JP4834674B2 - 回路基板の接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、軟質基材の回路基板を硬質基材の回路基板に接続する回路基板の接続構造に関する。
例えば携帯電話等の携帯端末は、筐体内において硬質の回路基板における接続部と、軟質の回路基板における接続部とが接続されている。これらの回路基板の接続部を図21に示す。
なお、軟質の回路基板を第1回路基板200、硬質の回路基板を第2回路基板201として説明する。
第1回路基板200の接続部202は、軟質基材203の表面203Aに沿って複数(5本)の第1回路パターン204が並行に配置されているとともに、各第1回路パターン204の配列方向両端部202Aにそれぞれ第1ダミー端子205が設けられている。
また、第2回路基板201の接続部206は、硬質基材207の表面207Aに沿って複数(5本)の第2回路パターン208が並行に配置されているとともに、各第2回路パターン208の配列方向両端部206Aにそれぞれ第2ダミー端子209が設けられている。
そして、図22(A)に示すように、第1回路基板200および第2回路基板201は、接着剤210を介して第1接続部202および第2接続部206を対面配置し、第1接続部202および第2接続部206が加圧治具211,212により挟持されることにより加熱圧接されて接続される。
この際、図22(B)に示すように、加熱加圧に伴って対面する第1回路パターン204と第2回路パターン208との間から押し出された接着剤210が軟質基材203および硬質基材207に接着し、これにより第1回路パターン204および第2回路パターン208同士が面接触した状態で固定される。
ところで、軟質基材203は、加圧治具211,212を構成する上型212が裏面203Bに接触することにより、上型212の熱を表面203A側の接着剤210に加え、これにより接着剤210を軟化あるいは液化させる。
この際、軟化基材203も軟化し、図12に示すように、加圧に伴って面方向に沿って矢印の方向に延伸される。
すると、図23に示すように、硬質基材207の各第2回路パターン208に対して軟質基材203の各第1回路パターン204が位置ズレを起こし、設計上の導通面積を確保できない。また、位置ズレが甚だしい場合には導通が得られない可能性がある。
特に、近年では、多層化された軟質基材203,硬質基材207が多用されつつあるため、軟質基材203,硬質基材207の裏面から表面に熱が短時間で伝わり難くなっている。
このため、上型212の表面温度や加圧力を従来よりも高く設定する傾向にあるため、軟質基材203が延伸するという問題が顕著化しつつある。
このような問題に対して、加圧圧接に伴う軟質基材203の伸びを予測して、あらかじめ硬質基材207の各第2回路パターン208の間隔や位置を対応させておく構造が提案されている(特許文献1,2,3)。
特開2002−32030号公報 特開2002−32031号公報 特開2002−341786号公報
しかしながら、特許文献1,2,3は、軟質基材203の伸びを予測するために、軟質基材203の材質が厚み寸法、加圧する際の加圧力や加熱温度、時間等を総合的に考慮する必要があり、これらの要素のうちのいずれかが異なる場合には予測を変更せざるを得ず、煩雑となっている。
また、これらの特許文献1,2,3は、軟質基材203の延伸を許容し、後追いとして確実な各回路パターン204,208の接続を確保するための構造であり、根本的な解決策とはなっていない。
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、接続部を対面配置して圧接しても、軟質基材の延伸を規制することにより各回路パターン同士の接続が確実に得られる回路基板の接続構造を提供することにある。
本発明の回路基板の接続構造は、軟質基材の同一面に複数の回路パターンが並行に配置されているとともに、前記各回路パターンの配列方向両端部に前記回路パターンと平行な第1ダミー端子がそれぞれ設けられた第1接続部を有する第1回路基板と、硬質基材の同一面に複数の回路パターンが並行に配置されているとともに、前記各回路パターンの配列方向両端部に前記各回路パターンと平行な第2ダミー端子がそれぞれ設けられた第2接続部を有する第2回路基板とを備え、接着剤を介して前記第1接続部および前記第2接続部が対面配置されるとともに、前記各回路パターンが互いに接触するように、前記第1接続部および前記第2接続部が一対の加圧治具に挟持されることにより加圧圧接された回路基板の接続構造であって、前記各第1ダミー端子が前記各第2ダミー端子間に収容されるように配置されていることを特徴とする。
第1接続部および第2接続部を加圧圧接する際に、第1接続部の第1ダミー端子を、第2接続部の第2ダミー端子間に収容するように配置した。
従って、加圧圧接に伴って第1接続部(軟質基材)が軟化して面方向に沿って延伸しようとしても、第1ダミー端子の移動を第2ダミー端子で阻止して、第1接続部(軟質基材)の延伸を押さえ込むことができる。
これにより、第1接続部の各回路パターンを、第2接続部の各回路パターンに対向する接続位置に位置決めまたは位置合わせして、第1接続部の各回路パターンを、第2接続部の各回路パターンに確実に接続できる。
また、本発明は、前記各回路パターンの配列方向端部において前記第1ダミー端子および第2ダミー端子のうちの一方が所定間隔で複数設けられた列間に、前記第1ダミー端子および第2ダミー端子のうちの他方が収容されるように配置されていることを特徴とする。
第1ダミー端子および第2ダミー端子のうち、一方のダミー端子の列間に、他方のダミー端子を収容した。
従って、加圧圧接に伴って第1接続部(軟質基材)が軟化して面方向に沿って延伸しようとしても、第1ダミー端子の移動を第2ダミー端子で阻止して、第1接続部(軟質基材)の延伸を押さえ込むことができる。
さらに、一方のダミー端子の列間に、他方のダミー端子を収容することで、軟化した第1接続部(軟質基材)の冷却に伴って固化する際に、面方向に沿って収縮しようとしても、第1ダミー端子の移動を第2ダミー端子で阻止して、第1接続部(軟質基材)の収縮を押さえ込むことができる。
これにより、第1接続部の各回路パターンを、第2接続部の各回路パターンに対向する接続位置に一層良好に位置決めまたは位置合わせして、第1接続部の各回路パターンを、第2接続部の各回路パターンにより一層確実に接続できる。
さらに、本発明は、前記第1ダミー端子および第2ダミー端子が前記各回路パターンの配列方向内側における任意位置に設けられていることを特徴とする。
従って、回路パターンの配列方向内側において、第1接続部(軟質基材)の延伸や収縮による撓みが発生することを押さえ込むことができる。
これにより、回路パターンの配列方向内側においても、第1接続部の各回路パターンを、第2接続部の各回路パターンに対向する接続位置に良好に位置決めまたは位置合わせして、第1接続部の各回路パターンを、第2接続部の各回路パターンにより一層確実に接続できる。
また、本発明は、前記第1ダミー端子および第2ダミー端子のうちの一方が、前記回路パターンの配列方向に沿って等間隔で設けられていることを特徴とする。
一方のダミー端子間において、第1接続部(軟質基材)の間隔を均等にできる。従って、第1接続部(軟質基材)の延伸や収縮により発生する撓みを、一方のダミー端子間において均等に振り分けることができる。
これにより、第1接続部の各回路パターンを、第2接続部の各回路パターンに対向する接続位置に良好に位置決めまたは位置合わせして、第1接続部の各回路パターンを、第2接続部の各回路パターンにより一層確実に接続できる。
さらに、本発明は、前記第1ダミー端子および第2ダミー端子のうちの一方が前記回路パターンの配列方向に対して交差する方向に突出部を有しているとともに、前記第1ダミー端子および第2ダミー端子のうちの他方が前記突出部を収容する収容部を有していることを特徴とする。
従って、突出部を収容部に収容させることで、第1接続部(軟質基材)が軟化して延伸する際に、突起部の移動を収容部で阻止する。
これにより、第1接続部(軟質基材)が第2接続部の長手方向に対して移動することを阻止し、第1接続部(軟質基材)を第2接続部の長手方向に対して位置決めできる。
また、本発明は、前記接着剤が異方性導電性接着剤であることを特徴とする。
さらに、本発明は、前記接着剤が絶縁性接着剤であることを特徴とする。
また、本発明は、軟質基材の同一面に複数の回路パターンが並行に配置された第1接続部を有する第1回路基板と、硬質基材の同一面に複数の回路パターンが並行に配置された第2接続部を有する第2回路基板とを備え、接着剤を介して前記第1接続部および前記第2接続部が対面配置されるとともに、前記各回路パターンが互いに接触するように、前記第1接続部および前記第2接続部が一対の加圧治具に挟持されることにより加圧圧接された回路基板の接続構造であって、前記第1接続部の回路パターンにおける並列方向外側を向く外側端面と、前記第2接続部の回路パターンにおける並列方向内側を向く内側端面とが接触する規制部が設けられていることを特徴とする。
第1接続部の回路パターンにおける並列方向外側を向く外側端面と、第2接続部の回路パターンにおける並列方向内側を向く内側端面とが接触する規制部を設けた。
従って、加圧圧接に伴って第1接続部(軟質基材)が軟化して面方向に沿って延伸しようとしても、外側端面の移動を内側端面で阻止して、第1接続部(軟質基材)の延伸を押さえ込むことができる。
これにより、第1接続部の各回路パターンを、第2接続部の各回路パターンに対向する接続位置に位置決めまたは位置合わせして、第1接続部の各回路パターンを、第2接続部の各回路パターンに確実に接続できる。
さらに、本発明は、前記第1接続部の回路パターンが所定個所から先端まで分岐する一対の分岐パターンを有し、前記第2接続部の回路パターンが前記各分岐パターン間に配置されていることを特徴とする。
第1接続部の回路パターンに備えた一対の分岐パターン間に、第2接続部の回路パターンを配置する。
従って、第1接続部(軟質基材)の延伸と収縮との両方を押さえ込むことができるので、第1接続部の各回路パターンを、第2接続部の各回路パターンに一層確実に接続できる。
加えて、第1接続部の回路パターンに備えた一対の分岐パターン間に、第2接続部の回路パターンを配置することで、通電面積を拡大できて電気特性の向上が図れる。
また、本発明は、前記各分岐パターン間から前記軟質基材が露出しないように、前記各分岐パターン間がメッキにより連結されていることを特徴とする。
各分岐パターン間をメッキにより連結することで、第2接続部の回路パターンの上面にメッキ部分が接触する。
従って、第2接続部の回路パターンの両側端面および上面の三面が、第1接続部の回路パターンに接触するので通電面積が更に拡大でき、電気特性の一層の向上が図れる。
さらに、本発明は、前記各分岐パターンおよび前記各分岐パターン間に配置される前記第2接続部の回路パターンが断面略台形状であるとともに、前記各分岐パターンおよび前記各分岐パターン間に配置される前記第2接続部の回路パターンの端面同士が面接触していることを特徴とする。
各分岐パターンを断面略台形状(楔状)にし、かつ、各分岐パターン間に配置される第2接続部の回路パターンを断面略台形状(楔状)にした。そして、断面略台形状の分岐パターンの端面と、断面略台形状の回路パターンの端面とを面接触させた。
このように、楔状の端面が互いに面接触するため、第2接続部の回路パターンを分岐パターンに確実に接触させることができる。
また、本発明は、前記各分岐パターンおよび前記各分岐パターン間に配置される前記第2接続部の回路パターンのうち一方が断面略台形状であるとともに、前記各分岐パターン間に前記第2接続部の回路パターンを圧入させることにより、前記各分岐パターンおよび前記各分岐パターン間に配置される前記第2接続部の回路パターンの端面同士が面接触していることを特徴とする。
分岐パターンおよび第2接続部の回路パターンのうち一方が断面略台形状に形成されている。分岐パターン間に第2接続部の回路パターンを圧入させることにより、一方のパターンの端面に他方のパターンの端面が当接して変形する。
他方のパターンの端面が当接することで、分岐パターンおよび第2接続部の回路パターンの端面同士が面接触する。
このように、分岐パターンおよび第2接続部の回路パターンの端面同士が面接触するため、第2接続部の回路パターンを分岐パターンに確実に接触させることができる。
そして、本発明は、前記第1接続部の回路パターンおよび前記第2接続部の回路パターンのうちの一方が水平部に連続する立壁部を有する断面略L字状であることを特徴とする。
第1接続部の回路パターンおよび第2接続部の回路パターンのうちの一方を断面略L字状に形成することで、回路パターン同士の接触面積を大きくできる。
これにより、第1接続部(軟質基材)の延伸を防止しながら通電面積を拡大できる。
また、本発明は、前記第1接続部における配列方向両端部の前記回路パターンが断面略L字状であるとともに、前記各外側端面が前記各立壁部により設けられていることを特徴とする。
さらに、本発明は、前記第2接続部における配列方向両端部の前記回路パターンが断面略L字状であるとともに、前記各内側端面が前記各立壁部により設けられていることを特徴とする。
これらの発明においては、回路パターンを構成する立壁部が規制部となるため、軟質基材の延伸を確実に規制できる。
本発明によれば、第1接続部(軟質基材)および第2接続部の圧接時に、第2ダミー端子で第1ダミー端子の移動を阻止することで、軟質基材の延伸を規制して各回路パターン同士の接続が確実に得られるという効果を有する。
(第1実施形態)
図1、図2に示すように、第1実施形態の回路基板の接続構造10は、第1回路基板11と、第2回路基板12とを備え、第1回路基板11の第1接続部13および第2回路基板12の第2接続部14が接着剤15を介して対面配置されるとともに、第1接続部13の第1回路パターン(回路パターン)16および第2接続部14の第2回路パターン(回路パターン)17が互いに接触するように、第1接続部13および第2接続部14が一対の加圧治具18,19(図3参照)に挟持されることにより加圧圧接されたものである。
第1回路基板11は、軟質基材21の表面(同一面)21Aに複数の第1回路パターン16が長手方向に沿って並行に配置され、複数の第1回路パターン16がカバーレイ22で保護され、端部に第1接続部13を備える。
第1接続部13は、各第1回路パターン16の配列方向両端部13A,13Bのうち、一方の端部13Aに第1回路パターン16と平行な第1外側ダミー端子(第1ダミー端子)23が設けられ、他方の端部13Bに第1回路パターン16と平行な第1外側ダミー端子(第1ダミー端子)24が設けられている。
以下、第1外側ダミー端子23を「一方の第1外側ダミー端子」、第1外側ダミー端子24を「他方の第1外側ダミー端子」として説明する。
さらに、第1接続部13は、各第1回路パターン16の配列方向内側における任意位置13Cに、第1回路パターン16と平行な第1内側ダミー端子(第1ダミー端子)25が設けられている。
ここで、第1実施形態においては、任意位置13Cの一例として、中央位置を例示する。従って、第1外側ダミー端子23,24および第1内側ダミー端子25は、第1回路パターン16の配列方向に沿って等間隔で設けられている。
これにより、一方の第1外側ダミー端子23と第1内側ダミー端子25との間隔と、他方の第1外側ダミー端子24と第1内側ダミー端子25との間隔とは、同じ間隔寸法L1(図2参照)になる。
一方の第1外側ダミー端子23と第1内側ダミー端子25との間隔には、一例として、3本の第1回路パターン16が配置されている。
他方の第1外側ダミー端子24と第1内側ダミー端子25との間隔には、一例として、3本の第1回路パターン16が配置されている。
第2回路基板12は、硬質基材31の表面(同一面)31Aに複数の第2回路パターン17が長手方向に沿って並行に配置され、複数の第2回路パターン17がソルダーレジスト32で保護され、端部に第2接続部14を備える。
第2接続部14は、各第2回路パターン17の配列方向両端部14A,14Bのうち、一方の端部14Aに第2回路パターン17と平行な第2外側ダミー端子(第2ダミー端子)33が複数(2個)設けられ、他方の端部14Bに第2回路パターン17と平行な第2外側ダミー端子(第2ダミー端子)34が複数(2個)設けられている。
以下、第2外側ダミー端子33,33を「一方の第1外側ダミー端子」、第2外側ダミー端子34,34を「他方の第1外側ダミー端子」として説明する。
一方の第1外側ダミー端子33,33は、所定間隔L2(図2参照)をおいて設けられ、他方の第1外側ダミー端子34,34は、所定間隔L2(図2参照)をおいて設けられている。
所定間隔L2は、第1外側ダミー端子23,24を収容可能な間隔である。
さらに、第2接続部14は、各第1回路パターン17の配列方向内側における任意位置14Cに、第2回路パターン17と平行な第2内側ダミー端子(第2ダミー端子)35が複数(2個)設けられている。
第2内側ダミー端子35,35は、所定間隔L2(図2参照)をおいて設けられている。
所定間隔L2は、第1内側ダミー端子25を収容可能な間隔である。
ここで、第1実施形態においては、任意位置14Cの一例として、中央位置を例示する。
この回路基板の接続構造10は、一方の第2外側ダミー端子33,33の列間に、一方の第1外側ダミー端子23が収容され、他方の第2外側ダミー端子34,34の列間に、他方の第1外側ダミー端子24が収容されるように配置されている。
加えて、回路基板の接続構造10は、中央位置14Cの第2内側ダミー端子35,35の列間に、中央位置13Cの第1内側ダミー端子25が収容されるように配置されている。
一方の第2外側ダミー端子33と第2内側ダミー端子35との間隔には、一例として、3本の第2回路パターン17が配置されている。
他方の第2外側ダミー端子34と第2内側ダミー端子35との間隔には、一例として、3本の第2回路パターン17が配置されている。
第2接続部14の第2回路パターン17および第1接続部13の第1回路パターン16は、第1接続部14および第2接続部13を対面配置した際に、互いに対向するように配置されている。
接着剤15は、一例として、異方性導電性接着剤や絶縁性接着剤が用いられる。この接着剤は、第2接続部にシート状に塗布してもよく、またはシート状に印刷してもよい。
この接着剤15は、第1接続部13と第2接続部14とを加圧圧接するために、第1接続部13および第2接続部14を加熱した際に、軟化あるいは液化する。
一対の加圧治具18,19は、図3に示すように、一方の治具が固定治具18、他方の治具が可動治具19である。
次に、回路基板の接続構造10の第1接続部13と第2接続部14とを加圧圧接する工程を図3〜図4に基づいて説明する。
図3に示すように、固定治具18と可動治具19を型開きする。型開きした固定治具18と可動治具19との間に、第1回路基板11の第1接続部13および第2回路基板12の第2接続部14を、接着剤15を介して対面配置した状態に配置する。
可動治具19を矢印の方向に移動して、第1回路基板11の軟質部材21を可動治具19で矢印の方向に押圧する。
この際に、第1接続部13および第2接続部14を加熱することにより、接着剤15を軟化あるいは液化させる。
図4に示すように、一方の第2外側ダミー端子33,33の列間に、一方の第1外側ダミー端子23が収容される。さらに、他方の第2外側ダミー端子34,34の列間に、他方の第1外側ダミー端子24が収容される。
加えて、中央位置14Cの第2内側ダミー端子35,35の列間に、中央位置13Cの第1内側ダミー端子25が収容される。
同時に、第1回路パターン16が、各第2回路パターン17に向けてそれぞれ移動する。従って、第1回路パターン16と第2回路パターン17との間に介在されている接着剤15が第1回路パターン16と第2回路パターン17との間から押し出され、その後、接着剤15は、加熱により硬化する。
第1回路パターン16と第2回路パターン17とが互いに電気的に接触するとともに、第1接続部13および第2接続部14が接着剤15で接続される。
これにより、第1接続部13と第2接続部14とを加圧圧接する工程が完了する。
ここで、第1接続部13と第2接続部14とを加圧圧接する際に、加圧圧接に伴って第1接続部(軟質基材)13が軟化して面方向に沿って延伸しようとすることが考えられる。
そこで、一方の第2外側ダミー端子33,33の列間に、一方の第1外側ダミー端子23を収容し、他方の第2外側ダミー端子34,34の列間に、他方の第1外側ダミー端子24を収容させた。
これにより、加圧圧接に伴って第1接続部(軟質基材)13が軟化して面方向に沿って延伸しようとしても、第1外側ダミー端子23,24の矢印A方向の移動を第2外側ダミー端子33,34で阻止して、第1接続部(軟質基材)13の延伸を押さえ込むことができる。
さらに、一方の第2外側ダミー端子33,33の列間に、一方の第1外側ダミー端子23を収容し、他方の第2外側ダミー端子34,34の列間に、他方の第1外側ダミー端子24を収容させた。
これにより、軟化した第1接続部(軟質基材)13が冷却に伴って面方向に沿って収縮しようとしても、第1外側ダミー端子23,24の矢印B方向の移動を第2外側ダミー端子33,34で阻止して、第1接続部(軟質基材)13の収縮を押さえ込むことができる。
さらに、中央位置14Cの第2内側ダミー端子35,35の列間に、中央位置13Cの第1内側ダミー端子25を収容させた。
従って、第1回路パターン16の配列方向内側(すなわち、中央位置13C)において、第1接続部(軟質基材)13の延伸や収縮による撓みが発生することを押さえ込むことができる。
これにより、第1回路パターン16の配列方向内側(中央位置13C)においても、第1接続部13の各回路パターン16を、第2接続部14の各第2回路パターン17に対向する接続位置に良好に位置決めまたは位置合わせできる。
加えて、一方の第1外側ダミー端子23と第1内側ダミー端子25との間隔と、他方の第1外側ダミー端子24と第1内側ダミー端子25との間隔とが、同じ間隔寸法L1に設定されている。
従って、第1接続部(軟質基材)13の延伸や収縮により発生する撓みを、一方の第1外側ダミー端子23と第1内側ダミー端子25との間隔と、他方の第1外側ダミー端子24と第1内側ダミー端子25との間隔とにおいて均等に振り分けることができる。
これにより、第1接続部13の各第1回路パターン16を、第2接続部14の各第2回路パターン17に対向する接続位置に良好に位置決めまたは位置合わせできる。
以上説明したように、第1実施形態の回路基板の接続構造10によれば、第1接続部(軟質基材)13および第2接続部14の圧接時に、第2外側ダミー端子33,34および第2内側ダミー端子35で、第1外側ダミー端子23,24および第1内側ダミー端子25の移動を阻止することが可能になる。
従って、第1接続部(軟質基材)13の延伸や収縮を規制して、各第1回路パターン16および各第2回路パターン17を電気的に確実に接続できる。
次に、第2実施形態〜第6実施形態の回路基板の接続構造を図5〜図9に基づいて説明する。
なお、第2実施形態〜第6実施形態において第1実施形態と同一類似部材については同一符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態)
図5に示すように、第2実施形態の回路基板の接続構造40は、第1接続部13に突出部41,42を有し、第2接続部14に収容部43,44を有したもので、その他の構成は第1実施形態の回路基板の接続構造10と同様である。
具体的には、一方の第1外側ダミー端子23が第1回路パターン16の配列方向に対して直交する方向(交差する方向)に、外向きに一方の突出部(突出部)41を有している。一方の突出部41は、矩形状に形成されている。
そして、一方の第2外側ダミー端子33,33のうち、外側の第2外側ダミー端子33に突出部41を収容する一方の収容部(収容部)43を有している。
また、他方の第1外側ダミー端子24が第1回路パターン16の配列方向に対して直交する方向(交差する方向)に、外向きに他方の突出部(突出部)42を有している。他方の突出部42は、矩形状に形成されている。
そして、他方の第2外側ダミー端子34,34のうち、外側の第2外側ダミー端子34に突出部42を収容する他方の収容部(収容部)44を有している。
一方の突出部41を一方の収容部43に収容させることで、第1接続部(軟質基材)13が軟化して延伸する際に、一方の突起部41の矢印方向(長手方向)の移動を一方の収容部43で阻止する。
同様に、他方の突出部42を他方の収容部44に収容させることで、第1接続部(軟質基材)13が軟化して延伸する際に、他方の突起部42の矢印方向(長手方向)移動を他方の収容部44で阻止する。
従って、第1接続部(軟質基材)13が第2接続部14の長手方向に対して移動することを阻止する。これにより、第1接続部(軟質基材)13を第2接続部14の長手方向に対して位置決めできる。
さらに、第2実施形態の回路基板の接続構造40によれば、第1実施形態の回路基板の接続構造10と同様の効果が得られる。
なお、第2実施形態では、一方の突出部41および他方の突出部42を矩形状に形成した例について説明したが、これに限らないで、一方の突出部41および他方の突出部42を、例えば三角、台形等の他の形状に形成することも可能である。
また、第2実施形態では、一方の突出部41および他方の突出部42を、第1回路パターン16の配列方向に対して直交する方向に突出させたが、これに限らないで、第1回路パターン16の配列方向に対して斜めに突出させてもよい。
要は、一方の突出部41および他方の突出部42を、第1回路パターン16の配列方向に対して直交する方向に突出させればよい。
(第3実施形態)
図6に示すように、第3実施形態の回路基板の接続構造50は、第2接続部14の収容部43,44に壁部51,52を有したもので、その他の構成は第2実施形態の回路基板の接続構造40と同様である。
具体的には、一方の第2外側ダミー端子33,33のうち、外側の第2外側ダミー端子33に一方の収容部43を有するとともに、外側の第2外側ダミー端子33に一方の壁部51を有している。
外側の第2外側ダミー端子33に一方の壁部51を有することで、一方の収容部43を凹状に形成するとともに、外側の第2外側ダミー端子33を一方の壁部51で一体に連結する。
さらに、他方の第2外側ダミー端子34,34のうち、外側の第2外側ダミー端子34に一方の収容部44を有するとともに、外側の第2外側ダミー端子34に他方の壁部52を有している。
外側の第2外側ダミー端子34に他方の壁部52を有することで、他方の収容部44を凹状に形成するとともに、外側の第2外側ダミー端子34を他方の壁部52で一体に連結する。
これにより、外側ダミー端子33、34は、収容部43、44でつながっているので、電解めっきを行うことが可能となる。つまり、無電解めっき品よりも厚く、安定した厚みの端子が形成できる。したがって、前記、圧接時の端子の移動を一層強固に阻止することが可能となる。
さらに、第3実施形態の回路基板の接続構造50によれば、第2実施形態の回路基板の接続構造40と同様の効果が得られる。
(第4実施形態)
図7に示すように、第4実施形態の回路基板の接続構造60は、第1接続部13に突出部61を有し、第2接続部14に収容部62を有したもので、その他の構成は第2実施形態の回路基板の接続構造40と同様である。
具体的には、第1内側ダミー端子25が第1回路パターン16の配列方向に対して直交する方向(交差する方向)に、外向きに一対の突出部61を有している。一対の突出部61は、矩形状に形成されている。
そして、一対の第2内側ダミー端子35に、各突出部61を収容する収容部62を有している。
一対の突出部61を各収容部62にそれぞれ収容させることで、第1接続部(軟質基材)13が軟化して延伸する際に、一対の突起部61の矢印方向(長手方向)の移動を各収容部62で阻止する。
従って、第1接続部(軟質基材)13が第2接続部14の長手方向に対して移動することを阻止する。これにより、第1接続部(軟質基材)13を第2接続部14の長手方向に対して位置決めできる。
さらに、第4実施形態の回路基板の接続構造60によれば、第2実施形態の回路基板の接続構造40と同様の効果が得られる。
なお、第4実施形態では、一対の突出部61を矩形状に形成した例について説明したが、これに限らないで、一対の突出部61を、例えば三角、台形等の他の形状に形成することも可能である。
また、第4実施形態では、一対の突出部61を、第1回路パターン16の配列方向に対して直交する方向に突出させたが、これに限らないで、第1回路パターン16の配列方向に対して斜めに突出させてもよい。
要は、一対の突出部61を、第1回路パターン16の配列方向に対して直交する方向に突出させればよい。
(第5実施形態)
図8に示すように、第5実施形態の回路基板の接続構造70は、第1接続部13において、各第1回路パターン16の配列方向内側に複数(一例として、3本)の第1内側ダミー端子25を設けたもので、その他の構成は第1実施形態の回路基板の接続構造10と同様である。
具体的には、第1接続部13は、各第1回路パターン16の配列方向内側における中央位置13Cおよび任意位置13D,13Eに、第1回路パターン16と平行な第1内側ダミー端子25がそれぞれ設けられている。
ここで、第1外側ダミー端子23,24および第1内側ダミー端子25、25,25は、第1回路パターン16の配列方向に沿って等間隔L3で設けられている。
また、第2接続部14は、各第1回路パターン17の配列方向内側における中央位置(任意位置)14Cに、第2回路パターン17と平行な第2内側ダミー端子35が複数(2個)設けられている。
中央位置14Cの第2内側ダミー端子35,35の列間に、中央位置13Cの第1内側ダミー端子25が収容されるように配置されている。
さらに、第2接続部14は、各第1回路パターン17の配列方向内側における任意位置14Dに、第2回路パターン17と平行な第2内側ダミー端子35が複数(2個)設けられている。
任意位置14Dの第2内側ダミー端子35,35の列間に、任意位置13Dの第1内側ダミー端子25が収容されるように配置されている。
加えて、第2接続部14は、各第1回路パターン17の配列方向内側における任意位置14Eに、第2回路パターン17と平行な第2内側ダミー端子35が複数(2個)設けられている。
任意位置14Eの第2内側ダミー端子35,35の列間に、任意位置13Eの第1内側ダミー端子25が収容されるように配置されている。
第5実施形態の回路基板の接続構造70によれば、第1接続部13に複数(一例として、3本)の第1内側ダミー端子25を設け、複数の第1内側ダミー端子25を第2内側ダミー端子35で拘束することで、回路パターンが多数で、第1接続部13の幅が広い寸法の場合に有効に対応できる。
さらに、第5実施形態の回路基板の接続構造70によれば、第1実施形態の回路基板の接続構造10と同様の効果が得られる。
(第6実施形態)
図9に示すように、第6実施形態の回路基板の接続構造80は、第1接続部13の両端部13A,13Bに第1外側ダミー端子23,24がそれぞれ設けられ、第2接続部14の両端部14A,14Bに第2外側ダミー端子33,34がそれぞれ設けられ設けたもので、その他の構成は第1実施形態の回路基板の接続構造10と同様である。
具体的には、第1接続部13は、各第1回路パターン16の配列方向両端部13Aに、第1回路パターン16と平行な第1外側ダミー端子23が設けられている。
また、第1接続部13は、各第1回路パターン16の配列方向両端部13Bに、第1回路パターン16と平行な第1外側ダミー端子24が設けられている。
さらに、第2接続部14は、各第2回路パターン17の配列方向両端部14Aに、第2回路パターン17と平行な第2外側ダミー端子33が設けられている。
加えて、第2接続部14は、各第2回路パターン17の配列方向両端部14Bに、第2回路パターン17と平行な第2外側ダミー端子34が設けられている。
そして、一対の第1外側ダミー端子23,24が、一対の第2ダミー端子33,34間に収容されるように配置されている。
従って、第1接続部13および第2接続部14を加圧圧接する際に、一対の第1外側ダミー端子23,24を、一対の第2ダミー端子33,34間に収容できる。
これにより、加圧圧接に伴って第1接続部(軟質基材)13が軟化して面方向に沿って延伸しようとしても、第1ダミー端子23の矢印方向の移動を第2ダミー端子33で阻止するとともに、第1ダミー端子24の矢印方向の移動を第2ダミー端子34で阻止して、第1接続部(軟質基材)13の延伸を押さえ込むことができる。
従って、第1接続部13の各第1回路パターン16を、第2接続部14の各第2回路パターン17に対向する接続位置に位置決めまたは位置合わせして、各第1回路パターン16を各第2回路パターン17に電気的に確実に接続できる。
(第7実施形態)
図10に示すように、第7実施形態の回路基板の接続構造90は、軟質基材21の同一面に複数の第1回路パターン(回路パターン)93が並行に配置された第1接続部92を有する第1回路基板91と、硬質基材31の同一面に複数の第2回路パターン(回路パターン)97が並行に配置された第2接続部96を有する第2回路基板95とを備える。
また、回路基板の接続構造90は、接着剤15を介して第1接続部92および第2接続部96が対面配置されるとともに、第1回路パターン93および第2回路パターン97が互いに接触するように、第1接続部92および第2接続部96が一対の加圧治具18,19(図3参照)に挟持されることにより加圧圧接されたものである。
図11および図12に示すように、回路基板の接続構造90は、第1接続部92の第1回路パターン93が所定個所93Aから先端93Bまで分岐する一対の分岐パターン98を有し、第2接続部96の第2回路パターン97が各分岐パターン98間に配置されている。
さらに、この回路基板の接続構造90は、図12に示すように、第1接続部92の各分岐パターン98および第2接続部96の第2回路パターン97が断面略台形状であるとともに、各分岐パターン98の端面98A,98Bおよび第2回路パターン97の端面97A,97Bが互いに面接触している。
具体的には、一対の分岐パターン98のうち、並列方向外側を向く外側端面(端面)98Aと、第2回路パターン97における並列方向内側を向く内側端面(端面)97Aとが面接触し、並列方向外側を向く内側端面(端面)98Bと第2回路パターン97における並列方向外側を向く外側端面(端面)97Bとが面接触する。
ここで、分岐パターン98の外側端面98Aと第2回路パターン97の内側端面97Aとが接触し、分岐パターン98の内側端面98Bと第2回路パターン97の外側端面97Bとが接触する構成を規制部100とする。
すなわち、第7実施形態の回路基板の接続構造90によれば、第1接続部92の第1回路パターン93に備えた一対の分岐パターン98間に、第2接続部96の第2回路パターン97を配置することで、第1接続部(軟質基材)92の延伸と収縮との両方を押さえ込む規制部100が得られる。
規制部100は、加圧圧接に伴って第1接続部92の軟質基材21が軟化して面方向に沿って延伸しようとしても、分岐パターン98の外側端面98Aの移動を第2回路パターン97の内側端面97Aで阻止して、第1接続部(軟質基材)92の延伸を押さえ込むことができる。
さらに、第1接続部92の軟質基材21が面方向に沿って延伸しようとしても、分岐パターン98の内側端面98Bの移動を第2回路パターン97の外側端面97Bで阻止して、第1接続部(軟質基材)92の収縮を押さえ込むことができる。
これにより、第1接続部92の各第1回路パターン93を、第2接続部96の各第2回路パターン97に対向する接続位置に位置決めまたは位置合わせして、第1接続部92の各第1回路パターン93を、第2接続部96の各第2回路パターン97に確実に接続できる。
加えて、第1接続部92の第1回路パターン93に備えた一対の分岐パターン98間に、第2接続部96の第2回路パターン97を配置することで、分岐パターン98の外側端面98Aと第2回路パターン97の内側端面97Aとが接触し、分岐パターン98の内側端面98Bと第2回路パターン97の外側端面97Bとが接触する。
よって、第1接続部92の第1回路パターン93と第2接続部96の第2回路パターン97との接触面積(すなわち、通電面積)を拡大することが可能になり電気特性の向上が図れる。
さらに、第7実施形態の回路基板の接続構造90によれば、第1接続部92の各分岐パターン98を断面略台形状にし、かつ、第2接続部96の第2回路パターン97を断面略台形状にした。そして、各分岐パターン98のうち、並列方向外側を向く外側端面98Aと、第2回路パターン97における並列方向内側を向く内側端面97Aとを面接触させ、並列方向外側を向く内側端面98Bと第2回路パターン97における並列方向外側を向く外側端面97Bとを面接触する。
このように、楔状の端面97A,97B,98A,98Bが互いに面接触するため、第2接続部96の第2回路パターン97を分岐パターン98に確実に接触させることができる。
(第8実施形態)
図13、図14に示すように、第8実施形態の回路基板の接続構造110は、各分岐パターン98間から軟質基材21が露出しないように、各分岐パターン98間がメッキ111により連結されているもので、その他の構成は第7実施形態の回路基板の接続構造90と同様である。
各分岐パターン98間をメッキ111により連結することで、第2接続部96の第2回路パターン97の上面97Cにメッキ111の部分が接触する。
従って、第2接続部96の第2回路パターン97の両側端面97A,97Bおよび上面97Cの三面が、第1接続部92の第1回路パターン93に接触するので通電面積が更に拡大でき、電気特性の一層の向上が図れる。
さらに、第8実施形態の回路基板の接続構造110によれば、第7実施形態の回路基板の接続構造90と同様の効果が得られる。
(変形例)
第8実施形態の回路基板の接続構造110では、一対の分岐パターン98間をメッキ111で連結した例について説明したが、メッキ111は比較的薄い皮膜である。
このため、第8実施形態のメッキ111は表面張力で平坦になり難く、図15に示すように、複数の球体状からなるメッキ112に形成されることが考えられる。第8実施形態のメッキ111が、図15に示すように、複数の球体状からなるメッキ112に形成された場合でも、第2接続部96の第2回路パターン97の上面97Cにメッキ112の部分を接触することは可能である。
よって、図15に示す変形例の場合でも、第2接続部96の第2回路パターン97の両側端面97A,97Bおよび上面97Cの三面が、第1接続部92の第1回路パターン93に接触する。
従って、変形例のメッキ112でも通電面積を更に拡大でき、電気特性の一層の向上が図れる。
(第9実施形態)
図16および図17に示すように、第9実施形態の回路基板の接続構造120は、各分岐パターン121を断面略矩形状とし、第2接続部96の第2回路パターン97を断面略台形状としたもので、その他の構成は第7実施形態の回路基板の接続構造90と同様である。
図17(A)に示すように、第2接続部96の第2回路パターン97を各分岐パターン121間に向けて矢印の方向に移動する。
図17(B)に示すように、第2回路パターン97の内側端面97Aおよび外側端面97Bが、各分岐パターン121の角部121Aに当接する。
第2接続部96の第2回路パターン97を各分岐パターン121間に向けて矢印の方向に継続させて移動する。
ここで、分岐パターン121は、一例として、Cu/Au(銅/金)合金で形成されている。一方、第2回路パターン97は、通常の回路パターンと同様に、Cu/Ni/Au(銅/ニッケル/金)合金で形成されている。
このため、分岐パターン121は、第2回路パターン97と比較して比較的変形しやすくできる。
よって、各分岐パターン121の角部121Aが、第2回路パターン97の内側端面97Aおよび外側端面97Bに当接した後、第2回路パターン97を継続させて移動することで、分岐パターン121の角部121Aが変形する。
角部121Aが変形することで、接触面121Bが形成される。
これにより、図17(C)に示すように、回路パターン121の接触面121Bが、第2回路パターン97の内側端面97Aおよび外側端面97Bに面接触する。
すなわち、第9実施形態の回路基板の接続構造120によれば、各分岐パターン121間に第2接続部96の第2回路パターン97を圧入することにより、各分岐パターン121の端面121Bおよび第2回路パターン97の端面97A,97Bが互いに面接触する。
このように、各分岐パターン121および回路パターン121が面接触することにより、第2接続部96の第2回路パターン97を分岐パターン121に確実に接触させることができる。
さらに、第9実施形態の回路基板の接続構造120によれば、第7実施形態の回路基板の接続構造90と同様の効果が得られる。
なお、第9実施形態では、各分岐パターン121を断面略矩形状とし、第2接続部96の第2回路パターン97を断面略台形状とした例について説明したが、これに限らないで、各分岐パターン121を断面略台形状とし、第2接続部96の第2回路パターン97を断面略矩形状としても同様の効果が得られる。
(第10実施形態)
図18(A)および図18(B)に示すように、第10実施形態の回路基板の接続構造130は、第1接続部92の第1回路パターン(回路パターン)131を断面略L字状に形成し、第2接続部96の第2回路パターン(回路パターン)132を断面略矩形状としたもので、その他の構成は第7実施形態の回路基板の接続構造90と同様である。
図18(B)に示すように、第1接続部92の第1回路パターン131は、水平部131Aおよび立壁部(外側端面)131Bで断面略L字状に形成されている。第1回路パターン131の水平部131Aが第2回路パターン132の上面132Aに面接触するとともに、第1回路パターン131の立壁部131Bが第2回路パターン132の内側端面132Bに面接触する。
これにより、第1回路パターン131および第2回路パターン132が互いに表面同士を接触させた場合に比較して、第1回路パターン131および第2回路パターン132同士の接触面積を大きく、すなわち導通面積を広くできる。
加えて、第1回路パターン131の立壁部131Bが第2回路パターン132の内側端面132Bに面接触している。
すなわち、回路基板の接続構造130は、第1接続部92の第1回路パターン131における並列方向外側を向く立壁部131Bと、第2接続部96の第2回路パターン132における並列方向内側を向く内側端面132Bとが接触する規制部133が設けられている。
よって、加圧圧接に伴って第1接続部92の軟質基材21が軟化して面方向に沿って延伸しようとしても、第1回路パターン131の立壁131Bの移動を第2回路パターン132の内側端面132Bで阻止して、第1接続部(軟質基材)92の延伸を押さえ込むことができる。
これにより、第1接続部(軟質基材)92の延伸を防止しながら通電面積を拡大できる。
さらに、第10実施形態の回路基板の接続構造130によれば、第7実施形態の回路基板の接続構造90と同様の効果が得られる。
なお、第10実施形態では、第1接続部92の第1回路パターン131を断面略L字状に形成した例について説明したが、これに限らないで、第2接続部96の第2回路パターン132を断面略L字状としても同様の効果が得られる。
図19(A)に示すように、第1接続部92の第1回路パターン131を断面略L字状に形成する場合、第1回路パターン131を第1回路パターンの配列方向両端部において、それぞれの立壁部131Bの端面(外側端面)が互いに離れる方向を向くように配置される。
従って、加圧圧接に伴って第1接続部92の軟質基材21が軟化して面方向に沿って延伸しようとしても、第1回路パターン131の立壁131Bの移動を第2回路パターン132により阻止して、第1接続部(軟質基材)92の延伸を押さえ込むことができる。
一方、図19(B)に示すように、第2接続部96の第2回路パターン132を断面略L字状に形成する場合、第2回路パターン132を第2回路パターンの配列方向両端部において、それぞれの立壁部132Bの端面(内側端面)が対向するように配置される。
これにより、加圧圧接に伴って第1接続部92の軟質基材21が軟化して面方向に沿って延伸しようとしても、第1回路パターン131の移動を第2回路パターン132における立壁132Bにより阻止して、第1接続部(軟質基材)92の延伸を押さえ込むことができる。
(第11実施形態)
図20に示すように、第10実施形態の回路基板の接続構造140は、第1接続部92の第1回路パターン93に備えた分岐パターン98のうち、最外側に位置する分岐パターン98に外側に突出する突部141を設け、突部141に収容部142を形成し、収容部142を一対の分岐パターン98間の空間に連通させたものである。
さらに、回路基板の接続構造140は、第2接続部96の第2回路パターン97のうち、最外側に位置する第2回路パターン97に外側に突出する突出部143を設けたものである。突出部143は、収容部142に嵌合可能に形成されている。
なお、その他の構成は、第7実施形態の回路基板の接続構造90と同様である。
この回路基板の接続構造140は、第2接続部96の第2回路パターン97が各分岐パターン98間に配置されるとともに、第2回路パターン97の突出部143が分岐パターン98の収容部142に嵌合されている。
これにより、第1接続部(軟質基材)92が第2回路パターン97の長手方向に直交する方向に延伸・収縮することを押さえ込むことができ、かつ、第1接続部(軟質基材)92が第2回路パターン97の長手方向に延伸・収縮することを押さえ込むことができる。
さらに、第11実施形態の回路基板の接続構造140によれば、第7実施形態の回路基板の接続構造90と同様の効果が得られる。
本発明は、軟質基材の回路基板を硬質基材の回路基板に接続する回路基板の接続構造への適用に好適である。
本発明に係る回路基板の接続構造(第1実施形態)を示す接続前の斜視図である。 第1実施形態に係る回路基板の接続構造を示す接続前の平面図である。 第1実施形態に係る回路基板の接続構造を加圧圧接する工程を説明する図である。 第1実施形態に係る回路基板の接続構造を加圧圧接した状態を説明する図である。 第2実施形態に係る回路基板の接続構造を示す接続前の平面図である。 第3実施形態に係る回路基板の接続構造を示す接続前の平面図である。 第4実施形態に係る回路基板の接続構造を示す接続前の平面図である。 第5実施形態に係る回路基板の接続構造を示す接続前の平面図である。 第6実施形態に係る回路基板の接続構造を示す接続前の平面図である。 本発明に係る回路基板の接続構造(第7実施形態)を示す接続前の斜視図である。 第7実施形態に係る回路基板の接続構造の要部を示す接続前の斜視図である。 第7実施形態に係る回路基板の接続構造の要部を示す接続後の断面図である。 本発明に係る回路基板の接続構造(第8実施形態)を示す接続前の斜視図である。 第8実施形態に係る回路基板の接続構造の要部を示す接続後の断面図である。 第8実施形態の変形例を示す接続前の断面図である。 本発明に係る回路基板の接続構造(第9実施形態)を示す接続前の斜視図である。 第9実施形態に係る回路基板の接続構造の接続工程を説明する図である。 本発明に係る回路基板の接続構造(第10実施形態)を示す接続前の斜視図および断面図である。 第10実施形態に係る回路基板の接続構造の要部を示す接続後の断面図である。 本発明に係る回路基板の接続構造(第11実施形態)を示す接続前の斜視図である。 従来の回路基板の接続構造を示す接続前の斜視図である。 従来の回路基板の接続構造を加圧圧接する工程を説明する図である。 従来の回路基板の接続構造を加圧圧接した状態を説明する図である。
符号の説明
10,40,50,60,70,80,90,110,120,130,140 回路基板の接続構造
11,91 第1回路基板
12,95 第2回路基板
13,92 第1接続部
13A,13B 各第1回路パターンの配列方向両端部
13C,14C 中央位置(任意位置)
14,96 第2接続部
14A,14B 各第2回路パターンの配列方向両端部
15 接着剤
16,93,131 第1回路パターン(回路パターン)
17,97,132 第2回路パターン(回路パターン)
18,19 一対の加圧治具
21 軟質基材
21A 軟質基材の表面(同一面)
23,24 第1外側ダミー端子(第1ダミー端子)
25 第1内側ダミー端子(第1ダミー端子)
31 硬質基材
31A 硬質基材の表面(同一面)
33,34 第2外側ダミー端子(第1ダミー端子)
35 第2内側ダミー端子(第1ダミー端子)
41,42,61 突出部
43,62 収容部
97A 内側端面(端面)
97B 外側端面(端面)
98,121 分岐パターン
98A 外側端面(端面)
98B 内側端面(端面)
100,133 規制部
111,112 メッキ
121A 角部
121B 接触面
131B 立壁部(外側端面)
132B 内側端面

Claims (3)

  1. 軟質基材の同一面に複数の回路パターンが並行に配置された第1接続部を有する第1回路基板と、
    硬質基材の同一面に複数の回路パターンが並行に配置された第2接続部を有する第2回路基板とを備え、
    接着剤を介して前記第1接続部および前記第2接続部が対面配置されるとともに、前記各回路パターンが互いに接触するように、
    前記第1接続部および前記第2接続部が一対の加圧治具に挟持されることにより加圧圧接された回路基板の接続構造であって、
    前記第1接続部の回路パターンにおける並列方向外側を向く外側端面と、前記第2接続部の回路パターンにおける並列方向内側を向く内側端面とが接触する規制部が設けられており、
    前記第1接続部の回路パターンおよび前記第2接続部の回路パターンのうちの一方が水平部に連続する立壁部を有する断面略L字状であることを特徴とする回路基板の接続構造。
  2. 前記第1接続部における配列方向両端部の前記回路パターンが断面略L字状であるとともに、
    前記各外側端面が前記各立壁部により設けられていることを特徴とする請求項に記載の回路基板の接続構造。
  3. 前記第2接続部における配列方向両端部の前記回路パターンが断面略L字状であるとともに、
    前記各内側端面が前記各立壁部により設けられていることを特徴とする請求項に記載の回路基板の接続構造。
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