JP2001132019A - 建設機械の直進走行制御装置 - Google Patents

建設機械の直進走行制御装置

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JP2001132019A
JP2001132019A JP31016999A JP31016999A JP2001132019A JP 2001132019 A JP2001132019 A JP 2001132019A JP 31016999 A JP31016999 A JP 31016999A JP 31016999 A JP31016999 A JP 31016999A JP 2001132019 A JP2001132019 A JP 2001132019A
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traveling
pilot
reverse
switching valve
pilot pressure
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JP31016999A
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English (en)
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Ikuhisa Sawada
育久 澤田
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設機械の直進走行制御装置に関し、油圧シ
ョベルの建設機械の直進走行時の左右方向への進路の修
正や変更を円滑に簡単に操作できるようにして作業効果
の向上を図る。 【解決手段】 上記建設機械の走行用の一対のペダル装
置3L,3Rからの前進用又は後進用パイロット圧によ
り作動せしめられる一対の走行用パイロット切換弁12
L,12Rとの間に通常走行・直進走行切換弁55を設
け、通常走行・直進走行切換弁55の直進走行切換時
に、上記一対のペダル装置のうちのいずれか一方のペダ
ル装置3Rの操作により直進走行を行ない、他方のペダ
ル装置3Lの操作により左右方向の進路の修正や変更が
できるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械の建設機械の直進走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の建設機械は、周知のよ
うに山間部のダム,トンネル,河川,道路等の岩石の掘
削やビル,建築物の取り壊し等に使用されている。上記
建設機械である、例えば従来の油圧ショベルの直進走行
制御装置は、図3に示したように、上記油圧ショベルの
オペレータシート1付近の床板2に上下方向の移動が可
能に枢支された左右一対のペダル装置3L,3Rが設け
られ、ペダル装置3L,3Rにはペダル4L,4Rが設
けられている。
【0003】又、上記それぞれのペダル4L,4Rに対
して一体的に設けられている走行用の操作レバー5L,
5Rが設けられ、オペレータシート1に着座したオペレ
ータの左右に設けられたコンソールボックスCには作業
用操作レバー6L,6Rが設けられている。又、図4
は、上記従来の油圧ショベルの直進走行制御装置を示す
要部回路図であり、ペダル装置3Lの操作により作動す
る前進用及び後進用パイロット弁7,8が設けられ、ペ
ダル装置3Rの操作により作動する前進用及び後進用パ
イロット弁9,10が設けられている。
【0004】又、上記のパイロット弁7〜10からのパ
イロット圧が供給される走行用パイロット切換弁12
L,12Rが設けられ、走行用パイロット切換弁12
L,12Rの作動によりメインポンプ13,14からの
作動油が供給されて稼働される上記油圧ショベルに設け
られた左右の走行モータ11L,11Rが設けられてい
る。
【0005】更に、上記のペダル装置3L,3Rへ上記
パイロット圧を供給せしめる供給源であるパイロットポ
ンプ15や作動油タンク16が設けられている。又、図
4に示した、上記各部位(各位置)に付した符号イ〜ニ
は各部位間の接続関係を示すもので、符号イ−イ,ロ−
ロ,ハ−ハ,ニ−ニは上記各部位間を接続するそれぞれ
パイロット管路を示すものである。
【0006】又、上記の従来技術の直進走行制御装置
は、図3及び図4に示したように、一対のペダル装置3
L,3Rをそれぞれの中立位置より前進側又は後進側へ
操作することにより、前進位置又は後進位置のそれぞれ
のパイロット弁7〜10からパイロット圧を導出せし
め、そのパイロット圧を一対の走行用パイロット切換弁
12L,12Rのそれぞれのパイロット圧受圧部17〜
20に作用せしめて、走行用パイロット切換弁12L,
12Rを切換操作し、左右の走行モータ11L,11R
を作動せしめて上記油圧ショベルの直進走行や左右方向
の進路変更ができるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術の直進走行制御装置を有する上記油圧ショベル
では、直進走行を行なう際には、オペレータは左右の足
でそれぞれのペダル装置3L,3Rの左右のペダル4
L,4Rを操作するか、又は左右の手でそれぞれのペダ
ル装置3L,3Rの走行用操作レバー5L,5Rを操作
している。
【0008】そして、上記のような作業は、特に建設,
土木等の作業現場では凹凸面や傾斜面や岩石及び土塊等
の上で上記作業をするので、オペレータの左右の両足又
は両手の操作のタイミングが一致しなかったり、或いは
オペレータの身体の一部である両足又は両手が上記オペ
レータの意思に対応して同時に同じ動きをすることが難
しく、且つこの作業を行なうためにはオペレータの集中
力が必要となり、その作業が煩わしいので、上記油圧シ
ョベルが如何にしても蛇行したり斜行等して上記作業が
円滑に行なうことが出来ず、作業効率が低下し、又上記
作業の仕上がりが悪くなる恐れがある。
【0009】又、建設機械である油圧ショベルは一対の
ペダル装置3L,3Rの他に、例えば破砕機の操作用ペ
ダル等のような別途設けられる作業装置用の操作ペダル
又は操作レバーを装備していて、走行中にそのペダルの
踏込みや操作レバーの操作をしなければならないときに
は、一対の走行用ペダル装置3L,3Rを両足でたくみ
に作業現場に合わせて操作して直進走行を行なうことが
できるが、上記種々の作業の操作をやりながら上記左右
の足又は片足で左右のペダル装置3L,3Rの操作ペダ
ル4L,4Rを枢支軸Sを中心に交互に踏込んで直進走
行を行なうことは困難なことであった。
【0010】そして、上記従来技術の困難な走行を解決
するために、種々の特許公報があり、例えば特開平4─
363423号公報,特開平4─97027号公報等が
ある。上記特開平4─363423号公報記載の技術
は、図示しないが直進走行操作時には一対のペダル装置
の一方のペダル装置を前進走行専用に、他方のペダル装
置を後進走行専用に使用するものであり、又上記一対の
ペダル装置の一方のペダル装置が前進走行用と後進走行
用の機能を持つが、この時上記他方のペダル装置は機能
が遮断されている構造になってる。
【0011】従って、上記で説明した従来例の技術の上
記直進走行制御装置は直進走行操作時には、前進と後進
の直進走行しかできず、左右方向への進路の修正や変更
を要するたびに、上記直進走行制御装置を、一旦0FF
にしてからでないと行なうことができない。従って、油
圧ショベルの溝堀り,傾斜面の土木工事等のように、例
えば上記油圧ショベルを一寸、前後進させては上記溝堀
りを行ない、一寸、前後進させては上記溝堀りをするよ
うな作業を連続して行なう場合には、上記直進走行制御
装置のON,0FFの操作と上記作業の操作との両方の
操作を連続して繰り返し行なわなければならないので、
上記両方の作業の操作が煩わしく作業効率を低下せしめ
ている。
【0012】又、上記特開平4─97027号公報記載
の技術は、図示しないが一対の左右のペダル装置を操作
することにより、上記一対の左右のペダル装置のそのそ
れぞれに設けられた前進用パイロット弁,後進用パイロ
ット弁からパイロット圧を導出せしめ、そのパイロット
圧を一対の左右のパイロット切換弁のそれぞれパイロッ
ト圧受圧部に作用させて上記左右のパイロット切換弁を
切換制御し、左右の走行モータを作動せしめるようにし
たれ履帯車両において、上記一対の左右のペダル装置の
付近に一個の直進専用ペダル装置を設け、上記一対の左
右のペダル装置のそれぞれ左右の前進用パイロット弁か
ら導出されるパイロット圧と、上記直進専用ペダル装置
の前進用パイロット弁から導出されるパイロット圧との
いずれか一方のパイロット圧を選択的に上記一対の左右
のパイロット切換弁の前進用パイロット圧受部に作用せ
しめるようにし、また上記一対の左右のペダル装置のそ
れぞれ左右の後進用パイロット弁から導出されるパイロ
ット圧と、上記直進専用ペダル装置の後進用パイロット
弁から導出されるパイロット圧とのいずれか一方のパイ
ロット圧を選択的に上記一対の左右のパイロット切換弁
の後進用パイロット圧受圧部に作用せしめるように構成
されているものである。
【0013】従って、上記特開平4─97027号公報
記載の技術は、上記の特開平4─363423号公報記
載の技術のような、上記直進走行制御装置における直進
走行操作時には、前進と後進の直進走行しかできず、左
右方向への進路の修正や変更を要するたびに、上記直進
走行制御装置を、一旦0FFにしてからでないと行なう
ことができないという不具合はないが、上記したように
直進専用ペダル装置を上記一対のペダル装置の他に、別
途、新たに上記直進専用ペダル装置を設けなければなら
ず、上記直進専用ペダル装置の追加のためのスペースの
制約により、上記直進専用ペダル装置の取付けができな
い場合がしばしば発生しており、又コスト的にも上記直
進専用ペダル装置の取付けはコストが増大する等コスト
的にも不具合が生じる。
【0014】本発明は、上記課題に鑑みて創案されたも
ので、直進走行操作時には一対のペダル装置のうちのい
ずれか一方のペダル装置の操作により直進走行を行な
い、他方のペダル装置の操作により左右方向の進路の修
正や変更ができるように構成された建設機械の直進走行
制御装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の建設機械の直進走行制御装置は、一対のペダ
ル装置の操作により上記ペダル装置のそれぞれに配設さ
れたパイロット弁からのパイロット圧を左右の走行用パ
イロット切換弁のそれぞれのパイロット圧受圧部に供給
して上記左右の走行用パイロット切換弁を切換制御せし
めて、建設機械の左右の走行モータを作動せしめるよう
にした建設機械の直進走行制御装置において、上記一対
のペダル装置のうちのいずれか一方のペダル装置の操作
により前後方向の直進走行を行ない、上記一対のペダル
装置のうちのいずれか他方のペダル装置の操作により上
記建設機械の左右方向の進路の修正や変更ができるよう
に構成されたことを特徴としている。
【0016】請求項2記載の本発明の建設機械の直進走
行制御装置は、一対のペダル装置の操作により上記ペダ
ル装置のそれぞれに配設されたパイロット弁からのパイ
ロット圧を左右の走行用パイロット切換弁のそれぞれの
パイロット圧受圧部に供給して上記左右の走行用パイロ
ット切換弁を切換制御せしめて、建設機械の左右の走行
モータを作動せしめるようにした建設機械の直進走行制
御装置において、上記一対のペダル装置のそれぞれの上
記パイロット弁と上記左右の走行用パイロット切換弁の
それぞれのパイロット圧受圧部とを連通するパイロット
管路に通常走行・直進走行切換弁を配設し、上記通常走
行・直進走行切換弁が通常走行位置にある場合には上記
一対のペダル装置のそれぞれを前進位置又は後進位置に
切換えたとき上記左右の走行用パイロット切換弁のそれ
ぞれが前進位置又は後進位置に切換わって上記左右の走
行モータがそれぞれ正転又は逆転するように配設し、又
上記通常走行・直進走行切換弁を直進走行位置に切換え
た場合には上記直進走行位置を介して上記一対のペダル
装置のうちのいずれか一方のペダル装置を上記の前進位
置又は後進位置に切換えたとき上記左右の走行用パイロ
ット切換弁のそれぞれが上記の前進位置又は後進位置に
切換わって上記建設機械の前後方向の直進走行ができる
と共に、上記一対のペダル装置のうちのいずれか他方の
ペダル装置の操作による上記パイロット弁からの前進用
パイロット圧又は後進用パイロット圧を上記他方のペダ
ル装置に接続されている上記他方の走行用パイロット切
換弁の前進用パイロット圧受圧部又は後進用パイロット
圧受圧部に供給せしめて上記建設機械の左右方向への進
路の修正や変更ができるように構成したことを特徴とし
ている。
【0017】請求項3記載の本発明の建設機械の直進走
行制御装置は、請求項2記載の構成において、上記通常
走行・直進走行切換弁を上記直進走行位置に切換えた場
合には、上記一対のペダル装置のうちのいずれか一方の
ペダル装置の前進用のパイロット弁と上記左右の走行用
パイロット切換弁のそれぞれの上記前進用パイロット圧
受圧部とが上記直進走行位置を介して連通するか、上記
一方のペダル装置の後進用のパイロット弁と上記左右の
走行用パイロット切換弁のそれぞれの上記後進用パイロ
ット圧受圧部とが上記直進走行位置を介して連通するよ
うに配設されると共に上記一対のペダル装置のうちのい
ずれか他方のペダル装置の操作による上記パイロット弁
からの上記の後進用パイロット圧又は前進用パイロット
圧を上記他方の走行用パイロット切換弁の前進用パイロ
ット圧受圧部又は後進用パイロット圧受圧部に作用せし
めて上記建設機械の左右方向への進路の修正や変更がで
きるように構成したことを特徴としている。
【0018】請求項4記載の本発明の建設機械の直進走
行制御装置は、請求項2又は3記載の構成において、上
記通常走行・直進走行切換弁を上記直進走行位置に切換
えた場合には、上記直進走行位置を介して上記一対のペ
ダル装置のうちのいずれか一方のペダル装置を上記の前
進位置又は後進位置に操作することにより上記左右の走
行用パイロット切換弁のそれぞれが上記の前進位置又は
後進位置に切換わって上記建設機械の前後方向の直進走
行ができるようにすると共に、上記一方のペダル装置を
操作しないで上記一方のペダル装置に接続されている上
記右走行用パイロット切換弁に連接されている上記右走
行モータを停止させ、上記他方のペダル装置を前進側に
操作することによる上記前進用のパイロット弁からの上
記前進用パイロット圧を上記左走行用パイロット切換弁
の前進用パイロット圧受圧部に供給し上記左走行モータ
を正転せしめて上記建設機械の前進方向の右旋回の作動
を可能にし、又上記一方のペダル装置の前進側の操作に
よる上記前進用パイロット圧を上記左右の走行用パイロ
ット切換弁のそれぞれの前進用パイロット圧受圧部に供
給し、上記他方のペダル装置の後進側の操作による上記
左走行用パイロット切換弁の後進用パイロット圧受圧部
に供給される上記後進用パイロット圧を上記一方のペダ
ル装置の上記前進側の操作による上記左走行用パイロッ
ト切換弁の前進用パイロット圧受圧部に供給される上記
前進用パイロット圧で相殺せしめ上記左走行用パイロッ
ト切換弁を中立位置にして上記左走行パイロット切換弁
に連接されている上記左走行モータを停止させ、上記一
方のぺダル装置の上記前進側への操作による上記右走行
用パイロット切換弁の前進用パイロット圧受圧部に供給
された上記前進パイロット圧により上記右走行モータを
正転せしめて上記建設機械の前進方向の左旋回の作動を
可能にすることにより、上記建設機械の前進走行の左右
方向への進路の修正や変更ができるように構成したこと
を特徴としている。
【0019】請求項5記載の本発明の建設機械の直進走
行制御装置は、請求項4記載の構成において、上記一方
のペダル装置を操作しないで上記一方のペダル装置に接
続されている上記右走行用パイロット切換弁に連接され
ている上記右走行モータを停止せしめ、上記他方のペダ
ル装置の後進側の操作による後進用パイロット圧を上記
左走行用パイロット切換弁の後進用パイロット圧受圧部
に供給せしめて上記建設機械の後進方向の右旋回の作動
を可能にし、又上記一方のペダル装置の後進側の操作に
よる上記後進用パイロット弁からの後進用パイロット圧
を上記左右の走行用パイロット切換弁のそれぞれの上記
後進用パイロット圧受圧部に供給し、上記他方のペダル
装置の前進側の操作による上記左走行用パイロット切換
弁の前進用パイロット圧受圧部に供給される上記前進用
パイロット圧を上記一方のペダル装置の上記後進側の操
作による上記左走行用パイロット切換弁の後進用パイロ
ット圧受圧部に供給される上記後進用パイロット圧で相
殺せしめ上記左走行用パイロット切換弁を中立位置にし
て上記左走行用パイロット切換弁に接続されている上記
左走行モータを停止させ、上記一方のペダル装置の上記
後進側への操作により上記右走行用パイロット切換弁の
後進用パイロット圧受圧部に供給された上記後進用パイ
ロット圧により上記右走行モータを逆転せしめて上記建
設機械の後進方向の左旋回の作動を可能にすることによ
り、上記建設機械の後進走行の左右方向への進路の修正
や変更ができるように構成したことを特徴としている。
【0020】請求項6記載の本発明の建設機械の直進走
行制御装置は、請求項2又は3記載の構成において、上
記通常走行・直進走行切換弁を上記直進走行位置に切換
えた場合には、上記直進走行位置を介して上記一対のペ
ダル装置のうちのいずれか一方のペダル装置を上記の前
進位置又は後進位置に操作することにより上記左右の走
行用パイロット切換弁のそれぞれが上記の前進位置又は
後進位置に切換わって上記建設機械の前後方向の直進走
行ができるようにすると共に、上記一方のペダル装置を
操作しないで上記一方のペダル装置に接続されている上
記右走行用パイロット切換弁に連接されている上記左走
行モータを停止させ、上記他方のペダル装置を上記前進
側に操作することによる上記前進用パイロット弁からの
前進用パイロット圧を上記左走行用パイロット切換弁の
前進用パイロット圧受圧部に供給し上記左走行用パイロ
ット切換弁に連接されている上記右走行モータを正転せ
しめて上記建設機械の前進方向の左旋回の作動を可能に
し、又上記一方のペダル装置の前進側の操作による上記
前進用パイロット圧を上記左右の走行用パイロット切換
弁のそれぞれの前進用パイロット圧受圧部に供給し、上
記他方のペダル装置の後進側の操作による上記左走行用
パイロット切換弁の後進用パイロット圧受圧部に供給さ
れる上記後進用パイロット圧を上記一方のペダル装置の
上記前進側の操作による上記左走行用パイロット切換弁
の前進用パイロット圧受圧部に供給せしめられる上記前
進用パイロット圧で相殺せしめ上記右走行用パイロット
切換弁を中立位置にして上記左走行パイロット切換弁に
連接されている上記右走行モータを停止させ、上記一方
のぺダル装置の上記前進側への操作による上記右走行パ
イロット切換弁の前進用パイロット圧受圧部に供給され
た上記前進パイロット圧により上記左走行モータを正転
せしめて上記建設機械の前進走行の右旋回の作動を可能
にすることにより、上記建設機械の前進走行の左右方向
への進路の修正や変更ができるように構成したことを特
徴としている。
【0021】請求項7記載の本発明の建設機械の直進走
行制御装置は、請求項6記載の構成において、上記一方
のペダル装置を操作しないで上記一方のペダル装置に接
続されている上記右走行用パイロット切換弁に連接され
ている上記左走行モータを停止させ、上記他方のペダル
装置を後進側に操作することにより上記後進用のパイロ
ット弁からの後進用パイロット圧を上記左走行用パイロ
ット切換弁の後進用パイロット圧受圧部に供給し上記左
走行パイロット切換弁に連接されている右走行モータを
逆転せしめて上記建設機械の後進方向の左旋回の作動を
可能にし、又上記一方のペダル装置の後進側の操作によ
る上記後進用パイロット圧を上記左右の走行用パイロッ
ト切換弁のそれぞれの上記後進用パイロット圧受圧部に
供給し、上記他方のペダル装置の前進側の操作による上
記左走行用パイロット切換弁の前進用パイロット圧受圧
部に供給される上記前進用パイロット圧を上記一方のペ
ダル装置の上記後進側に操作することによる上記左走行
用パイロット切換弁の後進用パイロット圧受圧部に供給
せしめられる上記後進用パイロット圧で相殺せしめ上記
左走行用パイロット切換弁を中立位置にして上記左走行
用パイロット切換弁に接続されている上記右走行モータ
を停止させ、上記一方のペダル装置の上記後進側への操
作による上記右走行用パイロット切換弁の後進用パイロ
ット圧受圧部に供給された上記後進用パイロット圧によ
り上記左走行モータを逆転せしめて上記建設機械の後進
走行の右旋回の作動を可能にすることにより、上記建設
機械の後進走行の左右方向への進路の修正や変更ができ
るように構成したことを特徴としている。
【0022】請求項8記載の本発明の建設機械の直進走
行制御装置は、請求項2,3,5,7のいずれか1項に
記載の構成において、上記通常走行・直進走行切換弁を
直進走行位置にあることを表示する表示手段を設けたこ
とを特徴としている。請求項9記載の本発明の建設機械
の直進走行制御装置によれば、請求項8記載の構成にお
いて、上記表示手段が上記通常走行・直進走行切換弁の
上記切換スイッチレバーの位置により上記通常走行・直
進走行切換弁が直進走行位置にあること表示すように構
成されていることを特徴としている。
【0023】請求項10記載の本発明の建設機械の直進
走行制御装置は、請求項8又は9記載の構成において、
上記通常走行・直進走行切換弁の切換スイッチを閉にす
ると上記ペダル装置の走行用操作レバーが直進走行操作
位置に連動して移動し、上記通常走行・直進走行切換弁
の切換スイッチを開にすると上記ペダル装置の走行用操
作レバーが通常走行操作位置に連動して移動する連動手
段を備えたことを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
形態を説明する。図1は本発明の一実施形態を示すもの
で、本発明の建設機械の直進走行制御装置を油圧ショベ
ルに適用した場合を示す直進走行制御装置の概略回路
図、図2は図1に示した本発明の実施形態の変形例を示
すもので、図1と同様の状態を示す直進走行制御装置の
概略回路図である。尚、図1において上記で説明した従
来技術と実質的に同一部位には同一符号を付して説明す
る。
【0025】上記油圧ショベルの直進走行制御装置は、
図1に示したように油圧ショベルの走行操作用の一対の
ペダル装置3L,3Rを操作することによりペダル装置
3L,3Rのそれぞれに配設されたパイロット弁7〜1
0から導出せしめたパイロット圧を一対の走行用パイロ
ット切換弁12L,12Rのそれぞれのパイロット圧受
圧部17〜20に作用させて走行用パイロット切換弁1
7〜20を切換制御せしめ、上記油圧ショベルの左右の
走行モータ11L,11Rを作動せしめるように構成さ
れている。
【0026】又、上記の一対の走行用パイロット切換弁
12L,12Rのそれぞれのパイロット圧受圧部17〜
20と、一対のペダル装置3L,3Rのそれぞれのパイ
ロット弁7〜10とを連通するパイロット管路(回路)
に通常走行・直進走行切換弁55が配設されている。
又、図1に示したように上記一対のペダル装置3L,3
Rのうちのいずれか一方の、例えば右ペダル装置3Rの
前進用のパイロット弁9は管路60,62を介して上記
の一対の走行用パイロット切換弁12L,12Rのうち
のいずれか一方の、例えば右走行用パイロット切換弁1
2Rの前進用パイロット圧受圧部19に接続されてい
る。
【0027】そして、前進用パイロット弁9は管路60
から分岐された管路43,通常走行・直進走行切換弁5
5,管路43,シャトル弁38,管路44を介して左走
行用パイロット切換弁12Lの前進用パイロット圧受圧
部17にも接続されている。又、上記一方の右ペダル装
置3Rの後進用パイロット弁10は管路64,66を介
してに一方の右走行用パイロット切換弁12Rの後進用
パイロット圧受圧部20に接続されていると共に、管路
64から分岐された管路45,通常走行・直進走行切換
弁55,管路45,シャトル弁39,管路46を介して
左走行用パイロット切換弁12Lの前進用パイロット圧
受圧部18にも接続されている。
【0028】そして、上記一対のペダル装置3L,3R
のうちのいずれか他方の、例えば左ペダル装置3Lの前
進用のパイロット弁7は管路32,シャトル弁38,管
路44を介して一対の左右の走行用パイロット切換弁1
2L,12Rのうちのいずれか他方の、例えば左走行用
パイロット切換弁12Lの前進用パイロット圧受圧部1
7に接続されている。
【0029】又、他方の左ペダル装置3Lの後進用パイ
ロット弁8は、管路34,シャトル弁39,管路46を
介して左走行用パイロット切換弁12Lの後進用パイロ
ット圧受圧部18に接続されている。又、図1に示した
ように上記の通常走行・直進走行切換弁55は、通常走
行位置54及び直進走行位置56に切換えるためのソレ
ノイド57を有する切換スイッチ58と電源59とを有
している。
【0030】又、切換スイッチ58は、スイッチレバー
58aが、図1に二点鎖線で示した直進走行操作位置F
でON(閉)となり、通常走行操作位置GでOFF
(開)になるように構成されている。又、上記実施形態
では切換スイッチ58のスイッチレバー58aを、図1
に示した直進走行操作位置Fに回動してONに操作する
ことによりソレノイド57に通電せしめて、通常走行・
直進走行切換弁55を直進走行位置56に切換えるよう
にしているが、この通常走行・直進走行切換弁55の切
換は他の方法、例えば手動切換式等にしてもよい。
【0031】又、通常走行・直進走行切換弁55が直進
走行位置56に切換わっていることをオペレータに認識
させるための表示手段Laが設けられており、図1に示
したように例えば表示手段Laとして、パイロットラン
プを点滅せしめて行なうようにしているが、これに限ら
れるのではなく、例えば発行ダイオード,液晶表示器等
を使用するようにしてもよい。
【0032】又、通常走行・直進走行切換弁55を、切
換スイッチ58のスイッチレバー58aを直進走行操作
位置Fに回動してONにしソレノイド57に通電せしめ
て、直進走行位置56に切換えたときには、その直進走
行位置56を介して、一対のペダル装置3L,3Rのう
ちのいずれか一方のペダル装置、例えば一方の右ペダル
装置3Rの前進用のパイロット弁9と一対の上記左右の
走行用パイロット切換弁12L,12Rのそれぞれの前
進用パイロット圧受圧部17,19とに、管路60,4
3,通常走行・直進走行切換弁55の直進走行位置5
6,シャトル弁38,管路44及び管路60,62,を
介して連通するように構成されている。
【0033】又、上記右ペダル装置3Rの後進用パイロ
ット弁10と上記左右の一対の走行用パイロット切換弁
12L,12Rのそれぞれの後進用パイロット圧受圧部
18,20とに、管路64,45,通常走行・直進走行
切換弁55の直進走行位置56,シャトル弁39,管路
46及び管路64,66を介して連通するように構成さ
れている。
【0034】従って、上記のように通常走行・直進走行
切換弁55を直進走行位置56に切換えたとき、一方の
右ペダル装置3Rのペダル4Rのみをオペレータの片足
で前進側に踏込むか又は右走行用操作レバー5Rを片手
で前進位置5Raに操作するだけで、上記の前進用のパ
イロット弁9の前進用パイロット圧がそれぞれの上記左
右の走行用パイロット切換弁12L,12Rの前進用パ
イロット圧受圧部17,19に作用せしめて、上記油圧
ショベルは前進方向の直進走行を簡単且つ円滑に行なう
ことができると共に、上記一方右のペダル装置3Rのみ
をオペレータの片足又は走行用操作レバー5Rを片手で
後進位置5Rbに操作するだけで、上記パイロット弁1
0からの後進用パイロット圧がそれぞれ上記左右の走行
用パイロット切換弁12L,12Rの後進用パイロット
圧受圧部18,20に作用して、油圧ショベルの後進走
行の直進を簡単に且つ円滑に行なうことができるように
構成されている。
【0035】本実施形態は上記のように構成されている
ので、通常走行・直進走行切換弁55が、図1に示した
通常走行位置54にある時には、通常走行・直進走行切
換弁55が中立位置にあるので、従来の油圧ショベルの
走行操作と同様に、上記一対の左右のペダル装置3L,
3Rの独立したそれぞれの操作により、それぞれの上記
左右の走行用パイロット切換弁12L,12Rを作動せ
しめ、従来と同様に通常走行を行なうることができる。
【0036】即ち、上記他方の左のペダル装置3Lを前
進側に踏込み前進用のパイロット弁7から導出されるパ
イロット圧を管路32,シャトル弁38,管路44を介
して他方の左走行用パイロット切換弁12Lの前進用パ
イロット圧受圧部17に供給せしめて左走行モータ11
Lを正回転せしめ、又左ペダル装置3Lを後進側に踏込
み後進用のパイロット弁8から導出されるパイロット圧
を管路34,シャトル弁39,管路46を介して左走行
用パイロット切換弁12Lの後進用パイロット圧受圧部
18に供給せしめて左走行モータ11Lを逆回転せしめ
ることができる。
【0037】又、上記一方の右ペダル装置3Rを前進側
に踏込み前進用のパイロット弁9から導出されるパイロ
ット圧を管路60,管路62を介して上記一方の右走行
用パイロット切換弁12Rの前進用パイロット圧受圧部
19に供給して右走行モータ11Rを正回転せしめ、又
右ペダル装置3Rを後進側に踏込み後進用のパイロット
弁10から導出される後進用パイロット圧を管路64,
管路66を介して上記一方の右走行用パイロット切換弁
12Rの後進用パイロット圧受圧部20に供給し上記右
の走行モータ11Rを逆回転せしめることができる。
【0038】そして、上記の一対の上記左右のペダル装
置3L,3Rのたくみな操作により、従来と同様に上記
油圧ショベルの通常走行時の左右走行及び直進走行を行
なうことができる。本実施形態は上記のように構成され
ているが、先ず、上記直進走行時の作用について説明す
る。
【0039】先ず、前進方向の直進走行について説明す
る。上記油圧ショベルを、例えば一寸、前進せしめて、
一寸、溝堀りを行なうような作業を繰り返し行なう場合
には、上記油圧ショベルのオペレータの片足又は片手に
より上記油圧ショベルの直進操作を行ない、他の片足
(又は他の片手)又は両手により種々の作業の操作を容
易に行なうことができる。
【0040】このような作業を行なう時に、本実施形態
は威力を発生せしめることができるもので、先ず上記油
圧ショベルの直進走行制御装置の切換スイッチ58のス
イッチレバー58aを、図1に示した直進走行操作位置
Fにしてソレノイド57に通電し作動せしめ、通常走行
・直進走行切換弁55を直進走行位置56に切換える。
【0041】そして、図1に示したように上記一方の右
ペダル装置3Rを前進側に踏込み、前進用のパイロット
弁9から導出したパイロット圧を、管路60,通常走行
・直進走行切換弁55の直進走行位置56,管路43,
シャトル弁38,管路44を介して、上記他方の左走行
用パイロット切換弁12Lのパイロット圧受圧部17に
供給せしめると同時に、パイロト圧を管路60で分岐し
た管路62を経て、上記一方の右走行用パイロット切換
弁12Rのパイロット圧受圧部19に供給せしめること
により、上記左右の走行用パイロット切換弁12L,1
2R、を同時にタイミングよくそれぞれ前進位置ホ,ト
に切換作動せしめて、上記左右の走行モータ11L,1
1Rを正回転せしめ安定した直進走行を簡単に且つ円滑
に行なうことができるものである。
【0042】次に、上記前進方向の直進走行時の左右旋
回について説明する。先ず、上記前進走行時の右旋回に
ついて説明する。上記通常走行・直進走行切換弁55が
直進走行位置56に切換わった状態において、上記一方
の右ペダル装置3Rを踏込まないで上記一方の右ペダル
装置3Rに接続されている右走行用パイロット切換弁1
2R側に接続されている上記一方の右の走行モータ11
Rを停止せしめ、上記の他方左ペダル装置3Lを前進側
に踏込むことによる前進用のパイロット弁7からの前進
用パイロット圧を左走行用パイロット切換弁12Lの前
進用パイロット圧受圧部17(ホ)に供給せしめて上記
建設機械の前進方向の右旋回の作動を上記左のペダル装
置3Lを前進側に操作することにより容易に行なうこと
ができる。
【0043】又、前進走行の左旋回について説明する
と、上記他方の左ペダル装置3Lを後進側に踏込むこと
により後進用のパイロット弁8から上記他方の左走行用
パイロット切換弁12Lの後進用パイロット圧受圧部1
8に供給せしめられる後進用パイロット圧と、右のペダ
ル装置3Rの前進側に踏込むことによる前進用のパイロ
ット弁9からの上記他方の左走行用パイロット切換弁1
2Lの前進用パイロット圧受圧部17(ホ)に供給せし
められる前進用パイロット圧とで、相殺せしめ上記他方
の左走行用パイロット切換弁12Lを中立位置リに切換
える。
【0044】そして、上記の中立位置リの切換えにより
左走行用パイロット切換弁12Lに接続されている上記
他方の左走行モータ11Lを停止せしめ、右ペダル装置
3Rの前進側への操作によるパイロット弁9からの前進
用パイロット圧をパイロット圧受圧部19に作用にせし
めて上記建設機械の前進方向の左旋回の作動を容易に行
なうことができる。
【0045】従って、上記実施形態は上記のように、上
記建設機械の前進走行時の上記の左方向又は右方向への
進路の修正や変更を上記他方の左ペダル装置3Lを前進
側又は後進側に操作することにより容易に行なうことが
できる。次に、後進方向への直進走行に於ける後進右旋
回及び後進左旋回について詳述する。
【0046】先ず、後進方向の直進走行について説明す
る。又、上記の前進方向の直進走行の場合と同様に、通
常走行・直進走行切換弁55を直進走行位置56に切換
える。そして、上記油圧ショベルを後進せしめるときに
は、図1に示した上記一方の右ペダル装置3Rを後進側
に踏込み、後進用のパイロット弁10を作動させパイロ
ット弁10により導出されたパイロット圧を管路64,
45,通常走行・直進走行切換弁55の直進走行位置5
6,管路45,シャトル弁39,管路46を介して上記
他方の左走行用パイロット切換弁12Lの後進用パイロ
ット圧受圧部18(へ)へ供給せしめると共に、同時に
管路64,66を介して右走行用パイロット切換弁12
Rの後進用パイロット圧受圧部20(チ)へ供給せしめ
て、上記一対の左右の走行モータ11L,11Rを逆回
転せしめ安定した後方直進走行を、上記一方の右のペダ
ル装置3Rの後進側への操作だけで簡単に且つ円滑に行
なうことができるものである。
【0047】次に、後進方向の直進走行時の左右旋回に
ついて説明する。先ず、後進方向の右旋回について説明
する。上記一方の右ペダル装置3Rを踏込まないで右ペ
ダル装置3Rに接続されている右走行用パイロット切換
弁12R側の右走行モータ11Rを停止せしめ、上記他
方の左ペダル装置3Lのペダル4Lを、枢支軸Sを中心
に後進側に踏込むことにより後進用のパイロット弁8か
らの後進用パイロット圧を左走行用パイロット切換弁1
2Lの後進用パイロット圧受圧部18(ヘ)に供給して
左走行モータ11Lを逆転せしめて、上記建設機械の後
進方向の右旋回の作動を左ペダル装置3Lを後進側に操
作することにより容易に行なうことができる。
【0048】又、後進方向の左旋回を行なう場合には、
上記他方の左ペダル装置3Lを前進側に踏込むことによ
り前進用のパイロット弁7から上記他方の左の走行用パ
イロット切換弁12Lの前進用パイロット圧受圧部17
(ホ)に供給せしめられる前進用パイロット圧を、右ペ
ダル装置3Rのペダル4Rを、枢支軸Sを中心に後進側
へ踏込むことにより後進用のパイロット弁10からの左
走行用パイロット切換弁12Lの後進用パイロット圧受
圧部18に供給せしめられる後進用パイロット圧で、相
殺せしめて左走行用パイロット切換弁12Lを中立位置
リに切換える。
【0049】この中立位置リの切換えにより左走行用パ
イロット切換弁12Lに接続されている他方の左走行モ
ータ11Lを停止せしめて、右ペダル装置3Rのパイロ
ット弁10からの後進用パイロット圧を上記一方の右パ
イロット切換弁12Rの後進用パイロット圧受圧部20
(チ)へ作用せしめることにより、上記建設機械の後進
方向の上記左旋回の作動を容易に行なうことができる。
【0050】従って、上記一方の右ペダル装置3Rで後
方向の直進走行を行ない、他方の左ペダル装置3Lの前
進側及び後進側への操作により上記建設機械の後進走行
の左右方向への進路の修正や変更を容易に行なうことが
できる。又、従来装置で説明したコンソールボックス等
に設けられる切換スイッチ58,切換スイッチ58のス
イッチレバー58a,パイロットランプLa等で構成さ
れる表示手段Lは、上記実施形態の上記部位に限られる
ものでなく、例えばスイッチレバー58aが、図1に二
点鎖線で示した直進走行操作位置Fに切換わった時ON
となり、スイッチレバー58a先端部に設けられたパイ
ロットランプLaがONになった時、点滅するようにし
てもよい。
【0051】又図1に示したように走行用操作レバー5
L,5Rのうちのいずれか一方の走行用操作レバーに、
例えば上記一方の右走行用操作レバー5R(5L)に切
換スイッチ58のスイッチレバー58a,スイッチレバ
ー58aの先端部に設けられるパイロットランプLaを
設け、図1に実線で示したスイッチレバー58aが略水
平位置5Rb(又は5Lb)にあるとき切換スイッチ5
8がOFFとなりパイロットランプLaが消灯し、通常
走行・直進走行切換弁55が通常走行位置54にあるこ
とをオペレータに認識させることができる。
【0052】又、図1に二点鎖線で示したように右走行
用操作レバー5R(又は5L)が上記直進走行操作位置
5Ra(又は5La)に切換わった略垂直位置にあると
き切換スイッチ58がONとなり、右走行用操作レバー
5Rの先端部に設けられたパイロットランプLaが点灯
するように構成してもよいが、この場合にはパイロット
ランプLaを設けなくとも、例えば上記一方の右走行用
操作レバー5Rの先端に取付けられた走行用操作レバー
5Rの略垂直な直進走行操作位置5Ra又は略水平な通
常走行操作位置5Rbにより通常走行・直進走行切換弁
55の現状を判断することもでき、例えば走行用操作レ
バー5Rの略垂直な直進走行操作位置5Raにあること
により、上記油圧ショベルが直進走行操作状態にあるこ
とをオペレータが認識することができる。
【0053】又、図1に二点鎖線で示したようにスイッ
チイッチレバー58aが上記の直進走行操作位置5Ra
に切換えた略垂直位置にあるとき切換スイッチ58がO
Nとなりスイッチレバー58aの先端部に設けられたパ
イロットランプLaが点灯するようにしてもよいが、こ
の場合にはパイロットランプLaを設けなくとも、上記
一方の右走行用の操作レバー5Rの先端部の取付けられ
たスイッチレバー58aの略垂直な直進走行操作位置5
Ra又は水平な通常走行操作位置5Rbにより通常走行
・直進走行切換弁55の現状を判断することができる。
【0054】又、コンソールボックス等に取付けられた
切換スッチ58のスイッチレバー58aを、図1に二点
鎖線で示した直線走行操作位置Fに回動してON(閉)
にすると上記左右のペダル装置3L,3Rの上記左右の
走行用操作レバー5L,5Rのうちのいずれか一方の、
例えば右走行用操作レバー5Rの先端部に取付けられた
スイッチレバー58aが、図1に二点鎖線に示した直進
走行操作位置5Raに連動して移動しON(閉)の状態
になる。
【0055】又、図1に実線で示した上記コンソールボ
ックス等に取付けられた切換スイッチ58のスイッチレ
バー58aが通常走行操作位置Gに回動してOFF
(開)にすると右ペダル装置3Rの右走行用操作レバー
5Rの先端部に取付けられたスイッチレバー58aが通
常走行操作位置5Rbに連動し移動しOFFとなるよう
に、ステップモータ,ワイヤやリンク機構等で構成され
る連動手段Jを設ければ、更に上記作業を効率よく円滑
に行なうことができる。
【0056】次に、上記本発明の実施形態の変形例を、
図2について説明する。上記実施形態では、図1に示し
た上記回路図において、通常走行・直進走行切換弁55
を直進走行位置56に切換えた場合には、例えば一方の
ペダル装置3Rを操作しないで右走行用パイロット切換
弁12Rに連接されている右走行モータ11Rを停止せ
しめ、上記他方のペダル装置3Lを前進側又は後進側に
操作することにより発生するパイロット圧で左走行用パ
イロット切換弁12Lの前進用パイロット圧受圧部17
又は後進用パイロット圧受圧部18に作用せしめ左走行
用パイロット切換弁12Lに連接されている左走行モー
タ11を正転又は逆転せしめて、直進走行時の前後進方
向の右旋回を行なう場合を説明したが、これに限られる
ものではない。
【0057】即ち、図2に示した変形例は、上記の左走
行用パイロット切換弁12Lに右走行モータ11Rを接
続し、上記の右走行用パイロット切換弁12Rに左走行
モータ11Lを接続したものであり、上記実施形態と同
様の作用効果を奏することができる。この場合には、図
1に示した右走行用パイロット切換弁12Rが、図2に
示したように、左走行モータ11Lの作動回路となり、
図1に示した左走行用パイロット切換弁12Lが、図2
に示したように、右走行モータ11Rの作動回路とな
る。
【0058】上記変形例を、図2について主要の作用を
説明すると次の通りである。この変形例は 上記実施形
態とは逆に左の走行モータ11Lを停止せしめて上記直
進走行時の前後進方向における左右の旋回の作動を可能
にするものであり、先ず、左走行モータ11Lを停止せ
しめ前進走行の左旋回をする場合について説明する。
【0059】即ち、通常走行・直進走行切換弁55を直
進走行位置56に切換えた場合には、直進走行位置56
を介して上記一対の左右のペダル装置3L,3Rのうち
のいずれか一方の、例えば右ペダル装置3Rを前進位置
又は後進位置に操作することにより上記左右の走行用パ
イロット切換弁12L,12Rのそれぞれが前進位置
ト,ホ又は後進位置ヘ,チに切換えて上記建設機械の前
後方向の直進走行ができるように構成されている。
【0060】そして、一方の右ペダル装置3Rを操作し
ないで一方の右ペダル装置3Rに接続されている右走行
用パイロット切換弁12Rに連接されている左走行モー
タ11Lを停止せしめ、上記の他方の左ペダル装置3L
を前進側に操作することによる前進用のパイロット弁7
からの前進用パイロット圧を管路32,シャトル弁3
8,管路44を介して左走行用パイロット切換弁12L
の前進用パイロット圧受圧部17に供給せしめて左走行
用パイロット切換弁12Lに連接されている右走行モー
タ11Rを正転せしめて上記建設機械の前進方向の左旋
回の作動を可能にしている。
【0061】又、上記他方の左ペダル装置3Lを後進側
に操作することにより後進用のパイロット弁8から管路
34,シャトル弁39,管路46を介して左走行用パイ
ロット切換弁12Lの後進用パイロット圧受圧部18に
供給せしめられる後進用パイロット圧を、一方の右ペダ
ル装置3Rを前進側に操作することによる前進用のパイ
ロット弁9から管路60,通常走行・直進走行切換弁5
5の直進走行位置56,シャトル弁38,管路44を介
して左走行用パイロット切換弁12Lの前進用パイロッ
ト圧受圧部17に供給せしめられる前進用パイロット圧
で、相殺せしめ左走行用パイロット切換弁を中立位置に
し右走行モータ12Rを停止せしめる。
【0062】そして、一方の右ぺダル装置3Rのパイロ
ット弁9から管路60,62を介して供給される前進パ
イロット圧を右走行用パイロット切換弁12Rの前進用
パイロット圧受圧部19に供給し右走行用パイロット切
換弁12Rに連接されている左走行モータ11Lを正転
せしめて上記建設機械の前進走行の右旋回の作動を可能
にし、上記建設機械の前進走行の左右方向への進路の修
正や変更を行なうことができる。
【0063】次に、後進走行の左旋回について説明す
る。上記一方の右ペダル装置3Rを操作しないで上記一
方の右ペダル装置3Rの右走行用パイロット切換弁12
Rに連接されている左走行モータ11Lを停止せしめ、
上記他方の左ペダル装置3Lを後進側に操作することに
よる後進用のパイロット弁8の後進用パイロット圧を管
路34,シャトル弁39,管路46を介して左走行用パ
イロット切換弁12Lの後進用パイロット圧受圧部18
に供給せしめ左走行用パイロット切換弁12Lに連接さ
れている右走行モータ11Rを逆転(後進走行)せしめ
て上記建設機械の後進方向の左旋回の作動を可能にして
いる。
【0064】次に、後進走行の右旋回について説明す
る。上記他方の左ペダル装置3Lを前進側に操作するこ
とにより前進用のパイロット弁7から管路32,シャト
ル弁38,管路44を介して左走行用パイロット切換弁
12Lの前進用パイロット圧受圧部17に供給せしめら
れる前進用パイロット圧を、上記一方の右ペダル装置3
Rの後進側に操作することにより後進用のパイロット弁
10から管路64,45,通常走行・直進走行切換弁5
5,管路45,シャトル弁39,管路46を介して左走
行用パイロット切換弁12Lの後進用パイロット圧受圧
部18に供給せしめられる後進用パイロット圧で、相殺
せしめて左走行用パイロット切換弁12Lを中立位置リ
にして左走行用パイロット切換弁12Lに接続されてい
る右走行モータ11Rを停止せしめる。
【0065】そして、右走行用パイロット切換弁12R
のパイロット弁10から管路64,66を介して右走行
用パイロット切換弁12Rの後進用パイロット圧受圧部
20に供給される後進用パイロット圧で右走行用パイロ
ット切換弁12Rに連接されている左走行モータ11L
を逆転(後進走行)せしめて上記建設機械の後進走行の
右旋回の作動を可能にし、上記建設機械の後進走行の左
右方向への進路の修正や変更ができるもので、上記実施
形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の建設機械の直進走行制御装置によれば、一対のペ
ダル装置の操作により上記ペダル装置のそれぞれに配設
されたパイロット弁からのパイロット圧を左右の走行用
パイロット切換弁のそれぞれのパイロット圧受圧部に供
給して上記左右の走行用パイロット切換弁を切換制御せ
しめて、建設機械の左右の走行モータを作動せしめるよ
うにした建設機械の直進走行制御装置において、上記一
対のペダル装置のうちのいずれか一方のペダル装置の操
作により前後方向の直進走行を行ない、上記一対のペダ
ル装置のうちのいずれか他方のペダル装置の操作により
上記建設機械の左右方向の進路の修正や変更ができるよ
うに構成されているので、上記一対のペダル装置のいず
れか一方のペダル装置の操作により直進走行ができると
共に他方の上記ペダル装置により上記進路の修正や変更
ができ、上記建設機械の徐々に走行せしめて種々の作業
を容易に行なうことができる。
【0067】従来装置の場合にパイロットの両足又は両
手の操作のタイミングが一致しなかったり、或いは上記
の両足又は両手が同時に同じ動きをしないために生じて
いた、建設機械の蛇行や斜行を防止して作業効率を向上
せしめることができる。更に、上記一対のペダル装置の
他に上記直進走行専用のペダルを設ける必要がないの
で、上記オペレータシート付近やオペレータの足元に、
その他の作業装置の操作レバーを配設する等有効に活用
することができる。
【0068】請求項2記載の本発明の建設機械の直進走
行制御装置によれば、一対のペダル装置の操作により上
記ペダル装置のそれぞれに配設されたパイロット弁から
のパイロット圧を左右の走行用パイロット切換弁のそれ
ぞれのパイロット圧受圧部に供給して上記左右の走行用
パイロット切換弁を切換制御せしめて、建設機械の左右
の走行モータを作動せしめるようにした建設機械の走行
制御装置において、上記一対のペダル装置のそれぞれの
上記パイロット弁と上記左右の走行用パイロット切換弁
のそれぞれのパイロット圧受圧部とを連通するパイロッ
ト管路に通常走行・直進走行切換弁を配設し、上記通常
走行・直進走行切換弁が通常走行位置にある場合には上
記一対のペダル装置のそれぞれを前進位置又は後進位置
に切換えたとき上記左右の走行用パイロット切換弁のそ
れぞれが前進位置又は後進位置に切換わって上記左右の
走行モータがそれぞれ正転又は逆転するように配設し、
又上記通常走行・直進走行切換弁を直進走行位置に切換
えた場合には上記直進走行位置を介して上記一対のペダ
ル装置のうちのいずれか一方のペダル装置を上記の前進
位置又は後進位置に切換えたとき上記左右の走行用パイ
ロット切換弁のそれぞれが上記の前進位置又は後進位置
に切換わって上記建設機械の前後方向の直進走行ができ
ると共に、上記一対のペダル装置のうちのいずれか他方
のペダル装置の操作による上記パイロット弁からの前進
用パイロット圧又は後進用パイロット圧を上記他方のペ
ダル装置に接続されている上記他方の走行用パイロット
切換弁の前進用パイロット圧受圧部又は後進用パイロッ
ト圧受圧部に供給せしめて上記建設機械の左右方向への
進路の修正や変更ができるように構成したので、上記通
常走行・直進走行切換弁を、上記の通常走行位置と直進
走行位置とに切換えるこたとにより上記通常走行と直進
走行を容易に行なえるようにして、上記直進走行作位置
に切換えたときに、上記一対のペダル装置のうちのいず
れか一方のペダル装置の操作により直進走行を行なうと
共に他方の上記ペダル装置により上記進路の修正や変更
ができ、上記建設機械の徐々に走行せしめて種々の作業
を容易に行なうことができる。
【0069】従って、上記一対の走行用パイロット切換
弁が同じ動きをするので、上記建設機械が蛇行や斜行を
防止して作業効率を向上せしめることができる。更に、
上記一対のペダル装置の他に上記直進走行専用のペダル
を設ける必要がないので、上記オペレータシート付近や
オペレータの足元にその他の作業装置の操作レバーを配
設する等有効に活用することができる。
【0070】請求項3記載の本発明の建設機械の直進走
行制御装置によれば、請求項2記載の構成において、上
記通常走行・直進走行切換弁を上記直進走行位置に切換
えた場合には、上記一対のペダル装置のうちのいずれか
一方のペダル装置の前進用のパイロット弁と上記左右の
走行用パイロット切換弁のそれぞれの上記前進用パイロ
ット圧受圧部とが上記直進走行位置を介して連通する
か、上記一方のペダル装置の後進用のパイロット弁と上
記左右の走行用パイロット切換弁のそれぞれの上記後進
用パイロット圧受圧部とが上記直進走行位置を介して連
通するように配設されると共に上記一対のペダル装置の
うちのいずれか他方のペダル装置の操作による上記パイ
ロット弁からの上記の後進用パイロット圧又は前進用パ
イロット圧を上記他方の走行用パイロット切換弁の前進
用パイロット圧受圧部又は後進用パイロット圧受圧部に
作用せしめて上記建設機械の左右方向への進路の修正や
変更ができるように構成したので、請求項2の効果に加
え、上記通常走行・直進走行切換弁を上記通常走行位置
と直進走行位置とに切換えるこたとにより上記通常走行
と直進走行を容易に行なえるようにして、上記直進走行
位置に切換えたときに、上記一対のペダル装置のうちの
いずれか一方のペダル装置の前進用パイロット弁の踏込
操作により直進走行を行ない、上記一対のペダル装置の
いずれか一方のペダル装置の後進用のパイロット弁の踏
込操作により後進走行の直進走行ができると共に他方の
上記ペダル装置により上記進路の修正や変更ができ、上
記建設機械の徐々に走行せしめて種々の作業を容易に行
なうことができる。
【0071】従って、上記一対の走行用パイロット切換
弁が同じ動きをするので、上記建設機械が蛇行や斜行を
防止して作業効率を向上せしめることができる。更に、
上記一対のペダル装置の他に上記直進走行専用のペダル
を設ける必要がないので、上記オペレータシート付近や
オペレータの足元にその他の作業装置の操作レバーを配
設する等有効に活用することができる。
【0072】請求項4記載の本発明の建設機械の直進走
行制御装置によれば、請求項2又は3記載の構成におい
て、上記直進走行位置を介して上記一対のペダル装置の
うちのいずれか一方のペダル装置を上記の前進位置又は
後進位置に操作することにより上記左右の走行用パイロ
ット切換弁のそれぞれが上記の前進位置又は後進位置に
切換わって上記建設機械の前後方向の直進走行ができる
ようにすると共に、上記一方のペダル装置を操作しない
で上記一方のペダル装置に接続されている上記右走行用
パイロット切換弁に連接されている上記右走行モータを
停止させ、上記他方のペダル装置を前進側に操作するこ
とによる上記前進用のパイロット弁からの上記前進用パ
イロット圧を上記左走行用パイロット切換弁の前進用パ
イロット圧受圧部に供給し上記左走行モータを正転せし
めて上記建設機械の前進方向の右旋回の作動を可能に
し、又上記一方のペダル装置の前進側の操作による上記
前進用パイロット圧を上記左右の走行用パイロット切換
弁のそれぞれの前進用パイロット圧受圧部に供給し、上
記他方のペダル装置の後進側の操作による上記左走行用
パイロット切換弁の後進用パイロット圧受圧部に供給さ
れる上記後進用パイロット圧を上記一方のペダル装置の
上記前進側の操作による上記左走行用パイロット切換弁
の前進用パイロット圧受圧部に供給される上記前進用パ
イロット圧で相殺せしめ上記左走行用パイロット切換弁
を中立位置にして上記左走行パイロット切換弁に連接さ
れている上記左走行モータを停止させ、上記一方のぺダ
ル装置の上記前進側への操作による上記右走行用パイロ
ット切換弁の前進用パイロット圧受圧部に供給された上
記前進パイロット圧により上記右走行モータを正転せし
めて上記建設機械の前進方向の左旋回の作動を可能にす
ることにより、上記建設機械の前進走行の左右方向への
進路の修正や変更ができるように構成したので、請求項
2又は3の効果に加え、上記通常走行・直進走行切換弁
が上記直進走行位置にある時、上記建設機械のオペレー
タの上記左右のペダル装置の簡単な操作により、上記前
進方向の直進走行時の左右方向の進路の修正や変更を容
易に行なうことができる。
【0073】請求項5記載の本発明の建設機械の直進走
行制御装置によれば、請求項4記載の構成において、上
記一方のペダル装置を操作しないで上記一方のペダル装
置に接続されている上記右走行用パイロット切換弁に連
接されている上記右走行モータを停止せしめ、上記他方
のペダル装置の後進側の操作による後進用パイロット圧
を上記左走行用パイロット切換弁の後進用パイロット圧
受圧部に供給せしめて上記建設機械の後進方向の右旋回
の作動を可能にし、又上記一方のペダル装置の後進側の
操作による上記後進用パイロット弁からの後進用パイロ
ット圧を上記左右の走行用パイロット切換弁のそれぞれ
の上記後進用パイロット圧受圧部に供給し、上記他方の
ペダル装置の前進側の操作による上記左走行用パイロッ
ト切換弁の前進用パイロット圧受圧部に供給される上記
前進用パイロット圧を上記一方のペダル装置の上記後進
側の操作による上記左走行用パイロット切換弁の後進用
パイロット圧受圧部に供給される上記後進用パイロット
圧で相殺せしめ上記左走行用パイロット切換弁を中立位
置にして上記左走行用パイロット切換弁に接続されてい
る上記左走行モータを停止させ、上記一方のペダル装置
の上記後進側への操作により上記右走行用パイロット切
換弁の後進用パイロット圧受圧部に供給された上記後進
用パイロット圧により上記右走行モータを逆転せしめて
上記建設機械の後進方向の左旋回の作動を可能にするこ
とにより、上記建設機械の後進走行の左右方向への進路
の修正や変更ができるように構成したので、請求項4の
効果に加え、上記通常走行・直進走行切換弁が上記直進
走行位置にある時、上記建設機械のオペレータの上記左
右のペダル装置の簡単な操作により、上記後進方向の直
進走行時の左右方向の進路の修正や変更を容易に行なう
ことができる。
【0074】請求項6記載の本発明の建設機械の直進走
行制御装置によれば、請求項2又は3記載の構成におい
て、上記通常走行・直進走行切換弁を上記直進走行位置
に切換えた場合には、上記直進走行位置を介して上記一
対のペダル装置のうちのいずれか一方のペダル装置を上
記の前進位置又は後進位置に操作することにより上記左
右の走行用パイロット切換弁のそれぞれが上記の前進位
置又は後進位置に切換わって上記建設機械の前後方向の
直進走行ができるようにすると共に、上記一方のペダル
装置を操作しないで上記一方のペダル装置に接続されて
いる上記右走行用パイロット切換弁に連接されている上
記左走行モータを停止させ、上記他方のペダル装置を上
記前進側に操作することによる上記前進用パイロット弁
からの前進用パイロット圧を上記左走行用パイロット切
換弁の前進用パイロット圧受圧部に供給し上記左走行用
パイロット切換弁に連接されている上記右走行モータを
正転せしめて上記建設機械の前進方向の左旋回の作動を
可能にし、又上記一方のペダル装置の前進側の操作によ
る上記前進用パイロット圧を上記左右の走行用パイロッ
ト切換弁のそれぞれの前進用パイロット圧受圧部に供給
し、上記他方のペダル装置の後進側の操作による上記左
走行用パイロット切換弁の後進用パイロット圧受圧部に
供給される上記後進用パイロット圧を上記一方のペダル
装置の上記前進側の操作による上記左走行用パイロット
切換弁の前進用パイロット圧受圧部に供給せしめられる
上記前進用パイロット圧で相殺せしめ上記右走行用パイ
ロット切換弁を中立位置にして上記左走行パイロット切
換弁に連接されている上記右走行モータを停止させ、上
記一方のぺダル装置の上記前進側への操作による上記右
走行パイロット切換弁の前進用パイロット圧受圧部に供
給された上記前進パイロット圧により上記左走行モータ
を正転せしめて上記建設機械の前進走行の右旋回の作動
を可能にすることにより、上記建設機械の前進走行の左
右方向への進路の修正や変更ができるように構成したの
で、請求項2又は3の効果に加え、上記通常走行・直進
走行切換弁が上記直進走行位置にある時、上記建設機械
のオペレータの上記上記ペダル装置の簡単な操作によ
り、上記前進方向の直進走行時の左右方向の進路の修正
や変更を容易に行なうことができる。
【0075】請求項7記載の本発明の建設機械の直進走
行制御装置によれば、請求項6記載の構成において、上
記一方のペダル装置を操作しないで上記一方のペダル装
置に接続されている上記右走行用パイロット切換弁に連
接されている上記左走行モータを停止させ、上記他方の
ペダル装置を後進側に操作することにより上記後進用の
パイロット弁からの後進用パイロット圧を上記左走行用
パイロット切換弁の後進用パイロット圧受圧部に供給し
上記左走行パイロット切換弁に連接されている右走行モ
ータを逆転せしめて上記建設機械の後進方向の左旋回の
作動を可能にし、又上記一方のペダル装置の後進側の操
作による上記後進用パイロット圧を上記左右の走行用パ
イロット切換弁のそれぞれの上記後進用パイロット圧受
圧部に供給し、上記他方のペダル装置の前進側の操作に
よる上記左走行用パイロット切換弁の前進用パイロット
圧受圧部に供給される上記前進用パイロット圧を上記一
方のペダル装置の上記後進側に操作することによる上記
左走行用パイロット切換弁の後進用パイロット圧受圧部
に供給せしめられる上記後進用パイロット圧で相殺せし
め上記左走行用パイロット切換弁を中立位置にして上記
左走行用パイロット切換弁に接続されている上記右走行
モータを停止させ、上記一方のペダル装置の上記後進側
への操作による上記右走行用パイロット切換弁の後進用
パイロット圧受圧部に供給された上記後進用パイロット
圧により上記左走行モータを逆転せしめて上記建設機械
の後進走行の右旋回の作動を可能にすることにより、上
記建設機械の後進走行の左右方向への進路の修正や変更
ができるように構成したので、請求項6の効果に加え、
上記通常走行・直進走行切換弁が上記直進走行位置にあ
る時、上記建設機械のオペレータの上記左右のペダル装
置の簡単な操作により、上記後進方向の直進走行時の左
右方向の進路の修正や変更を容易に行なうことができ
る。
【0076】請求項8記載の本発明の建設機械の直進走
行制御装置によれば、請求項2,3,5,7のいずれか
の記載の構成において、上記通常走行・直進走行切換弁
を上記直進走行位置にあることを表示する表示手段を設
けたているので、請求項2,3,5,7のいずれかの効
果に加え、上記建設機械のオペレータが上記通常走行・
直進走行切換弁が直進走行操作位置にあることを認識す
ることにより、この状態に適合した作業を行ない作業効
率を向上せしめることができる。
【0077】請求項9記載の本発明の建設機械の直進走
行制御装置によれば、請求項8記載の構成において、上
記表示手段が上記通常走行・直進走行切換弁の上記切換
スイッチレバーの位置により上記通常走行・直進走行切
換弁が直進走行位置にあること表示すように構成されて
いるので、請求項8の効果に加え、上記スイッチレバー
の位置だけで簡単に上記通常走行・直進走行切換弁を直
進走行操作位置にあることをを認識することにより、こ
の状態に適合した作業を行ない作業効率を向上せしめる
ことができる。
【0078】請求項10記載の本発明の建設機械の直進
走行制御装置によれば、請求項8又は9記載の構成にお
いて、上記通常走行・直進走行切換弁の切換スイッチを
閉にすると上記ペダル装置の走行用操作レバーが直進走
行操作位置に連動して移動し、上記通常走行・直進走行
切換弁の切換スイッチを開にすると上記ペダル装置の走
行用操作レバーが通常走行操作位置に連動して移動する
連動手段を備えているので、請求項8の効果に加え、上
記連動手段により上記切換スイッチと上記ペダル装置の
走行用操作レバーが連動して作動せしめられ、種々の作
業操作を素早く行なうことができ、作業効率を向上せし
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すもので、本発明の建
設機械の直進走行制御装置を油圧ショベルに適用した場
合を示す直進走行制御装置の概略回路図である。
【図2】図1に示した本発明の実施形態の変形例を示す
もので、図1と同様の状態を示す直進走行制御装置の概
略回路図である。
【図3】従来技術のの走行制御装置が配設された油圧シ
ョベルのオペレータシート付近を示す概略説明図であ
る。
【図4】図3の従来技術の走行制御装置を示す概略要部
回路図である。
【符号の説明】
1 オペレータシート 2 床板 3L,3R ペダル装置 4L,4R ペダル 5L,5R 左右の走行用操作レバー 5La,5Ra 走行用操作レバーの直進走行操作位
置 5Lb,5Rb 走行用操作レバーの通常走行操作位
置 7,9 前進用パイロット弁 8,10 後進用パイロット弁 11L,11R 走行モータ 12L,12R 左右の走行用パイロット切換弁 13,14 メインポンプ 17,19 前進用パイロツト圧受圧部 18,20 後進用パイロット圧受圧部 32,34 管路 38,39 シャトル弁 43,44,46 管路 60,62,66 管路 55 通常走行・直進走行切換弁 54 通常走行位置 56 直進走行位置 57 ソレノイド 58 切換スイッチ 58a スイッチレバー 60,62,64 管路 F スイッチレバーの直進走行操作位置 G スイッチレバーの通常走行操作位置 J 連動手段 L 表示手段 La パイロットランプ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のペダル装置の操作により上記ペダ
    ル装置のそれぞれに配設されたパイロット弁からのパイ
    ロット圧を左右の走行用パイロット切換弁のそれぞれの
    パイロット圧受圧部に供給して上記左右の走行用パイロ
    ット切換弁を切換制御せしめて、建設機械の左右の走行
    モータを作動せしめるようにした建設機械の直進走行制
    御装置において、上記一対のペダル装置のうちのいずれ
    か一方のペダル装置の操作により前後方向の直進走行を
    行ない、上記一対のペダル装置のうちのいずれか他方の
    ペダル装置の操作により上記建設機械の左右方向の進路
    の修正や変更ができるように構成されたことを特徴とす
    る、建設機械の直進走行制御装置。
  2. 【請求項2】 一対のペダル装置の操作により上記ペダ
    ル装置のそれぞれに配設されたパイロット弁からのパイ
    ロット圧を左右の走行用パイロット切換弁のそれぞれの
    パイロット圧受圧部に供給して上記左右の走行用パイロ
    ット切換弁を切換制御せしめて、建設機械の左右の走行
    モータを作動せしめるようにした建設機械の直進走行制
    御装置において、上記一対のペダル装置のそれぞれの上
    記パイロット弁と上記左右の走行用パイロット切換弁の
    それぞれのパイロット圧受圧部とを連通するパイロット
    管路に通常走行・直進走行切換弁を配設し、上記通常走
    行・直進走行切換弁が通常走行位置にある場合には上記
    一対のペダル装置のそれぞれを前進位置又は後進位置に
    切換えたとき上記左右の走行用パイロット切換弁のそれ
    ぞれが前進位置又は後進位置に切換わって上記左右の走
    行モータがそれぞれ正転又は逆転するように配設し、又
    上記通常走行・直進走行切換弁を直進走行位置に切換え
    た場合には上記直進走行位置を介して上記一対のペダル
    装置のうちのいずれか一方のペダル装置を上記の前進位
    置又は後進位置に切換えたとき上記左右の走行用パイロ
    ット切換弁のそれぞれが上記の前進位置又は後進位置に
    切換わって上記建設機械の前後方向の直進走行ができる
    と共に、上記一対のペダル装置のうちのいずれか他方の
    ペダル装置の操作による上記パイロット弁からの前進用
    パイロット圧又は後進用パイロット圧を上記他方のペダ
    ル装置に接続されている上記他方の走行用パイロット切
    換弁の前進用パイロット圧受圧部又は後進用パイロット
    圧受圧部に供給せしめて上記建設機械の左右方向への進
    路の修正や変更ができるように構成したことを特徴とす
    る、建設機械の直進走行制御装置。
  3. 【請求項3】 上記通常走行・直進走行切換弁を上記直
    進走行位置に切換えた場合には、上記一対のペダル装置
    のうちのいずれか一方のペダル装置の前進用のパイロッ
    ト弁と上記左右の走行用パイロット切換弁のそれぞれの
    上記前進用パイロット圧受圧部とが上記直進走行位置を
    介して連通するか、上記一方のペダル装置の後進用のパ
    イロット弁と上記左右の走行用パイロット切換弁のそれ
    ぞれの上記後進用パイロット圧受圧部とが上記直進走行
    位置を介して連通するように配設されると共に上記一対
    のペダル装置のうちのいずれか他方のペダル装置の操作
    による上記パイロット弁からの上記の後進用パイロット
    圧又は前進用パイロット圧を上記他方の走行用パイロッ
    ト切換弁の前進用パイロット圧受圧部又は後進用パイロ
    ット圧受圧部に作用せしめて上記建設機械の左右方向へ
    の進路の修正や変更ができるように構成したことを特徴
    とする、請求項2記載の建設機械の直進走行制御装置。
  4. 【請求項4】 上記通常走行・直進走行切換弁を上記直
    進走行位置に切換えた場合には、上記直進走行位置を介
    して上記一対のペダル装置のうちのいずれか一方のペダ
    ル装置を上記の前進位置又は後進位置に操作することに
    より上記左右の走行用パイロット切換弁のそれぞれが上
    記の前進位置又は後進位置に切換わって上記建設機械の
    前後方向の直進走行ができるようにすると共に、上記一
    方のペダル装置を操作しないで上記一方のペダル装置に
    接続されている上記右走行用パイロット切換弁に連接さ
    れている上記右走行モータを停止させ、上記他方のペダ
    ル装置を前進側に操作することによる上記前進用のパイ
    ロット弁からの上記前進用パイロット圧を上記左走行用
    パイロット切換弁の前進用パイロット圧受圧部に供給し
    上記左走行モータを正転せしめて上記建設機械の前進方
    向の右旋回の作動を可能にし、又上記一方のペダル装置
    の前進側の操作による上記前進用パイロット圧を上記左
    右の走行用パイロット切換弁のそれぞれの前進用パイロ
    ット圧受圧部に供給し、上記他方のペダル装置の後進側
    の操作による上記左走行用パイロット切換弁の後進用パ
    イロット圧受圧部に供給される上記後進用パイロット圧
    を上記一方のペダル装置の上記前進側の操作による上記
    左走行用パイロット切換弁の前進用パイロット圧受圧部
    に供給される上記前進用パイロット圧で相殺せしめ上記
    左走行用パイロット切換弁を中立位置にして上記左走行
    パイロット切換弁に連接されている上記左走行モータを
    停止させ、上記一方のぺダル装置の上記前進側への操作
    による上記右走行用パイロット切換弁の前進用パイロッ
    ト圧受圧部に供給された上記前進パイロット圧により上
    記右走行モータを正転せしめて上記建設機械の前進方向
    の左旋回の作動を可能にすることにより、上記建設機械
    の前進走行の左右方向への進路の修正や変更ができるよ
    うに構成したことを特徴とする、請求項2又は3記載の
    建設機械の直進走行制御装置。
  5. 【請求項5】 上記一方のペダル装置を操作しないで上
    記一方のペダル装置に接続されている上記右走行用パイ
    ロット切換弁に連接されている上記右走行モータを停止
    せしめ、上記他方のペダル装置の後進側の操作による後
    進用パイロット圧を上記左走行用パイロット切換弁の後
    進用パイロット圧受圧部に供給せしめて上記建設機械の
    後進方向の右旋回の作動を可能にし、又上記一方のペダ
    ル装置の後進側の操作による上記後進用パイロット弁か
    らの後進用パイロット圧を上記左右の走行用パイロット
    切換弁のそれぞれの上記後進用パイロット圧受圧部に供
    給し、上記他方のペダル装置の前進側の操作による上記
    左走行用パイロット切換弁の前進用パイロット圧受圧部
    に供給される上記前進用パイロット圧を上記一方のペダ
    ル装置の上記後進側の操作による上記左走行用パイロッ
    ト切換弁の後進用パイロット圧受圧部に供給される上記
    後進用パイロット圧で相殺せしめ上記左走行用パイロッ
    ト切換弁を中立位置にして上記左走行用パイロット切換
    弁に接続されている上記左走行モータを停止させ、上記
    一方のペダル装置の上記後進側への操作により上記右走
    行用パイロット切換弁の後進用パイロット圧受圧部に供
    給された上記後進用パイロット圧により上記右走行モー
    タを逆転せしめて上記建設機械の後進方向の左旋回の作
    動を可能にすることにより、上記建設機械の後進走行の
    左右方向への進路の修正や変更ができるように構成した
    ことを特徴とする、請求項4記載の建設機械の直進走行
    制御装置。
  6. 【請求項6】 上記通常走行・直進走行切換弁を上記直
    進走行位置に切換えた場合には、上記直進走行位置を介
    して上記一対のペダル装置のうちのいずれか一方のペダ
    ル装置を上記の前進位置又は後進位置に操作することに
    より上記左右の走行用パイロット切換弁のそれぞれが上
    記の前進位置又は後進位置に切換わって上記建設機械の
    前後方向の直進走行ができるようにすると共に、上記一
    方のペダル装置を操作しないで上記一方のペダル装置に
    接続されている上記右走行用パイロット切換弁に連接さ
    れている上記左走行モータを停止させ、上記他方のペダ
    ル装置を上記前進側に操作することによる上記前進用パ
    イロット弁からの前進用パイロット圧を上記左走行用パ
    イロット切換弁の前進用パイロット圧受圧部に供給し上
    記左走行用パイロット切換弁に連接されている上記右走
    行モータを正転せしめて上記建設機械の前進方向の左旋
    回の作動を可能にし、又上記一方のペダル装置の前進側
    の操作による上記前進用パイロット圧を上記左右の走行
    用パイロット切換弁のそれぞれの前進用パイロット圧受
    圧部に供給し、上記他方のペダル装置の後進側の操作に
    よる上記左走行用パイロット切換弁の後進用パイロット
    圧受圧部に供給される上記後進用パイロット圧を上記一
    方のペダル装置の上記前進側の操作による上記左走行用
    パイロット切換弁の前進用パイロット圧受圧部に供給せ
    しめられる上記前進用パイロット圧で相殺せしめ上記右
    走行用パイロット切換弁を中立位置にして上記左走行パ
    イロット切換弁に連接されている上記右走行モータを停
    止させ、上記一方のぺダル装置の上記前進側への操作に
    よる上記右走行パイロット切換弁の前進用パイロット圧
    受圧部に供給された上記前進パイロット圧により上記左
    走行モータを正転せしめて上記建設機械の前進走行の右
    旋回の作動を可能にすることにより、上記建設機械の前
    進走行の左右方向への進路の修正や変更ができるように
    構成したことを特徴とする、請求項2又は3記載の建設
    機械の直進走行制御装置。
  7. 【請求項7】 上記一方のペダル装置を操作しないで上
    記一方のペダル装置に接続されている上記右走行用パイ
    ロット切換弁に連接されている上記左走行モータを停止
    させ、上記他方のペダル装置を後進側に操作することに
    より上記後進用のパイロット弁からの後進用パイロット
    圧を上記左走行用パイロット切換弁の後進用パイロット
    圧受圧部に供給し上記左走行パイロット切換弁に連接さ
    れている右走行モータを逆転せしめて上記建設機械の後
    進方向の左旋回の作動を可能にし、又上記一方のペダル
    装置の後進側の操作による上記後進用パイロット圧を上
    記左右の走行用パイロット切換弁のそれぞれの上記後進
    用パイロット圧受圧部に供給し、上記他方のペダル装置
    の前進側の操作による上記左走行用パイロット切換弁の
    前進用パイロット圧受圧部に供給される上記前進用パイ
    ロット圧を上記一方のペダル装置の上記後進側に操作す
    ることによる上記左走行用パイロット切換弁の後進用パ
    イロット圧受圧部に供給せしめられる上記後進用パイロ
    ット圧で相殺せしめ上記左走行用パイロット切換弁を中
    立位置にして上記左走行用パイロット切換弁に接続され
    ている上記右走行モータを停止させ、上記一方のペダル
    装置の上記後進側への操作による上記右走行用パイロッ
    ト切換弁の後進用パイロット圧受圧部に供給された上記
    後進用パイロット圧により上記左走行モータを逆転せし
    めて上記建設機械の後進走行の右旋回の作動を可能にす
    ることにより、上記建設機械の後進走行の左右方向への
    進路の修正や変更ができるように構成したことを特徴と
    する、請求項6記載の建設機械の直進走行制御装置。
  8. 【請求項8】 上記通常走行・直進走行切換弁を上記直
    進走行位置にあることを表示する表示手段を設けたこと
    を特徴とする、請求項2,3,5,7のいずれか1項に
    記載の建設機械の直進走行制御装置。
  9. 【請求項9】上記表示手段が上記通常走行・直進走行切
    換弁の上記切換スイッチレバーの位置により上記通常走
    行・直進走行切換弁が直進走行位置にあること表示すよ
    うに構成されていることを特徴とする、請求項8記載の
    建設機械の直進走行制御装置。
  10. 【請求項10】 上記通常走行・直進走行切換弁の切換
    スイッチを閉にすると上記ペダル装置の走行用操作レバ
    ーが直進走行操作位置に連動して移動し、上記通常走行
    ・直進走行切換弁の切換スイッチを開にすると上記ペダ
    ル装置の走行用操作レバーが通常走行操作位置に連動し
    て移動する連動手段を備えたことを特徴とす、請求項8
    又は9記載の建設機械の直進走行制御装置。
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