JP2001131527A - 導電接着剤、実装構造体、電気光学装置および電子機器 - Google Patents

導電接着剤、実装構造体、電気光学装置および電子機器

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JP2001131527A
JP2001131527A JP31292599A JP31292599A JP2001131527A JP 2001131527 A JP2001131527 A JP 2001131527A JP 31292599 A JP31292599 A JP 31292599A JP 31292599 A JP31292599 A JP 31292599A JP 2001131527 A JP2001131527 A JP 2001131527A
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JP
Japan
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adhesive
conductive
adhesive resin
resin
substrate
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JP31292599A
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Kenji Uchiyama
憲治 内山
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続の安定性を確保できるとともに、基板の
歪みを抑制できる導電接着剤、実装構造体、このような
実装構造体を備える電気光学装置、およびこのような電
気光学装置を備える電子機器を提供する。 【解決手段】 接着用樹脂12aと、接着用樹脂12a
中に分散された導電粒子12bと、を含有する導電接着
剤12に、固化した接着用樹脂12aよりも弾性係数の
小さな微細粒子を含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体チップ等の
部品を実装するために用いられる導電接着剤、このよう
な導電接着剤を備える実装構造体、このような実装構造
体を備える電気光学装置、およびこのような電気光学装
置を備える電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】微細なピッチの端子を有する半導体チッ
プ等の部品を基板に実装する場合に、その実装方法とし
て異方性導電膜(ACF)を用いる方法が知られてい
る。ACFには接着用樹脂と、接着用樹脂中に分散され
た導電粒子とが含有され、部品に熱および圧力を印加し
て熱圧着することにより、接着用樹脂によって部品を基
板に固定するとともに、部品の端子と基板上の端子との
間に挟み込まれた導電粒子によって両端子を電気的に接
続するようにしている。このとき、導電粒子は接着用樹
脂中に分散されているため、隣接する端子間については
絶縁性が確保される。
【0003】このようなACFを用いた実装方法は、半
導体チップを液晶パネルの基板上に直接実装する、いわ
ゆるCOG(Chip On Glass)タイプの液晶装置におけ
る半導体チップの実装にも使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ACFによる
実装方法では、熱圧着時に半導体チップが加熱されるた
め、冷却後、すなわち実装後における接合部分の内部応
力の残留によって、接続の安定性が損なわれるおそれが
ある。
【0005】また、半導体チップの反りに起因して基板
に歪みが生じるため、とくにACFを用いた実装方法を
COGタイプの液晶装置における半導体チップの実装に
適用した場合に、液晶パネルに歪みが生じ、表示画像の
品質を劣化させる可能性がある。
【0006】本発明は、接続の安定性を確保できるとと
もに、基板の歪みを抑制できる導電接着剤、実装構造
体、このような実装構造体を備える電気光学装置、およ
びこのような電気光学装置を備える電子機器を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の導電接着剤は、
接着用樹脂と、前記接着用樹脂中に分散された導電粒子
と、を含有する導電接着剤において、固化した前記接着
用樹脂よりも弾性係数の小さな微細粒子が含有されてい
ることを特徴とする。
【0008】この導電接着剤によれば、固化した接着用
樹脂よりも弾性係数の小さな微細粒子が含有されている
ので、固化後の導電接着剤に柔軟性を付与することがで
き、部品の変形等に起因する接続部分における内部応力
の残留を減少させることができる。したがって、接続の
安定性が確保される。
【0009】前記微細粒子としてアクリル樹脂またはウ
レタン樹脂を含有する粒子を用いてもよい。
【0010】本発明の導電接着剤は、接着用樹脂と、前
記接着用樹脂中に分散された導電粒子と、を含有する導
電接着剤において、前記導電粒子の弾性係数は、固化し
た前記接着用樹脂よりも小さいことを特徴とする。
【0011】この導電接着剤によれば、前記導電粒子の
弾性係数は、固化した前記接着用樹脂よりも小さいの
で、固化後の導電接着剤に柔軟性を付与することがで
き、部品の変形等に起因する接続部分における内部応力
の残留を減少させることができるとともに、部品の変形
等に追従して導電粒子が変形する。したがって、接続の
安定性が確保される。
【0012】前記導電粒子は、弾性係数が固化した前記
接着用樹脂よりも小さい材質からなる芯材と、前記芯材
の表面に形成された導電膜とから構成してもよい。
【0013】前記接着用樹脂として熱硬化性樹脂を用い
てもよい。
【0014】本発明の実装構造体は、基板と、導電接着
剤を介して前記基板上に実装された部品と、を備える実
装構造体において、前記導電接着剤には、接着用樹脂
と、前記接着用樹脂中に分散された導電粒子と、固化し
た前記接着用樹脂よりも弾性係数の小さな微細粒子と、
が含有されていることを特徴とする。
【0015】この導電接着剤によれば、固化した接着用
樹脂よりも弾性係数の小さな微細粒子が含有されている
ので、固化後の導電接着剤に柔軟性を付与することがで
き、部品の変形等に起因する接続部分における内部応力
の残留を減少させることができる。したがって、実装構
造体における接続の安定性を確保できる。
【0016】本発明の実装構造体は、基板と、導電接着
剤を介して前記基板上に実装された部品と、を備える実
装構造体において、前記導電接着剤には、接着用樹脂
と、前記接着用樹脂中に分散された導電粒子と、が含有
され、前記導電粒子の弾性係数は、固化した前記接着用
樹脂よりも小さいことを特徴とする。
【0017】この実装構造体によれば、前記導電粒子の
弾性係数は、固化した前記接着用樹脂よりも小さいの
で、固化後の導電接着剤に柔軟性を付与することがで
き、部品の変形等に起因する接続部分における内部応力
の残留を減少させることができるとともに、部品の変形
等に追従して導電粒子が変形する。したがって、実装構
造体における接続の安定性を確保できる。
【0018】本発明の電気光学装置は、基板を有する表
示パネルを備える電気光学装置において、前記基板に
は、導電接着剤を介して部品が実装され、前記導電接着
剤には、接着用樹脂と、前記接着用樹脂中に分散された
導電粒子と、固化した前記接着用樹脂よりも弾性係数の
小さな微細粒子と、が含有されていることを特徴とす
る。
【0019】この電気光学装置によれば、固化した接着
用樹脂よりも弾性係数の小さな微細粒子が含有されてい
るので、固化後の導電接着剤に柔軟性を付与することが
でき、部品の変形等に起因する接続部分における内部応
力の残留を減少させることができる。したがって、接続
の安定性が確保される。
【0020】本発明の電気光学装置は、基板を有する表
示パネルを備える電気光学装置において、前記基板に
は、導電接着剤を介して部品が実装され、前記導電接着
剤には、接着用樹脂と、前記接着用樹脂中に分散された
導電粒子と、が含有され、前記導電粒子の弾性係数は、
固化した前記接着用樹脂よりも小さいことを特徴とす
る。
【0021】この電気光学装置によれば、前記導電粒子
の弾性係数は、固化した前記接着用樹脂よりも小さいの
で、固化後の導電接着剤に柔軟性を付与することがで
き、部品の変形等に起因する接続部分における内部応力
の残留を減少させることができるとともに、部品の変形
等に追従して導電粒子が変形する。したがって、接続の
安定性が確保される。
【0022】本発明の電子機器は、電気光学装置を備え
る電子機器において、前記電気光学装置は基板を有する
表示パネルを備え、前記基板には、導電接着剤を介して
部品が実装され、前記導電接着剤には、接着用樹脂と、
前記接着用樹脂中に分散された導電粒子と、固化した前
記接着用樹脂よりも弾性係数の小さな微細粒子と、が含
有されていることを特徴とする。
【0023】この電子機器によれば、固化した接着用樹
脂よりも弾性係数の小さな微細粒子が含有されているの
で、固化後の導電接着剤に柔軟性を付与することがで
き、部品の変形等に起因する接続部分における内部応力
の残留を減少させることができる。したがって、接続の
安定性が確保される。
【0024】本発明の電子機器は、電気光学装置を備え
る電子機器において、前記電気光学装置は基板を有する
表示パネルを備え、前記基板には、導電接着剤を介して
部品が実装され、前記導電接着剤には、接着用樹脂と、
前記接着用樹脂中に分散された導電粒子と、が含有さ
れ、前記導電粒子の弾性係数は、固化した前記接着用樹
脂よりも小さいことを特徴とする。
【0025】この電子機器によれば、前記導電粒子の弾
性係数は、固化した前記接着用樹脂よりも小さいので、
固化後の導電接着剤に柔軟性を付与することができ、部
品の変形等に起因する接続部分における内部応力の残留
を減少させることができるとともに、部品の変形等に追
従して導電粒子が変形する。したがって、接続の安定性
が確保される。
【0026】
【発明の実施の形態】(電気光学装置の実施形態)以
下、図1〜図6を参照して、本発明による導電接着剤を
COG(Chip On Glass)方式の液晶装置での実装に適
用した例について説明する。
【0027】図1は本実施形態の電気光学装置の斜視
図、図2はこの電気光学装置の分解斜視図である。
【0028】本実施形態の電気光学装置としての液晶装
置1は、シール材2によって周囲が互いに接着された一
対の基板3aおよび3bを備える。このシール材2は、
例えば、スクリーン印刷等の印刷技術を用いて形成され
る。基板3aおよび3bは、例えば、ガラス等の材料
や、プラスチック等の可撓性を有するフィルム材料等に
より形成された基板素材5aおよび5bに各種の要素を
形成することにより製造される。
【0029】これらの基板3aおよび3bの間に形成さ
れる間隙、いわゆるセルギャップは複数のスペーサーに
よってその寸法が均一な値、例えば約5μmに規制さ
れ、そのセルギャップ内のシール材2によって囲まれた
領域には液晶が封入される。
【0030】基板3aの液晶側表面(基板3bとの対向
面)には電極7aが、基板3bの液晶側表面(基板3a
との対向面)には電極7bが、それぞれ多数平行して形
成される。基板3aに形成される電極7aと、基板3b
に形成される電極7bとは互いに直交する方向に配置さ
れ、これらの電極がドットマトリクス状に交差する複数
の点は、像を表示するための画素を構成する。また、基
板3aおよび3bの外側表面には、それぞれ、偏光板8
aおよび8bが貼り付けられる。
【0031】基板3bは液晶が封入される液晶領域部分
Eおよびその液晶領域部分Eの外側へ張り出す張出し部
Hを有する。すなわち、基板3bは基板3aの端面より
張出し、基板3bの電極7bは、その張出し部Hへその
まま延び出て配線形成されている。また、基板3aの電
極7aは、シール材2の内部に分散した導通材(不図
示)を介して基板3b上の電極9bとの導通が図られ、
電極9bは張出し部Hへ延び出て配線形成されている。
【0032】図2に示すように、張出し部Hには液晶駆
動用IC11が実装される矩形状の実装領域が設けられ
る。液晶駆動用IC11はACF(Anisotropic Conduc
tiveFilm)12を介してこの実装領域に接着されて実装
される。図1および図2に示すように、液晶駆動用IC
11の実装領域には、その三辺側から電極7b、あるい
は電極7aと接続された電極9bの端部が引き込まれて
いる。また、この実装領域の残りの一辺側からは外部回
路との接続のための接続端子14の端部が引き込まれて
いる。
【0033】図4(b)は液晶駆動用IC11のバンプ
11aと基板3b上の端子14との間の電気的な接続の
様子を示す断面図である。図4(b)に示すように、A
CF12には熱硬化性樹脂である接着用樹脂12aと、
接着用樹脂12aの中に分散された導電粒子12bとが
含有される。液晶駆動用IC11は接着用樹脂12aに
より液晶駆動用IC11が基板3bに対して接着され
る。またこのとき、AFC12に含有された導電粒子1
2bがバンプ11aと端子14との間に挟み込まれて、
バンプ11aと端子14との間が電気的に接続される。
なお、電極7bおよび電極9bは、それぞれ端子14と
同様に、ACF12を介してバンプ11aと電気的に接
続される。
【0034】さらにACF12には、硬化した接着用樹
脂12aよりも弾性係数の低い微細粒子が充填材として
添加される。
【0035】微細粒子の材質としては、アクリル樹脂や
ウレタン樹脂等が挙げられる。微細粒子の平均粒径とし
ては、2μm〜10μmが好ましく、さらに好ましく
は、3μm〜5μmである。微細粒子の含有量として
は、2重量%から15重量%が好ましい。
【0036】充填材を添加する代わりに、弾性係数が硬
化した接着用樹脂12aの弾性係数より小さな導電粒子
12bを用いてもよい。この場合には、導電粒子12b
の芯材として、アクリル樹脂やウレタン樹脂等の材料を
用いることができ、粒径としては、2μm〜10μmが
好ましい。さらに好ましくは、3μm〜5μmである。
芯材を覆う導電材料としては、例えばAuを用いること
ができ、その膜厚としては、0.02μm〜0.1μm
が好ましく、さらに好ましくは、0.04μm〜0.0
6μmである。
【0037】このように、弾性係数の小さな充填材を添
加し、あるいは導電粒子12bの弾性係数を小さな値に
設定することによって、硬化後のACF12に柔軟性を
付与することができる。したがって、液晶駆動用IC1
1の変形に伴う応力をACF12の変形によって吸収す
ることができるため、液晶駆動用IC11のバンプ11
aと接続端子14等との接続部分の内部応力を小さくす
ることができ、よって接続部分の接続の安定性を向上さ
せることができる。また、液晶駆動用IC11が湾曲す
るような場合でも、その湾曲がACF12の変形によっ
て吸収されるため、基板3bおよび基板3aの湾曲を抑
制することができる。したがって、表示領域内のセルギ
ャップのばらつきの発生が抑制され、表示の品質を向上
させることができる。
【0038】以下、図6を参照して、基板3bおよび基
板3aに湾曲を生じさせる現象について説明する。図6
は、半導体チップ11の反りの影響を示す図である。但
し、図6では半導体チップ11や基板3bの湾曲を誇張
して描いている。
【0039】基板3bに実装される前の半導体チップ1
1には、通常、図6に示す方向の湾曲があるが、熱圧着
時には一時的に平面状に伸ばされて基板3b上に実装さ
れる。しかし実装後には、図6に示すように、半導体チ
ップ11には本来の形状に戻ろうとする力が作用するた
め、基板3bおよび基板3a(図6では不図示)も半導
体チップ11と同様の方向に湾曲してしまう。このた
め、セルギャップが不均一となり、表示品質を劣化させ
てしまう。しかし、本実施の形態では、半導体チップ1
1の湾曲がACF12の変形により吸収されて、基板3
bおよび基板3aの湾曲が抑制される。このため、セル
ギャップの均一性が向上し、表示品質が良好なものとな
る。
【0040】また、導電粒子12bの弾性係数を小さな
値に設定した場合には、ACF12の変形に応じて導電
粒子12bが柔軟に変形し、電気的な接続が確実に保持
されるため、接続の安定性をより向上させることができ
る。とくに、図6における半導体チップ11の両端側で
は、実装後にバンプ11aと端子14(図6では不図
示)との距離が離れることになり、接続が不安定となり
がちであるが、この領域においても安定した接続を確保
することができる。
【0041】以下、図3および図4を参照して、液晶駆
動用IC11の実装工程について説明する。
【0042】図3(a)に示すように、基板3b上の液
晶駆動用IC11の実装領域にACF12を載せ、液晶
駆動用IC11をAFC12の上に所定の圧力で押し付
ける。これにより、図3(b)に示すようにACF12
の粘着性を利用して液晶駆動用IC11を仮圧着する。
【0043】次に、図4(a)に示すように、所定温度
に加熱した熱圧着ヘッド50を所定の圧力で液晶駆動用
IC11に押圧して、接着用樹脂12aを溶融させ、A
CF12を流動させる。ACF12の流動後、ACF1
2の接着用樹脂12aが熱圧力ヘッド50から与えられ
る熱によって熱硬化することにより、図4(b)に示す
ように、液晶駆動用IC11が基板3bに対して接着さ
れる。また、液晶駆動用IC11のバンプ11aと基板
3b上の接続端子14との間に導電粒子12bが挟み込
まれることにより、液晶駆動用IC11と端子14とが
互いに電気的に接続される。
【0044】(電子機器の実施形態)以下、図5を参照
して、図1および図2に示す液晶装置を備える電子機器
の一例としての携帯電話機について説明する。
【0045】ここに示す携帯電話機100は、アンテナ
101、スピーカ102、液晶装置1、キースイッチ1
03、マイクロホン104等の各種構成要素を、筐体と
しての外装ケース106に格納することによって構成さ
れる。また、外装ケース106の内部には、上記の各構
成要素の動作を制御するための制御回路を搭載した制御
回路基板107が設けられる。
【0046】この携帯電話機100では、キースイッチ
103およびマイクロホン104を通して入力される信
号や、アンテナ101によって受信した受信データ等が
制御回路基板107の制御回路へ入力される。そしてそ
の制御回路は、入力した各種データに基づいて液晶装置
1の表示面内に数字、文字、絵柄等の像を表示し、さら
にアンテナ101から送信データを送信する。
【0047】なお、請求項に記載された「固化」とは、
熱硬化性樹脂、あるいは光硬化性樹脂等における化学的
反応による硬化、および熱可塑性樹脂における固化を含
む概念である。
【0048】以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を
説明したが、本発明はその実施形態に限定されるもので
はなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改
変できる。例えば、上記実施形態では半導体チップの実
装を例に挙げたが、他の各種部品の実装について本発明
を適用することができる。
【0049】また、電気光学装置として、上述した実施
形態では液晶ディスプレイを使用した場合について説明
したが、本発明はこれに限定されず、ELディスプレイ
装置、プラズマディスプレイパネル、FED(フィール
ドエミッションディスプレイ)等の各種の電気光学装置
に適用できる。
【0050】さらに、電子機器としての携帯電話機に本
発明の電気光学装置(液晶装置)を用いる場合を例示し
たが、本発明の電気光学装置はそれ以外の任意の電子機
器、例えば携帯情報端末、電子手帳、ビデオカメラのフ
ァインダー等に適用することもできる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、固化した接着用樹脂よ
りも弾性係数の小さな微細粒子が含有されているので、
固化後の導電接着剤に柔軟性を付与することができ、部
品の変形等に起因する接続部分における内部応力の残留
を減少させることができる。したがって、接続の安定性
が確保される。
【0052】また、本発明によれば、前記導電粒子の弾
性係数は、固化した前記接着用樹脂よりも小さいので、
固化後の導電接着剤に柔軟性を付与することができ、部
品の変形等に起因する接続部分における内部応力の残留
を減少させることができるとともに、部品の変形等に追
従して導電粒子が変形する。したがって、接続の安定性
が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の電気光学装置を示す斜視図。
【図2】本実施形態の電気光学装置を分解して示す斜視
図。
【図3】液晶駆動用ICの実装工程を示す断面図であ
り、(a)はACFをセットした状態を示す図、(b)
は液晶駆動用ICを仮圧着した状態を示す図。
【図4】液晶駆動用ICの実装工程を示す断面図であ
り、(a)は熱圧着ヘッドによって液晶駆動用ICを熱
圧着するときの状態を示す図、(b)は液晶駆動用IC
を熱圧着した後の状態を示す図。
【図5】図1および図2に示す液晶装置を備える携帯電
話機を示す斜視図。
【図6】基板が湾曲する様子を示す図。
【符号の説明】
1 液晶装置(電気光学装置) 3b 基板 11 半導体チップ(部品) 12 ACF(導電接着剤) 12a 接着用樹脂 12b 導電粒子 100 携帯電話(電子機器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 348 G09F 9/00 348C H01B 1/20 H01B 1/20 D // H05K 1/18 H05K 1/18 J

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着用樹脂と、前記接着用樹脂中に分散
    された導電粒子と、を含有する導電接着剤において、 固化した前記接着用樹脂よりも弾性係数の小さな微細粒
    子が含有されていることを特徴とする導電接着剤。
  2. 【請求項2】 前記微細粒子としてアクリル樹脂または
    ウレタン樹脂を含有する粒子を用いることを特徴とする
    請求項1に記載の導電接着剤。
  3. 【請求項3】 接着用樹脂と、前記接着用樹脂中に分散
    された導電粒子と、を含有する導電接着剤において、 前記導電粒子の弾性係数は、固化した前記接着用樹脂よ
    りも小さいことを特徴とする導電接着剤。
  4. 【請求項4】 前記導電粒子は、弾性係数が固化した前
    記接着用樹脂よりも小さい材質からなる芯材と、前記芯
    材の表面に形成された導電膜とからなることを特徴とす
    る請求項3に記載の導電接着剤。
  5. 【請求項5】 前記接着用樹脂として熱硬化性樹脂を用
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の導電接着剤。
  6. 【請求項6】 基板と、導電接着剤を介して前記基板上
    に実装された部品と、を備える実装構造体において、 前記導電接着剤には、 接着用樹脂と、 前記接着用樹脂中に分散された導電粒子と、 固化した前記接着用樹脂よりも弾性係数の小さな微細粒
    子と、が含有されていることを特徴とする実装構造体。
  7. 【請求項7】 基板と、導電接着剤を介して前記基板上
    に実装された部品と、を備える実装構造体において、 前記導電接着剤には、接着用樹脂と、前記接着用樹脂中
    に分散された導電粒子と、が含有され、 前記導電粒子の弾性係数は、固化した前記接着用樹脂よ
    りも小さいことを特徴とする実装構造体。
  8. 【請求項8】 基板を有する表示パネルを備える電気光
    学装置において、 前記基板には、導電接着剤を介して部品が実装され、 前記導電接着剤には、接着用樹脂と、前記接着用樹脂中
    に分散された導電粒子と、固化した前記接着用樹脂より
    も弾性係数の小さな微細粒子と、が含有されていること
    を特徴とする電気光学装置。
  9. 【請求項9】 基板を有する表示パネルを備える電気光
    学装置において、 前記基板には、導電接着剤を介して部品が実装され、 前記導電接着剤には、接着用樹脂と、前記接着用樹脂中
    に分散された導電粒子と、が含有され、 前記導電粒子の弾性係数は、固化した前記接着用樹脂よ
    りも小さいことを特徴とする電気光学装置。
  10. 【請求項10】 電気光学装置を備える電子機器におい
    て、 前記電気光学装置は基板を有する表示パネルを備え、 前記基板には、導電接着剤を介して部品が実装され、 前記導電接着剤には、接着用樹脂と、前記接着用樹脂中
    に分散された導電粒子と、固化した前記接着用樹脂より
    も弾性係数の小さな微細粒子と、が含有されていること
    を特徴とする電子機器。
  11. 【請求項11】 電気光学装置を備える電子機器におい
    て、 前記電気光学装置は基板を有する表示パネルを備え、 前記基板には、導電接着剤を介して部品が実装され、 前記導電接着剤には、接着用樹脂と、前記接着用樹脂中
    に分散された導電粒子と、が含有され、 前記導電粒子の弾性係数は、固化した前記接着用樹脂よ
    りも小さいことを特徴とする電子機器。
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