JP2007234410A - 接続部材 - Google Patents

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Katsumi Arai
勝巳 荒井
Masaya Takahashi
誠哉 高橋
Takushi Yoshida
拓史 吉田
Hiroshi Akimoto
比呂志 秋元
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Abstract

【課題】 接続対象物との接触信頼性を向上すること。
【解決手段】 基材11と、該基材11の第1面上の所定位置に配設された導体部13とを有し、前記導体部13は、第1接続対象物51と接続する第1接続部13aと、第2接続対象物53と接続する第2接続部13bとを有し、前記基材11には、前記第1接続部13aの周囲の3方向にスリット17が形成されており、さらに前記基材11には、前記基材11の前記第1面とは反対側の第2面側で前記第1接続部13aと対応する位置に弾性体21が配設されており、前記第1接続部13aは、前記弾性体21により押圧されて第1接続対象物51と接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、接続対象物間を接続する接続部材に関する。
従来技術としては、絶縁性フィルムの一方の面側に設けられたバンプ接点と、フィルム面に設けられた回路パターンとが導通されてなる基体とを有するプローブが知られている。
このプローブでは、基体のバンプ接点の裏面に相当する位置に弾性体が設けられている。バンプ接点は、接続対象物によって押圧することによって接続対象物の回路パターンの被接触部と接触する。この際、弾性体は、フィルムを介して接続対象物の押圧力を受ける(例えば、特許文献1を参照)。
特開平7−335287号公報
特許文献1におけるプローブでは、基準となるフィルムが薄いことから、フィルムが波打った状態になることがあり、フィルムが変形してしまうことによってバンプ接点の位置がずれることがあるので接続対象物間の接続における接触信頼性が劣るという問題がある。
それ故に、本発明の課題は、接続対象物間の接続における接触信頼性を向上することができる接続部材を提供することにある。
本発明は、第1接続対象物及び第2接続対象物間を接続する接続部材において、 絶縁性の基材と、該基材の第1面上の所定位置に配設された導体部とを有し、前記導体部は、前記第1接続対象物と接続する第1接続部と、前記第2接続対象物と接続する第2接続部とを有し、前記基材には、前記第1接続部の周囲の3方向にスリットが形成されており、さらに前記基材には、前記基材の前記第1面とは反対側の第2面側で前記第1接続部と対応する位置に弾性体が配設されており、前記第1接続部は、前記弾性体により押圧されて第1接続対象物と接続することを特徴とする接続部材であることを最も主要な特徴とする。
本発明の接続部材は、導電部の第1接続部及び第2接続部の周りの基材にスリットを設け、第1接続部を押圧するように第1接続部に対応する部分の基材に弾性体を配設したので、第1接続部が個別に独立して可動可能な構成としたことから、接続対象物と導電部との接触信頼性を向上することができる。
本発明の接続部材は、第1接続対象物及び第2接続対象物間を接続する接続部材において、絶縁性の基材と、該基材の第1面上の所定位置に配設された導体部とを有し、前記導体部は、前記第1接続対象物と接続する第1接続部と、前記第2接続対象物と接続する第2接続部とを有し、前記基材には、前記第1接続部の周囲の3方向にスリットが形成されており、さらに前記基材には、前記基材の前記第1面とは反対側の第2面側で前記第1接続部と対応する位置に弾性体が配設されており、
前記第1接続部は、前記弾性体により押圧されて第1接続対象物と接続することにより実現した。
図1及び図2は、本発明に係る接続部材の実施例1を示している。図1及び図2を参照して、接続部材1は、長方板形状の基材11と、基材11の第1面11a上の所定位置に配設されている複数の導体部13と、基材11の第1面11aとは反対側の第2面11bに設けられている弾性体21とを有する。
実施例1における導体部13は2つの導体部13からなり、導体部13のそれぞれが帯形状を呈しており。導体部13は、基材11の互いに平行な2辺のうちの一辺11dから他方の辺側へ延びている。導体部13のそれぞれは、基材11の一辺11dに平行な方向で互いに間隔をもって基材11の第1面11a上に配設されている。
導体部13は、基材11の一辺11a側の近傍から他辺側へ延びている部分が第1接続部13aとなっており、基材11の一辺11a側部分が第2接続部13bとなっている。
基材11には、第1接続部13aの周囲の3方向に第1及び第2面11a,11bの両面間を貫通しているスリット17が形成されている。スリット17は、基材11の一辺11dの近傍から第1接続部13aの周囲を囲むように形成されている部分である。なお、図1において示したように、スリット17は、略逆U字状となる部分である。
弾性体21は、第1接続部13aと対応する基材11の第2面11bに位置している。弾性体21が第1接続部13a側へ押されたときには、第1接続部13a及び第1接続部13aを配設している部分の基材11が、基材11の第1面11aの方向へ押されることによって基材11の第1面11aよりも上方へ変位することが可能となっている。即ち、第1接続部13aの周囲には、スリット17が形成されているので、弾性体21が第1接続部13a側へ押されたときに第1接続部13a及び第1接続部13aを配設している部分の基材11が変位する。
基材11の具体例としては、可撓性を有するフィルムもしくはシートを採用する。導体部13は、薄い金属材料からなる金属導体を採用する。弾性体21としては、ゴム、ポリイミド系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂など採用する。
接続部材1の第1接続部13aは、図3に示すプリント配線基板のような第1基板(第1接続対象物)51と接続する。第1基板51の一面には、回路パターンに接続されている導体パッド51aが配設されている。第1基板51は、導体パッド51aが導体部13の第1接続部13aに対向するように設けられる。
さらに、接続部材1は、第1基板51と平行に設けられる第2基板53によって弾性体21の外側間を挟むようにして位置させる。
図3に示した接続部材1は、第1基板51と第2基板53との間に位置しているので、第1基板51が固定されている状態において第2基板53を第1基板51側へ押圧すると、弾性体21が第1接続部13a側へ押されることによって、弾性体21が押圧方向で少し潰された形態となる。この際、接続部材1は、基材11の第1接続部13aの周囲にスリット17が形成されているので、第1接続部13a及び第1接続部13aを配設している部分の基材11が、基材11の第1面11aの方向へ押されることによって基材11の第1面11aよりも上方へ変位する。
したがって、第1基板51の導電パッド51aと第1接続部13aとは所定の押圧力を保ちつつ接続する。なお、第2接続部13bには、導電性のコンタクト(第2接続対象物)と接続される。
図4は、図3に示した接続部材1の第2接続部13bを少し長く延在させ、図3に示した第2接続部13bに対応する部分の基材11も第2接続部13bに対応させて長く延在させた変形例を示している。
図4を参照して、第2接続部13bの表面には、ピンコンタクト61の先端が接続している。したがって、第1基板51の導電パッド51a及びピンコンタクト61間は、導電部13を介して電気的に接続する。
図5は、図4に示した接続部材1の変形例と同じ構成の接続部材1を採用している。図5においては、図4に示した第2接続部13bの表面にピンコンタクト61を接続する代わりに、ソケットコンタクト(第2接続対象物)63を接続している。
ソケットコンタクト63は、先端部側に一対の接触片63a,63bを有している。一対の接触片63a,63bは、第2接続部13b及び第2接続部13bに対応する部分の基材11を挟むようにして一方の接触片63aが第2接続部13bの第1面に接続している。したがって、第1基板51の導電パッド51a及びソケットコンタクト61間は、導電部13を介して電気的に接続されている。
なお、接続部材1は、第2接続部13b及び第2接続部13bに対応する部分の基材11を一対の接触片63a,63bによって挟み接続するので、基材11の板厚寸法が薄い寸法であると、第2接続部13bに対応する部分の基材11が挟まれた際に大きく変位してしまうことも想定される。第2接続部13bに対応する部分の基材11が大きく変位するような場合には、第2接続部13bに対応する部分の基材11の第2面11bに板形状の補強部材31を配設する。補強部材31としては、金属部材や樹脂部材を採用する。
図6及び図7は、図1及び図2に示した接続部材1の導体部13の変形例を示している。図6及び図7を参照して、接続部材1の導体部13には、第2接続部13bの近傍の第1接続部13a及び第2接続部13bの近傍の第1接続部13aに対応する部分の基材11に凹部14が形成されている。凹部14は、第1接続部13a及び第1接続部13aに対応する部分の基材11の一辺11dを直交する方向の両辺のそれぞれを基材1の一辺11dに平行な方向へ凹ませることによって、くびれ形状となっている。
この接続部材1では、凹部14を形成したことによって、図3に示した変位と同様に図8に示した変位時の応力を凹部14に集中させることができる。その結果、第1接続部13aは、積極的に変位する部分となるので安定した変位を行える部分となる。
なお、実施例1において、基材11は、基材11の材料が厚くても導電部13によって導通可能であるため、基材11が変位しにくく、導電部13の第1及び第2接続部13a,13bの位置寸法の精度に優れ、位置ずれによる導通不良や短絡不良が発生しにくい構造となる。
また、基材11には、スリット17を設けかつ弾性体21によって第1接続部13a及び第1接続部13aに対応する部分の基材11を押圧するようにしたので、変位しやすくなり位置ずれが発生しない。
図9及び図10は、本発明に係る接続部材の実施例2を示している。図9及び図10を参照して、接続部材101は、長方板形状の基材111と、基材111の第1面111a上の所定位置に配設されている一対の第1導体部113と、基材111の第1面111aとは反対側の第2面111b上の所定位置に配設されている一対の第2導体部115と、基材111の第2面111b上の所定位置に配設されている第1弾性体121と、基材111の第1面111a上の所定位置に配設されている第2弾性体123とを有する。
基材111の第1面111aに配設されている第1導体部113のそれぞれは、帯形状を呈しており、基材111の長手方向の中間部分111gから長手方向を直交しかつ互いに平行な二辺のうちの一辺111d側へ向かって延びている。
基材111の第2面111bに配設されている第2導体部115のそれぞれは、帯形状を呈しており、基材111の長手方向の中間部分111gから長手方向を直交しかつ互いに平行な二辺のうちの他辺111e側へ向かって延びている。
第1導体部113は、基材111の一辺111dに平行な方向で互いに間隔をもって基材111の第1面111a上に配設されている。第2導体部115は、基材111の一辺111dに平行な方向で互いに間隔をもって基材111の第2面111b上に配設されている。
第1導体部113は、基材111の第1面111aにおいて基材111の中間部分111gの近傍から基材111の一辺111d側へ延びている部分が第1接続部113aとなっており、基材111の中間部分111gに位置している部分が第2接続部113bとなっている。
第2導体部115は、基材111の一辺に111dに平行な方向で互いに間隔をもって基材111の第2面111b上に配設されている。第2導体部115は、基材111の一辺111dに平行な方向で互いに間隔をもって基材111の第2面111b上に配設されている。
第2導体部115は、基材111の第2面111bにおいて基材111の中間部分111gの近傍から基材111の他辺111e側へ延びている部分が第1接続部115aとなっており、基材111の中間部分111gに位置している部分が第2接続部115bとなっている。
第1導体部113の第2接続部113bと第2導体部115の第2接続部115bとは基材111の中間部分111gを介して対向している。第1導体部113の第2接続部113bと第2導体部115の第2接続部115bとは、基材111の中間部分111gに形成されている開口部111cを介して接続されている。即ち、開口部111cは、ビアホール、スルーホールもしくはスリットのうちの1つを用い、基材111の第1面111a及び第2面111b間を貫通している。開口部111cには、例えば、半田のような導電部材を充填することによって第1導体部113の第2接続部113bと第2導体部115の第2接続部115bとを接続する。
基材111には、第1接続部113aの周囲の3方向に基材111の第1面111aと第2面111bとの両面間を貫通している第1スリット117aが形成されている。第1スリット117aは、基材111の中間部分111gの近傍から第1接続部113aの周囲を囲むように形成されている部分である。なお、図9において示したように、第1スリット117aは、略逆U字状となる部分である。
さらに、基材111には、第2接続部115aの周囲の3方向に基材111の第1面111aと第2面111bとの両面間を貫通している第2スリット117bが形成されている。第2スリット117bは、基材111の中間部分111gの近傍から第2接続部115aの周囲を囲むように形成されている部分である。なお、図9において示したように、第2スリット117bは、略U字状となる部分である。
第1弾性体121は、図10示したように、第1接続部113aと対応する基材111の第2面111bに位置している。なお、第1弾性体121が第1接続部113a側へ押されたときには、第1接続部113aの周囲に第1スリット117aが形成されているので、第1接続部113a及び第1接続部113aを配設している部分の基材111が基材111の第1面111aの方向へ押されることによって基材111の第1面よりも上方へ変位する。
第2弾性体123は、図10示したように、第2接続部115aと対応する基材111の第1面111aに位置している。なお、第2弾性体123が第2接続部115a側へ押されたときには、第2接続部115aの周囲に第2スリット117bが形成されているので、第2接続部115a及び第2接続部115aを配設している部分の基材111が、基材111の第2面111bの方向へ押されることによって基材111の第2面よりも上方へ変位する。
基材111は、可撓性を有するフィルムもしくはシートを採用する。第1及び第2導体部113,115は、薄い金属材料からなる金属導体を採用する。
第1接続部113aは、プリント配線基板のような第1基板(第1接続対象物)151と接続する。第1基板151の一面には、図11に示すように、回路パターンに接続されている導体パッド151aが配設されている。第1基板151は、導体パッド151aが第1導体部113の第1接続部113aに対向するように設けられる。
第2導電部115の第2接続部115aは、プリント配線基板のような第2基板(第2接続対象物)153と接続する。第2基板153の一面には、図11に示したように、回路パターンに接続されている導体パッド153aが配設されている。第2基板153は、導体パッド153aが第2導体部115の第2接続部115aに対向するように設けられる。
図11に示したように、接続部材101は、第1及び第2基板151,153を互いに平行に設けられて第1及び第2弾性体121,123の外側間を挟むようにして位置させる。
接続部材111は、第1基板151と第2基板153との間に位置しているので、第1及び第2基板151,153を互いに近づく向きに押圧すると、第1及び第2弾性体121,123が第1接続部113a側へ押されることによって、第1及び第2弾性体121,123が押圧方向で少し潰された形態となる。この際、接続部材101は、基材111の第1接続部113aの周囲に第1スリット117aが形成されているので、第1接続部113a及び第1接続部113aを配設している部分の基材111が、基材111の第1面111aの方向へ押されることによって基材111の第1面111aよりも上方へ変位する。同時に、接続部材101は、第1及び第2弾性体121,123が押圧方向で少し潰された形態となったときに、基材111の第2接続部115aの周囲に第2スリット117bが形成されているので、第2接続部115a及び第2接続部115aを配設している部分の基材111が、基材111の第2面111bの方向へ押されることによって基材111の第2面111bよりも上方へ変位する。
この際、第1基板151の導電パッド151aと第1接続部113aとは所定の押圧力を保ちつつ相互に接続し、第2基板153の導電パッド153aと第2接続部115aとは所定の押圧力を保ちつつ相互に接続する。したがって、第1基板151及び第2基板153は、第1導電部113及び第2導電部115を介して電気的に接続される。
なお、接続部材111は、第1及び第2基板151,153によって押圧されるので、基材111の板厚寸法が薄い寸法であると、基材111が押圧された際に大きく変位してしまうことも想定される。したがって、基材111が大きく変位するような場合には、基材111の第1及び第2面111a,111b上に、図12に示す複数の補強部材131を配設するようにしてもよい。補強部材131としては、金属部材や樹脂部材を採用する。
図12は、図9に示した接続部材101の変形例を示している。図12を参照して、補強部材131は、基材111の長手方向を直交する互いに平行な二辺111d,111e間にかつ第1及び第2導電部113、115、第1及び第2スリット117a,117bを除く部分に帯状に形成されている。
図13は、図12に示した補強部材131が第1及び第2導体部113、115よりも厚い場合を示している。図14は、図12に示した補強部材131が第1及び第2導体部113、115よりも薄い場合を示している。
図15に示した補強部材131は、基材111の第1及び第2面111a,111b上で基材111の長手方向を直交する二辺111d,111eの近傍で二辺111d,111eに対して平行な方向にかつ第1及び第2導電部113、115、第1及び第2スリット117a,117bを除く部分に帯状に形成されている。図16は、図12及び図13に示した補強部材131,133を共に配設した例を示している
図17は、補強部材134を、第1及び第2導電部113、115、第1及び第2スリット117a,117bを除く基材111の第1及び第2面111a,111bの略全面に帯状に形成されている例を示している。なお、図17に示した補強部材134は、図18に示すように、第1及び第2導体部113、115よりも厚い場合を示している。補強部材134を配設した接続部材101は、強度が向上すると共に、短絡しにくい構造となる。
なお、基材111はその材料が厚くても導通可能であるため、基材111が変位しにくく、第1及び第2導電部113,115の第1及び第2接続部113a,113bの位置寸法の精度に優れ、位置ずれによる導通不良や短絡不良が発生しにくい構造となる。
また、基材111には、第1及び第2スリット117a、117bを設けかつ第1及び第2弾性体121,123によって第1及び第2接続部113a,115a、第1及び第2接続部113a,115aに対応する部分の基材111を押圧するようにしたので、変形しやすくなり、位置ずれが発生しない。
図19及び図20は、図9及び図10に示した接続部材111の2つを用いて第1基板(第1接続対象物)151及び第2基板(第2接続対象物)153間を接続したものである。
図19及び図20を参照して、第1基板151の一面には、回路パターンに接続されている導体パッド151aが配設される。第1基板151は、導体パッド151aが一方の接続部材101の第1導体部113の第1接続部113aに対向するように位置している。
第2基板153の一面には、回路パターンに接続されている導体パッド153aが配設される。第2基板153は、導体パッド153aが他方の接続部材101´の第1導体部113の第1接続部113aに対向するように位置している。2つの接続部材111の第2接続部115bは、相対向するように配置される。
第1及び第2基板151,153は、互いに平行に設けられて、第2弾性体123の外側間を挟むようにして位置させる。2つの接続部材101,101´においては、第1弾性体121同士が対向するように合わされる。2つの接続部材101、101´の第1弾性体121は、これらが当接される。一方の接続部材101の第2弾性体123は、第1基板151に当接される。他方の接続部材101´の第2弾性体123は、第2基板153に当接される。
2つの接続部材101,101´は、互いに線対称となるように第1基板151と第2基板153との間に位置しているので、第1及び第2基板151,153を互いに近づく向きに押圧すると、第1弾性体121が押圧方向で少し潰された形態となり2つの接続部材111の第1弾性体121が第1接続部113a側へ押される。
2つの接続部材101、101´には、基材111の第1接続部113aの周囲に第1スリット117aが形成されているので、第1接続部113a及び第1接続部113aを配設している部分の基材111が、基材111の第1面111aの方向へ押されることによって基材111の第1面111aよりも上方へ変位する。
また、2つの接続部材101、101´には、第2導電部115の第2接続部115aの周囲に第1スリット117bが形成されているので、第1及び第2弾性体121,123が押圧方向で少し潰された形態となったときに、第2接続部115a及び第2接続部115aを配設している部分の基材111が、基材111の第2面111bの方向へ押されることによって基材111の第2面111bよりも上方へ変位する。
この際、第1基板151の導電パッド151aと第1接続部113aとは所定の押圧力を保ちつつ相互に接続し、第2基板153の導電パッド153aと第2接続部115aとが所定の押圧力を保ちつつ相互に接続し、同時に第2接続部115b同士が接続する。したがって、第1基板151及び第2基板153は、第1導電部113及び第2導電部115を介して電気的に接続する。
図21及び図22は、接続部材の実施例3を示している。図21及び図22を参照して、実施例3における接続部材201は、長方板形状の基材211と、基材211の第1面211a上の所定位置に配設されている第1導体部213と、基材211の第1面211aとは反対側の第2面211b上の所定位置に配設されている第2導体部215と、基材211の第2面211b上の所定位置に配設されている第1弾性体221と、基材211の第1面211a上の所定位置に配設されている第2弾性体223とを有する。
基材211の第1面211aに配設されている第1導体部213は、略横U字状を呈しており、基材211の長手方向の中間部分211gから略横U字状に曲げられて長手方向に平行な二辺211d、211eに対して平行に延びている。
基材211の第2面211bに配設されている第2導体部215のそれぞれは、略横U字状を呈しており、基材211の長手方向の中間部分211gから略横U字状に曲げられて長手方向に平行な二辺211d、211eに対して平行に延びている。
第1導体部213は、基材211の第1面211aにおいて基材211の中間部分211gの近傍から略横U字状に曲げられて基材211の長手方向へ延びている部分が第1接続部213aとなっており、基材211の中間部分211gに位置している部分が第2接続部213bとなっている。
第2導体部215は、基材211の第2面211bにおいて基材211の中間部分211gの近傍から略横U字状に曲げられて基材211の長手方向へ延びている部分が第1接続部215aとなっており、基材211の中間部分211gに位置している部分が第2接続部215bとなっている。
第1導体部213の第1接続部213aと第2導体部215の第2接続部215aとは、基材211の第1及び第2面211a,211bにおいて基材211の長手方向で位置ずれして配置されている。第1導体部213の第2接続部213bと第2導体部215の第2接続部215bとは、基材211の中間部分211gを介して対向している。第1導体部213の第2接続部213bと第2導体部215の第2接続部215bとは、基材211の中間部分211gに形成されている開口部211cを介して接続されている。開口部211cは、ビアホール、スルーホールもしくはスリットであり、基材211の第1面211a及び第2面211b間を貫通している。開口部211cには、例えば、半田のような導電部材を充填することによって第1導体部213の第1接続部213aと第2導体部215の第2接続部215bを接続する。
基材211には、第1導体部213の第1接続部213aの周囲の3方向に基材211の第1面211aと第2面211bとの両面間を貫通している第1スリット217aが形成されている。第1スリット217aは、基材211の中間部分の近傍から第1接続部213aの周囲を囲むように形成されている部分である。なお、図21において示されているように、第1スリット217aは、横U字状となる部分である。
さらに、基材211には、第2導体部215の第2接続部215aの周囲の3方向に基材211の第1面211aと第2面211bとの両面間を貫通している第2スリット217bが形成されている。第2スリット217bは、基材211の中間部分211gの近傍から第2接続部215aの周囲を囲むように形成されている部分である。なお、図21において示されているように、第2スリット217bは、横U字状となる部分である。
第1弾性体221は、図22示したように、第1導体部213の第1接続部213aと対応する基材211の第2面211bに位置している。なお、第1弾性体221が第1接続部213a側へ押されたときには、第1接続部213aの周囲に第1スリット217aが形成されているので、第1接続部213a及び第1接続部213aを配設している部分の基材211が、基材211の第1面211aの方向へ押されることによって基材211の第1面211aよりも上方へ変位する。
第2弾性体223は、第2導体部215の第2接続部215aと対応する部分の基材211の第1面211aに設けられている。なお、第2弾性体223が第2接続部215a側へ押されたときには、第2接続部215aの周囲に第2スリット217bが形成されているので、第1接続部215a及び第2接続部215aを配設している部分の基材211が、基材211の第2面211bの方向へ押されることによって基材211の第2面211bよりも上方へ変位する。
図21に示した接続部材211は、平面から見ると、第1及び第2導体部211,215が略S字状に基材211に配設されている。そして、略S字状の第1及び第2導体部211,215は、図23に示すように、基材211に複数が所定間隔をもってグリット形状に配設されることによって複数の接続部分Aをもつコネクタとして用いる。
図23に示したように、第1及び第2導体部211,215を基材211に配設した接続部材201(コネクタ)においては、第1及び第2スリット217a、217bを長くできるので、第1及び第2導体部211,215の第1接続部211a、211bの可動範囲が広くなり、しかも無駄なく隣接する第1及び第2導体部211,215を配設することが可能でなる。
接続部材211をコネクタとして用いる際には、図21に示した第1及び第2導体部211,215の逆パターンとなる略Z字状に配設した複数の接続部分Aをもっているもう1つ別な接続部材301(図24を参照)を面対象となるように重ね合わせることで2つの接続部材211同士を接続するようにする。
図25に示すように、第1基板251の一面には、回路パターンに接続されている導体パッド251aが配設される。第1基板251は、導体パッド251aが一方の接続部材301の第1導体部213の第1接続部213aに対向するように位置している。
第2基板253の一面には、回路パターンに接続されている導体パッド253aが配設される。第2基板253は、導体パッド253aが他方の接続部材201の第1導体部213の第1接続部213aに対向するように位置している。2つの接続部材211の第2接続部215bは、相対向するように配置される。
第1及び第2基板251,253は、互いに平行に設けられて第1及び第2弾性体221,223の外側間を挟むようにして位置させる。2つの接続部材201においては、第1弾性体221同士が対向するように合わされる。2つの接続部材201,301の第1弾性体221は、これらが当接される。一方の接続部材201の第2弾性体223は、第1基板251に当接される。他方の接続部材301の第2弾性体223は、第2基板253に当接される。
2つの接続部材201、301は、互いに線対称となるように第1基板251と第2基板253との間に位置しているので、第1及び第2基板251,253を互いに近づく向きに押圧すると、第1弾性体221が押圧方向で少し潰された形態となり2つの接続部材201,301の第1弾性体221が第1接続部213a側へ押される。
2つの接続部材201,301には、第1導電部213の第1接続部213aの周囲に第1スリット217aが形成されているので、第1接続部213a及び第1接続部213aを配設している部分の基材211が、基材211の第1面211aの方向へ押されることによって基材211の第1面211aよりも上方へ変位する。
また、2つの接続部材201,301には、第2導電部215の第2接続部215aの周囲に第1スリット217bが形成されているので、第1及び第2弾性体221,223が押圧方向で少し潰された形態となったときに、第2接続部215a及び第2接続部215aを配設している部分の基材211が、基材211の第2面211bの方向へ押されることによって基材211の第2面211bよりも上方へ変位する。
この際、第1基板251の導電パッド251aと第1接続部213aとは所定の押圧力を保ちつつ相互に接続し、第2基板253の導電パッド253aと第2接続部215aとは所定の押圧力を保ちつつ相互に接続し、同時に第2接続部215b同士が接続する。したがって、第1基板251及び第2基板253は、第1導電部213及び第2導電部215を介して電気的に接続される。
なお、第1及び第2導体部213,215は、図26に示すように、横U字状であってもよく、第1及び第2導体部213,215がC字状に配設されているものであっても良い。
本発明の接続部材は、半導体ウエハ、半導体素子など、複数の被接触部を有する接続対象物と接続する場合や、電子部品を搭載したプリント配線基板と接続するコネクタとしての用途にも適用できる。
本発明に係る接続部材の実施例1を示す平面図である。 図1に示した接続部材のII-II線断面図である。 図2に示した接続部材を基板間で接続部材を一方の基板に接続した状態を示した断面図である。 図3に示した接続部材の変形例を示しており、第2接続部にピンコンタクトを接続した状態を示す断面図である。 図3に示した接続部材の変形例を示しており、第2接続部にソケットコンタクトを接続した状態を示す断面図である。 図1に示した接続部材の第1接続部及び第1接続部に対応する部分の基材に凹部を形成した変形例を示した平面図である。 図6に示した接続部材のVII-VII線断面図である。 図7に示した接続部材の変位状態を示す断面図である。 本発明に係る接続部材の実施例2を示す平面図である。 図9に示した接続部材のX-X線断面図である。 図10に示した接続部材を基板間で接続した状態を示した断面図である。 図9に示した接続部材に補強部材を設けた変形例を示す平面図である。 図12の補強部材が導体部よりも厚い場合を示したXIII-XIII線断面図である。 図12の補強部材が導体部よりも厚い場合を示したXIII-XIII線断面図である。 図9に示した接続部材に補強部材を設けた変形例を示す平面図である。 図9に示した接続部材に補強部材を設けた変形例を示す平面図である。 図9に示した接続部材に補強部材を設けた変形例を示す平面図である。 図17に示した接続部材のXVII-XVII線断面図である。 図9に示した接続部材の2つを用いて基板間を接続する前の状態を示す断面図である。 図19に示した接続部材の2つを用いて基板間を接続した後の状態を示す断面図である。 接続部材の実施例3を示す平面図である。 図21の接続部材をXXII-XXII線で断面した状態を拡大して示した断面図である。 図21に示した接続部材をコネクタとして用いた場合の平面図である。 図21に示した接続部材と接続するもう1つ接続部材をコネクタとして用いる場合の平面図である。 図21に示した接続部材と図24に示した接続部材とを接続する例を示した断面図である。 図21及び図24に示した接続部材の変形例を示す平面図である。
符号の説明
1,101,101´,201、301 接続部材
11,111,211 基材
11a,111a,211a 第1面
11b、111b,211b 第2面
13 導体部
13a 第1接続部
13b 第2接続部
14 凹部
17 スリット
21 弾性体
31,131,133,134 補強部材
51 第1基板(第1接続対象物)
51a 導体パッド
53 第2基板
61 ピンコンタクト(第2接続対象物)
63 ソケットコンタクト(第2接続対象物)
111c,211c 開口部
111g,211g 中間部分
113,213 第1導体部
113a,115a,213a,215a 第1接続部
113b,115b,213b,215b 第2接続部
115,215 第2導体部
117a,217a 第1スリット
117b,217b 第2スリット
121,221 第1弾性体
123,223 第2弾性体
151 第1基板(第1接続対象物)
153 第2基板(第2接続対象物)

Claims (3)

  1. 第1接続対象物及び第2接続対象物間を接続する接続部材において、
    絶縁性の基材と、該基材の第1面上の所定位置に配設された導体部とを有し、
    前記導体部は、前記第1接続対象物と接続する第1接続部と、前記第2接続対象物と接続する第2接続部とを有し、
    前記基材には、前記第1接続部の周囲の3方向にスリットが形成されており、さらに前記基材には、前記基材の前記第1面とは反対側の第2面側で前記第1接続部と対応する位置に弾性体が配設されており、
    前記第1接続部は、前記弾性体により押圧されて第1接続対象物と接続することを特徴とする接続部材。
  2. 第1接続対象物及び第2接続対象物間を接続する接続部材において、
    絶縁性の基材と、該基材の第1面上の所定位置に配設された第1導体部と、前記基材の前記第1面とは反対側の第2面上の所定位置に配設された第2導体部と、前記基材の前記第1面上の所定位置に配設された第1弾性体と、前記基材の前記第2面上の所定位置に配設された第2弾性体とを有し、
    前記第1導体部は、前記基材の前記第1面に配設される前記第1接続対象物と接続する第1接続部を有し、
    前記第2導体部は、前記基材の前記第2面に配設される前記第2接続対象物と接続する第2接続部を有し、
    前記第1導体部と前記第2導体部とは、前記基材に形成された開口部を介して接続されており、
    前記基材には、前記第1接続部の周囲の3方向に形成されている第1スリットと、前記第2接続部の周囲の3方向に形成されている第2スリットとを有し、
    前記第1接続部には前記基材の前記第2面側で前記第1接続部と対応する位置に前記第1弾性体が配設されており、
    前記第2接続部には前記基材の前記第1面側で前記第2接続部と対応する位置に前記第2弾性体が配設され、
    前記第1接続部は、前記第1弾性体により押圧されて前記第1接続対象物と接続し、前記第2接続部は、前記第2弾性体により押圧されて前記第2接続対象物と接続することを特徴とする接続部材。
  3. 請求項1又は2記載の接続部材において、前記基材には、前記第1面及び前記第2面のうち少なくとも一方の面の所定位置に補強部材が配設されていることを特徴とする接続部材。
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