JPH11131530A - 建設機械の走行制御装置 - Google Patents

建設機械の走行制御装置

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JPH11131530A
JPH11131530A JP31140797A JP31140797A JPH11131530A JP H11131530 A JPH11131530 A JP H11131530A JP 31140797 A JP31140797 A JP 31140797A JP 31140797 A JP31140797 A JP 31140797A JP H11131530 A JPH11131530 A JP H11131530A
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pilot
valve
pressure
hydraulic
traveling
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JP31140797A
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English (en)
Inventor
Norihito Hata
典仁 畑
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業車両を簡単なスイッチ操作で直進走行さ
せ、走行時におけるオペレータの負担を減らして疲労感
等を軽減できるようにする。 【解決手段】 パイロット弁22,22´を方向制御弁
21,21´の油圧パイロット部21A,21B,21
A´,21B´に接続するパイロット管路23A,23
B,23A´,23B´の途中には常開の電磁弁31,
31´を設ける。また、パイロットポンプ18の吐出側
を方向制御弁21,21´の油圧パイロット部21A,
21B,21A´,21B´に接続するパイロット管路
39,40の途中には常閉の電磁弁41,42を設け
る。そして、作業車両の運転室内に設ける切換スイッチ
43で電磁弁31,31´、41,42を切換制御する
ことにより、車両を前進方向または後進方向に定速走行
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の走行制御を行うのに好適に用いられる建設機械の
走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5ないし図7に従来技術による建設機
械の走行制御装置として油圧ショベル及びその走行用油
圧回路を例に挙げて示す。
【0003】図において、1は下部走行体、2は該下部
走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、該上
部旋回体2は下部走行体1と共に作業車両を構成してい
る。そして、上部旋回体2は骨組構造をなす旋回フレー
ム3を有し、該旋回フレーム3上には運転室4,機械室
5及びカウンタウエイト6等が設けられている。
【0004】ここで、下部走行体1はトラックフレーム
7を有し、該トラックフレーム7の前後方向両端側のう
ち一側には左,右の遊動輪8(一方のみ図示)が回転可
能に設けられている。また、トラックフレーム7の他側
には左,右の駆動輪9(一方のみ図示)が回転可能に設
けられ、該各駆動輪9は図7に示す左走行用,右走行用
の油圧モータ10,10′により減速機(図示せず)等
を介して回転駆動される。そして、トラックフレーム7
には各遊動輪8と各駆動輪9との間に左,右の履帯1
1,11′が巻回され、これらの履帯11,11′は
左,右の油圧モータ10,10′により各駆動輪9を介
して走行駆動されるものである。
【0005】12は上部旋回体2の前部に設けられた作
業装置で、該作業装置12は図5に示す如くブーム1
3,アーム14およびバケット15等によって構成さ
れ、ブーム13,アーム14を俯仰動させつつ、バケッ
ト15を回動させることにより、土砂等の掘削作業を行
うものである。
【0006】次に、図7を参照して油圧ショベルの走行
用油圧回路について述べるに、この油圧回路は油圧モー
タ10側(左側)と油圧モータ10′側(右側)とで実
質的に同一の構成となっている。
【0007】そこで、以下の説明では、油圧モータ10
側の油圧回路について述べ、油圧モータ10′側の油圧
回路については、油圧モータ10側と同一の構成要素に
符号「′」を付し、その説明を省略するものとする。
【0008】16はタンク17と共に油圧源を構成する
メインの油圧ポンプで、該油圧ポンプ16は上部旋回体
2の機械室5内に設けられ、ディーゼルエンジン等の原
動機(図示せず)によりパイロットポンプ18等と共に
回転駆動される。そして、油圧ポンプ16はタンク17
内の作動油を高圧の圧油としてポンプ管路19A側に吐
出させる。
【0009】ここで、ポンプ管路19Aは、後述の方向
制御弁21が中立位置(イ)にある間はタンク管路19
Bに接続され、切換位置(ロ),(ハ)に切換えられた
ときにはモータ管路20A,20Bを介して油圧モータ
10に接続される。そして、ポンプ管路19A、タンク
管路19Bおよびモータ管路20A,20Bは油圧モー
タ10用の油路(主管路)を構成している。また、パイ
ロットポンプ18はタンク17と共に後述のパイロット
弁22等に対するパイロット油圧源を構成している。
【0010】21はポンプ管路19A、タンク管路19
Bとモータ管路20A,20Bとの間に配設された走行
用の方向制御弁で、該方向制御弁21は例えば6ポート
3位置の油圧パイロット式方向制御弁からなり、その
左,右両側には一対の油圧パイロット部21A,21B
が設けられている。そして、方向制御弁21は油圧パイ
ロット部21A,21Bにパイロット圧が供給されるこ
とにより、中立位置(イ)から前,後進側の切換位置
(ロ),(ハ)に切換えられ、油圧モータ10を矢示
A,B方向に正,逆転させるものである。
【0011】22は上部旋回体2の運転室4に設けられ
た走行用の遠隔操作手段を構成する減圧弁型パイロット
弁(以下、パイロット弁22という)を示し、該パイロ
ット弁22はポンプポート側が管路22Aを介してパイ
ロットポンプ18に接続され、タンクポート側が管路2
2Bを介してタンク17と接続されている。そして、パ
イロット弁22は出力ポート側がパイロット管路23
A,23Bに接続され、該パイロット管路23A,23
Bはパイロット弁22から出力される指令信号としての
パイロット圧を方向制御弁21の油圧パイロット部21
A,21Bに供給する構成となっている。
【0012】ここで、パイロット弁22は走行用の操作
レバー24を有し、該操作レバー24は油圧ショベルの
オペレータによって図7中の矢示a,b方向に傾転操作
されることにより、パイロット管路23A,23B内に
パイロット圧を発生させるものである。
【0013】そして、操作レバー24を矢示a方向に傾
転操作したときには、パイロット管路23Aからのパイ
ロット圧によって方向制御弁21が中立位置(イ)から
切換位置(ロ)に切換えられ、走行用の油圧モータ10
は矢示A方向に回転駆動される。また、操作レバー24
を矢示b方向に傾転操作したときには、パイロット管路
23Bからのパイロット圧が方向制御弁21の油圧パイ
ロット部21Bに供給されることにより、方向制御弁2
1は切換位置(ハ)に切換えられ、油圧モータ10は矢
示B方向に回転駆動される。
【0014】このように構成される油圧ショベルでは、
運転室4内のオペレータが操作レバー24,24′を、
例えば図7に示す中立位置から矢示a方向に傾転操作し
たときに、パイロット弁22,22′からパイロット管
路23A,23A′を介して方向制御弁21,21′の
油圧パイロット部21A,21A′にパイロット圧が供
給され、これにより方向制御弁21,21′は中立位置
(イ)から切換位置(ロ)に切換えられる。
【0015】そして、走行用の油圧モータ10,10′
は油圧ポンプ16,16′からポンプ管路19A,19
A′、モータ管路20B,20B′を介して圧油が供給
され、戻り油がモータ管路20A,20A′、タンク管
路19B,19B′を介してタンク17へと排出される
ことにより、油圧モータ10,10′は共に矢示A方向
に回転駆動される。これによって、作業車両としての油
圧ショベルは図6中の矢示A方向に前進走行することに
なり、このときの走行速度は操作レバー24,24′の
傾転操作量に応じて増減される。
【0016】即ち、パイロット弁22,22′からパイ
ロット管路23A,23A′を介して方向制御弁21,
21′の油圧パイロット部21A,21A′に供給され
るパイロット圧は操作レバー24,24′の操作量に対
応して変化する。そして、方向制御弁21,21′は中
立位置(イ)から切換位置(ロ)に切換えられるときの
ストローク量がパイロット圧に応じて可変に制御される
から、操作レバー24,24′の操作量に応じて油圧シ
ョベルの走行速度は増速または減速される。
【0017】また、オペレータが操作レバー24,2
4′を中立位置から矢示b方向に傾転操作したときに
は、パイロット弁22,22′からのパイロット圧がパ
イロット管路23B,23B′を介して方向制御弁2
1,21′の油圧パイロット部21B,21B′に供給
される。これにより、方向制御弁21,21′は中立位
置(イ)から切換位置(ハ)に切換えられ、油圧ポンプ
16からの圧油によって油圧モータ10,10′は共に
矢示B方向に回転駆動される。そして、このときには油
圧ショベルが図6中の矢示B方向へと後進することにな
る。
【0018】一方、油圧ショベルのステアリング操作時
には、オペレータが操作レバー24の操作量を操作レバ
ー24′側よりも大きくすることにより、油圧モータ1
0の回転速度が油圧モータ10′側よりも速くなって、
油圧ショベルは図6中の矢示C方向にステアリングされ
る。また、オペレータが操作レバー24′の操作量を操
作レバー24側よりも大きくしたときには、油圧モータ
10′の回転速度が油圧モータ10側よりも速くなっ
て、油圧ショベルは図6中の矢示D方向にステアリング
される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、油圧ショベル等の車両を前進または後進走
行させるときに、オペレータは左,右の操作レバー2
4,24′を共に傾転操作する必要があり、例えば土砂
等の掘削作業の途中で走行操作を行うときには、例えば
作業用の操作レバー(図示せず)を傾転操作している途
中で、走行用の操作レバー24,24′を傾転操作しな
ければならず、レバー操作が煩雑となってオペレータの
疲労感を増大させるという問題がある。
【0020】また、オペレータは車両を直進させるとき
に左,右の操作レバー24,24′を共に等しい傾転量
で操作しなければならないため、例えばステアリング操
作時に加えて、本来は操作が最も簡単なはずの直進走行
時にも、操作レバー24,24′の傾転操作量等に常に
注意を払う必要があり、オペレータの負担を減らすこと
ができないという問題がある。
【0021】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は油圧ショベル等の作業車両を簡
単なスイッチ操作のみで直進走行させることができ、走
行時におけるオペレータの負担を減らして疲労感等を確
実に軽減できるようにした建設機械の走行制御装置を提
供することを目的としている。
【0022】また、本発明の他の目的は、例えば直進走
行の途中でも必要に応じてステアリング操作を簡単に行
うことができ、走行時の操作性を大幅に向上できるよう
にした建設機械の走行制御装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、走行用の油圧モータにより
走行駆動される作業車両と、前記油圧モータを油圧源に
接続する油路の途中に設けられ、外部からの指令信号に
より中立位置から切換位置に切換えられる走行用の方向
制御弁と、前記作業車両を走行させるときに操作され、
該方向制御弁に対し前記作業車両の走行速度を操作量に
応じて可変に制御するための指令信号を出力する走行用
の遠隔操作手段と、常時は中立位置におかれ、中立位置
から切換操作されたときに前記方向制御弁に対し前記作
業車両を定速走行させるための指令信号を出力する定速
走行用の切換手段とからなる構成を採用している。
【0024】上記構成により、作業車両を定速走行させ
るときには切換手段を中立位置から切換操作するだけ
で、方向制御弁を中立位置から切換位置に自動切換で
き、油圧源からの圧油を走行用の油圧モータに方向制御
弁を介して給排することにより、作業車両を実質的に一
定の速度で直進走行させることができる。また、切換手
段を中立位置に戻したときには、遠隔操作手段を操作す
ることにより操作量に応じた指令信号を方向制御弁に出
力でき、操作量に対応した速度で作業車両を走行駆動す
ることができる。
【0025】さらに、請求項2の発明では、前記遠隔操
作手段を操作したときに、前記切換手段から方向制御弁
に向けて指令信号が出力されるのを遮断する信号遮断手
段を備える構成としている。
【0026】これにより、切換手段を切換操作して作業
車両を定速走行させている途中でも遠隔操作手段を操作
したときには、信号遮断手段で切換手段からの指令信号
を遮断でき、これによって、作業車両の走行速度を遠隔
操作手段の操作量に応じて可変に制御することができ
る。
【0027】一方、請求項3の発明は、左走行用,右走
行用の油圧モータにより走行駆動される作業車両と、前
記各油圧モータを油圧源に接続する油路の途中にそれぞ
れ設けられ、外部からの指令信号により互いに独立して
中立位置から切換位置に切換えられる左走行用,右走行
用の方向制御弁と、前記作業車両を走行させるときに操
作され、該左走行用,右走行用の方向制御弁に対し前記
作業車両の走行速度を操作量に応じて可変に制御するた
めの指令信号を独立して出力する左走行用,右走行用の
遠隔操作手段と、常時は中立位置におかれ、中立位置か
ら切換操作されたときに前記左,右の方向制御弁に対し
前記作業車両を定速走行させるための共通の指令信号を
出力する定速走行用の切換手段と、前記左,右の遠隔操
作手段のうち少なくともいずれか一方の遠隔操作手段が
操作されたときに、前記切換手段から左,右の方向制御
弁に向けて指令信号が出力されるのを遮断する信号遮断
手段とからなる構成を採用している。
【0028】このように構成することにより、例えば切
換手段を切換操作したときには、左,右の方向制御弁に
対し共通の指令信号を出力して左,右の油圧モータを実
質的に等しい速度で回転駆動でき、作業車両を定速で直
進走行させることができる。そして、直進走行の途中で
作業車両をステアリングするため、左,右の遠隔操作手
段のいずれか一方を操作したときには、信号遮断手段に
よって切換手段からの指令信号を自動的に遮断でき、例
えば一方の遠隔操作手段によりステアリング操作を容易
に行うことができる。
【0029】また、請求項4の発明では、左,右の方向
制御弁の間に、左,右の遠隔操作手段が中立位置にある
ときに共通の指令信号が左,右の方向制御弁に出力され
るのを許し、前記左,右の遠隔操作手段の少なくともい
ずれか一方が中立位置から操作されたときには前記左,
右の方向制御弁に互いに独立した指令信号を出力させる
信号切換手段を設ける構成としている。
【0030】これにより、信号切換手段は遠隔操作手段
が中立位置にある間、切換手段から左,右の方向制御弁
に共通の指令信号が出力されるのを許し、左,右の遠隔
操作手段の少なくともいずれか一方が中立位置から操作
されたときには、該遠隔操作手段から左,右の方向制御
弁に向けて互いに独立した指令信号させることができ、
例えば一方の遠隔操作手段によりステアリング操作等を
行うことができる。
【0031】また、請求項5の発明では、前記遠隔操作
手段は減圧弁型パイロット弁からなり、前記方向制御弁
は該減圧弁型パイロット弁にパイロット管路を介して接
続された油圧パイロット部を有し、該減圧弁型パイロッ
ト弁から前記指令信号としてのパイロット圧が供給され
ることにより切換操作される油圧パイロット式の方向切
換弁からなり、前記切換手段は、開成位置と閉成位置と
に切換操作される切換スイッチと、少なくとも前記パイ
ロット管路の途中に設けられ、該切換スイッチからの信
号で切換制御されることにより、補助圧力源からの圧力
を前記定速走行用の指令信号として前記方向制御弁に供
給させる電磁弁とからなる構成としている。
【0032】これにより、方向制御弁の油圧パイロット
部と減圧弁型パイロット弁とを接続するパイロット管路
の途中に設けた電磁弁を切換スイッチで切換制御でき、
例えば切換スイッチの閉成時には補助圧力源からの圧力
を方向制御弁にパイロット圧として供給することによ
り、方向制御弁を中立位置から切換位置へと一定のスト
ローク分だけ切換え、作業車両を定速走行させることが
できる。
【0033】さらに、請求項6の発明では、信号遮断手
段は切換スイッチと電磁弁との間に設けた常閉の圧力ス
イッチからなり、該圧力スイッチはパイロット弁からの
パイロット圧が予め決められた圧力値を越えたときに開
成する構成としている。
【0034】これにより、方向制御弁を中立位置から切
換位置に僅かでも切換えるのに必要なパイロット圧をパ
イロット弁で発生させたときには、常閉の圧力スイッチ
を自動的に開成でき、パイロット弁からのパイロット圧
を電磁弁を介して方向制御弁の油圧パイロットへと供給
し、このときのパイロット圧に対応したストローク量を
もって方向制御弁を中立位置から切換位置に切換制御す
ることがきる。
【0035】さらにまた、請求項7の発明が採用する構
成は、走行用の油圧モータにより走行駆動される作業車
両と、前記油圧モータを油圧源に接続する油路の途中に
設けられ、油圧パイロット部にパイロット圧が供給され
ることにより中立位置から切換位置に切換えられる油圧
パイロット式方向制御弁からなる走行用の方向制御弁
と、該方向制御弁の油圧パイロット部にパイロット管路
を介して接続され、前記作業車両の走行速度を可変に制
御するため操作量に対応して増減するパイロット圧を該
方向制御弁の油圧パイロット部に供給する減圧弁型パイ
ロット弁と、開成位置と閉成位置とを有し、前記作業車
両を定速走行させるときに切換操作される走行用の切換
スイッチと、前記パイロット管路の途中に設けられ、常
時は前記減圧弁型パイロット弁から方向制御弁の油圧パ
イロット部にパイロット圧が供給されるのを許し、該切
換スイッチが切換操作されたときに前記減圧弁型パイロ
ット弁から方向制御弁の油圧パイロット部に向けたパイ
ロット圧の供給を遮断する第1の電磁弁と、補助圧力源
を前記方向制御弁の油圧パイロット部に接続する他のパ
イロット管路の途中に設けられ、常時は前記補助圧力源
から方向制御弁の油圧パイロット部に向けた圧力の供給
を遮断し、前記切換スイッチが切換操作されたときに前
記補助圧力源からの圧力が前記方向制御弁の油圧パイロ
ット部に供給されるのを許す第2の電磁弁と、前記切換
スイッチと第1,第2の電磁弁との間に設けられ、常時
は前記切換スイッチの開,閉成信号が前記第1,第2の
電磁弁に出力されるのを許し、前記減圧弁型パイロット
弁からのパイロット圧が予め決められた圧力値を越えた
ときには、前記切換スイッチから第1,第2の電磁弁に
向けた信号の出力を遮断する圧力スイッチとからなる構
成としている。
【0036】このように構成することにより、例えば切
換スイッチを閉成位置に切換えたときに、パイロット弁
から方向制御弁の油圧パイロット部に向けたパイロット
圧の供給を第1の電磁弁が遮断し、第2の電磁弁は補助
圧力源からの圧力が方向制御弁の油圧パイロット部に一
定のパイロット圧として供給されるのを許すから、この
パイロット圧によって方向制御弁を中立位置から切換位
置へと一定のストローク分だけ切換えることができ、油
圧源からの圧油で油圧モータを定速回転させつつ、作業
車両を定速で走行駆動できる。
【0037】また、方向制御弁を中立位置から切換位置
に僅かでも切換えるのに必要なパイロット圧をパイロッ
ト弁で発生させたときには、切換スイッチから第1,第
2の電磁弁に向けた信号の出力を圧力スイッチで遮断す
ることにより、パイロット弁からのパイロット圧を第1
の電磁弁を介して方向制御弁の油圧パイロットへと供給
でき、このときのパイロット圧に対応したストローク量
をもって方向制御弁を中立位置から切換位置に切換制御
することがきる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械の走行制御装置を、油圧ショベルの走行用油圧
回路に適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳述
する。
【0039】ここで、図1及び図2は本発明の第1の実
施の形態を示している。なお、本実施の形態では前述し
た図5ないし図7に示す従来技術と同一の構成要素に同
一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0040】図中、31はパイロット管路23A,23
Bの途中に設けられた第1の電磁弁で、該電磁弁31は
後述の電磁弁31′,41,42及び切換スイッチ43
と共に定速走行用の切換手段を構成している。そして、
切換スイッチ43が図1に示す如く開成位置にある間、
電磁弁31は開弁位置(c)に保持され、切換スイッチ
43が図2に示す如く閉成位置に切換えられたときに
は、ソレノイド部が励磁されることにより開弁位置
(c)から閉弁位置(d)に切換わるものである。
【0041】また、油圧モータ10′側となるパイロッ
ト管路23A′,23B′の途中には電磁弁31と同様
に第1の電磁弁31′が設けられ、該電磁弁31′も切
換スイッチ43によって開弁位置(c)と閉弁位置
(d)とに選択的に切換えられるものである。そして、
電磁弁31,31′は開弁位置(c)にあるときに、パ
イロット弁22,22′からのパイロット圧が方向制御
弁21,21′側に供給されるのを許し、閉弁位置
(d)に切換えられたときには、パイロット弁22,2
2′から方向制御弁21,21′側に向けたパイロット
圧の供給を強制的に遮断する構成となっている。
【0042】32A,32Bはパイロット弁22と電磁
弁31との間の位置でパイロット管路23A,23Bか
ら分岐した分岐管路、32A′,32B′はパイロット
弁22′と電磁弁31′との間の位置でパイロット管路
23A′,23B′から分岐した他の分岐管路を示して
いる。
【0043】33は分岐管路32A,32A′間に配設
された高圧選択弁としてのシャトル弁、34は分岐管路
32B,32B′間に配設された他の高圧選択弁として
のシャトル弁を示している。
【0044】35は方向制御弁21の油圧パイロット部
21Aと方向制御弁21′の油圧パイロット部21A′
との間を接続した共通管路、36は方向制御弁21の油
圧パイロット部21Bと方向制御弁21′の油圧パイロ
ット部21B′との間を接続した他の共通管路を示して
いる。
【0045】37,38は共通管路35,36の途中位
置に設けられた油圧パイロット式の切換弁で、該切換弁
37,38はシャトル弁33,34等と共に信号切換手
段を構成し、操作レバー24,24′が図示の如く中立
位置にある間は共に連通位置(e)に保持される。
【0046】そして、操作レバー24,24′の少なく
ともいずれか一方を矢示a方向に傾転操作したときに
は、パイロット弁22,22′からのパイロット圧のう
ち、高圧側となるパイロット圧が分岐管路32A,32
A′を介してシャトル弁33で選択され、切換弁37は
シャトル弁33からのパイロット圧により連通位置
(e)から遮断位置(f)に切換えられるものである。
【0047】また、操作レバー24,24′の少なくと
もいずれか一方を矢示b方向に傾転操作したときには、
パイロット弁22,22′からのパイロット圧のうち、
高圧側となるパイロット圧が分岐管路32B,32B′
を介してシャトル弁34で選択され、切換弁38はシャ
トル弁34からのパイロット圧により連通位置(e)か
ら遮断位置(f)に切換えられる。
【0048】即ち、切換弁37,38は操作レバー2
4,24′が中立位置にある間、共に連通位置(e)に
保持されることにより、方向制御弁21,21′の油圧
パイロット部21A,21A′間が共通管路35を介し
た共通の指令信号により同一のパイロット圧状態になる
のを切換弁37で許し、方向制御弁21,21′の油圧
パイロット部21B,21B′間が共通管路36を介し
た共通の指令信号により同一のパイロット圧状態になる
のを切換弁38で許すものである。
【0049】そして、操作レバー24,24′のいずれ
か一方または両方を矢示a方向に傾転操作したときに
は、切換弁37が連通位置(e)から遮断位置(f)に
切換わることにより、方向制御弁21,21′の油圧パ
イロット部21A,21A′間を切換弁37で遮断し、
操作レバー24,24′の傾転操作量に応じて方向制御
弁21,21′が互いに独立して切換位置(ロ)側に切
換制御されるのを許すことになる。
【0050】また、操作レバー24,24′のいずれか
一方または両方を矢示b方向に傾転操作したときには、
切換弁38が連通位置(e)から遮断位置(f)に切換
わることにより、方向制御弁21,21′の油圧パイロ
ット部21B,21B′間を切換弁38で遮断し、操作
レバー24,24′の傾転操作量に応じて方向制御弁2
1,21′が互いに独立して切換位置(ハ)側に切換制
御されるのを許すものである。
【0051】39,40は基端側がパイロットポンプ1
8の吐出側に管路22Aを介して接続された定速走行用
のパイロット管路で、該パイロット管路39は先端側が
方向制御弁21′の油圧パイロット部21A′に接続さ
れると共に、共通管路35を介して方向制御弁21の油
圧パイロット部21Aに接続されている。また、パイロ
ット管路40は先端側が共通管路36を介して方向制御
弁21の油圧パイロット部21Bと方向制御弁21′の
油圧パイロット部21B′とに接続されている。
【0052】41,42はパイロット管路39,40の
途中に設けられた第2の電磁弁で、該電磁弁41,42
は、切換スイッチ43が図1に示す如く開成位置にある
間は共に閉弁位置(g)に保持され、切換スイッチ43
がいずれかの閉成位置に選択的に切換えられたときに
は、電磁弁41,42のいずれか一方が閉弁位置(g)
から開弁位置(h)に切換わるものである。
【0053】そして、電磁弁41は図2に示すように閉
弁位置(g)から開弁位置(h)に切換わったときに、
補助圧力源としてのパイロットポンプ18からの圧力
(定速走行用の指令信号)がパイロット管路39及び共
通管路35を介して方向制御弁21の油圧パイロット部
21Aと方向制御弁21′の油圧パイロット部21A′
とに共に供給されるのを許し、パイロット管路40側を
タンク17に切換接続する。
【0054】また、電磁弁42は閉弁位置(g)から開
弁位置(h)に切換わったときに、パイロットポンプ1
8からの圧力が定速走行用の指令信号として方向制御弁
21の油圧パイロット部21Bと方向制御弁21′の油
圧パイロット部21B′とにパイロット管路40及び共
通管路36を介して共に供給されるのを許し、パイロッ
ト管路39側をタンク17に切換接続するものである。
【0055】43は走行用の操作レバー24,24′等
と共に運転室4内に設けられる定速走行用の切換スイッ
チで、該切換スイッチ43は左,右の固定接点43A,
43Bと可動接点43Cとを有し、可動接点43Cは一
端側が油圧ショベルの電源となるバッテリ44に接続さ
れている。また、切換スイッチ43の固定接点43Aは
電磁弁41のソレノイド部に接続されると共に、逆流防
止用のダイオード45を介して電磁弁31,31′のソ
レノイド部に接続されている。一方、固定接点43Bは
電磁弁42のソレノイド部に接続されると共に、逆流防
止用のダイオード46を介して電磁弁31,31′のソ
レノイド部に接続されている。
【0056】ここで、切換スイッチ43は油圧ショベル
の通常走行時等に可動接点43Cが図1に示す如く開成
位置(中立位置)におかれ、固定接点43A,43Bを
バッテリ44から遮断することにより指令信号の出力を
停止し、電磁弁31,31′を開弁位置(c)に保持す
ると共に、電磁弁41,42を閉弁位置(g)に保持す
る。
【0057】そして、オペレータの手動操作により切換
スイッチ43の可動接点43Cが固定接点43A側に傾
転され、図2に示す如く切換スイッチ43が閉成位置に
切換えられたときには、電磁弁41がバッテリ44から
の通電により閉弁位置(g)から開弁位置(h)に切換
えられると共に、電磁弁31,31′が一緒に開弁位置
(c)から閉弁位置(d)へと切換えられる。
【0058】また、切換スイッチ43の可動接点43C
を固定接点43B側に傾転して切換スイッチ43を閉成
位置に切換えたときには、電磁弁41がバッテリ44か
ら遮断されて閉弁位置(g)に復帰するものの、電磁弁
42がバッテリ44からの通電により閉弁位置(g)か
ら開弁位置(h)に切換えられ、電磁弁31,31′は
共に開弁位置(c)から閉弁位置(d)に切換えられる
ものである。
【0059】本実施の形態による油圧ショベルの走行用
油圧回路は、上述の如き構成を有するもので、その基本
的な作動については従来技術によるものと格別差異はな
い。
【0060】然るに、本実施の形態による走行用油圧回
路では、パイロット弁22(22′)を方向制御弁21
(21′)の油圧パイロット部21A,21B(21
A′,21B′)に接続するパイロット管路23A,2
3B(23A′,23B′)の途中に常開の電磁弁31
(31′)を設けると共に、パイロットポンプ18の吐
出側を方向制御弁21,21′の油圧パイロット部21
A,21A′(21B,21B′)に接続するパイロッ
ト管路39(40)の途中には常閉の電磁弁41(4
2)を設け、油圧ショベルの運転室4内に設けた切換ス
イッチ43によりこれらの電磁弁31,31′、41,
42を切換制御する構成としているから、下記のような
作用効果を得ることができる。
【0061】即ち、切換スイッチ43を図1に示す如く
開成している間は、電磁弁31,31′が共に開弁位置
(c)に保持され、電磁弁41,42は共に閉弁位置
(g)に保持されるから、運転室4内のオペレータが操
作レバー24,24′を図1に示す中立位置から矢示a
方向に傾転操作することにより、パイロット弁22,2
2′からパイロット管路23A,23A′を介して方向
制御弁21,21′の油圧パイロット部21A,21
A′に傾転操作量に対応したパイロット圧を供給するこ
とができる。
【0062】そして、このときのパイロット圧で方向制
御弁21,21′を共に中立位置(イ)から切換位置
(ロ)に切換えることにより、従来技術と同様に油圧シ
ョベルを図6中の矢示A方向に前進走行させることがで
き、このときの走行速度を操作レバー24,24′の傾
転操作量に応じて可変に制御できる。
【0063】また、操作レバー24,24′を矢示a方
向に傾転操作している間は、切換弁37がシャトル弁3
3からのパイロット圧によって連通位置(e)から遮断
位置(f)に切換わるので、方向制御弁21の油圧パイ
ロット部21Aと方向制御弁21′の油圧パイロット部
21A′との間を切換弁37により遮断でき、操作レバ
ー24,24′の傾転操作量に応じて方向制御弁21,
21′を互いに独立して切換位置(ロ)側に切換制御す
ることができる。
【0064】さらに、オペレータが操作レバー24の操
作量を操作レバー24′側よりも大きくすることによ
り、油圧ショベルを図6中の矢示C方向へとステアリン
グ(旋回走行)でき、操作レバー24′の操作量を操作
レバー24側よりも大きくしたときには、図6中の矢示
D方向にステアリングすることができる。
【0065】また、オペレータが操作レバー24,2
4′を中立位置から矢示b方向に傾転操作したときに
は、パイロット弁22,22′からのパイロット圧がパ
イロット管路23B,23B′を介して方向制御弁2
1,21′の油圧パイロット部21B,21B′に供給
されることにより、方向制御弁21,21′を共に中立
位置(イ)から切換位置(ハ)に切換えることができ、
このときには油圧ショベルを図6中の矢示B方向へと後
進させることができる。
【0066】一方、オペレータが切換スイッチ43の可
動接点43Cを固定接点43A側に傾転し、図2に示す
如く切換スイッチ43を閉成位置に切換えたときには、
電磁弁41が閉弁位置(g)から開弁位置(h)に自動
的に切換えられ、電磁弁31,31′は共に開弁位置
(c)から閉弁位置(d)へと切換えられる。
【0067】そして、電磁弁41は図2に示すように閉
弁位置(g)から開弁位置(h)に切換わることによ
り、パイロットポンプ18からの圧力をパイロット管路
39、共通管路35を介して方向制御弁21の油圧パイ
ロット部21Aと方向制御弁21′の油圧パイロット部
21A′とに共に供給でき、パイロット管路40側をタ
ンク17側に切換接続することができる。
【0068】この結果、方向制御弁21,21′はパイ
ロットポンプ18からの圧力でフルストロークするよう
に切換位置(ロ)に切換わり、油圧ポンプ16,16′
からの圧油を左,右の油圧モータ10,10′に大流量
で給排させることにより、左,右の油圧モータ10,1
0′を実質的に等しい速度で矢示A方向に回転駆動で
き、油圧ショベルを一定の速度で直進させるように前進
側に自動走行できる。
【0069】また、切換スイッチ43の可動接点43C
を固定接点43B側の閉成位置に切換えたときには、電
磁弁41が閉弁位置(g)に復帰するものの、電磁弁4
2が閉弁位置(g)から開弁位置(h)に切換えられる
から、パイロットポンプ18からの圧力をパイロット管
路40、共通管路36を介して方向制御弁21の油圧パ
イロット部21Bと方向制御弁21′の油圧パイロット
部21B′とに共に供給することができ、方向制御弁2
1,21′を共に切換位置(ハ)側にフルストロークさ
せ、油圧ショベルを実質的に一定の速度で矢示B方向へ
と直進させるように後進側に自動走行できる。
【0070】従って、本実施の形態によれば、切換スイ
ッチ43を開成位置から閉成位置に切換操作することに
より、油圧ショベルを前進方向または後進方向に定速で
直進させるように自動走行することができ、直進走行時
の操作性を大幅に向上できると共に、オペレータの負担
を減らし疲労感等を確実に軽減することができる。
【0071】また、油圧モータ10側の方向制御弁21
と油圧モータ10′側の方向制御弁21′との間には、
シャトル弁33,34、共通管路35,36及び切換弁
37,38等からなる信号切換手段を設ける構成として
いるから、操作レバー24,24′が図示の如く中立位
置にある間は、切換弁37,38を共に連通位置(e)
に保持し、方向制御弁21の油圧パイロット部21A,
21Bと方向制御弁21′の油圧パイロット部21
A′,21B′とを共通管路35,36で連通状態に保
持できる。
【0072】これにより、切換スイッチ43からの定速
走行用の指令信号を、パイロットポンプ18からの圧力
として電磁弁41,42、パイロット管路39,40及
び共通管路35,36を介して方向制御弁21,21′
へと円滑に供給できると共に、方向制御弁21,21′
の油圧パイロット部21A,21B,21A′,21
B′とパイロット管路39,40との間を共通管路3
5,36を介して単純な回路として接続でき、パイロッ
ト管路の回路構成を簡略化することができる。
【0073】次に、図3及び図4は本発明の第2の実施
の形態を示し、本実施の形態の特徴は、遠隔操作手段を
操作したときに、切換スイッチから方向制御弁に向けて
指令信号が出力されるのを遮断する信号遮断手段を備え
る構成としたことにある。なお、本実施の形態では前記
第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0074】図中、51はシャトル弁33に対して並列
となるように分岐管路32A,32A′間に配設された
高圧選択弁としてのシャトル弁で、該シャトル弁51
は、パイロット弁22,22′から分岐管路32A,3
2A′に供給されるパイロット圧のうち高圧側のパイロ
ット圧を選択し、選択したパイロット圧を検出管路52
内へと供給するものである。
【0075】53はシャトル弁34に対して並列となる
ように分岐管路32B,32B′間に配設された他の高
圧選択弁としてのシャトル弁で、該シャトル弁53は、
パイロット弁22,22′から分岐管路32B,32
B′に供給されるパイロット圧のうち高圧側のパイロッ
ト圧を選択し、選択したパイロット圧を検出管路54内
へと供給するものである。
【0076】55は検出管路52,54間に配設された
別の高圧選択弁としてのシャトル弁で、該シャトル弁5
5は検出管路52,54内のパイロット圧のうち高圧側
のパイロット圧を選択し、選択したパイロット圧を検出
管路56内に出力(供給)するものである。そして、該
検出管路56は先端側が3本の管路に分岐し、それぞれ
が後述の圧力スイッチ57,58,59に接続されてい
る。
【0077】57,58,59は切換スイッチ43の固
定接点43A,43Bと電磁弁41,42及び電磁弁3
1,31′との間に配設された信号遮断手段としての圧
力スイッチで、該圧力スイッチ57〜59は常閉の圧力
スイッチとして構成され、走行用の操作レバー24,2
4′が図3に示すように共に中立位置にある間は、切換
スイッチ43からの開,閉成信号を電磁弁31,3
1′,41,42に出力させ、切換スイッチ43の操作
に応じて電磁弁31,31′,41,42が開,閉弁さ
れるのを許す。
【0078】そして、オペレータが走行用の操作レバー
24,24′を傾転操作したときには、パイロット弁2
2,22′からパイロット圧がシャトル弁51,53,
55を介して検出管路56内に導かれることにより、該
検出管路56からのパイロット圧で圧力スイッチ57〜
59は自動的に開成される。
【0079】即ち、走行用の操作レバー24,24′の
うち少なくともいずれか一方を矢示a方向に傾転操作し
たときには、パイロット弁22,22′から分岐管路3
2A,32A′に供給されるパイロット圧のうち、高圧
側となるパイロット圧がシャトル弁51で選択され、選
択されたパイロット圧が検出管路52、シャトル弁55
及び検出管路56を介して圧力スイッチ57〜59に供
給される。これによって、圧力スイッチ57〜59は図
示の閉成状態から開成状態に切換わり、切換スイッチ4
3からの信号が電磁弁31,31′,41,42に出力
されるのを遮断するものである。
【0080】また、走行用の操作レバー24,24′の
少なくともいずれか一方を矢示b方向に傾転操作したと
きには、パイロット弁22,22′から分岐管路32
B,32B′に供給されるパイロット圧のうち、高圧側
となるパイロット圧がシャトル弁53で選択され、選択
されたパイロット圧が検出管路54、シャトル弁55及
び検出管路56を介して圧力スイッチ57〜59に供給
される。そして、この場合にも、圧力スイッチ57〜5
9は図示の閉成状態から開成状態に切換わり、切換スイ
ッチ43からの信号が電磁弁31,31′,41,42
に出力されるのを遮断するものである。
【0081】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができるが、特に本実施の形態では、油圧シ
ョベルを一定の速度で直進させるため、図4に例示する
ように切換スイッチ43の可動接点43Cを固定接点4
3A側に傾転し、切換スイッチ43を閉成位置に切換え
ることにより、左,右の油圧モータ10,10′を共に
矢示A方向に回転駆動している途中でも、オペレータが
走行用の操作レバー24,24′を傾転操作したときに
は、切換スイッチ43からの信号を圧力スイッチ57〜
59で自動的に遮断でき、油圧ショベルのステアリング
操作等を容易に行うことができる。
【0082】即ち、図4に示すように切換スイッチ43
により方向制御弁21,21′を共に切換位置(ロ)に
切換え、油圧ショベルを直進走行させている途中でステ
アリング(舵取り)を行うために、例えば操作レバー2
4,24′のいずれかを矢示a方向に傾転操作したとき
には、パイロット弁22または22′からのパイロット
圧がシャトル弁51,55及び検出管路56を介して圧
力スイッチ57〜59に供給されるので、該圧力スイッ
チ57〜59を自動的に開成でき、電磁弁31,3
1′,41,42のソレノイド部を消磁させることがで
きる。
【0083】この結果、電磁弁41を図4に示す開弁位
置(h)から閉弁位置(g)に自動切換えできると共
に、電磁弁31,31′を閉弁位置(d)から図3に示
すように開弁位置(c)へと切換えることができる。そ
して、この状態で操作レバー24,24′の操作量に対
応したパイロット圧を方向制御弁21,21′に供給で
き、該方向制御弁21,21′のストローク量を可変に
制御しつつ、油圧ポンプ16,16′からの左,右の油
圧モータ10,10′に供給する圧油の流量を互いに独
立させて制御できると共に、各油圧モータ10,10′
の回転速度を互いに異ならせることにより、油圧ショベ
ルを図6に例示した矢示C方向またはD方向にステアリ
ングして旋回走行できる。
【0084】従って、本実施の形態によれば、切換スイ
ッチ43を操作して車両を自動的に直進走行させている
途中でも、走行用の操作レバー24,24′を傾転すれ
ば車両の自動走行を容易に解除できると共に、必要に応
じてステアリング操作を簡単に行うことができる。この
ため、例えばステアリング操作の度毎に切換スイッチ4
3を閉成位置から開成位置に戻す等の余分な操作を不要
にでき、走行時の操作性を大幅に向上させることができ
る。
【0085】なお、前記第2の実施の形態では、分岐管
路32A,32A′間にシャトル弁33,51を並列に
設けるものとして述べた、本発明はこれに限らず、例え
ばシャトル弁33を省略し、検出管路52からのパイロ
ット圧で切換弁37を切換制御する構成としてもよい。
また、シャトル弁34についても省略し、検出管路54
からのパイロット圧で切換弁38を切換制御する構成と
してもよい。
【0086】また、前記各実施の形態では、定速走行用
のパイロット管路39,40をパイロットポンプ18の
吐出側に管路22Aを介して接続するものとして述べた
が、本発明はこれに限らず、定速走行用のパイロット管
路39,40の基端側をパイロットポンプ18以外の補
助圧力源に接続する構成としてもよいものである。
【0087】さらに、前記各実施の形態では、第1の電
磁弁31,31′と第2の電磁弁41,42とをそれぞ
れ別体として構成する場合を例に挙げて説明したが、本
発明はこれに限るものではなく、例えば8ポート2位置
の電磁式切換弁等により第1の電磁弁と第2の電磁弁を
一体化する構成としてもよいものである。
【0088】また、前記各実施の形態では、方向制御弁
21,21′を油圧パイロット式方向制御弁により構成
する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限ら
ず、例えば比例ソレノイド部等を有する電磁式方向制御
弁により走行用の方向制御弁を構成してもよい。そし
て、この場合には走行用の遠隔操作手段を電気レバー等
により構成すると共に、例えば切換スイッチ43からの
開,閉成信号を方向制御弁の比例ソレノイド部に対して
出力するようにし、定速走行用の切換手段を切換スイッ
チのみで構成することができる。
【0089】さらに、前記各実施の形態では、建設機械
として油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明は
これに限らず、例えば自走式の油圧クレーン等のように
走行用の油圧モータが装備された建設機械に広く適用す
ることができる。
【0090】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、作業車両の走行速度を操作量に応じて可変
に制御するための指令信号を方向制御弁に出力する走行
用の遠隔操作手段と、作業車両を定速走行させるための
指令信号を方向制御弁に出力する定速走行用の切換手段
とを備える構成としたから、作業車両を定速走行させる
ときには切換手段を切換操作することにより、方向制御
弁を中立位置から走行用の切換位置に一定のストローク
で切換えることができると共に、油圧源からの圧油を走
行用の油圧モータに方向制御弁を介して給排でき、作業
車両を実質的に一定の速度で走行させることができる。
従って、切換手段の切換操作により作業車両の走行制御
を簡単に行うことができ、走行時の操作性を大幅に向上
できると共に、オペレータの負担を減らし、疲労感等を
確実に軽減することができる。
【0091】また、請求項2の発明では、遠隔操作手段
を操作したときに、切換手段から方向制御弁に向けて指
令信号が出力されるのを信号遮断手段によって遮断する
構成としたから、切換手段を切換操作して作業車両を定
速走行させている途中でも、遠隔操作手段を操作したと
きには、信号遮断手段で切換手段からの指令信号を遮断
でき、これによって、作業車両の走行速度を遠隔操作手
段の操作量に応じて可変に制御することができる。
【0092】一方、請求項3の発明では、作業車両に左
走行用,右走行用の油圧モータを設け、該各油圧モータ
を油圧源に接続する主管路の途中には左,右の方向制御
弁を設けると共に、左,右の遠隔操作手段のうち少なく
ともいずれか一方の遠隔操作手段が操作されたときに
は、切換手段から各方向制御弁に向けて指令信号が出力
されるのを信号遮断手段で遮断する構成としているか
ら、例えば切換手段を切換操作している間は、左,右の
方向制御弁に対し共通の指令信号を出力することによ
り、左,右の油圧モータを実質的に等しい速度で回転駆
動でき、作業車両を定速で直進走行させることができ
る。
【0093】そして、直進走行の途中で作業車両をステ
アリングするため、左,右の遠隔操作手段のいずれか一
方を操作したときには、信号遮断手段によって切換手段
からの指令信号を自動的に遮断でき、例えば一方の遠隔
操作手段によりステアリング操作を容易に行うことがで
きる。従って、切換手段の切換操作により作業車両の走
行制御を簡単に行うことができると共に、ステアリング
操作時等にも即座に対応でき、作業車両の走行時におけ
るオペレータの負担を大幅に減らすことができる。
【0094】また、請求項4の発明では、各遠隔操作手
段が中立位置にあるときに共通の指令信号が左,右の方
向制御弁に出力されるのを許し、各遠隔操作手段の少な
くともいずれか一方が中立位置から操作されたときには
左,右の方向制御弁に互いに独立した指令信号を出力さ
せる信号切換手段を備える構成としているから、定速走
行用の切換手段から左,右の方向制御弁に向けて共通の
指令信号を出力するための回路構成を信号切換手段によ
り簡略化でき、遠隔操作手段の操作時には左,右の方向
制御弁に向けて互いに独立した指令信号を出力すること
ができる。
【0095】さらに、請求項5の発明では、遠隔操作手
段としての減圧弁型パイロット弁を方向制御弁の油圧パ
イロット部に接続するパイロット管路の途中に電磁弁を
設け、該電磁弁を切換スイッチで切換制御することによ
って、補助圧力源からの圧力を定速走行用の指令信号と
して方向制御弁に供給する構成としたから、切換スイッ
チの切換操作時には補助圧力源からの圧力を方向制御弁
にパイロット圧として供給することにより、方向制御弁
を中立位置から切換位置に一定のストローク分だけ切換
えることができ、作業車両を実質的に定速で自動走行さ
せることができる。
【0096】また、請求項6の発明では、信号遮断手段
を切換スイッチと電磁弁との間に設けた常閉の圧力スイ
ッチとし、減圧弁型パイロット弁からのパイロット圧が
予め決められた圧力値を越えたときに圧力スイッチを開
成させる構成としたから、前記パイロット弁の操作で圧
力スイッチを開成することにより、作業車両の自動走行
を簡単に解除できると共に、このときには前記パイロッ
ト弁からのパイロット圧に対応したストローク量をもっ
て方向制御弁を中立位置から切換位置に切換制御でき、
作業車両の走行速度を操作量に応じて可変に制御するこ
とがきる。
【0097】さらに、請求項7に記載の発明では、切換
スイッチを切換操作したときに、減圧弁型パイロット弁
から方向制御弁の油圧パイロット部に向けたパイロット
圧の供給を第1の電磁弁で遮断すると共に、第2の電磁
弁により補助圧力源からの圧力が方向制御弁の油圧パイ
ロット部に一定のパイロット圧として供給されるのを許
す構成としているから、補助圧力源からのパイロット圧
により方向制御弁を中立位置から切換位置へと一定のス
トローク分だけ切換え、油圧モータを実質的に定速で回
転駆動でき、簡単なスイッチ操作のみで作業車両を自動
走行させることができる。そして、例えば作業車両をス
テアリングするとき等には前記パイロット弁を操作して
圧力スイッチを作動させることにより、作業車両の自動
走行を簡単に中断でき、このときには前記パイロット弁
の操作量に応じて作業車両の走行方向や走行速度等を制
御することがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による油圧ショベル
の走行用油圧回路図である。
【図2】切換スイッチにより方向制御弁を中立位置から
切換えて油圧モータを回転駆動している状態を示す図1
と同様の油圧回路図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による油圧ショベル
の走行用油圧回路図である。
【図4】切換スイッチにより方向制御弁を中立位置から
切換えて油圧モータを回転駆動している状態を示す図3
と同様の油圧回路図である。
【図5】従来技術による油圧ショベルを示す正面図であ
る。
【図6】図5中の作業装置を取外した状態の油圧ショベ
ルを示す平面図である。
【図7】従来技術による油圧ショベルの走行用油圧回路
図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 3 旋回フレーム 4 運転室 5 機械室 10,10′ 油圧モータ 11,11′ 履帯 12 作業装置 16,16′油圧ポンプ(油圧源) 18 パイロットポンプ(補助圧力源) 20A,20B,20A′,20B′ モータ管路(油
路) 21,21′ 方向制御弁 21A,21B,21A′,21B′ 油圧パイロット
部 22,22′ 減圧弁型パイロット弁(遠隔操作手段) 23A,23B,23A′,23B′ パイロット管路 24,24′ 操作レバー 31,31′ 第1の電磁弁 32A,32B,32A′,32B′ 分岐管路 33,34,51,53,55 シャトル弁(高圧選択
弁) 35,36 共通管路 37,38 切換弁(信号切換手段) 39,40 定速走行用のパイロット管路 41,42 第2の電磁弁 43 切換スイッチ(定速走行用の切換手段) 52,54,56 検出管路 57,58,59 圧力スイッチ(信号遮断手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用の油圧モータにより走行駆動され
    る作業車両と、 前記油圧モータを油圧源に接続する油路の途中に設けら
    れ、外部からの指令信号により中立位置から切換位置に
    切換えられる走行用の方向制御弁と、 前記作業車両を走行させるときに操作され、該方向制御
    弁に対し前記作業車両の走行速度を操作量に応じて可変
    に制御するための指令信号を出力する走行用の遠隔操作
    手段と、 常時は中立位置におかれ、中立位置から切換操作された
    ときに前記方向制御弁に対し前記作業車両を定速走行さ
    せるための指令信号を出力する定速走行用の切換手段と
    から構成してなる建設機械の走行制御装置。
  2. 【請求項2】 前記遠隔操作手段を操作したときに、前
    記切換手段から方向制御弁に向けて指令信号が出力され
    るのを遮断する信号遮断手段を備える構成としてなる請
    求項1に記載の建設機械の走行制御装置。
  3. 【請求項3】 左走行用,右走行用の油圧モータにより
    走行駆動される作業車両と、 前記各油圧モータを油圧源に接続する油路の途中にそれ
    ぞれ設けられ、外部からの指令信号により互いに独立し
    て中立位置から切換位置に切換えられる左走行用,右走
    行用の方向制御弁と、 前記作業車両を走行させるときに操作され、該左走行
    用,右走行用の方向制御弁に対し前記作業車両の走行速
    度を操作量に応じて可変に制御するための指令信号を独
    立して出力する左走行用,右走行用の遠隔操作手段と、 常時は中立位置におかれ、中立位置から切換操作された
    ときに前記左,右の方向制御弁に対し前記作業車両を定
    速走行させるための共通の指令信号を出力する定速走行
    用の切換手段と、 前記左,右の遠隔操作手段のうち少なくともいずれか一
    方の遠隔操作手段が操作されたときに、前記切換手段か
    ら各方向制御弁に向けて指令信号が出力されるのを遮断
    する信号遮断手段とから構成してなる建設機械の走行制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記左,右の方向制御弁の間には、前記
    左,右の遠隔操作手段が中立位置にあるときに共通の指
    令信号が左,右の方向制御弁に出力されるのを許し、前
    記左,右の遠隔操作手段の少なくともいずれか一方が中
    立位置から操作されたときには前記左,右の方向制御弁
    に互いに独立した指令信号を出力させる信号切換手段を
    設ける構成としてなる請求項3に記載の建設機械の走行
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記遠隔操作手段は減圧弁型パイロット
    弁からなり、 前記方向制御弁は該減圧弁型パイロット弁にパイロット
    管路を介して接続された油圧パイロット部を有し、該減
    圧弁型パイロット弁から前記指令信号としてのパイロッ
    ト圧が供給されることにより切換操作される油圧パイロ
    ット式方向制御弁からなり、 前記切換手段は、開成位置と閉成位置とに切換操作され
    る切換スイッチと、少なくとも前記パイロット管路の途
    中に設けられ、該切換スイッチからの信号で切換制御さ
    れることにより、補助圧力源からの圧力を前記定速走行
    用の指令信号として前記方向制御弁に供給させる電磁弁
    とから構成してなる請求項2,3または4に記載の建設
    機械の走行制御装置。
  6. 【請求項6】 前記信号遮断手段は切換スイッチと電磁
    弁との間に設けた常閉の圧力スイッチからなり、該圧力
    スイッチは前記パイロット弁からのパイロット圧が予め
    決められた圧力値を越えたときに開成する構成としてな
    る請求項5に記載の建設機械の走行制御装置。
  7. 【請求項7】 走行用の油圧モータにより走行駆動され
    る作業車両と、 前記油圧モータを油圧源に接続する油路の途中に設けら
    れ、油圧パイロット部にパイロット圧が供給されること
    により中立位置から切換位置に切換えられる油圧パイロ
    ット式方向制御弁からなる走行用の方向制御弁と、 該方向制御弁の油圧パイロット部にパイロット管路を介
    して接続され、前記作業車両の走行速度を可変に制御す
    るため操作量に対応して増減するパイロット圧を該方向
    制御弁の油圧パイロット部に供給する減圧弁型パイロッ
    ト弁と、 開成位置と閉成位置とを有し、前記作業車両を定速走行
    させるときに切換操作される走行用の切換スイッチと、 前記パイロット管路の途中に設けられ、常時は前記減圧
    弁型パイロット弁から方向制御弁の油圧パイロット部に
    パイロット圧が供給されるのを許し、該切換スイッチが
    切換操作されたときに前記減圧弁型パイロット弁から方
    向制御弁の油圧パイロット部に向けたパイロット圧の供
    給を遮断する第1の電磁弁と、 補助圧力源を前記方向制御弁の油圧パイロット部に接続
    する他のパイロット管路の途中に設けられ、常時は前記
    補助圧力源から方向制御弁の油圧パイロット部に向けた
    圧力の供給を遮断し、前記切換スイッチが切換操作され
    たときに前記補助圧力源からの圧力が前記方向制御弁の
    油圧パイロット部に供給されるのを許す第2の電磁弁
    と、 前記切換スイッチと第1,第2の電磁弁との間に設けら
    れ、常時は前記切換スイッチの開,閉成信号が前記第
    1,第2の電磁弁に出力されるのを許し、前記減圧弁型
    パイロット弁からのパイロット圧が予め決められた圧力
    値を越えたときには、前記切換スイッチから第1,第2
    の電磁弁に向けた信号の出力を遮断する圧力スイッチと
    から構成してなる建設機械の走行制御装置。
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