JP2001132200A - 外装材下端支持金具及びそれを用いた外壁構造 - Google Patents

外装材下端支持金具及びそれを用いた外壁構造

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JP2001132200A JP31294899A JP31294899A JP2001132200A JP 2001132200 A JP2001132200 A JP 2001132200A JP 31294899 A JP31294899 A JP 31294899A JP 31294899 A JP31294899 A JP 31294899A JP 2001132200 A JP2001132200 A JP 2001132200A
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Kikuo Sakamoto
喜久雄 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の解決課題は、外壁下地材に沿
って配設された外装材の下端部が外壁下地材から浮き上
がるような事のない外装材下端支持金具を開発すること
にある。 【解決手段】 水切り部材(12)上にて外壁下地材(11)
に固着される縦片(2)と、外壁下地材(11)に沿って配設
される外装材(10)の下端を支持する横片(3)とからなる
略L字型の形状を有する外装材下端部支持金具(1)であ
って、前記縦片(2)と前記横片(3)との境界部分の折曲部
(7)において、縦片(2)側から横片(3)側に向けて突出
し、前記水切り部材(12)の段差支持部(15)の段差面(15
a)に係合する当接片(4)が形成される事を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木造建築物の壁構造に
おいて、外装材が長年にわたって外壁下地材からずれて
その下端が浮き上がるような事がない外装材下端支持金
具並びに該金具を用いた外壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】木造建築物の壁構造の施工方法(図6参
照)として、外壁下地材(11)に支持金具(31)を取り付
け、その支持金具(31)を介して外装材(10)を外壁下地材
(11)に固着するという金具工法がとられている。これ
は、外装材(10)の表面に釘(19a)(19b)が現れないという
意匠性に優れているからである。
【0003】従来の金具工法にあっては、外装材(10)を
建築物の高さ方向に配設する縦張り外装材(10)の場合、
まず、外壁下地材(11)に固着されている水切り部材(12)
の段差面(15a)に、外装材(10)の下端部を支持する支持
金具(31)の折曲部(37)が係合するように配設し、その状
態で支持金具(31)の縦片(32)を水切り部材(12)の上から
外壁下地材(11)に釘(19a)にて固着し、続いて外壁下地
材(11)に沿って配設された外装材(10)の下端部を支持金
具(31)の横片(33)上に載置する。次に、外装材(10)の両
側端部を取付金具(22)にて横胴縁(11a)に固定する。外
装材(10)の下端部は固定されておらず、前記支持金具(3
1)の横片(33)上に載置されるだけである。
【0004】ここで取付金具(22)は外装材(10)の両側端
部の溝に嵌め込まれ、横胴縁(11a)に固着されるので、
外装材(10)の両側端部の取付金具(22)にて外装材(10)の
前倒れを防止する事は出来るが、外装材(10)の荷重を支
える事は出来ない。外装材(10)の上端は釘(23)にて固定
されているものの釘(23)が緩むと外装材(10)の全荷重
は、前記支持金具(31)により支持される事になる。この
ため、前記支持金具(31)は、強度が必要となるため通常
の支持金具より板厚を厚く設計しなければならない。そ
うすると、支持金具(31)の縦片(32)と横片(33)の境界部
分を折り曲げる際、板厚が厚い分だけ曲がりにくくな
り、縦片(32)と横片(33)の境界部分に形成される折曲部
(37)を直角に曲げることが出来ず、その外面側エッジは
湾曲した状態で折れ曲がる。
【0005】前述のように支持金具(31)を水切り部材(1
2)に取り付けるとき、この湾曲エッジ部(38)が、水切り
部材(12)の段差面(15a)に接触する。ところが、湾曲エ
ッジ部(38)は、湾曲していてエッジが立っていないため
に、前述のように釘(23)が緩んで外装材(10)の全荷重が
加わると場合によっては段差面(15a)上を滑って外れ、
段差面(15a)の上に乗り上げることがある。その結果、
支持金具(31)により支持される外装材(10)も外壁下地材
(11)から浮き上がり、外装材(10)の下端部が揃わず外観
が悪くなるという問題があった。
【0006】また、前記支持金具(31)を使用すると外装
材(10)を伝って流下した雨水や結露水が横片(33)上に水
が溜まり易い。そしてこの溜まり水を外装材(10)が吸い
込み、吸い込まれた水分が冬場に凍結・膨張して外装材
(10)を破損するという凍害が生じていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題の第
1は、外壁下地材に平行状態で配設された外装材の下端
部が外壁下地材から浮き上がるような事のない外装材下
端支持金具並びに該金具を用いた外壁構造を開発するこ
とにあり、第2には凍害による外装材の破損を抑制する
事の出来る外装材下端支持金具並びに該金具を用いた外
壁構造を開発することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】「請求項1」に記載の外
装材下端支持金具(1)は;「水切り部材(12)上にて外壁
下地材(11)に固着される縦片(2)と、外壁下地材(11)に
沿って配設される外装材(10)の下端を支持する横片(3)
とからなる略L字型の形状を有する外装材下端部支持金
具(1)であって、前記縦片(2)と前記横片(3)との境界部
分の折曲部(7)にて、縦片(2)側から折曲部(7)を越えて
突出し、前記水切り部材(12)の段差支持部(15)の段差面
(15a)に係合する当接片(4)が形成される」事を特徴とす
る。
【0009】従来の外装材(10)の下端部を支持する支持
金具(31)は、前述したように折曲部(37)の外面側の湾曲
エッジ部(38)が湾曲していたため、例えば外装材(10)の
上端を止めている釘(23)が緩んで外装材(10)の全荷重が
支持金具(31)に加わるとその湾曲エッジ部(8)が水切り
部材(12)の段差面(15a)上を滑り、段差支持部(15)上に
乗り上げる事があった。これに対して、本請求項に記載
された支持金具(1)であれば、縦片(2)と横片(3)の境界
部分である折曲部(7)に形成され、エッジの立った当接
片(4)が下方(横片(3)の下面を越えて)へ突出している
ため、前記当接片(4)が前記段差面(15a)に確実に係合支
持される。従って、外装材(10)の全荷重が加わったとし
ても前記当接片(4)が前記段差面(15a)に確実に係合して
従来のように滑ることなく、従来、発生していた支持金
具(1)と段差支持部面(15)への乗り上げの発生に伴って
生じる外装材(10)の下端の浮き上がり問題が解消され
る。
【0010】「請求項2」に記載の外装材下端支持金具
(1)は「請求項1」を更に限定したもので、「縦片(2)と
横片(3)とのなす角度(θ)が鋭角に形成されており、且
つ前記折曲部(7)に水抜き孔(5)が形成されている」事を
特徴とする。
【0011】従来、外装材(10)の外面を伝って前記支持
金具(1)まで達した雨水や、外装材(10)の内面に結露し
て流れ落ちた結露水等が、横片(3)と外装材(10)の底面
との間に溜まる事がある。このような溜り水を外装材(1
0)が吸収すると、寒冷地の冬場にあっては外装材(10)内
の水分が凍結・膨張し、これが凍害等を引き起こす原因
となっていた。
【0012】ところが、本請求項に記載された下端部支
持金具(1)では、縦片(2)と横片(3)とのなす角度(θ)が
鋭角に形成されているため、縦片(2)を外壁下地材(11)
に固着すると必然的に横片(3)が斜め上方向に張り出さ
れるようになる。従って、横片(3)と外装材(10)の底面
の全てが接することはなく、外装材(10)底面の一部が横
片(3)と接することになり、横片(3)と外装材(10)の底面
との接触面積は小さくなる。
【0013】しかも横片(3)と外装材(10)の底面の間に
水が溜まった場合でも、横片(3)が傾斜しているため、
溜まった水は傾斜の低所に位置する折曲部(7)に流れて
しまうので、外装材(10)が溜まり水に接触してこれを吸
収する機会は減少する。加えて、折曲部(7)に水抜き孔
(5)が形成されているので、溜り水は水抜き孔(5)から滴
下してしまい、当然横片(3)に溜まった溜り水はなくな
ってしまう。これにより外装材(10)が溜り水を吸水し凍
害等を引き起こすのを防止する事が出来る。
【0014】「請求項3」に記載の外壁構造は前記外装
材下端支持金具(1)を使用したもので、「外壁下地材(1
1)に取り付けられた垂直取付片(13)に段差支持部(15)の
段差面(15a)が形成されている水切り部材(12)と、水切
り部材(12)の垂直取付片(13)上にて外壁下地材(11)に固
着されている縦片(2)及び外壁下地材(11)に沿って配設
される外装材(10)の下端を支持する横片(3)とからなる
略L字型の形状を有し、前記縦片(2)と前記横片(3)との
境界部分の折曲部(7)において、縦片(2)側から横片(3)
側に向けて突出し、前記段差支持部(15)の段差面(15a)
に係合する当接片(4)が形成されている外装材下端支持
金具(1)とで構成されている」事を特徴とする。
【0015】「請求項4」は請求項3に記載の外壁構造
を更に限定したもので「その縦片(2)が外壁下地材(11)
に固着されている外装材下端支持金具(1)の横片(3)が水
平に対して、斜め上方向に張り出されるように形成され
ており、且つ前記折曲部(7)に水抜き孔(5)が形成されて
いる」事を特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図2、3に示すように、本発明の外装材(10)
下端部の支持金具(1)は、アルミニウムの押出成形のよ
うなものでなく、矩形の金属厚板(例えば、ステンレス
板や真鍮板などの耐食性に優れる板材)を折り曲げて形
成したもので、連続して一体となる縦片(2)と横片(3)と
から構成され、略L字型の形状をしている。
【0017】横片(3)と縦片(2)とのなす角度(θ)は直角
より小さく、縦片(2)を外壁下地材(11)に取付けた時、
横片(3)はやや斜め上方を向いているがその先端部分
は、若干折れ曲がって斜め下方へ向いている。こうする
ことで外装材(10)を横から挿入する時、外装材(10)の端
部を横片(3)の先端に引掛けることがなく施工がし易く
なる。また外装材(10)の端部が支持金具(1)の横片(3)上
に載置される際、外装材(10)の端部が接触する箇所は横
片(3)が上方から下方へ折れ曲がった湾曲部(3a)となる
ため、外装材(10)端部が鋭利な横片(3)の先端に食い込
む危険性もない。
【0018】支持金具(1)の幅については特に限定はし
ないが、その長さによって短尺支持金具と長尺支持金具
とに大別される。短尺支持金具は支持金具(1)の幅が1
00mm程度の長さのものを指し、取り扱いやすく材料
費を抑えることが出来、また寸法調整で切り捨てる量を
小さくし歩留まりを抑えることが出来るというメリット
がある。一方、長尺支持金具については、500〜10
00mm程度の長さのものを指し、外装材(10)を支持す
る強度を向上させることができる。また、支持金具(1)
の取付位置は、隣り合って併設される2枚の外装材(10)
に跨って取り付けられるため、予め取付位置をチェック
しておく必要があるが、長尺支持金具であれば、連続し
て2枚並べると外装材(10)の下端に全て支持金具(1)が
入るため、取付位置をチェックする手間を省くことが出
来る。
【0019】また、縦片(2)と横片(3)の境界部分である
折曲部(7)は、前述のように矩形金属厚板の折り曲げ加
工により形成されたものであるから、角張っておらず湾
曲した状態(外面エッジが円弧状態になっている)で折れ
曲がっている。また、縦片(2)の中間部分には凸条屈曲
部(2a)が形成されており、更に縦片(2)の上部には取付
孔(6)が複数個設けられている。
【0020】縦片(2)と横片(3)の境界部分の折曲部(7)
には、折曲部(7)に直角に且つ縦片(2)並びに横片(3)に
至る一対の切り込み(9)が支持金具(1)の左右両側にそれ
ぞれ入れられており、更に、横片(3)側の切り込み(9)の
間の部分を切除し(切除部分が後述する水抜き孔(5)とな
る。)、縦片(2)側の切り込み(9)の間の部分を折曲部(7)
から横片(3)の下面より突出するように形成する事で、
折曲部(7)より下方へ突出した当接片(4)が設けられる。
【0021】突出する当接片(4)の長さは、少なくとも
横片(3)の下面よりは下方へ突出する必要があるが、長
すぎる必要はなく、若干横片(3)より下方へ突出する程
度で良い。また、当接片(4)の端部は、水平に削れば、
水切り部材(12)の段差面(15a)により確実に係合出来る
ので好ましい。さらに、本実施形態では折曲部(7)の2
箇所に当接片(4)が設けられているが、2箇所以上であ
れば何箇所に設けられても構わない。但し、その時、全
ての当接片(4)が同じ長さだけ突出して、突出した下端
の位置は全て一致している事が好ましい。
【0022】折曲部(7)において、当接片(4)を形成する
切り込み(9)は、折曲部(7)から横片(3)まで延長されて
おり、この延長部分の切り込み(9)の間の部分を切除す
る事で、水抜き孔(5)が形成される。さらに、折曲部(7)
には強度を高めるためのリブ(20)が形成されている。
【0023】次に、本実施形態の支持金具(1)を用いた
外壁構造の施工方法について説明する。まず、図1に示
すように、柱、間柱、パネル等からなる外壁下地に防水
シート(11c)を貼り、その上から横胴縁(11a)や外壁部材
(11b)等の外壁下地材(11)を取り付ける。その際、適宜
横胴縁(11a)を切断して隙間を設け通気部(11d)としても
良い。
【0024】次に、水切り部材(12)を釘(19b)等によ
り、例えば土台の側面に取り付けられた外壁部材(11b)
に固定する。水切り部材(12)には図2に示すように、例
えば押出し成形品(勿論、押出し成形品でなく板金製或
いはその他の製法で形成されたものでもよい)で1階の土
台部分に取り付けられ、垂直取付片(13)、傾斜部(16)、
前垂れ部(17)及び前垂れ底部(17a)とで構成されている
もの、図3に示すように、板金製(勿論、板金製でなく押
出し成形品或いはその他の製法で形成されたものでもよ
い)の水切り部材(12)で1階と2階との間に用いられ、
垂直取付片(13)と、傾斜部(16)と、前垂れ部(17)とで構
成されているものなどがあるが、ここでは図2の場合を
中心に説明する。何れの場合も垂直取付片(13)は、取付
部(14)と段差支持部(15)とからなり、取付部(14)と段差
支持部(15)との間には段差面(15a)が設けられており、
その段差面(15a)から上方へ取付部(14)が突出してい
る。
【0025】そして、この取付部(14)により、水切り部
材(12)は土台等の側面に取り付けられた外壁部材(11b)
のような外壁下地材(11)に固着される。傾斜部(16)は、
垂直取付片(13)の下端に連続して下降傾斜して張り出
し、その先端から前垂れ部(17)が垂直に下方へ垂設され
ている。更に、図2の場合は前垂れ部(17)の下端部から
外壁部材(11b)の下面に向かって前垂れ底部(17a)が設け
られており、更に前垂れ底部(17a)に排水孔(17b)が穿設
されている。従って、外装材(10)を伝って水切り部材(1
2)に流れてきた雨水等は傾斜している傾斜部(16)の上を
流れ、前垂れ部(17)を伝って滴下する。
【0026】なお、図3の場合は前垂れ底部(17a)がな
く、前垂れ部(17)が垂設されているだけであり、前垂れ
部(17)の下面に階下側の外装材(10a)の上端がコーキン
グ材を介して接している。
【0027】以上のように構成される水切り部材(12)の
前記段差面(15a)に、前記支持金具(1)の当接片(4)を載
置係合する。そして、その状態のまま前記支持金具(1)
の縦片(2)に設けられた前記取付孔(6)より,ビス(19a)等
を用いて外壁部材(11b)に固定する。図2の拡大図から分
かるように、当接辺(4)は水切り部材(12)の段差面(15a)
の入隅に向かってわずかに傾斜した状態で嵌まり込んで
おり、且つビス(19a)にて縦辺(2)が垂直取付片(13)に押
圧されている。
【0028】また、前記支持金具(1)の取付方として
は、支持金具(1)の固定する位置を、隣り合って併設さ
れる2枚の外装材(10)に跨って設置するようにする。こ
のようにする事で、例えば経年変化により若干家屋の寸
法が狂った時、甚だしくは地震時に隣り合った外装材(1
0)間にずれが生じるが、隣り合った外装材(10)間の下端
のずれを抑えることが出来る。この時、上述のように支
持金具(1)の幅の長さによって、長尺支持金具と短尺支
持金具に大別されるが、短尺支持金具の場合、2枚の外
装材(10)が併設される境界位置を予めチェックしておか
なければならない。
【0029】また、縦片(2)の中間部分には湾曲した凸
条屈曲部(2a)が設けられているため、縦片(2)と水切り
部材(12)の間に空間(21)が生ずるが、この空間(21)は、
水切り部材(12)を外壁部材(11b)に固定するために打ち
込んだ釘頭を、納めるためのものである。
【0030】最後に、図1に示すように、支持金具(1)
の横片(3)上に外装材(10)を載置し、外装材(10)の両側
端部の実部に取付金具(22)を嵌合させ、取付金具(22)を
横胴縁(11a)に固定する。外装材(10)上端部について
は、横胴縁(11a)に釘打ちして釘頭をタッチアップペイ
ントで補修する。
【0031】なお、本発明は外装材(10)の縦張り工法を
中心に説明したが、勿論、横張り工法でも同様の事が言
える。即ち、段差支持部(15)を有する水切り部材(12)
と、この段差支持部(15)の段差面(15a)に当接片(4)を係
合させて取り付ける外装材下端支持金具(1)とを用いる
施行方法は全て含まれる事は言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】本発明に掛かる外装材下端支持金具に
は、折曲部に当接片が設けられているので、水切り部材
の段差面にしっかりと係合固定することが可能となり、
それに伴って、前記支持金具に載置される外装材も外壁
下地材に沿った状態で配設され、その下端が浮き上がる
ような事がない。
【0033】また、前記支持金具の横片を水平に対して
斜め上方向に張り出すことにより、横片と外装材の底面
との接触面積が小さくなり、且つ最も低い位置にある折
曲部に水抜き孔が形成されているので、折曲部に集まっ
てきた水は水抜き孔から滴下してしまい、外装材が溜ま
った水を吸収して凍害を引き起こすというような事を防
止することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に掛かる支持金具を用いた壁構造の斜視
【図2】本発明に掛かる支持金具を用いた外装材下端の
支持部の断面図
【図3】本発明に掛かる支持金具を用いた外装材下端の
支持部の他の断面図
【図4】本発明に掛かる支持金具の斜視図
【図5】本発明に掛かる支持金具の他の方向から見た斜
視図
【図6】従来例の支持金具を用いた壁構造の斜視図
【符号の説明】
(1)…支持金具 (2)…縦片 (3)…横片 (4)…当接片 (5)…水抜き孔 (6)…取付孔 (7)…折曲部 (8)…湾曲エッジ部 (9)…切り込み (10)…外装材 (11)…外壁下地材 (11a)…横胴縁 (11b)…外壁部材 (12)…水切り部材 (13)…垂直取付片 (14)…取付部 (15)…段差支持部 (15a)…段差面 (16)…傾斜部 (17)…前垂れ部
フロントページの続き (72)発明者 今川 次男 富山県東砺波郡井波町井波1番地の1 大 建工業株式会社内 (72)発明者 荻野 剛史 富山県東砺波郡井波町井波1番地の1 大 建工業株式会社内 (72)発明者 坂本 喜久雄 大分県日田市大字十二町503番地 中央発 条工業株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DA03 FA04 HB01 HB03 2E110 AA13 AA27 AB04 AB22 AB25 CC12 CC15 CC25 DA09 DC02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水切り部材上にて外壁下地材に固着され
    る縦片と、外壁下地材に沿って配設される外装材の下端
    を支持する横片とからなる略L字型の形状を有する外装
    材下端部支持金具において、 前記縦片と前記横片との境界部分の折曲部にて、縦片側
    から折曲部を越えて突出し、前記水切り部材の段差支持
    部の段差面に係合する当接片が形成されている事を特徴
    とする外装材下端部の支持金具。
  2. 【請求項2】 縦片と横片とのなす角度が鋭角に形成さ
    れており、且つ前記折曲部に水抜き孔が形成されている
    事を特徴とする請求項1に記載の外装材下端支持金具。
  3. 【請求項3】 外壁下地材に取り付けられた垂直取付片
    に段差支持部が形成されている水切り部材と、 水切り部材上にて外壁下地材に固着されている縦片及び
    外壁下地材に沿って配設される外装材の下端を支持する
    横片とからなる略L字型の形状を有し、前記縦片と前記
    横片との境界部分の折曲部において、縦片側から折曲部
    を越えて突出し、前記段差支持部の段差面に係合する当
    接片が形成されている外装材下端支持金具とで構成され
    ている事を特徴とする外壁構造。
  4. 【請求項4】 その縦片が外壁下地材に固着されている
    外装材下端支持金具の横片が水平に対して、斜め上方向
    に張り出されるように形成されており、且つ前記折曲部
    に水抜き孔が形成されている事を特徴とする請求項3に
    記載の外壁構造。
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