JP4316075B2 - 外装材下端支持金具及びそれを用いた外壁構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、木造建築物の壁構造において、外装材が長年にわたって外壁下地材からずれてその下端が浮き上がるような事がない外装材下端支持金具並びに該金具を用いた外壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
木造建築物の壁構造の施工方法(図6参照)として、外壁下地材(11)に支持金具(31)を取り付け、その支持金具(31)を介して外装材(10)を外壁下地材(11)に固着するという金具工法がとられている。これは、外装材(10)の表面に釘(19a)(19b)が現れないという意匠性に優れているからである。
【0003】
従来の金具工法にあっては、外装材(10)を建築物の高さ方向に配設する縦張り外装材(10)の場合、まず、外壁下地材(11)に固着されている水切り部材(12)の段差面(15a)に、外装材(10)の下端部を支持する支持金具(31)の折曲部(37)が係合するように配設し、その状態で支持金具(31)の縦片(32)を水切り部材(12)の上から外壁下地材(11)に釘(19a)にて固着し、続いて外壁下地材(11)に沿って配設された外装材(10)の下端部を支持金具(31)の横片(33)上に載置する。次に、外装材(10)の両側端部を取付金具(22)にて横胴縁(11a)に固定する。外装材(10)の下端部は固定されておらず、前記支持金具(31)の横片(33)上に載置されるだけである。
【0004】
ここで取付金具(22)は外装材(10)の両側端部の溝に嵌め込まれ、横胴縁(11a)に固着されるので、外装材(10)の両側端部の取付金具(22)にて外装材(10)の前倒れを防止する事は出来るが、外装材(10)の荷重を支える事は出来ない。外装材(10)の上端は釘(23)にて固定されているものの釘(23)が緩むと外装材(10)の全荷重は、前記支持金具(31)により支持される事になる。このため、前記支持金具(31)は、強度が必要となるため通常の支持金具より板厚を厚く設計しなければならない。そうすると、支持金具(31)の縦片(32)と横片(33)の境界部分を折り曲げる際、板厚が厚い分だけ曲がりにくくなり、縦片(32)と横片(33)の境界部分に形成される折曲部(37)を直角に曲げることが出来ず、その外面側エッジは湾曲した状態で折れ曲がる。
【0005】
前述のように支持金具(31)を水切り部材(12)に取り付けるとき、この湾曲エッジ部(38)が、水切り部材(12)の段差面(15a)に接触する。ところが、湾曲エッジ部(38)は、湾曲していてエッジが立っていないために、前述のように釘(23)が緩んで外装材(10)の全荷重が加わると場合によっては段差面(15a)上を滑って外れ、段差面(15a)の上に乗り上げることがある。その結果、支持金具(31)により支持される外装材(10)も外壁下地材(11)から浮き上がり、外装材(10)の下端部が揃わず外観が悪くなるという問題があった。
【0006】
また、前記支持金具(31)を使用すると外装材(10)を伝って流下した雨水や結露水が横片(33)上に水が溜まり易い。そしてこの溜まり水を外装材(10)が吸い込み、吸い込まれた水分が冬場に凍結・膨張して外装材(10)を破損するという凍害が生じていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の解決課題の第1は、外壁下地材に平行状態で配設された外装材の下端部が外壁下地材から浮き上がるような事のない外装材下端支持金具並びに該金具を用いた外壁構造を開発することにあり、第2には凍害による外装材の破損を抑制する事の出来る外装材下端支持金具並びに該金具を用いた外壁構造を開発することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
「請求項1」に記載の外装材下端支持金具(1)は;
「水切り部材(12)上にて外壁下地材(11)に固着される縦片(2)と、外壁下地材(11)に沿って配設される外装材(10)の下端を支持する横片(3)とからなる略L字型の形状を有する外装材下端支持金具(1)であって、
前記縦片(2)と前記横片(3)との境界部分の折曲部(7)には、縦片(2)並びに横片(3)に至る一対の切り込み(9)が入れられており、
縦片(2)側の切り込み(9)の間の部分を折曲部(7)から横片(3)の下面より突出するようにして、前記水切り部材(12)の段差支持部(15)の段差面(15a)に係合する当接片(4)が形成され、
横片(3)側の切り込み(9)の間の部分を切除して折曲部(7)に水抜き孔(5)が形成されている」事を特徴とする。
【0009】
従来の外装材(10)の下端部を支持する支持金具(31)は、前述したように折曲部(37)の外面側の湾曲エッジ部(38)が湾曲していたため、例えば外装材(10)の上端を止めている釘(23)が緩んで外装材(10)の全荷重が支持金具(31)に加わるとその湾曲エッジ部(38)が水切り部材(12)の段差面(15a)上を滑り、段差支持部(15)上に乗り上げる事があった。これに対して、本請求項に記載された支持金具(1)であれば、縦片(2)と横片(3)の境界部分である折曲部(7)に形成され、エッジの立った当接片(4)が下方(横片(3)の下面を越えて)へ突出しているため、前記当接片(4)が前記段差面(15a)に確実に係合支持される。従って、外装材(10)の全荷重が加わったとしても前記当接片(4)が前記段差面(15a)に確実に係合して従来のように滑ることなく、従来、発生していた支持金具(1)と段差支持部面(15)への乗り上げの発生に伴って生じる外装材(10)の下端の浮き上がり問題が解消される。加えて、折曲部(7)に水抜き孔(5)が形成されているので、溜り水は水抜き孔(5)から滴下してしまい、当然横片(3)に溜まった溜り水はなくなってしまう。これにより外装材(10)が溜り水を吸水し凍害等を引き起こすのを防止する事が出来る。
【0010】
「請求項2」に記載の外装材下端支持金具(1)は「請求項1」を更に限定したもので、「縦片(2)と横片(3)とのなす角度(θ)が鋭角に形成されている」事を特徴とする。
【0011】
従来、外装材(10)の外面を伝って前記支持金具(1)まで達した雨水や、外装材(10)の内面に結露して流れ落ちた結露水等が、横片(3)と外装材(10)の底面との間に溜まる事がある。このような溜り水を外装材(10)が吸収すると、寒冷地の冬場にあっては外装材(10)内の水分が凍結・膨張し、これが凍害等を引き起こす原因となっていた。
【0012】
ところが、本請求項に記載された下端部支持金具(1)では、縦片(2)と横片(3)とのなす角度(θ)が鋭角に形成されているため、縦片(2)を外壁下地材(11)に固着すると必然的に横片(3)が斜め上方向に張り出されるようになる。従って、横片(3)と外装材(10)の底面の全てが接することはなく、外装材(10)底面の一部が横片(3)と接することになり、横片(3)と外装材(10)の底面との接触面積は小さくなる。
【0013】
しかも横片(3)と外装材(10)の底面の間に水が溜まった場合でも、横片(3)が傾斜しているため、溜まった水は傾斜の低所に位置する折曲部(7)に流れてしまうので、外装材(10)が溜まり水に接触してこれを吸収する機会は減少する。
【0014】
「請求項3」に記載の外壁構造は前記外装材下端支持金具(1)を使用したもので、「外壁下地材(11)に取り付けられた垂直取付片(13)に段差支持部(15)の段差面(15a)が形成されている水切り部材(12)と、水切り部材(12)の垂直取付片(13)上にて外壁下地材(11)に固着されている縦片(2)及び外壁下地材(11)に沿って配設される外装材(10)の下端を支持する横片(3)とからなる略L字型の形状を有し、前記縦片(2)と前記横片(3)との境界部分の折曲部(7)には、縦片(2)並びに横片(3)に至る一対の切り込み(9)が入れられており、縦片(2)側の切り込み(9)の間の部分を折曲部(7)から横片(3)の下面より突出するようにして、前記段差支持部(15)の段差面(15a)に係合する当接片(4)が形成され、横片(3)側の切り込み(9)の間の部分を切除して折曲部(7)に水抜き孔(9)が形成されている外装材下端支持金具(1)とで構成されている」事を特徴とする。
【0015】
「請求項4」は請求項3に記載の外壁構造を更に限定したもので「その縦片(2)が外壁下地材(11)に固着されている外装材下端支持金具(1)の横片(3)が水平に対して、斜め上方向に張り出されるように形成されている」事を特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。図2、3に示すように、本発明の外装材(10)下端部の支持金具(1)は、アルミニウムの押出成形のようなものでなく、矩形の金属厚板(例えば、ステンレス板や真鍮板などの耐食性に優れる板材)を折り曲げて形成したもので、連続して一体となる縦片(2)と横片(3)とから構成され、略L字型の形状をしている。
【0017】
横片(3)と縦片(2)とのなす角度(θ)は直角より小さく、縦片(2)を外壁下地材(11)に取付けた時、横片(3)はやや斜め上方を向いているがその先端部分は、若干折れ曲がって斜め下方へ向いている。こうすることで外装材(10)を横から挿入する時、外装材(10)の端部を横片(3)の先端に引掛けることがなく施工がし易くなる。また外装材(10)の端部が支持金具(1)の横片(3)上に載置される際、外装材(10)の端部が接触する箇所は横片(3)が上方から下方へ折れ曲がった湾曲部(3a)となるため、外装材(10)端部が鋭利な横片(3)の先端に食い込む危険性もない。
【0018】
支持金具(1)の幅については特に限定はしないが、その長さによって短尺支持金具と長尺支持金具とに大別される。短尺支持金具は支持金具(1)の幅が100mm程度の長さのものを指し、取り扱いやすく材料費を抑えることが出来、また寸法調整で切り捨てる量を小さくし歩留まりを抑えることが出来るというメリットがある。一方、長尺支持金具については、500〜1000mm程度の長さのものを指し、外装材(10)を支持する強度を向上させることができる。また、支持金具(1)の取付位置は、隣り合って併設される2枚の外装材(10)に跨って取り付けられるため、予め取付位置をチェックしておく必要があるが、長尺支持金具であれば、連続して2枚並べると外装材(10)の下端に全て支持金具(1)が入るため、取付位置をチェックする手間を省くことが出来る。
【0019】
また、縦片(2)と横片(3)の境界部分である折曲部(7)は、前述のように矩形金属厚板の折り曲げ加工により形成されたものであるから、角張っておらず湾曲した状態(外面エッジが円弧状態になっている)で折れ曲がっている。また、縦片(2)の中間部分には凸条屈曲部(2a)が形成されており、更に縦片(2)の上部には取付孔(6)が複数個設けられている。
【0020】
縦片(2)と横片(3)の境界部分の折曲部(7)には、折曲部(7)に直角に且つ縦片(2)並びに横片(3)に至る一対の切り込み(9)が支持金具(1)の左右両側にそれぞれ入れられており、更に、横片(3)側の切り込み(9)の間の部分を切除し(切除部分が後述する水抜き孔(5)となる。)、縦片(2)側の切り込み(9)の間の部分を折曲部(7)から横片(3)の下面より突出するように形成する事で、折曲部(7)より下方へ突出した当接片(4)が設けられる。
【0021】
突出する当接片(4)の長さは、少なくとも横片(3)の下面よりは下方へ突出する必要があるが、長すぎる必要はなく、若干横片(3)より下方へ突出する程度で良い。また、当接片(4)の端部は、水平に削れば、水切り部材(12)の段差面(15a)により確実に係合出来るので好ましい。さらに、本実施形態では折曲部(7)の2箇所に当接片(4)が設けられているが、2箇所以上であれば何箇所に設けられても構わない。但し、その時、全ての当接片(4)が同じ長さだけ突出して、突出した下端の位置は全て一致している事が好ましい。
【0022】
折曲部(7)において、当接片(4)を形成する切り込み(9)は、折曲部(7)から横片(3)まで延長されており、この延長部分の切り込み(9)の間の部分を切除する事で、水抜き孔(5)が形成される。さらに、折曲部(7)には強度を高めるためのリブ(20)が形成されている。
【0023】
次に、本実施形態の支持金具(1)を用いた外壁構造の施工方法について説明する。まず、図1に示すように、柱、間柱、パネル等からなる外壁下地に防水シート(11c)を貼り、その上から横胴縁(11a)や外壁部材(11b)等の外壁下地材(11)を取り付ける。その際、適宜横胴縁(11a)を切断して隙間を設け通気部(11d)としても良い。
【0024】
次に、水切り部材(12)を釘(19b)等により、例えば土台の側面に取り付けられた外壁部材(11b)に固定する。水切り部材(12)には図2に示すように、例えば押出し成形品(勿論、押出し成形品でなく板金製或いはその他の製法で形成されたものでもよい)で1階の土台部分に取り付けられ、垂直取付片(13)、傾斜部(16)、前垂れ部(17)及び前垂れ底部(17a)とで構成されているもの、図3に示すように、板金製(勿論、板金製でなく押出し成形品或いはその他の製法で形成されたものでもよい)の水切り部材(12)で1階と2階との間に用いられ、垂直取付片(13)と、傾斜部(16)と、前垂れ部(17)とで構成されているものなどがあるが、ここでは図2の場合を中心に説明する。何れの場合も垂直取付片(13)は、取付部(14)と段差支持部(15)とからなり、取付部(14)と段差支持部(15)との間には段差面(15a)が設けられており、その段差面(15a)から上方へ取付部(14)が突出している。
【0025】
そして、この取付部(14)により、水切り部材(12)は土台等の側面に取り付けられた外壁部材(11b)のような外壁下地材(11)に固着される。傾斜部(16)は、垂直取付片(13)の下端に連続して下降傾斜して張り出し、その先端から前垂れ部(17)が垂直に下方へ垂設されている。更に、図2の場合は前垂れ部(17)の下端部から外壁部材(11b)の下面に向かって前垂れ底部(17a)が設けられており、更に前垂れ底部(17a)に排水孔(17b)が穿設されている。従って、外装材(10)を伝って水切り部材(12)に流れてきた雨水等は傾斜している傾斜部(16)の上を流れ、前垂れ部(17)を伝って滴下する。
【0026】
なお、図3の場合は前垂れ底部(17a)がなく、前垂れ部(17)が垂設されているだけであり、前垂れ部(17)の下面に階下側の外装材(10a)の上端がコーキング材を介して接している。
【0027】
以上のように構成される水切り部材(12)の前記段差面(15a)に、前記支持金具(1)の当接片(4)を載置係合する。そして、その状態のまま前記支持金具(1)の縦片(2)に設けられた前記取付孔(6)より,ビス(19a)等を用いて外壁部材(11b)に固定する。図2の拡大図から分かるように、当接辺(4)は水切り部材(12)の段差面(15a)の入隅に向かってわずかに傾斜した状態で嵌まり込んでおり、且つビス(19a)にて縦辺(2)が垂直取付片(13)に押圧されている。
【0028】
また、前記支持金具(1)の取付方としては、支持金具(1)の固定する位置を、隣り合って併設される2枚の外装材(10)に跨って設置するようにする。このようにする事で、例えば経年変化により若干家屋の寸法が狂った時、甚だしくは地震時に隣り合った外装材(10)間にずれが生じるが、隣り合った外装材(10)間の下端のずれを抑えることが出来る。この時、上述のように支持金具(1)の幅の長さによって、長尺支持金具と短尺支持金具に大別されるが、短尺支持金具の場合、2枚の外装材(10)が併設される境界位置を予めチェックしておかなければならない。
【0029】
また、縦片(2)の中間部分には湾曲した凸条屈曲部(2a)が設けられているため、縦片(2)と水切り部材(12)の間に空間(21)が生ずるが、この空間(21)は、水切り部材(12)を外壁部材(11b)に固定するために打ち込んだ釘頭を、納めるためのものである。
【0030】
最後に、図1に示すように、支持金具(1)の横片(3)上に外装材(10)を載置し、外装材(10)の両側端部の実部に取付金具(22)を嵌合させ、取付金具(22)を横胴縁(11a)に固定する。外装材(10)上端部については、横胴縁(11a)に釘打ちして釘頭をタッチアップペイントで補修する。
【0031】
なお、本発明は外装材(10)の縦張り工法を中心に説明したが、勿論、横張り工法でも同様の事が言える。即ち、段差支持部(15)を有する水切り部材(12)と、この段差支持部(15)の段差面(15a)に当接片(4)を係合させて取り付ける外装材下端支持金具(1)とを用いる施行方法は全て含まれる事は言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】
本発明に掛かる外装材下端支持金具には、折曲部に当接片が設けられているので、水切り部材の段差面にしっかりと係合固定することが可能となり、それに伴って、前記支持金具に載置される外装材も外壁下地材に沿った状態で配設され、その下端が浮き上がるような事がない。
【0033】
また、前記支持金具の横片を水平に対して斜め上方向に張り出すことにより、横片と外装材の底面との接触面積が小さくなり、且つ最も低い位置にある折曲部に水抜き孔が形成されているので、折曲部に集まってきた水は水抜き孔から滴下してしまい、外装材が溜まった水を吸収して凍害を引き起こすというような事を防止することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に掛かる支持金具を用いた壁構造の斜視図
【図2】本発明に掛かる支持金具を用いた外装材下端の支持部の断面図
【図3】本発明に掛かる支持金具を用いた外装材下端の支持部の他の断面図
【図4】本発明に掛かる支持金具の斜視図
【図5】本発明に掛かる支持金具の他の方向から見た斜視図
【図6】従来例の支持金具を用いた壁構造の斜視図
【符号の説明】
(1)…支持金具
(2)…縦片
(3)…横片
(4)…当接片
(5)…水抜き孔
(6)…取付孔
(7)…折曲部
(8)…湾曲エッジ部
(9)…切り込み
(10)…外装材
(11)…外壁下地材
(11a)…横胴縁
(11b)…外壁部材
(12)…水切り部材
(13)…垂直取付片
(14)…取付部
(15)…段差支持部
(15a)…段差面
(16)…傾斜部
(17)…前垂れ部
Claims (4)
- 水切り部材上にて外壁下地材に固着される縦片と、外壁下地材に沿って配設される外装材の下端を支持する横片とからなる略L字型の形状を有する外装材下端支持金具において、
前記縦片と前記横片との境界部分の折曲部には、前記縦片並びに前記横片に至る一対の切り込みが入れられており、
前記縦片側の前記切り込みの間の部分を前記折曲部から前記横片の下面より突出するようにして、前記水切り部材の段差支持部の段差面に係合する当接片が形成され、
前記横片側の前記切り込みの間の部分を切除して前記折曲部に水抜き孔が形成されている事を特徴とする外装材下端支持金具。 - 前記縦片と前記横片とのなす角度が鋭角に形成されている事を特徴とする請求項1に記載の外装材下端支持金具。
- 外壁下地材に取り付けられた垂直取付片に段差支持部が形成されている水切り部材と、
水切り部材上にて外壁下地材に固着されている縦片及び外壁下地材に沿って配設される外装材の下端を支持する横片とからなる略L字型の形状を有し、前記縦片と前記横片との境界部分の折曲部には、前記縦片並びに前記横片に至る一対の切り込みが入れられており、前記縦片側の前記切り込みの間の部分を前記折曲部から前記横片の下面より突出するようにして、前記段差支持部の段差面に係合する当接片が形成され、前記横片側の前記切り込みの間の部分を切除して前記折曲部に水抜き孔が形成されている外装材下端支持金具とで構成されている事を特徴とする外壁構造。 - その縦片が前記外壁下地材に固着されている前記外装材下端支持金具の前記横片が水平に対して、斜め上方向に張り出されるように形成されている事を特徴とする請求項3に記載の外壁構造。
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