JP2002032030A - 電気光学装置の製造方法、端子の接続方法、電気光学装置および電子機器 - Google Patents

電気光学装置の製造方法、端子の接続方法、電気光学装置および電子機器

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JP2002032030A
JP2002032030A JP2001078902A JP2001078902A JP2002032030A JP 2002032030 A JP2002032030 A JP 2002032030A JP 2001078902 A JP2001078902 A JP 2001078902A JP 2001078902 A JP2001078902 A JP 2001078902A JP 2002032030 A JP2002032030 A JP 2002032030A
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electro
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Kenji Uchiyama
憲治 内山
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    • H01L2224/73203Bump and layer connectors
    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上の端子と実装基材の端子とを精度良く
接続する。 【解決手段】 端子9が形成された基板6aと、出力用
端子11cを備える配線基板11とをACF20を介し
て接合する。出力用端子11cのピッチP2は、当該接
合時における基板6aまたは配線基板11の変形を考慮
して、端子9のピッチP1とは異なっている。そして、
上記接合の際に生じる基板6aまたは配線基板11の変
形に伴って、端子9のピッチP1’と出力用端子11c
のピッチP2’とが略同一となった状態で、両端子を接
続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気光学装置の製
造方法、電気光学装置および電子機器に関し、特に複数
の基材の各々に形成された端子群同士を接続するための
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶装置やエレクトロルミネッセ
ンス(EL)装置などに代表される電気光学装置は、携
帯電話機や携帯情報端末といった各種の電子機器の表示
装置として広く普及している。この電気光学装置は、多
くの場合、文字や数字、絵柄などの情報を表示するため
に用いられている。
【0003】この種の電気光学装置は、液晶やELとい
った電気光学物質を保持するための基板と、当該基板上
に形成され、電気光学物質に電圧を印加する電極とを備
えるのが一般的である。例えば、電気光学物質として液
晶を用いた液晶装置においては、液晶を挟持する一対の
基板の各々のうち他方の基板と対向する面に、液晶に電
圧を印加するための電極が形成されている。そして、液
晶に印加される電圧を制御することによって液晶の配向
方向が制御され、当該液晶を透過する光が変調される。
【0004】かかる電気光学装置においては、通常、上
記電極に対して駆動信号を出力する駆動用ICチップが
用いられる。この駆動用ICチップは、例えば上記基板
と接合されるフレキシブル基板上に実装される。この場
合、フレキシブル基板上に形成された配線パターンおよ
び電極端子と、電気光学装置の基板に形成された端子と
は、ACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導
電膜)などの導電性接着剤を介して接続されるのが一般
的である。ACFは、接着用樹脂に導通粒子を分散させ
たものである。具体的には、電気光学パネルの基板とフ
レキシブル基板とがACF中の接着用樹脂によって接着
されるとともに、パネル基板上の端子とフレキシブル基
板上の端子とが導通粒子を介して電気的に接続される。
このようにACFを用いて電気光学パネルの基板とフレ
キシブル基板とを接合する工程においては、両者の間に
ACFを挟み込んだ状態で、フレキシブル基板を電気光
学パネルの基板に対して熱圧着するのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フレキ
シブル基板は上記熱圧着の際に熱膨張するため、当該フ
レキシブル基板に形成された端子の位置が熱圧着前の位
置とは異なってしまうという問題があった。そして、こ
のような端子の位置ずれが生じると、当該端子が、本来
接続されるべきパネル基板上の端子に接続されず、その
隣りの端子に接続されてしまったり、パネル基板上の複
数の端子にまたがって接続されてしまうといった具合
に、端子間接続の信頼性が低下してしまうという問題が
あった。かかる問題は、電気光学パネルの基板に形成さ
れた端子のピッチが細かい場合に、特に深刻な問題とな
る。
【0006】本発明は、以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、基板上の端子と実装基材の端子との接
続信頼性を向上させることができる電気光学装置の製造
方法、端子の接続方法、電気光学装置および電子機器を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る電気光学装置の製造方法は、電気光学
物質を保持する基板を備えた電気光学パネルと、当該基
板に接合された実装基材とを具備する電気光学装置の製
造方法であって、前記基板の面上に形成された第1端子
群と、前記第1端子群のピッチとは異なるピッチで前記
実装基材の面上に形成された第2端子群とを、前記基板
と前記実装基材との接合に伴って相互に接続する接続工
程を有し、前記接続工程においては、前記接合の際に生
じる前記基板または前記実装基材の変形に伴って略同一
のピッチとなった前記第1端子群と前記第2端子群とを
接続することを特徴としている。
【0008】この製造方法によれば、基板および実装基
材の変形(伸縮)を考慮して前記第1端子群のピッチと
第2端子群のピッチとを異ならせてあるので、たとえ基
板と実装基材との接合に伴って当該基板または実装基材
が変形する場合であっても、前記第1端子群と第2端子
群とを精度良く接続することができる。つまり、基板ま
たは実装基材の変形に伴って第1端子群と第2端子群の
ピッチが変化して、接続時における両端子群の相対的な
位置がずれるといった事態を未然に防止することができ
るのである。一般的に、電気光学装置においては、基板
および実装基材の端子が極めて狭いピッチで多数形成さ
れているため、基板または実装基材の変形が、第1端子
群と第2端子群との接続精度に与え得る影響は比較的大
きい。したがって、本発明は、狭いピッチの端子同士の
接続を要する電気光学装置について適用した場合に、特
に顕著な効果を奏し得るということができる。
【0009】なお、上記製造方法においては、前記接続
工程に先立って、前記基板の面上に相互に離間して形成
された複数の第1アライメントマークと、前記実装基材
の面上に前記第1アライメントマークの間隔と略同一の
間隔で相互に離間して形成された複数の第2アライメン
トマークとが合致するように、前記基板と前記実装基材
とを位置合わせする位置合わせ工程を行なうことが望ま
しい。すなわち、上記第1端子群および第2端子群につ
いては、基板と実装基材との接合前の状態において相互
にピッチを異ならせる反面、接合前において基板と実装
基材との位置合わせを行なう場合には、基板上の複数の
第1アライメントマークの間隔と実装基材上の複数の第
2アライメントマークの間隔とを略同一とすることが望
ましい。こうすれば、上記接続工程前における基板と実
装基材との相対的な位置を、第1アライメントマークと
第2アライメントマークとが合致するように調整するこ
とによって、両者の位置合わせを容易に行なうことがで
きる。なお、この場合、接続工程の後においては、基板
または実装基材の変形に伴って第1アライメントマーク
の間隔と第2アライメントマークの間隔とは異なること
となる。しかしながら、位置合わせを行なう時点におい
て両間隔が一致している限り、接続工程の後において双
方の間隔が一致しなくなっても問題は生じない。
【0010】なお、前記接続工程においては、前記基板
と前記実装基材との間に接着層を介在させるとともに当
該接着層を加熱した状態で、当該基板と当該実装基材と
を圧着することが望ましい。こうすれば、基板と実装基
材とを確実に接合することができるとともに、第1端子
群と第2端子群とを一括して接続することが可能となり
生産性を向上させることができる。一方、かかる接合を
行なった場合には、当該接着層の加熱に伴って第1基材
または第2基材が熱変形しやすいと考えられるが、本発
明によれば、かかる熱変形を考慮して第1端子群および
第2端子群のピッチが選定されているため、上記熱変形
にもかかわらず第1端子群と第2端子群とを精度良く接
続することができる。例えば、前記第2基材の線膨張係
数が、前記第1の線膨張係数よりも高い場合には、当該
接合前における前記第2端子群のピッチを、前記第1端
子群のピッチよりも狭くすることが考えられる。
【0011】より具体的には、前記実装基材として、測
定条件を100℃ないし200℃とした場合の線膨張係
数が2.5×10-5/K以上2.6×10-5/K以下の材
料によって形成された厚さ50μm以上125μm以下
の部材を用いた場合には、前記第2端子群のピッチを、
前記第1端子群のピッチの0.996倍以上0.997
倍以下とすることが考えられる。また、前記実装基材と
して、測定条件を20℃ないし100℃とした場合の線
膨張係数が0.8×10-5/K以上1.0×10-5/K
以下の材料によって形成された厚さ5μm以上75μm
以下の部材を用いた場合には、前記第2端子群のピッチ
を、前記第1端子群のピッチの実質的に0.998倍と
することが考えられる。
【0012】なお、前記基板としては、ガラスおよびシ
リコンからなる群のうちから選択された材料を含むもの
を用いることができ、前記実装基材としては、ポリイミ
ドおよびポリエステルからなる群のうちから選択された
材料を含むものを用いることができる。基板および実装
基材の材料として上記組合わせの材料を用いた場合、特
にガラスを含む基板とポリイミドを含む実装基材とを用
いた場合には、双方の熱変形の程度の差が大きい(つま
り、線膨張係数の差が大きい)ため、本発明による上記
効果は一層顕著に現れる。
【0013】上記課題を解決するため、本発明に係る端
子の接続方法は、第1基材の面上に形成された第1端子
群と、第2基材の面上に形成された第2端子群とを相互
に接続する方法において、前記第2端子群を前記第1端
子群のピッチと異なるピッチで形成し、前記第1基材と
前記第2基材との接合の際に生じる当該第1基材または
第2基材の変形に伴って略同一のピッチとなった前記第
1端子群と前記第2端子群とを接続することを特徴とし
ている。
【0014】この方法によれば、第1基材および第2基
材の変形(伸縮)を考慮して前記第2端子群のピッチお
よび第1端子群のピッチを異ならせてあるので、第1基
材と第2基材との接合に伴って第1基材および第2基材
が変形する場合であっても、前記第1端子群と第2端子
群とを精度良く接続することができる。すなわち、第1
基材または第2基材の変形に伴って第1端子群と第2端
子群のピッチが変化して両者の相対的な位置がずれると
いった事態を未然に防止することができる。
【0015】なお、前記第1基材と第2基材との接合に
おいては、両基材の間に接着層を介在させるとともに当
該接着層を加熱した状態で、当該第1基材と当該第2基
材とを圧着することが望ましい。こうすれば、両基材を
確実に接合することができるとともに、第1端子群と第
2端子群とを一括して接続することが可能となり生産性
を向上させることができる。一方、かかる方法を採った
場合には、上記接着層の加熱に伴って第1基材または第
2基材が熱変形しやすいと考えられるが、本発明によれ
ば、かかる熱変形を考慮して第1端子群または第2端子
群のピッチが選定されているため、上記熱変形にもかか
わらず第1端子群と第2端子群とを精度良く接続するこ
とができる。例えば、前記第2基材の線膨張係数が、前
記第1の線膨張係数よりも高い場合には、当該接合前に
おける前記第2端子群のピッチを、前記第1端子群のピ
ッチよりも狭くすることが考えられる。
【0016】また、上記課題を解決するため、本発明に
係る実装基材の製造方法は、他の基材に形成された第1
端子群と接続されるべき第2端子群を備え、前記基材に
熱圧着される実装基材の製造方法であって、前記他の基
材と当該実装基材との熱圧着後に、前記基板における前
記第1端子群の配列方向の長さはa倍に伸長し、前記実
装基材における前記第2端子群の配列方向の長さはb倍
に伸長する場合に、前記第2端子群のピッチが、前記第
1端子群のピッチの(a/b)倍となるように、当該第
2端子群を形成することを特徴としている。
【0017】この方法によれば、実装基材と、当該実装
基材の接合対象たる他の基材とを接合する工程において
両者が変形したとしても、両基材に形成された端子同士
を精度良く接続することができる。すなわち、例えば、
第1端子群のピッチP1は熱圧着後においてP1×aな
るピッチに変化する一方、第2端子群のピッチP2=P
1×(a/b)は熱圧着後においてP2×b、すなわち
P1×aなるピッチに変化し、第1端子群のピッチと第
2端子群のピッチとは略同一となるから、基材の熱変形
にもかかわらず両端子群を精度良く接続することができ
るのである。なお、前記第2端子群のピッチを規定する
係数aないしbは、当該実装基材の線膨張係数および前
記熱圧着の条件に応じた値である。ここで、前記第2端
子群のピッチが、前記第1端子群のピッチの(a/b)
倍とは、実質的に((a/b)−0.001)以上
((a/b)+0.001)以下倍を含む概念である。
【0018】また、上記課題を解決するため、本発明に
係る電気光学装置は、電気光学物質を保持する基板を備
えた電気光学パネルと、前記基板に接合された実装基材
と、前記基板の面上に形成された第1端子群と、前記基
板の面上に相互に離間して形成された複数の第1アライ
メントマークと、前記実装基材の面上に形成されるとと
もに、前記第1端子群と略同一のピッチで当該第1端子
群と接続された第2端子群と、前記実装基材の面上に形
成され、前記第1アライメントマークの間隔よりも広い
間隔をあけて相互に離間する複数の第2アライメントマ
ークとを具備することを特徴としている。
【0019】かかる電気光学装置によれば、基板と実装
基材とを接合する場合の当該基材または実装基材の変形
を考慮して上記第1端子群または第2端子群のピッチが
選定される一方、当該接合前における第1アライメント
マークの間隔と第2アライメントマークの間隔は位置合
わせが容易になるように、すなわち基板または実装基材
の変形を考慮することなく設定することができるから、
位置合わせ作業を煩雑にすることなく、第1端子群と第
2端子群との接続を高精度に行なうことができる。
【0020】なお、上記電気光学装置においては、前記
複数の第1アライメントマークのうちの一部と他の一部
とは、前記第1端子群を挟んで相互に対向する位置に形
成され、前記複数の第2アライメントマークのうちの一
部と他の一部とは、前記第2端子群を挟んで相互に対向
する位置に形成されていることが望ましい。このように
端子群を挟んで対向する位置にアライメントマークを形
成すれば、基板と実装基材との位置合わせを高精度に行
なうことができる。
【0021】また、上記電気光学装置においては、前記
基板と前記実装基材とは、前記第1端子群と第2端子群
とを導通させるための導通粒子が分散された接着層を介
して接合されていることが望ましい。こうすれば、基板
と実装基材とを接着層によって確実に接合した状態で、
第1端子群と第2端子群とを確実に導通させることがで
きる一方、基板と実装基材との接合時における当該接着
層への加熱に伴って基板または実装基材が変形した場合
であっても、第1端子群と第2端子群とを精度良く接続
することができる。
【0022】ここで、前記基板としては、ガラスおよび
シリコンからなる群のうちから選択された材料を含むも
のを用いることができ、前記実装基材としては、ポリイ
ミドおよびポリエステルからなる群のうちから選択され
た材料を含むものを用いることができる。基板および実
装基材の材料としてかかる組合わせを採用した場合、特
にガラスを含む基板とポリイミドを含む実装基材とを用
いた場合には、基板と実装基材との変形の程度の差が大
きいため、本発明による上記効果は特に顕著に現れる。
例えば、測定条件を100℃ないし200℃とした場合
の線膨張係数が2.5×10-5/K以上2.6×10-5
K以下の材料によって形成された厚さ50μm以上12
5μm以下の部材を上記実装基材として用いた場合に
は、前記第2アライメントマーク同士の間隔が、前記第
1アライメントマーク同士の間隔の1.003倍以上
1.004倍以下となることが望ましい。また、測定条
件を20℃ないし100℃とした場合の線膨張係数が
0.8×10-5/K以上1.0×10-5/K以下の材料
によって形成された厚さ5μm以上75μm以下の部材
を上記実装基材として用いた場合には、前記第2アライ
メントマーク同士の間隔が、前記第1アライメントマー
ク同士の間隔の実質的に1.002倍となることが望ま
しい。
【0023】また、上記課題を解決するため、本発明に
係る電子機器は、上記電気光学装置を備えることを特徴
としている。上述したように、本発明に係る電気光学装
置によれば、基板と実装基材との接合時におけるこれら
の熱変形を補償して、第1端子群と第2端子群とを精度
良く接続することができるから、この電気光学装置を備
えた電子機器においては、接続不良といった不具合を回
避して高い信頼性を担保することができる。
【0024】また、上記課題を解決するため、本発明に
おいては、電気光学パネルの基板に熱圧着される実装基
材において、前記基板に形成された第1端子群と接続さ
れるべき第2端子群を備え、前記基板と当該実装基材と
の熱圧着の後、前記基板における前記第1端子群の配列
方向の長さがa倍に伸長する一方、当該実装基材におけ
る前記第2端子群の配列方向の長さがb倍に伸長する場
合に、前記熱圧着前における前記第2端子群のピッチ
が、前記第1端子群のピッチの(a/b)倍に設定され
ていることを特徴としている。かかる実装基材によれ
ば、当該実装基材と基板との接合に伴って当該実装基材
が伸長した場合であっても、第2端子群と第1端子群と
を精度良く接続することができる。ここで、前記第2端
子群のピッチが、前記第1端子群のピッチの(a/b)
倍とは、実質的に((a/b)−0.001)以上
((a/b)+0.001)以下倍を含む概念である。
【0025】すなわち、例えば、第1端子群のピッチP
1は熱圧着後においてP1×aなるピッチに変化する一
方、第2端子群のピッチP2=P1×(a/b)は熱圧
着後においてP2×b、すなわちP1×aなるピッチに
変化し、第1端子群のピッチと第2端子群のピッチとは
略同一となるから、基材の熱変形にもかかわらず両端子
群を精度良く接続することができるのである。もっと
も、電気光学装置の基板として熱変形がほとんど生じな
い材料からなるもの(例えばガラス基板など)を用いた
場合には、上記係数aを「1」としても、本発明の所期
の効果を得ることができる。ここで、前記第2端子群の
ピッチが、前記第1端子群のピッチの(1/b)倍と
は、実質的に((1/b)−0.001)以上((1/
b)+0.001)以下倍を含む概念である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。かかる実施の形態は、本発
明の一態様を示すものであり、この発明を限定するもの
ではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可
能である。
【0027】<A:電気光学装置の構成>まず、電気光
学物質として液晶を用いた液晶装置に本発明を適用した
形態を説明する。図1は、本実施形態に係る液晶装置を
分解して示す斜視図、図2はこの液晶装置の部分断面図
である。これらの図に示されるように、この液晶装置1
は、液晶パネル2と、ACF(Anisotropic Conductive
Film:異方性導電膜)20を介して当該液晶パネル2
に接合された実装構造体3とを有する。ACF20は、
一対の端子同士を異方性をもって電気的に一括接続する
ために用いられる高分子フィルムである。具体的には、
ACF20は、図2に示されるように、例えば熱可塑性
または熱硬化性を有する接着用樹脂21に多数の導通粒
子22が分散されたものである。なお、液晶パネル2に
は、実装構造体3のほかにも、バックライト等の照明装
置やその他の付帯機器が必要に応じて付設されるが、本
発明とは直接の関係がないためその図示および説明を省
略する。
【0028】液晶パネル2は、シール材4を介して貼り
合わされた一対の基板6aおよび6bと、両基板の間隙
(いわゆるセルギャップ)に封止された液晶とを有す
る。基板6aおよび6bは、例えばガラスや合成樹脂と
いった透光性を有する材料からなる板状部材である。具
体的には、ソーダ石灰ガラス、無アルカリガラスやホウ
ケイ酸ガラス、石英ガラス、シリコン基板などからなる
板状部材を、基板6aまたは6bとして用いることがで
きる。一般に、液晶パネル用ガラスは、シリカ(SiO
2)、アルミナ(Al23)、酸化バリューム(Ba
O)、酸化ホウソ(B2O3)、酸化ストロンチューム
(SrO)、酸化カルシューム(CaO)などを主成分
とするガラスが用いられている。基板6aおよび6bの
外側(液晶とは反対側)の表面には、入射光を偏光させ
るための偏光板8aおよび8bがそれぞれ貼り付けられ
る。
【0029】基板6aの内側(液晶側)表面には電極7
aが形成されている。一方、基板6bの内側表面には電
極7bが形成されている。電極7aあるいは電極7b
は、例えばITO(Indium Tin Oxide:インジウムスズ
酸化物)などの透明導電材料によって、ストライプ状ま
たは文字、数字、その他の適宜のパターン状に形成され
る。なお、電極7aおよび7bならびに端子9は、実際
には極めて狭いピッチで基板6aおよび6b上に多数形
成されるが、図1および以下に示される各図において
は、構造を分かり易く示すためにそれらの間隔を拡大し
て模式的に示し、さらにそれらのうちの数本を図示する
ことにして他の部分を省略してある。
【0030】また、基板6aは基板6bから張り出した
領域(以下、「張り出し部」と表記する)を有し、その
張り出し部には複数の端子9が形成されている。各端子
9は、基板6a上に電極7aを形成する工程において当
該電極7aと同時に形成される。したがって、端子9
は、例えばITOなどの透明導電材料からなる。これら
の端子9には、当該基板6a上の電極7aから張り出し
部に延在して形成されたものと、導電材(図示略)を介
して基板6b上の電極7bに接続されるものとがある。
さらに、図1に示されるように、端子9の両側にはそれ
ぞれアライメントマーク10が設けられている。アライ
メントマーク10は電極7aおよび端子9と同一工程に
おいて同時に形成される。このアライメントマーク10
は、基板6aと実装構造体3とを接合する際に、両者の
位置合わせのために用いられる。
【0031】実装構造体3は、配線基板11と、当該配
線基板11上に実装された液晶駆動用IC12およびチ
ップ部品13とを有する。配線基板11は、ベース基材
11aの面上に銅(Cu)などからなる配線パターン1
1bが形成されたものである。本実施形態におけるベー
ス基材11aは、可撓性を有するフィルム状の部材であ
り、例えばポリイミドやポリエステルなどから構成され
る。かかるベース基材11aの線膨張係数は、当該ベー
ス基材11aが接合される基板6aの線膨張係数よりも
高い。なお、配線パターン11bは、接着剤によってベ
ース基材11aの表面に固着されたものであってもよい
し、スパッタリング法やロールコート法などの成膜法を
用いてベース基材11aの表面に直接形成されたもので
あってもよい。また、配線基板11は、エポキシ基板の
ように比較的硬質で厚みのあるベース基材の面上に銅な
どによって配線パターン11bが形成されたものであっ
てもよい。
【0032】図1および図2に示されるように、配線パ
ターン11bは、実装構造体3の一方の縁端部近傍に位
置する出力用端子11cから液晶駆動用IC12に向か
って延在するものと、実装構造体3の他方の縁端部近傍
に位置する入力用端子11dから液晶駆動用IC12に
向かって延在するものとがある。このうち出力用端子1
1cは、当該実装構造体3がACF20を介して基板6
a上に接合された状態において、当該ACF20中の導
通粒子22を介して基板6a上の端子9と電気的に接続
される。
【0033】液晶駆動用IC12は、図2に示されるよ
うに、上記ACF20と同様のACF12bによって配
線基板11上に実装される。そして、いずれの配線パタ
ーン11bも、液晶駆動用IC12の近傍に至った端部
である接続端子11eにおいて、液晶駆動用IC12の
バンプ(突起電極)12aに接続されるようになってい
る。すなわち、図2に示されるように、液晶駆動用IC
12がACF12b中の接着用樹脂によって配線基板1
1上に固着されるとともに、液晶駆動用IC12のバン
プ12aと、配線パターン11bの接続端子11eと
が、当該ACF12b中の導通粒子を介して電気的に接
続されるのである。なお、上記配線基板11のベース基
材11aとして可撓性基板を用い、その面上に実装部品
を実装すればCOF(Chip On Film)方式の実装構造体
が構成され、他方、配線基板11のベース基材11aと
して硬質の基板を用いてその上に実装部品を実装すれば
COB(Chip On Board)方式の実装構造体が構成され
る。
【0034】また、図1に示されるように、配線基板1
1の面上にあって出力用端子11cの両側には、それぞ
れアライメントマーク15が設けられている。アライメ
ントマーク15は、配線パターン11bと同一工程にお
いて同時に形成され、上述したアライメントマーク10
とともに、基板6aと実装構造体3とを接合する際の位
置合わせのために用いられる。
【0035】次に、基板6a上の端子9のピッチと、配
線基板11の出力用端子11cのピッチとの関係、およ
び基板6a上のアライメントマーク10同士の距離と、
配線基板11上のアライメントマーク15同士の距離と
の関係について説明する。ここで、本明細書における
「端子(群)のピッチ」とは、ひとつの端子における特
定の位置から、当該端子に隣接する他の端子における同
位置までの距離である。すなわち、図3に示すように、
ある端子T1(端子9または出力用端子11c)に着目
したとき、当該端子T1の幅wと、当該端子T1に一方
の側において隣接する端子T2までの間隔dとを合わせ
た距離が「端子(群)のピッチP」に相当する。なお、
本実施形態においては、各端子の幅wと当該端子に隣接
する端子までの間隔dとが概ね等しい場合を想定する。
【0036】図4は、本実施形態における基板6aと配
線基板11とを図1における下側からみた場合の平面図
である。なお、図4においては基板6aと配線基板11
とが接合される前の状態が示されている。基板6aと配
線基板11との接合工程においては、両者の間に介挿さ
れたACF20に熱を加えつつ、配線基板11を基板6
a側に押圧する。この熱圧着時には配線基板11も加熱
されるため、当該配線基板11は熱膨張する。そして、
本実施形態においては、上記熱圧着前の出力用端子11
cのピッチP2およびアライメントマーク15同士の距
離W2が、かかる熱膨張の前後にわたる当該配線基板1
1の変形を考慮して選定されている。より具体的には、
図4に示されるように、基板6aと配線基板11とが接
合される前の状態において、配線基板11上に形成され
た一対のアライメントマーク15同士の間隔W2は、基
板6a上に形成された一対のアライメントマーク10同
士の間隔W1と略同一となっている。
【0037】他方、この状態において、配線基板11の
出力用端子11cのピッチP2は、基板6a上の端子9
のピッチP1とは異なっている。すなわち、本実施形態
においては、配線基板11の線膨張係数が基板6aの線
膨張係数よりも大きいため、熱圧着による膨張の程度
は、基板6aよりも配線基板11の方が大きい。このた
め、配線基板11が熱変形(膨張)した後の出力用端子
11cのピッチP2’が熱圧着後における基板6aの端
子9のピッチP1’と略同一となるように、熱圧着前の
配線基板11上の出力用端子11cのピッチP2は、基
板6aの端子9のピッチP1よりも狭いピッチに予め設
定されているのである。詳細は後述するが、端子のピッ
チおよびアライメントマークの間隔を上記のように選定
することにより、アライメント作業の容易性を確保しつ
つ、熱圧着後の端子の接続精度を高めることができる。
【0038】<B:液晶パネルと実装構造体との接合>
次に、図2中のIII−III線の断面図に相当する図5およ
び図6を参照して、液晶パネル2と実装構造体3とを接
合する工程について説明する。ここで、液晶パネル2と
実装構造体3とを接続する工程は、液晶パネル2と実装
構造体3との位置合わせを行なった状態で両者を仮固定
する位置合わせ工程と、基板6aと配線基板11とを熱
圧着によって接合する接合工程とからなる。以下、これ
らの各工程の内容について説明する。なお、図5および
図6は、説明の便宜上、端子9および出力用端子11c
の本数が実際よりも少なく表現されている。
【0039】<B−1:位置合わせ工程>位置合わせ工
程においては、まず、基板6aまたは配線基板11のい
ずれか一方のうち他方と接合されるべき部分に、粘着性
を有するACF20を貼り付ける。次いで、基板6aの
アライメントマーク10と配線基板11のアライメント
マーク15とが合致するように、液晶パネル2と実装構
造体3と位置合わせを行なう。具体的には、例えば、C
CDカメラなどによって基板6a側からアライメントマ
ーク10およびアライメントマーク15を撮像しつつ、
当該アライメントマーク10とアライメントマーク15
とが完全に合致するように、当該液晶パネル2と実装構
造体3との相対的な位置を調整する。こうして位置合わ
せが完了した後、液晶パネル2と実装構造体3との位置
関係を維持したまま基板6aと配線基板11とを仮固定
する。すなわち、図5に示されるように、基板6aと配
線基板11の双方をACF20に接触させることによ
り、当該ACF20の粘着性を利用して両者を予備的に
固定するのである。なお、図5においては、アライメン
トマーク10および15の各々の中心位置が「X1」お
よび「X2」によって示されており、一対のアライメン
トマークの間の中点が「X0」によって示されている。
【0040】ここで、図7(a)は、図5に示された状
態を、同図中の上側からみた平面図である。上述したよ
うに、基板6aと配線基板11との熱圧着前において
は、基板6a上の一対のアライメントマーク10の間隔
W1と、配線基板11上の一対のアライメントマーク1
5の間隔W2とは略同一である。したがって、図7
(a)に示されるように、基板6a上のアライメントマ
ーク10と、配線基板11上のアライメントマーク15
とが合致するように基板6aと配線基板11とを重ね合
わせることにより、両者の相対的な位置を合わせる作業
を容易に行なうことができる。一方、上述したように、
熱圧着前においては、配線基板11上の出力用端子11
cのピッチP2は、基板上6a上の端子9のピッチP1
よりも狭くなっている。したがって、上記位置合わせ工
程の直後においては、図5および図7(a)に示される
ように、端子9と出力用端子11cとは互いにずれた位
置にある。
【0041】<B−2:接合工程>上記位置合わせ工程
の後、液晶パネル2と配線基板11とを接合する接合工
程が実行される。すなわち、まず、図6(a)に示され
るように、配線基板11における液晶パネル2とは反対
側の面に、その全面にわたって熱圧着ヘッド50を接触
させる。熱圧着ヘッド50は、加工対象に熱を加えつつ
押圧することができるものである。そして、かかる熱圧
着ヘッド50によって当該配線基板11を液晶パネル2
側に押圧する。このとき、熱圧着ヘッド50に発生した
熱は、配線基板11を介してACF20に与えられる。
この結果、図6(a)に示されるようにACF20の接
着用樹脂21は溶解し、基板6aと配線基板11とは徐
々に接近する。なお、図6(a)および(b)において
は、基板6a上のアライメントマーク10の位置が「X
3」および「X5」によって示されるとともに、配線基
板11上のアライメントマーク15の位置が「X4」お
よび「X6」によって示されている。
【0042】こうして配線基板11への押圧を続け、当
該配線基板11と基板6aとが充分に近接したところで
熱圧着ヘッド50による加熱を停止する。この結果、A
CF20の接着用樹脂21は硬化し、図6(b)に示さ
れるように、端子9と出力用端子11cとが導通粒子2
2を介して電気的に接続された状態で、基板6aと配線
基板11とが接着用樹脂21によって接合される。
【0043】上記接合工程においては、熱圧着ヘッド5
0によるACF20の加熱に伴って配線基板11が熱膨
張し、この結果、配線基板11の出力用端子11cのピ
ッチが広がる。ここで、上述したように、本実施形態に
おいては、熱圧着前における出力用端子11cのピッチ
P2が、当該配線基板11の熱変形後において端子9の
ピッチP1’と略同一となるように、予め設定されてい
る。したがって、図6(b)および図7(b)に示され
るように、上記接合工程において生じる配線基板11の
熱膨張に伴って、基板6a上の端子9と略同一のピッチ
P2’となった出力用端子11cが、当該端子9と接続
される。
【0044】例えば、基板6aと配線基板11との熱圧
着の前後で、当該基板6aにおける端子9の配列方向
(図6および図7における左右方向)の長さがa倍に伸
長し、当該配線基板11における出力用端子11cの配
列方向の長さがb倍に伸長する場合を想定する。この
「a」および「b」(以下、「伸長率」と表記する)の
値は、基板6aおよび配線基板11の線膨張係数、ベー
ス基材11aまたは出力用端子11cの厚さ、もしくは
熱圧着時の温度、圧力または時間などに応じた値であ
る。そして、熱圧着前における出力用端子11cのピッ
チP2は、熱圧着前における端子9のピッチP1の(a
/b)倍となるように、予め設定されている。ここで、
熱圧着前における出力用端子11cのピッチP2が、熱
圧着前における端子9のピッチP1の(a/b)倍と
は、実質的に((a/b)−0.001)以上((a/
b)+0.001)以下倍を含む概念である。この場
合、上記熱圧着前における端子9のピッチP1は、熱圧
着後においてピッチP1’=P1×aに変化する一方、
上記熱圧着前の出力用端子11cのピッチP2=P1×
(a/b)は、熱圧着後においてピッチP2’=P1×
aとなる。すなわち、熱圧着後における端子9のピッチ
P1’と出力用端子11cのピッチP2’とは同一とな
るのである。ただし、基板6aとしてガラス基板などを
用いた場合、当該基板6aは熱圧着の前後においてほと
んど伸長しないから、上記伸長率aを「1」に設定して
もよい。ここで、熱圧着前における出力用端子11cの
ピッチP2が、圧着前における端子9のピッチP1の
(1/b)倍とは、実質的に((1/b)−0.00
1)以上((1/b)+0.001)以下倍を含む概念
である。
【0045】一方、図6(b)および図7(b)に示さ
れるように、配線基板11は熱圧着ヘッド50によって
加熱された部位全体にわたって伸長するため、熱圧着後
において、配線基板11上のアライメントマーク15同
士の間隔W2’(=W2×b)は、基板6a上のアライ
メントマーク10同士の間隔W1’(=W1×a)より
も広くなる。すなわち、図5を例にとって説明したよう
に接合工程の直前においてはアライメントマーク10と
アライメントマーク15とが合致するのに対し、熱圧着
後においては、アライメントマーク10の位置とアライ
メントマーク15の位置とが互いにずれた位置となる。
もっとも、基板6aと配線基板11との接合後において
アライメントマーク10とアライメントマーク15とが
合致しない(ずれた)状態となっても、位置合わせ工程
において合致していれば何ら問題は生じない。
【0046】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、接合工程における配線基板11の伸長を補償するよ
うに、予め出力用端子11cのピッチを端子9のピッチ
よりも狭く設定しているため、熱圧着後における端子9
のピッチと出力用端子11cのピッチとを略同一とする
ことができる。したがって、端子9と出力用端子11c
とを精度良く接続できる。一方、熱圧着前においては、
アライメントマーク10の間隔とアライメントマーク1
5の間隔とが略同一となっているため、これらが合致す
るように液晶パネル2と実装構造体3との位置を調整す
ることによって、容易に両者の相対的な位置合わせを行
なうことができる。
【0047】<C:実施例>次に、本発明の実施例につ
いて説明する。
【0048】<C−1:実施例1>本実施例において
は、配線基板11のベース基材11aとしてカプトン
(商品名。デュポン、東レデュポン株式会社製)を用い
た。この場合、ベース基材11aは、測定条件を100
℃ないし200℃としたときの線膨張係数が2.510-
5/Kないし2.6×10-5/Kであり、厚さは50μm
ないし125μmである。かかるベース基材11aに出
力用端子11cなどが形成された配線基板11aを実装
構造体3として、圧着温度170℃、圧着圧力3MP
a、圧着時間20秒の条件の下、上記熱圧着工程を行な
った。この場合、配線基板11は、出力用端子11cの
配列方向(幅方向)に0.3ないし0.4%の割合で伸
長するという結果を得た。この結果を踏まえて、上記配
線基板11の伸長を補償し得るように、熱圧着前の出力
用端子11cのピッチを端子9のピッチよりも狭く設定
した。具体的には、出力用端子11cのピッチを、端子
9のピッチの0.996倍ないし0.997倍のピッチ
に設定した。なお、アライメントマーク15の間隔は、
アライメントマーク10の間隔と略同一とした。かかる
ピッチ補正を行なった配線基板11を、上述した熱圧着
条件の下で基板6aに熱圧着したところ、端子9と出力
用端子11cとを精度良く接続することができた。さら
に、当該熱圧着前においては、アライメントマーク10
とアライメントマーク15とを重ね合わせることによっ
て、液晶パネル2と実装構造体3との位置合わせ作業を
極めて容易に行なうことができた。
【0049】<C−2:実施例2>本実施例において
は、配線基板11のベース基材11aとしてユーピレッ
クス(商品名。宇部興産株式会社製)を用いた。この場
合、ベース基材11aは、測定条件を20℃ないし10
0℃としたときの線膨張係数が0.8×10-5/Kない
し1.0×10-5/Kであり、厚さは5μm以上75μ
mである。かかるベース基材11aを用いた配線基板1
1を、圧着温度170℃、圧着圧力3MPa、圧着時間
20秒という条件の下で基板6aに圧着したところ、配
線基板11は、出力用端子11cの配列方向に0.2%
の割合で伸長するという結果を得た。この結果を踏まえ
て、上記配線基板11の伸長を補償し得るように、熱圧
着前の出力用端子11cのピッチを、端子9のピッチの
実質的に0.998倍に設定した。この場合にも、アラ
イメントマーク15の間隔は、アライメントマーク10
の間隔と略同一とした。かかるピッチ補正を行なった配
線基板11を、上述した熱圧着条件の下で基板6aに熱
圧着したところ、端子9と出力用端子11cとを精度良
く接続でき、かつ液晶パネル2と実装構造体3との位置
合わせ作業を容易に行なうことができた。
【0050】<D:変形例>以上この発明の一実施形態
について説明したが、上記実施形態はあくまでも例示で
あり、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱
しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例
としては、例えば以下のようなものが考えられる。
【0051】<D−1:変形例1>上記実施形態におい
ては、液晶駆動用ICが実装された配線基板11を、液
晶パネル2の基板6aに接合する場合を想定したが、液
晶駆動用ICをCOG(Chip On Glass)技術を用いて
基板6a上に実装するようにしてもよい。この場合、配
線基板11は、ベース基材11a上に、当該液晶駆動用
ICの入力端子と外部回路基板とを接続するための配線
パターンが形成されたものとなる。このように、本発明
は、何らかの端子が形成された電気光学パネルの基材
と、当該端子に接続されるべき端子が形成された実装基
材(配線基板11に相当する)とが接合される構成を採
る電気光学装置であれば、他の構成要素の態様の如何を
問わず本発明を適用可能である。例えば、上記実施形態
においては、液晶パネル2に1個の実装構造体3を接続
する構成の液晶装置を例示したが、液晶パネル2に複数
個の実装構造体3を接合する構成の液晶装置に対しても
本発明を適用可能である。
【0052】さらに、本発明に係る製造方法を適用でき
るのは、電気光学パネルの基板と実装基材とを接合する
場合に限定されるものではない。すなわち、複数の第1
端子(第1端子群)が形成された第1基材と、前記第1
端子と接続されるべき複数の第2端子(第2端子群)が
形成された第2基材とを接合するすべての場合に、本発
明を適用することができる。
【0053】<D−2:変形例2>上記実施形態におい
ては、電気光学物質として液晶を用いた液晶装置に本発
明を適用した場合を例示したが、本発明を適用できる電
気光学装置はこれに限られるものではない。すなわち、
電気光学物質としてEL(エレクトロルミネッセンス)
素子を用いたEL表示装置や、電気光学物質としてガス
を用いたプラズマディスプレイパネルなど、電気光学物
質の電気光学効果によって表示を行なう各種の装置に
も、本発明を適用可能である。このように、端子が形成
された基板と、当該端子に接続されるべき端子を備えた
実装基材とが接合される構成を採るものであれば、他の
構成要素の態様の如何を問わず本発明を適用可能であ
る。
【0054】<D−3:変形例3>上記実施形態におい
ては、液晶パネル2の基板6aとしてガラスを用いた
が、この基板6aの材料としてプラスチックを用いるこ
ともできる。さらに、このプラスチックとしては、ポリ
カボネート、アクリル(アクリル酸エステル樹脂、メタ
クリル酸エステル樹脂など)、PES(ポリエーテルス
ルホン)、PAr(ポリアリレート)、PhE(フェノ
キシエーテル)などを用いることができる。
【0055】なお、基板6aとして線膨張係数が比較的
小さい(つまり、膨張しにくい)ガラスなどを含むもの
を用いる場合、熱圧着前における出力用端子11cのピ
ッチP2を、熱圧着前における端子9のピッチP1の
(1/b)倍のピッチとなるように近似的に設定しても
よいことは上述した通りである。しかしながら、基板6
aとして線膨張係数が比較的大きい(つまり、膨張しや
すい)プラスチックを含むものを用いる場合には、上記
伸長率aおよびbの双方を考慮することが望ましい。す
なわち、伸長率aを「1」に近似することなく、熱圧着
前における出力用端子11cのピッチP2を、熱圧着前
における端子9のピッチP1の(a/b)倍のピッチに
設定することが望ましい。
【0056】<E:電子機器>次に、本発明に係る電気
光学装置を用いた電子機器について説明する。図8は、
かかる電子機器の一例たる携帯電話機の構成を示す斜視
図である。同図に示されるように、携帯電話機30は、
アンテナ31、スピーカ32、電気光学装置1、キース
イッチ33およびマイクロホン34といった各種の構成
要素と、当該各構成要素を収容する外装ケース36とを
有する。さらに、外装ケース36の内部には、上記の各
構成要素の動作を制御するための制御回路を搭載した制
御回路基板37が設けられる。電気光学装置1は、上記
実施形態に係る液晶装置などによって構成される。
【0057】この構成の下、キースイッチ33およびマ
イクロホン34から入力された信号や、アンテナ31に
よって受信された受信データなどが制御回路基板37の
制御回路に与えられる。そして、この制御回路は、与え
られた各種データに基づいて、電気光学装置の表示面内
に数字や文字、絵柄などの画像を表示する。さらに制御
回路は、アンテナ31を介してデータを送信する。
【0058】なお、本発明に係る電気光学装置を適用可
能な電子機器としては、図8に例示された携帯電話機の
ほかにも、液晶テレビや、ビューファインダ型・モニタ
直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装
置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワ
ークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタ
ルスチルカメラ、あるいは本発明に係る電気光学装置を
ライトバルブとして用いたプロジェクタなどが挙げられ
る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板と実装基材との接合の際に当該基板または実装基材
に変形が生じた場合であっても、当該基板上の端子と実
装基材の端子とを精度良く接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る液晶装置を分解して
示す斜視図である。
【図2】 同液晶装置における液晶パネルと実装構造体
との接合部近傍の構成を示す断面図である。
【図3】 端子(群)のピッチについて説明するための
図である。
【図4】 同液晶装置における端子およびアライメント
マークの位置関係を説明するための図である。
【図5】 同液晶装置の製造工程のうち位置合わせ工程
における構成を示す断面図である。
【図6】 (a)は、同液晶装置の製造工程のうち接合
工程の途中の構成を示す断面図であり、(b)は当該接
合工程の後の構成を示す断面図である。
【図7】 (a)は、上記位置合わせ工程の直後におけ
る液晶装置の構成を示す平面図であり、(b)は上記接
合工程の直後における液晶装置の構成を示す平面図であ
る。
【図8】 本発明に係る電気光学装置を適用した電子機
器の一例たる携帯電話機の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 液晶装置(電気光学装置) 6a 基板(第1基材) 9 端子(第1端子群) 10 アライメントマーク 11a ベース基材(実装基材) 11c 出力用端子(第2端子群) 15 アライメントマーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/02 H05K 1/02 R 1/03 670 1/03 670Z 1/11 1/11 D 1/14 1/14 C 3/36 3/36 A 3/40 3/40 C

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気光学物質を保持する基板を備えた電
    気光学パネルと、当該基板に接合された実装基材とを具
    備する電気光学装置の製造方法であって、 前記基板の面上に形成された第1端子群と、前記第1端
    子群のピッチとは異なるピッチで前記実装基材の面上に
    形成された第2端子群とを、前記基板と前記実装基材と
    の接合に伴って相互に接続する接続工程を有し、 前記接続工程においては、前記接合の際に生じる前記基
    板または前記実装基材の変形に伴って略同一のピッチと
    なった前記第1端子群と前記第2端子群とを接続するこ
    とを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記接続工程に先立ち、前記基板の面上
    に相互に離間して形成された複数の第1アライメントマ
    ークと、前記実装基材の面上に前記第1アライメントマ
    ークの間隔と略同一の間隔で相互に離間して形成された
    複数の第2アライメントマークとが合致するように、前
    記基板と前記実装基材とを位置合わせする位置合わせ工
    程を有することを特徴とする請求項1に記載の電気光学
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記接続工程においては、前記基板と前
    記実装基材との間に接着層を介在させるとともに当該接
    着層を加熱した状態で、当該基板と当該実装基材とを圧
    着することを特徴とする請求項1または2に記載の電気
    光学装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記実装基材の線膨張係数は、前記基板
    の線膨張係数よりも高く、 当該接続工程前における前記第2端子群のピッチは、前
    記第1端子群のピッチよりも狭いことを特徴とする請求
    項3に記載の電気光学装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記実装基材は、測定条件を100℃な
    いし200℃とした場合の線膨張係数が2.5×10-5
    /K以上2.6×10-5/K以下の材料によって形成さ
    れた厚さ50μm以上125μm以下の部材であり、 前記第2端子群のピッチは、前記第1端子群のピッチの
    0.996倍以上0.997倍以下であることを特徴と
    する請求項4に記載の電気光学装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記実装基材は、測定条件を20℃ない
    し100℃とした場合の線膨張係数が0.8×10-5
    K以上1.0×10-5/K以下の材料によって形成され
    た厚さ5μm以上75μm以下の部材であり、 前記第2端子群のピッチは、前記第1端子群のピッチの
    実質的に0.998倍であることを特徴とする請求項4
    に記載の電気光学装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記基板は、ガラスおよびシリコンから
    なる群のうちから選択された材料を含み、前記実装基材
    は、ポリイミドおよびポリエステルからなる群のうちか
    ら選択された材料を含むことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の電気光学装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記基板はガラスを含み、前記実装基材
    はポリイミドを含むことを特徴とする請求項1または2
    に記載の電気光学装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 第1基材の面上に形成された第1端子群
    と、第2基材の面上に形成された第2端子群とを相互に
    接続する方法において、 前記第2端子群を前記第1端子群のピッチと異なるピッ
    チで形成し、 前記第1基材と前記第2基材との接合の際に生じる当該
    第1基材または第2基材の変形に伴って略同一のピッチ
    となった前記第1端子群と前記第2端子群とを接続する
    ことを特徴とする端子の接続方法。
  10. 【請求項10】 前記第1基材と第2基材との接合にお
    いては、両基材の間に接着層を介在させるとともに当該
    接着層を加熱した状態で、当該第1基材と当該第2基材
    とを圧着することを特徴とする請求項9に記載の端子の
    接続方法。
  11. 【請求項11】 前記第2基材の線膨張係数は、前記第
    1の線膨張係数よりも高く、 当該接合前における前記第2端子群のピッチは、前記第
    1端子群のピッチよりも狭いことを特徴とする請求項1
    0に記載の端子の接続方法。
  12. 【請求項12】 他の基材に形成された第1端子群と接
    続されるべき第2端子群を備え、前記基材に熱圧着され
    る実装基材の製造方法であって、 前記他の基材と当該実装基材との熱圧着後に、前記基板
    における前記第1端子群の配列方向の長さはa倍に伸長
    し、前記実装基材における前記第2端子群の配列方向の
    長さはb倍に伸長する場合に、前記第2端子群のピッチ
    が前記第1端子群のピッチの(a/b)倍となるよう
    に、当該第2端子群を形成することを特徴とする実装基
    材の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第2端子群のピッチを規定する係
    数aないしbは、当該実装基材の線膨張係数および前記
    熱圧着の条件に応じた値であることを特徴とする請求項
    12に記載の実装基材の製造方法。
  14. 【請求項14】 電気光学物質を保持する基板を備えた
    電気光学パネルと、前記基板に接合された実装基材と、 前記基板の面上に形成された第1端子群と、 前記基板の面上に相互に離間して形成された複数の第1
    アライメントマークと、 前記実装基材の面上に形成されるとともに、前記第1端
    子群と略同一のピッチで当該第1端子群と接続された第
    2端子群と、 前記実装基材の面上に形成され、前記第1アライメント
    マークの間隔よりも広い間隔をあけて相互に離間する複
    数の第2アライメントマークとを具備することを特徴と
    する電気光学装置。
  15. 【請求項15】 前記複数の第1アライメントマークの
    うちの一部と他の一部とは、前記第1端子群を挟んで相
    互に対向する位置に形成され、 前記複数の第2アライメントマークのうちの一部と他の
    一部とは、前記第2端子群を挟んで相互に対向する位置
    に形成されていることを特徴とする請求項14に記載の
    電気光学装置。
  16. 【請求項16】 前記基板と前記実装基材とは、前記第
    1端子群と第2端子群とを導通させるための導通粒子が
    分散された接着層を介して接合されていることを特徴と
    する請求項14または15に記載の電気光学装置。
  17. 【請求項17】 前記実装基材は、可撓性を有するフィ
    ルム状の部材であることを特徴とする請求項14または
    15に記載の電気光学装置。
  18. 【請求項18】 前記基板は、ガラスおよびシリコンか
    らなる群のうちから選択された材料を含み、前記実装基
    材は、ポリイミドおよびポリエステルからなる群のうち
    から選択された材料を含むことを特徴とする請求項14
    または15に記載の電気光学装置。
  19. 【請求項19】 前記基板はガラスを含み、前記実装基
    材はポリイミドを含むことを特徴とする請求項14また
    は15に記載の電気光学装置。
  20. 【請求項20】 前記実装基材は、測定条件を100℃
    ないし200℃とした場合の線膨張係数が2.5×10
    -5/K以上2.6×10-5/K以下の材料によって形成
    された厚さ50μm以上125μm以下の部材であり、 前記第2アライメントマーク同士の間隔は、前記第1ア
    ライメントマーク同士の間隔の1.003倍以上1.0
    04倍以下であることを特徴とする請求項14または1
    5に記載の電気光学装置。
  21. 【請求項21】 前記実部基材は、測定条件を20℃な
    いし100℃とした場合の線膨張係数が0.8×10-5
    /K以上1.0×10-5/K以下の材料によって形成さ
    れた厚さ5μm以上75μm以下の部材であり、 前記第2アライメントマーク同士の間隔は、前記第1ア
    ライメントマーク同士の間隔の実質的に1.002倍で
    あることを特徴とする請求項14または15に記載の電
    気光学装置。
  22. 【請求項22】 請求項14または15に記載の電気光
    学装置を備えることを特徴とする電子機器。
  23. 【請求項23】 電気光学パネルの基板に接合される実
    装基材であって、 前記基板に形成された前記第1端子群のピッチとは異な
    るピッチで形成され、当該第1端子群と接続されるべき
    第2端子群を具備することを特徴とする実装基材。
  24. 【請求項24】 電気光学パネルの基板に熱圧着される
    実装基材において、 前記基板に形成された第1端子群と接続されるべき第2
    端子群を備え、 前記基板と当該実装基材との熱圧着の後、前記基板にお
    ける前記第1端子群の配列方向の長さがa倍に伸長する
    一方、当該実装基材における前記第2端子群の配列方向
    の長さがb倍に伸長する場合に、 前記熱圧着前における前記第2端子群のピッチが、前記
    第1端子群のピッチの(a/b)倍に設定されているこ
    とを特徴とする実装基材。
  25. 【請求項25】 電気光学パネルの基板に熱圧着される
    実装基材において、 前記基板に形成された第1端子群と接続されるべき第2
    端子群を備え、 前記基板と当該実装基材との熱圧着の後、当該実装基材
    における前記第2端子群の配列方向の長さがb倍に伸長
    する場合に、 前記熱圧着前における前記第2端子群のピッチが、前記
    第1端子群のピッチの(1/b)倍に設定されているこ
    とを特徴とする実装基材。
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