JP3318144B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3318144B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、複
数の像担持体と、該像担持体を回転駆動させる駆動源
と、駆動源からの回転駆動力を各像担持体に伝達するた
めの機構とを備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装装置としては、
複数の潜像担持体上に形成された顕像を一枚の転写材上
に重ね合わせて転写することで画像形成を行なうものが
知られている。この画像形成装置においては、駆動源か
らの回転駆動力を各像担持体に伝達するために、ギアや
ベルトを含む機構を用いている。
【0003】例えば、ギアを含む機構を用いるものとし
て、実開平2−95344号や実開平2−95345号
において、4連のウォームとウォームホイールとの組み
合わせにより駆動源から各像担持体へと回転駆力を伝達
する機構が提案されている。しかしながら、これらの機
構では、部品の精度(ウォームとウォームホイルとの歯
形精度、特に振れ)が悪いと各像担持体に回転の誤差が
生じてしまう。また部品精度を良くしようとするとコス
トがかかり、取付け部材等も複雑となってしまい、装置
コストの上昇につながってしまう。
【0004】また、ギアとベルトとを含む機構を用いる
ものとしては、例えば、実開平2−129666号に記
載の機構が知られている。しかしながら、この機構にお
いても精度の良い部品等が要求され、そのため装置のコ
ストの上昇につながってしまう。さらに、ベルト(タイ
ミングベルト)を使用するため該ベルトとプーリとの噛
み合い誤差があることや、ベルトに振動が発生すること
がある等の理由で、各像担持体に良好な回転を伝達する
ことは難しい。
【0005】さらに、ギアとベルトとを含む機構を用い
るものとして、実開平2−1576868号に記載の機
構も知られている。しかしながら、この機構では、ベル
トまたはギアで発生する振動を、そのまま各像担持体に
伝達してしまうという不具合が発生する。特にこの機構
は、駆動モータから一段、従動プーリから他のプーリを
介して更に一段と、像担持体を回転させるのプーリまで
3段ものプーリを介して回転を伝達する機構であるた
め、各プーリとベルトとで発生する振動が非常に多くな
り、該振動が累積する。このため、回転駆動力を良好に
伝達することが特に難しい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の様に、従来の画
像形成装置のおける駆動伝達機構では、各像担持体が回
転変動成分を有し、かつ、そのばらつきが大きいので、
各像担持体の回転変動差(ウォームホイールの振れ量の
ばらつきや位相差等)が大きい。このため、転写材表面
に重ね合わされる各顕像にズレが生じるという問題があ
る。この各顕像のズレは、各像担持体がそれぞれ異なっ
た色の顕像を形成する場合は色ズレとなる。また、ギア
の噛み合い時の振動が各像担持体へと伝達されるため、
画像上で細かな送りむらが発生し、解像度の低下が生じ
るという問題点がある。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、駆動伝達系で生じる
振動を可及的に減少させ、振動による各画像の位置ずれ
の発生を防止すると共に、精度の高い部品を用いること
による製造コストの上昇を防ぐ画像形成装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の画像形成装置は、像担持体と、該像担
持体を支持し且つ該像担持体と一体的に回転する像担持
体支持軸と、該像担持体の表面に顕像を形成する画像形
成手段と、該顕像を転写材上に転写する転写手段とを備
えた複数の像形成ユニットと、前記各像担持体支持軸を
回転させる駆動力を発生する駆動源と、前記駆動源から
の回転駆動力を、各前記像担持体支持軸に伝達する駆動
伝達系と、を備えた画像形成装置であって、前記駆動伝
達系が、複数の前記像担持体支持軸の各々に固着された
リンクと、複数の前記リンクを互いに連結し、ある像担
持体支持軸の回転を他の像担持体支持軸に伝達する連結
リンクと、からなるリンク機構を備えたことを特徴とす
るものである。
【0009】また、請求項2の画像形成装置は、請求項
1の画像形成装置であって、前記駆動伝達系が、相隣合
う二つの像担持体支持軸のそれぞれに固着されたギアホ
イールと、二つの前記ギアホイールに前記駆動源からの
回転駆動力を伝達する一の駆動ギアと、を備えたことを
特徴とするものである。
【0010】また、請求項3の画像形成装置は、請求項
1の画像形成装置であって、前記駆動伝達系が、前記像
担持体支持軸の少なくとも一つに固着されたギアホイー
ルと、前記ギアホールに前記駆動源からの回転駆動力を
伝達する駆動ギアと、を備え、前記ギアホイールの直径
が前記像担持体の直径よりも大きいことを特徴とするも
のである。
【0011】また、請求項4の画像形成装置は、請求項
1の画像形成装置であって、前記駆動伝達系が、前記像
担持体支持軸の少なくとも一つに固定されたギアホイー
ルと、前記ギアホイールに前記駆動源からの回転駆動力
を伝達する駆動ギアホイールと、からなり、前記ギアホ
イールの歯数と前記駆動ギアホイール歯数とが等しく、
かつ、前記ギアホイールの回転中心から該ギアホイール
の真の中心へと至る直線と、前記駆動ギアホイールの回
転中心から該ギアホイールの回転中心へと至る直線とが
なす角度をθ1とし、前記駆動ギアホイールの回転中心
から該駆動ギアホイールの真の中心へと至る直線と、該
駆動ギアホイールの回転中心から前記ギアホイールの回
転中心と至る直線とがなす角度をθ2とした場合に、θ
1とθ2とを足した値が180度であることを特徴とす
るものである。
【0012】また、請求項5の画像形成装置は、請求項
1の画像形成装置であって、前記像形成ユニットの各々
に備えられた前記像担持体支持軸と、該軸と一体的に回
転する部材とがなす回転体の慣性負荷が、全て等しいこ
とを特徴とするものである。
【0013】また、請求項6の画像形成装置は、請求項
1の画像形成装置であって、前記駆動伝達系が、前記回
転駆動源からの回転駆動力を前記連結リンクに伝達する
駆動リンクを有し、前記駆動リンクが前記連結リンクの
中心部に連結されていることを特徴とするものである。
【0014】また、請求項7の画像形成装置は、請求項
1の画像形成装置であって、前記駆動系が、前記像担持
体支持軸の少なくとも一つに固着されたギアホイール
と、前記ギアホイールに前記駆動源からの回転駆動力を
伝達する駆動ギアと、を備え、前記像担持体の周長が全
て等しく、各前記像担持体間の距離が、それぞれ像担持
体の周長の整数倍となっていることを特徴とするもので
ある。
【0015】また、請求項8の画像形成装置は、複数の
像担持体と、前記像担持体を駆動させる駆動源と、を有
し、転写材を前記複数の像担持体に沿って搬送させる
際、該複数の像担持体上に形成された各顕像を該転写材
上にそれぞれ転写することにより画像形成を行なう画像
形成装置であって、前記複数の像担持体を、少なくとも
2本の連結リンクによって互いに連結し、前記駆動源か
らの駆動力を該連結リンクを介して各像担持体に伝達す
ることを特徴とするものである。
【0016】また、請求項9の画像形成装置は、請求項
8の画像形成装置であって、前記複数の像担持体のうち
少なくとも1つの像担持体に取り付けられた連結リンク
を支持する、該像担持体の回転軸に固着されたリンク支
持部材と、前記リンク支持部材が固着されている像担持
体における回転軸に固着されたウォームホイールと、前
記ウォームホイールに噛み合うように前記駆動源の軸に
設けられたウォームと、を備え、前記駆動源からの駆動
力を、その回転軸に前記連結リンクが固着された像担持
体へと伝達させることを特徴とするものである。
【0017】また、請求項10の画像形成装置は、請求
項8の画像形成装置であって、前記少なくとも2本の連
結リンクが、互いに、回転軸心に対し角度を有した状態
で取り付けられている第一及び第二の連結リンクから構
成されているとともに、前記第一及び第二の連結リンク
は互いに相似形状を有していることを特徴とするもので
ある。
【0018】また、請求項11の画像形成装置は、請求
項8または請求項10の画像形成装置であって、前記少
なくとも2本の連結リンクは、前記像担持体に近い側の
第一の連結リンクと、該像担持体に遠い側の第二のリン
クとから構成されており、前記第一の連結リンクを第一
の軸受を介して支持する、前記像担持体の回転軸に固定
された第一のリンク支持部材と、前記第二の連結リンク
を第二の軸受を介して支持する第二のリンク支持部材
と、前記第一のリンク支持部材と第二のリンク支持部材
とを連結する中間部材と、を備えたことを特徴とするも
のである。
【0019】
【作用】請求項1乃至請求項7の画像形成装置において
は、従来は、ギア、または、プーリと該プーリに張架さ
れたベルトとからなる機構で、駆動源から像担持体へと
伝達していた回転駆動力を、振動が生じにくいリンク機
構を備えた駆動伝達系を用いて伝達する。
【0020】請求項2の画像形成装置においては、一の
駆動ギアで、相隣合う二つのギアホイールに駆動を伝達
するため、各ギアホイールに別々の駆動ギアを用いて駆
動を伝達する場合と比較して、用いるギアの数を少なく
することができる。
【0021】請求項3の画像形成装置においては、像担
持体の直径がギアホイールの直径よりも大きい場合と比
較して、該ギアホイールの角速度が変化した場合の像担
持体の周速の変化は小さく抑えられれる。よって、ギア
ホイールの角速度が偏心等で変化しても、角速度の変化
による各像担持体の周速の変化が小さく抑えられる。
【0022】請求項4の画像形成装置においては、ギア
ホイールの偏心が像担持体の角速度を速くする場所に位
置する場合には、駆動ギアホイールの偏心は像担持体の
角速度を遅くする場所に位置し、逆に、ギアホイールの
偏心が像担持体の角速度を遅くする場所に位置する場合
には、駆動ギアホイールの偏心は像担持体の角速度を速
くする場所に位置するようになる。よって、ギアホイー
ルの偏心による生じる像担持体の角速度の変化と、駆動
ギアホイールの偏心にり生じる像担持体の角速度の変化
とが互いに打ち消し合うことになる。このため、該角速
度の変化による、像担持体の周速の変化が発生しにくく
なる。
【0023】請求項5の画像形成装置においては、潜像
担持体を含む回転体の慣性負荷が各像形成ユニット間で
互いに等しいので、駆動伝達系から伝達される振動によ
り各像担持体がほぼ同様に振動する。このため、各回転
体の振動の仕方がまちまちである場合に生じる画像ずれ
等の画質の低下が防止される。
【0024】請求項6の画像形成装置においては、連結
リンクの中心に連結された駆動リンクにより、該連結リ
ンクに回転駆動力が伝達される。よって、連結リンクの
端部に駆動リンクから駆動が伝達された場合に生じるこ
とがある連結リンクの自転が発生しなくなり、連結リン
クから像担持体支持軸に固定された各リンクへの駆動の
伝達がスムーズになる。
【0025】請求項7の画像形成装置においては、ギア
ホイールの偏心または駆動ギアの偏心により各像担持体
の周速が変化し、該変化により転写材上に各像担持体か
ら転写される各画像に歪みが生じてしまう場合でも、各
画像の歪は転写材表面で重なりあい、位置ずれを起こさ
ないような歪となる。
【0026】請求項8乃至請求項11の画像形成装置に
おいては、少なくとも2本の連結リンクを用いて複数の
像担持体を連結させ、駆動源からの駆動力を連結リンク
を介して複数の像担持体に伝達させるので、簡単な構造
で、かつ、1本の連結リンクのみを用いる場合と比較し
て精度良く、像担持体を駆動させることができる。 (以下、余白)
【0027】
【実施例】
〔実施例1〕以下、本発明を画像形成装置である電子写
真方式のカラープリンタ(以下、プリンタという)に適
用した第一の実施例について説明する。図1は本実施例
に係るプリンターの概略構成を示す正面図である。この
プリンタは、ブラック(Bk)、マゼンダ(M)、イエ
ロー(Y)、シアン(C)の4組の像形成ユニットであ
る記録ユニット1Bk、1M、1Y、1Cが一列に並べ
て配置されている。ここで、各記録ユニット1は同じ構
成であるので、説明を簡単にするためにマゼンダ(M)
用の記録ユニット1についてのみ説明し、他の色の記録
ユニットについての説明は省略する。なお、各色用記録
ユニットの同じ部品については同じ符号を付し、各色の
構成を区別するために符号に各色を示す添字を付してい
る。
【0028】上記記録ユニット1Mは、像担持体として
の感光体ドラム2Mの回りに帯電装置としての帯電ロー
ラ3M、露光手段としてのLED4M、像形成手段とし
ての現像ユニット5M、転写手段としての転写ローラ6
M、クリーニング手段としてのクリーニングユニット7
Mが配設されている。帯電ローラ3Mにより一様に帯電
された感光体ドラム2Mには、LED4Mによる露光に
より静電潜像が形成され、現像ユニット5Mで現像され
てマゼンダ色のトナーによるトナー像が形成される。ま
た、転写ローラ6Mでトナー像が転写された感光体ドラ
ム1Mの表面はクリーニングユニット7Mでクリーニン
グされ、次の画像形成に備えられる。
【0029】給紙部の給紙コロ8により給紙カセット9
から給紙される、転写材としての記録紙は、レジストロ
ーラ10により先端が揃えられ、所定のタイミングに合
わせて転写材搬送手段の搬送ベルト11上に送られる。
搬送ベルト11により搬送される記録紙は、それぞれト
ナー像が形成された感光体ドラム2Bk、2M、2Y、
2Cとの対向部に順次送られ、転写ローラ6Bk、6
M、6Y、6Cにより各トナー像が転写される。4色の
トナー像が転写された記録紙は、定着ローラ12により
定着されて排紙される。
【0030】上記記録紙は、搬送ベルト11に静電吸着
されて搬送ベルト11表面の移動速度と等速度で搬送さ
れる。また、搬送ベルト11はベルト駆動ローラ13及
び従動ローラ14にテンションが付与された状態で掛け
渡され、駆動ローラ13の回転駆動力によって駆動され
る。以上の、搬送ベルト11、駆動ローラ13、及びロ
ーラ14で転写材搬送手段を構成する。また、搬送ベル
ト11は除電チャージャ15で除電され、ベルトクリー
ニングユニット16でクリーニングされる。
【0031】図2は、各感光体ドラム2Bk、2M、2
Y、2Cの駆動伝達系の概略構成図である。駆動源とし
ての駆動モータ18にジョイント19を介して駆動回転
軸としてのウォーム軸20が連結されている。このウォ
ーム軸20は、軸受21a、21bで支持され、二つの
ウォーム22M、22Yが設けられている。また、ウォ
ーム軸20の回転駆動力を、像担持体支持軸としての感
光体支持軸23M、23Yに伝達するウォームホイール
24M、24Yが感光体支持軸23M、23Yにそれぞ
れ設けられている。感光体支持軸23Bk、23M、2
3Y、23Cは、各感光体ドラム2Bk、2M、2Y、
2Cを支持して一体的に回転する。また、ウォームホイ
ール24M、24Yは、それぞれ、ウォーム22M、2
2Yに噛み合う位置に設けられている。以上の駆動系に
より、駆動モータ18の回転駆動力は、ジョイント1
9、ウォーム軸20、各ウォーム22M、22Y、各ウ
ォームホイール24M、24Y、及び、各感光体支持軸
23M、23Yを介して、各感光体ドラム2M、2Yに
伝達される。
【0032】また、各感光体支持軸23Bk、23M、
23Y、23Cには、それぞれリンク25Bk、25
M、25Y、25Cが固着されており、その端部にピン
26Bk、26M、26Y、26Cにより連結リンク2
7が取り付けられている。各ピン26Bk、26M、2
6Y、26Cは、それぞれ、各感光体支持軸23Bk、
23M、23Y、23Cからの距離が等しくなる位置に
設けられる。各リンク25、各ピン26、及び連結リン
ク27がリンク機構を構成する。また、このリンク機構
は、各感光体ドラム2Bk、2M、2Y、2Cの駆動伝
達系の一構成部分である。以上のリンク機構により、感
光体支持軸23M、23Yの回転が、感光体支持軸23
Bk、23Cを介して、各感光体ドラム2Bk、2Cに
伝達される。よって、駆動モータ18の回転駆動力が、
各感光体支持軸23Bk、23M、23Y、23Cを介
して各感光体ドラム2Bk、2M、2Y、2Cに伝達さ
れることになる。以上の説明において、リンク機構を構
成する連結リンク27は、複数のリンク25Bk、25
M、25Y、25Cを互いに連結し、ウォームホイール
24M、24Yから伝達される感光体支持軸23M、2
3Yの回転を、他の感光体支持軸である感光体支持軸2
3Bk、23Cに伝達する機能をはたしている。
【0033】図3は、各感光体ドラム2Bk、2M、2
Y、2Cの駆動伝達系の第1の変形例を示す概略構成図
である。前述の駆動伝達系においては、駆動モータ18
の回転駆動力が、各ウォーム22M、22Y、各ウォー
ムホイール24M、24Y等を介して、各感光体ドラム
2M、2Yに伝達されたが、この変形例では、駆動モー
タ18の回転軸に固着された駆動ギアとしてのギア28
と各感光体支持軸23M、23Yに固着されたギアホイ
ール29M、29Yとを介して、駆動モータ18の回転
駆動力が各感光体2M、2Yに伝達される。このギア2
8は、二つのギアホイール29M、29Yの双方に噛み
合う様に取り付けられている。すなわち、ギア28は、
相隣合う二つのギアホイール29M、29Yに駆動モー
タ18からの回転駆動力を伝達する機能を有している。
よって、各ギアホイール29M、29Yに別々の駆動ギ
アを用いて回転駆動力を伝達する場合と比較して、ギア
の数を少なくすることができる。
【0034】また、ギアホイール29の直径Eは、感光
体ドラム2の直径Kよりも大きい。よって、ギアホイー
ル29M、29Yに偏心があり、ギアホイール29M、
29Yの角速度に変化が生じても、感光体2M、2Yの
周速の変化は小さく抑えられる。すなわち、感光体ドラ
ムの角速度の変化が同じである場合、周速の変化は該感
光体ドラムの直径Kに比例するものであるので、前述の
様に感光体ドラムの直径Kをギアホイールの直径Eより
も小さくして、感光体ドラムの直径Kを小さくすれば、
周速の変化を小さく抑えることができるのである。駆動
伝達系の第1の変形例のその他の構成は、前述の駆動伝
達系と同じである。
【0035】図4は、各感光体ドラム2Bk、2M、2
Y、2Cの駆動伝達系の第2の変形例を示す概略構成図
である。駆動モータ18から、各感光体ドラム2M、2
Yへの駆動伝達は、第1の変形例と同様に、ギア28、
ギアホイール29M、29Y等を介して各感光体ドラム
2M、2Yに伝達される。図2の駆動伝達系及び第1の
変形例の駆動伝達系では、リンク機構は各リンク25、
各ピン26、及び連結リンク27で構成されていたが、
この変形例ではリンク機構の構成が異なる。以下、この
変形例のリンク機構について説明する。各感光体支持軸
23Bk、23Cには、ギアホイール29M、29Y
と、同形状、同重量、同慣性負荷のホイール30Bk、
30Cが固定されている。また、このホイール30B
k、30Cとギアホイール29M、29Yとには、ピン
26Bk、26M、26Y、26Cが固着されている。
各ピン26Bk、26M、26Y、26Cは、それぞ
れ、各支持軸23Bk、23M、23Y、23Cからの
距離が等しくなる位置に設けられる。そして、これらの
ピン26に連結リンク27が取り付けられる。このよう
に、この変形例では、ギアホイール29M、29Yとホ
イール30Bk、30Cとが各感光体支持軸23Bk、
23M、23Y、23Cに固着されたリンクとして機能
する。また、ギアホイール29、ホイール30、ピン2
6、及び連結リンク27でリンク機構を構成する。
【0036】また、感光体ドラム2、感光体支持軸2
3、及びギアホイール29からなる回転体、又は、感光
体ドラム2、感光体支持軸23、及びホイール30から
なる回転体は、各記録ユニット1Bk、1M、1Y、1
Cで全て同じ慣性負荷となっている。すなわち、ギアホ
イール29M、29Yと、ホイール30Bk、30Cと
を同慣性負荷として、各感光体ドラム2及び各感光体支
持軸23も同じ慣性負荷のものを用いているので、各回
転体の慣性負荷も等しくなる。よって、たとえ駆動伝達
系に振動が発生したとしても、各回転体はほぼ同様の振
動をすることになり、該回転体を構成する各感光体ドラ
ム2もほぼ同様に振動する。
【0037】図5は、各感光体ドラム2Bk、2M、2
Y、2Cの駆動伝達系の第3の変形例を示す概略構成図
である。駆動モータ18から、各感光体ドラム2M、2
Yへの駆動伝達は、第1の変形例、第2の変形例と同様
に、ギア28と、ギアホイール29M、29Y等を介し
て各感光体ドラム2M、2Yに伝達される。この変形例
では、ギア28、ギアホイール29M、及びギアホイー
ル29Yの歯数が全て等しい。
【0038】また、ギア28、ギアホイール29M、及
びギアホイール29Yを一定の位置関係を持たせて噛み
合わせている。以下、この関係を説明する。図6にギア
28、ギアホイール29M、及びギアホイール29Yの
位置関係を示す。C1、C2、C3は、それぞれギア2
8、ギアホイール29Y、ギアホイール29Mの真の中
心を示す。また、P1、P2、P3は、それぞれギア2
8、ギアホイール29Y、ギアホイール29Mの回転中
心を示す。真の中心Cに回転中心Pを一致させることが
望ましい。しかしながら、両者を一致させることは、製
作上困難であり、どうしても偏心が生じてしまうのであ
る。e1、e2、e3は、それぞれ、ギア28、ギアホ
イール29Y、ギアホイール29M偏心量を示す。ま
た、ギアホイール29Yの回転中心P2からギアホイー
ル29Yの真の中心C2へと至る直線をL1で示し、ギ
ア29の回転中心P1からギアホイール29Yの回転中
心P2へ至る直線をL2で示し、L1とL2がな角をθ
1で示す。さらに、ギア28の回転中心P1からギア2
8の真の中心C1へ至る直線をL3で示し、L2とL3
とがなす角をθ2で示す。この変形例では、以上説明し
たθ1とθ2とを足した値が180度となるように、ギ
アホイール29Yとギア28との位置関係が定められて
いる。また、ギアホイール29Yにおいて定義したθ1
と同様にギアホイール29Mについてθ1を定義する
と、該θ1とθ2とを足した値が180度となるよう
に、ギアホイール29Mとギア28との位置関係が定め
られている。
【0039】ここで、ギア28が回転中心P1を中心に
等角速度で回転するとして、ギアホイール29Yの偏心
とギア28の偏心とによる、ギアホイール29Yの角速
度の変化は、ギアホイール29Yとギア28とが前述の
位置関係にあると、その作用を互いに打ち消すことにな
る。すなわち、ギアホイール29Yの偏心によりギアホ
イール29Yの角速度が早くなる場合には、ギア28の
偏心によりギアホイール29Yの角速度が遅くなる。ま
た、逆にギアホイール29Yの偏心によりギアホイール
29Yの角速度が遅くなる場合には、ギア28の偏心に
よりギアホイール29Yの角速度が速くなる。よって、
ギアホイール29Yとギア28を前述の位置関係とすれ
ば、偏心によるギアホイール29Yの角速度の変化、す
なわち、感光体ドラム2の角速度の変化を小さく抑える
ことができる。また、ギアホイール29Mとギア28を
前述の位置関係とすれば、偏心によるギアホイール29
Mの角速度の変化も同様に小さく抑えることができ、感
光体ドラム2の角速度の変化を小さく抑えることができ
る。
【0040】図7は、各感光体ドラム2Bk、2M、2
Y、2Cの駆動伝達系の第4の変形例を示す概略構成図
である。この変形例では、モータ18の回転軸に駆動リ
ンク31が固着されており、その端部に駆動ピン32が
設けられている。また、各感光体支持軸23Bk、23
M、23Y、23Cには、それぞれリンク25Bk、2
5M、25Y、25Cが固着されており、その端部にピ
ン26Bk、26M、26Y、26Cが設けられてい
る。そして、駆動ピン32により、連結リンク27の中
心部に駆動リンク31が連結されている。また、各ピン
26により、各リンク25が連結リンク27に取り付け
られている。各ピン26は、それぞれ各感光体支持軸か
らの距離が等しくなる位置に設けられ、この距離に、モ
ータ18の回転軸から駆動ピン32までの距離も等しく
なっている。駆動リンク31、駆動ピン32、各リンク
25、各ピン26及び連結リンク27でリンク機構を構
成し、このリンク機構が、駆動モータ18の回転駆動力
を各感光体ドラム2Bk、2M、2Y、2Cに伝達す
る。
【0041】前述の様に、連結リンク27の中央部に駆
動リンク31が連結されているので、連結リンク27の
回転駆動がスムーズに行なわれる。すなわち、図8に示
すように連結リンク27の中心部G以外の部分に駆動リ
ンク31を取り付けた場合、駆動リンク31を矢印a方
向に回転させると、連結リンク27は中心部Gを中心に
矢印b方向に自転してしまい、連結リンク27の回転駆
動がスムーズに行なわれないことがある。この変形例で
は、係る事態が発生することなく連結リンク27はスム
ーズに回転駆動する。
【0042】図9は、各感光体ドラム2Bk、2M、2
Y、2Cの駆動伝達系の第5の変形例を示す概略構成図
である。この変形例では、駆動モータ18の回転駆動力
が、ギア28、感光体支持軸23Mに固着されたギアホ
イール29M、及び感光体支持軸23Yに固着されたギ
アホイール29Yを介して感光体ドラム2M、感光体ド
ラム2Yに伝達される。また、各感光体支持軸23B
k、23M、23Y、23Cに連結されたリンク25B
k、25M、25Y、25Cと、連結リンク27とがリ
ンク機構を構成し、このリンク機構が感光体ドラム2
M、2Yの回転駆動力を感光体ドラム2Bk、2Cに伝
達する。また、各感光体ドラム2Bk、2M、2Y、2
Cの断面の円周は全て同じ長さであり、この長さに互い
に隣あう感光体ドラム2の距離Hが等しくなっている。
すなわち、任意の2個の感光体間の距離Hは、全て各感
光体ドラム2の円周の長さの整数倍となっている。
【0043】このため、ギアホイール29の偏心、また
はギア28の偏心により各感光体ドラム2の周速に変化
が生じ、転写紙表面に各感光体から転写される画像に歪
が生じても、各歪が転写紙表面で重なり合い、各転写像
が位置ずれを起こすことがない。すなわち、図10に示
すように各感光体ドラムの周速Vの変化は、各感光体ド
ラムが1回転するのに要する時間t1周期で発生する。
よって、一つ手前の転写からt1時間経過後に次の転写
を行なえば、各転写を行なう各感光体ドラム2の速度の
変化が一致して各転写像間での位置ずれが防止される。
そこで、この変形例では、t1時間で転写紙が搬送され
る距離である各感光体の周の長さHの間隔で各感光体ド
ラム1を設けた。 〔実施例2〕以下、本発明を画像形成装置である電子写
真方式のプリンタに適用した第二の実施例について説明
する。図11は本実施例に係るプリンタの概略構成を示
す説明図である。このプリンタは、像担持体としての感
光体ドラム101、駆動源としての駆動モータ102、
ウォーム103、ウォームホイール104、第一連結リ
ンクとしてのリンク105、第二連結リンクとしてのリ
ンク106等を備えている。また、感光体ドラムの周囲
には、実施例1と同様に帯電装置、露光装置、現像ユニ
ット、転写ローラ、及びクリーニング手段が設けられて
いる。なお、これらの像形成のための装置の図示は省略
する。
【0044】この装置はカラープリンタであり、図11
に示すように感光体ドラム101が4本直線状に並んで
配置されている。そして、転写材としての記録紙(図示
せず)が、感光体ドラム101の直下を図中左から右に
向かって搬送され、その搬送の際に感光体ドラム101
上の顕像としてのトナー像が記録紙に転写されることに
より、カラー画像形成が行なわれる。また、駆動モータ
102からの駆動力が、駆動モーター102の回転軸に
固着されているウォーム103を介しウォームホイール
104へと伝達され、さらにウォームホイール104か
ら感光体ドラム101に伝達されることにより感光体ド
ラム1の回転が行なわれる。
【0045】図11に示すように、4本の感光体ドラム
101の各々の間は、2本のリンク105、106によ
って連結されており、このリンクによって、4本の感光
体ドラム101の各々が一体的に回転する。従って、従
来発生していたような回転変動を防ぐことができる。ま
た、2本のリンク105、106は互いに相似形状を有
している。
【0046】この装置では、図中、最も左側に配置され
ている感光体ドラム101(以下、第一感光体ドラムと
する)に駆動モータ102からの駆動が直接伝達され
る。すなわち、駆動モータ102の回転軸に固着されて
いるウォーム103と第一感光体ドラムの軸に固着され
いるウォームホイール104とを噛み合わせるにより、
駆動モータ102からの駆動力を第一感光体ドラムの軸
に伝達させて、第一感光体の回転駆動を行なわせる。そ
して、残りの3本の感光体ドラム101を回転させるた
めに、第一感光体ドラムに伝達された駆動力を、リンク
105、106だけで連結されている残りの3本の感光
体ドラムへ、該リンクを用いて伝達し、該ローラを回転
駆動させる。この場合、少なくとも第一感光体ドラムの
連結リンクは、後に説明を加える第一リンク支持部材1
09に支持される。
【0047】また、2本のリンク105及び106は、
互いに、例えば約90度の角度を保っている。このリン
クが一直線上(180度)に配置されていると、リンク
が水平状態の時、図中で左側から第二〜第四番目の各感
光体ドラム101は、回転方向が前後どちらにも回ろう
してしまう(この点を思案点と呼んでいる)。そこで両
リンク105、106を180度以外の角度(例えば9
0度)を保つことによって円滑に回転駆動力を伝達して
いる。
【0048】リンク105及びリンク106は、4つの
感光体ドラム101に対し、一直線の形状で連結する一
本のリンクから構成してもよいし、相隣合う感光体10
1を連結する複数本のリンクから構成してもよい。特に
4本のリンクから構成される場合は、各感光体ドラム1
01に設けられたリンクごとに軸受で回転可能に支持さ
せる構成とすればよい。
【0049】図12は、図11に示すプリンタの要部で
ある、左側から第一及び第二の感光体ドラム101近傍
の詳細な構成を表した斜視図である。この図には、感光
体ドラム101の回転軸108、第一リンク支持部材1
09、第二リンク支持部材110、第二の軸受としての
軸受111、軸受112、第一の軸受としての軸受11
3、及び、中間支持部材114が示されている。
【0050】リンク105及びリンク106は、感光体
ドラムの回転軸108を回転中心として回転するが、図
12に示すように、1回転する間にリンク機構が感光体
ドラムの回転軸108とオーバーラップしないように構
成されている。つまり、感光体ドラム軸108がウォー
ムホイールの回転軸まで伸びているとリンク105、1
06の回転の障害となってしまうが、このプリンタでは
第一リンク支持部材109が感光体ドラムの回転軸10
8に回転自在に支持されており、一方、ウォームホイー
ルの回転軸は、例えば装置本体側の側板(図示せず)等
に軸受112を介して支持されている。そして、リンク
105とリンク106とは、第一の軸受113、及び第
二の軸受111を介して中間部材114により連結され
ている。よって、感光体ドラム108の回転軸が、リン
ク105、106の回転の障害となることがない。な
お、中間支持部材114は、この実施例ではL字形状と
なっているが、外形形状は限定されず、例えば円板状の
ものでもよい。
【0051】また、この実施例ではトナー像を転写材上
に転写するカラープリンタについて示したが、この発明
は、静電潜像を転写材上に転写して、該潜像を転写材上
で現像することによりプリントを行なうカラープリンタ
にも適用することができる。 (以下、余白)
【0052】
【発明の効果】請求項1乃至請求項7の発明によれば、
リンク機構を備えた駆動伝達系を用いて回転駆動力を伝
達するので、ギアやベルト等のみを用いて回転駆動を伝
達する場合に発生する振動を抑えることができる。よっ
て、該振動により像担持体の速度が変化し、画質が低下
することが防止される。
【0053】請求項2の発明によれば、各ギアホイール
に別々の駆動ギアを用いて駆動を伝達する場合と比較し
て、駆動伝達系を数少ないギアで構成するため、駆動伝
達系、ひいては該駆動伝達系を用いる画像形成装置を安
価なものとすることができる。
【0054】請求項3の発明によれば、ギアホイールの
偏心により、該ギアホイールの角速度に変化が生じて
も、該角速度の変化による像担持体の周速の変化が抑制
される。よって、周速が変化することによる画質の低下
が抑制される。
【0055】請求項4の発明によれば、ギアホールの偏
心及び駆動ギアホイールの偏心による、像担持体の角速
度の変化が発生しにくくなるので、像担持体の角速度の
変化による画質の低下が抑制される。
【0056】請求項5の発明によれば、各像担持体がほ
ぼ同様に振動するため、各回転体に回転負荷の差がある
ことにより各回転体の振動の仕方がまちまちになり、画
質が低下することが防止される。
【0057】請求項6の発明によれば、連結リンクの回
転駆動がスムーズに行なわれるので、該連結リンクを備
えた駆動伝達系全体の動きがスムーズに行なわれるよう
になり、高品質な画像が形成される。
【0058】請求項7の発明によれば、各像担持体から
転写材へと転写される各画像の歪みが転写材上で重なり
合うため、各像の歪がずれた状態で転写材に転写される
ことによる画像品質の低下が防止される。
【0059】請求項8の発明によれば、簡単な構造で駆
動を伝達するため、振動の発生を防ぎ、装置の騒音が低
減される。また、ゴミ、ホコリ等の影響も受けにくくな
り、その結果装置の寿命が伸びる。
【0060】請求項9の発明によれば、駆動源からの駆
動力を伝達する回転駆動源として、1組のウォーム及び
ウォームホイールが有ればよいので、コストを著しく低
減できる。
【0061】請求項10の発明によれば、第一及び第二
の2つの連結リンクは、互いに、回転軸心に対し角度を
有しているため、回転が円滑となる。また、第一及び第
二のリンクは相似形状を有しているため、型等を利用し
てローコストで製作が可能である。
【0062】請求項11の発明によれば、リンク支持部
材を介して、像担持体の回転軸と駆動源側回転軸とが分
離されているため、像担持体に駆動源が発する振動が一
層伝達されにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例に係るプリンターの概略構成を示
す正面図。
【図2】同プリンターにおける感光体ドラムの駆動伝達
系示す概略構成図。
【図3】同プリンターにおける駆動伝達系の第1の変形
例を示す概略構成図。
【図4】同プリンターにおける駆動伝達系の第2の変形
例を示す概略構成図。
【図5】同プリンターにおける駆動伝達系の第3の変形
例を示す概略構成図。
【図6】同プリンターにおけるギアの位置関係を示す説
明図。
【図7】同プリンターにおける駆動伝達系の第4の変形
例を示す概略構成図。
【図8】図7に示す駆動伝達系の作用を示す説明図。
【図9】同プリンターにおける駆動伝達系の第5の変形
例を示す概略構成図。
【図10】同プリンターにおける感光体ドラムの周速を
示すグラフ。
【図11】第二の実施に係るプリンタの概略構成を示す
説明図。
【図12】同プリンターの要部を示す斜視図。
【符号の説明】
1 記録ユニット 2 感光体ドラム 3 帯電ローラ 4 LED 5 現像ユニット 6 転写ローラ 7 クリーニングユニット 8 給紙コロ 9 給紙カセット 10 レジストローラ 11 搬送ベルト 12 定着ローラ 13 駆動ローラ 14 従動ローラ 15 除電チャージャ 16 クリーニングユニット 18 駆動モータ 19 ジョイント 20 ウォーム軸 21 軸受 22 ウォーム 23 感光体支持軸 24 ウォームホイール 25 リンク 26 ピン 27 連結リンク 28 ギア 29 ギアホイール 30 ホイール 31 駆動リンク 32 駆動ピン 101 感光体ドラム 102 駆動モーター 103 ウォーム 104 ウォームホイール 105 リンク(第一連結リンク) 106 リンク(第二連結リンク) 108 感光体ドラムの回転軸 109 第一リンク支持部材 110 第二リンク支持部材 111 軸受(第二の軸受) 112 軸受 113 軸受(第一の軸受) 114 中間支持部材

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、該像担持体を支持し且つ該像
    担持体と一体的に回転する像担持体支持軸と、該像担持
    体の表面に顕像を形成する画像形成手段と、該顕像を転
    写材上に転写する転写手段とを備えた複数の像形成ユニ
    ットと、前記各像担持体支持軸を回転させる駆動力を発
    生する駆動源と、前記駆動源からの回転駆動力を、各前
    記像担持体支持軸に伝達する駆動伝達系と、を備えた画
    像形成装置であって、前記駆動伝達系が、複数の前記像
    担持体支持軸の各々に固着されたリンクと、複数の前記
    リンクを互いに連結し、ある像担持体支持軸の回転を他
    の像担持体支持軸に伝達する連結リンクと、からなるリ
    ンク機構を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記駆動伝達系が、相隣合う二つの像担持
    体支持軸のそれぞれに固着されたギアホイールと、二つ
    の前記ギアホイールに前記駆動源からの回転駆動力を伝
    達する一の駆動ギアと、を備えたことを特徴とする請求
    項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記駆動伝達系が、前記像担持体支持軸の
    少なくとも一つに固着されたギアホイールと、前記ギア
    ホールに前記駆動源からの回転駆動力を伝達する駆動ギ
    アと、を備え、前記ギアホイールの直径が前記像担持体
    の直径よりも大きいことを特徴とする請求項1の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】前記駆動伝達系が、前記像担持体支持軸の
    少なくとも一つに固定されたギアホイールと、前記ギア
    ホイールに前記駆動源からの回転駆動力を伝達する駆動
    ギアホイールと、からなり、前記ギアホイールの歯数と
    前記駆動ギアホイール歯数とが等しく、かつ、前記ギア
    ホイールの回転中心から該ギアホイールの真の中心へと
    至る直線と、前記駆動ギアホイールの回転中心から該ギ
    アホイールの回転中心へと至る直線とがなす角度をθ1
    とし、前記駆動ギアホイールの回転中心から該駆動ギア
    ホイールの真の中心へと至る直線と、該駆動ギアホイー
    ルの回転中心から前記ギアホイールの回転中心と至る直
    線とがなす角度をθ2とした場合に、θ1とθ2とを足
    した値が180度であることを特徴とする請求項1の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】前記像形成ユニットの各々に備えられた前
    記像担持体支持軸と、該軸と一体的に回転する部材とが
    なす回転体の慣性負荷が、全て等しいことを特徴とする
    請求項1の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記駆動伝達系が、前記回転駆動源からの
    回転駆動力を前記連結リンクに伝達する駆動リンクを有
    し、前記駆動リンクが前記連結リンクの中心部に連結さ
    れていることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記駆動系が、前記像担持体支持軸の少な
    くとも一つに固着されたギアホイールと、前記ギアホイ
    ールに前記駆動源からの回転駆動力を伝達する駆動ギア
    と、を備え、前記像担持体の周長が全て等しく、各前記
    像担持体間の距離が、それぞれ像担持体の周長の整数倍
    となっていることを特徴とする請求項1の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】複数の像担持体と、前記像担持体を駆動さ
    せる駆動源と、を有し、転写材を前記複数の像担持体に
    沿って搬送させる際、該複数の像担持体上に形成された
    各像を該転写材上にそれぞれ転写することにより画像形
    成を行なう画像形成装置であって、前記複数の像担持体
    を、少なくとも2本の連結リンクによって互いに連結
    し、前記駆動源からの駆動力を該連結リンクを介して各
    像担持体に伝達することを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記複数の像担持体のうち少なくとも1つ
    の像担持体に設けられた連結リンクを支持する、該像担
    持体の回転軸に固着されたリンク支持部材と、前記リン
    ク支持部材が固着されている像担持体における回転軸に
    固着されたウォームホイールと、前記ウォームホイール
    に噛み合うように前記駆動源の回転軸に設けられたウォ
    ームと、を備え、前記駆動源からの駆動力を、その回転
    軸に前記連結リンクが固着された像担持体へと伝達させ
    ることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記連結リンクが、互いに、回転軸心に
    対し角度を有した状態で取り付けられている第一及び第
    二の連結リンクから構成されているとともに、前記第一
    及び第二の連結リンクは互いに相似形状を有しているこ
    とを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】前記少なくとも2本の連結リンクは、前
    記像担持体に近い側の第一の連結リンクと、該像担持体
    に遠い側の第二のリンクとから構成されており、前記第
    一の連結リンクを第一の軸受を介して支持する、前記像
    担持体の回転軸に固定された第一のリンク支持部材と、
    前記第二の連結リンクを第二の軸受を介して支持する第
    二のリンク支持部材と、前記第一のリンク支持部材と第
    二のリンク支持部材とを連結する中間部材と、を備えた
    ことを特徴とする請求項8または請求項10に記載の画
    像形成装置。
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