体のうちの特定の1つの像担
持体のみが、上記駆動制御手段によりフィードバック制
御される。そして、上記全駆動モード時には、上記連動
回転伝達手段により、該単一駆動モードで駆動回転され
る像担持体の駆動手段を駆動源として、他の少なくとも
1つの像担持体が連動回転される。つまり、単一駆動モ
ード時には、フィードバック制御により、特定の1つの
像担持体の回転周期が安定され、全駆動モード時には、
この安定回転している特定の1つの像担持体に連動し
て、他の少なくとも1つの像担持体がそれぞれ同期回転
される。これにより、例えば、該単一駆動モードと全駆
動モードとの切り換えを行っても、駆動系の位相ズレに
よる色ズレを軽減できるようになる。
【0032】請求項11の発明は、複数の像担持体と、
各像担持体上に各色のトナー像を個別に形成する作像手
段と、各像担持体毎に形成された各色のトナー像を被転
写体上に順次重ね合わせて転写する転写手段と、各像担
持体を個別に回転駆動する各像担持体毎に独立した複数
の駆動手段と、各像担持体のうちの特定の1つの像担持
体のみを回転駆動させる単一駆動モ−ドと、全ての像担
持体を回転駆動させる全駆動モードとを有する画像形成
装置において、上記単一モードで駆動回転される像担持
体の回転軸に設けた、該像担持体の回転を安定させるた
めのフライホイールと、上記全駆動モード時に、該単一
駆動モードで駆動回転される像担持体の駆動手段を駆動
源として、他の少なくとも1つの像担持体を連動回転さ
せる連動回転伝達手段とを有していることを特徴とする
ものである。
【0033】この画像形成装置においては、上記単一駆
動モード時には、各像担持体のうちの特定の1つの像担
持体のみが、上記フライホイールによりフィードバック
制御される。そして、上記全駆動モード時には、上記連
動回転伝達手段により、該単一駆動モードで駆動回転さ
れる像担持体の駆動手段を駆動源として、他の少なくと
も1つの像担持体が連動回転される。つまり、単一駆動
モード時には、フライホイールの作用により、特定の1
つの像担持体の回転周期が安定され、全駆動モード時に
は、この安定回転している特定の1つの像担持体に連動
して、他の少なくとも1つの像担持体がそれぞれ同期回
転される。これにより、例えば、該単一駆動モードと全
駆動モードとの切り換えを行っても、駆動系の位相ズレ
による色ズレを軽減できるようになる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、カラー画像形成
装置であるカラー複写機に適用した実施形態について説
明する。図1に本実施形態に係るカラー複写機を示す。
このカラー複写機では、図1において、まず、コンタク
トガラス21上のカラー原稿(図示せず)に光源1から
光を照射し、その反射光をレンズ2を通してカラー等倍
CCD3で光の3原色(R、G、B)に分解、検知す
る。そして、カラー等倍CCD3で作成した3原色信号
をIPU部4で受け、ブラック(Bk)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)それぞれの画
像信号を作り、それぞれを書き込み部5へ送る。書き込
み部5は、Bk、C、M、Yの光像を、レーザビームに
より像担持体である感光体ドラム6a、6b、6c、6
d上に順次書き込む。これにより、各感光体ドラム6
a、6b、6c、6d上に、ブラック(Bk)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の静電
潜像が形成される。
【0035】次に、各感光体ドラム6a、6b、6c、
6dに対応した各現像ユニット7a、7b、7c、7d
から供給される各色の帯電トナーにより、上記各色の静
電潜像が順次現像される。これにより、各感光体ドラム
6a、6b、6c、6d上に、ブラック(Bk)、シア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のト
ナー像が形成される。
【0036】一方、この間に、転写材9が給紙部8より
給紙される。この転写材9は、一対のレジストローラ1
0により、上記各色のトナー像とのタイミングを取られ
て、移動体である搬送ベルト11上に送られる。これに
より、各感光体ドラム6a、6b、6c、6dに対応し
た転写部12a、12b、12c、12dにて、各感光
体ドラム6a、6b、6c、6d上に形成された各色の
トナー像が、搬送ベルト11に搬送された転写材9上
に、順次重ね合わせて転写される。このようにして転写
材9上に重ね合わされて転写されたカラートナー像は、
定着ユニット16にて転写材9上に定着され、排紙コロ
17により機外に排出される。
【0037】ここで、上記各色のトナー像の転写材9へ
の転写時に、各感光体ドラム6a、6b、6c、6dの
表面に残留したトナー等は、クリーニング部14a、1
4b、14c、14dにてクリーニングされる。そし
て、各感光体ドラム6a、6b、6c、6dの表面は、
残留した電荷が除電された後、帯電部15a、15b、
15c、15dにより一様に帯電され、次の静電潜像の
作成に向かう。
【0038】このように、図示のカラー複写機において
は、上記書き込み部5、現像ユニット7a、7b、7
c、7d、クリーニング部14a、14b、14c、1
4d、帯電部15a、15b、15c、15dによっ
て、画像形成のための作像手段が構成されている。ま
た、上記搬送ベルト11は、駆動ローラ18及び従動ロ
ーラ19により張架されて、図1において、反時計方向
に回転するように構成されている。
【0039】図2に、本実施形態に係るカラー複写機の
特徴部である各感光体ドラム6a、6b、6c、6dの
駆動機構の構成を示す。なお、この駆動機構は、各感光
体ドラム6a、6b、6c、6dとも共通の構成を有し
ているので、図2には、各感光体ドラムを1つの感光体
ドラム6として示している。図2において、感光体ドラ
ム6は、ジョイント27によりドラム軸24に接続され
ている。また、ドラム軸24の後部には、感光体プーリ
28が固定されている。感光体プーリ28は、タイミン
グベルト30により駆動プーリ29と連結されている。
駆動モータ25が回転駆動されることにより、駆動プー
リ29の回転がタイミングベルト30を介して感光体プ
ーリ28に伝達される。
【0040】一方、ドラム軸24の端部には、エンコー
ダ31が取り付けられており、このエンコーダ31によ
りドラム軸24の角変位が計測される。そして、このエ
ンコーダ31からの信号に基いて、各感光体ドラム6
a、6b、6c、6dの回転が制御回路32によりフィ
ードバック制御され、モータドライブ回路33によって
駆動モータ25の回転が制御されて、駆動系の偏心成分
がキャンセルされる。このような感光体ドラムの駆動機
構が、図1に示したカラー複写機の各感光体ドラム6
a、6b、6c、6dのそれぞれに設けられている。
【0041】このようにして各感光体ドラム6a、6
b、6c、6dの回転をフィードバック制御している制
御回路32は、各感光体ドラム6a、6b、6c、6d
の1回転分の周期変動を検知し、それぞれの駆動系の偏
心成分をキャンセルするとともに、各感光体ドラム6
a、6b、6c、6dの1回転周期変動の位相を合わせ
るために、位相比較回路34に位相情報を送る。
【0042】ここで、上述のように、各感光体ドラム6
a、6b、6c、6dの回転をフィードバック制御した
だけでは、図3に示すように、各感光体ドラムの1回転
周期の回転変動の位相が合っていない。そこで、図4に
示すように、各感光体ドラムの1回転周期の回転変動の
位相を合わせるための制御信号を、モータドライブ回路
33に送る。これにより、各感光体ドラムを駆動する各
駆動モータ25が制御されて、各感光体ドラムの1回転
周期の回転変動の位相が合わされる。
【0043】ここで、上述のような各感光体ドラムの1
回転周期変動の位相のズレは、1度修正すればフィード
バック回転制御の精度により大きくズレることはない。
従って、各感光体ドラムの位相がずれる原因としては、
感光体ドラムを交換等のため駆動軸より取り外し、再び
取り付けた場合や、カラー複写機本体の異常時に、装置
内のメンテナンス等で単独に感光体ドラムを回転させた
場合などが挙げられる。そこで、本実施形態に係るカラ
ー複写機においては、その本体の電源を投入した時や、
異常時にストップした後の立ち上げ時に、各感光体ドラ
ム6a、6b、6c、6dを書き込みと現像を行わない
状態で、転写ベルト11とともに試験駆動をさせ、感光
体ドラム1の回転周期の変動を測定する。
【0044】ところで、図1に示すような複数の感光体
ドラム6a、6b、6c、6dを有するカラー複写機で
は、Bk、C、M、Yの各色の静電潜像を、各感光体ド
ラム上に個別に順次書き込んで行く。このため、転写材
9上の同一位置に各色のトナー像を転写する時、つま
り、1色目のトナー像を転写材19上に転写した後、2
色目のトナー像を該転写材19上に重ね合わせて転写す
るまでには、該転写材19を搬送する時間だけズレが生
じる。そこで、各感光体ドラム6a、6b、6c、6d
の1回転周期変動の位相のズレを、転写材19上の同一
位置に各色のトナー像が形成されるタイミングで合わす
ようにする。これにより、転写材9上に転写される各色
のトナー像の色ずれを低減させることができるようにな
る。また、上記1色目のトナー像が形成されてから、こ
の1色目のトナー像に2色目のトナー像が重ね合わされ
るまでの時間内に、上記回転変動の制御を行えば、転写
材19上では、その同一位置に各トナー像が形成される
ので、転写材9上に転写される各色のトナー像の色ずれ
が軽減されるようになる。
【0045】ところで、図1に示したような複数の感光
体ドラム6a、6b、6c、6dを有するタンデム型の
カラー複写機は、単一の感光体ドラムを用いた画像形成
装置に比べて装置本体が大型化してしまう。このような
タンデム型のカラー複写機を小型化するためには、各感
光体ドラム6a、6b、6c、6dの配置間隔をできる
だけ小さく設定する必要がある。しかし、このように各
感光ドラムの配置間隔が小さくなると、各感光体ドラム
の回転を安定させるための手段としてのフライホイール
を、各感光体ドラムに配設するスペースを確保すること
が困難になる。
【0046】ここで、上記フライホイールにより感光体
ドラムの回転ムラを低減させるためには、該フライホイ
ールの慣性モーメントが大きいほど効果的である。この
フライホイールの慣性モーメントIは、フライホイール
の各微小部分の質量を(m)、各微小部分の半径をRと
した場合、次の式で表わされる。 I=ΣmR2
【0047】従って、上記フライホイールの半径Rを大
きくすればするほど、上記慣性モーメントIを増大する
ことが可能になる。しかし、各感光体ドラム6a、6
b、6c、6dの駆動軸(ドラム軸24)に直結させる
フライホイールは、各感光体ドラム6a、6b、6c、
6dのドラム軸24の間隔によって、該フライホイール
の直径が制約される。このため、装置本体の小型化を図
るために、各感光体ドラム6a、6b、6c、6dのド
ラム軸24の間隔を大きくすることができないタンデム
型のカラー複写機においては、大きな径を有するフライ
ホイールを取り付けられず、十分なフライホイール効果
を得られない。
【0048】従って、このようなカラー複写機において
は、上述したように、各感光体ドラム6a、6b、6
c、6dのドラム軸24にエンコーダ31を取り付け、
フィードバック制御をして回転変動を制御する方法が考
えられる。しかし、このような制御方法は、上記フライ
ホイールに比べ、制御回路32、エンコーダ31等のコ
ストが余分にかかってしまう。特に、タンデム型のカラ
ー複写機では、上記エンコーダ31を各感光体ドラム6
a、6b、6c、6dに配設する必要があるため、その
コストが非常に高くなってしまう。
【0049】次に、このような課題を解決することを目
的とする本発明の他の実施形態について説明する。図5
及び図6に、本実施形態に係る感光体ドラムのフィード
バック駆動機構及びフライホイール駆動機構の構成を示
す。なお、図5及び図6に示す各構成部材のうち、図2
に示した各感光体ドラムの駆動機構の各構成部材と同等
の構成及び機能を有するものに関しては、図2の各構成
部材に付した符号と同じ符号を、図5及び図6に示す各
構成部材に付して、その説明を省略することとする。
【0050】図5及び図6に示すように、感光体ドラム
6は、ジョイント27によりドラム軸24に接続されて
いる。また、ドラム軸24の後部には、感光体プーリ2
8が固定されている。感光体プーリ28は、タイミング
ベルト30により駆動プーリ29と連結されている。駆
動モータ25が回転駆動されると、駆動プーリ29の回
転がタイミングベルト30を介して感光体プーリ28伝
達される。一方、ドラム軸24の端部には、フライホイ
ール40が取り付けられている。このフライホイール4
0により、感光体ドラム6の回転が安定化される。
【0051】図7に、図1に示したタンデム型のカラー
複写機の感光体駆動構成部を、各感光体ドラム6a、6
b、6c、6dと共に示す。図7において、各感光体ド
ラム6a、6b、6c、6dは、互いに平行に、且つ隣
接するように一方向に並べて配列されている。各感光体
ドラム6a、6b、6c、6dを支持する各ドラム軸2
4a、24b、24c、24dは、一対の互いに対向し
た装置側板41,42にそれぞれ回転自在に支持されて
いる。なお、本例では、各ドラム軸24a、24b、2
4c、24dが、各感光体ドラム6a、6b、6c、6
dの中心部において、該感光体ドラム6a、6b、6
c、6dに一体化されるように構成されている。
【0052】各ドラム軸24a、24b、24c、24
dの、一方の装置側板42の側には、各プーリ28a、
28b、28c、28dが一体的にそれぞれ取り付けら
れている。また、各ドラム軸24a、24b、24c、
24dは、図6に示すように、各駆動モータ25a、2
5b、25c、25dより、タイミングベルト30を介
してそれぞれ動力が伝達される。ここで、図7に示した
各ドラム軸24a、24b、24c、24dには、回転
速度ムラ低減用のフライホイール40a,40b,40
c,40dが、それぞれ一体的に取り付けられている。
各フライホイール40a,40b,40c,40dは、
比較的質量の大きな円盤状の金属板で構成されており、
各ドラム軸24a、24b、24c、24dに対して同
心状に固定されている。
【0053】ここで、上記フライホイール40a,40
b,40c,40dの径を大きくすれば、慣性モーメン
トが増大して各感光体ドラム6a、6b、6c、6dの
回転ムラを低減させることができるようになる。しかし
ながら、これらのフライホイール40a,40b,40
c,40dの径を大きさには限界がある。つまり、各フ
ライホイール40a,40b,40c,40dの径は、
隣接するフライホイールの外径に干渉する程大きくする
ことはできない。例えば、図7に示すフライホイール4
0bで考えた場合、このフライホイール40bの外周部
は、隣り合うフライホイール40a、40cの外周部に
ぶつからないように近接する程度の直径が、このフライ
ホイール40bの最大の大きさとなる。
【0054】図8に、上記タンデム型のカラー複写機に
上記フライホイール駆動機構を設けた本発明の他の実施
形態を示す。図8において、感光体ドラム6a及び感光
体ドラム6cを支持するドラム軸24a、24cの、一
方の装置側板42の側には、エンコーダ31a、31c
が取り付けられており、図5に示したような構成により
フィードバック制御されている。また、これらの隣りの
感光体ドラム6b及び感光体ドラム6dのドラム軸24
b、24dには、フライホイ−ル40b、40dが取り
付けられており、図6に示したようなフライホイ−ル駆
動機構に構成されている。このように、このカラー複写
機の各感光体ドラムは、交互にフィードバック制御構成
とフライホイール構成が配置されている。これにより、
例えば、図8のエンコーダ31a、31cのように、軸
方向でフライホイール40b、40dの内側になるよう
に、各エンコーダ31a、31cを配置することがで
き、各フライホイール40b、40dの直径を、一つの
感光体間隔分だけ大きくすることができるようになる。
【0055】図9に、上記タンデム型のカラー複写機に
上記フライホイール駆動機構を設けた本発明の更に他の
実施形態を示す。本実施形態においては、図9に示すよ
うに、外側に配列されている感光体ドラム6a、6dに
は、フライホイール40a、40dをそれぞれ取り付け
て、図6に示したようなフライホイール駆動機構を構成
する。一方、内側に配置されている感光体ドラム6b、
6cには、エンコーダ31a、31cをそれぞれ取り付
けて、図5に示したようなフィードバック制御の構成を
配置する。これにより、フライホイール40a、40d
の直径を最大限に大きくすることができる。
【0056】このように、タンデム型のカラー複写機に
おいては、複数の感光体ドラムのうちの特定の感光体ド
ラムに対して上記エンコーダ31を取り付けてフィード
バック制御をすると共に、それ以外の感光体ドラムのド
ラム軸にフライホイール40を設けることで、エンコー
ダ31と制御回路32の個数を減らしてコストの低減を
図ることができる。また、上記フィードバック制御をし
ない感光体ドラムには、できるだけ大きなフライホイー
ル40を配置することで、感光体ドラムの回転を安定さ
せて、色ずれ、バンディングを低減することができる。
【0057】ところで、上記タンデム型のカラー複写機
においては、上述したように、互いに異なる色(例え
ば、K:ブラック、M:マゼンタ、C:シアン、Y:イ
エロー)の画像に対応する静電潜像が形成された4つの
各感光体ドラムを、転写材の搬送方向に沿って平行に配
列し、転写材の搬送経路に沿って該転写材を1度通すだ
けで、該転写材上にカラー画像を高速に出力することが
できる。しかし、このようなカラー複写機では、常にカ
ラー画像の出力が要求されるわけでなく、例えば、ブラ
ック(黒色)だけの画像を出力する場合もある。このよ
うな白黒画像を出力する単一駆動モード(モノクロモー
ド)においては、上記4つの感光体ドラムを回転させて
使用する必要はなく、ブラック用の感光体ドラムだけを
回転駆動し、他の使用しない感光体ドラムは回転を停止
させておくことが望ましい。例えば、画像形成に関与し
ない感光体ドラムを回転させたままにしておくと、この
感光体ドラムに当接する部材(例えばクリーニングブレ
ードなど)の摩擦などにより、感光体ドラム表面の劣化
が進行してしまう。従って、このような使用しない感光
体ドラムの回転を停止させておくことによって、この感
光体ドラムの寿命を延ばすことができ、ランニングコス
トの低減を図ることができる。
【0058】ところで、この種のカラー複写機において
は、前述したように、各感光体ドラムに対する画像走査
部での静電潜像の書込みと、転写材上にトナー像を転写
する際に、各感光体ドラムの周速を一定に維持する必要
がある。つまり、各感光体ドラムの周速にムラがある
と、トナー像の画質が低下したり、転写材上にトナー像
を転写する際に、該トナー像が乱れたりする等の問題が
発生する。特に、各感光体ドラムにレーザー光を走査し
て静電潜像を形成するデジタル方式の画像形成装置にお
いては、各駆動モータから各感光体ドラムへの駆動伝達
系における振動及び回転ムラに起因する各感光体ドラム
の周期的な速度変化により、静電潜像の電位が周期的に
変動し、例えば、中間調画像領域におけるトナー像に濃
度ムラが生じる。
【0059】また、フルカラー画像形成時には、上記中
間調画像領域のトナー像の濃度ムラに加え、各感光体に
加えられる負荷変動により各色毎に画像の位置がずれ、
色ずれやにじみの発生原因となる。この種のタンデム型
のカラー複写機においては、各感光体ドラムが独立して
いるため、位置ずれ変動も独立した挙動を示す。このた
め、このような色ずれの課題は、感光体単一に比べて飛
躍的に難易度を増す。従来、このような色ずれを低減す
る方法として、各感光体ドラムのドラムギヤの偏心位相
を、各感光体ドラム間のピッチの書き込みタイミングに
合わせてずらすことにより、各感光体ドラムの速度変動
位相を合わせる方法が知られている。例えば、特開平7
−181773号公報によれば、感光体ドラムを駆動す
るための感光体ドラム駆動モータの駆動軸に接続され、
所定以上の回転制限力を受けたときに空転する駆動選択
部材を、第1停止部材または第2停止部材で第1の位置
または第2の位置に停止させることにより、モノクロ用
感光体ドラム及びカラー用感光体ドラムを選択的に回転
駆動する方法が開示されている。
【0060】ところが、上記特開平7−181773号
公報に示されているような駆動機構では、駆動選択部材
の位置を変え駆動を切替えているため、単一モード(モ
ノクロモード)と全駆動モード(カラーモード)の切替
をすると、各感光体ドラムを回転させるドラムギヤの回
転位置がずれてしまうため、各感光体ドラムの度変動位
相がずれてしまうことがある。
【0061】図10に、上述のような単一モードと全駆
動モードの切替を行っても、各感光体ドラムの度変動位
相がずれないようにした感光ドラム駆動機構を示す。図
10において、感光体ドラム6aは、ジョイント27a
によりドラム軸24aに接続されている。また、ドラム
軸24aの後部には、感光体プーリ28が固定されてい
る。感光体プーリ28は、タイミングベルト30により
駆動プーリ29と連結されている。駆動モータ25を回
転駆動することで駆動プーリ29より回転が感光体プー
リ28伝達される。一方、ドラム軸24aの端部には、
エンコーダ31が取り付けられている。エンコーダ31
によりドラム軸24aの角変位を計測してその信号を制
御回路32によりフィードバック制御を行いモータドラ
イブ回路33によって駆動モータ25の回転を制御して
駆動系の偏心成分をキャンセルしている。
【0062】また、上記ドラム軸24aには、プーリ5
4が取り付けられている。感光体ドラム6bは、ジョイ
ント27bによりドラム軸24bに接続されている。ド
ラム軸24bには、電磁クラッチ57を介してプーリ5
6が取り付けられていて、タイミングベルト55により
プーリ54と連結されている。また、感光体駆動ギヤ5
8が、ドラム軸24bに固定されている。一方、感光体
ドラム6c、6dには、ジョイント27c、27dによ
りそれぞれ、ドラム軸24c、24dに接続されてい
る。ドラム軸24c、24dの後端には、感光体駆動ギ
ヤ61、62がそれぞれ取り付けてあり、遊びギヤ5
9、60で連結されて、それぞれの感光体ドラム軸を回
転駆動させることができる。ここで、感光体駆動ギヤ5
8、61、62は、感光体ドラム6b、6c、6dの速
度変化による位相ズレを同期させて、つまり、各ドラム
軸24b、24c、24dの速度変化を測定して該速度
変化パターンが互いに合うように組み付けられている。
【0063】上記電磁クラッチ57は、図示しない回転
止め部材により本体側板に固定され、図示しない制御手
段としての制御部でON/OFF制御される。この電磁
クラッチ57をONにすると、プーリ56とドラム軸2
4bとの間で回転が伝達される。また、電磁クラッチ5
7をOFFにすると、プーリ56とドラム軸24bとが
空回りをする。従って、全ての感光体ドラムを回転駆動
させる全駆動モード時においては、上記電磁クラッチ5
7をONにすることで、プーリ28から伝達された回転
をドラム軸24bに伝達し、感光体駆動ギヤ38、4
1、42等を介して感光体6b、6c、6dを回転駆動
することができる。一方、1つの感光体ドラムのみを回
転駆動させる単一駆動モード時においては、電磁クラッ
チ57をOFFにすることで、プーリ36の回転をドラ
ム軸24bに伝達させず、感光体駆動ギヤ38を回転さ
せないため、感光体ドラムのドラム軸24b,24c,
24dを停止状態に保つことができる。図11は、図1
0に示したドラム軸24aの後部に、上記エンコーダ3
1の替りに、感光体ドラム6aの回転速度を安定させる
ためのフライホイール63を取り付けたものである。
【0064】
【発明の効果】請求項1乃至4の発明によれば、各像担
持体相互の回転周期のズレをなくすように各像担持体が
フィードバック制御されながら駆動回転するようになる
ので、各像担持体を個別にフィードバック制御する構成
では抑制できなかった転写画像の色ずれや滲み等を低減
することができる。また、各像担持体の回転を安定させ
る手段としてフライホイールを用いていないので、該フ
ライホイールの径による各像担持体の配置間隔の制約が
なく、装置本体を小型軽量化することができるという優
れた効果がある。
【0065】特に、請求項2の発明によれば、画像形成
装置本体の電源投入時、及び各像担持体の回転が異常に
より停止した状態から復帰した直後に、比較手段の比較
結果に基いて、各像担持体毎の回転位置情報が互いに一
致するように、駆動制御手段により各駆動手段がフィー
ドバック制御されるので、各像担持体の回転周期のズレ
を常時修正する必要がなくなり、円滑な画像形成を行え
るようになるという優れた効果がある。
【0066】また、請求項3の発明によれば、駆動制御
手段により、被転写体上に先に転写するトナー像が形成
される像担持体の回転位置情報に対して、他の像担持体
の回転位置情報が一致するように、各駆動手段がフィー
ドバック制御されるので、例えば、被転写体としての中
間転写体あるいは転写材上に転写された1色目のトナー
像に対して、2色目のトナー像を位置ズレなく重ね合わ
せて転写できるようになるという優れた効果がある。
【0067】また、請求項4の発明によれば、例えば、
第1の像担持体上に形成された1色目のトナー像が被転
写体としての中間転写体あるいは転写材上に転写された
後、次の第2の像担持体上に形成された2色目のトナー
像が該被転写体に転写される前に、該第1の像担持体の
回転周期に対して同期回転するように、該第2の像担持
体の回転周期が調整される。これにより、該1色目のト
ナー像に対して、該2色目のトナー像が位置ズレを起す
ことなく確実に重ね合わされて転写されるようになると
いう優れた効果がある。
【0068】請求項5乃至8の発明によれば、複数の像
担持体のうちの特定の像担持体のみをフィードバック制
御し、該特定の像担持体を除く他の像担持体の回転をフ
ライホイールを用いて安定させるようにしているので、
大幅なコストアップを招くことなく、少なくとも1つの
特定の像担持体の回転周期をフィードバック制御により
高度に管理できるようになるという優れた効果がある。
【0069】特に、請求項6の発明によれば、駆動制御
手段によりフィードバック制御する像担持体が、フライ
ホイールを有する像担持体の間に配置された構成とな
り、該フライホイールを有する像担持体同士の離間距離
が大きくなるので、該フライホイールを大径化して、該
フライホイールを有する像担持体の回転をより安定化さ
せることができるという優れた効果がある。
【0070】また、請求項7の発明によれば、離間距離
が最も大きくなる両端部位に配置された各像担持体にフ
ライホイールが設けられた構成となり、該フライホイー
ルをより大径化することができるので、該フライホイー
ルを有する像担持体の回転をより安定化させることがで
きるという優れた効果がある。
【0071】また、請求項8の発明によれば、フライホ
イールが複数の像担持体のうちの特定の1つだけの像担
持体に設けられた構成になるので、該フライホイールを
より大径化して該特定の1つの像担持体の回転をより安
定化することができ、また、フライホイールの数を減ら
すことができるので、画像形成装置の重量を軽減でき大
型化させないようにすることができるという優れた効果
がある。
【0072】請求項9の発明によれば、回転ムラの低減
が要求される特定の像担持体、例えば、画像ズレの影響
が大きいブラックのトナー像が形成される像担持体の回
転周期をフィードバック制御により高度に管理できるの
で、複数の全ての像担持体の回転周期をフィードバック
制御することなく、比較的高画質のフルカラー画像を得
ることが可能になるという優れた効果がある。
【0073】請求項10の発明によれば、単一駆動モー
ド時には、フィードバック制御により、特定の1つの像
担持体の回転周期が安定され、全駆動モード時には、こ
の安定回転している特定の1つの像担持体に連動して、
他の像担持体がそれぞれ同期回転されるので、例えば、
該単一駆動モードと全駆動モードとの切り換えを行って
も、駆動系の位相ズレによる色ズレを軽減できるように
なるという優れた効果がある。
【0074】請求項11の発明によれば、単一駆動モー
ド時には、フライホイールの作用により、特定の1つの
像担持体の回転周期が安定され、全駆動モード時には、
この安定回転している特定の1つの像担持体に連動し
て、他の像担持体がそれぞれ同期回転されるので、例え
ば、該単一駆動モードと全駆動モードとの切り換えを行
っても、駆動系の位相ズレによる色ズレを軽減できるよ
うになるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカラー複写機の全体的
な構成を示す概略構成図。
【図2】上記カラー複写機の各感光体ドラムの駆動機構
の構成を示す概略斜視図。
【図3】上記各感光体ドラムの1回転周期変動の位相の
ずれを示すグラフ。
【図4】上記各感光体ドラムの1回転周期変動の位相を
合わせるように制御した後の状態を示すグラフ。
【図5】本発明の他の実施形態に係るカラー複写機の感
光体ドラムのフィードバック制御駆動機構の構成を示す
斜視図。
【図6】上記本発明の他の実施形態に係る感光体ドラム
のフライホイール駆動機構の構成を示す斜視図である。
【図7】タンデム型のカラー複写機の感光体駆動構成部
を、各感光体ドラムと共に示す概略平面図。
【図8】上記タンデム型のカラー複写機に上記フライホ
イール駆動機構を設けた本発明の他の実施形態を示す概
略平面図。
【図9】上記タンデム型のカラー複写機に上記フライホ
イール駆動機構を設けた本発明の更に他の実施形態を示
す概略平面図。
【図10】本発明の更に他の実施形態に係るカラー複写
機のフィードバック制御を使用した駆動伝達機構の構成
を示す概略斜視図。
【図11】本発明の更に他の実施形態に係るカラー複写
機のフライホイールを使用した駆動伝達機構の構成を示
す概略斜視図。
【符号の説明】
1 光源 2 レンズ 3 カラー等倍CCD 4 IPU部 5 書き込み部 6、6a、6b、6c、6d 感光体ドラム 7a、7b、7c、7d 現像ユニット 8 給紙部 9 転写材 10 レジストローラ 11 搬送ベルト 12a、12b、12c、12d 転写部 14a、14b、14c、14d クリーニング部 15a、15b、15c、15d 帯電部 16 定着ユニット 17 排紙コロ 18 搬送ベルトの駆動ローラ 19 従動ローラ 24、24a、24b、24c、24d ドラム軸 25、25a、25b、25c、25d 駆動モー
タ 26 駆動ギヤ 27、27a、27b、27c、27d ジョイン
ト 28,28a、28b、28c、28d 感光体プ
ーリ 29 駆動プーリ 30 タイミングベルト 31、31a、31b、31c エンコーダ 32 制御回路 33 モータドライブ回路 34 位相比較回路 40、40a、40b、40c、40d フライホ
イール 41、42 装置側板 54 プーリ 55 タイミングベルト 56 プーリ 57 電磁クラッチ 58 感光体駆動ギヤ 59 遊びギヤ 60 遊びギヤ 61 感光体駆動ギヤ 62 感光体駆動ギヤ 63 フライホイール
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05D 3/00 G03G 21/00 372 Fターム(参考) 2H027 DA22 EB06 EE03 EE04 EF00 EF01 ZA10 2H030 AA01 AB02 AD17 BB71 2H035 CA07 CG01 CG03 2H071 CA02 CA05 EA18 5H303 AA27 AA28 BB02 BB09 BB14 CC01 DD01 DD28 FF09 GG11 HH01 JJ02 LL02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の像担持体と、各像担持体上に各色の
    トナー像を個別に形成する作像手段と、各像担持体毎に
    形成された各色のトナー像を被転写体上に順次重ね合わ
    せて転写する転写手段と、各像担持体を個別に回転駆動
    する各像担持体毎に独立した複数の駆動手段と、各駆動
    手段により駆動回転される各像担持体毎の回転位置情報
    を検出する複数の回転位置検出手段と、各回転位置検出
    手段により検出した各像担持体毎の回転位置情報に基づ
    いて各駆動手段をフィードバック制御する駆動制御手段
    とを有する画像形成装置において、 上記回転位置検出手段により検出した少なくとも2つ以
    上の像担持体の回転位置情報を互いに比較する比較手段
    を有し、該比較手段の比較結果に基いて、各像担持体の
    回転位置情報が互いに一致するように、上記駆動制御手
    段により上記各駆動手段をフィードバック制御すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 画像形成装置本体の電源を投入するとき、及び各像担持
    体の回転が異常により停止した状態から復帰した直後
    に、上記比較手段の比較結果に基いて、上記各像担持体
    毎の回転位置情報が互いに一致するように、上記駆動制
    御手段により上記各駆動手段をフィードバック制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の画像形成装置において、 上記駆動制御手段は、上記被転写体上に先に転写するト
    ナー像が形成される像担持体の回転位置情報に対して、
    他の像担持体の回転位置情報を一致させるように、上記
    各駆動手段をフィードバック制御することを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3の画像形成装置におい
    て、 上記被転写体上に先に転写されるトナー像が形成される
    像担持体の回転位置情報に対して、該被転写体上に次に
    転写されるトナー像が形成される像担持体の回転位置情
    報を、少なくとも、該被転写体上に先に転写されるトナ
    ー像に対して次のトナー像の重ね合わせ転写が開始され
    るまでの時間内に一致させるように、上記各駆動手段を
    フィードバック制御することを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】平面に沿うように並置された複数の像担持
    体と、各像担持体上に各色のトナー像を個別に形成する
    作像手段と、各像担持体毎に形成された各色のトナー像
    を被転写体上に順次重ね合わせて転写する転写手段と、
    各像担持体を個別に回転駆動する各像担持体毎に独立し
    た複数の駆動手段とを有する画像形成装置において、 上記複数の像担持体のうちの特定の像担持体は、該像担
    持体の回転位置情報を検出する回転位置検出手段と、該
    回転位置検出手段により検出した該像担持体の回転位置
    情報に基づいて、該像担持体の駆動手段をフィードバッ
    ク制御する駆動制御手段とを有し、 上記特定の像担持体を除く少なくとも1つの像担持体
    は、該像担持体の回転を安定させるためのフライホイー
    ルを有していることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5の画像形成装置において、 上記駆動制御手段によりフィードバック制御する像担持
    体と、上記フライホイールを有する像担持体とが、交互
    に隣り合うように並置されていることを特徴とする画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】請求項5の画像形成装置において、 少なくとも3個以上並置された像担持体のうち、両端部
    位に配置された各像担持体が、上記フライホイールを有
    していることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項5、6又は7の画像形成装置におい
    て、 上記複数の像担持体のうち、特定の1つだけの像担持体
    が、上記フライホイールを有していることを特徴とする
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】平面に沿うように並置された複数の像担持
    体と、各像担持体上に各色のトナー像を個別に形成する
    作像手段と、各像担持体毎に形成された各色のトナー像
    を被転写体上に順次重ね合わせて転写する転写手段と、
    各像担持体を個別に回転駆動する各像担持体毎に独立し
    た複数の駆動手段とを有する画像形成装置において、 上記複数の像担持体のうちの、回転ムラの低減が要求さ
    れる特定の像担持体のみが、該像担持体の回転位置情報
    を検出する回転位置検出手段と、該回転位置検出手段に
    より検出した該像担持体の回転位置情報に基づいて、該
    像担持体の駆動手段をフィードバック制御する駆動制御
    手段とを有していることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】複数の像担持体と、各像担持体上に各色
    のトナー像を個別に形成する作像手段と、各像担持体毎
    に形成された各色のトナー像を被転写体上に順次重ね合
    わせて転写する転写手段と、各像担持体を個別に回転駆
    動する各像担持体毎に独立した複数の駆動手段と、各像
    担持体のうちの特定の1つの像担持体のみを回転駆動さ
    せる単一駆動モ−ドと、全ての像担持体を回転駆動させ
    る全駆動モードとを有する画像形成装置において、 上記単一駆動モードで駆動回転される像担持体の回転位
    置情報を検出する回転位置検出手段と、該回転位置検出
    手段により検出した該像担持体の回転位置情報に基づい
    て、該像担持体の駆動手段をフィードバック制御する駆
    動制御手段と、上記全駆動モード時に、該単一駆動モー
    ドで駆動回転される像担持体の駆動手段を駆動源とし
    て、他の少なくとも1つの像担持体を連動回転させる連
    動回転伝達手段とを有していることを特徴とする画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】複数の像担持体と、各像担持体上に各色
    のトナー像を個別に形成する作像手段と、各像担持体毎
    に形成された各色のトナー像を被転写体上に順次重ね合
    わせて転写する転写手段と、各像担持体を個別に回転駆
    動する各像担持体毎に独立した複数の駆動手段と、各像
    担持体のうちの特定の1つの像担持体のみを回転駆動さ
    せる単一駆動モ−ドと、全ての像担持体を回転駆動させ
    る全駆動モードとを有する画像形成装置において、 上記単一モードで駆動回転される像担持体の回転軸に設
    けた、該像担持体の回転を安定させるためのフライホイ
    ールと、上記全駆動モード時に、該単一駆動モードで駆
    動回転される像担持体の駆動手段を駆動源として、他の
    少なくとも1つの像担持体を連動回転させる連動回転伝
    達手段とを有していることを特徴とする画像形成装置。
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